SS63


モバP「俺、プロデューサー辞めるから」

■P喫茶店シリーズ


1:ミガサ:2013/05/24(金) 20:35:24.18 :h6nWLacG0

もはや前提を覆しているような気がするが気にしない。
安価SSです。シリアスにはならない予定。


P「ちひろさん。今までお世話になりました」

ちひろ「……本当に辞めちゃうんですか?」

P「すみません。もう自分の夢を掴むには、このタイミングしかなくて」

ちひろ「わかりました……でも、アイドル達には」

P「俺から説明します……最後まで責任は取りますよ」

ちひろ「……本当に、お疲れ様でした」


2:ミガサ:2013/05/24(金) 20:37:42.25 :h6nWLacG0

―――事務所―――

P「幸子」

幸子「なんですか?プロデューサーさん」

P「言いたいことがあるんだ」

幸子「言いたいこと……ああ、やっとボクの可愛さに気づい―――」

P「俺、プロデューサー辞めるんだ」

幸子「……はい?」


3:ミガサ:2013/05/24(金) 20:40:05.23 :h6nWLacG0

幸子「ちょ、ちょっと待ってくださいプロデューサーさん!?」

P「なんだ?」

幸子「なんだ?じゃないですよ!プロデューサー辞めるなんて、冗談ですよね?!」

P「……冗談じゃ、ないんだ」

幸子「そん、な」

P「……ごめんな」

幸子「何をしたんですか?!仕事上のミス?!それとも、営業先との―――」

P「いや、そういうんじゃなくて。これは俺の我が儘なんだ」


4:ミガサ:2013/05/24(金) 20:42:32.16 :h6nWLacG0

幸子「我が儘?」

P「ああ。俺さ、夢があったんだ」

幸子「トップアイドルを育てることとは別に、ですか?」

P「そう。小さい頃から、ずっとやりたかった夢」

P「その夢が、もう少しで叶いそうなんだ」

幸子「……どんな夢か、お聞きしても?」

P「それはごめんな。実現したら、いつか教えるよ」

幸子「いつかって……いつですか……」

P「すぐだよ。俺も出来るだけ早く教えられるように頑張るから」


5:ミガサ:2013/05/24(金) 20:46:32.63 :h6nWLacG0

幸子「そんなの……」

P「社長にも、無理言って聞いてもらった。社長は渋々だけど、認めてくれたよ。俺の夢を」

P「散々愚痴言われたけどな。ははは……」

幸子「……そうまでされたら、ボクからは何も言えないじゃないですか」

P「ごめんな」

幸子「卑怯、ですよ。馬鹿、ですよ。こんなに可愛いボクのプロデューサーを、してるのに……っ」

P「……何を言われる覚悟もできてる」

幸子「えぐっ、ぐすっ……」


6:ミガサ:2013/05/24(金) 20:49:36.85 :h6nWLacG0

幸子「……ぐすっ……プロデューサー、さん」

P「なんだ?」

幸子「すぅ、はぁ……」

幸子「こんな可愛いボクを捨ててまで夢を追いかけるんです。絶対に、絶対に夢を叶えないとダメですよ?!」

幸子「これで夢を叶えられませんでしたー。なんて、絶対認めませんからね!!絶対ですよ!!」

P「幸子……」

幸子「あと。ちゃんと最後まで、お別れの日まで、ボクのことちゃんとプロデュースしてくださいね!」

P「……ありがとう、幸子」

幸子「べ、別にお礼を言われるような事じゃないですよ!ボクは当然のことを言ったまでです!」


7:ミガサ:2013/05/24(金) 20:51:27.83 :h6nWLacG0

P「わかった。最後まで全力で幸子をプロデュースするよ」

幸子「……でも、やっぱり」ポスッ

P「……」

幸子「少しだけ、少しだけ、顔見ないで、目をつぶって、ボクを抱きしめててください」

P「……ああ」ギュッ

幸子「ぐすっ、うぐっ」

幸子「うあああぁぁぁぁ……」


8:ミガサ:2013/05/24(金) 20:54:12.69 :h6nWLacG0

―――その一週間後―――

P「えーっと。皆さん、今まで本当にありがとうございました」

ホントウニヤメチャウンデスカ?! ウグッエグッ ヤダヨォヤダヨォ

P「……ごめん、本当にごめん。俺の我が儘で―――」

ちひろ「プロデューサーさん」

P「ちひろさん?」

ちひろ「笑ってお願いします」

P「え?」


9:ミガサ:2013/05/24(金) 20:58:20.22 :h6nWLacG0

ちひろ「笑って、お別れしましょう?」

ちひろ「それを、みんなも望んでいるはずです」

ちひろ「……少なくとも、私は。笑って別れたいです」

P「……そう、ですよね」

ちひろ「ほら、みんなも笑って笑って!これが永遠の別れになるワケじゃないんだから!」

P「みんな……今まで楽しい思い出をありがとう!」

P「俺はこの事務所で過ごした日々、絶対忘れないから!」

P「また、何処かで!!絶対に、会えるから!!」

P「……さよ、なら!!」

ちひろ「最後に、泣くなんて、台無しじゃないですか」

P「ぐすっ、ちひろさん、こそ!」

ちひろ「ほ、ほら、笑って……笑っ……ぐすっ」


11:ミガサ:2013/05/24(金) 21:01:38.39 :h6nWLacG0

―――お別れパーティ後―――

P「幸子」

幸子「……なんですか、Pさん?」

P「はは。幸子に名前を呼ばれるのも久しぶりだな」

幸子「そうですね……」

P「最後に、言い忘れてた事があってさ」

幸子「なんですか?」

P「どうしても、どうしても何かあったなら……俺の机の上から二番目の引き出しを開けてみろ」

幸子「……わかりました」

P「俺の最後の置き土産、だ。幸子にだけ教えておくよ」

幸子「……」

P「大丈夫だって、また会えるよ」ポン

幸子「こ、子供扱いはやめてくださいよ」

P「ははは……それじゃ、またな」

幸子「はい……また」


13:ミガサ:2013/05/24(金) 21:04:09.34 :h6nWLacG0

―――事務所 幸子目線―――

それから。

二週間くらいが経ちました……

幸子「仕事、ですか」

ちひろ「はい。今回は水族館観光です」

幸子「……あの人がいなくなってから、無茶な仕事がなくなりましたね」

ちひろ「……そうですね」

幸子「……凛さんとまゆさんは?」

ちひろ「なんとか気力で仕事をしてる状態です……でも、心配ですね」

幸子「……」

あの日から。

すべてが変わってしまいました。


15:ミガサ:2013/05/24(金) 21:06:43.35 :h6nWLacG0

プロデューサーさんがいなくなって。

一週間くらいは、立ち直れない人が沢山いました。

凛さんやまゆさんは特にひどく、部屋に引きこもっていたようです。

ボクみたいに、最後に声をかけてもらった人達はかなり早く仕事に復帰しました。

大人組の皆さんはもういつもと変わらない様子で……さすがです。

……でも、やっぱり。

ボクも、みなさんも。

どこか―――壊れてしまいそうで。

幸子「……」

プロデューサーさんの、机。

幸子「……」

あの日、言われたこと。


16:ミガサ:2013/05/24(金) 21:08:34.17 :h6nWLacG0

P『どうしても、どうしても何かあったなら……俺の机の上から二番目の引き出しを開けてみろ』

幸子「……」

プロデューサーさんの机に手を伸ばします。

ちひろさんが見てるのも、気になりませんでした。

二番目の引き出しに、手をかけ―――

幸子「……っ」

音を立てて、勢いよく、開きました。


19:ミガサ:2013/05/24(金) 21:11:56.69 :h6nWLacG0

幸子「……?」

入っていたのは、折りたたまれた一枚の紙。

幸子「なんだろう、これ」

ちひろ「幸子ちゃん……それは?」

幸子「……プロデューサーさんの、置き土産だそうです」

ちひろ「置き土産……?」

紙を開き、中を見ます。

そこには―――下手くそな、焦って書かれたような地図が、記されていました。


20:ミガサ:2013/05/24(金) 21:14:00.47 :h6nWLacG0

幸子「……地図?」

ちひろ「たぶん……このあたりでは、ないと思うんですが……」

幸子「それにしても……下手くそですね」

ちひろ「凄く焦って書いたみたいですね……」

幸子「……ちひろさん。この地図に書かれてる場所、調べてくれませんか?」

ちひろ「わかりました。あの人の置き土産だというのなら……」

その日。

地図が気になって、レッスンどころの話ではなくなってしまいました。


22:ミガサ:2013/05/24(金) 21:15:52.32 :h6nWLacG0

―――翌日―――

幸子「ちひろさん」

ちひろ「はい。わかりましたよ。場所」

幸子「……どこ、ですか?」

ちひろ「○○区の、△△というところです」

幸子「……あの、えっと」

ちひろ「幸子ちゃん。行ってらっしゃい」

幸子「……へ?」

ちひろ「今日のレッスンは全部キャンセルしておいたわ」

幸子「ちひろ、さん」


24:ミガサ:2013/05/24(金) 21:17:48.00 :h6nWLacG0

ちひろ「早く行きなさい。ちゃんとした地図も書いておいたから」

幸子「その、あの……ありがとう、ございます」

ちひろ「ふふっ。お礼なんていらないわよ」

ちひろ「ちょーっとばかし、スタドリを買ってくれれば―――」

幸子「行ってきます」

ちひろさんは、相変わらずでした。




ちひろ「……まぁ、きっと驚くでしょうねー……」


25:ミガサ:2013/05/24(金) 21:22:16.90 :h6nWLacG0

―――○○町 △△―――

幸子「……ここ、ですかね」

幸子「……休業中……?」

幸子「居酒屋さんか何か、ですかね?でも、それにしてはお洒落なような……」

幸子「……まさか」

カランカラーン!

???「あ、すみません。まだ休業中で―――」

幸子「あ……」

???「ああ、なんだ幸子か。久しぶり、かな。そろそろ来るかなとは思ってたけど」

幸子「何を、してるんですか……?」

???「何って、そりゃ」


P「喫茶店、だけど?」


28:ミガサ:2013/05/24(金) 21:24:06.98 :h6nWLacG0

―――数分後―――

幸子「……馬鹿」

P「あのー。幸子さんや」

幸子「Pさんの、馬鹿。馬鹿馬鹿馬鹿」

P「俺が悪かった。だけど、ちゃんと地図は残しただろ?」

幸子「許しません。凄くびっくりしたんですから」

P「あのー。わかりましたので、そろそろ離していただけると……」

幸子「ふんだ」ギューッ

P「(拗ねてる幸子も可愛いなぁ)」


30:ミガサ:2013/05/24(金) 21:26:52.07 :h6nWLacG0

幸子「それで、こんなところで何をしてるんです?」

P「さっきも言ったけど、喫茶店」

幸子「……それが、夢ですか?」

P「ああ、小さい頃から、こんなこじんまりとした喫茶店を経営するのに憧れてたんだ」

幸子「言うのを引き伸ばしたのは?」

P「ここを買い取れるかどうかまだわかんなかったんだよ」

幸子「あの地図の下手くそさは?」

P「買い取れたと同時に書いたから。時間なかったし」

幸子「……馬鹿」

P「……とりあえず、何か飲むか?奢るぞ」


31:ミガサ:2013/05/24(金) 21:29:03.34 :h6nWLacG0

幸子「……お勧めは?」

P「うーん……ダージリン、かな」

幸子「それじゃ、それを」

P「かしこまりました。お客様」

幸子「……ぷっ。似合ってないですよ」

P「悪かったな」

幸子「でも……少し、格好良い……と思います」

P「……ありがとな」


32:ミガサ:2013/05/24(金) 21:31:29.53 :h6nWLacG0

P「こちらがダージリンになります」

幸子「……結構、いい香りがしますね」

P「素材にはこだわってるからな」

幸子「……いただきます」

幸子「……なんですかこれ。凄く美味しいんですけど」

P「喫茶店を経営するんだから、これぐらいの味は出せないとな」

幸子「でも、今まで飲んだ中で一番美味しいですよ?」

P「そりゃどうも。店主冥利につきるってもんだ」


34:ミガサ:2013/05/24(金) 21:33:32.37 :h6nWLacG0

幸子「……」

P「落ち着いたか?」

幸子「はい……あの。Pさん」

P「なんだ?」

幸子「さっき、店主って言ってましたけど……ほかに人は?」

P「まだ俺だけ」

幸子「そう、ですか。寂しいですね」

P「まぁな」

幸子「……よし」


35:ミガサ:2013/05/24(金) 21:35:06.48 :h6nWLacG0

幸子「Pさん!」

P「なんだ?」

幸子「こんな可愛いボクが、ここでバイトしてあげますよ!」

P「……なんだって?誰が?」

幸子「ボクが!」

P「どこで?」

幸子「ここで!」

P「……何をするって?」

幸子「バイトですよ!」

P「……いやいやいやいや!!」


36:ミガサ:2013/05/24(金) 21:38:39.75 :h6nWLacG0

幸子「なんですか?可愛いボクに不満があるんですか?」

P「いや、容姿に問題があるわけじゃなくて」

幸子「じゃあなんですか」

P「お前、アイドルじゃん?仕事もあるじゃん?レッスンもあるじゃん?それに14歳じゃん?」

幸子「大丈夫です!なんとかしますよ!ちひろさんが!」

P「ちひろさん……」

幸子「こんなに可愛いボクを雇えるんですよ?感謝してくださいね!!」

P「……まぁ、いいか。幸子に教えたから、こうなることは大体予測してたというか……」

幸子「ふふーん!楽しみにしててくださいね!あっという間に大人気店ですよ!」

P「……俺はこじんまりしてた方がいいんだけどなぁ」

幸子「目指すはトップカフェです!可愛いボクがバイトするんですからね!」


37:ミガサ:2013/05/24(金) 21:41:08.82 :h6nWLacG0

―――翌日―――

幸子「~♪~♪」

ちひろ「幸子ちゃん、上機嫌ですね」

幸子「そう見えますか?」

ちひろ「実際そうなんでしょうけど。会ったんでしょう?Pさんに」

幸子「……なんで知ってるんです?」

ちひろ「何回も経営とかについて相談されましたし」

幸子「……むぅ。知ってるのはボクだけだと思ったのに」

ちひろ「残念でしたね。私もこの前お邪魔しましたけど、いいお店ですよね」

幸子「そうですよね!まぁ、ボクがバイトするんですからお洒落な店なのは当然ですけど!」

ちひろ「え?」

幸子「え?」


38:ミガサ:2013/05/24(金) 21:44:23.78 :h6nWLacG0

ちひろ「……はぁ。幸子ちゃん……」

幸子「わかってます。レッスンとか、仕事もちゃんとこなしますから!」

ちひろ「……まぁ、幸子ちゃんなら大丈夫でしょう」

幸子「ありがとうございます!」

ちひろ「それじゃあ、今日は早く上がれるようにしときますね。その代わり、明日は頑張ってください」

幸子「はい!」

幸子「……でも」

ちひろ「なんですか?」

幸子「あ、いえ……なんでも」

幸子「(ボクだけ幸せっていうのは……なんか)」

幸子「(そうだ。誰か一人にだけ教えてあげることにしましょう!ボクは優しいので!)」


幸子が教えたアイドル >>40 


40:2013/05/24(金) 21:45:06.02 :kBDesWQpo
ユッキ


45:ミガサ:2013/05/24(金) 21:48:45.34 :h6nWLacG0

―――女子寮 友紀の部屋―――

幸子「……お邪魔しまーす」

友紀「……んー?幸子ちゃーん?」

幸子「うわっ!酒臭っ……なんですかこのビール缶の山?!」

友紀「えへへー。幸子ちゃんも飲むー?」

幸子「なんで昼間から酒盛りなんてしてるんですか!ちょ、缶ビール渡そうとしないで!」

友紀「一緒に飲もうよー。飲む相手がいなくてつまらないんだよー……」


46:ミガサ:2013/05/24(金) 21:51:08.58 :h6nWLacG0

幸子「はぁ、もう仕方ないですね……友紀さん、ちょっとお出かけしましょう」

友紀「お出かけー?なんでー?」

幸子「酔い醒ましにいい紅茶とかを出してくれる喫茶店を見つけたんですよ。一緒に行きましょう」

友紀「紅茶かー。うん、行くー……」ダラーン

幸子「ちょ、寄りかかってこないでくださいよ!」

友紀「楽しみだなー!」

幸子「とりあえず自分で歩いてくださーい!」


47:ミガサ:2013/05/24(金) 21:54:02.93 :h6nWLacG0

―――P喫茶店―――

カランコローン

P「いらっしゃいま」

幸子「Pさん!この酔っ払いを早くどうにかしてくださいよ!!」

友紀「えっへへへへ……」

P「……なんで連れてきた?」

幸子「だって……ボク一人だけ幸せなのも……何か」

友紀「酒だー!酒をよこせー!」

P「幸子は優しいなぁ!だけど人選間違ってないかなぁ!!」

幸子「とりあえず酔い醒ましになりそうな飲み物でも作ってあげてください!ああもう、ほら、座って!」

友紀「なんだぁー?!酒はないのか酒はー!!」

P「無茶苦茶だな……まぁ、いいけど……」


48:ミガサ:2013/05/24(金) 21:56:46.98 :h6nWLacG0

P「ほい、シジミの味噌汁」

幸子「……まぁ、予想はついてましたけど」

友紀「いっただっきまーす!」ゴクッゴクッ

幸子「うわぁ、味噌汁を一気飲みしてる……」

友紀「ぷはぁっ!うまい!もう一杯!!」

P「へいへい」

幸子「味噌汁をもう一杯っておかしくないですか?!」

P「友紀にとっては普通なんだよ……」


50:ミガサ:2013/05/24(金) 21:59:58.91 :h6nWLacG0

友紀「ぷっはぁ!いやぁ、プロデューサーの作る味噌汁は美味しいね!」

P「そりゃどうも」

友紀「……え?」

P「ん?」

友紀「ぷ、プロデュー……サー……?」

P「そうだけど」

友紀「……」ポロッ

P「えっ」

幸子「えっ」

友紀「うわぁぁぁぁぁあああああん!!プロデューサーぁああああ!!寂しかったよぉぉおおお!!」ギューッ!!

P「ちょ、友紀、落ち着けって!落ち着けえええええ!!」


51:ミガサ:2013/05/24(金) 22:02:08.12 :h6nWLacG0

友紀「えぐっ、ぐすっ。ずずーっ」

幸子「(泣きながら味噌汁飲んでる……)」

P「落ち着いたか?」

友紀「うん……」

幸子「なんか、ごめんなさい。Pさん」

P「いんや。どうせみんなに教えるつもりだったし。いいよ」

友紀「……それで、プロデューサー……えっと、Pさん?はなんでここにいるの?」

P「ああ、それは」カクカクシカジカ

友紀「……そーなんだ」


52:ミガサ:2013/05/24(金) 22:04:20.33 :h6nWLacG0

友紀「……ね、Pさん」

P「なんだ?」

友紀「ここ、お酒ある?」

P「あるけど……あっ」

友紀「それじゃ再会の証に、カンパーイ!!ほらほらPさん、お酒お酒!!」

P「お酒は夜しか出さないんです」

友紀「いいじゃん夜までいるつもりだし」

幸子「夜まで居座る気ですか?!」

友紀「だってあたし今日一日オフだしー」


55:ミガサ:2013/05/24(金) 22:07:31.03 :h6nWLacG0

友紀「というわけでほら!あたしは客、Pさんは店主!」

P「……はぁ、仕方ないか」

幸子「え、本当にお酒出すんですか」

P「そりゃ……もうこういう状態になった友紀は止められないからな」

友紀「えへへー。わかってんじゃーん」

P「はいはい。お酌しますよ」

幸子「いや喫茶店ですよねここ?」

友紀「んー?居酒屋じゃないのー?」

幸子「喫茶店です!!」

その日から、一週間に何度か友紀が酒盛りする会場がP喫茶店になったそうな……




友紀「あ、そだそだ。誰かに教えてあげよーっと」

友紀が言いふらしたアイドル >>57


57:2013/05/24(金) 22:08:17.25 :iKaMXOby0
なす


62:ミガサ:2013/05/24(金) 22:10:54.78 :h6nWLacG0

友紀「茄子さーん」

茄子「なん、ですか?」

友紀「一緒に今日飲もうよー」

茄子「……ごめんなさい、今日は」

友紀「どったの?」

茄子「……財布、なくしてしまって」

友紀「そ、そうなんだー……」

友紀「(Pさんがいなくなってから茄子さん、ほたるちゃんみたいになっちゃったんだよなぁ……)」


64:ミガサ:2013/05/24(金) 22:12:11.92 :h6nWLacG0

友紀「あたしが奢るから心配しないで!」

茄子「……でも、悪いですし」

友紀「いいからいいから!行こっ!」

茄子「あ、あの……」

友紀「大丈夫だから!うん!」

茄子「……?」


67:ミガサ:2013/05/24(金) 22:14:33.49 :h6nWLacG0

友紀「うわっ!?空からぺ、ペンキがっ!危ないなぁ、もう」

茄子「……ごめんなさい」

友紀「にゃっ!?か、カラスが追ってくるー!!」

茄子「……もう、私は置いていってくれると」

友紀「まだまだーっ!ってうわ?!今度は雨?!降水確率0なのに?!」

茄子「……」

友紀「負けない、あたしは負けないぞー!!」


68:ミガサ:2013/05/24(金) 22:18:40.12 :h6nWLacG0

―――P喫茶店―――

友紀「着いたー!!」

P「またお前……ってボロボロじゃないか?!どうしたんだ?!」

友紀「いやぁ。あはは……茄子さん連れてきたらこんなことに」

茄子「……P、さん?」

P「え、でも茄子さんって……」

友紀「いや、あの、こういうことで」カクカクシカジカ

P「……信じられないな」

友紀「でも本当なんだって……って茄子さん?」

茄子「P……P、さん……」ポロポロ ギュッ

P「……またこうなるのか」

友紀「あー。Pさん泣かしたー」

P「じゃかあしい。そっちから入ってシャワーでも浴びてこい。着替えとか、いつものは用意してやっから」

友紀「あんがとー。気が利くねぇ、Pさん」


71:ミガサ:2013/05/24(金) 22:20:24.54 :h6nWLacG0

―――数分後―――

友紀「Pさん、ジャージあんがとー。ちと大きいけど」

P「まぁ、俺のだしな」

友紀「へぇ、Pさんの……ふふっ」

P「なぁ、友紀。それとな」

友紀「何?」

P「茄子さん、運戻ったみたいだぞ?」

友紀「……んん?」


73:ミガサ:2013/05/24(金) 22:24:38.36 :h6nWLacG0

茄子「あ、えっと……はいっ♪」

P「俺も信じられないんだけどな」

P「まずさっき、警察の人が【偶然】にもここに寄って【偶然】拾った財布の落とし主を探してて、【偶然】その財布は茄子さんの物だった」

P「で、【偶然】なのかしらないが、服は雨で全く濡れてなかった。ってか【偶然】乾いたのか?」

P「最後に【偶然】、仕入れ業者の人が来て、【偶然】、ビールをおすそ分けしてくれた」

友紀「Oh……」

茄子「あの……心配かけて、すみませんでした」

友紀「いやいいよ、うん……絶好調みたいだし……」


74:ミガサ:2013/05/24(金) 22:30:16.42 :h6nWLacG0

茄子「というわけで、今日は私が奢っちゃいます!」

友紀「え?財布の中身……」

茄子「【偶然】、無傷でしたっ♪」

友紀「そ、そっすか」

P「まぁ、茄子さんが元に戻ってよかったよ。あ、ほい友紀、ビール。茄子さんはカクテルで」

茄子「ありがとうございます」

友紀「じゃあ茄子さんが元に戻った記念に、カンパーイ!」

茄子「カンパーイ、です。ふふふっ♪」

友紀「(やっぱり、茄子さんの幸運のトリガーって……どう考えてもPさんだよねぇ……)」

茄子「美味し……ふふっ♪」



茄子「幸運を誰かにおすそ分けしましょー♪」

【偶然】茄子に選ばれたアイドル >>77


77:2013/05/24(金) 22:31:03.62 :KHEsmUcmO
棟方師匠


83:ミガサ:2013/05/24(金) 22:36:58.58 :h6nWLacG0

愛海「最近物足りない……うーん」

茄子「あら、愛海ちゃん」

愛海「むむっ!極上の果実の香りっ!……うーん」

茄子「どうしたの?元気なさそうだけど……」

愛海「実は……プロデューサーいなくなってから、一日がつまんなくて」

茄子「あら?女の子に囲まれてるじゃない」

愛海「そうじゃなくて……プロデューサーと馬鹿やってるのが楽しいっていうか……」

愛海「最近じゃ、みんな中々可愛い反応返してくれないしー……」

茄子「それじゃ、ここに行ってみるといいかも」

愛海「……どこここ?」

茄子「秘密、です♪でも、きっと幸せになれますよ♪」

愛海「茄子さんが言うなら……」


84:ミガサ:2013/05/24(金) 22:40:21.88 :h6nWLacG0

―――P喫茶店―――

愛海「喫茶店かー……」

P「え?愛海?」

愛海「え?プロデューサー?」

P「なんでお前が?お前今、少年院にいるって……」

愛海「え、あたしってそういうキャラなの……?」

P「どう脱獄した?」

愛海「してないよっ!嘘だよそれ!」

P「いやぁ。俺がいなくなる前、いなくなってからの事考えて一番心配したのお前だからな」

愛海「嬉しいやら悲しいやら……」


86:ミガサ:2013/05/24(金) 22:42:38.54 :h6nWLacG0

愛海「で、なんで喫茶店なんか?」

P「そりゃあ、カクカクシカジカで」

愛海「本当にカクカクシカジカ言ってる人初めてみたよ……」

P「ああ、違った。カギカッコの外に出さないとな」カクカクシカジカ

愛海「ふーん。なるほど、夢だったんだ」

P「そそ。で、何か頼むか?」

愛海「うーん……じゃあ、ウェイトレスさんを一人お願いしようかなっ♪」

P「は?」

愛海「え?いないの?ウェイトレスさん?」

P「そういう問題じゃねぇよ」


92:ミガサ:2013/05/24(金) 22:46:32.65 :h6nWLacG0

愛海「どういう問題なのさ?」

P「俺はメニューを聞いてるんだが」

愛海「メニューにないの?ウェイトレス」

P「バイトならいるけど。メニューにはない」

愛海「じゃあバイト一人お願いしまーす」

P「だからメニューにございませーん」

愛海「何?プロデューサーあたしの事嫌いなの?嫌いだからこんな意地悪するの?」

P「お前が嫌いだったらこんなコントに付き合ってねぇよ」

P&愛海『へへへへへへ』


94:ミガサ:2013/05/24(金) 22:49:06.05 :h6nWLacG0

P「で、改めてメニューを」

愛海「ウェイトレスさん一人」

P「冗談じゃなかった?!」

愛海「冗談冗談。あたしはメイドさんの方が好きだし」

P「どっちが冗談なんだよ?!」

???「Pさん!さっきから何を騒いでるんです?!」

P「?!」

愛海「むむむっ!女の子の声っ!……あれ、でも何処かで聞いたことあるような」

P「待て!今は来るな!!」

???「何馬鹿なこと言ってるんです?バイトなのに仕事しないなんて、どこかのニートじゃあるまいし」


95:ミガサ:2013/05/24(金) 22:50:51.51 :h6nWLacG0

幸子「で、何騒いでるんですPさ……」

愛海「ウェイトレスさんはっけーん!!」バッ

幸子「きゃあああああ?!」

P「だから来るなって言ったのに」

愛海「ん?幸子ちゃんじゃん?」モミモミ

幸子「話しながら揉まないでくださいっ!!」

P「(眼福眼福)」

幸子「何見てるんですかPさんもっ!!」


97:ミガサ:2013/05/24(金) 22:54:08.38 :h6nWLacG0

愛海「へぇ。ミニスカートのメイド服を基調としたデザイン……そしてこだわりのホワイトプリム!」モミモミ

愛海「絶対領域を見せることにより、幸子ちゃんのセクシーさを強調!」モミモミ

愛海「可愛い幸子ちゃんを更に可愛く見せるための様々な工夫が施されている……」モミモミ

愛海「さすが、プロデューサー!わかってるね!」モミモミ

P「愛海、これを理解してくれるのはお前だけだよっ……!!」

愛海「bグッ」モミモミ

P「bグッ」

幸子「いいからとりあえず揉むのをやめてくださーい!!!」


98:ミガサ:2013/05/24(金) 22:56:47.52 :h6nWLacG0

幸子「一体何を考えてるんですか?!」

愛海「ヤバイと思ったが性欲が抑えきれなかった」セイザッ

P「今は反省している」セイザッ

幸子「何を言っているんですか?!」

愛海「だって、目の前にウェイトレスさんが突如出現したんだよ?!いつ揉むの?!」

P「今でしょ!!」

幸子「Pさんは黙っててください!!」

P「ウィッス」


99:ミガサ:2013/05/24(金) 23:00:18.02 :h6nWLacG0

幸子「とにかく……お客様、なんですよね?」

愛海「うん。一応」

幸子「はぁ……それじゃ、なにか飲みますか?」

愛海「……うーん。ミルク」

幸子「……卑猥な意味じゃ、ないですよね」

愛海「当たり前じゃん。流石にそこまで変態じゃないよ。あたしは」

幸子「……かしこまりました。ほら、Pさん」

P「アイアイサー!」

愛海「……ふふっ、うん、やっぱ」

愛海「プロデューサーがいた方が、面白いね!」



愛海「ふふふ……ウェイトレスを増やすために誰かに教えてあげよう……♪」



愛海にウェイトレス候補にされたアイドル >>102


102:2013/05/24(金) 23:01:03.56 :RJUutW2AO
美世


142:ミガサ:2013/05/25(土) 20:50:28.95 :NoYI+IHP0

―――女子寮 美世のガレージ―――

愛海「むふふ~。美世さんとか、あのウェイトレス服似合いそうだな~♪」

愛海「プロデューサーに雇わせよう、そうしよう!」

愛海「大丈夫大丈夫。プロデューサーならきっとノリで雇ってくれるって」

愛海「というわけで美世さーん!お邪魔しまーす♪」


美世「あはは、あはははは、あはははははは……」ガチャガチャガチャガチャ


愛海「(あかん)」


144:ミガサ:2013/05/25(土) 20:54:23.42 :NoYI+IHP0

美世「あははは。ブレーキってこんな簡単に外れちゃうモノだったんだー……あははは」ガチャガチャガチャ

愛海「ちょ、美世さん!それは外しちゃダメですよ!?」

美世「あれ?愛海ちゃん?……一緒にドライブしようよ~」

愛海「それ確実にGo to hellですよね!?」

美世「まっさかぁ~。あははあはは」

愛海「それだいぶ末期ですよ?!ちょ、一緒にお出かけしましょう!」

美世「車で?」

愛海「歩きで!!」


145:ミガサ:2013/05/25(土) 20:56:11.95 :NoYI+IHP0

美世「やーだー。歩きたくないー。ガレージから外に出たくないー……」

愛海「何言ってるんですか。ほら行きますよ!」グイグイ

美世「うー……」

愛海「(あれ、今なら胸揉み放題じゃね?)」

美世「……」ササッ

愛海「いやなんで胸隠すんですか」

美世「なんとなく……」


147:ミガサ:2013/05/25(土) 20:58:03.96 :NoYI+IHP0

―――P喫茶店―――

愛海「たのもー!!」

P「何奴?!」

愛海「我が名は【孤高の揉み手】、棟方愛海!!」

P「くっ、この道場の看板は渡さんぞ!!」

愛海「まぁ、あのさ」

P「急に普通のテンションに戻るのやめてくれない?」

愛海「あのウェイトレス服が似合いそうな子連れてきたんだけど」

P「話聞いてる?ねぇ」


148:ミガサ:2013/05/25(土) 21:01:42.90 :NoYI+IHP0

幸子「いらっしゃ……なんだ愛海さんですか」

愛海「ウッヒョー!ウェイトレス幸子ちゃんキタ━(゚∀゚)━!」

幸子「警察呼びますよ。早苗さんじゃなくて本物の方」

愛海「あっ、すみません勘弁してください」

幸子「それでなんで今日も来たんですか?」

愛海「いやぁ、それが」


美世「ここどこぉー……?帰りたいよぉ、早く車の点検しないとー……あたしはあの川を超えていくんだぁー!」


P&幸子「……」


150:ミガサ:2013/05/25(土) 21:06:14.58 :NoYI+IHP0

P「おーい。美世?」

美世「あたしはスズキSX4が好きだよー?」

幸子「美世さん。今日の日付って」

美世「FIATグランデプントもいいなぁ。エンジンは非力だけど」

P&幸子「(これはアカン)」

愛海「だから、こんな美世さんに今日はプロデューサーの熱ーいガソリンを注入してあげてよ!」

幸子「流石にその発言はちょっと引きますよ……?」


151:ミガサ:2013/05/25(土) 21:11:57.88 :NoYI+IHP0

P「美世。とりあえずこれ飲め」

美世「あたしはガソリン以外飲まないよ?」

P「いい加減目を覚ませ」ガンッ

美世「痛いっ」

幸子「Pさん、ちょっとそれは……」

P「いつもこうすりゃ直るんだよ」

愛海「そんな機械みたいな……」

美世「痛いなぁ!何するのプロデューサー!」


152:ミガサ:2013/05/25(土) 21:15:32.21 :NoYI+IHP0

美世「……え?プロデューサー?」

P「おう」

美世「TOYOTA CORROLA LEVIN GT-APEXじゃなくて?」

P「お、おう」

美世「TOYOTA CORROLA LEVIN SRでも、SUZUKI CAPPUCCHINOでもなくて?」

P「すまん、正直何言ってるかわからない」

美世「ホントに、ホントにプロデューサー?」

P「ああ」


154:ミガサ:2013/05/25(土) 21:18:14.89 :NoYI+IHP0

美世「……プロデューサー!」ギューッ!

P「うおっ!」

美世「プロデューサー!プロデューサー!プロデューサー!」ギュゥゥゥ

愛海「いいなぁ……」

幸子「ちょ、美世さん!嬉しいのはわかりますけど、Pさんから離れてください!」

美世「うー!もっとプロデューサー分を補給しないと、あたしのタンクが枯渇しそうなのー!」


155:ミガサ:2013/05/25(土) 21:23:05.47 :NoYI+IHP0

美世「はぁぁ……タンク満タン♪」ツヤツヤ

P「俺もタンク満タン!」

幸子「ふんっ」グリッ

P「痛い痛い!!」

愛海「あたしもタンクを満タンに「もしもし110ですか?」はいごめんなさい」

P「まぁ、なんだ。ホント、大丈夫か?」

美世「うん!あたしはもう大丈夫♪」

P「そっか。まぁなんだ。ここに来てくれれば、話は聞くからさ」

美世「ホント?!」


156:ミガサ:2013/05/25(土) 21:27:11.21 :NoYI+IHP0

愛海「あ、そうだ。もういっそここで働いちゃおうよ♪」

幸子「?!」

P「いやいや。美世の意見は」

美世「あ、それいいかも♪お給料ももらえるんだよね?」

P「ま、まぁ」

愛海「(ふひひ、やっぱプロデューサーは押しに甘いなぁ)」

幸子「だ」

幸子「ダメえええええ!!」

P&美世&愛海「?!」


157:ミガサ:2013/05/25(土) 21:30:46.22 :NoYI+IHP0

P「さ、幸子?」

幸子「あっ、え、えっと」

幸子「こんな可愛いボクが働いてるんだから、これ以上従業員を増やす必要はないですよ!ね?Pさん!」

P「え、でも人手は多い方が」

幸子「な い で す よ ね?!」

P「は、はい」

愛海「(あちゃ~。押しに弱いのが逆手に出たかぁ)」

美世「むー。ま、いっか!それなら毎日ここに来ればいいだけだもんね!」

幸子「そ、それなら……うん」

美世「プロデューサー!これからも、あたしのメンテよろしくねっ♪」



???「あ、あれは……」

翌日、偶然美世が喫茶店に入るのを見たアイドル >>160


160:2013/05/25(土) 21:31:12.12 :wvqkus6Wo
雪美


166:ミガサ:2013/05/25(土) 21:35:06.47 :NoYI+IHP0

雪美「……美世、さん……」

雪美「嬉しそう、だった……なんで……?」

雪美「……喫茶店……?」

雪美「……喉、乾いてない……けど」

雪美「……」

雪美「……入ろう」


167:ミガサ:2013/05/25(土) 21:37:24.22 :NoYI+IHP0

カランカラーン

P「いらっしゃいま……雪美?!」

雪美「……P?」

P「お前、なんでここに?」

雪美「美世さんが……入っていくの……見た」

P「ああ、美世か……」

雪美「……P、やっぱり赤い糸、繋がってた」

雪美「ずっと、探してた……仕事ない日は……一日中」

雪美「……やっと、会えた」


168:ミガサ:2013/05/25(土) 21:40:10.13 :NoYI+IHP0

P「おま……よく見れば靴とかボロボロじゃないか」

雪美「やっと、やっと、あえ……」ポロポロ

雪美「あれ……?嬉しい、のに……涙が」ボロボロ

雪美「P……P……」

P「……ごめんな。雪美」ナデナデ

雪美「P……っ!」ギュゥ

P「大丈夫だ。俺はもういなくならないから」

雪美「うん……うん……!」


172:ミガサ:2013/05/25(土) 21:43:09.31 :NoYI+IHP0

P「落ち着いたか?」

雪美「うん……Pの膝の上……落ち着く……」

幸子「Pさん。この箱って―――」

雪美「さち、こ?」

幸子「あ……雪美ちゃん」

雪美「……なんで、幸子、いるの?」ゴォォォオオオオオ

幸子「ひっ……」

P「雪美、どうどう」ナデナデ

雪美「あふ……///」


173:ミガサ:2013/05/25(土) 21:45:59.69 :NoYI+IHP0

P「雪美、幸子には俺が教えたんだ」ナデナデ

雪美「ん、なんで……?」

P「幸子は俺の担当アイドルの中でも、一番付き合いが長かったからな」

雪美「そう、なんだ」チラッ

幸子「な、なんですか」

雪美「……ごめんなさい」

幸子「え?」

雪美「幸子も……きっと、寂しかった」

雪美「私と……一緒」ニコッ


175:ミガサ:2013/05/25(土) 21:47:48.83 :NoYI+IHP0

幸子「そ、それは……まぁ」

雪美「……P」

P「なんだ?」

雪美「私も……働く」

P「は?」

幸子「え?」

雪美「アイドルの、仕事も、する。……いい?」

幸子「あ、あの……」

P「うーん……雪美。ごめんな。まだお前じゃ……」

雪美「私……料理、作れる」

P「え?」


176:ミガサ:2013/05/25(土) 21:49:38.16 :NoYI+IHP0

雪美「料理……Pのために……覚えた」

P「何が作れるんだ?」

雪美「オムライスとか……色々……」

幸子「で、でも、雪美ちゃんはまだ―――」

P「……幸子、ごめんな。一つだけ言わせてくれ」

幸子「なんでしょう?」

P「俺さ……料理、できないんだ」

幸子「は?」


177:ミガサ:2013/05/25(土) 21:52:13.95 :NoYI+IHP0

幸子「ちょっと待ってくださいよ!じゃあメニューにあるのは」

P「全部、レンジとかで簡単に調理出来る奴でさ……」

幸子「……」アゼン

P「ちゃんとした料理できる、そんなバイトでもいいから欲しいわけよ」

雪美「……私、頑張る」

幸子「……い、いや、でも料理なら茄子さんとか―――」

P「茄子さんが料理すると、もはやそれ、別の料理になるんだよ……食べた人の目から涙が溢れだしたり、突然体が輝き始めたり」

幸子「(なんとなく想像できてしまった……)」


179:ミガサ:2013/05/25(土) 21:56:20.97 :NoYI+IHP0

P「というわけでさ……幸子、頼むよ」

幸子「……仕方ないですね!許してあげますよ!ボクは優しいので!」

P「そうか!よかったな!雪美!」

雪美「うん……幸子も、ありがと」

幸子「ふ、ふんだ」

雪美「……負けない、から」ボソッ

幸子「え」

雪美「よろしく、ね?Pも、幸子も」

雪美「これで、いつまでも一緒……赤い糸、再び紡がれた……」


雪美「……まだ、寂しい人……沢山」

雪美が寂しそうと思った人 >>182


182:2013/05/25(土) 21:56:57.49 :ah+tnIo1O
桃華


189:ミガサ:2013/05/25(土) 21:58:57.04 :NoYI+IHP0

―――女子寮 桃華の部屋―――

雪美「……桃華、いる?」コンコン

桃華「……なんですの。雪美」ガチャ

雪美「……運命、見つけた」

桃華「運命?」

雪美「一緒に……来る」

桃華「ちょ、雪美……」


190:ミガサ:2013/05/25(土) 22:00:43.34 :NoYI+IHP0

桃華「なんですの、もう……」

雪美「……桃華、寂しい」

桃華「……そう、ですわね」

雪美「桃華、P、探してる。私と、一緒」

桃華「……探してませんわよ」

雪美「嘘。黒服の人……沢山、出入りしてる」

桃華「……」


191:ミガサ:2013/05/25(土) 22:02:35.47 :NoYI+IHP0

雪美「……桃華。運命、見つけた」

桃華「さっきから、運命って……」

雪美「P、見つけた」

桃華「本当ですの?!」

雪美「ふふ、桃華、可愛い」

桃華「あ……も、もう!///」

雪美「でも……P見つけたのは、本当」

桃華「本当、ですの?」


192:ミガサ:2013/05/25(土) 22:06:01.13 :NoYI+IHP0

―――P喫茶店―――

雪美「……ここ」

桃華「この辺は探したと思ってましたのに……」

雪美「やっぱり探してた……」

桃華「うっ……」

雪美「でも、これで、桃華も……嬉しい」

桃華「そう、ですわね」ニコッ

雪美「やっと……笑って、くれた」

雪美「私も、嬉しい……」ニコッ


193:ミガサ:2013/05/25(土) 22:07:25.19 :NoYI+IHP0

カランカラーン

雪美「P……お邪魔しま」

P「さ、幸子!早く拭けって!」

幸子「わ、わかってますよ!もう!」

雪美「……」

桃華「……」

P「あ……い、いらっしゃい」


194:ミガサ:2013/05/25(土) 22:09:07.33 :NoYI+IHP0

雪美「幸子……服のところどころ、白い」

幸子「こ、これは!」

雪美「P……背徳感が、欲しかったの?」

P「ち、違うっての!」

桃華「……」プルプル

雪美「桃華?」

桃華「……Pちゃま!!そこにお座り!!!!」

P「は、はいっ!」


197:ミガサ:2013/05/25(土) 22:11:33.17 :NoYI+IHP0

―――数分後―――

桃華「……つまり、生クリームですの?」

P「はい。そうです」セイザッ

幸子「あの……ボク、着替えてきてもいいですか……?」セイザッ

桃華「そ、そうですわね。お詫びに、雪美、着替えとかを手伝ってあげなさい」

雪美「桃華……わかった」タッタッタ

幸子「うー。ベトベトですよ……」スタスタ

桃華「……Pちゃま」

P「……なんでございましょうか」


198:ミガサ:2013/05/25(土) 22:14:06.92 :NoYI+IHP0

桃華「もう、こういう事はやめてくださると嬉しいですの」

P「はい。善処します」

桃華「そう、ではなくて……」ポフッ

P「……桃華?」

桃華「もう……私の前から、いなくなるのは……やめて……」

桃華「……ぐすっ……」

P「……ああ、ごめんな。桃華」ナデナデ



幸子「(入っていき辛い……)」

雪美「(少しくらいは……許す……正妻としての……余裕)」


199:ミガサ:2013/05/25(土) 22:17:29.17 :NoYI+IHP0

P「それで、これが作ってた新ケーキだ」

桃華「なかなか……美味しそうですわね」

雪美「うん……美味しそう」

P「まぁ、フルーツのっけたりしただけなんだけどな。大体は幸子がやってくれた」

幸子「ふふーん。可愛いボクにかかればケーキなんてお茶の子さいさいですよ!」

雪美「幸子……指」ニコッ

幸子「こ、これは転んだだけです!」

P「(まぁ、知ってたけどな。幸子がケーキ作り努力してたのは)」


200:ミガサ:2013/05/25(土) 22:22:17.28 :NoYI+IHP0

桃華「……うん、美味しいですの!」

雪美「美味しい……これなら、お店で出しても……大丈夫」

幸子「ふふーん!当たり前ですよ!なんて言ったって、このボクが作ったんですからね!」

P「ああ、頑張ったな幸子」ナデナデ

幸子「わぷっ、あ、あんま撫でないでくださいよ……まぁ、やめないでくださいね」

P「へいへい」

桃華「……むー」ガジガジ

雪美「桃華、フォーク、ガジガジしちゃダメ……」


202:ミガサ:2013/05/25(土) 22:26:00.15 :NoYI+IHP0

桃華「さて、と。私は帰りますわね」

P「え?もう?」

桃華「ええ。これから仕事がございますので……」

P「そっか、わざわざありがとうな」

桃華「いえ……これからは、来ようと思えばいつでもこれますし」

P「まぁ、今後ともご贔屓に」

桃華「当たり前、ですの!」


桃華「私が気に入ったこのお店、潰したら許しませんわよ♪」



桃華「……ボランティアで、調査に協力してくれた方々に、報告しなければなりませんわね」

桃華の調査にボランティアで参加してた娘達 >>203 >>204 >>205 もし被ったりしたら >>206


203:2013/05/25(土) 22:26:08.76 :QZUvtzdlo
美優さん


204:2013/05/25(土) 22:26:16.36 :wvqkus6Wo



205:2013/05/25(土) 22:26:19.00 :uahnkTdy0
泰葉


212:ミガサ:2013/05/25(土) 22:30:48.67 :NoYI+IHP0

美優「……Pさん、見つからないですね」

泰葉「……そうですね」

薫「き、きっともうすぐ、桃華ちゃんが見つけてくれるよ!」

美優「……そうだと、いいですね」

泰葉「……」

薫「あうう……あ、あれ?美優さん!携帯……」

美優「あら……桃華ちゃん、から?!」

泰葉「!」ガタッ


213:ミガサ:2013/05/25(土) 22:33:16.85 :NoYI+IHP0

薫「ほ、ほらね!!見つかったんだよ!きっと!」

美優「も、もしもし……」

桃華『美優さんですの?Pちゃまが、見つかりましたの!!」

美優「ほ、本当?!」

桃華『今から地図のデータを送りますの!」

美優「うん、うん!お願い!」

泰葉「本当に見つかったんですか?」

美優「うんっ!」


214:ミガサ:2013/05/25(土) 22:35:30.60 :NoYI+IHP0

―――P喫茶店―――

美優「Pさん!」ガチャ!

泰葉「Pさん!」

薫「せんせぇ!!」

P「うおおおお?!なんだなんだ?!」

幸子「こ、これまた沢山お客……いえ、うちのアイドルが……」

雪美「桃華……馬鹿……」ムスッ


215:ミガサ:2013/05/25(土) 22:38:32.76 :NoYI+IHP0

美優「Pさん……会いたかった……っ!」ギュッ

泰葉「P、さん、私……もう少しで……アイドル、辞めそうに、なって」ギュッ

薫「せんせぇ!せんせぇー!うわああああん!!」ギュウウウ

P「か、薫!首!首!あと美優さんは落ち着いて!泰葉、まだ辞めてないよな?!」

幸子「……モテモテですね」

P「み、見てないで助けてくれよ!!」

幸子「……ふんだ。雪美ちゃん、行きますよ」スタスタ

雪美「……うん」スタスタ

P「ちょ、おーい!!!」


217:ミガサ:2013/05/25(土) 22:41:27.29 :NoYI+IHP0

P「ど、どうどう……一人ずつ、話を聞こう。まず薫」

薫「……せんせぇ、いなくなっちゃったかと思って、心配で」ズビズビ

P「あーはいはい。まずは鼻水拭こうな……」フキフキ

薫「あうあうー」

P「で、泰葉。大丈夫だよな?!まだアイドル辞めてないよな?!」

泰葉「……もう少しで、また、人形になるところでした」

P「じょ、冗談……だよな?」

泰葉「いえ……冗談でも、比喩でもなく……」

P「す、すまなかった……」


219:ミガサ:2013/05/25(土) 22:43:19.19 :NoYI+IHP0

P「で、あの……美優さん」

美優「……」

P「怒って、ます?」

美優「怒ってます」

P「え、えーっと」

美優「なんで私を置いていったんですか?」

P「いや、そのー」

美優「幸子ちゃんや雪美ちゃんは……連れてきたんですね」

P「いや、二人共俺が連れてきたわけじゃなくてですね」


221:ミガサ:2013/05/25(土) 22:46:34.39 :NoYI+IHP0

美優「……馬鹿」

P「……すみません」

美優「どれだけ私が心配したと思ったんですか?私、私……」

P「美優さん……」

美優「ずっと、ずっと一緒にいれるって思ってた、のに」

美優「もう、私の前から、いなくならないでください」

美優「私の傍から、離れないで、ください……」ポロポロ

P「……はい」ギュッ



幸子「(あれ、今さりげなく……)」

雪美「(P……浮気……)」


222:ミガサ:2013/05/25(土) 22:49:09.53 :NoYI+IHP0

―――数分後―――

P「えーっと、紅茶持ってきたんですけど……」

美優「……しーっ」

薫「すぅ……すぅ……」

P「薫、寝ちゃいましたか」コト

泰葉「疲れてたんですよ……きっと」

P「泰葉も、ごめんな」コト

泰葉「私は……もう、大丈夫なので」

美優「……」ナデナデ

薫「うぅーん……せんせぇ……美優さぁん……すぅ」

美優「……ふふっ」


223:ミガサ:2013/05/25(土) 22:52:04.06 :NoYI+IHP0

泰葉「私の名前が入ってない……」

美優「拗ねないの、ね?」

P「ははは、泰葉もそういうとこで拗ねるんだな?」

泰葉「私、もう人形じゃないですから……拗ねたりもします」

美優「……Pさん。今の……夫婦みt「ケーキお持ちしました!」コトリ

美優「……もう、幸子ちゃんの意地悪」

幸子「なんですか?ボクはケーキ持ってきただけですよ」

美優「……いいですけど」

薫「喧嘩は……だめー……すぅ」

美優「ごめんね、薫ちゃん」ナデナデ

薫「えへへ……」


224:ミガサ:2013/05/25(土) 22:55:00.50 :NoYI+IHP0

泰葉「よいしょっと……」オンブ

美優「泰葉ちゃん、大丈夫?」

泰葉「これくらいなら……薫ちゃん、軽いですし」

P「すみません、送っていければよかったんですけど」

美優「いえいえ……喫茶店、頑張ってください」

泰葉「私たちも……たまに寄らせてもらいますから」

薫「……すぅ、すぅ」

P「ええ、ではまた」

美優「Pさん」

P「なんですか?」

美優「……えいっ」チュッ

P「?!」


229:ミガサ:2013/05/25(土) 23:00:08.20 :NoYI+IHP0

P「な、な、な」

美優「今日のお礼……です///」

泰葉「美優さん?行きますよ?」

美優「は、はーい」

P「あ、あの」

美優「……ええと、ま、またっ!」

P「……お、俺はどうしたら……」



美優「(……アイドルとプロデューサーの関係じゃないし……セーフ……よね?)」

泰葉「(美優さん……バレバレですよ……全く)」

薫「えへへ……みんな、みんな、幸せ……♪……すぅ、すぅ」




P「あ、そうだ。俺買い出しに行かないと」

幸子「留守番してますね」

雪美「早く……帰ってきて、ね?」

P「おう」


262:ミガサ:2013/05/26(日) 20:26:31.76 :rc+OHArs0

―――新春アイドルプロデュース&花見祭り元会場 神社―――

聖來「……はぁ」

菜々「……はぁ」

聖來&菜々『あれ?』

聖來「菜々さんじゃないですか」

菜々「聖來ちゃん……こんにちは」

聖來「こんなところでどうしたんですか?」

菜々「聖來ちゃんこそ」


263:ミガサ:2013/05/26(日) 20:31:16.23 :rc+OHArs0

聖來「あたしは……Pさんとの、思い出の場所を巡ってて……」

菜々「奇遇ですね。ナナもですよ」

聖來「菜々さんも、ここでライブしたの?」

菜々「はい。新年に……」

聖來「私は花見祭りの時に……」

菜々「お互い、思い出の場所なんですね」

聖來「そうですね……」


265:ミガサ:2013/05/26(日) 20:35:07.61 :rc+OHArs0

聖來「……本当は、思い出の場所巡りなんて嘘で」

聖來「ここに来たら……またひょっこり、Pさんが来てくれるような、そんな気がして」

菜々「……ナナも、そうかもしれませんね」

聖來「こんな事しても……なんにもならないのにね」

菜々「そうでもないと思いますよ」

菜々「思い出は、人を成長させてくれますから」

聖來「菜々さん……」

菜々「なーんて、ナナは17歳なんで難しいことはよくわからないですけどっ♪」


266 :ミガサ:2013/05/26(日) 20:36:49.60 :rc+OHArs0

P「……ん?あれは……」

聖來「ねぇ、菜々さん」

菜々「なんですか?」

聖來「Pさんは……私たちを、見守っててくれるかな」

菜々「きっと……あの空の向こうから、見守っててくれますよ」

P「人を死んだみたいに言うな」

聖來「え?」

菜々「へ?」


267 :ミガサ:2013/05/26(日) 20:38:28.23 :rc+OHArs0

聖來「P……さん?」

P「おう」

菜々「どうして……ここに?」

P「いや……買い出し」

聖來「買い出し?」

P「おう……ああ、そうだ。どうせなら何か飲んでくか?」

菜々「……すみません状況が全く理解できないんですけど」


268:ミガサ:2013/05/26(日) 20:41:55.10 :rc+OHArs0

―――P喫茶店―――

幸子「あ、Pさんお帰りなさい」

雪美「P……おかえり……」

P「おう、ただいま」

聖來「Pさん、喫茶店なんてやってたんだ……」

菜々「っていうか幸子ちゃんと雪美ちゃんがどうしているんですか……?」

P「まぁ、なんだ。成り行きで」


269:ミガサ:2013/05/26(日) 20:47:48.87 :rc+OHArs0

幸子「ボクはここにバイトで働いてるんです」

雪美「同じく……」

聖來「あのさ、色々突っ込みたいところがあるんだけど」

菜々「幸子ちゃんはともかく雪美ちゃんは……」

P「……成り行きで」

聖來「……まぁ、いいけど」


270:ミガサ:2013/05/26(日) 20:50:44.32 :rc+OHArs0

P「お前らは結構落ち着いてるんだな」

聖來「落ち着いてるって?」

P「いや、他にここに来たやつらはみんな泣いてたりしたからさ……胸が痛かった」

菜々「というか……驚きすぎて、泣く暇もなかったっていうか……」

P「そっか……まぁ、なんだ。お前らには心配かけたな」コトッ

聖來「なにこれ?」

菜々「凄くいい香りですねー……」

P「ミルクティー。まぁ、料金とかは気にするな。俺のおごりだ」


271:ミガサ:2013/05/26(日) 20:52:41.53 :rc+OHArs0

聖來「……うん、美味しい」

菜々「……美味しい、です」

P「そっかよかった」

聖來「ホントに……美味し……」ポロポロ

菜々「せ、聖來ちゃん……」

聖來「ごめん……やっぱり、無理……」ボロボロ

P「……こっちこそ、ごめんな。聖來」ナデナデ

聖來「えぐ、ひぐっ……」



幸子「(また泣かしてますよあの人は……)」

雪美「(P……モテすぎ……)」


272:ミガサ:2013/05/26(日) 20:56:33.18 :rc+OHArs0

菜々「……」ナデナデ

聖來「……うん、もう、大丈夫」

P「そっか」

聖來「あの……菜々さんは、大丈夫なの?」

菜々「何がですか?」

聖來「その……気持ちの、整理、とか」

菜々「……そう、ですね」

菜々「ここからはただの独り言ですが」

菜々「別れなんて、いつか来るもので……その度に泣いてたら、疲れちゃって」

菜々「そしたら心が錆びて……動けなくなっちゃいますから」

菜々「だから、私は泣きません」

菜々「……凄く、凄く、心配しましたけど」

P「すみません……」


275:ミガサ:2013/05/26(日) 21:02:23.55 :rc+OHArs0

菜々「それじゃ、お邪魔しました」

聖來「紅茶、美味しかったよ!」

P「またのご来店を、お待ちしております」

菜々「今度はウサミン茶を用意してくれると嬉しいです!」

P「……はい、善処しておきます(ウサミン茶=お酒)」

聖來「あのね、Pさん」

P「はい?」

聖來「……大好き♪」

P「へ?」

聖來「なんて冗談冗談!また来るねー!」

P「お、おう……」

菜々「あはは……聖來さんは」

P「菜々さんも……」

菜々「ナナは大丈夫ですよー!あ、あと」

菜々「私も、大好きですよっ♪」



聖來「(今はまだ卑怯、だよね。みんなフェアな状態から……いつか奪ってみせるから!)」

菜々「(えへへ。冗談って事にしちゃったけど、もったいなかったかな……?)」


聖來「Pさんのミルクティー、美味しかったなー……」

???「え?」

聖來の呟きを偶然聞いてしまった娘 >>276


276:2013/05/26(日) 21:02:41.89 :Nce6HYOAO
あずき


279:ミガサ:2013/05/26(日) 21:09:14.03 :rc+OHArs0

あずき「Pさんの……ミルクティー?」

あずき「なんだろ……ミルクティーなんて、Pさん作ったことあったっけ……」

あずき「……聖來さんに詳しく聞いてみよう!プランP、プロデューサー捜索大作戦だよっ!」

あずき「聖來さん!」

聖來「え?何?あずきちゃん」

あずき「Pさんのミルクティーって何?」

聖來「……あちゃー。聞かれちゃったか」


281:ミガサ:2013/05/26(日) 21:13:08.27 :rc+OHArs0

―――P喫茶店―――

あずき「どーん!」ガチャッ!

P「何?!」

あずき「Pさーん!!」ギュゥゥゥ

P「うおお?!」

あずき「Pさん発見!作戦大成功っ♪」




幸子「(もう慣れました)」

雪美「(最後はきっと……私に戻ってくるから……)」


282:ミガサ:2013/05/26(日) 21:15:59.08 :rc+OHArs0

あずき「PさんPさん!ミルクティー!」

P「落ち着けあずき」

あずき「落ち着いてられないよっ!すっごい嬉しいんだもん!」

P「まぁ、待ってろ……すぐ作るから」

あずき「うん!……で、なんで幸子ちゃんと雪美ちゃんが?」

P「……そのへんも後で説明する」


283:ミガサ:2013/05/26(日) 21:18:21.21 :rc+OHArs0

あずき「へー……バイトかぁ。おかわり!」

P「人の奢りだからって……」

あずき「だって美味しいんだもん。Pさんのミルクティー」

P「そりゃどうも」

幸子「何デレデレしてるんですかPさん」

P「してねぇよ」

雪美「P……あずきと……仲いい……」

P「まぁな。一緒にいて楽しいのは確かだ」

あずき「えっへへへ……///」


285:ミガサ:2013/05/26(日) 21:23:43.96 :rc+OHArs0

あずき「楽しいって、どの辺が?」

P「そりゃ。お前の考える色んな作戦はこっちの新しいライブの演出とかにも使えるからな」

あずき「え……?じゃあ、今は楽しくない……?」

P「あ、いやそうじゃない。聞いてて楽しいんだよ。あずきの作戦は」

P「何よりあずきが作戦を話すとき、本当に楽しそうでさ……俺も楽しくなってるんだ」

あずき「そっか……じゃあこれからも、色んな作戦考えないとねっ!」

あずき「手始めに、この喫茶店を大改造!名づけて、御茶所大作戦なんてどうかな―――」


286:ミガサ:2013/05/26(日) 21:28:42.65 :rc+OHArs0

あずき「Pさん、今日はありがとね?」

P「いやいや。俺も楽しかったよ。なるほど、夜はバーとして営業……ね」

あずき「うん、喫茶店よりもそっちのほうが色んな人来てくれるだろうし!」

P「いいアイデアが浮かびそうだよ。ありがと」

あずき「えへへ……おっと、そろそろ帰るね?まったね!Pさん!」

P「おう、またな」

あずき「そうそう、今度の作戦名はね―――」

あずき「名づけて、プランL!楽しみに待っててね♪」


あずき「(プランLのLは……もう、わかるよね?Pさん♪)」

P「L……?Liveとかか?いや、でも俺もうプロデューサーじゃないし……」

幸子&雪美「(鈍い……)」


あずき「プランLの手始めに、誰かさんにも幸せおすそ分け大作戦♪」ピッ


あずきがメールを送った相手 >>297


297:2013/05/26(日) 21:33:48.34 :j9ccbipZo
ナターリア


310:ミガサ:2013/05/26(日) 21:40:06.86 :rc+OHArs0

―――女子寮 ナターリアの部屋―――

ナタ「……」

ナタ「……はぁ」

ナタ「おシゴト、失敗してばっかり……こんなんじゃ、ダメだヨ……」

ナタ「……ブラジルに、帰ろうカナ……」

プルルルル

ナタ「ん?……アズキ、からだ」

ナタ「……エッ?!プロデューサー、見つけタ?!」


311:ミガサ:2013/05/26(日) 21:43:05.29 :rc+OHArs0

―――P喫茶店―――

ナタ「プロデューサー!」

P「おお、ナターリア。いらっしゃい」

ナタ「ほ、ホントにプロデューサーいタ……」

P「おう。プロデューサーだぞ。まぁ今は違うが」

ナタ「……バカ。心配、しタ」

P「……そっか。ごめんな。お詫びと言ってはなんだけど、ちょっと待ってろ」



P「雪美、寿司って……」

雪美「……握れる」

幸子「(雪美ちゃんはどこで料理を勉強してきたんでしょう……?)」


312:ミガサ:2013/05/26(日) 21:45:13.36 :rc+OHArs0

P「ナターリア。ほら」

ナタ「……スシ!」

P「そうだ。お前の好きな寿司だぞ。たーんと食え」

ナタ「いただきマス!」

P「まだまだ沢山あるからな!」

ナタ「ウン!」



幸子「雪美ちゃん、魚まで捌けたんですね……」

雪美「お嫁さんになるために……頑張った……ぶい」


315:ミガサ:2013/05/26(日) 21:49:08.24 :rc+OHArs0

ナタ「美味しかった!アリガト、プロデューサー!」

P「まぁ、なんだ……こんなんで機嫌が直るとは思ってないけどさ」

ナタ「ウン、それとこれはベツ」

ナタ「だから、プロデューサー!責任を取るために、結婚しテ!」

P&幸子&雪美「……え?」

ナタ「プロデューサーが結婚してくれたら、ナターリア、機嫌直すヨ!」

P「ちょっと待て。なんで機嫌の悪さが結婚につながるんだ?!」

幸子「そ、そうですよ!そもそもプロデューサーはボクと結婚するんですから!!」

雪美「Pは……私と……結婚……」

P「お前らまで何を言っているんだ?!」


317:ミガサ:2013/05/26(日) 21:51:41.50 :rc+OHArs0

ナタ「ナターリア、機嫌悪い。結婚、ウレシイ!ウレシイ事があれば、機嫌、直ル!」

P「安直過ぎないか!?」

ナタ「結婚……してくれないノ?」

P「いや、だって……なぁ……」

ナタ「大丈夫、沢山沢山結婚してモ、許サレル!」

P「それお前の国だけだから!!」

幸子「そ、そうだ!ならナターリアさんの国に行けばいいんですよ!」

雪美「みんな……結婚……平等に……愛してもらえる」

P「落ち着け!!」


318:ミガサ:2013/05/26(日) 21:54:15.24 :rc+OHArs0

P「とにかくだ!まだ結婚はできない!」

ナタ「……マダ?」

P「そう……ってあれ?」

ナタ「マダ……なら、ナターリア、待ツ!」

P「ちょっと待て?!これって下手したら婚約なんじゃないか?!」

幸子「ボクとも約束してください!」

雪美「……ぼいすれこ~だ~……」テレテレテレーン

P「幸子は頼むから落ち着いてくれ!あと雪美はそれ没収な!!」


319:ミガサ:2013/05/26(日) 21:58:20.38 :rc+OHArs0

ナタ「P、ナターリア、待ってるネ!」

P「待つな!」

幸子「Pさん!こんなに可愛いボクと結婚できること、名誉に思ってくださいね?」

P「なんで結婚する流れになってるんだ!?」

雪美「……二台目~……」

P「没収!!」


P「あああもう!頼むから俺に静かに喫茶店をやらせてくれー!!!」

ナタ「あのネ、プロデューサー」

ナタ「ナターリア、プロデューサーの事、だーい好き、だヨ♪」


322:ミガサ:2013/05/26(日) 22:01:36.29 :rc+OHArs0

―――数ヵ月後―――

P「ちひろさん。どうしてこうなったんですか?」

ちひろ「社長に聞いてみたらどうですか?」

ココガPサンノキッサテンカー イイオミセダネー Pサーン!ミルクティーヒトツー!

P「……」

ちひろ「まぁ、あれですよ。みんなが出入りしてたのが記者にバレたのが運の尽きということで」


P「その言い訳のために、まさか喫茶店の隣に事務所を引っ越してくるなんてたまげたなぁ……」


324:ミガサ:2013/05/26(日) 22:05:48.81 :rc+OHArs0

ちひろ「その上、アイドル専用の喫茶店にするとか社長が提案しましたからね」

P「これじゃプロデューサー時代と変わんないじゃないか……」

ちひろ「まぁ、いいじゃないですか。みんな楽しそうですし」

P「俺はこじんまりした喫茶店を運営したかったんですけどね」

ちひろ「残念ながら、Pさんは賑やかな運命でしか生きられないということで」

P「……はぁ、全くもう……」


327:ミガサ:2013/05/26(日) 22:08:11.94 :rc+OHArs0

幸子「Pさん」

P「……なんだ?」

雪美「……料理、できた」

P「ああもう……いつの間にかパーティみたいになってるし」

ちひろ「今日から大変ですね。Pさん♪」

ちひろ「そんな貴方に、お得エナジードリンクの11本セットがなんと―――」

P「……胃薬とかないっすか?」

ちひろ「ないですね」


328:ミガサ:2013/05/26(日) 22:14:26.03 :rc+OHArs0

P「うぅ……」

ちひろ「それとですね。Pさん」

P「なんでしょう?」

ちひろ「もう、プロデューサーとアイドルの関係じゃないですから―――」

ちひろ「恋愛も、自由ですよ」

ガタタタタタタッ!

P「……まぁ、考えときますよ」

ちひろ「まぁ、今日は楽しみましょうよ♪」

P「……もうこうなったらヤケだ!!おらお前ら!今日は無礼講だー!!」

キャーキャーPサンカッコイー サケダーサケヲダセー! ア、キョウハカシキリニナッテイマシテ


P「(まぁ、こんなのも……いいか)」

幸子「Pさん、あーんですよ!」

雪美「……こっちも、あーん」

P「(こんな、騒がしい日々も―――悪くない)」


おわり





幸子「プロデューサーさんが喫茶店を始めたんですけど」


1:ミガサ:2013/05/30(木) 20:40:45.02 :TL5vfmV90

この作品は

P「俺、プロデューサー辞めるから」

の続編となっております。
読んでいなくても楽しめるとは思いますが、よければご一読頂けると嬉しいです。

安価スレになっております。
途中で安価についての注釈を加えたいと思っていますのであしからず。


2:ミガサ:2013/05/30(木) 20:43:22.68 :TL5vfmV90

友紀「Pさーん!」カランカラン

P「はいはい、いらっしゃいませー」

茄子「すみません、いつもいつも……」

P「いえいえ。アイツが悪いんです。アイツが」

友紀「Pさん、ほら!ビールビール!」

P「……へいへい」

茄子「あ、私は……」

P「わかりました。度数低めのにしときますね」



幸子「……」


4:ミガサ:2013/05/30(木) 20:46:18.42 :TL5vfmV90

P「愛海ぃー!!」

愛海「うひひひひ!ほらほら、捕まえてごらーん!」

ナターリア「うぅ、汚されタ……というわけデ、プロデューサー!責任とって結婚しテ!」

P「なんでそうなるんだよ?!」

桃華「Pさんと結婚するのは私ですわ!」

美優「……婚姻届……あ、忘れました……」

泰葉「……いつも騒がしいですね。ここは」



幸子「……」


5:ミガサ:2013/05/30(木) 20:48:59.52 :TL5vfmV90

あずき「じゃじゃーん!喫茶店大改造だいさくせーん!!」

P「おま、ドリルとかどっから持ってきた?!」

菜々「Pさーん!こことかこうしたらどうですー?」

P「えっと、菜々さんのセンスは若干古い……」

聖來「ここをこうすればいいんじゃない?」

P「聖來のは採用しようかな。ああ、菜々さん泣かないで!ごめんなさい!!」


幸子「……」


6:ミガサ:2013/05/30(木) 20:51:28.39 :TL5vfmV90

薫「せんせぇ!オレンジジュースちょうだい!」

P「はいはい。ちょっと待っててな」

雪美「P……持ってきた」

P「おお、ありがとな雪美」ナデナデ

雪美「ふふ……」

美世「うひゃー。凄い雨だねー。濡れちゃったよー」

P「ほら美世、タオル」ファサッ

美世「ありがとっ♪」


幸子「……」


9:ミガサ:2013/05/30(木) 20:53:27.69 :TL5vfmV90

P「ふぅ、今日の営業御終いっと」

幸子「ちょっと待ってください」

P「なんだ?幸子」

幸子「うちの人達しかお客さん来てないじゃないですか!?」

P「……あっ」

幸子「今更気づいたんですか!?」

P「いや、あまりに自然な流れすぎてな」

幸子「確かに自然ですけど!不自然なくらい自然ですけど!!」


14:ミガサ:2013/05/30(木) 20:55:41.82 :TL5vfmV90

P「仕方ないじゃないか。なんだかんだ言っても、まだ開店してから一ヶ月も経ってないんだぞ?」

幸子「それはそうですけど……」

P「それにな。一応、ちゃんと客も来てるぞ」

幸子「本当ですか?」

P「まぁ、あまり仲がいいとは言えないけどな……よく来てくれる」

幸子「へぇ……」


15:ミガサ:2013/05/30(木) 20:57:32.96 :TL5vfmV90

P「ああ、言い忘れてた」

幸子「なんですか?」

P「いつもありがとう、幸子。助かってる」

幸子「……っ///」

幸子「あ、当たり前ですよ。こんな可愛いボクが働いてるだけで、この店は繁盛間違いなしなんですから」

P「ああ、その通りだな。幸子みたいな可愛いウェイトレスがいて、俺も幸せ者だよ」

幸子「~っ///し、失礼します!」ガチャッ

P「おう、お疲れ様」


16:ミガサ:2013/05/30(木) 21:00:14.08 :TL5vfmV90

幸子「……ふふっ」

幸子「Pさんに、可愛いって言われちゃった……」

幸子「……ふふふっ」

幸子「うん、よーし!明日も頑張りますよ!!」


17:ミガサ:2013/05/30(木) 21:06:53.68 :TL5vfmV90

ここで安価についての説明

普通の安価と変わりませんが、一つ新しいルールをば。


安価のアイドル名のあとに、「前」か「後」をつけてください。


どういうことかと言いますと、前作を見ていない人に説明すると、いずれ何ヶ月後にプロダクションとこの喫茶店は成り行きで、合併することになります。

なので、このルールの前と後は合併「前」か合併「後」かの選択という意味になります。
個人的に書きたいだけなのですが、合併後の子の物語も書きたいなと思いまして。

前と後との違いはと言えば、
基本的に「前」はアイドル達がプロデューサーと再会する流れに。
「後」はプロデューサーが喫茶店をやっていることを知っていて、常連客のような雰囲気の話になります。

拙い説明で申し訳ありませんが、よければお付き合いいただけると幸いです。
質問などあれば、ご自由にどうぞ。

安価自体は20分頃に投げ始めたいと思います。


18:ミガサ:2013/05/30(木) 21:10:40.56 :TL5vfmV90

今まで安価を取ったアイドル(全員 「前」)

輿水幸子
姫川友紀
鷹富士茄子
棟方愛海
原田美世
佐城雪美
櫻井桃華
三船美優
龍崎薫
岡崎泰葉
水木聖來
安部菜々
桃井あずき
ナターリア


21:ミガサ:2013/05/30(木) 21:20:11.31 :TL5vfmV90

最初に喫茶店を訪れるアイドル >>25


25:2013/05/30(木) 21:20:57.17 :qG/DG/JAO
加蓮 前


28:ミガサ:2013/05/30(木) 21:22:08.97 :TL5vfmV90

加蓮「……」

加蓮母「……加蓮」

加蓮「何?」

加蓮母「今日は学校……どうする?」

加蓮「……体調悪い」

加蓮母「そう……」

加蓮「……」


29:ミガサ:2013/05/30(木) 21:24:11.11 :TL5vfmV90

加蓮「……新着メール、4件……」

加蓮「凛、奈緒、ちひろさん……雪美ちゃん」

加蓮「……やっぱり、来てないか」

加蓮「何日も休んでれば、メール来るかなって思ってたんだけどな……」

加蓮「もう……本当に……あの人は……私のプロデューサーじゃ……」

加蓮「……ぐすっ」


31:ミガサ:2013/05/30(木) 21:27:02.49 :TL5vfmV90

加蓮「……ああ、ホントに、体調悪くなってきたかも……」

加蓮「家に引きこもるなんて……慣れないこと、するもんじゃないなぁ……」

加蓮「げほっ、ごほっ……」

加蓮「痛いなぁ、体中……胸も……」

加蓮「……メール、見たほうがいいかな……」

加蓮「……あれ、雪美ちゃんのメール、本文ない……」

加蓮「画像……地図?」

加蓮「たまには外に出ろって、事かな……」


32:ミガサ:2013/05/30(木) 21:29:54.07 :TL5vfmV90

―――P喫茶店前―――

加蓮「……お洒落な、喫茶店……」

加蓮「でも、何か頼めるような気分じゃないなぁ……」

加蓮「……帰ろ」

雪美「加蓮……待つ」

加蓮「雪美ちゃん……」

雪美「入る」

加蓮「でも雪美ちゃん、私は」

雪美「入る。早く」

加蓮「……」


33:ミガサ:2013/05/30(木) 21:32:45.27 :TL5vfmV90

加蓮「……」カランカラン

加蓮「お邪魔しま」

P「かれぇぇぇぇぇええええええん!!!」ダキッ

加蓮「ふぇ?!」

P「加蓮、大丈夫か!?熱ないか!?動けるか?!体拭くか?!あっためるか?!」ペタペタペタ

加蓮「ちょ、ちょっとプロデューサー……プロデューサー……?!」

P「い、今ホットミルク作ってくるからな?!ちょっと待ってろ?!」

加蓮「ま、待って」

幸子「止まってくださいPさん」ゲシッ

P「あふん」


34:ミガサ:2013/05/30(木) 21:34:47.76 :TL5vfmV90

幸子「加蓮さんが困ってるじゃないですか」

加蓮「幸子……ちゃん?」

P「す、すまんな。加蓮の事になるとどうも自分を見失う……」

加蓮「本当に……プロデューサー、なんだよ、ね?」

P「ん……そうだけど」

加蓮「……」ポロポロ

P「えっ」

加蓮「馬鹿、馬鹿、バカバカバカバカ、ばかばかばかばかぁ!!」ポカポカポカポカ

P「ちょ、痛い痛い!地味にいたい!!」


35:ミガサ:2013/05/30(木) 21:38:52.24 :TL5vfmV90

加蓮「どれだけ私が会いたかったと思ってるの?!」

加蓮「いつもお節介で過保護なくらい、看病してさ?!」

加蓮「船に乗ったぐらいで、酔わないか?とか大騒ぎしてさ?!」

加蓮「私がライブをするたびに、泣いてくれてさ?!」

加蓮「いてほしい時に、いつもいてくれて!!」

加蓮「それなのになんで……なんで……今は、いてくれなかったの……?」

加蓮「馬鹿……嘘つき、大嫌い……っ」

加蓮「……ぐす、うああああぁぁぁぁぁぁ……」

P「……ごめん、少しでも加蓮の傍にいてやれなくて……ごめん」


37:ミガサ:2013/05/30(木) 21:42:46.84 :TL5vfmV90

加蓮「……ふん」

P「ごめんって」

加蓮「許さないもん」

P「……なぁ」

加蓮「まだ体調悪いんだから、じっとしててよ」

P「……この年になって、膝枕することになるなんてなぁ」

加蓮「……えへへっ」


39:ミガサ:2013/05/30(木) 21:44:55.31 :TL5vfmV90

加蓮「あ、なんでもないよ。笑ってないから」

P「そうですか」

加蓮「……ふふふ」

P「加蓮」

加蓮「な、何?笑ってないもん。許さないもん」

P「ここ、そういう店じゃないんだけど」

加蓮「知らないもん。私を放置したPさんが悪いんだもん」

P「……はいはい」ナデナデ

加蓮「にゃっ、なんで頭撫でるのさ?!」

P「嫌か?」

加蓮「嫌じゃ……ないけど……」


40:ミガサ:2013/05/30(木) 21:46:38.23 :TL5vfmV90

加蓮「……そうだ」

P「?」

加蓮「雪美ちゃん……あれ?」

P「雪美がどうした?」

加蓮「雪美ちゃん……いないの?」

P「今日はアイツ休みだぞ?」

加蓮「え?」

P「今日は休みだって。アイツ、急に休みたいって言い出してさ。なんかちひろさんと電話してたみたいだけど」

加蓮「雪美、ちゃん……」


41:ミガサ:2013/05/30(木) 21:49:30.90 :TL5vfmV90

P「で、雪美がどうした?」

加蓮「……ううん、なんでもない」

P「で、お嬢様」

加蓮「名前で呼んで」

P「……加蓮。そろそろさ」

加蓮「まだまだダーメ……もうちょっと……」



幸子「……(いいなぁいいなぁ羨ましいなぁ……)」

P「(幸子から変なオーラが……)」


42:ミガサ:2013/05/30(木) 21:54:32.67 :TL5vfmV90

加蓮「うにゅ……あれ、Pさん?」

P「……加蓮」

加蓮「あ、Pさん。おはよぉ……」

P「お前な……もう喫茶店営業できねぇよ」

加蓮「もうそんな時間ー……?」

P「はぁ、送ってやるからそろそろさ」

加蓮「んー……仕方ないなぁ」

P「ふぅ、やっと動ける」

加蓮「え?もしかしてずっと膝枕しててくれたの?」

P「当たり前だろ」

加蓮「そっか……ありがと」

P「いつものことだ」


44:ミガサ:2013/05/30(木) 21:56:34.89 :TL5vfmV90

加蓮「ねぇ、Pさん」

P「なんだ?」

加蓮「私ね、もうすぐ手術があるんだ」

P「何!?お前、外出歩いて大丈夫なのか?!今すぐ車に乗れ!病院行く―――」

加蓮「ふふ、冗談」

P「冗談かよ……お前のそれは冗談に聞こえないから、やめろとあれ程」

加蓮「ごめんね。久しぶりに……このやり取りがやりたくてさ」

P「……そうか」


45:ミガサ:2013/05/30(木) 21:59:15.61 :TL5vfmV90

加蓮「聞いてもいい?」

P「何を?」

加蓮「もし、私がまた倒れたら……その時はさ」

加蓮「私のとこに、いつもみたいに、真っ先に駆けつけてくれる?」

P「当たり前だろ。加蓮は大切だからな」

加蓮「……うん、今はその言葉で満足だよ」

加蓮「私も、ね?」


加蓮「Pさんのこと、大切に思ってるから―――それだけは知っておいて!」


次に喫茶店を訪れるアイドル >>+4


49:2013/05/30(木) 21:59:55.02 :qG/DG/JAO
ゆかり 前


54:ミガサ:2013/05/30(木) 22:04:25.93 :TL5vfmV90

―――事務所 レッスン場―――

ゆかり「……」~♪

ゆかり「……あ」~?

ゆかり「また、音外れちゃいました……」

ゆかり「おかしい、ですね……」

ゆかり「今まで、フルートで連続で音を外したことなんて一度もなかったのに……」

ゆかり「……もう、一回」


55:ミガサ:2013/05/30(木) 22:07:01.61 :TL5vfmV90

ゆかり「……」~♪

ゆかり「……」~?

ゆかり「……おかしい、な……」

ゆかり「どうしても……【愛してる】のとこで、音が外れちゃう……」

ゆかり「……Pさん」

ゆかり「私、どうしたらいいんですか……?」

ゆかり「何度も、夢に見てしまうんです」

ゆかり「あなたがいなくなった、あの日を……」


56:ミガサ:2013/05/30(木) 22:10:10.90 :TL5vfmV90

ゆかり「おかげで、昼寝もできません……」

ゆかり「演劇にも……力が、入らない……」

ゆかり「アイドルも、辞めてしまいそうで」

ゆかり「どうしたら、いいんですか?」

ゆかり「……答えて、くださいよ」

ゆかり「Pさん……っ……」

ゆかり「私、何もできなくなっちゃう……!」カランカラン

桃華「ゆかりさん!!」

ゆかり「……桃華、ちゃん?」


57:ミガサ:2013/05/30(木) 22:12:34.07 :TL5vfmV90

桃華「探しましたの」

ゆかり「……鍵、かかっていたはずなんですけど」

桃華「ちひろさんに開けてもらいましたの」

ゆかり「……」

桃華「いつから寝てませんの?」

ゆかり「……一週間くらい、前から……ですかね」

桃華「……ゆかりさん、行きますわよ」

ゆかり「どこに、ですか」

桃華「貴方が望んだ人がいる場所、ですわ」

ゆかり「私が望んだ……人……?」


58:ミガサ:2013/05/30(木) 22:15:14.47 :TL5vfmV90

―――P喫茶店―――

P「いらっしゃいませ」

桃華「Pちゃま!そこに座るですの!」

P「え、いきなりなんだ?桃華」

桃華「いいからそこに座るですの!早く!」

P「え、あ、はい」ストッ

桃華「ゆかりさん!そこに横になるですの!!」

ゆかり「は、はい……?」

桃華「いいから早く!!」

ゆかり「は、はい!」


59:ミガサ:2013/05/30(木) 22:19:20.63 :TL5vfmV90

P「ゆ、ゆかり。これはどういうことだ?」

ゆかり「わ、わからない……です、けど」

ゆかり「……P、さん?」

P「おう、そうだ」

ゆかり「……Pさん。Pさん。Pさん……」

P「お、おう?」

ゆかり「……ふふふ」

ゆかり「あの……ごめんなさい……眠たいので……少し……眠ります……」

P「あ、ああ」

P「(なんで二日連続で女の子に膝枕してんの俺?)」


61:ミガサ:2013/05/30(木) 22:21:42.98 :TL5vfmV90

桃華「Pちゃま」

P「……なんだ?」

桃華「ゆかりさんは……一週間、寝てませんの」

P「……えっ」

桃華「……あとは、お願いしますわね。私じゃ、できないことですので」

P「……おう」

桃華「大丈夫、Pちゃまなら出来ますわよ」

P「任せとけ」

桃華「そのいきですの。では」


64:ミガサ:2013/05/30(木) 22:23:28.47 :TL5vfmV90

ゆかり「……おはようございます。Pさん」

P「おはよう。ゆかり」

ゆかり「私、夢を見たんです」

P「どんな?」

ゆかり「Pさんが、いなくなってしまう夢……」

P「……そうか」

ゆかり「怖くて、悲しくて、淋しいんです」

ゆかり「でも、今日は違ったんです」


65:ミガサ:2013/05/30(木) 22:27:10.66 :TL5vfmV90

ゆかり「今日は、Pさんがいなくならなかったんです」

ゆかり「私の傍にいるって、言ってくれたんです」

P「……」

ゆかり「Pさん。その約束、本当にしてくれますか?」

P「……ああ。約束するよ」

ゆかり「……ふふふ、ありがとう、ございます」

P「ただ、誰かを特定の一番にはできないけどな」

ゆかり「そう言うと思ってました。でも、いずれ、私が一番になってみせますから……」


66:ミガサ:2013/05/30(木) 22:29:13.51 :TL5vfmV90

P「なぁゆかり。フルート、聞かせてくれないか?」

ゆかり「……なんでですか?」

P「俺が久しぶりに聞きたいから、じゃダメかな?」

ゆかり「……わかりました。でも、音、外しちゃうかもしれませんよ?」

P「大丈夫さ。ゆかりなら」

ゆかり「その期待に応えられるように、頑張りますね」

P「おう」


67:ミガサ:2013/05/30(木) 22:33:49.79 :TL5vfmV90

ゆかり「……」~♪

ゆかり「……」~♪

ゆかり「……よかった。音、外さなかった」

P「な?大丈夫って言ったろ?」

ゆかり「……はい。もう、大丈夫です」

ゆかり「Pさん、約束ですよ?」


ゆかり「ずっと……傍に、いてくださいね?」

ゆかり「(もう……【愛してる】の音は、外しませんから)」


次に訪れるアイドル >>+4


71:2013/05/30(木) 22:34:17.37 :aXbAJPqUo
ニナチャーン 前


76:ミガサ:2013/05/30(木) 22:37:37.73 :TL5vfmV90

―――女子寮 仁奈の部屋―――

仁奈「……できたでごぜーます!」

仁奈「パパと、ママと、Pの着包み……」

仁奈「これで、みーんな仲良く暮らせるでごぜーます!」

仁奈「……」

仁奈「……ううう」

仁奈「……ぐすっ、ひぐっ、うぐっ」

仁奈「みんな、仲良く、笑顔、で……うぐっ、えぐっ」


77:ミガサ:2013/05/30(木) 22:40:09.31 :TL5vfmV90

仁奈「……これを着れば、Pの気持ちになれるですかね」

仁奈「……無理、ですね」

仁奈「仁奈はもう……何の気持ちにもなれねーですから」

仁奈「なんの着包み着ても、悲しい気持ちになってしまうでごぜーます」

仁奈「……プロデューサーの……嘘つき」

仁奈「仁奈は今……寂しい、でごぜーますよ……」


78:ミガサ:2013/05/30(木) 22:43:45.72 :TL5vfmV90

薫「仁奈ちゃん!お邪魔しまーす!」

仁奈「薫でごぜーますか。いらっしゃいでごぜーます」

薫「あれ?仁奈ちゃん……着包み、着てないの?」

仁奈「……今は、そんな気分じゃねーでごぜーます」

薫「そっか……あ、仁奈ちゃん!せんせぇの着包み、できたの?」

仁奈「できやがったでごぜーますよ。ここにあるでごぜーます」ストッ

薫「わぁ!よくできてるね!」

仁奈「……ありがとう、ごぜーます」


79:ミガサ:2013/05/30(木) 22:46:34.14 :TL5vfmV90

薫「でもねでもね!仁奈ちゃん、もう、大丈夫なんだよ!」

仁奈「何がでごぜーますか?」

薫「せんせぇね!見つけたの!」

仁奈「……本当でやがりますか?!」

薫「本当だよ!ほら、行こ!」

仁奈「あ、待つでごぜーます……着替えてくるでごぜーます」

薫「うん!やっぱり、仁奈ちゃんは着包みの方が、可愛いと思う!」

仁奈「……ふふふっ!そうでやがりますよ。仁奈のトレードマークでやがりますからね!」


80:ミガサ:2013/05/30(木) 22:48:51.28 :TL5vfmV90

―――P喫茶点―――

薫「せんせぇ!仁奈ちゃん連れてきたよ!」

P「おう、薫いらっしゃい。仁奈も」

仁奈「……本当に、Pでごぜーますよ」

P「ああそっか。仁奈にはまだ伝えてなかったもんな」

仁奈「……P。一ついいでごぜーますか?」

P「なんだ?」

仁奈「仁奈は、寂しかったごぜーます!」モフッ

P「ごふっ」


81:ミガサ:2013/05/30(木) 22:52:14.36 :TL5vfmV90

仁奈「仁奈は、Pがいなくなってから、ずっと寂しかったでごぜーます!」モフモフッ

P「ごふっ、ぐふっ」

仁奈「だけど、一生懸命がんばったでごぜーます!!」モフッ

仁奈「だから、だから、だから……」

仁奈「Pに……褒めてほしいでやがります……」ポロポロ

P「……よくやったよ。仁奈。お前は頑張った。……心配かけて、寂しくさせて、ごめんな」

仁奈「……に、仁奈は、泣かないで、ごぜーます」ボロボロ

P「いいから泣け。お前は強い子なんだから。こういう時に泣いとけ」

仁奈「う、うわあああん!P、寂しかったでごぜーますよ!!わあああああああん!!」


82:ミガサ:2013/05/30(木) 22:55:04.45 :TL5vfmV90

仁奈「P!リンゴジュースでごぜーます!」

薫「かおるはオレンジジュースがいいな!」

P「はいはい」

幸子「あのー。Pさん」

P「なんだ?」

幸子「あのPさんの着包み……どうするんですか?」

P「え?店に飾るに決まってんだろ?」

幸子「……本気で言ってます?」


83:ミガサ:2013/05/30(木) 22:58:33.29 :TL5vfmV90

P「だって仁奈が作ってくれたもんだからな。当たり前だろ」

幸子「……Pさんがいいならいいんですけど」

雪美「(欲しい……)」

仁奈「早くするでごぜーますよ!Pは今日、仁奈のパパでごぜーますからね!」

P「はいはい。そうだな。ほら仁奈に薫」コトッ

薫「わーい!ありがと、おとーさん!」

仁奈「ありがとうでごぜーます、おとーさん!」

雪美「……あーゆーのも、あり?」

幸子「なしです」


84:ミガサ:2013/05/30(木) 23:01:00.58 :TL5vfmV90

仁奈「P!」

P「ん?お父さんじゃないのか?」

仁奈「今は違うでやがりますよ」

仁奈「でも」


仁奈「いつかは、Pも、仁奈と本物の家族になってくれると嬉しいでごぜーます!」


安価だけ投げときます。 >>+3


87:2013/05/30(木) 23:01:21.65 :+aKJxxauo
島村さん 前


103:ミガサ:2013/05/31(金) 20:45:41.05 :W05t7CI40

―――事務所―――

ちひろ「卯月ちゃん」

卯月「なんですか?」

ちひろ「今日のレッスンなんですけど……凛ちゃんはまたお休みみたいで」

卯月「はい……わかりました」

ちひろ「ごめんなさいね。落ち着くまで待ってあげて」

卯月「わかってます。未央ちゃんと一緒に、レッスン頑張ります!」


104:ミガサ:2013/05/31(金) 20:49:29.15 :W05t7CI40

卯月「今日も頑張ろう!未央ちゃん!」

未央「うん……」

卯月「どうしたの?元気ないみたい……」

未央「そういう卯月は元気だね……」

卯月「えへへ~。今日ね、欲しかったCDが手に入ったの!」

未央「……そっか」


105:ミガサ:2013/05/31(金) 20:52:13.46 :W05t7CI40

卯月「ほらほら!ワン、ツー!ワン、ツー!」

未央「ワン、ツー……」

卯月「ここでターン!」

未央「ターン……」

卯月「あ、今日のレッスンはこれで御終いだね!」

未央「……そうだね」

卯月「それじゃあね未央ちゃん!また明日~!」

未央「……なんで」

卯月「え?」


106:ミガサ:2013/05/31(金) 20:56:22.33 :W05t7CI40

未央「なんで卯月は……そんなに元気でいられるの?」

卯月「だって、元気で頑張るのが、私、島村卯月だし……」

未央「そうじゃないよ!!なんでPさんがいなくなっても、そうやって元気でいられるの?!」

卯月「それは……」

卯月「……ごめん。帰るね」バタンッ

未央「卯月っ!」

卯月「……私だって」

卯月「私だって、本当の、本当に、元気でいられるわけ……ないよ」


107:ミガサ:2013/05/31(金) 21:02:37.04 :W05t7CI40

―――女子寮 卯月の部屋―――

卯月「……はぁ」

卯月「元気でいるのって……こんなに、疲れたっけ……」

卯月「……いつも笑顔で頑張ります!島村卯月です!」

卯月「よし、大丈夫。まだまだ行けるよ、頑張れ島村卯月!」

卯月「……寝よう……」

プルルルルル

卯月「……電話?」


108:ミガサ:2013/05/31(金) 21:04:54.50 :W05t7CI40

卯月「……もしもし」

菜々『もしもし……ナナですけど』

卯月「菜々、さん?」

菜々『はい。……卯月ちゃん、ですよね?』

卯月「そう、ですけど」

菜々『……本当に、卯月ちゃんですか?』

卯月「……はい」


109:ミガサ:2013/05/31(金) 21:08:53.53 :W05t7CI40

菜々『大丈夫、ですか?』

卯月「何が、ですか?」

菜々『……最近、泣いていますか?』

卯月「……泣けるわけ、ないじゃないですか」

卯月「私は……ニュージェネレーションの中で……一番、お姉さん……なんですから」

菜々『……今から指定するところに来てください』

卯月「……なんでですか?」

菜々『なんでもです。今の卯月ちゃんの声は聞いてられません』

卯月「……」


110:ミガサ:2013/05/31(金) 21:12:19.77 :W05t7CI40

―――P喫茶店前―――

卯月「……こんなところに呼び出して、なんのご用ですか?」

菜々「いえ。存分に泣かせてあげようと思いまして」

卯月「その言葉だけ聞くと、随分と悪趣味ですね……」

菜々「ナナは意地悪ですので」

卯月「……」

菜々「それじゃ、入りましょう」


111:ミガサ:2013/05/31(金) 21:14:55.52 :W05t7CI40

―――P喫茶店―――

菜々「こんにちは~」

P「はい、菜々さんいらっしゃいませ」

菜々「なんでさん付けなんですか」

P「なんとなくです。で……いらっしゃい。卯月」

卯月「……え?」

菜々「ナナと卯月ちゃんにミルクティーお願いします!」

P「はいはい。まぁ、卯月の前ではウサミン茶は飲めませんからね」

卯月「え、え、え?な、なんで?」


112:ミガサ:2013/05/31(金) 21:17:09.16 :W05t7CI40

P「なんでって……菜々さん説明してないんですか?」

菜々「だってここはナナの秘密の場所でしたし」

P「あのですね……」

卯月「本当に、プロデューサーですか?」

P「そうだけど」

卯月「なんで、こんなところに?」

P「ここのオーナーだからだな」

卯月「……えええええ?!」


113:ミガサ:2013/05/31(金) 21:19:34.15 :W05t7CI40

卯月「き、喫茶店なんてやってたんですか?!」

P「お、おう。そんなに驚くことか?」

卯月「驚きますよ!だって、だって、だって……」ポロポロポロポロ

P「え、ちょ、菜々さん?!」

菜々「……泣かせてあげてください」

P「……」

菜々「あと……頑張ってた卯月ちゃんを、ちゃんと褒めてあげてください」

卯月「う、うええええ……プロデューサー、プロデューサー……」


114:ミガサ:2013/05/31(金) 21:22:39.55 :W05t7CI40

P「……卯月」ナデナデ

卯月「ふええええ……」

P「……心配かけた。ごめんな」

卯月「ううう、うっぐひっぐえっぐ」

P「あと……頑張ったな。ここまで、よく頑張った」

卯月「はい…えぐっ…私、頑張りました……っ!ひぐっ」

P「よしよし」


115:ミガサ:2013/05/31(金) 21:24:19.33 :W05t7CI40

卯月「……さって!」

P「もういいのか?」

卯月「はい!不肖、島村卯月心配をかけました!」

菜々「本当はちひろさんからのリークだったんですけどね」

P「リークって……」

卯月「えへへ……ごめんなさい」ペコッ


116:ミガサ:2013/05/31(金) 21:27:28.39 :W05t7CI40

P「送っていこうか?」

卯月「大丈夫です!」

菜々「まぁ、菜々もついていきますし……」

P「菜々さんも女の子なんですから、心配ですし送りますよ」

菜々「え?あ、ありがとう……ございます……///」

卯月「むぅ、私も女の子なんですからねー!」

P「それじゃ、車出すから―――」

卯月「Pさん!」

P「ん?」


卯月「恋も勉強もアイドルも!全部まとめて、島村卯月頑張りますっ!」

卯月「だから……これからも、応援しててくださいねっ♪」


次に訪れるアイドル >>+5


121:2013/05/31(金) 21:28:04.91 :SxX+xHzHo
美波 前


127:ミガサ:2013/05/31(金) 21:34:50.49 :W05t7CI40

―――女子寮 美波の部屋―――

美波「……これは……初Liveの時の衣装……」

美波「これは、いらないかな……」

美波「……ふふっ、制服なんて、いつぶりに着ただろ」

美波「サマーライブの衣装……懐かしいな」

美波「……はぁ……」

美波「掃除でもして心を落ち着けようと思ったけど……ダメ、だな……」

美波「Pさんとの思い出の品が出てくるたびに……」


130:ミガサ:2013/05/31(金) 21:38:04.24 :W05t7CI40

美波「……んっ……っと。ダメダメ、掃除に集中しなきゃ」

美波「……」

美波「……このくらい、かな……」

美波「元々、物が少ない部屋だし……」

美波「……何しよう。今日はオフだし、暇だな……」

美波「気分転換に……外、出てみよう……」


131:ミガサ:2013/05/31(金) 21:42:02.62 :W05t7CI40

茄子「~♪」

美波「あ……茄子さん」

茄子「あ、美波ちゃんじゃないですか~」

美波「どこかにお出かけですか?」

茄子「はい。美味しい紅茶を出してくれるところに」

美波「……あの、一緒に行ってもいいですか?」

茄子「大丈夫だと思います~」

美波「思います……?」

茄子「あ、いえいえ。こちらの話です」

茄子「(Pさん大変ですね……)」


132:ミガサ:2013/05/31(金) 21:43:57.63 :W05t7CI40

―――P喫茶店―――

P「いらっしゃいませー」

茄子「こんにちは~」

美波「……P、さん?」

P「おお、美波いらっしゃい」

茄子「今日のオススメはなんですか?」

P「えーっと。カモミールティーなんかいかがでしょ?」

茄子「じゃあそれを二つお願いします~」

美波「あ、あの。Pさん」

P「なんだ?」


133:ミガサ:2013/05/31(金) 21:46:56.34 :W05t7CI40

美波「もしかして、プロデューサーを辞めた理由って、これですか?」

P「おう、昔からの夢でな」

美波「……そうならそうと言ってくださればよかったのに」

P「いや、まだまだ土地の問題とかがさ……」

美波「……でもいいです。また会えたので」ニコッ

P「お、おう」

P「(あれ、また美波色っぽくなった……?)」

茄子「……むぅ」ムスッ


135:ミガサ:2013/05/31(金) 21:50:13.63 :W05t7CI40

茄子「Pさん、あんまり美波ちゃんとばっかりお喋りしてると、寂しいです」ギュムッ

P「か、茄子さん!?急にどうしたんですか?!」

茄子「寂しかったんです。ダメですか?」

P「ダ、ダメというか」

美波「Pさんっ」ギューッ

P「美波?!」

美波「私もずっと寂しかったんです!だから、私の相手もしてください!」

P「わ、わかった。わかったから二人共離れて……」


136:ミガサ:2013/05/31(金) 21:52:47.87 :W05t7CI40

美波「いやです。……ほら、私、ドキドキしてるんです。Pさんも、してますよね?」ギューッ

茄子「私だって……ドキドキ、してます」ギュー

P「あわわわ……」

美波「……私、寂しかったんです。慰めて……くれませんか?」

茄子「私だって寂しかったんですから、その、慰めてくれませんか?」

P「い、いやあの」

幸子「だ、ダメですー!!」

P「幸子!?」


137:ミガサ:2013/05/31(金) 21:55:01.36 :W05t7CI40

幸子「慰めるって、その、あの」

茄子「頭撫でてもらおうかなって思っただけですよ?」

幸子「え」

美波「……私も、ですよ?」

幸子「え、あ、う、あの、その」

P「……頭撫でればいいんですか?」

茄子「はいっ♪」

P「じゃあ順番ですよ」ナデナデ

茄子「~♪」

美波「~♪」

幸子「~っ!も、もう知りません!!///」


140:ミガサ:2013/05/31(金) 21:57:21.14 :W05t7CI40

美波「……ありがとう、ございます」

P「え?何が?」

美波「その……頭撫でていただいて」

P「別に。いつものことだしな……」

美波「いつもの事……他の子にもやってるんですか?」ムスー

P「いや、まぁ……」

美波「……もう。……じゃあ、あの。またここに来た時も……頭、撫でてください」

P「……お、おう」


141:ミガサ:2013/05/31(金) 22:00:26.50 :W05t7CI40

美波「あとですね、Pさん」

P「他にもあるのか?」

美波「一つ、重要なことを」

P「重要なこと?」


美波「……ずっと、私を、大事にしてくださいね?」

美波「私、待ってますから♪」


次に訪れるアイドル >>+3


144:2013/05/31(金) 22:01:04.24 :3ViTCSUHo
藍子で前


149:ミガサ:2013/05/31(金) 22:06:40.11 :W05t7CI40

―――事務所―――

藍子「……ふぅ」

ちひろ「お疲れ様、藍子ちゃん」

藍子「いえいえ」

ちひろ「幼少年組の子達の世話なんて……いつもはPさんがやってくれていたのにね」

藍子「Pさんにも、事情があったんですよ」

ちひろ「(まさか喫茶店やってるなんて言えないわよね……)」

藍子「それじゃすみません。失礼しますね」

ちひろ「ありがとね、藍子ちゃん」


150:ミガサ:2013/05/31(金) 22:09:46.36 :W05t7CI40

藍子「……」

藍子「あ、この風景……」カシャッ

藍子「……」ピッピッ

藍子「Pさんがいれば、もっと映えたのかな……」

藍子「……Pさんに見せてあげたい風景……まだまだ沢山、あるのにな」


152:ミガサ:2013/05/31(金) 22:13:07.47 :W05t7CI40

藍子「……ここの裏道、通ったことないな」

藍子「行ってみようかな?」

―――P喫茶店前―――

藍子「こんなところに出るんだ……」

藍子「静かで、いい場所……」

藍子「ちょうどいい場所に喫茶店もあるし、休んでいこう」

藍子「っと、その前に」カシャッ

藍子「……あれ?」ピッピッ

藍子「……P、喫茶店?」


153:ミガサ:2013/05/31(金) 22:15:03.18 :W05t7CI40

カランコローン

P「あ、すみません。まだ準備中でして―――」

藍子「あっ……やっぱり」

P「あれ?藍子」

藍子「P喫茶店って見えたから……まさかとは思いましたけど」

P「よくここわかったな?」

藍子「……なんとなく通った道の先に、ここがあったんです」

P「そっか。変な偶然もあるもんだな」


154:ミガサ:2013/05/31(金) 22:16:39.21 :W05t7CI40

藍子「その……久しぶりです」

P「おう、久しぶり」

藍子「……」

P「……」

藍子「えーっと……」

P「とりあえず……何か飲むか?」

藍子「あ……はいっ」


155:ミガサ:2013/05/31(金) 22:20:16.88 :W05t7CI40

藍子「……グリーンティー、ですか」

P「今できるのがそれしかなくてな」

藍子「これ、Pさんが淹れたんですか?」

P「まぁな。あんまり美味しくないかもしれないけど」

藍子「きっと美味しいですよ……」コクッ

藍子「うん、美味しいです」

P「そりゃあよかった」


156:ミガサ:2013/05/31(金) 22:22:27.01 :W05t7CI40

藍子「それで、なんでまた喫茶店なんか?」

P「昔からの夢でさ」

藍子「料理、できないんじゃありませんでしたっけ」

P「まぁ、そのへんは優秀なバイトがだな」

藍子「バイトにばっかり頼ってたらダメですよ?」

P「そうなんだけどさ。中々上手くいかなくて……」

藍子「よかったら、教えてあげましょうか?」

P「いいのか?」

藍子「私でよろしければ」


157:ミガサ:2013/05/31(金) 22:25:56.18 :W05t7CI40

藍子「……じゃあ、暇があれば手伝いや、お料理教えに来ますから」

P「おう、よろしくな……ってかそれじゃほとんどバイトと一緒じゃないか」

藍子「そうかもしれませんね。あ、でも、お給料とかはいらないですよ?」

P「それは悪いよ」

藍子「それじゃあ……お給料なしでいいので、その代わり、自由に写真を撮らせてください」

P「え?写真?」

藍子「はい。Pさんの写真って、結構少ないんですよ」

P「……まぁ、藍子がそれでいいなら」

藍子「はいっ。よろしくお願いします」


158:ミガサ:2013/05/31(金) 22:27:52.17 :W05t7CI40

藍子「じゃあ早速、一枚撮らせてください」

P「え?今?」

藍子「はい!あの、ツーショットで……お願いします」

P「俺なんかでいいのか?……まぁいいけど」

藍子「じゃあ、そこに立ってください……はい、そこで」

P「なんか新鮮だな。藍子と二人で映るのなんて」

藍子「ふふ、私も何か新鮮な気持ちです」


159:ミガサ:2013/05/31(金) 22:30:19.45 :W05t7CI40

藍子「タイマーセットして……10……9……8……」

P「ポーズはいらないよな?」

藍子「はい。そのままでお願いします」

藍子「3……2……1……」

藍子「0っ♪」チュッ

P「は?」

藍子「さて、写真の出来を見てきますね?」

P「お、おう」

P「(今……頬に、いやいや。気のせいだよな)」


160:ミガサ:2013/05/31(金) 22:32:41.67 :W05t7CI40

藍子「よく撮れてました。よかった……」

P「そっか。俺には見せてくれないのか?」

藍子「これは私の秘密のフォルダに入れておくんです……Pさん」

P「ん?」


藍子「これからも、私と一緒に思い出を作っていってくださいね?」

藍子「このカメラで……一つ一つ、残していきますから」


次に訪れるアイドル >>+5


165:2013/05/31(金) 22:33:46.90 :wiOGB7Yao
凛 前


171:ミガサ:2013/05/31(金) 22:36:29.92 :W05t7CI40

―――女子寮 凛の部屋―――

凛「……」

凛「好き、嫌い、好き、嫌い、好き……」ブチッ ブチッ

凛「ふふふ。また好きだった」

凛「大丈夫、プロデューサーは私の事が好き」

凛「でも心配だから、もう一回やっておこうかな」

凛「好き、嫌い、好き、嫌い……好き」ブチッ ブチッ

凛「えへへ……プロデューサー、そんなに好きなんだ。私のこと」


173:ミガサ:2013/05/31(金) 22:40:18.38 :W05t7CI40

卯月「……こ、これは……」コソコソ

ちひろ「……まさか、お見舞いにと送った花を花占いに使ってるなんて……」コソコソ

卯月「しかも……あれ、一回や二回じゃないですよ?部屋中に花びらが……」コソコソ

ちひろ「無意識に奇数枚数の花ばかり選んでるみたいね……恐ろしいわ……」コソコソ

卯月「ど、どうするんですかこれ」コソコソ

ちひろ「そんな事言われても」コソコソ

凛「……好き、嫌い、好き」ブチッ

凛「えへへ……」


176:ミガサ:2013/05/31(金) 22:43:30.00 :W05t7CI40

凛「好き、好き、好き、好き……」ブチッ ブチッ

卯月「偶数枚数の時は全部「好き」になってますよ……」

ちひろ「だ、誰か呼んできましょう……っていうか、もうPさん本人呼んだ方が……」

???「その心配はありませんよ!」

ちひろ「あ、あなたは!」

幸子「この可愛いボクが、凛さんをどうにかしましょう!」

卯月&ちひろ「(無理だろうなぁ……)」

凛「好き、大好き、好き、大好き……プロデューサー、大好き……」


179:ミガサ:2013/05/31(金) 22:46:55.93 :W05t7CI40

幸子「お邪魔します、凛さん」

凛「……嫌い、好き、嫌い、好き……」

幸子「凛さん。もったいないですよ。せっかくの花にそんな事したら」

凛「……幸子ちゃん、いたんだ」

幸子「はぁ。せっかく、Pさんからお届けものを預かってきたのに」

凛「……嘘」

幸子「嘘じゃないですよ」

凛「プロデューサーはいるから。そこにいるから……」

幸子「(仁奈ちゃん特製のPさん着包みじゃないですか……店にないからどこいったのかと思ったら……)」

凛「だから、プロデューサーからのお届けものなんてない」


181:ミガサ:2013/05/31(金) 22:49:55.42 :W05t7CI40

幸子「全くもう……凛さん。お届けもの、ここに置いておきますね」

凛「知らない」

幸子「別にいいですよ。それでは」ガチャ

卯月「えっ?!帰っちゃうの!?」

幸子「生憎と、ボクは忙しいので」

ちひろ「……何を、置いたの?」

幸子「……Pさん曰く、思い出のモノ、だそうですよ」

ちひろ「思い出の……モノ……?」


182:ミガサ:2013/05/31(金) 22:53:01.21 :W05t7CI40

凛「……」

凛「……プロデューサーから、贈り物」

凛「違う。机の上のあれは違う」

凛「捨てなくちゃ……早く……」

凛「……っ」ガシッ

凛「……?」

凛「……花?」


183:ミガサ:2013/05/31(金) 22:57:41.18 :W05t7CI40

凛「これ……マーガレット?」

凛「……あ、あれ」ポロポロ

凛「な、なんで」ポロポロ

凛「ち、違うのに。これは、プロデューサーの……贈り物、じゃ」

P『凛。マーガレットの花言葉って知ってるか?』

凛『知らない』

凛「プロ、デューサー」

P『花屋なんだからそれくらい知っておけよ』

凛『じゃあプロデューサーは知ってるの?』

凛「……うぐ、えぐ」

P『もちろん』


P『マーガレットの花言葉はな―――【優しい思い出】と【私を覚えていて】だ』


184:ミガサ:2013/05/31(金) 23:00:44.00 :W05t7CI40

凛「……プロデューサー、ごめん、なさい」

凛「私、約束、破ってた……」

凛「本当のプロデューサーのこと、忘れてた……」

凛「……ずっと、プロデューサーは覚えててくれたんだね……」

幸子「ようやく目が覚めました?」

凛「……まだ、ちょっと辛い、かな」

幸子「全く。久しぶりに外の空気でも吸ってきたらどうです?」

凛「……うん、そうする」


185:ミガサ:2013/05/31(金) 23:04:01.60 :W05t7CI40

―――P喫茶店―――

幸子「連れてきましたよ。Pさん」

P「……いらっしゃい。凛」

凛「プロ、デューサー」

P「……」ギュッ

凛「……」

P「ゴメンな。心配かけた……」

凛「心配かけたのは、こっち……だよ」


198:ミガサ:2013/06/02(日) 20:52:20.73 :892SHbnl0

凛「私ね、忘れようと思ってた。プロデューサーの事」

凛「忘れて、私だけのプロデューサーを私の中だけで作ろうとしてた」

凛「でも、プロデューサーが教えてくれた。プロデューサーはここにちゃんといるって」

凛「……心配かけてごめん。あと……覚えていてくれてありがと。プロデューサー」

P「こちらこそ……俺はここにいるから。もう、離れないから」ギュッ

凛「うん、うん……」ポロポロ

P「もう、離さないから……」

凛「うぅ、プロ、デューサー……」ボロボロ



幸子「(ボク空気なんですけど……)」

雪美「(仕事……するために来たら……浮気現場……)」


199:ミガサ:2013/06/02(日) 20:55:31.51 :892SHbnl0

凛「……美味しい」

P「ココアで大丈夫だったか?」

凛「うん。平気。もう落ち着いた」

P「そうか」

幸子「全く……凛さんを連れてきたボクに感謝してくださいよね!」

凛「きっかけはプロデューサーのくれたマーガレットだけどね」

幸子「ぐむむ……」

凛「でも、幸子ちゃんも……ありがと」ニコッ

幸子「え、あ……ボ、ボクは優しいので当たり前ですけどね!!」

凛「ふふっ……」

雪美「(凛……物腰、柔らかくなった……?)」


200:ミガサ:2013/06/02(日) 20:58:10.81 :892SHbnl0

凛「それで、プロデューサー」

P「なんだ?」

凛「いつ結婚してくれるの?」

幸子&雪美&P『?!』

P「り、凛、落ち着け。ハイライトは……よし、あるな」

凛「落ち着いてるよ、プロデューサー」

幸子「落ち着いてる人がいきなり、「いつ結婚してくれるの?」なんて言うわけないでしょう!」

雪美「(私……濁してるけど……結構……言ってる……)」


201:ミガサ:2013/06/02(日) 21:03:43.14 :892SHbnl0

凛「そうかな……?」

幸子「そうですよ!」

凛「だってさ。もうバレちゃったじゃん。私がプロデューサー大好きな事」

P「っ?!」

凛「プロデューサーいない私がダメダメだって、ちひろさんから言われたんでしょ?」

凛「いくら鈍感なプロデューサーでも、流石にこれは気づかれたなーって思ってさ」

凛「だから、もういっそ吹っ切れて、結婚はいつかなーって。ああ、でもまずは恋人かな?」

幸子「ちょっと待ってくださいよ!話が飛躍しすぎでしょう!?」

凛「そうでもないと思うよ?」

幸子「飛躍しすぎです!大体、大好きって伝えただけで結婚できるくらい世の中甘くないですから!」

凛「熱烈な片思いからの結婚って、よくあるよね」

幸子「そういう話ではなく!」


203:ミガサ:2013/06/02(日) 21:06:58.10 :892SHbnl0

凛「それに言質はもうとったし」ボイスレコーダー

幸子「げ、言質ならボクも持ってますよ!」ボイスレコーダーツー

雪美「私……これだけある……」ボボボボボイスレコーダー

P「あの、ちょっと三人とも」

凛&幸子&雪美『P(さん プロデューサー)は黙ってて!』

P「あっ、はい。すみません」

凛「まぁ、今更こんな言質なんて役に立たないけどね」ポーイ

幸子「それもそうですね、皆さんに言ってるみたいですし」ポーイ

雪美「(後で……回収……しておこう……)」


204:ミガサ:2013/06/02(日) 21:09:59.32 :892SHbnl0

凛「そういうことで、プロデューサー」

P「お、おう」

凛「カチッ 【離れないから……離さないから……】」

P「やめてくれええ!!」

凛「私、嬉しかったよ。こう言われて」

P「いや、これはその」

凛「うん。大丈夫。言質なんか使わない。けどね、お返しさせて?」



凛「……私も、もう離れないし、もう離さないから。これから、覚悟しててね?」

凛「プロデューサー……大好き!」

安価投げ忘れた 次に訪れるアイドル >>+4


209:2013/06/02(日) 21:11:30.17 :tA8ap6xAO
きらり 前


211:ミガサ:2013/06/02(日) 21:15:00.94 :892SHbnl0

―――事務所―――

きらり「杏ちゃーん!今日もはぴはぴするにぃ☆」

杏「あーはいはい……せっかくあの人が辞めて、ゆっくりできると思ったら余計忙しくなったね」

きらり「そうだねぇ……でも、杏ちゃん頑張ってるにぃ」

杏「まぁね……なんとなく、仕事、したほうがいいのかなって思ってさ」

きらり「杏ちゃんエライにぃ!はぐはぐしてあげゆー☆」ギュッ

杏「うぐぅ……これには、慣れないなぁ……」

きらり「はぐはぐー☆はぐはぐー……はぐ、はぐ……」

杏「……きらり」


212:ミガサ:2013/06/02(日) 21:17:17.79 :892SHbnl0

きらり「なぁに?杏ちゃん」

杏「……今、幸せ?」

きらり「……今、きらりは……はぴはぴ……できてない、にぃ」

杏「無理、しないでね」

きらり「杏ちゃんこそ、無理はしちゃダメだにぃ」

杏「無理なんかしてないよ……仕事してたほうが、忘れられるかなって思っただけ」

きらり「……杏ちゃんも、きらりも、はぴはぴ、できてないにぃ」

杏「……そうだね」


213:ミガサ:2013/06/02(日) 21:21:11.42 :892SHbnl0

杏「じゃあ杏、仕事、行くから」

きらり「行ってらっしゃいだよー☆」

きらり「……ちひろ、さん」

ちひろ「へ?なんですか?」

きらり「……スタミナドリンク、あるかにぃ?」

ちひろ「え……」

きらり「……ごめんだにぃ。言ってみただけーっ」


214:ミガサ:2013/06/02(日) 21:24:59.72 :892SHbnl0

ちひろ「急にどうしたんですか?」

きらり「……Pちゃんが、いつも飲んでたの、知ってるにぃ」

きらり「きらりも、Pちゃんと一緒のモノ飲んだら……この、変な気持ち、なくなるかなって思っただけだにぃ」

ちひろ「……きらり、ちゃん」

きらり「なーんて!暗いキャラはきらりのキャラじゃないにぃ!今日も元気に行くよーっ☆」

ちひろ「ここに行けば、スタミナドリンクがあると思うわ」サッ

きらり「え……?」

ちひろ「行くかどうか、頼るかどうかはあなた次第よ」

きらり「……うん」


215:ミガサ:2013/06/02(日) 21:28:52.37 :892SHbnl0

きらり「……ちひろさん、今日のお仕事、サボるかもしれないにぃ」

ちひろ「不真面目、ね」

きらり「でも……でも……」

ちひろ「わかってる。行ってらっしゃい」

きらり「……行ってきます!」ガチャ



ちひろ「スタミナドリンクになんか、頼っちゃダメよ」

ちひろ「貴方には貴方の……スタミナドリンクが、あるんだから」


216:ミガサ:2013/06/02(日) 21:31:25.37 :892SHbnl0

―――P喫茶店―――

きらり「こ、こんにちは~……」

P「おう、いらっしゃい」

きらり「あの……ここに、スタミナドリンクって……」

P「ないよ。ここは改造人間を作る場所じゃなくて、喫茶店だからな」

きらり「そ、そうです、よね」

P「で、喋り方がさっきから変だなきらり。お前らしくないぞ?」

きらり「えっ……」

P「まぁ、そんな帽子を深くかぶってたら俺の顔を見えなくて、よそ行きの口調になっちまうか」

きらり「……P、ちゃん?」

P「おう、改めていらっしゃい」


217:ミガサ:2013/06/02(日) 21:33:24.47 :892SHbnl0

きらり「Pちゃん?」

P「何度も聞くなって」

きらり「……Pちゃーん!!」ガバーッ

P「うおおおおおお!!受け、止め」

きらり「Pー!ちゃーん!!」ギュゥゥゥゥゥゥ

P「ぐあああああああああ!!!!」バキバキバキバキ

凛「何やってるのプロデューサーにきらり……」

藍子「Pさん!だ、大丈夫ですか?!」

P「……いい、はぐはぐ、だった」ガクッ

藍子「Pさーん!?」


218:ミガサ:2013/06/02(日) 21:35:55.46 :892SHbnl0

P「おー。いてて、久しぶりだったから腰に来たなぁ」

きらり「Pちゃん、ごめんね?だいじょーぶ?」

P「まぁ、慣れっこだ」

藍子「はいはい、カッコつけてないで休んでてください」ツンツン

P「おぐぅっ」ビクンビクン

凛「……面白い」ツンツン

P「へぐっ、おぐぅっ」ビクビク

きらり「Pちゃん、本当にだいじょーぶ?」

P「おう、へっちゃらだ」ガクガクガクガク

凛「膝震えてるけど……」


219:ミガサ:2013/06/02(日) 21:38:09.63 :892SHbnl0

P「まぁとにかく。久しぶり、きらり」

きらり「おっすおっす!久しぶりだにぃ!」

P「もうよそ行きの口調はやめたのな」

きらり「そ、その話はもうやめるのー!」

P「ははは。あっちのきらりもなかなか可愛かったぞ?」

きらり「むーっ!」

P「ごめんごめん」


220:ミガサ:2013/06/02(日) 21:40:19.07 :892SHbnl0

P「で、何か飲むか?」

きらり「んーとね、Pちゃんのお勧めがいいー!」

P「はいよ。ミルクティーでいいか?」

きらり「うん!」

凛「あ、私も」

P「そしてお前は当然のように毎日ここに来てるな」

凛「当たり前じゃん。プロデューサーの事大好きだし」

P「お、おう……あ、ありがとな」

藍子「……」ギュゥゥゥ

P「い、痛い痛い藍子!なんで足を踏むんだ?!」

藍子「自分の心に聞いてみてくださいっ!」


221:ミガサ:2013/06/02(日) 21:43:02.41 :892SHbnl0

P「ほい、ミルクティー」

きらり「ありがとー!」

凛「ありがと」

P「藍子にも」

藍子「あ……ええと、ありがとうございます」

きらり「うきゃー!美味しー☆」

凛「当たり前。プロデューサーが淹れたんだから」

藍子「その理屈はおかしいと思いますけど……あ、美味しい」

P「口にあってよかったよ」


222:ミガサ:2013/06/02(日) 21:47:33.16 :892SHbnl0

きらり「あのね、Pちゃん。きらりね、今まで、変な気持ちになってたの」

P「どんな?」

きらり「こう、ぐわーってして、がーってなって、それで……泣きなく、なっちゃうの」

P「……そっか」

きらり「でもね!Pちゃんの顔を見たら、きらり、そんな気持ちもなくなったにぃ!」

きらり「これからはいつの、はぴはぴきらりで頑張るーっ☆」

P「おう!そのいきだ!」

きらり「PちゃんPちゃん!」

P「なんだ!?なんでも言ってみろ!」

きらり「Pちゃんに、久しぶりの、きらりんパワー、ちゅーにゅー!」チュッ

P「……へっ?」

凛「……む」

藍子「き、きらりちゃん?!」

きらり「えへへー☆」


223:ミガサ:2013/06/02(日) 21:50:42.12 :892SHbnl0

凛「プロデューサー。私もキスしたほうがいい?」

P「お前は何を言ってるんだっ!?」

藍子「……」グリグリギリギリ

P「痛い痛い痛い!!」

きらり「きらりもこれで、元気元気☆」


きらり「ねぇねぇ、Pちゃん。これからも、ずーっと、ずーっと、一緒だにぃ☆」


次に訪れるアイドル >>+3


226:2013/06/02(日) 21:51:07.26 :VvH7g/5ho
 前 十時愛梨


232:ミガサ:2013/06/02(日) 21:55:47.32 :892SHbnl0

―――事務所―――

愛梨「おはよう、ございます」

ちひろ「おはよう愛梨ちゃ……な、何ですかそのコート?!」

愛梨「え、今日、寒くないですか?」

ちひろ「寒くないわよ?!普通に20度くらいあるし!」

愛梨「そう、ですかね?私、寒くて寒くて……」

ちひり「愛梨、ちゃん?」

愛梨「あの、暖房つけていいですか?」

ちひろ「だ、ダメに決まってるじゃない!ど、どうしたの一体?!」


233:ミガサ:2013/06/02(日) 21:59:57.13 :892SHbnl0

愛梨「……」

ちひろ「愛梨ちゃん、本当に大丈夫?」

愛梨「おかしい、んです」

愛梨「Liveやお仕事の前や、Pさんと話してる時は、ずっと体が火照ってたりしたんです」

愛梨「でも……最近は、そんな感覚もなくて」

愛梨「ずっと、体が冷え切っちゃって」

愛梨「……寒い、んです。体も、心も」

ちひろ「……風邪、とかじゃないのね?」

愛梨「そうではない、です。熱はないので……」


235:ミガサ:2013/06/02(日) 22:03:30.67 :892SHbnl0

ちひろ「……これ以上広めないでくれって、Pさんから釘を刺されてるけど、これは仕方ないわね……」

ちひろ「まぁ、あの人との約束なんて、守りませんけど。こちらも約束、破られたので」

ちひろ「愛梨ちゃん」

愛梨「なんですか?」

ちひろ「ここに行ってみなさい。きっと、その感覚が戻ってくるわ」

愛梨「……もしかして、Pさん、いるんですか?」

ちひろ「……まぁね。でも、驚いてあげてね?」

愛梨「は、はい……」

ちひろ「あと……そのコート、必要?」

愛梨「……いいえ、もう、必要ないです。少しだけ、あったかくなってきましたから……」

ちひろ「そう、じゃあそのコート預かるから、行ってらっしゃい」

愛梨「……はいっ!」


236:ミガサ:2013/06/02(日) 22:07:17.19 :892SHbnl0

―――P喫茶店―――

愛梨「……こんにちは」

P「はい、いらっしゃ……」

幸子「いらっしゃいませー……って、また事務所のアイドルの人じゃないですか!しかも愛梨さん!」

P「おかしいなぁ。なんでだろうなぁ。普通のお客さん、来てくれないなぁ」

雪美「P……ガンバ……」

愛梨「あの、Pさん」

P「なんだ?」

愛梨「その……この喫茶店、暑くないですか?」

P&幸子&雪美『!!』

幸子「Pさんをあっちに押し込みます!」

雪美「了解……」

P「なんのこれしきぃぃぃぃ……」

愛梨「……ふふっ」

P「……愛梨?」


237:ミガサ:2013/06/02(日) 22:11:40.21 :892SHbnl0

愛梨「冗談、です」

P「なんだ冗談か……チッ」

幸子「……」ゴキッ

雪美「……」メシャッ

P「足から鳴っちゃいけない類の音がぁぁぁ……」

愛梨「今は暑いっていうよりも……あったかい、です」

愛梨「ぽかぽかして、ふわふわして……」

愛梨「(あ、そっか……私……Pさんのこと……)」

P「おい、愛梨?大丈夫か?」

愛梨「……へっ?だ、だだ、大丈夫ですよ?」

P「おい、明らかにおかしいぞ?」


238:ミガサ:2013/06/02(日) 22:14:32.83 :892SHbnl0

P「熱でもあるんじゃないか?」ピトッ

愛梨「あっ……あの、あのあの……」

P「ん?本当に熱が」

愛梨「あ、暑いですから!今、すっごく!!」

P「え?」

愛梨「暑いので、その、脱いでもいいですか?!」

P「ちょっと待て愛梨?!」メシャッ

幸子「愛梨さん、着替えるならこっちで」

P「目が、目がああああああ……」

愛梨「(お、おかしいな。Pさんに触られた瞬間、暑くて熱くてたまらなくなっちゃってる……っ!)」


239:ミガサ:2013/06/02(日) 22:19:35.81 :892SHbnl0

愛梨「その、ごめんなさい。Pさん」

P「いいっていいって。いつもの事じゃないか」

雪美「いつもの……事……?」

P「まぁそれはおいといてだな。もう帰るのか?」

愛梨「は、はい。その……すっごく、熱くって」

P「そっか。風邪かもしれないし、しっかり休んでおけよ?」

愛梨「はい!……その、Pさん」

P「ん?」


愛梨「いつか、シンデレラガールにしてくれたように」

愛梨「私をまた、シンデレラみたいにしてくださいね!」

愛梨「(私の、王子様……)」


今日はこれで最後 次に訪れるアイドル >>+6


245:2013/06/02(日) 22:20:41.50 :H6JmIuhDo
文香 後


251:ミガサ:2013/06/02(日) 22:27:13.40 :892SHbnl0

―――P喫茶店―――

カランカラーン

P「はーい。いらっしゃいま……」

文香「……」

P「えーっと……その……どちら様、ですか?」

P「(所属アイドルにこんな子いたっけ……)」

文香「……あの、ここの喫茶店は……名前を名乗らないと注文できないシステムだったりするんですか?」

P「あ、いえ、その……実は、非常に説明しづらいんですが……」

文香「……?」


252:ミガサ:2013/06/02(日) 22:30:51.10 :892SHbnl0

文香「……アイドル……専用の、喫茶店……ですか」

P「それで、その……そこの事務所で見かけない人だと思いまして」

文香「……私、アイドルではないので」

P「あ、そうなんですか……」

文香「……すみません。他の店に―――」

P「いやいや!こちらこそすみません!看板とかかけてなくて……その、お詫びに紅茶でも奢ります」

文香「いいん、ですか?」

P「はい。こちら側のミスですし……」

P「(それにしても……)」

P「(前髪で隠れて顔はよく見えないけど……光るものを感じる)」

P「(っといかんいかん。今はもう俺はプロデューサーじゃないんだから)」


253:ミガサ:2013/06/02(日) 22:34:11.23 :892SHbnl0

P「口に合うかわかりませんが……」コトッ

文香「……ハーブティー、ですか」

P「とりあえず、当店で一番個人的に自信があるものを」

文香「ありがとうございます……」

文香「……美味しい」

P「よかった」

文香「ここなら……落ち着いて、本が読めそうです」

P「……本、好きなんですか?」

文香「はい……叔父が、書店をやっていまして」

P「なるほど」


254:ミガサ:2013/06/02(日) 22:36:47.42 :892SHbnl0

文香「この辺の喫茶店はどこも混んでいて……」

P「それでガラガラなここに来たと」

文香「あ……すみません」

P「いえいえ。でもここ、もう少ししたら賑やかになりますよ。夜とかもはや居酒屋状態ですし」

文香「……アイドルの皆さん、ですか」

P「はい……過去、色々やってまして」

文香「……だから、ここも専用に?」

P「あ、いや。それは成り行きで。自分の意思じゃないんですけどね……」

文香「大変ですね」

P「いえいえ」


256:ミガサ:2013/06/02(日) 22:41:28.40 :892SHbnl0

文香「……店長さんは、本は、読みますか?」

P「ええ、多少は」

文香「……では、そこの棚にあるのは?」

P「え?ああ、それは本じゃないですよ。俺の日記です」

文香「日記、ですか」

P「ええ。俺の昔の日記です。色々って言いましたけど、アイドル達のプロデューサーやってたんですよ。俺」

文香「プロデューサー、ですか……どんな仕事を?」

P「ああ、よかったら日記見ます?見られるのはちょっと恥ずかしいですけど、それを見れば俺がどんな事してたかがすぐわかると思うので」

文香「……では、お借りします」

P「そのあいだにおかわりでも注いできますね」

文香「え……悪いですよ」

P「気にしないでください。アイドル達に、少しでも興味を持ってくださったお礼みたいなものです」

文香「……?」

P「自分が育てたアイドル達に興味を持たれるって、凄く嬉しいんですよ」

文香「……変わった人ですね」

P「よく言われます」


257:ミガサ:2013/06/02(日) 22:46:52.84 :892SHbnl0

―――二時間後―――

文香「……」

P「……」

文香「……あ、もうこんな時間ですか」

P「凄く集中して読んでましたね」

文香「気になってた本とかだと……つい」

P「俺も気恥ずかしかったですけど、そこまで熱心に読んでくださって嬉しかったです」

文香「……あの」

P「なんですか?」

文香「また……この日記、読みに来てもいいですか?」

P「え?」

文香「……興味を、持ちました。アイドルという……存在に」

P「それは……はい。是非また、ご来店ください」

文香「ありがとう、ございます」


文香「……本よりも、もっと面白い事……」

文香「こんな私を変えられる場所……見つけられた、かも……」


その数週間後、彼女がアイドルとして活動を始めるのは、また別の話。


次に訪れるアイドル >>+7


268:2013/06/02(日) 22:58:06.16 :Fw9PVYzEO
ままゆ 前


281:ミガサ:2013/06/03(月) 20:43:29.33 :uxOCK7pV0

―――事務所―――

まゆ「……」

ちひろ「……」カタカタ

まゆ「ちひろさん」

ちひろ「なんですか?」

まゆ「あの……もう少ししたらレッスン、大丈夫ですかぁ?」

ちひろ「ちょっと待っててね、今トレーナーさんに聞いてみるから」

まゆ「よろしくお願いします」


282:ミガサ:2013/06/03(月) 20:46:21.34 :uxOCK7pV0

ちひろ「大丈夫らしいわよ。まゆちゃん」

まゆ「ありがとうございます。じゃあ、ちょっと準備、行ってきますねぇ……」スッ ガチャ

ちひろ「行ってらっしゃい」

ちひろ「……ふぅ」

ちひろ「一時はどうなるかと思ったけど、まゆちゃんは意外と大丈夫そうね」

ちひろ「芯は強い子だし、今はレッスンにも仕事にも意欲的だし」

ちひろ「……もしかして、知ってるのかもしれないわね。もう」

泰葉「……あの」

ちひろ「ひゃっ、泰葉ちゃん?」

泰葉「ちょっと、いいですか?」

ちひろ「え、と。何かしら?」

泰葉「……まゆさんの、件で」


283:ミガサ:2013/06/03(月) 20:48:26.21 :uxOCK7pV0

ちひろ「まゆちゃんの?」

泰葉「……はい」

ちひろ「まゆちゃんに何かされたとか?危害を加えられたの?!」

泰葉「あ、いえ。そうじゃないんです……」

ちひろ「じゃあ……何かしら?」

泰葉「……彼女」


泰葉「彼女、もしかしたら……【人形】になっているかもしれません……」


ちひろ「……え?」


284:ミガサ:2013/06/03(月) 20:53:50.59 :uxOCK7pV0

―――女子寮 まゆの部屋―――

まゆ「……」

まゆ「今日も、疲れましたねぇ……」

まゆ「さて、今日も処分しないといけませんねぇ……」

まゆ「まずは……」


まゆ「あの人のYシャツなんて持ってても仕方ないですしぃ……ハサミでズタズタにしてから捨てましょうかぁ」チャキッ


まゆ「布類は全部ズタズタにしてぇ……燃やしましょうかぁ?」

まゆ「ああでも、小火でも騒ぎになると面倒ですしぃ。普通にゴミ袋に詰めましょうかぁ」


285:ミガサ:2013/06/03(月) 20:59:31.18 :uxOCK7pV0

まゆ「他にもぉ……ビデオテープとか、邪魔ですねぇ」

まゆ「これはどう捨てればいいのかしらぁ……」

まゆ「この部屋には邪魔なものが多すぎますねぇ……捨てるのが大変」

まゆ「前住人の持ち物らしいですねぇ……全部捨てちゃいましょうかぁ」

まゆ「全く、迷惑な住人さんですねぇ……」

まゆ「もし会ったら、恨み言の一つでも言ってあげましょうかねぇ……」


287:ミガサ:2013/06/03(月) 21:04:08.05 :uxOCK7pV0

―――事務所―――

ちひろ「どういうことですか?」

泰葉「……彼女の心が、見えないんです」

ちひろ「心?」

泰葉「正確には……その、あの時の私と同じ……ううん、それ以上……」

泰葉「下手をすれば彼女は……」

泰葉「自分の中に、【もう一人の自分】を……作り出しているかもしれません」

ちひろ「……二重人格、ってことかしら?」

泰葉「いいえ……別人格の乗っ取り、の方が近いです」

ちひろ「……そんな馬鹿な話……」

泰葉「同じような事に、私はなったことがあります……だから、わかるんです」

ちひろ「……泰葉ちゃん……」


288:ミガサ:2013/06/03(月) 21:06:42.18 :uxOCK7pV0

泰葉「【人形】のように、別人格の自分によって操られる感覚」

泰葉「そこに過去の自分の意思は存在しません」

泰葉「あるのは……そう、義務感だけ」

泰葉「何かをしていないと落ち着かない……義務感」

ちひろ「……」

泰葉「彼女は……芯が強いんじゃないです」

泰葉「芯が強すぎて……折れることを、知らないんです」

泰葉「その芯を誰かが折ってあげないと……きっと彼女は」

泰葉「別の誰かに……なってしまいます」


289:ミガサ:2013/06/03(月) 21:15:09.72 :uxOCK7pV0

泰葉「そうなる前に……彼女の心を、折ってあげてください」

ちひろ「……わかった。調査してみるわ。私の方でも」

泰葉「お願いします……」

泰葉「あの人なら……簡単に、折ってくれそうですけど、ね」

ちひろ「……Pさんに会わせるのは、最終手段」

ちひろ「もしかしたら、怪我を負うかもしれないから……」

泰葉「そう、ですね」


290:ミガサ:2013/06/03(月) 21:18:46.90 :uxOCK7pV0

―――数日後―――

ちひろ「……何、これ」

ちひろ「……ここまで、なんて」

泰葉「ちひろさん」

ちひろ「……泰葉ちゃんの、言う通りだったわ」

泰葉「それで……その写真は?」

ちひろ「……女子寮長に頼み込んで、まゆちゃんの部屋の写真を撮ってもらったんだけど」

泰葉「……」


ちひろ「彼女の部屋……何も、ないの」

ちひろ「生活に必要なはずの、タンスや衣装棚、そてに食器やテレビも。ついこの前買ったばかりの、机と椅子も」

ちひろ「カーテンも、ベッドすらも……何もかも」

ちひろ「本当に彼女、ここで生活しているの……?」


291:ミガサ:2013/06/03(月) 21:23:17.70 :uxOCK7pV0

ちひろ「……早急に対処しないといけないかもしれないわ」

泰葉「そうですね……」

ちひろ「もし本当にここで生活してたなら……」

まゆ「こんにちはぁ」ガチャ

ちひろ&泰葉「!!」

まゆ「ちひろさん、今日は確か、お仕事入ってましたよねぇ……?」

ちひろ「そ、そうね」

まゆ「早めに打ち合わせしたいんですけどぉ……いいですか?」

ちひろ「ま、ちょっと待っててね。資料探すから」

まゆ「わかりましたぁ」

ちひろ「(こうしているといつものまゆちゃんなのに……)」

ちひろ「(泰葉ちゃんに言われたことや、あの写真を見てると……別人に、見えてくる……)」


292:ミガサ:2013/06/03(月) 21:26:30.36 :uxOCK7pV0

―――まゆの部屋―――

まゆ「監視カメラ……こんなもの、何に使うんでしょうかねぇ」

まゆ「部屋の四隅に設置なんてして……」

まゆ「前住人さんは、変態さんか何かだったんでしょうかね……?」

まゆ「見られて興奮するタイプ……?」

まゆ「そんな事、まゆには関係ないですけどぉ……」

まゆ「……この部屋も、だいぶ片付きましたねぇ」

まゆ「早く、これも捨てないといけませんねぇ」

まゆ「……なぜか、このリボンだけは捨てられないんですよねぇ……」

まゆ「大した思い入れもないのに……」


293:ミガサ:2013/06/03(月) 21:30:26.79 :uxOCK7pV0

まゆ「なんででしょうねぇ、不思議ですね」

まゆ「……」

まゆ「……さて、次は何を片付けましょうかねぇ」

ちひろ「まゆちゃん!!」

泰葉「まゆさん!!」

まゆ「……ちひろさんに、泰葉さん?」

ちひろ「……まゆちゃん、この部屋は何?」

まゆ「何とは?」

ちひろ「どうして、何もないの?」

まゆ「……全部、買い換えようかなぁと思いまして」

泰葉「どうして、最近買った机や椅子まで買い換える必要があるんですか?」

まゆ「……最近、買った?」


294:ミガサ:2013/06/03(月) 21:34:44.25 :uxOCK7pV0

まゆ「あれは、前住人の持ち物じゃないですかぁ」

ちひろ「何を、言っているの?」

まゆ「何を言っている、はこっちのセリフなんですけどぉ……」

ちひろ「だって言ってたじゃない。あの机と椅子は、Pさんが選んでくれたって」

ちひろ「それを前住人の持ち物?そんな事、まゆちゃんは言わないわよ」

まゆ「……以上」

ちひろ「え?」

まゆ「それ以上……その、Pさんとかいう名前を聞かせないでくれますかぁ?」

まゆ「凄く……イライラ、しますからぁ」ニコッ

ちひろ「っ……」


295:ミガサ:2013/06/03(月) 21:39:13.64 :uxOCK7pV0

まゆ「大体、Pさんなんて人、【まゆ】は知りませんよぉ?」

まゆ「前住人の人も、まゆさんっていうなら別ですけどぉ」

まゆ「【まゆ】はPさんなんてぇ……知りません」

泰葉「でも、まゆさん―――」

まゆ「知らないったら知らないんです!!」

泰葉「っ」

まゆ「【まゆ】はPさんなんて知りません、知ろうとも思いません」

まゆ「喫茶店を経営して、まゆに秘密で他の女の子ばかりを招待していた」

まゆ「まゆに真っ先に教えてくれないPさんなんて……【まゆ】は知りません」

泰葉「……」

ちひろ「……知って、たのね?」

まゆ「なんのこと、ですかぁ?【まゆ】はなーんも知りませんよ?まゆは知ってるかもですけどぉ」


297:ミガサ:2013/06/03(月) 21:42:22.11 :uxOCK7pV0

ちひろ「……あなたは、一体、誰なの?」

まゆ「【まゆ】は、【まゆ】ですよぉ?」

まゆ「そして、まゆでもありますねぇ」

まゆ「でもそのうち、まゆは消えて【まゆ】になります」

まゆ「そうしたら、ニコニコしながら、あの人の店に行ってあげますよ」

まゆ「ニコニコしながら、全部、全部、壊してあげますよぉ」

まゆ「あの人の夢も、夢を追いかけているみんなも、全部」

凛「冗談はよしてよ」

まゆ「……凛さん?」

凛「今は貴方の声なんか聞きたくない。私が聞きたいのは、まゆの声」

まゆ「……何を、言っているんですかねぇ」


298:ミガサ:2013/06/03(月) 21:46:12.95 :uxOCK7pV0

ちひろ「凛ちゃん!近づいちゃダメ!」

泰葉「あ、危ないです!!」

凛「だから、【まゆ】の声なんて聞きたくない。私が聞きたいのは、まゆの声」

凛「嫉妬してしまうくらい憎らしい」

凛「それでも時たま、共感してしまうほどに」

凛「そうやって狂って別の人格を作ってしまうような」

凛「それほどまでに、Pさんを大好きだったまゆの声を、私は聞きたいの」

まゆ「な、何、を。ま、【まゆ】は、まゆ、で」

凛「五月蝿い。あんたはまゆじゃない」

まゆ「……まゆ、は……嫌、です」

凛「何が?」


299:ミガサ:2013/06/03(月) 21:50:01.81 :uxOCK7pV0

まゆ「Pさんが、他の女の子と話すのが」

まゆ「Pさんが、他の女の子の頭を撫でるのが」

まゆ「Pさんが、まゆ以外の女の子にデレデレするのが」

まゆ「まゆに、喫茶店を、教えてくれないことが」

まゆ「まゆは、嫌、です」ポロポロ

凛「……そっか」

凛「私も嫌だよ。それ」

ちひろ「ちょっ」

凛「でもね、まゆ。意外とPさんなんて簡単だよ?」

凛「大好きって言うだけで、ある程度は意識してくれるようになるし」

まゆ「……何、を」


300:ミガサ:2013/06/03(月) 21:53:48.58 :uxOCK7pV0

凛「それでもね」

凛「努力もしないで、そんなとこで立ち止まってるなんて、まゆらしくないんじゃない?」

まゆ「私らしさって、なんなんですかぁ……」

凛「まゆらしさ?そんなのさっき言ったじゃん」

凛「ここにいる誰よりも、世界中の誰よりも、Pさんが好きってことでしょ?」

凛「そんなまゆが、動きもしないなんて」

凛「それなら私、Pさん奪っちゃうよ?」

まゆ「それはっ、嫌、です!!」

凛「でしょ?だったらほら、行くよ」

まゆ「ど、どこに」

凛「決まってるじゃん」

凛「女の子をここまで追い詰めるくらい惚れさせた、天然ジゴロで女たらしの、罪作りなプロデューサーにだよ」


301:ミガサ:2013/06/03(月) 21:57:40.89 :uxOCK7pV0

―――P喫茶店―――

まゆ「……こん、にちは」

凛「ただいま」

P「お帰り。でもここお前の家じゃないからな?」

凛「同じようなものでしょ?ああ、それとちょっと」クイクイ

P「え?何?」

凛「せーのっ!」バチン!

P「へぶぅ?!」

まゆ「あ、あの、凛さん?」

凛「一発ぶたないと私のこの気持ちが落ち着かないの」

P「い、いってぇ……本気でやりやがったな」

凛「うん。だからPさんもまゆに本気でぶつかってあげて」

P「……そういうことかよ……ホント、お前って俺の事わかってんな」

凛「大好きだもん。当たり前だよ」

P「……ありがとな」


302:ミガサ:2013/06/03(月) 21:59:28.93 :uxOCK7pV0

P「まゆ」

まゆ「なん、ですか」ビクッ

P「……俺は、何をしたらいい?」

まゆ「え?」

P「俺は、お前に取り返しのつかないことをしかけた」

P「だから、まゆ。俺にできることなら、俺は何でもするつもりだ」

まゆ「……なん、でも?」

P「ああ」



幸子「ん?」

雪美「ん?」

凛「はいはい。下がってて」


303:ミガサ:2013/06/03(月) 22:03:24.80 :uxOCK7pV0

まゆ「……それじゃあ、まゆ、は」

まゆ「Pさん、Pさんが欲し―――」

まゆ「……違い、ますね」

まゆ「Pさん」

P「なんだ?」

まゆ「まゆ、部屋の家具全部捨てちゃったんです」

P「そう、か」

まゆ「だから……机と椅子や、この赤いリボンを選んでくれた時のように……」

まゆ「全部、選んでくれると、嬉しいです」

P「……わかった。金も払うよ」

まゆ「いいえ、それはいいんです。捨てたのはまゆですから」

まゆ「選んでくれるだけでいいです。でも、あと一つだけ、いいですか?」

P「なんだ?」

まゆ「この赤いリボンで……私の髪を、結んでください」


304:ミガサ:2013/06/03(月) 22:07:10.38 :uxOCK7pV0

P「お安い御用だ」シュルッ

まゆ「……んっ」

P「ご、ごめんな。痛いか?」

まゆ「いいえ……大丈夫、です」

まゆ「……Pさん。最後の我が儘、です」

P「ちょっと待っててくれな。もう少しでリボンを―――」

まゆ「Pさん、大好きです」チュッ

P「んむっ?!」

まゆ「ん……ぷはっ」

P「ま、まゆ……おま」

まゆ「……ふふっ」

凛「ちょっとまゆ。それはいくらなんでも許せないよ?」

幸子「き、きききき、キスなんて、そんな、はははは、ハレンチです!!」

雪美「……私も……ちゅー」

まゆ「ごめんなさぁい。まゆ、まだ少しだけ寂しくてぇ」

P「な、な、な」

凛「……全く。今回だけだよ?」

まゆ「はい」


305:ミガサ:2013/06/03(月) 22:10:38.93 :uxOCK7pV0

―――帰り道―――

凛「よかったの?」

まゆ「何が、ですかぁ?」

凛「Pさんが欲しい、って言わなかったこと」

まゆ「……あれは、まゆが望んだことじゃないです」

まゆ「あれを望んだのは……【まゆ】、ですから」

凛「……そっか」

まゆ「【まゆ】もきっと、Pさんが大好きだったんです。誰よりも、私と同じくらいに」

まゆ「でも……道を、間違えてしまった」

まゆ「まゆはもう、道を踏み外したくないですから」

凛「……ふふっ、後で言わなかったこと、後悔するよ?」

まゆ「後悔なんてしませんよぉ。Pさんはまゆの虜ですからぁ」

凛「そんなことないと思うな。そのうち私もキスするし」

まゆ「ふふふ……」

凛「ふふふ……」


306:ミガサ:2013/06/03(月) 22:14:02.71 :uxOCK7pV0

まゆ「凛さん。負けませんからね?」

凛「負けるつもりないから」

まゆ「まゆも、ですよ」


まゆ「(もし、これでPさんが他の人とくっついても)」

まゆ「(まゆは、Pさんのことを大好きでい続けますから)」

まゆ「(もう、踏み外しません)」

まゆ「(だから―――今は、まだPさんを感じていたいんです)」

まゆ「(まゆの我が儘に……もう少しだけ、付き合ってくださいね?Pさん)」


恐らく次で今日は最後 >>+5

311:2013/06/03(月) 22:14:38.99 :ljjKdX+So
藍子 前


319:ミガサ:2013/06/03(月) 22:15:55.59 :uxOCK7pV0

藍子ちゃんは……あれ、やりましたよね?確か……

とりあえず再安価 >>+4


323:2013/06/03(月) 22:16:13.00 :hVQLKmVqo
日菜子 前


330:ミガサ:2013/06/03(月) 22:19:14.76 :uxOCK7pV0

―――日菜子の部屋―――

日菜子「むふふ……ここで、白馬の王子様がですねぇ……」

日菜子「……」

日菜子「……ダメ、ですねぇ」

日菜子「この先を……日菜子、妄想できなくなっちゃったみたいですねぇ……」

日菜子「……理由なんて、はっきりしてるんですけどねぇ」

日菜子「私の白馬の王子様、あなたはどこへ行ったんでしょう……?」


333:ミガサ:2013/06/03(月) 22:22:28.83 :uxOCK7pV0

―――数日前 事務所―――

日菜子「創作紙芝居、ですかぁ?」

ちひろ「そうなの。なんでも、次の仕事で子供番組で……」

日菜子「そうなんですか……それで、日菜子を?」

ちひろ「はい。妄想といえば日菜子ちゃんの得意分野と思いまして」

日菜子「むふふ……任せてください」

ちひろ「よろしくね?」

日菜子「わかってますよぉ。むふふ」


334:ミガサ:2013/06/03(月) 22:25:11.24 :uxOCK7pV0

日菜子「……最近、妄想が捗らないと思ってましたけど」

日菜子「まさかここまでとは、思いませんでしたねぇ……」

日菜子「……仕事、明日なんですよねぇ」

日菜子「どうしましょうかねぇ……これ……」

日菜子「……ちょっと、外を散歩しましょうか」

日菜子「根を詰めてばかりじゃ、妄想は色彩を失っちゃいますからねぇ……むふふ」


335:ミガサ:2013/06/03(月) 22:28:46.15 :uxOCK7pV0

―――P喫茶店前―――

日菜子「ここで……王子様が……むふふ」

日菜子「ああでも、こういう登場の方が―――」

―――キキーッ

日菜子「……えっ」

ガシャァン

日菜子「……っ」

日菜子「……あ、あれ……日菜子……」

P「ったく。大丈夫か日菜子?ちょうど店から出てきた時だったから、なんとか抱きかかえて道路から外れられたけど……」

日菜子「……王子、様」

P「は?」

日菜子「王子様……やっと、見つけましたぁ……むふふ」

P「おーい日菜子?頭でも打ったか?」


336:ミガサ:2013/06/03(月) 22:31:28.89 :uxOCK7pV0

―――P喫茶店―――

P「妄想癖、いい加減直せよ?今回はあっちの信号無視って形で話がついたからいいけどさ」

日菜子「すみません……むふふ」

P「さっきから笑ってるけど、一体どうした?」

日菜子「なんでもないですよぉ……むふふふふ」

P「……ちょっと怖いぞ」

日菜子「むふ、むふふふ……やっと見つけました、王子様」

P「本当に頭でも打ったのか?」

日菜子「打ってませんよぉ」


337:ミガサ:2013/06/03(月) 22:34:49.31 :uxOCK7pV0

P「ほら、ミルクティー。これ飲んで落ち着け」

日菜子「ありがとうございます……あの、Pさん」

P「ん?」

日菜子「日菜子今、紙芝居を描いてるんですよぉ」

P「へぇ、面白そうじゃないか」

日菜子「それでですねぇ……Pさんをモデルに、紙芝居を描きたいんです」

P「俺をモデル?」

日菜子「はい……Pさんは、日菜子の白馬の王子様ですから」

P「まぁ、お前がいいならいいけど」

日菜子「そうですかぁ。ありがとうございます、むふふ」

P「……18禁とかは勘弁な」


338:ミガサ:2013/06/03(月) 22:37:45.72 :uxOCK7pV0

―――数時間後―――

日菜子「……むふふ」

P「なんだよ」

日菜子「共同作業ですねぇ」

P「そうだな、俺がたまにアイデアを出して、それや妄想を元に日菜子が紙芝居を描く」

日菜子「夫婦みたいですねぇ」

P「なんでそうなる」

日菜子「共同作業ですから」

P「……お前の妄想力には、たまに敬意を表するよ」

日菜子「むふふ……」


339:ミガサ:2013/06/03(月) 22:41:39.98 :uxOCK7pV0

日菜子「できましたぁ!」

P「ふぅ、疲れたぜ」

日菜子「……お疲れ様でしたぁ」

P「本当にな」

日菜子「あの……ありがとうございましたぁ。二回も助けてもらって」

P「……俺が育てたアイドルだしな。大事にするさ」

日菜子「むふふ、大事にしてもらって嬉しいです」

日菜子「Pさん、また一緒に、紙芝居を作ってもらえませんかぁ?」

P「暇なときにな」

日菜子「むふふ、ありがとうございます」


日菜子「(今度は、シンデレラを作りましょう?)」

日菜子「(私がシンデレラで……Pさんが王子様な、そんな素敵な、紙芝居を)」


340:ミガサ:2013/06/03(月) 22:42:45.34 :uxOCK7pV0

途中で落ちるかもしれないけど、まだ行けそうなので安価。

>>+6


346:2013/06/03(月) 22:44:50.19 :jYafUd5Do
本田未央 前


355:ミガサ:2013/06/03(月) 22:48:38.73 :uxOCK7pV0

―――女子寮 未央の部屋―――

未央「……」

未央「うづきちも、しぶりんも、元気になったなぁ……」

未央「まだ仕事で失敗したりするのは……私、だけ」

未央「……早く、吹っ切れないとな……」

未央「ニュージェネレーションは……三人で一人、なんだから」


358:ミガサ:2013/06/03(月) 22:51:03.34 :uxOCK7pV0

―――レッスン場―――

未央「……」

凛「こう、かな?」

卯月「うん!それで大丈夫!」

未央「……はぁ」

凛「……未央、大丈夫?」

未央「えっ?あ、うん。大丈夫だよ!」

卯月「そうは見えないよ。未央ちゃん」

未央「……そっか……ごめんね。色々、気持ちの整理がつかなくて」

凛「気持ちの、整理?」


359:ミガサ:2013/06/03(月) 22:53:53.81 :uxOCK7pV0

未央「うん……Pさんが、いなくなってさ」

未央「卯月も凛も吹っ切れたみたいなのに……私だけ、こうやってウジウジしててさ」

未央「情けないなって思って」

凛&卯月「……」

凛「(卯月、もしかして)」ゴニョゴニョ

卯月「(うん、たぶんそうだよね……)」ゴニョゴニョ

未央「何話してるの?」

凛「未央……もしかして、知らないの?」

未央「何を?」

卯月「えっとね、Pさんが喫茶店やってるの」

未央「……は?」


361:ミガサ:2013/06/03(月) 22:56:50.05 :uxOCK7pV0

―――P喫茶店―――

カランカラーン

P「おう、凛に卯月いらっしゃ―――」

凛「いくよ卯月」

卯月「うん、せーの!」

凛&卯月「てーい!」バチコーン!

P「ひでぶっ!?」

ガシャーン ゴロゴロゴロゴロ ドサッ

幸子「……あの、Pさんが転がってきたんですけど」

雪美「スタイリッシュ……ダンゴムシ……?」

凛「相応の報いを受けてもらっただけだよ」

卯月「うんうん。そのとおり!」

未央「……えーっと?状況が把握できないんだけど……」


363:ミガサ:2013/06/03(月) 23:01:14.44 :uxOCK7pV0

P「……すまんっ!未央!!」

未央「う、うん。あの、わかったからさ……その……土下座は辞めてくれると」

凛「これくらいしないと」グリグリ

幸子「そうですよね」グリグリ

未央「あの、それを踏むのもちょっと」

卯月「……え?お尻?」

雪美「卯月……お尻……大きい……」

未央「そこでお茶してる二人もさ。あのさ」

P「本当にすまんかったぁ!!!!」ミシミシ

未央「あのね、しぶりん。Pさんの頭、床にめり込んでる。もうやめてあげて?」


364:ミガサ:2013/06/03(月) 23:04:06.34 :uxOCK7pV0

P「……いや、本当にすまん。マジですまん」

未央「もういいよ……忘れてたっていうのはショックだけど……」

P「凛と卯月から連絡が行ってるものだとてっきり」

凛「私はPさんがもう言ってるのかなって」

卯月「凛ちゃんと同じく」

幸子「そもそもボク、未央さんと面識ないですし」

雪美「……私、未央のメールアドレス……持ってない」

P「Oh……」

未央「色々な偶然が重なってたってことなんだね……」


366:ミガサ:2013/06/03(月) 23:07:53.94 :uxOCK7pV0

未央「はぁ。ホントPさんはダメダメだね」

P「うぐ、今はそう言われても仕方ない」

未央「だから、そんなダメダメのPさんに私のお願い聞いて欲しいな」

P「わ、わかった。聞いてやる。出来る範囲でな」

未央「そっかー。うーんとね……」

凛「デートでいいんじゃない?」

未央「ちょっ、しぶりん!?」

卯月「いいなぁ未央ちゃん」

幸子「ボ、ボクはPさんとデートしたことあるので!」

雪美「……私、も」

P「……えーっと」

未央「……あーもう!じゃあデートでいいよ、デート!」

P「お、おう……」

未央「……えへへっ」


367:ミガサ:2013/06/03(月) 23:09:16.86 :uxOCK7pV0

未央「じゃー私は明日デートするし、今日は帰ろうかなっ!」

P「あ、明日!?」

未央「約束、守ってくれるよね?」

P「……わかったよ、はぁ」

未央「……あのね。Pさん」

P「なんだ?」

未央「言いたいことがあったんだ」

P「言いたいこと?」


368:ミガサ:2013/06/03(月) 23:13:03.02 :uxOCK7pV0

未央「私、ずーっとずーっと、不憫とかさ、言われててさ」

未央「でもでも、Pさんはずっと私を支えてくれたよね」

未央「だから、こんな時しか言えないんだけどさ……その」

未央「あ、ありがとっ!」

未央「これからも、ずっとずーっと。支えて欲しいなっ!」

P「……ああ!」


未央「Pさん、大好き!」

未央「……なーんてね、えへへっ!じゃあ明日のデート、楽しみにしてるから!」

未央「明日も、私を支えてね!」


373:ミガサ:2013/06/03(月) 23:14:59.19 :uxOCK7pV0

次のアイドル >>+5


378:2013/06/03(月) 23:15:20.19 :vL8GIhpGo
ほたる 前


390:ミガサ:2013/06/04(火) 20:43:01.82 :EowD+kwu0

―――事務所―――

ほたる「……」ボーッ

ちひろ「ほたるちゃん?」

ほたる「……」ボーッ

ちひろ「ほたるちゃん!大丈夫?」

ほたる「あ……平気、です」

ちひろ「……その服を見ると平気とは言い難いのだけど」

ほたる「そうでもないですよ」


ほたる「だって車に4回程度泥水を跳ねられて、カラスに二時間くらい追い掛け回されて、挙句川に落ちただけですから」


ほたる「これくらいの不幸……なんともありません」ニコッ

ちひろ「……」


392:ミガサ:2013/06/04(火) 20:45:56.08 :EowD+kwu0

ほたる「私、本当の不幸ってどんなものかわかりましたから」

ほたる「今まで私が不幸だって言ってたものは、全然不幸でもなんでもなくて、むしろ幸運だったんです」

ほたる「この程度で済んでたって、感謝するべきだったんです」

ほたる「もっとも、最近はちょっとだけ数が多くなってきましたけど……」

ほたる「全然平気、ですよ」ニコッ

ちひろ「……もう、見てられないわ……」

ほたる「え?」

ちひろ「茄子さん!来てください!!」

茄子「はいはい~♪」

ほたる「あ……茄子、さん」


393:ミガサ:2013/06/04(火) 20:48:37.13 :EowD+kwu0

ほたる「その……近づかない方が、いいですよ?」

茄子「大丈夫ですよ~。私、幸運なんd」ツルッ

茄子「えっ」

モフッ!

ちひろ「か、茄子さん!?大丈夫ですか?!」

茄子「あはは……なんとか、たまたま転んだ先に仁奈ちゃんの着包みがあったので~」

ほたる「……その、ごめんなさい……」

茄子「ほたるちゃんのせいじゃないわよ~……多分……」

ちひろ「(茄子さんでも気圧されるほどの不幸オーラ……)」


394:ミガサ:2013/06/04(火) 20:52:22.72 :EowD+kwu0

ほたる「あ……そこの電灯、落ちそうですから気をつけてください」

ちひろ「え、ちょっ!?」ヒョイッ

ガシャーン!

ちひろ「で、電灯が落ちるなんて……近くに茄子さんがいたのに……」

茄子「……うーん……これはちょっと」

ほたる「その……茄子さんも、私には関わらない方が」

茄子「で、でも。ほたるちゃん心配ですし……」

ちひろ「……茄子さんでもダメ……なら、あの子を呼ぶしかないわね」

茄子「私よりも運がいい人なんているんですか?」

ちひろ「そうじゃないんですけど……まぁある意味、茄子さんよりは強いかなと」

茄子「?」


395:ミガサ:2013/06/04(火) 20:55:28.21 :EowD+kwu0

卯月「島村卯月、来ました!」

ちひろ「いらっしゃい、卯月ちゃん」

卯月「あの、私なんで呼ばれたんですか?」

ちひろ「まぁ、それは……」チラッ

ほたる「……?」

卯月「ほたるちゃんがどうしたんですか?」

茄子「その……私の幸運でも、どうしようもなくなってきちゃったんです」

卯月「そうなんですか……あの、で。なんで私を?」

ちひろ「卯月ちゃんにはアレがあるじゃない」

卯月「アレ?」


ちひろ「普通力」


396:ミガサ:2013/06/04(火) 21:01:47.88 :EowD+kwu0

茄子「……普通、力?」

卯月「なんですかそれ!酷くないですか?!」

ちひろ「だって……卯月ちゃん、あなたね?」


ちひろ「総選挙の順位も二回連続で29位だし、生まれてから吉以外引いたことないみたいだし……ポーカーで茄子さんやレナさん相手にして、一度も負けるどころか、一度も勝つことなく、全て引き分けにしたのよ?」


卯月「あー!そんなことありましたねー」

茄子「そういえば……確かに……」

ちひろ「私はこれを、普通力と名付けました」

ちひろ「この普通力をもってすれば、ほたるちゃんに近づくことだって可能なはz」

卯月「ほたるちゃん!ちょっと一緒にお出かけしよ?」ギュッ

ほたる「ひゃっ、手、手を……」

ちひろ「……」

茄子「……」

ちひろ「……彼女の普通力は……本物、みたいですね……」

茄子「ええ……」


397:ミガサ:2013/06/04(火) 21:04:04.61 :EowD+kwu0

―――P喫茶店―――

卯月「とうちゃーく!」

ほたる「な、何も起きないなんて……」

茄子「私の幸運すら働きませんでしたよ?」

卯月「?何かおかしなことありました?」

茄子「な、なんでもないですよ」

ほたる「その……で、ここは……」

P「おう卯月に茄子さんにほたる、いらっしゃい」

ほたる「あっ……」


398:ミガサ:2013/06/04(火) 21:09:15.88 :EowD+kwu0

ほたる「P、さん……」

P「ほたる、俺がいなくてもちゃんとアイドルできてたか?」

ほたる「そ、そんなの、で、できるわけ、ないじゃないですか」ポロポロ

P「そりゃ、どうしてだ?」

ほたる「私、不幸ですから……周りの人も巻き込んで、みんな不幸にしちゃうんです」

ほたる「だ、だから……それでも、近くにいてくれたPさんが、いなく、なって、から」

ほたる「わ、私、一人じゃ、何も、できなくって。上手に、笑えなく、なって」ボロボロ

P「……ほたる」ギュゥ

ほたる「ふぁ……」

P「頑張ったな。どんなに不幸でも、笑えなくなっても、それでも決してお前はアイドルを諦めなかった」

P「これからはまた、俺も支えてやるからな。どんな不幸でも、俺がまとめて受け止めてやる」

P「だから……今くらいは、頑張らなくていいぞ」ナデナデ

ほたる「Pさん、Pさん……うぐ、うえええええええ……」


399:ミガサ:2013/06/04(火) 21:12:38.13 :EowD+kwu0

ほたる「……Pさん」

P「なんだ?」

ほたる「私……幸せだって、思えました」

P「そっか」

ほたる「アイドルを辞めなくて幸せ、いっぱいいっぱい不幸に遭っても、支えてくれる仲間がいるから幸せ」

P「そうだ。お前は決して不幸なんかじゃないよ」

ほたる「何より、も」


ほたる「Pさんがいてくれて……私、幸せです」ニコッ

ほたる「私、上手に笑えてますか?」

P「おう」

ほたる「私、幸せ、です……ありがとう、Pさん……」


次に訪れるアイドル >>+5


404:2013/06/04(火) 21:14:34.33 :SpR38p9zo
ありす 前


405:ミガサ:2013/06/04(火) 21:18:32.01 :EowD+kwu0

―――ありすの部屋―――

ありす「……」ピッ

【ありす、今日も笑顔で行こうな!】

ありす「……」ピッ

【ありす、そのドレス似合ってるぞ?】

ありす「……」ピッ

【ありす、ウェディングドレス似合ってる……あはは。こんな事言うなんてまだ早いか】

ありす「……」ピッ

【ありす、好きだ……告白って、こんな感じでいいのか?】

ありす「えへへへ……」


407:ミガサ:2013/06/04(火) 21:20:58.39 :EowD+kwu0

ありす「Pさん、私も好きですよ」

ありす「名前を読んでくれるたびに、ドキドキします」

ありす「頭を撫でてくれるのは、むしろ好きです」

ありす「ドレス似合ってるって言われたときは、思わず抱きついちゃいそうになりました」

ありす「好き、なんて言われた日にはもう……」

ありす「えへへ、Pさん、Pさん」

ありす「……だから、もう一度」

ありす「名前……呼んで……ください……」

ありす「……うぐ、えぐ……」


410:ミガサ:2013/06/04(火) 21:24:13.76 :EowD+kwu0

―――事務所―――

ありす「……はい。わかりました。ちひろさん」

ちひろ「あの、ありすちゃん」

ありす「橘と呼んでください。私、自分の名前大嫌いなので」

ちひろ「……橘ちゃん。目、赤いけど大丈夫?」

ありす「大丈夫です。最近、タブレットを使うことが多くなったので」

ちひろ「そう……」

ありす「それじゃあ私、失礼しますね」ガチャ バタン

ちひろ「うん、お疲れ様」

ちひろ「どうしましょうかね……」

あずき「どうかしましたかっ?」

ちひろ「あら、あずきちゃん」


412:ミガサ:2013/06/04(火) 21:28:02.80 :EowD+kwu0

あずき「ふむふむ、ありすちゃんの態度が元通りになってしまったと」

ちひろ「そうなのよ。それにあの子……部屋で泣いてばかりいるらしいし」

あずき「む!それは由々しき事態ですね……」

ちひろ「どうにかできないかしら……」

あずき「……閃いた!」

ちひろ「え?」

あずき「この桃井あずきに任せてくださいちひろさん!どうにかしてみせましょう!」


あずき「作戦名は、プロジェクトAlice!さ、準備を始めますよー!」


414:ミガサ:2013/06/04(火) 21:31:26.06 :EowD+kwu0

―――ありすの部屋―――

あずき「ありすちゃん!」ガチャ

ありす「……橘と」

あずき「今日はね、チョコレート持ってきたんだ♪」

ありす「……」

あずき「私、お菓子作りできなくて……ありすちゃんが詳しいって聞いたから」

ありす「……人並みですよ。あと私のことは橘と」

あずき「お願い!私にお菓子作り、教えてくれないかなっ?」

ありす「……嫌、です」

あずき「じゃあキッチン借りるねっ♪」

ありす「人の話を……はぁ……」


416:ミガサ:2013/06/04(火) 21:37:12.65 :EowD+kwu0

あずき「ふむふむ、ここでチョコレートを湯煎にかけるんだねっ?」

ありす「はい……チョコの温度が体温くらいになるまで……あ、勢いよくかき混ぜないでください。切るように、です」

あずき「了解っ」

ありす「……それ作り終わったら、帰ってくださいね?」

あずき「わかってるよー。急にごめんね?でもありがとっ」

ありす「それでですね。私のことはありす、と呼んでください」

あずき「わかっ、おっとっと!手が滑ったぁ!」

ありす「へっ?え、うにゃっ?!」バシャッ

あずき「あはは……ごめんごめん……」

ありす「うぅ……な、何するんですか!ああもう、服も体もホワイトチョコまみれ……」

あずき「ほんとごめん!後片付けとか掃除は私がするからさ、ありすちゃんはほら、お風呂に入ってきて!着替えも用意しとくからさ」

ありす「……本当、あなたって人は……もう、怒るのも疲れました」スタスタ

あずき「ごめんねー!……さ・て・と」ニヤッ


417:ミガサ:2013/06/04(火) 21:39:52.67 :EowD+kwu0

―――風呂場―――

ありす「全く、何を考えてるんですかあの人は……」シャアア

ありす「……何も考えてないんでしょうね、どうせ」キュッ

ありす「……着替えの場所、教えましたっけ」

ありす「流石にあの人でも、変なモノは用意しないはz」

ありす「……なんですか、これっ……?!」


418:ミガサ:2013/06/04(火) 21:42:36.19 :EowD+kwu0

―――リビング―――

ありす「あずきさんっ!!」ガチャッ

あずき「なーにー?」

ありす「どうして!着替えが!この服!なんですか!!」

あずき「でも律儀に着ちゃうありすちゃん。似合ってるよ♪」

ありす「そういう問題じゃないんです!」

あずき「じゃあどういう問題?」

ありす「なんで、なんで」


ありす「なんで着替えが、ジューンブライトの時のウェディングドレスなんですか?!馬鹿なんですか!?」


419:ミガサ:2013/06/04(火) 21:45:15.80 :EowD+kwu0

あずき「馬鹿じゃないよ~。どっちかって言うと、アホかな?」

ありす「早く普通の着替えを準備しt」

あずき「それじゃ、行こっか!」ギュッ

ありす「へ?え?」

あずき「しゅっぱーつ!!」

ありす「ちょ、この格好のまま外に出るんですか?!何がしたいんですか?!あの、ちょっと?!」

あずき「大丈夫大丈夫!ちひろさんが後でなんとかしてくれるからっ♪」

ありす「そういう問題じゃないって何度言っ……きゃあああああ?!」

あずき「今の私、王子様みたいっ♪」


420:ミガサ:2013/06/04(火) 21:50:26.22 :EowD+kwu0

―――P喫茶店―――

あずき「とうちゃーく♪」

ありす「……」ゼェハァ

あずき「あり?ありすちゃん大丈夫?」

ありす「……大丈夫な、ワケ、ゲホッ」

あずき「えへへ~。凄く目立ってたね?」

ありす「そりゃ街中をウェディングドレスで闊歩したら……目立つでしょうよ……」

あずき「でも茜さんはやったよね?」

ありす「あの人は……私と違うでしょう……」

ザワザワ

ありす「……ん?」

???「絶対、黒です!ボクが保証します!」

???「白の方が……似合う……」

???「私は黒に一票。Pさんには黒が似合うって思ってたし」

???「まゆも黒、ですねぇ」

???「あの……俺の意見……」

???「あ、ネクタイ曲がってますね……私は、白い方がカッコイイと思うんですけど……」


421:ミガサ:2013/06/04(火) 21:53:38.67 :EowD+kwu0

ありす「……聞き覚えの、ある声がするんですけど」

あずき「そろそろかなー?私は真っ赤なタキシードがいいかなーって思ったんだけど」

ありす「タキシード?何の話―――」

あずき「ほらほら、早く入ろっか!」グイグイ

ありす「え、あの」

ガチャッ

P「あ……ありす」

ありす「P……さん?」

P「お前、その衣装」

ありす「Pさんこそ、そのタキシード……」


422:ミガサ:2013/06/04(火) 21:56:10.80 :EowD+kwu0

凛「ホント、結婚式だよね」

まゆ「まゆもいつか、Pさんと……」

藍子「……羨ましいな……」

雪美「どっちも……似合ってる……」

幸子「Pさんは当然ですね!なにせボクがタキシードを選んであげたんですから!」

あずき「えへへっ♪楽しいね~」


ありす「皆、さん?」

P「……ありす」

ありす「なんですか?」

P「あの……名前で呼んで、いいのか?」

ありす「……はい」


423:ミガサ:2013/06/04(火) 21:58:28.85 :EowD+kwu0

P「その……ありすが元気ないってあずきから聞いてさ」

ありす「……はい」

P「何かしてげようってことになって……こんな事になったんだけど」

ありす「……そうなんですか」

P「その……元気、出たか?」

ありす「……」

P「ダメだよな。やっぱりこんなんじゃ―――」

ありす「ダメじゃありません!!」

P「ありす?」


424:ミガサ:2013/06/04(火) 22:05:06.25 :EowD+kwu0

ありす「嬉しかったです。凄く、凄く」

ありす「……P、さん」

P「なんだ?」

ありす「ありがとうございます……みなさんも」

ありす「……心配かけて、すみません」

あずき「でもありすちゃんには悪い事しちゃったかな?」

ありす「いいえ……無理やりにでも、連れ出してくれて、ありがとうございます」

ありす「Pさん、雰囲気だけでも、その、いいですか?」

P「何を?」


ありす「私、橘ありすは―――あなたが病める時も、健やかな時も、貧しい時も、豊かな時も、喜びにあっても、悲しみにあっても」

ありす「命のある限りあなたを愛し―――あなたとともにあることを約束します」

ありす「……大好き、です。Pさん」


全員「」


429:ミガサ:2013/06/04(火) 22:08:18.51 :EowD+kwu0

凛「……ありす、やるね」

まゆ「そうですねぇ……まゆも負けないようにしないとぉ……」

雪美「……不意打ち……流行ってる……?」

幸子「」

藍子「」

あずき「さ、幸子ちゃんと藍子ちゃんが止まっちゃった?!」

P「え、いや、あの、ありす?」

ありす「なんですか?」

P「その……えっと」

ありす「冗談じゃ、ないです」

ありす「今ここに、何度でも誓います」


ありす「私、橘ありすは―――Pさんの事が、大好き、です」

ありす「……大事にして、くださいね?」


次が最後となります。
次に訪れるアイドル >>+4


433:2013/06/04(火) 22:09:01.11 :ox1o1/lKo
森久保 前


441:ミガサ:2013/06/04(火) 22:11:42.33 :EowD+kwu0

―――事務所―――

乃々「……仕事なんて、むーりぃ……」

ちひろ「でも乃々ちゃん、逃げなくなったわよね?」

乃々「……」

ちひろ「やっぱり、Pさんがいたから逃げてたの?」

乃々「……そうじゃない、ですけど」

ちひろ「嘘、目が凄く泳いでる」

乃々「あうう……」


442:ミガサ:2013/06/04(火) 22:13:42.67 :EowD+kwu0

ちひろ「……乃々ちゃん、もしかして」

乃々「……」

ちひろ「Pさんのこと……好きだった?」

乃々「っ」ボンッ

ちひろ「(凄くわかりやすい……)」

乃々「べ、別に、そんなんじゃないですけど……」オロオロ

ちひろ「……いい加減認めたほうがいいと思うわよ?」

乃々「うぅぅ……」


444:ミガサ:2013/06/04(火) 22:17:54.22 :EowD+kwu0

ちひろ「全く。どうしてうちのアイドルはみんなそうなのかしら」

乃々「最初は……本当に、仕事が嫌だったんです……」

乃々「だけどある日……逃げてて、不良さんにぶつかった私を……体を張って……助けて、くれて」

乃々「それ以来……追いかけてもらうのが、楽しく、なって」

ちひろ「(あの人、アイドルが関係すると戦闘力3倍くらいになりますからね……エナ茶で)」

ちひろ「そういえば、乃々ちゃんは少女漫画集めが好きだったわね。その影響?」

乃々「そうかも……しれません」

乃々「あの時のPさん……王子様に、見えて」


445:ミガサ:2013/06/04(火) 22:21:54.95 :EowD+kwu0

ちひろ「そっか……うーん……そうだ」

乃々「い、嫌な予感が……」

ちひろ「別に何もしないわよ。とりあえず、打ち合わせに行ってきてくださいな」

乃々「うぅ……むーりぃ……」

ちひろ「どうせ逃げる理由もないんでしょうし。真っ直ぐ向かってくださいね?」

乃々「あう……わかりました……」ガチャ


ちひろ「さーてと」プルルルル

ちひろ「もしもし桃華ちゃん?頑丈な黒服の人を三人くらい……うん。そ。よろしくね?」

ちひろ「……三人で足りるかしら」


446:ミガサ:2013/06/04(火) 22:25:09.29 :EowD+kwu0

―――P喫茶店近く―――

乃々「うう……帰りたいんですけど……」

乃々「でも……Pさんと、続けるって約束しましたし……」ドンッ

乃々「あ、すみませ―――」

黒服1「ん?」

乃々「ひぃっ……」

黒服2「どうしました?」

黒服3「……おい、もしかしてこの子じゃないか?」

黒服1「そうみたいだな。全く。桃華様も人使いがあらいお方だ」

黒服2「まぁ給料もらえますし。でも、怪我しないように気をつけろって……どういうことでしょうね?」

黒服3「さぁな」

乃々「あう、えう、その、あの」


447:ミガサ:2013/06/04(火) 22:28:06.47 :EowD+kwu0

黒服1「痛いなぁお嬢ちゃん。右肩折れちまったよ」

乃々「ありえませんけど……」

黒服3「こりゃ、賠償金払ってもらわないとなぁ」

乃々「ふ、古すぎる絡み方なんですけど……」

黒服2「そういうわけで、ごめんね」ガッ

乃々「ひっ……だ、誰か、助け」

P「……おい、そこの」

黒服1「ん?なんだ君は―――あばばばば」ベゴグギッ

黒服2「……はい?」

乃々「あ……」


448:ミガサ:2013/06/04(火) 22:35:15.12 :EowD+kwu0

P「ハイクを詠め、カイシャクしてやる」

黒服2「アイエエエ?!ニンジャ、ニンジャナンdおごごごご」ゴキゴキゴキッ

黒服3「黒服2?!返事をしろ黒服2!!」

乃々「あ、そういう名前なんですね……」

P「……ジャスト一分だ、いい夢見れたかよ?」

黒服3「いやまだ三十秒くらいしkあがががが」ミシミシミシミシ

P「……ふぅ」

乃々「……あの……Pさん、ですよね?」

P「そうだが」

乃々「その……なんでそんなに筋肉ムキムキなんですか……?」

P「気にしないでくれ。あと数分したら元に戻る」

乃々「は、はぁ……」


449:ミガサ:2013/06/04(火) 22:38:07.12 :EowD+kwu0

―――P喫茶店―――

P「ほら、乃々。ミルクティー」

乃々「ありがとう……ございます……」

P「で、どうして絡まれてたんだ?」

乃々「考え事してたら……ぶつかって……」

P「まぁ、近くに俺がいたからいいものの」

乃々「……Pさん、喫茶店……やってたんですか?」

P「まぁな」


451:ミガサ:2013/06/04(火) 22:39:48.29 :EowD+kwu0

乃々「……その、Pさん」

P「なんだ?」

乃々「私……アイドル……辞めようと思ったんです」

P「いつものことだな」

乃々「そうじゃないんですけど……本気で、です」

P「いつも本気じゃなかったのか?」

乃々「……半分、冗談、です」

P「半分本気だったのかよ」


453:ミガサ:2013/06/04(火) 22:43:11.61 :EowD+kwu0

乃々「……でも……少し、やる気……出てきました」

P「そりゃあよかった。でもなんでだ?」

乃々「……Pさんが、いたから」ボソッ

P「は?」

乃々「なんでも……ないですけど///」プイッ

P「……なんでもないんならいいんだ」

乃々「……上手く、言えないんですけど……」

乃々「また……来ても、いい、ですか?」

P「仕事から逃げてくるのはNGな」

乃々「逃げるのは……Pさんがいるときだけですけど」

P「ん?そうなのか?」

乃々「……鈍感なんですけど」

P「んん?」


454:ミガサ:2013/06/04(火) 22:45:28.47 :EowD+kwu0

乃々「もう、いいです……」

P「なんだ?なんなんだ?」

乃々「……ミルクティー、美味しかったです」

P「おう、ありがとな」

乃々「それと」


乃々「……もう、私から、逃げないでください」

乃々「その……寂しい、ので。私ももう……逃げません、から」


455 :ミガサ:2013/06/04(火) 22:48:30.71 :EowD+kwu0

―――数日後 P喫茶店―――

ちひろ「Pさん」

P「……なんでしょう」

ちひろ「最近、話題になっているみたいですね。アイドルが出入りしている喫茶店があるって」

P「いやぁ、そのぉ……」

ちひろ「……まぁ?ウェディングドレスの女の子が入っていったり?」

ちひろ「店の前で黒服の男の人三人を瞬殺したり?」

ちひろ「それだけすりゃ、目立ちますよねぇ?」

P「すみません、ホントすみません……」

ちひろ「……はぁ、もう。いつも通り、揉み消しましたから」

P「お世話になります……」


457:ミガサ:2013/06/04(火) 22:50:56.22 :EowD+kwu0

ちひろ「そう思うならドリンク買ってくださいよ」

P「いや、それはもう……俺はプロデューサーじゃないんで」

ちひろ「そうですか」

P「代わりと言ってはなんですが……どうぞ」

ちひろ「……ミルクティーですか」

P「はい。ちひろさんに飲んでもらったことはなかったなって」

ちひろ「いただきます。でもこれだけで私の機嫌が直るとは思わないでくださいね?」

P「わかってますよ。気持ちです、気持ち」


458:ミガサ:2013/06/04(火) 22:52:31.63 :EowD+kwu0

ちひろ「……美味しい」

P「ありがとうございます」

ちひろ「……ねぇ、Pさん」

P「なんですか?」

ちひろ「お金で買えないものって、あると思います?」

P「……そりゃあ」

ちひろ「私はね、あると思うんです」

P「へぇ、意外ですね」

ちひろ「どういうことですか、もう」

P「す、すみません」


459:ミガサ:2013/06/04(火) 22:55:35.43 :EowD+kwu0

ちひろ「例えば、こんな喫茶店で過ごす時間とか」

ちひろ「例えば、このミルクティーとか」

ちひろ「例えば、こんな他愛のない会話とか」

ちひろ「例えば―――Pさん、とか」

P「え?俺ですか?」

ちひろ「……はぁぁ……鈍感ですねぇ」

P「え?え?」

ちひろ「もういいですよ。ほら、あっちに行ってあげてください」

ボクノケーキガタベラレナインデスカ?! イヤダッテコゲテルシ マユハPサンノツクッタケーキガタベタイデス

P「あ、はい。すみません、なんか」

ちひろ「もういいですよ。今に始まったことじゃないですし」


460:ミガサ:2013/06/04(火) 22:58:56.34 :EowD+kwu0

ちひろ「(お金で買えないものは、ある)」

ちひろ「(お金で買いたいものも、ある)」

ちひろ「(でも……お金をかけても、労力をかけても、それ以上に損しても)」

ちひろ「(欲しいものも、ある)」

ちひろ「……さーて。今日も頑張りますか!」

ちひろ「(こんな事考えるようになるなんて、私自身驚きだけど)」

ちひろ「(最近はこんな気持ちも、悪くないかなって思っている)」

ちひろ「(だって―――)」

ちひろ「みんなの笑顔を……見るために♪」


ちひろ「(こんなに素敵で、幸せなんだから)」


おわり


雪美「P喫茶店……今日も……開店中……」


■P喫茶店シリーズ
P「俺、プロデューサー辞めるから」
幸子「プロデューサーさんが喫茶店を始めたんですけど」
雪美「P喫茶店……今日も……開店中……」


1:ミガサ:2013/06/23(日) 17:25:07.43 :JquziKnG0

前スレ

P「俺、プロデューサー辞めるから」

幸子「プロデューサーさんが喫茶店を始めたんですけど」

の続き。
安価スレなので、前スレ見なくても理解は可能なはず。

あらすじ
Pがプロデューサーを辞めて喫茶店を始めたそうです。


2:ミガサ:2013/06/23(日) 17:27:18.38 :JquziKnG0

ここで安価についての説明

普通の安価と変わりませんが、安価のアイドル名のあとに、「前」か「後」をつけてください。

前作を見ていない人に説明すると、いずれ何ヶ月後にプロダクションとこの喫茶店は成り行きで、合併することになります。

なので、このルールの前と後は合併「前」か合併「後」かの選択という意味になります。

前と後との違いはと言えば、
基本的に「前」はアイドル達がプロデューサーと再会する流れに。
「後」はプロデューサーが喫茶店をやっていることを知っていて、常連客のような雰囲気の話になります。

拙い説明で申し訳ありませんが、よければお付き合いいただけると幸いです。
質問などあれば、ご自由にどうぞ。

安価自体は18時ごろから始めます。

それまではちょっとした戯れでも。


4:ミガサ:2013/06/23(日) 17:29:11.53 :JquziKnG0

今までに出てきたアイドル達(表記無しは全て前 ★マークはウェイトレスとして働いてます)


輿水幸子★ 市原仁奈
姫川友紀  島村卯月
鷹富士茄子 新田美波
棟方愛海  高森藍子
原田美世  渋谷凛
佐城雪美★ 諸星きらり
櫻井桃華  十時愛梨
三船美優  鷺沢文香(後)
龍崎薫   佐久間まゆ
岡崎泰葉  喜多日菜子
水木聖來  本田未央
安部菜々  白菊ほたる
桃井あずき 橘ありす
ナターリア 森久保乃々
北条加蓮  
水本ゆかり


5:ミガサ:2013/06/23(日) 17:30:58.89 :JquziKnG0

―――P喫茶店―――

凛「……」

まゆ「……」

ありす「……」

幸子「……」

雪美「……」


P「なんだコレ……」


6:ミガサ:2013/06/23(日) 17:33:41.79 :JquziKnG0

凛「私はPさんと結婚の約束してるし」

まゆ「私は、Pさんのファーストキスもらったのでぇ……」

ありす「私は結婚式しましたし」

幸子「ボ、ボクは一番長くここでPさんと一緒に働いててますし!夫婦と言ってもいいんじゃないでしょうか?」

雪美「私……Pに手料理振舞ってる……つまり……夫婦……」



P「……」


7:ミガサ:2013/06/23(日) 17:38:43.33 :JquziKnG0

凛「まずさ。ありすと雪美は年的に論外だと思うんだ」

まゆ「そうですねぇ」

幸子「ふふーん!まぁ、Pさんはロリコンじゃないので当たり前ですね!」

雪美「……年増」

凛&まゆ&幸子『……』

ありす「そもそも皆さん結婚できる年ではないので、結婚式を先に済ませた私こそ妻にふさわしいのではないかと―――」

ありす以外『それはない』

ありす「……」


P「あのー。お客様逃げちゃうからさ、そんな殺伐とした雰囲気出すのやめてくれないかな」


8:ミガサ:2013/06/23(日) 17:40:32.21 :JquziKnG0

凛「ふ、ふふふ。そうだ、もうPさんに決めてもらおうよ」

まゆ「それが一番ですねぇ」

幸子「可愛いボクを選んでくれるに決まってますよ!」

雪美「P……赤い糸……繋がってる」

ありす「私以外を選ぶってことは、私との関係は遊びだったって事になりますね」


P「え?あれ?なんでこっち来んの?」


10:ミガサ:2013/06/23(日) 17:42:54.03 :JquziKnG0

凛「Pさん」

まゆ「私達の中でぇ」

幸子「恋人、というか結婚するなら!」

雪美「誰が……いい?」

ありす「ちゃんと答えてくださいね。今はプロデューサーじゃないんですから」

P「え、ちょ」


11:ミガサ:2013/06/23(日) 17:44:54.47 :JquziKnG0

P「……真面目に答えていいのか?」

幸子「当たり前ですよ!」

P「……雪美」

雪美以外『……え?』

雪美「P……嬉しい……」

P「あ、いや。単純に俺が料理できないからだけどな?」

雪美「……デリカシー、ない……」

凛「これはダメだね……」

まゆ「そうですねぇ……」

P「え?なんで俺の株下がってるの?」


12:ミガサ:2013/06/23(日) 17:46:35.83 :JquziKnG0

幸子「はいはい、解散しましょう」

ありす「そうですね」

ゾロゾロゾロゾロ

P「え、なんなの?なんなのなの?」

雪美「……P」

P「ん?」

雪美「私……嬉しかった……」


13:ミガサ:2013/06/23(日) 17:49:07.42 :JquziKnG0

雪美「そんな理由でも……選んでくれて……」

P「いや、まぁなぁ」

雪美「誤魔化したの……わかる……」

P「……雪美にはわかっちゃうか」

雪美「私とPは……赤い糸で結ばれてるから……」

P「ははっ。まぁ、今は結婚とかは考えてないよ。でもさ」

雪美「?」

P「もし―――雪美が結婚できる年になって、俺がおっさんになっても雪美が俺を好きでいてくれたなら、結婚しよう」

雪美「……約束」

P「おう」


14:ミガサ:2013/06/23(日) 17:50:30.90 :JquziKnG0

雪美「Pの事……ずっと好きでいるから」

雪美「だから……待ってて」

P「おう」

雪美「それじゃあ……今日は、お疲れ様……」

P「また明日な!」

雪美「……うん」ニコッ


18:ミガサ:2013/06/23(日) 18:00:11.65 :JquziKnG0

最初に喫茶店を訪れるアイドル >>+3

安価例:三好紗南 前


21:2013/06/23(日) 18:02:31.71 :lPzPieblo
城ヶ崎美嘉 前


23:ミガサ:2013/06/23(日) 18:05:00.63 :JquziKnG0

―――女子寮 美嘉の部屋―――

莉嘉「お姉ちゃん……」

美嘉「……」

莉嘉「今日のご飯……扉の前に、置いておくね」

美嘉「……」

莉嘉「……しっかり食べてね?」

美嘉「……」

莉嘉「それじゃ……えっと……また来るから」

美嘉「……」


24:ミガサ:2013/06/23(日) 18:07:02.07 :JquziKnG0

藍子「あの、美嘉さんどうでした?」

莉嘉「ダメみたいです……」

藍子「うーん……」

莉嘉「あの、本当に誰も見てないんですか?」

藍子「うん……誰も、美嘉ちゃんがお仕事とか以外で外に出てるのを見てないのよ」

莉嘉「お姉ちゃん、大丈夫だよね?」

藍子「……そうね」


25:ミガサ:2013/06/23(日) 18:09:47.43 :JquziKnG0

―――P喫茶店―――

藍子「どうしたらいいと思います?」

幸子「ここに連れてくるんじゃダメなんですか?」

藍子「まず部屋に閉じこもってるから、外に出さないと……」

雪美「仕事中……誘拐する……」

藍子「そんな物騒な方法は……」

幸子「美嘉さん、生きてますよね?」

藍子「少なくとも食べ物は食べてる。けど、ごく少量で……」

P「何の話だ?」

藍子「Pさん……」


26:ミガサ:2013/06/23(日) 18:17:03.64 :JquziKnG0

P「……そうか、美嘉がか」

藍子「はい……」

P「よし、なら俺に任せろ」

藍子「大丈夫なんですか?」

P「たぶん……雪美、ちょっと手伝ってくれるか?」

幸子「何をする気ですか?」

P「料理」

幸子「……えっ?できないんじゃ」

P「一個だけ、できるんだよ。だけど随分作ってないからな……雪美、サポート頼むよ」

藍子「わ、私も手伝います!」

P「おう、よろしく!」

幸子「何を作るんですか?」

P「ハンバーグを、な」


27:ミガサ:2013/06/23(日) 18:20:24.11 :JquziKnG0

―――美嘉の部屋―――

莉嘉「……お姉ちゃん、今日もご飯持ってきたよ」

美嘉「……」

莉嘉「きょ、今日のご飯はね!特別なんだ!だから、絶対、絶対食べてね?!」

美嘉「……」

莉嘉「じゃ、じゃあね!絶対だよ!!」

美嘉「……」スタスタ ガチャ

美嘉「……ハン、バーグ?」

美嘉「確かに私の好物だけど……だけど……今、見ても辛いだけだよ……」

美嘉「……食べよう」


28:ミガサ:2013/06/23(日) 18:22:28.28 :JquziKnG0

美嘉「……Pさんの作ったハンバーグ、美味しかったな」

美嘉「また、食べたいな……」モグ

美嘉「……?!」

美嘉「あ、あれ……なんで……おんなじ、味……」

藍子「美嘉さん!」バン!

美嘉「あ……鍵締め忘れてた……」

藍子「食べて、くれたんですね?」

美嘉「……うん」

藍子「いかがでした?」

美嘉「……美味し、かった」


29:ミガサ:2013/06/23(日) 18:25:47.01 :JquziKnG0

美嘉「でもこれ……Pさんが作ったのと……同じ、味」

藍子「ええ、だってPさんが作ったんですから」

美嘉「……え?」

藍子「美嘉さん、明日、オフですよね?」

美嘉「う、うん」

藍子「その時に……一緒に、お散歩しましょう?」

美嘉「……うん」

藍子「その時に……詳しく説明、しますから」

美嘉「うん、わかった」


30:ミガサ:2013/06/23(日) 18:29:10.73 :JquziKnG0

―――翌日 P喫茶店―――

カランコローン

P「はい、いらっしゃ―――」

美嘉「Pさんっ♪」ギュゥ

P「!?」

美嘉「Pさん、Pさんっ♪」

P「お、おい美嘉?!」

藍子「あはは……」

P「いや見てないで助けてくれよ藍子……」

藍子「今ぐらい、甘えさせてあげたらどうですか?」

P「まぁ、うん……いいんだけどさ……」

美嘉「Pさーんっ♪」ギュゥゥゥ


31:ミガサ:2013/06/23(日) 18:31:15.77 :JquziKnG0

―――数分後―――

美嘉「……」カァァァァ

P「まぁ、なんだ。ミルクティーでも飲むか?」

美嘉「うん……」

藍子「美嘉ちゃんも浮かれてたんですよね。きっと」

美嘉「うん……」

P「まぁ、なんだ……もう引きこもるなよ?」

美嘉「……知ってたんだ」

P「当たり前だろ」


32:ミガサ:2013/06/23(日) 18:33:32.70 :JquziKnG0

P「ハンバーグなら、好きなだけ作ってやるからさ」

美嘉「……ホント?」

P「ああ、ここに来ればな。だから、引き込もんなよ?」

美嘉「……わかってるよ。もう。Pさん、お父さんみたい」

P「ある意味、お父さんだからな俺」

美嘉「でも、お父さんは嫌だな」

P「え?なんで?」

美嘉「だって―――」


美嘉「お父さんだったら、恋人になれないじゃん♪ね?」


次に訪れるアイドル >>+4


36:2013/06/23(日) 18:35:25.24 :nsgYUCBFo
早坂美玲 前


38:ミガサ:2013/06/23(日) 18:38:49.36 :JquziKnG0

―――事務所―――

美玲「……つまんねー……」

仁奈「何がですか?」

美玲「……なんでもない」

仁奈「嘘でごぜーます。今、『つまんねー』と言ったでごぜーます」

美玲「似てない」

仁奈「むむむ、みれーの気持ちになるですよ……」

美玲「……はぁ、なんなんだよ」


39:ミガサ:2013/06/23(日) 18:42:45.36 :JquziKnG0

美玲「(つまらない)」

美玲「(まぁまぁ楽しかったはずの、アイドル活動も)」

美玲「(最近仲良くなってきた、仁奈とか、友紀とかと一緒にいても)」

美玲「……何か、物足りないな……」

美玲「(原因はきっとわかってる)」

美玲「(いつもヘラヘラ笑いながら、ウチに突っかかってきたあの馬鹿がいなくなったからだ)」

美玲「って、なんでウチがアイツの事なんか気にしなくちゃいけねーんだよ……」

仁奈「?」

美玲「気にすんな」


40:ミガサ:2013/06/23(日) 18:45:15.05 :JquziKnG0

仁奈「……もしかしてみれーは、Pがいなくて寂しいでごぜーますか?」

美玲「んなっ!?なんでウチがあんな馬鹿の事を」

仁奈「みれー、Pがいなくなってから元気ねーでごぜーます」

美玲「……気のせいだよ」

仁奈「気のせいじゃないでごぜーます。みれーはPが好きだったでごぜーますか?」

美玲「……はぁああ?!す、すすすす、好き?!」

仁奈「仁奈はPが好きでごぜーますよ」

美玲「す、すすすす、好きって!!」

美玲「(落ち着け。仁奈の言う好きは、そういう好きじゃない……うん、そうだ)」


41:ミガサ:2013/06/23(日) 18:51:35.91 :JquziKnG0

美玲「お、おうウチもPの事……す、好き……だ、ぜ?」

美玲「(あれ?!普通に嫌いって答えるつもりだったのに?!)」

仁奈「やっぱりでごぜーますか!」

美玲「い、いや!やっぱり今の無し!!」

仁奈「じゃあ、Pに会いに行くでごぜーます!」

美玲「だから無しって……えっ?」

仁奈「え?」

美玲「いや、今Pに会いに行くって……」

仁奈「そうでごぜーますよ?」

美玲「えっ」

仁奈「えっ」


42:ミガサ:2013/06/23(日) 18:56:26.26 :JquziKnG0

―――P喫茶店―――

カランカラー バタン!

仁奈「まかり通るでごぜーます!!」

P「おう仁奈、ドアは静かに開けようなー。一応喫茶店だからなー。ここ」

仁奈「す、すみませんでごぜーます……」

美玲「……ほ、本当にいやがった」

P「ん?おお!美玲!元気してたか?アイドル、楽しいか?」ナデナデナデナデ

美玲「ちょ、頭撫でんなっ!」

P「お前はあまり一緒にいられなかったからなぁ、心配してたんだぞ?ん?」ナデナデナデナデ

美玲「だ、だから、頭……撫でるなぁ……」

P「嫌だったら振り払っていいんだぞ?」

美玲「……か、勝手にしろっ!」


43:ミガサ:2013/06/23(日) 18:58:35.84 :JquziKnG0

P「で、仁奈。美玲の様子はどうだ?」

仁奈「みれーは最近、元気がねーでごぜーますよ」

美玲「ちょっ、仁奈!」

P「それはどうしてだ?美玲」ナデナデ

美玲「あう、だからその……べ、別に元気ねーなんて……」

P「ん?」ナデナデ

美玲「……お」

P「お?」

美玲「お、お前がいなくなったからだよ!馬鹿っ!!」


44:ミガサ:2013/06/23(日) 19:02:32.03 :JquziKnG0

P「……そっか」

美玲「なんだよ!ウチをスカウトしたと思ったら、あっという間にいなくなってさっ!!」

美玲「ウチ、お前と一緒にいるの、その、楽しかったんだよ!だから一緒にいたんだよ!気づけ馬鹿ぁ!」

美玲「もうワケわかんない!!馬鹿!馬鹿!馬鹿!!」ポカポカポカポカ

P「ごめんな、美玲……俺も一緒にいて、楽しかったよ」

美玲「馬鹿、馬鹿ぁ……」ジワッ

P「よしよし」ナデナデ

仁奈「よしよしでごぜーますよ」ナデナデ

美玲「うう、うぁぁ……」


45:ミガサ:2013/06/23(日) 19:04:36.65 :JquziKnG0

美玲「……」プイッ

P「美玲ー」

美玲「……」プイッ

P「……拗ねてる美玲も可愛いな」

美玲「! ば、馬鹿」

P「……ふふふっ」

仁奈「可愛いでごぜーますね」

美玲「あああ!!もうなんなんだよお前ら!!」


46:ミガサ:2013/06/23(日) 19:07:20.59 :JquziKnG0

美玲「も、もう帰るっ!」

仁奈「じゃあ仁奈も帰るでごぜーます」

P「おう、また来いよ」

美玲「……も、もう来ないっ!」

仁奈「来ないでごぜーますか?」

美玲「う、え、えと……」


美玲「……う、ウチの好きな食べ物用意してくれてたら……ま、また来てやるかもしれない」

美玲「かっ、勘違いするなよ?!う、ウチが……そ、そう、この店自体を気に入っただけなんだからなっ!馬鹿っ!」


次に訪れるアイドル >>+2


48:2013/06/23(日) 19:07:34.69 :zcn/HL33O
笑美 前


51:ミガサ:2013/06/23(日) 19:13:21.30 :JquziKnG0

―――仕事場―――

笑美「なんでアーニャがにゃんにゃんにゃん入ってるんや!猫関係ないやろ!」

アーニャ「……にゃー」

笑美「可愛いやないかいっ!」スパーン

みく「……」ワクワク

笑美「あ、鼻眼鏡してツッコミ待ちしてるみくにゃんはいじりません」

みく「え、酷くない?」

のあ「……」スッ

笑美「ってなんでのあさんが鼻眼鏡かけとんねーん!!」スパーン


52:ミガサ:2013/06/23(日) 19:15:50.11 :JquziKnG0

みく「お疲れ様にゃー」

のあ「……お疲れ様」

アーニャ「お疲れ様です」

笑美「おう、お疲れさん!」

のあ「……ちょっといいかしら」

笑美「えっ、のあさん?まぁええけど……」

のあ「こっちに来て頂戴」

笑美「お、おう……」


53:ミガサ:2013/06/23(日) 19:19:54.46 :JquziKnG0

のあ「……笑美」

笑美「は、はい」

のあ「貴方のツッコミには―――キレがない」

笑美「な、なんやて?!」

のあ「前のようなキレが、今のあなたにはないわ……理由は言わずもがな、ね」

笑美「……せやな」

のあ「お互い、表には出さないように頑張りましょう。まだ、気づいている人はきっと少ない」

笑美「いや、正直気づいてんのはのあさんぐらいのもんやと思うけど……」

のあ「そのうち、誰の目にも明らかになるわ……」

笑美「……」


54:ミガサ:2013/06/23(日) 19:23:35.77 :JquziKnG0

―――事務所―――

笑美「わかってる、わかってるんやけどなぁ……」

笑美「自分でも反応が悪ぅなってるのは……」

笑美「どうすりゃええんかなぁ……」

ナターリア「あ、エミ!」

笑美「お?ナタやないかい。どうした?」

ナターリア「バナナ寿司作ったんダ!エミも食べル?」

笑美「なんで酢飯にバナナ載せとんねん!まずいに決まってるやろうが!」

ナターリア「え?美味しいのにナー」モグモグ

笑美「コイツ……正気か……?」


55:ミガサ:2013/06/23(日) 19:28:56.91 :JquziKnG0

ナターリア「うーん、でも、Pの作った寿司のが美味しいナ!」

笑美「まぁ、バナナ寿司に比べたらなぁ……」

ナターリア「よし、じゃあ今から食べに行こウ!」

笑美「いや、気が早すぎ……えっ?た、食べに行く?」

ナターリア「そうと決まれば出発だヨ!エミ、早ク早ク!」グイグイ

笑美「え、あ、ちょっ」

ナターリア「いーざすーすーめーやーきっちーん♪」

笑美「なんでお料理行進曲やねん!」スパーン


56:ミガサ:2013/06/23(日) 19:31:41.69 :JquziKnG0

―――P喫茶店―――

ナターリア「P、来たヨー!」

P「へいらっしゃい!」

笑美「なんで喫茶店なのにその掛け声なんやねん!」

P「お客さん、今日はいいのが揃ってますよ」

ナターリア「へぇ、どんな?」

P「ミルクティーとか」

笑美「結局、紅茶やないかい!」

ナターリア「じゃあマグロ!」

笑美「ガン無視かい!」

P「おーい、雪美。マグロだってよー」

笑美「Pが握るんじゃないんかいっ!」


57:ミガサ:2013/06/23(日) 19:34:41.75 :JquziKnG0

P「っと、やっとキレが戻ってきたか?」

笑美「えっ?」

ナターリア「元気な方が、エミらしイ!」

笑美「え、えっと?」

P「ナターリアが、最近笑美が元気ないって言っててな」

P「だから、ナターリアと協力して元気にしようって思ってさ」

P「全力でふざけてみた。どうだった?俺たちのボケ……」

笑美「……点や」

P「え?」


58:ミガサ:2013/06/23(日) 19:37:35.24 :JquziKnG0

笑美「100点満点やっ!なんやコレ、面白すぎるやろっ!!」

笑美「あははははっ、なんや、簡単なことだったんやなぁ!」

P「え、笑美?」

笑美「人を楽しませる、その心をうちは忘れてたんやな……ふふっ」

P「おーい、大丈夫か?」

笑美「大丈夫や!相変わらず、Pさんはカッコええなぁ?」

P「そりゃどうも」

笑美「つれないのぉ……じゃあせっかくやし、うちも何か頼もうかの」

P「おう、何がいい?」


59:ミガサ:2013/06/23(日) 19:41:02.33 :JquziKnG0

笑美「せやなぁ……コーラ一つ」

P「喫茶店に来てまでコーラかよ!」

笑美「……」

P「……」

笑美&P『ぷっ、あははははは!』

笑美「いやー、楽しい、楽しいわPさん」

P「そりゃよかったよ」

笑美「なぁ、Pさん?」

P「なんだ?」


笑美「Pさんは、ずーっとずーっと、うちの相方やからな!」

笑美「だから、覚悟しとけや!うちの相方は一筋縄じゃいかんでぇ♪」


ナターリア「もぐもぐ、ウマー♪」

笑美「決め台詞の途中で食うなや!!」スパーン


次に訪れるアイドル >>+5


64:2013/06/23(日) 19:43:07.34 :thbueeWSo
奏 前


67:奏さん人気すぎワロタ:2013/06/23(日) 19:47:37.55 :JquziKnG0

―――事務所―――

奏「……」

ちひろ「奏ちゃん?」

奏「えっ?何?」

ちひろ「いや、鏡ばっかり見てどうしたのかなって」

奏「……なんでもないよ」

ちひろ「そうですか」

奏「(結局、キス、できなかったな……)」

奏「(本気でキスしたいって思った、最初の人……)」


68:ミガサ:2013/06/23(日) 19:49:54.54 :JquziKnG0

奏「……」モグモグ

ちひろ「珍しいですね、奏さんが果物を食べてるなんて」

奏「そうかしら?私、果物結構好きよ?」

ちひろ「それは……ザクロですか」

奏「ええ、そう……ちひろさんも食べる?」

ちひろ「いえ、私は結構です」

奏「そう……」

奏「(あの時、鏡越しじゃなくて)」

奏「(勇気を出して、ちゃんと、キスすればよかった)」


70:ミガサ:2013/06/23(日) 19:55:11.37 :JquziKnG0

奏「……ねぇ」

愛梨「ひゃっ?なんですか?」

奏「その……お菓子作り、教えてくれない?」

愛梨「え?まぁ……いいですけど……」

奏「今度は、チョコ以外がいいな」

愛梨「わかりました!」

奏「(チョコみたいに甘いキス)」

奏「(あの時、間接キスじゃなくて、ちゃんとしたキスをすればよかったな)」


75:ミガサ:2013/06/23(日) 20:37:45.11 :JquziKnG0

奏「……何やってんのかな、私」

奏「Pさんと、一緒にやったことを思い出して」

奏「その度に、後悔して」

奏「……後悔する内容が、全部キスって……」

奏「それだけ、好き、だったんだろうな……」

奏「……はぁ……」

???「にひひ……物憂げにふける奏さんもいいなぁ……」

奏「……何やってるの?愛海ちゃん」

愛海「ん?いやー。今なら揉めるかなって」

奏「あのね……」


76:ミガサ:2013/06/23(日) 20:46:17.71 :JquziKnG0

愛海「そんなセクシーな表情で物憂げに窓から外を眺めてる方が悪い!」

奏「……もし、そんな女の子がいたら、貴方は胸を揉むの?」

愛海「え?揉まない方がおかしくない?」

奏「……」

愛海「……」

奏「もしもし、早苗さん?」

愛海「あ、すいませんっしたぁ!!」

奏「全く……」

愛海「でもなんでそんな元気ないんですか?」


77:ミガサ:2013/06/23(日) 20:52:52.75 :JquziKnG0

奏「……決まってるじゃない」

愛海「まぁ、奏さんP大好きでしたもんね」

奏「っ、そうストレートに言わないでよ」

愛海「Pも罪なヤツですね。こんな美少女の胸も揉まずに喫茶店始めるなんて」

奏「あのね……喫茶店?」

愛海「え?知らないんですか?P、喫茶店やってるんですよ」

奏「……初耳なんだけど」

愛海「あれ、これって言っちゃダメなんだったっけ。まぁいいや」

奏「ど、どこでやってるの?」

愛海「まぁ、落ち着いてくだせぇ。今度、一緒に行きましょう!」


78:ミガサ:2013/06/23(日) 20:56:21.75 :JquziKnG0

―――翌日 P喫茶店―――

愛海「たのもー!」バン

P「お客様。大変申し訳ありませんが、お客様は出禁を食らっておりますので」

愛海「ミルクティーください」

P「無視かよ」

愛海「え?」

P「まぁいいけど……」

奏「あの……」

P「うおっ!?奏?!」

奏「そんなに驚かないでも……」

P「いや、奏が愛海と一緒に来るなんて……大丈夫か?!汚されてないか?!」

奏「え、あ、うん……」


79:ミガサ:2013/06/23(日) 20:59:38.40 :JquziKnG0

愛海「酷いなぁ、奏さん連れてきたの私なんだよ?」

P「奏、何か飲みたいものあるか?」

奏「え、えっと……」

愛海「えっ、無視?」

P「ミルクティーが個人的にお勧めだ」

奏「じゃあ、ミルクティーお願い」

P「あいよ」

愛海「いいもん、私は牛乳飲んでるもん……」


80:ミガサ:2013/06/23(日) 21:03:22.57 :JquziKnG0

P「それで今日は―――」

奏「……」ジーッ

P「そもそも、なんで愛海と―――」

奏「……」ジーッ

P「―――奏?」

奏「えっ?」

P「いや、なんで俺の口元ばっか見てるのかなーって」

奏「そう、かな」

P「おう」

愛海「(あれ、私帰ったほうがいいのかな)」


81:ミガサ:2013/06/23(日) 21:05:42.10 :JquziKnG0

奏「……」ジーッ

P「ほらやっぱり見てる」

奏「……そう、だね。欲しいし」

P「は?」

奏「だから、欲しいって言ったの」

P「いや、欲しいって何が―――んむっ?!」

奏「んっ……ふっ」


愛海「」


83:ミガサ:2013/06/23(日) 21:08:02.74 :JquziKnG0

P「か、でっ」

奏「んむ……ぷはっ」

P「お、お前、何を」

奏「ずっと我慢してたんだもん、しょうがないじゃない」

P「我慢って」

奏「お互い初めて同士だね、えへへ」

P「……奏。一つ言っておくことがある」

奏「え?」

P「……ファーストキスは、まゆに奪われた」

奏「……」


愛海「」


84:ミガサ:2013/06/23(日) 21:11:00.56 :JquziKnG0

奏「……」ムスッ

P「なんで拗ねられなくちゃいけないのかね……」

奏「馬鹿。Pさんの馬鹿」

P「はいはい、すみませんでしたね」

奏「私、口同士は初めてだったのに」

P「だがこれは俺のせいじゃないような」

奏「……そうだけど」

P「……ああもう、わかったよ。お詫びになんでも一つ出来ることならやってやるよ」

奏「本当?」

P「本当」


愛海「―――はっ、私は一体何を」

幸子「愛海さん、出禁食らってませんでしたっけ?」

愛海「あ」


87:ミガサ:2013/06/23(日) 21:14:20.68 :JquziKnG0

奏「じゃあ―――私がここに来るたびに、キス、して」

P「……は?」

奏「もちろん、口に」

P「いやいやいやいや!お前、それは」

奏「……なんでもって言った」

P「……」

奏「ちなみに、毎日来るから」

P「……はぁ……わかったよ……キスでもなんでもしてやるよ……」

奏「ふふっ、やった」

P「(まぁ奏も女の子だし、こんな約束すぐに恥ずかしくなって取り消すだろう)」

奏「(約束しちゃった……これでPさんと好きな時にキスできる……)」


88:ミガサ:2013/06/23(日) 21:18:02.78 :JquziKnG0

奏「それが聞けたら今日は十分。また明日来るね」

P「……またのご来店をお待ちしています」

奏「そんな嫌そうな顔しないでよ。年頃の女の子と好きなだけキスできるんだよ?」

P「それが悩みの種になりsんむっ」

奏「んむ、ぷはっ。今日の分、ね?」

P「……あのなぁ」

奏「ふふ、顔真っ赤」

P「お前こそ」

奏「Pさん」

P「なんだ?」


奏「私、これから先キスするのは、Pさんだけにするから!」

奏「だからPさんも……私にだけ、キス、して?」


この約束が原因で色々な子と揉めるのだが、それは別の話。


104:ミガサ:2013/06/24(月) 20:24:04.63 :bWsZIREW0

さて安価を忘れていましたので、適当に安価投げときます。

次に喫茶店を訪れるアイドル >>+2


106:2013/06/24(月) 20:27:08.45 :lUkLRIUn0
洋子 前


108:ミガサ:2013/06/24(月) 20:35:11.11 :bWsZIREW0

―――女子寮 洋子の部屋―――

美優「すみません、洋子さん?」コンコン

洋子「……なんですか?」

美優「その、お邪魔してもよろしいでしょうか?」

洋子「はい、大丈夫です……」

美優「それじゃ、お邪魔しま―――」ガチャ

美優「っ」

洋子「どうかしましたか?」

美優「洋子さん、その、部屋どうしたんですか?」

洋子「へ?いつも通りじゃありません?」


109:ミガサ:2013/06/24(月) 20:38:17.14 :bWsZIREW0

美優「いつも通りなワケないじゃないですか……このゴミの山は一体なんですか?」

洋子「……あー。捨てるのが面倒くさくて」

美優「それに、カップラーメンばっかり食べてるじゃないですか……」

洋子「……ご飯作る暇なくて」

美優「そんなんじゃ……ほら、肌とかカサカサですよ?」

洋子「見てもらえる人がいなければ……美肌なんて、意味ないので……」

美優「……見てもらえる人がいればいいんですね?」

洋子「えっ?」

美優「ついてきてください」グイッ

洋子「えっ、あの、私まだ寝巻き……」

美優「じゃあ早く着替えて。ほら」


110:ミガサ:2013/06/24(月) 20:41:03.80 :bWsZIREW0

―――P喫茶店―――

洋子「え、あの、私」

美優「いいからついてきてください」

カランカラーン

P「はい、いらっしゃいませ」

美優「こんにちは、Pさん」

洋子「……えっ」

P「お、美優さんと……えっ、もしかして、洋子か?!」

洋子「う、うわあああああ!!Pさん!み、見ないで!!」

P「いやお前、肌とか」

洋子「うわあああああああん!!」タッタッタッタ

P「ちょ、洋子!?」


111:ミガサ:2013/06/24(月) 20:48:32.70 :bWsZIREW0

―――数十分後―――

洋子「ただいまっ!」キラキラ

P「おか、え……」

美優「これは……」

洋子「やっぱり健康が一番だよね!久しぶりに半身浴したよ」

P「……半身浴一回で、肌、変わりすぎじゃね?」

洋子「そうかな?」

美優「……半身浴、やってみようかしら」

洋子「美優さんは十分肌綺麗ですよ!」

美優「ありがと……」


112:ミガサ:2013/06/24(月) 20:53:09.66 :bWsZIREW0

洋子「それより……あの……さっきのは忘れてくれると」

P「え、ああ。わかったよ」

洋子「ありがとっ♪」

P「まぁ、だらしない洋子とは珍しいもの見たけどな」

洋子「や、やめてよ!」

P「ま、洋子は健康的なのが一番だよ」

洋子「そっか。ね、Pさん」


洋子「私、誰かが見てくれれば見てくれるほど、綺麗になれると思うんだ!」

洋子「だから、私のことずっと見ててね?Pさん♪」


次に訪れるアイドル >>+3


115:2013/06/24(月) 20:53:51.95 :fGQ135aIo
大原みちる 後


117:ミガサ:2013/06/24(月) 21:00:07.59 :bWsZIREW0

―――P喫茶店―――

カランカラーン

P「はい、いらっしゃいませ―――」

みちる「なんだかいい匂いが……」

P「お?」

みちる「すみませーん!席空いてますか?」

P「ええ、空いていますが……えっと、すみません。こちら、隣のプロダクションの―――」

みちる「あの、このサンドイッチの昼メニューってやつありますか?お腹すいちゃって」

P「……かしこまりました」

P「(まぁ、いいか……文香さんもアイドルじゃないけどよく来てるし)」


119:ミガサ:2013/06/24(月) 21:02:20.33 :bWsZIREW0

P「こちらがサンドイッチの昼メニューになります」

みちる「わぁ、美味しそうですね!」

P「ごゆっくりどうぞ」

みちる「はい~♪」


雪美「P……」

P「まぁいいじゃないか」

雪美「違う……あの人……食べるスピードが……」

P「え?」


120:>>118 この野郎wwww:2013/06/24(月) 21:04:23.28 :bWsZIREW0

みちる「うん、美味しかった!ごちそう様でした!」

P「ファッ?!」

みちる「あのー。えっと、他にもパンの昼メニューありませんか?」

P「え、ええと。パンケーキとかなら……」

みちる「それもお願いしますー!」

P「かしこまりました……」


雪美「P……私……本気出す……かな子以来……」

P「おう……とんでもないのを俺たちは引き寄せてしまったみたいだ」


121:ミガサ:2013/06/24(月) 21:06:58.41 :bWsZIREW0

みちる「もぐもぐ、ごちそうさまでした!」

みちる「えっと、じゃあ次はこのハンバーガーセットを……」

みちる「さっきのサンドイッチ、単品でもらえますか?」

みちる「フゴフゴ、フゴフゴ」

みちる「ごちそうさまでした!はぁ、美味しかったなぁ♪」

P「お粗末さまでした……」


雪美「……疲れた……」

P「お疲れ雪美」ナデナデ

雪美「んっ……」


122:ミガサ:2013/06/24(月) 21:10:02.11 :bWsZIREW0

みちる「あの、またここ来てもいいですか?」

P「あ、はい。よろしければ」

みちる「ここのパン、なんだか美味しいんですよね!」

P「気に入っていただけて光栄です」

みちる「あ、そうだ!」


みちる「えっと、マスター!私の我が儘に付き合っていただいて、ありがとうございました!」カランカラーン


P「気づいてたみたいだな。メニューにない物出してたの」

雪美「凄い……観察力……」


その後、かな子とみちるが壮絶な争いを繰り広げ、かな子が師匠と呼ばれるようになるのはまた別の話。


次に訪れるアイドル >>+4


126:2013/06/24(月) 21:11:17.26 :tECBDA9AO
あいさん 後


134:ミガサ:2013/06/24(月) 21:19:45.50 :bWsZIREW0

―――P喫茶店―――

カランカラーン

P「はい、いらっしゃいませー」

あい「お邪魔するよ」

P「あいさんいらっしゃい。今日もいつものでいいですか?」

あい「うん、よろしく」

P「あいさん、うちのオジリナルブレンド好きですよね」

あい「君が丹精込めて作ったという事が伝わってくるからね」

P「お褒めに預かり光栄です」

あい「ふふ、君にはその言葉は似合わないね」


135:ミガサ:2013/06/24(月) 21:23:33.52 :bWsZIREW0

P「どうぞ」コトッ

あい「ありがとう……君の店に初めて来てから、一ヶ月くらいかな?」

P「そうですね。あの時のあいさん、可愛かったですよ」

あい「やめてくれ。君に可愛いと言われるのはむずがゆい」

P「まさか泣き出すとは思ってなくて。その後微妙に幼児退行してましたし」

あい「それだけ私が君のことを想っていたということだ」

P「……そ、そうですか」

あい「ふふ、照れているな」

P「お返しですか」

あい「そうだね……うん、美味しい」ズズズッ


136:ミガサ:2013/06/24(月) 21:27:42.68 :bWsZIREW0

P「あいさん、結構ストレートに言うようになりましたよね」

あい「それだけじゃない。髪もちょっとずつ伸ばしているんだが、どうかな?」

P「きっと似合うと思いますよ」

あい「ふふ、君がそう言ってくれるなら続けようかな」

P「……最近、調子はどうですか?」

あい「ぼちぼち、かな。君がいないのは少し寂しい」

P「……」

あい「ふふふ、可愛いね。君は」

P「からかわないでください……」


138:ミガサ:2013/06/24(月) 21:32:16.29 :bWsZIREW0

あい「さて、そろそろ私は行くよ」

P「そうですか。またのご来店をお待ちしております」

あい「素っ気なくないかな。こう、行ってらっしゃいませご主人様とか、ないのかな?」

P「……行ってらっしゃいませ。お嬢様」

あい「似合わないね。かなり」

P「言わせておいてそれっすか」

あい「ああ、君は」


あい「いつも通り働いているのが、一番カッコイイと思うよ」

あい「それこそ、私が惚れそうなくらいにね。それじゃあね、P君」


次に喫茶店を訪れるアイドル >>+4


142:2013/06/24(月) 21:33:21.89 :Xjxeui+4o
智絵里


148:ミガサ:2013/06/24(月) 21:38:18.20 :bWsZIREW0

―――女子寮 智絵里の隠し部屋―――

智絵里「……」

智絵里「ふふふふふ……」

智絵里「今日はですね?四葉のクローバーを5本も見つけたんです」

智絵里「これで、5倍も幸せになれますね……ふふふ」

智絵里「ほら、もっと見てください……」

智絵里「もっと、もっと、私を見て……見捨てないでください。Pさん……」


152:ミガサ:2013/06/24(月) 21:41:19.68 :bWsZIREW0

―――事務所―――

ちひろ「智絵里ちゃんの行方が分からない?」

桃華「そうですの」

ちひろ「どういうことですか?今日は仕事終わったあと、直帰したはずですが」

桃華「それを聞いて、先ほど智絵里さんの家に行ってみたんですの」

桃華「でも……誰もいなかったんですの」

ちひろ「え?もう帰ってるはずですよね?」

桃華「ええ。智絵里さんが家に入るのを見たという人もいましたの」

ちひろ「……」

桃華「……」

ちひろ「……とりあえず、こちらで探ってみます」

桃華「よろしくお願いするですの……」


155:ミガサ:2013/06/24(月) 21:44:31.14 :bWsZIREW0

―――女子寮 智絵里の部屋―――

ちひろ「……智絵里ちゃん?」コンコン

ちひろ「……?」

ちひろ「智絵里ちゃん?入っていいかしら?」

ちひろ「……」

ちひろ「……入るわよー?」ガチャ

ちひろ「智絵里ちゃーん?いるなら返事してー?」

ちひろ「……寮長に報告した方が」

智絵里「あの……どうかしましたか?」

ちひろ「ひっ。智絵里ちゃん。いたなら返事してくれると嬉しいわ」

智絵里「ごめんなさい……夢中になってて」


156:ミガサ:2013/06/24(月) 21:46:59.04 :bWsZIREW0

ちひろ「そう。でも声も聞こえないし、電気も付けないのはどうかと思うわ」

智絵里「すみません……」

ちひろ「いるならいいのよ。桃華ちゃんが心配してたわ」

智絵里「ごめんなさい。この時間は……反応がだいぶ遅くなると、伝えてください」

ちひろ「わかったわ」

智絵里「心配かけてすみませんでした……」

ちひろ「いえいえ、それじゃあ―――」

まゆ「ふふ、ダメですよぉ。ちひろさん」

ちひろ「……まゆ、ちゃん?」


157:ミガサ:2013/06/24(月) 21:51:27.34 :bWsZIREW0

まゆ「智絵里ちゃん、手に持ってる物……離そうねぇ?」

ちひろ「―――え?」

智絵里「……何も、持ってませんよ」

まゆ「だったらぁ……ゆっくりと、手を前に出してみたらどうかしら」

智絵里「……できません」

まゆ「なんでかしら」

智絵里「……特に理由はないです」

ちひろ「(後ろ手……?)」チラッ

ちひろ「っ」ザッ

智絵里「……どうして、後ろに下がるんですか?」

ちひろ「……(包丁……?!)」


158:ミガサ:2013/06/24(月) 21:54:54.47 :bWsZIREW0

まゆ「ねぇ、智絵里ちゃん……お部屋の中、見せてもらっていい?」

智絵里「……どうしてですか?」

まゆ「だってぇ……智絵里ちゃん、寮を改造して隠し部屋作ってるじゃない」

ちひろ「え?!そ、そんな!」

まゆ「正確には……寮長にまだ報告していない間取りがあるのよねぇ」

智絵里「……どうしてそれを、知っているんですか?」

まゆ「なんでかしら」

智絵里「……」

まゆ「……」

ちひろ「(私の場違い感)」


159:ミガサ:2013/06/24(月) 21:57:00.99 :bWsZIREW0

まゆ「……幻想のPさんに甘えて、楽しいかしらぁ?」

智絵里「っ!!」

まゆ「楽しいでしょうねぇ。貴方の中のPさんは、貴方がして欲しいことをしてくれる……」

まゆ「私も随分、やったものだわぁ……」

智絵里「Pさんは幻想なんかじゃない」

まゆ「え?」


智絵里「Pさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないPさんは幻想なんかじゃないっ!!」


164:ミガサ:2013/06/24(月) 22:00:53.60 :bWsZIREW0

智絵里「貴方に、貴方に何がわかるんですか」

まゆ「わかるわよぉ……あなたは私と似てるからぁ……」

智絵里「……知ったような口を聞かないでくださ」

まゆ「あなたこそ―――Pさんや私を知ったような口を聞かないでくれるかしら」

智絵里「っ」

まゆ「Pさんで妄想するのは勝手だけど……Pさんを汚すのだけは、許せないわぁ……」

智絵里「違う、違う……Pさんは私をずっと見ててくれる、Pさんは、Pさんは」


まゆ「……甘ったれないで!!」

智絵里「ひっ?!」

ちひろ「ひぃっ!?」


165:ミガサ:2013/06/24(月) 22:06:50.76 :bWsZIREW0

まゆ「……いつまで、妄想の中のPさんにすがるのかしら」

まゆ「自分の足で、立ち上がろうとは思えないの?」

まゆ「そんなに貴方は弱い子だったの?」

まゆ「いい加減、目を覚ましたらどうかしらぁ?……緒方智絵里」

智絵里「……私、は……見捨てられるの……嫌、で」ポロポロ

まゆ「……うーん……やっぱり、この子はPさんがいないとダメみたいですよぉ……ねぇ?」

P「あの……二人共普通に怖かったんだけど……」

智絵里「……P、さん?」

P「智絵里の様子がおかしいって、桃華から電話があってな」

ちひろ「(桃華ちゃん、Pさんにまで電話してたんですか)」

P「来てみたら……ホラー映画でも見てる気分だったよ」

まゆ「恋する女の子は盲目なんですよぉ?」

P「盲目過ぎても困りものだな……なぁ、智絵里」


166:ミガサ:2013/06/24(月) 22:10:41.05 :bWsZIREW0

智絵里「なん、ですか?」

P「智絵里は、俺がいないとダメか?」

智絵里「……」

P「俺がいないと、アイドルはやっていけないか?」

智絵里「……」

P「お前は―――俺のために、アイドルをやっていたのか?」

智絵里「ち、ちが……」

P「そうだろ?だったら、俺にばっかり頼ってちゃダメだ」

智絵里「でも、私、一人じゃ」

P「一人で本当にダメな時は、頼ってもいい。でも、ダメと決め付けて俺に頼りっきりになるのは、それこそダメだ」

智絵里「……難しい、です」

P「難しいんだよ。アイドルっていうのはさ」

P「でも―――アイドル、続けたいんだろ?」

智絵里「……はい」


167:ミガサ:2013/06/24(月) 22:14:09.57 :bWsZIREW0

P「だったら自立、しなきゃな」

智絵里「……はい」

P「俺だけじゃない―――他の誰かにも、幸せを届けてやってくれ」

智絵里「……はい」

P「智絵里が自立できたと思った時―――また、来るよ」

智絵里「……はい」グスッ

P「泣くな泣くな……今だけは、頼っていいから」ナデナデ

智絵里「Pさ、Pさん……うぐ、ぐす、えぐっ、うううう……」


169:ミガサ:2013/06/24(月) 22:21:48.58 :bWsZIREW0

―――数週間後 P喫茶店―――

P「いやぁ……たまげたなぁ……」

智絵里「えと……何がですか?」

P「いや、お前のCD……オリコンチャート2位だろ?」

智絵里「でも……1位じゃ、ないですけど」

P「1位じゃなくても、よくやったよ」ナデナデ

智絵里「えへへ……」

P「……智絵里、質問だ」

智絵里「なん、ですか?」

P「お前は今―――誰のために、アイドルをやってる?」

智絵里「私、は」


智絵里「Pさんだけじゃない……全ての、ファンの人のために……アイドルを、やってます」

智絵里「でもその中心には……やっぱり、Pさんが、います。だけど……ただPさんだけに、依存するんじゃなくて」

智絵里「私は―――ファンや歌を聞いてくれるみんなと、一緒に歩いて行けたらいいなって……思います」


171:ミガサ:2013/06/24(月) 22:23:35.07 :bWsZIREW0

次に喫茶店を訪れるアイドル >>+7


178:2013/06/24(月) 22:25:43.43 :0Z1pffGro
楓 前


192:ミガサ:2013/06/26(水) 20:40:00.26 :MOmAO1G+0

―――事務所―――

楓「……」

ちひろ「楓さん?」

楓「……」

ちひろ「楓さーん?」

楓「……」

ちひろ「楓さんっ!!」

楓「……あ、はい?」

ちひろ「もう、どうしたんですか?先ほどからずーっとぼーっとして」

楓「え?ああ……夕飯の献立を考えてまして」

ちひろ「(相変わらず、何を考えているかわからないですね……)」


194:ミガサ:2013/06/26(水) 20:45:55.72 :MOmAO1G+0

楓「……」

楓「(何も……思いつかない……)」

楓「(何も……考えられない……)」

ちひろ「楓さーん?」

楓「あ、はい……」

ちひろ「夕飯の事を考えるのもいいですけど……仕事はちゃんとやってくださいよ?」

楓「はい……」


195:ミガサ:2013/06/26(水) 20:49:55.86 :MOmAO1G+0

―――数時間後―――

オツカレサマデシター

楓「……」

楓「(仕事にも身が入らないなんて……)」

楓「(これじゃあ、私もあの子達の事言えないわね……)」

菜々「おっ疲れ様でーす☆」キャピルーン

楓「……」スタスタ

菜々「えっ?!まさかの無視?!」

楓「……あ……菜々さん」

菜々「えっとぉ、まさか気づかなかったとか?」

楓「……気づきませんでした」

菜々「……」


196:ミガサ:2013/06/26(水) 20:55:14.18 :MOmAO1G+0

楓「それで、あの……何か?」

菜々「……うーん……」

楓「あの……?」

菜々「楓さん。今日、飲みに行きませんか?」

楓「……菜々さんは17歳……」

菜々「細かいことはいいんです!楓さん!宴会してもえ~んかい?なーんちゃって……」

楓「……あ、はい……」

菜々「」

楓「それじゃ、あの……他の人に見られないように、事務所で……」

菜々「ハ、ハイ」

楓「それじゃあ……」スタスタ

菜々「……え?あれ、本当に楓さん?」


197:ミガサ:2013/06/26(水) 20:59:09.15 :MOmAO1G+0

―――P喫茶店(飲み会場)―――

友紀「酒だー!」

茄子「お酒をもって来てくださ~い♪」ギュゥゥゥゥ

P「友紀いいいいいい!!これ以上茄子を煽らないでくれええええええ!!」

友紀「いいじゃんいいじゃ~ん!Pさんも幸せっしょ?」

P「幸せだけど!これ以上ないくらい幸せだけど!俺の理性がさ!!」

茄子「Pさ~ん♪」ギュムゥゥゥ

P「か、茄子、一旦離れて」

カランカラーン!

P「い、今だ!は、はいいらっしゃいませ!!」スルン

菜々「こんにっちはー!なっなでーす♪」

P「また酒癖悪い人が来たあああああ!!」


198:ミガサ:2013/06/26(水) 21:01:35.11 :MOmAO1G+0

友紀「いぇーい!菜々さんこんばんはー!」

茄子「こんばんはぁ~♪」

菜々「うわ、茄子さんもう出来上がっちゃってるじゃないですか」

P「そうなんだよな……」

菜々「あ、あと一人後で来ますから。予約お願いします~」

P「え」

カランカラーン

楓「あの……菜々さん、ここ、喫茶店じゃ……」

友紀「楓ちゃんばんはー!」

茄子「ばんはー♪」

菜々「こっちですよ楓さーん!」

P「……楓、さん?」

楓「あ……」


199:ミガサ:2013/06/26(水) 21:05:18.97 :MOmAO1G+0

楓「……どうして、ここにいるんですか?」

P「まぁ、その……成り行きで。喫茶店兼飲み会場を……経営しています」

友紀「楓さーん!一緒に飲もうよー!あははは!」

菜々「友紀さん!ビールのいっき飲みはやめたほうが」

茄子「いっき!いっき!」

P「そこ!煽らない!!」

楓「……どうして、教えてくれなかったんですか?」

P「……別の人生を、送りたかったので」

楓「……その、別の人生に、どうして私を……」

P「え?」

楓「……いえ、なんでもないです。では失礼しますね」スタスタ

菜々「楓さーん!友紀さんを止めてくださいー!!」


200:ミガサ:2013/06/26(水) 21:08:22.21 :MOmAO1G+0

―――一時間後―――

楓「どうして、私に、教えてくれなかったんですかぁ?」

P「……やっぱこうなるのね」

楓「私、心配で心配で、仕事にも身が入らなかったんですよ?」

P「……そう、ですか」

楓「今日だって、菜々さんが誘ってくれなかったら私、部屋で一人でお酒飲んでました」

P「そんな頻繁に飲むようになったんですか?」

楓「……Pさんがいなくなってから、眠れなくなったんれす」

P「……」


204:ミガサ:2013/06/26(水) 21:14:31.24 :MOmAO1G+0

楓「不安で、不安で、眠れないんです」

楓「酔って眠っても、Pさんがいなくなるあの日の風景ばっかり見ちゃうんです」

楓「……Pさん、私、ダメな女になっちゃったみたいです……」

P「……楓さんは、ダメな女じゃないですよ」

楓「……あなたがいないと、何もできない女なのに?」

P「ええ……その気持ちを押しとどめて、他のアイドル達の世話をしてくれてたんですよね?」

楓「……ちひろさんから聞いたんですか?」

P「はい。楓さんや、志乃さんが色んな子の話し相手になってあげてたって」

P「それで元気になった子も、何人もいるって」

楓「……」


206:>>203 中途半端に酔ってると思ってください:2013/06/26(水) 21:18:19.84 :MOmAO1G+0

P「だから」ギュッ

楓「あ……」

P「今度は、俺がいくらでも話し相手になりますから」

P「どんなにくだらない話でも、悲しい話でも、付き合いますから」

P「だから……今日くらいは、子供みたいに、俺に甘えてください」

楓「……うん……P、さん……」

P「楓さん……」


友紀「ひゅーひゅー!あっついねー!」

菜々「羨ましいなー……」

茄子「……zzz」


楓「……」

P「……」


207:ミガサ:2013/06/26(水) 21:20:58.65 :MOmAO1G+0

―――女子寮の近く―――

P「ほら、お前ら起きろ。俺はここまでしか送れないんだから」

友紀「うー、もう朝ー?」

菜々「菜々はぁ、じゅうななさいなんですよぉ……」

茄子「……はっ、おはようございます」

P「……楓さん、送って行ってもらえますか?」

楓「……」

P「楓さん?」

楓「……嫌、です」

P「えっ」


208:ミガサ:2013/06/26(水) 21:23:15.11 :MOmAO1G+0

茄子「あ、じゃあ私が送っていきますね~♪」

P「大丈夫か?茄子」

茄子「はい、酔いが冷めるのは早いんです」

P「じゃあ頼むよ」

茄子「はい~♪……あとは、ごゆっくり♪」

P「え?」

茄子「はいはい、二人共行きますよ~」

楓「……」

P「えーっと、楓さん。どうして嫌なんて言ったんですか?」

楓「……もっと」

P「え?」

楓「もっと……Pさんと、一緒にいたかったから」


210:ミガサ:2013/06/26(水) 21:25:35.04 :MOmAO1G+0

P「―――っ」

楓「甘えていいって、言いました」ギュゥ

P「言い、ましたけど」

楓「だから今日は―――思いっきり、甘えさせてください」ボソッ

P「!?」ゾクゾクッ

楓「……なーんて」パッ

P「あ……」

楓「ふふっ、驚きました?」

P「……からかわないでくださいよ。本気になったらどうするんですか」

楓「本気になってもいいですよ?Pさんなら」

P「えっ」


211:ミガサ:2013/06/26(水) 21:29:37.49 :MOmAO1G+0

P「じょ、冗談ですよね?」

楓「冗談じゃ……ないですよ?」

P「……」

楓「ふふふっ、Pさんがその気になってくれるまで―――これで、我慢しておきます」チュッ

P「」

楓「顔、真っ赤ですよ?酔っ払ったみたい♪」


楓「Pさん……私、ダメな女でもいいかなって思います」

楓「だって……今日みたいに、Pさんに甘えられますから」

楓「だけど今度は……本気に、させちゃいますから♪」


次に喫茶店を訪れるアイドル >>+4


215:2013/06/26(水) 21:30:40.19 :XqX3O3NRo
若葉 前


221:ミガサ:2013/06/26(水) 21:38:26.63 :MOmAO1G+0

―――女子寮 若葉の部屋―――

若葉「……」カチ カチ

若葉「……やっぱり、足りませんね……」

若葉「どこに行っちゃったのかな……ここの1ピース……」

若葉「お気に入りのパズルだったのにな……」

若葉「……」ポロポロ

若葉「あう、泣いちゃダメです。私はおねーさんなんですから」

若葉「ジグソーパズルが完成しないくらいで……泣いちゃ、ダメです」


222:ミガサ:2013/06/26(水) 21:40:29.08 :MOmAO1G+0

―――事務所―――

若葉「あの~、ちひろさん」

ちひろ「なんですか?」

若葉「その……事務所に、ジグソーパズルのピースみたいなの……落ちてませんでしたか~?」

ちひろ「さぁ……あっても、業者さんが捨ててしまうんじゃないでしょうか」

若葉「そう、ですか……」

ちひろ「一応こっちでも探してみますね」

若葉「お願いします~」

若葉「……はぁ……」


223:ミガサ:2013/06/26(水) 21:46:49.42 :MOmAO1G+0

若葉「……新しいジグソーパズルを買いましょうかね~」

卯月「どうしたんですか?若葉さん」

若葉「あ、卯月ちゃん~……ジグソーパズルのピースをなくしちゃったんです~」

卯月「そうなんですか?!一緒に探しましょう!」

若葉「……もう、見つからないと思います」

卯月「そ、そんなの探してみないとわからないですよ!」

若葉「新しいの、買うから、いいん、です」ポロポロ

卯月「……若葉、さん?」

若葉「あれ、あれれ、おかしいですね~……わ、私はお姉さんだから、泣かない……て決め、たのに」

卯月「……若葉さん!待っててください!必ず、探し出しますから!!」タッタッタ

若葉「卯月ちゃん!?」


224:ミガサ:2013/06/26(水) 21:49:43.72 :MOmAO1G+0

凛『……うん、わかった。女子寮総出で探してみる』

未央『こっちは任せてー!』

卯月「うん、お願い二人共!」

若葉「あの~……一体何を?」

卯月「みんなに協力してもらって、探してもらうことにしたんです」

若葉「そんな、悪いですよ~」

卯月「諦めちゃダメです!」

若葉「……どうしてそこまでしてくれるんですか~?」

卯月「だって私達、仲間じゃないですか!」


229:ミガサ:2013/06/26(水) 21:53:06.85 :MOmAO1G+0

―――数時間後―――

凛『ごめん、それらしきものは見つからなかった……』

未央『こっちも……』

卯月「……そっか」

若葉「……だから見つからないって、言ったじゃないですか」

卯月「っ、だ、ダメです!ここで、Pさんなら、絶対、絶対諦めません!!」

若葉「Pさん……なら……」

卯月「で、でも、どうすれば……ああもう、大丈夫かな、出てくれるかな?」プルルルル

若葉「どこに、電話……」

卯月「Pさんのところです!!」

若葉「……へ?」


230:ミガサ:2013/06/26(水) 21:55:25.29 :MOmAO1G+0

―――P喫茶店―――

P「……で、結局来たのか」

卯月「あはは……」

凛「Pさん、ミルクティー」

未央「あたしもー!」

卯月「なんでナチュラルに二人がいるの?!」

P「おんなじ考えだったみたいだぞ。お前ら全員」

若葉「……P、さん」

P「若葉、久しぶりだな。背、伸びたか?」ナデナデ

若葉「数週間程度で……伸びるわけ、ないもん……」

P「そっか」


231:ミガサ:2013/06/26(水) 21:58:45.69 :MOmAO1G+0

P「……ジグソーパズル?」

卯月「そうなんですよ!何か知りませんか?」

P「……待てよ」タッタッタ

若葉「……Pさん?」

P「これ、か?」スッ

若葉「……これ!これなの!」

卯月&凛&未央『ああ、やっぱり』

P「……お前らに俺がどう思われてるのか知りたいな」

卯月「えっと……何でも出来る人」

未央「なんだかんだでフラグを回収してくれる人」

凛「結婚相手」

若葉「えっ!?」

P「若葉、凛は気にしないでいいから」


232:ミガサ:2013/06/26(水) 22:02:42.35 :MOmAO1G+0

卯月「で、どうして持ってたんですか?」

P「いや、プロデューサーを辞める直前に事務所内で見つけてな。見覚えのある模様だったから」

若葉「……P、さん……ありがとう、ございます」

P「忘れてた俺も悪い……それ、俺からのプレゼントだよな?」

若葉「……覚えて、たんですか?」

P「当たり前だろ。若葉と一緒に選んだジグソーパズだ」

若葉「そう、です」

P「また、新しいの買いに行こうな」

若葉「うんっ……!」



凛「デート……」

未央「そうだよね、アレ」

卯月「いいなー……」


233:ミガサ:2013/06/26(水) 22:05:30.16 :MOmAO1G+0

若葉「あの……頭、撫でてください……」

P「え?」

若葉「……二度も言わせないの」

P「子供扱いは嫌なんじゃなかったか?」

若葉「……Pさんになら、いいかもしれない、です」

P「そっか」ナデナデ

若葉「んっ……あのね、お礼……したいの」

P「いいってお礼なんて―――」

若葉「んーっ」チュッ

凛&卯月&未央「」ガタッ!

P「……」

若葉「えへへ、私の初めて……あげるの」


234:ミガサ:2013/06/26(水) 22:09:56.80 :MOmAO1G+0

P「俺、そろそろマスクでもした方がいいのかな」

若葉「それじゃあかっこいい顔が見えないの……」

P「そ、そうか」

若葉「照れてます?」

P「まぁ、若葉は……お姉さん、だからな」

若葉「そうなんですよ。私はお姉さんなんです。だから、Pさん……」


若葉「今度、私と一緒にジグソーパズルを完成させてください……」

若葉「私の……心の中の恋心と、一緒に……♪」


次に訪れるアイドル >>+5


239:2013/06/26(水) 22:11:06.97 :kncjyQAAO
櫂 前


245:ミガサ:2013/06/26(水) 22:16:52.23 :MOmAO1G+0

―――海―――

櫂「プハッ!」ザブン!

櫂「はあっ、はあっ……」

櫂「……うーん……」

櫂「泳いでも泳いでも……胸のつかえが取れないなー……」

櫂「こんなの初めてだよ……いつもは泳いだら、些細な事なんて忘れられるのに……」

櫂「……Pさん、今頃何してるのかな……」


247:>>242 相葉ちゃんじゃないでしょうか?:2013/06/26(水) 22:22:35.00 :MOmAO1G+0

乃々「あの……」

櫂「あれ、乃々ちゃん。こんなところでどうしたの?」

乃々「散歩ですけど……」

櫂「そうなんだ?」

乃々「そういう櫂さんは……」

櫂「泳いでる」

乃々「いや、わかりますけど……」

櫂「そうだ、乃々ちゃんも泳ぐ?」

乃々「え、遠慮しておきます……」


248:ミガサ:2013/06/26(水) 22:25:24.98 :MOmAO1G+0

櫂「散歩コースなの?ここ」

乃々「いえ……気まぐれですけど……」

櫂「そっかぁ……もしかして、仕事から逃げてきたとか」

乃々「逃げる理由……ありませんし」

櫂「え?お仕事嫌だから逃げてたんじゃないの?」

乃々「それもありますけど……別の理由というか……」

櫂「何それ?教えて教えて!」

乃々「む、むーりぃ……」

櫂「いいじゃんいいじゃん。減るもんじゃあるまいし」

乃々「うう……い、言いたくないです」


249:ミガサ:2013/06/26(水) 22:30:36.24 :MOmAO1G+0

櫂「いいじゃんいいじゃ……っ?!」

乃々「ど、どうしたんですか?」

櫂「っ、っ?!」バシャバシャ

乃々「か、櫂さーん?だ、大丈夫ですか……?」

櫂「(や、やば……クラゲかなんかに足刺されたっ……?!)」

乃々「な、なんかヤバそうなんですけど……た、助け……あう……」

櫂「(やば、溺れるっ……!)」バシャバシャ

乃々「わ、私泳げませんし……そ、そうだ、P……さん!」プルルルル

P『おう、乃々か?どうし』

乃々『か、櫂さんが、海で溺れ』

P『二十秒で行く。待ってろ!』

乃々「え……」


250:ミガサ:2013/06/26(水) 22:33:29.92 :MOmAO1G+0

―――P喫茶店―――

櫂「……あれっ、ここ……」

乃々「Pさん!櫂さんが、目を覚ましましたけど」

P「そうか、よかった」

櫂「P、さん……?」

P「大丈夫か?気分はどうだ?」

櫂「大丈夫……あ、包帯も巻いてくれたんだね」

P「櫂が助かったのは乃々のおかげだ。感謝しろよ?」

櫂「うん、ありがと乃々ちゃん」

乃々「べ、別に……お礼とか……///」

P「……あー、えっとそれでだな……一つ、謝らなくったいけないことが」

櫂「何?……この喫茶店のこと?」

P「それもそうなんだが、えーっと、あれだ」


251:ミガサ:2013/06/26(水) 22:37:08.40 :MOmAO1G+0

P「……人工、呼吸さ」

櫂「……えっ、もしかして……Pさん」

P「……すまんっ!乃々に頼みたかったんだが」

乃々「は、肺活量足りませんし……」

櫂「……そっかぁ……初めてはPさんにもらわれちゃったかぁ」

P「は、初めてだったのか?!す、すまない!」

櫂「ううん、別にいいよ。仕方ないよ」

P「そ、そうか」

櫂「でもー。責任、取って欲しいなー」

P「せ、責任か」


252:ミガサ:2013/06/26(水) 22:40:40.04 :MOmAO1G+0

櫂「うん、だから……今度一緒に泳ごうよ!」

P「……えっ、それでいいのか?」

櫂「あ、それならPさんに水着選んで欲しいな!」

P「お、俺に?俺のセンスなんてたかがしてれるぞ?」

櫂「Pさんのセンスを信じてるから大丈夫……ついでに乃々ちゃんも!」

乃々「えっ、いや、その」

櫂「いーからいーから!で、Pさん?」

P「出費が……ん、なんだ?」


櫂「また私が溺れたときは……助けてね?」

櫂「その時は、さ。また……人工呼吸、してもいいから♪」


253:ミガサ:2013/06/26(水) 22:42:14.92 :MOmAO1G+0

明日の安価 >>+6


259:2013/06/26(水) 22:44:27.69 :di5n5w2Eo
おつ

アーニャ 前


270:ミガサ:2013/06/27(木) 20:35:52.62 :GTHBIGIM0

アーニャ「星」

アーニャ「貴方は、星を見せてくれると言ってくれました」

アーニャ「そして、貴方は私に星を見せてくれました」

アーニャ「でもその時には既に……貴方は私の隣にはいませんでした」

アーニャ「……ヤー ハチュウ ティビャ ウヴィディチ」

アーニャ「また、会いたい―――」


271:ミガサ:2013/06/27(木) 20:38:21.80 :GTHBIGIM0

監督「はいカットォ!いやー、お疲れ様、アナスタシアちゃん!」

アーニャ「ダー。お疲れ様でした」

監督「気持ち、凄く入ってたね。誰か思い浮かべてたりした?」

アーニャ「……いえ」

監督「そっか。でも良かった!ありがとね!」

アーニャ「ありがとうございます。……では、失礼します」

監督「ああ、それじゃあね」


272:ミガサ:2013/06/27(木) 20:42:38.62 :GTHBIGIM0

―――事務所―――

ちひろ「お疲れ様。アーニャちゃん」

アーニャ「ダー。お疲れ様でした」

ちひろ「総選挙で2位になってから、仕事一気に増えたけど大丈夫?」

アーニャ「ナルマーリナ。問題ありません」

ちひろ「そう、それじゃ次の仕事なんだけど―――」

アーニャ「……」


273:ミガサ:2013/06/27(木) 20:47:01.45 :GTHBIGIM0

アーニャ「……あの」

ちひろ「何かしら?」

アーニャ「プロデューサー……いえ、Pさんがどこにいるか、ちひろさんでもわかりませんか?」

ちひろ「……それは」

アーニャ「……イズヴィニーチェ。申し訳ありません」

ちひろ「あ、ううん。大丈夫よ」

ちひろ「(どうしようかしら……でも、アーニャちゃんだけ特別扱いも……)」

アーニャ「……すみません。少し、外出てきてもいいですか?」

ちひろ「え?あ、うん」


274:ミガサ:2013/06/27(木) 20:51:50.65 :GTHBIGIM0

―――事務所 屋上 夜―――

アーニャ「……あの日も」

アーニャ「こんなふうに、星が綺麗に見える夜でしたね」

アーニャ「一人、星を見ていた私に、話しかけてきた人」

アーニャ「……最初は、変質者かと思いましたよ」

アーニャ「ヤー ハチュウ ティビャ ウヴィディチ」

アーニャ「……また、会いたい……」


275:ミガサ:2013/06/27(木) 20:56:08.26 :GTHBIGIM0

ちひろ「アーニャちゃん」

アーニャ「……」

ちひろ「ここにいると、寒いわ」

アーニャ「……そう、ですね」

ちひろ「だから、ここに行って暖まってきなさい」

アーニャ「シトー エータ?なんですか、これは?」

ちひろ「ただのメモ帳よ。ただの、ね♪」

アーニャ「は、はい……」

ちひろ「それじゃ、明日の仕事には遅れないでね?(ま、いいか。苦労するのはPさんですし)」

アーニャ「わかっています。では、お疲れ様でした」


276:ミガサ:2013/06/27(木) 21:00:19.56 :GTHBIGIM0

―――P喫茶店―――

カランカラーン

P「えっ、今日はもう閉店……」

アーニャ「あ……」

P「アー、ニャ?」

アーニャ「……はい」

P「どうして、ここに?」

アーニャ「……ちひろさんからもらった、ただのメモ帳に、地図が書いてありました」

P「……ちひろさんめ……」

アーニャ「その……あまり、ちひろさんを責めないでください」

P「わかってるよ。それより……今日はもう、出せるものも、何もないんだが」

アーニャ「そう、ですか……それなら―――」


277:ミガサ:2013/06/27(木) 21:05:00.25 :GTHBIGIM0

―――P喫茶店 屋根裏部屋―――

アーニャ「……驚きました」

P「そりゃな。俺もここに移ってから、ここに来たことはあまりないよ」

アーニャ「……掃除は」

P「掃除くらいはした……と思う」

アーニャ「……まぁ、いいです。それよりも……よく、見えますね」

P「俺もここからこんなに綺麗に星が見えるとは思わなかった」

アーニャ「そうですね……覚えていますか?」

P「何をだ?」

アーニャ「私を、スカウトしてくれた日の事」

P「当たり前だろ」


278:ミガサ:2013/06/27(木) 21:18:19.40 :GTHBIGIM0

アーニャ「いきなり私に話しかけてきて、警察に通報しようかと思いました」

P「無言で携帯を取り出されたときはビビったな」

アーニャ「その後、無理やりに私と一緒に天体観測を始めて」

P「自慢げに紹介した星座や星、アーニャは全部知ってたんだっけ」

アーニャ「プラーヴィリナ。むしろ私の方が知っていましたね」

P「それで、勉強してまた来るから、次の日も同じ場所で待っててくれって頼んだんだっけ」

アーニャ「そう、です。そして貴方は来てくれました」

P「その時、アイドルについて話したんだよな」

アーニャ「ええ。私を、なんて物好きな人だな、と思いました」

P「ティン!と来たからな」

アーニャ「なんですか、それ」


279:ミガサ:2013/06/27(木) 21:26:34.81 :GTHBIGIM0

アーニャ「……シータ・アンドロメダェ」

P「なんだそれ?ロシア語か?」

アーニャ「違います。……星の名前、ですよ」

P「へぇ、そうなのか」

アーニャ「星言葉は、【異性を引き付ける魅力】」

P「買いかぶりすぎだよ」

アーニャ「いえ、私は……そんな貴方の魅力を短い間でも、見てきました」

アーニャ「貴方の魅力に引き付けられたからこそ……私も、アイドルとして、ここまで来れたのだと思います」


280:ミガサ:2013/06/27(木) 21:36:03.12 :GTHBIGIM0

アーニャ「だからこそ―――私は貴方にお礼を言いたい」

P「お礼って……」

アーニャ「貴方と星を見て」

アーニャ「貴方と星をめざして」

アーニャ「……貴方と、星を掴んで」

アーニャ「貴方のおかげで、私は……皆さんの星に、なれたのだと思います」

アーニャ「スパシーバ バリショーエ、ヤーリュブリュー ティビャー。……本当にありがとう、ございました」

P「ちょ、何て言った?」

アーニャ「ふふっ、なんでもないですよ。ただ、ありがとう、と」

P「いやいやいや!絶対それだけじゃない!何か変な意味の言葉入れたか?!」

アーニャ「……さぁ、どうでしょうね?」


281:ロシア語難しすぎ泣いた:2013/06/27(木) 21:47:56.41 :GTHBIGIM0

P「なんだよー。教えろよー」

アーニャ「嫌、です。それより、一緒に星を見ましょう?」

P「わかったよ。でもいつか教えてくれよ?」

アーニャ「時が来たら……ですね」

P「まぁ、気長に待ってるよ」

アーニャ「はい……」


アーニャ「……パダりー ムニェ スヴァユー リュボーフィ……なんて」

アーニャ「これからも、よろしくお願いします……Pさん」


次に喫茶店を訪れるアイドル >>+4


285:2013/06/27(木) 21:48:46.00 :P18dyDk2o
のあさん 前

既出なら蘭子 前


292:ミガサ:2013/06/27(木) 21:54:38.83 :GTHBIGIM0

―――女子寮 のあの部屋―――

のあ「……」

のあ「……」

のあ「……この服を見てくれる人も……もう、いないのね」

のあ「……(ネコミミを付ける)」カポッ

のあ「……にゃあ」

のあ「……(ネコミミを床に叩きつける)」バンッ

のあ「……何をやっているのかしら、私は」


293:ミガサ:2013/06/27(木) 21:58:23.01 :GTHBIGIM0

―――事務所―――

のあ「お茶、どうぞ」

ちひろ「ありがとうございま……のあさん?!」

のあ「何かしら」

ちひろ「いや、その、メイド服……」

のあ「……恐らく、この服を着るのはこれが最後になるわ」

ちひろ「なんでそんな事を?」

のあ「……彼との思い出を、断ち切るためかしら」

ちひろ「は、はぁ」

のあ「最後に……思い出に浸ろうと思って」

ちひろ「そう、ですか」


295:ミガサ:2013/06/27(木) 22:01:45.28 :GTHBIGIM0

のあ「ここから彼がいなくなって、数週間が経ったわね」

ちひろ「そうですね……」

のあ「今では、何人もの子が彼なしでも頑張っているわ」

ちひろ「ええ、私も助かります」

のあ「時にちひろさん」

ちひろ「はい?」

のあ「……時々、アイドル達から【Pさん】やら【P喫茶店】やら聞こえてくるのだけど、それは気のせいかしら」

ちひろ「……」

のあ「ちひろさん?」

ちひろ「えっと、その」

のあ「ち・ひ・ろさん?」ズズイッ

ちひろ「あの、その」


296:ミガサ:2013/06/27(木) 22:03:31.94 :GTHBIGIM0

―――P喫茶店―――

カランカラーン

P「はい、いらっしゃ」

のあ「……」

P「い……?」

のあ「……」スタスタスタ

P「の、のあさん?」

のあ「ふっ」バチーン!

P「へぶっ?!」


298:ミガサ:2013/06/27(木) 22:06:48.47 :GTHBIGIM0

P「えっ?えっ?」

のあ「……」ベチン バチン

P「痛いっ!?え、何?!なんなのこれ?!」

のあ「思い知ったかしら」

P「な、何を……?」

のあ「一人置いていかれた、私の思いを」

P「え?」

のあ「……」ギュウ

P「ちょ、えっ?!」

のあ「……寂しかった、わ」

P「のあ、さん……」


299:ミガサ:2013/06/27(木) 22:09:56.70 :GTHBIGIM0

のあ「……他の子達には、話していたそうね」

P「いや、それは俺じゃなく……どちらかといえば、ちひろさんや他のアイドル達が……」

のあ「言い訳はいらないわ。なんで私に教えてくれなかったのかしら」

P「その、特別扱いはよくないかなーって」

のあ「幸子には言ったそうね」

のあ「その上、幸子と雪美をウェイトレスとして雇っているそうじゃない」

P「いや、その、あの」

のあ「……」ジトー

P「……すみませんでした」


300:ミガサ:2013/06/27(木) 22:14:10.38 :GTHBIGIM0

のあ「許して欲しいなら、条件があるわ」

P「なんでしょう」

のあ「私をウェイトレスとして雇いなさい」

P「はい……はい?」

のあ「私を、ウェイトレスとして雇いなさい」

P「いや、あの、のあさん?」

のあ「……」スッ

P「ちょ、無言で手を振り上げるのはやめてください?!」

のあ「……私も、寂しかったのよ」

P「それはさっき文字通り痛いほどわかりました」

のあ「だから、ここで働くことにするわ」

P「なんでそうなるんでしょう」

のあ「……それを言わせるの?」

P「え?」


301:ミガサ:2013/06/27(木) 22:17:08.31 :GTHBIGIM0

のあ「……」

P「……すみません、わかりません」

のあ「……貴方と少しでも一緒にいたいから、よ」

P「……ええええ!?」

のあ「そんなに驚くことかしら」

P「いや、のあさんってそういう事言う人だったかなと」

のあ「今回のことで身にしみたのよ」

のあ「別れは、必ずやってくるわ」

のあ「だから、伝えたい時に、伝えたいことを、真っ直ぐ伝えたほうがいいって」

P「……そう、ですか」


302:ミガサ:2013/06/27(木) 22:20:09.92 :GTHBIGIM0

のあ「それで、雇ってくれるのかしら?」

P「……わかりましたよ。こちらもそう言われてはお手上げです」

のあ「そう……ありがとう」

P「いえ……元はといえば、俺のせいですし」

のあ「そうだ。伝えたいことが、あと一つ」

P「なんでしょうか」


のあ「……私は、ずっと一緒にいたいと思うくらい……あなたが、好きよ」

のあ「それだけは覚えておいて?……マイ、マスター」


303:ミガサ:2013/06/27(木) 22:21:51.62 :GTHBIGIM0

では、明日の最初の子の安価を。 >>+5


308:2013/06/27(木) 22:22:39.19 :pElBdrsjo
志保 前


318:ミガサ:2013/06/28(金) 20:45:21.66 :QH8h1M/20

―――P喫茶店―――

P「新しいウェイトレスののあさんだ」

のあ「よろしく……幸子、雪美」

幸子「……」

雪美「次は……Paが来るかなと思った……」

P「そうしたかったらしいが、ウェイトレスが出来そうなPaが出てこないとの事でな」

のあ「神の意思ね……」

幸子「そ、それよりも!また増やすんですか?!」

P「まぁ、人手は多い方がいいだろ?」


319:ミガサ:2013/06/28(金) 20:47:39.49 :QH8h1M/20

幸子「そうですけど……ちゃんと接客できるんですか?のあさんに」

P「……そういやお前らの接客態度を見たことがなかったな。俺はいつも仕入れとかで忙しいし」

幸子「ふふーん!可愛いボクには何をやらせても完璧なんですよ!」

雪美「……楽勝……」

のあ「問題ないわね」

P「ふむ、この際だ。お前ら全員の接客を俺に見せてみてくれないか?」

幸子「え?ま、まぁ、Pさんが望むならいいですけど……」

雪美「……わかった……」

のあ「了解したわ」


320:ミガサ:2013/06/28(金) 20:49:54.21 :QH8h1M/20

―――幸子編―――

P「すみません」

幸子「はいなんでしょうか」

P「サンドイッチセットをお願いします(思ったより普通だな)」

幸子「かしこまりました。少々お待ちください」スタスタ

P「(この分なら幸子は問題なさそうだな)」

幸子「こちら、サンドイッチセットになります」

P「ありがとう」

幸子「ごゆっくりどうぞ」

P「ああ、そうさせてもら―――」

幸子「まぁ、カワイイボクのウェイトレス姿が見れただけでも、この店に来た価値はあると思いますよ」ドヤァ

P「」


321:ミガサ:2013/06/28(金) 20:51:40.98 :QH8h1M/20

P「はい、アウトー」

幸子「えっ、何がですか?」

P「一言余計だよお前……」

幸子「だってボクのウェイトレス姿ですよ?サンドイッチセットよりも、きっと価値が―――」

P「わかった。わかったから、次は雪美の接客を見てみよう。きっと参考になるはずだ」

幸子「……わかりました」


323:ミガサ:2013/06/28(金) 20:53:35.07 :QH8h1M/20

―――雪美編―――

雪美「いらっしゃい……ませ」

P「おお、随分と可愛らしいウェイトレスさんだね。マスターの子供か何かかい?」

雪美「違い……ます」

P「そうなのか。じゃあ、もしかして孫とか―――」

雪美「私は……ここのマスターの……愛人、です」

P「」


326:ミガサ:2013/06/28(金) 20:55:03.43 :QH8h1M/20

P「雪美」

雪美「何……?」

P「お前はどこでそういう言葉を覚えてくるんだ?」

雪美「昼ドラ……」

P「そうか……今後、見ないようにしようか」

雪美「面白い……のに」

P「のあさーん!のあさんだけが頼りですよー!!」


328:ミガサ:2013/06/28(金) 21:00:16.10 :QH8h1M/20

―――のあ編―――

P「すみませーん」

のあ「いらっしゃいませ♪のあにゃんだにゃん☆(真顔)」

―――終了―――

P「全滅じゃねぇか!!」

幸子「何がですか。この僕の完璧な接客のどこがダメなんですか!」

雪美「結婚相手……のが……よかった?」

のあ「……(本当は普通にできるけど)」

P「こうなったら助っ人を呼ぶしかないか……」


330:ミガサ:2013/06/28(金) 21:03:54.19 :QH8h1M/20

―――数分後―――

志保「こんにちはー!お久しぶりです、Pさん♪」

P「おう、元気にしてたか志保」

志保「はい!あ、でも食べてくれる人がいなくなったので、ちょっと料理の腕は落ちちゃいましたけど……」

P「そっか……まぁ、よかったら今度、お菓子作ってきてくれよ」

志保「はい♪えっと、それで今日は……」

P「このダメウェイトレス三人娘を教育して欲しい」

幸子「酷くないですか?!」

雪美「……よろしくお願いします」ペコリ

のあ「……(やっぱりボケた方がいいのかしら)」

志保「わっかりました!私にお任せ下さい!」


331:ミガサ:2013/06/28(金) 21:06:32.22 :QH8h1M/20

―――少女修行中―――

志保「幸子ちゃん!ウェイトレスたるもの、謙虚であれ!例え外見を褒められても、調子に乗らない!」

幸子「は、はいっ」

志保「雪美ちゃん!ウェイトレスたるもの、自分の情報を無闇に晒さない!いつ、どこで、誰が、何を狙っているかはわからないんだから!」

雪美「いえっさー……」

志保「のあさん!……は、ええと……真面目にやってください」

のあ「わかったわ」


332:ミガサ:2013/06/28(金) 21:11:33.73 :QH8h1M/20

P「それにしても志保。流石、元ウェイトレスだな」

志保「そうですか?ありがとうございます♪」

P「正直助かるよ。客足、あまり上がらなくてさ」

志保「Pさんみたいな素敵なマスターがいるんなら、この喫茶店なんてあっという間に繁盛しますよ♪」

P「そ、そうか。ありがとう」

志保「あ、でも来たお客さんをアイドルに勧誘とかしてませんよね?」ジトーッ

P「いや、それはしてないぞ」

志保「……どーだか」

P「そんなに信用ないか俺」

志保「ウェイトレスとして働いてた私をスカウトしたくらいですからね」

P「……まぁ、ティン!と来たんだよ」


333:ミガサ:2013/06/28(金) 21:13:39.87 :QH8h1M/20

志保「出ました、お得意のティン!発言」

P「しょうがないだろ。言い表せない感覚なんだから」

志保「まぁ、そのおかげで今の私がいるんですけど……」

P「そうだ。この前イベントやったんだって?」

志保「あ、知ってるんですか?!バリ島に行ってきたんですよ~♪」

P「ついにそこまで行ったか……そうそう、衣装、よく似合ってた」

志保「ありがとうございます♪」


334:ミガサ:2013/06/28(金) 21:17:39.28 :QH8h1M/20

志保「ね、Pさん」

P「なんだ?」

志保「私を雇ってみる気は、ないですか?」

P「ないな」

志保「どうしてですか?」

P「ウェイトレスとしてじゃなく、今、アイドルとしての志保が一番輝いてるから」

志保「……全くもう、調子いいんですから」

幸子「すみませーん!志保さーん!」

志保「はいはい今行きます……でもですね。Pさん」

P「ん?」


志保「Pさん専用のウェイトレスのお誘いなら、私はいつでもウェルカムですよ♪」

志保「その時は人生のパートナーとしても、精一杯ご奉仕させていただきますからね、Pさん♪」


次に訪れるアイドル >>+5


339:2013/06/28(金) 21:23:27.67 :mShttHfEo
由愛 前


343:ミガサ:2013/06/28(金) 21:30:16.81 :QH8h1M/20

―――事務所―――

由愛「……」カキカキ

ちひろ「ん?」

由愛「……」カキカキ

ちひろ「(由愛ちゃんが絵を描いてるの久しぶりに見たわね……何を描いてるのかしら)」

ちひろ「……」ソッ

由愛「……」カキカキ

ちひろ「ひっ?!」

由愛「……」カキカキ

ちひろ「(ま、真っ黒な紙を更に黒で塗りつぶしてる……!)」


344:ミガサ:2013/06/28(金) 21:32:29.73 :QH8h1M/20

由愛「……」ピタッ

ちひろ「(と、止まった……)」

由愛「……」クシャクシャ ポイッ

ちひろ「(丸めて投げ捨てた……?)」

由愛「……」カキカキ

ちひろ「(また新しいページを黒く……って、あの真っ黒な紙は元々真っ白だったの!?)」

由愛「……」カキカキ

ちひろ「(ど、どうしよう、由愛ちゃんが……)」


346:ミガサ:2013/06/28(金) 21:36:11.15 :QH8h1M/20

きらり「おっはようだにぃ☆」ガチャッ

ちひろ「お、おはようきらりちゃん」

きらり「おっすおっす!」

ちひろ「その……由愛ちゃんは絵を描いてるみたいなの。そっとしておいてね?」

きらり「そうなの?どんな絵を書いてるのか、きらり気になゆー!」バッ

ちひろ「あ!」

由愛「あっ……」

きらり「……真っ黒だにぃ」

由愛「……」

きらり「由愛ちゃん……」


347:ミガサ:2013/06/28(金) 21:40:55.47 :QH8h1M/20

きらり「……由愛ちゃん!外でお絵かきしよう?」ガシッ

由愛「えっ、あっ」

きらり「ちひろさん、由愛ちゃん借りてくにぃ☆」

ちひろ「あ、う、うん」

きらり「うきゃー!お絵かきなんて久しぶり☆うまく描けるかなー?」

由愛「あ、あの、きらりさん?」

きらり「出発だにぃ☆」ドドドドドド

由愛「っ、きゃ、きゃあああああ?!」


348:ミガサ:2013/06/28(金) 21:43:53.46 :QH8h1M/20

―――P喫茶店―――

ガランガラーン!

きらり「とうちゃーく☆」

由愛「あうあう……」

P「おいきらり、もう少し静かに……ゆ、由愛、大丈夫か?!」

由愛「うーん、うーん……」

P「きらり、これは」

きらり「……由愛ちゃんの、傍にいてあげてください」ニコッ

P「お前……」

きらり「それじゃあ、きらりは帰るにぃ☆Pちゃん、バイバーイ!」ドドドド


349:ミガサ:2013/06/28(金) 21:47:46.48 :QH8h1M/20

由愛「……はっ」

P「起きたか由愛」

由愛「P、さん」

P「ほら、ホットミルクだ。飲むと落ち着くぞ」

由愛「ありがとう、ございます……」

由愛「……あったかい……」

由愛「あった……かいです……」ポロポロ

P「由愛……」


350:ミガサ:2013/06/28(金) 21:52:59.95 :QH8h1M/20

由愛「Pさんがいなくなって……私……頭の中、真っ黒で」

由愛「何を書いても、真っ黒になって」

由愛「……怖かった……怖かった、です、P、さん」

P「そっか……怖かったのか、由愛」ギュゥ

由愛「ふぁ……」

P「大丈夫だ。俺はここにいるから……傍に、いるから……」

由愛「はい……はい……っ」


351:ミガサ:2013/06/28(金) 21:55:57.50 :QH8h1M/20

由愛「……P、さん」

P「なんだ?」

由愛「えへへ……呼んでみただけです」

P「そっか……由愛」

由愛「なんですか?」

P「呼んでみただけ」

由愛「えへへ……」

P「はははっ」


352:ミガサ:2013/06/28(金) 21:59:05.88 :QH8h1M/20

由愛「Pさんの絵……描いても、いいですか?」

P「ん?おう、いいぞ」

由愛「じゃあ……いつも通りに……仕事してください」

P「動いてていいのか?」

由愛「はい……そのままのPさんが、描きたいです」

P「わかった。じゃあ軽めの食べ物見繕ってくるからな」

由愛「ありがとうございます……」


353:ミガサ:2013/06/28(金) 22:06:09.88 :QH8h1M/20

―――数十分後―――

由愛「できました……どうぞ」

P「もらっていいのか?」

由愛「Pさんのために……書きましたから」

P「そうか。じゃあありがたく……ん?」

由愛「どうか……しました?」

P「いや、ここにいるの、由愛か?……一緒に働いてるように見えるんだが」

由愛「えっと……それは……」


由愛「私の今の……一生懸命の……気持ち、です」

由愛「Pさんとずっとずっと一緒にいたいって……そんな、気持ちを……込めました」

由愛「だから……これからも……一緒です……♪」


次に喫茶店を訪れるアイドル >>+2


355:2013/06/28(金) 22:06:34.02 :C06H+PjAO
かな子 前


357:ミガサ:2013/06/28(金) 22:18:43.19 :QH8h1M/20

―――事務所―――

かな子「おはよう……ございます」

ちひろ「おはようかな子ちゃ……また痩せた?」

かな子「えへへ、最近食欲でなくて」

ちひろ「そう……ちゃんと食べないとダメよ?」

かな子「はい……あ、昨日は2kgも痩せたんですよ!」

ちひろ「そ、そうなの……」


360:ミガサ:2013/06/28(金) 22:21:14.39 :QH8h1M/20

かな子「あ、えっと……今日のお弁当なんですけど」

ちひろ「どうしたの?」

かな子「その……食べなくても、いいですか?」

ちひろ「えっ……」

かな子「あ、えと、ウィ○ーインゼリーをコンビニで買ってきたので……」

ちひろ「わかったわ。じゃあみくちゃんに渡しておく」

かな子「ありがとうございます……」


361:ミガサ:2013/06/28(金) 22:25:50.47 :QH8h1M/20

かな子「……」チューチュー

ちひろ「……」

かな子「ぷはっ、どうしました?」

ちひろ「あ、いえ、なんでも……」

あずき「こんにっちはー!」

ちひろ「あ、あずきちゃんいらっしゃい」

あずき「かな子さんもおっはよー!」

かな子「おはよう、あずきさん……」

あずき「……むむっ?」


362:ミガサ:2013/06/28(金) 22:33:20.65 :QH8h1M/20

あずき「かな子さん、痩せました?」

かな子「あ、わかる……?」

あずき「いや、まぁ……それだけ痩せれば」

かな子「あはは、そっか。そんなに痩せちゃったんだ……私」

あずき「……ちひろさんちひろさん」

ちひろ「何かしら?」

あずき「これは、かなーり……やばいんじゃないですかね?」

ちひろ「そうね……」

あずき「……はっ!閃いた!」

ちひろ「えっ?」


あずき「今回のプロジェクト名は―――ズバリ!ハッピー・バイキング!さ、準備を始めるよー!」


363:ミガサ:2013/06/28(金) 22:36:18.74 :QH8h1M/20

―――女子寮 かな子の部屋―――

かな子「……あれ、手紙?」

かな子「……バイキング・パーティーのお知らせ……?」

かな子「場所は……P、喫茶店?」

かな子「……ち、違う、よね……名前が一緒なだけ、で……」

かな子「……」

かな子「……行ってみよう……かな」


365:ミガサ:2013/06/28(金) 22:41:40.96 :QH8h1M/20

―――P喫茶店―――

カランカラーン

かな子「こ、ここ……だよね?」

パァンパァン!

かな子「!?」

あずき「ようこそ、ハッピー・バイキングへ!」

幸子「い、いらっしゃいませかな子さん」

雪美「……いらっしゃいませ」

のあ「ようこそ、こちらへどうぞ」

かな子「え?え?あう?」ストンッ


366:ミガサ:2013/06/28(金) 22:45:57.77 :QH8h1M/20

P「いらっしゃい、かな子」

かな子「Pさん!?」

あずき「今回のハッピー・バイキングには、普通のバイキングとは違う点がございます!」

かな子「えっ、あっ、うっ?」

あずき「なんと……出てきた料理を全て!Pさんにあーんで食べさせてもらえます!」

かな子「……へ?えええええええ?!」

幸子「……ずるい」

雪美「羨ましい……」

のあ「……(無言で料理作り中)」トントントン

P「……そうやったほうが、かな子も食べるからって」

かな子「そ、そう……なん、ですか?」

P「いやなんで疑問形なんだよ」


368:ミガサ:2013/06/28(金) 22:49:17.68 :QH8h1M/20

のあ「……」ドンッ!

P「うおっ……す、凄い量だな」

かな子「こ、こんなに食べられま」グゥ~

かな子「……」

P「……」

P「とりあえず……食うか?」

かな子「はい……」

P「ほら、あーん」

かな子「うぇっ!?い、いいですよぉ!」

P「いや、こうしないとダメってあずきが……」

あずき「にやにや」


369:ミガサ:2013/06/28(金) 22:53:00.30 :QH8h1M/20

かな子「あう……えっと……あーん///」

かな子「……美味しい、です……///」

P「ほら、次は何が食べたい?」

かな子「じゃ、じゃあこの……ハンバーグを……」

P「ほら、あーん」

かな子「あーん……///」

あずき「えへへ……これで、みんな幸せだねっ♪」


のあ「……(まな板に包丁を叩きつける)」ドンドンドンドンドン!

幸子「ひっ、の、のあさん。食材、食材乗ってません!」

雪美「……」ドンドンドンドン!

幸子「こっちも!?」


370:ミガサ:2013/06/28(金) 22:55:56.31 :QH8h1M/20

かな子「その……Pさんも、食べたいものないですか?」

P「えっ、俺は……じゃあ、これとか」

かな子「あ、あーん」

P「えっ」

かな子「あーん、です!口を開けてください///」

P「あ、あーん」

かな子「ど、どうぞ」

P「……うん、美味しい」

かな子「えへへ……よかったです///」


のあ「……」

雪美「……」

幸子「む、無言でオーブンを見つめるのやめてください……」


372:ミガサ:2013/06/28(金) 23:00:07.68 :QH8h1M/20

かな子「P、さん」

P「なんだ?」

かな子「私……これなら……いくらでも、食べられると思います」

P「そっか。よかった」

かな子「Pさん、私」


かな子「これからも、貴方の隣で甘い夢を見ても、いいですか?」

かな子「その代わり……私からも、たっくさん、Pさんに甘い夢を見せてあげますから!」


次の日、かな子の体重が元の体重+【ピー】キロ増えたのは言うまでもない


373:ミガサ:2013/06/28(金) 23:01:22.33 :QH8h1M/20

明日、最初に喫茶店を訪れるアイドル >>+6


379:2013/06/28(金) 23:03:52.89 :UYZ4fSA2o
小春ちゃん 前


388:ミガサ:2013/06/29(土) 16:57:37.38 :AG2hbkHf0

―――夜 女子寮 小春の部屋―――

小春「ヒョウ君」

ヒョウ「?」

小春「小春、もうお姫様には慣れないみたいなんです」

ヒョウ「……」

小春「王子様がいなくなったら、お姫様はお姫様でいられなくなっちゃうんです」

ヒョウ「」ブンブン

小春「ふふっ、ヒョウ君は優しいですね……でも、小春はもう……ダメみたいなんです」

ヒョウ「……」

小春「……ヒョウ君、小春は……」zzz

ヒョウ「……」


389:ミガサ:2013/06/29(土) 17:00:20.28 :AG2hbkHf0

―――事務所―――

ヒョウ「……」キョロキョロ

ちひろ「あらヒョウ君。小春ちゃんは?」

ヒョウ「……」プイッ

ちひろ「扉の方……ああ、レッスンですか」

ヒョウ「……」コクッ

ちひろ「おれで、ヒョウ君はここでお留守番ですか」

ヒョウ「……」ブンブンッ

ちひろ「え?違う?」

ヒョウ「……」ピョイーン!

ちひろ「きゃっ!?わ、私の机何かに飛び乗ってどうしたんですか?!」


390:ミガサ:2013/06/29(土) 17:05:37.60 :AG2hbkHf0

ヒョウ「……」キョロキョロ

ちひろ「ヒョウ君?」

ヒョウ「……!」バッ

ちひろ「ちょ、あ、あああ!書類が!」

ヒョウ「……」ガサガサ ガサガサ

ちひろ「だ、ダメですよヒョウ君!書類が」

ヒョウ「……」ピタッ

ちひろ「止まった……?」

ヒョウ「……」モグモグ

ちひろ「?!な、何を食べたんですかヒョウ君?!」

ヒョウ「……」ピョイーン スススススッ

ちひろ「ちょ、ヒョウ君ー?!」


391:ミガサ:2013/06/29(土) 17:08:16.72 :AG2hbkHf0

―――レッスン場―――

ヒョウ「……」

小春「あ、ヒョウ君……どうしたんですか?」

ヒョウ「……」ウェッ

小春「ひょ、ヒョウ君?!紙なんて吐き出してどうし……」

ヒョウ「……」チョイチョイ

小春「え?この紙を見ろ……?」

ヒョウ「……」コクッ

小春「……ちょっと読みづらいですけど……地図?」

ヒョウ「……」チョイチョイ

小春「ここに……行ってみるの?」

ヒョウ「……」コクッ


392:ミガサ:2013/06/29(土) 17:11:11.78 :AG2hbkHf0

―――P喫茶店―――

カランカラーン

P「いらっしゃ―――」

ヒョウ「……」ピョーン ガジガジ

P「ぎゃああああああ!!!」

小春「ひょ、ヒョウ君?!だ、ダメです!!」

ヒョウ「……」ガジガジガジガジ

P「いててててて!ちょ、お、俺、なにか悪いことしたか?!」

ヒョウ「……」パッ コクッ

P「……え?」

小春「あ……P、さん……」

P「小春……」


393:ミガサ:2013/06/29(土) 17:14:40.39 :AG2hbkHf0

小春「ヒョウ君……もしかして……教えて、くれたの?」

ヒョウ「……」コクッ

P「……そっか……俺、小春を……」

ヒョウ「……」プイッ

小春「反省したか?ですって……」

P「……ああ、ごめんな小春……あと、ありがとう、ヒョウ君」

ヒョウ「……」フンス

小春「……ふふっ」

P「……はははっ」

ヒョウ「……」ニコッ


396:ミガサ:2013/06/29(土) 17:17:44.02 :AG2hbkHf0

P「そっか……小春に負担かけちゃってたか」

小春「いえいえ……でもこうやって、ヒョウ君がまた会わせてくれましたから~」

ヒョウ「……」zzz

P「改めてありがとな、ヒョウ君」ナデナデ

ヒョウ「……」ニコッ

P「あと……ごめんな、小春」

小春「私はもういいんです~……その……王子様と……」

P「ん?」

小春「ななな、なんでもないです~」


401:ミガサ:2013/06/29(土) 17:20:56.46 :AG2hbkHf0

P「そっか……じゃあ俺は紅茶持ってくるから」スタスタ

小春「……ヒョウ君は王子様とお姫様を繋いでくれる……運命の糸だったんですね~」

P「小春ー。ミルクティー飲めるか?」

小春「はいー!」

小春「あ……Pさん!」


小春「私、もう一度、お姫様めざして歩いていけそうです~」

小春「それで……もしも、本当のお姫様になれた時は……王子様として、私をもらってくれますか~?」

ヒョウ「……(俺も一緒にな!)」ニコッ


次に喫茶店を訪れるアイドル >>+4


405:2013/06/29(土) 17:24:24.32 :aSv7lbTJo
奈緒 前


410:ミガサ:2013/06/29(土) 17:38:28.03 :AG2hbkHf0

―――レッスン場―――

トレーナー「はいっ!ワン、ツー!」

凛「はっ、はっ」

加蓮「はっ、ふっ」

奈緒「……っ」

トレーナー「じゃあ今日はここまで!明日は休みだし、しっかり休むこと!」

凛「ふぅ……やっと終わった」

加蓮「お疲れ様、二人共」

奈緒「おう……お疲れさん」


412:ミガサ:2013/06/29(土) 17:40:25.20 :AG2hbkHf0

加蓮「明日はみんなオフだっけ?みんなで出かけない?」

凛「うん、いいよ」

奈緒「あっ……ごめん、あたしは……」

加蓮「そっか……じゃあお出かけやめよっか」

凛「そうだね」

奈緒「悪い……」

加蓮「いいよいいよ」

奈緒「それじゃ、あたし帰るから……」

凛「うん、じゃあね、奈緒」

加蓮「ばいばい、奈緒」

奈緒「おう」


413:ミガサ:2013/06/29(土) 17:42:03.76 :AG2hbkHf0

凛「……ね、加蓮」

加蓮「うん、私達だけ……ずるいよね」

凛「明日はなんとしてでも、奈緒を連れ出さないとね」

加蓮「そうだね……っていうか、アレを本当にやるの?」

凛「うん」

加蓮「本当に……?」

凛「うん」

加蓮「……うう、わかったわよ……」

凛「それじゃ、明日の予定なんだけど―――」


414:ミガサ:2013/06/29(土) 17:44:31.20 :AG2hbkHf0

―――女子寮 奈緒の部屋―――

奈緒「……Pさん……」

奈緒「あたしをトップアイドルにしてくれるって……言ったのに……」

奈緒「……嘘つき」グスッ

奈緒「……大、嫌い」ポロポロ

キャアアアアア!

奈緒「っ?!ひ、悲鳴?!」

奈緒「そ、外から……なんだ……?」バッ


415:ミガサ:2013/06/29(土) 17:46:58.68 :AG2hbkHf0

―――女子寮前―――

愛海「ふはははははは!!」ウィーンウィーン

菜々「きゃー!きゃー!」

奈緒「……何してんの」

愛海「この晶葉さんに作ってもらったパワードスーツOPの前に、胸のガード等無意味なりぃぃぃぃ!!」

菜々「誰か助けてくださーい!」

奈緒「いや、だから……」

???「そこまでよ!!」

奈緒「!?」


417:ミガサ:2013/06/29(土) 17:54:14.64 :AG2hbkHf0

加蓮「や、闇を切り裂く正義の光!」

凛「弱気を助け、悪を挫く!」

加蓮「ま、魔法少女☆メイデン!」

凛「同じく魔法少女☆ヴァルキリー!」

加蓮&凛『乙女の助け聞きて、ただいま推参!』

奈緒「」アゼン

加蓮「ほ、星に代わって」

凛「殲滅よ♪」

奈緒「……いやいやいやいや!!何してんの二人共?!」


420:ミガサ:2013/06/29(土) 17:56:25.68 :AG2hbkHf0

加蓮「な……そ、そこの少女!今すぐ逃げなさい!」

奈緒「いやいや!あれ愛海だから!あと何その衣装の懲りよう!!」

凛「奈緒、さっさと逃げて」

奈緒「正体隠す気ないよね?!今あたしの事名前で呼んだよね?!」

愛海「ふふふふふ、空から二つのOPが……」

奈緒「愛海!目がマジだから!!」

菜々「あ、お疲れ様でしたー」

奈緒「帰っちゃうの?!いいの?!ねぇ!!」


422:ミガサ:2013/06/29(土) 17:59:41.54 :AG2hbkHf0

加蓮「く、くらえ!スター・シャワー!」キラキラキラ

愛海「あ^~心が浄化される^~」

奈緒「なんか加蓮の後ろにクラリスさんが見えるんだけど?!」

凛「……ダークネス・デスサイズ(物理)」

愛海「え、ちょ、いったああああああ!?」

奈緒「本気で痛がってんじゃん!!しかも正義の味方の技じゃないよねそれ?!」

愛海「くそぅ……こうなったら……」ウィーン

奈緒「へ?」

愛海「こいつのOPがどうなってもいいのかー!!」ウィンウィンウィン

奈緒「きゃあああああ?!」


424:ミガサ:2013/06/29(土) 18:03:06.66 :AG2hbkHf0

凛「くっ、卑怯な」

加蓮「……凛、あのさ」

凛「何も言わないで。何か言ったら恥ずかしさで死ぬ」

加蓮「……卑怯者め!堂々と戦え!!」

愛海「ふふふふふ、さーて、もみもみしましょうねー?」グニャングニャン

奈緒「手の動きが卑猥?!ちょ、マジでやる気か?!え、う、うわああああああ?!」

???「イーナーズーマー」

愛海「えっ?」

P「キィィィィィィク!!!」ドゴシャァ

愛海「えっ!?そ、そんな演出聞いてnぶべらああああああ!!」ズザアアアアア

奈緒「……へっ?」

P「……お怪我はありませんか、お嬢様?」

奈緒「……P、さん……?」


425:ミガサ:2013/06/29(土) 18:04:44.15 :AG2hbkHf0

奈緒「本当に、Pさんなのか……?」

P「貴方のP、お迎えにあがりました」

奈緒「……」

P「……(あれっ、これは)」

奈緒「……」ギュゥゥ

P「えっ!?」


愛海「」

菜々「うわー。これ結構本気でやりましたねー……」


427:ミガサ:2013/06/29(土) 18:07:50.04 :AG2hbkHf0

奈緒「……馬鹿」

P「お、おう」

奈緒「……心配、したんだからな」

P「……おう」

奈緒「……もう……どっかに……行かないで?」ウルウル

P「」

奈緒「……えへへっ、P、さん♪」

P「」


凛「ね、加蓮。あのPさん殴っていいかな」

加蓮「落ち着いて。そのダークネス・デスサイズ(物理)をしまって」


428:ミガサ:2013/06/29(土) 18:10:33.26 :AG2hbkHf0

―――数分後 P喫茶店―――

奈緒「うあああああああ!!!あたし、何やってんだああああああああ!!!」

P「にやにや」

凛「にやにや」

加蓮「にやにや」

奈緒「馬鹿!Pさんの馬鹿!凛と加蓮の馬鹿!!」ナミダメ

P「素直な奈緒、凄い可愛かったぞ」

奈緒「~っ!もうPさんなんて知らない!!」

凛「とか言っておいて」

加蓮「数日後にはまたここに来る奈緒でした」

奈緒「もー!!!」


429:ミガサ:2013/06/29(土) 18:14:46.23 :AG2hbkHf0

奈緒「……来てやるけどよ」ボソッ

P「本当か?」

奈緒「ああ……って!!Pさんはそこで寝てろっ!!」ゴスッ

P「ごぶっ」

奈緒「ああ、もう……い、一度しか言わねぇからな」


奈緒「た、助けてくれてありがとう……え、えっと」

奈緒「だいす……だいす……っ……大嫌いだっ、馬鹿っ!」




尚、台本担当:神崎蘭子

次に喫茶店を訪れるアイドル >>+5


434:2013/06/29(土) 18:21:12.78 :UcMbyIaYo
珠ちゃん 前

蘭子ちゃん・・・ww


439:ミガサ:2013/06/29(土) 18:30:45.67 :AG2hbkHf0

―――女子寮前 早朝―――

珠美「49……50っ!」ブンッ

珠美「ふっ、ふっ……」

珠美「……この後は……うん、瞑想の時間」

珠美「……瞑想は、やめておこう……邪念を持ってたら、意味ないから……」

珠美「……P殿」ポロッ

珠美「っ、つ、強い女剣士は……泣かないのです……!」ゴシゴシ

珠美「か、顔を洗ってこなくては!」タッタッタ


440:ミガサ:2013/06/29(土) 18:38:52.33 :AG2hbkHf0

―――レッスン場―――

珠美「……よ、よろしくお願いします」

のあ「こちらこそ、今日はよろしくお願いするわ」

珠美「(うう、なんかのあさんって怖いんですよね……)」

のあ「(今日はイヌミミかしら……)」

マストレ「今日は合同レッスンだ、気合入れていけよ」

珠美「お、押忍!」

のあ「了承したわ」


441:ミガサ:2013/06/29(土) 18:42:09.12 :AG2hbkHf0

―――数時間後―――

珠美「はっ、はっ」

のあ「……お疲れ様」スッ

珠美「あ、ありがとうございます……」

のあ「……珠美」

珠美「は、はい?」ゴクゴク

のあ「貴方の中の、強さとは何?」

珠美「えっ……」

のあ「私が思う強さは……決して、泣かない事ではないと思うわ」

珠美「……もしかして、朝の、見てたんですか?」

のあ「……ええ」


442:ミガサ:2013/06/29(土) 18:45:01.80 :AG2hbkHf0

珠美「情けない、ですよね……私……」

のあ「……いいえ。情けなくないわ」

のあ「私が思う、強さは」

のあ「泣きたい時には、好きなだけ泣いて」

のあ「笑いたい時には、思いっきり笑える」

のあ「そんな当たり前の事を、受け入れることができる……そんな事だと思うわ」

珠美「のあ殿……」

のあ「だから……」スッ

珠美「こ、これは?」

のあ「……このレッスンが終わったら、来て」スタスタ

珠美「の、のあ殿?!」


443:ミガサ:2013/06/29(土) 18:49:06.85 :AG2hbkHf0

―――P喫茶店―――

珠美「結局……のあ殿はあの後何も言ってくださらなかった……」

珠美「ここ、ですよね」

カランカラーン

珠美「す、すみませーん」

P「いらっしゃい」

珠美「……は?」

P「今日は珠美か。相変わらずちっちゃいな」ワシワシ

珠美「……へ?へ?」

P「おい、どうしたんだよ」

珠美「P殿が、なぜここに?」


444:ミガサ:2013/06/29(土) 18:51:29.06 :AG2hbkHf0

P「そりゃ、俺の店だからな」

珠美「……み、店?」

P「おう、俺の店」

珠美「……え、えええええ?!」

P「なんだ知らなかったのか」

珠美「し、知りませんよそんな事!ど、どうして」

珠美「どうして……珠美に、教えてくれなかったのですか……?」ポロポロ

P「珠美、お前」

珠美「はっ!」ゴシゴシ

珠美「泣いて、ません、珠美は、泣いてなど」

P「……いいんだ、珠美」ギュッ

珠美「P、殿?」


445:ミガサ:2013/06/29(土) 18:55:50.24 :AG2hbkHf0

P「泣いてもいいんだ」

珠美「しかし、珠美はっ!強く、凛々しい、女、戦士に」

P「そんな女戦士だって、必ず泣いた事はある。一度も泣かなかった奴なんていないさ」

P「泣いて、泣いて、泣き崩れて……そこから、また、強くなっていくんだよ」

P「だから……今は、泣いていいんだ。珠美」

珠美「P、殿」

珠美「うぐ、ぐす、うわああああああん!!P殿、P殿おおおお!!」

P「よしよし……」ナデナデ


446:ミガサ:2013/06/29(土) 18:58:12.08 :AG2hbkHf0

珠美「元はと言えば、P殿が悪いんですからね」

P「はいはい」

珠美「珠美は心配で心配で」

P「……なぁ、あのさ」

珠美「なんですか」

P「いつまで俺の膝に座ってるの?」

珠美「きょ、今日くらいは……いいでしょう……別に」プイッ

P「……ま、そうだな」ナデナデ

珠美「にゃっ、きゅ、急に撫でるのはやめてください……」


447:ミガサ:2013/06/29(土) 19:01:17.83 :AG2hbkHf0

珠美「P殿」

P「なんだ?」

珠美「珠美は、強くなれるでしょうか」

P「……ああ、きっとな」

珠美「もしも、もしもまた、こうやって珠美が何かに負けそうになった時は……」


珠美「今日のように、隣にいて、珠美を励ましてくれますか……?」

珠美「P殿が隣にいてくれれば……珠美は、どこまでも、強くなれますから!」


次に喫茶店を訪れるアイドル >>+4

このスレ最後の安価


451:2013/06/29(土) 19:02:21.26 :uLq/KGRko
珠ちゃんかわいいな

早苗さん 前


452:ミガサ:2013/06/29(土) 19:10:36.24 :AG2hbkHf0

―――女子寮 早苗の部屋―――

早苗「何よぉ、P君の馬鹿……」ゴクッゴクッ

早苗「勝手にスカウトしてきて、勝手にいなくなって」ゴキュッ

早苗「馬鹿馬鹿馬鹿……」

楓「……あの」

早苗「ごめん!もーちょいだけ、もーちょいだけ愚痴聞いて!」

楓「はい……」

早苗「あー。お酒、勝手に飲んでいいから」

楓「ありがとうございます……」


453:ミガサ:2013/06/29(土) 19:13:29.12 :AG2hbkHf0

早苗「そう、それでP君は―――」

楓「はい」

早苗「それでもうさ―――」

楓「はい」

早苗「P君の、馬鹿、馬鹿、馬鹿ぁ!こんないい女、もう出会えないわよぉ!!」

楓「そうですね……」

早苗「聞いてるー?」

楓「聞いてますよ(明日の夕飯……)」

早苗「それでそれで―――」

楓「……」


454:ミガサ:2013/06/29(土) 19:16:44.04 :AG2hbkHf0

早苗「うー、なんだか眠くなってきた……」

楓「寝てもいいですよ」

早苗「でも、まだ昼間だし……」

楓「大丈夫です。少し経ったら起こしますから」

早苗「そう……?じゃあお願い」

楓「はい」


早苗「……」zzz

楓「……ふふっ、いい事思いついちゃいました」

楓「もしもし……Pさんですか?」


455:ミガサ:2013/06/29(土) 19:19:30.39 :AG2hbkHf0

―――P喫茶店―――

早苗「……んん……」

P「おはようございます、早苗さん」

早苗「うん、P君、おはよー」

P「これ味噌汁です」

早苗「ありがとー……」ズズズッ

早苗「……」

早苗「P君?!」

P「え?はい」


456:ミガサ:2013/06/29(土) 19:22:40.68 :AG2hbkHf0

早苗「えっ、これ、夢?夢なの?」

P「夢じゃないですよ」

早苗「だ、だって、P君が、そこにいて、そこにいるのが、P君で」

P「はい」

早苗「P、君が……えぐっ」

P「えっ」

早苗「Pくうううううん!!」ギュムッ

P「うわぁ?!早苗さんそれやばいです!いろんな意味で!!」

早苗「夢でもいいや、もう……」ギュゥゥゥゥ

P「さ、早苗、さん」


457:ミガサ:2013/06/29(土) 19:25:06.44 :AG2hbkHf0

早苗「……P君」

P「な、なんですか?」

早苗「私、P君の事、大好きだったのよ」

P「……はい?」

早苗「P君がいなくなって、すぐわかった」

早苗「私、P君が好きだからこの事務所にいたんだって」

P「早苗、さん」

早苗「……今、二人きりじゃない?」

P「そう、ですんむっ?!」

早苗「んっ……」


459:ミガサ:2013/06/29(土) 19:27:38.79 :AG2hbkHf0

P「早苗、さ」

早苗「いいから、ほら」ドサッ

P「ちょ?!な、何を」

早苗「……いいから、私に任せて」

P「いや、あの」

早苗「覚悟決めたから……私の初めて……あげるよ」

P「」

『ダメええええええええええ!!!!』

早苗「?!」


460:ミガサ:2013/06/29(土) 19:30:20.73 :AG2hbkHf0

幸子「な、なななななな!何してるんですか早苗さん!!」

雪美「抜けがけ……許さない」

のあ「……(真顔でスタンガン準備)」

P「お、お前らいたのか」

楓「私もいますよ♪」

P「楓さん!?帰ったんじゃ」

早苗「……むぅ、もう少しだったのになぁ」

幸子「も、ももも、もう少しって何がですか!!」

早苗「そりゃあ……ねぇ?」

雪美「……」

のあ「雪美、違うわ。ここを押すの」バチバチ


462:ミガサ:2013/06/29(土) 19:34:43.64 :AG2hbkHf0

楓「早苗さん、ずるいですよ」

早苗「じゃあ楓さんも交じる?」

楓「あ、それなら♪」

P「それなら♪じゃないですよ!楓さんも悪ノリしない!」

楓「悪ノリじゃないですよ?」

P「えっ」

幸子「……強力なライバルが、更に二人も」

雪美「……」バチバチ

のあ「そうよ」バチバチ


464:ミガサ:2013/06/29(土) 19:37:30.80 :AG2hbkHf0

早苗「あははっ、ね、P君」

P「な、なんですか」

早苗「あたし、本気だから」

P「えっ」


早苗「私の心を逮捕した罰、ね?大切なものを盗んで行きました、なんていいセリフ残してくれたわよね」

早苗「私の大切な物はP君に盗まれちゃったみたいだから……だからもう、私の大切な物全部、P君にあげる!」

早苗「覚悟しててね……P君♪」


おわり

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