FC2ブログ

SS57

モバP「余命ドッキリ」

1 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/25(火) 18:50:49.07 ID:5eBoEeoHO

・これはモバマスssです
・P表記で進めます
・キャラ崩壊があるかもしれません
・書き溜めはありませんが2日以内に終わらせます






2 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/25(火) 18:51:55.44 ID:5eBoEeoHO

P「誰も来ないとする事ありませんね」


ちひろ「いやこの書類終わらせてから言って下さいよ」


P「あっはっは、いいでしょう!いいですとも!」


ちひろ「なんだか深夜のテンションみたいになってますよ?何徹ですか?」


P「いやいや、今日は普通に寝てましたよ」


ちひろ「ほんとですか?体調壊したら元も子もありませんし、ドリンクでも飲んだら…」


P「…そう言えばちひろさん、こないだ他のプロデューサー達から聞いたんですけど」


ちひろ「何をですか?」


P「なんでも、あいつら定期的に無料でドリンク貰ってるみたいなんですよ」




3 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/25(火) 18:52:55.89 ID:5eBoEeoHO


ちひろ「あー、成果に応じて配布されるみたいですね」


P「ハゲとホモを貶めるわけじゃないですけど、俺の方が上げてると思うんですけど」


ちひろ「でもこのあいだ、Cu部門のプロデューサーのおかげで危険なお薬常用者が減ったみたいですよ」


P「割と新入りのガタイのいいプロデューサーも良くタダで貰うって言ってますし…」


ちひろ「…まぁまぁ。よそはよそ、うちはうちですよ」


P「そうですか…」


ちひろ「あっ、そんな事よりプロデューサー。そろそろアイドル達が来るんで書類仕上げちゃって下さいね」


P「…うぃっす」



4 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/25(火) 18:53:33.99 ID:5eBoEeoHO


P「ゲホッゲホッ…あ、ちひろさん」


ちひろ「何ですか?手が動いていませんよ?」


P「最近、余命ドッキリがはやってるらしいんです」


ちひろ「余命ドッキリ…ですか?」


P「はい、なんでもアイドルとの絆を確かめるのに最適だとか」


ちひろ「確かによく、765さんもやってると聞きますけど…」


P「かの偉大な765プロダクションも行っているんですから、うちの部署でもやってみようと」


ちひろ「構いませんけど、私は責任とりませんからね…」





5 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/25(火) 18:54:17.38 ID:5eBoEeoHO



ちひろ「で、どんな設定にするんですか?」


P「あれ?結構ノリノリですね」


ちひろ「どこぞの事務員が、特典映像として今後のCDにつければ大儲けと」


P「あ、流石に撮影は無しでお願いします。幾ら何でもアイドルに悪いですし」


ちひろ「…じょ、冗談ですよ?ですからその冷たい視線は辞めて下さい」


P「…」




6 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/25(火) 18:55:11.61 ID:5eBoEeoHO


P「取り敢えず…胃ガンで余命あと半年くらい、という設定でどうでしょう」


ちひろ「胃ガンですか。確かにわかりやすく重い病気ですよね」


P「それでも年末までは働く予定という設定でいきます」


ちひろ「仕事人間ですねぇ。ドッキリを仕掛けるのは来たアイドル全員にですか?」


P「いえ、午前中に事務所に来る予定の5人にします。今、大切な話があるから早目に来てくれとメールしました」


ちひろ「全員分のスケジュールを把握してるなんて流石ですね」


P「うちの部署はまだ数十人しかアイドルがいませんから」


ちひろ「もし765さんと比べているんだとしたら、比較対象間違えてますよ」




7 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/25(火) 18:56:02.37 ID:5eBoEeoHO


P「ふぅ…あー、緊張してきました」


ちひろ「とは言え今更引けませんからね。気合い入れて下さい!」


P「はぁ…ノリノリですねほんとに」


ちひろ「あっ、来たみたいですよ」


P「…さて、覚悟を決めますか」


ガチャ


凛「おはよう、プロデューサー、ちひろさん」


P「おう…おはよう…」


ちひろ「…おはよう、凛ちゃん」




8 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/25(火) 18:56:45.06 ID:5eBoEeoHO


凛「どうしたの?大切な話なんて。それに二人とも、何だか暗いよ」


P「…ん、あぁ、ゴメンな。少し考え事してて」


ちひろ「…プロデューサーさん…本当に伝えるんですか?」


P「…はい、いつかは言わなければいけない事でしたから…」


凛「…二人とも、本当どうしたの?」


P「…なあ、凛。アイドルやってて、楽しいか?」


凛「そりゃ、楽しくなきゃ辞めてるよ。それが?」


P「いや、少し気になってな。最初の頃は、どうにも楽しみ切れてないみたいだったから」




9 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/25(火) 18:57:29.98 ID:5eBoEeoHO


凛「変なプロデューサー。今日なんかおかしいけど、寝不足?」


P「…凛は、さ。もしこれから何があっても、アイドルを続けていけるか?」


凛「…本当に大丈夫?今日のプロデューサーおかしいよ」


P「頼むよ、大事な事なんだ!」


ちひろ「プロデューサーさん、落ち着いて…」


P「あっ…す、すみません…」


凛「プロデューサー…」



10 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/25(火) 18:58:12.16 ID:5eBoEeoHO



P「これからまだまだ沢山、大変な事があると思う。壁にぶつかる事もあると思う。そんな時…」


凛「大丈夫だよ。私は絶対に諦めない」


P「凛…」


凛「プロデューサーが教えてくれたでしょ。私達は一人じゃないんだから。困った時も、仲間がいれば乗り越えられるって」


P「…そう、だったよな」


凛「だから、私が諦める事なんてない。絶対にね」


P「そうか…それなら安心だ」


凛「それに、そんな時はプロデューサーが必ず側に居てくれるでしょ?それなら、絶対大丈夫だよ」



11 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/25(火) 18:59:03.08 ID:5eBoEeoHO


P「…凛、本当に申し訳無いんだけどさ…」


凛「ん?何?まだあるの?」


P「あぁ…落ち着いて聞いてくれるか?」


凛「…プロデューサー?」


P「俺は…多分もう、凛を側で支えてやる事は、出来ない…」


凛「…え?…ど、どう言う事?」


ちひろ「プロデューサーさん…」


P「俺な…もう、長くないんだ」


凛「…は?」



12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/25(火) 18:59:13.44 ID:qPT/iLq70

ドッキリ仕掛けるPの演技力が凄いという風潮


13 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/25(火) 19:00:12.83 ID:5eBoEeoHO


P「実は、胃ガンでな…医者が言うには、もう1年も無いって…」


凛「…ウソ…でしょ?」


P「すまん…い、一応年末までは働かせて貰う予定で


凛「そんな事どうでもいい!!プロデューサーは?本当にどうにもならないの?!」


P「…ほんとにすまん…」


凛「…なんで…」


P「凛…」


ちひろ「凛ちゃん…」



14 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/25(火) 19:01:02.54 ID:5eBoEeoHO



凛「なんで?!折角目標が見つかったのに!プロデューサーと一緒にトップを目指すって決めたのに!」


P「凛…」


凛「どうしてプロデューサーは…またそうやって私から離れていっちゃうの?!」


凛「私が最初にデビューして、その頃はいつも二人三脚で歩いてくれたよね。いつも私と一緒に居てくれたよね!」


凛「でも、それからどんどん別のアイドルも担当して…気付けば私だけのプロデューサーじゃなくなって…」


凛「頭では理解してても、心は苦しかった。それでもまた、あの頃みたいにずっと側に居てくれる様になるって!」


凛「そう信じて頑張ってきたのに!トップアイドルになれば、今度こそ私だけを見てくれる様になるって!」


凛「なのに…どうして…」



15 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/25(火) 19:01:36.64 ID:5eBoEeoHO


P「凛…ほんとにすまん…」


凛「嘘なんでしょ…」


ちひろ「凛ちゃん…」


凛「嘘って言ってよ…」


P「凛…」


凛「嘘って…言ってよ…ねえ!」


P「…あぁ、嘘だぞ」


凛「………は?」




18 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/25(火) 19:51:16.20 ID:5eBoEeoHO


P「まぁ、うん。ドッキリです。はいちひろさんこれ持ってー」


ちひろ「わ、何時の間に作ったんですか。はい、ジャーン!」


凛「………ドッキリ…成功…?」


P「見事に引っかかってくれたなぁ、凛!お父さん嬉しいぞ!」


ちひろ「どうせなら録画しておきたかったくらいです!」


P「こうも綺麗にきまると面白いですね!」


ちひろ「ええ!流行るのも分かる気がします!」


凛「…言い残す事は?」


P「…調子乗ってすみませ


21 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/25(火) 22:22:05.44 ID:5eBoEeoHO


P「…ふぅ、辛かった」


ちひろ「大丈夫ですか?かなりボコボコにされてましたけど…」


P「あれ、全然力入ってませんでしたよ。目をウルウルさせてましたし」


ちひろ「可愛いですねぇ。それに、凛ちゃんもしっかりと目標をたててるみたいでよかったです」


P「大丈夫、とは言い難いですけどね。でも、あれなら挫折する事は無いでしょう。凛も成長してるなぁ」


ちひろ「何良い話だった風にまとめてるんですか…」


P「それにしても、心が痛い…」


ちひろ「辞めれば良いのに…」


P「いえ、続けますよ。辛いですけど、続けなければいけないんです…」


ちひろ「プロデューサーさん…?」


P「あぁいえ、メールしちゃったから引き下がれないなぁと」




22 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/25(火) 22:22:43.98 ID:5eBoEeoHO



ちひろ「で、次に来るアイドルは?」


P「記憶に違いがなければありすです」


ちひろ「うわぁ…まだ子供なのにエゲツない…」


P「子供扱いをするなと言ったのはありすの方ですからねぇ」


ちひろ「プロデューサーさん、目が輝いちゃってますよ」


P「おっといけない、ハイライト消しておかないと」


ちひろ「なんでそんな事出来るんですか…」


P「ホモのところのアイドルに教わりました」



26 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/26(水) 00:08:36.48 ID:5EL68lIZO

ガチャ


ありす「おはようございますプロデューサー、ちひろさん」


P「おう…おはよう、ありす」


ありす「プロデューサー、何度も言ってますが、ありすではなく橘です」


P「あぁ、そうだったな、悪い悪い」


ありす「まったく、一体何度言えば…」


P「あぁ、本当にすまないな、ありす…」


ありす「ですから…プロデューサー、大丈夫ですか?」


P「大丈夫か大丈夫じゃないかで言ったら大丈夫じゃない方だな。なぁ、ありす。アイドルやってて楽しいか?」



27 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/26(水) 00:09:39.27 ID:5EL68lIZO


ありす「楽しくなかったらとっくに辞めてます」


P「まぁ…そうだよな」


ありす「プロデューサー、どうしたんですか?調子が悪いなら病院に…」


P「それはもう良いんだ。それより、さ。これから先、もし壁にぶつかったとしたらどうする?」


ありす「解決方法を調べるので大丈夫ですから」


ありす「なんて、冗談ですよ」




28 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/26(水) 00:10:44.16 ID:5EL68lIZO


ありす「以前の私だったら、困ったら直ぐタブレットに頼っていたかもしれません」


ありす「でも、今は違います。此処には仲間がいて、プロデューサーがいて」


ありす「お互いに頼りあえて、助け合える。ですから」


ありす「もしこの先にどんな大きな壁があったとしても、必ず越えていけます」


ありす「時々嫌な格好をしなければならない時もありますけど、それもプロデューサーが私の事を考えての選択だと信じてますし」


ありす「これからも。プロデューサーや仲間が、私を導いてくれますから」


ありす「ですから、その心配は必要ありません」


ありす「ですよね、プロデューサー?」




29 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/26(水) 00:29:59.38 ID:eanV7kyB0

P「そうだな、ありす。お前には沢山の仲間がついてる」


P「でもな、もう俺は…」


ありす「プロデューサー…?」


P「俺がお前を導いてやれるのは、此処までだ」


P「大丈夫だ、これからだってお前は絶対に進んでいける」


ありす「え?どう言う事なんですか?!」


P「ありす…落ち着いて聞いてくれ。俺は…」


P「胃ガンでな。あと1年も無いんだ…」



30 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/26(水) 00:38:57.57 ID:eanV7kyB0

ありす「胃ガン…?え、プロデューサー、胃ガンだったんですか…?」


P「あぁ…もう結構進行しててな…。助かる見込みは無い、って」


ありす「す、少し待って下さい。…胃ガン、ですよね?レーザー治療は?」


P「それで対処出来るのは初期、早期発見出来た時だけだ。胃ガンってのはなかなか見つかりにくいもんでな、発見出来た時点でもう手遅れだった」


ありす「それでは…抗癌剤は?」


P「今も延命用に使ってるよ。でも、やっぱり見つかるのが遅過ぎた。放射線治療も、もう今更意味は無いって…」


ありす「他には…他に何か手は無いんですか?!」


P「無い…一応年末までは、働かせて貰える事になってるから、それまでは一緒にいられるが…」





31 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/26(水) 00:44:33.55 ID:eanV7kyB0

ありす「…」


P「だからって、ありすが悲しむ必要は無いからな。ちゃんと引き継ぎ先も決まってるし、仕事が無くなるわけじゃ


ありす「私は…私は、プロデューサーに何も出来ないんですか?」


P「ありす…」


ありす「調べたところで、胃ガンなんて私にはどうしようも無い事です…私は、何も…」


P「…ありす、一つ、いいか?」


P「ありすには、笑っていて欲しい。俺に笑顔を見せて欲しい」


P「正直、今もかなり辛い。それこそ胃がよじれそうなくらい」


P「それでも、そんな苦しみを吹き飛ばしてくれるくらいとびきりの笑顔を、見せてくれないか?」


P「ありすにしか、出来ない事なんだ…!」





32 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/26(水) 00:54:13.40 ID:eanV7kyB0

ありす「プロデューサー…ズルイです。そんな事言われたら…余計、泣きそうになるじゃないですか…」


ありす「笑えなんて…無理です…無理に決まってるじゃないですか!」


ありす「やっと…自分の名前が好きになれたのに…私の名前を呼んでくれる事を、嬉しいと思えたのに!」


ありす「何でですか!何で1年なんですか!」


ありす「私の夢は…まだあと4年は叶わないのに…」


ガバッ!ギュッーー


P「ありす…ゴメンな…」



33 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/26(水) 00:54:50.95 ID:eanV7kyB0




ありす「…許し…ません…何度言ってもありすって呼ぶプロデューサーなんて、許してあげません…」


ありす「でも…」


ありす「橘なんて呼んだら、もっと許しませんから…」


P「…ありす、もう一つ、いいか?」


ありす「…なんですか…?」


P「抱き着いたままでいいから、後ろを見てごらん。プレゼントだ」


ありす「プレゼント…ですか?」


P「あぁ、今のありすなら、きっと喜んでくれると思う。さぁ、ほら」


ありす「プロデューサー…」


グルッ


ちひろ「はい!ドッキリ大成功でーす!」


ありす「」



38 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/26(水) 02:49:59.69 ID:eanV7kyB0


ちひろ「ありすちゃんも気持ち良いくらい綺麗に騙されてくれましたねぇ」


ちひろ「いやー、プロデューサーさんどこでそんな演技力身に付けたんですか?」


P「…ちひろさん、ほんと良い笑顔してますね。ありす涙目で出てっちゃいましたよ」


ちひろ「それはプロデューサーさんのせいでしょう。貴方がドッキリを仕掛けなければ良かっただけなんですから」


P「ドッキリ…ですか…あーそれにしてもお腹痛い」


ちひろ「プロデューサーさんも内心笑い堪えてたんじゃないですか」


P「でも、ありすもかなり成長しているんですね。やっぱり嬉しいです」


P「ほんと、良かったです…」


ちひろ「プロデューサーさん…?」


P「あ、そろそろ楓さんが来ると思いますよ」



39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 03:03:57.65 ID:Z5zoHcw8O

おや…これは


43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/26(水) 05:51:35.74 ID:Pz6gWdbuo

おや?、Pの様子が…


46 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/26(水) 09:43:27.23 ID:eanV7kyB0


ガチャ


楓「おはようございます、プロデューサーさん」


P「おはようございます楓さん。ワザワザ少し早く来てもらっちゃってすみません…」


楓「いえいえ、ところでお話しとは?」


P「ええと…楓さん、アイドルやってて、楽しですか?」


楓「それは…どう言う意味ですか?」


P「本当にそのままの意味です。今の仕事を楽しめていますか?」


楓「ええ、もちろん楽しいですよ。もし言葉にするとすれば、ワークワークしてます」


P「ツッコミませんよ?」


楓「そう言えば、蝉の鳴き声ってどんな意味なんでしょう」


P「思いついたダジャレを直ぐ口にしないで下さい…」



49 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/26(水) 11:54:22.78 ID:rsbxDbnnO

楓「ふふっ、でもこうして楽しくお喋りできる様になったのもプロデューサーのおかげなんですよ?」


P「確かに、最初の頃はあまり喋らない人でしたからね…」


楓「そんな自分に不満はあれど、変わろうとは思いませんでした」


楓「ご覧の通り、今は違いますけれど」


楓「一緒に何度も温泉に行きましたし」


楓「今は…楽しい事だらけです」


ちひろ「…プロデューサーさん?アイドルに手を…」



50 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/26(水) 11:56:23.98 ID:rsbxDbnnO


P「いやいや、出して無いですから!楓さんも、まだ温泉なんて行った事無いでしょう…」


楓「まだ…?という事は


ちひろ「プロデューサーさん…?わかってますよね?」


P「あっはっは、まぁ機会があればご一緒しますよ。機会があれば…」


楓「言質、取りましたよ?」


P「えぇ…一緒に温泉、行ってみたかったです…」


楓「プロデューサー…?」


P「…楓さん…落ち着いて、聞いて頂けますか?」



51 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/26(水) 12:00:44.21 ID:rsbxDbnnO


P「…俺、胃ガンなんです…」


P「医者から、もう一年も無いって言われてて…」


ちひろ「プロデューサーさん…」


楓「…ほんと…なんですか?」


P「ショックを受けるのは分かります…でも、本当の事なんです…」


楓「…プロデューサー…」


P「ほんと、すみません。貴女をトップアイドルまで導く約束、守れなくて…」


楓「…」



57 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/26(水) 20:31:43.05 ID:rsbxDbnnO


楓「プロデューサーさん…ドッキリだってバラすなら今のうちですよ…?」


P「ドッキリでこんな事…言うはず無いじゃないですか…」


楓「…ですよね…すみません…」


P「…楓さん?」


楓「すみません、プロデューサー…少しの間だけ、むこうを向いて貰えますか?」


楓「暗い顔を、見せたくないので…」


P「…泣かないで下さい、楓さん」


P「俺は、貴女という女性に出会えて幸せでした。こんな時まで駄洒落で俺を励まそうとしてくれる、そんな貴女の事…俺は…」





58 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/26(水) 20:32:09.21 ID:rsbxDbnnO


P「楓さん、少しむこうを向いていて貰えますか?貴女に…見せたいものがあるんです…」


楓「はい…」クルッ


P「喜んで貰えるか分かりませんが…」


P「ちひろさん、例のアレをお願いします…」


ちひろ「はい、どうぞ」スッーー


P「楓さん、こっちを向いて下さい。俺から貴女への、サプライズです」


楓「一体、なんで…す…」


『ドッキリ大成功!!』



59 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/27(木) 00:35:24.08 ID:VTzlbeuY0


楓「ドッキリ…だったんですか…?」


P「…申し訳ありませんでしたぁ!ほんとにすみません!!」


ちひろ「うわぁ…アイドルがしちゃいけない笑顔になってますよ…」


P「何でもしますから許して下さい!ちひろさんが!!」


ちひろ「なんで私なんですか!私は止めたじゃないですか!」


楓「…ふふっ、私は怒ってませんよ?プロデューサー?」


P「あっはい。ほんとにすみません…」


楓「あ、今週末私オフでしたよね?一緒に箱根に行きませんか?」


P「いやいや、幾ら何でも男の俺と二人きりと言うのは…」


楓「プロデューサーはこねーんですか?これだけ私を傷付けておいて、ですか?」


P「かならず金曜日までに仕事は全部終わらせます」



60 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/27(木) 00:36:04.83 ID:VTzlbeuY0

楓「では、仕事に行ってきます」


楓「それと、プロデューサー?こんなドッキリを許してあげるのはこれ一度っきりですからね?」


P「はい…ほんとすみません…」


ちひろ「いってらっしゃい、楓さん」


バタン


ちひろ「プロデューサーさん?分かっているとは思いますがアイドルと温泉なんて…」


P「…はぁ」


ちひろ「プロデューサーさん?」


P「あっ、分かってますよ。何とかします…」


P「…楓さんの涙、もう見たくないなぁ…」


ちひろ「なら、今後こんな嘘はつかなければいいだけですよ」


P「そう…なんですけどね…」



61 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/27(木) 00:57:09.18 ID:VTzlbeuY0

P「そろそろ、小梅が来る時間だな…」


ちひろ「小梅ちゃんですか…なんだかあの子なら嘘だって見抜けそうな気がしますよね」


P「俺はまだ生きてますし、流石に分からないんじゃないでしょうか…」


ちひろ「でも実際、魂が薄くなってる!とかあるのかもしれませんよ」


P「鬼か悪魔かにでも吸い取られてるんですかね、俺の魂」


ちひろ「お金と魂ってどっちの方が大切ですか?」


P「どっちも大切なんで俺に近寄りながら財布に手を伸ばすのは辞めて下さい」



63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 02:05:25.59 ID:dblbxckco

不穏な空気


64 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/27(木) 02:27:36.14 ID:VTzlbeuY0

ガチャ


小梅「…え、えっと…おはようございます」


P「おう…おはよう小梅」


ちひろ「…おはようございます、小梅ちゃん…」


小梅「二人とも暗い…けど…どうしたの?」


P「小梅…落ち着いて聞いてくれ」


P「俺、胃ガンであと一年しか保たないんだ…」


小梅「あと一年…しか?」



65 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/27(木) 02:28:31.05 ID:VTzlbeuY0


小梅「…ほんとう…なの…?」


P「あぁ…冗談でこんな事言えるはず無いだろ…」


小梅「も、もし嘘だったら…一緒にこれ、見てもらう…」


『ムカデ人間1?3』


P「…ほんとごめんなさい、ドッキリです」


ちひろ「うわぁ…」


P「普通のホラーなら大丈夫なんです。全然怖くないんです」


P「でもアレ怖いとかそう言うのじゃないんですよ」


P「男にはプライドより大切なモノがあるんです」


ちひろ「何をいきなり熱弁してるんですか…」



66 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/27(木) 02:29:44.96 ID:VTzlbeuY0


小梅「…だよね…」


小梅「だって…本当はそんな…」


P「…小梅、悪いけど少し早目に現場に向かって貰えるか?」


小梅「は、はい…」


ちひろ「…」


小梅「…えっと…お大事に…?」


P「あぁ、小梅も体調気を付けろよ」




73 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/27(木) 11:47:46.01 ID:RRDKZDv9O

ちひろ「小梅ちゃんって一体何者なんでしょうね?」


P「さぁ…まぁアイドルですし」


ちひろ「アイドルって一体何なんですか…」


P「さぁ…あ、次来る奈緒で最後です」


ちひろ「分かりました…」


P「……」


ちひろ「……」


ちひろ「……あの…」



75 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/27(木) 11:56:39.77 ID:RRDKZDv9O


ちひろ「そう言えば、プロデューサーさんって胃ガンって言う設定なんですよね?」


P「はい、それが何か?」


ちひろ「普通に病気でーとか癌でーとかでも良いと思ったんですよ。どうして胃ガンなんですか?」


P「一般的に、日本人で一番多いのは肺ガンなんです」


P「でも俺は喫煙してないじゃないですか。それだと本当に肺ガンなのかどうか疑われてしまうかもしれません」


P「そうでなくても、喫煙者だったんだと思われるのも嫌ですから」


P「ですから、次に多い胃ガンにしたんです」


P「ほんとに…それだけの理由です」


ちひろ「…それにしても、ありすちゃんとの会話を見てて思いましたけど、少し胃ガンに詳し過ぎませんでした?」


P「あの程度、少し調べれば直ぐ分かる事ですよ」


ちひろ「…なんで、調べていたんですか?」


P「…どうして、でしょうね」



76 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/27(木) 12:18:58.62 ID:RRDKZDv9O


ちひろ「それに、幾ら何でも演技上手すぎませんか?」


P「いつもアイドル達の演技を間近で見てますからね」


ちひろ「それにしても、ですよ…」


ちひろ「まるで、いつかそれを告げる日に備えて、いつも練習してたみたいに…」


P「…お褒め頂き光栄ですよ。アイドル達にバカにされない程度には、俺も勉強してるんです」


P「目のハイライト消して…っと」


P「俺、もう長くないんです…」


P「どうです?なかなかうまいでしょう…?」


ちひろ「ええ…でもそれって


バンッ!!



79 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/27(木) 13:42:23.19 ID:RRDKZDv9O

加蓮「ねぇ!どう言うこと?!」


P「え?加蓮?!」


ちひろ「…プロデューサーさんの記憶違いですか?」


P「いえ…そんな筈は…」


加蓮「ねえ!長くないってどう言う事なの?!」


P「…予定より来るのが早いな、加蓮…」


加蓮「………」


ちひろ「………」


P「…はぁ。落ち着いて、聞いてくれるか?」



80 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/27(木) 15:38:09.64 ID:RRDKZDv9O

P「胃ガン、なんだ…あと一年も無いって、医者が…」


加蓮「え…うそ…」


P「黙ってて、すまなかった…」


加蓮「ほんと…なの?ドッキリとかじゃ…」


P「……」


加蓮「……」


P「申し訳無いけど、お前たちのプロデューサーとして働けるのも今年の末までだ…」


P「まぁ、引き継ぎ先は決まってるから仕事に関しては心配しないでくれ」





81 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/27(木) 15:40:41.03 ID:RRDKZDv9O

加蓮「…プロデューサーはどうなるの…?」


P「なんとかギリギリまで仕事させて貰えるよう頼んだからな」


P「そしたら残りは…そうだな、のんびり過ごすよ」


ちひろ「プロデューサーさん…」


加蓮「プロデューサー…私…」


P「ほんとうに、ごめん…」


加蓮「……」



82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/27(木) 15:43:38.10 ID:RA+0kKqB0

後でドッキリだって取り繕ってもこの子の場合通じなさそう


83 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/27(木) 16:20:34.55 ID:RRDKZDv9O

P「…な、なーんつってな。ドッキリだよ、ドッキリ」


P「あ、あははは。綺麗にひっかかってくれたなぁ、加蓮!」


加蓮「プロデューサー…」


P「……」


ダッ!


バタンっ!!


ちひろ「…加蓮ちゃん、出てっちゃいましたね…後で説明


P「ドッキリだよ、かぁ…」


ちひろ「…プロデューサーさん…?」


P「あぁ、すみません。少し緊張でお腹痛くて…」


ちひろ「…ほんとうに緊張で、ですか?」


P「…そろそろ奈緒が来ます。最後の一人なんで、頑張りましょう」



87 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/27(木) 23:46:50.40 ID:VTzlbeuY0

P「っ!ゴボッ、ゴボッ!」


ちひろ「ぷ、プロデューサーさん?!」


バタン


奈緒「おはようごさいま…って、プロデューサーどうしたんだ?!」


P「おう…おはよう奈緒」


奈緒「そんな事より!大丈夫なのか?!」


P「なに、ちょっとむせただけだよ」


奈緒「なんだ…おどかすなよ…」


P「心配してくれたのかぁ?にやにや」


奈緒「ば、ばか!別に心配なんか!てゆーか、口でにやにやって言うなよ」


89 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/27(木) 23:54:00.87 ID:VTzlbeuY0


P「…そうだな、俺は馬鹿だ…ほんとに…」


奈緒「お、おい…別にそこまで言ってないだろ…」


P「…なあ、奈緒。落ち着いて聞いてくれ…」


奈緒「な、なんだよ急に改まって…」


P「…今まで色々と迷惑かけて、すまなかったな」


奈緒「…は?」


P「まだこの仕事に慣れてなかった頃の俺を、馬鹿だのアホだの言いながら支えてくれて、凄く感謝してる」


奈緒「ば、はか!いきなりそんな事言い出すなって!」



90 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/27(木) 23:54:40.03 ID:VTzlbeuY0





P「そうやって素直になれないながらも、それでも周りの事をちゃんと考えてあげられるいい子だって、俺は知ってる」


P「ほんとに今まで、どれだけ助けられてきた事か…」


P「そして、そんなお前に対して、俺はもう何もしてやれない」


P「返せない程の恩があるってのに、返すだけの時間が無いんだ…」


奈緒「おい、ほんとにどうしたんだよ!」


P「俺…俺な…長くて、あと一年なんだ」


奈緒「…は?…え?」



91 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/27(木) 23:58:35.00 ID:VTzlbeuY0

P「胃ガンで…な。医者も、もうどうにもならないって…」


奈緒「…な、なぁおい、嘘なんだろ?いくらなんでも…」


P「ほんとうに、すまない…」


奈緒「…と、唐突過ぎて何がなんだか…」


P「いきなり過ぎるかもしれない。でも、いつかは言わなきゃいけなかったんだ」


P「明日こそ、明日こそと思ってた。でもな、今の俺にとっては、明日が確実なモノじゃないんだよ」


P「だから、今日。こうやって、感謝の気持ちとともに伝えさせてもらった」


P「ほんとうに…ごめんよ。そして…ありがとう…」



92 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/28(金) 00:08:08.63 ID:ce9MZTcP0

奈緒「…」


ちひろ「…プロデューサーさん…」


P「…一応、年末までは働かせてもらえることになってるんだ」


P「だからそれまで…少しでも、恩返しをさせてくれ」


奈緒「…恩返しなんて、いいよ…」


奈緒「そんなん…そんなん!どうだっていい!」


奈緒「馬鹿じゃないのか?!恩返しだの!感謝してるだの!」


奈緒「確かにあたしはプロデューサーの為に、って頑張った事もあった」


奈緒「でもそれは、それ以上にプロデューサーが私の為に頑張ってくれてたからなんだ!」


P「奈緒…」


奈緒「だから!一方的な感謝の気持ちなんかじゃなくて…そうじゃなくて…」



93 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/28(金) 00:09:48.53 ID:ce9MZTcP0


P「…そう、だよな」


P「俺たちは、お互いに支え合って進んできた、そうだよな」


P「…はぁ。また奈緒に借りができちゃったなぁ」


奈緒「お互い様、だろ…でも、忘れないでくれ」


奈緒「あたしだって、プロデューサーに対して言葉に出来ないくらいに感謝して


P「ゴボッ!ゴボッ!!」


奈緒「?!プロデューサー!」



94 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/28(金) 00:14:44.66 ID:ce9MZTcP0

P「大丈夫だ!こんなん、もう慣れたよ…ゴボッ!」


奈緒「慣れたって…病院行った方がいいんじゃないか?!」


P「ほんと、奈緒は優しいな…でも、病院に行ったところでどうにもならない」


P「だから…ゴボッ!…少しでも長く、この事務所で皆と過ごしていたいんだ」


奈緒「…プロデューサー…」


P「あぁ…そうだ…奈緒に、コレを見せてあげなきゃ」


P「俺からの、感謝の気持ちだ…ちひろさん、それをとって下さい」


ちひろ「…はい、どうぞ…」


P「奈緒、今までほんとにありがとう。これを、どうしてもお前に見せたいんだ」


奈緒「なんだよ!そんな別れの言葉みたいなの辞めろよ!」


P「締め括りと言う意味では、確かに間違って無いな。さ、ほら…」




『ドッキリ大成功!』





95 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/28(金) 00:18:38.70 ID:ce9MZTcP0



P「ぷくくくくくくく、あっはっは!」


P「可笑しくって腹痛いわぁ!!」


P「いやー、なかなかいいモノ見せてもらったぜ!」


P「うわぁっはっはっはっはぁぁぁぁ」


奈緒「…プロデューサー…」


P「…はい」


奈緒「救急車は呼んであげる」


P「あっ、ちょっ、流石にその分厚いクリアファイルの角はやば



96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/28(金) 00:20:19.41 ID:GTUzjCms0

いっそ救急車に乗せて誰か病状を聞いてだな…


97 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/28(金) 00:23:07.92 ID:ce9MZTcP0


P「…顔が痛いです」


ちひろ「流石に笑い過ぎでしたよ」


P「まぁまぁ、あのくらいふざけないと暗いままになっちゃうじゃないですか…」


ちひろ「そう、ですね…」


P「ゴボッ!ゴボッ!…あー、お腹痛い」


ちひろ「プロデューサーさん…?」


P「あぁ、笑い過ぎて、ですよ。それにしても、ほんとに良いアイドルに恵まれてますね、俺」


P「みんな、あった頃より格段に成長して」


P「これなら安心だな…うん、大丈夫だ」


P「これなら…」


ちひろ「プロデューサーさん…貴方ほんとは」


P「すみませんちひろさん。少し、外の空気吸ってきます」


バタン





98 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/28(金) 00:25:19.58 ID:ce9MZTcP0


P「…ちひろさん、心配してたなぁ…」


P「はぁ…」


P「…」


P「…」


P「…」


P「はは…」



100 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/28(金) 00:28:35.31 ID:ce9MZTcP0

P「ははは……」


P「くっくっくっ……」


P「ふふふっふっふっふっ……」


P「ひひっひっひっひっひひひぃ…」


P「あっはっはっはっはっはっはっ!!!」




103 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/28(金) 00:34:21.79 ID:ce9MZTcP0


P「見事に騙されやがって!黄緑蛍光色の悪魔め!!」


P「即興で考えたドッキリなのに綺麗にハマってくれやがって!!」


P「案外チョロいじゃないっすかぁ!」


P「あっはっはっはっほぉ!!」


P「ま、アイドル達の演技力に感謝だな」


P「『逆ドッキリに協力してくれてありがとう。アドリブだってのに、流石アイドルだな!』っと」


P「いやー、凛の重さもありすの焦りも楓さんのいつも通りを装おうとする健気さも」


P「小梅のわざとドッキリを失敗させてからの変化球も奈緒の必死さも!」


P「完璧だったぜぇ!こりゃ誰だって騙されるわ!」



105 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/28(金) 00:37:34.40 ID:ce9MZTcP0


P「常日頃から俺の事をATM扱いした罰だ!」


P「たっまらねぇな!この爽快感!」


P「やばい、癖になりそう!」


P「あーっ、もっと早くにやってみればよかったなぁ」


P「っと、そろそろ仕事進めないと…」


P「……………」


P「……………あ」



106 : ◆TDuorh6/aM 2015/08/28(金) 00:38:26.08 ID:ce9MZTcP0





P「………加蓮、どうしよ…」
スポンサーサイト




2020/06/18(木) /  SS TB(0) CM(0)

SS56



【艦これ】提督「艦娘にドッキリを?」青葉「はい」【安価】


3 : 以下、名... - 2015/05/21 21:23:18.41 7pzGf5rXo 1/221
提督「ドッキリはわかったが、どうして俺は縛られてるんだ?」

青葉「それはですねぇ……司令官に出てこられては困るからですよ」

提督「俺が出て行ったらマズイって、一体どんなドッキリを仕掛けるつもりなんだ?」

青葉「司令官がお亡くなりになったというドッキリです!」

提督「」

提督「いや洒落にならんだろそれは!流石にそんな事の許可は出せん!……ん?」

ガチャリ


5 : 以下、名... - 2015/05/21 21:24:28.56 7pzGf5rXo 2/221
提督「おお、明石、大淀!助けてくれないか!青葉がまたおかしなことを……」

明石「……」

提督「ど、どうした?」

大淀「提督、申し訳ありません」

提督「なに……?」

明石「実はこれは、大本営からの指令なんですよ」

青葉「未だに『艦娘は兵器だ!人間じゃない!コワイ!』なーんて言ってる団体がうるさいので、『艦娘はただの兵器じゃない』ってことを大々的にアピールしたいそうです!」

提督「大本営直々の指令ならどうして俺に届いていないんだ?」

明石「提督って顔に出るタイプですし、鋭い艦娘だったら多分すぐバレちゃいますよ」

大淀「私と明石は大本営の指揮系統にも組み込まれています。だから直接こちらに指令が来たわけですね」

青葉「縛ってるのは、艦娘が泣いちゃったりしたら司令官多分ドッキリなんて忘れて駆けつけちゃうでしょう?それじゃあ駄目なんですよ。良い画がとれな……あ、いえ、計画が崩れちゃいますから!」

提督「上も存外行き当たりばったりだな……仕方がない。だがトラウマになるようにはするなよ?」

青葉「大丈夫大丈夫!青葉にお任せください!」
8 : 以下、名... - 2015/05/21 21:28:38.44 7pzGf5rXo 3/221
提督「だが、どうやって仕掛けるんだ……鎮守府全体に放送でもするのか?」

青葉「そんなことしちゃったら大パニックになっちゃうじゃないですか!」

青葉「執務室に誰かが近づいてきた時に、さりげなーく提督が事故にあったことをほのめかすんです」

青葉「そして!皆さんの反応を、執務室の各所に仕掛けられた隠しカメラが撮影するわけです!」

提督「いつの間にそんなもの仕掛けた!?」

青葉「秘密です!」

提督「こいつ……」グヌヌ

青葉「と、話の腰を折らないでくださいよ。その後にこのモニタールームに連れてきて、提督とご対面!ネタばらしというわけです」

提督「鬼かお前は……!やはりこんな事、するべきじゃないぞ!」

9 : 以下、名... - 2015/05/21 21:30:25.76 7pzGf5rXo 4/221

青葉「いいんですか?このままでは反艦娘団体がもっと幅を利かせちゃいますよ?街を歩く艦娘が石を投げられる……そんなことになっちゃうかも……」

提督「う、うぐぐ……仕方ない。だが、あまりにも行き過ぎた場合は本当にやめさせてもらうからな!」

青葉「はいはーい!」

明石「あ、モニターを見てください。どうやら執務室に向かってきている艦娘がいるみたいですよ」

提督「第一の被害者か……」

↓2 誰が来たか?あと死因とかなんかの指定もあれば受け付けます(あんまり荒唐無稽なのは↓にするか無かったことにするかも)

11 : 以下、名... - 2015/05/21 21:31:03.64 60aAnWPHO 5/221
日向
18 : 以下、名... - 2015/05/21 22:31:09.19 7pzGf5rXo 6/221
提督「日向か……あまり取り乱しそうもないな」

青葉「どうでしょう?案外大泣きするかもしれませんよ?」


――廊下・執務室前――


日向「……」スタスタ

日向「なんとはなしにここまで来てしまった……出撃までの時間つぶしでもさせてもらおうか」

<も、もう一度言ってください!

日向「……ん?」

<なんですって!?提督が……事故で!?

日向「何だと?」ピク

ガチャ

日向「おい、提督がどうかしたのか――」

大淀「そんな……!そんな、提督……!」

日向「大淀、落ち着け。何があった?」
20 : 以下、名... - 2015/05/21 22:33:19.38 7pzGf5rXo 7/221
――モニター室――

明石「やっぱり落ち着いていますねぇ」

青葉「安心できるのはいいんですが、ちょーっとつまんないですねー」

青葉「まぁ、まだまだこれからですけどね!」

――執務室――

大淀「すみません、日向さん。取り乱してしまって……」

日向「それはいい。提督はどうしたんだ?」

大淀「それが、道路に飛び出した子供をかばって、車に……!車にはねられて、病院に……!」

日向「そうか、アイツらしくはあるかもな。……で、容態は?」

大淀「それが……重体で、どうなるかわからないみたいです……」

日向「……。まあ大丈夫だろう。提督の事だ、ちゃんと戻ってくるさ」

大淀「……そうですね」

――モニター室――

提督「ほぼ平常運転だな……少し複雑だ」

明石「やっぱり武人!って雰囲気の方ですから」

青葉「うーん、ちょっとつまらないですね。もう一手加えますか」


21 : 以下、名... - 2015/05/21 22:36:01.42 7pzGf5rXo 8/221
――執務室――

ジリリリリ!

大淀「……!もしもし!」ガチャ

大淀「……えっ?う、嘘でしょう?そんな……」サー

日向「……!?」

大淀「はい……はい……失礼致します」ガチャ

日向「なんだ、どうした……?」

大淀「ひゅ、日向さん……提督が……亡くなったって……!」ポロポロ

日向「……。そうか」

大淀「そうか、って……!日向さん、何とも思わないんですか!?」

日向「これから、出撃の予定がある」

大淀「あなた……!」ギリ

日向「私達は、艦娘だ。人々を守るため戦う使命がある」

日向「提督は、最期まで弱い者を守った。そうだろう?私も……そうするだけ、だ」ツー

大淀「涙!?日向さん……!」

22 : 以下、名... - 2015/05/21 22:37:44.81 7pzGf5rXo 9/221
――モニター室――

提督「うぉぉ……日向、日向よぉ……!」グス

明石「日向さん……!」グス

青葉「悲しみを押し殺して、あくまで提督の遺志に従おうとするとは……流石ですね!青葉もちょっと感動しちゃってますよ!」ウルウル

青葉「さあ、ネタばらししちゃいましょう!」

――執務室――


日向「ああ、泣いているのか、私は。いかんな……こんなことでは、提督に笑われてしまう」ゴシゴシ

大淀「日向さん、すみません……付いて来て頂けますか」

日向「……なんだ?」

大淀「提督からの言付けがあるんです。もし自分に何かあったら、と……」

日向「ああ、わかった」

23 : 以下、名... - 2015/05/21 22:40:09.25 7pzGf5rXo 10/221



――モニター室――

日向「なんだ、ここは?」

大淀「それはですね……」

青葉「ジャジャーン!ドッキリ大成功ー!」テッテレー

日向「……は?」ポカーン

青葉「提督はご無事です!ほらこの通り!」

明石「縛られちゃってますけどね」

日向「提、督?」

提督「すまんな、本当にすまん。実は……」

~~ネタばらしタイム~~

日向「そうか、そうか……全て嘘だったんだな……」ゴゴゴゴ

青葉(マズイ)

提督(あ、これ本当に死んだかも)

日向「よくも騙してくれたな……絶対に許さん……!!」

青葉「ヒィィィィッ!!お許しを!!」ドゲザ
24 : 以下、名... - 2015/05/21 22:42:12.25 7pzGf5rXo 11/221


日向「……などと、言うと思ったか?いいさ」

青葉「え?」

日向「正直なところ、怒りよりも安堵のほうが大きくてな……どうにも気持ち整理がつかん」

日向「大淀から提督の死を聞かされて、一瞬目の前が真っ暗になった。絶望の海に沈んでいくような気持ちだった……」

日向「だが、その時提督の姿が頭に浮かんだんだ。私があそこで立ち直れたのは、そのおかげだよ」ニコ

提督「日向……」

日向「だが、正直あんな思いはもう二度としたくない。提督」

提督「なんだ?今の俺なら何でも聞くぞ?」

日向「絶対に私達を置いて先に行ったりしないでくれよ」

提督「!ああ……ああ!絶対だ!」

25 : 以下、名... - 2015/05/21 22:43:58.91 7pzGf5rXo 12/221
青葉「いやー感動のお話でした!青葉、感激です!」

明石「全くです!もう涙がちょちょぎれちゃいましたよ!」

日向「ああそうだ。青葉、明石、大淀」

青葉明石大淀「はい?」

日向「次はないぞ」ギロリ

青葉明石大淀「ははははいぃ!!!」

提督「ひゅ、日向。そろそろ出撃の時間では……?」

日向「ああ、そうだった。行ってくる」スタスタ

提督「おう、行って来い!」


~~~~
26 : 以下、名... - 2015/05/21 22:46:13.16 7pzGf5rXo 13/221
提督「いやー、やっぱり時代は航空戦艦だな!うん!」

青葉「ちょろいですね司令官!」

提督「なんとでも言え!」

明石「まあ、艦娘のイメージアップとしてこれ以上ないような人でしたね」

提督「そうだな。……ところで俺、まだ縛られてるんだが……続けるのか?」

青葉「モチです!」

提督「懲りないな。次は死ぬかも知れないぞ?」

青葉「ジャーナリズムの炎は剣でも銃でも砲撃でも消せないのです!……おっと。また誰か来ましたね」



↓2、死因かなんかの指定あれば従うかも
28 : 以下、名... - 2015/05/21 22:46:35.91 JzUQ3U4YO 14/221
秋月
37 : 以下、名... - 2015/05/22 14:19:04.37 WsIp4AUdo 15/221
提督「秋月か……しっかりしているようだが大丈夫かな?」

青葉「さてさて!どうなりますかね!?」


――廊下・執務室前――


秋月「……」ドキドキ

秋月「スゥーッ、ハァーッ……よし!」

ガチャ

秋月「し、司令!おはようございます!……あれ、大淀さん?司令は……?」

大淀「あ、秋月ちゃん……?」ポロポロ

秋月「ど、どうしたんですか!?」オロオロ

大淀「秋月ちゃん……提督が、提督が……」ポロポロ

秋月「な、なんなんですか?司令が……?」

秋月(……なんだか、嫌な予感がする)

大淀「……取り乱してごめんなさい」

秋月「い、いえ……それで、司令に、何が……」

大淀「……。落ち着いて聞いてね。提督が、階段で足を踏み外して、亡くなったの」

秋月「……え?」


38 : 以下、名... - 2015/05/22 14:20:57.91 WsIp4AUdo 16/221
大淀「頭を、強く打ち付けてしまったみたい……」

秋月「……うそ」

秋月(……嘘だ)

秋月(……嘘だ。嘘だ、嘘だ、嘘だ。こんなの嘘だ!)

秋月「……嘘、ですよね……そんなこと、ありえないです」

大淀「嘘みたいだけど、本当のことなの……私も最初は信じられなかったわ」

秋月「そ、そんな……」

大淀「……もう少ししたら、艦隊の皆にも伝えるつもりよ」

秋月「う、うぁぁ、あぁぁぁぁぁ……」ペタン

秋月(大淀さんの声も、私自身の悲鳴も、私は何処か遠くで聞いていた。足元がバラバラに崩れていく感覚……)
39 : 以下、名... - 2015/05/22 14:22:59.30 WsIp4AUdo 17/221
――モニター室――

青葉「ちょっとこれはマズいかもしれないですねー……」

提督「おい青葉!ネタばらしだ!早く!」

青葉「ダメです」

提督「おい、おい!青葉!!」ジタバタ

青葉「大丈夫、秋月ちゃんはきっとだいじょうぶ、もう少し見ていましょう!」ニコニコ

提督「くっ、この縄さえなければ……!」ジタバタ

明石「すみません、提督……その程度で外れる縄じゃないんです」

提督「くっそぉ……!」

青葉「あ!執務室で動きがありましたよ!」


――執務室――

大淀「あ、秋月ちゃん……大丈夫?」

秋月「は、はい……大丈夫です……大丈夫。はい……」グス

大淀「明らかに大丈夫じゃないわよ……今は泣いたっていいの。私の胸ならいくらでも貸すわ」

秋月「大淀さん……う、ううう……うあぁ……」ギュッ

大淀(……ごめんね)ギュッ





40 : 以下、名... - 2015/05/22 14:24:34.39 WsIp4AUdo 18/221
大淀「落ち着いた?」

秋月「……はい、もう大丈夫です」

大淀(目が真っ赤……ごめんね、秋月ちゃん……)

秋月「大淀さん」

大淀「何?」

秋月「私、司令に、言いたいことがあったんです……」

大淀「……うん」

秋月「この鎮守府に来て、司令に出会えてから……私は、幸せでした」

秋月「聞いたことも無かったような美味しいごはんや、見たことも無かったようなきれいな風景。最高の時間を、司令はくれたんです」

大淀「……うん」

41 : 以下、名... - 2015/05/22 14:26:48.43 WsIp4AUdo 19/221
秋月「最近は幸せで……キラキラしていて……それがずっと続くと思ってて……」

秋月「ずっと言いたかったんです。『いつもありがとうございます。大好きです、司令』って」

秋月「でも、その一言が言えなかった……『明日でいいや』、『明日でいいや』ってずっと先延ばしにしてきて……」

秋月「『今日こそは』って思いました。どうしてかはわからないけど、今日なら言える気がしたんです」

秋月「そうしたら、司令はもういなくて……お礼なんて、もう言えないんです」

秋月「あは、あはは……!馬鹿みたいですよね、私……!」ポロポロ

秋月「色んなものを貰うだけで、何も返せなかった……!」ポロポロ

大淀「秋月ちゃん……」

42 : 以下、名... - 2015/05/22 14:29:39.24 WsIp4AUdo 20/221
――モニター室――

提督「ウオォォォーッ!ヤメロー!ヤメロー!」ジタバタ

提督「違う、違うぞ秋月ィィィィッ!!」バタバタ

青葉「もうちょっと続けたいところではありますが、司令官がそろそろ限界ですね……」

明石「浜辺に打ち上げられたイ級みたいな動きね」

青葉『大淀さん、司令官がもう限界みたいなのでネタばらしを』


――執務室――

大淀(うう……罪悪感)

大淀「秋月ちゃん、ちょっと来てくれるかしら?」

秋月「なん、ですか……?」ヒック

大淀「見てもらいたいものがあるの」

秋月「はい……」トボトボ

43 : 以下、名... - 2015/05/22 14:32:26.08 WsIp4AUdo 21/221
――モニター室――


大淀「これよ」

提督「秋月……すまない」

秋月「……えっ、司令?なんで縛られて……?」

青葉「はーい、ドッキリだいせーこー!」テッテレー

秋月「えっ」

~~ネタばらし~~

秋月「よ、よかったぁぁぁ……」ヘナヘナ

秋月「司令が無事で、よかったぁ……!」

提督(天使か)

秋月「……あれ?……ということは、あの事も、司令に……?」

提督「ああ、その……本当に申し訳ない」

秋月「う、うわあぁぁぁぁぁぁ!」カァー

秋月(は、恥ずかしい……!)
45 : 以下、名... - 2015/05/22 14:33:47.60 WsIp4AUdo 22/221
秋月(そうだ、一度聞かれたのなら……一度も二度も同じ事!今度こそ、司令にちゃんと言うんだ!)

秋月「司令!」

提督「あっ、はい!」ビクッ

秋月「大好きです!いつも、本当に感謝しています!ずっと一緒に……あっ!」カー

青葉「ずっと一緒に……?これはなかなか大胆な発言ですねぇ!」

秋月「あっ、いや、その、これは違っ、いやちがわないけど、そのっ……」アタフタ

提督「……秋月」

秋月「ひゃいっ!?」ビクーン

提督「さっきの言葉、あんな形で聞いてしまってごめんな。でも、全然そんなことはないんだ」

秋月「し、司令?」

提督「受けとっているのは俺の方なんだよ。俺の方こそ……」

秋月「……!」

提督「……いつもありがとう、大好きだ」

秋月「司令……っ!」パァァ

青葉(娘に向かっての「愛してる」みたいなノリなんでしょうねー……これは)





46 : 以下、名... - 2015/05/22 14:36:11.99 WsIp4AUdo 23/221

提督「あの、秋月?」

秋月「どうしましたか、司令?」ニコニコ

提督「なんで俺膝枕されてるの?」

秋月「縛られたままではお辛いでしょうし……秋月の膝で良ければ憩ってください。……お嫌、でしたか?」シュン

提督「いや、そんなことはないんだが……帰っていいんだぞ?」

秋月「いえ、秋月は司令のお側にいたいです!」

提督「ああ、うん……ならいいんだが」

秋月「それに……」

提督「ん?」

秋月「信頼出来ない方々もいるみたいですし、ね……」ジロリ

青葉・大淀・明石(……駆逐艦の眼力じゃない。怖い)ガクブル

青葉「で、ではでは?気を取り直していきましょう!次の艦娘だーれだ?」


↓2 艦娘(死因かなんか指定あったら受けます)
48 : 以下、名... - 2015/05/22 14:36:21.80 BE4bPnqiO 24/221
朝潮
61 : 以下、名... - 2015/05/22 21:06:47.05 WsIp4AUdo 25/221
青葉「おっ、朝潮ちゃんですね!」

明石「これまた忠誠心高そうな娘が来ましたね……」

青葉「さてさて、どうなりますことやら!楽しみですねぇ!」

提督「くぅぅ……胃が痛いよお」キリキリ

秋月「大丈夫ですよ、司令。あんまり酷ければ私がなんとかしますから」ナデナデ

青葉「縄で巻かれて駆逐艦に膝枕&撫でられ……いいですね司令官!実にいいですよ!」

提督「やめて。自覚してるから」

青葉「あ、来ましたね……今回は青葉も仕掛け人やりますので!ご安心を!」

提督「不安しか無い」


――執務室――

朝潮「失礼します。今日の遠征のことでお話が……」ガチャ

大淀「あら、朝潮ちゃん。おはよう。提督ならまだ来てないわよ。ここで待つ?」

朝潮「大淀さん、おはようございます!司令官はまだ見えないのですね。では、お言葉に甘えて待たせていただきます」





62 : 以下、名... - 2015/05/22 21:08:07.42 WsIp4AUdo 26/221


大淀「遅いわね、提督。もうとっくに仕事を始めているはずの時間なのに」

朝潮「……まさか、司令官の身に何か!?」

大淀「それこそまさかよ。とはいえ、こうも遅いと心配になってくるわね……連絡してみましょうか」

朝潮「お願いします!」

<プルルルルルルル……プルルルルルルル……

大淀「……出ないわね」

朝潮「!……私、確認してきます!」

大淀「大丈夫。どうせ寝坊して、急いでここに向かっているとかそんなところでしょう。……ほら」

タッタッタッタッタ……

朝潮「そのようですね……」ホッ
63 : 以下、名... - 2015/05/22 21:13:28.19 WsIp4AUdo 27/221
ガチャ!

朝潮「司令官、おはよ――青葉「大淀さん大変です!」――青葉、さん……?」

大淀「そんなに血相を変えて……どうしたんですか青葉さん?」

朝潮(あの青葉さんが、必死な形相で息も乱しているなんて。一体なにが……?)

青葉「し……司令官が!司令官が、自室で……!倒れて……!」

朝潮「ッ!?」

大淀「えっ?……どうして!?」

青葉「急性の脳出血らしいです……」

朝潮「青葉さん!司令官のご容態は!?」

青葉「どうやら命に別条はないみたいです。でも……」

朝潮「『でも』、とは……?」

青葉「……司令官、まだ目を覚まさないんです……いつ目をさますのかもわからないって、お医者様が……」グスッ

朝潮「……え?」サー
64 : 以下、名... - 2015/05/22 21:15:48.12 WsIp4AUdo 28/221
大淀「そんな……嘘でしょう!?」

朝潮「青葉さん……それは、本当なのですか?」

青葉「はい……一年後か、十年後か。もしかすると、一生……」

大淀「そ、そんな……そんなことって……!」グス

朝潮「う……」ウルウル

大淀「朝潮ちゃん……」

朝潮「……っ」グッ

朝潮(泣いちゃダメだ!司令官に笑われてしまう……!)

大淀「……朝潮ちゃん?」

朝潮「……失礼します。そろそろ、遠征の時間ですから」

大淀(拳を強く握ってる。血が滲みそうなくらいに……。必死で、涙をこらえてるのね)

青葉「朝潮ちゃん……大丈夫なんですか?」

朝潮「……はい。海上護衛は、とても重要な任務です。これを疎かには出来ません。司令官も、いつもそうおっしゃっていました」

朝潮(そうだ。司令官ならきっと大丈夫。私は私のやるべきことをしよう。司令官がお目覚めになった時に誇れるように)

65 : 以下、名... - 2015/05/22 21:16:47.35 WsIp4AUdo 29/221
――モニター室――

明石「日向さんコースでしたね」

提督「いや……」

秋月「そう、でしょうか」

明石「え?」

秋月「かなり危なっかしく見えます。表面は気丈でも、きっと……」

提督「ああ。朝潮のようなタイプは内に溜め込んでしまうから、な」チラ

秋月(……そうか、私もきっとこうだったんだろうな)

提督「秋月。限界だと思ったら、助け舟を出しに行ってやってくれ」

秋月「了解です、司令」
66 : 以下、名... - 2015/05/22 21:19:05.63 WsIp4AUdo 30/221
――執務室――

朝潮「では。失礼しま……っ?」ヘタリ

大淀「朝潮ちゃん?」

朝潮(あれ?おかしいな。脚に、力が……)

青葉「朝潮ちゃん。我慢しなくたっていいんです。悲しい時は、泣いたらいいんです」ギュッ

朝潮「あおばさん……」ギュッ

朝潮「うっ……うう……司令、官……」グス

朝潮「司令官、しれいかん……うわあぁぁぁぁっ……」ポロポロ


――モニター室――

提督「おい……青葉のやつトドメ刺しやがったぞ」

明石「子供みたいに泣く朝潮ちゃん……初めて見ました。普段しっかりしてる分、色々と我慢して溜め込んでたんでしょうね……」

秋月「……そろそろ潮時だと思います。朝潮さんたちを呼んできます」

提督「ああ、頼むよ。これ以上青葉が何かしでかさないうちに終わらせよう」
67 : 以下、名... - 2015/05/22 21:23:24.65 WsIp4AUdo 31/221

――執務室――


ガチャ

朝潮「!……。秋月さん……?」グスッ

青葉(あちゃー、もうダメですかぁ……もう少しやっていたかったんですが。まあ仕方ないですね)

秋月「朝潮さん。付いて来てください。司令の元までご案内します」

朝潮「えっ……でも……司令官は……それに、遠征にも……」グスッ

大淀「大丈夫よ。海上護衛任務は、他の艦娘に替わってもらったわ」

朝潮「大淀さん……ありがとうございます!」

秋月「では、行きましょう」

朝潮「……」ゴシゴシ

朝潮「はい」






68 : 以下、名... - 2015/05/22 21:26:07.85 WsIp4AUdo 32/221

――モニター室――

朝潮「ここは……?こんなところに司令官が?」

秋月「ええ。あちらを」

提督「やぁ、朝潮……。ごめんな」

朝潮「司令官……!」ダキッ

朝潮「司令官、司令官、司令官……!うあぁぁぁぁ……」ポロポロ





提督(朝潮は俺を抱いて泣き続けた。安堵の涙だ。安心のあまり、なぜ無事なのか?なぜ縛られているのか?ということには頭が回らないようだ)

提督(ひと通り泣いたあと、朝潮は落ち着いたのか泣き止んだ。心なしか顔もスッキリしているようだ)

朝潮「お見苦しいところをお見せして申し訳ありません、司令官」

提督「いや、いいんだ。謝るのは俺の方だよ」

朝潮「そういえば……司令官、どうしてここに……」ハッ!

朝潮「……まさか、全て嘘だったのですか?」

青葉「イエー!ドッキリ大成功ー!」テーレッテレー

提督「……この通りだ。本当に申し訳ない……」

朝潮「ドッキリ……?それはいいとしても、何故縛られているのですか?」

提督「ああ、詳しく話すと長くなるんだが……」
69 : 以下、名... - 2015/05/22 21:27:09.47 WsIp4AUdo 33/221


~~ネタばらしタイム~~

朝潮「なるほど……。大本営からの指令、ですか」

提督「心配させてすまなかった!俺にできる詫びならなんでもする!」

秋月「!?」

朝潮「かまいませんよ。指令が指令ですし、司令官を責めるつもりはありません」

秋月「……」ホッ

提督「でも朝潮、お前本当にそれでいいのか?遠慮なんてしなくていいんだぞ。というか、お咎め無しだと逆に俺が辛いんだ」

朝潮「ふふっ、司令官らしいですね……でしたら、また何か辛いことがあった時司令官に甘えてもいいですか?」

提督「ああ、もちろんだとも!いつだって来い!」

朝潮「はい。では朝潮、これで失礼致します!」ケイレイビシッ





提督「ええ子やぁ……」シミジミ

明石「ですねー」

青葉「いやあよかったよかった!今回は実に平和でしたね!」

提督「お前の行動で俺はハラハラしっぱなしだったんだが」

秋月「朝潮さんにとどめを刺したのは青葉さんでしたしね」

青葉「気にしない気にしない!……おっと、新しい艦娘が来たみたいですよ!誰でしょうね?」

↓2の艦娘 (死因とかなんかもあったらどうぞ)


71 : 以下、名... - 2015/05/22 21:27:16.31 9FARuFgNO 34/221
伊168 溺死
82 : 以下、名... - 2015/05/23 00:11:22.79 8yg6RwBSo 35/221
提督「イムヤか……」

青葉「潜水艦ですね!ワクワクしますね!」

提督「しない」

――廊下・執務室前――

伊168「ふんふーん♪」

ガチャ

伊168「司令官、おはよう!」

シーン……

伊168「……あれ?司令官?」

<グスッ、グスッ……

伊168「だ、誰?」

大淀「あ、イムヤさん……」グス

伊168「大淀さんじゃない!なんで泣いてるの?一体どうしたの!?司令官は!?」

大淀「提督……いえ、なんでもないんです……」グス

伊168「全然なんでもなさそうじゃないわ!何があったのか話して!」

大淀「すみません……今は、まだ……」

伊168「……もしかして、司令官に何かあったの?」

大淀「……!」ビクッ

伊168「……図星、みたいね。話してくれる?」

83 : 以下、名... - 2015/05/23 00:12:54.95 8yg6RwBSo 36/221

大淀「聞かないほうがいいかもしれないですよ?知ったらきっと……いえ、絶対後悔します」

伊168「どうせ後で聞くことになるんでしょ?だったら先に聞いておきたいわ」

大淀「本当にいいんですね?」

伊168「だからいいって言ってるでしょ?話してよ」

どうせ大したことじゃないだろう。私はそう高をくくっていた。

大淀「提督が……亡くなりました」

伊168「……は?」

頭を、ガツンとハンマーで叩かれたみたいな衝撃。

何かあったと言っても、どうせちょっとした怪我だとか。それくらいだと思っていた。

会いに行けば、「大淀は大げさなんだよ」と苦笑して頭をなでてくれる。今まではずっとそうだった。

伊168「死んだ?……どうして?」

頭のなかがグルグルしてわからないことだらけの中、唯一浮かんだ明確な疑問を言葉にする。どうして?

大淀「溺死、です」

溺死?海で?そもそも司令官が自力で海に出ることなんて、ほとんど無いはずなのに……まさか。

伊168「……深海棲艦のせいなの?」

原因なんてそれくらいしか思いつかない。……もしそうだとしたら、絶対許さない。あいつら、一匹残らず海に沈めてやる。

大淀「違います。……提督が亡くなったのは川で、ですから」

84 : 以下、名... - 2015/05/23 00:13:50.98 8yg6RwBSo 37/221

伊168「川?……あっ!」

ハッとして外を見る。窓枠が濡れている。今は晴れているが、朝はかなりの大雨だった。

大淀「そうです。増水した川で……提督は」

伊168「そんな……ありえないわ!司令官は、水の怖さを知らないような人じゃないのに!」

大淀「ええ、提督は雨の日の川で遊泳するような方ではありません」

伊168「じゃあ……なんで司令官は!?」

大淀「……提督は、溺れている子供を放っておけるような方でもありません」

……大淀さんの一言で、全てがわかった。司令官は見つけてしまったんだ。川で溺れている子供を。

当然、自力で助けるなんて自殺行為。それこそプロに任せるべきだ。でも、後先考えず飛び込んでしまったんだろう。司令官はそういう人だって、わかってる。

だけど、信じたくなかった。ほんの僅かの可能性に希望を託して大淀さんに問いかける。

伊168「て、訂正の余地はないの?ホラ!他人の空似とか……」

大淀「……」フルフル

大淀さんは悲しそうにかぶりを振る。その表情から、彼女も同じような事を考えていたとわかった。……そして、裏切られたと。

伊168「……」ヘタリ

私はへたり込んで涙を流していた。涙と一緒に何か別のものが胸から流れ落ちていく。





85 : 以下、名... - 2015/05/23 00:15:32.98 8yg6RwBSo 38/221
気が付くと、悲しみはもう無くて、涙も止まっていた。代わりに胸の中に大きな穴が空いているようだった。

私の中は、きっと空っぽになってしまったんだろう。それを埋めてくれる司令官は、もういない。

大淀「イムヤ、さん……?」

大淀さんが恐る恐る私に話しかける。無理もない。私は機械のような無表情をしているんだろう。

伊168「大丈夫だよ、大淀さん」ニコ

空っぽの私は、空っぽの笑顔で、空っぽな言葉を返す。

伊168「わたしは元気だよ?今すぐオリョールだっていけちゃうんだから!」グッ

嘘ではなかった。今の私は何処にだって行ける。オリョールにだって、サーモン海にだって。

それで沈んでしまっても、別にいい。
86 : 以下、名... - 2015/05/23 00:16:39.94 8yg6RwBSo 39/221
――モニター室――

提督「これはヤバいな」

青葉「イムヤさん、死んだマグロみたいな目をしてますね……」

明石「これはネタばらししたら逆に危ないのでは?」

提督「だからといってこのままにして置けるか!青葉!ネタばらし!」

青葉「りょーかいです!」

青葉『大淀さん!ネタばらしお願いします!』

――執務室――

大淀(まさか、こんなことになってしまうとは……かなり危険ですが、真実を伝えないと)

大淀「……イムヤさん」

伊168「なあに?」

大淀「少し、付いて来てください」

伊168「いいわよ」

大淀さんの表情がさっきまでと違う。覚悟を決めたような顔だ。

彼女はきっと、私がもう空っぽだって気付いているんだろう。解体されてしまうのかな。それとも深部海域の囮かな。まあそれも、どうでもいいか。

大淀さんについていくと、見慣れない部屋に辿り着いた。

87 : 以下、名... - 2015/05/23 00:18:04.03 8yg6RwBSo 40/221
――モニター室――

伊168「ここは?」

大淀「モニター室です。イムヤさん、すみません……。全て、嘘だったんです」

大淀さんが、部屋の片隅を指さす。そこには。

伊168「しれいかん……?」

提督「イムヤ、すまない……」

司令官の顔を見た瞬間、あんなに大きかった胸の穴は一瞬で埋まっていた。代わりに涙が溢れてくる。

伊168「しれ、しれいかん……大丈夫だったの?オバケじゃない?本物?」ポロポロ

提督「ああ、この通りだ……ごめん。ごめんな」

司令官が、泣きそうな顔で私を見る……変なの。泣いているのは私の方なのに。

そう思うと、なんだか可笑しくなってきて。私は涙を流しながら大笑いしていた。

伊168「な、なんで司令官が泣きそうなのよ……!あはは……!」ポロポロ

泣きながら笑う私の肩に手が置かれた。振り返ると、『ドッキリ大成功!』のプラカードを持った青葉さんが。

青葉「じゃじゃーん!ドッキリでした、すみません!」

伊168「……は?」

今日の私はまるで百面相だ。

88 : 以下、名... - 2015/05/23 00:19:16.19 8yg6RwBSo 41/221

~~と、ここでネタばらし~~

伊168「何してんのよ!許せない!私、ほんとに司令官が死んじゃったかと思ったんだからね!」プンスコ

提督「すまない、本当にすまない……」

あんまりにバカらしい真相に腹を立てる私に、司令官が必死に謝る。

両手足が拘束されていなかったら、絶対に土下座しているわね。

司令官が利用されているだけだっていうのはわかる。怒りの半分は演技だ。でも、こんな会話ができるのが嬉しくて。つい憎まれ口を叩いてしまう。

伊168「何よ、イメージ戦略って!石なら私が投げたいわ!大本営に!」プンプン

これは本心だ。私達の心をこんなにかき乱して!発案者に会ったら本当に石を投げてしまいそうだ。

提督「すまん、俺にできることだったらなんでもするから!」

伊168「……え?」

秋月「司令ったら、また……」ハァ

明石「まあ、いい加減に言ってるんじゃなさそうですけど」

思わぬ発言に、怒りの演技はすっかり中断させられてしまった。

伊168「何でも?ふーん、そう……」ニヤニヤ

顔がにやけてしまっているのが自分でも分かった。でも止められない。

その顔のまま、どうしたものかと考える。

提督「あ、あの……イムヤさん?」

司令官が、ビクビクしながら私に声をかける。私があまりニヤけているので、どんなひどいめにあわされるかと不安なんだろう。心外だ。





89 : 以下、名... - 2015/05/23 00:20:51.22 8yg6RwBSo 42/221
怯える司令官を横目にたっぷり10分ほど考えたあと、私は結論を出した。

伊168「……決めた!今度の休日、司令官は私の買い物に付き合うこと!いいわね?」

提督「お、おう。そんなことでいいのか?」

露骨にホッとした表情を浮かべる司令官。それがちょっと気に入らなかったので、条件を1つ追加した。

伊168「もちろん、代金は全部司令官持ちでね!」ニコ

提督「は、はい……」

提督(こんなことで許してもらえて良かったが、破産するかもな……)

私はニコニコしながら部屋を出る。もう騙されたことなんてどうでも良くなっていた。

鼻歌を歌いながら廊下を歩く。今から次の休日が待ちきれない。

伊168「早く休みにならないかな~♪」




90 : 以下、名... - 2015/05/23 00:21:37.13 8yg6RwBSo 43/221
青葉「今回はかなりまずかったですね司令官!青葉、もうだめかと思いました!」


提督「イムヤには本当に悪いことをしたな……。なあ青葉、もう十分撮れただろ?そろそろ……」

青葉「いいえ、まだノルマ達成してませんから!」

提督「えぇ……」ズーン

提督(もうそろそろ俺の胃と心が限界だ……責任者に会ったら一発ぶん殴ってやる)

提督「できれば、もう誰も来ないでくれぇ……」

青葉「あ!ドッキリが終わったそばからまた艦娘が来ましたよ!入れ食いですね司令官!」


↓2 艦娘と、あと死因とかに指定があれば
92 : 以下、名... - 2015/05/23 00:21:51.22 DcX22OZ30 44/221
叢雲 青葉による誤射
102 : 以下、名... - 2015/05/23 15:48:13.46 8yg6RwBSo 45/221
提督「……叢雲か」

明石「また読めない子が来ましたねぇ……」

青葉「はい!ということで、今回は……」

青葉「司令官には叢雲さんの目の前で死んでいただきます!」

提督「……は?」


――モニター室――


叢雲「……」スタスタ

私は今、執務室に向かっている。出撃から帰って来たから、第一艦隊旗艦として戦果の報告をしなければならない。

これは旗艦の仕事なので仕方がない……まかり間違っても私が自発的に司令官の元に向かっているわけではない。ないのだ。

他の艦娘が「嫌なら自分が行く」などと言ってきたが、そういうわけにもいかないだろう。報告は大切だから仕方がないのである。

目的地に到着した。ノックはせずに執務室に入る。いつものことだ。

ガチャ

叢雲「失礼するわよ」

執務室に入ると、司令官が青葉と楽しげに談笑しているようだった。青葉は艤装を付けたまま……大方出撃から帰って来てそのまま報告に来たのだろう。せっかちなことだ。

青葉「まったく、司令官ったら!」クスクス

青葉との話に夢中なのか、司令官はこちらを見ようとすらしない。少し腹が立つ。

叢雲「……司令官。第一艦隊の戦果の報告よ。いちゃつくのもいいけれど、まずは報告を聞きなさい」イライラ

苛立ちを抑えて、司令官に話しかける。……その時。

ドォン!

提督「」グシャ

叢雲「……?」

青葉「……えっ?」
103 : 以下、名... - 2015/05/23 15:51:29.05 8yg6RwBSo 46/221
提督「」バタン

砲撃音のあと、人型の何かが頭を失って倒れこむ。

私も、青葉も、倒れた人型のものを見下ろす。ソレは何度か痙攣したあと、動きを止めた。

もう一度、よく見る。白い軍服。肩には階級章。

それは……信じられないが、紛れも無く司令官だった。

青葉「な……なんですか、これ?なんなんですかあぁぁぁっ!?」

頭を振り乱して青葉が叫ぶ。理解が追いついていないのだろう。

叢雲「何って」

私は何故か冷静だった。自分でも驚くような冷たい声が出る。

叢雲「アンタが、司令官を、殺したのよ」

一言一言、言い聞かせるように言う。

青葉「うそ……うそ、です……こんな……」ブツブツ

青葉がぶつぶつと何かを言っている。私は自分の体を見る。艤装は付けたまま……帰投してそのままここに来たからだ。

叢雲「……」チャ

砲塔を全て青葉に向ける。補給はしていないが、この女を仕留めるくらいはおそらく可能だろう。

青葉「ひっ……!」

殺気に気付いたのか、青葉が後ずさる。

叢雲「アンタ、よくもまあ味方にばっかり……。あの時の……古鷹さんのことで懲りてると思ったけど、そうでもないみたいね」

脳裏に「艦」の時の記憶がフラッシュバックし、無意識に私はそう言っていた。

青葉「!!」

青葉も同じく、その時のことを思い出したのだろう。顔を真っ青にして、頭を抱えている。
104 : 以下、名... - 2015/05/23 15:54:53.91 8yg6RwBSo 47/221

青葉「いや……いやっ……!」フルフル

叢雲「『嫌』じゃないわよ。アンタはここで沈むの」

叢雲「……いや、ここは陸だったわね。まあいいでしょ。どうせ死体は海に沈めるんだから」

青葉「あ、ああ……」カタカタ

叢雲「天国で司令官に懺悔することね。……なんて言いたいところだけど」

叢雲「あなたは地獄に行くんだから、無理か」

照準を青葉に合わせる。

ダッダッダッダッ……

ガチャ!

「叢雲!」

執務室のドアが開く音がする。誰かが砲撃音を聞いて駆けつけたのだろう。だが、遅い。

叢雲「サヨナラ」

ダンッ
105 : 以下、名... - 2015/05/23 15:56:40.78 8yg6RwBSo 48/221
叢雲「……?」

衝撃と浮遊感。砲弾は逸れ、青葉をかすめるだけだった。

私は誰かに抱えられていることに気付いた。温かい。

「ダメだ、叢雲。それは……ダメだ」

声のした方に振り向く。そこには。

叢雲「……司令官?」

提督「ああ」

叢雲「え、いや……え?いったい、どういうこと?」

おかしい。司令官は死んだはず。死体だってそこにある。

そう。首から上を吹き飛ばされた死体が。……死体?

ふと違和感を覚えた。重巡の主砲を受けて、あんなにきれいに死体が残るのだろうか?艦娘ならともかく、司令官は人間だ。

ああ……そう。そういうことか。

叢雲「嘘……だったのね?」

提督「ああ。……すまない」

司令官の声。間違いない、本物だ。

張り詰めた糸がぷつんと切れて、眼の奥が熱くなってきた。

叢雲「ちょっと……胸、借りるわね」トン

司令官の胸に顔を埋める。安心できる、司令官の匂いだ。

提督「……」ナデナデ

叢雲「……っ!」グスッ

司令官の胸で、私はたっぷり泣いた。軍服は汚れてしまうだろうが、私を騙した報いだ。いい気味。





107 : 以下、名... - 2015/05/23 15:58:34.00 8yg6RwBSo 49/221

――モニター室――

青葉「はい!ということでぇ、今回はインパクトを大きくするために……」

青葉「司令官には叢雲さんの目の前で死んでいただきます!」

提督「……は?」

秋月「……どういうことですか、青葉さん?」ギロリ

青葉「そんな怖い目で睨まないでくださいよ!本当に死ぬんじゃないですから!」

秋月「ほう……では、一体?」

明石「これです」ジャジャーン

青葉「1/1提督君人形です!寝ている間に寸法をとって、精密に作りました!」

提督(……頭が痛くなってきた)

青葉「これの頭に爆弾を仕掛けてですね!叢雲さんの目の前でカブーム!爆発させるんです!」

提督「突然提督の頭が爆発するとか、何かがおかしいってすぐわかるだろ……」

青葉「ご心配なく!爆発と同時に青葉が誤射を装って空砲を撃ちますから!」

提督「お前本当に懲りないな……相手は叢雲だぞ?何があるかわからんっていうのに」

青葉「ジャーナリズムです!報道は命より重いんですよ!」

提督「はぁ……」ゲンナリ

青葉「それでは!一足先に準備しますね!」スタタター






109 : 以下、名... - 2015/05/23 16:01:06.53 8yg6RwBSo 50/221
~~提督登場(>>105)直前~~

叢雲『『嫌』じゃないわよ。アンタはここで沈むの』

提督「オイオイオイマズいぞ、これは」タラリ

秋月「司令……」シュル

提督「秋月?」

秋月「縄を外しておきました。……行ってあげてください。多分、司令以外では叢雲さんは止められません」

提督「!ありがとう、恩に着る!」スクッ

ダッダッダッダッ

提督「間に合ってくれよ……」

ガチャ!

提督「叢雲!」

叢雲「サヨナラ」

提督「くっ!」バッ

バァン







叢雲「……ふぅ。もう落ち着いたわ。降ろしなさい」

提督「あ、ああ」

司令官の腕から降りる。目の前には青葉がいた。

青葉「と、言うわけでドッキリでした!」ペカー

さっきまでの様子が嘘のように、青葉は笑顔でプレートを見せてきた。

叢雲「……まぁ、大筋はわかったわ。詳しく聞かせて頂戴」

青葉「了解です!では――」
110 : 以下、名... - 2015/05/23 16:02:15.08 8yg6RwBSo 51/221

~~ネタばらし後~~


青葉「いたい……」プラーン

大淀「ボコボコにされた後、簀巻きにされて宙吊り……」ヒエー

叢雲「当然でしょう?罰としては優しすぎるわ。感謝して欲しいくらいね」

青葉「はぁい……」プラーン

叢雲「司令官」

提督「ハイ」

叢雲「正座」

提督「ハイ」ストン

叢雲「まったくもう!あんた、何を考えてるわけ!?」ガミガミ

提督「面目次第もございません」

叢雲「私だったから良かったようなものの、磯波だったら心臓止まってたわよ!」

提督「うう……申し訳ない」ドゲザァ

叢雲「……まあいいわ。今回だけは許してあげる。次はないわよ?」

提督「ああ、わかった」

叢雲「それじゃあね、報告書は執務室に置いとくから。早く読みなさいよ」スタスタ




111 : 以下、名... - 2015/05/23 16:03:57.70 8yg6RwBSo 52/221
青葉「……あのう、そろそろ降ろして頂けませんか?いい加減青葉、辛くなってきたんですが……」

秋月「ダメです」

提督「しばらくそこで反省してろ」

青葉「そんな、ご無体なぁ……」シクシク

提督「嘘泣きには騙されんぞ」

青葉「むぅ……」プスー

明石「あっ、また誰か来ましたね。今度は――」

↓2の艦娘(死因指定とかもあれば)




113 : 以下、名... - 2015/05/23 16:04:04.52 q/3OPx1sO 53/221
春雨
春雨料理を食したところアレルギー症状を起こしてショック死
132 : 以下、名... - 2015/05/23 23:29:22.26 8yg6RwBSo 54/221
提督「春雨か」

明石「おや?何か持っているようですね。あれは……料理?」

提督「そうだ、昼飯を作ってきてくれるって言ってたな……」

大淀「そういえばもうお昼時ですね」

秋月「そう言われるとなんだかお腹が空いてきました」

提督「そうだな。秋月は午後から出撃任務があったろう?食事にしてきていいぞ」

秋月「で、でも……良いのですか?」

提督「ああ。……青葉、ドッキリは一旦休みということでどうだ?」

青葉「ダメです!」プラーン

提督「なんでだ?」

青葉「春雨ちゃんが司令官のご無事を他の皆にばらしちゃうかもしれません!そうなったらドッキリの幅が狭まっちゃいますよ!」

提督「いや、口止めすればいいだろ?」

青葉「できればそれも避けていただきたいですねー……やっぱりドッキリは仕掛けないと。今まで騙してきた皆に対して不誠実になるのでは?」

提督「う、うぬぅ……。くそっ、仕方ないか……」

提督「だが、残念だったな……春雨の料理、楽しみにしてたんだが」

青葉「ならドッキリは食後でいいですよ!そのくらいの融通はききますから!」

提督「そうか、良かった……。だが、どう仕掛ける?」

青葉「それはですねぇ……大淀さん!ちょっとそこの薬を取ってください!」

大淀「はい……これですか?」

青葉「そうそうそれです!司令官はそれを食前に飲んでいただくだけでOKです!」

提督「なんか毒々しい色してるんだが……なんだこれ?」

青葉「仮死薬です!飲んで十数分で効果が出ます!」

提督「仮死薬!?……本当に死んだりしないだろうな?」

青葉「ご心配なく!一時間もすれば息を吹き返しますよ!今までに死亡例は確認されていませんし後遺症もありません!(……たぶん)」

提督「……そ、そうか。少し心配だが……やってみるか」

提督「秋月、もう大丈夫だ。今までありがとう。本当に助かった」

秋月「いえ、私なんか……では、失礼致します」スタスタ

提督「俺も執務室に向かわないと。ウェー、気が進まんなぁ……」スタスタ

青葉「さあ、ショータイムですよぉ!」プラーン

明石・大淀(めげないなぁ、この人……)
133 : 以下、名... - 2015/05/23 23:30:10.37 8yg6RwBSo 55/221
――廊下・執務室前――


春雨「ふふ。今日の麻婆春雨は美味しく作れたなぁ。司令官、喜んでくれるかな?」ニコニコ

コンコン

<春雨か。おう、入っていいぞー

春雨「はい、失礼します」

提督「いやあ、もう昼か。早いもんだな……」グゥゥー

提督「おっと、ごめんな。春雨が作ってくれるのが楽しみで腹を空かせてたんだ」

春雨「ふふっ、司令官ったら。すぐに準備するので、待っていてくださいね」クスクス





春雨「はい、麻婆春雨ですっ」

提督「おお、これは美味そうだ……」ゴクリ

春雨「ありがとうございます」ニコニコ

提督「ではいただきます」

春雨「……」ドキドキ

提督「……うん、うまい!」

春雨「ありがとうございます!……よかったぁ……」ホッ





134 : 以下、名... - 2015/05/23 23:32:03.45 8yg6RwBSo 56/221
提督「いやあ、本当に美味しかった。ごちそうさま」ポンポン

春雨「いえいえ、お粗末さまでした」

提督「今日の麻婆春雨、前食べたのよりも美味しかったな。味付け、変えたのか?」

春雨「はい!今日の麻婆春雨には、甜麺醤を使ったんです!」

春雨(司令官、味が違うことに気付いてくれたんだ……。嬉しいな)

提督「こんなに美味しければ毎日だって食べたいくらい……うっ!?」ビクッ

春雨「司令官!?大丈夫ですか!?」

提督「こ、これは……苦しい……うぐっ」バタン

春雨「し、司令官!?司令官!?」

提督「……」

春雨「息をしてない……!みゃ、脈も……!」サー

春雨「い、嫌……いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」バタリ





135 : 以下、名... - 2015/05/23 23:34:32.56 8yg6RwBSo 57/221
……るさめ……るさめちゃん……春雨ちゃん!

春雨「っ!ここは……」ガバッ

目を覚ますと、そこは執務室のソファーだった。大淀さんが心配そうに私の顔を覗きこんでいる。

春雨「はっ!」キョロキョロ

慌てて辺りを見回す。司令官は……いない。死体も、どこにもない。

大淀「春雨ちゃん、大丈夫?」

春雨「は、はい……」

きっとあれは夢だったんだ。司令官が死ぬなんて、そんなはずない。

大淀「春雨ちゃん……一体何があったの?」

大淀さんが尋ねてきた。

春雨「いえ……なんでもないんです、はい……。ちょっと、悪い夢を見たくらいで……」

大淀「夢……?」

春雨「はい。変な夢です。司令官が急に倒れて……亡くなってしまう、なんて。……ありえないですよね」アハハ

本当に馬鹿みたいな夢だ。どうしてあんな夢をみたんだろう。
136 : 以下、名... - 2015/05/23 23:36:34.26 8yg6RwBSo 58/221
大淀「……!」

大淀さんの表情が険しくなる。どうしたんだろう?

春雨「大淀、さん……?」

なんだか嫌な予感がして、私は大淀さんを見つめる。

大淀「夢じゃ、ないの……」

春雨「え?」

大淀「夢じゃないのよ、春雨ちゃん……。提督は、亡くなったわ」

大淀さんは、いったいなにをいっているのだろう?

春雨「し、信じ、られません……!司令官は、どこに……?」

震える声で尋ねる。信じたくない。あれは、夢のはずなのに。

大淀「そうね……付いて来て」

大淀さんは、執務室の隣……司令官の仮眠室まで案内してくれた。そこには……。

提督「……」

春雨「……ッ!!!」

ベッドの上に、司令官がいた。まるで、眠っているみたいだった。

私は、膝から崩れ落ちそうになるのを必死で抑えた。

春雨「おお、よどさん……?司令官は、どうして……?」

大淀「どうやら、急性のアレルギーみたい」

春雨「あ、アレルギー?」

大淀「ええ。おそらく、直前に食べた何かが原因なんじゃないかって……」

春雨「そんな……!」

137 : 以下、名... - 2015/05/23 23:37:51.23 8yg6RwBSo 59/221



本当に司令官が……?私の、料理で……?

でも、なんで?料理を作ってきたことなんて今までにだって何度もあったのに……。

今日だってアレルギーになるようなものなんて何も……。……ッ!?



提督『今日の麻婆春雨、前食べたのよりも美味しかったな。味付け、変えたのか?』

春雨『はい!今日の麻婆春雨には、甜麺醤を使ったんです!』


まさか……まさか、まさか、まさか!

春雨「あ、ああ……あぁぁ……」サー

大淀「どうしたの、春雨ちゃん!?」

間違いない。間違いない……!


――わたしだ。わたしが、しれいかんを、ころしたんだ……!


大淀「春雨ちゃん?どうしたの?」

大淀さんが心配そうに私を見る。責めているわけじゃない。でも私は、その視線に耐え切れず逃げ出した。

大淀「は、春雨ちゃん?春雨ちゃん!?」

春雨「……っ!」ダダダダ




138 : 以下、名... - 2015/05/23 23:41:10.07 8yg6RwBSo 60/221
……気付くと、私は自分の部屋にいた。部屋の隅には調理器具が入っている黒い鞄が。

開けてみると、鈍い光沢の包丁が目についた。切れ味も良く、重宝していたもの。……そうだ。

春雨「……償わないと」ボソ

私は、包丁を懐に忍ばせて再び司令官の元に向かった。

そうだ。死のう。司令官の元に行くんだ。


――仮眠室――

仮眠室に辿り着いた時、大淀さんはいなくなっていた。私を探しているのかもしれない。……大淀さんが戻ってくるまでに終わらせなきゃ。

ベッドの横に立って、司令官の顔を見る。

春雨「……本当に、眠っているみたい」

だけど、違う。司令官は、もう笑いかけてくれない。叱ってもくれない。二度と。

こうしたのは私だ。私が責任を取らないと。

春雨「ごめんなさい、司令官。春雨も、今から参りますね」

私は包丁を首に当て――――



139 : 以下、名... - 2015/05/23 23:43:12.43 8yg6RwBSo 61/221
ガシッ

――――その腕を止められた。

提督「やめろ、春雨……うっ!ゴホッ!ゴホッ!」

え?

春雨「し……司令官?」

司令官が、目を開けてこちらを見ていた。

提督「大丈夫……俺は蘇った。生きてるぞ」ニコ

これも夢?それとも現実?夢なら、醒めないで。

全力でほっぺをつねる。……痛い。夢じゃ、ない!

春雨「本当に、司令官なんですよね?夢じゃ、無いですよね?」

提督「ああ、本当だとも」バッ

司令官が「よし来い!」とばかりに両腕を広げる。私は迷わず飛び込んだ。

春雨「司令官……!もう、どこかに行ったりしないですよね?ここに、いますよね!?」グスグス

提督「ああ、大丈夫。ここにいるよ。居なくなったりしないさ」ナデナデ

よかった。ほんとうに……。

安心したら、なんだか、眠くなってきたな……。






141 : 以下、名... - 2015/05/23 23:44:47.72 8yg6RwBSo 62/221


春雨「ん……しれいかん……」スゥスゥ

提督「安心して寝ちゃったか。……春雨、本当にすまなかった」ナデナデ

<……春雨ちゃん!?春雨ちゃん!? ドタドタ

ガチャドタン!

提督「……なんだ?」

大淀「……春雨ちゃん!?」

提督「なんだ、大淀か。春雨ならここだ。安心して眠ってるよ」

大淀「……よ、よかったぁ~っ」ホッ

大淀「思いつめたような顔で走り出していくものですから……自殺でもするんじゃないかって。気が気じゃなくて……」

提督「ああ。なんとか未遂で止められて良かった……いや、良くはないか」

春雨「……んぅ?司令官?」

提督「ごめん、起こしちゃったか」

春雨「いいんです……。司令官と一緒なら、それで……」

大淀「結構危うい感じになってますね……ネタばらし、してあげないと」

提督「ああ、そうだな」

~~ネタばらし~~

142 : 以下、名... - 2015/05/23 23:46:34.71 8yg6RwBSo 63/221

春雨「そう、でしたか……ドッキリ……」

提督「ああ。死んでもないし、アレルギーもないぞ」

春雨「……ひどいです」ジト

提督「うっ!」グサッ

春雨「ひどいです、こんな……!私の気持ちを、弄んで……!」

提督「うぐっ!ぐうっ!」グサグサッ

提督「すまん!俺にできることだったらなんでもする!それで許してもらおうってわけじゃないが……!」

春雨「……!」ピーン

春雨「じゃ、じゃあ……今日一日、一緒にいてもらっていいですか?」

提督「ん?」

春雨「まだ、少し不安で……。目を放した途端に司令官が遠く行ってしまう気がするんです」プルプル

提督「そうか……わかった」

提督(本当に、申し訳ないことをしたな)

大淀「提督。それでは、モニター室の方へ……」

提督「ああ。そうだな」スタスタ

春雨「……」スタスタ

春雨「あ、あの、司令官!」ドキドキ

提督「ん、なんだ?」

春雨「その……手を握っても、いいですか?」

提督「ああ、もちろん構わないぞ」

春雨「ありがとうございます!」パァァ

春雨「ふふ……♪」ギュッ

143 : 以下、名... - 2015/05/23 23:47:50.75 8yg6RwBSo 64/221
――モニター室――

青葉「あ、司令官!お疲れ様です……あれ、春雨ちゃんも付いて来たんですか?手なんて繋いじゃって!お熱いですね―!」

春雨「あ、青葉さん……!そんな、やめてください……!恥ずかしいです……」カァァァ

大淀(でも離しはしないのね)

明石(ちょっと微笑ましいかも)

青葉「……司令官!そろそろ降ろして頂けませんか?青葉、そろそろ限界ですよぉ……」プラーン

提督「限界って?」

青葉「青葉の尿意がそろそろ限界なんです!司令官はうら若き乙女の放尿を見て喜ぶタイプなんですか?この鬼畜ー!」

春雨「司令官……そうなんですか?」

春雨「し、司令官がお望みなら、春雨は……」ブツブツ

提督「春雨ッ!?違う、断じて違う!……わかった。降ろすからちょっと待て!」





144 : 以下、名... - 2015/05/23 23:48:50.01 8yg6RwBSo 65/221

青葉「いやー!ようやく人心地つきました!」フゥ

青葉「これでまた頑張れますよー!」

提督「お前はあまり頑張らなくていいんだが」

青葉「またまた、そんなこと言って~!あ、司令官!執務室にまた艦娘が向かってますよ!」

提督「どうしてこうひっきりなしに。暇なのか……?」


↓2の艦娘 (死因も指定があれば)
146 : 以下、名... - 2015/05/23 23:48:55.26 2xlTPmg9O 66/221
夕立 衰弱死
172 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/24 12:43:35.33 cCymCmlzo 67/221
春雨「あれは……夕立姉さん、ですね」

明石「ちょっとどうなるか気になりますね」

青葉「しっかし駆逐艦に好かれてますねぇ司令官!もしかして……ロリコンなのでは?」

提督「断じて違う」

青葉「まあそれは後々明らかにするとしますか。それでですね!今回は――――」


――廊下・執務室前――

夕立「ふんふーん♪」トットコ

夕立「今日の出撃もがんばったっぽい!提督さん、褒めてくれるかな~?」

ガチャ

夕立「失礼しまーす!」

シーン……

夕立「……あれ。提督さん……?いないっぽい?」

<ゴホッ!ゴホォーッ!

夕立「!……提督さん!?」

夕立「仮眠室からっぽい!」タタタタ
173 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/24 12:45:21.02 cCymCmlzo 68/221
――仮眠室――

ガチャッ

夕立「提督さん!」

提督「ああ、夕立か……ゴホッ、ゴホッ……」

大淀「……」

夕立「て、提督さん!どうしたの?……風邪?」

提督「……そうだ。少し調子が悪くてな。すまん……ゴホッ!ゲホッ!」ビシャァ

夕立「て……提督さん?それ、血……!?」

大淀「……提督。夕立さんには本当のことを話したほうがいいでしょう」

提督「ああ、見られてしまったわけだしな……」

夕立「……ど、どうしちゃったの?提督さん、病気なの?」オロオロ

提督「ああ、そうだ。末期の癌らしくてな……実際もう死ぬ」

夕立「嘘……嘘よ!昨日だって、あんなに元気にしてたっぽい!」
174 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/24 12:46:54.16 cCymCmlzo 69/221
大淀「実は、提督は今まで無理をしていたの。化粧をして、顔色をごまかして……。『せめて、次の提督が見つかるまでは』……って」

提督「ああ。だがもう後を託せる奴は見つかったんでな。気が緩んでしまった……うぐっ!」

夕立「提督さん!?」

大淀「提督!?」

夕立「嫌だ!死なないで、提督さん!!」ポロポロ

提督「夕立……ごめん、な……」ガクッ

夕立「嫌……!提督さん!ていとくさん……っ!」ポロポロ

大淀「息も、心臓も止まってる。提督は、亡くなったわ……」グス

夕立「う、うわぁぁぁぁぁ……うわぁぁぁぁぁぁん……」ポロポロ

夕立「提督さん、ていとくさん……」ポロポロ





175 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/24 12:48:07.28 cCymCmlzo 70/221
……あれからどれだけ泣いたんだろう。多分、もう一生分くらいの涙は流したかな。

ぼやけた視界に提督さんの顔が映る。とても穏やかで、まるで寝ているみたい。私は少し不思議だった。

夕立「提督さんは、どうしてこんなに安らかな顔をしてるのかな」

大淀「……それは、きっと私達を信じてくれていたから。私達なら、提督が居なくても立派にやっていけるって」

夕立「……!」

そうか。提督さんは信じてくれているんだね。私達のことを……。

夕立「……」ゴシゴシ

涙を拭いて、立ち上がる。こんな泣き顔じゃダメ。笑わなきゃ。

大淀「夕立ちゃん?」

夕立「大丈夫だよ。大淀さん。夕立は、もう大丈夫」ニコッ

そうだ。提督さんは、夕立の笑顔が好きだって言ってくれていたから。

大淀「夕立ちゃん……」

夕立「私、分かったんだ。ここで座って泣いていたって、何も変わらないの」

夕立「立って、笑って生きていくよ」

夕立「それで……ずっと後で天国に行った時に、いっぱい褒めてもらうんだ!」ニコッ

もう、”ぽい”は卒業。『頑張る”っぽい”』じゃなくて、『頑張る』。

……見ててね、提督さん!夕立、もっと強くなるから!

176 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/24 12:52:40.52 cCymCmlzo 71/221
ガチャ

青葉「はいどーもどーも!夕立さーん、ちょっといいですか?ー」

夕立「……あれ、青葉さん?」

青葉「実はですね……司令官は生きているんですよ!」

夕立「……えっ?」ポカーン

青葉「この秘孔を突けば……」グッ

提督「……ゴホッ、ゴホッ……」

夕立「提督さん?!」

提督「……もう嫌だ、こんなのってないぞ……大本営いい加減にしろよ……」ゴホッ

夕立「提督さーん!」ガバッ

提督「あぐぁ!?」ドスッ

提督「ちょっと待って、抱きしめるにしてももっと力を……病み上がりなんだって」

夕立「生きてた……ほんとうによかったよぉ!」ギュウウウ

提督「うぐ、うぐぐ……」タップタップ

青葉「はあい、感動の抱擁はそのくらいにして……夕立さん、これを」

夕立「なぁに?」スッ クルッ

提督「はぁ、助かった……」ホゥ

青葉「ドッキリ大成功ー!!」バヨエーン

夕立「えぇっ……?」

青葉「では、ネタばらしといきましょう!」

~~ネタばらし~~
177 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/24 12:54:23.25 cCymCmlzo 72/221
夕立「もう、酷いよ、提督さん!」ポカポカ

提督「ごめん、ごめんって……いた、いたた!」

夕立「もう許してあげないっぽい!」ツーン

あ、『ぽい』って言っちゃった。

提督「うぅ……ごめん、すまなかった。悪かったよ……」

夕立「……本当に?ほんとうにそう思ってる?」ジトー

青葉「誠意を見せるべきですよ司令官!」

提督「誠意と言っても……俺にできるくらいのことならなんでもするんだが……」

夕立「……!ふーん?」ニィ

夕立「うん!じゃあ、許してあげるっぽい」

提督「ぽ、『ぽい』か……」

夕立「うん、『ぽい』」

また出ちゃった。でも、いいよね。もう少しだけ。

178 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/24 12:55:35.52 cCymCmlzo 73/221
提督「そ、そうか……それで、俺は何をすれば?」

夕立「まだ考え中っぽーい。後で教えるから楽しみにしててね!それじゃ、バイバイ!」パタパタ

提督「行ったか……」

春雨「流石に夕立姉さんは強かったですね……」

提督「そうだな。後半は完全に立ち直ってたし」

大淀「まるで戦艦の皆さんみたいな覚悟の決まり方でしたね。私も驚きました」

明石「清霜ちゃんじゃないですけど、駆逐艦でも戦艦になれそうだなんて思っちゃいましたよ!」

青葉「……青葉としては、夕立ちゃんによる提督への命令権が気になりますがね!」

提督「思い出させないでくれよ……一体俺は何をされるんだろうか」

春雨「大丈夫です、司令官。夕立姉さんはそんなに無茶な命令はしないと思います、はい」

提督「ならいいが……ん?」

ピコーン。カンムスガシツムシツニセッキンチュウ

179 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/24 12:56:43.19 cCymCmlzo 74/221

明石「あ、艦娘が接近中ですね」

提督「いつの間に音声通知が」

明石「出番なくて暇だったのでちょっと改善しときました!」

提督「すげぇな……さすが工作艦」

青葉「さーって!誰かな誰かなー?」


↓5までの「コンマ下二桁の『反転』」が一番多い艦娘で (死因指定もあればどうぞ)
180 : 以下、名... - 2015/05/24 12:56:59.75 QvbzphhzO 75/221

過労死
181 : 以下、名... - 2015/05/24 12:57:01.99 uAOiBaH+o 76/221
五十鈴
転落死
182 : 以下、名... - 2015/05/24 12:57:41.67 4deNTb9go 77/221
羽黒 過労死
183 : 以下、名... - 2015/05/24 12:57:49.22 a8GlWlSXO 78/221
五月雨
184 : 以下、名... - 2015/05/24 12:58:25.45 vHJ8MzgYO 79/221
こんなん五十鈴に勝てませんわ
夕張 メカの誤作動で提督死亡
186 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/24 23:00:39.77 cCymCmlzo 80/221
青葉「あ、五十鈴さんですね!」

提督「軽巡洋艦は初めてだな」

青葉「戦艦ほど大人でもなく、駆逐艦ほど子供でもない!どうなるんでしょう……ドキドキですね!」


――執務室前――

コンコン

<どうぞ

五十鈴「失礼します。……あれ、大淀だけ?提督は?」

大淀「提督なら、今は工廠ですよ。何か御用でも?」

五十鈴「ええ、装備のことで少しね……まあ、急ぎでもないし待たせてもらってもいいかしら?」

大淀「はい……あっ」

ジリリリリリリ

大淀「ん……工廠からですね。多分提督からかな……」

五十鈴「そう。それなら、用事が終わったら替わってくれる?」

大淀「わかりました。(ガチャ)……はい、大淀ですが……え?」

大淀「落ち着いてください、明石さん。提督が、どうしたと……?」

五十鈴「……?」

187 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/24 23:04:45.09 cCymCmlzo 81/221

大淀「……え?提督が、高所から……」

大淀「は、はい……はい。床が崩れて……分かりました」ガチャ

五十鈴「どうしたの?提督が……なんですって?」

大淀「そ、それが……工廠の二階部分の床が崩れて、提督が落下した、と……」

五十鈴「ドジね……骨折でもしたのかし―――」

大淀「亡くなりました」

五十鈴「は?」

……大淀が何を言っているのかさっぱりわからない。

大淀「頭から落下して、即死だったようです」



……提督が、死んだ?
188 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/24 23:06:07.45 cCymCmlzo 82/221
五十鈴「……冗談でしょ?」

大淀「いえ……明石さんの様子から、とても冗談とは……」

そんな。信じられない。……信じたくない。

五十鈴「提督が死ぬなんて、そんなはず無いじゃない!どうせ青葉が明石さんをそそのかして、ドッキリでもしてるのよ!」

大淀「……」

引きつった笑顔で言う私を、大淀は沈痛な顔で見てくる。

五十鈴「ほ、ほら!カメラ探してみましょ?きっと、この辺りに―――」ゴソゴソ

大淀「……!五十鈴さんっ!!」ガシッ

五十鈴「……っ!」ビクッ

大淀「五十鈴さん……提督は、亡くなったんです……!」

私の肩を掴み、正面から見つめながら大淀が言う。真剣な目……。

五十鈴「わかった……わかったわ。提督は死んだ。そうなのね?」

流石に、認めざるを得なかった。

189 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/24 23:08:57.67 cCymCmlzo 83/221
五十鈴「それにしても……二階から落ちて?頭を打って死んだ?はは、馬鹿じゃないの?」

私は笑い飛ばす。

大淀「……五十鈴さん!」ギロリ

大淀が睨みつけてきたが、そんなの知った事か。馬鹿を馬鹿にして何が悪いのか。

五十鈴「私の艦長は皆大出世したのよ?五十六に多聞、貞市に茂……。それに引き換えアイツときたら」

五十鈴「大して出世もしない内に転落死ですって。馬鹿としか言いようがないわよね!」ポロ

頬に、温かい感触。

大淀「な、涙……!」

大淀の言葉でまるで他人事のように気付いた。そうか、私は泣いてるのね。

五十鈴「馬鹿、よ……。大馬鹿……」ポロポロ

五十鈴「あなたがこれからどうなるのか、楽しみにしてたのにな……」ポロポロ

190 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/24 23:12:01.88 cCymCmlzo 84/221
提督「そうか、それは光栄だな」

提督の声が聞こえる。

五十鈴「そうよ。あなたも生きていれば、きっと……」ポロ

五十鈴「……えっ?」

提督の、声……?

振り返ると、そこには。

提督「騙して悪かった。ドッキリなんだ」

青葉「じゃじゃーん!ドッキリ大成功!」デッデーン

……うん?え、どういうこと?ドッキリ?

大淀「ごめんなさい、五十鈴さん!」

大淀が手を合わせて謝ってる。ぜ、全部演技だったのね……。

五十鈴「……や」

提督「や?」


五十鈴「やっぱりドッキリじゃないのよぉぉぉーーーーーーっ!!!」


私の叫びが執務室に響き渡った。


191 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/24 23:14:41.51 cCymCmlzo 85/221
~~青葉ネタばらし~~

五十鈴「~~~~~!!~~~~~~~~!!!」ガミガミ

春雨「し、司令官……大丈夫ですか?」

提督「前が見えねェ」ボコボコ

五十鈴「~~~~!!~~~~……ちょっと、聞いてるの!?」

提督「ああ、聞いてるよ」

五十鈴「だからね、こういう卑劣なことはもうやめてよね!」

提督「わかってる。すまない」

ネタばらしのあと、説教はたっぷり30分は続いている。その間提督はずっと正座したまま。

あんなことをしたんだから当然ね。……とはいえ、仕事なんだからこのくらいで勘弁してあげましょう。本気で反省しているみたいだし。

……泣き顔を見られた分も含めればあと1時間は追加したいところだけど。


192 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/24 23:15:28.66 cCymCmlzo 86/221

五十鈴「……もういいわ」

提督「え?」

五十鈴「もう許してあげるって言ってるの」

提督「あ、ああ。ありがとう……」

五十鈴「ただし!」

提督「な、なんだ?」

五十鈴「私の今までの艦長みたいに、大出世すること!……死なずにね!」

提督「……ああ。約束するよ」

五十鈴「私はそろそろ失礼するわ。……それじゃあね」




193 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/24 23:17:00.00 cCymCmlzo 87/221
――モニター室――

提督「大出世か……うん、頑張らないとなぁ」

明石「司令官なら大丈夫ですよ!艦娘のためにここまで体を張れるんですから!」

提督「うーむ……そうだといいんだが」

ピコーン!カンムスガセッキンチュウ

大淀「どうやらまた誰かが来たようですね」





↓5までで「コンマ下二桁の反転が最大」の艦娘(&シチュ)

194 : 以下、名... - 2015/05/24 23:17:03.19 A70PuHBYO 88/221
まるゆ
首吊り
195 : 以下、名... - 2015/05/24 23:17:18.86 4deNTb9go 89/221
大淀さん
ドッキリの仕掛け最中に目の前で事故死
196 : 以下、名... - 2015/05/24 23:17:25.83 7Zh71nuQO 90/221
>>184
197 : 以下、名... - 2015/05/24 23:17:27.72 J+gZ+e2q0 91/221
初春
深海棲艦に暗殺された
198 : 以下、名... - 2015/05/24 23:17:31.71 gKc6559xO 92/221
五月雨
210 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/25 21:21:14.56 O7V0Nrk2o 93/221
大淀「あれは、まるゆちゃん……だけじゃないですね。木曾さんも一緒のようです」

提督「二人か……どうする、やめるか?」

青葉「いえいえ!当然続行ですよ!」

提督「む、しかしどうするんだ?二人同時にっていうのも……」

青葉「大丈夫!その点はしっかり考えてますよ!」


――執務室前・廊下――


まるゆ「ふんふーん♪」

木曾「おい、あんまり急ぐなって」

私は、木曾さんと一緒に隊長の執務室に向かっています。

持っているのは、二人で作ったクッキー。そろそろおやつの時間です。

提案したのは私ですけど、木曾さんは賛成してくれました。「提督は根を詰めすぎるからな。時々誰かが邪魔してやった方がいい」ということらしいです。

木曾「そんなに急がなくても、提督は逃げないさ」

まるゆ「はーい!」

こうしていると、木曾さんまるでお姉さんだなって思います。

艦としては姉妹がいっぱいだったけど、今の「まるゆ」は1人だけ。

艦娘さんたちの輪に入れなくて寂しかった私に、隊長と木曾さんが優しくしてくれました。

お二人のお陰で、今は皆さんともけっこう仲良くなれています。

木曾さんがお姉さんなら、提督はお兄さんかな?それとも……。
211 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/25 21:23:37.11 O7V0Nrk2o 94/221
木曾「おい、行き過ぎだぞ」

まるゆ「……あっ!ごめんなさい!」ハッ

考え事をしながら歩いていたら、執務室を通りすぎてしまっていたみたい。

急いで木曾さんのところに戻ります。

まるゆ「隊長、喜んでくれるかな?」

木曾「大丈夫だ。俺たち二人でつくったんだからな」ポン

まるゆ「そうですよね!」

木曾さんは頼れるし、かっこいいです。こういう人になりたいな、っていつも思ってます。

コンコン

木曾「木曾だ。入るぞ」ガチャ

まるゆ「失礼しまーす」

木曾「……ん?誰も居ないのか?」

まるゆ「そうみたいですねぇ……」

執務室はもぬけの殻で、人の気配はありません。

木曾「あー……仕方ないか。急用でも入ったのかもしれないし、クッキーだけ置いて帰るかな」

まるゆ「……そうですね」ショボン

なんだかちょっと残念。目の前で食べて欲しかったのにな。


212 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/25 21:25:32.89 O7V0Nrk2o 95/221
……ギィ、ギィ


木曾「……?」

まるゆ「?」

木曾さんがなんだか不思議そうにしています。どうしたんだろう?

まるゆ「木曾さん。あの、どうかしましたか?」

木曾「……何か、聞こえるな。仮眠室からだ」

そう言われて耳を澄ますと、木がきしむような音が少しだけ聞こえました。

まるゆ「何でしょう?」

木曾「ちょっと見てくる」

まるゆ「まるゆもご一緒します!」

木曾さんの後を続いて仮眠室に向かいます。木曾さんがドアを開けました。

213 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/25 21:26:59.05 O7V0Nrk2o 96/221
木曾「……ッ!!!」

まるゆ「木曾さん、どうし―――」

木曾「見るなっ!!」ガバッ

木曾さんがまるゆの視界をマントで隠します。でも、ちらっとだけ見えてしまいました。そこには。

……梁に吊るされた、隊長の姿が……。

まるゆ「……」フラッ

木曾「おい、まるゆ!?」

なんだか足元がグラッとなって、電気が切れたみたいに視界が真っ暗に……。

まるゆ「」パタン


215 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/25 21:30:38.84 O7V0Nrk2o 97/221
木曾「……気絶したか。その方がいいかもな」

まるゆを執務室のソファに横にして、再び仮眠室に戻る。天井には……。

木曾「おい……冗談じゃないぞ」

首を吊った提督は、変わらずに虚ろな瞳で部屋を見下ろしていた。

ショックで途切れそうになる意識を、無理やり繋ぎ止める。

木曾「落ち着け……落ち着け。なんでこんなことになった?」

誰にともなく呟くが、当然返事はない。

木曾「提督が……自殺だと?そんな、バカな。昨日までは……なんとも」

おかしい。何かが……はっきりとは分からないが、何かが。

何か……動機が分かるものはないか。遺書とか……遺書?

木曾「遺書が……無い」
216 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/25 21:32:02.52 O7V0Nrk2o 98/221
提督のような職に就く者が遺書も無しに自殺するか?

持ち去られたのか、……それとも。

木曾「……他殺か?そんな―――」

そんなはずは無い……と言いかけた所で思い出す。今日の秘書艦は大淀のはずだ。……なら。

木曾「大淀は何処に行った?」

大淀「ここにいますよ」

背後から声。振り返ると、艤装を着け、砲塔をこちらに向けた大淀が。

木曾「……何のつもりだ?」

焦りを悟られないよう、低い声で言う。

大淀「なんでって……ふふっ、もうわかってるんでしょう?」

大淀が笑う。砲塔はこちらに向けたままだ。

木曾「お前が、提督を……殺したのか?」

大淀「はい。私が提督を殺して、吊るしました」

眼の奥が真っ赤に染まる。

木曾「……大淀ッ!!」
219 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/25 21:34:17.46 O7V0Nrk2o 99/221
気が付くと俺は大淀に跳びかかっていた。だが、力の差は歴然だった。艤装を着けていないと、艦娘の力は大きく制限されてしまう。

大淀「まさか、遺書を用意する前に来るなんて。計画が狂ってしまうではないですか」

木曾「計画だと……?お前、まさか……ッ!」

大淀「そのまさかですよ。提督を殺して、自殺に見せかけるつもりだったのですが」

大淀「まあ、いいでしょう。少し計画を変えますか」

木曾「……!」

大淀「軽巡洋艦木曾が乱心。提督と潜水艦・まるゆを殺害するが、駆けつけた大淀に射殺される……なんて、どうですか?」

大淀は、まるでなんということのないかのように言った。

木曾「何でだ。お前、どうして……」ギリ

怒りのあまり歯ぎしりをする。大淀は笑顔のままだ。

大淀「どうしてって……そんな事は決まっています」
221 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/25 21:36:06.13 O7V0Nrk2o 100/221
木曾「……何だよ。言ってみろ」

大淀「それは―――」

青葉「ドッキリだからですよ!」テッテレー

木曾「…………」

木曾「あ?」ポカーン

大淀「すみません。全部嘘です」

申し訳無さそうに大淀が言う。

提督「……すまないな、木曾」

部屋の入口を見る。そこには青葉と、提督がいた。

……提督だと?

木曾「……え?いや、ちょっと待ってくれ。どういうことだ?」

混乱が収まらない。提督は生きていたのか?それじゃああの死体は?大淀の計画とは何だったんだ?

提督「混乱するのも分かる。実はだな――――」

222 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/25 21:38:30.48 O7V0Nrk2o 101/221
~~ネタばらし~~

提督「――――と、こういうわけなんだ」

全てを聞き終えたら、怒りがふつふつと湧いてきた。ドッキリだと?艦娘のイメージアップ?……ふざけるな。

木曾「……ふざけるなよ」ギロ

提督「……」

木曾「……ふざけるなよ。何やってるんだ、お前」

提督「……」

木曾「俺は、いいんだ。……だが、アイツの……まるゆの目の前で首吊りだと?」

提督「……すまない」

木曾「アイツの目には、一生あの光景が残り続けるんだぞ?自分に優しくしてくれる人間が、首を吊って死んでいる姿がだ」

提督「……」

木曾「お前の事を、見損なったよ。最低だ」
223 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/25 21:39:17.15 O7V0Nrk2o 102/221
青葉「すみません……唆したのは青葉です。司令官は、何も……」

提督「いや、青葉。悪いのは俺だ」

青葉「司令官……」

木曾「ほう?殊勝なことだな。それで……どうするんだ?」

提督「……まるゆはまだ寝ている。今回の映像は、大本営にも提出しない。全て夢だったことにしよう」

木曾「ふん。まあ妥当な案だな」

提督「こんなことで償えるとは思っていない。本当にすまなかった」

木曾「……いいか、提督」

木曾「俺たちは皆、お前の事を信頼しているんだ。当然、死んで欲しいなんて思ってる奴は誰も居ない」

提督「……ああ」

木曾「……もう、こんなことしないでくれよ……?」ポロ

耐えていたはずの涙が溢れる。流石に限界だったみたいだ。

提督「木曾……すまない、本当に」

木曾「全くだぜ……この馬鹿め」ポロ





224 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/25 21:41:02.39 O7V0Nrk2o 103/221
まるゆ「……どうですか、隊長?」

クッキーを食べる隊長に尋ねます。……美味しいって言ってくれるかな。

提督「ああ、とても美味しいよ」モグモグ

まるゆ「やったぁ!」パァ

木曾「俺とまるゆが作ったんだ。当然だな」フフン

木曾さんと隊長と、三人でおやつです。

私は執務室に着くちょっと前に転んじゃったみたい。ちょっとだけ気絶しちゃってました。

……なんだかとっても嫌な夢を見たような気がするけど、なんだろう……?

まるゆ「まあいっか!もぐもぐ~♪」モグモグ

まるゆ「おいしい~!木曾さんも食べましょうよ!」

木曾「ああ。……うん。我ながら悪くない味だな」モグ

三人でクッキーを囲んで食べる私達。傍目から見たらどう見えているでしょうか?

私には……。二人が、仲の良い夫婦みたいに見えました。そうすると、私は二人の子供かな?なんて……。

まるゆ「……ふふっ」

木曾「どうした?」

まるゆ「なんでもないですよ」ニコッ

三人で食べるクッキーは、とても美味しかったです。




225 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/25 21:42:49.19 O7V0Nrk2o 104/221

――モニター室――

提督「明石……心が痛い。直してくれ」

明石「傷ついた心はちょっと私には無理ですねー……。というか、中破以上でしょう?」

提督「ああ、大破だよ……。まるゆにトラウマを残さずにすんだのが不幸中の幸いだが。……青葉、まだ続けるのか?」

青葉「大丈夫!もう折り返し点は過ぎてます!」

提督「そうか……」

ピコーン!カンムスガセッキンチュウ

明石「提督の心が轟沈しないような子だといいですね……」



↓5まででコンマ下二桁反転が一番大きい艦娘(&シチュ) 今回は複数人もありでいきます

226 : 以下、名... - 2015/05/25 21:42:53.31 jD3M6CS4O 105/221
足柄 過労死
227 : 以下、名... - 2015/05/25 21:42:55.85 8q1VJs6+O 106/221
五月雨
228 : 以下、名... - 2015/05/25 21:42:58.72 z/lauLdAO 107/221
陸奥 焼死
229 : 以下、名... - 2015/05/25 21:43:01.19 H8zeeHrAO 108/221
長門 放射線による白血病
230 : 以下、名... - 2015/05/25 21:43:03.14 rjZKRUfRo 109/221
長波
256 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/26 18:06:02.45 i84l/ul1o 110/221

提督「長門か……」ホッ

青葉「露骨にほっとしてますね司令官」

提督「そりゃそうさ!だって長門だぞ?日向パターンだろこれは!」

青葉「そうかも知れませんね。とはいえあんまりそのまんまだとちょっとつまらな……あいえ、変化に欠けてしまいます」

提督「今絶対なんか聞こえたぞ」

青葉「ということで、ちょっとシチュエーションを変えてみましょうか!」

提督「嫌な予感が止まらないんだが」

青葉「問題無いですよ!ちょっとコレを飲んでもらうだけです」

257 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/26 18:06:58.15 i84l/ul1o 111/221

提督「これ……例の仮死薬じゃねえか!割とマジで苦しいんだぞ!」

青葉「でもぉ……仕方ないんですよぉ。提督人形、さっきので首に跡ついちゃったんで修復中ですし」

明石「これ直すのって、なにげに面倒なんですよね……」バシバシ

提督「……くそ、仕方ないな」

青葉「それでこそ司令官!ささ、ぐいっと!」

提督「お、おう(ゴクン)……ぐっ!?」

青葉「あ、言い忘れてましたが、今回のは即効性ですのであしからず!」

提督「青葉……、お前……!」バタリ

青葉「さてさて!今回は青葉も出ますよぉ……くくく」ニヤァ

明石(うわぁ……悪そうな顔)

青葉「それで大淀さん、今回の筋書きなんですが――――」


258 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/26 18:10:08.60 i84l/ul1o 112/221
――鎮守府・廊下――

……今日は、提督を見ていない。

普段は、何かと理由をつけて艦娘たちの様子を見に来る男だ。それが、今日に限って全く出てこない。

他の皆にも聞いたが、やはり見かけていないという。……提督の身に何かあったのだろうか?

長門「いや、まさかな……」

もし提督に何かあれば、大淀から知らせがあるはずだ。つまり、なんともないはず。

そう思いつつも、私の足は執務室へと向かっていた。

――廊下・執務室前――

執務室に辿り着いた。ノックをする。

コンコン

長門「提督、長門だ」

返事がない。

長門「……提督?」

悪い予感が胸をよぎる。焦燥感にかられ、強くドアを叩く。

ゴンゴン

長門「提督!提督!居ないのか!?」

……やはり、返事はない。

長門「……入るぞ!」ガチャ

強引に執務室へと入る。

長門「誰も、いない……?」

259 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/26 18:11:47.33 i84l/ul1o 113/221

<ピーーーーーーーーーーーーーー

<提督!起きてください!

仮眠室からアラームのような音と、大淀の声が。……起きろ、か。

長門「なんだ、寝ていただけか。疲れが溜まっていたんだろうな」ホッ

杞憂だったことに安心し、胸をなでおろす。

長門「まあ、せっかく来たんだ。一言くらい挨拶しておくか」

仮眠室に向かう。

<提督!……提督!

大淀の声が止まらない。音も鳴り続けている。

長門「まだ寝ているのか。仕方の無いやつだな」

提督の寝起きの悪さに苦笑する。そうだ、私が起こしてやろうか。

ガチャ

260 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/26 18:13:49.79 i84l/ul1o 114/221
長門「全く……いつまで寝ているん、だ……?」

仮眠室で見た光景に、私は目を疑った。

そこには、眠っている提督。そして……

提督の身体につながる医療機器と、提督の手を掴んで「起きて、起きて」と泣く大淀が。

心電図のモニターは平坦を示し、アラームのような単調な音はそこから出ているようだ。

その音が、提督の心臓は止まっていることを示している。

長門「な、に……?」

事態が飲み込めない。一体、何が……?

大淀「長門さん……来て、しまったのですね……」グス

長門「これは……どういう、ことだ……?」

声が震える。視界も歪んで、まるで幻覚でも見ているかのようだ。

大淀「提督は……たった今、亡くなりました」

長門「な……!?何故だ!何故……!?」ガッ

261 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/26 18:16:25.67 i84l/ul1o 115/221
大淀の肩を掴む。

大淀「白血病らしいです。……放射線によるものだ、とか」

大淀の様子が少しおかしい。何かを、隠している……?

長門「放射線……?この周辺には原因となるものなど……」

そう。放射線に関する施設などは、この鎮守府の周辺には無いはずだ。

タッタッタッタッ……

ガチャ

青葉「大淀さん!艤装の検査結果が――――、あ」

青葉が入ってきた。

青葉「……長門、さん……」ジロ

やはり様子がおかしい。私の顔を見ると、一瞬だけ怒り……敵意のような感情を向けてきた。……私が何をしたというんだ?

長門「艤装の検査結果だと?誰の―――」

大淀「長門さんの艤装です」

大淀が割りこむようにして答える。

長門「……何だと?」


262 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/26 18:17:36.67 i84l/ul1o 116/221

嫌な予感がする。

大淀「長門さんがおっしゃっていたように、この付近に強い放射線を受けるような施設は存在しません」

青葉「なのに、司令官は白血病になってしまった。なんでだと思います?」

大淀と青葉がこちらを睨みつつ問いかけてきた。もはや、敵意を隠そうともしていない。

長門「どうして、だと……?何を言っているんだ?」

……わからない。だが、知ってはいけないことのような―――

青葉「ほんとうに、鈍い人ですねぇ……わからないんですか?」ギロ

大淀「……教えてあげましょう。原因は、この鎮守府に”あった”んです」ギロ

二人がこちらを睨む。……私を?この鎮守府に、原因があると?

長門「……!」

……頭のなかを稲妻が走ったようだった。

放射線。白血病。クロスロード。艤装……。

幾つかのピースが集まり、答えが見えてくる。

長門「……まさか。まさか、私が……?」ガクガク

大淀と青葉が、侮蔑するように私を見た。

青葉「はっ。ようやく気付いたんですか……」

大淀「そうです。あなたが――――」


263 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/26 18:18:32.79 i84l/ul1o 117/221


大淀「――――あなたが、提督を殺したんですよ。長門さん」




265 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/26 18:20:58.51 i84l/ul1o 118/221
長門「……そんな。バカな……嘘だ」

青葉「『嘘だ』?寝言は寝て言ってくださいよ」

青葉が私に言う。

青葉「あなたは、鎮守府にいる間ずっと、放射線をまき散らしていたんです」

青葉の声が遠い。何を言っているのかさっぱりわからない。

青葉「艦娘なら大丈夫でしょうけど、近くにいる人間、提督は……被曝してしまうでしょうね」

大淀「提督は、『俺は大丈夫だから、心配するな』なんて言ってましたよ。多分誰が犯人か、わかってたんでしょうね」

大淀が口をパクパクうごかしている。何を言っているのか聞こえない。わからない。

長門「嘘だ、嘘だ……こんなの」ブツブツ

青葉「あーあ、現実逃避ですか……ほら。司令官を見て下さいよ」グイッ

青葉は、私の顔を提督に向けさせる。提督は動かない。……二度と。

これを、私がやったのか。私が。

長門「……あ、ああ……あああ……」ガクガク



……ぶつんと、何かが切れる音がした。

266 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/26 18:23:11.64 i84l/ul1o 119/221
青葉(やば……長門さん、動かなくなっちゃいました)

長門「……」

青葉「……な、長門さん?」

青葉が私に話しかける。一瞬意識が飛んでいたようだ。私は答えた。

長門「……なんだ?そんな顔をして」

青葉「!?……長門さん……?」

青葉が驚いたような顔をして私を見る。一体どうしたというのか。

提督『どうしたんだ、青葉?長門がどうかしたのか?』

提督も、青葉を気にしているようだ。

長門「そんな顔をするな。提督も心配しているぞ」
268 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/26 18:26:10.95 i84l/ul1o 120/221
青葉「!?……何を、言っているんですか、長門さん……?」

青葉は顔を蒼白にしている。

提督『本当に大丈夫か青葉?ちょっと休んだほうがいいんじゃないのか……』

長門「ほら、提督もこう言っている。少し休んだほうがいいぞ」

大淀「長門さん……?提督なら、あそこに……」

……大淀は何を言っているんだ?大淀が指差したベッドは普段通りで、『誰もいない』。

長門「何を言う。提督なら、ここにいるだろう?」

『私の右に立つ提督』を見る。

提督『おいおい、大淀までか……こりゃあちょっと大事かもしれないぞ』

提督が言う。心配そうな声音だ。

長門「そうだな。二人とも少し休め。お前たちは疲れているんだ」

青葉は最初呆気にとられていたようだったが、私を見て、そしてこう言った。

青葉「現実を受け止めてください長門さん!提督は、もう亡くなったんです!」

さっぱり分からない。……何だ。何を言っているんだ、こいつらは?提督なら、ここにいるというのに。

あまりにおかしなことを言うので、だんだん腹が立ってきた。

長門「ふざけたことを抜かすなっ!!」カッ

青葉「……ひっ!」ビク

269 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/26 18:28:23.05 i84l/ul1o 121/221
つい怒鳴りつけてしまった。……いや、当然だ。提督が死んだなどと馬鹿なことをいうからだ。

提督『長門、ちょっと厳しいんじゃないのか?俺ならホラ。大丈夫だって』

提督はこう言われても青葉を許すつもりでいるようで、それに甘えるこいつらがなおのこと腹立たしい。

長門「だがな、提督。こういったことを許しては鎮守府全体の規律に関わる」

提督『まあ、そうか……。でも、今回のはそれで許してやってくれ。すっかり怯えてしまっているぞ』

長門「全く……甘いやつだな」

大淀「目を、覚ましてください。長門さん……提督は、もう……!」

大淀が悲しげな目で私を見る。……気に入らない目。

長門「……何を言っている?目を覚ますのはお前らだ」

長門「提督が死んだなどと、冗談にしても許されるものではないぞ」

提督『長門。だから俺はいいって……』

長門「よくないっ!提督が死んだ?提督が死ぬわけがない。そうだろう!?」

私は叫んだ。

270 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/26 18:32:15.86 i84l/ul1o 122/221
長門「提督は、私達を置いて先に逝ったりはしないっ!」

何故かは分からない。だが、絶対に二人の言い分を認めるわけにはいかない。私は叫んだ。

提督『おいおい、どうしたんだ?一体』

横の提督が私を見て、驚いたように言う。

長門「ほら、提督ならここにいるだろう!いつも通りだ!なぁ!!」

足元がおぼつかない。世界が全て崩れ落ちそうに感じる。それを振り払うように、私は叫んだ。

そう。提督はここにいる。……なのに、なぜ。何故私はこんなに不安なんだ?

「――――と」

……何だ?何かが聞こえる。だが、誰の声で、何を言っているのかは分からない。

「―――がと」

どこかで、聞いた、ような……これは……?

「――ながと」

長門「……?」

271 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/26 18:34:42.66 i84l/ul1o 123/221

「――――長門!」

抱きしめられる感触。正面を見る。

長門「てい、とく……?」

提督の顔を見た瞬間……頭の中のモヤが晴れ、私は全てを思い出した。

提督が死んだと聞かされたこと。それを信じられず、幻想の提督を創りだしたこと。……だが。

長門「……なんだ、提督は居るじゃないか!ここに……!」ジワ

横に居たはずの提督は、もういない。偽物など、もういらない。

そう……これは。この感触は、暖かさは……幻想なんかじゃない。本物だ……!





提督「すまなかった、長門……本当に、すまなかった」

長門「いい……いいさ。提督……無事で、よかった」ポロポロ

ああ。提督だ。提督は、ここにいる……。



273 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/26 18:36:14.49 i84l/ul1o 124/221
~~ネタばらし~~

青葉「ということで!どっきりでしたーっ!」デローン

説明が終わると、青葉がプレートを私に見せてきた。

長門「……そうか、そうか」

右手で青葉、左手で大淀の顔を掴んで力を入れる。先程まで騙してくれた分だ。

大淀「い、いたたたたた!」ミシミシ

青葉「あだだだだだっ!痛い!痛いですって!ベアークローはやめてください!」ミシミシ

長門「……ドッキリ、か……」ミシミシ

更に力を加えてやろうとすると、提督に止められた。

提督「このままでは二人の顔が潰れてしまうぞ……やるなら責任者の俺でいいだろ」

長門「……ふん」ブンッ

顔を掴んで持ち上げていた手を離してやる。

青葉・大淀「あたっ!」ビターン

長門「どうせ、今回の内容を考えたのは提督では無いんだろう?これで提督を責めても仕方がない」

提督「……まあ、そうだが」

長門「こんな悪辣な筋書きを立てるのは、大方青葉と……」ギロ

青葉「ひっ!」ビク

長門「大淀……そうだな?」ギロ

大淀「は、はひぃ!」ビク

長門「いいか、お前ら……次は無いぞ」ゴッ

青葉・大淀「は、はいっ……!」
274 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/26 18:37:20.79 i84l/ul1o 125/221
長門「なあ、提督」

提督「な、なんだ?」

長門「……」ギュッ

提督(急に、長門が抱きついてきた)

提督「……長門?」

長門「絶対に、先に逝ったりしないでくれよ……?」

提督「ああ、もちろん―――」

長門「もしそんなことがあれば、私はすぐに後を追うから、な……ふふ」

提督(暗い目をして長門が笑う。表向きはいつもと同じようだったが、さっきまでとは何かが違う)

提督(一度曲がってしまった針金は、伸ばしても二度と元の形には戻らない……そんな言葉を、ふと思い出した)





275 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/26 18:39:11.69 i84l/ul1o 126/221

――モニター室――

提督「全然大丈夫じゃないじゃないか!お前らどうしてこう他人のトラウマをほじくりだすようなことしてるんだよ!」

青葉「だってぇ……そのままじゃ日向さんコース一直線だったんですもん……つまらなかったんですもん……」

大淀「イマジナリー提督まで出すとは思いませんでしたが……」

青葉「長門さんなら大丈夫だろう、って思ったんですけどねぇ」

提督「いや、プリンツとか酒匂でも同じ事やるつもりだったろ」

青葉「ち、違いますよぉ!」ギク

提督「図星か。……あまりに酷いのは本当にやめろよ。いい加減フォローしきれないぞ」

青葉「はいっ!青葉、反省しました!」ビシッ

提督「信用出来ないなぁ……というか、それにしても広報として不適当なのばっかりじゃないかだろ。こんなの放送できるのか?」

青葉「そこのところはご心配なく!ちゃんと使えそうなところをチョイスしますから!」

提督「……心配だ」


ピコーン!カンムスガセッキンチュウデス


提督「今度は誰だ?」



↓5まででコンマ下二桁反転が一番大きい艦娘(&シチュ) 複数人もありで
276 : 以下、名... - 2015/05/26 18:39:27.00 P7m8c5w10 127/221
金剛 腹上死
277 : 以下、名... - 2015/05/26 18:39:28.66 5VNv4kLe0 128/221
暁型
過労死
278 : 以下、名... - 2015/05/26 18:39:29.62 yFhOL+J50 129/221
初春
深海棲艦に暗殺される
279 : 以下、名... - 2015/05/26 18:39:31.99 ltQi89kzO 130/221
五月雨
280 : 以下、名... - 2015/05/26 18:39:45.34 jyy3hCpn0 131/221
>>184
288 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/27 22:11:47.43 koCI+wfVo 132/221


青葉「五月雨ちゃんですね。……今回は変にひねらず、シンプルにいってみましょう!」

提督「そうだな……ダメージ少なめで行こう。そろそろ胃潰瘍で喀血しそうだ」


――執務室前――

五月雨「……どうしたんだろう?」

提督に遠征の報告をするために執務室へきたんだけど、なんだか様子が変だ。

ノックをしたのに反応がない。でも、大淀さんの切羽詰まった声が聞こえる。

ドア越しなので、はっきりとは聞こえない。どうにも気になって耳をすましてみると、少しだけ内容が聞き取れた。

大淀『……提督…車………事故……入院……』

……ちょっと待って。提督に……車に、事故に……入院?

物騒な単語の羅列に私は居てもたっても居られなくなって、執務室に突入した。

289 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/27 22:15:23.11 koCI+wfVo 133/221
ガチャ

五月雨「あの……大淀さん……?」

大淀「はい……はい。失礼します……」ガチャリ

私が執務室に入るのとほぼ同時に、大淀さんが電話を終えた。

大淀「……五月雨ちゃん?」ウル

大淀さんが私に気付いた。涙目で私の方を見る。……やっぱり、提督に何かが?

五月雨「すみません。でも、電話してるのが聞こえちゃって……」

大淀さんが、「しまった」といった顔をする。

大淀「……聞いてしまったのね」

五月雨「は、はい。提督と、事故……単語だけですけど、聞きました。もしかして、提督は事故に……?」

大淀さんに尋ねる。聞き間違いであってほしい。

大淀「ええ。提督は……先ほど、交通事故にあったわ。病院に運ばれたけど、意識不明の重体だそうよ」

五月雨「そ、そんな……!?」


290 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/27 22:16:57.84 koCI+wfVo 134/221
……聞き間違いじゃなかった。腕を強くつねる。痛い!……夢でもないみたい。でも、どっちかであってほしかった。

提督が、事故だなんて……!

大淀「でも、焦らないで。おちつい―――」

五月雨「……っ!」ダッ

大淀「さ、五月雨ちゃん?!」

大淀さんが何かを言い終わる前に、私は執務室を飛び出していた。

提督のところに行かなくちゃ……!それしか頭になかった。





291 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/27 22:18:41.27 koCI+wfVo 135/221
五月雨「はぁ……はぁ……あっ!」

鎮守府を出て、しばらく走った所で気がついた。

五月雨「そういえば、提督のいる病院を聞いてなかった……」

私って、どうしてこんなにドジなんだろう。大淀さんにも迷惑をかけちゃったな。

ふと、少し前の事を思い出す。

前も……買い出しを頼まれた時、詳しい内容も聞かずに飛び出してしまったことがあった。

何を買ったらいいかも、そもそも自分が何処にいるかもわからなくなっちゃって……。

あの時は、不安と自己嫌悪で泣いてしまいそうな私のところに提督が来てくれたっけ。

泣きそうな私の頭に大きな手をポンとのせて、撫でてくれて。あの時は嬉しかったなぁ……。

……五月雨はドジだなぁ、なんて笑われちゃったりもしたけど。

五月雨「提督……」ウルウル

……まただ。また、あの時と同じ……。

でも、あの時と違うことがひとつある。提督は、来ないんだ……。

そう思ったら、涙が抑えきれなくなってきて。

五月雨「ていと、く……ていとく……」ポロポロ

ついに私は泣き出してしまった。だめだ、だめだって思っても、止まらない。

292 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/27 22:22:58.81 koCI+wfVo 136/221

五月雨「……?」グスッ

俯いて泣き出した私の頭に、大きな手がのせられる。

顔を上げると、そこには――――提督がいた。あの時と同じ、困ったような笑顔で。

五月雨「てい、とく……?」

提督「まったく。五月雨はドジだなぁ」ナデナデ

優しい声と一緒に頭を撫でられて、私はすっかり安心してしまった。提督に抱きついて、大声で泣く。

五月雨「て、提督……うっぐ、うわぁぁぁぁん……」ヒッグ、エグッ

提督「……」ナデナデ

提督は軍服が汚れるのも構わず、私が泣き止むまでずっと優しく撫でてくれていた。




293 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/27 22:24:22.17 koCI+wfVo 137/221
提督「もう大丈夫か、五月雨?」

五月雨「はい……あっ!」バッ

提督に抱きついていたことを今更恥ずかしく思って、慌てて離れる。

五月雨「すみません!提督の軍服、汚しちゃいました……」

赤くなった顔に気付かれないように顔を隠して言う。

提督「なに、構わないさ」

五月雨「提督がご無事で、良かったです……あれ?」

そういえば、提督がなんでここに?

五月雨「提督、事故にあったんじゃ……」

提督は、気まずそうに頭を掻いた。

提督「そのことなんだが……道すがら話すよ」


294 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/27 22:26:08.07 koCI+wfVo 138/221
~~ネタばらし~~

――鎮守府前――

提督「――――というわけだったんだ」

五月雨「そうですか。ドッキリだったんですね」フム

提督「……怒らないのか?」

提督が、少しだけ心配そうに私を見て言う。……でも。

五月雨「いえ!私は提督に何も無かったならそれでいいんです」ニコッ

本心だ。私がそう言うと、提督は何故か目元を抑えた。

提督「……うう」グス

五月雨「……て、提督?」

提督「こういう優しい反応は実際久しぶりでな……嬉しいというか、申し訳ないというか」

五月雨「そうだったんですね……」

提督「今回は本当にすまなかった。今度、埋め合わせはするよ」

五月雨「いえ!そんな……」

提督「いや、お詫びの一つもしないと逆に俺の方が困るんだ。頼むよ」

五月雨「……はい。では楽しみにしてますね、提督!」





295 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/27 22:28:15.97 koCI+wfVo 139/221
――モニター室――

提督「そうだよ。こういうのでいいんだ、こういうので」ウンウン

青葉「……」プスー

提督「……どうした、青葉?不満そうだが」

青葉「五月雨ちゃんも提督も、さっさと鎮守府出ちゃうものですから……せっかくの内容を記録できなかったんですよ」プスー

提督「なんだと!?これ以上ないくらい綺麗にまとまったのに……!」ガクッ

明石「……提督、膝から崩れ落ちちゃいましたよ」

大淀「どうやら、かなりまともな展開だったみたいですし……仕方ないですね」



カンムスガセッキンチュウ


明石「ほらほら二人とも腐ってないで。また誰か来ましたよ?」



↓5まででコンマ下二桁反転が一番大きい艦娘(&シチュ) 複数人もありで
296 : 以下、名... - 2015/05/27 22:28:29.22 GB56t6DLO 140/221
>>282
シチュエーション指定出来るなら、一緒に敷地内を散歩中でお願いします
297 : 以下、名... - 2015/05/27 22:28:29.61 bH/xG56aO 141/221
鈴谷
過労死
298 : 以下、名... - 2015/05/27 22:28:33.59 TIjRm2gR0 142/221
初春
深海棲艦に暗殺された
299 : 以下、名... - 2015/05/27 22:28:37.85 DOCNxMIY0 143/221
雷メインの暁型
過労死
300 : 以下、名... - 2015/05/27 22:28:43.54 2wHT/PSDO 144/221
大井
312 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/28 22:16:42.96 kQQBiKXbo 145/221
提督「初春、か……大人びてはいるが、駆逐艦だしなぁ。どうなることか」

青葉「お悩みのようですねぇ、司令官……ドッキリの前にお水でもどうぞ」

提督「おう、すまんな――――」




313 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/28 22:19:15.94 kQQBiKXbo 146/221

ここは鎮守府内、廊下。執務室に向かって歩いているのは、初春型駆逐艦のネームシップである初春だ。

今日は出撃や遠征の任務もなく、彼女には別に提督に会うための明確な理由があったわけではない。

だが、彼女は胸のどこかに引っかかるものを感じていた。

初春(今日は、一度も提督を見ておらぬ……一体、何をしておるのじゃ?)

そう。提督は艦娘思い……悪く言えば過保護であり、艦娘が出撃や遠征から帰って来た時は殆どの場合迎えに来る。

それなのに、今日は全く提督を見ぬ。そのため不審に思う艦娘も多い。

そして確認のため執務室に向かい、まんまと騙されるのだ。

当然これも青葉による狡猾な作戦である。だが、そのことに気付く艦娘はいない。この時点での初春もそうであった。

314 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/28 22:20:27.50 kQQBiKXbo 147/221
執務室のドアの前に辿り着いた初春は、ドアをノックした。……だが、提督からの応答はない。

初春「おい、提督……?」

不審に思い、再びノックをする。……応答はない。

初春「……すまぬな。入るぞ」

無断で執務室に踏み入る初春。……その時、彼女の目に飛び込んできたのは信じがたい光景であった。

初春「――――なっ!?」

提督が、血だまりの中で倒れている。

助け起こすため近寄ろうとして、初春は気付いた。血が固まっている。……流れてから相当時間が経っているようだ。

提督はピクリとも動かない。最悪の予感が初春の頭をよぎる。

あえてそれを考えないようにしながら、初春は提督の身体に触れる。

――そして、初春は最悪の未来が現実となったことを知った。

初春「……!」

体温がない。当然呼吸もしておらず、脈も止まっている。

提督は死んでいた。

315 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/28 22:22:26.27 kQQBiKXbo 148/221
初春「……深海棲艦が、提督を……」

己の心が砂で作られた城であるかのように、初春は感じる。

初春(……許さぬ)

砂の城の外面は吹きすさぶ風によって削り取られてゆく。風とは彼女自身の怒りであり、外面は感受性などの人間的要素であった。

そして、最後に残ったのは……深海棲艦への殺意。

初春(あやつら……生かしておくものか。最後の一匹まで追い詰め、縊り殺してやろうぞ)

殺意に満ちた決意をした初春は、背後で気配を感じて振り向く。

初春「なんじゃ……大淀か」

無感情につぶやく初春に、大淀は何か良からぬものを感じた。ドッキリは失敗したのか? 反応を見るために話しかける。

大淀「は、初春ちゃん……見て、しまったのね」

揺さぶりをかける大淀だったが、初春はマグロめいた無表情で佇むだけだ。いつもの超然とした態度はそこには無い。

大淀(こ、これは……一体?)

困惑する大淀に、初春が話しかける。砂漠の風のように乾いた声。

初春「出撃の許可をくれぬか。提督不在の時、秘書艦が代理でその任につくはず」

大淀「出撃……?どうして?」

316 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/28 22:26:42.69 kQQBiKXbo 149/221

戦闘で提督が死んだ悲しみを紛らわせたいのか?大淀はそう思った。だが、違った。

初春「知れたこと……。殺すのよ。深海棲艦を、全て」

淡々と、初春が宣言する。

大淀「えっ?」

大淀は聞き返す。初春は提督の死体、次に転がる機体を指さして言う。

初春「見れば分かるであろう。奴らは提督を殺した。ゆえに殺す。一匹残らずな」

大淀は、別の意味でドッキリが失敗したことを悟った。それも、最悪の形で。

彼女を止めるには提督自身に説得して貰うほかない。だが、まだそれは出来ない。倒れて居るのは提督その人で、蘇生には時間がかかるからだ。

相次ぐドッキリで提督人形は全滅してしまい、修繕にはまだ時間がかかる。水に薬を混ぜて飲ませた後に、青葉は倒れる提督にそう言った。

一度死ぬたびに生き返るまでの時間は延びている。この分だとまだ待たねばなるまい。



317 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/28 22:30:23.98 kQQBiKXbo 150/221

大淀(それまで……時間を稼がないと)

大淀「そんな、ダメよ!」

大淀は制止しようとする。しかし初春は意に介さない。

初春「ほう、駄目か。ならばわらわは勝手に行く」

大淀「そんなこと。許されるわけが――――」

説得しようとして、大淀は初春の目を……見てしまった。

その中には、あまりにも強い憎悪と怒り……そして殺意。
318 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/28 22:34:23.05 kQQBiKXbo 151/221
大淀「――――ひっ!」

あまりにも強い殺気に大淀は後ずさる。初春の目はもはや駆逐艦のそれではない。彼女は復讐者となったのだ。

初春「『許されるわけが』……?許されるわけがない、と?深海棲艦に侵入されまんまと提督を殺されたこの状況以上に、何が許されないと?」

詰問する初春に答えるべき言葉が見つからず、大淀は絡め手を使う。

大淀「で、でも……復讐のために戦うなんて……!提督だって喜ぶわけがないわ!」

故人の遺志を持ち出す……いささか卑怯ではあるが、実際効果的だ。しかし、初春はすげなく答える。

初春「ふん。提督を喜ばせるために戦うとでも?死者は何も感じない。喜びも、悲しみも」

大淀は困惑した。提督のためにではない……それでは、何のために?

初春「これはわらわが、わらわのためにすることなのでな。文句があるならば除籍にでも何でもすればよかろう」

大淀は、止められないところまで初春が行き着いてしまったことを悟った。

大淀(ダメ、止められない。これは、どうしようも……)

打ちひしがれる大淀。もう駄目なのか?初春は容赦無い復讐者へと変貌してしまうのか?……その時!
319 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/28 22:36:37.46 kQQBiKXbo 152/221

提督「ゴ……ゴホッ!」

息を吹き返す提督。

初春「な……なっ!?」

初春は、初めに提督の遺体を見つけたときよりも大きな驚愕を顔に浮かべる。

提督「あー……何なんだよ、一体……」

のっそりと起き上がる提督を、初春は困惑の表情で見る。

初春「提督……貴様、死んだのでは?体温も、呼吸も止まっておったのに……」

初春と大淀の表情から提督は全てを悟る。……図られた!

青葉への怒りを表に出さないようにしつつ、提督は初春に向きなおって謝罪する。

提督「その顔、ずいぶん心配をかけたようだな……本当にすまん」

初春「い、いや。生きておったのは良いのじゃが……これは一体、何なのじゃ?」

急転し続ける状況に、初春は理解が追いついていない。曖昧に問う。

大淀「ごめんね、初春ちゃん。実は――――」




320 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/28 22:38:58.69 kQQBiKXbo 153/221
~ネタばらし~

初春「そうか。ドッキリであったのだな」

どこかスッキリとした表情で初春が言う。

提督「しかし、どうしてさっさとネタばらししなかったんだ?相当ヤバい状況だったみたいだが」

初春「それもそうじゃな。あそこで提督が起き上がっていなかったらどうするつもりだったんじゃ?」

大淀「そのときは言うつもりだったわ。でも、提督が生きているのをあなた自身で見ないと信じてくれないと思って……」

少し前の初春の様子を思い浮かべて大淀が言う。実際、あの時点の初春に真実を伝えたとしても

初春『何を言っておるか、うつけめが』

などと一蹴されていたことだろう。

初春「それにしても……貴様何をやっているのじゃ。このバカ!」ポカポカ

提督「痛い!痛いって!」

初春「青葉にまんまと騙されおって!わらわがどれほど……」ポカポカ

目をうるませつつ初春は提督を殴る。

初春「このバカ、バカめ……」ポカ

ついに泣きだしてしまう。そこに、先ほどまでの容赦なき復讐者の面影はない。


泣きながら提督を殴る初春と、それを優しく抱きとめる提督を見つつ、大淀は思った。

大淀(やっぱり、艦娘たちの心を『人間』として繋ぎとめているのはあなたなんですね、提督……)

そう。提督こそが彼女たち艦娘の帰る場所であり、人間性の楔であった。






321 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/28 22:41:01.02 kQQBiKXbo 154/221

初春「……もう、よいぞ」

初春が提督から離れる。

提督「すまなかったな、初春」

再度謝る提督。

初春「よい、よい」

初春は扇子を口元で広げ、優美に笑う。

提督「だが、このままでは――――」

気が済まないと見える提督に、初春から持ちかける。

初春「無論……埋め合わせ、楽しみにしておるぞ?」

提督「……ああ。任せとけ!」



322 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/28 22:42:44.46 kQQBiKXbo 155/221

――モニター室――


青葉「あっ、おかえりなさい司令官!今回の初春ちゃんはなかなかのものでしたね!青葉ハラハラしちゃいましたよ!」

提督「勝手に薬を飲ませた事に関する申し開きは無いのか……?」

青葉「あ。申し訳ありませんでした!もうしません!」

提督「……。というか、やるにしても一言言え」

青葉「言ったじゃないですか。飲んだあとに」

提督「全く悪びれないなお前……もういい。怒る気も失せた」ハァ

カンムスガセッキンチュウ


青葉「まあまあそう怒らないでくださいよ。また別の子が来ましたよ?」


↓5まででコンマ下二桁反転が一番大きい艦娘(&シチュ) 複数人もありで


323 : 以下、名... - 2015/05/28 22:42:51.25 uHQdYpcFO 156/221
龍驤 ぎっくり腰
324 : 以下、名... - 2015/05/28 22:42:54.90 kjEpg0WaO 157/221
>>296
325 : 以下、名... - 2015/05/28 22:42:57.26 9LcLB2MWO 158/221
陽炎
腹上○
326 : 以下、名... - 2015/05/28 22:42:58.69 9apXyQuSO 159/221
足柄
327 : 以下、名... - 2015/05/28 22:43:02.08 VzBeDBPZ0 160/221
瑞鶴で笑い氏に
346 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/29 22:59:00.57 bFgtN868o 161/221
提督「足柄か……あっ!」

青葉「えっ、どうしたんですか?」

提督「ゆ、夕食一緒に食べる約束してたの忘れてた……!」

提督「やっべぇ……また妙高に叱られる……」

青葉「仕方ないですねぇ司令官は。ここはドッキリで有耶無耶にしちゃいましょう!」

提督「いや、普通に謝るって……」


――廊下――

足柄「……」ズカズカ

私は、肩を怒らせながら廊下を歩く。駆逐艦の娘たちが怯えていたが、どうしても感情を抑えきれない。

足柄「……まったくもう、提督ったら!何度も約束をすっぽかして!」

そう。以前も――朝食ではあったが――一緒に食べる約束をすっかり忘れられていたことがあった。

その時は妙高姉さんからきついお叱りがあったようで「これからは気をつける」と謝られたのだが……。

またこれだ。……今度は直接文句を言ってやる!
347 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/29 23:02:07.00 bFgtN868o 162/221

ガチャ

ノックはしないで執務室に入る。ドアも乱暴に開ける。怒りを伝えるためだ。

足柄「提督!私との約束を何度もすっぽかすなんて、どういう了見なのかしら!?」

提督の机を見る。提督は机に突っ伏している。寝ているようだ。

足柄「……はぁ。執務中に寝ちゃったのね」

提督はいつもこうだ。仕事に力を入れすぎて、自分を顧みない。

(そんなことだから、心配になっちゃうのよ)

実際のところ、私が提督を夕食に誘ったのもこれが理由だ。誰かが誘わないと、夕飯は日付が変わってから……などと言いかねない。

このことをわきまえている艦娘も多いようで、提督はしょっちゅう誰かしら艦娘と一緒にいる。





348 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/29 23:04:48.69 bFgtN868o 163/221
足柄「全く……こんなところで寝ていたら風邪引くわよ?」

提督を揺さぶって起こそうとする。

足柄「……?」

冷たい。まるで、血が通っていないかのようだ。呼吸の音も聞こえない。

足柄「て、提督……?」

嫌な予感がした。提督の肩を強く揺する。だが、提督の首はバネ仕掛けの人形のように激しく前後に揺れるだけだ。

提督の開かれた目と、目が合う。焦点が定まっておらず、その瞳は何処も見つめていない。

足柄「……!」

私はそこでようやく確信した。……提督が、死んでいる!

足柄「嘘、そんな……!?どうして!?」

349 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/29 23:07:02.96 bFgtN868o 164/221
ガチャ

困惑する私の後ろで、ドアが開く音がした。

大淀「提督、失礼します――――足柄さん?」

足柄「大淀……!提督が……提督が!」

蒼白な顔で言う私に、大淀が怪訝そうな目を向ける。

大淀「提督が……?」

大淀は机に突っ伏した提督を見る。そしてため息。

大淀「なんだ、寝ていられるんですね……。全く」

足柄「違う……!」

大淀「あ、足柄さん?どうなさったんですか?」

あまりに私が鬼気迫る顔をしていたのか、大淀は驚いたように言った。

足柄「提督が……提督が、死んでいるの!」


350 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/29 23:07:59.78 bFgtN868o 165/221
大淀「……えっ?」

大淀は、事態を飲み込めていないみたいだった。

大淀「……提督が?いえ、そんなはずは……どうして?」

つぶやくように大淀が言う。……そう。『どうして』?

足柄「どうして、提督は死んだのかしら。昨日までの提督には異常はなかった……はずよね」

大淀「……」

大淀はしばらく考えこんでいるようだったが、思いついたようにこう言った。

大淀「……そういえば、昨日の、深夜のことなんですが」

足柄「何か……あったのね?」

大淀は、階段を一歩一歩踏みしめるようにぽつりぽつりと話しだす。

351 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/29 23:10:27.47 bFgtN868o 166/221

大淀「……私が執務室で作業をしていると、何か重い物が床に落ちるような大きな音がしました」

大淀「それで、そちらの方を向くと……提督が脚立ごとひっくり返っていて……」

大淀「提督は頭を強く打っていたみたいで……しばらくうずくまっていましたが、そのうち立ち上がりました」

頭を……強く?

大淀「提督ご自身が大丈夫だ、とおっしゃるので深く考えはしなかったのですが……」

……それが、原因で……?

足柄「脳へのダメージは、本人では気づきにくい……」

つぶやく私に、大淀がさらに付け足す。自分への怒りと悔しさで、歯を食いしばりながら。

大淀「……ええ。それに、数日後に突然死に至るケースも多い……失念していました」ギリ



352 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/29 23:13:02.07 bFgtN868o 167/221

私はその場に崩れ落ちた。そんなことで提督が死んでしまうなんて、思いもしなかった。涙があふれる。

足柄「何よ……何よ!提督の……バカッ……!」ポロポロ

大淀「足柄さん……」

足柄「私、言ったじゃない!無理をしないでって!あなたがいなくなったら私が……皆がどうなるか考えて、って……!」ポロポロ

子供みたいに泣きながら、私は言い続ける。

足柄「あなたがいてこそ、艦隊は頑張れる……そういったのに……!」ポロポr

「―――あの」

足柄「バカ……バカ、バカ、バカ!!」ポロポロ

「――――あのー、足柄……さん?」

後ろから呼ぶ声に、私は振り向いた。そこには提督がいた。私は怒鳴りつける。

足柄「何よ!泣いちゃいけないの?提督が死んじゃったのよ!提督は悲しくないの!?」



足柄「……あれ?」
353 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/29 23:17:08.09 bFgtN868o 168/221

提督……?提督がなんで?提督は、机に突っ伏して死んでいる。

足柄「……幻覚まで見ちゃうなんて」

どうやら、私は相当提督に依存していたようだ。

足柄「消えなさい。幻覚に用はないわ」

提督「いや、そう言われても……」

幻覚の提督は困ったように後ろ頭を掻く。……仕草までもあまりにも提督だ。まるで本物のよう。

――――でも、これは幻覚だ。私は、現実を……提督の死を受け入れなければならない。私は幻覚を振り払おうとする。

足柄「――消えなさいって、言ってるでしょ!?」キッ

大淀「その……足柄さん」

大淀が、横から声をかける。私は大淀の方に振り向く。振り向きながら、声を荒げて言う。
354 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/29 23:18:06.03 bFgtN868o 169/221

足柄「何よ、今度は!……?ドッ、キリ……?」

大淀は「ドッキリ大成功」のプレートを申し訳なさそうに掲げている。

大淀「はい……ドッキリです。その死体は人形で……本物は、こちらに」

大淀は、幻覚……だと私が思っていた方の提督を指さす。

提督「……そういうわけだ。済まなかったな」

そして、大淀が説明を始めた。

355 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/29 23:19:53.22 bFgtN868o 170/221

~~ネタバレ~~

足柄「……ふうん。大本営からの指令、ね」

提督「そうだ。本当に、済まなかった」

足柄「その指令で、一体何人の艦娘を泣かせてきたのかしら?……私を含めて」

提督「ぬうっ……」

意地悪く私が言うと、提督はやはり大ダメージを受けたみたい。ま、このくらいはいいでしょう。

提督「……本当に、申し訳ない……俺にできる詫びなら、なんでもするつもりだ」

足柄「ふぅん?」ニヤニヤ

思わぬ提案に、少し頬がゆるむのを感じる。

足柄「……じゃあ、私とケッコンしてって言ったらどうするの?」

提督「それは……。いや、足柄がそれを望むなら――――」

足柄「なあんてね!冗談よ」

そう言う私に、提督は鳩が豆鉄砲を食ったような顔。


356 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/29 23:22:19.98 bFgtN868o 171/221
足柄「ま。今回のツケの代償としては、今度二人で一緒に飲みに行くくらいで勘弁してあげましょうか。それでいいわよね、提督?」

提督「あ、ああ。もちろん」

少し惜しいことをしちゃったかしら?いいえ。提督とケッコンしたいとは思うけれど、こんな形でしても嬉しくはないしね。

じっくりやっていきましょう。……覚悟してね、提督?狼は、狙った獲物は逃さないんだから!





357 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/29 23:24:06.47 bFgtN868o 172/221


――モニター室――


提督「うん……なんとかつつがなく終わったな」

大淀「ネタばらしに提督が出てきても、幻覚と断じるところは流石だと思いました」

提督「現実的な感覚を持っている。評価すべきだな」

青葉「現実と幻覚の境界が曖昧になっちゃった方もいましたからねぇ」

提督「あれはお前らが執拗に追い込んだからでは?」

青葉「まあまあ……おや?」


カンムスセッキンチュウ

青葉「また艦娘が来ましたね。ラストスパートです、頑張っていきましょう!」



↓5まででコンマ下二桁反転が一番大きい艦娘(&シチュ) 複数人もありで

358 : 以下、名... - 2015/05/29 23:24:13.29 6tjg881cO 173/221
龍驤 ぎっくり腰
359 : 以下、名... - 2015/05/29 23:24:20.26 GwGRSLhAO 174/221
熊野
遭難
360 : 以下、名... - 2015/05/29 23:24:21.95 yLNeYrBz0 175/221
金剛、朝潮、曙、山城

艤装の誤作動(大淀か青葉の遠隔操作)により木端微塵
361 : 以下、名... - 2015/05/29 23:24:22.80 cIdFVah1o 176/221
榛名
362 : 以下、名... - 2015/05/29 23:24:22.84 muB4qn440 177/221
雷メインの暁型
過労死
374 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/30 22:33:54.61 Z3UUT38io 178/221

大淀「龍驤さん。まあ、ああ見えて大人ですしそこまで心配はいらなそうですね」

青葉「見た目は駆逐艦みたいですけどね!朝潮型とかの……」

提督「それ以上いけない」


――廊下――

夜の鎮守府。その廊下を執務室に向かって歩く影があった。

妙に小柄な姿はは駆逐艦を思わせる。しかし、彼女……龍驤はかつて一航戦も務めたことのある、立派な空母だ。

執務室の扉の前に辿り着いた龍驤だが、執務室の中からうめき声を聞いた。

龍驤「ん……?」

よく聞いてみると、それは男の声だ。おそらく提督だろう。

龍驤は執務室に入った。そこには不可解な光景が広がっていた。

龍驤「邪魔するでぇ……提督、何やっとるん?」

提督「ぐぐ……龍驤か」

呻きながら提督が答える。彼は何故か中腰で、痛みをこらえているようだ。
375 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/30 22:35:48.52 Z3UUT38io 179/221

龍驤「腰……どうかしたの?」

提督「ぎっくり腰だ」

龍驤「……なんで?」

提督「砲弾とか、そんな感じの物を持ってしまったせいで腰を痛めてしまったようでな……」

龍驤「ぷっ……あははははっ!」

あまりにバカらしい状況に吹き出す龍驤。

提督「笑うなよぉ……結構辛いんだぞこれ」

龍驤「ぷくく……でも、でもさぁ……!こんなのうちじゃなくても笑っちゃうって!」

龍驤は腹を抱え、笑いを止められない様子で言う。

提督「いいか……。今の俺の腰は危機的状況にある」

龍驤「わかってるって!心配いらんよ……」

龍驤は薄ら笑いを浮かべ、手をわきわきとさせる。冷や汗を垂らしながら提督は言った。

提督「おい、まさか……待て、押すな。絶対に押すなよ」



376 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/30 22:37:32.13 Z3UUT38io 180/221

完全なるフリ。龍驤はそう判断して提督の腰を叩く。

龍驤「わかってる、わかってるよぉ……そりゃっ!」

声の大きさの割に、手の勢いは非常に弱い。彼女も流石にその程度はわきまえている。

提督「……ぐふっ」

提督は倒れた。

龍驤「て、提督ぅーーーーーっ!!」ブワァ

龍驤は叫ぶ。だがこれは演技だ。いつものようなお遊びである。龍驤はそう思っていた。

龍驤「……なんちゃってな!キミ、もう起きてええで?」

そう言う龍驤だが、提督は一向に起き上がらない。

378 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/30 22:40:39.37 Z3UUT38io 181/221

龍驤「……提督?」

まさか、あまりの痛みに起き上がれないのか?龍驤は訝しんだ。提督の顔を覗き込む。

龍驤「なっ……!?」

そして気付いた。……提督が、死んでいる!

これも当然仮死薬の仕業である。この薬が提督の生命力を奪い、心臓を停止させているのだ。

だが、龍驤の目にはぎっくり腰の痛みによるショック死のように映ったことだろう。

龍驤「そんな……嘘、だよね?」

提督の肩を揺する龍驤。だが提督からの応答はない。死んでいるのだ。

龍驤「うちが……殺した?」

自分が提督を殺した……そう龍驤は思った。涙が溢れ出す。

龍驤「ごめん、ごめんなぁ、提督……!うち、うち……!」

龍驤「う、うぁぁぁ……うわぁぁぁぁぁぁん……!」ポロポロ





379 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/30 22:43:32.88 Z3UUT38io 182/221

泣き続ける龍驤。その後ろで執務室のドアが開く。

龍驤「……誰?」グス

龍驤は涙を流しながら振り向く。そこには大淀がいた。

龍驤「大淀……!うち……うち、提督を……!」

そう言う龍驤に、大淀がこう答える。

大淀「いえ、龍驤さん。気に病むことはありませんよ」

龍驤「でも……!」

大淀「だって、提督は――――」
380 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/30 22:44:27.36 Z3UUT38io 183/221

「まだ……生きてるから、な……ゴホッ」

後ろから声。龍驤が振り向くと……。

龍驤「て、提督……?」

提督「……すまんな。本当にすまん」

龍驤「よかった……!うち、うちぃ……!」ブワァ

提督「!?おいおい……」

泣き止むどころか泣き声を更に大きくする龍驤に提督は困惑する。

少しでも落ち着かせようと、提督は龍驤をそっと抱きしめた。



381 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/30 22:45:30.47 Z3UUT38io 184/221
龍驤が泣き止んだのは、たっぷり10分は経過してからだった。

提督「……落ち着いたか?龍驤」

龍驤「うん、もうええよ。ありがとうな」

少し名残惜しげではあったが、龍驤は提督から離れた。

龍驤「それで、一体どういうことなの?ちょっち説明して欲しいんだけどさ」

提督「それがだな――――」



382 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/30 22:48:22.91 Z3UUT38io 185/221

~~ネタばらし~~

龍驤「ほぉう。ドッキリだったんやね」

提督「すまなかったな。こんなことをして……」

龍驤「んー……まあ、いいよ。仕事やし。うちは大丈夫だから」

龍驤「でも、ま!この埋め合わせはあるって思うていいんだよね?」

提督「ああ。なにかしてほしいこととかあれば、可能な範囲でなんでもするよ」

龍驤「ん。じゃ、提督に任せるわ!期待しとるよ!」




383 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/30 22:51:39.48 Z3UUT38io 186/221
――モニター室――

青葉「お疲れ様です司令官!龍驤さんもなかなかいい反応してくれましたね!」

提督「ああ……子供みたいでもあるが、ベテランらしい大人っぽさもある。そこが龍驤の魅力だな」

提督「ところで、青葉?仮死薬の副作用って無いよな?だんだん目が霞んできたような気がするんだが……」

青葉「ダイジョーブですって!副作用なんて無いですよ!……多分!」ペカー

提督「多分って言ったよな今!」

青葉「気のせいでしょう……あっ」


カンムスセッキンチュウ

提督「……しかし、いつまで続けるんだこれ?もう夜だぞ」

青葉「そうですねぇ……これと、あともう一回くらいで終わらせましょうか!」

提督「ああ、ようやく解放される……」



↓5まででコンマ下二桁反転が一番大きい艦娘(&シチュ) 複数人もありで

艦娘指定はこれで最後で、その後分岐→エピローグの予定です

384 : 以下、名... - 2015/05/30 22:51:45.36 VuL4TWNRO 187/221
>>296
385 : 以下、名... - 2015/05/30 22:51:45.70 8nFCY1GcO 188/221
龍田
服毒自殺
386 : 以下、名... - 2015/05/30 22:51:47.07 4H+SaKmAO 189/221
祥鳳
雨に打たれ続けたせいで
387 : 以下、名... - 2015/05/30 22:51:53.08 4b4G6I/70 190/221
古鷹
過労死
388 : 以下、名... - 2015/05/30 22:52:01.66 q+BbIdsR0 191/221
>>360
393 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 22:19:51.75 ycRAY7RRo 192/221
青葉「あ、古鷹ですかぁ……ふふふ」ニタァ

提督「うわ、悪い顔」

青葉「明石さん!司令官人形はもう使えますか?」

明石「……ええ。他のものは損傷が激しくて一つしか用意できませんでしたけど」

青葉「そうですかぁ……ま、一個あればいいでしょう!恐怖のどん底に陥れてやりますよ!」

スッタカター


――鎮守府・廊下――

古鷹「……提督、どうしたのかなぁ」

古鷹は執務室に向かって歩く。他の艦娘達と同じように、提督の無事を疑ってのことだ。

提督もいつも暇というわけではない。忙しい日はほとんど一日部屋にこもりきりのこともある。

ではあるが、そんな時でも彼は艦娘たちを不安にさせないためにある程度は顔を出す。

あまりに姿を見せない提督に古鷹が不安になるのも無理は無いだろう。

394 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 22:23:27.49 ycRAY7RRo 193/221
古鷹は執務室の前にたどり着いた。

古鷹「……」

コンコン

古鷹「提督、古鷹です」

ドアをノックし、呼びかける古鷹。しかし返事はない。

ドアの隙間から光が漏れているため、誰もいないということは無さそうだが……。

古鷹(……少し、部屋を空けられているのかな)

そう思う古鷹であったが、不意に何か嗚咽のようなものを聞いた。

<ヒッグ……シレイカン……

古鷹「……?誰?」

耳をそばだててみると、その嗚咽はどうやら彼女の親しい友人……青葉のものであるように思われた。




395 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 22:27:38.60 ycRAY7RRo 194/221
古鷹「!……すみません、失礼しますっ!」

ガチャ

古鷹は執務室のドアを開く。だが、そこには誰も居なかった。

古鷹「……青葉?どこ?」

<……?フルタカ……?

青葉は、どうやら隣の仮眠室に居るようだ。親友の様子を確かめようと、古鷹は仮眠室に踏み入った。

古鷹「青葉!一体どう、し……」

古鷹は絶句する。彼女が見たのは泣き続ける青葉。――――そして。

古鷹「てい……とく?」

ベッドに安置される、物言わぬ提督の姿だった。

396 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 22:30:18.10 ycRAY7RRo 195/221
青葉「ふるたか……」ポロポロ

古鷹「あ、青葉……どうして、提督が……?」

震える声で青葉に問いかける古鷹。彼女も冷静さを保つので精一杯だ。

青葉「過労死、ですって……」ポロポロ

古鷹「!?」

……過労死!?古鷹は、頭に雷が落ちたような感覚を覚えた。

青葉「司令官は、艦娘に無理をさせないで自分が無理をする方でしたから……」

ポロポロと涙をこぼしながら青葉が言う。

397 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 22:35:57.42 ycRAY7RRo 196/221
古鷹(……そういえば)

古鷹には、思い当たる節が幾つもあった。数多くの勝利を掴み、海域を人類のもとに解放してきた提督。

彼の戦果は十人並みの提督のそれとは一線を画していたが、それ以上に珍しい要素がひとつあった。

……提督は、艦娘を酷使しない。ローテーションやシフトを組み、無理な出撃や遠征などは一切ない。

オリョール海での資源回収なども一切せず、潜水艦は暇を持て余すほどだ。

当然それだけで鎮守府を回していくのは難しい。提督はその分を自分の働きで補っていた。

提督『現場で戦うのがお前らの仕事で、その力を万全に発揮できるようにサポートするのが俺の仕事だ。消費なんて気にしなくていい』

自分の燃費の悪さを気にしていた大和型に笑顔でそう言う彼の姿を、古鷹は今でも覚えている。

古鷹(でも、そのために提督は……)

古鷹「……私の、せいだ」

青葉「古鷹?」

古鷹「私が。私が、もっと前に気付けていたら……!」

青葉「古鷹だけのせいじゃ――」



398 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 22:36:36.67 ycRAY7RRo 197/221
古鷹「違うっ!」

青葉「ふ、古鷹……?」

深海棲艦との戦いでも見せないような古鷹の姿に青葉は驚く。普段の温厚さは完全に消え去り、その顔には今まで見たことのないような感情が浮かんでいる。

強い怒りと、憎しみ。そしてそれは全て彼女自身に向けられていた。

古鷹(……どうして、気付けなかったの)

古鷹は自分を責める。今まで提督からもたらされるものを享受するだけであった自分を。

古鷹(提督は、無理をされていたのに。苦しんでいたのに!)

古鷹(どうして私は気付けなかったんだ!どうして……!)

399 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 22:38:14.17 ycRAY7RRo 198/221
古鷹「……」ポロポロ

青葉「古鷹……」

自分の甘さが、鈍さが……情けなくてたまらない。自責の念が、古鷹に涙を流させる。悔し涙だ。

自分が提督のことをもっと気にかけることができていたら。もっと早く気付けていたら。……提督は、死なずに済んだのかもしれない。

古鷹は鬱屈を外に出さず溜めこむタイプだ。しかし、この出来事は己の内に抑えておくにはあまりに大きすぎた。

青葉(ちょーっとこれはマズイですね……)

下手をすれば自殺さえしてしまいかねない古鷹を見て、青葉はネタばらしのための合図を出した。





400 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 22:40:27.18 ycRAY7RRo 199/221
古鷹「……」ブツブツ

ポン

自分を責める言葉をつぶやき続ける古鷹の肩に、何者かの手が乗せられる。

古鷹「……」クル

古鷹は呟きを一旦止め、幽鬼のような表情でそちらを向いた。

提督「……古鷹。ごめんな」

古鷹「……っ!」

古鷹の目に光が戻った。そして涙。

古鷹「ていとく……提督ぅ!」ダキッ

強く抱きつく古鷹。確かに伝わる温度と感触に、これが夢でも幻覚でもないと分かった。

古鷹の頬を涙が伝う。だが、それは先ほどのものとは違う。温かい、安堵の涙だ。





402 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 22:44:26.89 ycRAY7RRo 200/221

古鷹「……すみません。突然抱きついちゃって」

提督から離れ、古鷹は言った。抱きついていた照れからか赤面している。

青葉「それは私が説明しますよ!それはですね――――」


~ネタばらし~

青葉「――――と、いうわけなんですよ!イエー!ドッキリだいせーこ―!」ババーン

『ドッキリ大成功』の看板を掲げる青葉に、しばし固まっていた古鷹であったが……。

古鷹「ドッキリ、だったんですね……」

提督「古鷹……済まなかった」

古鷹「……ひどいです、提督」ジト

提督を睨むように見る古鷹。

古鷹の目はひかった。そして提督を照らす。
404 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 22:45:41.05 ycRAY7RRo 201/221
提督「ふ、古鷹……」

怒っているような古鷹に、提督はオロオロしつつ申し訳なさ気な視線を向ける。

古鷹「もう提督とは口をききませんから」ツーン

提督「ご、ごめんよ古鷹……」

古鷹「……」ツーン

泣きそうな顔で謝罪する提督に、古鷹は怒りの表情を保ちきれずつい吹き出してしまう。

古鷹「ぷっ。……ふふっ」

提督「……古鷹?」

古鷹「冗談です。そこまで怒っていませんよ」

405 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 22:46:43.40 ycRAY7RRo 202/221
打って変わって笑顔で提督を見つめる古鷹。穏やかで、優しい笑顔だ。

提督「えっ?」

古鷹「これはただのドッキリで、提督はご無事でした。なら、それでいいんです」

提督「古鷹……!」ウル

古鷹の奥ゆかしい気遣いに触れ、涙目になる提督。

古鷹「……でも」

提督「でも?」

古鷹「絶対に、現実にはしないでください。……本当に、心配したんですからね?」

提督「ああ、ああ!約束するよ……!」ブワァ

古鷹の言葉にとどめを刺され、ついに涙を流してしまう提督。古鷹は優しい顔でその頭を撫でていた。






406 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 22:48:03.81 ycRAY7RRo 203/221

提督「……ごめんな。俺の方もいろいろ溜まっちゃってたみたいだ。……恥ずかしいところ見せちゃったな」

古鷹「いえ、全然そんなことはないです!……むしろ、嬉しかったというか……」ボソリ

つぶやく古鷹。その言葉は提督の耳に入る。

提督「そうか、嬉しかったか」

古鷹「!そ、そこは聞かなかったことにして欲しかったです……」カァァ

青葉「ひゅーひゅー!お熱いですね二人とも!」ピュー

青葉が茶化す。

古鷹「……」

しかし、古鷹はそっぽを向いて黙っている。

407 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 22:49:13.61 ycRAY7RRo 204/221
青葉「……あの。古鷹?」

古鷹「提督は許したけど、青葉は許さないから」つーん

青葉「え!何でです?」

古鷹「だって、直接騙したのは青葉じゃない。わざわざあんな風にして」

唇を尖らせて言う古鷹。青葉は動揺している。

青葉「あ、その……ゆ、許して下さいよぉ!」オロオロ

古鷹「ふーんだ」

古鷹が機嫌を直すまで青葉は大変苦労した。





408 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 22:52:47.39 ycRAY7RRo 205/221
――モニター室――

青葉「いやー、大変でした」

提督「やっぱり古鷹には弱いのな、お前。……今後青葉の被害にあったら呼ぶことにしよう」

青葉「そ、それはご勘弁を……」

提督「……で、次が最後のわけだが」


カンムスセッキンチュウ


青葉「あ!最後は……衣笠ですか!」

提督「……そのようだな」

青葉「あ、司令官!」

提督「なんだ……がっ!」

青葉「例によって即効性の仮死薬です!最後なのでがんばってくださいね!死んでますけど」

提督「き、貴様……!」バタリ

青葉「じゃあ、大淀さん、明石さん!青葉、衣笠を足止めして一緒に執務室に行きますので、準備お願いしますね!」


409 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 22:54:24.22 ycRAY7RRo 206/221
タッタッタッ……

明石「……もういいですよ、提督」

提督「……」ペッ

提督「行ったか」ムクッ

明石「衣笠さんがターゲットなら、青葉さんは必ず自分で仕掛けに行くはず……予想通りでしたね」

提督「ああ。古鷹の件でそれなりに確証はあったが、賭けではあった。うまく行ってよかったよ」

大淀「……では、提督。どうなさいますか?」

明石「青葉さんに……ドッキリを、仕掛けるんですか?」

明石と大淀、そして衣笠にはすでに話を付けてある。あとは、実行するか否か……それを決めるだけだ。

提督「明石、大淀。決めたぞ。俺は――――」


1,青葉にドッキリを仕掛ける
2,これで終わりにする

↓7までで多い方で


410 : 以下、名... - 2015/05/31 22:54:59.90 SupFz+k4o 207/221

411 : 以下、名... - 2015/05/31 22:55:05.97 y3IQmwUXO 208/221

412 : 以下、名... - 2015/05/31 22:55:07.90 3pX1gEMJo 209/221
1
413 : 以下、名... - 2015/05/31 22:55:14.97 inkdOs7WO 210/221
1
414 : 以下、名... - 2015/05/31 22:55:32.58 FlsRzlYyo 211/221

415 : 以下、名... - 2015/05/31 22:55:35.72 GT6Z4v6Xo 212/221

416 : 以下、名... - 2015/05/31 22:55:37.55 m5xG1wOzO 213/221
1
425 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 23:02:14.84 ycRAY7RRo 214/221

提督「やっぱり、やめておこう」

大淀「そうですか。提督のご判断なら従います」

提督「ああ……こういうのは、よくない」





……そして衣笠のドッキリもつつがなく終わった。そして――――

426 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 23:02:40.16 ycRAY7RRo 215/221



~~後日談~~

427 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 23:03:53.57 ycRAY7RRo 216/221


ドッキリの様子は、叢雲や初春のような致命的にマズイものをカットした形で放送された。

俺としては、それでも不安で仕方なかったのだが……予想していた以上に、映像は大きな反響を呼んだ。

大切な人間の死に触れた艦娘の感情と行動は、人々の心を動かしたのだ。

艦娘は、ただの兵器ではない。笑ったり泣いたりするのである。民衆からの心象は比べ物にならないほど良くなった。

反艦娘団体も立ち消え、艦娘たちのファンクラブとかになったりした。


428 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 23:05:05.54 ycRAY7RRo 217/221


そして、この鎮守府にもいくつか変化があった。

……あれ以来、艦娘たちは自然体になれている気がする。叢雲なども素直な笑顔を見せてくれることが増えた。

ただ、艦娘たちが俺に対して過保護になってしまった。ドッキリの内容が現実になってしまわないか心配のようだ。

定期的に執務室にやってきては、あれやこれや世話をしてくる。……そんな中でも特に酷い一人がいた。

長門……彼女は今や雷を超えるほどの過保護艦となってしまっていて、何度も俺の元を訪れてさんざっぱら甘やかしてくる。陸奥も閉口するほどだ。

429 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 23:06:11.55 ycRAY7RRo 218/221


前よりもずっと騒がしくなった鎮守府を見て、俺は思う。

提督(……まあ、アレだ)

提督(泣き顔はたくさん見たが、やっぱり艦娘に一番似合うのは……笑顔、だな)


そう。怒ったり泣いたり、いろいろある艦娘たちだが――――

俺は……この子たちの笑顔を、ずっと守っていけるような存在でありたい。


430 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 23:07:05.96 ycRAY7RRo 219/221



提督「艦娘にドッキリを?」青葉「はい」 終わり
433 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 23:12:00.34 ycRAY7RRo 220/221


SS初心者の拙い文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

正直なところ、最後の分岐は事前に両方のルートを用意していたんですが、青葉に仕掛ける方になるとばかり思っていました。精進が足りませんね……


……無駄にしちゃうのもアレなので、もしよかったらIFルート的にそちらも投下しちゃってよろしいでしょうか?
451 : ◆46iVS9lVYBbY - 2015/05/31 23:27:54.32 ycRAY7RRo 221/221
最後に混乱させるような発言をしてしまい申し訳ありません

このスレは依頼を出して、別スレを立ててそちらでIFという形にしようと思います


IFルート
【艦これ】提督「艦娘にドッキリを?」青葉「はい」if






【艦これ】提督「艦娘にドッキリを?」青葉「はい」if

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 23:54:16.82 ID:ycRAY7RRo
提督「艦娘にドッキリを?」青葉「はい」のIF、「最後に青葉にドッキリを仕掛けた場合」です

あくまでIFルートということで、青葉好きの方もどうかお目こぼしお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1433084046


2: ◆46iVS9lVYBbY 2015/05/31(日) 23:55:31.34 ID:ycRAY7RRo



提督「――青葉に、ドッキリを仕掛ける」

大淀「……分かりました。それでは、この提督人形を配置してきます」

これは、青葉に隠しておいた最後の一体だ。やはり精巧で、仮死薬を俺が飲んでいるという先入観のある青葉には見抜けまい。

提督「……青葉。少しばかり、痛い目を見てもらおうか」







3: ◆46iVS9lVYBbY 2015/05/31(日) 23:56:04.95 ID:ycRAY7RRo



衣笠へのドッキリは問題なく成功した。青葉は会心の笑みを浮かべる。……あとは司令官を蘇生し、ネタばらしをするだけだ。

青葉「な~んちゃって!問題無いですよ衣笠!」

青葉はそう言い提督を蘇生させようとする。衣笠は困惑したような目で青葉を見つめる。

衣笠「青葉……どうしちゃったの?」

提督はもう死んでいるのに、何故?と言った顔で言う衣笠に、青葉は笑みが深くなるのを感じる。

青葉「まあ見ててくださいよ。ここのツボをこう押すと……ほらっ!」グッ

青葉はツボを押す。……しかし、提督はぴくりとも動かない。

青葉「あれぇ?おっかしいなぁ……よっ!……よっ!」グッグッ

何度も蘇生を試みるが、提督は全く反応しない。

4: ◆46iVS9lVYBbY 2015/05/31(日) 23:56:44.84 ID:ycRAY7RRo


青葉「司令官……?」

青葉は困惑する。……何故、司令官は目を覚まさない?

衣笠「……青葉」

憐れむような目で衣笠は青葉を見る。提督の死によって姉が狂ってしまったように、衣笠には思えたのだろう。

その目を見て、青葉は更に困惑する。まるで自分が狂人になってしまったかのように感じた。

青葉「こんなはずは……!司令官!起きてくださいよ!ドッキリは終わったんですよ!?」グッグッ

青葉の目に、焦りの色が浮かぶ。今までのドッキリの時のような演技ではない。本心だ。

青葉(仮死薬の覚醒ツボは、ここでいいはず……)

5: ◆46iVS9lVYBbY 2015/05/31(日) 23:57:36.02 ID:ycRAY7RRo


背後で執務室のドアが開く。

青葉「……司令官!?」

一縷の望みをかけて青葉は振り向く。しかし、入ってきたのは提督ではなかった。

青葉「明石さん、大淀さん……」

青葉は、二人の様子がおかしいことに気付いた。二人共、目に涙をためている。そして、青葉を睨みつけていた。

明石「その薬。服用には制限があるんですよ。私達もついさっき気付いたんですが」

青葉「制限……?」

制限などあっただろうか。せいぜい一度に飲ませる分量くらい……青葉は考える。

大淀「……説明書。読んでいないのですか?」

青葉「読みましたよ!ちゃーんと隅から隅まで目を通しました!」

そう。読んだはずだ。そして、それを守って青葉は提督に薬を与えていた。


6: ◆46iVS9lVYBbY 2015/05/31(日) 23:58:15.45 ID:ycRAY7RRo


大淀「……裏面は?」

青葉「うら、めん?」

オウムのように繰り返す青葉。裏面……?

いや。あの説明書の裏には何も書いていなかった。……そのはずだ。

青葉「そんなものなかった……!なかったはず、です……!」

青葉は、自分自身に言いきかせるように言葉を出す。だが、自信はない。

大淀は裏面を青葉に見せた。そこには、恐怖を煽る字体で注意が書かれている。……青葉の記憶に無い一文だ。

『注意:一人一日六回まで。破ると確実に死にます』

青葉は、信じられないものを見るようにその文章を見つめる。

青葉「そんな……!嘘、ですよね……!?」

青葉の様子に、衣笠もようやく事態を理解したようだ。睨むように青葉を見つめる。

衣笠「青葉。……あなたが、提督を……薬で?」

青葉「違う……違います。違います……!私、そんな……!」

7: ◆46iVS9lVYBbY 2015/05/31(日) 23:59:38.80 ID:ycRAY7RRo



青葉は突然何かに気付いたように立ち上がる。……ドッキリだ!

青葉「あっ、わかりましたよぉ!ドッキリですね、これは!」

衣笠「……青葉」

憐れむように衣笠が言う。……姉は、信じがたい現実に耐え切れず幻想の世界に逃げ込もうとしているのか?

明石「はあ……何言ってるんですかあなた?」

心底呆れたように明石は言う。開発失敗時の生成物を見るときの目で。

青葉「なんですか!ドッキリですよね、これ!私は詳しいんです!仕掛け人ですから!」

青葉は言い続ける……現実から逃れるように。これはドッキリのはずだ。そう。提督はそのうち起き上がる。

青葉「あっ!司令官ったら、やせ我慢してるんでしょう?本当は心臓が動いているはずです!」

引きつった笑顔を作りながら青葉は言い、提督の心臓に胸を近づける。

青葉(司令官はもう蘇生してて、ばれないように息をしているんだ。間違いないよ)

8: ◆46iVS9lVYBbY 2015/06/01(月) 00:00:15.51 ID:IE8zu00oo

だが。現実と、青葉の中の真実は違う。

提督は心音はなく、呼吸もしていない。呼吸はともかく、根性で心臓を止められるものではないのだ。

既に、仮死状態となって一時間は経っている。……仮死薬の効能があったとしても、いくらなんでも長すぎる。

大淀「現実を受け入れましょうよ、青葉さん。……あなたが、殺したんですよ」ギロ

明石「……」ギロ

衣笠「……!」キッ

明石、大淀、そして衣笠が青葉を見る。

青葉「嫌だ、見ないで……そんな目で、見ないでください……!」

三人からの視線に耐え切れず、頭を抱えてうずくまる青葉。

青葉「嘘です、嘘……!こんなの、全部……!」フルフル


9: ◆46iVS9lVYBbY 2015/06/01(月) 00:01:03.82 ID:IE8zu00oo

現実を受け入れられない艦娘と、詰問する艦娘たち。

奇しくもこれは長門の時の再現である。だが、決定的に違う点がひとつあった。

あの時、提督は仮死状態であり、後に生き返った。だが今回、提督は生き返らない。死んだからだ。

青葉「……ごめん、なさい……」

青葉は懺悔の言葉を口にする。

青葉「司令官、ごめんなさい……」

ぽろぽろと、涙をこぼしながら青葉は言う。動かない提督に向かって。

青葉「もう、ドッキリなんてしようとしません。迷惑をかけた艦娘の皆さんにもちゃんと謝ります……!」

青葉「だから、だから……!起きてください、司令官……!お願い、しますから……」

10: ◆46iVS9lVYBbY 2015/06/01(月) 00:03:11.35 ID:IE8zu00oo


衣笠「だってさ、提督」

大淀「本気で反省しているようですし、そろそろ許してあげたらいかがです?」

誰かに呼びかけるような衣笠と大淀の声。

「――――おう、許す」

青葉「……えっ?」

背後から声。青葉は振り向いた。そこには。

青葉「……しれいかん」

提督が立っていた。呟く青葉。夢遊病患者のようにふらふらと提督に近づいていく。

提督の胸に倒れこむようになる青葉を、提督は受け止めた。

青葉「司令官……司令官、司令官、司令官!」ポロポロ

小さな子供のように、思い切り泣きながら青葉は提督に抱きつく。

妹である衣笠にさえ見せない無防備さ。それを見て、衣笠は気付いた。

衣笠(青葉も……提督のこと、大好きなのね。素直じゃないんだから)

普段の飄々とした仕草も、余裕を持った言動も。提督に弱みを見せたくなかったからだろう。

だが……そんな体面も捨てた素の青葉が提督の胸で泣き続ける。

その顔は泣いてはいたが、ずっと肩にのしかかっていた重りが取り払われたようで……どこか幸せそうだった。





11: ◆46iVS9lVYBbY 2015/06/01(月) 00:05:02.78 ID:IE8zu00oo



~~後日談~~




12: ◆46iVS9lVYBbY 2015/06/01(月) 00:05:58.26 ID:IE8zu00oo



ドッキリの様子は、叢雲や初春のような致命的にマズイものをカットした形で放送された。

俺としては、それでも不安で仕方なかったのだが……予想していた以上に、映像は大きな反響を呼んだ。

大切な人間の死に触れた艦娘の見せた感情と行動は、人々の心を動かしたのだ。

艦娘は、ただの兵器ではない。笑ったり泣いたりするのである。民衆からの心象は比べ物にならないほど良くなった。

反艦娘団体も立ち消え、艦娘たちのファンクラブとかになった。

13: ◆46iVS9lVYBbY 2015/06/01(月) 00:06:30.75 ID:IE8zu00oo


そして、この鎮守府にもいくつか変化があった。

……あれ以来、艦娘たちは自然体になれている気がする。叢雲なども素直な笑顔を見せてくれることが増えた。

ただ、艦娘たちが俺に対して過保護になってしまった。ドッキリの内容が現実になってしまわないか心配のようだ。

定期的に執務室にやってきては、あれやこれや世話をしてくる。……そんな中でも特に酷い一人がいた。

長門……彼女は今や雷を超えるほどの過保護戦艦となってしまっていて、何度も俺の元を訪れてさんざっぱら甘やかしてくる。陸奥も閉口するほどだ。

14: ◆46iVS9lVYBbY 2015/06/01(月) 00:07:35.75 ID:IE8zu00oo


そして、また違った意味で一番変化した艦娘が……ここに。

青葉「あ……あの、司令官!青葉、お弁当作ってきたんですけど……もし、良かったら……」

モジモジとしながら青葉が言う。

提督「……」

青葉「……駄目、ですか……?」シュン

俺が答えないでいると、青葉はまるで捨てられた子犬のようにこちらを見つめる。放っておけず、俺は答えた。

提督「いや……ありがとう。いただくよ」

青葉「司令官……!」パァァ

途端に、花が咲くような笑顔。……あの件以来、青葉はすっかり殊勝になってしまった。

今までのどこか一歩引いたような態度はどこへやら、金剛もかくやとばかりにアピールをしてくる。

彼女曰く、自分を騙す事はもうやめにしたのだそうだ。









15: ◆46iVS9lVYBbY 2015/06/01(月) 00:09:49.90 ID:IE8zu00oo

提督「……」モグモグ

青葉「……ふふっ」ニコニコ

弁当を食べる俺を見つめる青葉。その笑顔を見て改めて実感する。

提督(泣き顔はたくさん見たが、やっぱり艦娘に一番似合うのは……笑顔、だな!)


怒ったり泣いたり、いろいろある艦娘たちだが――――

この子たちの笑顔を、ずっと守っていけるような存在でありたい。俺は、そう思った。




提督「艦娘にドッキリを?」青葉「はい」 if 終わり


2020/06/18(木) /  SS TB(0) CM(0)

SS55


P「逆ドッキリ…ですか?」 小鳥「はい!」



1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:03:30.77 ID:M0BURysK0

小鳥「まずアイドルの皆にはドッキリと称して…」

P「俺を無視するように仕向けるんですよね」

小鳥「最初はプロデューサーさんが必死に声を掛けて…」

P「まあ皆はドッキリだから俺を無視しますね」

小鳥「そこでプロデューサーさんが「もういい」みたいな感じの冷たい一言!」

P「そしてドッキリ後、今度は俺がアイドルを無視しちゃう!」

小鳥「皆の慌てる姿とか泣きそうな顔が撮れればもう…!」

P「最高!」


10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:10:45.37 ID:M0BURysK0

春香(うぅ…大丈夫かなぁ…嫌われちゃったりしないかなぁ…)

P「おはよう、春香!」

春香「……」

P「……おはよう!」

春香「……」

P「あ、あはは……それで今日のスケジュールなんだけど―――」

春香「……」

P「……春香?」

春香(ごめんなさい…!プロデューサーさん……)


14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:16:52.79 ID:M0BURysK0

P「…あのさ、何かあった?」

春香「……」

P「悩み事があるなら相談に乗るぞ!何でも来い!」

春香「……」

P「……」

春香「……」

P「あー…その、ずっと黙られると…流石に困るんだけど」

春香「……」

P「おーい、はるる~ん?」

小鳥「あっ、春香ちゃん。おはよう!」

春香「あ、小鳥さんおはようございます!」

P「えっ…」

春香(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…!)


19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:23:01.99 ID:M0BURysK0

小鳥(そして私はさりげなくフェードアウト)


P「な、なーんだ喋れるんじゃないか!千早みたいに声が出なくなったかと思って心配したよ」

春香「……」

P「……どういうつもりなんだ?何か…俺しちゃったかな?」

春香「……」

P「…何でもいいから話してくれよ…悲しいぞ」

春香「……」

P「春香…」

春香(あああああ!!もう罪悪感と申し訳なさでいっぱいだよぉ!)


24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:30:15.67 ID:M0BURysK0

P「春香、レッスンで疲れただろ?ケーキ買って来たんだけど…」

春香「……」

P「えっと…一応春香が好きそうなの選んだんだ!ほら…このクリームたっぷりの!」

春香「……」

P「……また…ダンマリ…か」

春香「……」

P「ははっ…そうか。春香の気持ちはよく分かった」

春香「……」

P「俺とはもう喋りたくも無いんだな」

春香「……」

P「それなら…俺ももういい。春香とはもう何も話す事は無い」

春香「えっ…」

P「……?」

春香「……」

春香(危な!……でも…ドッキリなんですよ…ドッキリ…)


28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:36:19.22 ID:M0BURysK0

春香(き…気まずいよ…)

P「……」

春香(プロデューサーさん何も喋らなくなっちゃったし…)

P「……」

春香(あああああ!!ごめんなさい!!本当はもっとお話ししたいです!)

P「……」

春香(私が悪いんですううう!!早くネタばらししたいよおおお!!)

P「……」

ヴヴヴ

春香(…!これは…小鳥さんからネタばらしGOサイン!)

春香「あ…あのプロデューサーさん!実はドッキリでした!」テヘペロ

P「……」

春香「お、驚かせちゃって本当にごめんなさい!」


36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:41:41.59 ID:M0BURysK0

春香「あ…えーっと…ケーキありがとうございます。わー、どれにしよっかなー」

P「……」

春香「…えーっと、さっきプロデューサーさんが言ってたやつ美味しそうですね!」

P「……」

春香「私これにしようかな~!…プロデューサーさんはどれにしますか?」

P「……」

春香「あ…あの、怒ってますか…?」

P「……」スッ スタスタ

春香「あっ……」


44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:49:49.24 ID:M0BURysK0

春香「あ…あはは……プロデューサーさん怒ってる…」

春香「そ、そうだよね……ドッキリでもあんなことしたんだから…」

春香「……ケーキどうしようかな…1人じゃこんなに…」

春香「…でもプロデューサーさんがせっかく買って来てくれたんだから…」

春香「……」モグモグ

春香「あっ、美味しい…私好みドンピシャ」

春香「……」モグモグ

――――――――――――――

P「何か罪悪感が凄まじい…」

小鳥「でも…そそられますよね?」

P「それは…まあ…そうですけど」

――――――――――――――


53 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:59:52.24 ID:M0BURysK0

春香(頑張って……勇気を出して…!)

P「……」

春香「……」

P「……」

春香「あ…あのプロデューサーさん!実はネタばらし直後にお詫びとしてこれを渡すつもりだったんですけど…」

P「……」

春香「あの…ただのお菓子ですが…多分今年一番ってぐらい頑張って作りました!」

P「へぇ…」

春香「それで…その…受け取って欲しいです!本当にごめんなさい!」

P「春香が作ったならいらない」

春香「えっ……そ…そうですか……あはは…」

P「……」スタスタ ガチャッ


春香「……」ポツーン


59 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 01:07:18.03 ID:M0BURysK0

春香「え…えへへ…完全に嫌われちゃった…」

春香「あーあ…どうして…あんなドッキリやっちゃったんだろ…」

春香「やらなきゃよかったかなー…」

春香「…このお菓子どうしよう…また自分で食べちゃおっかな…あはは、太っちゃう」

春香「プロデューサーさんのせいですよー」

春香「…うっ…うぅ…グスッ…」

春香「ごめんなさい…ヒック…うっ…はぅっ…」ポロポロ

春香「ぷろ…りゅ…うっ…さあ…さん………」ポロポロ

春香「ごめ…ん…なさい…うっ…ぁっ…」


78 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 01:15:02.21 ID:M0BURysK0

ガチャッ

P「はるかああああああ!!」

春香「ぷ…プロデューサーさん…?」グスッ

P「じ…実は…」

春香「私の…こと…も…う…ヒック…嫌いに…なっちゃい…まし…たかっ…?」ポロポロ

P「え?」

春香「お…願いです…グスッ…嫌いに…ならない…で…くださぃ…ぅっ…」ポロポロ

P「……」

春香「ごめんなさい…ごめんなさい……ごめんなさい…」ポロポロ

P「……」

春香「…ヒック…うぅ…」グスッ


89 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 01:19:16.42 ID:M0BURysK0

P「……」ギュッ

春香「……あっ」ポロポロ

P「嫌いになるはずないだろ。こんな可愛くて優しい春香を」

春香「ぷろ…でゅーさぁ…さぁん…」グスッ

P「ごめんな、春香。辛い思いさせて」

春香「わた…し…わたし………こわく…て…かな…しくて…」

春香「もう…これから…どうしよ…って……わから…なくて…」

P「うん」

春香「それで…それ…で…うっ…うぁああああああああん」ギュウウ


95 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 01:24:18.02 ID:M0BURysK0

P・小鳥「「ごめんなさい」」

春香「…つまり…全部仕組まれてたんですね…」

小鳥「Exactly」

P「その通りでございます」

春香「……ひどすぎます!!2人揃って悪趣味すぎじゃないですか!?」

小鳥「いやいや、悪趣味なんかじゃないわ。…この春香ちゃんの泣き顔といったらもう…」

P「ああ…最高ですね」

春香「ちょ…やめてくださいよ!それ消して下さいよおおおお!!」


100 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 01:30:09.74 ID:M0BURysK0

春香「せっかくお菓子一生懸命作ったのに…あんな風に言われちゃうし…」

P「本当はすっごく食べたかったです、はい」

春香「…じゃあ罰です。口あけて下さい」

P「へ?…あ、あーん…ムグ……うまい!…ってこれのどこが罰ゲーム?」

春香「口の中に異物を詰め込まれる、って罰ですね」

小鳥「美味しそう…私もちょっと…」

春香「小鳥さんにはあげません」

小鳥「ピヨッ!?」

春香「なーんて冗談ですよ。皆で食べましょう!」

P「…春香マジ天使」

小鳥「天使ですね」


おわるん






104 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 01:31:56.35 ID:GhfA31Pc0

春香編終了ってことだろ



110 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 01:35:01.81 ID:8Jx7GEjh0

これ美希か真美にやったら大変なことになるんじゃないかなぁ(ゲス顔)


112 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 01:35:29.47 ID:CSZ/fDMC0

いおりん!いおりん!
普段Sな子がほどほどにいじめられるのっていいよね


115 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 01:37:59.76 ID:8mM8S/Bu0

アイドルの皆って言ったじゃないか
夢見させるようなこと言うな!!!!!1





116 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 01:38:57.50 ID:GhfA31Pc0


P「もういい。ふざけんじゃねえよ」ガタンッ

伊織「…っ…!?」

P「口を利きたくないんだったらこっちからそうしてやるよ、馬鹿」

バタンッ

伊織「…………」

伊織「……な、なによアイツ…ドッキリにムキになっちゃって…!!」

伊織「……ば、ばか何じゃないの………」オロオロ

伊織「…………も、もう…」オロオロ


伊織「………ほ、本気じゃないわよね……?」


伊織ならこんなかんじだね



117 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 01:40:23.20 ID:tb9PsZhd0

>>116
続けろください


119 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 01:41:46.26 ID:gko3KsZtO

>>116
Pがあまとうで再生される


120 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 01:42:04.73 ID:2OSocLXvO

>>116
素晴らしい


122 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 01:42:39.30 ID:UvR85v4q0

>>116
お前を待っていた




127 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 01:45:00.92 ID:GhfA31Pc0


──────

P「伊織。おはよう」

伊織「…………」

P「……?おはよう」

伊織「…………」

P「……伊織?おはよう………」

伊織「…………」チラッ

P「………あの…」

伊織「………」フイッ

P「…………えっと…おはよう……」

伊織「(……こんな感じかしら?)」


133 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 01:52:09.55 ID:GhfA31Pc0


P「律子は?まだ来てないのか?」

伊織「………」

P「…………まあ、いないしな。まだなんだな、うん…」

伊織「(………案外上手くいくもんね。焦ってるわ、にひひっ)」

P「…………」

伊織「………」

P「………最近どうだ?」

伊織「……………」ゴソゴソ

P「……………」

伊織「…………」カチカチ

P「…………メールか?」

伊織「……………」カチカチ

P「……………」


138 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 01:57:16.07 ID:GhfA31Pc0


伊織「……………」カチカチ

P「…………クッキーいる?春香が作ってきてくれたんだってさ」スッ

伊織「…………」カチカチ

P「…………」

伊織「……………」カチカチ

P「……腹いっぱいなのか」

伊織「…………」

P「………俺の話聞いてる?」

伊織「…………」カチカチ

prrrrr

伊織「あ、もしもし小鳥?アンタ今どこ?」

P「………」

伊織「早く帰って来なさいよね、退屈ったらありゃしないわ」

P「…………」


145 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 02:02:45.46 ID:GhfA31Pc0


伊織「……はいはい。ま、静か過ぎて誰もいないみたいなもんね」

P「……………」

伊織「待ってるわよ。んじゃね」ピッ

P「…………」

伊織「…………」チラッ

P「…………」

伊織「…………つまんな…」ボソ

P「…伊織」

伊織「(私もなかなかの演技ね……)」

P「伊織」

伊織「…………」

P「なあ。聞こえてるんだろ?どうしたんだよ」

伊織「…………」

P「なんで無視するんだ?」

伊織「……………」


147 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 02:06:39.46 ID:GhfA31Pc0


伊織「(そろそろイラついて来た頃かしら)」

P「なあ。俺何かしたか?」

伊織「……………」

P「……何かしたなら謝るからさ、何もいってくれないんじゃ分からないんだよ」

伊織「……………」スクッ

P「…………どこ行くんだ?」

伊織「…………」スタスタ



伊織「…………」コトン

P「………オレンジジュース好きだったな、そういえば」

伊織「…………」コポコポコポ

P「……コップは一つだけか…」

伊織「(ほらほら。もっとお怒んなさい♪)」ゴクゴク


150 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 02:10:01.02 ID:GhfA31Pc0


P「………伊織。頼むよ…」

伊織「…………」

P「…………」

伊織「……………」

P「何かしたんなら悪かったよ………」

伊織「…………」

P「………伊織…頼むよ…」

伊織「…………」

P「……なぁ…伊織……返事してくれよ…」

伊織「(慌ててるわね。もう少し遊んであげましょうか……)」

P「………」


P「………」ドンッ

伊織「!」ビクッ


153 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 02:13:54.16 ID:GhfA31Pc0


P「………なあ、伊織」

伊織「(はっ、はぁ!?な、何なのよ今の…脅かしのつもり!?)」ドキドキ

P「……訳を話してくれよ……」

伊織「……………」フイッ

P「…………頼むよ…」

伊織「……………」


P「………チョウシノンナヨ……」ボソッ

伊織「………」ビクッ

P「………………」

伊織「(……い、今の私に言ったの…?)」

P「………なあ、機嫌直してくれよ…」

伊織「(かと思ったら普通にしてくるし……なんなのよ…?)」


156 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 02:18:29.17 ID:GhfA31Pc0


P「……………」

伊織「……………」

P「………………」

伊織「(……もう、何で私がビビらないといけないのよ……!)」

P「伊織。なあ」

伊織「……………」

P「さっきからどういうつもりなんだよ。おい」

伊織「……………」

P「いくらなんでもさ、無視は良くないと思うんだけど?一応俺上司だぞ」

伊織「(……お、怒ると怖い……でも、もうすぐ小鳥が帰ってきてネタばらしするはず……)」

P「聞いてるのかよ。伊織」

伊織「…………」


P「…聞いてるのかって言ってるんだよ!!」バァン

伊織「っっ!!!」ビクッ


163 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 02:23:15.59 ID:GhfA31Pc0


P「……さっきから、こっちが怒らないと思ってふざけてるのか?」

伊織「(もう少しよ……早く小鳥……)」

P「………言いたいことがあるならちゃんと言えよ。がんばって直すからさ」

伊織「……………」

P「………おい」

伊織「……………」

P「……………お前……」

伊織「(小鳥っ!!早く!!)」


ガチャ

小鳥「ドッキリ大成功~!!」


168 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 02:27:47.40 ID:GhfA31Pc0


伊織「(た、助かったわ……)」

P「……………」

伊織「ど、ドッキリ大成功!ど、どう?伊織ちゃんの演技力!」

P「…………」

伊織「ほ、ほら!ただの冗談よ、何本気にしちゃってるの?バッカみたい!」

P「…………」

伊織「だからね、お、怒らせたのは悪かったから」

P「………何それ」

伊織「………な、何がよ」

P「お前、こういうのが冗談で済むって本気で思ってるの?ふざけるのもたいがいにしろよ」

伊織「……………い、嫌ねぇ…ただのジョークなのに」

P「…………見損なったわ」

伊織「……え…?」


175 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 02:33:34.52 ID:GhfA31Pc0


P「まさかお前がこんなにくだらないことで人を不快にさせるような奴だったとはな」

伊織「………ま、待ちなさいよ…だからただの遊びで…」

P「遊びだったらこういうのも許されるのか?俺たちは信頼で一緒に仕事して食ってるのに」

伊織「…………だから、悪かったって……そんなに怒るなんて思わなくて……」

P「あぁ、そりゃ普段お前らのわがままは大抵目をつぶってるからな。でも」


P「今回のは正直、俺が一番嫌いなやり方だわ」

伊織「……………」

P「そのまま俺のことずっと無視してろよ」

伊織「まっ、まってよ……!」


P「話しかけるなよ。無視するんだろ?」ギロッ

伊織「っ………!」ビクッ


180 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 02:37:21.46 ID:GhfA31Pc0


P「………」スタスタ

伊織「ちょっ、ちょっと待ちなさいよ!!」

P「口を利きたくないんだったらこっちからそうしてやるよ、馬鹿が」

バタンッ!!


伊織「…………………」

小鳥「……伊織ちゃん…ごめんなさい。私が言い出したばっかりに…」

伊織「……な、なによアイツ…ドッキリにムキになっちゃって…!!」

小鳥「………」

伊織「……ば、ばか何じゃないの………」オロオロ

伊織「…………も、もう…」オロオロ


伊織「………ほ、本気じゃないわよね……?」

小鳥「………あとできちんと謝りましょう」

伊織「…………なによ…なんなのよ……」


199 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 02:45:20.86 ID:GhfA31Pc0


伊織「……………」オロオロ

伊織「………そろそろ帰ってくるかしら……?」オロオロ

バタン

P「ただいまもどりましたー」

伊織「あっ……お、お帰り!」

P「…………」スタスタ

伊織「…あの…今朝のこと、謝ろうと思って…」

P「………」スタスタ

伊織「……あ、あの……本当に私が悪かったわ……」

P「………何で話しかけてくるんだ?」

伊織「………お願いよ、許して…」

P「うるさい」スタスタ

伊織「あっ………」


203 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 02:50:34.99 ID:GhfA31Pc0



伊織「………もうっ…何すれば許してくれるのよ……バカ!!バカ!!」

伊織「……………」

伊織「…………ごめんなさい………」


伊織「……………ごめんなさい……」

伊織「……………」グスッ




P「ドッキリ大成功~!!」ババーン

小鳥「逆ドッキリ~!!」ババンババンバンバーン

伊織「!!??」


207 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 02:55:27.55 ID:GhfA31Pc0


伊織「………何……」

P「ごめん、つい熱が入ってしまった」

小鳥「ビックリした?」

伊織「……な…なんなのよ……これ…」

P「逆ドッキリだ。お前を驚かせようとわざと怒った振りしてた」

伊織「…………わざと…?」


伊織「…………怒ってないの…?」

P「うん」

伊織「……………」


伊織「………うぅ…っ……ばかぁ……ヒッグ……」

伊織「あんなに怒られたの初めてだっだのよぉ……!!ぁぁぁああぁぁん………!!」

P「あちゃー………」

小鳥「安心して泣いちゃった」


216 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 02:59:41.54 ID:GhfA31Pc0

伊織「ばかっ!!!ばかっ!!ばかばかばかばか!!!」ポカスカ

P「ちょっ、いたっ、いたい、おいっ………」

伊織「ゅるざなぃ…………ゆるざないっ!!」ポカポカ

P「わ、悪かったよ……いたいいたいっ」

小鳥「良かったわねぇ、ホントに嫌われたわけじゃなくて」

伊織「………ホントよ……じゃない、ふざけんじゃないわよこのバカPが!!」ポカスカ

P「お、お互い様だろ…」


222 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:04:48.12 ID:GhfA31Pc0


伊織「はぁ、はぁ………この辺で勘弁しといてあげるわ」

P「………いってぇ……お前……」

伊織「!…………あ、やっぱりやりすぎたかしら……ご、ごめんなさい」

P「……あら?」

伊織「……な、なによ……ドッキリだったんだからもうアンタになんかビビらないわよ!」

P「………」

伊織「……でも…これからはもう少し行動を改めるわ…」

P「……おぉ…わ、わかった…」

伊織「……ジュースいる?コップ取ってきてあげる」スタスタ

P「…いただきます」



ちょっとだけトラウマED






224 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:05:59.40 ID:hpSYB0zW0

いいね!
次は真美がいいな!





228 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:07:24.24 ID:ZcBoJf/dP

真美「おっはよー!」

P「おぉ、おはよう真美」

真美「……」

P「あれ?真美~?今日は俺調子いいぞ?タックルされてもへっちゃら!」

真美「……」スッ

P「……なるほど。お前がその気ならいいだろう受けてやるよ!我慢比べなら負けん!」

真美「……」ドキドキ

真美(なんか今日の兄ちゃんテンション高い……いつもみたいにイタズラしたいな……)

真美(ううん、これもちゃんとしたイタズラだもん!えへへ、みてろよ兄ちゃん!泣かせてやんよ!)


232 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:10:17.79 ID:ZcBoJf/dP

P「……」

真美「……」チラッ

P「……」チラッ

真美「……!」フ、フイッ

P「……ふふふ」ニヤニヤ

真美「……っ」

真美(あ、あぶな!反応しちゃうところだった……よし、ここは……)サッ

真美「……あ、もしもし?亜美~?そうなんだ!うん、そだよ~」

P「……ほう、そうくるか」

真美「うん、うんそれじゃね~……」

P「……で?終わったか?」

真美「……」

P「おっと、ひっかからんか」


235 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:12:16.60 ID:ZcBoJf/dP

真美「……」

P「ん、それもいいがな。そろそろ明日の日程を決めておきたいんだ」

真美「……」

P「おいおい、俺の負けでいいからさ。とりあえずな」

真美「……」

P「って引っかからないか!あはは!ここでしゃべったらまだ続いてます~ってね!」

真美「……」

P「……おい、真美?」

真美「……」

P「なんかやなことでもあったのか?」

真美「……」

P「……いや、とりあえずさ。これはホントに俺の負けでいいから、な?」


236 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:14:39.89 ID:ZcBoJf/dP

真美「……あ、もしもし?うん、真美だよ~、そっか~えうっそ!」

P「……はぁ。まあそういうときもあんのかなー」

真美(な、なんか話ちゃいそうでこわいっしょー……こっからもっと兄ちゃんをいじめるには……そうだ!)

真美「うん、それじゃね!」

P「……終わったか?」

真美「よっし!久しぶりに遊ぶ約束で来たし準備しよっかな~!」

P「お、おい。まさか明日じゃないだろうな?」

真美「明日か~うん、ちょうど暇だし~めっちゃくちゃはっちゃけちゃうもんね!」

P「おい、真美。明日は仕事だと」

真美「ふんふ~ん、それじゃあどの服着てくか今のうちに考えとかなきゃ!」

P「……!」ドン

真美「っ……!」ビクッ


240 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:19:08.60 ID:ZcBoJf/dP

P「……!」ドン

真美「っ……!」ビクッ

P「その辺にしとかないか?こういうイタズラは、流石にさ。仕事が関係してるわけだからよくないだろ?」

真美「え、えっとあ!あそこちょーおいしいクレープあるんだよね!何にしよっかな!」

P「おい……もう時間が」

真美「それに、お友達にも会うからもしかしたら新しい出会いがなんてね!」

P「いいんだな……?」

真美「うわ~楽しみだな!今日は眠れないっしょ!」

P「わかった……」

ガチャッ

真美「……」

真美(あ、あれ?……兄ちゃん?ドアの向こうで、話してる?)

P「はい、はい……本当に申し訳ございませんでした。それでは……」

真美(ま、まずいっ!)ササッ

ドン……ガチャッ


243 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:22:30.16 ID:ZcBoJf/dP

P「はぁ……」

真美「……」ドキドキ

P「明日の仕事断っといたわ」

真美「っ!」ビクッ

P「……まだ続けるか。まあいいけどな、仕事はそうはいかないのよ」

真美「……」

P「あれ、いつもよくしてくれてる監督さんね?もうお怒りでさ。仕事これから取れるか微妙だわ」

真美「ぇ……」

P「ん?なんか言いたいことあるか?まあもう電話しちゃったしな」

真美「……」

P「それでもダンマリなのか、何も言えないのか。まあいいや、俺には関係ないし」


247 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:25:35.03 ID:ZcBoJf/dP

真美「……」プルプル

P「で、最後に聞くけどさもういいの?イタズラで仕事なくすけど?」

真美「……」

真美(こ、これやばいんじゃ?ピ、ピヨちゃん……)

P「うん、わかった。それじゃあな。お前のイタズラがこれっきりって思うとさみしいけど、仕方ないわな」

真美「まっ……」

P「……」スッ

真美「っ……っ!」

真美(もう、もう!ピ、ピヨちゃんん!!)

小鳥「じゃ~ん!ドッキリ大成功!!」

真美(ホッ……し、心臓が止まるかとおもったよピヨちゃん……)


250 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:28:15.90 ID:ZcBoJf/dP

真美(ホッ……し、心臓が止まるかとおもったよピヨちゃん……)

P「えっと……これなんですか?」

真美「えっへっへ~!まんまと引っかかったね兄ちゃん!ここまでがドッキリ、イタズラだよ!」

P「あ~……なるほど、な。それじゃあさ、真美。取引先の人にドッキリです、って伝えてくれよ」

真美「……え?」

P「伝えられないよな?だってさ、仕事ってそういうもんじゃん?今、あっちは他の人に必死に頼んで穴埋めてるかもしれないのに」

真美「あ、ぅ……」

P「ドッキリでした~!なんて言ったら、何言われるか。だから、もう手遅れ。悪いな」

真美「え、いや、嘘……だよね、兄ちゃん?」

P「だからさ、仕事じゃ通用しないからな?まあまだお前は若いし、これを機に程度ってものを知っとくといいよ」

真美「や、やだ……ね、ねぇピヨちゃん!」

小鳥「……ごめんなさい、真美ちゃん。電話してるなんて知らなくて……それならそこで止めたんだけど……」


254 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:31:59.51 ID:ZcBoJf/dP

真美「う、嘘だ!や、やだよ兄ちゃん!ねぇ、何とかなるでしょ!その人はいいから、他の人からお仕事を!」ガシッ

P「離せ」

真美「だ、だって……」

P「離せと言っているのが、わからないのか?」ギロッ

真美「っ!!」ビクッ

P「そういうところも、だ。いつもは多目に見てたけどな、時と場合を知らなきゃこの世界じゃいつだってこうなるぞ」

真美「……う、うぅ」ウルウル

P「で、その人?だから大御所っていっただろ?あそこすっぽかして取れるとこなんてナイナイ」

真美「……に、にいちゃ……」

P「ていうか、そんなドタキャンしたお前と関わってることが知られたら765プロ全員が、仕事なくなるかもしれないわけ」

真美「ひ、ひっく……ご、ごめんなさい……」ジワッ

P「はぁ……」

真美「に、にぃ……?」


P「ごめんなさいですまないからこうなってるんだろうが!!!!」バンッ



257 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:34:42.20 ID:ZcBoJf/dP

真美「あ、あぁ……あぁ……」

P「そういうわけで、俺とお前は今日から赤の他人な」

真美「だ、だってこれは……ドッキリで……そんな……」

P「あ~あ~誰かさんのしりぬぐいで今から大忙しだわ」

真美「ま、待って、待ってよぉ……真美を捨てないで、兄ちゃん……」

P「悪いな~俺、そんないい人じゃないから」

真美「兄ちゃん!兄ちゃん!!!」ガシッ

P「……」サッ



P「どなたですか?」



真美「ぁ……」ドサッ

P「それじゃ、音無さん。どう考えてもこれから忙しいので、ちょっと走ってきますね」

小鳥「あ、えっと……行ってらっしゃい……」

バタン



262 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:38:18.68 ID:ZcBoJf/dP

小鳥「こんなことになるなんて……」チラッ

真美「ねぇ、ねぇピヨちゃん……これ、ドッキリだよね?」

小鳥「……」

真美「真美、嘘ついたけど、嘘ついてないよね?なんで、なんでお仕事なくなっちゃうの?」

小鳥「真美ちゃん……」

真美「ねぇ!兄ちゃんは!兄ちゃんを返してよ!!」

小鳥「真美ちゃん……ごめんね、私ももう、あんまり関わっちゃ……」

真美「ピヨちゃ……嘘……でしょ……」

小鳥「ホントにごめん……それじゃ、私も回ってこなきゃ……」

バタン

真美「……あはは、真美お仕事なくなっちゃうんだ」

真美「一個のイタズラで、兄ちゃんとみんなと迷惑かけて……」

真美「皆いなくなっちゃうんだ……」

真美「もう、いっかな……」

真美「……兄ちゃん……う、うわああああああああんん!!!」



263 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:40:51.43 ID:ZcBoJf/dP

――

P「死にたい」

小鳥「待ってください!」

P「あれほど緊張したエア電話がありますか!」

小鳥「そんなこと言ってノリノリだったじゃないですか……」

P「序盤はバレバレの演技をする真美が可愛かったのに……どうしてこんな……」

小鳥「ていうか、やり過ぎじゃないですか?これ」

P「うん、俺も思った。だからもう行かんとやばいよね。てか俺がやばい」

――


267 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:43:16.49 ID:ZcBoJf/dP

真美「うぅ、ひっく……」

真美「亜美に、なんて言おう……」

真美「真美、もう……」

真美「……最後に兄ちゃんに言いたかったな……」

P「なんて?」

真美「真美が兄ちゃんのこと……ふぇ?」

P「真美……」ギュッ

真美「にい……ちゃ……?」

P「ごめん、ごめんよ……」

真美「兄ちゃん……うわあああああああん!!!」

――


274 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:46:52.28 ID:ZcBoJf/dP

P「ごめんってばーもうー真美ー」

真美「知らない……」

P「お互い様だろ?ドッキリもドッキリ!イタズラにしたらまだまだお前らの分に足りない」

真美「足りるよぉ!もう、あんな……」ウルッ

P「あ~もう悪かった悪かった!さすがに俺もやりすぎたってば」

真美「……バカ」

P「ほらほら、今ならなんでもイタズラしていいぞ~」

真美「もうしばらく、イタズラは辞める……」

P「え?なんで……あぁ、いやいや流石に本気であんなことにならないってば……」

真美「だ、だって!ホントに、ホントに怖かったんだもん……」

P「……そうだな。ごめん」

真美「……許さないもん」

P「……どうしたら許してくれるんだ」


276 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:49:32.13 ID:ZcBoJf/dP

真美「もう、いいや……兄ちゃんが言いたいことわかるけど、怖くてアイドルできないっぽい」

P「嘘だろ?ちょ、ちょっと待てって真美。あれはさ、大げさにやっただけなんだってば」

真美「わかってる……わかってるけど、もうあんな目にあいたくないって思っちゃうの……」

P「真美……なんとか、思いとどまることはできないのか?」

真美「うん。じゃあね、兄ちゃん、ピヨちゃん……」スッ

小鳥「ちょ、ちょっと真美ちゃん!いいですかプロデューサーさん!」

P「……待て真美」

真美「……」




P「……最後、顔がにやけてた」

真美「……っくそ~!ばれちゃったか~!」


280 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:51:33.56 ID:ZcBoJf/dP

P「はっは、甘いのだよ」

真美「く~兄ちゃんも結構レベルアップしてんね!」

小鳥「え?えっ?」

真美「へっへ~!ピヨちゃんは騙せたみたいだね!」

小鳥「な、なんだそういうこと……ホントにどうしようかと……」

P「それよりさ、最後に言いたいこと、ってなんだ?」

真美「え?……!っ~~~!!に、兄ちゃんのバカぁああ!!」ドカッ

P「ぐほぉ!!な、なんで……」バタッ

真美「ま、全く……まだ、言ってあげないんだもんね!」

真美「んっふっふ~!最後まで、これからもたっぷりイタズラしてあげるから覚悟しててよね、兄ちゃん♪」

真美編 終わり






281 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:52:01.81 ID:Cko0M0bo0

真美は天使なんやな……


282 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:52:13.54 ID:Wr/bqWUV0

素晴らしい


286 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:52:51.10 ID:cC3ZiXwtO

良いリレーSSすなー


287 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:53:00.90 ID:YREINI+70

ピヨちゃんェ


288 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:54:44.69 ID:MbLsjG8Z0

真はよ





289 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:56:34.29 ID:8JH1HTQ90

亜美「おっはよ→」

P「ああ、おはよう」

亜美「……」

小鳥「あら、亜美ちゃんおはよう」

亜美「おはよ→ピヨちゃん!」

P「おはよう亜美」

亜美「ピヨちゃん、今ひま→?ゲームしよ→?」

P「……」

亜美「(んっふっふ~。効いてる効いてる)」


290 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 03:59:20.43 ID:8JH1HTQ90

小鳥「ごめんね。今ちょっと手が離せないの」

亜美「そっか~」

小鳥「真美ちゃんはどうしたの?」

亜美「真美は今日は直接レッスンスタジオに行ったはずだよ→」

P「亜美。律子から頼まれていることがあるんだ。この雑誌からインタビューの依頼がある。大体聞かれる内容も書いてあるからある程度内容を考えておいてくれ」

亜美「……」

P「亜美?」

亜美「ピヨちゃん。あとどれくらいで仕事終わりそう?」

小鳥「え…?え…えっと…」


296 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:02:47.33 ID:8JH1HTQ90

P「おーい。亜美~?」

P「小鳥さん!俺は透明人間にでもなったんですか?」

小鳥「いえ。もちろん違いますよ。私には見えています」

亜美「……(ププッ…兄ちゃんなにいってんだか…。笑っちゃいそうだったよ)」

P「亜美、見えてるだろ?なあ?」

亜美「ねぇピヨちゃ~ん。あとどれくらいでゲームできんの?」

小鳥「ええっと……。後一時間くらいでひと段落つくけどだめよ。やることあるでしょ?」

P「宿題もまだたくさん残ってるんだろ?早くやら…
亜美「大丈夫だよ、ピヨちゃ~ん。ひびきんもよく言うっしょ?なんくるないさーだよ→」

P「……」

亜美「(お?怒った?)」


297 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:05:43.80 ID:8JH1HTQ90

P「……」

亜美「……」ゴロゴロ

P「ほら漫画読んでないで」バッ

亜美「…チッ」

P「……」

亜美「…(やば…舌打ちはやりすぎたかも。怒ったかな。ま、ドッキリだしいいっしょ→)」

P「……亜美、俺何かしたのか?」

亜美「……」ポチポチ

P「何かしたっていうなら謝るからさ…。何か言ってくれよ」

亜美「……」ポチポチ


299 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:08:57.80 ID:8JH1HTQ90

P「インタビューは竜宮小町に関係してくるんだ。あずささんや伊織にも迷惑かかるぞ」

亜美「……(ほっほ~ん。竜宮の名を出す手で来ましたか)」デモシランプリ

P「……………」

P「……俺が気に入らないのか?」

P「もしそうならそれはそれで構わないよ。嫌いな人間がいるのは分かるし、亜美はまだ子供だ」

亜美「……(あんまり子供扱いしてほしくないんだけどなー)」

P「でもこれは仕事だ。そろそろ分かる年齢だろ?それにたとえ俺を嫌いになったとしても何か話すことはできるだろ?」

亜美「……(そろそろきてますねぇ。ププッ)」ポチポチ

P「亜美は俺を嫌いなのかもしれないけど、俺は亜美のこと好きだし見捨てたりしないぞ」

亜美「……!(兄ちゃん照れるなぁ~エヘヘヘヘ。なんか癖になりそ)」ドキドキ


302 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:12:28.59 ID:8JH1HTQ90

P「………なあ、頼むよ」

亜美「………」

P「………………なあ」

亜美「……………」

P「………………亜美…」

亜美「…………(ププッ寂しそ→)」

P「…………………………」

小鳥(合図を送る)

亜美「!!(OK!ピヨちゃん!)」

亜美「ドッ…」
バンッ
亜美「」ビクッ


304 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:14:59.47 ID:8JH1HTQ90

亜美「え…?」

P「……」スタスタ

亜美「あっ…ちょっ……ドッキリでした→!だ…大成功→」

P「……」スタスタ

亜美「兄ちゃんごめんって。ドッキリだってば→」

P「……」

亜美「兄ちゃんってば→。ね→ね→」

P「……」

亜美「(あれ?洒落になってない?)」


306 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:17:17.43 ID:8JH1HTQ90

亜美「あの~…えっと~…」

真美「……」

亜美「あれ…真美?レッスンじゃ…?」

真美「最低だよ亜美」

亜美「え…」

真美「もういいよ…兄ちゃんは真剣だったのに…」

亜美「え…?え…?ちが…」

真美「言いたいことがあるなら真美じゃなくて兄ちゃんにいいなよ。兄ちゃん無視して…。こんなに子供だったんだね」

亜美「あ…」


308 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:22:00.74 ID:8JH1HTQ90

亜美「…その…兄ちゃんごめんなさい。ほんのイタズラのつもりで」

P「……」

亜美「…えっと…その……えっと…」

亜美「(…亜美のこと好きだし見捨てたりしないんじゃなかったの?ううん、亜美が悪いんだよね…)」

亜美「………グスッ…ごめんなさい……に…ちゃん…」ウルウル

P「……」

亜美「…ごめ…なさ…グスグス…嫌いに…なっ…た?」ポロポロ

P「……」

亜美「……いい子…にし…ます……ヒック…仕…事もべ…んきょも…」ポロポロ



310 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:22:57.65 ID:Wr/bqWUV0

これはえげつない



313 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:24:53.95 ID:8JH1HTQ90

亜美「…その…だから……」ポロポロ

P「……」スタスタ

亜美「…ぁぅ…」

P「……」ギュウッ

亜美「え?」

真美小鳥「ドッキリ大成功ー!!!」

亜美「え?え?」

真美「真美はレッスンは今日はないのでした→。仕掛け人で→す」

亜美「え?はれ…?」

P「さっきも言っただろ?俺は亜美のこと好きだし見捨てたりしないって」ギュー

亜美「うぁぅぁ…」ドキドキ

真美「(いーなー)」


316 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:27:18.47 ID:8JH1HTQ90

亜美「兄ちゃん。もう離してよ。なんか恥ずかしいよ」

P「そうか」

亜美「でも…兄ちゃんタイミング完璧だったね…ちょうどネタばらしするところだったのに…」

P「小鳥さんの合図は亜美だけじゃなく俺にも向けられていたということだ」

亜美「むむむ……………。……………………あれ?涙が止まらない…」ポロポロ

亜美「……ぅあぁぁぁぁん。…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん。…にいちゃんごめんなさいぃ……」ボロボロ

P「よしよし。俺もごめんな。亜美を騙して」

亜美「………グスッグスッ……エヘヘ…そうだよ真美まで使って……おあいこだね…」

P「うん。さて、ひと段落ついたところで……地獄の宿題タイムだ。いい子になるんだよな?もちろん真美もだ」

亜美真美「」

終わり






317 忍法帖【Lv=6,xxxP】 2012/08/07(火) 04:28:37.87 ID:WXIKXWaz0

真美までwww




320 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:29:03.76 ID:cC3ZiXwtO

乙ぅっうー


322 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:29:28.59 ID:Wr/bqWUV0




324 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:31:52.70 ID:aoTfJ7rv0


次はよ


325 忍法帖【Lv=6,xxxP】 2012/08/07(火) 04:34:25.58 ID:WXIKXWaz0

響はよ


326 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:34:36.20 ID:MiA3uBSR0


雪歩はよ


327 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:36:06.65 ID:vw+ZVzjq0

ピヨ助はよ






333 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:52:56.46 ID:RLpxQ9Ss0

P「ただいま戻りましたー。っと、響だけか」

響「……(ふふん。何か話しかけられても、本を読んでるふりして無視してやるさー。自分、完璧な作戦だぞ!)」

P「返事くらいしてくれよな……あぁ、本読んでんのか。よいしょっと。」ギシッ

P「……」

P(あ、しまった。なんか会話終わっちまった)

響「……」ペラ..ペラ..

P「……」カタカタ...

響「……」ペラ..ペラ..

P「……」カタカタ..


334 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:53:31.31 ID:RLpxQ9Ss0

響「……(…………あれ?)」

P「……(…………これって……)」


響P((普段よくあるシチュエーションじゃないか……?))


響「……」ペラ..ペラ..

P「……」カタカタ...

響「……」ペラ..ペラ..

P「……」カタカタ..


響P((ド、ドッキリに……ならない……!!))


小鳥(何やってるピヨ……)


終わり






337 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 04:59:35.01 ID:MfXg7icq0

なんかワロタ





371 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 08:44:50.33 ID:Lb0AFyFN0


 これで何度目になるかわからない逆ドッキリ企画。
今日のスケジュールを確認すると昼頃にやよいが一人で事務所に居る時間がある。

「という訳で今日はやよいちゃんですね」

 一緒に確認をしていた小鳥さんは演技をし、
直接騙すことになる俺の精神的負担など知らぬ存ぜぬと言わんばかりに
一人楽しそうにそう告げる。

「やよいか……」

 どうやら、今日の逆ドッキリはいつも以上に俺の胃が痛い事になりそうだと、
蝉の鳴き声をBGMに、ビデオカメラを構えて張り切る小鳥さんを眺めながら思った。


        ――― やよい編


374 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 08:53:36.89 ID:Lb0AFyFN0


「お、おはようございまーす!」

 いつも通りの元気な、しかしどこかぎこちない声が事務所に響く。
時計を見ると正午ちょっと手前。相変わらず真面目だ。

「おはようやよい」

 ぴこぴことトレードマークのツインテールを揺らしながら、
事務所に入ってくるやよいに声をかける。

「……」

 当然やよいはあらかじめ小鳥さんから嘘のドッキリについて
連絡を受けているので、わざとらしくぷいと顔を逸らして俺の挨拶を無視した。



378 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:01:00.53 ID:Lb0AFyFN0


 私、怒ってます。みたいな表情をして俺の挨拶を無視するやよいに、
場違いながら「あぁ、ずいぶん演技力があがったものだなぁ」などと言う
感想を覚えてしまう。そして同時に、普段の素直で元気なやよいに無視されるというのは
例えそれが演技だとわかっていても少々心に来るものがある。

「お~いやよい? 聞こえなかったか? おはよう」

 これからさらに心にも胃にも負担のかかる事をしなければならないと思うと気が重いが、
そんな心中はさておき、とりあえず俺は再度やよいに挨拶を試みる。

「ふーん……」

 顔を覗き込むようにやよいが逸らした方へ身体を移動させると、
やよいは小さくそういいながら反対側へ顔を逸らし何食わぬ顔で
パソコンを弄っている小鳥さんの方へ歩いていった。


380 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:08:15.95 ID:Lb0AFyFN0


―――

「やよい~?」

 困ったように呼ぶプロデューサーの声を無視しながら、
私は小鳥さんの机に向かいます。

「あの、小鳥さん」

 プロデューサーにばれない様に小さな声でお仕事をしている小鳥さんに話しかけると、
小鳥さんは「なぁに?」と笑顔でこっちに向きました。

「あ、あのー。プロデューサー困ってるみたいだし、
 もういいんじゃないかなーって」

 後ろのほうをチラッと見てみると、プロデューサーは私の方を見ながら
頭を掻いて苦笑いしていました。

「あら、ダメよやよいちゃん。ドッキリなんだから、少しやりすぎる位じゃないと」


382 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:13:47.16 ID:Lb0AFyFN0


「で、でもプロデューサーにも悪いですし……」

 小鳥さんは電話でもお仕事だからって言ってましたけど。
やっぱり、いつもお世話になってるプロデューサーを無視したり、
嘘をついたりするのは心苦しいです。

「そう? でも、プロデューサーだってドッキリってわかったら許してくれるわよ。
「う~……」

 結局、言い包められて小鳥さんに背中を押されてプロデューサーの所に戻されました。

「小鳥さんとなにを話してたんだ?」

 すると早速挨拶を無視したことを怒らないで、
いつもみたいに優しくプロデューサーが聞いてきました。

「……」

 つい本当の事を言ってしまいそうになるんですけど、
それをぐっと堪えてお返事をしないでだんまりして
また顔を逸らします。顔を逸らすのは、悲しそうなプロデューサーを見たくないから。


385 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:18:20.84 ID:Lb0AFyFN0


「……もしかしてやよい。怒ってるのか?」

 そんなことないです。って言いたかった。
感謝ならしても、私がプロデューサーを怒ることなんてありません。
って、そう口にしたかったけれど。
これはドッキリだから、プロデューサーならわかってくれるからって。
そう自分に言い聞かせて私は黙ってスケジュール表がかかってる壁に
逃げるように早足で向かいます。

「はぁ……」

 後ろから聞こえる溜息に、
つい、身体がビクッてなっちゃう。
悪い子だって思われたかもしれない、嫌な子って思われたかもしれない。
そう思うと怖くて、振り向いてすぐ全部伝えたかった。


389 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:23:16.73 ID:Lb0AFyFN0


 でも、振り向いて口を開いた瞬間に、
プロデューサーの背中の向こうで小鳥さんが大きく頭の上で
手をバッテンにしてるのを見て。また口をギュッて結ぶ。

「どうしたんだやよい? なんか嫌な事でもあったか?
 悩み事があるなら何でも聞くから、そんなに黙らないでくれよ。
 やよいは元気に笑ってる方が可愛いぞ」

 少し膝を曲げて、心配するようにプロデューサーが私をまっすぐ見つめてくる。
嫌な事なんかありません。プロデューサーが嫌な子と一緒に居るだけです。
だからそんな優しい事言わないでください。

 じわっと、目が潤んだのがわかって。
慌てて目を手の甲で擦る。こんな私を心配してくれて嬉しくて、
そんなプロデューサーを騙してて辛くて。
涙が勝手にじわじわと溢れそうになる。


392 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:28:37.41 ID:Lb0AFyFN0


「……やよい」

 声をかけられると同時に涙を見せた私を見て、
そしてそんなになっても何故かドッキリを続けなくちゃという変な感覚に従って
慌てて距離をとった私に、プロデューサーは凄く傷ついたような顔をしました。
今まで見たことの無い、表情。

「そうか、……わかった」

 目を伏せて、唇を噛んだプロデューサーはそういって。
悲しそうな笑顔を私に見せて。

「やよいがそこまで俺の事を嫌ってるとは思わなかった。
 いままで気づかなくて、すまなかったな……」

 小さくそう呟いて私に背中を見せて事務所からでていってしまいました。

「……っ! ち、違うんですプロデューサー!」


393 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:32:27.73 ID:Lb0AFyFN0


 慌ててずっと結んでいた口を開いた時には、もう、遅くて。
その背中にかけた言葉はバタンと閉まる扉の音にかき消されて。

「ま、待ってくださいプロデューサー!」

 その背を追いかけようとして、自分の足に躓いて転んだ。
床におでこをぶつけたけど、それもどうでもよかった。

「うっ……、ち、ちがうんです……」

 痛かった。おでこじゃなくて、心が。
私の所為でプロデューサーを傷つけてしまった。
謝らないといけないのに、追いかけないといけないのに。
プロデューサーに嫌われたと思うと、あの表情を思い出すと、
走るどころか立ち上がることもできない。


397 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:39:22.38 ID:Lb0AFyFN0


「あぁ……ひぐっ……ごめんなさい……」

 その一部始終を見ていた小鳥さんが、慌てて机から離れて駆け寄ってくる。

「大丈夫やよいちゃん!?」
「小鳥さん……」
「ご、ごめんね。まさかこんなことになるなんて……」

 だから私は嫌だって、言ったのに……。
そう思っても、後の祭り。プロデューサーはもうでていってしまった。
私が、もっと強く嫌って言っていれば、そう思うと涙が止まらなかった。


401 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:44:24.89 ID:Lb0AFyFN0


 どの位泣いてたのか、わからない。
ただ転んだままの体勢で背中を擦られながら泣いていて。
やがて、私が少し落ち着きを取り戻すと。

「ごめんなさいね。やよいちゃん」

 小鳥さんは、罰の悪そうな済まなそうな声でそう言った。

「……」

 けれど、それに返事する余裕は、やっぱり私にはまだ無くて。

「ホントに済まなかったなやよい」

 何度も何度も謝る小鳥さんを安心させようと、少しだけ顔を上げる。


403 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:47:49.04 ID:Lb0AFyFN0


「……え?」

 顔を上げて、しばらく時間が止まったかと思った。

「……悪かった。まさかここまでになるとは思ってなかったんだ」

 背中を擦ってくれていたのは小鳥さんではなく、
外に行ってしまったままだと思ってたプロデューサーで。
その顔にはさっきの表情はなく、代わりに申し訳なさそうにしていて。

「プ、プロデューサー……?」
「おう」

 どうして、とか。なんで、とか。いつの間に、とか。
そんなのは全部どうでもよくて、プロデューサーが戻ってきてくれたことが嬉しくて。
私は無意識にプロデューサーに抱きついていた。


406 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:52:29.08 ID:Lb0AFyFN0


「うおっ!?」
「プロデューサー! ごめんなさい! 全部嘘でドッキリで間違いで誤解なんです!」

 もうプロデューサーがどこにも行かないようにと、
強く強く腕を回しながら、滅茶苦茶に謝る私。

「あ、あのねやよいちゃん」

 小鳥さんに声をかけられて、プロデューサーに抱きついたまま振り向くと、
小鳥さんがドッキリの看板を持って苦笑いをしていた。

「そ、そうなんです! プロデューサーこれは全部ドッキリで!
 私はプロデューサーの事大好きで! だから、だから!」

 早口で捲し立てるように抱きついたまま色々言って。

「だから……だから……」

 泣きつかれたからか、来る前から緊張していた気疲れか。
プロデューサーの暖かい匂いの所為なのか。

「だから……」

 私はそこで意識を失ってしまって。


411 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:57:11.12 ID:Lb0AFyFN0


―――

「えぇぇぇぇっ!?」

 あのまま俺に抱きついたまま眠ってしまったやよいをソファに移し、
本当の仕事である午後のレッスンを急遽中止にして数時間後。
目が覚めたやよいは俺と小鳥さんに真実を聞いてとんでもない大声で驚いた。

「え、つまり、えとえと……」
「ドッキリをかけられていたのは俺じゃなくてやよいって事だ」
「ごめんなさいねやよいちゃん。私もプロデューサーさんも全部お芝居だったの」
「……えぇぇぇぇ」

 寝起きの頭の所為かどうかはわからないが、
全部説明されても未だに理解が追いつかないと言った様子で困惑するやよい。
流石に今回はやり過ぎたと強く反省する。俺と小鳥さん。


415 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:02:58.25 ID:Lb0AFyFN0


「そんな、だって、私すっごく怖くて!
 プロデューサーを、だって、……えぇぇぇ!」
「ほっんとうに済まなかったやよい!」

 事務所のアイドルでやよいは一番純粋で素直な子だ。
それをわかっていながら限度を弁えずあそこまで本気で泣かせてしまった。
しかもいい大人が、二人がかりで、面白半分で。
……最低な話である。それこそ本当に嫌われても仕方が無い。

「プロデューサー?」
「……ん、なんだやよい?」
「つまりプロデューサーは私を嫌いになってません……よね?」
「当たり前だろ! お前は大事な俺のアイドルだ!」

 やよいは、それを聞いて。また、一つ涙を零す。

「よかったぁ……」

 安堵したように、心から安心したように。


416 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:06:08.07 ID:Lb0AFyFN0


 そして、やよいは笑った。

「私も、プロデューサーの事大好きです。
 これからもこれまでも、絶対に嫌いになんかならないですから」

 そしてこう続けた。

「だから、もう二度とこういうことしないで欲しいかなーって」
「許してくれるのか」
「はいっ」




                           ―――やよい編 終わり―――






417 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:06:51.47 ID:Lb0AFyFN0


 なんか違うなうん


418 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:08:29.78 ID:jNzE12dNO

よかったと思う


419 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:09:39.62 ID:EfUrzOol0

やよいには心情描写が良く似合う



421 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:12:43.95 ID:/y213gE50

甘甘っすな~。よかった。よかった

GOサインが出るなら美希編いくけど、どう? 美希り発車だけど。
もう少し待った方がよい?




422 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:13:09.11 ID:ZcBoJf/dP

>>421
GO!


448 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:49:27.45 ID:19EFakyHP

>>421
美希り発車が言いたいだけだろ





426 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:17:37.88 ID:/y213gE50

小鳥(いい? じゃあ打ち合わせどおりにね?)

美希(了解なの!)

P「よーっす。あれ、美希いたのか?」ガチャ

美希「…………」

P「?」

P「おーい、美希~?」

美希「…………」プイ

P「?」


427 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:20:48.14 ID:/y213gE50

P「小鳥さん、何かありました?」

小鳥「え、えーと、さぁ……?」

P「美希、どうかしたか?」

美希「…………(ごめんねハニー、これはドッキリなの)」

P「なにかあったのか? 心配だぞ?」

美希「…………(それにしても、無視するだけでこんなにハニーが構ってくれるなんて)」

P「美~希~?」

美希「…………(ハニーは少しチョロ過ぎだと思うな。アハッ! 小鳥の言うとおりだったの)」

P「…………」

美希「…………(怒るかな? 怒るよね?)」ドキドキ


429 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:24:03.05 ID:/y213gE50


P「……ごめん!」

美希「……(!)」

P「何か悪いことしたなら謝るから、な? ワケを聞かせてくれよ」

美希(小鳥、どうしよう……? ハニー可哀想だよ……)

小鳥(ここで引いてどうするの! GOよ!)

ガサゴソ パカッ
美希「…………」ポチポチ

P「ケータイ開いてまでだんまりか、はぁ……」

美希「……(……胃が痛いの)」ポチポチ



432 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:27:01.02 ID:/y213gE50


P「えと、悩みでもあるのか? 何でも聞くぞ! 俺はいつでもアイドルの味方だからな!」

美希「悩み……」ボソッ

P・小鳥「「!」」

美希「小鳥~! さっきから蝿がブンブンうるさいの。なんとかして!」

P・小鳥「「!!」」

P「……ハハッ。蝿、か」

美希「…………」ドキドキ



433 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:29:58.01 ID:/y213gE50


P「そっか蝿か……」

美希「…………(ごめんなさいハニー!)」

P「……お互い信頼できてると、おもったんなだけどなぁ」

美希「…………(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!)」

P「……勘違いだったってことか」

美希「……(違うのハニー! 美希はハニーのこと大好きなの! 愛して「じゃあもういい」

美希「」



436 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:33:33.17 ID:/y213gE50


P「せめて、仕事はきちんとやってくれ。俺を嫌いでもいいから。美希はプロのアイドルだからな?」

美希「……(あんなに悲しいハニーの顔、初めてなの)」

小鳥(焦らすなぁ)

P「じゃあ、スケジュールの確認を……」

美希(小鳥、もう限界なの! 早くネタバレを……)

小鳥(72言ってんの美希ちゃん! ここで逃げたら女が廃るわよ! 抉れるわよ!)



441 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:38:00.93 ID:/y213gE50


P「美希」

美希「……(!)」

P「せめてケータイはしまえ。今は仕事の話をしているんだ」

美希「…………(そう言えば、ケータイ持ったままだったの)」ポチポチ

P「……美希っ!」    トゥルルルルルルルル

小鳥「はい、こちら765プロです」ガチャ

小鳥「はい……はい。お世話になっております」



443 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:42:29.68 ID:/y213gE50


小鳥「それで……ええ、その件は真にありがとうございま、はい……」

小鳥「はい、そのようなことは。……はい。……えっ!?」

小鳥「申し訳ございませんっ!! すぐに担当を呼んで参ります!」ピッ

美希・P「!」

P「どうしました!?」

小鳥「大変ですプロデューサー! ガトー園さんから、新作のニラ茶のCMの件で!」

P「美希の出るヤツか。……まさか!?」

小鳥「はい。その、美希ちゃんが撮影をすっぽかしたって。先方、激怒していらっしゃって……」

P「なんだって!?」

美希「」


446 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:46:21.39 ID:/y213gE50


P「……はは、まさかな。冗談だろ? ドッキリだろ? なぁ、美希?」

美希「え、えーと……」

P「美希っ!!」

小鳥「プロデューサーさん! 電話を! 先方、待ってらっしゃいます!」

P「……ああ、分かった。今行く」

P「お電話変わりました。プロデューサーのPです。……はい、それはまだこちらでも状況の把握が……」

P「……はい。完全にこちらのミスです。関係者各位様には多大なご迷惑を……。はい」



449 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:50:18.14 ID:/y213gE50


P「申し訳の次第もございません。一刻も早く原因の『もういい! お宅とは二度と仕事しない!』」ブッ、ツーツーツー

P「……ああ」

P「ああぁぁぁぁぁ…………」

小鳥「プロデューサーさん……」

P「もう、おしまいだ……」

美希「は、ハニー……」

P「どうだ? これで満足か? 美希」

美希「違うの、これは……」



452 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:54:38.39 ID:/y213gE50


P「765プロ始まって依頼のでっかい仕事だ。……だった。」

P「お前なら万人受けするからいけると思った」

P「それが、このザマだ!」ドガァンッ!!!!

美希・小鳥「キャアッ!」

P「……正直、お前がここまで俺を、765プロを憎んでいるとは知らなかったよ」

P「俺達、お前に何かしたか……? 何で……」

美希「ち、違うのハニー。これはドッキリで、小鳥が……」



457 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:58:05.72 ID:/y213gE50


P「ドッキリ!? 本当か!?」ガシッ

美希「あ、う……」ジワッ

P「なあ、ドッキリなのか? 信じていいんだな!?」ユサユサ

美希「えと、その、違うの……」

P「どういうことだよ、オイ!? ……音無さん、何か知ってるんですか!?」ギロッ!



459 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:01:56.73 ID:/y213gE50


小鳥「えと、美希ちゃんがプロデューサーの気を引きたいって言って。それで、私が無視したらどうかって……」

P「撮影をサボるように言ったと?」

小鳥「まさかそんな! だって私、まさか……」

P「……美希、そういうことか? そんなことのためだけにか?」

美希「違うの! だって美希、今日撮影だって知らなくて、小鳥が、小鳥が……」



461 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:06:14.54 ID:/y213gE50


P「……音無さんが悪いのか?」

美希「えと……」ブワッ

P「音無さんが悪いのかっ!!」ドガッ!

美希「キャアッ!」

P「どうなんだよ、答えろよッ!」

美希「…………美希は悪くないもんッ!!!!」


466 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:10:14.56 ID:/y213gE50


美希「だって撮影は来週だもん! 美希覚えてるよ!? お仕事取ってきたときハニーがすっごく嬉しそうだったから!」

美希「今までよりずっとキラキラできるって楽しみにしてたんだよ!? カレンダーにも印つけてたんだよ!?」

美希「だから……だから……」

美希「美希が間違えるわけないんだもん。……ううっ、ふぐっ、うえええぇぇぇん……」

小鳥「美希ちゃん……」

P「美希……」

美希「うええぇぇぇぇん。ヒック、うぐぅ……」




468 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:14:14.21 ID:/y213gE50




P「言 い た い こ と は そ れ だ け か ?」


美希「」


475 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:19:36.81 ID:/y213gE50


P「ああ、確かに撮影は来週だったよ。3日前まではな。」

P「でもな、変わったんだよ。俺、伝えたよな?口でも。メールでも。電話でも」

美希「そんなの……」

P「ね? 音無さん?」

小鳥「ええ、口をすっぱくして……」

P「更に聞いたはずだ。どうしても外せない仕事ができたから1人で行ってくれるか? って」

P「お前は了承した。渋ったけど。代わりにご褒美が欲しいって言うから銀座で高級苺ババロアまで買ってきたんだぞ。俺は」

美希「そんな……嘘……」


478 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:23:53.71 ID:/y213gE50


小鳥「……嘘じゃないわよ」

美希「小鳥……?」

小鳥「だってボードに、ホラ……」

美希「え、あ、嘘……? じゃあ、メールは……」

美希「…………」ポチポチ

美希「う、あ、うあぁぁぁぁ…………」ボロボロ…

美希「ごべんな゛ざいっ! ごべんな゛ざいっ……!!」


484 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:27:22.17 ID:/y213gE50


美希「美希゛、がんちがいしででっ……!」

P「美希……」

美希「ううううぅぅぅぅ……」

P「美希、もういい」

美希「……ヒック、ヒック」

P「もういい。わかった」

P「美希……」

美希「…………」


486 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:28:06.21 ID:/y213gE50

書き溜めが尽きた

①即興で更なる鬼畜コース
②さっさとネタバレコース




488 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:28:48.01 ID:6ifvCdtC0

②で


489 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:28:50.13 ID:19EFakyHP

2


490 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:28:57.95 ID:NXDnG0Z50




493 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:29:09.20 ID:2cMX673s0

もう許してやれよ、ということで②


494 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:29:20.91 ID:Eb0KiWUhI

2もいいけど1も見てみたい


498 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:30:59.03 ID:jNzE12dNO

これ以上はドッキリで済まないんじゃないですかね
2で


500 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:31:09.17 ID:/y213gE50

じゃあ2で



509 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:34:35.41 ID:/y213gE50

P「美希、顔を上げろ」

美希「うぅ……」

P「……早く!」

美希「ヒッ……」ビクビク

カンバン「ドッキリ大成~功!! 驚いた!? ねぇ驚いた!?」

美希「……え?」

小鳥「こういうことよ」

P「すいませんでしたァーーーーッ!!!!」ドゲザーッ!



515 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:39:55.31 ID:/y213gE50

美希「え……え?」

小鳥「つまり、全部ウソだったのよ」

小鳥「電話の相手は黒井社長だし、メールはホラ、マジカルなアレで」

P「30越えたら処女は魔法が使えるんだ」

小鳥「黙れ」ギロリ

P「ヒッ」

美希「じゃあ美希は……」

P「そうだ。美希は何も悪くない」




519 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:44:02.38 ID:kz2o5kfi0

ピヨちゃんはまだ2X歳だよ!



522 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:45:43.94 ID:/y213gE50

美希「う、あ、うわああぁぁぁあん!」

P「美希、本当に済まないッ! 許してくれなんて言わないから!!」ヤキドゲザーッ!

小鳥「本当にごめんね美希ちゃん。美希ちゃんがあんまりかわいいものだからつい、ね」

美希「うわぁぁあん! ヒック、ああぁぁぁあんっ!」

P「詫びるから! 死んで詫びるから! 今死ぬから!」ヤキサンテンドゲザーッ!



531 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:52:36.50 ID:/y213gE50

――
―――
―――――
10分後

美希「うう……ヒック、ヒック」ギュウッ

小鳥「ようやっと落ち着いたわね」

P「ああ、よかった。そろそろ俺も呼吸が危うくなってきたところだ」

小鳥「美希ちゃん、そろそろプロデューサーさんから離れてあげたら?」

美希「や、なの。今美希が離したらハニー死んじゃうの」ギュウゥッ!!

P「うん。死んじゃう」アナコンダー


540 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:57:05.31 ID:/y213gE50

美希「ハニーってば酷いの」

P「うん。酷い」

美希「美希を騙したの」

P「うん。騙した」

美希「酷い人なの」

P「そうだな」

美希「もう許してあげないの」

P「当然だな」

美希「残念?」

P「残念」

美希「悲しい?」

P「悲しい」

美希「じゃあ、美希のこと、『ハニー』って呼んで?」

P「」


542 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:01:15.13 ID:/y213gE50

P「え? ちょ、ま、え!?」

美希「そしたら許してあげるの」

P「えー」

美希「嫌?」

P「嫌じゃないけど、えーと」チラ

小鳥(ワタシワナニモミテマセン キコエマセン シリマセン)

P「えーと、じゃあ、ゴホン」

P「ごめんよ、許しておくれ。ハニー」


546 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:06:07.11 ID:/y213gE50


美希「……」

P「……」

美希「……ま、ギリギリ合格かなっ」

P「良かった……」

美希「でも心がこもってなかったの」

P「込めたぞ」

美希「ぜーんぜん。ダメダメなの」

美希「だから、本気の『ハニ-』は」

美希「プロポーズまでとっといて欲しいな!」ニコッ






小鳥「」チーン

亜美「ピヨちゃんが死んでる……」


おしり






547 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:06:54.32 ID:19EFakyHP

オツなの


549 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:07:40.24 ID:7n+I0KGn0

乙!


550 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:08:35.61 ID:CNg7EMcL0

おつ
で、鬼畜ルートについてだな





560 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:15:03.51 ID:EfUrzOol0

響「ドッキリ…?」

小鳥「うん。やってみない?」

響「へへっ、ちょっと面白そうだな!」

響「自分、やってみるよ!」



P「おはようございまーす」

響「!」

小鳥「おはようございます、プロデューサーさん」

P「おはようございます、小鳥さん。あの子達はまだですか?」

小鳥「え?それなら響ちゃんが…」

P「なんだ、居たのか響。おはよう」

響「……」

P「…?どうした?」

響「……」

P「元気ないぞ?お腹痛いのか?」


562 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:17:36.58 ID:EfUrzOol0

響「…あー。喉が渇いたぞー」

小鳥(わざとらしい…)

P(所詮響か…)

響(さすが自分だぞ…自然な演技も完璧さー!)

P「あ、俺にも入れてくれよ。この時間でも外を歩くとやっぱり喉が…」

響「…ぴよ子はいるかー?」

小鳥「えぇ、いただけるかしら」

響「わかったぞー」

P「……」

響「はい、どうぞ」

小鳥「え?あ、ありがとう…?」

響「どういたしましてだぞ!」

P「響…?」

響「……」


563 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:20:20.79 ID:EfUrzOol0

P「響…何か…気に入らないのか?」

響「……」

P「俺が…何かしてしまったのか?」

響(そんな訳無いぞ…)

P「…っ!小鳥さん」

小鳥「は、はい」

P「あの…何かご存知じゃありませんか」

小鳥(急に私にふらないでくださいよぉ…)

小鳥「さ、さぁ…?」

P「そうですか…」

P「なぁ、響…」

響「……」

P「……」

響(うぅ…ごめんよ、プロデューサー…)


564 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:25:23.05 ID:EfUrzOol0

小鳥「響ちゃん、何かあったの?」

響「!?」

P「!?」

響(えっと…、この場合どうすれば良いんだ…?)

響「な、何が…?」

小鳥「プロデューサーさんを無視してる事よ。一体どうしたの?」

響(え?え?これ、ぴよ子が…え???)

響「な、何の事?」

小鳥「ハァ…そう…」

小鳥「何があったのか知らないけど、こういうのは良くないわ」

小鳥「プロデューサーさん」

P「うぇっ!?は、ハイ!?」

小鳥「この子もちょっと機嫌が悪いだけだと思いますから、しばらくしたら元通りになりますよ」

P「え、えぇ…」


568 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:28:59.04 ID:EfUrzOol0

P(何だったんだ今のは…)

響(何だったんだ今の…)

小鳥(さっきから変に私に振ってくる仕返しです!)

P(…さっきの仕返し、かな?)

響「……」

P「…そっか、俺とはしばらく喋りたくはないか」

響「……」

P「仕事の事もあるし、ちょっとぐらい反応してくれても…」

響「……」

P「そうかいそうかい、あくまでもそういう態度とるんだな」

響「?」

P「あー、もういいよ。そっちがその気なら俺にも考えがある」

小鳥(知ってる側からすると割と唐突だなぁ)

響「…?」


573 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:33:47.47 ID:EfUrzOol0

P「……」

響(うぅ…急に黙っちゃったぞ…ぴ、ぴよ子ぉ…)

小鳥「は、はーい!しゅーりょー!」

響「終わったぞー!ごめんな?プロデューサー」

P「…あ?」

響「…え、えっと、ドッキリでしたー!…だぞ」

P「…ドッキリ?」

小鳥「そ、そうなんです!これは実はドッキリで…」

響「そうだぞ!ドッキリとはいえ、本当に申し訳なかった」

P「……」

響「ぞ…」

P「……」

響「プロデューサー…?」

小鳥「プ、プロデューサーさん…?」

小鳥(私もちょっと怖い…)


576 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:40:49.90 ID:EfUrzOol0

P「……何でしょう」

小鳥「…あの、す、すいません。これは私の発案で…」

P「いえ、別に怒ってませんよ。…小鳥さんにはね」

響「…っ!プ、プロ」

P「はぁー、喉、渇いたなぁ」

響「そ、それなら自分が!」

P「あ、小鳥さんはいりますか?」

小鳥「わ、私はまだあるので…」

P「あぁ、そうですか」

響「プロデューサー…あの…ご、ごめん…なさい…」

P「……」

響「う、うぅ…」

P「……」

響「じ、自分が…」


578 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:45:27.21 ID:EfUrzOol0

響「自分が悪かったさー!だから、だから、無視はしないで欲しいさー!」

P「……」

響「虫が良すぎるって解ってるぞ!でも、こんなのは嫌さー!」

響「自分がされて初めてわかったさ!無視って辛すぎるさー!」

響「もう、こんな事しないから許して欲しいさー!」

P「……」

響「あ…う…」

小鳥「響ちゃん…」

響「ぷろ…りゅーさぁー…」

響「ひっく…うぇ…」

響「自分…全然完璧じゃなかったぞ…」

響「こんなに、ぷろりゅーさーを傷つけて…」

響「それでも、許して欲しいって思って…」

響「都合よすぎで…ダメダメな奴だぞ…」

響「う…うぅ…」ポロポロ


579 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:47:52.75 ID:EfUrzOol0

P「……」

響「こんな自分だけど、もっとプロデュース…」

P「……」

響「して…欲しかったぞ…。でも…もうダメだよね…」

響「こうやって…ぐす…嫌われ…ズズ…」

響「嫌われ…うぅ…ちゃって…」ポロポロ

響「う…うぅ…!」

小鳥「ちょっと!プロデューサーさん!」

P(うわ、また出しゃばるの!?)

小鳥「もう…もう許してあげてくださいよ!」

P(この人アイドルよりよっぽど演技派だよなぁ)

小鳥「こんなに…謝ってるのに…うぅ…」

P(あ、あれ!?泣く事も出来るの!?)

響「ぴよ子…」

P(あ、わかったぞ。この鳥、響の心象を)



581 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:50:49.83 ID:sFQ3DjS80

このぴよ子は焼き鳥にすべき




583 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:52:10.76 ID:EfUrzOol0

P「……」

P(ホンマ悪い人やでぇ)

P(もしかして、こういうあくどさのせいで彼氏出来)

パァン!!

P「!?」

小鳥「貴方って…貴方って人は…!!」

小鳥(なんか殴るべきだって私のゴーストが囁いた気がしたわ)

響「ぴ、ぴよ子!殴るなんて…!」

P(このアマァ…!覚えてろよ…!)

P「いったいなぁ~。何するんですか小鳥さん」

小鳥「もう知りません!」

P(でも、音は大きいけど全然痛くなかったな。ホント器用だな)

響「プロデューサー…大丈夫か…?」

P(あ、そういや響の反応を見るのが目的だった)


585 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:54:51.16 ID:EfUrzOol0

響「そ、そうだ!氷!冷やさないと!」

P「……冷やさないとな」

響「!自分が」

P「ハァ~めんどくさ。氷あったっけ?」

響「あ…う…そ、そうだよ…ね…」

響「自分なんかに…手伝って欲しくないよね…」

響「ははは…」

P「氷は…あー、足りるかな。ビニール袋はどこかな」

響「う…うぅ…」ポロポロ

小鳥(もう…。ホントにいい加減にしてあげなさいよ『)

P(流石にもう可哀想だな…。でも、もうちょっとだけこの涙を見ていたい…)


587 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 12:59:40.59 ID:EfUrzOol0

小鳥(』って顔してるわね。全く良い趣味だわ)

響「プロデューサー…返事はしなくても良いから…聞いて欲しいぞ…」

P「……」

響「自分、沖縄から出てきて、誰も頼る人が居なくて…」

響「この事務所にはじめて来た時、皆が笑顔で迎えてくれたとき…」

響「本当に安心したんだ…ずっと怖い土地だって思ってたここで…」

響「うちなーの皆と同じ笑顔の人たちがいるって、ホントのホントに安心して…」

響「その中でも、にぃにとおんなじ笑顔をしてるプロデューサーが…」

響「一番…安心出来る笑顔で…」

響「この事務所でなら…このプロデューサーなら…トップアイドルを…」

響「目指せるって…そう、思ったんだ…」

響「他のトコじゃダメなんだ…。この事務所で」

響「ここの皆とじゃなきゃダメなんだ…」

響「プロデューサーじゃないと、ダメなんだ…!」


590 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 13:04:38.95 ID:EfUrzOol0

響「だから…だからぁ…」ポロポロ

響「プロデューサーには、ずっとプロデューサーでいて欲しいんだ…!」ポロポロ

響「自分…夢は諦められないんだ…!」

響「ずっと会話が無くても良い…どれだけ冷たくされたって良い…」

響「それでも、自分のトップアイドルの夢を、見守ってて欲しいんだ…!」ボロボロ

響「お願いだよぉ…!何でも…するからぁ…」

響「自分の…自分のぷろりゅーさーでいておくれよぉ…!」

P「ほう…何でもとな」

小鳥「極悪人!」

P「まだ何も言ってないじゃないですか…。響、気持ちは良く解ったよ」

響「う…うぁ…?」

P「全く…鼻水までたらして…せっかくの可愛い顔が台無しじゃないか」

小鳥「スケコマシ!」

P「ホントうるさいな。ほら、これで拭けよ」

響「ぷろりゅーさ…?」
小鳥「この婚姻届にサインしろ!」



594 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 13:08:46.33 ID:Eb0KiWUhI

誰かこの鳥黙らせてよ



596 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 13:09:41.92 ID:EfUrzOol0

P「『シワサンケー』。俺は響を、必ずトップにしてみせるよ」

響「う…うぅぅ…!あぁぁああ…!!」ボロボロ

P「あ、やっぱ変だったかな…。今日の為にこの一言を覚えたんだけど」

響「違う…違うの…」

P「ごめんな?怖がらせて。今更だけど、ドッキリでした」

響「許さない!許さないぞ!絶対…許さないんだからぁ…!」

P「いて、いてて…あ、ハム蔵、いままで何処に…いってぇ!」

響「ヘビ香!イヌ美!」

P「ちょ、それは洒落にならんて!ギャー!!」

響(『心配すんな』…。にぃにの口癖だぞ…やっぱり似てるさ…)

響(自分の為にうちなーぐちを…。やっぱり優しい人さ…)

響「プロデューサー…」

P「ん?」

響「…か、ヵなさんどぉ…」

P「…?どういう意味だ?」


598 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 13:12:00.41 ID:EfUrzOol0

響「な、なんでもないさ!トップシークレットだぞ!」

P「そうか?かな…何だっけ。後で調べてみるよ」

響「ぜ、絶対ダメだぞ!教えないさ!」

P「そうか…」

響「そんな事より、約束、守ってよね!」

P「あぁ、もちろんだ」


おわり






600 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 13:14:30.12 ID:7u87O1ag0

なんくるなーいなんくるなーい


602 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 13:15:44.54 ID:kEEd+Y8j0




604 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 13:16:13.13 ID:2LqUnPVp0

かなさんどーいただきました


610 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 13:19:37.83 ID:7SdE8X2s0


可愛すぎるぞー





614 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 13:22:47.97 ID:aaIoe1fn0

P「お!真おはよう、今日は午後からじゃなかったか?」

真「………」スタスタ

P「?…真らしくないな、挨拶を返さないなんて」

真「あ、小鳥さんおはようございまーす」

小鳥「はい、おはよう……プロデューサーさん、いつまでドアの前で突っ立っているんですか?」

P「あっ…そ、そうですよね…あはは…」

真「………」

真(へへへ…プロデューサー反応が良過ぎるなぁ~…凄く罪悪感があるのに止められそうにないや)

真「」グッ

小鳥「」グッ

真(小鳥さんも全面協力してくれるし……今日はプロデューサーにボクがどれだけ大切な存在なのか教えてあげないと!)

P「………」


616 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 13:28:18.93 ID:aaIoe1fn0

真「あ、お茶淹れましょうか小鳥さん、忙しそうなんで」

小鳥「そんな…それぐらい私がやるわよ」

真「いいからいいから、二人分でいいですよね?」

P「!…俺、今暇だし俺が淹れて…」

真「二人分ですよね?他に誰も来る予定ないですよね?」

P「っ…」

小鳥「はい、ないですよ~」

P「……な、なあ真」

真「………」スタスタ…

真(うぅ…流石にキツくなってきたなぁ…ボクこういう演技あんまりしたことないから自信も無くなってきたし…)

真(……でもこれで上手く行けばボクのことを…あぁ!もう!そんな簡単にいくわけないのに!何期待してるんだろうボク!)

真(そ、そうだお茶淹れないと…)

P「……どうしたんだよ…真」



618 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 13:29:24.79 ID:hSrVQTHt0

なんかガキ使の浜田ブチ切れドッキリ思い出すな
プロレスのウソ企画のやつ



622 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 13:34:21.90 ID:aaIoe1fn0

小鳥「はぁ~…真ちゃんお茶淹れるの上手くなったわねぇ~」

真「そ、そうですかね…へへ…」

P「お、俺も飲んでみたいなぁ~…」

真「………」

P「…まぁ…そうだよな」

真(……今度お詫びに飲ませてあげます…プロデューサー…)

小鳥「あぁー…突然ですが私駅前の和菓子屋に行ってきますね」チラ…

真「あっ……行ってらっしゃい小鳥さん…あと、一人だとボクも寂しいから早く帰ってきてくださいね」

P「っ…」

小鳥「はいはーい…それじゃあね~」グッ

真「………雪歩達まだかな」

P「…ど、どうだろうな…」

真「………」

P「………」


626 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 13:42:21.81 ID:aaIoe1fn0

P「真のお茶うまいんだろうな、小鳥さんが和菓子を買いに行くぐらいだし」

真「………」ペラ…

P「あっ…ごめん雑誌読んでたか…悪い」

真「………」

真(ふふふ…何だかプロデューサーがあんな寂しそうな表情で謝るのってレアだな~…)

P「……もしかして俺昨日何か気に障るようなこと言っちゃったか?」

真「………」

P「無視するぐらい怒ってるのか……そうか…」

真(…どうしたんだろうプロデューサー……顔伏せちゃったけど…まさかボク、プロデューサー泣かしちゃった!?)

P「……ごめん…真…俺きっとお前に何か言ったかしちゃったんだろうな…でもそれも分からないなんて……俺…お前のプロデューサー失格だな…」

真「っ……」ペラペラ

真(ど、どうしよう!確実にボク、プロデューサーに悪いことしちゃってる!こ、小鳥さん早く早く!)

P「……はは…でもやっぱり無視ってホントにキツイな……ゴメン…外出てくる」

真「っ!」


628 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 13:50:48.24 ID:aaIoe1fn0

真「もう!幾らなんでも遅いじゃないですか!」

小鳥「ごめんごめん、本当に買いに行っちゃって……苺大福食べる?」

真「……それじゃあこれプロデューサーと一緒に食べます」

小鳥「あぁ…私の分まで…」

真「よし!じゃあプロデューサーにドッキリだって言いに行きましょうか!」


真「と、いうことなんでドッキリだったんですよ!プロデューサー!」

P「……ドッキリ…」

小鳥「はい、ドッキリでぇ~す…じゃあバラしちゃったんで私は退散しますね~、後は二人でごゆっくり~」

P「………」

真「本当に無視なんてしてごめんなさい!プロデューサー!……でも!今日はいつもと違うプロデューサーを見れてボクも新鮮で…」

P「で、何でこんなことしたんだよ」

真「……へ?」


637 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 13:58:40.67 ID:aaIoe1fn0

真「い、いやだから…ドッキリで…」

P「そんなドッキリで誰かが得するのか?真?」

真「…そ、そうですよね…えへへ…誰も得なんてしませんよね…」

P「……俺も笑って許してやりたいよ…けど今日はドッキリよりも真……お前に失望したよ」

真「っ!……ボ、ボク…ですか?」

P「俺…お前をプロデュースしながらお前のことを分かっていたつもりだった…けど、買い被りすぎだったな」

真「ま、待ってください!ボクだって好きでこんなことをしたんじゃなくて…」

P「俺の知ってる真はちゃんと自分の非を認める娘だと思ってたよ、言い訳なんてしない、もっと素直な奴だと思ってた」

真「……何ですかそれ!確かにこんなことしちゃったボクも悪かったけどそこまで言わなくたって…」

P「お前は俺にそこまでのことをしたんだよ……いつからお前は人の気持ちが分からなくなったんだよ」

真「っ…」


642 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 14:07:02.16 ID:aaIoe1fn0

P「人の気持ちも汲み取らない奴と俺は仕事なんてしたくない……しかもこんな最低なことをする奴なら尚更だ」

真「……最低…」

P「……悪い、俺も少し言いすぎたな」

真「………」

P「よし、午後からはまた仕事だな、ほら真早く準備しろ」

真「えっ…あ、あのプロデューサー…」

P「……何だ?」

真「ボク…本当に反省してます……自分でも最低なことしたと思ってるし、これからも絶対にしませんから…」

真「だからボクと一緒に…」

P「悪い……俺もう真と一緒に頑張れる気がしないんだ」

真「……い、今からまた頑張れば…」

P「……いや…そういうわけじゃなくて…俺自信お前をプロデュースしたくなくなったっていうか…なんというか…」

P「もう真と……仕事をしたくなくなったんだ」


645 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 14:13:31.79 ID:aaIoe1fn0

真「………」

真「そ、それって…もうボクをプロデュースしないってことですか…?」

P「そうなるな…でも大丈夫だ、安心してくれ、律子には俺から話をつけておくから」

真「っ…イヤですよ!ボク、プロデューサーじゃないとイヤです!本当にボク反省してるんです!絶対にもうプロデューサーを傷つけるようなことはしないからっ…!」

P「……俺のワガママぐらい聞いてくれよ」

真「……ダメですよ…だってボク…プロデューサーじゃないといけないから…プロデューサーじゃないと…」

P「……本当に俺の気持ちを分かってくれないんだな…お前って」

真「っ……それでもボク…それでもボク…プロデューサーから離れたくないんです!」

P「俺は離れたいよ……じゃあ戻るわ」ガチャ…バタン…

真「………へへっ…やっぱりあんな演技しなければ良かった…」

真「ああいうのボクには向いてないし…きっとプロデューサーもその演技は似合ってないって言うだろうな……へへ…」

真「……プロデューサー…」ポロ…


655 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 14:25:17.15 ID:aaIoe1fn0

真「ボク頑張りますから!絶対にプロデューサーにまた認められるような菊地真に戻りますから!」

P「………」カタカタ

真「へへ…何だか今さっきと逆ですね……あ!そういえばプロデューサーお茶飲みたいですよね!ボク、本当はプロデューサーのために練習したんですよ!」

P「………」カタカタ

真「少し待っててくださいね、雪歩にだって負けないとびっきりおいしいお茶を淹れてあげますから!」

P「………」カタカタ

真「…あはは……一人で喋ってると空しいじゃないですかプロデューサー…もっと喋りましょうよ」

P「………」カタカタ

真「……なんて…今は静かに仕事がしたいんですよね…ちゃんとボクにだって分かりますから…えへへ」コポコポ…

真「どうぞプロデューサー…結構自信作なので感想をもらえたらボクも嬉しいなあって思うんですけど…」コト…

P「……静かにしててくれないか…というか早く仕事の準備しろよ、今日までは俺がプロデューサーなんだから」

真「……はい…着替えてきますね…」


656 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 14:30:39.86 ID:aaIoe1fn0

真「……準備出来ました」

P「そうか…じゃあ一人で行けるよな?」

真「っ…出来ればプロデューサーの車で送ってくれませんか……結構遠くなんで」

P「はぁ…」

真「あっ…でもプロデューサーがイヤならボク走っていきますから!脚力と体力には自信がありますし!」

P「………」

真「……お願いできますか…?プロデューサー…?」

P「…分かった……じゃあ俺も準備するから待っててくれ」

真「っ…はい!車の前で待ってますね!」

P「ああ…」スタスタ…

真「………」

真「あ~あ…お茶冷めちゃったなあ~……やっぱり美味しくないか…ボクが淹れたお茶なんて」


664 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 14:45:05.88 ID:aaIoe1fn0

真「最近はプロデューサーの車に乗って仕事に行くのも減ったからちょっと新鮮ですね」

P「……そうか…」

真「………あ、あの…本当に明日からプロデューサーはボクの担当から外れちゃうんですか…?」

P「ああ、律子にもそう伝えてある」

真「……そうですか…あ~あ…もうプロデューサーにプロデュースされること無くなっちゃうのかぁ~」

P「そうだな、俺も助かるよ」

真「っ…今日のプロデューサー…いつもより厳しいなぁ…ボクだって女の子なんですよ…傷ついちゃうじゃないですか…」

P「悪いな、俺、誰かと同じでお前の気持ちが全然分からないんだ」

真「……誰ですかそれ…人の気持ちも考えないで傷つけるような最低な人……本当に…最低ですね」ジワ…

P「ああ……本当に最低だよ」

真「そのくせ…周りの人が離れそうになったら……自分のワガママで引きとめようとしたり……ほ…本当にっ…最低ですよっ…」ポロポロ…

P「………」

真「だからプロデューサーが…嫌いになるんですよ…そんな最低な人…」ポロポロ…

P「………」

真「大っ嫌いになって……と…当然ですよね…仕方ないですよねっ…」ポロポロ…


674 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 14:56:45.39 ID:aaIoe1fn0

P「………」
真「へへへ…自分で言ってて何だか悲しくなってきましたね…あ…プロデューサー…止まってないで早く行かないと…」

P「なあ、俺がいつ誰を嫌いになったって言ったか?」
真「……その最低な人を最低だって言ってたじゃないですか」

P「最低とは言ったけど、嫌いになったとは言ってないぞ」
真「………でも同じような意味じゃないですか…嫌いと最低なんて」

P「でも俺、その人が最低であろうが性格が悪かろうが嫌いになるなんてことはない気がするんだよ」
真「……ど、どういう意味なんですか…それ」

P「……こういう意味だよ」クイ

真「っ!」

小鳥『逆ドッキリ大成功!』

真「………」
P「そういうこ……ごふっ!」

真「どういうことですかプロデューサー!ぎゃ、逆ドッキリって!まさか小鳥さんと一緒になってボクを騙してたんですか!」
P「あ、ああ…でも俺も今まで見たことない真を見れて良かっ…がふっ!」

真「バカバカバカァ!プロデューサーの大馬鹿ぁ!最低なのは絶対プロデューサーの方ですよ!」
P「お、おい待て!車内はヤバイ!車内は…!」

駅前、和菓子屋
小鳥「どら焼きうめ~…人の痴話喧嘩見ながら食べるどら焼きうめ~」



677 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 14:59:20.13 ID:Eb0KiWUhI

ピヨ子がフリーダムすぎる



681 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 15:04:56.24 ID:aaIoe1fn0

真「………」

P「や、やっと終わった……あのな真…」

真「ボク…本当に…本当に!怖かったんですよ!」

P「………」

真「本当にボク…すごく不安で…怖くて…プロデューサーの一言一言で心臓が止まっちゃいそうになったりして…」

P「………」

真「正直いまだって…プロデューサーがまだボクのことを騙してるんじゃないかって…思ってて…」ポロポロ…

P「……ごめんな…ちょっとやりすぎちゃったな」

真「………もう…騙してないですよね…プロデューサー…?」

P「ああ、もう真の泣き顔を見たくないしさ…可愛かったけど」

真「…あ、あんな顔を可愛いなんて言わないでくださいよ!……うぅ…今考えるとすごく今のボク恥ずかしいなぁ…」

P「そんなことないって、ほら、俺の胸に飛び込んできてもいいんだぞ」

真「い、今でも恥ずかしいのにそんなことできるわけないじゃないですか!……しますけど」ポスン…


691 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 15:14:01.16 ID:aaIoe1fn0

真「へへっ…プロデューサーの胸の中やーりぃ~!」

P「そのセリフの方が恥ずかしいけどな」

真「いいんですよ、誰も聞いていませんし」

P「……いや小鳥さんが聞いてるかもしれない」

真「っ!」

小鳥「あららー、ぎゅってしちゃったぎゅって……こういうのって絶対週刊誌の記事にするべきよね、それじゃあお一つ一枚」パシャ

真「……あ、あの人は…」グググ…

P「ははは…よし、それじゃあネタばらしもしたから仕事先に向かうか」

真「っ!そ、それでプロデューサー!……明日からもちゃんとボクのプロデューサーで居てくれますよね?」

P「ああ、当たり前だろ……逆に俺以外が真のプロデュースをするなんて律子でも許せん…だからこれからもよろしくな」

真「はい!ボクもこれからより一層頑張りますね!プロデューサー!」


今はまだプロデューサーのボクへの気持ちは分からないけど
これから分かっていけばいいよね








693 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 15:16:07.22 ID:/mD3Mm300


こういう苛め方もいいな
胸が痛いけど


694 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 15:16:25.21 ID:7JNqDjIRO


さぁ次はゆきぽ辺りか


695 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 15:19:42.44 ID:NJedBlek0


次は律子でもいいぞ
ああいう勝気な子が泣いちゃうのって興奮する!


696 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 15:22:26.53 ID:FCOX1r4v0

ゆきぽはシャレにこういうイタズラするとネタばらしのとこで一気に依存してきそうよね
いいと思います





702 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 15:35:38.16 ID:YGNi6BRh0

律子「同僚として信頼を失ったら、私もうこの先……」ポロポロ

小鳥「同僚として、じゃないでしょ? 貴女はそれ以上の気持ちを抱いてるハズよ」

律子「……ぐすっ……小鳥さんには何でもお見通しですね」

律子「確かに……私はあの人に好意を……」

――――扉越し―――

P(え!? これドッキリだよな? 律子に対するドッキリだよな……?)

こんな感じでオナシャス



708 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 15:41:38.93 ID:7SdE8X2s0

>>702
さぁ!さぁ・・・!


709 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 15:44:21.76 ID:7XHXuZHF0

>>702
俺得ですよ!俺得!



710 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 15:44:37.84 ID:YGNi6BRh0

律子「無視しても普段通り怒ってるだけと思われませんか?」

小鳥「うーん、確かに律子ちゃんの場合はそうなっちゃうわねぇ」

律子「普段が普段ですからねぇ、普通にオロオロするだけだと思いますよ」

小鳥「オロオロするプロデューサーさん……アリね! 可愛い一面が見れるかも!」フンス

律子「えぇー……小鳥さんそういうのが好きなんですか?」

ガチャッ

P「ただいま戻りました~~」




713 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 15:49:12.52 ID:YGNi6BRh0

P「悪いんだが律子、この案件についてなんだけど――――」

律子「………………」カチャカチャ

P[書類作るのもいいんだけどさ、これについて意見を……」

律子「小鳥さん、スケジュール表を一部印刷お願いできます?」

小鳥「は、はい! ちょっとまってね~~」

P「なあ……怒ってるのか?」

律子「………………」カチャカチャ

P「……怒ってる…のか」


716 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 15:59:12.27 ID:YGNi6BRh0

小鳥(なんかいつも通りって感じね、いつもならここで律子ちゃんが「怒ってます」って言うんだけど……)

P「なあ律子、仕事に私情を挟むのはマズくないか? いくら怒ってるからって無視は……」

律子(罪悪感がすごいわコレ……でもドッキリだから、お芝居だから心を鬼にしなきゃ)カチャカチャ

P「……おい、何とか言ってくれよ。聞いてんのか?」

律子(そ、そんな怖い目で見ないで下さい! 手が震えて入力が……!)アセアセ

小鳥(本当に喧嘩したらこんな感じなのかしら? それにしても鋭い目つきのPさんカッコイイわぁ////)


721 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 16:05:56.97 ID:YGNi6BRh0

P「律子は自分の意見をきちんと言う奴だろ? こんな怒りかたするなんてらしくないぞ」

P「俺のミスで怒らせたんだろうけど、無視は社会人としてどうかと思うぞ?」

律子「……………」(うわぁぁぁああゴメンなさいゴメンなさい!)

P「お互いの意見を素直に言ってこそ信頼が出来るんだろ、何か不満なら言ってくれよ」

小鳥(不満かぁ、私に早くプロポーz)

P「なんとか言ったらどうだ!」ドンッ!

律子・小鳥 ビクッ!

律子(も、もう限界よね! ここでそろそろネタばらししないとマズいわ!)

P「くそっ……律子がそんな人間だとは思わなかった、俺はお前を信頼してたのに……」


725 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 16:15:09.56 ID:YGNi6BRh0

律子「な、なぁ~んて(ry」

P「もういい……律子には相談しない」

律子「えっ、ちょ、まってくだs」

P「今後何かあっても俺はお前を頼らない、その方が律子も清々するだろ」

小鳥()

P「外回り行ってきます……チッ」

律子「え……え…………どうして……」

ガチャッ――――バタン!


729 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 16:23:27.18 ID:YGNi6BRh0

小鳥(キツイわね……実際にこうならないようにしましょう、まあPさんはあんな風に投げないでしょうけど)

律子「…………あはは、ドッキリ……なんですよね、小鳥さん?」

小鳥「え、ええ……ドッキリよ」

律子「でもこれ……ドッキリってバラしても、信頼を取り戻せるような気が…」ポロポロ

小鳥(泣いてる! あの気丈な律子ちゃんが泣いてる! カメラどこやったかしら!?)

律子「どうしよう……私、軽い気持ちで大変な事を……」ポロポロ

小鳥「だ、大丈夫よ! プロデューサーさんは優しいからきっと許してくれるハズよ!」

律子「でも、これはシャレにならないですよぉ……こんな事して信頼取り戻せないですよぉ」ボロボロ

律子「ひぐっ……ううっ、ひっぐ……」

小鳥(相手が悪かったかしら)



731 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 16:26:24.46 ID:Qj0oI8N80

律子可愛いじゃん


732 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 16:27:28.29 ID:K0466u+90

なにこのぴよにくい



734 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 16:33:00.55 ID:YGNi6BRh0

律子「あんなに、ぐすっ……優しくしてもらってたのに……わ、私……」ボロボロ

律子「プロデューサー……ごめんなさい……うぐっ、ひぐっ……」

小鳥「………………」(どう声を掛けようかしら、選択肢に悩むわね)

律子「ごめんなさい……私を……見捨てないで……ごめんなさい」

小鳥(まるでフラれた女の子ね)

小鳥「ねえ律子ちゃん、貴女……プロデューサーさんの事をどう思ってたの?」

律子「ふぇ? ……ぐすっ……どうって……」

小鳥(あれ? 私なに聞いてんのかしら)

律子「プロデューサーは……私にとって、一番信頼できる大切な…………同僚です」ポロポロ


738 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 16:39:47.08 ID:YGNi6BRh0

律子「いつも優しくて、失敗もするけどめげない……ぐすっ……そんな大切な……」

小鳥(これってどう聞いても……。しかたないわね、お姉さんひと肌脱いじゃおうかしら)

律子「そんな人に私は、私は…………ぐすっ……ううっ」ボロボロ

小鳥「けしかけたのは私だけど、こんな事になるなんてね……ごめんなさい」

律子「いいんです、ぐすっ……私がきっちりしてれば、こんな遊びしなかったのに……」ボロボロ

小鳥(真面目な子ねぇ、いじめたくなっちゃうけどココは我慢ね!)

律子「最低ですよ私、同僚として信頼を失ったら、もうこの先……」ポロポロ


741 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 16:48:22.00 ID:YGNi6BRh0

小鳥「貴女、プロデューサーさんの事が好きなのね」

律子「ぐすっ……え? どういう事ですか?」

小鳥「あなたの語りかた、どう聞いても好意を抱いてるようにしか聞こえないわよ?」

律子「………………」

小鳥「同僚だって自分に言い聞かせてるし、もうそんな無理しなくても……いいのよ」

律子「……小鳥さん…………」

小鳥「そうなんでしょ? 貴女ってとっても分かりやすいもの」

律子「ぐすっ……そうです、私は……あの人の事が……」ポロポロ

小鳥(やだ私カッコイイ!? もの凄く輝いてない!?)

―――扉越し―――

P(え!? これドッキリだよな? 律子に対するドッキリだよな!?)ドキドキ


746 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 16:56:51.31 ID:YGNi6BRh0

律子「好きです、同僚としてではなく、一人の男性として好きです!」

小鳥「律子ちゃん……ようやく自分と向き合えたわね」(一度言ってみたかったのよコレ)

律子「でもこんな、嫌われてしまうなんて……」ポロポロ

小鳥(そろそろ頃合いかしら)スッ

律子「あの人とまた仕事がしたい、あの人に笑ってもらいたい! それなら私……!」

小鳥「普段押さえてた気持ちが一気に溢れてるわね、気持ちを隠すのは辛かったでしょ……」ガチャッ!

P「えっ、ちょ、えええっ!?」(いきなり扉開けないでくださいよ心の準備が!!)

小鳥「その気持ちをプロデューサーさんにぶつけちゃいなさい!!」

律子「ぷ、プロデューサー? どうしてそこに……」

小鳥「プロデューサーさんもホラ! 早く中に入ってください!」


751 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 17:04:36.56 ID:YGNi6BRh0

律子「え? どういうこと? プロデュサーさん……?」

P「……あ、あははは…………」(泣き痕やべーよメイクちょっと落ちてるよ…)

小鳥「実はこれ、逆ドッキリだったのよ」

律子「逆……ドッキリ?」

小鳥「律子ちゃんがドッキリ仕掛けたと思ってたでしょ? でも全部仕込みだったのよ」

律子「な、なな……なんですってぇ!?」

P「はは……本当は怒ってなんかいないんだよ、ドッキリ大成功!なんちゃって」

律子「あなたって人は……人の心を弄んで……!!」

P「すんません! 悪いのはそこの鳥です!」

小鳥「ピヨッ!?」



754 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 17:11:52.32 ID:YGNi6BRh0

小鳥「で~? 律子ちゃんはプロデューサーさんの事をどう思ってるんだっけ?」

律子「 ! ! 」

小鳥「扉越しに聞いてましたよね、プロデュサーさん?」

P「イイエ、ヨクキコエマセンデシタ////」(まさか律子が俺の事を俺の事を俺の事を……)

小鳥「じゃあ律子ちゃん、さっき纏まったばかりの気持ちをプロデュサーさんに伝えちゃいましょ! 直接!」

律子「ちょ、ちょっと小鳥さん! 何言ってんですか私はそんな!」

小鳥「あらあら、またそうやって先延ばしにしちゃうの?」

律子「うぐっ……でもこういうのは、時と場所を選んで……って何言ってんのよ私!」





756 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 17:18:41.43 ID:YGNi6BRh0

律子「っぁあ!もう! 私とプロデューサーさんはただの同僚です! それ以上でも以下でもありません!!」

小鳥「結局そうなっちゃうんだから……もう」

P「そ、そうだな! 俺と律子は良き同僚だな! あははは!!」

律子「…………………」ムスッ

P「ははは……あれ、どうした律子?」

律子「なんでもありませーん」ツーン

小鳥(プロデューサーさんも不器用ねぇ、大っぴらに気持ちを否定したら女の子は怒っちゃいますよ)

律子「とにかく! もうこんな遊びは二度としませんからね! プロデューサーさんも止めてくださいよ!」

P「お、おう……わかった」


758 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 17:33:22.01 ID:YGNi6BRh0

律子「さあ、プロデューサー殿はお仕事に早く戻ってください。私も仕事がありますので」

P「何か色々と悪かったな、春香達を迎えに行ってくるよ」

律子「それと、さっきの……本当に聞いてないんですよね」

P「え?さっきのって?」

律子「な、なんでもありません!! 分からないならいいです! 早く仕事行ってください////」

P「は、はい! 行ってきます!!」スタコラサッサー

――――――――――――――

律子「まったく……どうして私はあんな人の事を……////」

小鳥(なんだか青春っぽくて甘酸っぱいわね。このまま二人がくっつけば……あれ? 私の婚期遠のく? Pさん取られる!? 何やってんの私!?)

おわれ






764 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 17:39:42.60 ID:7XHXuZHF0

律子は可愛いなあ!乙





781 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 18:18:52.48 ID:Lb0AFyFN0


「……またですか」

 げんなりとした調子で小鳥さんに僅かな期待を持って聞いてみる。

「はい。またです!」

 溌剌といした調子で俺の僅かな期待を小鳥さんは裏切る。

「で、今度は誰ですか?」

 前のやよいで個人的には相当懲りて、
もうできれば勘弁していただきたいというのが本音なのだが。
昔とった杵柄の演技力で場を混乱させてばかりの発案、企画等を行う彼女は
まるで意に介せずといった様子でいきいきとしている。

「今日は確か貴音ちゃんが昼のレッスン後に一人になるはずですよ」
「……貴音、ですか」


                                       ―――貴音編


785 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 18:27:17.60 ID:Lb0AFyFN0


「という訳で私はいつも通り嘘のドッキリ企画をメールで教えておきますんで、
 プロデューサーさん。今日も名演技期待してますよ」

 パチッと年を感じさせない(と口にしたら最後なので決して表にはしないが)、
可愛らしいウィンクをして嬉々として貴音に偽りのメールを送る小鳥さん。
この人には罪悪感とかそういった物はないのだろうとここ数日で確信している。

「はぁ……上手くいくのかねぇ……」

 正直言って、あまり上手く行くとは思えない。
貴音が無視しても、なんというか普段のミステリアスな雰囲気を考えれば
そこまで大きな変化を感じれない為、それに怒る自分というのもまた想像できないのだ。


793 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 18:45:16.43 ID:Lb0AFyFN0


 ともかく、全員にやるまでやめる気が無いであろう小鳥さんだ。
どうにかこうにか残りの時間で流れを考えておかなくては……。

「ううむ……」


802 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 19:02:20.27 ID:Lb0AFyFN0


 などと考えてはみるものの。
貴音について俺が知っていることなどラーメンが好きで、
月が好きで、そして神秘的で魅力的な女の子という事くらいだ。

 無論性格について、物の好みについて。
多少はやはり知ってはいるけれど、そこから今回の企画に結びつけるのは少々難しい。

「プロデューサーさん?」

 ソファで悩むこと暫く。
不意に小鳥さんに声をかけられて我に返る。

「そろそろ貴音ちゃん来ますよ?」




806 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 19:14:10.37 ID:Lb0AFyFN0


「まじですか!?」

 慌てて時計を見て驚く。
今日の貴音は直行でレッスン場、後一時間程置いてラジオの収録といった感じなのだが。
気がつけばもうレッスン終了時刻を過ぎていた。


809 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 19:18:27.59 ID:Lb0AFyFN0


―――

 事務所に向かうタクシーの中。
わたくしは携帯の新着メールを開き、その画面をじっと見つめていました。
『ドッキリ企画の為プロデューサーを無視してくださいね。
 事務所に貴音ちゃんがついたスタートだからよろしく』

「どっきりとは……」

 確か、仕掛け人となって悪戯などをして人を驚かせる。
という物だった筈。わたくしがそれをするというのは、少し面白そうです。

「ふふっ、あなた様は一体どの様な反応をするのでしょうか……」


823 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 19:29:05.11 ID:Lb0AFyFN0


 事務所につき、そっと扉を音を立てぬように開けて。
少しだけ中の様子を窺うと、ぷろでゅーさーの姿をすぐに見つけました。
あの人はソファに座って腕を組み、考え事をしている様でした。

「……むぅ」

 いつもわたくし達の為に一人営業に回り、
レッスンに付き添い、撮影現場にも顔をだしてくださるあの人の姿を見て。
いまさらながら無視するという事を楽しみにしていた
わたくしが恥すべき人間の様に思えてきました。

 いまさらですが小鳥嬢に断りの連絡を入れようと携帯を開くとほぼ同時。

「そろそろ貴音ちゃん来ますよ?」

 と、小鳥嬢の声が聞こえました。


825 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 19:33:42.76 ID:Lb0AFyFN0


「あぁ、もうそんな時間ですか。
 はぁ~結局どうやって逆ドッキリするか思いつかなかったなぁ」

 名前を呼ばれたのと、覗き見をしている罰の悪さで
慌てて事務所に入ろうとした身体を止めて再び息を潜めるわたくし。

「逆どっきり……」

 わたくしの知識にあるものが正しければ、
それはどっきりを仕掛けてると思ってる側が実はかけられてる側という……。

「なるほど……、面妖な……」

 つまり小鳥嬢のメールは偽りで、
わたくしをどっきりにかけるのが本当の企画という事でしょう。

「ふふふ……」


827 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 19:37:27.74 ID:Lb0AFyFN0


―――

「おはようございます」

 時計を確認して数分後。
小鳥さんと談笑していた所に貴音が帰ってきた。

「おはよう貴音、レッスンの調子はどうだった?」

 挨拶をして入ってくるアイドル。
それに返す俺。ここまでは全員に共通する流れだ。

「……」

 そしてそれに返事をしてくれないのも、いつも通り。


830 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 19:45:21.54 ID:Lb0AFyFN0


「貴音?」

 こうしてどうしたんだ? とでも言うように呼びかけるのも慣れた物だ。
……嫌な慣れだけれどな。

「あら、お帰りなさい。この後の予定まで時間があるんでしょ?
 お茶でも飲む? いま入れてあげるわね」

 俺が悩んでいたのを知っている小鳥さん。
どうやら今回は積極的に関わってくるようだ。

「ありがとうございます小鳥嬢。是非」

 先ほどまでの無表情はどこへやら、
コロッと別人格にでもなったかのように柔和な笑顔になる貴音。
その辺は流石の実力か……。と、いかんいかん。


832 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 19:53:09.96 ID:Lb0AFyFN0


「……お~い貴音ってばー」

 少しだけ、声のトーンを下げて呼びかける。
イメージ的には自分を無視して小鳥さんと話してることに少しムッときてる感じで。

「小鳥嬢の入れてくださるお茶はとても好きです」
「あらそう? でも、雪歩ちゃん程じゃあないでしょ」
「いえ、ご謙遜なさらずとも」

 しかし貴音はまるで気にした様子もない。
まるで本当に無視されてる気分だ。



835 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 20:03:00.55 ID:Lb0AFyFN0


「はぁ……、おい貴音。お茶するのもいいがまだ仕事残ってるんだから
 打ち合わせしときたいんだが?」

 比較的若い、というか正直言って幼いアイドルが多い中、
特に大人びている貴音に対しての対応は少々悩む。
罪悪感もあるが少し強めに行った方が逆ドッキリらしいだろう。
そう思ってまた少し語尾を強める。

「おい貴音。いい加減なんとか言ったらどうなんだ?」

 何も言わないどころかこちらを向きもしない徹底した無視っぷりに、
こちらも演技に熱が入る。


838 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 20:12:02.62 ID:Lb0AFyFN0


「俺がなにかしたなら直接口にしたらどうだ?
 無私だなんて貴音らしくないんじゃないのか?」

 問い詰めるように言いながら貴音に詰め寄る。

「ふぅ……」

 すると貴音は落ち着いてお茶を一口飲み。
肩を竦めて俺の横をすり抜ける。
その動作に淀みも躊躇もなく、繰り返すようだがまるで本当に自分の意思でそうしてるような……。

「……小鳥さん」
「はい?」
「ドッキリのメール、ちゃんと貴音に届いてますよね?」

 そのまま事務所の反対側、カレンダーと今月の目標等が掛けられた壁と
睨めっこを始めた貴音に聞こえないように小鳥さんに小さく話しかける。

「それはもちろんですよ。じゃないと無視する理由がないじゃないですか……」

 いいながらも少し不安そうにする小鳥さん。
小鳥さんも俺と同じ感覚を覚えているようだ。



841 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 20:15:07.42 ID:Lb0AFyFN0


「ならいいんですけど……」

 調子が狂う。
いままでは皆それぞれ、アイドルらしい高い演技力を魅せてくれながらも
それでも身近な人間を無視するという事に誰しも覚える罪悪感に
多少のぎこちなさは否めなかったのだが。

「貴音!」

 そんな事を考えてもしょうがない。
貴音が思っていた以上に成長していた、そう考えよう。
俺はそう改めて思いなおし。
背を向けたままの貴音に再度近づき、その肩を掴んでこちらを向かせる。



842 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 20:18:55.68 ID:Lb0AFyFN0


「……」

 パシッ、と。
肩を掴んだ手を、軽く払われた。
それは、もう疑いようも無い拒絶の反応。

「……た、貴音」

 醒めた目でこちらを一瞥する貴音。
その瞳には今までに感じた事も無いような冷たい物が浮かんでいるように見えた。

「私に、話しかけないでください」

 そして瞳同様、冬の夜に広がる空気の様に冷たい言葉。



846 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 20:23:29.62 ID:Lb0AFyFN0


「な、なーんて! 実はドッキリでしたー!
 びっくりしましたかプロデューサーさん!」

 見詰め合うなんて表現は似合わない。
睨み付けられる、という一方的な表現が正しい。
そんな状況が幾許か続き、小鳥さんが慌てたように看板を持って横から近づいてくる。
それはこの状況を打破するナイスアプローチだと、ほっとしたのも束の間。

「どっきり? なんですかそれは」

 貴音の口からとんでもない言葉がでてきた。

「え、なにって……。ほら、さっき貴音ちゃんにメール送ったでしょう?」
「めーるですか。申し訳ありません、レッスンが思ったよりも押しまして、
 慌てて戻ってきたのでそういえば確認しておりませんでした」


853 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 20:29:38.42 ID:Lb0AFyFN0


「え?」「は?」

 小鳥さんと同時に変な声をだしてしまった。

「……あぁ、これですか。成る程……」

 おもむろに携帯を取り出し、メールを確認しているのだろう
ふむふむと幾度か頷く貴音。そしてパタンと携帯を閉じて、
先程までとなんら変わらない冷たい眼を俺に向けてこういった。

「残念ですが、これはどっきりでもなんでもありません。
 しばらくあな……、こほん。ぷろでゅーさーはわたくしに近づかないでもらえますか?
 予定は、そうですね。小鳥嬢にでも伝えて頂いて、めーるで教えていただければ結構です。
 では、そろそろスタジオに向かわなくてはならないので」

 動揺してるのか混乱してるのか、
とにかく俺と小鳥さんが口を挟む余裕も理由を聞く間もなく。
貴音はそういい残して足音高く事務所からでていってしまった。


855 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 20:33:26.39 ID:Lb0AFyFN0


「え、え、……お、俺貴音になにかしましたっけ小鳥さん!?」
「わ、わからないですよ! 昨日まで普通にお話もしてましたし、
 そんなこと一言も……。と、とにかく追いかけましょう!」

 扉が勢いよく閉まる音で我に返り、
顔を見合わせてそう言い合った後。
二人してひっくり返りそうになりながら、駆け出した。

「貴音ー!」「貴音ちゃーん!」

 それはもう後から思い出したら赤面必至の必至さだった。
あぁ、そうだったとも。まさかこんな展開になるとは誰が想像できようか。

「ふふっ……はい、呼びましたか?」

 本当に、……誰が想像できただろうか?
もんどりうって扉を開けたと同時、階段の途中で壁に寄りかかりながら
貴音が優雅にお茶を啜っているなんて。


864 ◆7SHIicilOU 2012/08/07(火) 20:42:59.12 ID:Lb0AFyFN0


―――

「結局、逆ドッキリにさらに逆ドッキリを仕掛けられたのか……俺達」
「ふふっ、わたくしを騙そうなどと企むからです」

 予想外に予想外が続き、
危うく事務所入り口の階段から転げ落ちそうになった俺と小鳥さん。
それを見て心底楽しそうに笑う貴音を見て、
俺達はようやく貴音に一杯食わされた事に気がついた。

「はぁ……、貴音の方が一枚上手だったか」
「みたいですねぇ……、なんだかドッと疲れちゃいました」

 ソファでぐったりする俺達に貴音は愉快そうに微笑みかける。



865 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 20:43:47.00 ID:Lb0AFyFN0


「……なぁ貴音」

 俺はそのいつも通りの笑顔にすら若干の恐怖を感じながら聞く。

「はい?」
「今日の、全部演技だよな? 本音とか、混じってたりしないよな?」

 すると貴音は。

「さて、どうでしょう?」

 今日一番の笑顔でそう言った。
そして俺は遅まきながら気がついた。やっていい相手と悪い相手がいるという事に。

                                                ―――貴音編 終われ






867 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 20:45:18.09 ID:YVCpdEHe0







888 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 21:08:54.82 ID:aaIoe1fn0

雪歩「………」ドキドキ…

P「おはよう雪歩、今日も一日仕事頑張ろうな」

雪歩「っ…」


小鳥『男の人って単純だから冷たくされたり、普段と違う態度を取られると、いつもとのギャップ差で気になっちゃうもんなのよ』

雪歩(それって人間だったら誰だって気になると思うんだけどなぁ…)

雪歩『でもそれでプロデューサーを無視するなんて……私には出来ないですぅ!』

小鳥『大丈夫よ雪歩ちゃん!もし成功したら奥手な雪歩ちゃんでもプロデューサーを手に入れられるわ!』

雪歩『……じゃあ少しだけ…頑張ってみますぅ…』


雪歩「っ……っ!」パクパク…プイッ

P「?…お、おい雪歩何か言いたいことがあったなら言って…」

雪歩「お、音無さん!お…お茶飲みませんか!?」

小鳥「え、ええ…頂くわ」

雪歩「は、はいっ!」タッタッタ…

P「………」


893 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 21:16:07.58 ID:aaIoe1fn0

雪歩「ど、どうぞ」

小鳥「あ、ありがとう~、お茶菓子も持ってくるわね」

雪歩「は…はいぃ…」

P「……なあ雪歩」

雪歩「っ!………」

P「そこにある後二つのお茶って…雪歩と俺の分…」

雪歩「きょ、今日はとっても喉が渇いてるので二つも飲みますぅ!」グイッ

P「お、おい雪歩…無理するなって…」

雪歩「ぷはぁっ……はぁ…はぁ…え、えっと…」

P「………」

雪歩「っ!」タッタッタ…バタンッ

P「……走ってったか…」


897 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 21:21:34.91 ID:aaIoe1fn0

小鳥「もうダメじゃない雪歩ちゃん!余分に淹れちゃったら!」

雪歩「でも普段からプロデューサーには淹れているので…その……うぅ…ごめんなさいぃ…」

小鳥「…もういいわ、次からはちゃんとしてちょうだいね」

雪歩「は、はい!……でもやっぱりああいう演技はよく分からなくて…」

小鳥「うーん…そうね…とにかくプロデューサーの言うことには全部無視を貫くことは必須ね」

雪歩「で、でも…私何度もプロデューサーの言うことに反応しそうになっちゃって…」

小鳥「それじゃあずっと頭の中で楽しいことを思い浮かべてそれに没頭していなさい」

雪歩「……妄想…ですか?」

小鳥「そう妄想!現実から逃げるには一番手軽で最適な方法なのよ!」

雪歩「………分かりました…やってみますぅ」


901 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 21:28:22.90 ID:aaIoe1fn0

小鳥「あー、お菓子無いからわざわざ買いに行っちゃった~」ガチャ…スタスタ…

雪歩「………」スタスタ

P「な、なあ雪歩…その…お前の分だったけど残ってたお茶飲ませてもらったよ、いつも通りおいしかった、ありがとう」

雪歩「………」スタスタ…ストン…

P「……雪歩?」

雪歩(この無視してる状況を基盤にしたifストーリーを組み立てようかな…それじゃあハッピーエンドに…ハッピーエンドに…)

P「………な、なあ雪歩…そろそろお昼だけど外に食べに行かないか?」

雪歩(私が無視するせいでプロデューサーはとっても困惑してしまって…そして他の皆を放って仕事終わりの私を迎えに来て…)

P「………」

雪歩(えへへ…音無さんの言う通りですね…えへへ…)ポワポワ

P「……雪歩」

雪歩(それから雨の中…)


907 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 21:37:35.30 ID:aaIoe1fn0

P「………」

雪歩「………」

P「先に謝っておく、悪かった雪歩……男が苦手なお前に俺は何かしてしまったんだろうな…すまん」

雪歩「………」

P「けど今の俺には雪歩、お前を傷つけたことについて本当に心当たりが無いんだ…ごめん…」

雪歩「………」

P「……お前がここまで俺に対して拒絶するってことはそれぐらいなことをしたんだろう……出来ればお詫びがしたい」

雪歩「………」

P「雪歩、お前が望むことなら俺の出来る範囲でしてやりたいんだが……ダメ…か?」

雪歩「………」

P「……雪歩」

雪歩(それから二人はお互い濡れながら抱き合って……こ、これ以上はダメですぅ!)

雪歩「………はぁ…」

P「………っ」


909 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 21:44:16.02 ID:aaIoe1fn0

P「そうだよな…お前が飲むって言ってた分のお茶まで飲むような無神経な俺とは口もききたくないよな」

雪歩「……っ!」

雪歩(あ、あれっ…ど、どうしよう!…何だかプロデューサーすっごく暗い表情してますぅ……え、えっと…)

P「本当に…本当にゴメン……ちょっと頭冷やしてくる」

雪歩「っ!…っ…ぁっ…!」

雪歩(早くプロデューサーに言わないと!演技って!)

小鳥「頭冷やす前にこれ見てくださーい、プロデューサーさん」

P「ん?」

雪歩「あ、あの!待ってっ!」

『ドッキリ大成功!』

P「………」


911 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 21:51:27.07 ID:aaIoe1fn0

雪歩「え、えっと!プロデューサー!」

P「………」

雪歩「ご…ごめんなさいっ!……プロデューサーを嫌な気持ちにさせてしまって…」

P「…いいよ別に……雪歩が俺のこと嫌いじゃないって分かったから」

雪歩「っ!あ、あの!……お茶…渡せなくてごめんなさい…ちゃんと無視しなきゃって思ったからってあんなことしてしまって…」

P「……いいって別に」

雪歩「それにプロデューサーが私にずっと話しかけたのに何も反応しないてごめんなさ…」

P「もういいって言ってるだろ!」

雪歩「ひっ!」

P「……ごめん…やっぱり頭冷やしてくる」ガチャ…バタン

雪歩「……お…怒らせちゃいましたぁ…プロデューサーを……ど…どうしよう…」


914 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 21:59:54.95 ID:aaIoe1fn0

小鳥「だ、大丈夫雪歩ちゃん!?……ごめんなさい私がこんなことさせたから…」

雪歩「大丈夫です…プロデューサーは優しいって分かってますから怒鳴っても少しだけ平気ですぅ…」ヘタ…

小鳥「……私謝ってくるわ…こんなことになったのも私の責任だから」

雪歩「そんな…私が一人で行きますぅ……じゃないとプロデューサーにも…自分にも悪い気がして…」

小鳥「…雪歩ちゃんは強いわね」

雪歩「………強くなんてないです…いつもプロデューサーに助けてもらってるのに裏切るような…とっても弱い人間なんですぅ…」

小鳥「………」

雪歩「それじゃあ……私行ってきます…」ガチャ…バタン…


雪歩(そう…これが現実……妄想じゃない…でも私がしっかり頑張ればプロデューサーと前みたいな関係に戻れるはずですぅ…)

雪歩(………)

雪歩(ちゃんと逃げないでプロデューサーと向き合ったら……絶対プロデューサーは許してくれます…絶対)


917 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 22:11:03.83 ID:aaIoe1fn0

屋上
P「……で、何か用なのか?」

雪歩「は、はいぃ…今さっきのことを謝りたくて…」

P「だからもう別に良いって、俺だって謝ってもらおうなんて思ってないから」

雪歩「……でもやっぱり…あんな酷いことをしたのにちゃんと謝らないのは……自分でも許せないんですぅ…」

P「………」

雪歩「だから…プロデューサーが許してくれるまで……謝らせてもらいますぅ!」

P「………」

雪歩「………」ドキドキ…



P「あのさ…いつまでもそういうつまんないことで頑固になられても困るんだよ」


918 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 22:13:11.03 ID:aaIoe1fn0

雪歩「っ…頑…固」

P「確かに子供みたいなことをして、それに後ろめたさを感じたから謝りたい…ここまではいいんだけどさ、俺はもう謝らなくていいって言ってるのに何でまだ謝ろうとするの?」

雪歩「……プ…プロデューサーが…私を…許してくれないと思って…」プルプル…

P「だからもういいって言ってるじゃん……まさか雪歩って俺の言ってること信じてくれないのか?」

雪歩「っ!そんなことないですぅ!私は…っ!私は…」ジワ…

P「俺ってそこまで信用無かったんだな…俺は雪歩と一緒にここまで頑張ってきたと思ってたんだけど俺のただの独りよがりだったんだな」

雪歩「ち…違いますぅ……私は…私はぁ…」ポロポロ…

P「なぁ…雪歩…」

雪歩「……何…ですかぁ…?」ポロポロ…

P「お願いだから……俺の信じてた雪歩を壊さないでくれ」

雪歩「っ…!」

P「それだけ……じゃあな」スタスタ…

バタン…

雪歩「………」ポロポロ…

雪歩「あっ…あっ…あぁ……あぁぁぁぁぁぁぁ…んっ…あぁぁぁぁぁ…」ポロポロ…


924 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 22:18:31.13 ID:aaIoe1fn0

小鳥「……ごめんなさいね…やっぱり私も付いてくるべきだったわ」

雪歩「いいんですぅ……私の自業自得です」

小鳥「でも…」

雪歩「私がプロデューサーを信じなかったせいだから……ああいうことを言われて当然ですぅ…」

小鳥「……雪歩ちゃん」

雪歩「……音無さん…私…現実逃避してきますぅ…今日ぐらいは……いいですよね?」

小鳥「…ええ……辛い時にするからこそ現実逃避なんだから…好きなだけしてきなさい」

雪歩「はい…」


雪歩「とっても風が気持ちいいなぁ…」

雪歩(今さっきまでは…そんなこと全然気づかなかったのになぁ…)


930 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 22:28:46.74 ID:aaIoe1fn0

雪歩「………」
雪歩(今回は私とプロデューサーが仲直りをしてからのことを…)

P『もういいって言ってるだろ!』

雪歩(っ…二人はずぶ濡れになって…事務所にあった大きな二つのタオルを見つけて片方で…)

P『何でまだ謝ろうとするの?』

雪歩(…お互いを拭いて…それからもう一つのタオルを二人で使って…)

P『俺ってそこまで信用無かったんだな…』

雪歩(温かいねって……言って…)

P『お願いだから……俺の信じてた雪歩を壊さないでくれ』

雪歩(………)

雪歩「……空しいだけかな…こんなこと考えても…」

雪歩(どれだけ頭の中で思い描いても…プロデューサーは私のことを許してくれないのに…)

雪歩「現実逃避……弱い私には似合ってるのかなぁ…」

雪歩(プロデューサーは……こんな弱い私の方が好き…なのかな)

雪歩(……プロデューサーのおかげで少しは強くなれたと思ったのに…)

雪歩「無駄…だったんだぁ…」ジワ…


932 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 22:36:19.28 ID:aaIoe1fn0

ポツ…ポツ……ザァァァァァァ…

雪歩「……雨」

雪歩(そういえば…頭の中の世界でも雨が…)

雪歩「…でもプロデューサーはいないからあんまり意味ないなぁ」

雪歩「………」

雪歩「冷たくて……気持ちいいなぁ…」


P「馬鹿っ!早く来いっ!雪歩っ!すごい大雨だぞ!」

雪歩「っ!あっ…えっ…プ…プロ…」

P「濡れるだろうが!今が一番忙しい時なのに風邪なんて引いたらダメだろ!」

雪歩「プロデュ…うっ……うぅ…」ポロポロ…

P「っ!な、泣いてる暇ないぞ雪歩!早く走れ!」グイッ

雪歩「は…はいぃ!」

雪歩(プロデューサーが…プロデューサーが…また私に話しかけてくれた……それに私の心配まで…)

雪歩(……温かいなぁ…プロデューサーの手…)


936 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 22:42:54.64 ID:aaIoe1fn0

雪歩「ドッキリ…だったんですかぁ…?」

小鳥「そ、私とプロデューサーがグルになって雪歩ちゃんに逆ドッキリを仕掛けてたの!」

P「はは…ごめんな」

雪歩「っ…いくらなんでも酷いですぅ!私…私本当にこれからどうしようって思ってのにぃ…」

P「そうだよな…流石に怒鳴ったりあんな酷いこと言ったのはやりすぎだったよな……ごめん!」

雪歩「……でも安心したので…もういいですぅ…」スリスリ

小鳥「?…今さっきから雪歩ちゃん何で左手の手首をさすってるの?」

雪歩「…?……あ!え、えっと…何でもないですぅ…」カァ…

小鳥「?」

P「それでさ雪歩…俺も結構反省しててさ、今回の件のお詫びを雪歩にしてやりたいんだけど……いいか?」

雪歩「お詫び…」

P「ああ、雪歩が望むことなら俺の出来る範囲でしてやりたいんだけど…」

雪歩「そ、そんなこと………!…あ、あの…」

P「何かあるのか?」

雪歩「は、はい…あの…一つだけ…お願いしてもいいですか?プロデューサー…」


942 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 22:46:52.62 ID:aaIoe1fn0

雪歩「やっぱり無理ですぅ!」

P「けど雪歩が頼んできたことなんだし、ほら、遠慮しなくていいって」

雪歩「……うぅ…恥ずかしいけど……えいっ!」ポスン…

P「はは、タオル一枚で二人の人間を包むのって案外難しいな」

雪歩「………うぅ…」モジモジ

P「はぁ~…温かい……ていうか今の季節からして熱いな」

雪歩「じゃ、じゃあ離れますか…?」

P「ううん、このままでいいよ…雪歩がよかったら俺はもう少しこうしていたい」

雪歩「……はい…私もですぅ…」カァ…


小鳥「………あー…あっつ」








944 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 22:47:52.50 ID:JBCHNjh60

おつ


947 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 22:49:00.94 ID:SjRgRYlR0


ちょっと涙出てきた上からも下からも


949 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 22:49:42.25 ID:YVCpdEHe0




950 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 22:49:49.23 ID:c44vel6S0




951 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 22:50:35.21 ID:hpSYB0zW0

次は千早オナシャス


953 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 22:52:30.81 ID:p/67dQzj0

如月さんまだですか


954 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 22:53:47.99 ID:JmVX6rYs0







958 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 23:00:26.90 ID:RPeQyx670

P「おはよう!千早!」

千早「………」

P「ち、千早??おはよう!!」

千早「………」

P「あ、あれ?な、何かあったか?俺何かしたか?」

千早(ふふふ…実はドッキリですけど……)

千早(……たまにはプロデューサーをビックリさせるのもありですよね?)


俺じゃ無理だった




960 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 23:02:43.33 ID:FDASqdGt0

>>958
大丈夫だ、問題ない



962 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 23:07:48.32 ID:RPeQyx670

P「そ、そうだ!千早!歌の仕事とってきたぞ!!」

千早「………」

P「い、いやー、やっぱり千早だったら歌だよな、うん!!」

千早「………」

P「……千早?ホントに何かあったか?俺が悪いのか?」

千早「………」

千早(うぅ……。ドッキリに乗ってみたはいいけど……)

千早(……わ、私には向いてないのかしら……?)


 


963 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 23:10:23.76 ID:RPeQyx670

P「なぁ千早?俺が何かしたなら謝る……。だから……」

千早「………」

P「……だから、無視しないでくれ……。」

千早「………」

P「……なぁ。聞こえてるんだろ?」

P「何か言ってくれ……。千早……!!」

千早「………」


 





965 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 23:14:58.36 ID:RPeQyx670

P「……そうか、だんまりか……」

千早「………」

P「俺は千早のために頑張って来たつもりだったが……見当違いだったか」

P「……俺が嫌なのか、はたまた仕事が嫌なのか分からないが……」

P「千早以外をプロデュースするつもりは無い……」

P「………今日で仕事を辞めるよ」

P「……今から社長にやめる話をするけどいいんだな……?」

千早「………」


 




967 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 23:19:28.81 ID:RPeQyx670

P「もう話す気も無い……か……」

P「……それじゃあ話に言ってくる……」ガチャ

千早「………」

小鳥「……千早ちゃん!!いい感じじゃない!!」

千早「……ふぅ。ありがとうございます」

千早「でも……ホントに大丈夫でしょうか……?」

千早「プロデューサー……辞めたりしないでしょうか……?」

小鳥「大丈夫よ♪可愛らしく『ドッキリでした♪』って言えばプロデューサーさんだって許してくれるはずよ♪」




971 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 23:24:38.87 ID:RPeQyx670

千早「それだといいんですが……」

小鳥「ちょっと悪戯したぐらいでプロデューサーさんも怒ったりしないわよ♪」

千早「……そうですね。プロデューサーなら許してくれますよね?」

小鳥「当たり前じゃない!あっ、プロデューサーさん戻ってくるわよ!」

P「……ただいま」ガチャ

P「あっ、小鳥さん。話は聞いてましたよね?」

P「……今日限りで辞めさせていただきます。色々とありがとうございました」

小鳥「……プロデューサーさん?最後に千早ちゃんが何か言いたいそうですよ……?」

P「……千早が?……何のようだ?」

千早「あ、あの……」

千早(大丈夫……!プロデューサーなら笑って許してくれる……!)


 


974 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 23:30:39.32 ID:RPeQyx670

千早「じ、実は……!ドッキリでした!!」

P「………はっ?」

千早「あ、あの……。プロデューサーの事無視なんてしてすいません!!」

千早「プ、プロデューサーの困った顔が見てみたかったので……」

小鳥「はいはーい♪プロデューサーさん大丈夫ですか?」

小鳥「千早ちゃんがプロデューサーさんの困った顔見たさにやっちゃった悪戯なんですからー」

小鳥「ここは寛大に許してあげちゃって下さい♪」

千早「あ、あの私はプロデューサーと……」

P「……ざけんなよ」

千早「……えっ?」

P「ふざけるなって言ってるんだよ」ガンッ!

千早「……きゃっ!」


981 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 23:34:53.68 ID:RPeQyx670

P「……悪戯でしたぁ?ふざけるんじゃない!!」

P「どうするんだ!今さっき社長に辞めるって言っちゃったんだぞ!?」

千早「で、ですから……、ドッキリで……」

P「仕事のミスや何かをドッキリで片付けられるほどこの業界は簡単なのか!?どうなんだ!?」

千早「……そ、それは……」

小鳥「プ、プロデゥーサーさん……。ちょっと落ち着いて……」

P「これが落ち着けますか!?今さっき俺は職を失ったんですよ!?」

P「おまけにその理由が下らない悪戯なんかで!!」

千早「………」




983 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 23:39:54.03 ID:RPeQyx670

P「……ハァハァ。……すまん、ちょっと言い過ぎたな」

P「だけどどっちにしろこんなくだらない事するやつなんてプロデュースする気にもならないな」

千早「そ、そんな……」

小鳥「……そ、そこまで言わなくても」

P「あなたもあなたですよ小鳥さん。今回はあなたも絡んでいるんですから全くの無実って訳じゃないですよね」

小鳥「……ピヨ」

P「はぁ……もういい。もう帰ります」

P「……荷物はそのまま捨ててしまってもいいんで」

P「それじゃあお疲れ様でした。もう連絡もしないんで安心してくださいね……」バンッ!

千早「えっ…、あっ……」




986 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 23:44:01.46 ID:RPeQyx670

小鳥「ちょ、ちょっと……千早ちゃん!追いかけなくて……」

千早「……いいんです」

小鳥「で、でも……!!」

千早「……私が、招いた結果です」

千早「……私がいけないので……。しょうがないと……」

小鳥「……わ、私社長に事情説明してくる!!」ガチャ!

千早「………」

千早「……プロデューサー」

千早「……本当にごめんなさい」




995 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 23:48:03.52 ID:RPeQyx670

千早「……今思うと後悔しています」

千早「……気を遣って歌の仕事を多くとってきてくれたり」

千早「……レッスンもなるべく歌を優先してくれたり」

千早「……あの、優しいプロデューサーを怒らしてしまったのは私なんですよね」

千早「……ホントに……すいません……」

千早「……うっ…!くっ……!うぅ……」グズ











21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 00:03:29.02 ID:zdUqyHHT0


P「千早ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」ガチャ

千早「……えっ?」

小鳥「千早ちゃん!これこれ!」ユビサシ

千早「……逆……ドッキリ……大成功……?」

P「そう言う事なんだよ!!ごめんな!!」

P「いやー、まさか千早の泣き顔が見れるなんて……」

小鳥「プロデューサーさん!!ビデオOKです!!」

P「それ後で下さいね」

千早「………」





30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 00:10:51.11 ID:zdUqyHHT0

―――10分後―――

P「……ごめんなさい」

小鳥「……ごめんなさい」

千早「全く……。次こんなことしたら私が辞めさせて頂きます」

P「……はい、心に刻んでおきます……」

千早「……ふふ、でも驚きました……。ホントに辞めてしまったかと…」

P「馬鹿言え!俺は千早がトップアイドルになるまで絶対に辞めないぞ!」




31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 00:12:42.61 ID:zdUqyHHT0


千早「……それじゃあプロデューサー?」

P「んっ?何だ?」

千早「……私がトップアイドルになったその日……」

千早「……私と一緒に引退して、二人で暮らしますか?」

P「……えっ!?ええぇぇぇぇ!?」

千早「……ふふ、ドッキリです♪」

P「……もう勘弁してくれって……」



終わり








32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 00:13:27.66 ID:HXiAs2wu0

乙!

…さてと次は…


34 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 00:14:31.44 ID:dNAR3VJq0







36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 00:17:14.19 ID:zsbvWDpEP

あずさ「えっ?ドッキリ、ですか?」

小鳥「そうです!ムシするだけでいいので!ある程度まで言ったら私がネタ晴らしでどどーんと!」

あずさ「わ、私にできるかしら~……」

小鳥「大丈夫ですよ!あずささんのそのどしっとした演技でプロデューサーさんをコテンパンにしちゃってください!」

あずさ「う~ん、まあ頑張ってみますね」

――



43 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 00:22:41.26 ID:zsbvWDpEP

P「あずささん、おはようございます」

あずさ「……」

P「あれ?あずささん……?」

あずさ「……」

P「えっと、俺何かしましたかね?」

あずさ「……」

あずさ(これ結構辛いわねぇ……プロデューサーさんごめんなさい……)

P「……あ、もしかしてこの前のグラビアの仕事、お気に召しませんでした……?」

あずさ「……」

P「やっぱり……いや俺もあの監督はどうも気に入らないと思ってたんですけど、大丈夫です何とかしますから!」



48 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 00:29:03.73 ID:zsbvWDpEP

あずさ「……」

P「……あずささんがそこまでするということは相当怒ってるんですよね。でも、はっきり言ってくれた方が俺としてもありがたい……なんて」

あずさ「……」

あずさ(音無さん……これ大丈夫なんでしょうか……?)

P「……あずささんに見捨てられたら俺……」

あずさ「……」

あずさ(な、泣きそう?プロデューサーさん……私そんな責めてるつもりないんだけれど……)

P「……俺、他のアイドルより年が近いってことで最初あずささん苦手だったんですよ」

あずさ「……」

P「でも、話しているうちにすごく明るくて話しやすい人だなって。それでもやっぱり大人っぽくて」

あずさ「……」

P「俺がこんな人、プロデュースできるのかなって日々不安ではあったんです」


49 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 00:36:03.14 ID:zsbvWDpEP

あずさ「……」

P「いつか、こういう日が来るんじゃないかって。あずささんに叱られた時。俺が叱ってあずささんが落ち込んだ時」

P「どこかで、大丈夫かなって……情けないですよね。大の大人が、それも男がこんな弱音吐いて」

あずさ「……」

あずさ(……プロデューサーさん)

P「……それでもついてきてくれると信じてました。でも、やっぱり俺じゃ頼りないですか?」

あずさ「……」

P「……わかりました、やっぱり俺には力不足だったようで」

あずさ「……」

P「……律子に、一任するとします。幸い竜宮がありますしあずささんなら、なんとかなります」

あずさ「……」

P「……それじゃ」


51 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 00:38:15.15 ID:zsbvWDpEP

あずさ「……」

P「……それじゃ」

あずさ「……」

あずさ(……プロデューサーさん?)

P「……もしかしたら俺の運命の人かな、なんて思ったりもしたんですけど自惚れでしたね」ボソッ

あずさ「っ……」

P「……」

あずさ「プロデューサーさん……」

P「……」

小鳥「あ、あずささん……」

あずさ「ごめんなさい、でもここで言わせてください」


53 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 00:40:38.37 ID:zsbvWDpEP

P「……最後に、何かあれば聞いておきます。これからのためにも」

あずさ「いくつか聞きますね……プロデューサーさんは、私のプロデュースを全力でやってくれてたんですか?」

P「……もちろんそうです、いえそうでした」

あずさ「……次です。私は竜宮だけでやっていけるとお思いですか?」

P「えぇ、あずささんなら……」

あずさ「最後に、私が無視し続けてどんな気持ちでしたか?」

P「……やりきれないというか、自分が恨めしかったです」

あずさ「そうですか……やっぱりプロデューサーさんは私のプロデューサーさんなんですね」

P「……え?あずささん……」

あずさ「でも、そこにいるのは私の知ってるプロデューサーさんじゃありません」

P「っ……」


55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 00:47:47.91 ID:zsbvWDpEP

P「っ……」

あずさ「私の知ってるプロデューサーさんは、悪いことをしたら叱ってくれる」

P「……」

あずさ「不安になっていることに、すぐ気が付いて励ましてくれる」

あずさ「成功したら、心から一緒に喜んでくれる」

あずさ「アイドルのみんな、そう思ってます。そしてこれからもそうであってほしいって」

P「あずさ……さん……」

あずさ「今更なんですけど、これドッキリだったんです」

あずさ「でも、いつもより弱気なプロデューサーさんを見て、我慢ができなくて」

あずさ「私だって本気じゃなかったです。でも、さっき言われたことが本気なら……」

P「……さっき、俺がやめるって言ったことですか」

あずさ「はい。私だって、泣きたくなる時はあるんです。黙りたくなるときだって」

あずさ「その度に、プロデューサーするのをやめるなんて言われてしまったら……私」


58 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 00:50:42.04 ID:zsbvWDpEP

あずさ「……その言葉が本気なら、私から。プロデューサーさんにプロデュースするのを辞めてもらいたいと」

小鳥「ちょ、ちょっとあずささん!?」

P「……わかりました。不本意ではありますけど、あの時言ったのは本音なので仕方ないです」

あずさ「そうですか。……それじゃ、辛いですけど」

P「……えぇ」

あずさ「……」

P「……それじゃ、今日はもう帰ります」

小鳥(あ、あずささんが予定より早いネタ晴らし……なのに、なのになんなのこの緊張感!)

小鳥(プロデューサーさんも苦し紛れに反撃してるけど、これ大丈夫なのかしら……)

あずさ「待ってください……」

P「……」 ガチャッ

あずさ「待って!!!!」

P「っ……!」ピタッ




あずさ「どうして……どうして、どうして怒ってくれないんですか!」ポロポロ


59 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 00:55:01.38 ID:zsbvWDpEP

P「……」

あずさ「本気でプロデューサーさんにやめて欲しいわけ、ないじゃないですか!」

あずさ「本当はプロデューサーさんだって……私だってそれくらいわかるんですよ……?」

P「……あずささん」

あずさ「ひどい、ですよ……プロデューサーさん……」

P「すみませんでした……もう、いいですよね音無さん?」

小鳥「えっ?あ、えと、どうぞどうぞ!」

P「そうです、ホントはもっともっとあずささんをプロデュースしたいんです」

あずさ「プ、プロデューサーさん……」

P「でも、さっきの不安は本音です。それでも、俺はあずささんをプロデュースしていきたい。もっともっと」

あずさ「……はい」

P「……だから、あずささんがやめるなんて口にしないでください」

あずさ「……ふふっ、やっと怒ってくれましたね?」

P「いえ、本当は俺が怒られないといけないです。あずささんに、そんなこと言わせちゃって」


60 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 00:56:36.81 ID:zsbvWDpEP

あずさ「本当ですよ……もうこんなもどかしい思いしたくないですから」

P「えぇ、肝に銘じておきます」

あずさ「……それに、私もまだ期待してますから」ボソッ

P「え?何をですか?」

あずさ「なんでもないですよ。それじゃあこれからもよろしくお願いしますね、プロデューサーさん?」

P「あ、はい。こちらこそよろしくお願いします!」


あずさ(自惚れなんかじゃないですよ?私はいつまでも待ってますからね?プロデューサーさん!)

終わり

小鳥「……ドッキリ?なんでメロドラマ見せられてるのよ私は!」

小鳥「……でも、あずささんだし仕方ないかぁ」

小鳥「ってあれ?みんなどこ行ったのかしら?」




61 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 00:57:55.99 ID:zsbvWDpEP

面白くないかもしれないけどピヨちゃんが見たいんで無理矢理終わらせた
後は任せた!





63 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 00:58:20.86 ID:ABGwUtLz0

ついに俺の小鳥がフルボッコに


65 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 01:00:21.81 ID:1I5pHWDQ0

鳥はよ





89 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 01:53:47.85 ID:dOrNcnqz0

P「小鳥さん。今度は社長に逆ドッキリ仕掛けましょう」

小鳥「しゃ…社長ですか!?……さすがにそれは……」

P「大丈夫ですよ。それに、ここまでやっておいて社長だけ何も関わらないなんて、それこそ社長に対する無視ですよ」

小鳥「……しかたありませんね。やりましょう」
_______________

社長「なに?ドッキリかね?」

小鳥「そうです。プロデューサーさんを無視するドッキリです。このドッキリで765プロにはさらなる団結が生まれます。雨降って地固まるというやつです」

社長「ふむぅ…」


91 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 01:57:53.98 ID:dOrNcnqz0

-翌日-

社長「やあ、おはよう小鳥君!」ガチャ

小鳥「あ、おはようございます。社長」

P「おはようございます」

社長「……」

P「……」


93 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 02:01:19.25 ID:dOrNcnqz0

-社長室前-

P「社長。少しこの書類を見ていただきたいのですが」コンコン

社長「……」

P「社長?お忙しいのですか?」コンコン

社長「……」

P「少し後にします。それ程急ぎじゃないので…」

小鳥「社長。この前のメールの件でお聞きしたいことがあるのですが」コンコン

P「あ、社長は今…」

社長「何かね?小鳥君。はいりたまえ」

P「……」


94 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 02:05:35.25 ID:dOrNcnqz0

-2時間後-

P「社長。少しこの書類を見ていただきたいのですが」コンコン

社長「……」

P「社長?まだお忙しいのですか?」コンコン

社長「……」

P「また後にします。それ程急ぎじゃないので…」

律子「社長。この前の電話の件でお聞きしたいことがあるのですが」コンコン

P「あ、社長は今…」

社長「何かね?律子君。はいりたまえ」

P「……」


96 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 02:11:00.05 ID:dOrNcnqz0

-さらに2時間後-

P「社長。少しこの書類を見ていただきたいのですが」コンコン

社長「……」

P「社長?社長?」コンコン

社長「……」

P「………また後にします」

亜美真美「しゃちょ→。あそぼ→」ガチャ

P「……」

社長「何だね?しかたないなあ。少しだけだぞ?」

P「……」


98 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 02:16:59.92 ID:dOrNcnqz0

P「社長!!」ガチャ

P「どういうことですか!僕を従業員だと認めていないのですか!?」

社長「……」

P「僕の用事はどうでもいいことなんですか?765プロの一員だと認めてくれないのですか?」

P「貴方は人を見る目のある、優しい上司だと思っていたのに…」

社長「…(なんか恥ずかしいね)」

P「……………僕は765プロをやめます」

社長「……」

P「もういいです。明日辞表を出します。来週からはきません」

小鳥「ドッキリ大成功~!!」


101 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 02:22:21.18 ID:dOrNcnqz0

P「は…?」

社長「いや~申し訳ないねキミ!これはドッキリというやつだよ。その書類に関してはもう解決したから大丈夫だよ」

P「…何言ってるんですか…こんな…こんな…ふざけたことが社会人に許されるとでも思っているんですか」

P「こんな職場もうたくさんだ!ドッキリだろうとそうじゃなかろうと765プロをやめます」

社長「なななな何を言っているんだね?それは困るよ。少し悪ふざけが過ぎたのは謝るよ。君は765プロに必要な人材なんだ」

P「…………」

社長「…申し訳なかった。その…なんでもする…私にはある程度のコネがある。何でも言ってくれたまえ…」

P小鳥「ドッキリ大成功~!!」

小鳥「実は社長。こっちがドッキリなんです。逆ドッキリです」

社長「……さて」


103 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 02:28:03.63 ID:dOrNcnqz0

社長「…ごほん。みんなの報告にあった逆ドッキリとやらを受けてみたが、分かっていてもこれは非常に気分が悪いね」

社長「プロデューサー君に事前に聞いてはいたが、こんなものをアイドル諸君に仕掛けてどういうつもりだったのかね?小鳥君」

小鳥「え…?(だって社長にやるって言い出したのは…。あ…でもアイドルにやるって言い出したのは…)」

社長「仕事を放棄してこのような遊びをしているとはね。正直呆れたよ」

社長「悪いが音無小鳥君。君は明日から来なくていい」

小鳥「え?あ…その…」



105 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 02:29:06.65 ID:4Pezyn1c0

ktkr



109 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 02:35:46.01 ID:dOrNcnqz0

律子「そうですね。同じ職場で働きたくありません」

小鳥「そんな……律子さんまで……」

春香「本当に最低でしたよ小鳥さん…」

千早「正直活動の邪魔です」

貴音「それにどっきりとやらの前から小鳥嬢は職務怠慢のような気がしていました」

美希「パソコンの前でニヤニヤしているだけのことも多かったの」

小鳥「それは…その……休憩も兼ねて……」



110 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 02:38:00.79 ID:zdUqyHHT0

何だか一番可哀相に見えてきたな



113 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 02:42:21.71 ID:dOrNcnqz0

やよい「私はたまに変な目で見られてた気がします~」

真「僕もそんな気がするよ。気分悪かったね」

雪歩「私もそう思います。不愉快ですぅ」

小鳥「…えっと…」


115 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 02:48:09.71 ID:dOrNcnqz0

響「もう自分たち色々なことを自分でできるようになったからしばらくは事務員いらないぞ」

伊織「だいたいあんたは大して役に立たないし目ざわりだったのよ」

亜美「正直ぃー、なんかうざいよね→」

真美「ほんとほんと。もーいーよ来なくて」

あずさ「もう少し大人の自覚を持ってほしかったわ~」

小鳥「……そんな…みんなそんな風に思っていたなんて…」


117 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 02:55:18.78 ID:dOrNcnqz0

P「残念です。小鳥さん…。正直僕も呆れ果てました。」

小鳥「プロデューサーさんまで……そうですよね……」

小鳥「…………ごめんなさい……」ウルウル

小鳥「……申し訳ありません…。今までの行い…社会人にあるまじき行為でした…。ですが、来週…せめて来週まで待って下さい!」

小鳥「…必ず今まで以上の働きをします。来週まで待ってから考えて下さい!!」

一同「……」

小鳥「お願いします……グスッ…お願い………」ポロポロ

一同「……」

小鳥「お…ね…いします……グスッ…おね…が……ヒック」ポロポロ

P「…小鳥さん、いいえ音無さんご自分の机の私物を片付けて下さい」

小鳥「……!!……………………はい」トボトボ


124 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 03:00:33.44 ID:dOrNcnqz0

小鳥「…グスン(あれ?見覚えのない封筒が)」

封筒の中のメモ『ドッキリ大成功!!』

小鳥「え…?」

社長「ふふふふふふふふふ」

P「あははははは。これこそが真のドッキリ。三重ドッキリでしたー!どうですか今の気持ちは?」

小鳥「」


127 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 03:05:16.44 ID:dOrNcnqz0

律子「小鳥さん。あなたがいなくては私は仕事になりません」

春香「私も小鳥さんがいるから安心して活動できます」

千早「音無さんが事務所にいると気持ちが安らぎます」

貴音「貴女は765プロにいなくてはならない存在なのです」

美希「ミキ、やさしい小鳥だーいすきなのっ!」

やよい「うっうー!小鳥さんは温かい人で大好きですー」

真「ボクも大好きです!絶対やめないでください!」


129 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 03:09:44.58 ID:dOrNcnqz0

雪歩「また色々相談に乗って下さい。お願いします」

響「自分たちはまだまだ小鳥に頼りっぱなしさー」

伊織「この伊織ちゃんが引退するよりも前にやめたら承知しないんだからねっ!」

亜美「ピヨちゃんがいると退屈しないからね→。ねーねー自分に返ってきてどんな気持ち?」

真美「ピヨちゃんは気が利くし楽しいしサイコ→の事務員だよ!」

あずさ「またお酒飲んで楽しいお話ししましょう?」

社長「君は我が765プロのムードメーカーだからね!君でなくては務まらんよ」


131 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 03:12:47.51 ID:dOrNcnqz0

P「小鳥さんごめんなさい。ここの皆であなたにドッキリをしかけました。僕も含めて765プロのみんな貴女が大好きです。FSS!!」

小鳥「よかった……本当に…良かったです……うぅぅぅぅぅぅぅ」グスグス

小鳥「(涙が止まらない…恥ずかしいわ…こんな一回りも年下の娘達に見られて泣くなんて)」グスグス

社長「さて、これでまさに雨降って地固まるとなるわけだな。やはりアイドルプロダクションたるもの団結しなくてはな」

社長「プロデューサー君。いつものアレ、頼むよ」

P「僕ですか?わかりました。行くぞー!765プロー!!」

一同「…………」

P「ファイトー…ってあれ?」

小鳥「そう言えばプロデューサーさんだけまだドッキリ受けてませんでしたよね?」

一同「うんうん」

P「え?あれ?」

おわれ

2020/06/18(木) /  未分類 TB(0) CM(0)

SS54


モバマスP「……ドッキリ、ですか?」ちひろ「設定は枕営業です」


1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 01:09:59.08 ID:mEFaESoBO

P「なっ!?それは嫌です!いくらドッキリでも、あいつらに枕営業の話なんて」

ちひろ「え?ああ、違いますよ。枕営業するのは、貴方です」

P「へ?」

ちひろ「貴方がアイドル達の仕事を取る為に、枕営業をしてるという設定です。
それを話してアイドル達の反応を見る、そういうドッキリです♪」

P「」



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 01:12:10.84 ID:Z+th2ll40

続けてどうぞ



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 07:15:10.94 ID:+/YZB7E3O

P「具体的にどうするんですか?」

ちひろ「随分、素直なんですね」

P「その先が目に見えているので」

P「その代わり一緒に謝ってくださいよ」

ちひろ「具体的にでしたね、それは>>43にしましょう」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 07:25:54.73 ID:mEFaESoBO

kskst



43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 07:28:25.32 ID:XyFMLe1D0

フェイフェイ



44: 忍法帖【Lv=9,xxxP】(1+0:15) :2012/09/20(木) 07:35:07.07 ID:zKpU52bKO

とりあえずちひろからアイドルに伝える



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 08:08:32.18 ID:+/YZB7E3O

ちひろ「私から直に伝えます」

P「結構ダイレクトなんですね」

ちひろ「プロデューサーさんは……どっちがいいでしょう?」

1.ホテルに向かう途中アイドルと行き違える
2.別室で待機
3.その他

>>48



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 08:10:17.45 ID:S1Ex5s/C0

1



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 08:10:38.02 ID:WBQzCKXQ0

2



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 08:18:32.56 ID:+/YZB7E3O

P「分かりました、でもあまりに酷かったらすぐ終わらせますよ」

ちひろ「そこらへんの采配はお任せします」

?「おはようございます」

ちひろ「では手筈通りにお願いします」

P「はいはい」



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 08:36:47.42 ID:+/YZB7E3O

凛(誰もいないのかな)

凛(でも明かりはついてるよね)

ちひろ「……グスッ」

凛(やっぱり誰か居る)

ちひろ「う、プロデューサーさん……ううっ…私にも…何か」グスン

凛「ちひろさん?」

ちひろ「……凛ちゃん?」



51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 08:42:45.70 ID:+/YZB7E3O

ちひろ「……」ゴシゴシ

ちひろ「おはよう、でも居たら挨拶くらい」

凛「言ったよ」

ちひろ「……そうだったの、ごめんね」

凛「プロデューサーがどうかしたの?」

ちひろ「プロデューサーさんは別に――」

凛「言い逃れは出来ないよ、もう全部聞いたから」

ちひろ「……うぅ…うわぁああん」ボロボロ



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 09:10:30.71 ID:+/YZB7E3O

ちひろ「……先週から、凛ちゃんのお仕事急に増えたでしょ」

凛(……なんの関係があるの?)

ちひろ「その仕事、本当は他に押さえられていたけど、急遽取り付けてくれたの」


ちひろ「プロデューサーさんがね」

ちひろ「なんでもするからって」

凛「!?……まさか?」

ちひろ「…見返りは枕って」



63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 09:59:50.19 ID:+/YZB7E3O

凛「プロデューサー!」

P「……凛か」

凛「ちひろさんに全部聞いたから」

P「そうか」

凛「それだけ?違うでしょ!」

凛「断って」

凛「断ってよ」

凛「断ってってば!」

P「……」

凛「なにも言ってくれないんだね……ひどいな」ポロリ



65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 10:06:57.64 ID:+/YZB7E3O

凛「いつも私には口うるさく言っておいて…自分だけ……」ポロッ

凛「私はそんなの許さないよ」ポロポロ

P「凛……すまない」

凛「やめてよ、そうやって心にもないことばっかり」

P「そんなことは……」

凛「……っ……もういいっ!」



P「ないと思うぞ」

ちひろ「ドッキリ大成功」

凛「………え?」



67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 10:11:31.11 ID:gBjNPWHZ0

あーこれはしんだわ



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 10:15:03.12 ID:+/YZB7E3O

P「……その申し訳ないと思ってる」

ちひろ「プロデューサーさんも悪気は無かった事ですしね」

凛「サイッテーだよ」

ちひろ「まぁ……そうよね」

凛「ちょっと風に当たってくる……来ないでよ?」

P「ああ、すまなかった」



72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 10:23:57.32 ID:+/YZB7E3O

凛(そのまま家に帰ってきちゃった)

凛「……はぁ」モフッ

凛(本当はもっと怒っても、よかったはずなんだけど……)

凛(なんでだろう)




凛「……よかった」コロリ

凛(今の私は安心してる)

(……惚れた弱み?)

凛「ないない……そんなの絶対ない」ゴロゴロ



74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 10:30:49.11 ID:+/YZB7E3O

凛「ほら、プロデューサー取ってきてよ」

P「お、おい凛こんなところ誰かに見られたら」

凛「犬が喋っちゃ駄目だよ、ほらっもう一回投げるよ!」


――

P「……これで気がすんだか?」ハァハァ

凛「」じとっ

P「わんっ!」

凛「よしよし、いい子だね」

凛(そうか……)

凛(これがペット愛……!)



75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 10:33:04.30 ID:+/YZB7E3O

おわり感謝



76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 10:34:46.56 ID:AjVGl60k0

・・・お、おう



83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 11:05:21.76 ID:+/YZB7E3O

P「凛でわかったでしょう?もう止めましょうよ」

ちひろ「まだまだこれからですよ!」

P「言うと思ってました、でも相手見てやってくださいよ」

?「……おはよう」

ちひろ「ほら、もう来ましたよ。早くスタンバイしてください!」



98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 12:30:07.41 ID:+/YZB7E3O

雪美「……」

ちひろ(……まずいの引いちゃったか)

ちひろ(こればかりは作戦変更ですね、プロデューサー今すぐ裏口から公園に向かって下さい……と)

雪美「……P……いない」

ちひろ「プロデューサーは営業に向かったよ」

雪美「……」

猫「にゃんにゃん」

雪美「…………うそ…半分」

ちひろ「!?」



101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 12:52:19.41 ID:+/YZB7E3O

雪美「……給湯室」

雪美「………いない」

雪美「…トイレ」

雪美「……」ガチャ

……ガタッ




雪美「…向こうの……部屋?」

ちひろ(プロデューサーさん!早くっ!)



104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 13:05:50.76 ID:+/YZB7E3O

雪美「……P…」

雪美「…………いない」

ちひろ(……ふー)

雪美「……」ガチャ

ちひろ「ち、ちょっと雪美ちゃん?この後仕事入ってるわよ」

雪美「……P」

ちひろ「そんな時間――」

雪美「猫達に……聞く」バタン




ちひろ(これは、うかうかしてられないか)



105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 13:14:32.89 ID:+/YZB7E3O

ちひろ「お待たせしました~」

P「遅いですよってちひろさん……ですか?」

ちひろ「同僚の顔を忘れないで下さいよ」

P「……びっくりしましたよ」

ちひろ「ともかく、プロデューサーさんの太鼓判なら化粧に本気を出した甲斐があります」

ちひろ(後は雪美ちゃんが釣れるのを待つだけ)



108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 13:22:11.43 ID:+/YZB7E3O

P「……で今のちひろさんは枕の相手役というわけですか」

ちひろ「ええ、その通りです……ってここがプロデューサーさんの自宅ですか」

P「ええ、念願の新築ですよ」

ちひろ「ええ、ではお邪魔しますね」




猫「……」

猫「……ニャー!」

――

ニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャー



109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 13:32:04.07 ID:+/YZB7E3O

雪美「……あの家に……Pが………ふふ…」

雪美「……私と…P……やっぱり……繋がってる………運命……………」

雪美「………待ってて……P……」

?「……これで雪美には手を出さないで頂けるんですね」

?「言ったわ?でも私が満足するまで…よ」

雪美「……Pの…声………誰か…いる?」



111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 13:49:08.33 ID:+/YZB7E3O

?「そんな……約束が違う!」

雪美(……P………)

?「いいのよ、可愛い雪美ちゃんが犠牲になってもいいなら」

P「ぐぬぬ」

雪美「……ドア……開いてる…」

猫達「ニャー」

雪美「…猫達……お願い……悪い人………やっつけて」



113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 14:02:17.65 ID:+/YZB7E3O

ちひろ「さぁどうするんですか?プロデューサーど…の……?」

猫達「ニャー!」

P「ね…ねこ……?」

ちひろ(まさか……ドアを開けっ放しが裏目に……!?)

猫達「フーッ!」バリバリ

ちひろ「きゃわん!」ビリビリ

雪美「P…こっち」

P「!?……雪美か!やめさせてやってくれ!」

雪美「……?」



114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 14:15:03.02 ID:+/YZB7E3O

【ひっかく】

ちひろ「ひっかかないで!痛たたたた!」

雪美「……どうして?……この人………P……私達の…敵」

【かみつく】

ちひろ「プロデューサーさん!助けて!」

P「違うんだ、始めからなかったんだよ!」

雪美「……どういうこと?」

【ネコキック】

ちひろ「ごふぅ」



116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 14:32:18.25 ID:+/YZB7E3O

雪美「……ドッキリ?」

P「そう」

雪美「…この人」

P「ちひろさんだ」

雪美「…P」

P「なんだ」

雪美「……心配…させないで」ポカッ

P「それに関しては謝る、ちひろさんも報いを受けた、許してやってくれないか?」

雪美「……許す」

P「そうか、ありが――」

雪美「Pは…許さない……」



119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 14:47:56.84 ID:+/YZB7E3O

――

P「雪美……そろそろ親御さんが心配するころじゃないか」

雪美「……言った……今日…泊まる……」

P「いやいや、雪美はアイドルだから」

雪美「………それに……猫達……足跡…たくさん付けた………掃除…手伝う」

P「それは俺の罰って言うことでさ」

雪美「…Pの……罰…私の……そば、いること」



121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 14:55:30.70 ID:+/YZB7E3O

雪美「…P……約束して……そば、いるって……また心配……するから……」

P「あー、ドッキリはもうしないから」

雪美「…違う……私と…P……魂……繋がってる………だから……離れないで……」

猫「フーッ」

P「ひっ!」

雪美「私は……離れない……ちゃんと……Pと……刻まれてる」




雪美「これからも……ずっと」



122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 14:57:43.17 ID:+/YZB7E3O

おわり感謝



124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 14:59:00.12 ID:TXpJjSfv0

乙ーこの重さがたまらない



149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 17:42:06.46 ID:mJlcFfLN0

ちひろ(わ、和久井さん・・・ボス格が来てしまいましたね・・・)

留美「あら?P君は?」

ちひろ「えっと・・・他の子の仕事が長引いちゃいまして、そちらの現場に・・・」

留美「・・・なんだか怪しいわね」

ちひろ「な、なーに言ってるんですかホントですよぅ」フイッ

留美「・・・女性は嘘をつくとき、顔を背けるらしいわ」ボソッ

ちひろ「や、やーだな留美さんたら脅かして・・・」ジー

留美「嘘よ。ホントは正面向くらしいわ」

ちひろ「」

留美「P君はどこ?」



151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 17:47:04.60 ID:mJlcFfLN0

ちひろ「・・・みんなには内緒ですよ?」

留美「・・・?」


ちひろ「……最近、みんな、お仕事急に増えたでしょ」

留美「そうね。とても皆充実してるわ(私もウエディングドレス着るとは思わなかったし)」クス

ちひろ「それらの仕事、実はね・・・」


ちひろ「プロデューサーさんがね」

ちひろ「なんでもするからって」

留美「……」

ちひろ「…見返りは枕って」

留美「」



152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 17:55:04.98 ID:mJlcFfLN0

ちひろ「今、相手のところに向か」

留美「・・・」ガタッ!!

ちひろ「わ、和久井さん?どうしたんです急に立ち上が・・・」

留美「誰?」ズイッ

ちひろ「え?え?」

留美「その女の風上にも置けない相手は誰!?」クワッ!!

ちひろ「ヒッ!!」

留美「殺してやる・・・」ゴゴゴ

ちひろ「お、落ち着いてください!!殺したら捕まっちゃいますよ!!」

留美「今の私は・・・刑務所なんて怖くないわ!!」

ちひろ(う、うわー・・・和久井さん、そこまでPさんのこと・・・)



155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 18:03:09.99 ID:mJlcFfLN0

留美「ちひろさんは知ってるでしょ!?誰なの相手は!?」ギュッ

ちひろ(ちょっ!!首が・・・)

P「ストップ和久井さん!!それ以上はちひろさんが死んじゃいます!!」バッ

留美「!?Pくんどうしてここに・・・?」スッ

ちひろ「た、助かった・・・」



156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 18:05:12.51 ID:mJlcFfLN0

P「・・・というドッキリでしたすいません!!ほらちひろさんも謝って!!」

ちひろ「ホントすいませんでした」

留美「よかったわ、P君が私たちのために身を捧げるなんて我慢できそうにないもの」

P「よかった許してもらえて」ホッ

留美「私許すなんて言ってないわよ?」

P「え?」

留美「これにサインしといてね、明日受け取るわ。さよなら」バタンッ

ちひろ「・・・何渡されたんですか?」

P「・・・婚姻届」

二人「」

終われ



159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 18:08:57.00 ID:mJlcFfLN0

俺の中の和久井さん像が暴走した(Pのためならなんでもやる感じ)
和久井さんファンの人すまんかた



161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 18:14:05.76 ID:3sBb/W2q0

良いものだった
てかこのわくわくさんは婚姻届持ち歩いてんのかなww



164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 18:30:51.51 ID:akQmxD5U0

日菜子「枕営業ですかぁ?」

P「そうだ、隠してて悪かったな」

比奈「はぁ……それってつまりアレっすか?」

由里子「┌( ┌ ^o^)┐……つまりプロデューサーはハニーフェイス従順受けだったってことですか!!」

P「えっ」

由里子「感激です! そうだ、今度営業の様子見せてくださいよ!!」

P「なにそれこわい」

由里子「一切邪魔はしませんし、口出しも絶対しないって約束しますから!!」

日菜子「……プロデューサーが……口出し…………むふふ」

P「ちょっと待て、お前らそれでいいのか!? プロデューサーが売春まがいのことやってんだぞ!?」

比奈「ま、私としては個人の趣味の邪魔する気は毛頭ないんで、勝手によろしくやってて欲しいっス」

由里子「むしろプロデューサーに興味が湧きました」

日菜子「……むふ♪」

P「もうやだこいつら」


駄目人間共同体   大西由里子(Cu) 荒木比奈(Co) 喜多日菜子(Pa)



165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 18:32:39.41 ID:mJlcFfLN0

ワロタww



166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 18:32:45.71 ID:6YjB6D17O

あぁ、腐女子はだめだ……



196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:04:58.98 ID:sM2fPticO

ドア「ガチャ」

小梅「た、ただいまです」

ちひろ「あら、小梅ちゃん。お仕事お疲れさま、おかえりなさい」ニコ

小梅「あ、ちひろさん……はい、き、今日は、一人で頑張り、ました……♪」

ちひろ「ふふふ、偉い偉い」ナデナデ

小梅「あ、あぅ……。お仕事、増えて……プロデューサーさんにも、迷惑ばかりかけられ、ないから……えへへ」テレテレ



197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:06:31.44 ID:sM2fPticO

ちひろ「……。えぇ、そうね」

小梅「……? ち、ちひろさん。その、プロデューサーさんは……?」

ちひろ「え、ええとね、今プロデューサーさんは営業に……」アセアセ

小梅「え……そ、そう、なんですか? 帰ってきたら、一緒に映画見るって」



198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:08:16.11 ID:sM2fPticO

ちひろ「あ、あら。まったくあの人ったら」

小梅「……」ジー

ちひろ「小梅ちゃん、どうしたの?」

小梅「なんだ、か……ちひろさん、いつも、と、違います」ジー

ちひろ「そ、そうかしらー」フイッ

小梅「……プロデューサーさん、どこ、ですか?」ジリ

ちひろ「!? え、営業よ、うん……」アトズサリ

小梅「う、嘘、です……どこ……?」ジリジリ



199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:09:52.21 ID:sM2fPticO

ちひろ「うう嘘なんてつつついてないわっ!? た、ただ小梅ちゃんには言いにくいからっ……あ」

小梅「やっぱり……は、話して、ください」ジリジリジリ

ちひろ「う、うぅ。そ、その……」

―――演技派ちひろさんが説明中―――
ちひろ(ふふふ。どうです、課金したくなったでしょう?)



201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:12:19.72 ID:sM2fPticO

ちひろ「……そういう訳で、最近みんなのお仕事が増えたの……」

小梅「え、え……そんな……! あう、あぅぅ……」マッカ

ちひろ「小梅ちゃん……ごめんなさい」

   「こうでもしないと、あなた達を立派なアイドルにしてあげられないってプロデューサーさんが……」



202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:13:57.10 ID:sM2fPticO

小梅「ちが、違いますっ! わ、私が、もっと頑張ら、なきゃいけないのにっ」ウルウル

  「そんな、お、おかしいです、おかしい、ですっ! い、一緒にいられるだけで、いいのに」ウルウルポロポロ

  「みん、みんな、みんなもっ、涼さんも、あいさんもっ」ポロポロ

  「プ、プロデューサーさんと、一緒にいられる、だけでいいのにっ!!」ボロボロ



203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:15:44.42 ID:sM2fPticO

キーンッ

窓「ガタガタッ」

机「ガタガタガタッ」

ガラス「パリーン」

ちひろ「きゃぁっ!?」

ドア「ガチャッバーン」

P「こぉぉううめぇぇぇっ!!!」ガバッギュー

小梅「うぅ、うぇぇっ?」ギュー



205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:16:48.01 ID:sM2fPticO

P「ごめんなあああああ小梅ええええ」ナデナデナデナデナデナデ

小梅「プロ、デューサー、さんんんん?」

P「ありがとなあああああ嬉しいよおおおお」ナデナデナデナデナデナデ

小梅「あうあ、あうぅ?」キョトン

―――ドッキリ大成功……?―――



206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:18:28.12 ID:sM2fPticO

P「これでよし。まぁ、す巻きで勘弁してやろう」

ちひろ「むぐぐー、むぐー!」ジタバタ

P「さ、小梅。一緒に映画見ような?」ポン

小梅「あ、は、はい……。あの、その、プロデューサー、さん」モジモジ



207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:19:54.44 ID:sM2fPticO

小梅「えと、ま、枕、営業って……絶対、しません、よね?」

P「あぁ、当たり前だろ。そんなの願い下げだし、もちろんお前達アイドルにだってさせやしないよ。大丈夫、安心してくれ」ナデ

小梅「ん……。約束、です」コユビスッ

P「ん。約束」キュッ



208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:21:17.77 ID:sM2fPticO

小梅「えへ。嘘ついたら、悪夢、見せますっ」

P「あはは、そりゃ怖いな」

小梅「ふふっ♪」ギュウ

小梅P「キャッキャウフフ」

ちひろ「むごーっ!むぐぐぅ!」ゴロゴロ



おわり



209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:21:41.16 ID:3sBb/W2q0

乙ー



220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:32:49.15 ID:mJlcFfLN0

春菜「おはようございます!」

ちひろ(春菜ちゃんですか・・・次の作戦は・・・これで行きましょう!!)

ちひろ「・・・」

春菜「ちひろさんおはようございます!」

ちひろ「・・・あ、ああ。おはよう春菜ちゃん・・・」ニコ・・・

春菜「んー?どうしたんです元気ないですよメガネ成分足りてないんじゃないですか?」ニコニコ

ちひろ「・・・」

春菜「きっとちひろさんはこのメガネ似合いますよ!!さあさあメガネをどうぞ!!」

ちひろ「やめてよ!!」バシッ

春菜「・・・え?」カランカラン・・・



223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:34:58.72 ID:mJlcFfLN0

春菜「・・・ちひろさん?」

ちひろ「!!ご、ごめんねちょっといやなことがあって・・・」

春菜「・・・何かあったんですか?」

ちひろ「・・・最近春菜ちゃん仕事増えたでしょ?」

春菜「え、ええプロデューサーさんも喜んでましたね。ようやくメガネアイドルとして注目され始めたんだって・・・」

ちひろ「違うのよ」

春菜「え?」

ちひろ「プロデューサーさんが・・・なんでもするからって・・・」

春菜「え?え?え?」ゾワッ

ちひろ「見返りは枕って」

春菜「」パリーン

ちひろ(・・・なんで驚いただけでメガネが割れたのかしら・・・)



225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:41:03.11 ID:mJlcFfLN0

春菜「そ、そんな・・・そんなことって・・・」ヘタッ

ちひろ「・・・事実よ」

春菜「・・・」クスン

ちひろ(!?泣き始めちゃった!!)

春菜「私・・・プロデューサーさんがそんな目に会ってるなんて知らずにメガネの時代が来たって騒いで・・・」ポロ

春菜「みんなにも無理やりメガネ押し付けたりして・・・ホントはプロデューサーさんのおかげなのに・・・!!」ポロポロ

春菜「ごめんねみんなぁ・・・ごめんなさいプロデューサー!!うわぁぁぁん!!」ドワァ

ちひろ(こ、これはまずいわ!!)



227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:48:39.05 ID:mJlcFfLN0

P「コラァちひろぉ!!」バタン

春菜「あ、あれ!?プロデューサーさん・・・」

P「お前は鬼か!!悪魔か!!アイドル泣かすとかやりすぎでしょうが!!」

ちひろ「ぷ、Pさんだってドッキリ楽しそうにしてたじゃないですか!!」

春菜「・・・ドッキリ?」

春菜「あのー」ゴゴゴ

二人「」ピタ

春菜「どういうことですかぁ?」ニゴ

二人(え、笑顔が怖い・・・)



229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:49:45.20 ID:mJlcFfLN0

春菜「なるほどそういうことだったんですか・・・」

二人「すいませんでした!!」

春菜「プロデューサーさん」

P「何だ?」

春菜「じゃあ私の仕事が増えてるのは・・・」

P「言った通りメガネアイドル、いや、上条春菜の時代が来たんだ」ドヤァ

春菜「よかった・・・さっきはホントにメガネやめようかと思いましたよ・・・」

ちひろ(・・・やめれるかなぁ?)

P「これからもいっしょにメガネの素晴らしさを伝えていこうな!!」

春菜「はい!!これからはもっとみんなにメガネを薦めます!!・・・手始めに」ズイ

ちひろ「は、春菜ちゃん?」

翌日からちひろさんはめがねをかけるようになったとさ
終わる



230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 20:54:35.64 ID:sxsXRJwR0

乙ー



241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 21:22:32.20 ID:XgifOmu10

P「俺は、それでもあいつらを……」

ちひろ「でも、プロデューサーさんが……!」

ガチャッ!

莉嘉「おっはよー☆」

美嘉「おはよ~★ ……あれ? プロデューサー?」

P「あ……すみませんちひろさん。いってきます」

ちひろ「プロデューサーさん! そんな……」

莉嘉「え、えっ? 2人ともどうしたの!?」

ちひろ「あ、莉嘉ちゃん。その……」

P「やめてください……いいんですよ。あぁ、美嘉、莉嘉。2人とも気にしなくていいからな……ちょっと出かけてくるよ」

美嘉「……?」



242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 21:23:47.75 ID:rCvtkJsgO

姉妹ヶ崎が来たヶ崎



244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 21:27:28.70 ID:XgifOmu10

莉嘉「いっちゃったー。Pくんどうしたのー?」

ちひろ「な、なんでもないから大丈夫よ……?」

美嘉「ねぇ、ちひろさん?」

ちひろ「は、はい?」

美嘉「目、みてよ……なんかあったんじゃないの?」

ちひろ「……これは、言えません」

美嘉「なんで?」

ちひろ「プロデューサーさんの望みですから」

美嘉「望みって……?」

莉嘉「あっ、ひょっとしてサプライズパーティー!? なにかいいことがあったとか!」

ちひろ「そう、そうよ……うん……」ポンポン

莉嘉「やっぱり? それって……あれ? ちひろ……さん?」

ちひろ「あっ……」ポロポロ

莉嘉「泣いてるの? どうして?」

美嘉「……ねぇ、聞かせてよ。プロデューサーに、なにかあったんでしょ?」



245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 21:29:58.69 ID:gBjNPWHZ0

ちひろさんまじ女優



246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 21:30:39.09 ID:sxsXRJwR0

演技派だな



247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 21:31:26.95 ID:XgifOmu10

ちひろ「……ごめんなさい……私が……」

美嘉「だから、聞かせてよ……何があったの? ひょっとして、病気とか?」

莉嘉「えっ……Pくんが!?」

ちひろ「ちがう、ちがうの……ねぇ、最近お仕事が増えたと思いませんか……?」

莉嘉「あっ、たしかにいっぱいだねー☆ アタシ達も売れっ子バリバリだよー!」

美嘉「うん、確かに忙しくなってるけど……それが……?」

ちひろ「……プロデューサーさんがね……」

莉嘉「?」

美嘉「え、まさか……」

ちひろ「枕営業を、してるからなの……!」

莉嘉「まくら?」キョトン

美嘉「まままっ、まっくらぁ!?」



250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 21:37:11.19 ID:XgifOmu10

ちひろ「ごめんなさい、聞かせるなって言われてたんだけれど……」ポロポロ

美嘉「え、ま、ま、ままっ、まくっ……」プシュゥゥ…

莉嘉「お姉ちゃん、まくらえーぎょーってなに?」

美嘉「え、えっと、そのっ、は、ははっ、ちひろさん! そ、それって、アレだよね? その、お布団会社の人の製品を買ってるってことだよね!?」

莉嘉「あ、枕を売る人のことなの?」

ちひろ「……」フルフル

莉嘉「ねぇお姉ちゃん、違うってー」

美嘉「だ、だだって、プロデューサーはおと、男の人で、そのっ、そういうのってほら! アタシみたいな、乙女とか、そういうのが……」

ちひろ「その手のは、絶対にさせないって……だから、男色家で有名な監督さんに頼みこんで……」

莉嘉「だんしょくー?」

美嘉「だだだんだんしょっ、しょっ……!?」

莉嘉「……んーと、ご飯食べないこと?」

ちひろ「そうじゃなくてね……うん。プロデューサーさんは、あなたたちのために身体を張ってるの……」



253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 21:42:15.53 ID:XgifOmu10

莉嘉「うーん、よくわかんない。お姉ちゃん、おしえてっ?」

美嘉「あ、う、その、ねっ。アレだよ! ほら、その……ねっ!?」

莉嘉「アレじゃわかんないよー! どうしたのお姉ちゃん?」

美嘉「だ、だってプロデューサーがそんなことしてたなんて……! アタシ達知らなかったし、そんなの……」

ちひろ「……ごめんね。本当は伝えるべきではなかったとは思っていたのに……」

美嘉「……そ、そうだ! 今からでも止めなきゃ!」

ちひろ「止めるん、ですか?」

美嘉「だって、プロデューサーがそんなことするなんておかしいよ!」

ちひろ「……あなたたちに手を出させないために、考えてしたことよ? それでも?」

美嘉「たとえプロデューサーの善意でも、アタシは止める! そんなことしてまで、仕事なんて欲しくない!」

莉嘉「……んーと、よくわかんないけど……Pくん、嫌なことされてお仕事もらってるんだよね? じゃあアタシも嫌かなぁ」

ちひろ「2人とも……」



255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 21:46:22.88 ID:XgifOmu10

ちひろ「その結果が、2人に来ることになっても?」

美嘉「それは……」

莉嘉「アタシ、Pくんのためなら何があったって平気だもん!」

美嘉「……うん、そうだよね。それに、そんなことしなくたって実力で這いあがれるし!」

ちひろ「そう、決意は固いのね……ふぅ……」

美嘉「万にひとつのことがあっても、莉嘉だけには手を出させないから。大丈夫……ね?」

莉嘉「お姉ちゃん……?」

ちひろ「本当にあなたたちは、いい姉妹だわ……そう思いますよね。プロデューサーさん?」

美嘉「えっ?」

ガチャッ

P「うん、感動した……そうだなぁ。絶対に2人には手を出させないよ……」

莉嘉「あ、Pくん! おかえりー☆」

美嘉「」



257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 21:48:34.24 ID:XgifOmu10

美嘉「え、なん……で……?」

P「ドッキリでした」

ちひろ「てへぺろっ☆」

莉嘉「えー? ドッキリー?」

P「そう、ドッキリだ! 枕営業なんてなかったんだ!」

莉嘉「じゃあPくん嫌なことされてないの?」

P「おう、超元気! 仕事増えてるの? 実力だよ! 流石はカリスマギャル姉妹だなぁ!」

莉嘉「へっへーん! それほどでもあるけどねー☆」

P「ははは、こいつぅー……美嘉?」

美嘉「ば……」

P「ば?」

美嘉「バカーッ!」バチーン!

P「あべしっ!」



261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 21:52:16.95 ID:XgifOmu10

美嘉「ド、ドッキリなんて……!」

P「いや、すみませんでした……」

美嘉「じゃあ、プロデューサーは無事なんだよね……? 大丈夫、なんだよね……?」

P「う、うん。普通に営業して普通にお仕事もらってるよ……?」

美嘉「よかった、よかったぁ……」ギュッ

P「ちょ、ちょっと美嘉……」

美嘉「うぇぇぇ……グスッ……よかったぁ……」ポロポロ

P「……うん、ごめんな。もう二度とこんなタチの悪いドッキリはしないよ。心配してくれてありがとう」

莉嘉「……お姉ちゃんだけ、ずるいっ!」ギュッ

P「り、莉嘉?」

莉嘉「よくわかんなかったけど、でも……アタシも心配したんだよ?」

P「……そうか。ごめん」

莉嘉「許してほしい?」

P「そうだな、俺に出来ることならなんでもする……」

美嘉「……」ピクッ



265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 21:56:00.87 ID:XgifOmu10

莉嘉「じゃあねー、今度デートしよっ☆」

P「で、デートぉ!?」

莉嘉「うん! プリ撮ってー、遊んでー、それでそれでー!」

P「……わかったよ、今度のオフな」

莉嘉「やったぁー! さっすがPくんっ!」

P「あんまりよろしくないイメージがつきそうだからこれっきりに……美嘉?」

美嘉「……プロデューサー」

P「どうした?」

美嘉「莉嘉とデートするってことは、トーゼン……アタシともデートするよね?」

P「えっ」



267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 21:58:28.60 ID:XgifOmu10

美嘉「イヤなの?」

P「嫌じゃないけど、美嘉の年頃だとほら、男性の影とかが悪い方向にだな……」

美嘉「ダイジョブ! 今度夜景の綺麗なお店いこっ★」

P「だいじょばないよ!?」

莉嘉「えー、アタシもアタシもー!」

美嘉「莉嘉はデートしてもらえるってもう言ったでしょ?」

莉嘉「だって夜景の綺麗なお店なんてズルいよ! アタシいけないじゃんかー!」

美嘉「ざーんねんっ、ここはお姉ちゃんに譲りなさーい?」

莉嘉「うぅーっ!」

P「……いや、あの」

莉嘉「いいもん! そのぶんいっぱいプリ撮るもん! チュープリとか!」

美嘉「チュ、チュープリ!? あんたにはまだ早いって! ダメ!」

莉嘉「べーっ! じゃあお姉ちゃんも撮ればいいじゃんかー!」

P「ははは……どうしましょうかこれ……」

ちひろ「仲良きことは、素晴らしきかな。ってね! めでたしめでたしで両方いきましょう!」



268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 21:59:18.98 ID:XgifOmu10

姉妹ヶ崎おわりなのー
保守がわりにはなったかな。そろそろお風呂あがったよね……?



270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 22:01:05.23 ID:pwpDXmzd0

>>268
乙ヶ崎



144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 17:37:03.03 ID:+/YZB7E3O

ちひろ「流石にキモが冷えました」

P「だから言ったじゃないですか、あの後、俺の家に雪美が住み着いたんですよ」

ちひろ「ですが私はまだ諦めてはいません!」

P「まだ懲りないんですか」

ちひろ「そこで次はドラマチックにいきたいと思います」



179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 19:17:40.00 ID:+/YZB7E3O

事務所前

三船美優「あら、Pさんおはようご…ざ……」

P「……おはようございます、三船さん」ダダッ

美優(お急ぎかしら?でもいつも太陽みたいに明るいPさんが、少しだけ曇りがかった顔……)

ごめん……い……プロデュ……さん!ご……さい!

美優「……ちひろさん?」



272:>>144>>179より:2012/09/20(木) 22:04:56.41 ID:+/YZB7E3O

美優「……」パタン

ちひろ「グスッ……三船さんですか」

美優「……Pさんですね」

ちひろ「……なんでもないですよ」

美優「大丈夫です……Pさんのことならなんだって受け止めますから」

ちひろ「……私、プロデューサーを止めれなかったんです」



274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 22:16:04.68 ID:+/YZB7E3O

ちひろ「アイドルの未来を人質にとられたら」

美優「……」

ちひろ「誰かが犠牲にならないと駄目なんですよね」

ちひろ「それが私達の大事な人であっても、見てみぬ振りをしないと駄目なんですよね」ポロリ

美優「……まさか!?」

ちひろ「枕営業にプロデューサーさんが選ばれちゃいました」ボロボロ



281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 22:39:33.95 ID:+/YZB7E3O

美優「」ガチャ

ちひろ「……三船さん、どちらに行かれるんですか?」グスン

美優「……もちろんPさんのところです」

ちひろ「……三船さんは営業です!プロデューサーさんのとって来た仕事を無下にしないでください!」

美優「そんな仕事入りません!」



285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 22:51:07.26 ID:+/YZB7E3O

美優「Pさんは何の取り柄も無い私に光を照らしてくれました……今度は私がその光を返さなきゃいけません」

美優「……なんだって私…今はアイドルなんですよ?」

ちひろ「……プロデューサーさんはこの家に向かいました」

美優「ありがとうございます!」

ちひろ「……プロデューサーさんをよろしくお願いします」

美優「……はいっ!」



288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 23:01:28.36 ID:+/YZB7E3O

美優「……すみませんここで降ろしてください」

――

美優「Pさん」

P「……三船さん!?どうしてこんなところに!」

美優「ちひろさんから聞きました……」

P「……すみません」

美優「……いいんです、背負い込むのがPさんの優しいところですから」

美優「……でも辛いときは辛いって言ってください」



295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 23:16:22.90 ID:+/YZB7E3O

P「すみません、でも――」

美優「でもじゃありません」

P「……」

美優「ずっと年上の面目は潰れていたんですから」

美優「……こういう時くらいは立たせてください」

美優「それとも……私じゃPさんの光になれませんか?」



296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 23:22:15.88 ID:+/YZB7E3O

P「そんなことは……」

美優「だったらPさんが枕営業だなんて……私も…他の娘もそこまでしてほしく無いと思ってます!」ポロリ

美優「……お願いですから私を心配させないでください」

P「……すみません、それでも私の気持ちは」ダッ

美優「……Pさん!?」ダッ




P「さっきから罪悪感でいっぱいです」

雪美「……ドッキリ」



300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 23:30:21.66 ID:+/YZB7E3O

美優「……?」

P「あのー三船さん?ドッキリです」

雪美「……Pは…悪い人」

美優「……なんのことですか?」

P「初めから仕組まれていたということです」

ちひろ「いやぁー良いものをみることができました!」

美優「……ちひろさん?」

美優「……」カァー

美優「」ボフッ

P「三船さんが照れで爆発した!?」



302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 23:39:09.63 ID:+/YZB7E3O

美優「もうっ……ちひろさんもPさんもイタズラはこれっきりにしてくださいよ」

P「申し訳ない気持ちでいっぱいです!」

ちひろ「申し訳ない気持ちでいっぱいです!」

雪美「……同じ…台詞……なのに…違う」

美優(でもよかった……何事もなくて)



303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 23:44:41.81 ID:+/YZB7E3O

美優(でもなんでだろうドッキリまでしたのにPさんと遠い気がする)

P「三船さん?」

美優(あ、そっか私だけ名前じゃないんだ)

美優(……)

美優「あ、Pさん……その…罰っていってはなんですが…」



304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 23:48:37.45 ID:+/YZB7E3O

美優「……美優って…呼んで……せんか?」ゴニョゴニョ

P「……えっ、ごめん

なさいもう一度」

美優「あ、美優って……」

雪美「……」じとっ

ちひろ「」ニヤニヤ


美優「……」カァー

美優「~~~っ」ボフッ

P「また爆発!?三船さん!?三船さーーーん!」



305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 23:51:50.39 ID:+/YZB7E3O

おわり感謝



307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/20(木) 23:52:45.75 ID:XgifOmu10

乙ー
さぁ、次は誰かな



315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 00:06:46.39 ID:7xJB+C+C0

木場真奈美(25):ガチイケメン

ガチャッ…

真奈美「只今戻った」

ちひろ「あ、お帰りなさい真奈美さん」

真奈美「今日の仕事も無事終了したよ。これからももっと仕事をつけてくれると局のほうから絶賛されてね」

ちひろ「そうなんですか…よかった」ホッ

真奈美「ん?…私が何か変な事を言ったかい?」

ちひろ「いえ、そういう訳では……」

真奈美「その割には様子が変に見えるが……なぁ、プロデューサー君はどうした?」

ちひろ「あっ…そ、その他の子に付き添って○○局に出てまして…」

真奈美「……どうしたんだいその態度は?何かあるなら言ってくれないかい」

ちひろ「あ、あの……その…」

真奈美「何があった?」



318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 00:13:06.18 ID:lANWF3gm0

真奈美「・・・…プロデューサー君がいかがわしい営業をしていただって……!?」

ちひろ「はい……あの、仕事を貰う事を条件にプロデューサーさんの体を…」

真奈美「ここ最近仕事が増えてきたのはそういう事なんだな?」

ちひろ「」コクッ

真奈美「………わかった。」

ちひろ「え?」

真奈美「プロデューサー君を呼んでこい」

ちひろ「えっとその今h」

真奈美「今 す ぐ 呼 ん で く る ん だ」クワッ

ちひろ「ビクッ」

――――――――
―――――――
――――――



320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 00:19:20.23 ID:lANWF3gm0

P「」

P(ちひろさん途中でなんで呼び出すんですか、しかも真奈美さん凄まじいプレッシャーなんですが)ボソボソ

ちひろ(木場さんの気迫がすごすぎて押し切られt…)ボソボソ

真奈美「何をコソコソ話しているんだい?」

P「いっいえ何でもありません!」

真奈美「さてプロデューサー君に聞きたい事がある、正直に答えてもらいたい」

真奈美「先程ちひろ君からプロデューサー君がいかがわしい営業をしているという話を聞いたんだが」

P「……」

真奈美「それは本当の事なのかい?」

P「…………」コク

真奈美「否定なし、か……」

真奈美「一体どういう事なんだ……私では力及ばなかったと?」



324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 00:23:11.04 ID:lANWF3gm0

真奈美「力が及ばなかったのであれば……何故言ってくれなかった!!」

バンッ!!!

P・ちひろ「「ひっ」」

真奈美「私は、自身の力でアイドルとなりファンを得た、そして人気も勝ち得た……そう思っていた」

真奈美「それが蓋を開けると私がファンに笑顔を送る裏でプロデューサー君は………」

真奈美「どうしてそんな事をする?何故私に打ち明けてくれなかったのか?」

ちひろ「その…このことを知られないよう口を封じらr……」
真奈美「君には聞いていない」クワッ

ちひろ「」

真奈美「なぁプロデューサー君、いつしか『トップになってやるから今に見ていろよ』って言ってやった事があったよな?」

真奈美「『忙しくて泣いても知らないからな』とも……それだけの啖呵を切った挙句がこれとは、フッ…滑稽だな」



326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 00:26:02.62 ID:lANWF3gm0

真奈美「トップになる事ができない所か、プロデューサー君を傷つけていたなんて」

真奈美「それを知らず舞台で笑顔を振りまいて……これではアイドルではなくピエロだよ」

真奈美「何か言ったらどうなんだ…?」フルフル

P「その……申し訳ないです……これはd」

真奈美「謝罪なんて欲しくもないよ……」

真奈美「こんな形でアイドルなんて望まないさ……今日かぎりでこの身を引かせてもらうよ」クルッ

P「!」

キラッ

P(真奈美さんの振り返る間際、瞳に……)

P「待ってください!」

真奈美「止めるな!……これ以上の情けなんて惨めじゃないか……っ!」

P「これは……ドッキリなんです!!」ゲザッ!

真奈美「……何…だと……?」



327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 00:29:42.82 ID:lANWF3gm0

―――――――
――――――
―――――

真奈美「……つまり、今までのは全てドッキリで」

P「…はい」

真奈美「いかがわしい事など何もなく」

ちひろ「…えぇ」

真奈美「仕事も本来の評価によって得られている、と?そういう事なんだな?」

P・ちひろ「「その通りでございます」」ドゲザー

真奈美「……二人とも、立ってくれるかい?」

スッ…

真奈美「最後にもう一度確認する、プロデューサー君。君が傷つけられるような事は無かったんだな?」クワッ

P「」(ぶたれるっ……!)



328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 00:32:23.56 ID:lANWF3gm0

ダキッ……

P「………えっ?」

真奈美「良かった……私の力不足で君が傷ついている事なんて何もなくて」キュッ

P「え、あの……真奈美さん?」

真奈美「本当に……嘘で良かった………」ジワッ

P「すみません……こんな傷つけてしまうような事をしてしまって……」

真奈美「いいんだ…私のプライドに比べれば、君の体が無事であることのほうが遥かに大切だよ…」

真奈美「少し、このままにさせてくれ…」

P「……はい」

~~~~~~~~

真奈美「……もう、落ち着いたよ。すまない……ところで」

P「すみませんでした……何でしょうか?」



331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 00:38:26.58 ID:nuIkFtYi0

真奈美「落ち着いてきたら少しばかり怒りが沸いてきたんだが、どうすればいいかな…?」キリ……ギリギリギリ

P「え…あの……あだっ!?あだだだだ!!」

真奈美「さあ…!どうするかいっ!?」ギリギリギリ!!

P「…がはっ、ご、ごめんなさ……」ミシッ

パッ

P「」チーン

真奈美「これくらいで許してやろう……さて」

真奈美「プロデューサー君がこんな悪趣味なドッキリを考え付くとは思えないな、そう思わないかい?」

真奈美「ち ひ ろ 君?」ニコッ

ちひろ(あっ……あたし死にました)

――――――
―――――
――――



332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 00:41:58.80 ID:nuIkFtYi0

P「うぐっ…いたた……ってちひろさんっ!?」

ちひろ「」ボロッ

真奈美「ふぅ、大方ちひろ君に乗せられてこんな事をしたんだろうと思ったら案の定か」パッパッ

真奈美「少しばかり懲らしめておいたよ」

P「す、すんませんでしたぁぁぁッ!」

真奈美「いやいや、謝罪はもういい。君へのおしおきは……そうだな」

P「平に、平にご容赦をッ!」ガクガク

真奈美「一体私を何だと思っているんだ……食事にしようか」

P「どのようなお店にでも、おいくらでも問題ございませんっ!」

真奈美「そうではなくっ、当面は晩御飯を私のうちにきて食べにきてもらう!」

P「えっ……それはおしおきで……?」

真奈美「そうだとも。私の料理の実験台さ、全部食べてもらう。当面は必ず私の家に来ること、いいか?」

P「は、はい…それで許して頂けるのであれば」

真奈美(独り身でなくなってしまえばそういった危険も減る筈だ……)

--------P宅--------
雪美(………何か……嫌な……………予感……?)



333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 00:44:35.38 ID:nuIkFtYi0

おしまい。
木場さんはガチイケメンでクールだけど猫を助けるような優しさももってるんだ!
イメージ図:

j4fKX





334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 00:45:36.84 ID:TMTDpTjc0

ヒュ……イグアナじゃねぇか!



337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 00:48:24.02 ID:XgBqXpmsP

お前ら頑張れ、俺に出来るのはこれだけだ

Cu0人 Co7人 Pa2人
10歳 : 佐城雪美(Co)
12歳 : 城ヶ崎莉嘉(Pa)
13歳 : 白坂小梅(Co)
14歳 : 
15歳 : 渋谷凛(Co)
16歳 : 
17歳 : 城ヶ崎美嘉(Pa)
18歳 : 上条春菜(Co)
19歳 : 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
24歳 : 
25歳 : 木場真奈美(Co)
26歳 : 和久井留美(Co) / 三船美優(Co)



339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 00:50:05.27 ID:5pLSjARl0

なんか圧倒的にCo多いな



340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 00:51:07.52 ID:Qy9HkOQ70

Coは重いからな



350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 01:20:15.29 ID:5pLSjARl0

光「おはよう!今日もすがすがしい朝だな!」

ちひろ「!!お、おはよう光ちゃん・・・」ゴシゴシ

光(!?ちひろの目に・・・涙だと!!悪の仕業か!!)

光「どうしたちひろ!!誰にやられたんだ!!」

ちひろ「い、いえなんでもないのよ・・・」

光「バカ野郎!なにもなしに泣く奴がいるものか!」

ちひろ「・・・Pさんが・・・」

光「Pだって!?Pがどうしたんだ!!」



354:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 01:36:24.17 ID:5pLSjARl0

ちひろ「光ちゃん、最近ヒーロー番組のヒロインになったわよね?」

光「ああ!変身する役ではないが念願のヒーロー番組に出れたんだ!Pについてきてよかったよ!」

ちひろ「でもそのためにPさんは・・・自分の身を・・・」ブワッ

光「な、なんだと・・・」フルフル

ちひろ「総監督と・・・枕を・・・」

光「な、なんだってー!?」ガーン



355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 01:37:55.56 ID:5pLSjARl0

光「なんてことだ・・・まさかヒーローの長が悪党だなんて・・・!!」ワナワナ

ちひろ「よくあることなのよ・・・わかってちょうだい光ちゃん」

光「ふざけるな!!私はこの役降りるぞ!!」クワッ

ちひろ「それはダメ!!プロデューサーはあなたのためを思って身をなげ出したのよ!?無下にしないで!!」

光「く、くそおおおお!!」ダンッ



356:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 01:40:13.30 ID:5pLSjARl0

光「ヒーローになりたかった。テレビであこがれた彼らのように弱気を助け強きをくじく、そんなヒーローに。」

光「それがなんだこれはヒーローになるために強者に組し弱者の心を踏みにじっている」

光「人の幸せを壊し、得たのは自分の幸福だけ・・・」

光「自分は悪だ。誰一人幸せにできない惨めなできそこないヒーローだああああ!!!うわあああああああん!!」ブワァ

ちひろ(こんな光ちゃん初めて見たわ・・・なんか私超悪人?)



361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 01:42:53.85 ID:5pLSjARl0

P「・・・光」ダキッ

光「!?P・・・私は・・・」

P「おまえの心はヒーローだ。一直線で曇りのないヒーローの心そのものだ!!」

光「P・・・」ギュ

P「すまない・・・ドッキリだったんだ・・・」

光「え?じゃあ・・・」

P「ああ、総監督さんは真面目な人だし、いやらしいことはなにもない」

光「・・・そっかよかった・・・正義は守られた・・・」スゥスゥ



362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 01:44:49.80 ID:5pLSjARl0

P「・・・ホッとしたのか涙を流しながら泣いてる・・・」

ちひろ「何というかかなり後味が・・・」

P「これから光にドッキリするのはやめましょう・・・酷すぎる」

ちひろ「そうですね・・・」ナデナデ

光「・・・うへへ。しぇいぎはかぁ~つぅ・・・」スゥスゥ

P「よしよし」ナデナデ

光「むにゃむにゃ・・・P・・・す・・・・k」スゥスゥ
fin



367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 01:47:17.70 ID:5pLSjARl0

同じく特撮ヲタとしてはナンジョルノは愛でずにはいられない
さあ次は誰かがキャラへの愛をぶつける番だ



371:1レスだけ:2012/09/21(金) 01:50:57.84 ID:b0Q+2UDf0

村上巴(13):どうみても実家はアレです。本当にありがとうございました

ちひろ「……先週から、巴ちゃんのお仕事急に増えたでしょ」

巴「そうじゃのォ、これで義理も果たせるっちゅうもんじゃ」

ちひろ「その仕事、本当は他に押さえられていたけど、急遽取り付けてくれたの」

ちひろ「プロデューサーさんがね…なんでもするからって」

巴「何でも……って一体どんなことじゃ?」

ちひろ「プロデューサーさんがある芸能事務所からの申し出で仕事と引き換えに自分の体を売り物にして……ううっ」

巴「………そこはどこじゃ」

ちひろ「893プロって言うところでね……」

ゴソゴソ、ピポパ

巴「あぁ親父かのォ、うちが…世話ん…人の助け……若いの………よぉけぇ…」ボソボソ

ちひろ「あ、あの巴ちゃん?どこに電話してるのかしら……?」

巴「おォ、893……、せーや……ぶちころがしたれや」ボソボソ

ピッ、パタン

巴「ちひろは何の心配にも及ばないでのぉ、蛇の道はヘビ言うだけじゃけぇ」ニコッ
――――翌日ひとつの事務所で行われたありとあらゆる不祥事が発覚するというニュースが一面を飾った―――――



375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 01:57:10.23 ID:706wUbPz0

お嬢、それ、ドッキリちゃう…
流れ的に投下していい?



377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 01:58:26.84 ID:olROfOu00

ダメなわけなかろ?



379:じゃいってみる短いけどな:2012/09/21(金) 02:02:29.22 ID:706wUbPz0

ちひろ「では手筈通りにお願いしますねっ」

P「はい…」

P(気は進ないけど…まぁ了承しちゃったし…)

P(隠れるのはこの部屋でいいか)コソコソ

???「Pさぁん」



380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 02:04:22.87 ID:706wUbPz0

P「うわッ!?」ビクッ

P「……なんだ、まゆか…」

まゆ「はぁい、あなたのまゆですよぉ」クスクス

P「お前はまたそんなことを…ってなんでここに?」

まゆ「まゆはいつでもあなたの傍にいるんですよぉ♪」

P「そ、そうか…」

まゆ「まゆのことはいいです。それより何してたんですかぁ?」

P「いや、何でもな――

まゆ「何 を 話 し て た ん で す か ?」

P「ッ!! ……な、何でもないよ。ただちひろさんと…ちょっと営業の話をだな…」



383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 02:06:44.66 ID:706wUbPz0

まゆ「枕営業のドッキリの話ですよね?」

P「…聞いてたのか」

まゆ「Pさんのことなら何でもわかりますよぉ」

P「」

まゆ「どうして嘘をつくんですかぁ?」

P「い、いやちひろさんがな…」

まゆ「そうですよね…Pさんは悪くないですよねぇ…悪いのは全部…あの女……」ブツブツ

P「ま、まゆ?」

まゆ「Pさんはそんなことしませんよね?」

P「え? あぁ、そんな営業は絶対にしない。そんなことしなくても、まゆならトップアイドルになれるって、信じてるからな!」

まゆ「うふ、まゆはPさんが喜んでくれるなら、何でもしますよぉ」



384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 02:07:27.05 ID:1ZoXETmk0

ちひろさん逃げて



385:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 02:07:44.99 ID:Qy9HkOQ70

本日最大のちひろさんの危機



387:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 02:08:15.52 ID:706wUbPz0

P「そうだよな。これはなんていうか…悪ふざけが過ぎた、スマン」

まゆ「Pさんはあやまらないでいいんですよ。悪いのは全部…」

P「いや、俺も話にのったんだ。俺だって――

まゆ「Pさんはここにいてください。すぐに終わりますからぁ♪」シュルシュル

P「え? 終わる…? ちょ…待て、まゆ!? うわ、なんだこのリボン!?」

まゆ「すぐに戻りますからぁ」

P「待て、まずは解け!おい!まゆー!」

ア、マユチャン…アノネオチツイテキイ…エ?

キャアッ

ナ、ナニヲスルノマユチャンッ…

チガウ、チガウノマユチャン、コレハドッキリデ―



391:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 02:11:30.56 ID:706wUbPz0

キャッマユチャンホウチョウハシャレニナラナキャー

P「あぁ…ちひろさんっ…くそっ…解けない…ッ」

――――――
――――
――

ちひろ「酷い目に遭いました…」

P「なんで生きてんすか」

ちひろ「怒ったまゆちゃんはとっても怖いですね!」

P「じゃあこれに懲りて――

ちひろ「次は誰が来るんでしょうね!」

P「」


終われ



392:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 02:12:06.21 ID:5pLSjARl0





407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 02:28:33.68 ID:TMTDpTjc0

ガチャッ

藍子「おはようございますっ♪」

ちひろ「あ、藍子ちゃん……おはようございます」

藍子「……? どうしたんですか?」

ちひろ「い、いえ。なんでもないのよ……なにも……」

藍子「そうですか……?」

ちひろ「えぇ……だから、気にしないで……」

藍子「……」スッ

ちひろ「……?」

藍子「……」スタスタ…

ちひろ(……給湯室のほうへ……? なにかしら……)



410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 02:33:48.61 ID:TMTDpTjc0

ちひろ(……あ。戻ってきたけれど……お茶……?)

藍子「……」コトッ

ちひろ「あ……これは……」

藍子「……ちひろさん。私が口を出していいことかわからないから、首を突っ込んだりはしません」

藍子「でも、もし。私に何かできることなら……相談、してくださいね?」

ちひろ「藍子ちゃん……やっぱりあなたは優しい子ね……」

藍子「いえ、私なんて……プロデューサーさんに見つけてもらえなかったら普通の女の子でしたから」

ちひろ「……あなたには、聞かせておいた方がいいかもしれないでしょうね」

藍子「いったい、何が……?」

ちひろ「プロデューサーさんの、ことなの」

藍子「プロデューサーさんの……?」



412:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 02:39:10.74 ID:TMTDpTjc0

ちひろ「――ってわけで……いわゆる、枕営業ですね」

藍子「……そんな……!」

ちひろ「私も、止めたんだけれど……それでも。みんなの仕事の確保と、守るためならって譲らなくて……」

藍子「……」

ちひろ「藍子ちゃん……?」

藍子「プロデューサーさん、どこにいるかはわかりますか?」

ちひろ「確か今は……営業……いえ、そろそろ帰ってくるころじゃないでしょうか?」

藍子「わかりました……少し、お借りします」

ちひろ「えーっと……はい、どうぞ?」

藍子「私も、お仕事の時間までには戻りますから……いってきます」

ガチャッ バタンッ

ちひろ「……ほほう?」



415:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 02:43:48.93 ID:TMTDpTjc0

P「ふぅ……もう秋なのに暑い……ってあれは」

藍子「あっ、プロデューサーさん」

P「藍子……なんでまた事務所の前に? 中で待っていてもよかっただろうに」

藍子「すみません、少しでも長く一緒にいたくて……お時間、いいですか?」

P「ん、まぁ……大丈夫だけど……」

藍子「ありがとうございます……それじゃあ、いつもの公園まで。少しお散歩しませんか?」

P「あぁ、いいな。久しぶりだ」

藍子「そうですね……いきましょう?」キュッ

P「ちょ、ちょっと……」

藍子「ほら、おいていっちゃいますよ?」グイッ

P(手を握ってひっぱるなんて、藍子らしからぬ積極さだな)



416:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 02:46:54.39 ID:TMTDpTjc0

P「ふぅ……ん、もう公園か……」

藍子「そうですね……」

P「……藍子? なにか悩みでもあるのか?」

藍子「あ、いえ……その……」

P「……?」

藍子「……ちょっと、歩きながら。お話しましょう」

P「あぁ、いいけれど……」

藍子「……」

P「……」

藍子「……あの、プロデューサーさん?」

P「なんだ?」



417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 02:53:25.19 ID:TMTDpTjc0

藍子「今日の風、あんまり気持ち良くはないですね」

P「あぁ、なんだかじっとりしてるなぁ……」

藍子「でも……私、こういう日もあっていいと思うんです」

P「……?」

藍子「あ、えっと……こういう、パっとしないような日もあると思います」

藍子「だけど、そんな日だって大切な1日なんです」

藍子「ゆっくりすごしてやりすごしても、そんな日だからこそ身体を動かすのも、こうやってお散歩するのも……」

藍子「だから、その……プロデューサーさん。休むのも、お仕事ですよ?」

P「休み、か……うーん、言われてみればあんまりとってなかったかなぁ……」

藍子「そうですよ! だから、そんな……やめてくださいなんて、私が言っちゃダメなのかもしれませんけど」

藍子「ま、枕営業は、よくないですよ!」

P「ブフォッ!?」



419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 02:57:59.28 ID:TMTDpTjc0

P「あ、藍子? 昼間の公園で何を……!?」

藍子「す、すみません! 確かに一気に有名になれるのかもしれません、でも私はプロデューサーさんと一緒なら地道なお仕事でも……」

P「そうじゃなくて、その、枕とか……」

藍子「え、あ……ちひろさんから聞いて……」

P「あんの事務員なにやってんだぁ!?」

藍子「ち、違うんです! 私が聞きだしちゃって……」

P「違う! 俺はそんなことしてない!」

藍子「えっ?」

P「だから、ドッキリなんだよ! はめられた……俺がいないところでまでやってるなんて……!」

藍子「えぇぇぇっ!?」



420:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 03:03:17.85 ID:TMTDpTjc0

藍子「は、恥ずかしい……!」カァァ…

P「いや、でも……藍子が心配してくれて嬉しかったよ」

藍子「でも、その、あの公園もういけませんよぉ……」

P「ははは……うん、ほら……今度別のいい感じの公園探そう? な?」

藍子「……いいんですか?」

P「いいとも。元気も出たしな……心配かけてすまなかった。だけど仕事は実力で取れてるものなんだ、誇っていい」

藍子「そうですか……はい、ありがとうございますっ! お仕事、とっても楽しいです!」

P「そういってくれるとプロデューサー冥利に尽きるなぁ……よし、事務所に戻ってちひろさんをとっちめるか!」

藍子「あ……そうですね、今回のはちょっぴり怒りましたよ! 競争しますか?」

P「ははは、いいぞ? それじゃあ……だーっしゅ!」

藍子「だーっしゅ!」ダダダッ

P「あ、あれ!? めちゃくちゃ速……そうか茜のランニングにいつも付き合ってるからか! ちょ、ちょっと待って! できればもう少しペースを! 藍子、藍子ぉー!」


藍子 終わり



421:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 03:04:01.84 ID:VPTBbUVD0

AAだから早いのか・・・・



422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 03:04:52.21 ID:706wUbPz0

空気抵抗が…



426:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 03:18:42.97 ID:TMTDpTjc0

ガチャッ

晶葉「おはよう、助手よ!」

P「ん、晶葉……おはよう」

晶葉「……どうした? 顔色が悪いぞ?」

P「は、ははは……ちょっと寝不足でな。ごめんごめん」

晶葉「おいおい、なにをやっているんだ……それじゃあ助手失格だぞ?」

P「うん、気をつけるよ……ちょっと外出てくる」

晶葉「あぁ、気をつけるんだぞ? 最近は物騒なことが多いから……」

P「あぁ、わかってるって……じゃ」

ガチャッ バタン

晶葉「ふむ……どうしたんだ? 妙に生気が無いというか……」



428:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 03:28:52.53 ID:TMTDpTjc0

ちひろ「晶葉ちゃん……」ヌッ

晶葉「うわわっ!? ち、ちひろ女史、急に何を……」

ちひろ「ごめんなさい、驚かせちゃいましたね……その、お話したいことがあるのですけど……」

晶葉「話……?」

ちひろ「……プロデューサーさんから、止めれているけれど。このままじゃ見ていられなくて……」

晶葉「……それはつまり、プロデューサーの身になにかが起きているということか?」

ちひろ「えぇ、晶葉ちゃんならきっと解決できるって思うんです」

晶葉「私なら、か……まかせろ。助手の悩みは私の悩みに等しい! できないものなど、あんまりないこの私にかかればどんなことでも解決してみせよう!」

ちひろ「じゃあ、その……」

晶葉「いったいなんだ? 体力か? 移動手段か? それとも、記憶力……GPS付きの飛行マシンでも……」

ちひろ「……ょうなんです」

晶葉「……なんだって?」

ちひろ「その、プロデューサーさんが枕営業をさせられているんです……」

晶葉「」



498:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 11:39:29.37 ID:TMTDpTjc0

晶葉「は……まくら?」

ちひろ「はい。枕営業を……」

晶葉「……それはつまり、私に安眠できる寝心地のいい枕を作らせてそれを助手が売り払うという……」

ちひろ「いえ、プロデューサーさんが身体を売ってるんです」

晶葉「……」

ちひろ「晶葉ちゃん?」

晶葉「あ、あぁ……なるほど。我が助手が醜悪なおばさんに無理やり身体を……」

ちひろ「男です」

晶葉「は?」

ちひろ「男を掘ったり掘られたりしているんです……」

晶葉「」



499:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 11:48:49.14 ID:TMTDpTjc0

晶葉「おと……男? 男と、枕営業?」

ちひろ「はい……それで、皆の仕事を……」

晶葉「す、すまないが、ちょっと整理する時間をくれ……私の理解の範疇を超えてる……」

ちひろ「わかりました……」

ガチャッ  バタン

晶葉「い、いったいどういうことだ……」

晶葉「というか、男相手に枕営業だって? まったくわけがわからない……!」

晶葉「女相手だったとしても、驚くが……というか……いや、枕営業なんておかしいじゃないか……」ブツブツ

晶葉「やめさせる手段は……しかし、無理やりされてるんだとすれば……」ブツブツ

晶葉「私が口を出すだけでやめるとは思えない……だけど、そんな汚され方は耐えられない……いったい……」ブツブツ

晶葉「……そうだ……そうだ、私ならなんとかできるじゃないか!」

晶葉「さっそくプロデューサーを探さねば!」



501:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 12:05:13.38 ID:TMTDpTjc0

P「……」

晶葉「助手よ!」

P「あ、晶葉……どうしたんだ?」

晶葉「その、お前が……枕営業をしているという話を聞いたんだ」

P「……ちひろさんから、か……」

晶葉「嘘じゃない、のか?」

P「……」

晶葉「……そう、か。私達のためだというなら、もうやめてくれないか……?」

P「……しかし……」

晶葉「……ダメ、か……なら……」

P「……?」

晶葉「私にも、考えがある」



502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 12:08:27.19 ID:TMTDpTjc0

P「晶葉……何を……?」

晶葉「……」

P「ちょ、ちょっと……なんでにじり寄ってくるんだ……?」

晶葉「……脱げ」

P「は?」

晶葉「だ、だから! 脱いでくれといってるんだ!」

P「ぬぐ……?」

晶葉「服を脱いで、裸になってくれ」

P「」



503:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 12:19:31.72 ID:TMTDpTjc0

P「晶葉、お前何を言って……」

晶葉「いいから脱ぐんだ!」

P「いやいや、ちょっと待て晶葉。落ちつこう、な?」

晶葉「安心しろ……私の技術力なら、助手を正確に再現したロボを作ることだって不可能ではない……!」

P「へ?」

晶葉「そうすれば、そういった営業はそのロボ助手に任せられるだろう? だから……」

P「あ、あぁ……なるほど……」

晶葉「そのためには、サンプルが必要なんだ……さぁ、脱いでくれ!」

P「晶葉……お前……」

晶葉「た、確かに実物を見るのは初めてだが……知識は持っている、大丈夫だ、大丈夫だから……」



504:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 12:23:25.94 ID:TMTDpTjc0

P「……ありがとう。晶葉」

晶葉「礼はいいから、私の覚悟が揺らがないうちに……」

P「ドッキリなんだ、これ」

晶葉「は?」

P「ドッキリです」

晶葉「ドッキリ……ドッキリ?」

ガチャッ

ちひろ「てへっ☆」

晶葉「……」

P「いや、うん……流石晶葉だな。冷静に対処できるとは……」

晶葉「……」ジワッ

P(あ、あかん)



506:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 12:30:00.70 ID:TMTDpTjc0

晶葉「わ、私が……どんな覚悟で、脱げと言ったと思ってるんだ……!」

P「え、いや、その……」

晶葉「知識で知っている標本と、生きている人間は別物なんだぞ!?」

P「ご、ごめんなさい」

晶葉「だいたい、タチが悪いにもほどがあるだろう!? 自分の大切な相手が枕営業しているだなんて……」

P「晶葉……そこまで思ってくれてたなんて」

晶葉「しかも相手が男だなんて! まったく、理解の範疇を超えている!」

P「は?」

晶葉「ん?」

P「男と枕営業?」

晶葉「そういう設定じゃなかったのか? ちひろ女史からはそう聞いたが」

P「……ちひろさん?」

ちひろ「ぺろっ☆」



508:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 12:36:14.74 ID:TMTDpTjc0

ちひろ「いやぁ、晶葉ちゃんのリアクションが思っていたよりも冷静だったので揺さぶろうと思ってつい」

P「つい、でなにいってんだあんたは!?」

ちひろ「失敬失敬☆」

P「全然反省してないな!?」

晶葉「……は、ははは……なるほど。助手も想定外だったネタだったわけだ」

P「晶葉……」

晶葉「さてはこの話自体を考えたのも、ちひろ女史だな?」

P「そうだけど……」

晶葉「……」ガチャッ

ちひろ「……あ、晶葉ちゃん? その物騒な銃はなんですか……?」

晶葉「なに、今の私の科学力でガンツガンを作れるか試してみたんだがね……」

ちひろ「ひっ!?」

晶葉「ちょっと、生体実験につきあってもらおうか!」

ちひろ「お、おたすけー!?」

P「は、ははは……」



509:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 12:42:00.11 ID:TMTDpTjc0

ちひろ「きゅぅ……」

晶葉「スタンガン程度の威力がやっとか、なるほど……」メモメモ

P「その、晶葉……」

晶葉「……」

P「すまん! ドッキリとはいえ、こんな……」

晶葉「……本当に、そういった営業はしていないんだな?」

P「それはもちろん! 俺もしてないし、絶対にアイドル達にもさせないさ!」

晶葉「そうか……」

P「アイドル達に手を出されるぐらいなら俺が、ってなるかもしれないけどな、なんて……」

晶葉「……冗談でも、笑えないぞ?」

P「あ、すまん……」

晶葉「もしそんなことになりそうなら……私に任せてくれ。そういった機能まで含めて遜色ないロボを作ってみせるから」

P「それは頼もしいなぁ……はは、じゃあ頼もうかな?」

晶葉「あぁ、任せておけ……サンプルも、とる覚悟はできているから……」

P「……んん?」



513:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 12:51:21.87 ID:xuoPbltvO

晶葉おわりっ
きらりは寝てる人に任せるとして、適当なとこ見繕うの結構大変だ

書きたい人いたらどうぞ
またさるった……



514:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 12:52:07.00 ID:f7aP7MMw0

乙よ



440:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 05:42:22.31 ID:zzZhy+rz0

オイオイ俺の楓さんはまだか?



441:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 05:44:20.72 ID:706wUbPz0

保守がてら…
楓さんのも読みたいなー(チラッ


P「まだ続けるんですか」

ちひろ「こういうちょっとしたことが新しい市場を開拓するんですよ!」

P(駄目だこいつ早く何とかしないと…搾取はやまないっ!)

ガチャ

ちひろ(誰か来ましたよ!打ち合わせ通りにお願いしますね!)ヒソヒソ

P(だが運命がそれを許さない…!!)

???「お、おはよう…ごさいます…」



442:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 05:51:50.79 ID:706wUbPz0

P「お、おう…輝子か、おはよう」

☆輝子「あ、はい、キノコもいますよ…お話し…します?」

P「すっすまん、輝子。急な仕事が入って、ちょっと出てくるな」

ちひろ「そんな!プロデューサーさん…ッ」

P「(演技派だなぁ…えっと…)良いんです、ちひろさん。もう決めたことですから…」ダッ

バタン

☆輝子「あ、あの、ちひろさん…」

ちひろ「あ…あぁ、輝子ちゃん…おはよう…」

☆輝子「え、えと、P…プロデューサーど、どうかしたん…ですか?」

ちひろ「…あのね、プロデューサーさんには口止めされてたんだけど――」

☆輝子「…?」

―――――――

P「大丈夫かなー…」

―――――――



444:支援thx:2012/09/21(金) 05:59:03.62 ID:706wUbPz0

☆輝子「ま、枕営業…?」

ちひろ「そうなの…輝子ちゃん、新人だけど人気出て来てお仕事も増えたでしょう…?」

☆輝子「出番………増えた」

ちひろ「確かに今は輝子ちゃんの実力でお仕事が来るわ。でも、その、売れる為のきっかけが難しいの…それでプロデューサーさんが…」

☆輝子「そんな…P…友達なのに…」ガクッ

ちひろ「輝子ちゃん!? 大丈夫っ?」

☆輝子「…ちひろさん、Pは、プロデューサーは今…何処に」

ちひろ「…ここで営業、する…予定よ」カサッ

☆輝子「…この紙、借りて良いですか?」

ちひろ「良いけど…どうするつもり?」

☆輝子「…と、友達を助けに」タタタッ

バタン

ちひろ(衣装室…?)



445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 06:08:13.42 ID:706wUbPz0

――――――――――

☆輝子「キノコ…ち、力を貸し、て」パクッ

モグモグ

★輝子「…フ…フフ…フヒ…フヒヒヒヒフハハッアッハッハ!!!ゴートゥヘーーールッ!!!」

★輝子「アッハッハッハ!シイタケ!エリンギ!ブナシメジ!キノコ!」

――――――

キノコ!キノコ!キノコ!

ちひろ(なんだか衣装室が騒がしいけど…)

バァン!!

ちひろ「!?」



447:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 06:11:31.24 ID:706wUbPz0

★輝子「フヒヒヒヒ…ち、ちひろさん…ちょと出てくるぜぇ!!」

ちひろ(LIVEモードになってる!?)

ちひろ「あ、輝子ちゃ…

ガチャ

P「すんませんしたぁぁぁぁああああ」ドゲザー

★輝子「!!??」

P「ごめん、ごめんなぁぁぁぁぁああああ」ダキッ

★輝子「え?…え??」

P「ドッキリなんだよぉぉぉおおお」



448:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 06:12:54.86 ID:706wUbPz0

★輝子「ど、ドッキリ?」チラッ

ちひろ「テヘペロ」

★輝子「」

P「ごめんな…ごめんな…」

★輝子「な、な…夢? そうか、これ、夢…キノコの…」

P「て、お前またキノコを…ッ」

★輝子「」フラッ

バタッ

P「ちょ、おい輝子!輝子!輝子ー!?」

――――――
――――
――



450:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 06:25:32.91 ID:706wUbPz0

☆輝子「……ン…」ムクリ

☆輝子「…?」キョロキョロ

☆輝子(事務所?のソファー? あれ? 私、Pの為に…キノコで…えっと…)

P「輝子!起きたのか!」

☆輝子「あ、P…」

P「大丈夫か? 急に倒れたからびっくりしたぞ」

☆輝子「P…枕営業…は?」

P「ま、枕営業!? 誰がお前にそんなことを!! まさかちひろさんか!?」

☆輝子「ぷ、プロデューサーが枕、するっ…て…」

P「俺が、か? まさか、いくら輝子の為だったとしてもそんなことは絶対にしないよ。実力で勝負するって言ったろ?」

☆輝子「……」コクリ



451:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 06:27:44.51 ID:706wUbPz0

P「枕なんて、悪い夢でもみたんじゃないのか?(枕だけに) もう少し時間あるからまだ横になってていいぞ」

☆輝子「あ、はい…」

P「じゃ、時間になったら起こしに来るからなー」

パタン

☆輝子(あ、あれは…夢? 幻覚…だったのかな?)チラッ

☆輝子「!!」

☆輝子(キノコが…減ってる…! 夢、じゃなかった…!)

終われ



456:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 07:16:34.85 ID:la5L0Knu0

フヒヒ乙



459:スレ保守委員会 ◆a2iXcbYPgU :2012/09/21(金) 07:38:08.68 ID:vuAztR9bO

まだ杏が終わってないだろう…



462:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 08:00:02.60 ID:706wUbPz0

しょうがないにゃあ…
スタドリ呑んで来たから暫くは持つ


ちひろ「次は誰でしょうね!」

P(誰かこの人止めて)

P「もうこんな時間ですし、誰も…」

ガチャ

P(oh…)

???「…はぁ…お疲れさまで~す…」

P(このやる気がない声は…)



466:>>463誰だっけ?:2012/09/21(金) 08:13:18.52 ID:706wUbPz0

P「杏、挨拶は、おはようございます、だろ」

杏「…お疲れ様でしたぁ」

P「待て帰るな。まだ仕事あるだろ」

杏「…最近、プロデューサー頑張りすぎじゃない? なんか目の下に隈できてるみたいだし…」

P「はは、そんなこと、ないぞ…」

杏「やっぱり元気ないよ。無理せず今日は休もうよ!」

P「気遣ってくれるのは嬉しいが便乗してサボろうとするのはダメだ」

杏「プロデューサー、疲れた時はお互い様だよ」

P「いい言葉だな。だが杏、お前は来たばかりだろ」

杏「(…逃げる隙がない)」



471:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 08:27:26.22 ID:706wUbPz0

P「あぁ、でもちょっと休むかな。もうすぐ…営業だしな」

ちひろ「プロデューサーさん…ッ」

杏「? 杏、今日営業だっけ?」

P「…いや、俺だけで営業だ。スマンが今日の仕事は一人で行ってくれ」

杏「!! そっかお仕事なら仕方ないよね~」

P「…俺がいないからってサボったり、手を抜いたりするなよ」

杏「……(汗」メソラシ

P「折角、杏の為に取ってきた仕事だからさ…な?」

杏「ぅ…」

P「ちゃんと出来たら飴やるよ」

杏「…!!」ピク

杏「あ、杏は飴なんかじゃ動かな…

P「ほら、先払いだ」コロン



472:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 08:35:29.78 ID:706wUbPz0

杏「!?」ガタッ

P「仕事前にひとつ、無事に終わったらもうひとつやる…どうだ?」

杏「杏、頑張りま~す☆」

P「ハハ、じゃあ俺はちょっと休んどくから…後は任せるな」

杏「きらっ☆」

バタン

ちひろ「…プロデューサーさん…」

杏「…ちひろ、プロデューサー…なんか合ったの?」コロン

ちひろ「…ッ」

杏「ちょっと様子が変だった」

ちひろ「…実は」

―――――



473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 08:44:26.24 ID:706wUbPz0

――――

杏「枕営業…?」

ちひろ「えぇ」

杏「あ…枕の営業? なんか杏向きのお仕事じゃない? 枕で寝るだけだよね?」

ちひろ「……。」

杏「…マジ?」

ちひろ「…」コクリ

杏「…そんな…なんで…」

ちひろ「杏ちゃんに…」

杏「え?」

ちひろ「杏ちゃんに…早く印税生活をさせてあげたいんだ―ってプロデューサーさん、笑ってたんです…」

杏「」

ちひろ「わたし、そんな顔をするプロデューサーさんを止められなくて…」グスッ



476:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 08:58:01.74 ID:706wUbPz0

杏「……」

ちひろ(さて、どうする…?)グスン

杏「……」タタッ

バタン

ちひろ(アクティブな杏ちゃん…売れるかしら)

――――――

杏「はぁはぁはぁはぁ…はぁはぁ…」ゼィゼィ

P「おー? どうした杏…仕事の打ち合わせか…?」

杏「なんで…」ハァハァ

P「…?」

杏「―ッ…休もう」スゥ

P「どうしたんだ一体、藪から棒に…」



477:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 09:03:46.50 ID:706wUbPz0

杏「プロデューサー、営業なんて休もう」

P「…あのな、杏。営業だって大事な――

杏「枕営業なんて、やめて…休もうよ…」グスッ

P「!…誰にそのことを…ってちひろさんか…」

杏「なんで、そんな…」ヒクッ

P「…楽をするってのはな、大変なんだよ」

杏「…?」

P「お仕事だって向こうからヒョイヒョイ来る訳じゃない。頭下げて頼み込んで―なんて事をしなきゃいけない」

杏「でも、だからって杏、は…」グス

P「俺は早くお前に楽をさせたかった。いつも言ってたろ?夢の印税生活だ」

杏「……」



478:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 09:13:33.25 ID:706wUbPz0

P「楽をしたいのに苦労なんてしたくないだろ?だから俺が

杏「いやだ…そんなの違う、間違ってる…!」

P「違わないよ。杏、お前は何も心配しなくていいんだ」ナデナデ

杏「…がんっばるっ…あんず、もっと、おしごとがんば、るからぁっ」グスッヒック

杏「ぷろ、ぷろでゅーさーが、こんなこと、しなくてもいいっように、もっと…がん、ば、るから」

P「…大変だぞ? しんどいぞ?」

杏「あんず、なんでもする、からっ」

P「そうか、頑張ってくれるか」ニヤ

杏「う、ん…?」

P「もう、飴も強請らないよな」ニヤニヤ

杏「…ん?」



479:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 09:21:02.42 ID:706wUbPz0

P「ちひろさん、今の聞きました?」

ちひろ「はい!ばっちりですよ、プロデューサーさん!」

杏「」

P「杏ー…?」ヒラヒラ

ちひろ「あ、ネタばらしがまだでしたね!はい、ドッキリ大成功!」ドン

杏「」

P「スマンな、杏。俺の営業の話な、あれは嘘だ」

杏「」

ちひろ「プロデューサーさん、そろそろ…」

P「あ、そうですね、ちょうど良い時間に…杏、仕事行くぞー」

杏「」

杏「え…?」

P「お仕事、頑張ってくれるんだろ?」ニィ



481:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 09:32:29.88 ID:706wUbPz0

――――――

P「杏、悪かったよ。なんか途中でノリノリになっちゃったって言うかな…」

杏「」ムス

P「いや、ほんと、悪乗りが過ぎた。ごめん」

杏「……飴」ムスッ

P「え?」

杏「くれるって言ってた飴、舐めたい」

P「あぁ、でも仕事はこれからじゃ…」

杏「今日は帰ろうかな~」

P「…わかったよ、でもすぐに噛み砕くとかしろよ、もう仕事なんだから」

杏「ん…」コロン



484:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 09:48:37.52 ID:706wUbPz0

P「よし、着いたぞ、飴、食べ終わったか?」

杏「…プロデューサー」

P「ん?」

杏「ちょっと屈んで」

P「お、おう?」

チュッ

P「ムグッ!?」コロン

杏「私を騙した罰だっ」ダッ




P「…甘ぇ」コロン


終わる



486:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 09:50:36.06 ID:GZ1a55WaO

乙かわいい



526:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 14:03:03.35 ID:OnnSngrY0

P「まだやるんですかコレ」

ちひろ「まだまだ! 何ですかさっきから泣き言ばっかり。スタドリ飲みますか?」

P「結構です……」

ちひろ「さて次は誰でしょうかね!ワクワクしてきますねぇ!」

P「もう堪忍してぇ」

ちひろ「あ、誰か来ましたよ。ささ、プロデューサーさんは会議室のほうへ」


ガチャ

東郷あい(23)「おはよう。おや、ちひろくん一人かい?プロデューサーくんもいるかと思っていたのだが」



529:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 14:12:45.40 ID:OnnSngrY0

ちひろ「プロデューサーさんなら会議室のほうに…あ、でも今は一人にしてあげたほうが……」

あい「ん?これはまた酷く陰鬱じゃないかちひろくん。プロデューサーくんを一人にしたほうが…って…」

ちひろ「……あっ」

あい「……何か、あったのかい。もしかして…プロデューサーくんに、か?」

ちひろ「……いえ、別に何も、ないですよ」

あい「……そうか。なら彼に聞くとしよう。会議室だったね?」

ちひろ「やめてっ!!」



531:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 14:16:03.28 ID:OnnSngrY0

あい「……ちひろくん」

ちひろ「あ…」

あい「ちひろくん、なぜ目をそらすんだい。ほら、こっちを向いて…」

ちひろ「……」

あい「私の目を…見るんだ」

ちひろ「あ……」

あい「…話して、くれるね」

ちひろ「……は、はい……」


P(……)ジー

P(……すごいな)



533:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 14:26:40.83 ID:OnnSngrY0

あい「……枕営業、だって?」

ちひろ「はい…でも、あいさんには秘密にしておいてくれって…言って……、でも…!私っ…は…!そんな…っ」

あい「……そうか。最近よく仕事が入ると思ったら……そういうことだったのか」

ちひろ「ごめんなさい…私、止めたんですけど、あいさんの魅力を皆に伝えたいんだって…その為ならって…」

ちひろ「……さっき帰ってきたプロデューサーさんの笑顔、思い出したらっ…!悲しく…っ、ヒッ、なってきちゃって…!」

あい「ああ、泣かないでちひろくん。とりあえずこれで涙を拭いて…」

ちひろ「あ、ありがとう…ヒック…ございます」

あい「…まったく、こんな素敵な女性を泣かせるなんて、悪い男だねプロデューサーくんは」

あい「彼は会議室にいるんだよね。ちょっと行ってくるよ、ちひろくん」

ちひろ「!ま、待って…」

あい「…待たないよ、ちひろくん」


あい「私は怒っているんだ」

バタン


ちひろ(…………や、やりすぎた、かしら?)



535:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 14:33:17.71 ID:OnnSngrY0

バァン!

あい「プロデューサーくん!いるか!」

P「!…あ、ああ。あいさん。おはようございます。どうですか調子のh」

あい「おはようプロデューサーくん。早速だが君に聞きたいことがある」

P「……何でしょうか?」

あい「…!!君の隠し事の話だよ!話は全部ちひろくんから聞いた!」バンッ!

P「……ああ」

あい「何故だ!何故そんなことをしたんだ!!」

P「……アイドルの活動期間は限られていますから。手っ取り早い方法を取った、というだけのことですよ…」

あい「!」カァッ

あい「ふざけないでくれ!!誰がいつそんなことを頼んだって言うんだ!?誰がだ!!」

P「あいさん…これは僕が勝手にしたことです。あいさんが気にする理由は…」

あい「こ、この…!」ガタッ

P「う、うわっ!」ムンズ

ガッシャーーーーン



536:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 14:37:45.72 ID:OnnSngrY0

会議室のドアの外

ちひろ(胸倉掴んで押し倒した!?うわーっ、ヤバイヤバイヤバイ!)

ガチャ

ちひろ「ストップ!ストーップ!あいさんちょっと落ち着いて!」

P「いっつつつ…」

ちひろ「だ、大丈夫ですか!?プロデューサーさん?」


あい「……結局」

P「え?」
ちひろ「え?」

あい「結局私は信用されてなかったんだな……」

あい「私は君と一緒ならトップアイドルになれると信じていたのに…君はそんなこと少しも信じていなかったんだ…だから」



537:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 14:40:13.73 ID:OnnSngrY0

P「い、いや、そんなことは…」

あい「フッ、滑稽だな、私は。誰よりも自分の魅力に自信があったつもりで…」

あい「誰よりも伝えたかった相手に…誰よりも伝わっていなかったなんて……」

あい「今ほど……自分を無力だと、思ったことはない…よ……」ポロッ

P「あ、あいさん?」(な、涙?)

あい「く、く…うぐ、ぅ…ぅぅぅぅぅぅぅぅぁぁぁ」ボロボロ

あい「ぁぁぁぁぁ……ぅぁぁぁ」

ちひろ(あのあいさんが、プロデューサーさんの胸に顔を埋めて泣いてる…)

あい「ぅぅぁぁぁぁ」

ちひろ(そんなにまでプロデューサーさんのこと……)



538:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 14:42:29.33 ID:OnnSngrY0

P「」

P「」オロオロ

ちひろ(え?何ですかプロデューサーさん?口パク?……ボ、ス、ケ、テ?い、いやですよ!死んじゃう!)

P「!!」パタパタパタパタ(なんか凄く必死なジェスチャー)

ちひろ(ううう……も、もう、どうにでもなーれ!せーの!)

ちひろ「どーーー☆ーーーん!!」ドーーーン

あい「ぅぁっ!わわ。……えっ?」

ちひろ「あっ あいさん!どっ、ドッキリ!だーいせーいこぉーう!!」

あい「…ぅえ?な、何?」

ちひろ「ドッキリですよ!ドッキリ!うちには枕営業なんて事実はございません!まんまとだまされましたね!あはは、ね!プロデューサーさん!?」

P「あ、は、はい。そ、そうなんですよーあいさんドッキリなんです!あはっ あははははは」


あい「……………………」

あい「……………………………………ほう」


P・ちひろ「ひぃっ!」



539:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 14:44:57.70 ID:TPTF1zoS0

(アカン)



541:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 14:52:21.68 ID:OnnSngrY0

P「ひゅいまへんへひた」
ちひろ「すいませんでした」

あい「良し。いや、全然良くはないが…とりあえずは、だ。大きな貸しだぞ、二人とも」

P「ひゃい」
ちひろ「はい」

あい「まったく。よく考えたらわかりそうなものだったんだ…私の魅力を持ってして枕営業なんて必要ないのは当然じゃないか」

あい「…さて、とりあえずこれで解散するが…プロデューサーくん」

P「ひゃい」

あい「君はこの後の私のレッスンについてくるように」



542:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 14:53:49.80 ID:OnnSngrY0

P「ひぇ?なんれれすか?」

あい「君には私の魅力について再教育が必要だと思うんだ。二度とくだらない考えを起こさぬよう、徹底的に、ね」

あい「そ、そしてだ」

P「?」

あい「…私がなぜそれをするのかということを…よく考えてほしいんだ…」

P「ひゃ、ひゃい」

ちひろ(あいさん意外…なんだか可愛)

あい「…ちひろくん」

ちひろ「ひぃっ!」

おわり



544:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 14:56:01.51 ID:GZ1a55WaO

乙かわいい



546:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 14:56:37.16 ID:Qy9HkOQ70


再教育(意味深)



557:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 15:34:05.07 ID:C7M84UFZ0

長富蓮実16歳
画像はない


P「で、まだやるんですね?」

ちひろ「もちろんです♪」

P「さすがに精神的疲弊がハンパないんですが」

ちひろ「エナドリ1本100モバコインですよ!」

P「………遠慮します」

ガチャ

ちひろ(あ、誰か来ましたよ)

P(どうにでもなれ…)


蓮実「おはようございます」



558:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 15:35:55.71 ID:C7M84UFZ0

蓮実(あれ、誰もいないのかな?)

P「………とにかく…もう後には……」

ちひろ「でも…他になにか…」

蓮実(プロデューサーとちひろさんの声?)

ちひろ「そんなことしても蓮実ちゃんは………」

蓮実(私…?)

P「勿論、本人には秘密n

蓮実「プロデューサー?」

P「蓮実!?」

ちひろ「蓮実ちゃん!?」



559:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 15:35:56.84 ID:T1VxZLr00

Zk6MH

ちなみに島根出身だそうな



562:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 15:37:55.10 ID:C7M84UFZ0

>>559サンクス



蓮実「いま、私の名前が聞こえた気がしたんですが…」

P「いや、スケジュールの確認をな。蓮実は今日はダンスレッスンだったな」

蓮実「あ、はい!やっと憧れのアイドルになれたんです、頑張りますね!」

P「………ああ、頑張ってくれ」

ちひろ「…………」

蓮実「…どうか、したんですか?」

P「なんでもないんだ。俺はちょっと営業に行ってくるが蓮実なら一人でも平気だな」

蓮実「わかりました!私は大丈夫です。行ってらっしゃい、プロデューサー」

P「うん、じゃあ行って来ます」

ちひろ「あ………」

ガチャ



563:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 15:39:16.70 ID:C7M84UFZ0

蓮実「………ちひろさん?」

ちひろ「…………」

ちひろ「本当は、言わない方がいいんだろうけど」グス

ちひろ「最近、蓮実ちゃんの仕事が少しずつ増えてきたわよね」

蓮実「はい!幼い頃から憧れていた職業ですから、凄く嬉しいです!」

ちひろ「………そうね」

蓮実「島根の母も喜んでくれてて。早く地元のテレビでも私が見られるように頑張ります!」

ちひろ「それが、誰かの犠牲の上だとしても…?」

蓮実「犠牲って…」



564:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 15:40:30.49 ID:C7M84UFZ0

ちひろ「プロデューサーさん……枕営業をしてるの」

蓮実「ま…くらって………え?」

ちひろ「本当はもっとみんなに注目されるべき女の子なのに……って」

ちひろ「自分の力が及ばないから、これしかないんだ…って言って………」グス

蓮実「そんな………プロデューサー!!」ダッ

バタン!

ちひろ(………………フッ)ニヤリ



蓮実「プロデューサー!!」

P「蓮実!?」



565:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 15:41:36.16 ID:C7M84UFZ0

蓮実「はぁ…はぁ………プロ……デューサー………!」

P「落ち着け、走ってきたのか?」

蓮実「私……そんなことして貰った仕事なんて、嬉しくないです!」

P「なんの話だ?」

蓮実「ちひろさんに聞きました」

P「…!?……そうか」

蓮実「トップアイドル目指せるって、ファンの皆に可愛がって貰えてるんだって」

蓮実「ずっと夢見てたアイドルになれたんだって………!」

蓮実「喜んでた私がバカみたいじゃないですか!」

P「蓮実……」



566:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 15:42:58.25 ID:C7M84UFZ0

蓮実「プロデューサーがそんなことになるくらいなら」

蓮実「私はアイドルを目指せません!!」

P「……ありがとう、蓮実。お前の気持ちはよくわかった」

蓮実「じゃあ」

P「俺が絶対、お前のことをトップアイドルにしてやるからな!!」

蓮実「……!?だから、わたし………は………?」


ちひろ「」(ドッキリ☆と書かれた紙を掲げている)


P「うお、出たな悪魔、いつの間に」

ちひろ「今さっきです」フフ

蓮実「ドッキリ………なんですか?」

P「ああ」



567:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 15:43:59.56 ID:C7M84UFZ0

蓮実「良かった……良かったぁ………」グス

P「ごめんなぁ、蓮実。あの悪魔の女、千川ちひろのせいで……」

蓮実「私…アイドル、目指していいんですよね?」

P「うん、一緒にトップアイドルを目指そう」

蓮実「…はい!私、精いっぱい頑張りますから、宜しくお願いします!」



ちひろ「ところでトップアイドルを目指すのに欠かせないドリンク類はいかがですか?」ニッコリ

P「あんたはそろそろ大概にしてくださいね」


おわれ



568:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 15:44:56.86 ID:wuJCQdpo0

おつ

服から漂う昭和モダン臭



569:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 15:45:59.15 ID:6KxtOq7f0

おつ

こういう古めかしい服好きやで



581:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 16:41:30.88 ID:TMTDpTjc0

幸子「おっしごと、お仕事……ふふん、最近はいそがしくて仕方ないですねぇ」

幸子「これもボクのかわいさ故しかたありませんけど! ……ってあれ?」

幸子「なにか……揉めてる……?」



P「……でも、これしかもうっ!」

ちひろ「プロデューサーさんはいいんですか!?」

P「いいんです、俺はあいつらのためなら……」

ちひろ「でも、でもっ……!」

P「いまさら、手遅れなんですよ……もう、慣れましたから、いいんです……じゃあ」

ちひろ「待ってっ……!」

幸子(なんの話だろう……? あ、まずい……プロデューサーさんがこっちにくる!?)



582:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 16:42:24.00 ID:6bD/GS2n0

幸子おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!



583:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 16:44:24.69 ID:TMTDpTjc0

ガチャッ

幸子「あっ……」

P「幸子……お前、今の話聞いてたか?」」

幸子「話って……なんのことですか?」

P「……いや。わからないならそれでいいんだ、ちょっと出てくるよ」

幸子「は、はぁ……わかりましたけれど……」

幸子「……いっちゃいましたか……」

幸子「……いったい、どういうことなんでしょう……? あっ、ちひろさんに……」

ちひろ「……プロデューサーさん、ごめんなさい……私が……!」ポロポロ

幸子「な、泣いてる……!?」

ちひろ「あっ……さ、幸子ちゃん……!?」



586:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 16:50:26.28 ID:TMTDpTjc0

幸子「どうしたんですか? いったい何が……」

ちひろ「……ごめんなさい幸子ちゃん、私が弱かったからいけないの……!」

幸子「だから、何があったんですか!?」

ちひろ「プロデューサーさんが……」

幸子「プロデューサーさんが?」

ちひろ「……ごめんなさい、やっぱり言えない……」

幸子「もったいぶらないで教えてください。プロデューサーさんがどうしたっていうんですか!?」

ちひろ「……」

幸子「ちひろさん、答えてください!」

ちひろ「最近……」

幸子「……なんです?」

ちひろ「最近、お仕事が増えてますよね……?」

幸子「あぁ、確かに最近は忙しくなってきましたね……まぁ、ボクにとっては簡単なお仕事ばかりですけど!」フフン

ちひろ「……」ギロッ

幸子「な、なんですか……そんな睨まなくても……」



587:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 16:54:36.54 ID:TMTDpTjc0

ちひろ「……ごめんなさい……でも、プロデューサーさんがとってきたお仕事を、そんなふうにいって欲しくないの……」

幸子「い、いや……ほんの冗談のつもりで……」

ちひろ「冗談? 冗談じゃないんですよ! あの人はもうっ……!」グイッ

幸子「ひっ……ちょ、ちょっと、ちひろさん落ちついて……」

ちひろ「もう……う、うぅ……」

幸子「え、えっ……?」

ちひろ「プロデューサーさんは、プロデューサーさんは……!」

幸子「ちひろ、さ……」

ちひろ「うぇぇ……グスッ……ぷろでゅぅさぁさんはぁ……」ポロポロ

幸子「ちょ、ちょっと! 泣かないでくださいよ、いくらボクでも事態が把握できません! 何があったんですか!」



591:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 16:59:15.86 ID:TMTDpTjc0

ちひろ「グスッ……ごめんなさい、とりみだしちゃいましたね……」

幸子「まぁ、別にかまいませんよ……ボクはカワイイだけじゃなく、心も広いので!」ドヤッ

ちひろ「……」

幸子「……ちひろさん?」

ちひろ「はい、なんですか?」

幸子「話してくれますよね。いったい何があったのか……」

ちひろ「……はい。幸子ちゃんには、少し刺激の強い話かもしれないけれど……」

幸子「刺激の強い、ですか……?」

ちひろ「えぇ……最近、お仕事が増えてるでしょう?」

幸子「そうですね……それが、どうしたんですか?」

ちひろ「それが、プロデューサーさんの営業の成果だったら?」

幸子「……へぇ、プロデューサーさんもやるじゃないですか。あんなに大きな仕事をいくつも持ってくるなんて……」

ちひろ「じゃあ、それが通常の営業じゃないとしたら?」

幸子「……はい?」



592:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 17:05:53.87 ID:TMTDpTjc0

幸子「通常の営業じゃない、ってどういう意味ですか?」

ちひろ「……枕営業、です」

幸子「まくっ……!?」

ちひろ「偉い人に、自由にされる代わりに……幸子ちゃんに仕事を、と」

幸子「……」

ちひろ「幸子ちゃん?」

幸子「……すみません、ちひろさん。プロデューサーさんは今どこに?」

ちひろ「プロデューサーさんは……今は、公園でしょうね」

幸子「わかりました……少し出かけてきますね」

ちひろ「……幸子ちゃん……」

幸子「どうしようもないプロデューサーさんを、連れ戻してきてあげますよ! 任せてください!」

ちひろ「……ごめんなさい。お願いします」

幸子「ふふん、ボクにかかれば簡単なことですよ……いってきます」

ガチャッ バタン

ちひろ「……ケータイとりだしポパピプペ……もしもし、プロデューサーさんですか? Aプランでお願いします」



594:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 17:13:36.53 ID:TMTDpTjc0

幸子(プロデューサーさんは……いた、あそこだ!)

P「……はい、もしもし……わかりました。それでは……」

幸子「プロデューサーさん!」

P「あ……はい、すみません。折り返しかけ直させていただきます。それでは」パタンッ

P「……幸子か。どうしたんだ?」

幸子「どうしたんだ、じゃないでしょう? あなたこそこんなところで何やってるんですか?」

P「なにって……見ての通り、営業の電話をかけてただけだよ」

幸子「わざわざ、人気のない公園にまで来てですか?」

P「……何が言いたい」

幸子「率直にいいます……ちひろさんから、聞いてしまいました」

P「そうか、ちひろさんから……」



597:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 17:19:21.09 ID:TMTDpTjc0

幸子「どうしてですか……」

P「……機会が、必要だったんだ」

幸子「機会?」

P「あぁ、みんなの仕事を増やせば、いろんな人の目に触れる。一度いい方向にまわれば、好転し続けるっていうのはわかってた」

幸子「それで……ボク達の仕事が増えるように、身体を売ったんですか?」

P「俺の身体なんか安いものだろ? ……まぁ、俺も抜けられなくなったけど後悔はないよ。幸子たちが、立派にやってける礎になれるなら」

幸子「なっ、そんなの……!」

P「大人の話だ。口を出すな」

幸子「……」ギリッ

P「……わかったら事務所に戻るんだな。俺はさっきの人に電話しなおさないといけないんだ」パカッ

幸子「……そう、ですか」

P「あぁ、そうだ……じゃあな」

幸子「……」

P「はい、もしもし。CGプロの……はい、プロデューサーです。先程は失礼しました……えぇ、はい」



600:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 17:26:50.19 ID:TMTDpTjc0

幸子「……」

P「はい、それで……時間ですか? そうですね、では……」

幸子「貸してください」バシッ

P「なっ、幸子!? 返せ!」

幸子「お願いですか? もちろんイヤです!」

P「このっ……」

幸子「もしもし、どこの馬の骨だか枯れ果てたおばさんだか知りませんけど!」

幸子「この、世界一カワイイボクの所有物であるプロデューサーに手を出すなんて命知らずですね!」

幸子「今だったら謝れば許してあげますから、もう二度とプロデューサーに手を出さないでもらえますか?」

??『……声が若干震えているわよ?』

幸子「ふ、ふん。武者震いですよ。言っておきますが、これ以上プロデューサーさんに手を出すなら、ボクにだって考えがありますからね!」

??『そう……逆にあなたたちが不利になるかもしれないのに?』

幸子「なっ……そ、そんなの全部責任をとります! なんだっていいからプロデューサーさんに手を出すのをやめてください!」

??『……ふふっ、ふふふふふ……』

幸子「な、何がおかしいんですか!」



601:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 17:30:56.60 ID:BOJAaX1CO

やっぱ普通はそうだよな…
男相手だと思ってた



602:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 17:32:17.04 ID:706wUbPz0

男相手のつもりだった…



603:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 17:32:55.76 ID:hQVFPFvL0

ホモだらけやないか



604:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 17:33:04.34 ID:TMTDpTjc0

??『いやぁ、幸子ちゃん……思っていたよりも、プロデューサーさんのことを大切にしてたんですね……』

幸子「はい? ……あれ? その声は……」

ちひろ『よかったですね、ドッキリです!』

幸子「……どっきり? プロデューサーさん?」

P「……」グッ

幸子「……」

ちひろ『いやぁ、それでも引き留める幸子ちゃんが見たかったのにまさか電話を奪い取って啖呵を切るとは……素晴らしい!』

幸子「……ふ、ふふ……」

P「どうした幸子?」

幸子「ふふーん! 実は全部見抜いたうえでしたことですよ! プロデューサーさん達が喜ぶように、やってみせてあげたんです!」

P「そうかそうか」ニコッ

幸子「なんですかその笑い方は! 不愉快です!」



605:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 17:33:36.08 ID:hQVFPFvL0

強がる幸子はかわいいなぁ!



611:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 17:41:40.33 ID:TMTDpTjc0

P「いやぁ、幸子がこんなに思ってくれてるなんて嬉しいなぁ」

幸子「だから見抜いてたっていってるでしょう! なんですかもう!」

P「はいはい……わかったから」ポンポン

幸子「気安く頭を撫でないでください! まったく……」

P「すまんな……でも、見抜いたうえわざとやったことだとしても嬉しかったのは本当だよ。ありがとな、幸子」

幸子「ふふん、まぁボクの演技力ならそれぐらい容易いことですよ」

P「ははは、そうだな……」

幸子「……あと、念のため聞いておきますけれど」

P「うん?」

幸子「絶対に、こんなことは実際にはありませんよね?」

P「あたりまえじゃないか……なんだ、俺の心配してくれるのか?」

幸子「違いますよ。ボクのかわいさならそんな余計なお世話なくったってトップアイドルになれるから手出しするなっていう意味です」

P「そうか、そうだな……うん。幸子のかわいさを知らしめてやるんだもんな?」

幸子「えぇ、約束ですからね! ボクがカワイイって証明。ちゃーんとついてきてくださいよ?」


さっちゃん おわり



613:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 17:43:00.92 ID:hQVFPFvL0

乙ー
さっちゃんきゃわわ



615:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 17:45:38.90 ID:706wUbPz0

おっつおっつにょわー



638:ぼちぼち投下(きらりのCD聴きながら):2012/09/21(金) 18:58:59.24 ID:706wUbPz0

ちひろ「あまあまでしたね!」

P「な、なんのことですか? それより、もうやめましょうよ、こんなこと…」

ちひろ「…まゆちゃんに言いますよ?」ケータイトリダシポパピプペー

P「すいませんマジでシャレにならないんでやめてください」

ちひろ「じゃあはりきっていきましょー!」

P(俺は無力だ…)

ガチャ

???「おっすおっすにょわー☆」

P(この声は――)



639:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 19:00:39.26 ID:YpAi+4rM0

きらりキター



641:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 19:12:04.56 ID:706wUbPz0

P(諸星のきらりッ)

きらり「にゃっほーい!きらりだよー☆」

きらり「Pちゃんおっすおっす!」

ちひろ「…プロデューサーさん、わたしやっぱり…ッ」

きらり「にょわ?」

P「(あぁ…今度はそのパターンですか…)もう…決めたことですから」

P「おぉ、きらり、おっすおっす☆」

きらり「Pちゃん、ぎゅーーーーーっ☆」ズンッ

P「ぐおっ…かは、はは、きらりは今日も元気だな!」ガッ

ちひろ(受け止めた…だと!?)



646:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 19:29:35.78 ID:706wUbPz0

きらり「Pちゃんお仕事のおはなしーっ?」ギュウウ

P「ん? あぁ、聞こえてか、ちょっと、営業の話を、な(胸が顔にッ顔にィッ9292!20cmデカーイ!)」

ちひろ(プロデューサーさん幸せそうに苦しんでる…ッ)ゾクゾクッ

きらり「…Pちゃんちょっと元気なーい! ヤバーい!」

P「そ、そんなモゴ…ないぞフガ!」

きらり「だめーっ! Pちゃんも一緒にハピハピすぅぅぅぅ!」ギュゥゥゥゥゥ

P「!!?!??(ちょっ!?胸!胸ー!無自覚のナイスバディ!)」

ちひろ「きらりちゃん、プロデューサーさんもうすぐ…お仕事なの、だから…」

きらり「ありゃっ、Pちゃん、だ、だいじょぶ?」パッ

P(コレが幸せ固めか…)ピクピク



647:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 19:30:53.43 ID:wDka/2JX0

72と比べて20cmでかいんだよ



648:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 19:35:49.92 ID:i72+xmN/O

あ?



653:>>648いいIDだな:2012/09/21(金) 19:42:06.07 ID:706wUbPz0

P「( ゚д゚)ハッ!」

きらり「あ、Pちゃん起きたーっ!」

P「お、おう…えっと俺…」

きらり「Pちゃん、ゆるしてにぃ、ちょっとやり過ぎたにぃ…」シュン

P「あ、あぁ、いつものことだし気にするな…それより…」

きらり「Pちゃんやっさしぃー!」

P「それはもういいんだ、ところでなんできらりの顔がそんなに近いんだ?」

きらり「にょわ!?」

P「それに頭の下が妙にやわらか――

ムニッ

きらり「きゃあ!!」

P(膝枕…ッ!?)

ゴッ

P「ぷげらッッ?!」

ズシャァァア



654:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 19:46:43.96 ID:wuJCQdpo0

やったか!?



668:飯代行はお姫ちんでオナシャスまだだけど:2012/09/21(金) 20:22:45.57 ID:706wUbPz0

きらり「あ…ッ!……う、うきゃーPちゃんのえっちぃーっ!」

P「ス、スマン!きらり!」ヒリヒリ

P(くっ…もっと膝の感触を味わっておけば…って俺は何をッ…)

ちひろ「プロデューさん…」チラッ

P「あ、はい…(本題を始めろってことか…)」

きらり「Pちゃんおしごとー?」

P「あ、あぁ…今日はひとりで営業だ」

きらり「きらりもついてくにぃ☆」

P「駄目だ」

きらり「にょわ?」

P「…ッ…今日は俺だけで行かなきゃ行けないんだ、ごめんな」

きらり「そっかー…じゃあPちゃん、みんなをもっときゅんきゅんさせちゃうお仕事とってきてにぃ☆」

P「あ、あぁ…頑張る、よ…」



674:キノコと友達(意味深):2012/09/21(金) 20:38:46.45 ID:706wUbPz0

きらり「Pちゃん!」

P「ん?」

きらり「きらりんぱわー☆」キュ

P「―ッ」

きらり「元気になったにぃ?」

P「あぁ、元気になったよ、ありがとう…」

きらり「じゃあ、Pちゃん、いつものいくよー!

P「あぁ」

きらり「せーの…」

P&きらり「きらりん☆」

きらり「おっすおっすぱーぺき☆」

P「はは、ありがとな…じゃあ、ちひろさん、準備…してきますね」

ちひろ「!…はい…」



716:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 22:03:54.47 ID:706wUbPz0

バタン

ちひろ「…プロデューサーさん」ポロ

きらり「ちひろさん、Pちゃん…どうしたにぃ?」

ちひろ「いえ…なんでも…ないですっ…よっ…ううっ」

きらり「…教えて下さい」

ちひろ(!?)

きらり「お願いします、ちひろさん」ズイ

ちひろ(きらりちゃん…怖い…)ガクガク

――――
――


ガチャ

P「おぉ、きらりどうし―――

―ズン―

P「ヒッ」ビクッ



720:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 22:07:34.74 ID:706wUbPz0

きらり「…」

P「お、い、きらり…?…きらりさん?」

ガッ

P「ぐ…」

きらり「なんで…」

P「!?」

きらり「なんで…何もっ相談してくれなかったんですか…っ」

P「…どう、した、きら…り…言葉遣いが変…だぞ…っ」

きらり「誤魔化さないで下さいっ!」ギリ

P「…っ…聞いたのか…っ」

きらり「はい、ちひろさんから、全て」

P「…あ、の人は…もういい、わかっ…たから…降ろして、くれ…っ」

ドサッ

P「い痛つ…はは、きらりは力、強いな…」

きらり「……」



725:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 22:12:45.91 ID:706wUbPz0

P「ん、そうだな…話す、よ…全部」

きらり「……」

P「ちひろさんの言ってたことな…」

きらり「……ッ」

P「あれな」

P「ドッキリ、なんだ」

きらり「…え?」

P「すまん!この通りだ!」ドゲザー

きらり「嘘…?」ペタン

P「ごめん!きらり!俺は枕なんてしてないから!しないから!」

きらり「…ッ…う、うきゃー!」

P「!?」

きらり「き、きらりん、騙されちゃった、にぃ☆」ジワ

P「…ッ」



727:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 22:16:40.63 ID:19xTX3rK0

にょわンザムかわいい



730:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 22:24:33.89 ID:706wUbPz0

きらり「じゃ、じゃあ、Pちゃんの元気がなかったの…は…?」

P「罪悪感で胃がどうにかなりそうだっただけだぁぁぁぁぁぁぁ」ドゲザー

きらり「よ、よかったにぃ…ほんとに…よかったにぃ…」じわぁ

P「ごめんよきらりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」ぎゅうううう

きらり「きゃ!? P、Pちゃん、ダイターン!うきゃー☆うれしぃー☆」

P(ハピハピすぅぅぅぅぅぅ)

―――――

ちひろ「まことに申し訳ありませんでしたー!!」

きらり「…Pちゃんは本当に無事なんだにぃ?」

ちひろ「はい、その通りでございます!」

きらり「このドッキリを考えたにょわー?」

ちひろ「はい!わたしです!」

きらり「…きらりんぱわー☆」

\ニョワァァァァァ/



731:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 22:28:01.70 ID:19xTX3rK0

「ちひろ死亡確認!」



732:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 22:28:22.43 ID:706wUbPz0

ガチャ

P「きらり…もう入っても―――

ちひろ「」ボロ

P「ち、ちひろさん!?」

ちひろ「は…は…」

P「なんですか!ちひろさんしっかり!」

ちひろ「はぴは、ぴ…すぅ…」ガクッ

P「ちひろさぁぁぁぁぁぁぁん」



733:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 22:28:29.10 ID:GNj8xRxoi

ちひろさんが星になってしまった



742:今、プロダクションではちひろさんを救うためスタドリを募集中です:2012/09/21(金) 22:37:48.12 ID:706wUbPz0

――――――

きらり「Pちゃん、本当に大丈夫にぃ?」

P「ははは、普段から鍛えてるからな、ちょっと痛めただけだよ」

きらり「あの時はきらりんもなにをしてるかわからなかったにぃ…きらり反省すぅ…」

P「問題ないよこれくらいならスタドリとエナドリで何とかなるさ」

???「…えい」ツン

P「ッぐお!?」ビシッミシィッ

杏「強がっちゃって、ちょっとは休もうよ」

きらり「あんずちゃん、おっすおっす」

杏「はいはいおっすおっす」

P「あ、あんず…お前…」ガクガク

杏「そんな身体で仕事なんて無理だよ。杏と大人しく休もう」

きらり「Pちゃんだいじょぶー?」

P「お、まえ…仕事だろ…」

杏「プロデューサーがこんなんだから今日はお休み」



745:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 22:45:41.36 ID:706wUbPz0

P「そう…はいくか…」

P「きらり、今日は…杏と、仕事だろ、あとは任せた…な」

きらり「にゃっほーい☆まっかされたにぃ!」

杏「え、ちょ、おま」

ガッ

きらり「うきゃーきらりマジメうきゃー!」どどどどどどど

杏「い、いやだっ!私は働かないぞっ!まて、きらり、降ろせ!高い!降ろせぇぇぇぇぇ」


\にょわー/


ただし、杏は逝く。

終われ。



747:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 22:47:36.24 ID:e0JpAhFQ0

おっすおっす乙かれ☆



682:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 20:51:34.39 ID:TMTDpTjc0

ブロロロ…キィ

桃華「ここまででよろしくてよ……それじゃあ、いってきますわ」

黒服「いってらっしゃいませ、お嬢様」

桃華「ふふっ……わたくしのお仕事も上々。お父様も認めてくださった……」

桃華「それもこれもすべて、Pちゃまのおかげですわ♪ 今度お礼をしなくちゃ」

桃華「何が良いかしら? お茶会、いえ……ネクタイなんかもよろしいですわね……」

桃華「……? あら……なにか、話し声が……」


P「……」

ちひろ「やっぱり、それは……」

P「しかたないんですよ。弱肉強食は摂理です……」



685:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 20:57:56.93 ID:TMTDpTjc0

桃華(……思いつめた表情……いったいなんの話ですの……?)

ちひろ「だからって、なんでプロデューサーさんなんですか? 他にも……」

P「他にも? 他にもってなんですか!」ダンッ

ちひろ「ひっ……」

P「あ……すみません。でも、他に手はないでしょう。アイドルの子達に手を出させるわけには……」

ちひろ「な、なら……それなら、私だって!」

P「ちひろさん……お気持ちは嬉しいです。でもちひろさんがそこまでする必要はありませんよ」

ちひろ「なんでですか? 私だって事務所の仲間でしょう!?」

P「そうですね……だけど、だからこそ。あなたに手を出させたくない……」

ちひろ「プロデューサーさん……」

P「俺が傷つくのは耐えられます、でも……大切な人達が傷つくのは耐えれない……」スッ

ちひろ「あっ……プロデューサーさん……」

桃華(なんなんですのこれは!?)



687:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 21:02:47.21 ID:TMTDpTjc0

P「ちひろさん……」

ちひろ「プロデューサーさん……私は……」

ガチャーン!

桃華「ちょ、ちょちょちょ、ちょーっとお待ちになって!」

P「わ、わわっ……」

ちひろ「きゃっ、桃華ちゃん!?」

桃華「い、いったい何をなさっているのかしら!?」

P「え、いや、その……」

ちひろ「なんというか……」

桃華「ハレンチですわ! はしたない!」

P「は、はは……ごめん。ちょっと出かけるよ」

ちひろ「プロデューサーさん……でも……」

P「いいんです、大丈夫ですから」



689:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 21:07:02.95 ID:TMTDpTjc0

桃華「……」

P「ほら、ちょっと頭冷やしてくるからどいてくれよ桃華……」

桃華「お断りしますわ」

P「いや、なんでだ?」

桃華「Pちゃま、なにか隠し事をなさっているのではなくって?」

P「……そんなことないさ」

桃華「……ちひろさん、いかがかしら?」

ちひろ「それは……その……」

P「ちひろさん!」

桃華「Pちゃまは少し黙っていてくださいまし!」

P「う……」

桃華「さぁ、どうなんですの?」

ちひろ「……プロデューサーさん。言うしか、ありませんよ」

P「……」



691:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 21:13:30.80 ID:TMTDpTjc0

桃華「……枕、営業……?」

P「……」

ちひろ「……はい」

桃華「それは、つまり……どういうことですの?」

P「あー、ほら……安眠できる枕を売って……」

桃華「Pちゃま? 意味はわからずとも、そんなごまかしは聞きませんくってよ」

P「……そうか……そうだな……えっと」

ちひろ「……簡単にいえば、身体を売っているんです」

P「ちひろさん……」

桃華「身体を……?」

ちひろ「えぇ、プロデューサーさんは……自分の身体を自由にさせる代わりに、みんなのお仕事を、と……」

桃華「身体を自由に……身体を……?」

桃華「それはつまり……恋人扱いということですの……?」

P(あ、かわいい)



694:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 21:18:13.71 ID:TMTDpTjc0

P(性知識のない子にしても仕方なかったか……うん、今回は適当にごまかして終わりでいいかな?)

P「まぁ……そんなところだよ。だから気にしなくても……というか、そもそもこれは」

ちひろ「待ってくださいプロデューサーさん!」

P「……ちひろさん?」

ちひろ「これは観念して言うしかありませんよ!」

P「え、だからネタばらしをするんでしょう……?」

ちひろ「いいえ、逃げちゃだめです……されたことを、言いましょう……!」

P(あ、目が悪い輝きを浮かべてる……)

桃華「されたこと……?」

ちひろ「はい、いいですか? 身体を自由にというのは……」

P「ちょ、ちょっとちひろさ……」

ちひろ「プロデューサーさんはしばらく黙っていてください!」クワッ!



696:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 21:22:01.61 ID:TMTDpTjc0

――説明完了――

桃華「は、はれっ、はれんちなっ……!」

ちひろ「だから、私は止めたかったんです……」

P(かわいい……けど……)

桃華「Pちゃま、それは本当ですの!?」

P「それは……」

ちひろ「ごめんなさい、桃華ちゃん……今は、そっとしてあげて」

桃華「ですがっ!」

P「いや、ちひろさ……」

ちひろ「プロデューサーさんも、少し休んでください。ねっ!」

P(こ、こいつっ……!)



697:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 21:26:45.32 ID:TMTDpTjc0

ちひろ「だから、桃華ちゃんもプロデューサーさんを止める説得を……!」

桃華「……」

ちひろ「桃華ちゃん?」

桃華「ちひろさん、その枕営業というのは……絶対に必要なことですの?」

P(目つきが……変わった……!?)

ちひろ「へ? あ、えっと……そうですね。大手からの圧力もあって……」

桃華「ならば、必要な人材はこちらで用意いたしますわ」

ちひろ「人材……?」

桃華「そういった趣味の方が欲しいのならば、お父様にお願いして『用意』していただきます」

ちひろ「え、いや……」

桃華「資金の面もご心配なく……この際ですわ。わたくしのちっぽけなプライドなど捨てましょう」

桃華「櫻井の名を、使います」

P(あかん)



700:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 21:30:22.45 ID:TMTDpTjc0

ちひろ「え、いや……」

桃華「善は急げ、ですわね。まずは電話を……」

P「ス、ストップ! ストップだ桃華!」

桃華「Pちゃま? 何故止めますの?」

P「いや、大丈夫だから! そんなことしなくてもいい!」

桃華「遠慮なんていりませんわ……そういった、汚れが必要ならば。その汚れごと受け入れてみせますから」

P「そうじゃなくて! 俺は枕営業なんてしてないんだ!」

桃華「……はい?」

P「ドッキリだ! ドッキリなんだよ!」

桃華「は……」



701:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 21:35:44.79 ID:TMTDpTjc0

桃華「で、では……Pちゃまは……無事ですの?」

P「うん、ピンピンしてる! 大丈夫だから!」

桃華「その、そういったことが必要だということでは……」

P「無い! ぜんぜん無い! 大手からの圧力? まったくない!」

桃華「……」

P「本当にすまない! 嫌なことを聞かせた上にしかもそれが全部ドッキリだったなんて、悪趣味にもほどがあるよな……」

桃華「ふ、ふふっ……はぁ。一本取られましたわね」

P「桃華……?」

桃華「いいんですの。そんな事実がなかった……それだけでわたくし、安心できましたから」

P「でもだな……」

桃華「男児たるもの、もっと堂々とすべきですわよ? Pちゃま」

P「……すまん」

桃華「それに……これはわたくしの勝手な推測ですけれど……」

桃華「これを考えたのは、ちひろさんではなくて?」

ちひろ「ぎくっ」



703:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 21:42:51.43 ID:TMTDpTjc0

桃華「ふふふ……ずいぶんと面白いお話を聞かせてくださって感謝しますわ、ちひろさん」

ちひろ「あ、あはは……ありがとうございます……」

桃華「今度、我が家にご招待しますわ……ぜひとも、ゆっくり」

桃華「『お話』したいですわね……?」ニコッ

ちひろ「ひぃぃ……!」

P(こわい)

桃華「……とにかく、Pちゃま?」

P「あ、うん?」

桃華「そのような不埒な誘惑……のらないでくださいまし」

P「そりゃあ……うん、大丈夫だよ……」

桃華「わたくしたちの魅力を正しく伝えるというのは、Pちゃまが一番得意だと信じておりますから」

P「……俺が、か?」

桃華「えぇ。あなたのためならばわたくしの私財をなげうつことなどいといませんわ……頼りになさって?」

P「心強い言葉ありがとう……うん、本当にどうしようもなくなったらな」



707:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 21:53:05.41 ID:TMTDpTjc0

桃華「それから、その」

P「どうした?」

桃華「最初に事務所に入る前に、2人がしていたやりとりなのですが……」

P「あ、あぁ……ほら、男が枕営業なんて本当は珍しいからちひろさんには声がかかってないのか? みたいな話題になって……」

P「じゃあ俺が恋人役で、止めてるってことにしようかって……」

桃華「で、では……2人は恋人ではないのですね?」

P「そりゃあまぁ、もちろん」

桃華「そうですの……ふふっ、それならば、よいのですわ」

P「良いって、何が?」

桃華「こちらの話です……まっていてくださいまし、Pちゃま! わたくしの魅力できっと……」

P「きっと……トップアイドル、なってみせるぞっ!」

桃華「……えぇ、なりましょう。わたくし、狙った獲物は逃がしませんくてよ!」

桃華(わたくしの魅力できっと、振り向かせてみせますから……!)


桃華 おわり



756:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 22:58:57.45 ID:TMTDpTjc0

ガチャッ

みく「おっはにゃー☆」

ちひろ「あ、みくちゃん……おはようございます」

みく「ありゃありゃ? ちひろさんだけにゃ?」

ちひろ「えぇ……プロデューサーさんはちょっと営業にでかけてます……」

みく「ふーん、そっかぁ……」

ちひろ「……」

みく「……ところでちひろさん、なんだか元気ないにゃ?」

ちひろ「あ、いえ。そんなことありませんよ……?」



759:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 23:04:09.25 ID:TMTDpTjc0

みく「ふーん……? ホントかにゃ?」

ちひろ「本当ですよ?」

みく「……じー」

ちひろ「……」

みく「嘘にゃ。みくは目を見ればわかっちゃうんだにゃー♪」

ちひろ「そ、そんなバカな!」

みく「うん、ウソっ♪ でも今の反応はホントになにかあったんだにゃ?」

ちひろ「い、一杯喰わされた……」

みく「ふふーん、みくに嘘は通用しないんだにゃー♪」

ちひろ「……わかりました、話しましょう」

みく「ふむふむ、いったい何があったのかにゃ? かな子ちゃんにケーキでも食べられちゃった?」

ちひろ「いいえ、プロデューサーさんのことです」

みく「……Pチャンの?」



761:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 23:09:14.37 ID:TMTDpTjc0

ちひろ「……というわけで、プロデューサーさんは枕営業を……」

みく「そ、そんな……」

ちひろ「……」

みく「そんなのありえへん!」

ちひろ「!?」

みく「なんで!? うちらのために、プロデューサーさんが、そないな……」

ちひろ「え、みくちゃん!?」

みく「なに!?」

ちひろ「その、口調……というか、アクセント……」

みく「あっ……」

ちひろ「……」

みく「で、でも。プロデューサーさんのこと……ホンマなん……?」

ちひろ「え、えぇ……」

みく「……そんなん……ひどすぎるやん……」

ちひろ(そういえば大阪出身でしたっけ……)



765:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 23:13:17.94 ID:TMTDpTjc0

みく「うぅ……ちょっと整理してくる……にゃ」

ちひろ「は、はい……」

ガチャッ

P「ただいま帰りましたー」

ちひろ「あ」

みく「あっ……」

P「うん? みく、おはよう……どうした?」

みく「プロデューサーさん……」

P「へ?」

みく「枕営業ってどないなっとんの!? うち、聞いてへんよ!?」

P「は? ちょっ……」

みく「ちゃんと目ぇ見て! なんなん!?」

P「……ちひろさん?」

ちひろ「……あ、あはは……はいっ」



766:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 23:16:42.47 ID:TMTDpTjc0

P「……というわけで、ドッキリです」

ちひろ「はい」

みく「……」ムスッ

P「いやぁ、驚かせてすまん……」

みく「まったく、悪質にもほどがあるにゃ!」

ちひろ「はんせーしてまーす」

P「こいつっ……!」

ちひろ「いや、でも……みくちゃんの隠れた一面を見れて満足です」

みく「にゃっ……なんのことかにゃー?」

ちひろ「……」カチッ

レコーダー『枕営業ってどないなっとんの!? うち、聞いてへんよ!?』

みく「にゃああぁぁ!?」



770:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 23:21:29.47 ID:TMTDpTjc0

みく「消して!」

ちひろ「えー」

P「いい加減にしてください」グイッ

ちひろ「あっ……」

P「まったく。ごめんな、みく……」

みく「もう、生きた心地がしなかったにゃ……そんなことしてないよね?」

P「もちろん。大丈夫だよ」

みく「それならいいにゃ。 ……ちひろさんは許さないけど」

ちひろ「えぇー……」

みく「あったり前でしょっ! でも、こんなことを他の人にもしちゃうPチャンにもお詫びの気持ちを見せてほしいにゃー?」

P「……わかったよ、今度飯おごるから」

みく「えっ、ホント!? やったにゃー!」

P「うまい店だぞー。なんていったて……回らない寿司屋だからな!」

みく「……えっ、ひどくない?」


みく おわり



772:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 23:21:59.83 ID:WwCz+E+20

おつにゃんにゃん



783:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 23:44:23.98 ID:5pLSjARl0

拓海「・・・おはよーございまーす・・・」

ちひろ「お、おはよう拓海ちゃん今日もダルそうね・・・」

拓海「たりめえだろ?無理やり事務所入れられてアイドルやらされてんだから・・・」

ちひろ「・・・でもでもっ楽しいでしょ!?アイドルの仕事・・・」

拓海「ば、バッカそんなわけねえだろ!?ま、全くいい迷惑だぜ・・・」

ちひろ「・・・そんなこといわないで?Pさんが・・・報われないわ」ホロリ

拓海「わ、わりい・・・ってどういう意味だそれ?」オロオロ

ちひろ「!!し、しまっ・・・」

拓海「どういう意味だぁ?」ギロリ



784:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 23:45:54.91 ID:5pLSjARl0

ちひろ「・・・モバ売テレビあるでしょ?」

拓海「ああ、小コーナーのMCとかゲストして出てたりするけど・・・それがどうした?」

ちひろ「モバ売テレビのお偉いさん、○○さんっていうんだけど聞きおぼえない?」

拓海「○○~?・・・!!??ま、まさか・・・」クワッ

ちひろ「そう、あなたの特攻隊と争っていた特攻隊、その総長の親御さんよ・・・」

拓海「ま、マジかよ・・・」

ちひろ「そのせいでモバ売さん、拓海ちゃんはもちろんウチのアイドルは一切使わないって・・・!!」グス

拓海「クソ!!○○の野郎・・・!!」ワナワナ

ちひろ「それでPさんの交渉の結果、Pさんが・・・枕を・・・!!」ボロボロ

拓海「な、ななななななななななななぁ!?」カァァ



786:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 23:48:59.77 ID:5pLSjARl0

拓海「Pの野郎・・・!!それならそうとアタシなんかクビ切ればいいものを・・・!!」

ちひろ「Pさんいつも言ってたんです・・・拓海はグレた不良にしとくのはもったいない、とても魅力的な子だって・・・」

ちひろ「だから自分をクビにしろなんていわないで・・・お願いよ・・・」クスン

拓海「・・・」ピポパ

ちひろ「?拓海ちゃん?」

拓海「おう・・・アタシだ・・・今日の夜全員集めろ・・・○○と決着をつける!!」

ちひろ「ちょっどういうこと拓海ちゃん!?」

拓海「○○と白黒つけて、Pとジジイの契約を破棄させる・・・Pはアタシが守る!!」グッ

ちひろ(大変なことになっちゃった・・・)



788:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 23:53:33.31 ID:5pLSjARl0

ガチャ
P[拓海!!アイドルが喧嘩するなって何度言えばわかる!!」

拓海「Pか・・・止めんじゃねえ・・・アタシは!!」

ギュッ

拓海「!?な、何だよ離せこの野郎!!」カアア

P「すまない拓海・・・すべて嘘だ・・・ちひろさんを見てみろ」

拓海「・・・え?」クル

ちひろ「え、えっへっへードッキリ大成功~なんて・・・」

拓海「ふっふざけんなぁぁ!!」ボカン



790:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/21(金) 23:58:00.28 ID:5pLSjARl0

ちひろ「」ボロ

P「拓海・・・ありがとなそこまで俺を心配してくれて・・・」

拓海「ば、バッカ野郎!!そんなんじゃ・・・」ボシュー

P(ほお真赤だなぁ・・・)
終わるぜ



791:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 00:03:38.75 ID:5HPz3vKGO





824:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 01:58:39.69 ID:88QoBhcS0

保守がてらクールの支援

P「で、まだやるんすね」

ちひろ「需要あるところに金の匂いありですよ!」

P(もうなにも言うまい)

ちひろ「次は誰でしょうね!」

P(誰も来ないといいんだが…)

ガチャ

???「煩わしい太陽ね(おはようございまーす!)」

P(そうもいかない。この声は…)



826:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 02:11:01.95 ID:88QoBhcS0

P「おはよう、蘭子。やみのまー」

神崎蘭子「Pプロデューサー…闇に飲まれよ!(お疲れ様です!)」

ちひろ「おはよう、蘭子ちゃん」

蘭子「悪魔の化身よ、煩わしい太陽ね!(ちひろさん、おはようございます!)」

ちひろ(わたしのこと…よね…)アハハ…

P(合ってるけどね)

ちひろ「プロデューサーさん、場所を変えますか?」チラ

蘭子「…?」

P「あ、はい…わかりました。…蘭子」

蘭子「何かしら?(ご用ですか?)」

P「スマンな、ちょっと重要な話なんだ、仕事の時間までここで待っててくれるか?」

蘭子「我が友が言うのであれば…(わかりました!)」

P「大人しくしてろよー」

バタン



829:頼子ちゃん期待:2012/09/22(土) 02:19:42.03 ID:88QoBhcS0

――
――――
――――――
~数分後~

蘭子(Pプロデューサーまだかなー)ソワソワ

 ドウシテデスカッ

蘭子(!?)ビクッ

蘭子(プロデューサーの声…?)

 ワタシダッテイイタクアリマセンヨッ

蘭子(ちひろさんと…言い争って…る?)

 デモシカタナインデスヨ!

蘭子(気になる…)

コソッ



835:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 02:30:07.26 ID:88QoBhcS0

蘭子「開かれし扉…(会議室の扉、少し開いてる…)」

蘭子(ここからなら覗けるかな…?)

P「だからってそんなっ!!あいつに枕営業なんてっ…」

蘭子(!?)ビクッ

ちひろ「でも、そうしないと…ウチが潰されるんですよ?」

P「しかしっ…」

蘭子(え? 事務所が潰れ…?)

P「あいつにっ…蘭子に枕なんて…まだ14歳なんですよ!?」

ちひろ「そういうのが…好みなんだとか…」

P「…クソッ」ガンッ

蘭子(ままま枕って…えと、えとい、いかがわしいことをしてお仕事を貰うアレ、だよね…?)アワワワ



837:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 02:40:14.75 ID:88QoBhcS0

P「………」

ちひろ「わたしだってつらいんです…でも…」

P「…わかりました」

蘭子(…え?)

P「…俺が、俺が代わりになります」

蘭子(ッ!?)

ちひろ「プロデューサーさん…!?」

P「俺が代わりに行きます。こんなこと、あいつには絶対にさせません」

ちひろ「…いいんですね?」

P「あいつを…蘭子を、救えるなら構いません」

蘭子(Pプロデューサー…)

ちひろ「わかりました…先方にはそう連絡しておきます…」

P「はい…」

ちひろ「幸い、そういった趣向の方もいらっしゃるみたいですから」

P「……ッ」



841:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 02:51:07.93 ID:88QoBhcS0

蘭子(どどどどどうしよう…このままじゃプロ、プロデューサーが…)

ガタン

P「誰だ!?」バッ

蘭子「あ…」

P「蘭子…か」

蘭子「あ、あの…」

P「…聞いて、いたのか…?」

蘭子「…ッ」

P「…聞いてたんだな?」

蘭子「…」コクリ

P「そうか、でも大丈夫だ。お前は何も心配しなくていい」

蘭子「わ、我が友よ!(で、でもプロデューサーさん!!)」

P「いいんだ、俺が…全部…」

蘭子「プ、プロデューサーさん!嫌ですっそんな!(それではPの身が…)」



843:おkもうちょいで終わる:2012/09/22(土) 02:59:22.93 ID:88QoBhcS0

P「蘭子、逆になってるぞ…」ハハハ

蘭子「な、なんで…プロデューサーさんっ…笑ってっ…」ギュウ

P「それはな、蘭子」ポンポン

P「あれを見てくれ」スッ

蘭子「…?」クスン

<<ドッキリ大成功!!>>

蘭子「」

ちひろ「は~い!実はドッキリでした!」

P「ごめん蘭子、全部嘘なんだぁぁぁぁ」ゲザザザー

蘭子「」

P「蘭子…?」フリフリ



846:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 03:08:09.53 ID:88QoBhcS0

蘭子「ッ」ピクッ

P「お…?」

蘭子「~~~ッ」カァァァ

P(カワイイ…じゃなくて)

P「す、すまなかった蘭子、許してくれ…とは言わん!出来得る限り償うつもりだ!」

ちひろ「わープロデューサーさん太っ腹ですねー!」

P「金のことなら心配するな!すべてちひろさん持ちだ!」

ちひろ「…え」

蘭子「ややや、や、闇に飲まれよーーーッ!!!」

終わるかな



847:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 03:10:13.44 ID:YXvc3t3v0

おつおつ
10レスしかないんでサクッと行こうと思う。5分あいたらさるったと思って



849:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 03:11:17.27 ID:YXvc3t3v0

頼子「おはよう…ございます」」

ちひろ「………………」

頼子「あの…ちひろさん?」

ちひろ「あ、おはよう、頼子ちゃん…」

頼子「…ちひろさん、なにかあったんですか?」

ちひろ「えっ!? だ、大丈夫よ?」

頼子「…涙の跡、ついてますよ?」

ちひろ「うそ!?」

頼子「…はい、うそです。…でも、なにかあったんですね」



850:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 03:12:05.16 ID:YXvc3t3v0

ちひろ「もう、頼子ちゃんも人が悪いのね。別に何もないわよ?」

頼子「私でよければ、話くらいはききますよ?」

ちひろ「別に…別になんでも、ないん、だから……」

頼子「…あの、よろしければハンカチ、使ってください」

ちひろ「え? …あらやだ。私、泣いてたのね」

頼子「………………」



851:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 03:13:40.23 ID:YXvc3t3v0

頼子「…何があったんですか?」

ちひろ「ごめんなさい。それは言えないわ」

頼子「…プロデューサーのこと、ですよね」

ちひろ「…鋭いのね」

頼子「ちひろさん、わかりやすいから」

ちひろ(なん…だと…)



852:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 03:14:48.38 ID:YXvc3t3v0

頼子「教えて、ください。プロデューサーのことは、私のことです」

ちひろ「…わかったわ」

ちひろ「まどろっこしいのは嫌いだからはっきり言うわ」

ちひろ「プロデューサーさん、仕事とるために……枕してるんだって」

頼子「……女の人と、ですよね?」

ちひろ「え? ええ」

頼子「…そう、ですか」



854:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 03:15:50.43 ID:YXvc3t3v0

ちひろ(……まさかの無反応)

ちひろ「驚かないの?」

頼子「…いえ、すこし。ポーカーフェースって、こんな時でも役に立っちゃうんですね」

ちひろ「…そう」

頼子「…でも、なんとなくそんな気はしてました」

ちひろ「それ、どういう意味?」

頼子「…だって、私に仕事があること自体、おかしいですし」

頼子「プロデューサーは向いてるっていってくれたけど…。やっぱり嘘だったんだ」

ちひろ「よ、頼子ちゃん?」

頼子「プロデューサーに伝えてください。もう、そんなことしなくていいって」

ちひろ「えぇ!? それじゃ、頼子ちゃんはどうするつもりなの?」



857:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 03:16:31.97 ID:YXvc3t3v0

頼子「私、アイドル辞めます。…向いてなかったみたいですし」

ちひろ「えぇっ!?」

頼子「…だって、そこまでしないと、お仕事もらえないんですよね?」

ちひろ「まぁ……そうね」

頼子「だったら――」

P【ドッキリ大成功!】デデーン!

頼子「…………」

P【ドッキリ大成功】デデーン…



858:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 03:17:07.20 ID:YXvc3t3v0

―――

P「あの、怒ってる?」

頼子「…怒ってるように、見えますか?」

P「わりと」

頼子「ばか」

P「すいません」

頼子「悪趣味、です」

P「ごめん」

頼子「ちひろさん?」

ちひろ「はい!」

頼子「…やっぱりなんでもないです」

ちひろ「は、はぁ」



883:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 04:23:26.56 ID:8vsDbVDj0

P「なぁ、なにか埋め合わせするからそれで許してくれないか」

頼子「…………」

ちひろ「あ、私何かお菓子買ってきますね!!」

P「え、ちひろさん!? ……逃げやがった」

頼子「……フフッ」

P「頼子?」

頼子「…ねぇプロデューサー」

P「なんだ?」

頼子「私って、アイドル向いてますか?」

P「…うん。俺は絶対、そう思う」

頼子「そうですか…フフッ」

P「はは……。それで、埋め合わせ、何にする?」

頼子「そうですね――」



885:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 04:24:36.71 ID:8vsDbVDj0

頼子「……じゃあ、び、美術館、連れてってください」

P「そんなんでいいのか?」

頼子「はい。…あとカタログ(図録)も。うちまで、運んで」

P「うちまで? まぁ、お安い御用だ」

頼子「それで、手を打ってあげます」

P「わかった」

頼子「はい」

頼子「……」

(そのカタログが割と重いということを、プロデューサーはまだ知らないのでした)


おわり



886:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 04:26:07.52 ID:AYov8TCWO

乙乙



864:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 03:41:36.95 ID:fimrQTUF0

DzVfa

服部瞳子(25):3重士筆頭ストマックブレイカー!

瞳子「今日も仕事ね……頑張らなきゃ」

ガチャッ…

瞳子「あっ、プロデューサーさんおはようござ……」

P「………」スッ…

瞳子「………私に気づかなかった…?おかしいわね、今までそんな事あったかしら……」

ちひろ「あっ……服部さん、おはようございます」

瞳子「おはようございます、ちひろさん…今、プロデューサーさんとすれ違ったのだけど……」

ちひろ「はい……」

瞳子「ちょっと様子が変だったの……、何か知らないかしら?ちひろさんも具合がよろしくないようだけれども……」

ちひろ「……うぅっ」ポロッ

瞳子「…!ちょっと、どうしたの?」



865:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 03:44:57.99 ID:fimrQTUF0

ちひろ「プロデューサーさんが……プロデューサーさんがっ!」ボロボロ

瞳子「ちょっとちひろさん落ち着いて頂戴!プロデューサーさんに何があったの!?」

ちひろ「ぐすっ……止められなかったの…うぅっ……私じゃ止められなかったの!」

瞳子「お願いだから…落ち着いて話を聞かせて頂戴……何かとても大変な事なんでしょう?」

ちひろ「はい……服部さんには黙っておくようにってプロデューサーさんから言われていたんですけれど………」

ちひろ「服部さんのここ最近増えてきた仕事の事なんです……」

瞳子「私の仕事について……?」

ちひろ「服部さんにやって頂いた仕事……勿論プロデューサーさんがとってきた仕事なんですが……」

ちひろ「その営業の仕方が……枕営業なんです………」

瞳子「……なんですって?」

ちひろ「局の重役についている方にプロデューサーさん自身が気に入られたみたいで、一晩と引き換えに仕事を1つ」

ちひろ「それを、もう何度も……」ジワッ

瞳子「なんて事…………」



867:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 03:49:23.22 ID:fimrQTUF0

ちひろ「プロデューサーさんに、そんなやり方止めるようその度に言ってきたんですけれど」

ちひろ「『瞳子さんのチャンス、ひとつたりとも逃したくない』って頑なに……」

ちひろ「ずっと黙ってきましたけれど、プロデューサーさんもう限界なんです………」ポロポロ

瞳子「…………」

ちひろ「身も心もボロボロになって……そんな姿を見続けている私ももう限界で……」ブワッ

瞳子「ちひろさん……落ち着いて?話はもういいから、お願い…」ダキッ

ちひろ「うえぇぇぇ……」

―――――――
――――――
―――――



868:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 03:52:54.08 ID:fimrQTUF0

瞳子「……どう?少しは落ち着いたかしら」

ちひろ「はい……お見苦しい所を………」

瞳子「いいのよ…こんな私でも頼ってくれたのが嬉しいから」

瞳子「プロデューサーさんの事、私に任せて?きっと、止めてみせるから」

ちひろ「はい……お願いします」

瞳子「まずは……プロデューサーさんが戻ってくるのを待ちましょう」

瞳子「私が話しをして……プロデューサーさんが枕営業を止めてくれたら……後は頼むわね」

ちひろ「……えっと…それはどういう……?」

瞳子「プロデューサーさんとお話して決着つけたら…一からやり直しだから、その時は…ね?」

ちひろ「……はい」

瞳子「それじゃ、戻ってくるまで待ってましょう、コーヒーでも入れてくるわ」スッ…

ちひろ「ありがとう、ございます…」


コッチコッチコッチコッチ………
瞳子「……………………………」

ちひろ「……」(あれから瞳子さんは一言も喋らずずっと座ったまま……)



869:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 03:59:35.23 ID:fimrQTUF0

ガチャッ……

P「ただいま、戻りました」

瞳子「!」ガタッ

瞳子「プロデューサーさん、ちょっといいかしら」

P「…瞳子さんおはようございます!何でしょうか?」ニコッ

瞳子「とても大切なお話があるの、二人だけで……」スタスタ、グイッ!

P「それはどういった…おわっ?」

瞳子「ここではしにくい話だから、ちょっと屋上に」グイグイ

P「ちょ…瞳子さんそんなに強くひっぱらなくて…おっとと」

――――――――
―――――――
――――――

P「一体どうしたんです?急に話がしたいって引っ張ったりなんかして…ちょっと手が痛かったですよ、あはは」

瞳子「……………」



872:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 04:02:31.94 ID:fimrQTUF0

ヒュゥゥゥゥ・・・・………

P「瞳子さん?…何か、お話があったのでは」

瞳子「風」

P「え?」

瞳子「風、気持ちいいわね」

P「は、はぁ」

瞳子「爽やかな風に吹かれて、暖かい日差しに照らされて…今日は気持ちいいわ……」

瞳子「こんな中で笑顔で歌って、踊れれば…素敵なアイドルよね…?」

P「何を仰るかと思えば……瞳子さんは立派なアイドルじゃないですか、それも人気の」

瞳子「いいえ、違うわ。私……聞いちゃったの」

P「……何をですか?」

瞳子「私の仕事をプロデューサーさんがどうやって持ってきてくれたか……」

P「………」

瞳子「ね、プロデューサーさん。私じゃ……やっぱりダメだったのかしら?」

P「いえ……それについては自分の力不足です……」



874:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 04:06:33.44 ID:fimrQTUF0

瞳子「一度、くじけた所を貴方に拾ってもらえて」

瞳子「諦めかけた夢……取り戻せると思った」

P「瞳子さんはまだこれからもっと輝けると、そう思っています」

瞳子「それが…例え穢れた手段で、貴方を蝕んでいくような形であっても?」

P「……ええ」

瞳子「そんな形で手に入れた仕事なんて……チャンスじゃないわ?既に手遅れの失敗よ」

瞳子「一度諦めて、立ち直ったとしてもまた失敗して…そんな形で輝けると思って?」

瞳子「ちゃんちゃら、おかしいわ」

P「……」

瞳子「楽しかったなぁ……ステージに立てて、歌って、踊れて、ファンに声援をもらって……」スタスタ…

瞳子「でも、もうやめにしましょう」クルッ

P「そんな…!それは駄目です!」

瞳子「既に終わっていたのよ、私が気づかなかっただけで、私のアイドルという人生……」

瞳子「人の夢と書いて儚い……か、まさにそうね、夢も、人生も……」

瞳子「でもちょっとの間だけ、素敵な夢見れたわ。ありがとう?……じゃあ、さようなら……」フワッ……
P(あっ………ゆっくりと倒れ込むように……)



878:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 04:12:43.31 ID:fimrQTUF0

P「!!!!」ダッ

ガシッ

P「何をしようとしているんですか!!!」

瞳子「……駄目よ、離して?」

P「絶対に離しません!」

瞳子「いいの……もういいの!私なんていなければこんな事には……!」フルフル

P「違います!私には瞳子さんが必要なんです!……いなければ良かったのはちひろさんですッ!!!」

瞳子「えっ……?」

P「この件の黒幕は……ちひろさんなんです……!!ドッキリという名の事件の!」

瞳子「………はっ?」

――――――――
―――――――
――――――

ガチャッ…

ちひろ「あ、おかえりなさい」ニコッ



880:ID変わったが続き:2012/09/22(土) 04:17:21.54 ID:R8C0m5+L0

P「戻りました……今までで最高に肝が冷えましたよ……」

瞳子「あの……ごめんなさい?私も気が動転してしまって……」

P「いえ……こちらも大変な誤解を招いてしまったのが原因なので…大事にならずよかったです。申し訳ありません…」

P「それもこれも……全て原因はこの畜生外道ですがね……!」

瞳子「こんなおぞましい事、貴方じゃ考えつかない事ですものね……?」

ちひろ「あ、あれ?ドッキリ大成功ならここはアハハーって3人そろって笑う所ですよね?ね?」

P「アハハ」(棒

瞳子「うふふ」(棒

グルグルッ…ギューッ

ちひろ「えっあのちょっとなんで私をロープで縛りあg…いたいっ!」

P「こちとら心臓止まるかと思ったんですよ、その10分の1ぐらいは味わってもらっても問題ないですよねぇ?」

P「ちょっとその縄で屋上からぶら下がってもらいましょう」ニコッ

瞳子「私も手伝うわ」ニコッ

\イヤァァァァァ!/



881:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 04:20:03.44 ID:R8C0m5+L0

ちひろ「」ブラーン

P「ふぅ、暫くここで肝を存分に冷やしてもらいましょうっと」

瞳子「ま、後で引き上げてあげるけれど……ね、所でプロデューサーさん」

P「はい、まだ何か……?」

瞳子「私を止めてくれた時、貴方が言ってくれた事……本当かしら?」

P「え?……っとそれはどの事で…?」

瞳子「とぼけるなんて酷い人……私の事を欠かす事のできない存在で、一生離さない。って」

P「え”」(言ったかもしれないけど何か違う……)

瞳子「あの時ね、嬉しかったの。プロデューサーさんが心から私の事を大切に思っていてくれたのねって」ポッ

瞳子「私、決めたわ?…もう貴方から離れるような真似はしないって」

瞳子「だから、貴方も言った通り私をずっと離さないで……?」キュッ

P「」(oh....)



882:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 04:21:52.59 ID:R8C0m5+L0

おわた
服部さんは昼ドラか火サスが似合うと思うんだ



884:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 04:23:31.25 ID:AYov8TCWO


ハードすぎるわ



890:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 04:30:12.46 ID:sJDxmlUA0

ガチャッ

若葉「おはようござい……あら~?」

ちひろ「あっ……若葉さん……」

若葉「ちひろさん……どうしたんですか~? 今、泣いて……」

ちひろ「な、泣いてなんていませんよ? 気のせいですよ、気のせい……」

若葉「本当ですか~?」

ちひろ「えぇ、大丈夫です」

若葉「……」

ちひろ「さ、さぁ! お仕事いきましょうか? スケジュールの確認でも……」

若葉「ちひろさん? 私、これでも大人ですよ?」

ちひろ「え?」

若葉「頼りないかもしれないけれど、それでも……ですから、ねっ? 何があったのかいってください」

ちひろ「若葉さん……」



891:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 04:33:36.32 ID:sJDxmlUA0

ちひろ「……最近、お仕事が急に増えましたよね」

若葉「そうですね~、いっぱいお仕事が増えて、大変ですけれど……」

ちひろ「その理由が、プロデューサーさんのおかげだとしたらどうしますか?」

若葉「プロデューサーさんの、おかげですか? 確かに、いつもがんばってくださってますけれど~……」

ちひろ「……その方法が」

若葉「?」

ちひろ「枕営業だと、したら……」

若葉「枕……営業……?」

ちひろ「えぇ、そうです」

若葉「まくら……まくら? おさき、まっくら?」

ちひろ「わ、若葉さん?」

若葉「まく……まくら……」プシュゥゥ

ちひろ「オ、オーバーヒート!?」



893:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 04:35:28.42 ID:sJDxmlUA0

若葉「うーん……うーん……」

P「若葉さん、若葉さん?」

若葉「う……あ、あら? プロデューサーさん……?」

P「あぁ、起きたんですね。よかった……どうしたんですか?」

若葉「どうって……あっ、私ったら……気絶しちゃったんですね~……」

P「気絶? どうしてまたそんな……ちひろさんもいないし……」

若葉「……プロデューサーさん。私、聞いちゃったんです」

P「聞いたって……何をですか……?」

若葉「プロデューサーさんが、そのぉ……」

P「……まさか……」

若葉「枕営業を、しているって……!」

P「……っ!」



895:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 04:37:33.64 ID:sJDxmlUA0

若葉「……本当、なんですね?」

P「いや、それは……」

若葉「……プロデューサーさん。私、子供っぽいって言われますけれど……」

若葉「ちゃんと、大人なんですよ?」

P「若葉さん……」

若葉「どうして、そんなことを……?」

P「……仕方がなかったんです。子供たちに手を出させるわけには……」

若葉「プロデューサーさん……でも……」

P「大丈夫です。俺、鍛えてますから……ね? 目が覚めたならよかった……ちょっと出かけてきます。他の皆にはどうか……」

若葉「だ、ダメです~!」ギュッ

P「わ、若葉さん?」



896:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 04:38:16.47 ID:sJDxmlUA0

若葉「私は、子供っぽいかもしれませんけれど、ちゃんとお姉さんなんです!」

若葉「だから……もっと、頼りにしてください……!」

P「……」

若葉「その、わ、私だって、お、お手伝いぐらいなら……」

P「いいえ、大丈夫ですよ」

若葉「だ、大丈夫って……わ、私はそういうの、経験ありませんけれど……お、お姉さんなんですよ~? それぐらい、なら」

P「その心配もいりませんよ……だって」

若葉「だって……?」

ちひろ「だって、ドッキリですから☆」

若葉「」



898:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 04:38:48.37 ID:sJDxmlUA0

若葉「え、あ、あの~?」

ちひろ「我が社に枕営業の事実はありません!」

P「無論、アイドルに行わせるなんてもってのほかです!」

若葉「じゃ、じゃあ……プロデューサーさんは……」

P「元気です!」

若葉「……」

P「若葉さん?」

若葉「……」ジワッ…

P(あ、あかん)



900:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 04:39:27.27 ID:sJDxmlUA0

若葉「ぷろでゅーさーさんの、ばかぁ~!」ポカポカ

P「い、いたいいたい! すみませんでした!」

若葉「私、とーっても心配したんですよ~!? もう、もーっ!」ポカポカ

P「すみません、ごめんなさいっ!」

若葉「も、もーっ……本当に、よかったです~……」

P「若葉さん……はい、心配してくれてありがとうございます」

P「若葉さんが抱きしめて止めてくれた時……すごく、安心できました。やっぱりお姉さんなんですね」

若葉「あたりまえじゃないですか……もうっ……」

P「はい……いつも、からかってすみません」ポンポン

若葉「べ、別にいいんですけれど~……もっと、ちゃんと年相応で見てくれると嬉しいですね~……」

P「そうですか……はい。今回の件で見直しましたから……それはもう」ナデナデ

若葉「わかってもらえたなら、いいんです~。これからも、がんばりますよ~!」

ちひろ(……ナチュラルにプロデューサーさんが頭を撫でているのはいいのかしら……?)


日下部若葉 おわり



901:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 04:40:04.63 ID:+iKi83I80

乙可愛い



919:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 08:27:19.85 ID:tLeC6DmN0

P「この時間に○○ですね…はい…では後ほど」

日菜子「営業の電話ですかぁ?」

P「ああ、そうだ」

日菜子「むふふ、枕営業ですかぁ」

P「…そうか、日菜子はもう知ってるんだな」

日菜子「え?」



921:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 08:41:16.21 ID:tLeC6DmN0

日菜子「…夢じゃない」

P「こんなに早くバレるとは思わなかったが…でも日菜子ならわかってくれるよな?」

日菜子「わ、わからなくもないですけどぉ…」

P「じゃあそろそろ営業行ってくるから」

日菜子「イク?…そうだ、プロデューサーさんのおちんぽミルクを出してしまえば…」



922:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 08:47:04.54 ID:N1oLuvt30

お、おう・・・



923:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 08:48:32.10 ID:tLeC6DmN0

P「お、おい日菜子?」

日菜子「大丈夫ですよぉ、痛くはないと思いますからぁ」

P「まて、早まるな!」

日菜子「さあ、早くイキましょうよぉ」

P「こ、これはドッキリなんだ!」



925:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 08:59:35.16 ID:tLeC6DmN0

日菜子「…そうですかぁドッキリでしたかぁ」

P「ああ、だからパンツを返してくれ」

日菜子「でもここまできちゃったらもう関係ないですよねぇ?」

P「え?」

日菜子「さあ、早く合体しましょう」

P「や、やめ…」


アッーーーー!



927:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 09:05:02.68 ID:N1oLuvt30

終わりかな?終わりなら上げたい



928:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 09:08:15.44 ID:tLeC6DmN0

終わりです

ぁとかぉとか語尾につけてると思ったら親愛度MAXや総選挙ではそうでもなかったですねはい



930:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 09:10:06.64 ID:N1oLuvt30

紗南「おっはよーPさーん!!ってあれ?ちひろさんPさんは?」

ちひろ「えーと?Pさんはちょっと大事な営業に・・・」

紗南「あそうなの?じゃあゲームでもして待ってよっと」ピコピコ

ちひろ「ホントに紗南ちゃんはゲームが好きね。今はどんなゲームをやってるの?」

紗南「趣向を変えて恋愛アドベンチャー!!今女の子のために主人公が枕営業してるとこ」ピコピコ

ちひろ「」ピシィ

紗南「そんなことって実際あるのかなー?ねえちひろさん」

ちひろ「・・・」プルプル

紗南「・・・どったのちひろさん?」

ちひろ「・・・」プイ

紗南「ま さ か」ガチャン



931:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 09:13:02.41 ID:N1oLuvt30

ちひろ「ゲーム業界のお偉いさんって変わった性癖の方、多くて・・・」ホロリ

紗南「Pさんは!?Pさんはいまどこに!?」

ちひろ「え、多分営業先に・・・そろそろ帰ってくるしゲームして待」

紗南「ゲームしてる場合じゃない!!」クワッ

ちひろ(あの紗南ちゃんが・・・ゲームを捨てた!?)ガクブル



932:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 09:13:51.74 ID:N1oLuvt30

P「ただいまー」

紗南「Pさん!!もう枕なんてやめてよ!!そんなの・・・チートプレイと同じだよ!!」キリッ

P「い、いきなり何を言ってるんだおまえは・・・」

紗南「一緒に協力プレイしてクリアを目指す!!それがアイドルっていうゲームでしょ!?」

P「・・・そうだな。うれしいよ、紗南がそこまでやる気を示してくれて・・・」

紗南「Pさん!!わかってくれたんだね!?」ホッ

P「すまんこれ嘘なんだ」

ちひろ「ドッキリクリアー!!イエイ☆」ドヤァ



933:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 09:14:41.56 ID:N1oLuvt30

紗南「な、なーんだ嘘かー」ポロ

P「紗南・・・涙が・・・」

紗南「よかった。Pさんが無事でよかったあ」ポロポロ

P(かわいいなぁ)ナデナデ
終わり



934:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 09:23:06.13 ID:hOStIV/yO

乙かわいい



956:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 11:15:33.06 ID:DPGiUCCe0

P「ただいま帰りました…」

響子「あっ、プロデューサー!お帰りなさい♪」

P「おう響子か、どうだった今日の仕事は?」

響子「なんとか頑張れました!だんだんアイドルにも慣れてきたし今すっごく楽しいです♪」

P「そうか…最近は一緒にいられなくてごめんな?いろいろとあってな…」

響子「私は全然大丈夫ですよ!それよりもプロデューサーさんこそ大丈夫ですか?なんか最近疲れてるような…」

P「いや、これぐらい平気さ…響子のこれからのことを想えば安いもんさ…」



958:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 11:16:53.09 ID:DPGiUCCe0

響子「…?そうですか…あんまり無理しないでくださいね?なにかできることがあったら私手伝いますから!」

P「そうか、ありがとな響子」

響子「はい!家事全般なら任してください!そうだ!これからプロデューサーの家に行って晩御飯作ってあげましょうか?洗濯物も洗っておきますよ?」

P「…」

響子「プロデューサー?」

P「あ、ああすまん…で、なんの話だったっけ?」

響子「…ホントに大丈夫ですか?プロデューサー明らかに様子が変ですよ?」

P「ホントになんでもないから…俺はもう用事があるから先に帰るよ、じゃあちひろさんあと頼みます」

ちひろ「わかりました。…あまり無理はなさらないようにしてくださいね」

P「わかってますって…じゃあ響子、また明日な」

響子「あっ…」

ちひろ「…」



960:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 11:18:28.74 ID:DPGiUCCe0

響子「…ちひろさんは何か知ってるんですか?」

ちひろ「…」

響子「答えてください」

ちひろ「…ええ、知ってるわよ」

響子「教えてください」

ちひろ「…あまりいい話じゃないしまだ子どものあなたに言うのはちょっと、」

響子「私もう子どもじゃありません!お姉ちゃんだしもう15ですしアイドルの仕事だってきちんとしてます!」

ちひろ「…」

響子「ちひろさん!」



961:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 11:19:38.61 ID:DPGiUCCe0

ちひろ「そうね…響子ちゃんはしっかりしてるし、プロデューサーさんを止められるかも…」グスッ

響子「!?…どういうことですか?」

ちひろ「響子ちゃん、最近仕事がだんだん増えてきてるわよね」

響子「はい、プロデューサーも喜んでいましたが…」

ちひろ「実はその仕事の依頼には裏があるんです」

響子「え…?」

ちひろ「枕営業ってわかる?」

響子「!?」



962:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 11:21:15.45 ID:DPGiUCCe0

ちひろ「プロデューサーさんは響子ちゃんのために体を張って仕事をもらっているの」

ちひろ「でも日に日に元気がなくなっていくプロデューサーさんを見ているといたたまれなくて…」グスッ

響子「っ…プロデューサー!」ダッ!

ちひろ「あっ、響子ちゃん!?」

ちひろ「…行っちゃった」

ちひろ「んじゃまあこのプラカード持って後を追いかけますかね」ニヤニヤ



963:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 11:22:46.83 ID:DPGiUCCe0

響子「プロデューサー!」

P「おう響子、どうしたんだそんなに急いで」

響子「枕営業してるってホントですか!?」

P「!?…どうしてそれを…」

響子「ちひろさんから聞きました」

P「そうか…」

響子「どうしてそんなことするんですか?」

P「それは響子は今が大切な時期だしトップアイドルになってもらいたいしだな…」

響子「こんな手でトップアイドルになっても嬉しくないですっ!」

響子「プロデューサーと二人三脚でここまでやってきたのに…プロデューサーの喜ぶ顔が見たかったからここまで頑張れたのに…こんなのって…」グスッグスッ

P「響子…」



965:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 11:24:23.12 ID:DPGiUCCe0

P「ちひろさん、もういいでしょ、出てきてください」

響子「え…?」グス

ちひろ「はあーい!ヤッホー響子ちゃん!元気だしなよ!これドッキリだから!ごめんねっ♪」テヘペロ

響子「」

P「やべえ悪魔だわこの人、めっちゃ楽しそう」



966:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 11:25:30.90 ID:DPGiUCCe0

――――――
響子「じゃあ全部嘘なんですね?」

P「ああ、全部ちひろさんの考えたドッキリだったんだ」

響子「…よかった~~~~!!」ヘナヘナ

ちひろ「プロデューサーさんも結構ノッてたくせになんで私だけ悪者扱い?」

P「うるさい!全部ちひろさんががいいだしたことじゃないか!」

ちひろ「はいはい私が悪かったですよー、では私はこれにて」ダッ

P「あっ、逃げた!」



967:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 11:26:25.60 ID:DPGiUCCe0

響子「…」

P「響子…ホントにすまんかった、反省している」

響子「もうプロデューサーのことなんか知りませんっ!」プイッ

P「このとーり!本当に申し訳ありませんでした!なんでもいうこと聞きますんで!」

響子「なんでも?」

P「ああ、なんでもかかってこい!」

響子「じゃあ…明日からプロデューサーのお弁当は私が作ります!」

P「…へっ?」



975:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 12:22:53.79 ID:DPGiUCCe0

響子「晩御飯も毎日プロデューサーの家にいって作りますから!お掃除も洗濯も、私がかってにしちゃいますから!」

P「そ、それじゃあ俺が得するだけじゃ」

響子「ん?なんでも聞くって言ったよね?」

P「は、はい…でも、そんなんでいいのか?」

響子「はい、そんなんでいいんです」

P(よくわからんが…これでよかったのか?)



979:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 12:24:55.97 ID:DPGiUCCe0

響子「じゃあ帰りましょっか♪」

P「あ、ああ…ってさっそく俺の家に来るのか?」

響子「もちろんです!プロデューサーどうせインスタントとかでろくに栄養摂ってないですよね?ダメですよーきちんと栄養は摂らないと…部屋だってきちんときれいに…」ガミガミ

P(…響子の結婚相手は尻にしかれるなこりゃ)

響子「プロデューサー♪」

P「ん、なんだ?」

響子「なんだか私たち新婚さんみたいですね?」

P「!?」

響子「ちゃんと隣にいてくださいねっ!プロデューサー♪」

おしまい
途中さるったすいません



980:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 12:25:58.03 ID:Hjoh3J9l0


大変素晴らしかった



987:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 12:54:17.13 ID:hOStIV/yO

次はよ



992:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 13:05:54.83 ID:sJDxmlUA0

Daigo「ちひろさん、何があったんですか?」

ちひろ「Daigoさん……」

Daigo「……営業の話ですね?」

ちひろ「はい……」

Daigo「さくら営業、おくら営業、まくら営業……」

ちひろ「……?」

Daigo「なるほど、プロデューサーさんが枕営業を……」

ちひろ「な、なぜそれを?」

Daigo「メンタリズムです」



993:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 13:12:49.05 ID:N1oLuvt30

なんだこれww



994:4レス頂いていいかな:2012/09/22(土) 13:15:45.78 ID:cvFXbV7O0

kvX9fnPVzu
高橋礼子(31):モバ流キング

ガチャッ…

礼子「ふぅ、今日も中々楽しい仕事だったわ。ただいま」

ちひろ「あ……おかえりなさいです、礼子さん」

礼子「あら、ちひろちゃんだけ?プロデューサー君はどうしたのかしら?」

ちひろ「えぇと……い、今は席を外してまして……」オロオロ

礼子「ふぅん…?ちょっと居ないだけの割りには変ね、何をそんなに慌ててるのかしら」

ちひろ「な、なんでも……ありません」ジワッ

礼子「…ちょっと、何でもなかったらどうして泣くのよ?」

ちひろ「えっ……あ」ポロッ

礼子「一体どうしたの?何か困った事でもあったのかしら……プロデューサー君の事で」

ちひろ「その……」



995:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 13:16:29.00 ID:cvFXbV7O0

礼子「いいのよ私にどーんと相談しなさいな、一緒に頑張ってきた仲じゃない?」

ちひろ「うぅっ…実は、ここ最近増えてきた礼子さんのお仕事なんですが……」

礼子「私の仕事…?何かしら」

ちひろ「その仕事、実はプロデューサーさんが枕営業をしてとってきたものなんです……」

礼子「えっ!?な、何よそれ一体どうして!?」

ちひろ「大手のプロダクションが元締めのような形になってて……それでそこから仕事をまわしてもらえる代わりに………」

礼子「仕事の見返りにプロデューサー君を好きにする…そういう事なのね?」

ちひろ「はい……そうなんです、プロデューサーさんもその元締めに逆らえず心底嫌がっていて……」

礼子「驚いた……まさかそんな事があったなんて全く知らなかったわ………」

ちひろ「礼子さんには勿論、他の子にも伏せてましたので…」

礼子「……許せないわ、相手はどこの誰っ!?」ガタッ

ちひろ「あ、あの落ち着いてくd」

礼子「人が狙ってた獲物を横からかっさらうなんて許せないっ!」

ちひろ「えっ」



996:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 13:18:06.85 ID:cvFXbV7O0

礼子「周りには若い子だらけでいつ取られるかちょっと内心ヒヤヒヤしてたのに……」

礼子「それをこんな形で、しかも何処の馬の骨とも分からない女なんかに手をつけられたなんて……!」

ちひろ「えー…」

礼子「ちひろちゃんなら知ってるんでしょ!?ちょっとどんな女なのか教えなさいっ!」グイッ

ちひろ「あの、お、落ち着いてくださ…くるし……」

礼子「そいつに文句言ってやる!『あれは私のものよ!手だすんじゃない』って!」ギュゥゥゥ

礼子「文句だけじゃないわ!ひっぱたいてやった後プロデューサー君を取り戻して、私がホントの女ってものを彼に味わせてあげ……て」

P「」(うわぁー……)

礼子「あ、あらプロデューサー君、おはよう?いつからそこに……」パッ

ちひろ「きゅぅ」ドサッ

P「えっと…『人の獲物かっさらうなんて』って辺りから…です」ドンビキ

礼子「や、やぁねぇ居たのなら声をかけてちょうだい?それよりも枕なんて話本当?」

P「実はそれ……ちひろさんが考えたドッキリでして…」

礼子「ええっ!?じゃあプロデューサー君はまだそういう事も無くちゃんと童貞で」

P「ちょっ!?何言ってるんです!?そりゃ確かに枕なんて事は一切やってませんけど…」



998:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 13:20:50.32 ID:cvFXbV7O0

礼子「あ、あははやぁねぇ冗談よ冗談!そっちもドッキリしてきたんだからこっちもお返しよ?」

P「ぅゎー……」

礼子「ちょっと明らかに嫌そうな顔しないで!?」

礼子「ま、まぁ無事だって言うならそれでいいのよ!うん!」

P「えぇ、危うく私にまで襲い掛かられそうでしたが……」

礼子「そ、そんな事しないわ……」(多分

P「ちょっと今多分ってつかなかったですか」

礼子「アハハー」(棒

P「目そらさないで下さい……」

礼子「もう、ほんと驚いちゃったわ?こんな事されるなんて思ってもみなかったし……」

P「こっちもものすごい事聞かされて驚きましたがね……」

礼子「あ、あはは…あーっ、もうやめやめ!ドッキリしたからこのお話おしまいっ!」

礼子「もうっ、びっくりさせた罰として私を飲みに連れて行きなさいっ!」

P「流石に今までの流れで酒飲まされたらお持ち帰りされるのが目に見えてるんでお断りです」ノーセンキュー

礼子「ひどい!ちょっとは思っちゃってたけど!?」
                                     おわれ



999:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 13:20:54.90 ID:iWp3rmyWP

Cu9人 Co12人 Pa10人
10歳 : 佐城雪美(Co)
12歳 : 櫻井桃華(Cu) / 城ヶ崎莉嘉(Pa)
13歳 : 白坂小梅(Co) / 村上巴(Pa)
14歳 : 輿水幸子(Cu) / 池袋晶葉(Cu) / 神崎蘭子(Co) / 南条光(Pa) / 三好紗南(Pa)
15歳 : 五十嵐響子(Cu) / 前川みく(Cu) / 渋谷凛(Co) / 星輝子(Pa) / 喜多日菜子(Pa)
16歳 : 長富蓮実(Cu) / 佐久間まゆ(Cu) / 高森藍子(Pa)
17歳 : 双葉杏(Cu) / 古澤頼子(Co) / 城ヶ崎美嘉(Pa) / 諸星きらり(Pa)
18歳 : 上条春菜(Co) / 向井拓海(Pa)
19歳 : 
20歳 : 日下部若葉(Cu)
21歳 : 
22歳 : 
23歳 : 東郷あい(Co)
24歳 : 
25歳 : 木場真奈美(Co) / 服部瞳子(Co)
26歳 : 和久井留美(Co) / 三船美優(Co)
27歳 : 
28歳 : 
29歳 : 
30歳 : 
31歳 : 高橋礼子(Co)



1000:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/22(土) 13:21:07.28 ID:JMTb39YW0

書いてくれた人みんな闇飲ま
楽しかったよ


2020/06/18(木) /  SS TB(0) CM(0)

- Page Top -

プロフィール

ノワール

Author:ノワール
最近オセロニアはまってます。
あと猫好きです。猫可愛いですよね?
課金力はデレステと
パズドラに入れてます。
財布がヤバい・・・


Twitter:@Airtos25

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ