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SS17

漣「本当は?」曙「提督を愛してる」


1: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:00:14.62 ID:EhTmhc2eo

~七駆の部屋~


曙「あんのクソ提督! また潮にセクハラして……!」

漣「どーどー。せっかくのボノの可愛い顔が台無しだよ~?」

曙「潮も潮よ! もっとガツンと言い返さないとエスカレートするわよ!?」

潮「う、潮にできるかな……」

朧「出るとこ出たほうが早いんじゃないかな」

漣「ボーロはさらっと凄いこと言うねぇ」

曙「それが出来たら苦労はしないわ。艦娘の意見具申なんて、もみ消されるのがオチよ」

曙「全部クソ提督が悪いわ! 職権乱用でセクハラとか、サイテーもサイテーよ!」

漣「本当は?」

曙「私に構ってほしい」


2: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:01:16.05 ID:EhTmhc2eo
※東京03のパクリやで
他SSのネタ使い回しだけど許せ



曙「なぁっ……!?」

漣「ボノの寝てる時に耳元で呟き続けた甲斐がありましたなぁ(・∀・)」

曙「ちょ、何してくれてるのよ漣!」

潮「えっと、どういうこと?」

漣「ボノにはね、『本当は?』って質問すると逆のことを言っちゃう魔法をかけたのだよ。エッヘン」

朧「それって催眠術って言うんじゃ?」

曙「そんなくだらないことしてる暇があったらしっかり寝て体力回復させなさいよ!」

曙「ホント、七駆の恥さらしなんだから!」

漣「本当は?」

曙「かけがえのない仲間」

3: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:02:08.13 ID:EhTmhc2eo

曙「くぅ……!!!」

漣「ま、ざっとこんなもんですな」

潮「すごーい。あの曙ちゃんを素直にさせちゃうなんて」

曙「素直じゃない! 全部操られてるだけだし、口から出てるのはただの反対語だから!」

朧「本当は?」

曙「恥ずかしくて言えない本音」

4: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:03:01.98 ID:EhTmhc2eo

朧「なるほど、こうやって使うんだね」

漣「うーん、でも今のは50点ってところかな」

曙「朧……あとで見てなさいよ……!」

漣「つまりね、普段聞けないボノの"デレ"の部分が聞けちゃうわけですよ!」

曙「冗談じゃないわ! どうしてあんたたちなんかにイジられなきゃならないのよ!」

漣「本当は?」

曙「七駆のみんなと仲良くなりたい」

5: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:03:48.12 ID:EhTmhc2eo

漣「ktkr!」

潮「ほ、ホントにこれ曙ちゃん?」

朧「なんだか、可愛い……」

曙「~~~~ッ!!!!」

漣「んじゃ早速メインディッシュと行きましょう!」

曙「もう何も言わない!! 何聞かれても反応しないから!!」

朧「メインディッシュって?」

漣「もちろんご主人様について」

曙「んー! んー!」

潮「曙ちゃん、口をぎゅっと閉じてる……」

漣「ボノって実は提督ラブだよね」

曙「ハ、ハァ!? 何をどう間違ったらそうなるのよ!!」

漣「本当は?」

曙「提督を愛してる」

6: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:04:41.93 ID:EhTmhc2eo

曙「ギャーーーーーーー!!!!」

漣「ウマー♪」

曙「イヤーーーー!!! ウワーーーー!!!」

潮「曙ちゃん! 落ち着いて!」

朧「漣はこれがやりたいためだけに一か月毎晩遅くまで起きてたの?」

漣「ふっふーん。貴重なシーンだったでしょ?」

潮「ってことは、本当はやっぱり曙ちゃんって提督のこと嫌いじゃないんだね、よかったー」

曙「やっぱりって何よ!! なんでそうなるのよ!! 何が『よかったー』なのよ!!」

潮「だって仲が悪いよりは良いほうがいいと思って……」

曙「潮は知らないでしょうけど、潮がこの鎮守府に来る前は私にまでセクハラしてきてたのよ!? クソもクソ、クソオブザクソ提督よ!!」

漣「本当は?」

曙「また私にちょっかい出してほしい」

7: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:05:26.13 ID:EhTmhc2eo

曙「無いからぁ!! 一ミリもそんなこと思ってないからぁ!!」

漣「と言うことは、ボノは潮ちゃんに提督を盗られてヤキモキしてたんですねわかります」

曙「ちっがーーーーーーう!!!!」

潮「ご、ごめんね曙ちゃん。そうとは知らなくて……」

曙「なんで謝ってんのよ! ホントに私がクソ提督にセクハラされたいみたいになってんじゃないのよぉっ!」

漣「本当は?」

曙「提督に抱きしめられたい」

8: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:08:08.62 ID:EhTmhc2eo

曙「海の底には……何があるのか、な……」チーン

朧「轟沈しちゃったけど……漣も駆逐棲姫並だね」

漣「いつものボノの言葉の裏を知っておくと、可愛さ10倍増しになってヤバイことを二人にも教えてあげようと思いまして」

潮「うんうん、曙ちゃん可愛いよね」

曙「か、かわいくないし……」

漣「ボノもご主人様には可愛いって言ってもらいたいでしょ?」

曙「有り得ないわっ!!」

漣「本当は?」

曙「言ってもらいたい」

9: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:10:02.60 ID:EhTmhc2eo

朧「曙って、意外と乙女?」

曙「なんなのこの拷問……」

漣「拷問とは失礼な。自白強要してるわけじゃないんだからっ! 勘違いしないでよねっ!」

曙「覚えときなさいよ、漣……!」

朧「たしかにそうだけど、これって誘導尋問だよね?」

潮「鹵獲した敵にも有効かな?」

漣「いやいや、これは漣がボノ用に開発した対ツンデレ戦術だからね?」

曙「○すッ!! 漣、○すッ!!! 漣なんて大ッ嫌い!!!」

漣「本当は?」

曙「心から頼りにしてる」

10: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:10:57.36 ID:EhTmhc2eo

漣「あ、あはは……今のはガチっぽくてちょっとドキっとしたかも」

曙「うぅぅぅ……」

朧「漣は最古参だからね、あたしたちも信頼してるよ」

潮「ねー」

漣「や、やめてよみんなー。漣が照れてもしょうがないじゃん」

朧「次は曙に何を聞く?」

曙「ちょっと!! まだやるの!?」

漣「そりゃ、次はボーロのことをどう思ってるかじゃない?」

朧「そっか。ねえ曙、あたしのことはどう思ってる?」

曙「どうとも思ってない!! うぬぼれんな!!」

朧「本当は?」

曙「朧のことをもっと知りたい」

11: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:14:50.50 ID:EhTmhc2eo

曙「……今のは本音よ。認めてあげるわ」

朧「そ、そっか。こっちまで恥ずかしくなるなぁ……」

漣「ボーロはあんまり自分を前に出さないからね。もっと自分の意見とか気持ちとか言っていいんだよ?」

朧「うん。曙もそう言ってくれたし、ちょっと頑張ってみよっかな」

曙「他人の顔を伺うだけより100倍マシね」

潮「本当は?」

曙「朧は努力家かわいい」

12: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:16:04.04 ID:EhTmhc2eo

朧「あ、ありがと……えへへ」

曙「潮まで何やってんの!? クソ恥ずかしいんだけど!?」

潮「ひゃぁっ……」

漣「もー、ボノ? 潮ちゃんに大声で怒鳴ったらかわいそうでしょ?」

曙「私をおちょくろうなんて、潮のくせに生意気ね」

潮「あ、曙ちゃん、そんなつもりは……」

曙「あんたなんか提督の慰み者になっちゃえばいいんだわ!」

漣「本当は?」

曙「潮のおっぱいがうらやましい」

13: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:16:34.89 ID:EhTmhc2eo

曙「そ、そ、そ、そんなことないからぁっ!!!」

潮「は、恥ずかしいな……」

漣「ボノのちっぱいも素敵だぜ?」

曙「うっさい!!!」

漣「でもね、ご主人様は別におっぱいの大きさとか気にしてないよ?」

曙「え、そうなの?」

漣「お、釣れた」

曙「うがああああああ!!!!!」

14: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:17:33.40 ID:EhTmhc2eo

朧「やっぱり気にしてるんだね」

曙「どうでもいい!! クソ提督とか胸とかどうでもいい!!」

漣「自分にもっと胸があったら潮ちゃんとバトンタッチできるのになー(声真似)」

曙「[ピ―]!!!」

潮「でも、胸なんて無いほうがいいよ……?」

曙「だから私だって要らないって言ってるでしょ!!」

漣「本当は?」

曙「たまにマッサージしてる」

15: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:18:11.55 ID:EhTmhc2eo

曙「フンッ!! フンッ!! フンッ!!」

朧「突然腕立て伏せ始めた!?」

漣「それってむしろ筋肉ついてバストサイズ上がるんじゃない?」

潮「あたしは曙ちゃんがうらやましいよ? 曙ちゃんみたいにスマートになりたいな」

曙「潮……そ、そうね。あんたはもっとダイエットしなさい!」

漣「潮ちゃんは食べても全部胸に行くから必要ないよー」

潮「そ、そんなことないよ! 最近少し太っちゃって……」

漣「ボノのちっぱいもスタイリッシュで素晴らしい」

曙「もう頭に来た!! 一発殴らせなさい!!」

朧「本当は?」

曙「コンプレックスを褒めてもらえて嬉しい」

16: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:20:50.28 ID:EhTmhc2eo

曙「がるるるる……!!! がうがう!!! がうがう!!!」

朧「狂犬になって襲ってくる!?」

漣「夕立ちゃんの専売特許をトレスするなんて、曙恐ろしい子」

曙「がぶっ!!!」

漣「はにゃ~っ!! 痛い、痛いってば!! お尻はやめてッ!!」

潮「で、でも、提督が胸とか気にしないであたしたちのことをちゃんと見てくれてるのはホントだよ?」

曙「だからどうでもいいって言ってんでしょ! そんな情報!」

漣「本当は?」

曙「すっごい安心した」

17: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:22:02.35 ID:EhTmhc2eo

曙「泣くわよ!? キャラとか忘れて全力で泣くわよ!?」

漣「曙が! 泣くまで! いじるのを! やめない!」ドヤァ

朧「なんで漣がどや顔してるの」

潮「漣ちゃん、曙ちゃんがかわいそうだよ。もうやめよう?」

漣「だが断る」

曙「……ふん。潮にフォローされても嬉しくないわ」

曙「だいたい、さっきから胸が無いほうがいいとか、提督の本音を知ってたりとか、上から目線でうざいのよ!」

潮「うぅっ……」

曙「あんた何様のつもり!? 私に勝ってることを自慢したいの!?」

曙「一人だけ改二になるまで練度を上げてもらえて、ホントむかつく!!」

漣「本当は?」

曙「提督と一緒に居る時間が長くて羨ましい」

18: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:23:24.93 ID:EhTmhc2eo

潮「じゃ、じゃぁ曙ちゃんの錬度を上げてもらえるよう具申しておくね?」

曙「やめて……その優しさがつらい……」

朧「結構嫉妬深いんだね、曙って」

曙「だ、誰がクソ提督なんかのことで嫉妬してるって!? そんなわけないから!!」

漣「ついに何もせずとも本音が飛び出し始めましたなぁ」

朧「うん、今のはあたしでもわかった」

曙「もうどうすればいいのよッ!!」

朧「でも、潮のことを曙が嫌いになったらあたし嫌だな」

漣「で、そこんところどうなんですか曙さん?」

曙「大ッ嫌いだって言ってるでしょ!!」

漣「本当は?」

曙「七駆の天使」

19: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:24:08.46 ID:EhTmhc2eo

朧「なんか思考が漣に似てきてない?」

漣「うーん、ちょっとやり過ぎたか」

曙「許さない……っ! 絶対に許さないからぁっ!」

漣「でも良かったね潮ちゃん。ボノね、潮ちゃんのこと大好きだって」

潮「う、うん。でもね、そうなんじゃないかって思ってた」

朧「どういうこと?」

潮「お風呂上がりにタオル置いておいてくれたり、寝る前に布団を整えてくれたりしてるの、潮知ってるよ」

曙「さ、さぁ。一体なんのことかしら?」

朧「ここまで来てシラを切るつもりなんだ……」

曙「べ、べつにあんたたちのことを思ってじゃないから! 私がちょっと潔癖なだけよ!」

漣「本当は?」

曙「いつもひどいこと言ってるせめてもの罪滅ぼし」

20: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:24:47.99 ID:EhTmhc2eo

朧「そ、そうだったんだ……気づかなくてごめんね」

曙「うわぁぁぁぁん……ひぐっ、ぐすっ……」

潮「あ、曙ちゃん! 泣かないで!」

曙「これだけは知られたくなかったよぉ……」

漣「キャラ崩壊した泣き顔もそそられる……!」

朧「いい趣味してるなぁ漣は」

漣「でも、そんなの気にしなくてもいいのにね。ボノがホントは良い子だってみんなわかってるよ」

曙「……それはそれで負けた気がする」

朧「どっちもどっちだなぁ」

曙「私自身、自分が嫌われ者だってわかってるから。嫌われて仕方ないのも自覚してる」

曙「だから、そんな自分をよく見てもらおうなんておこがましいのよ」

漣「本当は?」

曙「みんなに嫌われたくない」

21: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:32:28.15 ID:EhTmhc2eo

曙「」ダキッ

潮「え、えっと、曙ちゃん……? ちょっと苦しいよ……」

漣「今は抱き留めてあげなよ、潮ちゃん」

潮「う、うん……よしよし。曙ちゃんは良い子だね」

曙「…………」グスン

朧「大丈夫だよ曙。この鎮守府に曙を嫌ってる人なんて居ないよ」

曙「……べつに、どうだっていいわよ」ギュッ

漣「鎮守府の全員にアンケート調査してこようか?」

曙「だ、だめ! やめて! あんたが言うとシャレにならないのよ!」

朧「提督に言えばいいんじゃない? 全体に通達するように」

曙「話を大きくしないで!!」

22: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:33:12.31 ID:EhTmhc2eo

漣「そだね、ご主人様にだけは曙の口から言ったほうがいいかも」

潮「そうだよ、きっと提督も曙ちゃんの本音が聞けて嬉しいと思うよ」

曙「……そんなことないわよ。だって、私のことを一番嫌ってるはずだもの」

朧「どうして? いつもクソ呼ばわりしてるから?」

曙「それもあるけど、昔漣が秘書艦だった時にね、ボロクソにこき下ろしちゃったから……」

漣「あー、あれはひどかったなー」

朧「どんな風に?」

漣「『どうせ私の裸が見たいだけなんでしょ!? ホント童貞はキモイわね!! あたしにだけは近づかないでくれる!? あんたと一緒になんて居たくないの!! どうせ脳内であたしのこと考えてるんでしょ!! ホントやめてよね、汚らわしい!! これからは極力接触しないでほしいんだけど!! 名前も呼ばないでくれる!?』」

潮「今思うと、全部反対なんだね」

曙「もう言い返す気力も無いわ……」

23: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:34:11.67 ID:EhTmhc2eo

朧「それで提督は基本大淀さんを中継してあたしたちと連絡取ってるんだ」

漣「第一艦隊の旗艦になる子は秘書艦になるから、レベリングされる子は提督といつも一緒だよね」

潮「う、うん。そうだね」

朧「そう言えば曙が一番錬度低いよね……」

曙「……自業自得よ。自分で蒔いた種だもの、もうあきらめてるわ」

漣「本当は?」

曙「提督に本音を明かしたい」

24: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:35:05.35 ID:EhTmhc2eo

曙「い、いや、そんなことは、ないから……」

朧「じゃぁ今の状態の曙を司令室まで連れて行く?」

曙「やめてッ!! お願いッ!!」

漣「うーん、それはボノのためにならないよ」

漣「自分から進んで言えるようになるまでは、七駆の間で本音を言う訓練しよう?」

曙「うぅ……べ、べつにそんなのしたくない……」

漣「ホ」

潮「ま、待って。漣ちゃん、もうそれを使わなくてもいいんじゃない?」

漣「……ここは潮ちゃんに免じて許してやろう」

曙「あんたに許される謂れが全く理解できないんだけど……」

25: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:35:36.27 ID:EhTmhc2eo

潮「曙ちゃんにはね、たまにでいいから本音でしゃべってほしいな」

朧「そうよ。あたしたち七駆の仲間でしょ?」

曙「……う、うん」

漣「ツンデレも嫌いじゃないけど、ボノが本音を言えなくて悩んでるのはもっと嫌だよ」

曙「……ありがと」

朧「素直が一番だね」

潮「曙ちゃんの良いところ、みんなにも知ってもらいたいなー」

曙「もうやめて……恥ずか死ぬ……」

26: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:36:33.57 ID:EhTmhc2eo

漣「それもこれも漣のおかげです! 感謝してよね」

曙「釈然としないわ……」

朧「この催眠術の効果っていつ頃切れるの?」

漣「え」

曙「え」

漣「……あ、漣、ご主人様に呼ばれてたんだった」タッ

曙「ちょっと待ちなさい」ガシッ

朧「……じゃぁ、『本当は?』って聞くのはあたしたちだけの秘密にしないとね」

潮「秘密を共有するのって嬉しいね、えへへ」

漣「ねぇ今どんな気持ち? ねぇねぇ(^Д^)」

曙「漣ィ!!! 歯ァ食いしばんなさい!!!」

27: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:37:46.36 ID:EhTmhc2eo

~司令室~


コンコン

漣「漣、入室します」ガチャ

大淀「あ、漣さん……って、どうしたんですかその顔? 腫れ上がってますけど」

漣「友情の証です!」

大淀「はぁ。それで、提督に御用ですか?」

漣「ご主人様から特務を預かってまして、遂行したのでご報告にあがりました!」

大淀「特務……?」

漣「コレを届けるよう言われてまして」

大淀「ICレコーダーですか」

漣「あ、あと、漣からご主人様へ伝言があります」

大淀「はい、なんでしょう」

28: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:40:25.85 ID:EhTmhc2eo

漣「『いつか本人が自分の口から伝えるので、その時までは胸にしまっておいてください』ってのでお願いします」

大淀「……承りました」

大淀「それで、データの中身を確認しても?」

漣「いいですよん♪」

大淀「それでは失礼して……」


ピッ


『 漣「本当は?」 曙「提督を愛してる」 』





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2018/09/17(月) /  未分類 TB(0) CM(0)

SS16



【艦これ】漣「ご主人様って頼み込めばキスくらいさせてくれそうかも!」




1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/17(火) 00:07:22.19 ID:U+g9xknG0

陽炎「……はあ?」

漣「だーかーらぁー!ご主人様なら頼めばキスくらいさせてくれそうじゃない?」

曙「漣、あんたまたバカになったの?」

漣「ムキー!!」

時雨「提督はすっごく真面目だからね」

長波「そうそう。ありゃー真面目と堅物を具現化した様な人間だぞ」

睦月「にゃはは、確かに笑ってるところを見た事ない気がするにゃしぃ」

黒潮「なんや不知火みたいな感じやもんなぁ」

漣「こうなったら実力行使!目にもの見せてやんよ!!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1484579241




2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/17(火) 00:12:01.77 ID:U+g9xknG0

漣「ご主人様~!」

提督「漣、入ってくるときはノックくらいする様いつも言っているはずだが」

漣「それどころじゃありませんよ~!大変なんです!たーいーへーん」

提督「何がだ」

漣「ご主人様の大切な漣が駆逐艦仲間からバカにされているんです!」

提督「そうか」

漣「リアクション薄っ!はいはい、仕事ストップ!ストーップ!!」



3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/17(火) 00:14:24.22 ID:U+g9xknG0

漣「そんな漣を救えるのはご主人様だけなんです!」

提督「漣」

漣「はい!」

提督「忙しいから後にして貰っていいか。三年後くらいに」

漣「はにゃー!分かりました!すぐ終わりますから!」

漣「漣にキスをしてください!」



4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/17(火) 00:17:35.73 ID:U+g9xknG0

提督「漣」

漣「はい!」

提督「また馬鹿になったのか」

漣「馬鹿じゃありませんから!」

提督「……馬鹿になったのか」

漣「さぁご主人様ー♪ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ♪ちゅーっとして貰えればすーぐ帰りますから」

漣「ちゅっちゅっちゅっちゅっ♪はーやーくー」

提督「漣」

漣「ちゅっちゅっちゅっ♪」

提督「頭がおかしくなったのか」



5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/17(火) 00:21:27.48 ID:U+g9xknG0

ガチャッ

陽炎「あっ、帰ってきた」

漣「ブチュウキター!!」

陽炎「なにあんたやっぱり馬鹿になったの?」

潮「さ、漣ちゃんを悪く言わないでください……!漣ちゃんは元からバカなんです……!」

漣「いやぁ~、ご主人様にもバカになったとか頭がおかしくなったのかとか心配されたけどね~」

漣「鳥の真似してちゅっちゅっ言ってたらチューしてくれましたよ!ええ!」

曙「漣、あんたバカなの?バカなのね」



24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/17(火) 23:59:41.08 ID:U+g9xknG0

漣「もう、なんなのさぁ!漣の言う事が信じられないとでも!?」

陽炎「うん」

漣「はにゃあ!」

曙「私も信じてないわよ」

潮「あ、あの……漣ちゃんもこう言ってますから……」

漣「潮ちゃーん……」

潮「もうそういう事にしてあげれば良いんじゃないでしょうか……」

漣「!」



25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/18(水) 00:04:25.47 ID:usYDIivs0

漣「納得いかない納得いかない納得いかない!何この勝負に勝って試合に負けた感じ!マジありえねぇ!」ジタバタ

陽炎「仕方ないでしょ。あんたの日頃の行いよ」

漣「じゃあ陽炎が行って確かめればいいだしょ!」

陽炎「嫌よ。ってかだしょって何よ」

秋雲「まぁまぁ、みんなここはこの秋雲さんに任せな!ちょーっと行って確かめてくるさぁー♪」

夕雲「それじゃあ夕雲型を代表して行ってきてくれるかしら♪」

陽炎「よし、陽炎型の末妹としてしっかり確認してくるのよ!」





26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/18(水) 00:09:15.61 ID:usYDIivs0

秋雲「提督提督ー」

提督「秋雲、お前にもノックくらいしろといつも言っているだろう」

秋雲「なになに?急に見られちゃまずい事でもしてるとかー?むふふっ」

提督「…………」

秋雲「おっふ……仕事ばっかしてないで何か言ってよ~」

提督「秋雲、ちょっと静かに」

秋雲「ねぇねぇ提督、漣ちゃんとキッスしたりしたー?」

提督「ああ、さっきな」

秋雲「マジで!?」

提督「秋雲、もう少し声のボリューム下げれないのか」

秋雲「えー、じゃあ秋雲さんにもキッスしてみー?ほれほれ♪」



27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/18(水) 00:12:53.60 ID:usYDIivs0

ガチャッ

陽炎「あっ、帰ってきた。どうだったー?」

秋雲「…………へ?」

夕雲「だからどうだったの?」

秋雲「うん……まぁ、普通にキスしてくれた」

陽炎「はあ!?」

漣「だしょ?だしょ!?ほーら、やっぱり頼めばしてくれるんだって!」

漣「あっ、でも漣以外ともあっさりした事に怒りを隠しきれませんけどね!!」





28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/18(水) 00:18:36.32 ID:usYDIivs0

陽炎「でも、ねぇ?」

陽炎「漣と同じで秋雲も信用できないって言うか」

夕雲「秋雲さんも色物枠だから……」

秋雲「あれ?いく前は陽炎型と夕雲型の代表みたいに言われてた筈じゃ」

漣「ちょっとちょっと!まるで私まで信用できないみたいに言われてるんですけど!」

陽炎「それに関してはあんたの姉妹も苦笑いしてるじゃない」





29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/18(水) 00:27:19.96 ID:usYDIivs0

陽炎「仕方ないわねぇ。ぬいぬい!」

不知火「なんでしょう」

陽炎「この子は無愛想で無口で何考えてるのかさっぱり分からないけど嘘だけは言わないわ」

不知火「とりあえず今の言動に対しゲンコツで殴らせてもらいます」ゴチン

陽炎「ぎゃふんっ!……ど、どうかしら?この子はやると言ったらやる!嘘はつかないわ!」

不知火「やれやれ。姉さんがそこまでこうべを垂れて頼み込むのなら協力するしかありませんね」





32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/19(木) 01:06:45.33 ID:3FWZqTWT0

コンコン

提督「ん」

不知火「不知火です。失礼してよろしいでしょうか」

提督「ああ、入ってくれ」

不知火「失礼します」


提督「…………」

不知火「なんでしょうか?……不知火に落ち度でも?」

提督「いや、他の連中と違って不知火はしっかりしていると感心していた」

提督「姉として秋雲にもよく躾けておいてくれると助かる」

不知火「分かりました」

提督「すまんな。本当なら長女に言うところなんだが……どうも秋雲は陽炎に似てしまったらしい」



33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/19(木) 01:10:07.08 ID:3FWZqTWT0

不知火「司令、そろそろ本題に入ってもよろしいでしょうか」

提督「なんだ?」

不知火「司令は漣さんや秋雲とキスをしたんでしょうか?」

提督「ああ。不知火も知ってるって事は罰ゲームか何かだったのか?」

不知火「いえ」

提督「今忙しいから罰ゲームのネタに使うなと伝えておいてくれ」

不知火「了解しました。では失礼します」



34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/19(木) 01:15:15.79 ID:3FWZqTWT0

ガチャッ

陽炎「帰ってきたわね」

秋雲「どうだった!?ちゃんとしたって言ってたでアイタタタ!はひ?はんへふへはれへるほ!?(なに?なんでつねられてるの!?)」

不知火「司令からしっかり躾けるように言われて来ました」

漣「あははっ、怒られてやんのぁたたたたた!!」

不知火「あなたも躾けの対象です」

陽炎「ちょっとまずいわよ。他の姉妹の子に躾けなアイタッ!!あだっ、イタイイタイ!?なに!?なんで頭突き!?」

不知火「あなたの躾けも頼まれました」



35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/19(木) 01:24:09.66 ID:3FWZqTWT0

不知火「さて、一通り躾けが終わったので言いますが、どうやら2人の言っていた事は本当の様です」

陽炎「マジで!?」

不知火「マジです」

漣「ほれほれ!いったじゃん!」

陽炎「うーん……信じられないけどこの子が嘘つくなんて思えないし……」

秋雲「もしかしてぬいぬいちゃんもキスしてきたとか?」

不知火「いえ、不知火はそれだけ聞いて戻ってきました」

陽炎「はあ!?あんたバカァ!?いたいっ、ごめんなさい!」

黒潮「せやけどこれは陽炎の言う通りや。この流れから行って提督は



43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/20(金) 00:54:59.07 ID:mpYXNYUa0

黒潮「司令はんは、なあ!あれやで?」

不知火「なんですか」

黒潮「漣ちゃんや秋雲が同じ様に来てキスして行ったんや。そらもう不知火がそう言う話題出して来たら期待してしまうやろ?」

不知火「つまり司令は不知火がキスをすると思ったと?」

黒潮「それやのになーんも無しで帰って来てしまうやなんて、そらあんまりにも殺生やで」

不知火「そうでしょうか?」

黒潮「せや!わかったら早よぉ行ってキスして来たり」

不知火「不知火が司令に……分かりました」

黒潮「フヒヒ、こりゃおもろい事になってきよったで……」



44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/20(金) 00:58:43.61 ID:mpYXNYUa0

不知火「それでは行ってきます」

黒潮「きーつけてなー」

ガチャッ

不知火「!」

金剛「フッフッフッ…………」

暁「金剛さん?」

金剛「手作りクッキーをたくさん焼いたのでおすそ分けに来たのデスガ……いい事を聞いたデース」

不知火「いい事?」

金剛「とぼけても無駄デース!今なら提督に頼み込めばヤラせてくれると言ってるのたネ!」

不知火「卑猥な言い方はやめてください」



47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/20(金) 01:03:49.71 ID:mpYXNYUa0

金剛「と言うわけで私は今からクッキーをを持って行ってお礼に提督としっぽり子作りキメてやりマース!」

不知火「やはりキスで子供が出来るんですか?」

金剛「ヘイヘイ、そんなお子ちゃまにはクッキーをあげるから部屋で食べていればいいネ!」

金剛「さぁ、提督の待つ執務室へー……ゴー!」

黒潮「ちょっ、まちぃな!!」

金剛「待てと言われて待つバカはいないね!提督のアレをアレするのは私デース!」スタコラサッサ

雷「金剛さん!まって!!」

雷「このクッキー、金剛さんが1人で作ったんですよね!?妹さんは手伝っていませんよねー!?」



48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/20(金) 01:09:34.50 ID:mpYXNYUa0

天津風「匂いは大丈夫みたいね……島風、あんた食べて見なさいよ」

島風「おっふ……」

白露「イッチバーン、イッチバーン、イッチバーンバーン」

白露「あれ?こんな所にクッキーが!白露がイッチバーンにいっただきー♪」

夕立「ぽぽぽ、食べちゃ危……モゴモゴ!」

時雨「夕立、少し静かにしててね……白露、それで味はどうかな?」

白露「うん!おいしいおいしい!」

時雨「そう。じゃあ皆、僕たちもいただこうか」



49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/20(金) 01:14:50.28 ID:mpYXNYUa0

金剛「ノオオォォォォー!!!!」

ガチャッ!

金剛「よくも騙してくれたネ!」

雷「金剛さん、ごちそうさま。とっても美味しかったわ」

時雨「紅茶が欲しくなる味だったね。最高だったよ」

金剛「どういたしましてー……じゃなくて!全然キスとかしてくれなかったデース!」

漣「えっ?」

陽炎「ちょっと、どう言う事?やっぱり嘘だったの?」



50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/21(土) 00:59:01.38 ID:+pBt7Tec0

不知火「不知火は嘘などついていませんが」

漣「その通り!漣達は無実なのです!」

曙「無実ってなによ」

黒潮「でも金剛はんえらいおこっとったしなぁ」

陽炎「そうね。この子ってば嘘はつかないけど変な冗談は言うから」

陽炎「おまけに無表情でわっかりにくい冗談なのよね。無愛想って言うか」

陽炎「未だにシャンプーハットないと頭洗えないし、あと寝るときは指吸ってるし」

陽炎「この前試しに指を口元にやったら朝まで吸われてふやけちゃったし」

陽炎「あー、あと夜に1人でトイーー」

ゴスンッ!!

不知火「いい加減にしないと殴りますよ」



51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/21(土) 01:03:14.20 ID:+pBt7Tec0

不知火「だいたいそこまで信用出来ないなら自分で行けばいいじゃないですか」

陽炎「やーよ。いきなりキスしてなんて馬鹿な事頼めるわけないじゃない」

不知火「本当にぶん殴りますよ」

陽炎「どこかに真面目で絶対に嘘をつかないような子はいないかしら」

大潮「はいはい!それなら大潮いい人を知っていますよー!ほい!」

朝潮「えっ?えっ??」

陽炎「なるほど!朝潮ちゃんの言う事なら間違いなさそうね!」



54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/22(日) 00:10:53.76 ID:k7b4Zozf0

陽炎「朝潮ちゃん、お願い!真実を突き止めるにはあなたの協力が必要なのよ!」

夕雲「確かに朝潮さんなら真面目ですから、真偽に関わらずどう言う結末になったとしても許されそうね」

陽炎「うちの不知火がもっと人徳があって清らかならこんな事にならなかったのに」

陽炎「ごめんなさい、うちの不知火がこんな信頼度しかないばっかりに朝潮ちゃんの手をわずらわせちゃって」

陽炎「ほら、あんた達も姉妹として不知火の不甲斐なさを詫びなさい!」

黒潮「い、いや、うちは不知火は頑張っとると思うで……?なぁ?」

浜風「はい。不知火姉さんは素晴らしい人柄です」

陽炎「はあ!?何言ってんのよ!もっと…………あっ」

ヒュンヒュンヒュン……ッ



55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/22(日) 00:18:11.09 ID:k7b4Zozf0

ヒュンヒュンヒュン……

磯風「あの体を小さく縮こませて頭を振り子のように振りながら∞を描くスタイルはまさか……」

黒潮「ああ、まちがいあらへんよ。アレは古より伝わりし伝説のブロー。ヌイプシーロール……!」

黒潮「左右から連続して放たれるフックは全てが一撃必殺の正に大砲。目標は死ぬ!」

綾波「でしたら止めた方が良いのでは……」

黒潮「せやな。……すぅーっ」

黒潮「しっらぬい!しっらぬい!!」





56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/22(日) 00:28:33.63 ID:k7b4Zozf0

陽炎「ヌイプシーロール?面白い。また返り討ちにしてやるわ!」

不知火「……」

ボッ!!

涼風「いけいけ~!火事と喧嘩はでかい方が良いって言うしよぉ!」

漣「はにゃぁ!確かに凄まじい連打……でも全て両手でブロックしてる!」

時雨「確かに体は殴られてサンドバッグのように左右へ揺れているけど両者ともに腰を落として拮抗状態だね」

陽炎「どうしたのよ不知火!そんな事じゃこの陽炎は倒せないわよ!」

不知火「でしょう、ね!」

バキッ!

陽炎「かはっ……!アッパー……?まさか完成させたと言うの?新型ヌイプシーロール……!」

黒潮「左右の動きにプラス縦の動きまで!?こりゃえらいこっちゃで……!」

朝潮「あの……そろそろ行ってもよろしいでしょうか」

黒潮「ああ、よろしゅう頼むわ」

曙「ってかいい加減止めなさいよ。何これ」



57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/22(日) 00:33:24.72 ID:k7b4Zozf0

黒潮「はいはい、3分経ったから試合終了やでー」

暁「ね、ねぇ……陽炎さんと不知火さんって仲が悪いの?」

黒潮「はい?」

雷「だってあんなボロボロになるまで!」

黒潮「いやいや、あの2人はなんやかんや仲はええよ?多分陽炎型で1番仲ええんちゃうか?」

黒潮「ほれ、見てみぃ」


不知火「新型ヌイプシーロールでも倒しきれないなんて……さすが姉さんといった所ですね」

陽炎「そっちこそ。腕を上げたじゃない」

ダキッ


曙「いやほんと、何この茶番」



58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/22(日) 00:41:22.52 ID:k7b4Zozf0

黒潮「せや、面白いもん見せたるわ。これは前、夜中に撮った動画なんやけどなあ」



陽炎「むにゃむにゃ…………んー……ん?不知火……?」

不知火「はい」

陽炎「はいじゃないわよ。なにそんな所で突っ立ってんの?風邪ひくわよ?」

不知火「姉さんのベッドに入れてもらうタイミングを見計らっていました」

陽炎「バカねぇ。そんなの見計らってないでサッサと入りなさいよ」

不知火「はい」





59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/22(日) 00:46:53.53 ID:k7b4Zozf0

陽炎「わっ、冷たっ……どんだけ突っ立ってたのよ?」

不知火「30分くらいですね。気持ち良さそうに寝ていたので起こすに起こせませんでした」

陽炎「あんたねぇ。ほんとバカ」

陽炎「妹たちにならともかく、なにたった1人の姉に気を使ってんのよ」

不知火「すみません」

陽炎「いい?あんたにとって私だけは姉さんなんだから甘えてりゃいいのよ」

不知火「しかし妹達の手前、いくら姉さんとは言え甘えるわけには」

陽炎「だからみんなが寝静まった深夜に甘えたくて来たんでしょ」

不知火「……はい」



60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/22(日) 00:50:22.10 ID:k7b4Zozf0

陽炎「で?どう甘えさせて欲しいのよ?」

不知火「では冷えてしまった手でも握っていただければ」

陽炎「何言ってんの。冷えてるのは体全体でしょ。ほら、全部あたためてあげるからもっとこっちきなさい」

不知火「はい」





67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 00:54:00.01 ID:HZ6FwX1W0

不知火「何を見ているんですか」

黒潮「不知火の赤裸々な姿やん」

不知火「あなたも殴りますよ」

黒潮「殴れるもんなら殴ってみい!」

不知火「良い度胸ですね」

黒潮「言うとくけどなぁ!うちは陽炎とちごーて打たれつよー無いから骨とかバッキバキに折れるで!!」

黒潮「ここにおる子達の前で一生もんのトラウマを植え付ける気か!ほんまスマンかった!かんにんや!」

不知火「……もう良いです」




68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 01:00:16.64 ID:HZ6FwX1W0

コンコン

提督「はい」

朝潮「朝潮です!失礼してもよろしいでしょうか!」

提督「今度は朝潮か。今日はやけに客が多いな……開いてるから入ってくれ」

朝潮「失礼します!」


朝潮「すごい書類の山ですね……」

提督「そうなんだ。いきなり今日中に仕上げろと。まったく……上もふざけた事を言ってくれる」

朝潮「申し訳ありません。朝潮もお手伝いしたいのですがこれは……」

提督「気にするな。こう言う読み書きだけのくだらないのは大人の仕事だ」

朝潮「そうでしたか。では読み書きだけのくだらない仕事は司令官にお任せします!」





69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 01:04:00.84 ID:HZ6FwX1W0

提督「…………」

朝潮「…………」

提督「……朝潮、何か用があってきたんじゃ無いのか?」

朝潮「はい。ですが司令官のお仕事が終わってからで大丈夫です」

提督「これ、今日中に終わるか怪しいぞ」

朝潮「この朝潮、いつまででも待つ覚悟です!」

提督「ジッと見られてると集中できないんだが」

朝潮「これは失礼しました。では終わるまで壁を見ていますので、終わったら一言かけてください」

提督「はぁ……」



70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 01:07:47.82 ID:HZ6FwX1W0

提督「分かった。じゃあ今から少し休憩しよう」

朝潮「それは良い考えですね。適度な休憩は仕事効率や御身体にも良いと思います!」

提督「ああ。で?朝潮の用はなんなんだ?休憩の合間に聞くぞ?」

朝潮「いえ、せっかくの休息をお邪魔するわけにはいきませんから」

提督「ならコーヒーをいれてくれ。それを飲みながら話を聞こう」

朝潮「了解いたしました!」



71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 01:13:32.81 ID:HZ6FwX1W0

朝潮「ブラックで良かったでしょうか?」

提督「ああ。で?話は?」

朝潮「その、司令官は頼まれればキスをするのでしょうか?」

提督「今日はいったいなんだ?バツゲームじゃないなら駆逐艦全員が思春期か?」

朝潮「それが……キスをして貰えたかどうかでちょっとした揉め事がありまして」

提督「漣か……」

朝潮「えっと……もし本当なら朝潮にもキスをしていただけないでしょうか……!」



72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 01:23:17.68 ID:HZ6FwX1W0

ガチャッ

陽炎「あっ、帰ってきたわよ!どうだった!?」

朝潮「あの…………」

陽炎「ん?」

朝潮「凄くよかったです」

陽炎「え?」

朝潮「以前に本でキスとは甘酸っぱくて爽やかだ、と記載されていましたが……」

朝潮「司令官とのキスはあたたかくて、コーヒーの香りがして……手に力が入ってしまうんですけど身体の力は抜けていて」

朝潮「気付くとキスをいただいたはずのこちら側から司令官の唇を追いかけてしまっていて」

朝潮「朝潮は司令官とのキスが大好きな様です!」

陽炎「どうしようキスしたかどうかを聞いたのにキスの感想を言い始めたわよこの子」



77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 22:55:53.87 ID:tbjEQQ910

陽炎「とにかくこれで司令は頼めばキスさせてくれるってのが本当だって証明されたわね!」

不知火「色々と腑に落ちませんが……では何故金剛さんは断られたのでしょうか」

黒潮「そりゃーやっぱり日頃からアピールし過ぎとるからちゃう?こう言うんはギャップが大事なんよ」

ガチャッ

那珂「話は聞かせて貰ったよ!」

暁「あっ、那珂ちゃんだ」

那珂「恋愛禁止のアイドル那珂ちゃんがぁー、キスして欲しいなんて言ったらギャップありありだよね!キャハッ♪」

那珂「と言う訳で那珂ちゃん行きまーす!」



78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 23:05:28.72 ID:tbjEQQ910

ドタドタドタドタ

那珂「ビェーーン!!」

不知火「あら、那珂ちゃんさん」

那珂「提督にキスしてあげても良いって言ったのに断られたぁー……」

不知火「そうですか」

那珂「アイドルの那珂ちゃんがキスしてあげるって言ったのに断ったんだよ!?ありえないよね?ねっ?」

不知火「そうですね」

那珂「今ならキスし放題って情報も間違ってたし、激おこだよ!」

不知火「そうですね」

那珂「うーん……でもよく考えたらそれもそうか!みんなのアイドルにいきなりキスを迫られたら普通は困っちゃうよね!那珂ちゃん早とちりしちゃった!キャハッ♪」

不知火「そうですね」

那珂「もう、提督ったら見かけによらずウブなんだから♪よーし、部屋に戻ってお肌の手入れしよー」


陽炎「相変わらず賑やかな人ね……不知火、あんたがよく相手してたわね」

不知火「そうですね」

陽炎「なんだ、リピートモードか」



79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 23:11:01.29 ID:tbjEQQ910

夕雲「どうして那珂ちゃんさんはダメだったのかしら?」

黒潮「もしかして司令はんって……ロリコンなんちゃうか?」

陽炎「うーん……」

不知火「それはどうでしょうか」

陽炎「うわビックリした。急に動かないでよ」

不知火「仮にも那珂ちゃんさんは末っ子、見た目も頭の中身も軽巡の中ではかなり幼いです」

陽炎「そうね……それは逆に駆逐艦の私たちにも当てはまるわ」

不知火「はい。色々と幼い軽巡はダメでしたが、色々と大人びた駆逐艦はどうなのかという話です」

浜風「……?いまこちらを見ていましたか?」

長波「あー……なんか見られてる気がするな……」



80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 23:16:16.28 ID:tbjEQQ910

夕雲「長波さんは身長も高くてでるところは出てるわよね」

長波「うえ!?」

夕雲「大人びた長波さんがダメなら提督はロリコンの疑いが……オッケーなら駆逐艦専門って事かしら」

長波「ちょっ、待って。それなら夕雲姉でも良くないか?大人びた感じってだけなら夕雲姉だろ!」

夕雲「長波さん、行ってきてくれるわよね?」

長波「……は、はい」



81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 23:24:10.04 ID:tbjEQQ910

長波「ったく、なんであたしがこんな事……」

コンコン

提督「はい」

長波「あー、提督?あたし、長波だけど。入るぞー」


長波「うーわ、何だこの書類の山」

提督「月末だからな」

長波「へー」

提督「何か用か?」

長波「ん?いや、大した用じゃないんだけどさ。……き、きすとか、してみても良いか?」

提督「お前もか。なんか度胸試しか罰ゲームみたいなのが流行ってるのか?」

長波「そういうんじゃなくて!ただしたくてさ……」



82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 23:32:57.81 ID:tbjEQQ910

ガチャッ

陽炎「あっ、帰ってきた」

夕雲「どうだったかしら?」

長波「いやー、あはは……。いちいち報告するのってなんか恥ずかしいな」

朝霜「おおー、その感じだとやったんだな!」

長波「まあ……一応……」

漣「つまりご主人様は駆逐艦のいう事ならなんでも聞いてくれる!キタコレ!」


風雲「それにしても長波、なんでそんなに汗だくなのよ?」

長波「だってキスって男の膝に乗って身体を擦り付けながら唇を引っ付けて舌を入れたり舐め合ったりするんだろ?密着するわ緊張するわでさー」

風雲「はい!?な、なな、なによその内容!?」

長波「は?だって秋雲がそうするのが普通だって。な?秋雲……あれ?秋雲?…………あいつ!どこ行きやがった!!」



83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 23:39:28.11 ID:tbjEQQ910

漣「これは駆逐艦にのみ与えられた特権!神の権利!」

卯月「わぁーい♪うーちゃんもしれいかんとチュー♪」

潮「わ、私も……」

漣「ノンノン!漣が思うにキスはお願いの一例であって、おそらく何でも言うことを聞いてくれるはずなのです!」

陽炎「な、なんでも……」

漣「そう、例えそれがセックスであっても!!」

曙「馬っ鹿じゃないの?」





84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 23:46:30.49 ID:tbjEQQ910

漣「何も恥ずかしがる事はありません!セックスは恥ずかしい事じゃないんですよ!ぼのたん!」

曙「せっ……せっ、く…………とか言うな!バカ!」

漣「どうして恥ずかしがるんですか!セックスを口に出すのが恥ずかしいみたいな反応は良くないと思うのですが!」

漣「考えてもみなさいなお嬢さん。私たち艦娘は燃料、鋼材、弾薬、ボーキサイトで戦うために作られてるんですよ?」

曙「だからなによ」

漣「じゃあ何故兵器ではなく女の子の形で完成してるんですか!どうしてこんな肉質、体型も多種多様!」

漣「潮ちゃんみたいなボインちゃんからぼのたんみたいなペチャンコまで!」

曙「ぶん殴るわよ」

漣「きっと漣達は海で戦いつつもご主人様とセックスする為に作られたんです。……セックス」

曙「あんたそれ言いたいだけでしょ」



85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 23:52:29.21 ID:tbjEQQ910

漣「確かに裸を見られるのは恥ずかしい事かもしれません。ええそりゃもう恥ずかしいですとも!」

漣「でもセックスという行為自体を恥ずかしいと思うのは間違いだと言い切りたい!」

曙「う、うっさい!」

秋雲「そうそう、セックスはなーんにも恥ずかしくないっしょー?」

長波「あいつ!」

秋雲「男女がセックスして、新しい命が生まれる。すっばらしいじゃないさぁ♪」

秋雲「そうそう、艦娘と提督がセックスして、それをネタに私が夏コミで新しい命をーー」

曙「あんた本音が漏れてるわよ」



87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 08:39:07.22 ID:D4I4BcWO0

雪風「なんでもって事はお小遣いが貰えちゃったりするんでしょうか!?」

皐月「ボクは頭撫でてもらいたいなぁー♪」

如月「皐月ちゃんったら、いつも何か言いたそうにしていたもんね♪」

皐月「えへへ、司令官はいつも機嫌悪そうな顔してるから頼み辛くてさ」

夕立「夕立、いーっぱいケーキ食べたいっぽい!」

暁「まったく、みんなお子様なんだから。レディーならもっと大人っぽいお願いしなさいよね」

電「電も司令官さんとケーキ食べたいのです」

雷「せっかくだから私達でケーキを作って司令官と食べましょ!」

響「それはいい考えだね。きっと司令官も喜ぶ。レディーな暁は他のお願いみたいだし代わりに夕立が入ってくれるかい?」

夕立「ぽい~♪」

暁「ふえぇ……ちょ、ちょ、ちょっと、仕方ないから私も付き合ってあげるわよ!」



88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 08:45:37.36 ID:D4I4BcWO0

陽炎「まったく、みんなお子様なんだから」

不知火「大丈夫ですか?さっきの暁ちゃんみたいなセリフを吐いて」

黒潮「陽炎は何をお願いする気なん?」

陽炎「私は部屋を作って貰うわ!」

浜風「自分専用の個室……ですか?それは流石に無理があるんじゃ……」

陽炎「1畳でも2畳でも良いのよ!ベッドさえ置ければ」

黒潮「まさか!その部屋に司令はんを連れ込んで組んず解れつな事を……!」

陽炎「なんで司令を連れ込むのよ?ねぇ、不知火」

不知火「どうして私に話を振るんですか」



89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 09:00:19.42 ID:D4I4BcWO0

陽炎「最近は陽炎型も大所帯になってきたでしょ?だから不知火が私に甘えられる部屋が必要かなって」

不知火「不知火はもう甘えたりしません。妹も沢山できましたし」

黒潮「もう?」

陽炎「陽炎型が私達2人だけの時は凄かったのよ?お風呂は一緒で髪だって私が洗ってあげてたし、外に出る時は必ず手を繋いでたんだから」

如月「あら~」

不知火「あれは後から勝手に入ってきたり無理やり手を握ってきたんじゃないですか」

陽炎「ベッドも一緒で寝る時は手を繋いでたし、不知火はお姉ちゃん大好きって言ってたんだから」

黒潮「なんやそれ、それは流石にちょっと……萌えるなぁ」

不知火「全部無理やりです。姉妹はベッド一つで寝るのが鎮守府の決まりと嘘をつき、その後のも言わないと泣き出すから仕方なく」





90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 09:07:54.25 ID:D4I4BcWO0

黒潮「でも確かに陽炎は不知火の事よー気にかけとるよなぁ」

浦風「確かに。なーんかある毎に不知火はー?不知火はー?言うちょるのう」

陽炎「この子ってば無愛想だから初対面だと勘違いされちゃうでしょ?だから私が付いていてあげなきゃダメなのよ」

不知火「と、勝手に言っているだけです」

黒潮「はあぁー、でもええなぁ。うちも不知火にお姉ちゃん言われてみたいわ」

磯風「私も言われてみたいものだ」

浜風「そうですね。それは……かなり言われてみたいです」

浦風「外出た時に手握って来られたりしたら抱きしめてしまいそうじゃなぁ♪」

不知火「あなた達は私の妹じゃないですか。バカなんですか」

黒潮「うちは今ここに、ぬいぬいに甘えられ隊を結成するで!」



91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 09:19:06.70 ID:D4I4BcWO0

夕雲「とにかく提督のいる執務室へ行きましょうか♪」

陽炎「でもこんなに大勢で行ったら大行列になるわね……」

白露「じゃあ1人の持ち時間はいっち……分で交代ね!」

夕雲「1分!?」

巻雲「夕雲姉さま?」

夕雲「1分じゃ服を脱いだら終わりになっちゃうわね……」

巻雲「夕雲姉さま?」

漣「まぁとりあえず並ぼう並ぼう!ほいさっさー♪」

陽炎「あっ、人数が多いし1人1回づつにしましょ。漣はもうやったから終わりね」

漣「マジで!?でもが朝潮ちゃんも行ったのに!?」

陽炎「朝潮ちゃんは可愛いからセーフ。いたたっ!何でつねるのよ!」

不知火「……いえ、別に」プイッ

黒潮「はっわぁ……♪」

長波「あたしと秋雲は1回行ったし2人で話しがあるからパスで良いぞー」

秋雲「はわわわわ……」



101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/31(火) 00:19:45.84 ID:rBMbG19G0

鈴谷「あーあ、今日も暇ー」

熊野「平和な証拠で良いじゃない」

鈴谷「ん?なにあれ?」

熊野「確か提督が駆逐艦のお願いを聞いてくださるとかなんとか」

鈴谷「ええー、いいなー。鈴谷新しいスマホ欲しいんですけどー」

熊野「子供の特権なんでしょ。並んでる子を見てごらんなさい、暁さんに響さん、雷電さんに瑞鳳さん……」

鈴谷「あれ?暁型って四姉妹じゃなかった?」

熊野「さあ……どうだったかしら?」

鈴谷「あーあー、スマホ欲しいなー」





102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/31(火) 00:25:04.97 ID:rBMbG19G0

皐月「司令官、司令官!」

提督「どうした?」

皐月「ボク毎日遠征頑張ってるんだよ!だからね?ね?頭撫でて欲しいなーって」

提督「……」

皐月「……ダメ?」

提督「いや、全然構わないんだがな。いつも避けられてるような気がしてて少し驚いた」

皐月「だって司令官いっつも怖い顔してたからさ」

提督「そうか?」

皐月「ほらほら、時間が無いんだから早く撫でてよー」

提督「うむ……」ゴシゴシ

皐月「いたっ、いたたっ!司令官頭撫でるの下手すぎだよ!」

提督「すまん」

皐月「これは訓練が必要だね。これからは毎日ボクの頭を撫でる事!いい?」

提督「わかった」

皐月「えへへ」



103: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/31(火) 00:30:14.47 ID:rBMbG19G0

雪風「しれぇ!」

提督「ん」

雪風「おこづかいをください!」

提督「小遣いって、いくらいるんだ?」

雪風「二百円です!」

提督「無駄遣いするんじゃ無いぞ」

雪風「はい!大丈夫です!」

提督「何を買うんだ?」

雪風「しれぇの誕生日プレゼントです!あっ、内緒でした!忘れてください!」



時津風「あー、雪風ー。しれーおこづかいくれたー?二百円」

雪風「それがなんだか変な紙を貰いました。一万円札らしいです」

時津風「えー、一万円札ー?こんな紙がー?ありえないよー」



104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/31(火) 00:37:13.34 ID:rBMbG19G0

提督「……全然仕事が進まないな」

瑞鳳「てー、いー、とー、くっ♪」

提督「どうした?」

瑞鳳「お願いがあるんだけどー……日本酒新しいのあけてもいい?」

提督「ダメだ」

瑞鳳「ええー!どうして!?今日は駆逐艦のいう事なんでも聞いてくれるって聞いたのに!」

提督「お前、軽空母だろ」

瑞鳳「今は身も心も駆逐艦です!」

提督「ならジュースにするんだな。うちの鎮守府は駆逐艦アルコール禁止だぞ」

瑞鳳「うぐぅ……。じゃあキスして!」

提督「さすがに鎮守府内で駆逐艦の子供以外とキスなんてしたら問題だろ?」





106: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/31(火) 00:43:54.27 ID:rBMbG19G0

瑞鳳「ただいまー……」

飛鷹「あら、分かりやすい表情で帰ってきたわね」

隼鷹「やーっぱ無理だったかぁ」

瑞鳳「お酒どころか駆逐艦じゃないからってキスも断られたんだから!あーん、ショックなんだけど!」

千代田「なにがよくてあんなのとキスしたがるのよ」

千歳「あら、私は好きよ♪」

飛鷹「でもよかったじゃ無い。大人扱いしてもらえて」

瑞鳳「それは……」

ガチャッ

龍驤「いやー、流石にあかんかったわぁ!」

隼鷹「瑞鳳もダメだってさー」

龍驤「まぁチューはしてくれたけどなぁ♪なんでもいう事聞いてくれる言うんはホンマやったみたいやな!アッハッハ」

飛鷹(龍驤、あんた……瑞鳳以下……)

千代田(駆逐艦……)

龍驤「あ?なんや?みんなうちの顔ジロジロ見て?ん?」



122: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/01(水) 23:32:36.77 ID:6ATZPOJ/0

漣「ふーむ、どうやらみんな一巡して部屋に帰ったかー」

漣「ふむふむ……ふひひっ」

漣「誰もいないって事は2回目行っても問題ないデース♪ほいさっさぁ♪」

漣「ごーしゅじーんさまー♪」

曙「…………」

漣「ヒェッ……」



123: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/01(水) 23:35:47.88 ID:6ATZPOJ/0

漣「ぼ、ぼぼ、ぼのたん?そんな所でなにやってんの!?」

曙「別に。それよりあんたこそこんな所で何やってんのよ?」

漣「漣!?さ、漣さんはねぇ~……散歩!そう、夜のお散歩!」

曙「どうせ自分だけもう一回あのクソ提督に言う事聞いてもらうつもりだったんでしょ」

漣「はうっ……!」



124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/01(水) 23:39:18.25 ID:6ATZPOJ/0

曙「ほんっと、あんたのやりそうな事なんてワンパターンで分かりやすすぎなのよ」

漣「くうぅ……なんも言えねぇ……」

曙「抜け駆けなんてバカな事しないでサッサと部屋に帰りなさい」

漣「ちぇー」

曙「……」

漣「ぼのたん?どったの?」

曙「は、はあ?なにが?」

漣「いやいや、だから早く部屋に帰りましょーって」

曙「あ、あんたは先に帰ってなさいよ。私はまだちょっと……」

漣「ん?んん?んんんんん?ほーん?」グイグイ



125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/01(水) 23:43:49.59 ID:6ATZPOJ/0

曙「うっとうしいわね!!」

漣「そう言えばぼのたんってご主人さまにまだお願いしてなかったよねー?」

曙「別に私は……」

漣「もしかして、もしかして、みんないなくなってからコッソリ来たとか?」

曙「違うわよ!私は別にクソ提督からしてもらいたい事なんてなにも」

漣「キィーッス」

曙「!」ボノッ

漣「ぼのたん、キスしてもらいたくて来たとかー……なーんて、ぼのたんに限ってありえないか」

曙「あ、ああ、あ、あたりまえよ!なんで私がクソ提督なんかと、キ、キキ、キスしなきゃなんないのよ!」

漣(わかりやすいなぁー)



126: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/01(水) 23:47:58.51 ID:6ATZPOJ/0

漣「まぁそれは置いといて。今は執務室行かない方が良いよー?」

曙「はあ?」

漣「実を言うと漣も執務室に用があったんだけどねぇ……先にミッチーがいたわけよ」

曙「ミッチー?って満潮のこと?」

漣「そそっ、ミッチーもぼのたんと同じでご主人さまにお願いしてなかったんだけどね」

漣「やっぱり聞いてもらいたいお願いがあったみたいで」

曙「ふーん、あの満潮がねぇ。いっつもクソ提督にキツくあたってるくせに」

漣「どの口が言うか」



127: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/01(水) 23:53:31.71 ID:6ATZPOJ/0

曙「で?なんで入っちゃダメなのよ?どうせお願いなんて言って2、3発殴らせろとかじゃないの?」

曙「あっ!私もクソ提督を殴らせろって命令しに来たのよ!」

漣「さっきまで執務室に来た事すら否定してたけどまぁいっか」

漣「で、ミッチーなんだけどねぇ……」

曙「なによ」

漣「めっ…………ちゃくちゃ激しいディープキスしてた」

曙「ディープ?な、なによ、満潮ってばキ、キキ、キスしてたわけ?はぁ!?」

漣「ディープキスとは舌を入れたり出したり絡め合う激しいキスの事なのですはい」

曙「クソ提督と、舌を……激しい…………」ボボボボノッ…

曙「ふ、不潔よそんなの!バカみたい!私、部屋に戻るから!!」

漣「はいはーい。ぼのたんってば乙女よのう」



129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/01(水) 23:57:28.25 ID:6ATZPOJ/0

漣「ではではあらためまして♪ごーしゅじんさ」

霞「なにやってんのよ」

漣「おっふ……霞ちん」

霞「おふって無いで質問に答えなさい。こんな所で何やってるのって聞いてんのよ!」

漣「えーっと……特に何も」

霞「はあ!?じゃあ部屋に帰りなさいよ!今何時だと思ってるわけ!?」

漣「もう24時前で……霞ちんはどったの?」

霞「私は別に……とにかくあんたがそこにいちゃ邪魔なのよ!」

漣「ははーん」



130: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/02(木) 00:00:45.22 ID:b2K9KNPO0

漣「さては霞ちん、ご主人さまにお願いしに来たりしたりしちゃったりしたりしてみたり?」

霞「したりしちゃ……はあ?何言ってるのか意味わかんないんですけど?」

漣「霞ちんって行列できた時にいなかったっしょ?」

霞「私はあのクズに頼む事なんて何も無いからよ」

漣「うちのぼのたんも同じ様な事を言ってましてねー。それがいまじゃあのザマです」

霞「あのザマ?」



131: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/02(木) 00:04:42.44 ID:b2K9KNPO0

漣「いやね?実は漣はこっそり抜け駆けして2回目のお願いをしに来たわけですよ」

霞「クズね」

漣「でも来る時、部屋にぼのたんがいない事に気付いて……まさかと思って部屋を覗いたら……」

霞「えっ……もしかして」

漣「そう。執務室にご主人さまとぼのたんが……ね?」

霞「そんな……曙って言ったらクズ司令官をクソ提督とか罵倒してるじゃない!」

漣「え?あ、うーん……ん?」

霞「なによ?私の顔に何かついてる?」



132: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/02(木) 00:09:20.09 ID:b2K9KNPO0

霞「にしても、あの曙がねえ……」

漣「漣もビックリなわけですよ」

霞「フフッ、なんかいつもクソ提督クソ提督言ってるあの子がクズ司令官に甘えてる姿想像したら笑えて来たわ」

漣「…………」

霞「ちょっと、さっきからなに?こっちの顔ジロジロみて」

霞「今ごろクズ司令官に頭撫でてとかお願いしてるんでしょうね」

漣「えっ?」

霞「は?」



133: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/02(木) 00:17:41.49 ID:b2K9KNPO0

霞「ま、まさか、お姫様だっことかさせてたわけ……?」

漣「えーっと、普通にキスを」

霞「キス?キス……キスキス…………魚?」

漣「ノー、フィッシュ!イエス、ベーゼ!」

漣「ご主人の膝へおもむろに座ったぼのたんは……」

霞「曙は……」

漣「おもむろに頬へと手を伸ばし……激しくブチュー!を」

霞「ちゅ、ちゅちゅ……ちゅう!?」

漣「キスか終わっても2人の唇は唾液の糸で繋がり、その糸が途切れる前にまたお互い引き寄せられ」

漣「今度にはご主人さまがキスをしながらぼのたんを押し倒し、そしてその手はぼのたんの服の中へ……」

霞「ひ、ひ……卑猥よ!そんな、まだ早過ぎるに決まってんでしょ!!あーもう寝る!散歩しようと思ったけど寝る!」ダッ

漣「はいはーい♪」



134: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/02(木) 00:22:38.52 ID:b2K9KNPO0

漣「やれやれ、随分と時間を取ってしまいましたがー」

漣「いざ、ご主人さ」

満潮「なにやってんのよ」

漣「おっふ……」

満潮「顔を見るなりおふらないでくれる?」

漣「あー、そう!いま執務室に霞ちんが」

満潮「霞ならさっきすれ違ったわよ?なんか慌ててたみたいだけど」

漣「あー…………」

満潮「なによ?」

漣「ああもうめんどくさい!うちの鎮守府ツンデレ多すぎんよ!!もう寝る!!くぅ~!!」ダッ

満潮「なにあの子?まぁ良いわ……」


コンコン

提督「ん?」

満潮「……入るわよ」





150: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 00:12:04.37 ID:ppNISkFc0

提督「満潮か。こんな時間にどうした?」

満潮「別に。あかりがドアの下から漏れてたから見に来ただけよ」

提督「そうか」

満潮「それにしても汚い机ね。少しは整理すれば?」

提督「この仕事が終わったら考える。と言うかこの書類の山を片付けるのが仕事だ」

満潮「こんな時間まで仕事が残ってるなんてほんと無能なんだから」

提督「そう言われると、ぐうの音もでないな」

満潮「はぁ……」



151: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 00:17:16.10 ID:ppNISkFc0

満潮「仕方ないわね。手伝ってあげるわ」

提督「大丈夫だよ。満潮は早く寝なさい」

満潮「私が早く寝たらあんたが寝れないでしょ」

提督「夜更かしして身体を壊したらどうするんだ」

満潮「その言葉、そっくりそのまま返すわよ」

提督「珍しいな。俺の事を心配してくれてたのか?」

満潮「ハァ?勘違いしないでくれる?」

満潮「あんた一応司令官なのよ?それが風邪でもひいて動けませんーとか言いだしたら私達艦娘が迷惑すんのよ!」

提督「おっふ……」





152: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 00:19:29.26 ID:ppNISkFc0

満潮「は、さっさとその書類を渡しなさいな」

提督「でも」

満潮「ウザい!さっさとよこせって言ってんのよ!」

満潮「いい?私はあんたなんかより全然優秀なの。だからこれくらい楽勝なのよ!まだ何か文句ある!?」

提督「ないです」

満潮「……ったく」



153: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 00:24:09.79 ID:ppNISkFc0

1時間後

提督「驚いたな……徹夜も覚悟していたのに」

満潮「私も驚きよ。この程度の作業で徹夜を覚悟していたあんたの無能っぷりに」

提督「しかしまぁこれで寝れる。助かったよ、ありがとう満潮」

満潮「べ、別に、私は私の為にやっただけよ」

提督「そうか。……で?」

満潮「なによ」

提督「何か用があってここに来たんじゃないのか?」

満潮「だからそれは明かりが漏れてたから……」

提督「これくらいの時間なら仕事が無くてもしょっちゅう明かりをつけて起きてるからな。本当は何か用があって来たんだろ?」

満潮「…………なんかムカつくわね」



154: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 00:30:57.35 ID:ppNISkFc0

満潮「ええそうよ!用があって来たわよ!文句ある!?」

提督「文句は無いかけど用は教えてくれないか?」

満潮「……駆逐艦の言う事なら何でも聞いてくれるってホント?」

提督「なんの話だ?」

満潮「とぼけないで!あんたが駆逐艦の言いなりになってるって事は分かってんのよ!」

提督「そういえば今日はやたら駆逐艦が来たな……」

提督「だがそれは違うぞ?俺は子供に頼まれれば出来る限り答えるつもりだが何でもではない。無理なものは無理だからな」

満潮「だったら私の言う事も聞いてくれるって事よね」

提督「俺に出来る範囲ならな。何かあるのか?」

満潮「だったら!私を……私を改二にしなさいよ!」



283: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 00:33:43.25 ID:nlYCFnGN0

提督「改二?」

満潮「そうよ。私を改二にしなさい」

提督「それは無理だな」

満潮「どうしてよ!」

提督「こればっかりは改二の設計図的な物がないとどうにもならないんだよ」

満潮「それをなんとかするのがあんたの仕事でしょ!なんでも言うこと聞くんじゃなかったの!?」

提督「言っただろ?出来る限りって」



286: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 00:41:10.10 ID:nlYCFnGN0

満潮「……っ」

提督「なにもそんなに慌てる事ないだろ?改二になっていない艦なんて他にも沢山いるんだ」

満潮「ふざけないで!朝潮も大潮も……妹の荒潮や霞まで!最初からいた私の姉妹はみんな改二じゃない!!」

提督「霰はまだだろ?」

満潮「あの子はそう言うの興味ないって言うか、最近んちゃしか言わないのよ」

提督「それは深刻だな……」

満潮「話を逸らさないで!!」



291: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 00:49:36.66 ID:nlYCFnGN0

提督「どうしてそんなに改二になりたいんだ?」

満潮「それは……任務とかでも色々差があるのよ。火力的な事とか……」

提督「駆逐艦にそこまでの火力は求めていないから安心していい」

満潮「それに遠征だって!私とあの子達じゃ効率が違いすぎるのよ。大発とか……」

提督「それも気にするな。誰もお前を責めたりしないだろ?今でも十分やってくれてるのは分かっているから」

満潮「嫌よ!私だってみんなと同じくらい、もっと司令官の役に……」

満潮「そ、それに!服だって子供っぽいしダサいのよ!!」

提督「そうか?俺は良く似合ってて可愛いと思うぞ?」

満潮「~ッッ」



293: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 00:56:07.63 ID:nlYCFnGN0

満潮「そ、そういう態度が気に入らないのよ!」

提督「?」

満潮「いっつもそうやって誰にでも、信じらんない!」

提督「そんなに可愛いとか言ってない筈だけどな」

満潮「…………ほんと?」

提督「今日はやたら話し掛けられたけど普段駆逐艦と話す機会もないからな。何故か分からんが」

満潮「いっつも不機嫌そうな顔してるからでしょ……それより、本当に私の事……か、か……」

提督「可愛いと?」

満潮「そうそれ。それ、思ってるわけ?」

提督「ああ」



294: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:03:33.49 ID:nlYCFnGN0

満潮「……どれくらい?」

提督「難しい質問だな。どう例えれば良いのか」

満潮「り、りんごと私だったら……?」

提督「りんご?りんごって果物の?」

満潮「そうよ。あんたりんご好きでしょ」

提督「確かに好きだが…………比べ方が難しいな」

満潮「だったら私とりんご、崖から落ちてどっちかしか助けられないならどっちを助けるのよ!」

提督「そりゃさすがに満潮を助けるけど」

満潮「ふーん……あ、そう。へー」

提督「そんなまんざらでもない顔されても」



295: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:09:21.83 ID:nlYCFnGN0

満潮「じゃあ次は……私と猫、どっちが良い?」

提督「満潮だよ」

満潮「だったら私とお寿司は?」

提督「せっかく生き物と比べるところまで行ったのにまた食べ物か」

満潮「さっさと答えなさいよ!」

提督「寿司は好きだ。特にサーモンとつぶ貝が大好きだ」

満潮「知ってるわよそんな事」

提督「でも満潮の方が好きだよ」

満潮「んっ……」

提督「そのリアクションは?」

満潮「う、うるさいわね!ちょっと頭に血が上ってるだけよ!」



297: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:14:50.40 ID:nlYCFnGN0

満潮「じゃあ次の質問」

提督「これ結構長そう?」

満潮「ううん、これで終わりよ」

提督「それは良かった」

満潮「私と…………私と朝潮、どっちが好き……?」

提督「それはまたりんごや猫より分かりやすいけど答えにくい質問だな」

満潮「答えなさいよ」

提督「うーん……満潮と言ってやりたい所だけどな。みんな同じ様に大切だから」

提督「これが朝潮じゃなくて大潮でも荒潮でも、他の艦娘だったとしても答えられないな」

満潮「……あっそ」



302: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:19:57.92 ID:nlYCFnGN0

提督「機嫌悪くしたか?」

満潮「別に。でも司令官にするお願いは決まったわ」

提督「?」

満潮「私の事、1番好きになって」

提督「おっふ……」

満潮「出来る限りなら何でもいう事聞いてくれるんだったわよね?」

提督「確かにそうは言ったが……」

満潮「それとも私の事、1番好きになる事は出来ないわけ?」

提督「そういう事じゃないけど、こういう形で1番だって言われても満潮だって嬉しくな」

満潮「嬉しいわよ!私は……司令官の1番になれるなら、なんだって……うれしいのよ……」



305: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:24:50.12 ID:nlYCFnGN0

満潮「別に他の子を大事にするななんて言ってないのよ?」

満潮「朝潮の事も第六駆逐や夕雲型とか、他の子を好きでいても良い。でも1番は私じゃなきゃ嫌なの」

提督「どうした満潮、なんかネジが外れたりしていないか?ちょっと様子がおかしいぞ?」

満潮「司令官が……私の事、可愛いとか言うから……」

提督(なんてことだ……)





307: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:30:43.38 ID:nlYCFnGN0

満潮「……なんて、冗談よ」

提督「冗談って、迫真すぎてかなり焦ったぞ」

満潮「キスして」

提督「ジェットコースターみたいに上ったり落ちたりするテンションだな」

満潮「出来る限りで言う事聞いてくれるんじゃ無かったの?」

提督「確かにそう言ったが……」

満潮「なによ、他の子達とはしたんでしょ?」

提督「さすがにこの空気でキスとか言われたら変に意識するだろ?」

満潮「ふーん、意識するんだ。他の子は意識しないでほいほいしてたくせに」

提督「ぐうの音も出ない」

満潮「私の事、意識、してるんだ……」



308: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:36:14.77 ID:nlYCFnGN0

満潮「とにかく!言った事は守りなさいよね」

提督「そうだな……」

満潮「よいしょ……」

提督「満潮?」

満潮「そっちがなかなか動かないから……だから膝の上に座ってあげたのよ」

満潮「これならしやすいでしょ?文句ある!?」

提督「むー……いくら子供とは言えここまでされると足の上に乗ってる尻の感触すら気になるのだが」

満潮「……変態」





310: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:40:29.32 ID:nlYCFnGN0

提督「よし、じゃあサッとキスしようか。とりあえずはそれが頼みなんだよな」

満潮「ええ、そうね」

提督「では」

満潮「んっ…………」


満潮「……」

提督「満潮?」

満潮「良く考えたらあんたは今日みんなとキスしたのよね?これって別に特別でもなんでも無いじゃない」

提督「……?」

満潮「もっと、誰にもしてない……すごい事しなさいよ」

提督「すごい事?」

満潮「……ちょっと暑くなってきたわね」

提督「満潮!?」



311: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:45:56.41 ID:nlYCFnGN0

廊下

曙「よし、漣のやつはいないみたいね。部屋にもいなかったけどトイレかしら?」

曙「まあ良いわ。今のうちにクソ提督にあれこれ命令してやるんだから」

曙「さすがに満潮も帰っーー」

ガタンッガタンッ

曙「なに……?執務室から…………?」ソ-ッ…

曙「えっ……ええっ……!?な、なによあれ……満潮とクソ提督が……」

曙「ど、どうなってるの?満潮はどうしてあんなに真っ赤で……なんか汗かいてて……ゆさゆさ……」

曙「あ、あれ……秋雲の描いてる本で見たことあるやつじゃないの……!?」



312: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:49:07.45 ID:nlYCFnGN0

霞「さ、さすがにこの時間なら曙も帰ってるわよね」

霞「まああのクズに用なんて無いけど?命令出来るならしなきゃ損んん!?」

霞「な、なによ曙ったら……まだあんな所に張り付いて……」

霞「まさかまた入るつもりな訳?漣から曙が部屋にいるって聞いて1時間は経ってるわよ?」

霞「あーもう……」




313: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:55:39.74 ID:nlYCFnGN0

漣「さーてさて、そろそろミッチーも帰ったかなぁ~♪ご主人さまー、夜食の漣をお届けにーー」

漣「うえ!?あ、あれは霞ちん……?あんな所から執務室を見張ってチャンスを……?」

漣「はあぁ……霞ちんってばシャイガールだし、早く行って済ませてくれないかにゃあ……」


秋雲「ふんふーん♪今の時間なら誰もいないだろうし提督にデッサンモデルしてもらあおーっと♪ちんこー♪」

秋雲「うえああ!?あれ漣ちゃん?あんな所で何を……まさか抜け駆けがいないか見張って?」

秋雲「ぐぬぬ……これじゃあ近づけないよお……」



こうして執務室前の曙を先頭に、深夜まで列は続いていたと言う。

おわり


2018/09/17(月) /  SS TB(0) CM(0)

SS15



【艦これ】提督「またデレデレウイルスが漏洩したのか」


関連SS
【艦これ安価】提督「デレデレウイルスが漏洩した?」
【艦これ】提督「またデレデレウイルスが漏洩したのか」

2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:03:26.14 :f9XQuL720

提督「またデレデレウイルスが漏洩したのか」

明石「はい」

提督「同じ過ちを繰り返したと」

明石「ごめんなさい」

提督「以前の騒動で反省してなかったんだな……」ヤレヤレ

明石「ち、違うんです! デレデレウイルスを何かに利用できないかと考えて、研究してたら」

明石「足を滑らせて、ウイルスや他の薬品が入ってた容器を壊してしまって」

提督「何に利用できるんだあんなもの」

明石「それを探ってたんですよ。でもやめた方がよかったですね……すみません」ペコリ

提督「まあ起きてしまったものはしょうがない。で、ひょっとして今度のはもっと強力なのか」

明石「えっ、何故それを?」

提督「さっき俺にワクチンを打っただろう。前回と同じウイルスなら、そんなことする必要はないし」


3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:05:09.59 :f9XQuL720

明石「はい、仰る通りです。といっても症状自体は変わらないみたいなんですけど」

明石「感染力が凄いらしくて、前に打ったワクチンは効かないんですよ」

提督「進化したのか」

明石「ですね。たぶん他の薬品と混ざってパワーアップしてしまったんだと思います」

提督「……そんなに詳しく分かっているということは、まさかまた被害者が?」

明石「大淀が感染しました。すでにワクチンを打って、今は協力してもらってますけど」

提督(かなり怒っただろうな)

明石「あの、そういうことなので……今回も協力していただけないでしょうか」スッ

提督「分かったよ。使い方は同じなんだろ?」

明石「ええ、首にプスリです。よろしくお願いします」

提督「……」

提督(しかし、パワーアップしたのは本当に感染力だけなんだろうな)


4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:06:40.60 :f9XQuL720
今回のウイルスは、感染すると十分の一の確率でヤンデレになります。
安価でとった艦娘のレスがコンマ90以上だと、デレデレからヤンデレへ移っていきます。


5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:08:07.06 :f9XQuL720

――――


スタスタ

提督「……デレデレウイルスの利用法……か」

提督「考えれば考えるほど思い浮かばない。冷え込んだ夫婦関係を改善させるとか?」

提督「でも記憶が無くなるなら意味がないよな……?」


↓2「提督!!」

提督「!?」ビクッ


7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:09:02.58 :IIugq1Hg0



9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:24:22.65 :f9XQuL720

嵐「司令! こんなところでうろついてたのか」

提督「嵐……か」

嵐「? なんで警戒してんだ?」

提督「そういうわけじゃないが……」

提督(感染してるのか? というか、感染しない艦娘はいるのか?)

嵐「あ、あのさ。ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いいかな」

提督「聞きたいこと?」

嵐「……し」


嵐「し、司令の好みのタイプを教えてくれ!!」

提督「!?」ビクッ


提督「急に大声を出すなよ!」ドキドキ

嵐「あ、ごめん」


10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:32:14.27 :f9XQuL720

提督「で、何だって?」

嵐「もう1回言うのか! 勇気出して言ったのに……ったく」

嵐「だから、司令の好みのタイプを聞きたいんだよ」

提督「好みのタイプって、何の?」

嵐「察しが悪いなぁ、もう……!」

提督「もしかして、女性のタイプか?」

嵐「……うん」

提督「どうしてそんなこと聞きたいんだよ」

嵐「いいから教えてくれ」

提督「……そうだな」

提督「聞かれると悩むけど、優しくて笑顔が素敵な女性かな」

嵐「優しくて、笑顔が素敵」


11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:40:52.54 :f9XQuL720

嵐「……優しいは心がければ大丈夫……笑顔が素敵、か……」ボソッ

嵐「ほ、他にはないのか?」ニコニコ

提督(急に不自然な笑顔を)

提督「それくらいだけど」

嵐「は? もっとあるだろ! ……あっ」

嵐「もっと他にあるんじゃないか?」ニコニコ

提督「……」

提督(こいつもしかして)

提督「ああ、もう一つあった」

嵐「聞かせてくれ!」


提督「壁走りができる」

嵐「!?」


12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:45:23.67 :f9XQuL720

嵐「か、壁……走り……?」

提督「忍者みたいにカッコよくな」

嵐「……そうか」

提督(ちょっと意地が悪いかな)

提督「嘘だよ嘘、そんなの…」

嵐「あー、なんか壁走りたくなってきたな」パキポキ

提督「は?」

嵐「よし、いくぞ!」

提督「おい嵐、ちょっと待て…」


嵐「はあああああ!!」スタタタタッ

提督「待て待て、危ないっ!」スタタタッ


13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:52:46.00 :f9XQuL720

ギュッ


嵐「っ!」ドキッ

提督「危なかった……冗談だよ、冗談。変なこと言って悪かった」

提督「というかお前、もしかして俺を……」スッ

嵐「待ってくれ」ガシッ

提督「え?」

嵐「このまま、抱きしめてて欲しい」ドキドキ

提督「……」

提督(やっぱり感染してたか)

嵐「はは……本当はこっそりアピールするつもりだったんだけど」

嵐「こ、こんなことされたら……我慢できないよ……」


14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 22:02:26.41 :f9XQuL720

嵐「あのさ、司令……実は俺」

嵐「司令のことが大好きなんだ」

提督「……」

嵐「司令とデートで色んなとこ行きたい。色んな乗り物乗ったり、綺麗な魚を見たり」

嵐「アイスの交換したり、プリクラ撮ったり」

嵐「一緒に笑い合いたい」

提督「……」

嵐「女の子っぽくない俺が、こんな夢を見るのも変だけど」ヘヘ…

提督「変じゃないよ」

嵐「え?」


15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 22:15:46.98 :f9XQuL720

提督「どんなに男勝りでも、嵐は可愛い女の子だ」

嵐「か、かわ……!?」カァァ

提督「そうやって赤くなるのも、女の子らしくて可愛いと思うし」

嵐「ダメだ!」ガバッ

嵐「や、やめてくれ。可愛いって言われるの……なんか、めちゃくちゃ恥ずかしい……」モジモジ

提督「分かったよ」

嵐「そ、それでその……司令」

嵐「返事は?」

提督(……まあ、こうなるよな)

提督(ウイルスに感染してるとはいえ、嵐が俺にそういう気持ちを抱いてくれているのは事実)

提督(けど、こうして告白するに至ったのは、嵐の意思かと言われたらそうじゃない)


16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 22:24:53.74 :f9XQuL720

提督(どうしたものか)

嵐「……やっぱいいや」

提督「?」

嵐「ごめん、やっぱり今までの無し!」

嵐「よーく考えたら、司令のことが好きな艦娘は大勢いるし」

嵐「その中で、俺以上に魅力的な人は山ほどいる。だからさ」


嵐「俺、今以上にもっと女を磨いて、自信をついたらまた司令に告白するから!」

提督「……」

嵐「もちろん、その間も負けじとアピールして、司令に気に入ってもらえるよう努力する!」

嵐「って、なんか女々しいよな。ごめん」アハハ

提督「いや……お前女だろ」


17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 22:31:00.72 :f9XQuL720

嵐「ああ、そうだった。でもなんか卑怯だよな」

提督「そんなことない。お前らしくていいと思う」

嵐「……ありがとう」

嵐「あの……し、司令官」

提督「なんだ」

嵐「えっと、別れる前にもう1回……抱きしめて欲しい」

提督「……」

嵐「ダメ、かな」


ギュッ


嵐「! ……ふふ」ニコニコ

提督(……決意したとこ悪いんだが)

提督(これを打たなくちゃいけないんだよな……)スッ


18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 22:36:46.65 :f9XQuL720

提督(打たなくていいんじゃないか……いや、でも……)

提督(ごめん、嵐)

プシュッ

嵐「!」

ガクッ


嵐「……zzz」

提督「寝てしまったか。一声かけてやりたかったが」

提督「……診察室に寝かせておこう」

スタスタ


19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 22:42:43.72 :f9XQuL720

――――


提督「デレデレウイルス、色んな意味で罪深い」

提督「もう明石に全てを任せたいな……」


↓2「提督! こんなところに!」

提督(が、そういうわけにはいかない)


21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 22:43:12.39 :I1nrLfo40
文月


23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 22:53:16.67 :f9XQuL720

文月「司令官、やっと見つけた!」

ギュッ

提督「おっと……文月か。俺を探してたのか?」

文月「うん。お願いがあるの」

提督「お願い、か」

提督(もうこのワードが出たら感染してるってことでいいんじゃないか)

提督「どんなお願い?」

文月「えへへ~、あのね~」


文月「今から、司令官をひとり占めさせて欲しいな~って」

提督「……?」


24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:02:27.49 :f9XQuL720

提督「ひとり占め?」

文月「うん」

提督「どういう事だそれ」

文月「お仕事終わってるよね?」

提督「まあ一応」

文月「だから~、ちょっとだけでいいから、文月に司令官を独占させて欲しいの!」

文月「色んなお願い聞いて欲しい! 他の艦娘が来ても、文月だけを見て?」

文月「文月に、提督の時間をちょっとだけちょうだい?」

提督(……何だかよく分からないが、どのみち治療しなきゃいけないからな)

提督「了解」

文月「ほんと!? やったー、嬉しーい!」ピョンピョン


25:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:09:03.41 :f9XQuL720

――――


提督「そういえば、文月の部屋に入るのは初めてだな」

文月「そうだね~」

提督(俺の膝に座り、胸に寄りかかって10分が経過)

提督(まさかこのまま終わる?)

文月「司令官ー」

提督「ん?」

文月「机の上のマシュマロ、食べさせて?」

提督「ああ、ほら」ヒョイッ

パクッ

文月「おいしい~♪」

文月「司令官も、お一つどーぞ」ヒョイッ

提督「ありがとう」パクッ


26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:15:33.68 :f9XQuL720

文月「おいしい?」

提督「うん」モグモグ

文月「えへへ~」ニコニコ

提督(これだけでいいのか。いや、何かありそうだが)

提督(以前、阿武隈に部屋に呼ばれたことを思い出してしまって、警戒が……)

文月「司令官~」

提督「なんだ?」

文月「こちょこちょして~?」

提督「……こちょこちょ……?」

文月「うん、お願い」

提督「くすぐればいいのか」

文月「そうだよ。早く~」


27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:23:41.13 :f9XQuL720

提督(何でそんなこと……まあいいか)


コチョコチョ

文月「きゃっ、ふふ、あはははっ! くすぐったい!」

提督「……」コチョコチョ

文月「あはははっ、や、やめて~!」

提督「」パッ

文月「あっ……なんでやめちゃうの?」

提督「えっ」

文月「今の『やめて』は違うよ~、続けていいんだよ?」

提督「そ、そうなのか」

提督(訳が分からん)

文月「もー1回! もー1回!」ワクワク

提督「アンコールに応えよう」コチョコチョ

文月「きゃー!」アハハハ


28:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:32:25.55 :f9XQuL720

――――

文月「はぁ……はぁ……つかれたぁ~……」グタッ

提督(俺も疲れた……)

文月「ふふ……司令官、てくにしゃんだね」ニコッ

提督「その言い方はやめなさい」

文月「え? どうして~?」

提督「……いや……」

提督(俺が汚れてるだけか?)

文月「うふふ~、それでは~」

文月「今度が文月が、司令官をくすぐり攻撃~!」ワキワキ

提督「え? いや……俺はいいから」

文月「だーめ? 覚悟しなさーい!」

コチョコチョ

提督「待て文月! やめっ……ぷくくっ」

提督「あははははっ! や、やめろこら! あはははははっ!」ジタバタ


29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:34:55.25 :f9XQuL720

提督「あーははははっ!! お、おい文月、怒るぞ!」

文月「怒ることができたらやめてあげるよ~」コチョコチョ

提督「そっ……んなこと………! ひーひひひ」


30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:39:34.52 :f9XQuL720

提督「ひーひひひ!! や、やめろこらぁッ!!」

文月「ぜんぜん怖くないなぁ~?」コチョコチョ

提督「た、頼む! もう本当にやめてくれぇ!! 腹が、壊れるから!!」

文月「ほらほらほら~」

コチョコチョ

アハハハハ!


――――


提督「はぁ……はぁ……はぁ……」グタッ

文月「えへへ、文月もなかなかのものでしょ~」ニコニコ

提督「ああ……お、恐れ入ったよ……」

提督(我ながら、こんなにくすぐりに弱いとは思わなかった)


31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:47:15.30 :f9XQuL720

文月「さてと、それじゃあ最後に」

文月「えーい!」ガバッ

ドサッ

提督「!? 文月……ベッドに押し倒して何を……」

文月「うふふ~。今から司令官は~」


文月「文月と一緒に、お昼寝してもらいます!」

提督「……昼寝?」


文月「というわけで、文月をぎゅーってしててね」

提督「……」

文月「はやく~」

提督「あ、ああ」ギュッ

文月「えへへ。それじゃ、おやすみなさ~い」


32:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:56:15.00 :f9XQuL720

文月「……zzz……zzz」

提督(寝るの早いな!)

提督(けど安心した。襲われることはなかったな)

提督(くすぐりが本当キツかったが……。さて、今のうちだ)

プシュッ

提督「おやすみ文月」ナデナデ

文月「……むにゃ……zzz……」


――――


提督「あー、あんなに笑ったのは久々だ。出したことない声も出てたよな」

提督「たまには思いっきり笑うのもいいかもな。くすぐりはNGだが」


↓2「提督」

提督「ん?」


34:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:57:20.44 :PXMkKKYv0
木曾


40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 00:36:00.23 :ZrK4T5fj0

提督「木曾か……って、どうしたその格好!?」

木曾「変か?」

提督「いや、似合ってるけど……女の子らしい服を着てるから驚いた」

木曾「姉さんたちが見繕ってくれたものなんだが、そう言ってくれると嬉しいな」

提督「あー、あいつらが。でも意外だな、お前はそういう服を用意されても拒否するイメージだったよ」

木曾「まあな。動きにくいし、こういう服装は好みじゃない」

提督「? じゃあ何で着てるんだよ」

木曾「お前に見せるためだ」

提督「……へ?」

木曾「お前に見せたかった、それだけさ」

提督「……」

提督(まさか木曾、感染してるのか)


42:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 00:45:51.25 :ZrK4T5fj0

木曾「ところで今から時間はあるか? 一緒に海辺を散歩したいんだ」

提督「いいけど」

木曾「よし、決まりだな。行こう」ギュッ

提督「!」

提督(腕まで組むなんて……いつもの木曾じゃ考えられない)


――――


木曾「太陽は煌めき、いい風が吹いている。散歩日和だな」

提督「そうだな」

提督(セリフは木曾っぽいんだが)

提督「なあ木曾」

木曾「?」

提督「いつまで腕を組んでるんだ?」

木曾「……もしかして」


44:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 01:00:38.92 :ZrK4T5fj0

木曾「嫌、だったか……?」

提督「!」


提督(ま、まさかこんな寂しそうな顔をするとは)

提督「嫌じゃないよ。ただ、いつもはこんなことしないから」

木曾「……そうだな」

木曾「今日の俺はどうかしている。こんな気持ちになるなんて」

提督「?」

木曾「ふふ……こんなことを言ったら、もっと驚くだろうが」

木曾「あえて言うぞ。俺はお前と2人きりになりたかった」

提督「!!」

木曾「他の艦娘の目が届かないような場所に行って、話をしたかったんだ」

提督「……」

木曾「何というかな……今日の俺はおかしいんだ。自分で言うのもあれだが」

木曾「この気持ち、どう表そうかな。つまるところ……」

木曾「女が出てしまっている」


45:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 01:13:36.23 :ZrK4T5fj0

提督「女が出てる?」

木曾「ああ、こんなの初めてだ。お前をはっきり男として意識しているんだ」

木曾「そして、男のお前に俺は惹かれている。いや、『いた』と言ったほうが正しいか」

木曾「元より俺はお前に惹かれていたんだ。それが今日という日に抑えきれなくなったのかもしれない」

提督(ウイルスのせいなんだがな)

木曾「お前はとても素晴らしい。艦娘たちに指示を与え、たくさんの結果を残している」

提督「それは艦娘のお前らが頑張ってくれてるからだよ」

木曾「そうやって謙遜する性格も良い」

提督「いやいや、事実だ…」

木曾「認めるんだ。お前は良い提督であり、良い男だ」

提督(何を言っても無駄なパターンか)

提督「ありがとう」

木曾「うん、褒め言葉を素直に受け取るのも良い」

提督(どっちなんだよ)


46:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 01:24:34.93 :ZrK4T5fj0

木曾「ああ、ダメだな……これが惚れるという感情なのか」

木曾「お前のどんな部分も愛おしいと感じてしまう」

提督「そ、そうか」

木曾「自覚したら、余計に気持ちが膨らんでいく」

木曾「くっ……胸が苦しい……い、一体どうすれば……!」ギュッ

提督(胸を抑えてこの言葉。いつもの木曾のようで木曾じゃない)

木曾「……なあ」


木曾「提督?」

提督「!」ドキッ


木曾「この気持ちを抑える方法、知らないか……?」

提督(頬を赤らめて、切なげな顔……普段の木曾なら絶対にしない)

木曾「苦しくてたまらないんだ、お前を見ていると」ドキドキ

木曾「教えてくれ。この胸の高鳴りを静めて欲しい」ドキドキ


47:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 01:34:27.62 :ZrK4T5fj0

提督(静めろと言われてもな……)

木曾「……」ドキドキ

提督「……」


ギュッ


木曾「!」

提督(抱きしめることしか思い浮かばない)

木曾「おい」

提督「?」

木曾「さっきより胸の高鳴りが大きくなったぞ、どうしてくれる」

提督「えっ、わ、悪い」

木曾「……だが」

木曾「とても心地いい気分だ」ギュッ

提督「そ……そうか、よかった」ホッ


48:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 01:47:24.49 :ZrK4T5fj0

木曾「……ところで」

提督「ん?」

木曾「俺を抱きしめたということは、俺の告白を受け入れたということでいいんだな?」フフフ

提督「!? 待て、告白なんていつ…」

木曾「テンプレートを言ってないだけだ。ちゃんと思いを打ち明けただろう」

木曾「それとも何か? お前は覚悟ができていないのに俺を抱き寄せたのか?」

提督「いや、その……」アタフタ

木曾「その反応、やはりか。仕方ない奴だ」

木曾「キスで許してやろう、ほら」グイッ

提督「!!?」

木曾「どうした?」

提督(こ、こいつ積極的になり過ぎじゃないか?)


49:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 01:55:44.99 :ZrK4T5fj0

提督(キスはさすがに……まあ何人かにしたけども)

提督(ここはサッとすませて、ウイルスを打ち込むか)

木曾「言っておくがしないという選択は…」


チュッ


木曾「……おい」

木曾「確かにキスだが、誰が額にしろと言った」

提督「すまん」

プシュッ

木曾「うっ!」

ガクッ

提督「これで許してくれ」

木曾「……き」

提督「!?」

木曾「貴様、何を打っ……た……」

ガクッ


50:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 02:07:36.39 :ZrK4T5fj0

提督「……お、驚いた。まさか起き上がるなんて」

木曾「……zzz」

提督「眠ったか。抱えてっ、と」ヒョイッ

木曾「zzz……んん……」

提督「ひょっとして今回のワクチンは、前のより強力だから必ず眠るのか?」

提督「これは診察室のベッドが埋まるかもしれないぞ」

スタスタ


――――


提督「まだ嵐が寝てた。やっぱりワクチンがパワーアップしたせいか」

グゥゥ…

提督「……腹が減ったな。そろそろ昼食を食べよう」

↓2「提督ー!」スタタタッ


52:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 02:08:26.05 :V+ejRJ1e0
鬼怒


60:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 21:20:01.01 :ZrK4T5fj0

鬼怒「執務室にいなかったから探したよー! どこ行くの?」

提督「鬼怒か。腹が減ったから食堂に行こうかと」

鬼怒「え? 偶然! 鬼怒も今からお昼行こうって思ってたの!」

鬼怒「で、よかったら提督も一緒にどうかなーって」

提督「まだなのか。昼食の時間はとっくに過ぎてるのに」

鬼怒「さっきまで眠っててさー、へへ」

提督「なるほどな……じゃあ行くか」

鬼怒「うん!」ギュッ

提督「……腕に抱きつく意味は?」

鬼怒「えっ、ダメなの?」

提督「いや……いいけど……」

鬼怒「ふふ」ニコニコ

提督(鬼怒も例に漏れず、か)

スタスタ


61:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 21:24:57.13 :ZrK4T5fj0

スタスタ

提督「なあ鬼怒」

鬼怒「何?」

提督「食堂に誰かいると思うか」

鬼怒「んー、いないんじゃない? もうオヤツの時間だし」

提督「だよな」

提督(鬼怒の他に誰かいたら、てんてこ舞いだ)


――――


↓2「こんにちは」

鬼怒「いたね」

提督「……」


63:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 21:26:20.02 :UKBcF7SYo
松風


65:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 21:44:41.26 :ZrK4T5fj0

提督「食事中だったのか松風」

松風「ああ、演習に夢中で時を忘れてしまってね。気がついたらこんな時間さ」

松風「司令官も今から昼食かい?」

鬼怒「こほん」

松風「おっと……ごめん、鬼怒さんもいたんだね」

鬼怒「なっ、その言い方はないでしょ!」

松風「ごめんよ。つい司令官に目が行ってしまって……鬼怒さんも昼食に?」

鬼怒「うん、提督と一緒にね♪」

松風「……そうか」

提督「妖精さんはまだ料理を?」

松風「いるよ。提督をずっと待ってたらしい」

提督「それは申し訳ないことをしたな」

提督「鬼怒、俺が頼んでくるから、ここで待っててくれないか」

鬼怒「え。……うん、分かった。じゃあカレーで」

提督「カレーだな」スタスタ


66:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 21:54:00.24 :ZrK4T5fj0

松風「……」パクッ

鬼怒「……」ジー

松風「……」モグモグ

鬼怒「……」ジー

松風「なんだい? ジーッと僕を見つめて」

松風「もしかして鬼怒さん、僕のことが好きなの?」

鬼怒「!? ち、違うって!」ブンブン

松風「あっは、そうだよね。鬼怒さんが好きなのは司令官だもんね」

鬼怒「!」

松風「いいよね司令官。優しくて素敵な人で」

松風「僕も大好きだよ」ニコッ

鬼怒「!!」

鬼怒(そ、それってどういう……)


67:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 22:07:52.52 :ZrK4T5fj0

スタスタ

提督「お待たせ鬼怒、カレーだ」スッ

鬼怒「あ、ありがとう」

提督「どうした? 目を丸くして」

鬼怒「ううん、何でもない」

松風「司令官のことが大好きだ、って話をしてたのさ」

提督・鬼怒「!?」

提督「なっ……唐突に何なんだ」

松風「ふふ、偽りのない素直な気持ちだよ」

鬼怒(……やっぱりそういう好きなんだ)

提督(ま、まさかつい最近やってきた松風にまで?)


68:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 22:20:15.53 :ZrK4T5fj0

松風「司令官は本当に優しいよね。初めてここに来た僕に付きっきりで鎮守府のことを教えてくれて」

松風「おかげで難なく輪に入ることができて、とても助かったよ」

提督「それは、お前が上手く立ち回ったから…」

松風「ううん。司令官の力が大きいよ、感謝してる」

提督「そ、そうか」

鬼怒(なになに!? この雰囲気!)

松風「ご飯、食べたらどうだい?」

提督「そうだな。いただきます」

鬼怒「……いただきます」

鬼怒(うう、提督と2人っきりのご飯だやったー、って浮かれてたのに)

鬼怒(おのれー!)ジー

松風「?」


69:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 22:33:37.00 :ZrK4T5fj0

鬼怒「あ、そういえば松風ちゃん、もうご飯食べ終わってるよね」

鬼怒「そろそろ次の用事を済ませなくていいのかな?」

松風「遠征までまだ時間はあるし、ご飯が食べ終わったらここから出なきゃいけない決まりもないよね」

鬼怒「……うん」

鬼怒(そりゃそうだ)

提督「……」ガツガツ

松風「……ふーん。なるほどなるほど」ジー

提督「? 何だ松風」

松風「ご飯粒ついてるよ」ヒョイッ パクッ

鬼怒「!!!!」

提督「い、言ってくれれば自分で取ったのに」

松風「ごめん、つい反射的に」

鬼怒(それ鬼怒がやってみたかったやつ!!)


70:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 22:45:02.70 :ZrK4T5fj0

松風「と、僕が納得していたのはご飯粒のことじゃなくて」

松風「司令官のご飯の食べ方さ」

提督「食べ方?」

松風「知ってるかい。食事の仕方はね……男女の交わりの傾向が分かるらしいんだ」

提督・鬼怒「!」ドキッ

松風「僕も聞いた話なんだけど、例えば」

松風「司令官は豪快にガツガツと食べるよね」

松風「そういう人は、行為の時も積極的らしいよ」

鬼怒「……な、なるほど」ドキドキ

提督「何でお前が納得してるんだよ」

鬼怒「いや……提督って意外と強引なんだなって」ドキドキ

提督「決めつけるな!」


71:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 22:53:35.31 :ZrK4T5fj0

鬼怒「じゃあ消極的?」

提督「いや、そうでも……って何でそんなこと明かさなきゃいけないんだよ!!」

松風「あとね。豪快な割には、ご飯を綺麗に、丁寧に食べてるよね」

松風「それはつまり、行為も丁寧だってことらしいよ」

鬼怒「女性を丁寧に扱う……なおかつ強引……へへっ」ドキドキ

提督「もうやめてくれ! 変な話題を持ち出すな松風!」

松風「あっは、ごめんね。ふと思い出したから、つい」

松風「でも、想像が掻き立てられるよね」ドキドキ

鬼怒「……」ドキドキ

提督「こっち見るのやめろ、飯が食えないから」


72:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 23:06:10.82 :ZrK4T5fj0

鬼怒「あの、提督」

提督「?」

鬼怒「今晩、鬼怒と飲みませんか……?」

提督(露骨に誘って来たな)

松風「僕も一緒にいいかな。司令官ともっと仲良くなりたいんだ」

提督(松風も!? いや、こいつはライクなのか? 分からん)

提督(まあ何にしても、ウイルスに感染してる可能性はあるんだ……ワクチンを打たないとな)


――――


提督「ふぅ、食べたな」

鬼怒「ごちそうさまー」

松風「さて、それじゃあ暇つぶしに、僕の部屋に遊びに来ないか司令官」

提督「松風の部屋?」


73:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 23:13:31.94 :ZrK4T5fj0

松風「遠征までまだまだ時間があるんだよ、いいだろう?」ギュッ

鬼怒「待って! 鬼怒も行く!」ギュッ

松風「鬼怒さんも? いいよ」

鬼怒「よっし!」

提督(……話を進めているところ悪いんだが)

提督(他の艦娘を治療しなきゃいけないからな)

提督「すまん2人とも」

松風・鬼怒「え?」


プシュッ プシュッ

松風「うっ」ガクッ

鬼怒「!?」ガクッ


74:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 23:20:44.03 :ZrK4T5fj0

提督「よっと……2人を抱えるのは苦労するな」

妖精「?」

提督「ああ、妖精さん。悪いけど食器を任せてもいいかな」

提督「この2人を診察室に連れて行かないと」

妖精「♪」

提督「ありがとう」スタスタ

提督(というか、妖精さんはウイルスにかからないんだな)

提督(そもそも事情は知ってるのだろうか)


――――


提督「痛たた……ちょっと腰を痛めたかも」

提督「2人一気に担ぐのはキツかったかな……」


↓2「提督?」

提督「……お前か」


76:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 23:21:12.32 :DlqYCK1h0
初霜


79:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 23:34:14.76 :ZrK4T5fj0

初霜「大丈夫ですか? 腰、痛めたんですか?」

提督「ちょっとな……あまり無理をするもんじゃないな」

初霜「どうしましょう、持ち合わせは絆創膏しかなくて」

提督「気にしないでくれ。本当にちょっと痛めただけだから」

初霜「ダメですよ。腰は悪くするとタチが悪いですから」

初霜「診察室に行きましょう! さあ!」グイグイ

提督「診察室!?」


――――


zzz… zzz…

初霜「あら? 大勢の方が眠ってますね」

提督(ウイルスのおかげでな)

初霜「ちょっと待っててくださいね、湿布を探しますから」

提督「ありがとう」


80:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 23:41:23.38 :ZrK4T5fj0

嵐「zzz……zzz……」

提督(しかし本当に起きないな。まだ嵐が眠ってる)

スタスタ

初霜「ありました。さあ、そこのベッドに横になってください」

提督「いいよ、座ったままで」

初霜「ダメですよ。腰に負担のかからない体勢にならないと」

提督「いやいや、そんな…」

初霜「横になってください♪」ニコニコ

提督「……はい」

提督(な、なんか怖いぞ)

初霜「あ、その前に軍服を脱いでください。邪魔ですから」

提督「そうだな」ヌギヌギ


81:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 23:49:01.16 :ZrK4T5fj0

――――

提督「よし、これでいいかな」

初霜「ええ。ではシャツを捲りますね」ピラッ

初霜「……!」ドキッ

提督「? どうかしたのか」

初霜「い、いえ……提督の背中……たくましいなぁって」ドキドキ

提督「……」

初霜「あの……触ってもいいでしょうか」

提督「触らないと貼れないだろう」

初霜「そ、そうですよね!」

初霜「……あ、あの」

提督「何だ?」

初霜「えっと……もしよろしければ、なんですけど」モジモジ


82:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 23:58:45.48 :ZrK4T5fj0

初霜「ま……マッサージはどうでしょうか……?」

提督「マッサージ? へえ、できるのか」

初霜「得意です!」

提督「じゃあ頼もうかな」

初霜「はい。で、では……」

モミモミ ギュッ ギュッ

提督「ん……」

初霜「こんな感じでどうですか?」

提督「気持ちいいよ」

初霜「よかった。続けますね」

モミモミ ギュッ ギュッ

提督(痛い……けど気持ちいい。痛気持ちいいというやつだな)

提督(まさか初霜にこんなスキルがあったなんてな)


83:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 00:03:51.96 :kOyfTEVl0

モミモミ ギュッ ギュッ

初霜「……」

提督(気持ちいい……)

初霜「……」

提督(……けど、なんか……)

モミモミ ギュッ ギュッ

初霜「……?」

提督(な、なんか手つきが……どんどん)


初霜「提督」

提督「ん?」

初霜「せっかくなので、全身をマッサージしますね」

提督(決定か!)


84:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 00:11:00.91 :kOyfTEVl0

提督「いいよそこまでしなくて」

初霜「私がやりたいんです、やらせてください」

提督「お、おう」

モミモミ ギュッ ギュッ

提督(何だ、ちょっとおかしくなってきたぞ)

初霜「足、ふくらはぎ、太もも、お尻、腰、背中」

初霜「そして肩、首っと」

提督「も、もういいか?」

初霜「まだです。仰向けになってください」

提督「は?」

初霜「まだマッサージは終わってないので」

提督「……分かった」クルッ

初霜「よいしょっと」

提督「!?」


85:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 00:21:38.42 :kOyfTEVl0

提督「初霜、腹に跨がる必要はないだろ」

初霜「次は手ですね」モミモミ

提督(聞いてない?)

初霜「はぁ……はぁ……とてもたくましいです」

初霜「こ、この手で抱かれたら……私……」ドキドキ

提督「!!」

提督(やっぱり変だ! 間違いなく感染してる!)

提督(早くワクチン……を……)

提督(あ!!)


提督(そうかしまった! ワクチンは軍服のポケットだ!)

初霜「はぁ、はぁ」ペロペロ

提督「初霜!? ゆ、指を舐めるな!」


86:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 00:29:50.12 :kOyfTEVl0

提督(くっ、軍服は……あそこか)

提督(あと少しで手が届くのに、くそ!)

初霜「提督」グイッ

提督「!!」

チュッ

初霜「ん……ちゅっ……」

提督「初霜……! や、やめ……!!」

提督(霞の時と同じだ! 振り払えないし、このままじゃ……)

初霜「はむ……んふ……」

提督(も、もうちょっとだ! ほんのちょっとで……!)


提督(……よし!!)ガシッ


87:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 00:38:59.04 :kOyfTEVl0

提督(これでワクチンを初霜に)ガサゴソ

提督(元に戻れ!!)

ガシッ

提督「!!」

初霜「な、何をする気ですか?」グググ

提督(止められた!)

初霜「これ、何の注射ですか」

提督「……お前を元に戻す薬だ」

初霜「私、どこも変じゃないです!」

提督「そうか? いつもの初霜なら、強引にキスなんてしないと思うが」

初霜「それは……私が胸にしまっていた願望というか」

初霜「提督とこういうことをしてみたいって密かに思ってて」

提督「よく聞け初霜。それはあるウイルスに感染してるからで…」

初霜「とにかくこの注射はしまってください!」


88:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 00:46:27.50 :kOyfTEVl0

提督「そうはいかない! お前に元に戻ってもらうため、これを打たないと!」グググ

初霜「や、やめてください!」

ゴロゴロ ドサッ

提督「うぐっ!」

提督(床に思いっきり……!)

初霜「離してください!」ジタバタ

バキッ

提督「痛いっ!? お、大人しくしろ!」


プシュッ

初霜「きゃっ!」

グタッ


初霜「……zzz」

提督「はぁ……はぁ……な、何とかなった……」

提督「しかし今の絵面こそ、事情を知らないと本当に危ないな」


89:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 00:53:59.29 :kOyfTEVl0

提督「というか、今ので他の艦娘は……」

提督「……起きてないな。よかった、のか?」

提督「とりあえず初霜を寝かせて、次の艦娘を……ん?」

提督「うわっ! う、嘘だろ……軍服が水浸しだ……」

提督「これ、全部ワクチンか?」

ガサゴソ

提督「ぜ……全滅……」

提督「どうする。ワクチンがないと艦娘を元に戻せない」

提督「明石のとこに行って、もらうしかない……」


90:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 01:02:07.37 :kOyfTEVl0

――――


スタスタ

提督「まさかこんな事になるなんて」

提督「油断して服を脱がなければ……軍服を下敷きにするなんてことは……」

提督「……いや、後悔しても意味がない」

提督「こうなったら、なるべく艦娘と出会わないように明石を探さないと」

↓2「……」

提督「ゆっくり、慎重に進むんだ。周囲に気を配って」

↓2「……」ツンツン

提督「っ!!」ビクッ


92:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 01:02:36.37 :I5fn+EUVo
比叡


96:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 01:15:09.26 :kOyfTEVl0

提督「ひ、比叡……っ!」

比叡「なんでこの世の終わりみたいな顔をするんですか」

提督「いや……はは、何でもないんだ」

提督(言ってるそばから見つかってどうするんだ!)

比叡「それにこっそり歩いてましたけど、隠れんぼでも? 私も参加したいです!」

提督「違うよ、何でもないんだ本当」

比叡「そうですか。ちょっとワクワクしたのに」

提督「……じ、じゃあもう行くからな」スタスタ

ガシッ

提督「!」

比叡「待ってください! 実は司令にお願いがあるんです!」

提督「……」


98:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 01:28:42.98 :kOyfTEVl0

提督「どんなお願いだ」

比叡「心の底からのお願いです」

提督「内容を言ってくれ」

比叡「……えっと」モジモジ


比叡「いつもお世話になってる司令に、ケーキを焼いたんです」ポッ

提督「すまん急いでるんだ」スタスタ


ガシッ

提督「ぐえっ!?」

比叡「どうして逃げるんですか!?」

提督(そりゃ逃げるだろ! 比叡の態度からして感染してるっぽいし、今の俺に逃れる術はないんだ!)

提督(仮に感染してなかったとしても、比叡の作ったケーキは……!)

提督「に、逃げたつもりはないんだがな」

比叡「あ、そうなんですか。今回作ったケーキ、すっごく上手く焼けたんですよ」ニコニコ


99:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 01:37:33.97 :kOyfTEVl0

提督「そうか」

比叡「何から何まで完璧にできて!」

提督「あのな比叡」

比叡「もったいないので味見はしてないんですけど」

提督(しろよ)

提督「なあ比叡、俺はこれから明石に会わなきゃ…」

比叡「でもきっと美味しいですよ! ほっぺた落ちちゃいますよ!」

提督(……命の間違いじゃないのか)

提督「比叡、いい加減に話を聞いて…」

比叡「ふふふ……どうですか、食べたくなってきたでしょう!? さっそく私の部屋に行きましょう!!」ガシッ

提督「へ?」

比叡「一名様ご案内!!」スタタタッ

提督「おい! 待てって言ってるだろこら!」スタタタッ


100:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 01:45:43.06 :kOyfTEVl0

――――


比叡「ちょっと待っててくださいね」

提督「……」

提督(比叡の部屋、こんなに女の子らしい感じなのか)

提督(意外ってほどでもないけど……って、呑気に観察してる場合じゃない)

提督(どうする? 比叡に迫られたら成す術がないぞ。良い雰囲気になるのは絶対に阻止しないと)

提督(ケーキを食べて、美味しいと一言感想を述べ)

提督(それから部屋を出る。全てをなるべく迅速に)


スタスタ

比叡「お待たせしましたー!」

提督(来たか)

提督(さて、一体どんなケーキを……)


101:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 01:51:53.91 :kOyfTEVl0

提督「……ん?」

比叡「どうですか! この素晴らしい見た目!」

提督(チョコレートケーキか。綺麗にデコレーションしてあるな)

提督「美味しそうだ」

比叡「でしょう? 切り分けますね!」テキパキ

比叡「はい、どうぞっ」サッ

提督「……いただきます」

比叡「召し上がれ?」ニコッ

提督(が、問題は味だ)

提督(せめて気絶はしないよう祈る!)パクッ

提督「……」

提督「……?」モグモグ


102:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:00:40.06 :kOyfTEVl0

比叡「司令……ど、どうですか……?」

提督「……」


提督「美味しい」ボソッ

比叡「!!」


提督「美味しい! 美味しいぞこれ、比叡!」パクパク

比叡「ほ、本当ですか?」

提督「お前も食べてみろ! 店に出せるレベルだぞ!」

比叡「は、はい」パクッ

提督「美味しいだろ!?」

比叡「ええ、すごく美味しいです」

比叡「本当に……と、とっても……」グスッ

提督「!? な、何で泣くんだ」


103:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:10:36.83 :kOyfTEVl0

比叡「いえ……何というか……」

比叡「やっと司令に、笑顔で美味しいって言ってもらえて……本当に喜んでもらえたんだなって」

比叡「今までは引きつった笑顔だったので……グスッ」

提督「……そうか、引きつってたか」

提督(なんとか笑顔を作ってたんだが、気づいてたんだな)


提督「比叡、すまなかった」ペコリ

比叡「え?」


提督「比叡に誘われた時な、正直嫌な予感しかしなかったんだ」

提督「ほっぺが落ちるなんて言って、本当に落ちるのは命なんじゃないかって」

比叡「ひええ!? ひどい!!」ガーン

提督「でも撤回する、このケーキは美味しい。最高だよ」

提督「こんな美味しいものが作れるなんて、お前には料理の才能があるんだな」ナデナデ

比叡「そ、そこまで言いますか?」


104:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:18:27.34 :kOyfTEVl0

提督「言うよ、文句なしだ。もしよかったら、またこのケーキを作ってくれないか?」

提督「今度は鎮守府のみんなにな。きっと喜ぶぞ」

比叡「はい! ……で、でも」

比叡「鎮守府のみんなに作る時は、こんなに美味しくできるか分かりません」

提督「そんなことはないだろう」

比叡「ありますよ、だって」


比叡「このケーキは司令のために、愛情をたっぷり込めて作ったんですから」

提督「……」


提督「……そ、そうか」

比叡「はい」

提督「俺のためにか」

比叡「愛情を込めました」

提督「……」

比叡「……司令っ」ギュッ


105:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:26:08.05 :kOyfTEVl0

提督「……」

比叡「えへへ」ギュー

提督「……」


提督(良い雰囲気だな、これは)


提督(阻止しなければと意識していたはずが……やってしまった)

比叡「あ、司令」

提督「え」

チュッ

比叡「ほ、ほっぺにチョコがついてましたよ」カァァ

提督「……」

提督(やばい)


106:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:31:55.06 :kOyfTEVl0

提督(この雰囲気はダメだ、何とかしないとダメだ)

比叡「そ、その……司令?」

比叡「もう一つだけ、お願いしてもいいでしょうか」

提督「何だ」

比叡「……」


比叡「恋人ごっこ、しませんか」

提督「……恋人?」


比叡「ごっこです。しばらく恋人みたいに過ごすんですよ」

比叡「とにかくイチャイチャすればいいんです」

提督(この前霞に要求された、新婚ごっこみたいの恋人版か)

比叡「お願いします! 1回だけでいいので!」


107:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:42:52.09 :kOyfTEVl0

提督(また大変な事になりそうだが……)

提督「よし、1回だけだぞ」

比叡「え!? 冗談半分だったのに……ありがとうございます!」

提督(良い事を思いついたぞ)


提督「じゃあ早速だが、恋人隠れんぼをしよう」

比叡「恋人隠れんぼ?」

提督「鬼は、隠れてる方を見つけたらキスをしなければならない」

比叡「き、キス!?」

提督「そうだ。それで攻守交代だ」

比叡「なんて過激なルール!」

提督「やるか?」

比叡「は……はい! 望むところです!」フンス


108:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:49:21.82 :kOyfTEVl0

提督「いい返事だ。じゃあまずは比叡が鬼だ」

比叡「私ですか?」

提督「ああ。だから俺を見つけたら、俺にキスをしなきゃいけないんだ」

提督「恥ずかしがらずにできるかな?」フフフ

比叡「望むところです!!」ブンブン

提督「俺も簡単には見つからないぞ。じゃあ始めよう」

提督「机に伏せて、100秒数えてくれ」

比叡「了解!」

比叡「いーち、にーい、さーん……」

提督(悪いな比叡、今のうちに抜けさせてもらうぞ)

提督(これはお前のためでもあるんだ)コソコソ

スタタタッ

比叡「じゅーう、じゅーいち、じゅーに」


109:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:54:34.86 :kOyfTEVl0

――――


提督「抜け出した、はいいんだが」

提督「明石はどこにいるんだ? 俺と同じようにうろついてるよな、きっと」

提督「歩いて探すのも難儀だし、放送で呼び出しをするか」

提督「いや……そんなことしたら、感染してる艦娘が押し寄せてきそうだな」

提督「地道に足を使って探そう」スタスタ


ドンッ


↓2「!?」ドサッ

提督「す、すまん。前を見てなかった」


111:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:57:05.56 :+kmYbLb80
榛名


135:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 22:07:08.15 :kOyfTEVl0

榛名「……あ」

提督「怪我はないか?」

榛名「てっ」

提督「?」


榛名「提督ーーーっ!!???」ギュッ

提督「!?!?」


榛名「やっと見つけましたぁ!? 榛名、ずーっと提督を探し求めていたんですよ??」ムギュー

提督(今までにない食いつき!! こ、これはウイルスの影響か!?)

榛名「執務室から提督のお部屋を、隅から隅まで調べたのに」

榛名「どこにもいないから、榛名とっても寂しくて……?」

提督「はは、は……まあ事情があって歩き回ってたからな」ダラダラ


136:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 22:23:26.89 :kOyfTEVl0

榛名「でもよかったです。こうして見つけることができて」

榛名「不足していた提督成分を補給です?」スリスリスリ

提督「……榛名」

提督「俺は今、すごく急いでるんだ。だから離れてくれると嬉しい」

榛名「えっ」ガーン

榛名「そんな、嫌ですよ! 提督から離れるなんて」

榛名「榛名も一緒に行っちゃダメですか?」ウルウル

提督「榛名も?」

提督(……掴んで離さないのはマズいけど、一緒に連れ添うなら大丈夫か?)

提督(明石と協力して、榛名にワクチンを打てばいい話だ)

提督「分かった」

榛名「本当ですか!? えへへ!?」ギュウウ

提督「首に抱きつくのはやめてくれ、苦しいから……」


139:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 22:33:44.60 :kOyfTEVl0

提督「あと、できるなら榛名にも協力して欲しいんだが」

榛名「はい! 提督の力になれるなら、どんなことでもします!」グッ

提督「助かるよ。明石を探してるんだけど、心当たりはないか?」

榛名「え」

提督「?」

榛名「……提督」ムスッ

榛名「どうして明石さんを探してるんですかっ」

提督「どうしてって……」

榛名「もしかしてデートのお誘いを?」

提督「いやいや、仕事の話だよ。緊急なんだ」

榛名「怪しいです」ジトー

提督「し、信じてくれ」


140:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 22:51:26.09 :kOyfTEVl0

榛名「信じたいですけど……ちなみに、どんなお仕事の話を?」

提督(そこまで説明しないといけないのか)

提督(まあ、ウイルスのことを言っても差し支えはないよな?)

提督「いいか榛名。これは真面目な話だ」

榛名「はい」

提督「実は仕事というのは嘘なんだ。現在この鎮守府には、デレデレウイルスというものが蔓延している」

榛名「……でれでれ、ういるす?」

提督「そうだ。そのウイルスに感染した者は、好意を持っている相手に対してデレデレになってしまうんだ」

提督「榛名、お前も感染者の1人だと俺は踏んでいる」

榛名「……」

提督「俺はお前を治療してやりたい。そのためには明石を探さないといけない」

提督「何故なら明石こそが、この騒動を巻き起こした張本人であり」

提督「この騒動を鎮める唯一の希望、ウイルスを消し去るワクチンを所持しているから」


141:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 23:01:26.94 :kOyfTEVl0

提督「頼む榛名。鎮守府のためなんだ」

提督「明石を探してくれないか」

榛名「……んー」


榛名「どうしてですか?」

提督「えっ……」


榛名「別にいいじゃないですか。好意を持っている相手にデレデレになるなんて」

榛名「榛名は素晴らしいと思います」

提督「なっ! 本気で言ってるのか!?」

榛名「だって言い方を変えれば、好きな相手に素直になれるってことですよね?」

榛名「加賀さんや曙ちゃんみたいに、素直じゃない艦娘もハッキリと愛情表現をすることができますし」

榛名「笑顔が絶えない素敵な鎮守府になると思いますよ?」ニコッ

提督「……」


142:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 23:16:10.11 :kOyfTEVl0

提督(まさか反論されるとは。これはウイルスによる思考の変化……みたいなものなのか?)

榛名「そう! そうですよ! きっと素敵な鎮守府になります!」

榛名「なので提督、ワクチンなんか探すのをやめて、榛名と遊びましょう?」

提督「!」

榛名「場所を移しませんか? できれば2人っきりになれるところがいいです」グイグイ

提督「ま、待ってくれ榛名。俺はいつも通りの鎮守府がいいんだ、だから…」

榛名「提督のお部屋なら、誰にも邪魔はされませんよね? 行きましょう?」グイグイ

提督(急に聞く耳を持たなくなった! 結局こうなるのか!)

提督「離してくれ榛名! 俺は……」



比叡「しぃぃぃぃぃぃれぇぇぇぇぇぇい!!!!」ズドドドドド



提督「っ!?」

榛名「あれは……比叡お姉様!?」


144:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 23:26:35.18 :kOyfTEVl0

比叡「みぃぃぃぃぃぃつけ……」



比叡「たっ!!!!」チュッ

提督「んむっ!?!?!?」

榛名「」



比叡「んーー……ぷはっ」

比叡「もう、まさか部屋を出るなんて予想外でしたよ!」

比叡「策士ですね、このこのー!」グイグイ

提督「……」

提督(ま、まさか追いかけてくるなんて)

比叡「どうですか? 恥ずかしがらずにキスできましたよ?」

比叡「褒めてくださいっ」ニコッ

提督「ああ、そうだな……」ナデナデ

比叡「えへへー」


145:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 23:42:46.12 :kOyfTEVl0

榛名「……提督」

提督「!」

榛名「これはどういうことか、説明してもらえますか」

提督「え……っとな。比叡もウイルスに…」

比叡「あれ? 榛名いたんだ。何で司令と一緒にいるの?」

榛名「一緒にいたらダメなんですか?」

比叡「そういうわけじゃないけど……私と司令は、恋人ごっこをしてる最中だったから」

榛名「恋人ごっこ?」

比叡「そう! 恋人みたいにイチャイチャするの! で、今は『恋人隠れんぼ』をやってるとこで……」

榛名「恋人隠れんぼ」

比叡「これが楽しくてさー! 鬼は隠れてる方を見つけたらキスをして」

榛名「キスを」

比叡「うん、キスをして攻守交代なの。だから今度は司令が鬼ー!」

榛名「へぇ……なるほど」


148:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 23:50:58.42 :kOyfTEVl0

提督(……こ、これはどうなるんだ?)

提督(比叡と榛名は、俺に好意を持ってくれている。でも)

提督(比叡と榛名も、お互いに好意を持っているから……)


ツンツン


提督「!」

明石「しっ……黙ってついて来てください」

提督「あ、明石」

コソコソ

明石「よし、物陰に隠れれば大丈夫ですね」

提督「会えて良かった。偶然通りかかったのか?」

明石「声が聞こえたので探りに来たんです」

明石「にしても、厄介なことになりますねこれ」

提督「え?」


149:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 00:06:53.14 :XouApFww0

明石「比叡さんと榛名さんですよ。提督を思う気持ちの衝突が起きます」

提督「衝突って……でも、あいつらはお互いに好意を持ってるだろ?」

明石「そうですね。けど提督にも好意を持ってる、この場合どっちの好意が大きいかが重要になってきます」

提督「?」

明石「つまり、比叡さんと榛名さん、両者共に1番好きな人が提督だったら」

明石「このままぶつかり合いが起きます」

提督「……」

明石「もしどちらか片方の中で、提督よりも姉妹に対する好意が大きかったら」

明石「姉妹愛が上回ることになって、もう片方に譲る形で事無きことを得ると思います」

提督「ややこしいな」

明石「まあウイルス云々関係なく、心の働きはそういうものですよ」

明石「ただ私の推測からすると、2人とも提督のことが大好きなので」

提督「そ、そうか? 榛名はともかく比叡は……」

明石「金剛さんに愛を注いでるイメージはありますけど、提督への愛もなかなかですよ」

明石「それにライクかラブかで言ったら、ラブですからね」

提督「……」


150:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 00:18:48.25 :XouApFww0

提督「というか、ワクチンを打てば争いを回避できるだろ」

提督「俺のは訳あって全滅でな。明石の持ってるワクチンを使って、2人がかりで治療しよう」

明石「……実は」

明石「私も全滅なんです」

提督「マジか」

明石「マジです。だから提督を探してたんですよ、ワクチンを分けてもらうため」

提督「今回も治療した艦娘に渡したのか?」

明石「いいえ。1人目を治療する前に転んで全部割っちゃったので」

提督「……お前……」

明石「分かってますごめんなさい……でも」

明石「まだ大淀に分けたものがありますし、研究室に行けば予備がたくさんありますよ」

提督「本当か?」


151:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 00:34:31.17 :XouApFww0

明石「はい、ただ」

明石「そこに行くまでに、すごく厄介な相手が数人いて……ふ、」


明石「服を脱がされかけたんです」ガタガタ

提督「……は?」


明石「嘘じゃないですよ、本当のことです」

提督「それはつまり……お前にラブを抱いてる艦娘が?」

明石「そういう考え方もできますけど、私は工廠に篭ってばかりなので、接する艦娘も限られてきますし」

明石「それに、出会う度に襲われたんですよ? 考えられますか?」

提督「……まあ何にしても、大淀を探すより研究室に行った方が確実だろう」

明石「やめた方がいいと思いますけど」

提督「仕方ないだろう。あの2人だって、早く元に戻してやらないと」


比叡「な、なんか榛名……怒ってない?」

榛名「……多分」

比叡「多分って何!?」


152:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 00:58:16.65 :XouApFww0

榛名「分かりません。ただ」

榛名「比叡お姉様が提督とキスしたり、イチャイチャしてるシーンを想像したら」

榛名「……ムカっときます……」

比叡「だから、怒ってるってことでしょ?」

榛名「多分」

比叡「怒ってるよね?」

榛名「ええそうですよ! 怒ってるんです! 私だって提督とチューしたいのに!」

榛名「比叡お姉様は、そんな榛名をよそにイチャイチャして!」プンプン

比叡「うっ……し、仕方ないでしょ。私だって司令と……色々したいもん……」ボソッ

榛名「色々ってなんですか! えっちな事ですか!?」

比叡「なっ! そんなこと言えるわけ……!!」カァァ

榛名「やっぱりそうなんですね!? 顔が真っ赤で隠しきれてませんよ!!」


提督「ヒートアップしてきたな」

明石「やっぱりぶつかり合いになりそうですね」

提督「見てられん……そろそろ行くよ。お前はどうする?」

明石「周囲を警戒しつつ2人を見守ってます」

提督「……もし殴り合いにでもなったら、仲裁を頼むな」

明石「はい」


153:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 01:08:30.01 :XouApFww0

スタスタ

提督「……出会う度に襲われた、か」

提督「ひょっとして、ウイルスがパワーアップしてるのか?」

提督「感染源に近ければ近いほど強力になってるとか……」

提督「まあそんな単純じゃないか」

提督「さて、気をつけて進もう」スタスタ


154:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 01:13:05.33 :XouApFww0
ここから安価を取る艦娘は、コンマ10以上でヤンデレになります。


155:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 01:17:47.02 :XouApFww0

――――


提督「……何だ? なんか寒気がしてきた、気のせいだよな?」ブルッ

提督「艦娘と出会いませんように……」


↓2「見つけた!」

提督「!?」ドキッ


157:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 01:18:13.41 :8vDdKxJn0
満潮


160:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 01:34:12.28 :XouApFww0

満潮「司令官! こんなとこで何サボってんの?」

提督(満潮……)

満潮「仕事は終わったんでしょうね?」

提督「もちろん」

満潮「ふぅん……まあ」

満潮「司令官なら当然よね」ギュッ

提督「!!」

満潮「仕事が終わったんなら、私とたくさん遊びましょ?」

提督「お、お前」

満潮「拒否しないでよね。私も色々終わらせて時間を作ったんだから」

満潮「し……司令官のために、さ」

提督(……どうやって切り抜けよう)


161:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 01:45:33.82 :XouApFww0

満潮「ね、何する? 司令官のしたいこと言って?」

提督「……」

満潮「黙ってちゃ分かんないじゃない。早く言いなさいよ」

満潮「……た、多少は……大人っぽいことしても、いいのよ……?」モジモジ

提督「満潮、すまない」

満潮「?」

提督「俺にはやらなきゃいけないことがあるんだ。お前と遊んでる暇はないんだよ」

満潮「え……」

提督「本当にすまない。それじゃ」スタスタ

提督(言い方はキツイが、これもみんなのため、満潮のためだ)


ガシッ


満潮「ま、待ってよ」

提督「……」


162:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 01:53:48.24 :XouApFww0

満潮「そんな言い方しなくてもいいでしょ!? かなり傷ついたんだけど!」プンプン

満潮「あ、そうだ! 今から間宮に行かない? 一緒にパフェ食べたい!」ニコニコ

提督「……」

満潮「ねえ、お願いっ。いいでしょ司令官?」ギュッ

満潮「こんなに頼んでるのよ? 折れてよ、ねえ」

提督(心を鬼にするぞ)

提督「すまん。また今度な」

満潮「今度じゃイヤなの! 今がいいの!」

提督「今はダメなんだよ……悪いな……」

満潮「……そう」


満潮「ほんっとウザい」

提督「!」


163:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 02:05:31.96 :XouApFww0

提督(え?)

満潮「なによ、せっかく私から誘ってるのに」

満潮「少しは素直になろうって決めて、思い切って声かけたのに」

満潮「それを平気で、簡単にあしらうんだ」

提督(な、何だこれ)

満潮「思えば当然かもね。私、いつも嫌な態度取ってるし」

満潮「それが頭に浮かんで、同じことしてやろうって思ったんでしょどうせ」

提督「違う。そんなことは…」

満潮「じゃあ何で突き放すのよッ!!」

提督「っ!?」ビクッ

満潮「どうして断るのよ! 私の勇気を踏みにじらないでよ!」

満潮「おかしなこと言ってるのは分かってる……けど、受け入れてよ……グスッ」

提督「……」


164:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 02:16:34.36 :XouApFww0

満潮「……どうして……どうして……」ポロポロ

提督(どうすればいいんだ。というか、これはウイルスのせいなのか?)

提督(それともすでに大淀がワクチンを打っていて……)


満潮「……ああ、そっか」

提督「!」

満潮「簡単なことだった」

満潮「司令官の中の私がそんなに嫌な奴なら、そのイメージを壊しちゃえばいいのよ」

提督「へ?」


ガバッ


提督「うっ!?」ドサッ

提督「み、満潮……何を……」

満潮「ごめんね司令官。私、今日からいい子になる」

満潮「どんな命令も素直に聞く、従順ないい子になるわ」

満潮「だから、たくさん愛して?」ニコォ…

提督「っ……!!」ゾクッ


165:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 02:27:32.59 :XouApFww0

満潮「さあ司令官、どんなことでもいいから」

満潮「私に命令して?」

提督(何だ……何なんだこれ。明らかにいつもの満潮じゃないし、デレデレウイルスでもない?)

満潮「……何にも言わないね。もしかして恥ずかしいの?」

満潮「ふふっ、そうなのね。分かってる……男の人が女の子にして欲しいことなんて」

満潮「大体決まってるもんね」

提督「は……?」

満潮「初めてで上手くできるか分からないけど、頑張るからね」ヌギヌギ

提督「まっ!? 待て待て待て! 何してるんだ満潮!」

満潮「何って、脱いだほうがいいでしょ?」

満潮「それとももしかして、着てた方が興奮する?」

提督「お、お前……とにかくやめるんだ!!」ガバッ

満潮「きゃっ!?」ドサッ


166:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 02:38:19.22 :XouApFww0

提督(あ……しまった、強すぎたか?)

満潮「……ふふ」

満潮「強引なのが好きなの? いいよ、どんな形も受け止めるから」

満潮「司令官、大好き……?」ユラァ…

提督「み……満潮……」

提督(ウイルスだ、ウイルスに違いない。やっぱり感染力だけじゃなく、症状まで……)

提督(となれば、やることは一つだ)

提督「待ってろ。すぐにワクチンを打ってやるからな!」

スタタタッ

満潮「司令官! どこに行くの?」

満潮「……やっぱり、今更遅いの……?」


167:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 02:43:00.06 :XouApFww0

――――


提督「ぜぇ、ぜぇ……追っては来ない、か」

提督「一体何なんだ……目に光が宿ってなかったし……」

提督「まさか、この付近にいる艦娘はみんな……!」

提督「いや、深く考えるのはよそう。ただワクチンを入手することだけを考えればいい」



↓2「提督……」

提督「ッ!!」ゾクッ


169:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 02:43:26.84 :RhG4ph820
飛龍


177:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 22:15:52.80 :XouApFww0

提督「飛龍か」

飛龍「どうしたの? ビクビクしちゃって」

提督「……」

飛龍「?」

スタスタ

飛龍「ち、ちょっと! 何で無視するの!?」グイッ

提督「放してくれ、急を要するんだ。話なら後でしよう」

飛龍「なんか冷たくない? せっかく良いこと教えてあげようと思ったのに」

提督「良いこと?」

飛龍「お、食いついた。気になる?」ニヤニヤ

提督「……後で聞くよ」スタスタ

飛龍「わっ、ストップ! 言うから止まって!」グイッ


178:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 22:29:30.15 :XouApFww0

提督「なるべく手短に済ませてくれよ」

飛龍「むー、やっぱり冷たい。傷つくなぁ」

飛龍「えっとね? 最近本土で話題になってる、超人気のテーマパークがあるでしょ」

飛龍「なんと! そのプレミアムペアチケットを入手することに成功したのです!」ジャーン

提督「おお、良かったな」

飛龍「反応が薄い!」

提督「蒼龍と行くのか?」

飛龍「んー、まあそれも考えたんだけど」

飛龍「言ったでしょ? 良いことを教えてあげるって」

飛龍「わ、私としてはね……提督と一緒に行きたいなって思ってるの」

提督「……」

飛龍「提督も行きたいでしょ? 超人気なんだよ! 超!」

提督「まあ、興味はあるけど」


179:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 22:47:24.42 :XouApFww0

飛龍「じ、じゃあ……!」

提督「でも蒼龍がすごく行きたがってただろ」

飛龍「へ?」

提督「目をキラキラさせて熱弁してたし、俺よりも楽しんでくれると思うから」

提督「蒼龍を誘ってやってくれ」

飛龍「い、いやいや! 私は提督を誘ってるんだよ?」

提督「それは嬉しいんだけどな。遠慮しとくよ」

飛龍「なっ……あーもう! わからず屋っ!」ギュッ

提督「!?」

飛龍「私は提督と行きたいのっ! 他の誰かじゃダメなの!」

飛龍「お願い! いいでしょ? どうしても提督とじゃなきゃ嫌なのぉー!」ギュー

提督「わ、分かったよ! お言葉に甘えるよ!」

飛龍「ホント!? やったぁー!!」ピョンピョン


180:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 22:55:00.80 :XouApFww0

提督「はぁ……やれやれ」

飛龍「提督とデートっ♪ でっ、えとっ♪」ニコニコ

提督(こんなにはしゃいで、子供みたいだな)フフ


提督「しかし、そうなったら蒼龍に何かお土産を買ってやらないとな」

飛龍「」ピクッ


提督「俺と飛龍で行ったら、きっと不貞腐れるぞ」

提督「機嫌を治すために良い物を……」

飛龍「なんで」

提督「……?」

飛龍「何で蒼龍の名前を出すの」

提督「えっ」


182:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 23:04:26.90 :XouApFww0

提督「何でって、だからあいつはテーマパークに行きたがってたから」

飛龍「違う」

飛龍「提督ってさ、いつも私と話してる時に蒼龍の名前を出すよね」

飛龍「なんでなの?」

提督「そうか? 自分ではそんなつもりはないが」

提督「もし事実なら、お前と仲が良いから…」

飛龍「どうしてなの私と話してるのに、なんで蒼龍の名前を出すの」ブツブツ

飛龍「私を見てくれてないの? 提督は私より蒼龍がいいの? なんでなんでなんで……」ブツブツ

提督「ひ……飛龍?」

飛龍「ねえ提督、一つ聞いていい?」

提督「ああ」

飛龍「もしもね」


184:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 23:17:27.28 :XouApFww0

飛龍「もしも、私か蒼龍のどちらかが轟沈しなきゃいけないってなったら」

飛龍「どっちを選ぶ?」

提督「は……?」


飛龍「答えて」

提督「そ、そんなこと」

飛龍「早く!!」

提督「……答えられない」

飛龍「いいよ、私にはお見通しだから」

飛龍「提督は蒼龍のことが大好きだから、絶対に蒼龍を選ぶ」

提督「いや…」

飛龍「そうに決まってる! 私のことなんてどうでもいいんでしょ?」

飛龍「いつも蒼龍のことを気にかけてるもんね、蒼龍が大好きだから」

飛龍「私より蒼龍のことが好きな提督は間違いなく蒼龍を選ぶ!」


186:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 23:29:07.36 :XouApFww0

提督「き、聞いてくれ飛龍、俺は…」

飛龍「また蒼龍の話? 聞き飽きたわよ!! その名前が出てくるたびに」

飛龍「私がどんな思いだったか分かる!? 笑顔の裏でどんなに心が締め付けられてたか分かる!?」

提督「……」


提督「すまなかった」ペコリ

飛龍「……」


提督「俺はお前を傷つけてしまったんだな」

提督「反省するよ、そして謝らせて欲しい。本当にすまなかった」

飛龍「今更謝ったところで私の心は晴れないよ」

提督「そうだな……だが、もうお前の前で蒼龍の名前は出さないと誓おう」

提督「それと、せめてもの罪滅ぼしだが……お前の言うことは何でも聞く」

飛龍「……何でも?」


190:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 23:39:31.35 :XouApFww0

提督「ああ、何でもだ」

飛龍「本当に何でもいいの?」

提督「言ってくれ、頼む」

飛龍「……ふふっ」

飛龍「うふふふっ。じゃーあー」


飛龍「提督は、これからずーっと私のもの」

飛龍「私の奴隷」

提督「ど、どれ……!?」

飛龍「何でも言うこと聞くんでしょ?」

提督「……分かった」

飛龍「やった♪ じゃあ奴隷さん? 早速」

飛龍「私の足、舐めて?」スッ


192:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 23:49:34.42 :XouApFww0

提督「あ、足を……」

飛龍「舐めて。ワンちゃんみたいに」

提督「……」ペロッ

提督「……」ペロペロ

飛龍「ん、あはっ……くすぐったい」

飛龍「いい子いい子♪」ナデナデ

提督「も、もういいか?」

飛龍「勝手に話さないこと」

提督「……」

飛龍「そうねー、じゃあ今から言うこと復唱して」

飛龍「私は飛龍の足を舐めるのが大好きです。とっても興奮します」

提督「!!」

飛龍「どうしたの? 早く言ってよ」

提督「……わ」

提督「私は飛龍の足を舐めるのが大好きです。とっても興奮します」


193:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 23:58:50.19 :XouApFww0

飛龍「あははは! ホントに言った! おかしい!」

提督「……」

飛龍「じゃあ、次はね」


飛龍「足からどんどん上に舐めていって」

提督「!」

飛龍「聞こえなかったの?」

提督「……」ペロッ

ペロペロ

飛龍「んん……そんな感じ……」ゾクゾク

飛龍「ふふ、あの提督が私の足を舐めてるなんて、他の艦娘が知ったらどうなるんだろう」

提督「……」ペロペロ

飛龍「そう……どんどん上に……」

提督「……」ピタッ

飛龍「なんで止まるの」


194:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 00:06:15.87 :RhiaR/8S0

提督「……太腿もか」

飛龍「当たり前でしょ。どんどん上にって言ったじゃない」

提督「……」

提督(こ、これ以上いくと……マズいことにならないか)

飛龍「奴隷さん、何してるの」

飛龍「何でも言うこと聞くって、嘘なの?」

提督「……」

ペロッ

飛龍「きゃっ……それでいいのよ、ふふ」

提督(……飛龍には申し訳ないことをした)ペロペロ

提督(俺にできる精一杯のことをしたい。だが)ペロペロ


ピタッ


飛龍「また止まったね」

提督「……」


195:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 00:21:21.95 :RhiaR/8S0

飛龍「ご主人様の命令が素直に聞けないのかなぁ、この奴隷さんは……」ハァ ハァ

提督「も……もう太腿は舐めた」

飛龍「見てたから分かるよ。早くして」ハァ ハァ

提督「太腿から上にもいくのか」

飛龍「しつこいなぁ。どんどん上に、これだけ守ればいいの」ハァ ハァ

提督「でもこれ以上は……これより上へ行くと……!」

飛龍「そうだよ……? 早く舐めて……提督……?」ニコォ…

提督「っ……!」



満潮「みーつけた」



提督・飛龍「!?」


196:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 00:37:26.03 :RhiaR/8S0

提督「み、満潮!?」

満潮「司令官……さっき私が言ったこと、疑ってるんでしょ?」

満潮「そんなにすぐ信じてもらえるはずないもんね。でもね」

満潮「これからの私を見てて欲しいの。どれだけ本気か分かってくれると思うから」

飛龍「……ごめん満潮ちゃん。今、ちょっと取り込み中なの」

飛龍「提督に用があるなら後にしてくれる?」

満潮「そうはいかないの。司令官の頭の中から、少しでも早く酷い私を追い出さないと」

満潮「飛龍さんこそ、邪魔だからどっか行って」

飛龍「は?」

提督「……」

提督(これは抜け出すチャンスか。しかし飛龍の命令を……)

提督(いや……この騒動が終わってから、もう一度謝って……そして償いをさせてもらおう……)


飛龍「邪魔なのは満潮ちゃんよ。提督と私の時間を奪わないで」

満潮「……」


提督(本当にすまない!)スタタタッ


197:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 00:44:59.27 :RhiaR/8S0

――――


提督「空気が重く感じられるのは、ウイルスのせいなのか」

提督「……一刻も早くワクチンを入手しないとな」

提督「研究室までは、もう少しか?」



↓2「だーれだ」ササッ

提督「っ!?」


199:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 00:46:19.87 :SAsIoPEU0
敷波


201:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 01:05:12.83 :RhiaR/8S0

提督「その声は敷波か?」

敷波「お、当たり。声だけで分かるなんてすごいね」

提督「まあ艦娘たちと何年も一緒に過ごしていればな」

敷波「……そこは、艦娘たちじゃなくて敷波って言ってよ……」ボソッ

提督「ん?」

敷波「な、何でもない! そうだ司令官、今から用事ある?」

敷波「無いなら…」

提督「悪い、急いでるんだよ」

敷波「えっ」

提督(そんな悲しそうな顔をされると……)

提督「後じゃダメか」

敷波「うん」

提督(即答)


202:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 01:16:51.18 :RhiaR/8S0

敷波「あのね、司令官のためにね」

敷波「クッキー……焼いたんだ」

提督「クッキー? それなら後でもいいんじゃないか?」

敷波「焼きたてを食べて欲しい」

提督「んー……すまん。一大事なんだ」

提督「焼きたてを食べて欲しいなら、また作ってくれると…」

敷波「初めて作った焼きたてを食べて欲しい」

提督「……」

敷波「ダメなの?」

提督「すまん」ペコリ

敷波「……ふん!」


204:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 01:26:19.70 :RhiaR/8S0

敷波「いいよ、もう。好きにすれば」

敷波「焼いたの全部赤城さんにあげるし! もう作って上げないから!」プイッ

提督(……怒らせてしまったか。でもしょうがない)

提督「埋め合わせは、必ずする」ナデナデ

スタスタ

敷波「……」


ギュッ


敷波「待って」

提督「!」

敷波「今の嘘……司令官のために作ったのに、あげるわけないし」

敷波「美味しいって言ってくれるなら何度も作ってあげるから……だから一緒に来て」

提督「……」


206:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 01:39:23.57 :RhiaR/8S0

提督(……少しくらいならいいか……しかし)

敷波「お願い」

提督「……よし」


提督「ちょっとだけだぞ」

敷波「!」

提督「どこで作ったんだ?」

敷波「食堂! はやくはやく! 冷めちゃうから!」グイグイ

提督(まあそうだよな……研究室が遠のくが……)


――――


敷波「どう? これ、司令官の顔の形なんだけど」

提督「上手いもんだな」

敷波「えっへん!」

提督「ふふ。で、どれも食べてもいいのか?」

敷波「もちろん!」


207:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 01:45:52.56 :RhiaR/8S0

提督「じゃあ、俺の顔を模したクッキーを」

敷波「……」

提督「いただきます」パクッ

提督(ん? なんか違和感があるが)モグモグ

敷波「どう司令官、おいしい?」

提督「んん! とても美味し……い?」グラッ

提督(な……何だ……体に力が……)


ドサッ


敷波「あれ? どうしたの司令官、急に倒れちゃって」

提督(体が痺れて動かない!?)

提督「……敷波……ま、まさか……クッキーに……」

敷波「効果あったみたいだね、痺れ薬」ニコッ


209:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 01:54:18.96 :RhiaR/8S0

提督「痺れ薬……? 何でそんなものを……」

敷波「何でって、司令官とイチャイチャするためだよ」

提督「イチャイチャ?」

敷波「だって、キスとか絶対にさせてくれないでしょ?」

敷波「それが痺れ薬を使えば……」

チュッ

提督「!」

敷波「……ちゅっ……ん」

敷波「ほら、こんな風に簡単にできるし」

提督「そ、それだけのために、こんな……」

敷波「え? キスだけじゃないよ?」

敷波「もっとすごいこと、するつもりだもん♪」

提督「なっ……!」


210:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 02:06:13.66 :RhiaR/8S0

敷波「まずはー」

ギュッ

敷波「へへ……抱きついちゃえっ」

敷波「……心臓の音、とくとく鳴ってる……」

提督「……っ」

敷波「じゃ、服を脱がしてあげるね?」

ヌギヌギ

提督(ダメだ……どれだけ頑張っても、指先が微かに動くだけ)

提督(逃げようにも逃げられない)

敷波「さっきから指がピクピクしてるけど」

敷波「それ、100パーセントの力なの?」

提督「……」

敷波「もしかして喋れなくなっちゃった? それは予想外……」


211:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 02:17:54.67 :RhiaR/8S0

敷波「明石さんのとこから持ち出したのが間違いだったかなぁ」

敷波「お喋りはしたいのに……ちょうどいいのって無いのかな」

提督(明石が作ったのか。痺れ薬なんてどういう……あっ)

提督(そうだ! 榛名と霧島が喧嘩している場所は、この近くのはずだ)

提督(物音を立てれば、明石が不思議に思って探りに来るかもしれない!)

提督(何かないか、何か……)

敷波「あれ? ということは」

敷波「……あれも反応しないのかな……」ボソッ

提督(あった! このテーブルクロスを引っ張れば……!)

提督(ぐっ……!! くそ、全然上がらない。もっと死ぬ気で……)

敷波「……確かめてみよ」ポッ

カチャカチャ

提督(!? な、何してるんだ!!)

提督(チャックを……くっ、ヤバいぞこれ!)


212:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 02:26:27.98 :RhiaR/8S0

グッ

敷波「あれ? 引っかかった」

提督(ナイス! 今のうちに!!)グググ

敷波「ふぬー! んんー! もう、面倒だなぁ」

敷波「……あっ、そうだ」


敷波「ベルトを外して、丸ごと脱がせればいいんだ?」ニコッ…

提督(!!)


敷波「そのままジッとしててね、司令官♪」カチャカチャ

敷波「といっても動けないかー?」カチャカチャ

提督(くそっ! 動け動け! 動いてくれぇ!!)グググ



敷波「よし、取れた!!」スッ

提督(……動い……た……!!)ガシッ


213:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 02:32:33.19 :RhiaR/8S0

提督(あとは、これを引っ張れば!)

敷波「そーれーじゃーあー」

敷波「降ろしちゃえ!」スッ


ガシャーーーン!!


敷波「きゃっ!?」ビクッ

提督(よし)

敷波「食器が……! 司令官の仕業?」

提督(あとは、頼むぞ明石! 気づいてくれ!)

敷波「……司令官、まだ動けたんだね」


敷波「もっとクッキー、食べさせないと」

提督(!!)


214:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 02:38:42.69 :RhiaR/8S0

敷波「一個じゃ足りない、もっともっと」

敷波「口に詰め込んであげるから、味わってね司令官?」

提督「……!!」

敷波「はい、あーん……」



明石「誰かいるの?」

提督・敷波「!!」


明石「ん? 敷波ちゃん……そこで何してるの?」

敷波「い、いえ……お菓子を焼いてて……」

敷波(これが狙いだったのね! でも)

敷波「ちょっと食器を床に落としてしまったんです」

明石「大丈夫?」

敷波「はい! 一人で片付けますから!」


215:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 02:45:43.29 :RhiaR/8S0

明石「ならいいけど……気をつけてね?」

敷波「はーい」

敷波(残念! ここからじゃ司令官は見えないし)

敷波(助けを呼ぶこともできない。全てが水の泡だよ)ニヤッ

提督「……」


提督「明石!」

敷波(えっ!?)


明石「提督?」

提督「助けてくれ! 体が痺れて動けないんだ!」

明石「体が痺れ……まさか、敷波ちゃん!?」

敷波「……なーんだ。喋れたんだ、司令官」


216:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 02:59:37.45 :RhiaR/8S0

敷波「せっかく上手くいくと思ったのになぁ」

明石(……まだ感染してるのね)スタスタ

敷波「明石さん。この薬、どこまで痺れて動けなくなるのか書いといてくださいよ!」

明石「そんなものまで盗んで……全く」


プシュ

敷波「!」

ガクッ


提督「! その音は、ワクチンか?」

明石「ええ……大淀と会ったんですよ。少しワクチンを分けてもらいました」スタスタ

明石「榛名さんと比叡さんにも打って、喧嘩は収まりま……きゃあ!? 何でパンツ丸出しなんですか!?」

提督「!? 敷波の奴、結局降ろしたのか!」

提督「聞いてくれ明石、これは…」

明石「だ、大丈夫です。今なんとなく事情が掴めましたから」


217:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 03:06:03.24 :RhiaR/8S0

提督(どうする。穿かせてくれなんて頼めないし)

提督「なあ明石、この痺れはどれだけ長引くんだ」

明石「……そうですね。5分くらいですよ」

提督「そんなに短いのか?」

明石「ええ、まだ試作段階なので」

提督「ということは、そろそろ……」

グッ グッ

提督「本当だ、少しずつ動かせるようになってきた」

明石「戻ったらすぐ穿いてくださいね」

提督「当たり前だ」


225:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 20:52:10.72 :RhiaR/8S0

――――


提督「ふぅ……一時はどうなることかと」

明石「研究室に向かったのに、何でここに?」

提督「敷波がクッキーを焼いてくれたんだよ。断ることができなかった」

明石「なるほど」

提督「というか、やっぱりデレデレウイルスは、感染力だけじゃなく症状も悪化してるみたいだぞ」

明石「はい……それは気づいてます。性欲も強まってヤンデレ化してますね」

提督「大丈夫なのか? ワクチンは効くんだろうな」

明石「敷波ちゃんは無事に眠ったので、起きてどうなるか。神のみぞ知るです」

提督「まだ分からないってことか」

提督「ところで、ワクチンはまだ手元に? あるなら分けて欲しい」

明石「すみません、今ので最後なんですよ。大淀が持っていた数も少なくて、もらったのは2本程度で……」

提督「その大淀は?」

明石「研究室に行きました。提督と同じでワクチンを入手するために」

提督「……果敢というか、頼もしいなあいつ」


226:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 21:07:13.02 :RhiaR/8S0

提督「俺もまた行くよ。襲われてないか不安だ」

明石「襲われて危機に直面してた提督が言いますか」

提督「面目ない……でも誰かが行かないと。明石は?」

明石「比叡さんと榛名さんを看てますよ」

提督「そうか、頼むぞ」スタスタ


――――


提督「よし、敷波と会ったところまで戻って来たぞ」

提督「……静まり返ってるのが不気味だな。大淀はもう辿り着いたかな」


↓2「提督!!!!」ギュッ

提督「!!!!」ドキッ


228:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 21:08:46.54 :TTaHC62xo
北上


234:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 21:19:50.01 :RhiaR/8S0

提督「き、北上!? 脅かすなよ!」

北上「ふふふ、作戦成功」ニヤリ

提督「何の作戦だよ……」

北上「提督をびっくりさせる作戦だよ。いやー、面白いくらい体が跳ね上がったね」

提督「心臓もな」

北上「うんうん、大成功♪」

提督「……目的は何なんだ」

北上「そんなのイタズラに決まってるじゃん」クスクス

提督「イタズラ……」

提督(こいつはいつも通りだな)

北上「ねーねー、何してたの?」

提督「ん? ああ、ちょっとワクチンを取りにな」

北上「ワクチン?」


235:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 21:32:32.32 :RhiaR/8S0

提督「今、鎮守府にはあるウイルスが蔓延してるんだ」

提督「それに感染した艦娘を治療するため、研究室にあるワクチンが必要なんだよ」

北上「ふーん……よく分かんないや」

提督「お前も感染してる可能性はあるんだぞ」

北上「どうでもいいよ、それよりさー」

北上「あたしと良いことしない?」

提督「……何だよ良いことって」

北上「エッチなこと」

提督「直球だな!」

北上「そう? もっと具体的に言うなら、提督の…」

提督「言うな。それはいけない北上」

北上「? 変な提督」

提督(お前が言うか)


236:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 21:51:37.37 :RhiaR/8S0

北上「今、お前が言うなって思ったでしょ」

提督「えっ」

北上「んー……だよねぇ。なんかさ、あたし変なのよ」

北上「いつもなら冗談で済ますんだけど、これ本気だからね」

提督「……」

北上「こういう誘いを平気でするのって、ふしだらでしょ」

北上「曲がりなりにも女だし、節操を持った方がいいんだろうけど」

北上「でもそんなのどうでもいいっていうか……」ギュッ

提督「!」

北上「とにかく、提督と一緒になりたいって気持ちが溢れて来て、止まらないの」

提督「……」

提督(感染してる。しかもこれは……)


237:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 22:04:28.83 :RhiaR/8S0

北上「こうやって抱きついて、提督の匂いを嗅いでるだけでね」クンクン

北上「すごく幸せな気持ちになる」

北上「どんな変態だって話だよね」フフッ

提督「……」

北上「今なら大井っちの気持ち……分かるかも」

北上「……提督」


北上「ダメ?」

提督「……」


提督(飛龍の時にようやく気づいたんだが、俺はウイルスを消し去ることに必死になりすぎて)

提督(艦娘の気持ちを蔑ろにしすぎていたのかもしれない)

提督(ウイルスに感染したにせよ、これは艦娘たちの本音なんだ)

提督(だったら無視をせず、気持ちに応えてやってから、ワクチンを取りに行ってもいいんじゃないか)

提督(……と思ったんだが)


238:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 22:19:03.68 :RhiaR/8S0

提督(しかし一方で、ウイルスに感染したから行き過ぎた行動に走る場合もあるわけで)

提督(両者とも納得のいく落としどころを見つけるのが最善策なんだろう)

提督(……上手くいくかは分からないが)

北上「あたしと一線越えてみないかい?」

北上「って、冗談っぽくも言ってみたり」

提督「なあ、北上」

北上「?」


提督「キスじゃダメか」

北上「……え?」


提督「すまん、まずお前の誘いに返事をしよう」

提督「そういう行為はできない」

北上「……」

提督「けどな、キスとか抱きしめるとかはできる。いや、しよう」

提督「違う、させてくれ! 俺はお前を抱きしめてキスがしたいんだ!」

北上「……」

提督(我ながら何を言ってるんだ)


239:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 22:32:08.12 :RhiaR/8S0

北上「抱きしめてキスはしたいのに、エッチはできないの?」

提督「……ああ」

北上「つまり、あたしのこと都合のいい女みたいに捉えてるんだ」

提督「っ!?」

提督(そ、そうなるのか……しまった……)

提督「言い方が悪かったよ! 俺は…」

北上「あれ?」

北上「あれって何だろう、ほら」

提督「へ?」

北上「提督の後ろ。あれがワクチン?」

提督(ワクチンだと!)

提督「どこだ!?」クルッ

北上「……」ガサゴソ


ガチャッ


240:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 22:46:05.95 :RhiaR/8S0

提督「え……」

提督「な、何だ。足首に何かが」

提督「……手錠?」ジャラッ

ガチャッ

提督「!? て、手首にも」

北上「提督さー、それでも軍人? 簡単に騙されちゃって」

提督「北上、これは……!」

北上「拒否された時の最終手段だよ」

北上「そして足を引っ張れば……えいっ」グイッ

ドサッ

提督「ぐっ!?」

北上「あ、ごめん。まともに受身取れなかったね」

北上「でも……これで準備は整ったね?」ニヤリ…


241:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 23:01:02.19 :RhiaR/8S0

提督「何をする気だ」

北上「そんなの分かりきってるでしょ?」

北上「あたし、提督と一つになりたいんだよ。キスなんかじゃ物足りない」

提督「……俺の意思は無視してもいいのか」

北上「大丈夫。今は乗り気じゃなくても、あたしがその気にさせてあげる」

北上「で、そのうちあたしじゃないと満足できない体にしてあげるから?」ニコッ…

提督「っ……!」ゾクッ

提督(説得は無理だった……いや、仕方が間違ってたのか)

提督(何にしても、また身動きができない状況に!)グググ

北上「手錠を力ずくで? 無理だと思うけどなー」

北上「さてと」ヌギヌギ

スー…

提督「!!」

北上「スカート穿いたままパンツ下ろすの、ドキドキするでしょ」フフッ


242:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 23:11:24.21 :RhiaR/8S0

北上「かーらーのー」

北上「はい、プレゼント?」スッ

提督「なっ……!」

北上「あはははっ、頭にパンツ被った提督おもしろーい!」

北上「写真撮ろっと。はい笑顔ー」

提督「待て、やめっ」

パシャッ

北上「うん、なかなか良いね」

提督「……」

北上「じゃあ始めよっか。まずは提督を……」

提督「くっ!」グイッ グイッ

北上「……必死だねぇ。イモムシみたいに床を這ってさ」

北上「そんなにあたしとするのが嫌だなんて、傷つくなー」

ノシッ

提督「うっ!」

北上「のしかかっちゃえば、もう逃げられないよね?」


243:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 23:25:31.52 :RhiaR/8S0

提督「……違う」

北上「は? 何が?」

提督「お前とするのが嫌だとか、そういう問題じゃないんだよ」

北上「意味分かんないよ……もう、ガムテープも持ってこればよかった」

北上「そうすれば口封じもできて、興奮する…」


提督「俺はお前を大切にしたいんだ」

北上「!」


提督「だから、こんなことをするのはやめて欲しいんだ」

提督「頼む。手錠を外してくれ」

北上「……嫌」

提督「北上!」

北上「それよりさ提督。スカートの中、見たくない?」

北上「見たいでしょ。男だもん、見たいに決まってるよね?」

提督「……やめてくれ」


244:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 23:33:36.01 :RhiaR/8S0

北上「いいよ? 提督にだけ見せてあげる」

北上「あたしは提督のもの、提督はあたしのものだから。ね?」スー…

提督「……!」



プシュッ

北上「!!」

ガクッ



提督「……?」

???「こっちに来て正解でしたよ、提督」

提督「お……大淀!」

大淀「はぁ、こんな場所で性行為を始めようとするなんて、とんでもないですね」

提督「それはウイルスのせいで……」

大淀「知ってます、私もウイルスに対して言ったんですよ」


246:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 00:28:22.30 :5QRMiqLL0

大淀「待っててください、手錠外しますね」

提督「その前に頭のパンツを頼む」

大淀「あ、はい」スッ

提督「鍵は北上が持ってると思うが」

大淀「……はい、ありました」

カチャカチャ

ガチャッ

提督「助かったよ」

大淀「偶然ここを通らなかったら、モザイク処理がかかるようなことされてましたね」

提督「感謝する。ところで明石に聞いたんだが」

提督「もうワクチンは入手できたのか」

大淀「いえ、まだですよ。他の艦娘に追い掛け回されてたところでして」

提督「追い掛け回された?」

大淀「ええ……誰かは言いませんけど」

大淀「このウイルス、どうやらライクをラブに変えてしまう力も持ってるみたいです」

提督「……厄介だな」


247:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 00:36:21.39 :5QRMiqLL0

提督「で、ワクチンの本数は? あと何本だ」

大淀「北上さんに使ったので最後でした」

大淀「できれば研究室に行くまで、とっておきたかったんですけどね」

提督「そうなのか。それはすまないことを……」

大淀「仕方ないですよ。では、一緒に行きましょうか」

提督「? 一緒にか」

大淀「はい。またどっちかが襲われたら、2人がかりで逃げられるじゃないですか」

北上「zzz……zzz……」

提督「……いや」

提督「大淀、お前は北上を連れて診察室で待機しててくれ」

提督「北上に好意を寄せる艦娘が来たら、大変なことになる」

大淀「……確かにそうですね」

大淀「けど提督が1人になってしまいますよ?」

提督「任せてくれ。必ずワクチンを持って帰ってくるから」


248:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 00:44:35.00 :5QRMiqLL0

大淀「北上さんに、いい様にされたのに大丈夫ですか?」

提督(明石の時とダブるな)

提督「大丈夫だよ。もし捕まっても自力で何とかする」

大淀「大前提で捕まらないでくださいよ」

提督「もちろんだ」


――――


提督(……とは言ったものの)

↓2「提督?」

提督(不安になってきた。有言実行できるといいが)


250:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 00:44:57.86 :E+RvdsNL0
朝雲


255:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 01:01:29.51 :5QRMiqLL0

提督「朝雲、聞いてくれないか」

提督「俺に頼みたいこととかある……んだよな?」

朝雲「なんで分かったの?」

提督「経験だ」

朝雲「経験?」

提督「何でもない。で、どんな頼みなんだ」

朝雲「うん……言いにくいんだけど、ね」


朝雲「キス、してみたいの」

提督「……」


朝雲「か、勘違いしないでよ? 司令とキスしたいわけじゃなくて」

朝雲「テレビでキスシーンやってて、どんな感じなんだろうなぁって気になっただけで」モゾモジ

提督(気になっただけで、キスなんて求めるか普通)


256:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 01:11:59.84 :5QRMiqLL0

朝雲「まあ、嫌なら嫌でいいけどさ」プイッ

提督(嫌かどうかで返事を求めるか。言いにくいな)

朝雲「どうなの? 私とキスするの嫌?」

提督「ちなみに口か」

朝雲「そうよ。10秒以内に答えないと、私が勝手に決めるからね」

朝雲「10987654…」

提督(早っ!!)

提督「嫌じゃない!」

朝雲「……ほ、ホントに?」ドキドキ

提督「ああ、嫌じゃない、が」

提督「どうしても口じゃないとダメか?」

朝雲「うん」

提督「……よし」


257:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 01:19:47.79 :5QRMiqLL0

提督「来い」

朝雲「! いいの?」

提督「ああ」

提督(口にキスなんて今更だ、いくらでもしよう)

朝雲「ありがとう。でも、あの……」

朝雲「できれば……司令から来て欲しいな」モジモジ

提督「俺から?」

朝雲「そう。私に詰め寄って、壁ドンして」

朝雲「耳元で『俺色に染めてやるよ』って囁いた後に……そっとキスして?」

提督「……」

提督(これは違う意味で恥ずかしい)

提督(だが、今までに比べたらお安い御用の注文だぞ)


258:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 01:24:52.65 :5QRMiqLL0

提督「よし行くぞ。壁を背にしてくれ」

朝雲「う、うん」

提督「コホン……」

提督「……」ジリジリ

朝雲「……っ」ドキドキ

ドンッ

朝雲「きゃ?」

提督「……」



提督「俺色に染めてやるよ」ボソッ

朝雲「!!」キュンッ


チュッ


259:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 01:31:46.53 :5QRMiqLL0

提督「……こ、こんな感じでどうだ」カァァ

朝雲「へ……へへへ……」ニヤニヤ

朝雲「はっ! ま、まあまあね。及第点よ」

提督「そうか、それは良かった」ホッ

提督「じゃあ、俺はもう行くよ。実は用があってな」スタスタ

朝雲「……?」


ギュッ


提督「朝雲?」

朝雲「……司令」

朝雲「もうちょっとだけ、私と一緒にいて……?」

提督「……」

提督(これはマズい方向に向かってるのか)


260:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 01:45:30.94 :5QRMiqLL0

朝雲「お願い」

提督「そうしてやりたいのは山々なんだが」

朝雲「ダメなの?」

提督「ダメじゃないよ。ただ、俺も行かなきゃならない場所があって」

朝雲「行かなくていいわ。私と一緒に過ごして?」

提督(何だ……急に積極的に。まさかとは思うが)

提督(今のキスで、朝雲の中の好意が膨らんだ?)

朝雲「司令、お願い? もし私と居てくれるなら……」

朝雲「司令の望むようなこと、何でもしてあげるから?」ニコッ…

提督「!」

提督(目から光が消えていく!? これは……!)


262:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 01:54:07.87 :5QRMiqLL0

朝雲「何でもいいの、何でも。司令のしたいこと、やりたいこと」

朝雲「私、何でも受け入れるから」

朝雲「ね? ね? お願い?」

提督「……っ!!」


提督「すまん朝雲!」スタタタッ

朝雲「あっ」


朝雲「……私の思い、足りなかったのかなぁ?」



――――


提督「な、なるほど……元々の好意を上げてしまったら」

提督「それだけウイルスも反応するのか……」

↓2「提督」

提督(!? 油断していた!)


264:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 01:55:52.19 :dc1swly50



266:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 02:03:37.66 :5QRMiqLL0

提督(今度は潮か)

潮「汗をいっぱいかいてますけど、具合が悪いんですか?」

提督「いや、そんなことはないよ」

潮「そうですか……」

提督「……」

潮「……」

提督「何かお願いがあるのか」

潮「えっ。すごい……どうしてそれを?」

提督(だよな)

提督「何となくだよ。言ってみてくれ」

潮「はい。実は……」


267:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 02:12:23.76 :5QRMiqLL0

潮「ずっと前から、龍驤さんからの視線が痛いんです」

提督「……は?」

潮「な、何というか……グラウンドでトレーニングしてる時とか」

潮「ご飯食べてる時とかもそうですけど、潮の胸ばっかり見てきて」

潮「やらしいんです」

提督「……」

提督(これは普通の相談じゃないか)

提督「それで?」

潮「提督から注意していただけないでしょうか」

潮「もう潮を性的な目で見るのはやめてくれって」

提督「……あー、何というかな」

提督「あいつは別に、お前を性対象として見てるわけじゃないと思うぞ」

潮「そうなんですか?」


268:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 02:20:28.44 :5QRMiqLL0

潮「じゃあ何で」

提督「それは触れないでやってくれ」

提督「ただハッキリ言えるのは、下心はこれっぽっちもない」

潮「そうなんですか……よかった」

提督「一応龍驤にも言っておくよ、あまりジロジロ見るなって」

潮「はい、ありがとうございます」ペコリ

提督(これで解決か? よかった)

潮「……でも」


潮「やっぱり提督は頼りになります」ギュッ

提督「……」

潮「いつも潮の相談に乗ってくれて。力になってくれて」

潮「潮……提督のこと、大好きです……?」

提督「……」

提督(まあ、こうなるな)


270:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 02:28:06.39 :5QRMiqLL0

潮「潮……提督になら……」

潮「性的な目で見られても、嫌じゃないですよ」

潮「むしろ……?」ポッ

提督「……」

潮「提督になら、潮……」

潮「何されても喜ぶと思いますし」モジモジ

提督「な、なあ潮? もうお願いは終わったんだよな?」

提督「実は研究室に向かわないといけなくて……」

潮「……お願い」


潮「終わってないです」

提督「え」

潮「……」


273:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 02:40:05.58 :5QRMiqLL0

潮「提督」


潮「潮の胸、触ってください」

提督「!?」


提督「……何だって?」

潮「お、男の人は、女の子の胸が大好きですよね」

提督「人によるとは思うがな」

潮「提督も、大好きですか?」

提督(好きならまだしも)

提督「好きか嫌いかで言えば、好きだ」

潮「触りたいですよね?」

提督「……」

潮「潮は触って欲しいです。提督に喜んでもらいたいです」

提督「……」

潮「どうぞ」ポヨン


274:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 02:48:10.45 :5QRMiqLL0

提督「……触れば、もうお願いは終わりなんだな」

潮「はい」

提督「……」


モニュン

潮「んっ」

提督「……これでいいか」

潮「だめです。提督、喜んでません」

提督「よ、喜んでるぞ」

潮「それ苦笑いじゃないですか。予想してたのと違います」

潮「もしかして提督、胸は好きじゃないんですか?」

提督「好きだよ。ただ……」

提督(悪い気持ちが先行してしまうんだよな)

潮「?」


275:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 02:55:09.80 :5QRMiqLL0

潮「とにかく、好きならもっと感情をあらわにすべきです」

提督「分かったよ」

潮「もう1回どうぞ」ポヨン

提督「……」


ムニュン

潮「あっ」

提督「……」ニコニコ

潮「ふふ……提督、やらしい笑顔です」

提督「お、お前がしろと言ったんだろう」

潮「そうですね。でも……」


潮「そんな提督も大好きです?」ガシッ

提督(!? て、手を……!)


276:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 03:07:48.40 :5QRMiqLL0

ムニュムニュ

潮「あっ……はぁ……」

提督「潮、何をしてるんだお前!」

提督(無理やり動かして、胸を……!)

潮「提督……大好き?」ムニュムニュ

潮「潮のこと、もっといじめて? はぁ、はぁ……乱暴にして……」ムニュムニュ

提督「や、やめろ潮!」ササッ

潮「ああ……嫌です提督」

潮「もっと、もっともっともっともっと、潮を好きにしてください」ギュッ

潮「胸じゃないところも触って欲しいです。たくさん触ってください、お願いします」

潮「お願いします、提督……?」ニコッ…

提督(またまたこうなるのか!)

提督(でも拘束されるわけにはいかないんだ)

提督「放してくて潮!」グイグイ

潮「じゃあもっと潮を触ってくれますか?」

提督「……よ、よし!」


277:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 03:16:54.63 :5QRMiqLL0

提督「お前がそう言うなら触るよ! だから放してくれ!」

潮「ホントですか? 分かりました」スッ

提督「……」

潮「さあ提督、どうぞ? 潮のこと可愛がってください?」

提督「……すまん」


提督「許せっ!!」スタタタッ

潮「!!」


潮「……提督のウソつき……」ボソッ

潮「でも……こうやってあしらわれるのも……?」ポッ


――――


提督「け、研究室はそろそろか……?」ハァ ハァ

提督「確かあの角を曲がれば……」

提督「!」


↓2「……」スタスタ

提督「あいつか……見つからないように慎重に進もう」


279:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 03:19:18.89 :FVGZhBJQ0
吹雪


289:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 21:13:27.03 :5QRMiqLL0

ガタッ

提督(しまっ……!)

吹雪「? 司令官、何でこんな場所に?」

提督「はは……研究室に忘れ物をしてな」

提督「取りに行くところだったんだよ」

吹雪「ひょっとして、お仕事ですか? 頑張りすぎは良くないですよ」

提督「休憩はちゃんとしてるから大丈夫だ」

吹雪「とか言って、この前熱を出して倒れたじゃないですか」

提督「あれは風邪を引いただけだよ」

吹雪「免疫力が弱まったからじゃないんですか」

吹雪「……まあいいです。私も協力しますよ」

提督「え?」

吹雪「たまには頼ってください。何をすればいいですか?」

提督「いや、いいって。俺1人で片付けられるから」


290:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 21:26:55.10 :5QRMiqLL0

吹雪「はぁ……そうやっていつも1人で抱え込んで」スタスタ

ギュッ

提督「!」

吹雪「わ、私は司令官と1番長くお付き合いしてる艦娘ですし」

吹雪「昔みたいに、私に泣きついてもいいんですよ……?」

提督「いつ俺がお前に泣きついたんだ……」

吹雪「さ、何でも言いつけてください。期待に応えますから」

提督(聞いてないな)

提督(ここで吹雪と協力して、ワクチンを取りに行くのもありか?)

提督(だが、初霜を治療しようとした時、ワクチンを見て嫌がったのが引っかかる)

提督(急に注射器を見せられて怖がっただけなのか。それとも)

提督(ウイルスが拒絶反応を起こしたのか)

吹雪「黙ってないで、何とか言ってくださいよー」


291:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 21:36:23.74 :5QRMiqLL0

提督「……悪い、吹雪。やっぱり1人で大丈夫だから」

提督「心配してくれてありがとう」

吹雪「……」

提督(もし後者だったら、ワクチンを見た途端に壊してしまうかもしれない)

提督(その可能性を考えて、感染してる誰かと協力するのはやめた方がいい)

吹雪「……そんな」


吹雪「そんなこと、言わないでください」

提督「……?」


吹雪「私、絶対に司令官のお役に立ちますから」

吹雪「お役に立てる自信があるんですっ! だから申し付けてください!」

提督「ふ、吹雪?」

吹雪「どうしてですか? どうして前みたいに私を……!」


292:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 21:50:18.38 :5QRMiqLL0

吹雪「わ、私を、頼って……くれないんですか」ポロポロ

吹雪「私のこと、嫌いになったんですか? 一緒にいたくないんですか?」グスッ

提督「何も泣かなくても……お前を嫌いになんてならないよ。大好きだし、鎮守府で1番信頼してるさ」ナデナデ

吹雪「ホントですか?」グスン

提督「ああ」

吹雪「じゃあ何で最近、秘書艦にしてくれないんですか」

提督「吹雪も羽を伸ばしたいだろうと思ってな。ずっと秘書艦をしてくれて、疲れただろう」

吹雪「疲れませんよ! 司令官の側にいるだけで元気になります!」

提督「そ、そうなのか。ありがとう」

吹雪「秘書艦は、私の場所なんです。司令官の1番近くにいられる……心安らぐ場所」

吹雪「それなのに、それなのに、あの人が……」


吹雪「……ああ……そっか、分かった……」

提督「ふ……吹雪?」


293:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 22:01:44.32 :5QRMiqLL0

吹雪「金剛さんですね」

提督「え」

吹雪「私を大好きって言ってくれた司令官が、私を遠ざけるわけないもん」

吹雪「金剛さんが司令官を脅して、秘書艦の座を奪い取ったんだ」

提督「何を言ってるんだ。金剛はそんなことしてないぞ」

吹雪「じゃあ色気ですか? 色気で司令官をたぶらかしたんでしょう」

吹雪「許さない。司令官と私を引き離すなんて、絶対に許せない」

提督「違う! 金剛はお前を気遣って…」

吹雪「というか、司令官も司令官ですよ」

吹雪「色気にあっさり負けてしまうような精神力で、司令官が務まるんですか!?」

提督「いや、だからな……」


294:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 22:11:06.95 :5QRMiqLL0

吹雪「あ……ご、ごめんなさいっ!」ペコリ

吹雪「私、感情に身を任せて酷いことを……!」

提督「……」

吹雪「そうですよね。司令官は司令官である前に、1人の男性です」

吹雪「女性の体に興味を持つのは当然ですよね?」

提督「いいか吹雪、俺は…」

吹雪「司令官」


吹雪「私じゃ……物足りませんか……?」

提督「は?」


吹雪「戦艦みたいな良い体じゃないですけど」

吹雪「く、駆逐艦には駆逐艦の良さがあると思うんです」

吹雪「私、頑張りますから……金剛さんよりも、司令官の欲望を満たせるようたくさん努力しますから……?」ヌギ


295:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 22:19:41.45 :5QRMiqLL0

提督(もうこれは……説得できるような状態じゃないぞ)

吹雪「司令官……私を、抱いてください」ハァ ハァ

吹雪「司令官の……司令官好みの女性になります。私に色んなこと教えてください……?」ハァ ハァ

提督「ふ、吹雪……」


提督「後で必ず治してやるからなっ!」スタタタッ

吹雪「!」


ガシッ


提督「!?」

吹雪「どこへ行くんですか」

吹雪「まさか……金剛さんのところ?」ゴゴゴゴ

提督「ち、違う! さっき言っただろ!」ブンッ


スタタタタッ


吹雪「……研究室?」


296:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 22:25:26.14 :5QRMiqLL0

提督「よし、この角を曲がれば!」

提督「!? まだ通路? ここじゃなかったか……いや、こっちで間違いない!」

スタタタッ


――――


提督「あった! 研究室だ!」

ガチャッ バタンッ

提督「鍵をかけて……ひとまず安心だ」フゥ…


↓2「何が?」

提督「!?!?」


298:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 22:26:01.48 :pxwkcNHDO
大井っち


300:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 22:44:47.01 :5QRMiqLL0

大井「何が安心なんですか?」

提督「大井!? 何でここに……」

大井「居ちゃマズいんですか」

提督「そ、そういうわけじゃないが……驚いたよ」

提督「研究室に用が?」

大井「ええ、まあ……明石さんに貸したものを返してもらおうと思って」

提督「何を貸したんだ?」

大井「そこまで言う必要はないと思うんですけど」

提督「……そうだな、すまん」

提督(この反応、大井は感染してない?)

大井「提督こそ必死になってここに入って来ましたけど」

大井「何ですか? 猛獣にでも襲われてるんですか?」

提督(それに近い恐怖感はあるかもしれない)


301:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 22:55:42.05 :5QRMiqLL0

提督「そんなわけあるか。探し物だよ」

大井「女性の部屋に入って探し物……まさか下着を…」

提督「何でそうなるんだ。というかここは鎮守府の施設だろう、明石の私物なんてあるはずない」

大井「ありますよ。あの人、開発か何かに没頭してて、ほとんどここで生活してるようなもんですし」

提督「……マジか」

大井「下着もそこの棚の中にあります」

提督(あ、あいつ)

大井「まさか確認なんてしませんよね」

提督「しない! ある物を見つけたらすぐ出て行く」スタスタ

提督(帰ったら説教だな。さて、ワクチンの箱は……)

提督(あった! あれか?)スタスタ

大井「……」


302:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 23:06:00.17 :5QRMiqLL0

パカッ

提督(? 注射器のみ? でもこれ以外にそれらしい物は……)

大井「あれですよ」

提督「!!?」ビクッ

提督「お、お前……いつの間に後ろに……」

大井「提督が探してるもの、あれだと思います」スッ

提督「え? あれって、ドリンクバーの機械みたいなやつか」

大井「はい」

提督「……あのな。俺は喉は乾いてないし、大体お前、俺が何を探してるか知らないだろ」

大井「ワクチンですよね」

提督「ああそうだ、ワクチ…」


提督「!?」

大井「ふふ、正解ですか?」


303:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 23:19:00.93 :5QRMiqLL0

提督「どうしてそれを……!」

大井「聞いてたんです、全部」

提督「……?」

大井「明石さんと提督の会話を。だから、ここで待ち伏せしてれば」

大井「提督は必ずやってくるって、確信してました」

提督「……感染してるのか」

大井「見れば分かるでしょう?」ギュッ

提督「……」

提督(最後の最後でこうなるとはな)

提督(何とかして、あのワクチン製造機を……)

大井「ちなみに」


304:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 23:29:14.95 :5QRMiqLL0

大井「あのドリンクバーを動かすには、私が持ってる鍵が必要ですよ」

提督「……お前が持ってるんだな?」

大井「正確に言えば、私がある場所に隠しました」

大井「提督が見つけられないような場所ですよ」フフ

提督「……」

大井「探すのはオススメしません、明日になってしまいますから」

大井「あの機械も、壊してしまったらワクチンが台無しになってしまうことくらい分かりますよね」

提督「……どうすればいい」

大井「うふふ、物分りが良いですね?」

大井「そうですね。今から私の言うこと聞いてくれたら、大人しく鍵を返します」

提督「……」


305:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 23:38:50.30 :5QRMiqLL0

提督「よし、約束だぞ」

大井「ええ……それじゃあ、まず」

提督(まず?)


大井「キスしてください」

提督「……分かった」


チュッ


大井「ん……ちゃんと口にしてくれましたね」

大井「色んな艦娘とキスしてきたんですから、こんなの朝飯前ですか?」

提督「まさか、見てたのか」

大井「全部じゃないですけどね。どれだけ気持ちを堪えるのに必死だったか」

大井「……北上さんの時は、ずっと見てました」

提督「!」


306:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 23:51:13.72 :5QRMiqLL0

大井「すごく驚きました。北上さん、いつもは提督にヘラヘラしてるのに」

大井「あんな大胆な事するなんて」

提督「ウイルスのせいだ」

大井「ですね。でも提督を好いている気持ちは偽りじゃないですよね」

大井「正直、事が始まったら乱入するつもりでしたけど、非常に残念ながら大淀さんが来てしまって」

提督(本当にありがとう大淀)

大井「でも今からひとり占めできるのでいいです♪ 北上さんには悪いですけど」

大井「さて、次は……私の服を脱がしてください」

提督「!?」

大井「はやく?」ニコッ…

提督「……」

ヌギヌギ

パサッ

大井「ふふ」

提督「……」ヌギヌギ


307:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 23:58:22.51 :5QRMiqLL0

提督「……!」ピクッ

大井「どうしたんですか?」

提督「……いや、大井の肌に見とれてしまったんだ」

大井「何ですか急に」

提督「本当のことだよ。綺麗だ」

大井「……ありがとうござます」

大井「この下着はどうですか? 提督が好きそうなものを買ったんですけど」

提督「すごく良いよ」

大井「ふふっ、我慢できなくなっても『待て』ですからね?」

大井「それじゃあ、この下着も脱がしてください」

提督「……」

大井「どうしました? 手が止まってますよ」

提督「……」

大井「……提督……まさか……」


308:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 00:05:47.61 :X9TM8q0+0

提督「すまん大井」

ササッ

大井「っ!?」

大井「……提督。私の服、返してもらえますか」

提督「そうはいかない」

大井「もしかして本当に女性の衣服を集める趣味を? 変態ですね」

提督「必死だな。やっぱり、さっき服を脱がした時に感じた違和感は……」ガサゴソ


提督「これか」キラーン

大井「……」

提督「ワクチンの鍵だろう。どこかに隠したなんて言って、自分の服に忍ばせていたとは」

提督「見事に意表を突かれたよ。ただ、俺に服を脱がせたのが間違いだったな」

大井「……なるほど」


309:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 00:17:06.02 :X9TM8q0+0

大井「つまり」

大井「つまり提督のさっきの言葉は、取り繕いだったんですね」

提督「?」

大井「肌が綺麗だとか、見とれてしまったとか」

提督「いや、それは本音だ」

大井「嘘つき」ユラァ…

提督(!! め、目から光が……)

提督「嘘じゃない! 正真正銘、心からの言葉だ!」

大井「私の気持ちを踏みにじるなんて……少しでも喜んだのが馬鹿みたいじゃないですか」スッ

提督(包丁!? 一体どこから?)

提督「聞いてくれ大井。早くしないと、診察室で待ってる明石たちのもとに」

提督「感染した艦娘たちがやってくるかもしれないんだ」

提督「だから、あまり長居はできなくて……」

大井「そんなことどうでもいいです」


310:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 00:31:21.18 :X9TM8q0+0

大井「問題なのは、提督が嘘を吐いたということ!」スタタッ

ヒュンッ

提督「危っ……!?」

提督「ほ、包丁を置いてくれ! 嘘じゃないと言ってるだろう!」

大井「嘘つき嘘つき嘘つき」ブツブツ

提督(聞こえていない!? くっ……誤解させてしまったままだが……仕方ないか)

提督(注射器にワクチンを入れて、打つしか……!)スタタッ

大井「逃がしません」ヒュンッ

提督「うっ!?」スパッ

提督(か、間一髪……。まずは注射器だ! そして、ワクチンを!)ガシッ

スタタタッ

大井「嘘つき嘘つき嘘つき……!」ヒュンヒュン

提督「ど、どこに鍵を差せばいいんだ……ここか?」カチャッ

提督「よし! ビーカーに液を入れて……」ウィーン


311:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 00:40:16.04 :X9TM8q0+0

提督「そして注射器に……!」



ドスッ



提督「ぐっ……ぅ……!?」

大井「……あ」

大井「あ、ああ……わ……わた、し……何をして……!」

提督(せ、背中が……)ジワァ…

大井「ごめんなさい……ごめんなさい、ごめんなさい……」

大井「提督にこんなことして、最低……死んだ方がいいわ、私……!」ポロポロ

提督「は? な、何を言って……」

大井「包丁、包丁は? ハサミでもいいわ、鋭利なものを」キョロキョロ



ギュッ


313:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 00:50:19.46 :X9TM8q0+0

大井「!」

提督「落ち着け大井、俺は大丈夫だから」ナデナデ

大井「て……提督……?」

提督「少しは落ち着いてくれたか。良かった……改めて言うけど、」

提督「お前に言ったこと、全部本当だよ」

大井「え……」

提督「肌も綺麗で見とれてしまった。それに」

提督「恐らくこれはセクハラに該当する発言だろうが……少し起立した」

大井「……?」

提督「下半身の辺りが」

大井「……な」

大井「なっ……!?」カァァ

提督「そ、そういうことだ。証拠を見せようものなら、大変なことになるからできないけど」


314:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 00:56:46.15 :X9TM8q0+0

大井「……いえ」

提督「?」

大井「う……嬉しい、です……とっても」ポッ

大井「何なら見せてもらいたいくらい……?」

提督「……」


プシュッ

大井「あっ?」

ガクッ


提督「……痛てて」

提督「背中、どうなってるんだ……傷口は浅いといいが……」

提督「ふー……よし……」

ズボッ

提督「ッ!!」

提督「はぁ、はぁ……ほ、包帯は無いか……?」


315:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 01:09:59.99 :X9TM8q0+0

提督「あった、救急箱」パカッ

提督「軍服を脱ぎ、大井に被せて……包帯を巻いて……」

提督「注射器1本ずつにワクチンを入れて……診察室へ……」



ドンッ



提督「!?」

吹雪『司令官……怪我をしてるんですか?』

吹雪『大変、早く治療しないと……ここを開けてください』ドンドン

提督(吹雪、やっぱりついて来たか)

提督(こっちこそ治療してやりたいが……ん?)


ドンッ


潮『提督、血が出てるじゃないですか』

潮『潮が治して、介抱してあげます。出てきてください』


提督「……!!」


317:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 01:19:18.28 :X9TM8q0+0

飛龍『いなくなったと思ったら、こんなとこにいたんだ』


ドンドン


満潮『司令官、私が傷口を舐めてあげる。早く良くなるおまじない?』

朝雲『ここを開けて、司令。ねえ?』

吹雪『私を使ってください? きっと役に立ちます』


ドンドンドンドン


潮『お願い』

飛龍『開けてよ』


ドンドンドンドンドンドンドン



満潮『司令官?』

飛龍『提督?』

朝雲『司令?』

潮『提督?』

吹雪『司令官?』



ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン


318:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 01:27:34.13 :X9TM8q0+0

提督(ガ……ガラス張りの壁一面に……5人が張り付いて……!)

提督「あいつらは後で治療しよう……出て行ったら、また違う赤を見そうだ」

提督「確かここは、避難経路で外に繋がる道があったな。そこから出よう」



――――


明石「……」

大淀「提督、遅いわね」

明石「やっぱり私もついていけばよかったなぁ」

明石「今頃感染した艦娘に食べられてたりして」

大淀「2回も捕まったんだし、可能性は充分あるわね」


ガチャッ


提督「安心してくれ、無事に帰ってきたから」

明石・大淀「!!」


319:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 01:35:23.46 :X9TM8q0+0

明石「提督!」

大淀「ワクチンは?」

提督「研究室にあった注射器に詰めて来たぞ。あとどれだけ感染してる艦娘がいるか分からないが」

提督「今眠ってる艦娘にも手伝ってもらえば、大丈夫だろう」

大淀「そうですね……ん?」

大淀「て、提督!? なんかシャツに血がついてませんか!?」

提督「ああ……ちょっとな」

明石「ま、まさかヤンデレ化した艦娘に?」

提督「誰かは聞かないでくれ」

大淀「と、とにかく治療しますね!」

明石「私もついて行けば良かったですね、すみません!」

提督「いいよ。お前にはお前の役割があっただろ」


321:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 01:41:16.18 :X9TM8q0+0

嵐「……ん? あれ、なんで俺ここに……」

提督「!」

提督(ようやく嵐が起きた。ということは、他の艦娘もそろそろ)

提督「聞いてくれ嵐、話はあるんだ」

嵐「?」



――――――

――――

――



コンコン

提督「どうぞ」

明石「失礼します」ガチャッ

吹雪「明石さん、司令官に何か用事が?」

明石「はい。あの……席を外してもらないかな」

吹雪「? いいですけど」

明石「ごめんね!」


323:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 01:51:19.84 :X9TM8q0+0

バタンッ

明石「……秘書艦、吹雪ちゃんに戻したんですか」

提督「ああ、とても助かってるよ」

明石「働き者ですからねぇ」

提督「で、何だ?」

明石「はい……先日の騒動について、もう一度謝罪したいと思いまして」

提督「何度目だ。同じ過ちをしなければいいと言っただろう」

明石「でも、提督に怪我をさせてしまいましたし」

明石「本当にすみませんでした!!」ペコリ

提督「気にしなくてもいいのに。分かった、許そう」

明石「ははあ!」

提督(許したのも何度目か分からん)

提督「ところで、もうウイルスは除去したんだな?」

明石「は、はい! 綺麗さっぱり。もうあんなの研究しません」

提督「そうしてくれ」


325:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 01:59:16.90 :X9TM8q0+0

明石「……あの」

提督「?」

明石「その、ですね? 実は嘘なんです」

提督「何が」


明石「ウイルスが入ってたビンが、一本見当たらないんですよねー」アハハー

提督「……はあ!?」ガタッ


明石「あ、でも! 一本だけじゃ空気感染までは及ばないと思いますし」

明石「まあ直に嗅げば、1人くらい感染しちゃうかもなー、みたいな感じなんで!」

提督「探せ」

明石「えっ」

提督「早く探し出せ! 何が起こるか分からんだろ!」

明石「は、はい! ですよね、失礼しました!」

提督「……はぁ。やれやれ……」


326:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 02:05:51.11 :X9TM8q0+0

――――――

――――

――


夕張「……ふっふっふ」

夕張「明石さんが偶然完成させた、このデレデレウイルス」

夕張「盗んできちゃった! てへっ☆」

夕張「だってこんな面白そうなもの、研究しないわけにはいかないでしょ!」

夕張「さーて、まずは徹底的に調べてから……」


ツルッ


夕張「あ」



ガシャーンッ




おわり


327:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 02:08:07.44 :X9TM8q0+0
続きそうな終わり方ですが、たぶん続きません…

お付き合いありがとうございました!
安価じゃなく、リクエスト方式でやれば良かったかもしれない

依頼出してきます


328:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 02:17:47.00 :qq6FmHFqo
おつでした。面白かったよ
提督の本命がいたのかいないのか

ハーレムって夢だけど、精力回復用入渠施設でもないと提督死んじゃうよね


329:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 02:37:22.89 :X9TM8q0+0
>>328
しまった、それ書くの忘れてた…
少し続きます


330:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 02:47:15.75 :X9TM8q0+0

――――

明石「ところで提督」

提督「何だ」

明石「デレデレウイルスで、色んな艦娘から好意を向けられてるって分かりましたよね」

明石「誰か選ばないんですか? ケッコンカッコガチしないんですか?」ニヤニヤ

提督「……そうだな」

提督「何というか、俺は艦娘のことを家族と思ってるんだ」

明石「……」

提督「だから、仮に告白されても断るだろうな」

提督「そういう目で見ることはできないと」

明石「……なるほど」


明石「覚悟した方がいいですよ提督」

提督「?」

明石「残念ながらこの鎮守府の艦娘、打ちのめされても這い上がってきますから」

明石「提督が誰か1人を決めるまでアタックし続けると思います」

提督「断ってるのにか?」


331:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 02:49:14.26 :X9TM8q0+0

明石「だって、家族と思ってるなんて言われたら諦めきれないですよ」

明石「家族の壁を越えて結ばれたい! と思いますよ?」

提督「それはおかしい。というか禁断の愛ってやつだろそれ」

明石「でも、家族だなんて親密度かなり高いじゃないですか」

明石「提督の心の向け方次第では、艦娘の誰かを好きになる可能性、ありますよね?」

提督「……まあ、そうかもしれないな」


ピッ

提督・明石「ん?」

青葉「今の全部、録音させてもらいましたよ!」

青葉「なるほど……提督が艦娘のアピールを物ともしない理由が分かって、青葉すっきりしました!」

提督「あ、青葉……お前……!」

青葉「早速記事にして、艦娘たちを焚きつけちゃいますよ!」スタタタッ

提督「待て!」

明石「無駄ですよ、スクープ魂が燃えたら、何が何でも記事にするのが青葉ちゃんですから」

提督「……」

明石「頑張ってくださいね、提督」ポン

提督「……」



おわり




2018/09/17(月) /  SS TB(0) CM(0)

SS14



曙「クソ提督がパワポケをしていて構ってくれない」

1: ◆FFa.GfzI16 2017/10/15(日) 06:04:55.05 ID:45fz52RhO

・一応パワポケと艦これのクロスSSです
・すぐ終わります
・提督、曙、明石しか登場しません
・曙は天使






2: ◆FFa.GfzI16 2017/10/15(日) 06:07:46.25 ID:45fz52RhO

曙「ねえ」
 
提督「んー」ピコピコ
 
曙「ねえってば」
 
提督「うーん」ピコピコ
 
曙「...ちゃんと私に構いなさいよ クソ提督!」
 
提督「大きい声出すなよ 今彼女攻略してるんだから」
 
曙「ふん 私が居るのにギャルゲー?いいご身分ね」
 
提督「お前パワポケの事舐めてるな?」
 
曙「そ、それが何だって言うのよ」
 
提督「...まあ、やれば分かるさ 明石
 明石はいるか!」




3: ◆FFa.GfzI16 2017/10/15(日) 06:08:23.95 ID:45fz52RhO

明石「何ですか?提督」
 
提督「パワポケの良さを伝えるためにオリジナルを作って曙にプレイさせろ」
 
明石「そういう事ならお安い御用です!」
 
曙「...」
私はパワポケとか興味は何も無かった
ただ、提督に構って欲しいだけ
でも、明石がそれを持ってきたことでその考えは変わった
 
明石「出来ました提督!パワプロクンポケットver.提督です!」
 
提督「そうか良くやった!明石、褒美にパワポケ14をやろう!」
 
明石「いいんですか?!最新作を貰えるなんて!」
 
曙「調べたけど最新作なのに2011年発売のものなのね しかもまだDS...」
 
明石「♪」
 
提督「そう言ってやるな 明石にとっては嬉しいことなんだ」
 
曙「はあ...で、それやればいいの?」



4: ◆FFa.GfzI16 2017/10/15(日) 06:08:55.15 ID:45fz52RhO

パワポケ「ああ、1作やるだけで世界が変わるぞ?」
 
曙「どうだか...じゃあやるわよ」
 
~プレイ後~
 
曙「提督...うぅどうして死んじゃったのよ... 大好きだったのに...」
 
提督「やべぇやり過ぎた 明石!明石!!」
 
明石「何ですか提督!今真ルート攻略が忙しいんですよ!」
 
提督「いや、それどころじゃなくて... ってかどんなペースでやったらそうなんるだよ」
 
明石「えへへ、そこはちょっと...」
 
提督「よし聞かなかったことにしよう それで明石」
 
明石「はい」
 
提督「幾ら何でもさらbadをそのまま使うのはトラウマだろ...」
 
明石「仰る通りです...」



5: ◆FFa.GfzI16 2017/10/15(日) 06:09:30.95 ID:45fz52RhO

提督「ハッピーエンドかと思いきやいきなり別れを告げ投身自殺だよ?これをトラウマと言わずなんと呼ぶか」
 
明石「そうですね...今は曙ちゃんのケアをしてあげてください」
 
提督「ああ 曙、パワポケはどうだった?」
 
曙「うぅ...あれ?提督生きてる...良かった...」
 
提督「没頭しすぎて現実とゲームをごっちゃにしてたんだな どうだった?」
 
曙「...提督がハマるのも無理ないわね 提督が死ぬのなんて耐えられないもの」
 
提督「ああ、パワポケは命の大切さを訴えるゲームなんだ」
 
明石「あれ、パワポケって野球バラエティってジャンルじゃありませんでした?」ピコピコ
 
提督「お前さっきから水指すなよ!」



6: ◆FFa.GfzI16 2017/10/15(日) 06:10:56.73 ID:45fz52RhO

提督「まあいい、これでパワポケの良さが伝わったか?曙」
 
曙「ええ...とっても素敵なゲームね!」
 
~しばらく後~
 
曙「ふふっ、提督ハッピーエンドよ!」
 
明石「曙ちゃんもすっかりパワポケにハマっちゃいましたね」
 
提督「ああ、とても微笑ましいな」
 
提督「でも、曙がパワポケをしていて構ってくれない...」
 
明石「現実は非情ですね」
 
曙「ふふっ♪またハッピーエンドよ!クソ提督!」
 




7: ◆FFa.GfzI16 2017/10/15(日) 06:12:00.13 ID:45fz52RhO

以上です
これからも機会があったらパワポケクロスSSを書いていければと思ってます!






【艦これ】曙「クソ提督、パワポケの新作はいつ出るのよ?」


1: ◆FFa.GfzI16 2017/11/28(火) 21:28:46.25 ID:w0vMg6iDO

・曙「クソ提督がパワポケをしていて構ってくれない」
の続き的なもの
・パワポケ×艦これ
・提督、曙、明石が主要キャラ
・ほのぼのSS



2: ◆FFa.GfzI16 2017/11/28(火) 22:51:49.54 ID:w0vMg6iDO

曙「~♪」
 
提督「おっ、曙パワポケやってるか?」

曙「もちろんよ!今はパワポケ14の裏サクセスをやっているわ」
 
提督「もう14まで行ったのか?!」
 
曙「いや、とりあえず最新作だけやっておこうと思っただけよ」
 
提督「そ、そうだよな...(パワポケシリーズの総プレイ時間が3000を有に超えるなんて言えない)」
 
曙「それにしてもこの札侍はいいわね 野球が苦手な人でも出来るし」
 
提督「そうだな、普通に札侍単体でゲーム化して欲しいほどの出来だ」
 
曙「そうね...ところでクソ提督」
 
提督「どうした?」
 
曙「パワポケの新作はいつ出るのよ?」
 
提督「?!」


7: ◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:39:46.24 ID:gZZ36pWzO

曙「最新作の14が6年前に出たのが最後よね?」
 
提督「あ、ああ」
 
曙「毎年出てたものがここ6年も出てないって...一体制作チームは何やってるのよ!」
 
提督「そ、そうだな」
 
曙「まさかもうパワポケの新作は...」
 
提督「確かに本家パワポケはもう出ないかもしれない」
 
曙「そう...」シュン
 
提督「だけど曙のためにパワポケの新作を作ってやるぞ!」
 
曙「ホント?!」パァァァ
 
提督「ああ、任せとけ!」
 




8: ◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:40:35.61 ID:gZZ36pWzO

提督「って訳で明石さんパワポケの新作を作ってくださいお願いします」
 
明石「いや、土下座されても...私は今全チーム巨人でペナント回してるから忙しいんですよ!」
 
提督「なにそれ楽しいの?」
 
明石「いえ全く。」
 
提督「なら、やるなよ...それで頼めるか?」
 
明石「んー、流石に本格的なゲームを作るなら私1人じゃ力不足ですね」
 
提督「それなら心配ない 俺が精鋭に声を掛けておいた」
 
明石「なるほど、そういう事なら是非やらせてください!」
 
提督「ああ、こちらこそ頼んだぞ!」
 
 
鈴谷「熊野、提督がパワポケの新作を作るんだってさ なんか楽しそうだね」
 
熊野「鈴谷、大変ですわ!ペナントで阪神が最下位になってしまいましたの!」
 
鈴谷「いや、全チーム阪神でやったらそうなるよね」



9: ◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:41:04.30 ID:gZZ36pWzO

提督「それでは俺を含めた4人で極秘会議を始める」
 
明石「はい」
 
夕張「はい!」
 
大淀「あの、提督少し宜しいですか?」
 
提督「ん?どうした大淀」
 
大淀「明石に夕張さんそれに私まで呼ぶなんてそれほど重要なことなんですか?」
 
提督「ふっ、愚問だな これ程のメンバーを読んでおいて重要じゃないわけが無かろう」
 
大淀「そうですね...失礼しました」


10: ◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:41:56.41 ID:gZZ36pWzO

大淀「それでは教えて貰ってよろしいですか?何の会議なのかを...」
 
提督「うむ、発表しよう 今回の会議内容は...」
 
大淀「...」ゴクリ
 
提督「パワポケ好きの曙のためにパワポケの新作を作ろう! 会議だ!!」
 
明石「よっ、大統領!」
 
夕張「カッコイイ!」
 
提督「よせよせ、俺はただの提督だぜ?で、どうだ大淀...」
 
大淀「は?」
 
提督「いや、だから曙のためにパワポケの新作を...」
 
大淀「書類は?」
 
提督「あの...今日の分はいつかちゃんと終わらせるんでご勘弁を...」
 
大淀「△〇∀??×◎ピー†▼◇!?」
 
夕張「聞いたことのないような罵詈雑言浴びせられてますけど大丈夫なのあれ...」
 
明石「提督なら大丈夫大丈夫」ピコピコ


11: ◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:42:22.78 ID:gZZ36pWzO

~大淀は説得しました~
 
提督「それでは...会議を始めます...」
 
夕張「大分提督元気無くなってるんだけど」ヒソヒソ

明石「大分大淀に絞られたから」ヒソヒソ
 
明石「まあ、こんな時は 提督、そんなテンションで大丈夫か?」
 
提督「大丈夫だ、問題ない。テンション上げてくぜヒャッハー!」
 
明石「ほら!提督も元気になったし始めましょ」
 
大淀「ヤケクソになってるだけじゃないですか...」
 
提督「それでは会議を始める前にメンバー紹介を行う」
 
大淀「何ですか、その学生バンド的なノリ...」


12: ◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:42:49.01 ID:gZZ36pWzO

提督「まずは俺 パワポケを愛しパワポケに愛された男 提督!」
 
大淀「そのネタ古いですし寒いのですが...」
 
提督「パワポケ愛は誰にも負けない俺の右腕明石!」
 
明石「提督を全力でサポートします!」
 
提督「パワポケ初心者ながらも陰ながら明石を支える夕張!」
 
夕張「全力で頑張らせていただきます!」
 
提督「そして、なんか頭が良さそうだから呼んだ大淀!」
 
大淀「私だけ説明雑過ぎませんか?!」
 
提督「それでは1人ずつ新作パワポケのプレゼンを行ってもらう」


13: ◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:43:17.83 ID:gZZ36pWzO

~夕張編~
 
提督「では、夕張前へ!」
 
夕張「はい!私が推す新作パワポケは恋愛ゲームの色を濃くしたものです!」
 
提督「ほう、と言うと?」
 
夕張「はい、主人公を美男美女にして胸キュンな展開を多くするんです!」
 
明石「夕張、少女漫画とか好きだものね」
 
大淀「なるほど、流行りの壁ドン等を用い女子人気を図ると 提督、かなりいい案じゃないですか?」
 
提督「...違う」 
 
大淀「提督?」

提督「それではただの恋愛ゲームになってしまうじゃないか!更に今まで以上に野球の要素も薄れてしまう」
 
明石「確かに男子受けは悪くなるかも.しれないわね..」
 
夕張「なるほど、この夕張一生の不覚です」
 
提督「いやいいんだ、次は大淀!」


14: ◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:17:31.04 ID:T3iAXZqqO

~大淀編~
大淀「はい、私はパワポケの事はあまり知らないのですが野球というものを活かした案を」
 
提督「ほう、と言うと?」
 
大淀「まず、サクセスは全てプロ野球編にするんです そして、実在するプロ野球チームに入団」
 
大淀「そして、1年まるまるペナントが出来る という物です!」
 
明石「まさに、本格野球ゲームって感じね でも…」
 
大淀「でも?」
 
提督「大淀…それパワプロじゃね?」
 
大淀「えっ」
 
提督「パワポケ要素ゼロじゃね?」 
 
大淀「い、言われてみれば…」

明石「大淀が落ち込んでるので次は私の案ですね」


15: ◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:18:03.06 ID:T3iAXZqqO

~明石編~
明石「さっきの大淀の案は全くパワポケ要素が無かった、なので私の案は」
 
明石「少しでも選択肢をミスると人が大勢死ぬ、鬱ポケです!」
 
提督「おお!それはきっとパワポケファンを今まで以上に絶望に貶めるな!やる事がエグいぜ!」
 
明石「それだけではありません、彼女候補のバッドエンドも今までより重くするんです!」
 
提督「例えば?」
 
明石「さらがナオを刺殺した上主人公と投身自殺」
 
明石「茜が主人公も鬱に陥らせ兄妹と思い込ませつつ心中」
 
明石「パカがジオットをメロンパンにした後対立してきた主人公もメロンパンに それと…」
 
提督「待て!もういい重いエグい、でも好き…」
 
明石「ふふふ、提督の趣味は把握済みです」
 
提督「それでは、明石の案を採用…」
 
大淀「それって、CERO引っかかりませんか?」
 
提督「あっ」
 
大淀「しかも、曙ちゃんがやるんですよね?泣き出すだけじゃ済まないですよそれ」
 
明石「言われてみれば…」
 
提督「面白そうだからいいんじゃんか!やろうぜ!」 
 
大淀「いや、子供ですか…ってか提督の案を教えて下さいよ」
 
提督「仕方ないな、最高の案を提示して見せよう」
 



16: ◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:18:40.16 ID:T3iAXZqqO

~提督編~
 
提督「俺は思い出した、これはパワポケの新作もとい曙のための物なのだと」
 
大淀「ええ、そうですね」
 
提督「そこで俺が提案するのは…カンコレクンポケットだ!」
 
明石「提督!それって…」
 
提督「ああ、パワポケと艦これを合わせた物だ 二次創作とかも多い」
 
大淀「それでどう言った内容なんですか?」
 
提督「ああ、艦これのキャラとパワポケのキャラを融合 シナリオは艦これ基準とする」
 
夕張「それ面白そうですね!」
 
提督「そうだろ?それと曙用に作るためバッドエンドも軽目(当社比)にする」
 
大淀「本当に大丈夫ですかそれ…」
 


17: ◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:19:17.72 ID:T3iAXZqqO

提督「って事で俺の案であるカンコレクンポケットでいいか?」
 
一同「はい!」
 
提督「よし、それでは制作を開始する!」
 
~1ヶ月後~
 
提督「皆集まってくれてありがとう 今日は俺の作ったパワポケ新作を曙にプレイしてもらう」
 
曙「望むところよ!」
 
提督「じゃあ、曙存分にプレイしてくれ」
 
曙「分かってるわ、って…これ私達じゃない!」
 
提督「そう、これはカンコレクンポケット お前らも全員出てるぞ!」
 
電「やった、電がいるのです!」
 
夕立「夕立もいるっぽい!」
 
時雨「僕もちゃんといるみたいだね、嬉しいよ提督」
 
提督「ああ、ほら曙」
 
曙「あっこれ…うっうう…」
 
提督「どうした曙?なんか嫌なことでもあったか?」
 


18: ◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:19:58.65 ID:T3iAXZqqO

曙「違うの…クソ提督が私のためにこんな良い物を作ってくれたのが嬉しくて嬉しくて…」
 
提督「曙…それはお前に贈る だから、いつでも楽しんでくれ!」
 
曙「ありがとう…提督」
 
提督「そして、お前らにも1人1本ずつ配るぞ!並んでくれ!」
 
鈴谷「熊野、やったね!パワポケの新作だって!」
 
熊野「鈴谷やりましたわ!阪神がリーグ優勝しましたの!」
 
鈴谷「良かったね!まあ、全チーム阪神でやってるから当たり前なんだけど」
 
 
 


19: ◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:20:30.31 ID:T3iAXZqqO

~しばらく後~
 
提督「おっ、曙今日もカンコレクンポケットやってるか?」
 
曙「ええ、もう真ルートを10回はクリアしたわ!」
 
提督「そうかそうか楽しんでくれて何よりだ」
 
曙「ところで最近明石の姿を見ないけどどうしたの?」
 
提督「ああ…ゲーム制作の疲れからかインフルエンザにかかってな」
 
明石「私もカンコレクンポケットしたい…ズズッ」
 
大淀「明石、早く寝ないと!」
 
提督「って言う始末だ」
 
曙「へえ、それじゃしばらくゲーム制作は出来ないわね」
 
提督「はは、そうだな」
 
曙「あっ、ところでクソ提督」
 
提督「なんだ?」
 
曙「パワポケのアプリはいつ出るのよ?」
 
提督「…えっ」
 
~END~


20: ◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:21:12.31 ID:T3iAXZqqO

以上です、次はパワポケアプリ編に続くかも知れません
HTML化依頼してきます!


2018/09/17(月) /  未分類 TB(0) CM(0)

SS13



【艦これ】俺の鎮守府が修羅場…?

1:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:11:43.06 ID:HOCoSYDWo


※艦これのドタバタ系SSです。

※若干のエロを含みます。

※SSどころか創作自体が初めてですので、どうぞ生温かく見守って下さい。





2:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:12:28.17 ID:HOCoSYDWo

---居酒屋鳳翔

鳳翔「はぁ、すごいプレッシャーを感じる…ですか?」

提督「はい、なんというか、鎮守府全体に、こう…圧迫感のようなものを…」

鳳翔(ニュータイプですかっ)

提督「あと、艦娘たちが全体的に様子がおかしいようで…」
提督「その様子がおかしい一部の艦娘から、強烈なオーラというかプレッシャーを感じるんですよ」

鳳翔「あー、なるほど、それの件でしたか。」

提督「何かご存知なんですか!?」

3:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:15:00.64 ID:HOCoSYDWo

鳳翔「それは、おそらく一週間前くらいからではありませんか?」

提督「ズバリそうです。鳳翔さん、なんか探偵みたいですね」

鳳翔「からかわないでください。推理したわけでなく、原因を知らないのは提督ぐらいですよ」

提督「!!!」

鳳翔「一週間前のある出来事以来、みんな大騒ぎなんですから」

提督「俺の知らないところで何か大事件が…。何かの陰謀ですか!イベントですか!?」

鳳翔「いえ、そういうわけでは…」

鳳翔「事の発端は青葉さんで……もっと元をたどれば、提督が原因なんですよ…?」

提督「ぇ……?」




4:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:15:53.18 ID:HOCoSYDWo

提督「そんなわけで、青葉を引っ張ってきた」

青葉「いたた、司令官、ちょっとなんですかもー、引っ張らないで下さいよ~」

鳳翔「青葉さん、こんばんは」

青葉「あ、鳳翔さん、どもー。何事ですか一体っ!」

鳳翔「提督が、ここのところみんなの様子がおかしいと言われるので事情のご説明を…」

提督「一週間前、青葉が何かしたと聞いてな!」

青葉「げっ! た、確かに何かはしたけど、真実を報道しただけですよ!取材の成果です!」

提督「こんな大騒ぎになるような報道ってなんだよっ!俺はなんも知らんぞ!」

青葉「提督が読んでない新聞だからそりゃ当然ですね」




5:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:16:25.19 ID:HOCoSYDWo


提督「…この提督倶楽部っていうのはなんだ……」

青葉「提督の動向をつぶさに伝える、艦娘御用達の会員制新聞ですよ!稼ぎ頭ですエッヘン」

提督「『提督、野良猫にメロメロ』『提督、しまかぜに負けないようこっそりジョギング』」

提督「なんだよこの記事は!俺のプライバシーはどこにっ!」

青葉「ふふ…司令官知らないんですか?アイドルにプライバシーは無いんですよ(ニッコリ)」

提督「俺はアイドルじゃないんだけど…。那珂じゃあるまいし…」

青葉「ちなみに、最近一番人気があったのはこの記事ですよ」

『風呂あがりに鏡前でマッチョポーズをしてみる提督。意外と良い体!』(写真付き)

提督「」




6:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:16:51.87 ID:HOCoSYDWo


青葉「痛いよー、げんこつは痛いですよー」

提督「うるさいわっ! って、これがなんで騒動の原因なんだ?」

鳳翔「いえ、原因になったのはこっちの記事なんです」

『提督、ついにケッコンカッコカリを決意!(か?)』
 先日、ついに我々鎮守府にも複数のLV98到達者が現れた。
 その際、提督は「長い間目標にしていたLV99がついに見えてきたな」と遠くを見る目で独白
 したという。
 LV99でできることといえば唯一つ、ケッコンカッコカリ!
 どうやら提督は、そのためにLV99を目指してきたようだ。
 とはいえ、我が鎮守府は、古参のほぼ全員がLV97以上。提督の本命が誰なか判然とせず、
 そのお相手が注目されている。
 本命に一番近いと思われるLV98組のメンバーに匿名インタビューを敢行したところ、以下の
 コメントが得られた。

艦娘K「テートクは間違いなく、常に先陣で活躍してきたある戦艦と結婚するつもりネー」

 果たして、この謎の人物の予想通りなのか!? 今後の動向に注目したい。




7:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:17:59.31 ID:HOCoSYDWo


提督「」

提督「トースポかっ!」

青葉「痛いです痛いです、グリグリは痛いですー」

鳳翔「提督、この記事は本当なのですか?」

提督「いやまぁ、こう言ったことは本当です。ここまで長かったですからね」

鳳翔「在籍するほぼ全員の艦娘のレベルを平等に上げてきてますから、時間がかかるのは…」

提督「まぁ、でものんびりとですがここまで来ましたから、感慨深かったというか…」

青葉「で、で、誰が本命なんですか!?」

提督「反省が足りん反省が」

青葉「痛いです~痛いです~」




8:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:18:55.90 ID:HOCoSYDWo


鳳翔「提督倶楽部は、艦娘みんなが読んでますから、あっという間に広がってしまって…」
鳳翔「そわそわしたり焦ったり、反応はみんなまちまちですけど、平静でいられない子が多くて」

提督「でも、この記事も憶測ですし、結婚といってもカッコカリですし、なぜそんな騒ぎに?」

鳳翔(はぁ…)
青葉(はぁ…)

青葉「女心がわからない上に鈍いのはわかっていたけど、ここまでとは…」

鳳翔「提督、女にとって、好きな男性と『特別な関係になる』というのはとても大切なんですよ」

提督「はあ……。じゃあ今のこの騒ぎは、誰とケッコンカッコカリするか?で揉めてるわけですか」

提督「その割には、誰もそんなこと聞きに来なかったですけど…ほんとなんですか?」

鳳翔(はぁぁぁぁ…)
青葉(はぁぁぁぁ…)

提督「な、なんですか。二人してその深い溜息は…」

青葉「とにかく原因は間違いないです」

鳳翔「そうですよ、皆さんそれで毎日そわそわして、見ていてかわいそうなぐらいですから」

鳳翔「例えば、今日のお昼のことですが…」





9:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:19:48.91 ID:HOCoSYDWo


瑞鶴(LV98)「ふう、間宮さんのアイスは元気がでるわ。これでまたすぐ戦えそう!」

翔鶴「瑞鶴、そんなに無理しなくても…」

瑞鶴「あんなやつでもね、ずっと待っていたなら、これ以上待たせるわけにはいかないからね…」
瑞鶴「って、別に何でもないよ。ちょっとやる気が溢れてるだけだからっ!」

翔鶴「ふふっ、瑞鶴ったら」

加賀(LV98)「頑張るのは良いけど、冷静さを欠いて足を引っ張ったりはしないで」

瑞鶴「な、なによ、わたしはいつだって冷静よっ!」

加賀「冷静なのであれば、もっとちゃんと見えるはずよ」
加賀(そう、あの人は、わたしがLV99になるのを待っていることとか)

瑞鶴「あなたなんて、疲労で真っ赤なのに出撃しまくりじゃない!冷静じゃないのはあなたでしょ!」

加賀「この海域ならこれで十分ですから。あなたこそ貴重なアイスをドカ食いしないでね」

赤城「そうそう、食べるならボーキサイトのほうが美味しいわよ。おかわり!」





10:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:24:54.48 ID:HOCoSYDWo


提督「なんかすごいハイペースで出撃してると思ったら…」

鳳翔「ほんとうに一生懸命がんばってますよ」

青葉「良い記事が書けそうだわメモメモ」

提督「人様のプライバシーを侵害するんじゃないっ(ビリビリ)」

青葉「冗談ですよー、プライバシーを踏みにじる相手は司令官だけにしてますから」
青葉「実際わたしも、いろいろ見てますけど、記事にはしてませんよ?」

提督「なぜ俺だけ踏みにじられるか納得行かないが、青葉も何かみたのか?」

青葉「もう、あちこちで!」
青葉「そうですね、例えば…」





11:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:25:41.84 ID:HOCoSYDWo


龍驤(LV98)「提督は、駆逐艦の子たちをいつもかわいがっとるやろ?」
龍驤「つまり、そういう好みやっちゅーことや!」
龍驤「だから、この三人に当てはめるなら」
龍驤 ×千歳>>>瑞鳳>龍驤◎
龍驤「こういうこっちゃ!」

千歳(LV98)「甘いわね!」
千歳「提督の駆逐艦の子たちへの接し方は、子どもへの愛情!」
千歳「そして、提督が敬語になる特別な相手は、愛宕さんや高翌雄さん」
千歳「やっぱり、母性への強い憧れがあるのよ!」
千歳「つまり、この三人に当てはめるなら」
千歳 ◎千歳>>>瑞鳳>龍驤×
千歳「こうしかありえないわ!」

龍驤「絶対、小さいのが好きなんや!」

千歳「絶対、大きいのが好きなのよ!」

瑞鳳(LV98)「え、玉子焼きじゃなくてわたしが食べたいって…?」(ぽわーん)
瑞鳳「そ、そんな、心の準備が……、あ、提督……格納庫まさぐっちゃ…」(くねくね)





12:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:34:04.98 ID:HOCoSYDWo


提督「」

鳳翔「正規空母も軽空母もヒートアップしてしまってますね…」

青葉「LV97以下の子はまだ冷静だけど、LV98の子たちはひとごとじゃいられないみたいですね」

鳳翔「青葉さん、そうでも無いんですよ」

青葉「そうなんですか?」

鳳翔「ええ、提督が大好きだけどまだLV97っていうのをすごく重く受け止めちゃって」
鳳翔「わたしは対象外なんじゃ…?みたいな不安を感じているようです」

青葉「あー、それはわかりますね」

鳳翔「ええ、これは昨夜のことなのですが…」





13:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:35:49.98 ID:HOCoSYDWo


足柄(LV97)「うー、どうしてなのよー、なんでわたしじゃないのーヒック」

準鷹(LV97)「せっかくの酒、楽しく飲みなよー。まだ決まったわけじゃ無いんだしさー」

暁(LV97)「一人前のレディーであるわたしを置いてけぼりとか、ひどいしヒック」

準鷹「暁はオレンジジュースで酔えるのか。なかなか筋がいいねぇ。さ、もう一杯トクトク」

暁「ありがとヒック。お礼はちゃんとヒック」

足柄「しかも妹に先をこされるなんて…ヒック。なんでよーヒック」

準鷹「羽黒ちゃんは、またそわそわして赤くなったり青くなったり、見てて気の毒だよ」

足柄「幸せな悩みでしょーヒック。わたしなんて最終候補に残れなかったんだからヒック」

準鷹「でもさ、LV98の子も続々と増えてるし、まだわっかんねーよー?」

足柄「ふん、そんな楽観的な気持ちにはなれないわヒック。もういっそ既成事実を…ギラリ」

暁「足柄さん目が怖いし。ていうか既成事実って?」

足柄「お子様にはわからないかー。夫婦だけに許される男女の夜戦のことよっ!」
足柄「これを先にしちゃえば、(さらにいろいろ仕掛ければ)、すぐ結婚よ!」

暁「/// お子様ゆーな!わ、わかってるし! 二人で裸で同衾だしっ!」

準鷹「お、暁はもう大人のことを知ってるのか。さすがおねえちゃんだな!」

暁「子ども扱いするなー!」





14:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:36:39.46 ID:HOCoSYDWo


鳳翔「足柄さんの背後に、狼のオーラが見えました」

青葉「こわいわー」

提督「俺、身を隠したほうがいいんだろうか…」

青葉「あはは、足柄さんはああ見えてほんとは子犬ちゃんだから、そんな度胸ないって!」

提督「しかし意外だな…。駆逐艦みたいな小さい子は結婚なんて興味ないと思ったが」
提督「今の話に出た暁もそうだが、駆逐艦や軽巡の様子がおかしいのも同じ原因なのか…」

鳳翔「提督…、女の子なら、三歳ぐらいでもうお嫁さんに憧れるんですよ…」

青葉「ほんっと、カッコカリとはいえ結婚の重みをわかってないわねー、司令官は!」

提督「(たじっ)あ、不勉強すみません…」

青葉「ていうか、身を隠すなら、足柄さんよりもっと他の人から隠れるべきよね」

提督「どういうことだ…?」

青葉「いとしのお姉さまが提督に夢中で、イライラしてる子がいっぱいっていうことです!」

提督「な、なんだよそれは…」

鳳翔「いえ、青葉さんの言うとおりかもしれません。先日も筑摩さんから相談があると言われて…」





15:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:37:43.47 ID:HOCoSYDWo


鳳翔「おまたせしました筑摩さん。ご相談とはなんでしょう…」

筑摩「鳳翔さん…。実は…実は利根姉さんの様子がおかしいんです!!」

鳳翔「利根さんが…。今日も普通に晩御飯を食べていらしたような…」
鳳翔「でも、確かにすこしぼんやりされていたでしょうか?」

筑摩「はい、ここ数日どこか上の空だったのですが」
筑摩「今朝、姉さんを起こしに部屋に行ったらですね、一人鏡の前でつぶやいていて…」

利根(LV98)「そうだ、吾輩の艦載機がそこでっ…え、どうしたのだ提督、真面目な顔で」
利根「な、なんじゃと! 突然何を言い出すのじゃ」
利根「へ、返事じゃと…、こ、こんな突然では…」
利根「あ、違う、待つのじゃ…」
利根「吾輩はここぞという場面でいつもこうじゃ。カタパルト不調だったり…」
利根「本当は心のうちなど決まっておるのじゃ…ただ突然で慌ててしもうてな」
利根「こんな吾輩が本当に良いのか? なんと、我輩でなければダメだと言うのか…」
利根「し、しかたのないやつじゃの。そこまで言われては断れん…。その、よろしく頼むぞ?」
利根「ああああああーーーーーー、なんてな!なんてな!(悶悶)

筑摩(ね、姉さん…)

鳳翔「それはまた…、利根さんはあまりそういうタイプではないと思っていましたが…」
鳳翔「でも、利根さんの乙女心を止めたりできませんし、相談と言っても…」

筑摩「いえ、そこで相談なのですが、悪の元凶たる提督を社会的に、あるいは物理的に」
筑摩「かつ合法的に抹[ピーーー]る良い方法はないでしょうか?」

千代田「わたしも知りたいです!」
大井「魚雷一斉掃射でいいんじゃないでしょうかフフフ」
比叡「35.6cm砲一斉掃射も良いですよ」

鳳翔「」





16:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:40:56.71 ID:HOCoSYDWo


提督「ふるさとの父さん、母さん、俺は帰れそうにありません…」

青葉「ま、自業自得ですけどね!」

提督「おまえがっ!おまえがっ!余計なっ!記事をっ!グリグリ」

青葉「痛いです~痛いです~」

鳳翔「でも提督、LV99となればいずれ訪れる問題だったのでは無いでしょうか?」

青葉「そうですよー、そもそも提督がはっきりしないのが悪いんじゃん」

提督「はっきりって…。俺は司令官として日々戦いを…」

鳳翔「お仕事を果たすのは立派ですが、ともに戦う子たちの好意とどう向き合うかも」
鳳翔「ちゃんと考えないとダメですよ。みんな女の子なんですから」

青葉「そうそう。ていうか司令官、そもそも誰かと結婚する気あるんですか?」

提督「ぇ……」

鳳翔「そこは是非わたしも聞きたいですね」

提督「ぇ、まさかの無援護…」

青葉「そこがはっきりすれば、状況も変わりますよ!」

提督「そ、そういうものか…?」





17:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:42:17.46 ID:HOCoSYDWo


提督「ケッコンカッコカリは…。もちろん考えていた」
提督「そもそも、そうしなければ先に進めないからな(強さ的な意味で)」

青葉「おお!先に進むために結婚を考えていたのですね!(男女関係的な意味で)」

提督「ああ、俺だって男だ。しっかり前進していきたい(海域的な意味で)」

鳳翔「まぁ、そこまでの決意でしたか…ぽっ(カッコカリ→結婚的な意味で)」

提督「だがそれで問題が起きているなら…俺なりに対処を考えてみる」
提督「二人共ありがとう、状況は大体飲み込めた」

鳳翔(LV98)「いえ、お役にたてたなら何よりです。これからもずっとお役にたてるよう」
鳳翔「がんばりますね!」ぐっ!

提督「は、はぁ、ありがとうございます」

青葉(LV98)「いやー、提督も思ったより情熱的だったんだね!仕事バカかと思ってたよ!」
青葉「そんなにしっかり見てくれるなら、わたしも司令官だけを…って、何てね!」

提督「あ、ああ、ありがとう」

提督「それじゃあ今日は帰るよ。二人共また明日」





18:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:43:30.09 ID:HOCoSYDWo


---翌日

提督倶楽部号外!
『提督、ケッコンカッコカリからさらに前進していきたいと語る』
提督への独占インタビューの結果、提督はケッコンカッコカリをきっかけに、さらなる先に進んで
行きたいという考えを示した。ケッコンカッコカリを最終目的だと捉えてきた艦娘の皆様には驚き
のことと思うが、どうやら提督はそれで終わらせるつもりは無いらしい。
現在、ケッコンカッコカリから前進するなにかといえば…もうこれはカッコカリではなく…という
ことしかありえない。どうやらそれほどの想いを秘めているお相手が居るようだ。
提督は、とても情熱的な目でじっとわたしを見つめながら、熱く語っていた。
これはもしかするとインタビュアーこそが本命なのかもしれない。





19:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:44:46.97 ID:HOCoSYDWo


金剛「ヘーイ提督! まずは一度ヴィッカースに行ってご挨拶しなきゃネ!」
金剛「だいジョーブ!提督みたいな紳士なら、イギリスでもちゃんと認めてもらえるネ!」

加賀「上手く言えないけど…これでもとても幸せな気持ちなんですよ?」
加賀「人生の秘書まで任せてもらえるなんて…」

瑞鶴「そ、そこまで考えていたなら、ちゃんと言ってくれれば良かったのに!」
瑞鶴「そうすれば、もっと優しくできたのに…。って、調子に乗っちゃダメだからね!」

龍驤「うちのこと、そこまで大切に思ってくれてるん?テレテレ」
千歳「うふふ…千代田に怒られちゃうけど、もう黙っているのも無理ね。義妹になるんだし…ね?」
瑞鳳「えへへー、99式艦爆みたいな赤ちゃんがほしいなー。きゃっ!」

足柄「わたしの夢がすぐそこに…もうなりふりかまっていられないわ…」
暁「既成事実…既成事実……そしたら念願のお嫁さん…ぶつぶつ」

利根「な、なんじゃと、我輩をそこまで…。だ、大丈夫、これは武者震いじゃ。覚悟はできておる…」
利根「じゃが、や、優しくな……? って、あああああーーーー、なんてな!なんてな!」

筑摩「[ピーーー]」
千代田「[ピーーー]」
大井「[ピーーー]」
比叡「[ピーーー]」


提督「あ、あ、青葉ーーーー!!!てめぇえええええ!」


とりあえずおわり




32:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 20:06:14.51 ID:HOCoSYDWo


提督「ふう…ただいま。まぁ、誰も居ないわけだが」

提督「士気が高くて戦いは良い感じなのだが…、とにかく疲れる…」

提督「地雷原の中を裸足で歩くような緊張感だ…」

提督「とにかく疲れた…風呂はいって寝るか…」

提督「ん……なんかベッドが盛り上がってるような……」

提督(べ、ベッドに人の気配……まさか足柄さんか…)

提督(そんな…、ほんとに実力行使だと…!ど、どうすれば……)

提督「べ、ベッドにどなたかいらっしゃいますか…?」(おそるおそる)

ごそごそ

暁「し、司令官・・・ご、ごきげんようです・・・」

提督「」

提督「はぁぁぁぁぁぁ・・・・、なんだ、暁か…」

暁「な、何だとはなによっ!ぷんすか」




34:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 20:13:47.68 ID:HOCoSYDWo


提督「で、暁はいったいなんでまた俺のベッドにいるんだ……?」

暁「それはその……きせーじじつというか実力行使というか大人の夜戦というか…」

提督「この鎮守府は駆逐艦の教育に良くないな……」

暁「ちゃ、ちゃんと覚悟を決めて来たんだから!子ども扱いしないでよね!」

暁「ちゃんとシャワー浴びて……その、服脱いで待ってたんだから……」

提督「ぇ・・・。まずい、それはまずい。ちょ、裸なら布団から出るなっ出るなっ!」

暁「で、でも…、裸はどうしても恥ずかしくて、水着で…」

提督「・・・潜水艦?」

暁「水着着てるだけよ!ぷんすか」
暁「やっぱり同衾するのは水着じゃだめなの…?裸じゃないときせーじじつにならない?」

提督「いや、別にそういう趣味の人もいっぱいいるだろうから…って、ん?」
提督「暁、お前の言う「きせーじじつ」ってどんなだ?」

暁「へ、変態! は、恥ずかしいこと言わせようとするしっ!」

提督「いや、なんかちょっと違和感がな」

暁「な、なによ。あれでしょ、男女が裸になって、一つのお布団で一緒に寝ることでしょ!」
暁「恋愛映画とかでそういうのちゃんと勉強してるしっ!」

提督「うーん……」






35:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 20:25:38.23 ID:HOCoSYDWo


提督「まー、今日は大人しく部屋に帰れ。大人の男女はそんな簡単に同衾しないものだぞ?」

暁「そ、そういうものなの?」

提督「そうだぞー。元に、今まで誰一人として俺のベットに忍び込んだ人はいない」
提督「みんな立派なレディだからな」

暁「そ、そうね。わたしはレディだから今日はもう失礼するわ」

提督(やっぱり暁はちょろいなぁ…)

提督「それじゃあお休み。そのカッコでウロウロするなよー」

暁「わかってるわよ!ぷんすか」

---廊下

暁「・・・なんだか上手くごまかされた気がしてきたし…」

伊58「あ、知らない子でち。新しい仲間でちか?」

暁「あ、ごーやちゃん。えと、これは違くて…」

伊58「白い水着ということは、まるゆちゃんの友達でちか」
伊58「みんな今は海底の方で遊んでるでち。案内するでち」

暁「え、ちょ、ちょっとまって、違うし!わたしはあかつk」

伊58「新しい仲間がきて、みんな喜ぶでち、さ、潜行するでちよー」

暁「ほ、ほんとにちょっとまって、あ、沈む、沈むぅぅぅぅぅ」






36:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 20:39:01.68 ID:HOCoSYDWo


提督「うーん、ちょろい暁でよかった…。足柄さんだったら俺は今頃どうなっていたか…」

提督「部屋の鍵、ちゃんと掛けるようにしよう、うん。」

提督「しかし、既成事実の認識があんな感じだと、駆逐艦たちが気軽に忍び込んでくるとか」
提督「今後もあるかもしれないな…。ただ寝るだけで結婚できると思ったら…」

提督「とはいえ俺が性教育などしようものなら、すぐに憲兵さんのご厄介だ」

提督「とりあえず暁には…。大人っぽい響ならちゃんと知識もあるだろうから」

提督「響(Верныйだけど)からさり気なく話してもらうか…」

提督「しかし、根本的な解決もしないとな…。どうするべきか…」

提督「zzzzz……」






37:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 20:50:33.76 ID:HOCoSYDWo


---翌日

響「司令官、暁姉さんに内密で話ってなんだい?」

提督「ああ、来てくれたか。暁にはばれなかったか?」

響「姉さんなら、轟沈しかけたとかで入渠中だよ。ぐったりしていた」

提督「昨夜会った時はピンピンしてたんだが…。一体何があったんだ……?」

響「何でも、潜水艦の子たちと遊ぼうと思って深海まで潜ったとか」

提督「あいつ・・・何やってるんだ・・・」

響「それで、姉さんがどうしたんだい?」

提督「あー、それでな、ちょっと言いにくいんだが」

提督「暁って大人ぶってるけどすごい子どもだろ? それでな、いわゆる大人の男女の」
提督「夜の営みというか夜戦というか、それを誤解しているみたいなんだ」

響「こ、こういう話題はさすがにちょっと…恥ずかしいな…」

提督「か、勘弁してくれっ。それでな、俺から説明するのもあれだし、響から」
提督「さり気なく教えてやってほしいんだよ。誤解したままなのも可哀想だしな」

響「了解…。説明するのはいいんだが、司令官、どうして突然そんなことを?」

提督「ぇ! いやまぁそのあれだ! そろそろ知らないと困るかなーとかな!」






38:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 20:51:21.07 ID:HOCoSYDWo


提督(あれ……なんか空気が冷たい…シベリアのような…)

響(LV98)「暁姉さんと…ケッコンカッコカリするつもりなのかい…?」

提督(俺の本能が危険を告げている・・・!何かまずい!)
提督「あぁぁぁ、違う違う、仕方ない、ちゃんと説明する!」
提督「実は昨夜な…(かくかくしかじか)」

響「なるほど、そんなことがあったのか」

提督「それでな、ちゃんと知っておかないとまた気軽に部屋に来ちゃうかもしれないから」
提督「きちんと本当のことを知っておけば、そうそうは来ないだろうと」

響「わかった、わたしからちゃんと説明しておく」

提督「助かるよ…」

響「水着を着ていたら同衾したって男女の営みとは呼べないからね。さすがに裸になるのは」
響「姉さんも、恥ずかしくてそうそうはできなはずだ」

提督「えーと…」

響「一緒に恋愛映画で勉強したのに、姉さんもそんな勘違いをするなんて…」

提督(意外にもこの子もか…)






39:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 21:09:46.67 ID:HOCoSYDWo


提督「さてどうしたものか…。いっそ鳳翔さんに保健体育でもお願いするか…?」

ばたーん(ドアの開く音)

雷「司令官、こういうのはもっとわたしを頼ってよ!」
電「なのです!」

提督「な、なんだ一体…」

雷「なんだじゃないわよ!響姉さんに特別任務を頼んだでしょ!」

電「暁姉さんを教育する秘密任務なのです!」

提督「なんだ、お前たちにも伝わってるのか」

雷「さっき、響姉さんがわたしたちのところに来たのよ」

電「それで、真剣な顔でお話していったのです」

---

響「実は、提督から暁姉さんの間違った知識を正してほしいと言われてね」

響「二人ももしかしたら誤解しているかもしれないからと思ってね」

響「好きあった男女が、裸になって同衾することが恋人の証みたいなものらしいんだ」

響「でも、恥ずかしいからと言って水着を着ていたりすると意味が無いからね」

---

提督「うーん…」

雷「意外よね、暁姉さんはともかく、大人っぽい響姉さんまでそんな誤解してるなんて!」

電「夜の営みとは、そんなロマンチックなだけでなく、もっと激しいものなのです!」

提督「」

提督「ちょ、ちょっとまて、そっちのほうが意外だ!お前たちが知ってるのか!?」





40:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 21:21:31.74 ID:HOCoSYDWo


雷「それはまぁ、ねぇ」チラ

電「なのです…」チラ

提督「人の!股間を!見るな!」

雷「そこに隠された単装砲でねぇ」チラ

電「貫くなんて…司令官さん、鬼畜なのです…」チラ

提督「」

提督「ま、まぁ、酔っぱらいみたいな例え方はともかく、意外にもちゃんと知っているようだ…」

雷「ふーんだ、だから最初からわたしに頼ればいいのよっ!」

雷「わたしだってお役にたつのです!」

提督「まあ、それなら話は早い。悪いんだが暁と響に、それとなく教えてやってくれないか?」

雷「まかせておいて!」
電「了解なのです!」






41:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 21:39:02.64 ID:HOCoSYDWo


---夜、廊下にて

提督「さて、今日も疲れた…。今日はちゃんと鍵をかけたから安心して部屋に帰れるな」
提督「お、響じゃないか、よお、こんばんは!」

響「ひっ!」後ずさりっ

提督「え、どうしたんだ真っ青な顔して?何かあったのか?」寄り

響「ひぃぃ!」後ずさりりりりっ

提督「ぇ……?」

響「や、やあ司令官、Добрый вечер(こんばんは)」
響「いや、あの、イヤというわけではないんだ」
響「ただ、いくら不死鳥と呼ばれるわたしでも、お腹を貫かれたらタダではすまない」
響「そ、そもそも、単装砲を槍のように使うなんて間違っているな」
響「だ、だから、その、もう少し覚悟を決める時間がほしい」
響「そ、それじゃあまた!」走り去りっ!

提督「」





42:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 21:53:30.98 ID:HOCoSYDWo


---提督執務室

雷「司令官。こ、こんな夜更けにどうしたの」
電「眠いのです…」

提督「おーまーえーらーにー! きーきーたーいーこーとーがーあーるー!」

雷「お、怒っていることはわかったわ。どうしたの?」

電「目が覚めたのです」

提督「さっき響に会ったぞ。そして…(かくかくしかじか)」

雷「さっき説明した時も青い顔してたし、やっぱり怖いのね」
雷「正直言えばわたしも怖いしね。」

電「いなづまも想像するとちょっと怖いのです…」

提督「…お前たちに悪気が無いことは分かった(ぐったり)」

提督「それで、その知識が、どこから、どういう話で入ってきたか、それを聞かせてもらおうか」

雷「えーと、わたしたちもつい最近までは響姉さんと同じように思ってたんだけど」

電「先日、鳳翔さんのお店でですね」





43:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 21:54:39.42 ID:HOCoSYDWo


---居酒屋鳳翔

鈴谷「(提督倶楽部を見ながら)ふーん、提督って意外と男らしい体してるのね」

愛宕「ふふっ、かわいらしいのに男らしいなんて、提督って罪な人ですね♪」

如月「えー、でも後ろ姿だけじゃわからないじゃん!」

愛宕「そうですね、提督自慢の単装砲もこれじゃ見えないですしね♪」

鈴谷「!」
如月「!」

愛宕「あらあら、お二人とも、そこは気にならないのかしら?ニコニコ」

鈴谷「そ、そうよね! やっぱり男は立派な単装砲を持ってないとね!」

如月「そ、そうそう! そうじゃなきゃいくら男らしくても満足できないわね!」

愛宕「そうよねー、やっぱり夜戦が得意じゃないとね♪ニコニコ」

---通りかかった雷電
電「あの…提督は艦娘じゃないですけど、単装砲を装備しているのですか?」

雷「わたしは装備しているの見たことないわ」

愛宕「あら、二人ともこれからご飯なの? ふふふ…提督だけじゃなくて男の人は」
愛宕「股間の部分に、単装砲を常に装備してるのよ」

雷電「ほへー」





44:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:04:39.40 ID:HOCoSYDWo


電「でも、そんなところに単装砲を隠して、一体何に使うのですか?」

雷「提督は海戦に出るわけじゃないしね」

愛宕「うふふ、この単装砲は戦い用じゃなくて、男女の愛の営み用なのよ」

電「男女の営みっていうと、は、裸になって一緒に寝るのですよね///」

愛宕「うふふ、実はね、寝るだけじゃなくて、特別なことをするのよ」

雷「特別なこと!? なになに、どんなことをするの!?」

愛宕「それは、そこの経験豊富なお二人が詳しく教えてくれるわニッコリ」

鈴谷「!!」
如月「!!」

雷「教えて!」
電「ほしいのです!」

鈴谷「あ、え、えーとね。ま、まずは、そう!キス!キスしたりするの!」

如月「そ、そうそう!愛しあう男女はまずキスよね!」

愛宕「ニコニコ」

鈴谷「え、えーとそれでね、そのあとは…。その、提督の単装砲を」
鈴谷「手で触ってると、だんだん熱くなって…」

如月「単装砲を、その、なめたりすると、徐々に発射準備が進むというか」

雷「なんだか不思議な単装砲ね…」

鈴谷「それでね、準備完了になった単装砲を…そ、その」

如月「お、お腹に突き刺すのよ!!」

電「!!! そ、そんなことをしたら大変なのです!!」

鈴谷「こ、これでわかったわね!じゃあ、わたしは用事があるから!!」だだー

如月「わたしも用事があるんだった!それじゃあまたね!」だだー

愛宕「ニコニコ」





45:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:13:23.39 ID:HOCoSYDWo


電「愛宕さん、ほんとうにそんなことをするのですか…?」

雷「愛って暴力的なのね…」

愛宕「ふふっ、そんなに怖がることはないわ。確かに最初はちょっと痛いけど」
愛宕「これは愛の行為で、男女ともすごく幸せな気持ちになれるし、とっても気持ちいいのよ」

雷「うう、痛そうなだけにしか聞こえないわ…」

愛宕「二人は体が小さいから、最初は小破ぐらいになっちゃうかもだけど、本当に最初だけよ」
愛宕「慣れてくると、もっともっと夜戦がしたいって思うようになるわよニコニコ」

雷「そういうものなの…?」
電「奥が深いのです…」

雷「愛宕さんも…もっともっと夜戦したいの…?」

愛宕「ええ、こう見えて夜戦は得意なのよニッコリ」

愛宕(LV98)「できたら提督と毎日夜戦できたら嬉しいわニッコリ」

電「愛宕さん、川内さんみたいなのです」

愛宕「えっと、彼女とは違うわ…」

雷「じゃあ……、愛宕さんも、提督とケッコンカッコカリを目指してるの……?」

愛宕「うふふ、それはできたら嬉しいけど、でももし仮にケッコンカッコカリできても」
愛宕「提督は独り占めできるような人じゃないわ♪」

電「なんだか難しいのです…」





46:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:19:13.74 ID:HOCoSYDWo


提督「なるほど、中途半端なたとえ話をストレートに受け止めたか」ズキズキ

雷「何よその頭が痛いって顔!」

電「何か…まちがっていたですか…?」

提督「いや、たとえ話としてなら間違っていないが…」

雷「何か間違っていたならちゃんと教えてよ!」

電「ちゃんと教えて欲しいのです!」

提督(ああ、俺にエロ同人の主人公みたいな勇気があれば、実地で教えるところだが…)
提督(ヘタレの俺は一体どうしたら…)

提督「あー、わかった!もう、たとえ話は抜きにして、ストレートに話す!」
提督「ただ、お前たちにこんな話をしたってなったら俺の立場がやばいから内密にだぞ!」

雷「た、立場が危なくなるような話なの…?」
電「さいこうきみつなのです!」

提督「いや、そういう訳じゃなくてな…、こう、憲兵さん的な意味合いでな…」

提督「それはまあいい! ではちゃんと説明するぞ!まず単装砲というのはだな…」





47:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:28:07.24 ID:HOCoSYDWo


提督「-----というわけだ。これらの行為をセックスという」

雷電「ほへー…」

提督「どうだ、ちゃんと理解できたか?」

雷「う、うん。ちゃんとわかったわ。赤ちゃんを作る行為なのね」

電「確かに、思っていたのとちょっと違ったのです…」

提督「わかってくれて嬉しい。最初からこうすればよかった…」
提督「じゃあ、それを上手く暁と響にだな・・・」

雷「ちょっと待って!」

提督「?」

雷「話はわかったんだけど、イマイチ実感が湧かないのよね」

電「なのです」

雷「そもそも、普段は7.7mm機銃なのに興奮すると15.2cm単装砲になるとかどういうこと?」

提督「えーと、ごめんなさい見栄はりました。ほんとは12.7cm単装砲です」

電「浸水したわけでもないのに濡れるっておかしいのです」

提督「あのですね」

雷「というわけで、電っ」

電「はいなのです!」カチャリ

提督「あれ、どうして鍵かけてるのかなー……?」





48:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:32:28.12 ID:HOCoSYDWo


電「実物を見てみるのが早いと思うのです!」

雷「大丈夫!敵兵を救助した時に、念のため縛ったりしたから慣れてる!痛くないように縛るわね!」

提督「いつの間にか椅子に縛り付けられている…だと……!」

電「ベルトって難しいのです。こうすればはずれるかな…えいえいっ」

雷「さ、脱ぎ脱ぎしましょうねー」

提督「ちょ、おまえら、怒るぞ!やめろほんとに!!」

雷「うわ、ほんとだ、機銃がある」

電「不思議です…歩くのに邪魔になりそうなのです」

提督「うわーーー、やめろーー見るなーーー」

雷「じゃあ触ってみようかしら。って、うわっ!生き物みたい!」

電「あれ、ほんとにだんだん大きく…」

提督「やめてーー、ほんとにやめてーーーー」

雷「うわ、ほんとに単装砲だ!ふにゃっとして機銃っぽくないなーとは思ったけど」

電「大きくなると、ほんとに立派な単装砲なのです」

提督「うわーん、やめてくれー、見ないでくれー」

雷「確か、手で刺激したり、なめたりするのよね」

電「お姉ちゃんばかりずるいのです!わたしもやるのです!」

提督「うわーーーーん」






49:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:33:27.64 ID:HOCoSYDWo


提督「ぐすん、ぐすん、もうお婿にいけない…。お父さん、お母さん、俺は汚されました…」

雷「ほんとに不思議な単装砲ねー、これ」

電「発射したら、機銃に戻ってしまったのです」

雷「でも、今の機銃ならともかく、さっきの単装砲が本当に入るのかしら」

電「絶対無理なのです。お腹に穴が開いてしまうのです」

提督「しくしく……さっき話した通り、女の子は股間に穴があるだろ?」
提督「興奮するとそこが広がって、あとヌルヌル濡れて、ちゃんと入るんだ…しくしく」

雷電「ほへー」

電「お姉ちゃん、実はわたし、なんだか変な気持ちになってるのです…」
電「それでその、わたしのそこも、ほんとにその、濡れてるみたいなのです…」

雷「やっぱり電もそうなのね…。実はわたしもなの…。これは、愛の営みの準備が…」
雷「できているっていうことなのです!」

提督(なんだろう……更に雲行きが悪くなっているような…」

雷(LV98)「ここで愛の営みをすれば、もうケッコンすることになるのよね」
電(LV98)「きせーじじつなのです!」

提督「」

雷「じゃあ、早速また機銃を単装砲にしないとね!」

電「がんばるのです!」

提督「ま、まったまったまったーーー!」






50:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:45:47.33 ID:HOCoSYDWo


提督「これはほんとに気軽にしていいものじゃないんだ!ちゃんとケッコンしないと!」

提督「そ、そうだ!それにお前たちはまだLV99になってないだろ? だからまだ準備出来てないんだ」
提督「今無理にしちゃうと、大破…最悪、轟沈なんてことになるかもしれないぞ!」

雷「こ、怖いこと言わないでよね!」
電「はわわ、怖いのです」

提督「今日のところは、俺に心の傷を作ったところで勘弁してくれ……しくしく」

雷「? 変なの。大丈夫よ、わたしが居るじゃない」ほどきほどき

提督「ふー、やっと開放されたか…しくしく」

電「? よくわかりませんが、よしよしなのです」

提督「二人とも悪気がないのが本当にこまる…」

提督「それでな、暁と響にちゃんと説明して欲しいという話だが」
提督「説明はして欲しいが、さっきの行為は絶対に内緒だからな」

雷「?? どうして、せっかく実地でいろいろわかったのに」

提督「こういう行為はな、本来『秘め事』といって、内緒にして二人でこっそりやるんだ」
提督「何をしたーなんて、人に言うのは、すごく恥ずかしいことなんだぞ」
提督(そして最悪の場合、俺は憲兵さんによろしくされてしまう…)

電「不思議なのです」

提督「だから、二人が鳳翔さんの店で聞いたのも『たとえ話』だっただろ?」

雷「そういえばそうね。秘め事だから、具体的な話はしなかったということね」

電「具体的な経験とかお話はしてもらえなかったのです」

提督「な、だから二人とも、ちゃんと秘め事は守るんだぞ」

雷電「はーい」

提督「ぐったり」




52:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:56:09.63 ID:HOCoSYDWo

---翌日。提督執務室
バーン!(扉の開く音)

暁(LV98)「司令官!帰還したわよ!しっかりレベルアップしたし!」

提督「入室のしかたはともかく…おめでとう」

暁「なんだかね、潜水艦の気持ちがわかるようになって、いっぱい当ててきたわ!」

提督「死にかけたかいはあったのか…」

暁「これでやっと妹達に追いついたわ!」

提督「バケツ不足でお前だけレベルアップが遅れてしまって。辛かっただろう」
提督「できれば姉妹みんなで一緒にレベルを上げてやりたいんだが…不甲斐なくてすまん」

暁「そ、そんな、いいのよ!これでもうみんな揃ったんだし!」

ガヤガヤ

響「姉さん、レベルアップおめでとう」
雷「おめでとう!やったわね!」
電「おめでとうなのです!」

暁「ありがとうー!これでまたおそろいね!」

提督(姉妹仲良しで微笑ましい。やっぱり駆逐艦は癒される…)

雷「あとはみんなでLV99になるだけね!」

電「そしてみんなでケッコンカッコカリなのです!」

暁「そして、みんなで夜の営みね…。レディとしてしっかり、提督の単装砲をかわいがるわ!」

響「少し怖いけど、もう覚悟はできた。小破ぐらいなら泣いたりしないで耐えられる…」

提督「……ぇ?」

雷「LV99になったら夜の営みができるんでしょ? せっかくだからみんなで一緒にしたいわねって!」

電「昨夜4人で話して、4人共LV99になったら一緒にって約束したのです!」

響「一人でも平気だと思ったけど……やっぱりみんなと一緒だと心強いな…」

暁「お姉ちゃんとして、ちゃんとみんなをリードするんだから!」

提督「…どうしてこうなった?」

青葉(ぷるぷるぷるぷる)





54:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:56:51.78 ID:HOCoSYDWo


提督倶楽部号外
『提督、ロリコン変態疑惑!』
 提督のケッコンカッコカリが注目されている昨今だが、予想もつかなかった方向に進展して
 いるようだ。なんと、幼い駆逐艦に手を出している提督が目撃されたのだ!
 駆逐艦と夜の営みの約束をするばかりか、姉妹全員とジュウコンカッコカリの約束をしている
 というから驚きだ!
 無垢な駆逐艦を騙し、自らの変態的欲求を満たそうとするのは許されることではない。
 提督を犯罪に駆り立てないためにも、しっかりした大人の女性が手綱を握ることが求められて
 いるのかもしれない。

加賀「提督、少しお話があります」
金剛「提督ぅー、子どもはダメネ!わたしがちゃ~んと、大人の魅力を教えてあげるネ!」
榛名「榛名は……だ、大丈夫です……」ひきっ
龍驤「ふふーん、やっぱりね。ウチはわかってたで!」
千歳「提督を間違った道からお救いしないと…」

わいのわいの…

提督「あ、青葉ぁぁぁっぁぁっぁあああああぁぁあ」


おしまい




67:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 19:46:01.25 ID:nBWSK95fo

---鎮守府内の怪しい部屋 夜

筑摩「それでは、AAI同盟(姉を愛する妹同盟)の緊急会合を開催いします」
筑摩「なお、同志大井さんは、北上さんと夜戦出撃中で欠席です」
筑摩「我らの追い詰められた現状を打破するため、みなさんで力を合わせましょう!」

筑摩「Love利根姉さん」
比叡「Love金剛お姉さま!」
山城「Love扶桑姉さま」
千代田「Love千歳お姉~」
龍田「Love天龍ちゃん」


筑摩「さて、議題は先日に引き続き『提督の魔の手からいかに姉を守るか』です」
筑摩「まずは現状報告から、各自お願いします」

比叡「ではわたしから、現状、報告、します…」

龍田「比叡ちゃん、元気ないわね~」

比叡「これは昨夜のことですが…」

---
金剛「比叡のブラッシングは、本当にGreatね!、キモチイイデース」

比叡「へへー!ありがとうございますっ!」
比叡(自然にお姉さまの髪に触れ放題のこの時間、まさに天国…!」

金剛「でも、もうすぐブラッシングも自分でしないとネー」

比叡「!!! どうしてですかっ。わたしは毎日OKなのにっ!」

金剛「ThankYouデース。でも、ケッコンして提督と暮らすようになったら無理ですからネー」
金剛「OH! Good idea!提督にしてもらえばいいのデース! 就寝前にゆっくりブラッシング…」
金剛(そのまま抱っこされてベッドに………。素敵デース!)

比叡「お姉さま…よだれ…」
比叡「提督……許しませんっ!許しませんっ!許しませんっ!」
---





68:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:00:42.78 ID:nBWSK95fo


千代田「姉との大切なスキンシップが奪われるなんて、なんてかわいそう…」

比叡「この時、※予想TO値は、101.5%でした…」
 ※TO値 提督汚染値。100%で一生を捧げるレベル。AAI同盟メンバーの気分で適当に数値化される。

筑摩「!!! そんな、100%を超えるなんて理論上ありえない…!提督は化け物なの…!?」

比叡「うう、金剛お姉さまぁぁぁ、行かないでー……」


筑摩「最初から気の重い報告でしたが、次に行きましょう…。山城さんお願いします」

山城「扶桑姉さまも…すっかり汚染されてしまいました…。先日のことですが…」

---
扶桑「山城、MVPおめでとう。LVも上がってすっかり立派な超弩級航空戦艦ね!」

山城「姉さま、見ててくれたのね…? ありがとう! もう誰にも欠陥戦艦なんて言わないわね!」

扶桑「ふふふ、もう火力だけなんて笑われることも無いわね。こんなに幸せでいいのかしら」

山城(ああ、扶桑姉さまの良い笑顔…!影のある笑顔も素敵だけど、やっぱりこっちのほうが!)

扶桑「こんなに幸せなのも、みんな提督のおかげね…。山城もちゃんと感謝するのよ?」

山城「も、もちろん感謝しています!」

扶桑「提督は本当に素晴らしい人よ? 不幸だ欠陥だと言われたわたしたちを、伊勢日向に負けない」
扶桑「これほどの航空戦艦(改二)に育ててくださって…」

扶桑(LV98)「ご恩返しに、わたしにできることなら何でもして差し上げたいのだけど……」
扶桑(できることならわたしのすべてを捧げたい……って、なんてはしたない!きゃぁ)

山城「姉さまが砲塔の代わりにお花(大量の)を背負って夢見る乙女モードに……」
山城「大切な姉さまが遠くに……不幸だわぁぁぁぁ」
---

山城「この時のTO値は…やはり大台超えの102.2%でした…ぐすん、不幸だわ……」

筑摩「そんな……100%超えが二人も……!」

ドヨドヨドヨ






69:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:06:38.51 ID:nBWSK95fo


筑摩「せ、静粛にお願いします。厳しい現実ですが、まずは報告を続けましょう。次は千代田さん」

千代田「はい…航空母艦千代田…報告します……」

---
千代田(千歳お姉の部屋に呼ばれた……二人の部屋でナニをするつもりなのっ!きゃー!)
千代田「お姉、来たよー」

千歳「千代田、いらっしゃい。さ、いろいろ用意してあるから飲みましょ!」

千代田(日本酒と焼酎がずらり…とことん飲むつもりかぁ…がっかり…)

千代田「あ、これ美味しい」

千歳「あ、千代田もこれが好き? 大吟醸天狗舞よ。提督もこれが大好きなのよー」

千代田「そ、そうなんだ…」

千歳「もうすぐ、3人で仲良く飲めるかと思うと、楽しみだわ。お酒の取り合いとかはダメよ?」

千代田「ぇ? 3人?」

千歳「だって、もうすぐ提督が千代田のお義兄さんになるんだから、そうしたら…ね?」
千歳「でも、提督に膝枕してもらうのはわたしだけよ? たとえ家族でも…ね?」
千歳(わたしは毎日提督の膝枕…。そしてわたしはお礼に…ご奉仕したり……うふふ……)

千代田「提督・・・そろそろトドメをさしちゃおっかなー!」

千歳「うふ、千代田ったら酔っ払っちゃって。攻撃するのは提督じゃないでしょ♪」

千代田「うわあぁぁぁぁぁ、艦爆隊、艦攻隊、出番よーーー!」
---





70:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:13:21.50 ID:nBWSK95fo


千代田「やっぱり大台超えで、予想TO値100.7%でした…。」

龍田「みなさん、もう提督と結婚する前提で考えてるのねー」

筑摩「そ、それを変えるのがこの会合の目的です!と、利根姉さんなんて…」

---
利根「うう、だめじゃ、さわるでないっ!」
利根「なぜじゃと? そ、それは…わ、吾輩のは、愛宕や高雄のように立派ではないっ!」
利根「大きさなど関係なく、吾輩のが一番じゃと……提督よ、そのような気障なセリフで…」
利根「こ、今度は見たいじゃと!なんという破廉恥な…。そ、そんな目をしてもダメじゃ!」
利根「し、仕方のないやつじゃな…。お、おぬしが初めてなのじゃぞ…。向こうを向いておれ」
利根「な! 脱がしたいじゃと! な、なんと…破廉恥すぎるぞ! ま、まぁそこまで言うなら…」
利根「あああーーーー!!!なんてな!なんてな!!(悶々)」

筑摩(妄想がどんどんエスカレートしてる…)

筑摩「こ、こ、こ、このままでは、利根姉さんの純潔が!提督に奪われてしまいますっ」
筑摩「と、止めなくては!止めなくては! 今からみんなで提督を闇討ちしましょう!!」

龍田「まぁまぁ、妄想でエッチなことするぐらいいいじゃない。みんなしてることよ?」

筑摩「だめですっ!だめですっ!」

龍田「ここにいるみなさんも、姉とエッチなことする妄想ぐらいするでしょ~?」

筑摩「!」
比叡「!」
山城「!」
千代田「!」

筑摩「で、でもイヤなんです~~~~」

千代田「その気持、すっごくわかるよ!」

筑摩「ううううう……。次は龍田さん、お願いします…」






73:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:25:01.46 ID:nBWSK95fo


龍田「天龍ちゃんも利根さんと全く同じパターンでね~」

---
天龍「お、俺を守りたいだと! 俺は強い、守られる必要なんてないっ!」
天龍「そりゃ、弱気になることもあるけど…なんで俺なんかを守りたいなんて!」
天龍「!!! ばっかやろう、からかってんじゃねぇ!」
天龍「ほ、本気なのか…、お、俺はガサツで、全然女らしくねぇ。そんなの信じられねぇ」
天龍「え……。ばか、突然なにを……ん……」
天龍「そ、そんな…。俺、信じていいのか…?」

龍田「天龍ちゃーん、一人でなにをブツブツ言ってるの~ニコニコ」

天龍「う、うわああああああ、龍田!いつからそこに!!」

龍田「『お、俺を守りたいだと!』のあたりからよ~」

天龍「!!!」

龍田「天龍ちゃん、まっすぐ迫られるのがいいのね~。確かに素敵よね~(ドSの微笑み)」

天龍「ご、誤解してんじゃねー!今のはそんなんじゃねー!」

龍田「妄想のお相手は誰だったのかな~。って、提督に決まってるわよね~」

天龍「!!!(疲労MAX並に真っ赤)」

龍田「提督に情熱的に迫られている妄想をして、にやにやしちゃってたんだ~」
龍田「とってもかわいいけど、妬けちゃうわ~。いっそ、代わりにわたしが迫っちゃう?」

天龍「う、う、う、うわぁぁっぁぁぁああ」

龍田「あらあら、天龍ちゃん、恥ずかしがり屋さんなんだから♪」
---

龍田「こんな感じでねー。内容は利根さんよりずいぶん大人しいけど、本気度はすごいわね~」

筑摩(ドSだ)
比叡(ドSです)
山城(ドS怖いです…)
千代田(いぢめられるのもちょっといいかも…)






74:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:31:06.22 ID:nBWSK95fo


筑摩「全員から報告頂きましたが、状況は最悪と言っていいでしょう!」

筑摩「この状況を打破するためには、もはや提督を亡き者にするしか無いかと思われます!」

千代田「異議なし!」
比叡「異議なし!」
山城「異議ありません!」
龍田「え~」

筑摩「龍田さんは反対ですか!?」

龍田「うーん、反対というかね。みんな、本気で提督を亡き者にとか考えて無いでしょ?」

千代田「そ、そ、そんなことないよ!」

比叡「そ、そうです、38cm連装砲が火を吹きます!」

山城「瑞雲さん、出番です!」

龍田「だってみんな、姉のことを除けば、提督が大好きでしょ~?」

千代田「そ、そんなことないよっ!」
比叡「ひえー! 何を突然!」
山城「い、いえ、そんな、すごく感謝なんて…してませんっ」
筑摩「な、な、な、何を根拠に!」

龍田「だってね~」

龍田「千代田ちゃんは、深夜に、提督に膝枕してもらってニコニコしてるし」
千代田「う゛、なぜそれをっ」

龍田「比叡ちゃんは、提督とウキウキランチして、次はTV収録見に行くデートみたいだし」
比叡「!!! ど、どうしてそれをっ」

龍田「山城さんは『提督も姉さまと同じくらいいい人だと思います…感謝してます…』って言ってたし
山城「!!! 聞かれていたっ! ふ、不幸だわ……」

龍田「筑摩さんは、最近、提督に触られても、嫌がるどころか『利根姉さんみたい』って嬉しそうだし」
筑摩「!!! そ、それは…」






76:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:40:03.29 ID:nBWSK95fo


筑摩「で、でも、だからといって、姉さんを提督に取られちゃうのは話が別です!」

千代田「そ、そうそう。千歳お姉はわたしとずっと一緒なんだからっ!」

山城「一人ぼっちになるのは…不幸すぎです……」

龍田「うーん、それでね~、わたしの提案は~」

龍田「姉と自分、二人まとめてケッコンカッコカリしちゃうっていうのはどう~」
龍田「そうすれば、三人で仲良く過ごせるわよ~」

筑摩「!!!」
千代田「!!!」
比叡「ひえー!」
山城「それは不幸……じゃないかも…?」

龍田「わたしはそれがいいわね~。天龍ちゃんと提督と仲良くしてるのを見るのも楽しいし~」
龍田「それに、さ・ん・に・ん・で♪ エッチなことするのも、とっても素敵そうだもの~~」

筑摩(ご、ごくり…ということはわたしも利根姉さんをすみずみまで…)
千代田(ということは、夢にまで見た、千歳お姉と夜戦で飛ぶことも…ハァハァ)
比叡(金剛お姉さまの白い肌、切なげな潤んだ目……はぁはぁ)
山城(扶桑姉さまの豊満な、どこまでも豊満な……ごくり…)

龍田「どお~?」

筑摩「そ、そうですね。提督への反逆は重罪ですし、龍田さんの案が現実的かもしれません」

比叡「そ、そうですね。主砲ぶっ放して鎮守府破壊するとまずいし!」

山城「そ、そうね、扶桑姉さまを悲しませないためにはそれが一番ですね」

千代田「ハァハァハァハァ」

龍田「じゃあ、ケッコンカッコカリは姉妹まとめてでお願いするということで~」

筑摩「では、明日からの作戦行動を具体的に検討しましょう!」






77:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:52:18.74 ID:nBWSK95fo


---翌日 提督執務室
バーーーン(扉が開く音)
ぞろぞろ

比叡「司令、おはようございます!」
山城「おはようございます、提督」
筑摩「提督、おはようございます」
龍田「提督、おはようございます♪」
千代田「提督、おはよう…」

提督「お、おはよう、朝から賑やかだな。千代田はなんか元気ないな」

千代田「昨夜はちょっとインスピレーションが湧いて、夜戦シミュレーションが忙しくて…」

提督「そ、そうか…。なんか大変だな…」

筑摩「提督、ちょっとお聞きしたいのですが、ケッコンカッコカリ用の指輪と書類は1組だけですか?」

提督(なんか嫌な予感……)
提督「あ、ああ。一つだけ戦果の褒美に支給されたからな」

筑摩「そうなると、LV99になったら、ほとんどの子はもう強くなれないですね…。ひどい…(チラ)」

山城「ケッコンカッコカリした子だけが強くなって、わたしは置いてけぼり…。不幸だわ…(チラ)」

龍田「強くなった天龍ちゃんに『龍田は足手まといだから置いてきた』なんて言われちゃうかも…(チラ)」

比叡「この先、深海棲艦がどんどん強くなって…LV99までのわたしたちは轟沈かな…(チラ)」

提督「ま、待て待て待て! 差別なんてするつもりはない、これまでどおりみんなで強くなろう!」
提督「ケッコンカッコカリも含めて、ちゃんと考えるから! な?」

比叡「さっすが提督!ちゃんと考えてくれているんですね!(計画通り!)」

山城「そういえば提督、提督倶楽部で読みましたが、第六駆逐隊の四姉妹とはまとめてケッコンされるとか…」

提督「!!! あ、あれは、あいつらがそう希望してるだけで、俺が言ったわけじゃないんだっ!(ダラダラ)」

山城「あら、言い訳なさらなくても…とても素敵なお考えだと思いますよ?」

提督「ぇ?」

山城「だって、姉妹なのに置いてけぼりなんてとても不幸だわ……。一緒なのが幸せです…ね?」

提督「あ、ああ。仲の良い姉妹ばかりだし、確かに一緒なのがいいのかもな(ダラダラ)」

山城「姉妹の気持ちを理解してくださるなんて、さすが提督ですね……(計画通り!)」

提督(あれ、なんかどんどん追い詰められてる気がするのはどうしてだろう…)






78:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:53:05.51 ID:nBWSK95fo


筑摩「現状、LV99より強くなるにはケッコンカッコカリしかないのに、必要なセットは一つだけ…」
筑摩「どうしたらいいのでしょう……(棒読み)」

提督「お金かかるけど買えるんだよ。だからお金さえあれば、理論上はいくらでも手に入る……よ?」

筑摩「まぁ、さすが提督! もうそこまで調べてあるんですね!」

提督「あ、うん、まぁ…」

筑摩「そうですかー、買えるんですかっ(計画通り!)」

龍田「じゃあ、提督はもう、購入用にしっかり貯金を進めてるのね~、偉いわ~」

提督「!!! え、いや別にそんな訳じゃ…」

龍田「以前『執務室と自室の往復ばかりで、お金を使うヒマがないから、貯まるいっぽうだ』」
龍田「なーんてぼやいてたけど、本当はこのために貯めていたのね♪」

提督「」

龍田「みんなでLV99になるのが楽しみね~♪(計画通り!)」

提督「」

青葉(駆逐艦のみならず……まさか提督が姉妹丼フェチだったなんて……)






79:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:54:01.83 ID:nBWSK95fo


提督倶楽部号外!
『提督は姉妹まとめてがお好き?』
 提督の変態疑惑がさらに深まりそうだ。
 本日、提督は「ケッコンカッコカリは姉妹まとめてが望ましい、そのための資金は用意済み」
 といった意味合いの発言を、複数の艦娘を前にして断言。事実上の姉妹丼宣言だ。
 昨日は駆逐艦姉妹とのジュウコンカッッコカリ疑惑により、ロリコンの疑いが強くささやかれて
 いたが、どうやら年齢の問題ではなく姉妹丼のほうが重要だったようだ。
 提督が変態を貫くのか、誰かが彼を更生させるのか! 今後が注目される。

龍驤「提督…姉妹がいないウチは、いらない子なん……?」
島風「提督ひっどーい! 一人っ子差別はんたーい!はんたーい!」
 ※当鎮守府では島風はまだ一人っ子です
鳳翔「そうですか……そっちの問題だったのですか……」
明石「まぁ、ロリコンよりはまだこちらのほうが望みが…ある…かも?」


提督「ああああ、青葉ぁぁぁぁああ、いい加減にせえよぉぉぉぉ」


おしまい





92:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 11:32:52.98 ID:uxe1LQjdo


アドバイス頂いたことをなるべく活かして継続します。
皆様どうぞお付き合い下さい。

【ご注意】
この章は、北上・大井ペアの話です。
大井さんはボイス変更やアニメで、性格解釈がすごくもめているように思います。
自分なりの大井さん像にこだわりのある方は読まないことおすすめ致します。
なお、筆者の大井さん像は、旧ボイス・軽巡時代寄りです。

また、今回はシリアス分が多めです。ごめんなさい。

また、他の作品を参考にさせて頂いて、若干書き方を変えました。
・2行に渡るセリフは、無理に改行で区切らないことにします。
 →変な場所で勝手に改行が入らないように…と思ってのことでしたが、そんなことないようなので。

・早口なところ、みんなが一斉にしゃべるところは空行を入れないようにしていましたが、読みやすさ優先で、空行を入れることにしました。


筆者の環境(PCにて閲覧・JaneStyle)では問題なさそうですが、またご意見いただけると嬉しいです。





93:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 11:45:23.66 ID:uxe1LQjdo


-----AAI同盟の会合が行われていた頃  港

北上「いやー、おつかれおつかれ。夜のお仕事はつらいわ~」

大井「ふふ、北上さん、お疲れ様です♪」

北上「大井っちもおつかれ~。戦闘なかったから楽だったけどね~」

大井「でも、おかげで魚雷満載のまま。肩こりが大変です。こんな仕事をさせる提督には、この余った魚雷を撃ちこむしかないですね♪」

北上「大井っちもかぁ。もー、肩凝って大変だわ~」

大井「(キラーン!)あ、お部屋で肩もみしますよ♪」

北上「あー、嬉しいね~。お腹も空いたし、わたしの部屋行こ~」

大井「はいっ!おやつもお持ちしますっ!(ウキウキ) 提督執務室にあった、提督にはもったいないお菓子をくすねてきたのがあるんです♪」

北上「いいね~。じゃあ部屋いこー。駆逐艦'sもおつかれさまー、早く寝るんだよ~」

如月「もー、ひどい略し方~」

文月「おつかれさま~」

如月「あーあ、夜の任務はいやねー。髪は痛むしお肌は荒れるし。ちゃんとケアしないと寝れないわ~」

文月「おお~、如月お姉ちゃん、大人の人みたい。スキンケアっていうやつ~?」

如月「そうよ~。教えてあげるから一緒にやりましょ」

文月「わーい。でも起きてられるかなぁ……うとうと」


北上「仲良し姉妹、ほほえましくてかわいいね~」

大井「わたしたちも仲良し姉妹しましょ♪ ケアしますね♪」

北上「してもらってるうちに寝ちゃうよ~」

大井「ふふふ♪」






94:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 11:46:39.47 ID:uxe1LQjdo


-----北上の部屋

北上「ぁ~、生き返った~」

大井「喜んでもらえて嬉しいです♪」

北上「じゃあ、お腹も空いたし、つまみながらちょっと飲もうか! 前に隼鷹にもらった酒があったはず…(ごそごそ)」

大井(北上さんからお酒のお誘いなんて初めて!!)

北上「じゃ、かんぱーい!」

大井「かんぱ~い♪」

北上「ぷは~~~、パーッといこうぜ~。パーッとな!」

大井「北上さん、隼鷹さんのものまね上手です♪ 声までそっくり♪」

わいわい

北上「しっかしさー、ここ最近、鎮守府が大騒ぎで、みんな大変そうだなー」

大井「そうですね♪ 困った提督さんのせいで、大騒ぎしたり、青くなったり赤くなったり、みなさん大忙しです♪ ま、わたしたちはいつもどおりですけどね♪」

北上「そっかなー? そうでもないんじゃないかなー?」

大井「……ぇ……? まさか北上さん……」

北上「うんにゃー、わたしじゃなくて、大井っちがさ」

大井「えっ? わたしが……ですか? わたしはいつも通りですけど……」

北上「これだけ毎日一緒にいるとさー。わたしみたいなのでも、大井っちの様子が違うのぐらいわかっちゃうよー」

大井「………」






95:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 11:50:17.51 ID:uxe1LQjdo


北上「お酒の席だしさ、言いにくいことでも勢いで吐き出しちゃいなよ~。わたしだって聞くくらいならできるからさ~」

大井「北上さん、わたしのこと心配してくれてるんですね♪(キラキラ)」

北上「もちろんだよー。今の反応だって、ちょっと無理してるっしょ? やっぱ気になる~」

大井「あ……」

北上「いつもわたしを大事にしてくれてるじゃん。たまにはわたしに世話やかせてほしいな~」

大井「えっと……(ごくごく)」

北上「お、いい飲みっぷり! さ、もう一杯(トクトク)」

大井「頂きます…(こくこく)……ヒック」

北上「みんなと一緒で、提督のケッコンカッコカリのことでしょ~」

大井「そ、そ、そ、そうです!ヒック」

大井「北上さんが、わたしの北上さんが!提督とケッコンしちゃうんじゃないかって! 北上さんは他の子みたいに積極的にアタックしないけど、きっと提督のこと好きだって!ヒック!」

北上「そだねー、提督のことは好きだよー。だから、ケッコンカッコカリ申し込まれたら、喜んで受けるよ~」

大井「や、やっぱり! そんなの、そんなの……」

北上「でもさー、大井っち。提督がいきなりわたしにケッコン申し込むって、ほんとに思ってる…?」

大井「それは………………………思ってないです」

北上「だよねー、提督はきっと、最後は大勢とケッコンカッコカリすると思うけど、最初のひとりはきっとわたしじゃないよ」

大井「わたしも………………………そう思います」






96:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 11:51:21.33 ID:uxe1LQjdo


北上「やっぱりねー、大井っちもそう考えてると思った~」

大井「(ゴクゴク)……でもれすね、もしそんなことになったら、ぎょらいいっせいそうしゃで亡き者にしてやりますよ……ヒック」

北上「大井っちらしいや~。でも、だから変だなーって思ってたんだー」

大井「なにが変なのれすか……ヒック」

北上「普段の大井っちなら、もっともっと提督を追い回して魚雷ってやってるはずでしょ~? なのに、妙に大人しいじゃん。……なにか違う悩みなんだよね?」

大井「!!!」

北上「親友に隠し事はよくないぞー、さ、もっと飲んで飲んで(トクトク)」

大井「……(こくこく)………」


大井「……わたしも……ヒック……自分でよく分からないんですけど……」

北上「うんうん」

大井「最初はほんとに、提督と北上さんがケッコンなんて!!!ってカッとなって…魚雷撃つぞーって行って…」

大井「…でも、きっとそれは無いなーって……ヒック……安心して……」

大井「じゃあ提督は誰とケッコンカッコカリするかなーって考えて……ヒック」

大井「その誰かを特別に大事にして仲良くしてる提督……ヒック……もう北上さんに手を出す心配のない安心できる提督………ヒック………」

大井「それなのに……それを想像すると……ヒック……」






97:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 11:52:46.12 ID:uxe1LQjdo


北上「はは~、なるほどね~~~」

大井「なにがなるほどなんですかっ!…ヒック」

北上「この先はもっと飲まないと話せないでしょ。さ、もう一杯(トクトク)」

大井「も~、もったいぶって、なんれすかっ(ゴクゴク)ヒック」

北上「大井っちさー、提督とケンカしたり、わたしのこと取り合いしたりしてるけど、そういうの…………結構楽しいよね。ワイワイとさ」

大井「ヒック…楽しいにきまってるじゃないれすか……」

北上「大井っち、提督に結構ひどいこと言ったり、秘書艦仕事放り出してわたしのところに遊びに来たり…。でも、喧嘩しながらも結局許してもらってるよねー」

大井「そうれす…提督は、北上さん大好きで突っ走るわたしを、笑って許してくれるすてきなひとなのれす…ひっく」

北上「大井っちは、その大好きな提督が誰かに取られるのがイヤで不安なんだよね…?」

大井「そう、そうなのれすー! だれかとケッコンして、わたしの相手をしてくれない提督なんてみたくないのれす、さみしいのれす……ヒック」

北上「そうだよねー、さ、それを忘れるためにももっと飲もう!(トクトク)」

大井「(ゴクゴク)…もー、飲まずにはやってられないれすね、そもそもあの提督がー………」






98:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 12:03:31.44 ID:uxe1LQjdo


-----翌朝

チュンチュン…

大井(頭…痛い……あれ、なんで……わたしなにして……」

北上「ぐーーーー、ぐーーーー」

大井(あれ、北上さんが添い寝してくれてる……これって!朝チュン!朝チュン!!)

大井(って、その前に、このひどいお酒の匂いはなに……………お酒……?)

大井(そうだ、昨夜は北上さんが飲みに誘ってくれて…それで…どうしたんだっけ…?)

大井(とりあえず、換気して、朝ごはんつくって、北上さんを起こさなきゃ)

ガラガラ(←窓開けた音)

トントントン、じゅーじゅー、コトコト


大井「北上さん、起きて下さい、朝ですよ~。起きてくれないとチューしちゃいますよチュー!」

北上「んぁ~…大井っち~~。おはよー……」

大井「朝ごはんできてますよ♪ さ、顔洗って目を覚ましましょうね~」

北上「うー、わかった~」






99:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 12:04:33.12 ID:uxe1LQjdo


北上「いただきまーす」

大井「はい、召し上がれ♪ニコニコ」

北上「大井っち、頭とか痛くない?ゆうべはいっぱい飲んだからね~」

大井「す、すこし…。わたし、あんなにお酒飲んだの初めてです。北上さんは大丈夫なんですか?」

北上「わたしは、どれだけ飲んでも、寝るとすっきりしちゃうんだー」

大井「お酒に強いってカッコイイです♪」

北上「軽い二日酔いだろうから、お味噌汁とか飲むといいよ~」

大井「はい、ありがとうございます♪」

北上「やーでも、たまには二人で飲むのもいいねー」

大井「はい、とっても楽しかったです♪」

北上「そっかー、それなら良かった!悩みも吐き出せて、少しスッキリした?」

大井「あ……(そっか、酔った勢いでいろいろ……)」

大井「はい……(真っ赤)」

北上「そっかー、よかったよー。わたしからは見え見えのことなのに、必死に一人で悩んでるのみてらんなくてさー」

大井「!!! え、え、え、え…。見え見えって…ど、どうして……!」

北上「変なのー、やっぱり本人にはわからないのかなー」

大井「どういうことですかっ!」

北上「大井っちさー、提督と二人でいるとき、どんな話してる??」

大井「??? それはもう、北上さんの話に決まってるじゃないですか!大好きですからっ!」

北上「だよねー、そうだと思ってた~」

大井「?? それが何か…?」

北上「大井っちさー、わたしと居るとき、ずっと提督の話ばっかりしてるんだよねー」

大井「………あ…………」






100:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 12:05:42.39 ID:uxe1LQjdo


北上「朝ごはんごちそうさま~」

大井「お粗末さまでした♪ 昨夜はそのまま寝ちゃいましたから、わたしは一回お部屋に帰りますねっ」

北上「ほーい、今日は出撃無いし、わたしもお風呂はいって二度寝しよ…」

大井「くすくす。ゆっくり休んでくださいね♪」

北上「ほーい、おやすみ~」


大井「はぁー………。いろいろ整理できたけど…やっぱりモヤモヤしますね…」

筑摩「あ、大井さんいたいた。お部屋にいらっしゃらないのできっと北上さんのところだと思いました」

大井「筑摩さんおはようございます。昨夜は参加できなくてすみませんでした」

筑摩「いえいえ、出撃お疲れ様でした。昨夜の内容を簡単にお話して良いですか?」

大井「あ、じゃあわたしの部屋で…」


-----大井の部屋

筑摩「とまぁ、こういう議論の結果、このような方針となりました…」

大井「な、なるほど……」

筑摩「この後、計画実行のため、みなで提督執務室に行きますが、大井さんはご一緒しますか?」

大井「………わたしは議論に参加していませんし、今日はやめておきます…」

筑摩「そうですか…。では戦果を期待していて下さい!」

バタン


大井(そんな話になったなんて、びっくりしたなー……みんなどういう考えでそうなったんだろう…) コロン←ベットに横になった

大井(うーん…姉妹まとめてケッコンカッコカリかぁ…。北上さんとわたしは姉妹のような親友のような関係だけど……。なんだろう、しっくり来ない…)

大井(わたしは一体、どんな未来を望んでるんだろう……。北上さんも提督も大切……誰にも取られたくない……)

大井(ああ、だめ、寝る前にいろいろやらないとなのに……寝ちゃう……zzzz)






101:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 12:07:25.92 ID:uxe1LQjdo


-----???

北上「大井っち…大井っち…」

大井「あれ……北上さん、どうしたの?」

北上「大井っち……大好き……(ギュー)」

大井「え! あ、え! どどど、どうして突然……!」

北上「大井っちがかわいすぎるから、抱きしめずにはいられないよ…」

大井「(真っ赤)……そ、そんな……嬉しい、北上さん」

提督「おいおい、北上、大井の独り占めはずるいなぁ」

大井「あれ、提督さん、どうして……」

提督「抱きしめるのは取られてるから、唇は俺がもらうか…(チュッ)」

大井「え……あれ……キス……?」

北上「あ、提督ずるーい。わたしもー(チュッ)」

大井「あれ、あれ、え、え、え?」

北上「あー、もう我慢しないっ。えいっ…(押し倒し)……チュッチュッ」

提督「あー、北上せっかちすぎ」

大井「あ、あ、北上さん、だめだよ、提督が見てる……」

提督「見てるだけじゃないぜ。大井は北上と俺の二人のものだからな…当然参加だ」

北上「しょうがないなー。じゃあ二人で一緒に責めようか」

大井「え、そ、そんな、待って、まだ心の準備がーーーー」


ガバッ

大井「はぁはぁはぁはぁ」

大井「え、え……ゆ、夢……?」

大井「わ、わたしったら…なんて夢を……(真っ赤)」

大井「………………………」

大井「でも……でも……、見えた!わたしの進むべき未来が見えた!!」






102:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 12:08:39.43 ID:uxe1LQjdo


---提督執務室(AAI同盟が提督をハメたしばらく後)
バーーーン(扉が開く音)

大井「提督!!」

提督「今度は大井か……。入室するときは扉はちゃんとノックしてだな…」

大井「わたしと北上さんは姉妹のような親友だから姉妹丼は不可なのよ!」

提督「お、おま! なんだ、お前もグルなのかっ。いきなり何を言い出すんだ」

大井「何を言い出すも、大事なことです! わたしと北上さんと提督のケッコン生活のことなんですから!!」

提督「」

大井「わたしたちの理想の関係はこれです!!!」

大井「 提督 - 大井 - 北上さん 」

大井「つまり、提督と北上さんが、それぞれわたしと愛しあう関係!三角関係ではなくV字関係です!」

提督「」

大井「ですから、わたしとケッコンカッコカリして、北上さんと三人で仲良く暮らしましょう!」

提督「お、おまえな……、勝手なことを言うなぁぁぁぁぁ!」

大井「ちっ…この完璧な計画が理解できないなんて……魚雷……撃ち込みますよ?全弾?」

提督「露骨に脅迫するなぁぁぁぁぁあああっぁぁぁぁ」

ぎゃあぎゃあ


-----青葉の部屋(提督倶楽部執筆中)

青葉「はっ! ジャーナリストのカンが、スクープの予感を感じる…」

青葉「でも、今はこの記事を書き上げることが大事…!スクープよ許して…」



おしまい




103:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 12:11:00.83 ID:uxe1LQjdo

この章は以上となります。
注意書きにも書いた通り、この解釈の大井さんは好き嫌いが分かれると思いますが、どうぞご容赦下さい。

次は今夜投下予定です。

当初予定通りなら、あと2章+外伝話1で終了となります。

よろしければもう少しお付き合い下さい(o_ _)oペコリ




108:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 21:46:41.02 ID:uxe1LQjdo


続きになります。

【ご注意】
この章は如月と鈴谷が中心となります。ここでは、如月・鈴谷ともに、経験豊富風だけど実は無知で純情という設定です。お二人の性格解釈にこだわりのある方はご注意ください。

それでは始めます。




109:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 21:48:09.33 ID:uxe1LQjdo


-----睦月の部屋

文月「司令官のケッコンカッコカリ、すご~いもりあがってるね!」

卯月「だって、司令官のお嫁さんになれるんでしょ! うーちゃんも花嫁さんになりたいぴょ~ん!」

睦月「うーちゃん、みーんながそう思ってるからたいへんなんだよぉー」

如月「普段クールな加賀さんまでそわそわしてて、おもしろいね」

文月「お姉さんたちもみんないっしょうけんめいだし、あたしたちじゃ無理かなぁ~」

卯月「えー、ダメなのー? うーちゃん悲しいぴょん…」

睦月「わからないけど、ライバルがいっぱいだよ~。きれいなお姉さんがいっぱいいるもん」

文月「そうだよねー。あたしは自信ないなぁ~」

睦月「わたしたち姉妹で、お姉さんたちに対抗できるのは、如月ちゃんだけじゃないかな~」

如月「え~、そんなことないよ~」

文月「そうだね! 如月おねえちゃんは大人っぽいこあくま系なんでしょ~」

卯月「こあくまってなんかかっこいいぴょん!」

睦月「そうそう!前にね~、司令官が如月ちゃんにからかわれてるのを加賀さんが見ててね~。司令官、加賀さんに叱られてたよ~『小さな子にほんろうされて情けない』って」

文月「大人の男の人をほんろうしちゃうんだ~。おねえちゃんすごい!」

如月「ふふっ…。司令官がこどもっぽいだけよ♪」

卯月「か、かっこいいぴょん! わたしも大人っぽくするぴょん!」

睦月「ふみゅ、そのためにはまず『ぴょん』をそつぎょうしなきゃね~」

卯月「えええ! 卯月はいつもぴょんだぴょん!」

文月「うーちゃんのぴょんはかわいいよ~。こころがぴょんぴょんするよ~」

睦月「そういえばね~、今朝の提督倶楽部みたらね~。ケッコンカッコカリは、姉妹まとめてするって書いてあったよ~」

如月「わたしも見たよー。もう、司令官も好きなんだから♪」

卯月「みんなで一緒になんてうれしいぴょん!」

文月「じゃあ、如月おねえちゃんが司令官とケッコンしたら、わたしたちもみんなケッコンできるね~。楽しみ~」

睦月「いちばんケッコンに近いのはきっと如月ちゃんね!がんばってねぇ~」

如月「うふふ…じゃあ、大事な姉妹のために、ちょっと頑張ってみようかな~」






110:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 21:49:24.36 ID:uxe1LQjdo


-----少し後 如月の部屋

如月(ふう…、やっぱりあの子達もケッコンには憧れてるのね…)

如月(期待には応えたいとは思うんだけど…)

如月(わたしの小悪魔系は、あくまで『ふり』で…。実際は男の人とお付き合いしたこととか全くないわけで…)

如月(本とかで知った、ちょっときわどいことを言うと、司令官が慌てるのが楽しくて、ずっとそうやってきたけど…。いざお付き合いとかケッコンカッコカリってなったら…。どうなっちゃうんだろう)

如月(ケッコン申し込まれて、恋人になって……キスしたりとか……その、夜のこともしちゃったりなんてなったら……ちゃんと小悪魔っぽくできるか自信ないなぁ…)

如月(でも司令官は、如月のことをずっと小悪魔だと思ってた訳で、その小悪魔の如月にケッコンを申し込んで…。実はそれが『ふり』だなんて知ったら…騙されたって思うかな…)

如月(それに、小悪魔じゃなくなった如月じゃ、ほんとの天使や悪魔みたいに魅力的な大人の人たちには全然太刀打ち出来ないよね…)

如月(やっぱり、小悪魔系で上手に誘惑して……『ふり』がばれないように上手に…。でも、本で読んでもうまく出来る自信がないのよね…)

如月(そういう経験が豊富そうな人に、さり気なく聞いてみるのがいいかな…)

如月(鳳翔さん…は、ちょっと路線が違うよね。愛宕さんは……なんだか何もかも見透かされてるみたいで怖いし…)

如月(同じようなタイプで経験豊富っていうと、やっぱり鈴谷さんかな…。ちょっと頑張って聞き出してみちゃおうかな!)






111:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 21:50:42.95 ID:uxe1LQjdo


-----最上の部屋

熊野「まぁ、このお茶はとっても良い香り。最上さん、少し見直しましたわ」

最上「ボクじゃなくて、くまりんこが持ってきてくれたお茶だよ」

三隈「くまりんこの秘蔵のお茶ですわ♪」

熊野「それなら納得ですわ…。おいしい…」

鈴谷「もがみん、たまには姉妹でお茶でも、なんてどうしたの?」

最上「ああ、それそれ。今朝の提督倶楽部は読んだかい?」

鈴谷「あっはっは、傑作だよね!提督がどんどん変態扱い!」

熊野「わたしくも読みましたが…姉妹丼ってどういう意味でしょう…?」

鈴谷「あっはっは! それはねー、姉妹全員といっぺんにエッチなことすることだよ! 私たちでいえば、提督と、この4人で…ね?」

熊野「な、な、な、な、な、なんという破廉恥な!!! 不潔です変態です!!」

三隈「く、く、く、く、く、くまりんこ!くまりんこ!」

最上「あはっ! まぁ、また青葉さんの暴走だろうね!」

鈴谷「そうそう。あのヘタレの提督がそんなこと言う訳ないじゃん!」

熊野「な、なんだ、そうなのですか…。」

三隈「く、くまりんこ…。びっくりしましたわ…」

最上「おおかた、姉妹の一人だけとケッコンカッコカリすると不公平だから、姉妹全員と平等にケッコンするとか言ったんだと思うよ」

鈴谷「そんなところよね。ほんっと、おばかさんなんだから♪」

熊野「は、はぁ。では、その姉妹丼はともかく、姉妹みんなとケッコンというのは本当なのですか…」

三隈「確かに提督さんらしいですね。姉妹のなかで、ずっとあとからここに来たわたしも、今では同じレベルですし…。できるだけみんな一緒にって考えているんですね」

最上「ボクもそう思う。それでね…、この中の誰かが提督とケッコンしたら、残り三人もケッコンすることになるけど……それでOKか確認したくてね。それで集まってもらったんだ」

熊野「そ、そうですわね…そういうことになりますわね」






112:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 21:52:11.84 ID:uxe1LQjdo


最上「ちなみに、ボクはもちろんOK。提督のことは大好きだしね」

三隈「私ももちろん…。提督にはほんとに感謝してますし………く、くまりんこ」

熊野「わたくしも…まぁ、提督は洗練された殿方とは言えませんが……それでも素敵な方ですし…」

鈴谷「えー、わたしはどうしよっかなー」

最上「なんだ、鈴谷が一番、提督と仲がいいと思ったのに、違うのかい?」

三隈「いつも提督と仲良くおしゃべりしてて…うらやまくまりんこだったのですが…」

鈴谷「えー、提督が不器用でこどもっぽいから、ついつい、からかいたくなるだけよー」

熊野「そのやりとりをされているのが、お二人ともとっても楽しそうに見えてますのに…」

鈴谷「え、提督もわたしも楽しそう…?」

最上「ああ、二人で良い笑顔で冗談言い合って、お似合いだなって思ってたよ。ちょっと妬けるくらいにね」

鈴谷「そ、そっか、提督もわたしの魅力に参っちゃってたか! もー、わたしも罪な女ね♪」

最上「ま、だからボクの予想では、この中でケッコンカッコカリを最初に申し込まれるのは鈴谷だね。だから、ボクたちはその時におまけでケッコンかな」

熊野「おまけ扱いとはひどいですわ」

三隈「提督はきっとおまけなんて思わないですわ。みんなまとめて優しくまりんこしてくれます」

最上「うん、きっかけは鈴谷だけど、ボクたち4人まとめてかわいがってくれるさ」

熊野「か、かわいがる…(ドキドキ)」

三隈「く、くまりんこ…(くまくま)」

鈴谷「え、ちょ、ちょっと待って。わたしと提督は馬鹿な冗談言い合ってるだけで、ほんと、なんでもないんだよ? いきなりケッコンとかそんな、わかんないよ」

最上「青葉さんの予想でも、鈴谷は『大本命組』だったよ。まぁ、いち早くLV98になってたしね」

熊野「わたしたち姉妹の意思は問題ありませんでしたし、申し込まれたら受けて頂いて大丈夫ですわよ」

三隈「だいじょうぶくま! …これでは球磨さんとかぶってしまいますね」

鈴谷「あ、え、う、うん、わかったわ。ま、提督がどうしてもって言ってきたら、しょうがないから受けてあげようかな!」






113:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 21:53:54.39 ID:uxe1LQjdo


-----少し後 鈴谷の部屋

鈴谷(正直言えば嬉しい。にやけちゃうくらい…)

鈴谷(で、でも、ケッコンとなったら…。提督だって男な訳だし、当然あんなことやこんなことをするわけだけど…)

鈴谷(わたしも、ビデオで見ただけで経験なんてまるでなし…。モザイクの向こう側は何も知らないんだよねー)

鈴谷(ギャルっぽい言動で提督とじゃれるのが楽しくてずっとやってきたけど…。提督的には、わたしは『遊んでるギャル』だよね…)

鈴谷(だから、ケッコンなんてしたら…提督も堅物だけど相当なむっつりスケベだと思うし…)

鈴谷(エッチ慣れした私には、どんな要求でもして良いって思って………。きっと、きっと……、あ、あんなこととか……そ、そんなことまで………)

鈴谷(そんな、いきなりそんなこと……で、でも実は経験ないってバレたら困るから、無理でもやらなきゃ……恥ずかしくて死にそう……)

鈴谷(そんな!そんな要求してくるなんてどんな変態よ! う、うそ、わたしそんな……)

鈴谷(はぁはぁはぁはぁ……ああ!)

鈴谷(ぐったり)

鈴谷(zzzzz)


………

提督「鈴谷…、もしかしてお前……経験ないのか?」

鈴谷「な、何言ってるのよ!そ、そんなわけないでしょっ」

提督「はぁ…。がっかりだな。せっかく他の艦娘とは違う遊べるギャル系だと思ってたのに、騙されてただけだとは…。そうじゃないなら、もっと魅力的な艦娘はいくらでもいる」

鈴谷「え………?」

提督「無理な要求を聞いてくれる子も、もっとスタイルが良い子も、小さな子も、よりどりみどりだ。お前である必要はないな。じゃあな」

鈴谷「そ、そんな。待って……待ってーーー!」

………

がばっ!

鈴谷「はぁはぁ。ゆ、夢ね…。」

鈴谷(うう、こんな夢見るなんて。やっぱり、後ろめたくて怖いんだ、わたし…)

鈴谷(実際、ちゃんとエッチなことできるか、正直自信ないし……。くそー、せめてモザイクがなければもっと勉強できるのに……)

鈴谷(で、でも、バレるわけにはいかない! ビデオがないならせめて、実地経験がある人に詳しく聞くしかない…)

鈴谷(でも誰に……。鳳翔さんは…うう、さすがに聞きにくい。他にそういう経験がありそうな人というと……愛宕さんや龍田さん…? うう、どっちも、弱みを握られたら怖そうね…)

鈴谷(駆逐艦の子なら口止めしたら黙っててくれそうかな…? しっかりものの雷ちゃんとか…? って、経験あるわけないよね…。そだ、如月ちゃんなら!間違いなく経験ありそうっ)

鈴谷(まずは探りをいれて…。場合によっては、恥を偲んでレクチャーしてもらうしかないかも…)

鈴谷(うう、自業自得とはいえ情けない~~)






114:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 21:54:59.52 ID:uxe1LQjdo


-----鳳翔さんのお店

鈴谷(もしかしたら会えるかなと出てきたけど、ちょうど一人でうろうろしてる……。誰か探してるっぽいけど、声かけてみようかな)

鈴谷「おーい、如月ちゃーん」

如月(あ、ナイスタイミング!向こうから声をかけてきてくれた!)

如月「あ、鈴谷さん。こんにちはっ」

鈴谷「暇してるんだけど、お姉さんとお茶でもしなーい?」

如月「うふふ、ええ、喜んで」

鈴谷「ナンパ成功♪」

如月「ふふふ」

鈴谷(ナンパされてなんという落ち着き……、やっぱりこの子は経験豊富ね…)

如月(流れるような誘い方…本当に慣れてるのね…)

鈴谷「ちょっとゆっくりお話したいから、飲み物はそうだねぇ…、ちょっと甘めのコーヒーとかでいいかな?」

如月「はい、お任せします」

鈴谷「では、鳳翔さん、ハニーカフェオレを2つお願いします」

鳳翔「あらあら、珍しいご注文ですね」


鳳翔「はい、お待たせしました」

如月「良い香り…。それに甘い…。飲みやすくて素敵ですね」

如月(ナンパから飲み物のチョイスまで…流れるような…すごい…)

如月「ふふ、こんな素敵なナンパして、わたしのことどうしちゃうつもりなんですか♪」

鈴谷(うお、小悪魔スマイル…。ナンパされるのもおごられるのも当たり前という笑顔…。一体どれほどの場数を踏んでるのかな…)

鈴谷「うふ、ここまでは成功だね♪ このまま落としちゃおうかな♪」

如月(そんな、ナンパしたその場でそこまで…。恋愛ってそんなスピードなの…?)






115:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 22:04:28.34 ID:uxe1LQjdo


-----1時間後

鈴谷「じゃあ、お互いに相手のことを過大評価してただけなのね…」

如月「そうみたいですね…」

鈴谷「じゃあ、ここだけの話、如月ちゃんもほんとに経験ゼロ…?」

如月「そうです。そういう鈴谷さんも…ゼロなんですよね?」

鈴谷「うん…、デートすらしたこと無い…」

如月「とてもそんな風に見えませんでした…」

二人「はぁ……」


如月「鈴谷さん、本当に経験豊富に見えていましたが…、一体どうやって知識とか経験をつまれたのですか?」

鈴谷「わたしはほとんど女性誌かなー。それで、そのギャルっぽい言動をするとね、提督がなんかドギマギするから、それが楽しくて…つい癖にねー。如月ちゃんは?」

如月「わたしはティーンズ雑誌ですね…。小悪魔系メイクとか好きで…。それで、メイクに似合う小悪魔風の言動をすると、提督がなんか緊張するのが楽しくて…つい癖に…」

鈴谷「このへんも同じかぁ…。あのさ、じゃあその……エッチなことは……?」

如月「そ、それは…。ティーンズ雑誌って、大体エッチのHowToコーナーがあったり、あとは読者のエッチな体験投稿コーナーがあって、それで…」

鈴谷「そ、そっか。わたしはビデオでいろいろ見たけど、どうにも…」

如月「!! ビデオなんてあるんですか!?」

鈴谷「う、うん。でも肝心な部分が隠されちゃってるんだけど…。見てみる?」

如月「は、はい。よろしければぜひっ」

鈴谷「あ、じゃあわたしも、如月ちゃんの読んでた雑誌とか見せて~」






116:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 22:07:37.20 ID:uxe1LQjdo


-----2時間後 鈴谷の部屋

如月「なんというか…こう……文字で読むのと違って生々しいですね……」

鈴谷「なんというか、こう…心理描写とか赤裸々にかかれると……生々しいわ…」

如月「でも、すごく勉強になりました。こんなに激しく動くものだなんて…」

鈴谷「ううん、こちらこそ。ビデオと違って、実際はいろいろ失敗とかあるみたいね…」

二人「はぁぁぁ……」

鈴谷「もし、もしも、ケッコンしちゃったら…。ちゃんとできるか…提督の期待にこたえられるか…不安なの…。おかしいでしょ? 普段からエロいこといって提督をからかってるのにさ」

如月「わたしもです…。わたしはほんとは、第六駆逐隊の子たちみたいに、提督に甘えてなでてもらって自然に一緒にいられるような…そんな関係に憧れるんです。でも、きわどいこと言って提督をからかってきちゃったから…いまさらそんなの無理だし…」

鈴谷「今更だけど…どうしてこんなことになっちゃったんだろ…」

如月「はぁ……」

鈴谷「とりあえず気分変えに、もう一度お茶飲みに行こっか?」

如月「はい…」






119:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 22:33:21.93 ID:uxe1LQjdo


-----鳳翔さんのお店

二人「はぁぁぁぁ………」


鳳翔「はい、おごり。元気でますよ?」

如月「ホットミルク…これもはちみつ入り…」

鈴谷「甘い…。鳳翔さん、ありがとう…」

鳳翔「昼間からずっと二人で熱心に話し込んで、二人してしょんぼりして…どうしちゃったの?」

鈴谷「いやー、ケッコンなんて騒ぎで、ちょっとブルーなんですよ!あははぁ」

如月「カッコカリなんだし、そんな大騒ぎすることじゃないんですけどね…ふふ」

鳳翔「あらあら、経験豊富な風にしてたのに、実は経験がなにもなくて、いざケッコンが見えて慌てたり落ち込んだりしてるのかと思ったけど、違ったのかしら♪」

二人「!!!」

鈴谷「え、ど、どうして…?」

鳳翔「提督は肝心なところが抜けてるから気がついてないけど、知ってる人はみんな知ってるわ♪」

如月「そ、そんなに見え透いていましたか?」

鳳翔「見え透いているもなにも…。二人とも、この鎮守府の工廠で生まれて、そのままここに居るんだもの。提督以外の男性と出会う機会すらないでしょ?」

二人「あ・・・」

鳳翔「それで…? 改めて聞くけれど、なにを落ち込んでいたの?」

鈴谷「いえその…言われたとおりです……」

如月「提督から経験豊富だと思われてるのに、ケッコンして、実は経験が無いってばれたらどうしよう…って」

鳳翔「あら、そんなことで悩んでいたのですか」

ガタン

鈴谷「そ、そんなことって!! わ、わたしにはとても深刻で……!」

鳳翔「落ち着いて…? そうね、まずゆっくりミルクを飲んで?」

鈴谷「そ、そんな、わ、わたしはっ!」

鳳翔「いいから…ね? 如月ちゃんも」

如月「はい…」






120:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 22:35:17.25 ID:uxe1LQjdo


鳳翔「どう、落ち着いた?」

鈴谷「は、はい…。ごめんなさい、大きな声だして」

鳳翔「わたしの方こそちょっと言い方がわるかったですね。そもそも悩む必要が無いって言えば良かったかしら」

如月「悩む必要がない…ですか?」

鳳翔「ええ、今から証明しますね。まず、お二人共、落ち着いて静かな心で目を閉じて」

鈴谷「え、は、はい」

如月「は、はい」

鳳翔「そうしたら、自分の目の前に提督が立っているところを思い浮かべて…」

鳳翔「提督は、まっすぐにあなたの目を見て、あなたとケッコンしたい。そう言ってる」

鳳翔「あなたは、そんな提督に何を伝えたい…?どんな話をしたい…?」


鈴谷(……ありがとう。嬉しい。でもわたしは経験豊富なギャルのフリして、いつもあなたをからかったりしてた…。でもそのやりとりが楽しくて…そんなにふざけてたわたしを大事に育ててくれて…。でも本当は全然なにも知らなくて…それでも許してくれる…?)

如月(嬉しいです…。ちょっとエッチなことを言うとすぐ動揺する司令官がかわいくて…。でも本当は何も知らなくて…。エッチなことより、ただ一緒に静かに散歩したりするほうが大好きなんです…。そんなわたしでも良いですか…?)


鳳翔「じゃあ、あなたの提督は…。そのあなたの話を聞いて、怒ったり、離れていったり…そんなことをする人かしら………?」

………

鈴谷「あ、あれ、なんで泣いてるの、わたし……ぐす」

如月「ぐすん…ぐすん…」

鳳翔「あなたの知っている提督は…なんて言っていた…?」

鈴谷「……ぐす…俺も大概鈍いなって…、にかって笑って…俺も経験ゼロだから、じゃあ早速ゼロからはじめるかって冗談めかして……ほんと馬鹿…気を使っちゃって…ぐす」

如月「気が付かなくてすまなかった……ぐすん…寂しい思いさせてごめんな、これからゆっくり散歩行こうって……司令官は全然悪くないのに慰めてくれて…抱きしめてくれました……ぐすん」

鳳翔「ね、心配する必要なんてないでしょ?」

鈴谷「はい、ほんとでした…。悩んでたのが馬鹿みたい…」

如月「鳳翔さん、ありがとうございました…」

鳳翔「さ、また温かい飲み物でも作りましょうか♪」





121:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 22:36:10.74 ID:uxe1LQjdo


-----夜 鳳翔さんのお店

愛宕「見てましたよ。鳳翔お母さん、お疲れ様です♪」

鳳翔「ふふ。わたしもそんな歳ではないのに、ここにいるとすっかりお母さん気分になってしまいますね」

愛宕「お気持ち、とってもわかりますわ♪」

鳳翔「よろしければ、久し振りにご一緒しますか? コトン(←日本酒)」

愛宕「ええ、喜んで♪」


-----同時刻 鈴谷の部屋

鈴谷(ほんと…空回りしてバタバタして…馬鹿みたい…)

鈴谷(あああああぁぁぁ、恥ずかしい………バタバタ)

鈴谷(でも、でも、もう不安は無い…。鳳翔さん、ほんとにありがとう…)

鈴谷(あとは…、提督の気持ち…。提督は誰にケッコンを申し込むんだろう…)

鈴谷(最近、なんとなく提督を避けちゃってたし、明日は提督のところに行こっと!)



---同時刻 如月の部屋

如月(ふふ、ほんと、何を悩んでだんだろう…)

如月(鳳翔さん、ありがとう。今日はゆっくり眠れそうです…)

如月(司令官のことばっかり考えていたら、すごく会いたくなっちゃった…。明日は朝から会いに行こう…)






122:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 22:38:01.54 ID:uxe1LQjdo


-----翌朝 提督執務室

ガチャ

提督「………鈴谷、なんで俺の椅子に座ってるんだ…?」

鈴谷「あ、提督、おっはよーん」

提督「ああ、おはよう。てか、なんで朝っぱらから鈴谷がいるんだ…?」

鈴谷「いやー、ケッコン問題でお疲れの提督をからか…じゃなかった、手伝おうと、今日の秘書艦を志願してきました!」

提督「てめぇ…本音が駄々漏れしてたぞ…」

鈴谷(ふふふ、そうそう、これでいいんだよね)

鈴谷「まぁまぁ。こうして、提督の椅子に、わたしの暖かさと香りをつけて、朝から元気にしてあげようって、早速秘書っぽい仕事がんばってるんだから~♪」

提督「お、おまえなぁ…」

ガチャ

如月「失礼しまぁ~す♪ 司令官、おはようございます。あら、鈴谷さん、おはようございます♪」

鈴谷「おはよー! あらら、考えることは一緒だったか♪」

如月「うふ♪ そうみたいですね」

提督「おはよう如月。お前ら仲良かったんだなぁ」

如月「あらあら、お二人ほどではないわぁ~。そんな、朝から一つ椅子に二人で座るなんて…」

提督「な! そんなことするかっっっ!」

如月(うふふ、このままでいいんですよね…)

鈴谷「そうそう提督!昨日、もがみんと、くまりんこと、くまのんと話してさ~。みんなで姉妹丼おっけーだって!よかったね~♪さ、いつでもケッコン申し込んでいいからね!姉妹了解済みっ!」

提督「お、おま、なんてことを!」

如月「ふふ…うちの姉妹でもその話をしましたよ。みんな提督のお嫁さんになりたいそうです♪ 無垢な少女9人で姉妹丼ですよ~。提督の体が持つか、今から心配です♪」

提督「そ、そんな罪なことするかぁぁぁ。第一、そんなことを言う『無垢な少女』がどこにいるぅぅぅ」

鈴谷「今日は秘書艦二人にからかわれるんだね…。提督も大変だね☆」

如月「幸せすぎて泣いてしまうかもですね♪」

提督「お、おまえら、からかうのもいいかげんにせええぇぇぇぇぇぇぇえええぇぇ」



おしまい




129:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 17:58:19.60 ID:93J4sf83o


―― 夜 鳳翔さんのお店

愛宕「うふっ、でも鈴谷さんと如月ちゃんは本当に可愛かったわ~」

鳳翔「本人は必死なんですよ。でも……わたしもそう思います♪」

愛宕「『恋は盲目』ですね~」

明石「あれ、お二人でお酒ですか。いいですね~」

鳳翔「明石さん、お疲れ様です♪ ご一緒にいかがですか?」

明石「ぜひっ」

愛宕「さ、まずは一杯どうぞ~」

明石「ふぁー、幸せです~」

鳳翔「ふふ、最近、ケッコンカッコカリ問題で大騒ぎですけど、明石さんは変わりませんね」

明石「いえー、もう、無茶な出撃を繰り返す人がいて大変ですよ! 加賀さんとか瑞鶴さんとか…。すこし心配です」

愛宕「あらあら、そのしわ寄せが明石さんにいってるのね。大変ね~」

鳳翔「お疲れの明石さんには、とっておきをお出ししますね♪」

明石「うわぁ、灘の生一本ですか!なんて贅沢~幸せ~~」






130:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 17:59:11.51 ID:93J4sf83o


愛宕「ケッコンカッコカリ問題で忙しいのは大変だけど、明石さんは他の子みたいに、赤くなったり青くなったりはしてないのね~」

明石「あ、あははは! それはまぁ、わたしも憧れないこともないですけど……。でも、提督がああですから……」

鳳翔「ああ……明石さんはちゃんとわかってしまっているのですね」

愛宕「ほんとー、真面目なのも堅物なのも良いけど、もう少しロマンもほしいわよね~」

明石「提督にとっては多分、ケッコンカッコカリって『限界突破アイテム』みたいなものなんでしょうね」

鳳翔「実際そのようなものですが、でも「ケッコン」とついてしまっている以上、女としてはそう簡単なものではないですね」

愛宕「まぁ、この大騒ぎで、少しは女心を思い知るとよいわねぇ~」

鳳翔「ふふふ…、そうですね、少しは女心を勉強していただかないと♪」






131:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:00:28.09 ID:93J4sf83o


明石「提督って、本当にマメに、修理状況を確認しに来るんです。誰かが怪我していないか、疲れていないか…。いつもいつも気にされてます……」

鳳翔「ふふ、提督らしいですね……。提督は艦娘みんなを大事な家族…もしかしたら娘みたいに感じているのかもしれないですね」

明石「先程も、加賀さんや瑞鶴さんを心配して様子見に来て…。二人に詰め寄られて逃げ帰ってましたけど♪」

鳳翔「ふふふ親の心子知らずって感じでしょうか♪」

愛宕「自分は相手のことを想っているのに、その相手は、自分のことを家族とか娘のようにしか見てないって、カチンと来るのはわかるわぁ~」

明石「しかも、自分たちがなぜ怒っているかわかってくれないのが、また腹立たしいみたいで……♪」

鳳翔「優柔不断は罪ですね♪」


愛宕「提督は艦娘みんなが大切で、どうせ全員とケッコンカッコカリするってわかっているから、わたしはイマイチもりあがらないのよね~」

明石「みんな、なんとなくそれは感じていても、やっぱり一番になりたい!っていう気持ちが強いみたいです。必死に頑張りすぎていて心配ですけど……」

鳳翔「ふふふ、その頑張りも、あまり報われそうにありませんけど♪」

愛宕「提督のことだもん、どうせ『一人とケッコンすると不公平だから、指輪を一定揃えてからまとめて』とか『機械的に、LV99になった子から順番に』とか言い出すわよ~」

明石「少なくとも、最初の指輪を特別に誰かに!っていうのは想像ができないですね♪」

鳳翔「そんなロマンチックな事があるなら、わたしもがんばるんですけどね♪」

愛宕「ま、頑張った子たちががっかりするのを慰めるのが、わたしたちの役割になりそうね~」

明石「鳳翔お母さんと、愛宕お姉さんですね! わたしは心の修理は専門外ですからお任せします!」






132:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:01:36.67 ID:93J4sf83o


―― 同時刻 提督執務室

赤城(さすがに……緊張する……そんなわけないってわかってるのに……)

コンコン

赤城「赤城、参りました」

提督「ああ、すまんな、入ってくれ」

ガチャリ

赤城「失礼します……あ……」

翔鶴「赤城さん、こんばんは……」

提督「すまんな、二人とも、夜分に呼び立てて」

赤城「ぷっ……。ふふふ……、あははははは」

翔鶴「うふふ……くすくすくす……」

提督「な、なんだ二人とも……いきなり笑って、なんか変なこと言ったか、俺?」

翔鶴「全く困った提督ですねー、赤城さん」

赤城「あははは……ほんとですねー、翔鶴さん」

提督「な、なんだよ二人とも……」

赤城「にぶーい提督でもわかるように、ちゃーんとお話しましょう。今、鎮守府はケッコンカッコカリ問題で大騒ぎです。呼ばれた理由もその件ですよね?」

提督「あ、ああ、関係あると思う」

翔鶴「この大騒ぎって、要は『提督が誰とケッコンカッコカリするのか』っていう話でもめている、これはお分かりですね?」

提督「ああ、イマイチ納得できないけど、どうやらそうらしいというのはわかってる」

赤城「そんな中、こんな夜更けに、『内密で一人で来てくれ』なんて呼び出されたらねー」

翔鶴「そんなことは無いと思いつつ、まさか?もしかして?なーんて考えてしまいますよ」

提督「あ、ああ……そういう……ものか?」

赤城「で、来てみたら翔鶴さんがいるし」

翔鶴「あ、やっぱりこういうオチなのね、って感じで、つい笑ってしまいました。ごめんなさい、お話の前に」

赤城「謝る必要ないですよー。紛らわしい提督が悪いですっ!」

提督「は、はぁ、なんかすまない」

翔鶴「ふふふ……」






133:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:02:38.62 ID:93J4sf83o


翔鶴「わたしたちが呼ばれたのは、瑞鶴と、加賀さんのことですよね?」

提督「ああ、よくわかるな。そのとおりだ」

赤城「わからないほうがおかしいです。二人に、無茶な出撃をやめるように説得してくれっていうことですよね?」

提督「そうなんだ。俺が言っても、なんか二人とも怒ってしまって、全然聞いてくれなくてな」


赤城「……提督は……あの二人がなぜ無茶な出撃を繰り返すか、考えましたか?」

提督「それは……早くLV99になって、ケッコンカッコカリをしようとしているから、だよな……?」

翔鶴「その答えでは20点しか差し上げられませんね。それが何故なのかをおっしゃっていただかないと……」

提督「それは……、ケッコン指輪には限りがあるから、早くしないとケッコンできなくなってしまうから……かな?」

赤城「35点。ケッコンできないとイヤだー!って必死になるのは何故っ!」

翔鶴「ここだけのお話にしますから、どうぞ思ったことを正直に話して下さい」

提督「……わかった。……これは自意識過剰かもしれないが……、その……俺のことが好きだから、なんとしてもケッコンしたいと頑張ってくれている……?」

翔鶴「うーん、ぎりぎり50点でしょうか。提督にしてはよくがんばりました♪」

提督「な! こ、これでも50点なのかっ!」

赤城「まぁでも、提督が好きだっていう気持ちが伝わっただけでもよしとしないとですよ!」

翔鶴「そうですね、あの不器用な二人も、少しは報われたかもしれませんね」






134:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:04:30.44 ID:93J4sf83o


赤城「あの二人はよく似てるんですよ。二人が聞いたら『そんなこと無い!』って叫びそうですけどね♪」

提督「ああ、そうだな。確かに似ている」

赤城「『好き』とか『愛してる』とか、そういうのを上手に口に出せないところとか……」

翔鶴「そういう時に、頭に血が上って、逆にきついこと言ってしまって、後ですごく後悔するところなんかも似てますね」

赤城「上手に口に出せないから、必死にがんばって愛されようとしちゃうのかなあ」

翔鶴「そういう点では、瑞鶴は、瑞鳳ちゃんが羨ましいみたいですよ。やわらかくて可愛らしくて、自分が愛されてるって自然に信じられて……」

赤城「加賀さんは、口には出さないけど金剛さんが羨ましいみたいですね。自分の気持ちを迷いなく相手にぶつけていける積極性と明るさとかが……」

提督「二人とも、あんなに『できる女』なのに、瑞鳳や金剛を羨ましいとか…不思議なもんだな」


赤城「さて、結論ですが、加賀さんを止めるのは、わたしでは無理だと思います」

翔鶴「同じく、瑞鶴を止めるのはわたしには無理ですね」

提督「お前たちでもだめかぁ……困ったな」

赤城「……提督、これまでのお話聞いてましたか? 止められるとしたら提督しかないっていう結論なんですけど」

翔鶴(うんうん)

提督「えっ?」

赤城「だーかーらー! 二人とも提督が大好きでケッコンを申し込まれたい。でも性格的に、積極的にアピールしたり口に出したりできない、これはOKですかっ!?」

提督「お、おーけー(怖い)」

翔鶴「誰よりも早くLV99になってしまえば、『LV99になったから』という理由でケッコンを申し込まれる可能性がでてきます、OKですか!?」

提督「お、おーけー(こっちも怖い)」

赤城「だから……、二人の必死の出撃は……。言うなれば、提督へのプロポーズみたいなものなんですよ……」

翔鶴「だから、あの二人を……瑞鶴を……安心させて、無茶をやめさせられるのは提督だけなんです……わかってあげて下さい」


提督「あ……う……、正直、俺も自信ない……。だけど、二人の話は良くわかった……と、思う。ありがとう……よく考えてみる」





135:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:05:51.59 ID:93J4sf83o


―― 深夜 提督私室

提督(これまで、少しづつ仲間が増え、みんなで少しずつ強くなり、そして少しずつ前進してきた……)

提督(ここまで辿りつけたみんなを誇りに思う。だが、戦いはまだまだ続く……。だから、これまでどおり、少しずつみんなで前進して行きたい……)

提督(だが、まさかこんな問題に直面するとは……。ケッコンか。あくまで『カッコカリ』だし、レベル上限開放契約みたいなものだと思っていたんだが……)

提督(しかも、俺に好意をもってくれて、特別な意味でケッコンを意識してくれるとか……。俺も男だ、嬉しくないわけがない)

提督(でもなぁ……。じゃあ大勢とケッコンして、その相手とはあれこれし放題か? どんなハーレムだよ! 俺にはそんな甲斐性はないよ……)

提督(結局のところ、ケッコン相手を一人に絞ることはできない。ケッコンしたところで夫婦として特別な関係を築くつもりもない。あくまでカッコカリだからな)

提督(し、しかし……。『ケッコンしたんだから遠慮しないで……?』とか迫られたら……)

提督(俺、絶対我慢できる自信無いぞ!)

提督(い、いや、落ち着け俺。まずは現状の把握と解決だ)

提督(今の問題は、ケッコンカッコカリを意識しすぎて、様々な無茶な行われていることだ。俺は何があっても艦娘を一人たりとも死なせたくない。まずは無茶を止めなければ)

提督(それを止めるためには……俺が何とかするしか無い、そうだったな)

提督(無茶が行われるのは、LV99到達競争が行われているからだ……。要はそれが終わればいいんだ)

提督(よし、明日、全員に集まってもらって、きちんと話をしよう)

提督(大丈夫だ、あいつらならきっとわかってくれる……)






136:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:07:30.71 ID:93J4sf83o


――翌日 鎮守府大広間

がやがやがやがや

霧島「えー、テステス、マイクテス」

青葉「録音準備おーけーでーす。録画も準備できてまーす」


鳳翔「全員集合とは、なかなか思い切りましたね」

提督「いえ、結局みんな、青葉のバカがまき散らした情報に振り回されてるわけですから。全員にちゃんと伝えれば落ち着くかなと」

愛宕「うふふ、そう上手くいくかしら~♪」

提督「い、いぢめないでくださいっ。何とかしますよ」


霧島「提督、マイクおーけーです。いつでもはじめられます」

提督「ありがとう。では早速……」


提督「あーあー」

提督「みな、突然すまない。今日は皆に、今後のことで伝えたい大事な事があって集まってもらった」

提督「伝えたいのはケッコンカッコカリのことだ。みな、青葉の『バ・カ・!』が広めたおかしな情報に振り回されていることと思う」

どっ(笑)

青葉「ひ、ひどいですよ~~」

提督「やかましいっ! 順番に説明するから静かに聞いて欲しい」


提督「俺達は今、安定した戦いができていて、仲間を一人も失っていない。しかし、戦いはまだまだ続く。この先も同じように戦っていけるとは限らない」

提督「だから、俺もみんなも、少しずつでも強くなって行きたい……そう思っている。……誰も失わないために」

しーん……

提督「だが、知っての通り、LVは99で打ち止めだ。我が鎮守府所属艦のレベルは、ほとんどがLV97以上。もう限界が近づいている」

提督「だが、提督と艦娘がケッコンカッコカリという契約をすることで、LVは150まであげられる。まだ強くなることができるんだ」

提督「これからも戦いぬくために……。俺は、このケッコンカッコカリは絶対に必要だと思っている。だから……俺は、全員とケッコンカッコカリをするつもりだ」


どよどよどよどよどよどよ………

愛宕「予想通りすぎてつまらないわー」

鳳翔「ふふ、他のみなさんもそういう顔ですね♪」





137:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:08:31.57 ID:93J4sf83o


提督「もちろん、イヤだという相手に無理強いはしない。また、ケッコンという名はついているが、あくまで『強くなるための契約』だ。ケッコンの名のもとにあれこれ強制したりもしない」

提督「それから、ケッコンカッコカリに必要なケッコン指輪は1つしか無い。少しずつ購入していくが、全員分揃うのはかなり先になる」

提督「とりあえず以上だ。これでもう、ケッコンのために大騒ぎしたり無茶をしたりというのはなくなると思うが、どうかそのつもりでいて欲しい」


龍田「あーあ、提督はやっぱりわかってないですね♪」

提督「へ?」

龍田「お話はよくわかりましたよー。とても納得です。でも、そのお話で、みんなが落ち着くなんてとてもとてもですよ♪」

提督「え、だって全員とケッコンカッコカリするんだぞ? それでいいんじゃないのか?」

龍田「だって~♪ 『どういう順番で』ケッコンするのかがわからないじゃないですか~」

愛宕「みんな、最初の一人になりたいんですよ♪ だから、最初にLV99になるとか、最初に既成事実とか、みんないろいろ考えてるんじゃないですか♪」

提督「あ、すまん、最初の一人はもう決めてるんだ。だから、他の誰かが先にLV99になっても、待ってもらうことになってしまう。すまんな」


愛宕「え?」

龍田「え?」

鳳翔「まぁ!」

金剛「OH!」

加賀「!」

瑞鳳「やん♪」

全員「えええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」






138:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:09:03.87 ID:93J4sf83o


提督「ど、ど、どうした、何がどうした!?」

鳳翔「い、意外です。提督に本命がいたなんて……」

愛宕「え、ええ。びっくりしました。そんな素振り少しもなかったのに……」

提督「え、本命?」

青葉「なんで今まで教えてくれなかったんですか! 空前のスクープだったのにっ!」

明石(一人だけ特別扱いなんて……もしかして……わたし……だったりして……)

龍田「これは大事件ね~。血の雨が降るかもしれないわね~♪」

提督「な! 縁起でもないこと言うな! なんでそんなことが……」

龍田「ほんとよ~♪ ほら、まず最初の惨劇がそこに♪」

提督「ぇ?」






139:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:09:46.56 ID:93J4sf83o


大井「てい……とく…さん……?」

提督「お、大井。なんか目が怖いけど、ど、どうした……?(びくびく)」

大井「百歩譲って、他の子ともケッコンカッコカリするのはしかたないですね……。お話はよく分かりました……」

提督「あ、ああ。譲ってもらえたならよかった(びくびく)

大井「……でも……最初の一人は……当然……わたしですよ……ね?」

提督「え、あ、えっと」

金剛「ヘーイ!提督、こっちネー!」

提督「うわ(だだだっ)」

金剛「大丈夫ネー、最初はみんな怒っても、すぐワタシたちのこと認めてくれるネ! 一番お似合いなんだから当然ネ!」

提督「え、えっと……」

加賀「逃がしません」

金剛「へぶっ(転ばされた)」

加賀「提督……(腕引っ張る)」

提督「え、えっと…」

瑞鶴「提督さん、捕まえた!(反対の腕)」

加賀「放しなさい。提督が困っているわ」

瑞鶴「あなたこそ! 提督さんはわたしと話したいんだから!」

加賀「寝言を言っていないで、さっさと放しなさい(ぎゅうぎゅう)」

瑞鶴「わからない人ねっ(ぎゅうぎゅう)」

提督「左右から引っ張らないで……ち、ちぎれる……」

加賀「提督が苦しそうよ、提督が大切なら早く放しなさい」

瑞鶴「それはあなたの方よ! 提督さんを苦しめないでっ」

提督「大岡裁きかっ!」






140:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:10:39.91 ID:93J4sf83o


雷「司令官、苦しそうね。よしよし、わたしがついているわ!」

電「司令官さん、お話があるのです」

提督「あ、ああ。見ての通り苦しみ中だが、なんだ?」

響「わたしたちは4人まとめてケッコンという約束をしてしまったんだ」

暁「だから、悪いんだけど、まず指輪4つ揃えてからにしてね!」

雷「最初の1人じゃなくて、最初の4人になっちゃうけど、しょうがないわ!」

加賀「放しなさいっ(ぎゅー)」

瑞鶴「そっちこそ放せ~(ぎゅー)」

提督「ち、ちぎれ……る……」

??「そこまでだ!」ドーン!

提督「げほげほ、助かった…」

長門(LV35)「提督……、すまない、わたしが遅れたばっかりに」

提督「い、いや、助かった、ありがとう、長門」

長門「いや、そのことではない」

提督「へ?」

長門「わたしがもっと早く配属されて、もっとレベルが上がっていれば、みなを待たせることもなかったのだが……。わたしはまだLVが低い。99になるまで皆を待たせてしまうな」

金剛「後発に遅れは取らないネー!(ドーン)」

長門「ぐはぁ」

提督「と、とりあえず逃げる~~~~」(だだっ)

金剛「Oh!提督、どこいくネー!」


ぎゃーぎゃーぎゃー!






141:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:11:37.45 ID:93J4sf83o


提督「ほ、鳳翔さん……助けて……」

鳳翔「大切なことを黙っていた罰です♪ 皆さんの気が済むまで取り合いされて下さい♪」

愛宕「ほら~、みんなすごい勢いで向かってきてますよ~♪」

提督「死んじゃう! 今日が俺の命日になります!」

龍田「ほらね~♪ 血の雨が降るって言ったでしょ~。て・い・と・く・の♪」

提督「ど、ど、どうすればいいんだー!」

鳳翔「簡単ですよ。その『一人目』を発表してしまえばいいんです♪」

愛宕「みんなー、提督がその一人目を発表するってー」

ピタ

愛宕「ほら、みんな静かになったでしょ♪」

青葉「はい、マイク良し、インタビュー準備よし!」

提督「え?」

青葉「さて、では改めまして司令官にお聞きします! ケッコンカッコカリの最初の指輪、わたす相手はもうお決まりだそうですね?」

提督「あ、ああ。もうだいぶ前から決めてあったが…」

どよどよどよどよ……

青葉「さて、それではこの場で発表していただきましょう! そのお相手は!」

提督「え、いや、そんな、こんな風に発表することじゃ…。なんか緊張するし」

青葉「はい、司令官、見えますかー? みんな殺気立って、武器をこっちに向けてますねー」

提督「ひぃっ」

青葉「今更逃げられるなんて思わないでくださいねー。さ、諦めてどうぞ……。あ、理由もちゃんとね♪」

提督「はぁ……、わ、わかった。仕方ない……」

提督「俺が選んだ人は……」



おしまい



2018/09/17(月) /  SS TB(0) CM(0)

SS12



提督「霞にケッコンを申し込んだら意外にもOKを貰ってしまった」


2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 18:55:35.33 :dW4w7LEj0

提督「やべえよやべえよ……とうとうお見合いの話がきちゃったよ……」

提督「母さんから珍しく電話が来たと持ったら早く孫の顔をときたもんだ」

提督「いやまあ確かに? 自分の息子がこういう下手したら死んじゃうかもしれない激戦区で指揮を執っているなら、そういう心配をしてしまうのも分かるけど」

提督「でも本人としてはまだ独身貴族でいたいんですわ」

提督「それに……」

筋トレグッズ、カメラ、フィギュア、酒瓶etc……

提督「こんな多趣味の奴を全部まとめて許容してくれる人なんているはずないしなぁ……」


3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 18:56:10.78 :dW4w7LEj0

提督「職場にいい人はいないかといわれてもここには艦娘しかいないしなぁ」

提督「ケッコンカッコカリなんてシステムもあるっちゃあるけど、これはどうもなぁ。戦力増強って割り切れればいいけどちょっと上は悪趣味だと思うよね、これ」

提督「しかし何もしなかったらお見合いの話が進んでしまう。……よし、ここは一つ演技をしよう。嘘も方便だ」

提督「『ケッコンを申し込んだがあえなく振られてしまってまだ傷心中だから今はまだお見合いとかは考えられない』……よし、こういう設定で行こう」

提督「……ん、母さんからメールが、ゲッ、わざわざ今週末お見合い写真持ってくるとか正気かよ! 職場の雰囲気も見ておきたいからって……こりゃ一芝居打つのも大変だぞ……」

提督「……しゃーない、確実に断られそうな子にケッコン申し込んで青葉に広めさせるか……」


4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 18:56:40.03 :dW4w7LEj0

提督「しかしあんまり接点もない子に申し込んでも効果は薄いだろうな。逆に金剛とかそこらへんに『あの娘にプロポーズの話が来るなら私にも!』と変な勢いが付きかねない。俺と長い付き合いでかつ俺をあまり好ましく思っていない子がベストか」

提督「となると……大井とかか? 練度も九十超えてるし俺のことは北上に近づく敵としか認識していないだろう」

ホワンホワン……

大井「はあ? 結婚してくれ? ……冗談も大概にしてください。酸素魚雷をブチ込みますよ?」

大井「さては私という外堀を埋めてから北上さんに近づこうと言う算段でしょう! そうはいくものですか!!」ガチャコン!

ホワンホワン……

提督「だめだ、冗談でも言ったら殺される」

提督「北上も俺を嫌ってはないだろう。よくて仲のいい男友達くらいにしか思っていないだろうしケッコンは断ってくれそうだが……大井にばれたら確実に殺される。却下だ」


5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 18:57:06.19 :dW4w7LEj0

提督「比叡はどうだ? ……いやダメだな、初対面の俺に先に金剛が着任していただけで主砲向けてきたような奴だ」

ホワンホワン……

比叡「私と結婚? ……はっ、さては金剛お姉さまを金剛お姉さまと呼べる私に嫉妬して、合法的に弟になろうと言う魂胆ですか!」

比叡「そんなことはさせません! 金剛お姉さまは私だけのものなんだからぁー!」

ホワンホワン……

提督「……うん、大井パターンに入りそうだ。単純に俺自身を嫌っているヤツじゃないと」

提督「となると……曙?」

提督「いや、曙はないな……。最初のころはともかく最近はなんか暴言に棘を感じない。というかあれは照れ隠しなんだよな。最近気が付いた」

ホワンホワン……

曙「っはぁ!? 私と結婚してくれ!? なにいってんのよこのクソ提督!!」

曙「……あ、あたしはすっっっっごい嫌だけど! クソ提督がどぉぉぉーーーーーーしてもって言うんなら、そ、それ、う、うううう受け取ってあああああげなくもな、ないわよ……?」

ホワンホワン……

提督「だめだ。悪態付きながらも受け取ってくれる未来しか見えない。くそっ、こんなことなら練度九十近くまで育成するんじゃなかった!」


6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 18:57:38.29 :dW4w7LEj0

提督「あ、なら満潮はどうだ。あいつも俺のこと……」

満潮『……あ……。おはよ、司令官。えっと……その、い……いい、朝ね」

満潮『……なによ、そんなに見て。……あ、ちょ、ちょっとまって!』

満潮『えっと……こ、この前の作戦指揮……前よりかは、マシになったと思うわ。……そ、それだけ!!』

提督「……」

提督「……ほかの提督からよく『満潮からのあたりがきつい』って話を聞くが、言うほどかぁ……?」

提督「思い返せばアイツが俺をボロクソ言うことなんかめったにないし、補給したら小さな声でお礼ちゃんといってくれるし……」

提督「満潮はだめだな……」


7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 18:58:13.99 :dW4w7LEj0

提督「となるとのこされた道は……」

『ほら! シャキッとする! 背を伸ばして、寝癖! ちゃんと直しなさいなこのグズ!!』

『なんなのよこの作戦指揮は! アンタ私たちを沈めたいわけ? 違うならもっと頭を使って考えなさいなこのクズ!!』

『ったく、補給のタイミングおかしいったら! あーもう、服もボロボロじゃない……なに見てんのよこの変態! クズで変態とか救いようがないわ!!』

提督「……練度九十以上、俺がここに着任してから初めての建造で来てくれたから付き合いの長さも申し分なし」

『あーもう、なんでこんなバカの所に来ちゃったのかしら……なによ、何か言いたいならちゃんと目を合わせて言いなさいな!』

『なによこんな時間まで仕事しているの? 言っとくけどお疲れ様なんて言わないわよ。この程度の仕事がこんな時間までかかる自分の要領の悪さを呪いなさい』

『はぁ? それで逆切れ? だらしないったら!! いい? 半人前にも満たないような使えない司令官殿に教えてあげるけどね、教本に書かれていることだけが全てじゃないのよ! 常に臨機応変に、柔軟に、的確に俊敏に! 判断力と決断力が提督には必要なのよわかる? ほら! 目を逸らさずに聞きなさいな!!』

提督「そして確実に俺のことを嫌ってくれている相手」

ホワンホワン……

『はぁ? ケッコン? あたしに?』

『……あのねぇ……バカも休み休み言いなさいな。なに? 私を動揺させようとしてみたいってハラ? なら十分成功してるわよ』

『あんたがここまでのバカだとは思ってなかったからね! あたしをコケにするのも大概にしなさいなこのグズが!!』

ホワンホワン……

提督「……うん。あいつのことだから本気で呆れて武器も出さずに帰ってくれそうだ」

提督「霞にケッコンを申し込もう」グスッ(今まで言われた罵倒の思い出しと申し込んだ時の想像で半泣き)


8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 18:58:44.48 :dW4w7LEj0

翌日

提督(今日の出撃には霞と青葉、そのほか適当に選んだ子を編成した)

提督(いつも秘書艦を務めてくれている叢雲には少し長めの遠征に行ってもらって人払いは完璧)

提督(青葉を入れたのは新聞で事の顛末を広めてもらうためだ。あいつのことだからこんなおいしいネタをほおっておくわけはないだろう)

提督(みんなが帰ってきて報告に来る、俺が霞には大切な話があるから残ってくれという、ドアの外に誰もいないか確認する俺)

提督(だがほんのわずか開いてるドア、これ幸いと覗く青葉、霞に告白するもあえなく振られる俺、新聞で俺の失恋が明るみとなる……)

提督(……ふふふ……完璧な作戦だ……。自分の策士っぷりが我ながら恐ろしいぜ)

<コンコン ハイルワヨ

提督(おっと、丁度帰ってきたか)「ああ、入ってくれ」

霞「……ふん、特に何もない平凡な出撃だったわ。全員無傷、補給するだけよ」

提督「ああ、それは何よりだ。今日はもうなにもないから補給が終わったら各自自由行動に入ってくれ……ああ、そうだ、霞は少しここに残ってくれ」

霞「はぁ? なんでよ、補給の後じゃダメなわけ?」

提督「ああ、俺としては非常に大切な用事だ……時間がかかるものじゃない、他の子たちはもう行っていいぞ。ああ、青葉」

青葉「は、はいっ?」

提督「大切な話なんだ。くれぐれも外で盗み聞きなんてするなよ?」

青葉「あ、あはは~そ、そんなことするわけないじゃないですか~。それじゃあ青葉、補給に行ってまいります!!」スタコラ


9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:00:15.28 :dW4w7LEj0

キョロキョロ

提督(……あれ? マジで青葉帰っちゃった?? まずいぞ……流石に自分から振られたことを言いふらすのは……ん)

提督(あ、あの角からポニーテールが見える。ただ隠れてただけか……よし、他には誰もいないな。それじゃほんの少しだけ隙間を開けて……と)

霞「……で? 一体何の用事なのよ。そんなに人気を気にして。まさか重大なミスだとかがあったんじゃないでしょうね?」

提督「いや、そういうことじゃないんだ。……なあ霞、お前今練度いくつくらいだっけ?」

霞「はぁ? ……九十八だけど」

提督「もうそんなになったのか……思い返せばお前がうちの鎮守府に来たのは一番最初の建造の時だったよなぁ。初期艦の叢雲とお前の三人で最初は運営してたっけ」

霞「……ええ、そうね。その叢雲の練度はもう九十九で打ち止めになってるけど……なに、昔話がしたくて残したの? それなら補給と、アンタの仕事が全部終わったら付き合ったげるわ」

提督「ああ、いや、ちがうんだ。そういうことじゃなくてだな……」


10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:01:05.37 :dW4w7LEj0

提督(ああクソっ、振られるってわかってても緊張するな……)

霞「なによ、なにかあるならはっきり言いなさいな!! 男でしょうが!!」

提督(ええい、ままよっ!)

――――

青葉(ふふーん。あんなに好奇心のくすぶられること言われて引き下がるのはジャーナリストとして失格ですよ!)

青葉(しかしわざわざ外まで確認するとは大した念の入れようですね……これはきっととんでもない特ダネの予感!)

青葉(おやおや? 部屋のドアが微妙に開いてますね~。こういう細かいところが雑なのも司令官らしいですが……今回はラッキーです!)

霞『はっきり言いなさいな!! 男でしょうが!!』

青葉(うひ~! 流石我が鎮守府ナンバーツーの霞さん。司令官相手にもこの怒鳴り声とは……。でも一体何の話……)


11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:01:39.89 :dW4w7LEj0

提督「霞! 俺と、ケッコンしてくれないか!」つ指輪

霞「!」

青葉(!?!?!?!?!?!?!?!?)


12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:02:08.58 :dW4w7LEj0

青葉(あ、ああ、青葉見ちゃいました聞いちゃいました知っちゃいました!! 一生独身貴族やらインポテンツやら同性愛者やらと囁かれていたあの司令官がまさかのプロポーズ!)

青葉(で、でもなぜ霞さん!? 普段あれだけ罵倒されていますし……それに先に練度が最高になったのは叢雲さん……これは、青葉、気になります!!)

――――

提督(よ、よし……い、言ったぞ!! すっげえ心臓バクバク言ってる……いろいろ考えてたけど一気に頭真っ白になっちまった……)

霞「……」

提督(さあ、どうでる霞……。正直ビンタの一、二発くらいなら覚悟してる……ぞ……)

霞「……ふぇ……」ジワァ

提督「!?」

霞「うぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!」

提督・青葉(ええええええええええええええええええええええええええええええ!?!????!?!?!?!?!?!?)


13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:02:39.60 :dW4w7LEj0

提督「ちょっ、えっ、おまっ、霞! あれか! 泣くほど嫌だったか!! ごめんな! こんなものすぐ捨てるから!」

霞「うぇええぇえ!! えええぇえぇぇえぇぇん!!」ブンブンブン

提督「泣きながら腕にしがみつかれても分からんぞ!? 捨てちゃだめなのか!? わかった! 捨てないから! 捨てないからちょっと落ち着こう!! な!」

提督(やっべえ、霞が今まで見たこともないような顔で泣いてやがる……。予想外すぎてマジでどうしたらいいかわからんぞ!!)

提督「よーしよーし霞少し落ち着こう、な? 背中叩いてやるから……ほら鼻もかめ」背中ポンポン

霞「うぇっ……えぐっ……」鼻チーン


14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:03:08.93 :dW4w7LEj0

提督(しばらく抱きしめて背中を叩いてやったらようやく泣き止んだ)

霞「……でよ……」

提督「ん?」

霞「……なんで、私、なのよ」

提督「あー、いや……その、霞とは付き合いも長いし、なんだかんだ面倒見てくれるし、これからもよろしく……的な」

霞「……じゃあ、別に私が好きだからとか、愛しているから渡した……ってことじゃないのね?」

提督(あっ、あれっ!? なんかまずい雰囲気? 心なしか俺の首に回された霞の腕の力が強くなったような)

提督「い、いやっ、そ……その気持もあるさ……。ただその、やっぱ口に出すのは恥ずかしいっていうか」

霞「ふーん……」

提督(よ、よし? 大丈夫か? ……いやダメじゃん。この空気もう成功しちゃったようなもんじゃん? あれ? 何俺霞と結婚すんの? ちょっと待てえーいやどうしよ)


15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:03:46.54 :dW4w7LEj0

霞「ねえ、ちょっとこっち向きなさい」

提督「ん……っ!?」

霞「……っ。その、これが答えよ。……指輪、受け取ってあげるけど……アンタの口から先に言ってもらうまで私からアンタに好きだなんて言わないからね。覚悟なさい」

霞「……それと、さっき私が泣いたことは誰にも言わないようにね。……そこの出歯亀も、分かったかしら?」

<ガタタ リョ、リョウカイシマシタ! ソレデハ!

提督(え、今霞なにした? なんで今一瞬俺と霞ゼロ距離になったん? なんで俺の唇少し湿って俺の顔真っ赤になってんの?)

提督(あっ、青葉のこと完全に忘れてた……)

霞「ほら、シャキッとしなさいな! ……今日から私の、だ、旦那、に……なるんだから」

提督「え、あ、うん……そうだな」

提督(え、ちょ。……マジ?)


16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:04:31.47 :dW4w7LEj0

提督「…………」

霞「なによ、頭なんか抱えて」

提督「……いや、なんでもない……」

提督(翌日目が覚めると何故か隣に霞が寝ていた)

提督(どうやら間違いはおこってないらしいが、聞くと夫婦は寝床を共にするものだ……と夜中にこっそり入り込んできたらしい)

提督(しかも青葉の新聞がでかでかと掲示板に張り出されていた。霞が泣いているところは書かれていなかったが……俺も口止めすりゃよかった……)

霞「なに、まだあの新聞のこと考えてるの? カッコカリなんてどうせすぐ分かるものでしょうに」

提督「いや、それはそうなんだが……」

<チョッ、マズイデスッテ! ハナシナサイ! ワタシハハナシヲキクケンリガアルワ!

霞「……なんか騒がしいわね。ちょっと注意して――」<ドーーーーン!!

叢雲「…………」フーッフーッフーッ

提督「」

提督(……一番ヤバいやつにばれた……)


17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:05:01.23 :dW4w7LEj0

十分前

叢雲「ふぁーあ……久しぶりに朝寝をしたわ……」

叢雲(昨晩霞が翌日の秘書艦を代わるって申し出てきたから、遠征帰りでタイミングも良かったからお言葉に甘えたけど、まあいい休息になったわね。今度何かお礼でもしましょうか……ん?)

叢雲「何してるのよ。青葉の新聞なんてそんな一生懸命見るものでもないで、しょう……に……」

【速報】提督、霞さんに熱烈プロポーズ!! 霞さんは快く指輪を受け取り――

叢雲「は――」

叢雲(――ッ!)


18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:05:40.31 :dW4w7LEj0

叢雲「なによ! 羽交い絞めなんかして!! 私はこのドア蹴破ってでもアイツに話を聞かせてもらうわ!!! 離しなさい!!」


19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:06:36.13 :dW4w7LEj0

提督(っべー! っべー! どっすんべどっすんべ!!)

叢雲「……さあ、きっっっちり話を聞かせてもらうわ。アンタの口から、なんで私じゃなくて霞を選んだのかをね!」

霞「は――。朝から息巻いて何しに来たのかと思えばそんなこと? それなら後で時間作っておいてあげるから引きなさい。今日の分の仕事は山積みなのよ?」

叢雲「へぇ。何? 指輪貰って一日たたずにもう正妻気取り? こないだまで散々罵倒していたとは思えない変わり身の早さね。流石私がいない間に掠め取った卑怯者は違うわ」

霞「……喧嘩でも売りにきたの?」

叢雲「あんたが先に売ってきたのを私が買ってあげようっていってんの」

霞「選ばれなかった負け犬が」

叢雲「ハイエナまがいの泥棒猫が」

提督(胃が……胃が痛い……)


20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:07:16.08 :dW4w7LEj0

提督(ここでお見合いを回避するための隠れ蓑だったんだ! なんて言ったら冗談抜きで殺されるな俺……)

提督(いやでもここで何もしなくても修羅場になることは必至……というか絶賛修羅場中だ)

提督「ま、まて二人とも! なにもそうカッカすることは――「「アンタは黙って(なさい)!」」――はい……」

提督(こええよ!! なにあの目! 見たことないくらい殺気立ってんだけど!!)

提督(な、なんとか……なんとかこの場を収めなければ……!)

提督「ち、違うんだ叢雲!! 話を聞いてくれ!」

叢雲「なによ! 何が違うっていうのよ!」

提督「じ、じつは、その……(ええい、ままよ!)」

提督「む、叢雲にも! 叢雲にも指輪を渡そうと思っていたんだ!!」

叢雲「えっ……?」


21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:07:43.48 :dW4w7LEj0

叢雲「……本当?」

提督「当たり前だ。初期艦として共にこの鎮守府を支えてくれた叢雲のことを忘れるわけがないだろう」

提督(ほんとは叢雲はなんだかんだ付き合い長いからOK貰えそうで候補から外してたんだけど)

叢雲「で、でも私の分の指輪買ってないじゃない! それに私がいないときに渡すなんて……」

提督「それは俺の日程の調整ミスだ。本当はちゃんと二人が揃ったときに渡したかったんだが、大本営からも早く渡せと言われていてな……取り急ぎ霞が空いていたから先に渡しただけだ」

提督「それに最初の一つは大本営から支給されるものでな。だから既に手元にあっただけだ。誤解させるようなことをしてすまなかった」

提督「……だからと言ってはなんだが、二つ目はお詫びとしてお前の意見をちゃんと参考にした指輪を渡そう……それで許してくれないか?」

提督(どうだ……!? 結構スラスラ適当言えるもんじゃねえか俺……! この戦争終わったら俳優にでもなるか??)

叢雲「……ほんっっっっっとアンタは! まぁいいわ、もう。でも、しっっっかり償ってもらうわよ!」

提督「う、うむ!(ああこりゃ貯金崩すしかないなぁ……。欲しかったフィギュアあったんだが、仕方ないか……)」

霞「ちょっ、ちょっとまちなさい!! なに二人で問題解決みたいな空気出してるのよ!!」


22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:08:14.45 :dW4w7LEj0

叢雲「あら、大本営からの支給品で満足していたはやとちりさんが何か吠えているわね」

霞「どういうことよこのクズ! 私には既製品渡してあっちにはオーダーメイドですって!? バカにすんじゃないわよ!」

提督(ヒィ~~! こっち忘れてたぁ!)

提督「ち、違うぞ霞! 別にお前だから既製品だとかそういうわけじゃない! ただ単にタイミングの問題であって、例え昨日お前がいなくて叢雲がいたら俺は叢雲にその指輪を渡していただろう!!」

提督「そ、それにだ。既製品とはいっても曲がりなりにも大本営の用意した指輪だ。俺個人は上下の優劣をつけるつもりはないが……」

提督「やはり書類上というか、規則的にはそっちの指輪を持っている霞が本妻となる……のかな?」

霞「ほ……本妻……」

叢雲「ほ……本妻ぃ……?」

提督(あっ)


23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:08:53.74 :dW4w7LEj0

叢雲「霞? アンタさっきオーダーメイドがいいって言ってたわよね? なら私がそっちの指輪をもらってあげるわ」

霞「あら、それには及ばないわよ。あんたはどうぞ自分の趣向を凝らした愛人指輪でも嵌めてなさい」

提督「む、叢雲! さっきも言ったがあくまで規則的なものだ! 俺個人は優劣をつけるつもりは……」

叢雲「それでも!!」

提督「叢雲……」

叢雲「それでも式典とかイベントなんかではそっちの霞がカッコカリの艦娘として出席するんでしょう!」

提督「ま、まあそうなる……かな? 多分」

叢雲「ならその席は絶対に譲れないわ。何が何でもアンタから奪い取る」

霞「はっ――やれるもんならやってみなさいよ」

提督(ひいいいいーーーー! この子たち目が据わっていらっしゃるーーーー!)


24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:10:58.03 :dW4w7LEj0

提督「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」

提督(情けないことだがこっそり執務室の窓から逃げ出してきてしまった)

提督(いくら駆逐艦とはいえ艦娘、それに練度も最高クラスの二人だ。止めようものなら逆に俺がミンチになる)

提督(……まあ殴りあって生まれる友情もあるだろう……うん。とりあえず部屋の掃除が面倒そうだ……)

???「きゃっ」

提督「うぉっ! す、すまん考え事をして気が付かなかった」

提督「大丈夫か、大井」

大井「……ええ、大丈夫です」


25:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:12:59.73 :dW4w7LEj0

提督(……? なんかいつもと雰囲気が違うな。北上も近くにいないし、なにかあったのか?)

提督(まぁ大井のことだし俺なんかが気にしなくても勝手に何とかなっているだろう)

提督「それじゃあちょっと俺用事あるから。……あ、今執務室には近づかない方がいいからなんか報告あったら聞いておくぞ」

大井「報告……ですか。……ええ、それなら一つだけありますよ」

提督「お、なんだ? またなんか北上関連か?」

大井「いえ……この、新聞の記事についてのことです」

提督「えっ? ……あー、いや。まあ、その……」

大井「これ、デマですよね?」

提督「へっ?」


26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:13:42.13 :dW4w7LEj0

大井「だって提督みたいないい加減な人がカリとはいえケッコンなんてできるわけないじゃないですか」

提督「い、いやまぁ……」

大井「しかも相手は駆逐艦でしょう? 戦艦や空母ならまだしも、いくら付き合いが長くて練度が高いからと言ってそんな艦に指輪を渡すわけないじゃないですか。ねぇ?」

提督(む、なんか今日はやけにつっかかってくるな。それに二人をそんな軽んじるような発言は大井とはいえ見逃せん)

提督「い、いや。そんなことはないぞ! 今まで通り夜戦はもちろん、昼での戦闘でも霞や叢雲は改二になってからとても大きな戦力になった。それに指輪にはまだ噂レベルではあるが運値の上昇が認められているとも聞く」

提督「駆逐艦は装甲の薄さが難点だったからな。これでその問題も解消に向かうかもしれん……。どうだ、駆逐艦に指輪を渡しても不思議ではない……だ、ろう……」

大井「……………………」

提督「ッ!」ゾクッ


27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:14:46.02 :dW4w7LEj0

提督(め、目に光が、ない……。墨汁みたいな、黒くて淀んだ目で俺を見つめている……)

大井「……それじゃあこの記事は本物なんですか? 真実を語っていると、確かに指輪は駆逐艦に渡されたと、そう言うんですか?」

提督「お、大井。確かお前ここ最近結構出ずっぱりだったもんな……。こ、これ間宮券。北上や球磨型のみんなで食べにいくと――」

大井「質問に答えて!!!」

提督(ヒィィィィィィィッッッッッ!!!!)「わ、渡した! 渡しました!! すみません!!」

提督(い、一体なにに謝っているんだ俺は……! でも謝らないと殺されそうでした! モレそうになっちったよ!!)

大井「……そう。渡したの……」

提督(大井の雰囲気が変わった……。なんか、まるで幽鬼のような……な、なんかわからんがまずいのはわかる!)

提督「ま、まってくれ大井! 確かに渡しはしたがそれを知った叢雲が霞と今話し合い中でな」

大井「………………」


28:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:15:17.93 :dW4w7LEj0

提督「まだ正式な処理の手続きは行っていない。その記事はどちらかというとコンヤクカッコ」

大井「………………」ギロッ

提督「ヒッ、で、でもなくて! あ、青葉の勘違い、拡大解釈、誇張表現みたいな感じ的なサムシングだ!!」

大井「………………それで?」

提督「それで? ……あーっ、と……だから……その、違ってたら恥ずかしいんだけど」

提督「……指輪欲しいなら執務室で霞と叢雲が取り合ってるから混ざってきてもいいんじゃない?」

大井「失礼します!!」ダダダッ

提督「……はっやいなー……」


29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:16:52.49 :dW4w7LEj0

北上「……ふう、やっと大井っちが離れてったね」

提督「うおっ、北上! いたのか」

北上「いやー、なーんかあの新聞見てから大井っちの様子がおかしかったからね~。それまで普通にお喋りしていたのにいきなり私に『ちょっと提督にあってきます』ってふらふらと歩いて行ったんだから」

提督「……あいつが北上と一緒にいるのを途中で切り上げるなんてな……。もしかしてアイツ……」

北上(おっ?)

提督「そんなに火力不足に悩んでいたのか……。雷巡に改装されてからかなり活躍しているのに、結構アイツもストイックなんだな」

北上(あちゃー)

提督「ん、なんだ北上。そんな呆れたような目は」

北上「いんや~? ただ大井っちも他の子も大変そうだなぁ~って」

提督「?」


30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:17:23.06 :dW4w7LEj0

トボトボ……

???「……はぁ……」

提督(ふう、いつの間にか工廠裏にまで来てしまったぞ)

提督(ここは水平線まで綺麗に見えて、かつ人もあまり来ない知る人ぞ知るスポットだ)

提督(あそこのベンチで海を眺めながら事態の鎮静を待つか……ん? 誰かいるな。あれは……)

提督「こんなところでなにしてるんだ? 比叡」

比叡「ひえっ!? し、司令!」

提督「な、なんだよそんなに驚いて……」


31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:18:17.21 :dW4w7LEj0

比叡「い、いえ! し、執務はどうしたんですか?」

提督「あー……いや、ちょっとトラブルが発生してな。それどころじゃないから抜けてきた」

比叡「そ、そうだったんですか」

提督「……」

比叡「……」

提督(なんかいつもの比叡らしくないな。いつもなら聞いてもいないのに金剛の話を延々話してくるのに)

提督「なあ比叡。なにか悩みがあるんだったら話聞くぞ?」

比叡「ヒエッ!? な、なんですか急に!」

提督「いや、俺よくここ来るけど比叡がいるところは初めて見たからさ……。ここ落ち着くし、なにか悩みでもあったのかな~って」

比叡「悩み……」

比叡(…………)


32:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:18:47.18 :dW4w7LEj0

比叡「そ、その。これは私の友人の知り合いの娘の話なのですが」

提督(こいつそんなに交友関係あったのか)「ほうほう」

比叡「どうやらその娘は好きな人がいるらしいんです」

提督「ふむふむ」

比叡「ただその娘はその好きな人のことは最初は全然気になんかしていなくて、初対面が割と印象最悪で」

提督「ははぁ(なんか相手に親近感わくなぁ)」

比叡「でも次第にその人のいろんなところに惹かれて行って……気が付いたらいつの間にかその人のことを目で追うようになっていって」

提督「甘酸っぱい……青春だなぁ……」

比叡「そんなある時、その相手の人に好きな人がいるって知ったんです」

提督「おおっ!」


33:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:19:28.62 :dW4w7LEj0

提督「それでそれで? その子はどうしたんだ?」

比叡「あっ……そ、それで、その娘は私に『どうしたらいいか』って相談しに来たんです」

比叡「ただ、迂闊に答えが出せなくて……」

提督(前から思っていたけど、比叡は金剛が絡まなければ真面目でいい娘なんだよなぁ……。だから恋愛相談も受けるんだろうけど)

提督(よし、ここは様々な映画やゲームで恋愛を疑似体験し、数々の女の子を落としてきたこの俺が一つアドバイスをしてやるか)

提督「いいか、比叡」

比叡「はい?」

提督「恋愛というのはな、バーニングラブだ」

比叡「……はい?」


34:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:20:00.86 :dW4w7LEj0

提督「よく金剛が言っているだろ、バァァニングラァァヴって」

比叡「は、はぁ……」

提督「当たって砕けろ、恋っていうのはな盲目になるくらいがちょうどいいんだよ」

比叡「恋は……盲目……」

提督「比叡は金剛が好きだろ? それはラブがバーニングしているからさ。そんな感じでその娘にもバーニングしろって伝えときな」

提督「あとやらずに後悔するよりやって後悔した方がいいに決まってるさ」

提督(まぁそのせいでフィギュアとかグッズとか買いまくって万年金欠なんですけど)

比叡「……そう、ですよね」

提督「ん?」


35:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:20:33.87 :dW4w7LEj0

比叡「そうですよね! 恋は当たって砕けろ! 考える前にまず行動!」

提督「おう! なんだ、元気になったじゃないか!」

比叡「はい! じゃあ私手始めに霞さんから指輪をぶんどってきます!!」

提督「ん?」

比叡「私、まだ練度は九十五ですけど、先に指輪を嵌めてたっていいですよね!」

提督「まって? 話が見えないんだけど」

比叡「そうでした! 指輪を貰う前にこれ言っておかないと!」

比叡「司令! 私いつの間にか司令のこと大好きになってました! 私、今ラヴがバーニングしています!! それじゃあ行ってきますね!」ダダダダダ

提督「えっ、はっ? えっ? ……えっ??」


36:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:21:12.23 :dW4w7LEj0

提督「……えっ……い、今のは一体なんだったんだ……?」

金剛「……ヤーーっと行きマシタか」

霧島「比叡お姉さま。素晴らしい告白でした」

榛名「頑張ってくださいね! 比叡お姉さまならきっと大丈夫です!」

提督「いたのか」

霧島「ええ、先ほどから」

金剛「ワタシのテイトクが奪われるのはちょーーーっト複雑デスけど……カワイイ妹の為デース」

榛名「提督は私たち艦娘のことをちゃんと考えてくれている素晴らしい方です。ですから比叡お姉さまを悲しませるようなことはしないって榛名、信じてます!」

霧島「……ですがもしも比叡お姉さまを泣かせるようなことがあったら」

三人「「「どうなるかわかってますね?」」」

提督「ヒェッ……」


37:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:21:45.20 :dW4w7LEj0

提督(あの後金剛三姉妹に連れられて修羅場へと送り返されてしまった。……流石に戦艦三人に勝てる腕力はしていない)

提督(そして修羅場はいつの間にか――)

霞「――へぇ、とうとう戦艦まできたの」

叢雲「面白いじゃない。ここらでだれが一番なのか白黒つけとこうじゃないの」

大井「所詮は子どもの思考ね。いい加減にしたらどう?」

比叡「あれっ増えてる? ……でもいいです! 今の私はバーニングですから!!」

霞「暑っ苦しいわね! あとただでさえ狭い部屋で戦艦が艤装を展開しないでよ!」

提督(――地獄へと姿を変えていた)


38:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:23:01.62 :dW4w7LEj0

提督(……もう、打ち明けるしか……ない……)


39:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:23:42.09 :dW4w7LEj0

四人「「「「偽装結婚んんんん!?」」」」

提督「はい……」

提督(これ以上泥沼化したらより被害が拡大すると判断した俺は覚悟を決めて事の発端を四人へ説明した)

提督(親からのお見合いのこと、それを回避するためにわざと振られようとしていたこと……)

提督(流石に霞には断られるかと思った、とは言えなかったので単純にタイミングの問題とはぐらかしておいた)

霞「あっっっっっっっきれたわ!!」

叢雲「完全に同意ね。まさかそんなことでこんなに振り回されていたなんて」

提督「面目次第もない……」

大井「……まあでもいいじゃないですか」

提督「……大井?」

提督(……あれ、また目が墨汁みたいな……)


40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:24:29.22 :dW4w7LEj0

大井「提督はお母様にこういえばよろしいんです。『ちょっと火遊びが過ぎて全身ぼこぼこになったから今は女はいらない』って!!」

提督「うわーーっ! さ、酸素魚雷はやめろーーっ!」

比叡「お、大井さんそれぶち当てたらぼこぼこどころじゃ済まないですよー!!」

霞「気持ちはわかるけど落ち着きなさいったら!」

叢雲「流石にそれはやりすぎよ!!」

大井「離して!! 私はこんな男に惚れた過去を消して私も消えるんだからーー!!」

提督「し、沈むなんて言うな縁起でもない!!」

大井「じゃあケッコンしてくださいよ!」

提督「ま、まだ自分の趣味を一本化できそうにないから……」

大井「うわあああああああ!」


41:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:25:05.79 :dW4w7LEj0

叢雲「アンタも少しくらい誤魔化しなさいよ!」

提督「い、いやここまで来たら下手に誤魔化した方がこじれそうだし……」

霞「ずる賢い癖に変なところでバカ真面目なんだからこのクズ!!」

比叡「でも私はそんな司令も好きです!!」

三人「「「あたし(私)もよ!!」」」

提督(ど、どうすりゃいいんだよもおおおおおお!!!)

大淀「お困りの様ですね提督」

提督「お、大淀! いつの間に!」

大淀「今さっきです。提督がケッコンカッコカリをしたと聞いて書類を整備してました」

提督「ああ、いや、その件なんだがな……」

大淀「?」


42:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:25:34.85 :dW4w7LEj0

大淀「ははぁ。霞さんたちはケッコンしたいけれど、本妻を決めきれない。提督はそもそもケッコン自体をしたくない、と」

提督「そ、そういうことです……」

大淀「はぁ……。まず一つ目。霞さんたちへの間違いの訂正からです」

大淀「ケッコンカッコカリ制度に本妻側室の区別はありません」

提督・艦娘s「えっ」

大淀「当たり前でしょう。カッコカリ艦はカッコカリ艦として受理されます。表彰式とか出たい艦はでる、出たくない艦は別にでないで構いません」

叢雲「で、でも指輪のデザインが違うって!」

大淀「あれは多くの鎮守府に急ぎ指輪の配備が必要だったのでああなっただけで、そのあとデザインの変更はできますよ。まあ頻繁にはできませんけど」

大淀「大方適当に書類を流し見して分かった気になって、適当なことを言った上司がいたんでしょうね」ジーッ

提督「あ、あハハハハハ」メソラシ


43:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:26:29.32 :dW4w7LEj0

大淀「次に提督へのご報告です」

提督「ん?」

大淀「このたび提督の艦隊指揮の手腕、功績が認められ勲章の贈呈、また昇格の話が来ております」

提督「おおっ!? まさかのいい知らせ!」

大淀「それに伴いまして、提督は来月頭にはこの鎮守府から大本営への異動となります」

提督「えっ?」

大淀「提督のご趣味である筋トレ映画アニメ鑑賞etc……やる暇がないくらいの充実した提督ライフが送れますよ」

大淀「よかったですね。出世コース間違いなしの栄転です」ニッコリ

提督「」


44:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:27:17.18 :dW4w7LEj0

霞「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! こんなクズがそんな大本営なんかで働けるわけないじゃない!」

大淀「それを判断するのは私でも提督でも霞さんでもなく大本営なので」

叢雲「し、司令官がいなくなったら誰がこの艦隊を指揮するのよ!?」

大淀「大本営からくる新米提督さんですね。出世コースに乗った方の後釜に入るのも一度現地を経験しにくる出世コースさんです。世の中うまく回るものですね」

大井「私たちが新しく来た提督に従わなかった場合は?」

大淀「反乱の意思ありとして大本営命令で別の鎮守府から制圧されますね。ちなみにこの抜け殻になっている提督さんは反乱分子を生み出し指揮したとして処刑されるでしょう」

比叡「そ、そんな、どうにかできないんですか!?」

大淀「できますよ?」

提督「できるの!?」

大井「あ、復活した」


45:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:27:54.82 :dW4w7LEj0

大淀「まあ提督は元から将来性を期待されていた士官学校卒じゃなくて徴兵あがりですからね。エリート思考な派閥からは反発もあるんです」

大淀「なので、提督がもし既にここの艦隊の艦娘とケッコンカッコカリしていたら向こうから『そっちにも生活があるだろう?』って言ってくるかもしれません」

大淀「ただ一人だけだと『その艦娘も一緒にどうだ』なんて言われかねませんからね。できればジュウコンでもしていたらほぼ間違いなくこの話はご破算になると思いますよ」

提督「………………」

大淀「さあ、どうしますか? 私個人としては今のこの鎮守府が居心地いいので好きなんですけれど」

提督「……」チラッ

霞「……」プイッ ミミマッカ

叢雲「……」フンッ カオマッカ

大井「……」ニコッ

比叡「よかったですね! 司令!!」ニコニコ

提督「………………ああ、そうだな…………」


46:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:28:29.64 :dW4w7LEj0

提督「霞にケッコンを申し込んだら意外にも……以外にもOKを貰ってしまった……」


47:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:28:56.90 :dW4w7LEj0

後日

ブロロロロ……

提督母「あら、立派な門構えねぇ。流石海を守る鎮守府だわ」

提督母(……あの子、しっかりやれているかしら。女性が多い職場みたいだけれど、あの子のことだしきっと自分の趣味に没頭しているはずよね……)

提督母(お見合い写真、よし。まあもしかしたら職場にいい人がいるかもしれないしこれは最終手段ね……あら?)

比叡「司令のお母様ですね? お待ちしておりました!」

提督母「これはこれはどうもご丁寧に……」

提督母(あらあらまあまあ美人さん。ちょっと童顔だけど可愛らしい人ね。こんな女性があの子のお嫁さんだったら……あら)

提督母「薬指、ご結婚されてるの?」

比叡「えっ、あ、はい! つい先日プロポーズの返事をいただきました!」

提督母「ま、まさか相手は」

比叡「はい! 司令です!」

提督母(まあまあまあまあまあ!! あの子もちゃんと身を固めてるじゃない!! 私が来るって言ったのが背中を押したのかしらね!)


48:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:29:55.82 :dW4w7LEj0

提督母「不束な息子ですがどうぞよろしくお願いしますね」フカブカ

比叡「ひええ! こ、こちらこそ! 家事や洗濯は分担できていますから大丈夫です!」

提督母(……分担? あの子、そんなことできたかしら……)

大井「あら、お母様。もうこちらにいらっしゃっていたんですか? 比叡さんお出迎えありがとうございます」

比叡「いえいえ大井さんは今日出撃だったので大丈夫ですよ! お嫁さん同士助け合わないと」

大井「お、お嫁さん……うふふふふ」

提督母(大井と呼ばれたこの方も薬指に指輪……分担ってまさか……)

提督母「お、大井さん? 失礼ですけどあなたも……」

大井「はい、先日提督からプロポーズの返事をいただきました」

提督母(や、やっぱり戦場に身を置く状況だと一夫多妻は常識なのかしら……!)


49:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:30:48.92 :dW4w7LEj0

大井「執務室はこちらです」

比叡「司令、お母様がお見えです! 入りますよー」

霞「コラ! だからここは正規空母じゃなくて軽空母にしなさいったら! ウチの備蓄わかってんの!?」

叢雲「この前の資料のまとめが終わったわよ。こっちがアンタの承認がいるヤツね」

提督「くそったれ大淀の奴どっちにしろ仕事量増えたじゃねえか!!」

霞叢雲「「口より手を動かす!!」」

提督「はい!!」

提督母(息子が小学校高学年生くらいの女の子に怒られてる……)

比叡「あら~また司令怒られてますね」

大井「昇進蹴ってまで現場に残る実力派って噂が立って、いろんな鎮守府から演習の申し込みや新海域の一番槍に挙げられているんですって」


50:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:31:30.22 :dW4w7LEj0

霞「あら、比叡さんその方は?」

大井「提督のお義母様ですよ。少々休憩にしたらどうです?」

提督「お? 母さん、いつの間に」

叢雲「まったく。お待たせしてごめんなさいねお義母様。今お茶を用意させていただくわ」

提督母「あら、小さいのに気立てがいいのねぇ……」

提督「母さん、艦娘はあんまり見た目で判断しない方がいいよ。霞も叢雲もこんなナリしてるけど一番コワ――」

霞叢雲「「一番、なにかしら?」」

提督「一番頼りになるんだ! 夜戦とか敵艦バンバン轟沈させるんだぜ!!」

提督母「へえ、そうなの……ん?」

提督母(このふたり……指輪が……)


51:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/03/18(日) 19:32:31.07 :dW4w7LEj0

提督母「ね、ねえ。あなたもしかしてこの娘たちとも、その、結婚、しているの……?」

提督「……あーーーー、うん。まあ、そんな感じ……」

提督母「ほ、法律とか大丈夫なの!? お母さん、自分の息子が未成年淫行で捕まるのは嫌よ!?」

提督「だから艦娘は見た目で判断するなって!! 大丈夫だって、これでも一応霞と叢雲はもう子どもが……あっ」

提督母「えっ」

大井「は?」

霞「ウソ、アンタも?」

叢雲「……嫌な偶然ね」

比叡「わー! おめでとうございます!!」

青葉「話は聞かせていただきました!! 記事にします!!」

提督「やめろ青葉ァ!! あっ母さん震えながら父さんに電話しないで! 『息子が犯罪者に』? なってない! なってないからぁ!!」


完!



2018/09/17(月) /  SS TB(0) CM(0)

SS11

提督「ヨウシエングミ(仮)…だと?」


2: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 12:48:08.48 ID:QI60oQoio

提督(駆逐艦3名とヨウシエングミ(仮) …かぁ)


深海棲艦との戦いが長期化する中
『戦災孤児対策』として与党は一つの法案の提出を予定していた。

それは公務員や高額所得者に対して地位や資産に応じ、孤児を引き取り養子縁組&扶養する。
または代替となる保護施設への寄付等を義務付けるという内容。

職に就くための高等教育を受けることも難しく「犯罪か身売りするか軍隊にでも入るか…」といった
限られた選択肢しかない彼ら彼女らの庇護を『社会全体で支えよう』というもの

そのモデルケースとされたのが身寄りのない者が多く所属する艦娘部隊。

このたび彼女らを率いる軍指揮官に対して所定数のヨウシエングミ(仮)が求められた。

カタカナだとヨウチエングミに見えるので以降は養子縁組(仮)と呼ぶことにする。


扶養の義務化
居住建物の同一化
夜7時(門限)以降のコミニケーション努力目標

これらの事項は多くの鎮守府で波紋を呼ぶこととなる

当然、この鎮守府においてもそれは例外ではなく……


↓×1 ↓×2 ↓×3  養子縁組(仮)される駆逐艦3人  

※駆逐艦以外の場合その下に再安価
※春風・朝霜・朝雲・風雲等 うちに居ない子の場合もイメージ湧かないので勝手だけど安価は振替



3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/17(日) 12:49:21.75 ID:Kl4j6lEc0

文月



4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/17(日) 12:50:01.99 ID:WsUOL++P0

村雨



5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/17(日) 12:52:41.09 ID:I1z0gPfP0

荒潮



7: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 13:04:38.03 ID:QI60oQoio

文月・村雨・荒潮ね。了解。
なんかイメージする性格言動が似てるのだけ3人来たぞ

あと養子縁組(仮)なので提督は既婚者でなくてもいいということで
では秘書艦にして突っつきつつ考えます。って文月遠征行ってるな……


↓最初の山となる日常生活の揉め事



8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/17(日) 13:07:51.58 ID:TbiXOMRXo

誰が提督の隣に寝るか



9: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 13:25:11.48 ID:QI60oQoio

文月「養子」
村雨「縁組」
荒潮「(仮)」
「「「ですか?」」」

提督「そうだ できればこの書類に名前を書いてほしい」

文月「ふぁぁっ あたしのことそんな目で見てたんだ~ お子様って馬鹿にしてる~」

提督「両親がいない子の中で上層部がランダムで決めただけだ」

村雨「あ、そうなんだ」

荒潮「うふふふふ 本当に? こ・の・み?」

提督「本当です」



10: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 13:25:46.11 ID:QI60oQoio

提督「それで…どうかな?」

提督「この養子縁組(仮)がココで試されるのは」

提督「要は普段から子どもと接し 近い環境で生活している奴にやらせて」

提督「『ほらこんなにうまくいきましたよ』って成功事例にしたいという上の考えがある」

提督「だからぜ~ったいに失敗できない いい父親として頑張る。だからどうかこの話受けてくれないか?」


文月は天使のように微笑みながら

村雨は聖母のように微笑みながら

荒潮は龍田のように微笑みながら

3人ともしばらく考えていたが、やがて頷き合いサインをしてくれた

拒否者が出なかったのは僥倖

さーてこれからいいパパとしてやるぞー!



11: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 13:27:17.11 ID:QI60oQoio

提督(とはいったものの…)

文月「それで今日からどこに住めばいいんですか? 
村雨「村雨1Kアパートとかだったら困っちゃうなー」

いきなり同居というのはいささか不安が残るところ…

提督「案内するから布団や着替えなどを用意したらこちらに来てくれ」



12: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 13:27:50.17 ID:QI60oQoio

荒潮「ここが将校用の部屋なのね」

文月「ふぁー なんか変なもの多い~ なにこれなにこれ?」

鎮守府のトップであるからして自分の部屋…というか居住施設へと案内する。
尚、掃除は3人が着替えとか取りに行ってる間に死ぬ気でやった。

村雨「それでー とりあえずもう夜だから細かい話は明日として……誰の横で寝るつもり?」

へ?

文月「あたしが横で寝てあげるよー♪」

荒潮「あらあら大変~」

いやいやいや



13: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 13:30:12.54 ID:QI60oQoio

>>12

.>鎮守府のトップであるからして自分の部屋…というか居住施設へと案内する。
まちがい

.鎮守府のトップであるからして比較的広い自分の部屋…というか居住施設へと案内する。
せいかい



14: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 13:38:58.07 ID:QI60oQoio

提督「あのー 一応言っとくけど一人一部屋あるからね」


家は妻子連れで着任しても大丈夫なランク
3人も人が増えてもそれぞれに部屋を与えることはギリギリ可能。

文月「えー? だってあたし前にご本で家族は一緒に寝るものだって」

文月「やっぱり(仮)だからぁ?」

いや、あの君はまだいいんだけどね
声はなんか色気あるけど安定睦月型。同じお布団で寝てくれるとパパ嬉しいな

ただ…



15: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 13:39:35.63 ID:QI60oQoio

荒潮「お隣で寝させてくれてもいいのよぉ? 寝ぼけて捕まえてあ・げ・る♪」

同じく安定の朝潮型のはずなのになんかもう添い寝する年ではない気がする。風格が

村雨「ん? なーに?」

こいつに関しては完全にアウト

提督「ちゃんと自分の部屋を決めて寝なさい! 今後の生活については明日話し合います! 解散!!」



16: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 13:57:54.46 ID:QI60oQoio

とりあえず各自、自分の部屋を決めて寝るように指図すると
いままで書斎として使っていた寝室にひっこむ。

これからうまくやっていけるだろうか…

反抗期の子はいない様子だか受け入れてもらえるだろうか…

明日の朝ごはんどうしようか…

色々と布団の中で考えていると

コンコンコン

と、ノックの音がした



17: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 13:59:09.23 ID:QI60oQoio

文月「あのね~ いつも大部屋だったから一人で寝るの嫌なの~」

提督「……」

案の定布団を抱えた文月がドアの前に立っていた

文月「それじゃおやすみ~」

回答も聞かず隣に布団をひくとごろりんちょ。たちまち寝息を立てはじめて…

いやー。娘というのはかわいらしいものですな

なんか急にうまくやっていける気が



20: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 14:01:00.68 ID:QI60oQoio

スレタイ? 安価スレはなんかルールでもあったかな?



荒潮「あらぁー先をこされちゃったみたいね~」

村雨「提督。一人だけ可愛がるのは駄目なんだから 平等に扱わないと」

残りの二人も来た

まぁいいか最初の晩くらい…… うまくいく気もしてきたし

急造でまだ面と向かって娘とも言うのに抵抗がある間柄だけど

一緒に寝てお互いの関係を深めるということで

村雨「じゃ手こっちに出して」

…鎖付きの錨?

荒潮「足もそろえてね~」

…荒縄?



21: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 14:05:33.72 ID:QI60oQoio

村雨「信用しないわけじゃないんだけどね♪」

両手両足縛られた。

誰がどこに寝るかは『寝顔を見られるのは流石にテレる』との理由で2人が押し付け合い
最終的には「端におけばいいか」となり
村雨 荒潮 文月 提督 という配置で寝ることに


うん、君ら2人なにしにこの部屋来たの?

うまくいく気がしてきた?

錯覚だ 苦労する気しかしない

やばいトイレ行きたい

やっぱ父親って ホント 大変…

↓  共同生活系つきもの 料理担当は誰にするか



22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/17(日) 14:08:32.38 ID:0LIiX9Lco

皆で回そうと思ったけど艦娘達は壊滅的だったので提督がすることに



23: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 14:28:44.50 ID:QI60oQoio

~朝~

文月「なんで司令官縛られてるのぉ?」

村雨「趣味よ」

そんな趣味ないからー

なにはともあれ新しい朝が来た 希望の朝が来た 早くほどいてくださいお願いします



24: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 14:29:14.14 ID:QI60oQoio

提督「ではこうして縁あって 養子縁組(仮)として集った諸君
   私は君たちと一つ屋根の下で暮らせることとなり誠に光栄です。
   ぜひとも4人仲良く、助け合って「話長ーい」「演説じゃないんだから」「要点だけ話してね」


提督「……じゃとりあえず朝ご飯でも食べようか」

提督「あ、朝だからそんな手のこんだもの作らなくていいよ」

提督「でも楽しみだなー 男の一人暮らしで間宮と鳳翔さんとこ以外は3食レトルトだったもんなー」

提督「女の子3人もいたらどんなの作ってくれるんだろうなー 日ごとに交代制とか?」

提督「おやつ担当。洋風担当和風担当とか?」

提督「期待してるよ♪」



25: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 14:29:46.08 ID:QI60oQoio

文月つ 黒こげのトーストとインスタントコーヒー

村雨つ 洗ってもいない生野菜サラダとカロリーメイト

荒潮「あらぁ~ 火災警報機が」

ちょっとー!!!

提督「なに? 3人もいて誰も料理は…」

文月・村雨・荒潮「………」

マジですか



27: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 14:32:15.65 ID:QI60oQoio

村雨「食べるのは得意なんだけど…ってこのコーヒーあまーい! 砂糖いくつ入れたの?」

文月「えっとねー 溶けるだけー」

村雨「やだー豚さんになっちゃうんですけどー」

荒潮:モフモフモフ

荒潮「カロリーメートなんて優雅さの欠片もないわ」

提督「うるさい黙って食え」

文月「生のニンジン入ってる… あたし卯月じゃないよぉ」

提督「いいから食え」

食生活はなんら変わらなかった レトルトが普通に作れるだけマシな自分が4人前作るだけになった


↓ 親子喧嘩第一回  理由と3人の中で怒っている子の名前



29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/17(日) 14:34:25.16 ID:pPJRcJ9B0

文月 一人だけやたら幼子扱いされている



32: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 15:35:09.96 ID:QI60oQoio

文月は怒っていた

突然脈略もなく養子にされたことにではない

突然睦月達姉妹と別待遇にされたことにでもない

きっかけは同居を開始してから一週間
各自部屋を与えられ、一人で寝るのにも慣れてきたころ

今までさほど話す機会もなかった村雨や荒潮とも十分に仲良くなったころ

気がついてしまったのだ

自分だけやたらと頭を撫でられていることに



33: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 15:35:41.94 ID:QI60oQoio

最初は提督が一番大切にしているのが自分だからと思った。
唯一神として好意には慣れているし、好ましくも感じた。
特別なのは悪いことではない。

しかし一週間経過した時
荒潮「もぉ 文月ばっかり …荒潮も撫でてみてもいいのよ?」 と言った時

提督はちょっと照れた表情をしながらおそるおそる、そのふんわりとした髪に手を伸ばし

気がついたのはその時だ

荒潮は女性、娘として扱われている 遠慮されている

性別があまり無関係な幼子扱いなのは自分だけ

だから遠慮がなく撫でやすかっただけなのだ……



34: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 15:36:12.95 ID:QI60oQoio

「フミィ! フミィ!」 

怒りを示す警戒音を発しながら文月は考える

なぜ荒潮より子供扱いされなければいけないのか

睦月型 朝潮型どっちもガチというのは公式だと言うのに…

荒潮には負けたくない

悩んだ末、文月はドアを叩いた

コンコンコン


村雨「はいはーい?」

村雨「えっと お洒落がしたい?」



35: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 15:36:39.41 ID:QI60oQoio

村雨「うーん、お肌すごーい。下地のノリが違うわ」

村雨「じゃライン描くから目うごかさないでね」

村雨「グロスも薄く」ヌリヌリ

村雨「でーきた♪」

村雨「ふみちゅきちゃんかわいい~」


村雨先生…!! お洒落が…したいです…
と頼んで大人っぽくメイクをしてもらいました。
これで荒潮には負けないもん 司令官も遠慮してくれるかな?



36: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 15:37:13.86 ID:QI60oQoio

~夜~

文月「えっへへ しれーかーん」

文月「あたしぃ~ いつもと違うと思わな~い」

提督「お、おう…」

トコトコ近寄って聞いてみるとちょっと普段と反応が違う

提督「どうしたんだおめかししちゃって」

ちゃんと化粧にも気が付いているみたい

「おめかし」ってのは気にくわないけど天使だもの。心は広く許してあげちゃう

なによりいきなり撫でてこないあたり 

文月ちゃん的に高ポイントです



37: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 15:38:09.57 ID:QI60oQoio

提督「驚いたよ やっぱり女の子だな」

うんうん いいかんじぃ~!

文月「えっへへ」

提督「こうして成長していくんだなぁ…うう、まだたった一週間なのに将来お嫁に出す姿が脳裏を」

提督「早いよー まだ成長しないでくれー!」

文月「大丈夫だよー パパ」

提督「パパ……?」

とっても対応がお気に召したので
ちょっと早いと思いましたが司令官が喜ぶだろう呼び方にしてあげました。



38: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 15:41:16.40 ID:QI60oQoio

提督「たった一週間でパパって言ってくれるなんて……」

提督「感激だよ…」

えへへ 喜んでる喜んでる

それでも抱きしめてくるとかしないのは幼子扱いが終わった証拠
荒潮には負けないもんね!


提督「あ、そうだ。パパといえば本部に出した養子縁組(仮)の正式な認可通知来てな」

提督「これでちゃんとした家族だ!」

そういって出してきた住民票には
世帯主:提督 長女村雨 次女荒潮 三女文月 と書いてありました

「フミィ! フミィ! フミィ!」

文月は激怒した



49: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 18:46:36.62 ID:QI60oQoio

『ルール決め』

提督「全員非番の時間が取れたので話し合いをしたい」

提督「君たち3人を養子とし、同居させて一か月経過…」

提督「料理洗濯掃除等々 家事全般をなーんもしないってのはどういうことでごぜーますか!?」

村雨「ちょ 口調おかしいってば」

提督「人間、口調なんて一定のわけあるか!」



50: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 18:47:29.97 ID:QI60oQoio

提督は怒っていた。こないだの文月どころではなく怒っていた

命令とはいえ娘ができたのだ ある程度の家事はやってもらえるものだと思っていた。

しかし…

提督「料理はともかくなんで他の家事をやらないんだ!」

提督「もー 文月は服は脱いだら脱ぎっぱなし! 麦茶は飲んだら冷蔵庫にも戻さない!」

文月「だぁって~」

提督「だってじゃありません!」

提督「村雨も自分の下着だけじゃなくて他の服も洗ってください!」

村雨「はーい」

提督「一番ひどいのが荒潮! 一切なんもしない どこのお嬢様であらせられますかあなたは!」

荒潮「そっちこそどこのお母さん?」



51: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 18:48:30.68 ID:QI60oQoio

提督「というわけでルールを決めたいと思います」

提督「まずはそれぞれの当番を「ストップ」

村雨「正論だけど一方的にルール押し付けるのは違うと思うの」

村雨「同居というのは相手の希望やルールを双方が受け入れあうこと よね?」

一理あり

荒潮「は~い 提案 1人1個づつルールを決めていくというのはどう?」

荒潮「それなら平等でしょ?」

同じく一理あり



52: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 18:50:14.18 ID:QI60oQoio

提督「じゃあ言うぞ 洗濯掃除ゴミ出しは3人が分担して行うこと!」

荒潮「毎日15分はお話する時間を作ること~」
文月「お年玉は奮発すること~」
村雨「お風呂に入る時は必ず入浴中の札を確認すること」

提督「食事中に化粧をしないこと」

荒潮「お母さん候補を作る時は事前に相談すること」
文月「戸棚のお菓子を切らさないこと~」
村雨「娘の部屋に勝手に入らないこと」
 
提督「宿題はその日のうちにやること」

荒潮「エッチな本は全部捨てること」
文月「間宮に行く時は必ずおみやげを持ち帰ること」
村雨「耳のうしろまで毎日きちんと洗うこと」



53: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 18:51:12.66 ID:QI60oQoio

提督「……続けてくほど不利になる気がするのでこれでおしまい」

文月「えー アイスは箱じゃなくお高いのにするって言ってないのにー」

提督「甘えんな」

荒潮「うふふ 言った分は守ってね?」

提督「そっちもな」

村雨「あのー もう一つあるんだけどぉ」

提督「ダメダメ もう無理」

村雨「聞くだけでもー ちょっと耳貸して」


村雨「お互いがお互いを性的な目で見ないこと」ボソッ



54: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 18:51:40.76 ID:QI60oQoio

……突然父親ができたとして 

ある程度の年頃にもなれば8割は性的な心配をするだろう よく聞く話なのだから

提督「そのルールは最初っからある」

村雨「よかった♪」

文月「えー なんの話してたの~ ずるーい」

荒潮「二人だけのルール? あらあら卑怯じゃない」

村雨「全員に適応されるルールよ ねーパパ」

提督「……君がパパって言うと周囲に誤解されそうなのでお父さんにしてもらえませんか」

村雨「パパは駄目?」

提督「絶対に駄目です」

文月「あたしはパパでもいいんでしょー?」

提督「もちろん」

村雨「えー」



55: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 18:52:09.19 ID:QI60oQoio

『水族館で家族サービス』

提督「見ろ あそこにイワシの群れが泳いでるぞー」

文月「すごいね~」

提督「おお あっちにはサザエがいっぱいだ」

荒潮「あらあらおいしそぉー」

提督「なんと あそこに見えるのはゴーヤが」

村雨「……オリョール海で大変よく目撃される種類の生物です」



56: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 18:52:47.54 ID:QI60oQoio

提督「そりゃまぁ単なる乗り込み型の潜水艇稼働テストだけどさ」

提督「気分は家族サービスのつもりということで」

荒潮「私は好きよ…狭いの」

提督「おい、くっつきすぎ」

文月「これ量産すれば深海棲艦の本拠地攻められる?」

提督「潜れるのは3~400m程度 本拠地が深海の底だとそこまでは潜れない」



57: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 18:53:24.94 ID:QI60oQoio

村雨「でも海の底に基地があったらおかしくない? 空母とかどうやって出撃」

提督「だが海面にあるならとっくに突き止めることができているはずだ」

荒潮「ダメよぉ。フィクションみたいな化物を常識で捉えちゃ」

文月「…なんの話ぃ?」

村雨「ちょっと大人の話」



58: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 18:54:29.65 ID:QI60oQoio

文月「ふーん それより見て見て~ チョウチンアンコウ!!」

提督「チョウチン…アンコ…ウ?」

村雨「深海…魚?」

荒潮「あらあら この船の最大潜行深度は?」

提督「潰れるうぅううううううううう!!」

村雨「おかぁさあああああああああん!!」

荒潮「あらあら大変 死んじゃうのねー」

※チョウチンアンコウはド深海に居るイメージですが水深200m程度でも観測例が多数



59: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 18:55:03.12 ID:QI60oQoio

『将来が心配です』

荒潮がじっと地面を見ています

なにを見ているのか疑問に思ったので覗き込んでみました

バッタがアリの大軍に解体されていました


提督「怖っ!!」

荒潮「見てたの?」

荒潮「怖いわよねぇ 圧倒的多数に囲まれて捕まって生きたまま解体されるの」

荒潮「なんだかB級映画見たくなっちゃった」



60: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 18:56:07.91 ID:QI60oQoio

提督「そのー 荒潮は映画とかよく見るのか?」

荒潮「見るわよ~ 今も借りてるのがあるの 一緒に見る?」

提督「どういうタイトル?」

荒潮「ファニーゲームとねこタクシー」

提督「極端っ!!」

ひょっとしたら今がこの子の分水嶺なのかもしれない

のほほんとした雰囲気を伸ばしてこのままゆるふわお嬢様系に育つのか

はたまた不気味な部分が増殖してしまい猟奇系統になってしまうのか



61: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 18:56:35.35 ID:QI60oQoio

これを決めるのはやっぱり

そう、映画や漫画でダークサイド堕ちしそうなキャラクターを救うのは

愛!!

スパイダーマンしかりマクロスしかり

親としてここは…もうがんばるしかない

提督「どうしたんだい 太陽みたいに笑う きみはどこだい」

荒潮「……?」

提督「つらいときはいつだってそばにいるから」

抱きしめながらとりあえず浮かんだそれっぽいセリフを言ってみた



62: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 18:57:04.10 ID:QI60oQoio

荒潮「いつだってそばにいるから?」

荒潮「私相当しつこいけど、耐えられるのかしらぁ」

おや?

荒潮「いつだって いつだって いつだって うふふふふ」

あ、愛が重いタイプに育つ危険性もあったのか!?

荒潮「そういえばミザリーも借りてたんだった 一緒に見ましょ?」

……美人なミザリー それはそれで需要が



63: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 18:58:42.08 ID:QI60oQoio

↓  養子縁組に反対する艦娘が現れた!  誰かとその理由



64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/17(日) 18:59:44.74 ID:TbiXOMRXo

長門
提督だけずるい



67: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 19:25:18.43 ID:QI60oQoio

長門「我々は~ 養子縁組(仮)制度に~ 反対する~ 者達である~」

陸奥「今すぐ~ かわいい~ 駆逐艦達を~ ねぇもう帰っていい?」

長門「馬鹿っ 複数いないと抗議団体にならないではないか!」

なんか窓の外でビック7が騒いでる

5500t級の比じゃなくうるさい

長門「お前らは完全に包囲されている~ 今すぐ大人しく~ 出てきなさ~い」

こんな人だっけ…



68: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 19:25:52.68 ID:QI60oQoio

提督「疲れているんじゃないか? 休暇でもとるか?」

長門「出てきたな 要求は一つ。今すぐ養子縁組(仮)をやめあの子らを解き放て あの子らは駆逐艦だぞ」

提督「黙れ長門! 彼女らは可愛いわが娘だ」

長門「娘? 所詮他人 どんな事情で子供が戦っているのか聞いたのか お前に駆逐艦を救えるか」

提督「わからぬ。だがともに生きる事はできる」

長門「そうか…」



69: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 19:27:43.22 ID:QI60oQoio

長門「だがそんな羨ましい制度を認めてたまるかー!!」

提督に掴みかかろうとするビック7の剛腕
しかしその腕は3人によって阻まれた

文月「パパに乱暴しちゃーだめー」

荒潮「ビック7の力でも 3人寄れば文殊の力よ」

村雨「それちょっと違う…」


長門「……そうか。もう3人は駆逐艦である前にお前の娘となっていたのだな」

長門「無粋なことを言った 陸奥帰るぞ」

長門「…もういない…か さみしいな」



70: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 19:29:02.14 ID:QI60oQoio

提督「っていうかお前成人してるよな?」

長門「ああ だからなんだ?」

提督「だったら申請すれば養子縁組(仮)の親側になれるじゃん」

長門「……は?」

長門「本当…か?」

提督「孤児に経済力のある親を与えるための制度だからな」

提督「戦艦ともなれば1人くらいなら許可…っていうか義務になんじゃない?」


一週間後

長門はママになった



77: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 21:48:40.56 ID:QI60oQoio

再開

提督買い物中

提督「3連プリンかぁ… 懐かしいな」

これ2個目までは食べるんだけど飽きて最後の1つが賞味期限ギリまで残るんだよなぁ

と、言ってもそれは一人暮らしの時の話

今は娘が3人もいるのだから余るわけはない…と買い物かごの中に入れようと

まてよ……



78: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 21:49:07.50 ID:QI60oQoio

自分だけ食べないと余計な気を使わせてしまうのではないか?

文月(え~食べないのぉ そっかー3つしかないもんねー)

荒潮(あらあら 養子の分際で自分たちだけ食べるなんて~)

村雨(そういうの本当に困るんですけど… 気まずい)

なんて微妙な思いをさせてしまうかもしれない

では2つ入りを買えば6個だから十分!

まてよ……



79: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 21:49:37.52 ID:QI60oQoio

自分が一つ食べたとして残りは5つ 娘は6人

文月(最年少が我慢するとこかなー 甘いもの好きなのにー)

荒潮(困ったわねぇ… 二個目に手を伸ばしていいものか)

村雨(誰も二個目に手をつけなかったら余ったのはどうすれば…)

と思うかも

ええい、いっそ3つ買えば9個 それなら!!

まてよ……



80: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/17(日) 21:50:27.67 ID:QI60oQoio

結局割り切れる数になるまで3連×4つ 計十二個買った

荒潮「芦屋ぷりん以外口に合わないのよねぇ~」

村雨「そこまではいかないけどちょっといいの…180円くらいのが最低限かなぁ」

1つも食べないのかよ!!

文月「わぁ~ プリンた~っくさん 食べていい?」ワクワク

天使だ…


すげぇ 12個全部食べちゃった



84: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 11:17:03.93 ID:GRt2Ktqko

再開 あらすじ

いろいろあって文月・村雨・荒潮というまとまりのないメンツを養子縁組した提督
引き取って生活することになりました
最初は遠慮してくれたところもありましたがいつの間にか力関係は逆転していました。

要は女性と同居したらあっちのルールを押し付けられて大変という話



85: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 11:17:32.07 ID:GRt2Ktqko

『家庭内裁判』

荒潮「では被告人前へ~」

裁判官が許可すると被告人である私は前へ進む

荒潮「では検察官 起訴文を読みあげてくださ~い」

文月「は~い」

文月「容疑者であるパパは、今朝洗濯機に入れたあたしのブラジャーを盗んだ疑いです」

文月「欲しいなら一つくらいあげたのに」

「異議あり!!」



86: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 11:17:58.07 ID:GRt2Ktqko

荒潮「弁護人は異議があると~?」

村雨「はい 被告人はこれまで海軍提督として非常にまじめな働きぶり」

村雨「また急に娘が3人できるというトンデモ展開でも下心はまだ起こしていない」

村雨「非常に信頼のおける人物だと思われます」

荒潮「検察官はどう思いますか?」

文月「秘書艦をつつく前科がある人はまじめじゃないとおもいま~す」

荒潮「セクハラ前科うん百犯ね~」

「異議あり!!」



87: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 11:18:46.33 ID:GRt2Ktqko

荒潮「弁護人は再度の異議があると?」

村雨「盗むのなら文月ちゃんのではなく村雨のちょっと大きいのを盗むと」

提督「異議あり!!」

荒潮「弁護人を通さない発言はできませーん」

文月「では求刑しま~す 検察官の求刑は……懲役1日。今日は一緒に遊ぼ~」

やっぱ天使だ…

荒潮「求刑って『参考意見』なだけで裁判官が従う必要はないの」



荒潮「子供のブラを盗むなんて~ 青葉さんへの情報開示を言い渡します」



88: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 11:19:52.20 ID:GRt2Ktqko

その後「けれどもその判決は2年間猶予する」との温情執行猶予はあった

村雨「2年間なにもやらなければ新聞には載らないからね」

文月「やばかったねー 執行猶予付いてよかったよー」

荒潮「反省しなさ~い」

ところで文月ブラってそもそも存在自体しているのか
 
判決を受けながら提督はそんなことを考えていた



89: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 11:20:26.71 ID:GRt2Ktqko

『クローゼットが浸食されてきた』

クローゼット
海軍提督として命の次に大切な制服×7ケが収納されてある収納。

その他の私服はさほど持ち合わせていないためかなりの空きスペースが……あれっ?

なんか空きスペースがなくなって女もののコートやジャケットが

容疑者を問い詰めてみると

村雨「だって~ 冬物収納するスペースにいいかなぁ~と」

悪びれもしない



90: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 11:21:09.26 ID:GRt2Ktqko

そもそも服持ちすぎ。女しかいない鎮守府でおしゃれに気をつかってどうするんだ

と聞くと呆れたような表情で

村雨「誰かに見せるためにおしゃれするわけじゃないんですけどー」

……うん。わからん

村雨「よーし わからせてあげましょー」

というわけで服屋に連行される

村雨「ジャケットがこれで~ パンツはこの形 ベルトなに色持ってる?」



91: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 11:21:52.43 ID:GRt2Ktqko

あっちはご機嫌
こっちは着せ替え人形

よくある展開で少女漫画だと楽しいシーンなんだけど…
「彼氏さんですか?」って店員が言ってくる系統の

楽しくねぇからこれ!!
あと服屋の店員が2人で来てる客にそんな話することめったにないから!!

いちいち感想言わなきゃいけないの疲れるから!!

あと選ぶのなげぇ!



92: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 11:22:28.27 ID:GRt2Ktqko

結局。センスはいいんだろうけどお値段もいい服を買わされて
選んであげたご褒美としてあっちの服も買わされて

いざその服をクローゼットに入れようとしたら…

村雨「えー そしたら村雨の冬物どこに入れればいいの~」

知りません

こうなったら他の2人に救援を…

荒潮「うふふ お洋服入れる場所なんて余らせるわけ」

文月「あたしだって睦月型お洒落好きの4天王なんだからー」

どちらもいっぱい

結果「軍服は執務室に置いとけばよくない?」との意見が多数決で採択されました。



93: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 11:25:41.20 ID:GRt2Ktqko

夕方くらいに再開。それまでに安価がついてれば


三人のうち一人が養子縁組(仮)を解消したがりだしました。

誰が↓ その理由 ↓×2



94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 11:33:08.20 ID:gHKof5v00

例によって文月



96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 11:34:42.89 ID:W8zIegpNO

お嫁さんにしてほしい



103: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 18:34:57.15 ID:GRt2Ktqko

文月「……」ボケー


最近文月の様子がおかしい

以前は家に帰るとニコニコしながら擦り寄ってくるし

頭を撫でようとすると最初は「子供扱いして~」と怒るが最終的には喜ぶ

いつも明るく、舌っ足らずな声もあいまって天使と呼んでも過言ではない

それが最近は…

文月「……」
あんまり喋らない

それとなく村雨に聞いたがわからないとのこと

ある日学校から帰ったら途端に沈むようになったという

お父さんになってもう3か月
子供(荒潮以外)の考えていることは分かるつもりだったが…



104: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 18:35:45.70 ID:GRt2Ktqko

よし、ここは子供と向かい合ういい父さんっぷりを見せてやる
と、言うわけで夕飯時。それとなく聞くとその口から出てきた言葉は

文月「言われたの 足柄さんに」

なにぃ 教える立場の奴が? なにを言った?

文月「あたしは娘だからパパと結婚できないって」

「ブーッ」飲んでいた味噌汁を荒潮の顔面にぶちまける。
あいつなんてことを…

文月「だから養子縁組(仮)をなしにしてほしいの」

「ブーッ」息を整えるため口に含んだ麦茶を今度は村雨にブッかける。
ちょちょちょ



105: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 18:37:00.87 ID:GRt2Ktqko

結婚制度の話は言うなら荒潮と油断していたが…予想はしていた

他の鎮守府でも起こっていることだからだ

どういう改造か洗脳かわからないが提督に愛情を向ける子ばかりな艦娘たち(例外あり)
同居を始めたら結婚(ガチ)を意識しだす駆逐艦がいても不思議ではない

お隣の鎮守府なんて養子縁組の指定が如月と夕雲と時雨だったらしく
同居一週間で大変な修羅場に…じゃなくて

養子縁組(仮)は上からの命令だから解消されたら査定が
…じゃなくて

村雨「なしにしたらまた兵舎に戻るんだよ?」

村雨「そんなの村雨は寂しいよ 文月ちゃんも寂しいでしょ」

おっナイスフォロー

文月「やなものはやなのー!」

あ、だめだ理屈通用しないモード



106: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 18:38:00.32 ID:GRt2Ktqko

文月「特別だから他の人がとっちゃだめなのー」

そう言って物は投げるしわめくし騒ぐし
ああ、こういうシチュエーションは反抗期までとっておきたかった
そしたら無言で抱きしめるって決めてたのに

文月「フミィ! フミィ! フミィ!」

荒潮「えーとね~ 養子縁組(仮)なら結婚はできるわよ~」

ピタッ

止まった

荒潮「(仮)は軍にだす申請だから 婚姻届けを受け取る市役所の決定を拘束なんて」

文月「…そっか」



107: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 18:38:32.35 ID:GRt2Ktqko

文月「抱っこ~」ベタベタ

文月「あせっちゃってごめんね~」スリスリ

文月「わーい」ホッペチュッ

提督「なんでそんなこと知ってるの?」

荒潮「聞いたのよ」

提督「…どうして」

荒潮「うふふふふふふ」



108: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 18:40:51.04 ID:GRt2Ktqko

>>70の続き
養子縁組(仮)で子供を迎えた長門ママと子育ての苦労話をする

長門のとこには誰が養子に来たか ↓ 



109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 18:41:09.25 ID:XhTbJHZio

島風



116: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 19:57:16.52 ID:GRt2Ktqko

in鳳翔さん居酒屋

長門「んもー 聞いてくれ提督よ」

長門「あの後すぐ。全ての戦艦&空母に孤児の駆逐艦を養子縁組(仮)するか寄付をするか
   どちらかを選択するよう通達が」

長門「養子縁組(仮)に○をつけ。その下に熱望する と書いた」

『孤児に愛がある家庭を与える』
『人はただパンを与えていれば育つのではない』
『社会全体で恵まれない者を育てよう』

長門「その志には感銘を覚えたし、幼い駆逐艦達が親の愛を知らないのには心を痛めていた」

長門「だからあの子を迎える時も最大限の愛情を注いだつもりだったのに…」

長門「ちっとも懐いてくれない…」

そう言って生中(生搾りグレープジュース)のジョッキを置き、戦艦長門は泣き崩れる



117: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 19:57:57.40 ID:GRt2Ktqko

長門「一か月も経つのに話しかければうっとおしそうな顔をする」

長門「料理を作っても食べないでインスタント食品ばかり」

長門「遊びに連れて行こうとしたら「ハァッ?」って言われた」

長門「どうしたら提督のように仲が良い家庭を構築することができる」

長門「連合艦隊旗艦の指揮能力を持ってしてもわからんぞ」

……事態はかなり深刻な状態を迎えている模様
まぁ相手も難易度高レベルだもんな

とりあえず慰めよう



118: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 19:58:40.41 ID:GRt2Ktqko

提督「自分の場合は謎の提督補正あるから」

提督「いきなり小学校高学年くらいの娘迎えて懐かせるとか至難の業よ?」

長門「…陸奥はうまくやってるもん」

あの人器用そうだし、養子縁組(仮)したのが潮だし

提督「そもそも島風って前から協調性ない」

長門「うちの娘を悪く言うな!!」

提督「ごめんごめん えーと。ほらまだ一か月」

長門「陸奥はもう一緒に遊びに行ったり、着せ替え人形にしたり楽しくやってる」

長門「私は碌に口も聞いてもらえない」



119: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 19:59:35.65 ID:GRt2Ktqko

提督「じゃほら。いい面も見よう」

提督「同居には応じてくれてるんだろ? 本当に嫌なら出て行くって」

長門「元の部屋は封鎖されたし、行く場所がないだけだ」

提督「家庭内暴力をふるうわけじゃないし」

長門「この長門に暴力?」

提督「あっちも戸惑ってるんだよ」

長門「普段と同じ。連装砲ちゃんとばかり会話している」

長門「私ももっと抱っこしたりナデナデしたりしたかったのだぞ」

……なんかイライラしてきた



120: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 20:01:25.27 ID:GRt2Ktqko

提督「ねぇ。なんだと思ってんの? 養子縁組(仮)のこと」

長門「…駆逐艦が自分の子供になってくれる」

提督「そこからしておかしいよね? さっき『孤児に愛がある家庭を与える』に
   感銘を覚える と言ったよね?」

提督「なんでそれで 『着せ替え』とか『抱っこしたい』とかが第一に来るの?」

長門「え、ええと…」

提督「子育てって無償の愛よ? 金ばっかかかって反抗されて成人したらあっさり出てく。老後面倒みるかなんて不明」

提督「懐いてくれない? 人に懐かないのが個性と思えないならやめっちまえ!!」

長門「そこまで言うか!? …表出ろ!」



121: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 20:02:34.45 ID:GRt2Ktqko

あれれれれ 

なんで慰めるつもりが一触即発の殴り合い前の感じに

こんなつもりじゃなかった っていうか長門と殴り合いしたら……死ぬ

やばい どうすれば… 

などと どこで土下座するか考えていると

鳳翔「落ち着いてくださいね」

鳳翔「まず提督。女性に対して言葉が過ぎます」

提督「…はい」

鳳翔「長門さんも図星の部分があるのだから頭に来たのでしょう?」

長門「……ああ」



122: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 20:03:35.82 ID:GRt2Ktqko

鳳翔「でしたら2人ともごめんなさい して島風ちゃんと仲良くなる具体的なお話をしてください」

提督「すまなかった」

長門「こちらこそ 申し訳ない」

提督「島風は自分のところによく駆けっこのお誘いに来た 競争を仕掛けてみるのはどうだ」

長門「ああ、明日試してみる」

提督「……っていうか鳳翔さん 先生って呼んでいいですか?」

長門「なぜか素直になってしまうその声のトーンと態度 勉強させてくれ」

提督・長門「「あなたこそベストオブお母さんだ!」」



123: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 20:06:46.69 ID:GRt2Ktqko

「私…まだ未婚の」

なぜか俯いてしまった鳳翔さんの様子を伺っていると

文月「ねぇ まだお話終わらないの~?」

荒潮「あらぁ~ ちょうどお酒も飲みきったいいタイミング」

村雨「はいお勘定。 もう門限でーす。帰るよ!」

娘たちが迎えに来た。

長門「勘定は私が払うよ。今日はいい話を聞かせてもらった」

そう言って羨ましそうにこちらを見る長門の目には普段の自信が戻ったような気がした。


翌日。島風と追いかけっこをして兵器庫に突っ込んだ彼女が
夕張と明石が嘔吐するレベルの損害を発生させるとは…



124: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 20:09:52.05 ID:GRt2Ktqko

独身→3人の子持ちとなってしまい
提督が不満に思っていることは ↓



125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 20:11:05.60 ID:GWWuJD/Do

奥さんもほしーなー



130: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 20:38:01.00 ID:GRt2Ktqko

「奥さんもほしーなー」

文月「えっ」

荒潮「えっ」

村雨「えっ」

提督「あっ」

提督「……単に何気なく口から出ただけだからね。特に予定ないからね」

提督「ほら ご飯食べてる時に『お腹すいた』とかなぜか口に出ることあるじゃん」

提督「あんな感じ」



131: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 20:38:32.78 ID:GRt2Ktqko

その場はそういった言い訳で収まったと思う

でもそれ以降

提督「イデッ」

提督「ギヒィ」

提督「アフン」

提督「グフッ」

自分が適齢期の女性(主に重巡以上)と会話していると文月と荒潮が攻撃してくるように…

足踏んだり、蹴られたりでアザと打撲だらけです



132: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 20:39:05.55 ID:GRt2Ktqko

提督「うーん 痛いよ~ 痛いよ~」

村雨「はいはーい いい大人が泣きごと言わないのー」シップペター

村雨「今回のことはパパが悪い」

提督「前にも言ったけどパパ呼び止めてったら」

村雨「提督LOVE勢の娘の前で奥さんが欲しいなんて」

村雨「宣戦布告と言っても過言じゃないわねー」

文月も荒潮も独占欲が強い傾向がある 今後の教育課題だ



133: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 20:39:46.37 ID:GRt2Ktqko

村雨「で、どうなの? お母さん候補とか なんなら村雨がお話聞いちゃうよ~」

提督「……ちょっといきなり娘が3人できたと思ってください」

村雨「えー そんな年じゃないってばー」

提督「いいから思って 例えば夕立・春雨・五月雨がいきなり娘になったとします」

提督「そのてんやわんやの時に男性からアプローチを受けたらどうする?」

村雨「相手の収入とお互いの相性を確認する」

提督「それはそうだけど」

提督「そんで娘3人の中で結婚を嫌がる子がいたら」

村雨「……なーるほど」



134: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 20:40:32.89 ID:GRt2Ktqko

文月「あー こんなところにいたー」

荒潮「密会? あらあら。私の番はまだぁ?

提督「げ」

最近、目の届かない所に居るだけで責められる感がひどい


提督「というわけなので再婚は予定がありません」

村雨「じゃあ高雄さんとか愛宕さんが裸で迫ってきたら」

提督「んなもんありがたくいただきます」

うふふふふうっ あはははっ!

あっ

このあといっぱい戦争(一方的した)



135: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 20:42:53.81 ID:GRt2Ktqko

荒潮を秘書艦にしてツンツンしてたらだんだん笑い声が怖くなってきた
これホラー映画の演技ではないのか

養子縁組(仮)の荒潮と提督が二人でお出かけ その場所は↓



137: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 20:44:15.24 ID:a6yVHt4jO

ちょっとオシャレなカフェ



138: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 21:50:38.25 ID:GRt2Ktqko

提督「エスプレッソとキャ キャラメルマキマキアーテとアサイーボウルを2つください」

いかん
普段居酒屋と間宮しか行かないし
士官学校は男子校
こういうオサレなカフェは居心地が悪いというかアウェーというか初体験

アートギャラリー? なんでカフェの壁一面に絵が飾ってあるの

S? T? G? いかん記号の意味がわからん

ソロとドッピオ……だと?

「ラテアートのデザインは」 ラテアートって自動車の名前か?



139: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 21:51:20.59 ID:GRt2Ktqko

荒潮「マキマキアーテ… うふふふふふふ」

提督「笑うな」

つ、疲れたぁ

どっか連れてけという荒潮の言うとおり
まず喫茶店に入ったらライフゲージ破壊寸前まで持ってかれた っていうかここどこだ

鎮守府に間宮以外飲食店があったのか

荒潮「神戸生まれのお洒落で華麗な艦娘限定 隠れ家的カフェよ~」



140: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 21:51:55.60 ID:GRt2Ktqko

そう言われてみるとあそこで本を読んでいるのは伊8
飛鷹と神通がグリーンティを飲んでいる
瑞穂や瑞鶴・榛名と店員もどことなく洒落っ気が

おや入ってきたのは足柄加古衣笠……
「「「とりあえず生中で!」」」

熊野「航巡になれない重巡は立入禁止! 何度言ったらわかりますの!!」

経営者



141: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 21:52:23.88 ID:GRt2Ktqko

荒潮「重巡ってなんで体育会系が多いのかしら~」

提督「ところで…」

提督「その『あーん』ってするのやめない?」

荒潮「え~ いいじゃないの~」

こちらをからかうような視線を向けてくる
荒潮には好かれているのはわかるが敬意が感じられない

こう小型の龍田とか陸奥を相手にしている感覚…
どこかしら下に思われているような…



142: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 21:52:52.66 ID:GRt2Ktqko

提督「よし。いい機会だ。じっくりと話をしよう」

提督「具体的に言うとコーヒー1杯で600円も取られるショバ代分」

荒潮「スリーサイズが聞きたいの?」

提督「朝潮型幼児体型がそういうこと言わない」

荒潮「じゃあファーストキスの相手?」

提督「だから……なに? もう経験? ま、まだ早い」

いかん ペースが握れない



143: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 21:54:01.19 ID:GRt2Ktqko

今からこんなでは反抗期が来たら叩きのめされてしまう
ましてや改二が来て朝潮レベルに育ったらえらいことに

えーと親娘の会話 親娘の会話 

提督「12.7cm連装砲★max と10cm連装高角砲どっち載せたい?」

ってちがーう

荒潮「……」

荒潮「あははははははははははははは お、お腹痛い…」

荒潮「ふふっ」

荒潮「そういうところ 好きよ」

はぁ

そのあとやたらご機嫌だったので手をつないで帰った 



144: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 21:55:14.03 ID:GRt2Ktqko

3人に料理を教えましょう
メニューは  ↓



145: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 21:58:11.96 ID:nxE/1zEmo

シチュー



150: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 23:13:07.98 ID:GRt2Ktqko

提督「文月はシチュー 村雨はお子様ランチ 荒潮はお味噌汁」

提督「では順番に教えるから」

文月「待って。あたしたちに作らせて」

村雨「練習した ちょっといいとこみせてあげる♪」

荒潮「お味噌汁が飲みたい? うふふそれって」

教えるつもりだったが任せてみるか?
娘の手料理。父にとっては最大の喜び



151: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 23:14:00.06 ID:GRt2Ktqko

文月「あたしだって市販のルーを使えば結構できるんだから!」

そう思ったのは30分前 たまねぎを薄切り…というのはかなり難しかった
しかも……追い打ちをかけるように豚肉が焦げだす

まいったな~ 先に焼いたのが失敗だった
焦るんじゃない。市販のルーで作るだけなんだ。

ああ…情けない。じゃがいももニンジンも大きさがバラバラ。
切りなおす~? いやいやもう煮ださないと間に合わないよ~

きっとカレーみたいにルー入れて煮込んだらいい感じに…
ええい! 入れちゃえ!



152: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 23:14:37.56 ID:GRt2Ktqko

村雨「お子様ランチっ……私の外見ではもう頼めない課題」

村雨「だが誰が作ってはいけないッつッた」

村雨「暁よ 君のいる場所は私はすでに6年以上前に通過しているっ!」

チキンライス ハンバーグ プリン エビフライ 唐翌揚げ フライドポテト

綺羅星のように輝く食材…! 冷凍食品を重ね合わせっ…!!

お子様ランチは 創造れるんだ!!!



153: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 23:15:04.61 ID:GRt2Ktqko

ガリュン ガリュン ガリリリリリリ

チェーンソー……荒潮さん、どうして味噌汁にチェーンソーが

荒潮「うふふふふふふふふふー!」 豚の背骨を切り刻んでいく

そして中から出てたのは

間宮「脊髄!」

提督「知っているのか間宮さん!」

間宮「はい 日本ではなじみのない食材ですが韓国やフランスでは比較的ポピュラー」

間宮「ああ なんとそれをスッポンのスープに入れて」

間宮「そこに豚肉ととニンニクの芽を味噌で炒めたものを…入れたぁー!」

提督「こ、これを味噌汁と言い張る気かー!」



154: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/18(月) 23:15:53.74 ID:GRt2Ktqko

全部食べたら服がはじけ飛んだ。

提督「えーと まずシチューを作る時は具の大きさを揃えましょう」

文月「は~い」

提督「あと冷凍食品を使うのはいいけれどチキンライスくらい自分で炒めること」

村雨「フランべならオーケーよ」

提督「味噌汁は砂抜きしたあさりにダシ入り味噌使えばだれでもできる」

荒潮「仕方ないわね~」

ちゃんと教えておかないとお嫁にやる時に恥かくからね
そんなことを思いながら教え、作ったみそ汁はなんか普段よりしょっぱい味がした



165: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/19(火) 23:44:00.63 ID:grIdqteko

『動物を拾ってきてしまった』

提督「だって?」

文月「うん」

別に鎮守府内でペットは禁止されていない。

実際にペット飼ってる子もいる 朧とか
ただ遠征などで世話ができないから飼わないケースが多いだけ

普段相手をいかに撃沈させるか、という情操教育には最低の環境だからこそ
ペットを飼わせて命の大切さを教えるのもいいだろう

だけど一度飼ったら最後まで面倒をみなくてはいけないこと
おもちゃと違うこと
責任を持たなければいけないこと

教えなければいけないことは山のようにある



166: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/19(火) 23:44:27.16 ID:grIdqteko

提督「ちゃんと餌やりもトイレも世話をするな?」

文月「するよ~」

提督「ペットにかまけて遠征任務などをサボったりしないな?」

文月「その時は誰かに預ける」

提督「飽きたからと言って捨てないな?」

文月「絶対に捨てるなんてしない」

提督「食費は自分のおこずかいから出すな?」

文月「ええ~ …うん。毎日のおやつを我慢するよ~」



167: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/19(火) 23:45:13.46 ID:grIdqteko

提督「よろしい ところで犬? 猫?」

文月「違うよ~ かわいーの」

イ級「イキュー」

文月「イ級の幼虫?かなー ちっちゃ~い」

提督「……なに食うんだ」

文月「え~とね~ 魚あげたら食べた」

提督「そっか~」

突然養子が義務化される世界だ 
この程度では驚かんぞこの程度では



荒潮「飼っていいかしら」つヲ級

それペットちゃう! 捕虜や!



168: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/19(火) 23:46:23.60 ID:grIdqteko

『家庭内裁判part2』

荒潮「では検察官どうぞ~」

村雨「被告は同期提督との飲み会と称して合コンに行くという行為を犯しました」

村雨「証人前へ」

文月「フミィ! フミィ! フミィ!」

村雨「極刑を望む? おっしゃる通り死刑を求刑しまーす!!」

まってくれ違うんだ。本当にただの飲み会と聞いてたんだ。

村雨「ちなみに戦果はどうだったの?」



169: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/19(火) 23:47:09.07 ID:grIdqteko

提督「えーとね。他の提督4人とね 『国家公務員です』と言ったら全ての女性が食いついてきてね」

村雨「ほうほう」

提督「『全員軍の制度で3人の子持ちです』と言ったら女性5人中4人が
   突然彼氏持ちだけど今日は無理に誘われた設定になった」

荒潮「独身女性としては当然の反応ね~」

提督「暁・清霜・時津風養子縁組(仮)提督は 『母親を作ってやりたいのに』と泣いていた」

村雨「残り一人は?」

提督「自分も×2で子供4人と告白」



170: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/19(火) 23:48:05.99 ID:grIdqteko

そのあと、暁・清霜・時津風養子縁組(仮)提督とやけ酒を飲んだ
という話をしていたところ同情してくれたらしい。

判決は死刑の所を減免して私刑で済んだ

でも執行猶予中だったから青葉にはチクられた

翌日の一面は
『司令官 結婚相手急募!!』だったのは納得がいかない。



179: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/20(水) 20:20:49.58 ID:DqrfRnnGo

『義理の親族との付き合い 睦月型版』

そういえば正式に挨拶をしていなかったので

一応親類(仮)になっているのだし と全員揃ったタイミングで睦月型の部屋に行こう
と、文月に言ったところ首を横に振られた

提督「なんだ パパと一緒に居る所を仲間に見られたくないのか?」

一足早い反抗期!?

親離れできてない子供だと思われるのは嫌! ってころ自分にもあったなー

確か中1くらいから…

提督「成長したのね」



180: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/20(水) 20:21:20.77 ID:DqrfRnnGo

文月「そういう感じじゃないよ~」

あれ、違ったか

文月「自慢するようになるのが嫌なの」

文月「あたしだってお父さんとかお母さんがいる子羨ましかったもん」

……

いつの間に他人を気遣えるようになったんだろう

提督「やっぱり成長したのね」ナデナデ


文月「うぅ~ ナデナデしちゃや~ 子供扱いしないでよ」プンスカ

あ、成長の部分が嫌なとこにも出てた。



181: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/20(水) 20:23:22.62 ID:DqrfRnnGo

『ながもん家と合同で』

長門「ハイキングに行かないか?」

提督「いいよ」


それを気軽に受けてしまったこと…それが過ちだったのです

長門の言うハイキングを舐めていた
切り立った崖や急な斜面を登り、時には道なき道をロッククライミング……

これ山岳訓練や

文月は「疲れた~ おんぶ~」というが無理だ。おんぶして登れる行程ではない

荒潮は珍しく余裕がない
泣いたり笑ったりできなくされた訓練後の顔をしている。

村雨に至っては汗でメイクは全て流れ落ち、自慢の髪はボサボサ
写真を撮ろうとしたら夜叉のような眼で睨まれた

自分も足がガクガク。腕は痙攣しこのまま生きて帰れるかも定かではない



182: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/20(水) 20:24:25.69 ID:DqrfRnnGo

島風「おそーい はやくー」

長門「はっはっはっ まてまてー」

いつの間にか仲良くなってよかったけれど今はそんなことは問題ではない

いかに生きるかだ

最初のほうで幅5mはある深い谷があった時から嫌な予感はしていたんだ
あれデッドクリフでスタローンが跳んだやつや

村雨「それクリフハンガー…」
そうだった

当然渡れないから引き返すのかと思ったら

「大きい谷があるな」と言った直後。人間を掴んで谷の向こう側まで投げ飛ばすとか…
最初に文月が投げられた。次は村雨次荒潮で島風最後が自分。
163キロ出てた

おかげで長門が居ないと帰れない でも長門は引き返す気がない



183: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/20(水) 20:24:51.37 ID:DqrfRnnGo

荒潮「うふふふふ 天は我々を見放したわ~」

……雨が降ってきた

長門「よし そろそろ飯にするか。大潮から帽子は借りておいた」

長門は米を炊き始めた

提督「あの…長門…さん。日帰りのはずではなかったのですか」

長門「ははは そこに山があるからな」

島風「レトルトカレーあったまったよー」

長門「おい、まだ米を炊き始めたばかりだぞ」



184: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/20(水) 20:26:10.42 ID:DqrfRnnGo

長門「腹も膨れたし寝るか」

長門「ほらシュラフだ 3つしかないからな。私は島風と入る」

だから日帰りのはずでは… ん?

ちょっとまて 2人で寝袋1つとかどんだけ密着させる気だよ

文月村雨荒潮 誰と入れば…

一番無難なのは文月だろうが「また子供扱いして」と怒りそう

荒潮は……なりは小さいけど朝潮型きってのおませさん。密着するとなにをしでかすか

村雨はDカップだから論外

誰を選んでも角が立つ。ここは子供たちの自主判断に任せて……

と、思っていると文月と荒潮が同じシュラフに潜り込む

そうか村雨とか 持てよ…俺の理性



185: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/20(水) 20:26:42.75 ID:DqrfRnnGo

村雨「じゃ寒いと思うけど耐えてね」

えっ 
入れてくれないの?

村雨「2人も入るとか子ども同士じゃないと無理なんですけど~」

そらそうか

よく見ると長門も入りきらず島風に追い出されていた。

その日は地べたで眠った。
翌日、体のあちこちが痛い中の下山は本当に 本当に死を覚悟した。



187: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/20(水) 22:00:04.89 ID:DqrfRnnGo


『提督出張中』  >>22のため3人は料理ができない設定


鳳翔「というわけで私が皆さんのご飯をお作りすることになりました」

どうも私、航空母艦鳳翔です。

今週の提督は本土に出張で不在。
自分がいない間のことを…と頼まれたので本日は私が提督のお宅にお邪魔し、家事をすることになりました。

女の子3人も。それも大きい子もいるのに
まったくあの方も心配症ですね。いいお父様です。きっといい旦那さまにもなるので……コホン

まぁせっかくご用命を頂いたのですから。
3人にはお料理の教授でも致しましょう。

女の子ですもの。料理を作りだしたら手伝いに来るでしょうからその時に…

文月←ペットと遊んでる
村雨←化粧してる
荒潮←ペットで遊んでる

鳳翔「三人とも!! そこに正座なさい!!」



188: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/20(水) 22:00:33.30 ID:DqrfRnnGo

鳳翔「えーと、普段だと料理はどなたがされているのですか…?」

文月「パパ」

鳳翔「手伝ったりは…」

村雨「ネイルにひっかかかるんですよ~」

鳳翔「せめて食器を並べるとか」

荒潮←渾身のお嬢様顔

鳳翔「料理を覚える気は…」

「「「ない」」」



189: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/20(水) 22:00:58.91 ID:DqrfRnnGo

ええ 致し方ありませんね

やるときはやるのです

叱るときは叱るのです

キレる時はキレるのです

毎日毎日働いてる片親に 仕事が終わって疲れてる人間に

「夕飯まだー?」 「飯が手抜きじゃない?」 「これスーパーの総菜じゃん」

はぁ?

聞いてる暇があったら手伝えよ!!!!!!!!!

毎日3食作るのがどれだけ大変と思ってるんだよ!!!!!

許さない



190: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/20(水) 22:01:34.36 ID:DqrfRnnGo

提督「ただいま~ いやー。修羅場の提督の愚痴聞いてたら疲れたわー」

提督「いや、本土の会議なんて退屈でしょーがないね。ホント」

提督「ん? なんかいいにおいするけどどうしたの?」

3人「ワタシタチガ ツクリマシタ コレカラモ ガンバリマス」

提督「手料理!? 本当に!? しかもそこそこおいしい!!」

3人「ホーショー ホーショー ホショサンニナライマシタ」

提督「嬉しいなぁ」

提督「やっぱりあの人は最高のお母さんだよ」

3人「ケッコンスルナラ ホカノヒトニシテクダサイ」



201: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:38:16.84 ID:vlUNImlPo

『最近子供たちの様子がおかしいんだが』


文月「え~とね~ 間宮アイス2つ!!」

頼んだのは同じ味なのに

文月:ペロペロペロ ペロペロ

文月「一口もらっちゃった えへへ~」

両方舐めてから片方を渡してくる



202: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:38:51.19 ID:vlUNImlPo

荒潮「こしょこしょ~」

膝枕で耳掃除をしてくれた。
その後、自分もしてほしいと言われたので

荒潮「別に汚いだなんて思わないわよ~」

綿棒を交換しようとしたら止められた

箸や爪切りでも同じようなことがあった。



203: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:39:20.45 ID:vlUNImlPo

どういうわけだか…
いや、理由はわかっているのだけれど

最近、文月も荒潮も自分と同じものを使いたがってくる傾向がある

所有権を主張してくる傾向がある

すこし不味いと思う

なんかこう 付き合い方変えた方がいいのかねぇ?

村雨「急に距離置いて刺激すると本当にそういうことになっちゃうよ」

村雨「父親的な距離感は持ってないと」

相談すると優しい目で注意された

女の子の心理や仕組みはよくわからないので一人年長のがいると頼りになる。



204: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:39:46.69 ID:vlUNImlPo

村雨「そのうち迫ってきたりしてね」

村雨「裸に提督シャツ着てにじり寄ってきたりして~♪」

提督「文月が前やってた」

村雨「…えっ」

提督「『このワンピースなんか変~?』って怪訝な顔でTシャツを」

村雨「まだ子供と思ってたらそんな技を…」



205: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:40:34.83 ID:vlUNImlPo

【3人の成績】

ゴツン

32点という落第スレスレの答案を持ち帰ってきたので村雨にゲンコツを一撃。

村雨「痛いんですけど~ 女の子叩くとかどういう~」

提督「失敗したら怒るのが親の仕事だ」

村雨「そこは 『失敗するのは子供の仕事だ。でも、嘘はつくな』じゃない?」

提督「うん。小学生までならお茶碗割っても窓ガラス割ってもコーヒーこぼしても、別にいい」

提督「テストで悪い点とったっていい」

提督「だが落第スレスレ程度に勉強を調整するような子は駄目だ」

提督「30点で合格という仕組みもどうかと思うがそれに甘えるな」

提督「あと小学生じゃないし」



206: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:41:01.82 ID:vlUNImlPo

村雨「ひど~い」

提督「次に荒潮は……22点?」

提督「お前頭良さそうな顔してなんだこれは……」

荒潮「小学生よ?」

提督「ぐぬぬ」

荒潮「再テスト……気が重いわぁ~」

提督「そう思うなら勉強して」



207: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:41:29.31 ID:vlUNImlPo

提督「最後は文月ー 44点」

提督「……一番優秀というのは想定外だがこれもまた酷いな」

文月「えー あたしクラスで真ん中よりいい点数だよ~」

提督「マジで?」

そんなに問題難しいのか? と思い確認するけれど
分数の掛け算割り算 あいかわず無駄にりんごを買ったり池を回る登場人物

年を考えても難しくはない…っていうかどちらかというと簡単

提督「これできなくてどうやって弾着計算してんの?」

3人「勘」

すげぇなおい



208: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:41:57.81 ID:vlUNImlPo

文月「だってあたしここに来るまで学校なんて行ったことないもん」

荒潮「まぁ駆逐艦の半分くらいはそんな感じね~」

提督「…今日から家でお勉強する時間を作ります」

下地がないとそりゃ駄目だ

村雨「下地? それなら詳しい」

誰も化粧の話はしていない

その次のテストでは村雨も文月も80点台を取った
荒潮は35点だった。



209: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:43:44.68 ID:vlUNImlPo

『ソイミート 3分クッキング』


鳳翔さんのおかげで全員料理を覚えてくれて大助かり
やっぱあの人理想のお母さん

娘の手料理とか親父の夢 おかげで食べすぎかも?

荒潮「はいどーぞ」

おお 今日はハンバーグ!!

お肉~

……ん? っておいしいけどなんか違う

荒潮「豆腐バーグ♪」



210: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:44:11.75 ID:vlUNImlPo

文月「おいしー」

村雨「へるしー」

まぁ美味しければなんでもいいけどね

提督「だけど肉! って気分だったから肩すかしされた気分」

荒潮「提督は最近少し太り気味だから~」

荒潮「大体3キロ増えたかしら 腹回りも2センチ増 体脂肪率も4%」

提督「数字が正確すぎて怖い!!」



211: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:45:22.99 ID:vlUNImlPo

荒潮「うふふ~ 同居しているのだもの 提督のことならなんだってわかるわよ~」

荒潮「顔を見れば何を考えているかもお見通し」

提督「こっちは荒潮がなに考えてるかまったく読めないんですが」

文月「パパはにぶちんね」

うるさい

村雨「ダメなパパでちゅねー」

だからお前はパパ言うな。世間が誤解する。


荒潮「私を一番分かってるのは提督だと思ってるから。頑張って~♪」

提督「…頑張れってなぁ。じゃ相互理解のためにそろそろお父さんと呼んでくれよ」

荒潮「あら 父親だなんて思っていないもの」

荒潮「男性として好きよ」





たっぷり5秒くらい息が止まった。



212: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:45:55.95 ID:vlUNImlPo

提督「え、え、ええ、ええと ほらお前は人の、家族の温もりが」

提督「経験できなかった父性に飢えているだけでそれと恋愛感情がごっちゃになってるのかも」

提督「第一あれだ 艦娘になる時に無条件で提督のことが好きになるようになんかされてるだけで」

提督「それは本当の気持ちではないし」

提督「まだ恋とか愛とかそういうのには早い もっとおちついてよく考えてから」


荒潮「確かに本当ではないのかもしれないけれど」

荒潮「色々と気持ちがごっちゃになってるかもしれないけど」

荒潮「でも好きよ」

真剣な顔をしていたので初めて気持ちが読めた気がした。



213: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:46:23.92 ID:vlUNImlPo

提督「今すぐに何か言うような問題じゃないと思う」

提督「……時間をくれないか」

荒潮「は~い 合法になるまでしっかり娘として育ててもらうわ~♪」

いかんいかんいかん こんな小さな子に言われたことで動揺してはいかん

いい年した大人がなにを照れているんだ

いかん いかんぞ。



214: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:47:25.45 ID:vlUNImlPo

『パパと呼ばないで』

提督「第一回 荒潮の気持ちをどうするか会議~」

村雨「イエーイ♪」

村雨「っていうか小学生 かつ義理の子に告白されてドギマギしてる男って…」

提督「みなまで言うな」

提督「あいつ体は子供なのになんか大人っぽいんだもん」

提督「罪悪感と同時に幸福感と満足感を感じた」

村雨「はーい 憲兵さーん」

提督「やめて」



215: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:47:58.64 ID:vlUNImlPo

村雨「でも文月と同じ年?だから合法になるまで5年くらい?」

村雨「あっちの気持ちもどうなるかわからないし、傷つけないようにじっくり考えて」

村雨「どこに着地しても大切にはしてあげて」

提督「だよなぁー 色々頑張らないと」

村雨「パパファイト!」

提督「だからパパと呼ぶなと」

村雨「ううん 村雨のじゃなくて…」

村雨「この子のパパ…」

そう言うと頬笑みを浮かべながらお腹を押さえる

提督「……え?」



216: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:48:41.64 ID:vlUNImlPo

村雨「三か月くらい前、ベロンベロンに酔っぱらって帰ってきた日」

村雨「覚えてないかもしれないけど」

村雨「激しかった」

ははは きみは いったい なにを いって えっ えっ えっえっええええらてったあghうぇlgはwwぺあ

村雨「せ・き・に・ん 取ってくれるよね」

そう言うとこちらにしなだれかかり その形のいい唇を寄せてくる。

村雨「前に鳳翔さんと結婚したい 母親を作ってもいいかもとか言ってたでしょ?」

村雨「それとおんなじ」

村雨「ほら 子供は3人のまま ただ 妻が増えるだけ ただ結婚したのと同じ」

村雨「大丈夫。文月ちゃんも荒潮ちゃんも村雨の子どもとしてかわいがブベッ」

弾丸のような文月のドロップキックは見事村雨の腹部を捉えた。



217: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:49:37.31 ID:vlUNImlPo

あーっと村雨くんふっとんだー じゃなくて

提督「こどこど子供が びょ、病院!」

文月「トイレ掃除あたしだもん! 汚物入れの中見てるもん! 嘘つき~!」

嘘かよ!!

提督「世の中にはついていい嘘と悪い嘘が! あー、心臓止まりかけた」

村雨「だって真珠湾ばりの先制攻撃見ちゃったら」

村雨「いきなりこう、ぼわって湧き上がって 感情を持て余しちゃって」

提督「お前そういう感じなかったじゃん! 相談に乗ってくれてたじゃん!」

村雨「女心は変わるんですぅー 秋の空なんですぅー」

文月「フミィ! 傍にいるのはあたしなの! とっちゃやー」



218: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:50:11.03 ID:vlUNImlPo

右腕に文月が力いっぱいしがみ付いてきた やめて艦娘の力でそんなやると 痛い痛い痛い

って村雨が反対側の左手を引っ張って ちぎれるちぎれるちぎれる

おっ、物音を聞いて荒潮が出てきた 「お願い助け…えっなんで足持つの」

荒潮「多くちぎりとった子が勝利ということで」

村雨「はいはーい」

文月「全力出しちゃってい~い?」

やめて冗談キツイ

こんなにぷにぷに柔らかい子達がこのパワー いったい軍はどのような技術で改造を……あっ

ギャアアアアアアアアアア

数秒で意識は途絶え



219: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:50:54.07 ID:vlUNImlPo

再び目を醒ました時。すでに3人のヤルタ会談は終了済み。
発言権は残っていなかった。

とりあえず5年間は父娘として生活。あとは流れでとのこと。

オ、オレともあろうものが家族を持ち…わ、悪くない気分だった…
居心地のいい家庭も好きになってきてしまっていたんだ

だから3人の言うことを拒むなんて絶対無理ということは理解していたが

ああああああ、やばい。これの決定を受け入れてしまったら軍令部になんて報告すればいいんだ。
いろいろなんて言えばいいんだ。



220: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:51:41.89 ID:vlUNImlPo

それから十年

結論から言うと養子縁組を義務化する制度は採択されなかった。

モデルケースとして(仮)が導入された艦娘部隊にて……娘と結婚してしまう提督が続出したからだ。

「このロリコン共め!!」

「軍の嫁要員確保策だったのか!!」

「うらやましい!!」

と批判殺到。倫理的にも大問題で計画は破綻。娘と結婚した不埒な提督の多くは辺境へと左遷された。

結局の戦災孤児対策は
『孤児用の施設運営』に用途を限った新税導入に落ち着いたらしい。

彼ら彼女らは安定した資金に後支えされた施設で育ち、高等程度までの教育を受けることが可能となった。

普通に考えたら対策としてそれが一番無難だよね。

最初からそうしておけば…

そしたら今頃こんなド田舎にいることも……

はぁ


おしまい



221: ◆W7gaJxN1wk4q 2016/07/21(木) 19:52:29.85 ID:vlUNImlPo

>>156-164の内容を消化して終了 
>>160とお弁当だけ入らなかった。

やっといてなんだがうさぎドロップ展開はやはり最後が
傑作なんだけど、できればあのまま嫁に出してほしかったなぁ…



222: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/21(木) 20:04:49.79 ID:+BPr8eNI0

お疲れさまでした

この提督も据え膳に手を出しちゃったのね…



225: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/21(木) 20:35:52.93 ID:JDC8dpo20


また気が向いたら書いて



2018/09/17(月) /  SS TB(0) CM(0)

SS10



提督「どんな質問にも素直に答えてしまう薬」



関連SS
提督「金庫って十回言わせてから」
提督「とりあえず視界に入った艦娘に抱きしめる」
提督「ウチの雷と電がおかしい」
提督「死んだふりをしてみたらどうかな?」
提督「とりあえず視界に入った艦娘のスカートめくる」



1 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/27 04:25:10.69 pDBCeg2xo 1/32


明石「はい」

提督「なんだそれ」

明石「作ったんですよ」

提督「いや、そりゃわかってるって」

明石「提督に是非使っていただこうかと」

提督「どんな質問にも、ねぇ? ギアスかよ」

明石「ギアスと違って記憶は消えませんけどね」

提督「……え」

明石「はい?」

提督「あれ? ……え、通じた?」

明石「どうしたんですか? 急に挙動不審になって」

提督「だって、え!? ギアス知ってるの?」

明石「えぇはい。一応」

提督「……アフロダイA」

明石「マジンガーですか」

提督「まじかよ! お前、なんで前回居なかったんだよ!」

明石「前回?」

提督「俺がスカートめくり鎮守府探訪してた時!」

明石「……なにしてるんですか?」

提督「冷静な突っ込みはいらない。なんで居なかったか、だ」

明石「いや、私だって仕事がありますし。呼ばれてないですし」

提督「くっそまじかー、お前わかるのか……。ちょっと俺の傍から離れるなよ」

明石「別の場面で言われたかった言葉ですね……」


2 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/27 04:32:52.97 pDBCeg2xo 2/32


提督「はぁ……」

明石「で、話戻してもいいですか?」

提督「あぁはいはい。薬だったな」

明石「はい。これを飲ませてから質問をするとどんな事でも素直に嘘偽りなく答えてしまうんです」

提督「自白剤を過去にする大発明だな」

明石「えっへん」

提督「そしてこれを俺に使えと」

明石「はい。……勿論先程も言った通り記憶は残ってますので、余りにもプライベートに突っ込んだ内容だったり品のない質問だと嫌われかねませんから気を付けてください」

提督「あーそうか、普通に知り合いに使うには難しな」

明石「はい。誰にも言えない秘密を暴いて、その後なにも知らずに生活してる相手を見ながらニヤニヤしたりはできません」

提督「お前、そんな使い方を想定して作ったのかよ……罰だな」

明石「ち、違いますよ! それに使うのは提督ですし!」

提督「つまりお前は俺がそういう使い方をすると思ってたんだな、罰だ」

明石「ん~! どっちにしても~!

提督「そんでその薬ってのはどこだ?」

明石「これです。液状なので、パッと見はジュースみたいな感じにしてみました」

提督「無駄に凝ってるな……」
5 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/27 16:58:13.57 pDBCeg2xo 3/32


―――

明石「くれぐれも悪用はしないでくださいね!」

提督「お前それ言ってみたかっただけだろ……」

明石「あと繰り返しますがデリカシーのない質問はやめてくださいね!」

提督「りょーかい」

明石「じゃ! そういう事で、感想楽しみにしてますから!」

―――
――


提督「という事があって、これがそのお薬です」

大淀「はぁ……今度はそれを使って悪戯ですか」

提督「悪戯……か? あくまで俺は質問するだけだし」

多摩「ちなみに具体的にはどんな感じで質問するつもりにゃ?」

提督「んーどうしようか。あっさい秘密で構わないんだよな。あんま重い話とか聞きたくないしな」

多摩「いつかは言おうと思ってたけどまだ言えてない隠し事、とか」

大淀「あー、それいいですね。ちょっとした業務上のミス程度の秘密なら聞きだしても後に影響ないでしょうし」

提督「ふむなるほど……」

多摩「でも、一回くらいは思い切り誰にも言えない秘密を聞きだして欲しいという傍観者側の希望もあるにゃ」

提督「わかるけど、うちでそれやるととんでもない事になりそうな気もする」

大淀「手錠とロープと睡眠薬を常に持ち歩いてます」

多摩「スタンガンと手袋とサングラスもにゃ」

提督「俺に何する気だ!?」
10 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/27 23:05:08.20 pDBCeg2xo 4/32


―――

提督「……さて、じゃあ早速誰かに使ってみたいんだけど」

提督「……」

提督「龍田!」

 ガサッ

提督「あ、やっぱりいた。こっちでてこーい」

 ……タッタッタッ

提督「あっ! 逃げた! 今回は内容も聞こえてたか……川内!」

川内「はいなー」

提督「龍田を捕まえてくるのじゃ」

川内「かしこま」

提督「おいやめろ」
11 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/27 23:22:28.95 pDBCeg2xo 5/32


 ずるずる……

龍田「ぁぁあー! ちょ、離し……やぁぁぁ!」

提督「よーしよしおいでおいでー」

川内「ちょっと、すっごい暴れる!」

提督「大丈夫大丈夫。お前の方が練度は高い」

龍田「んあー! やー!」

川内「よいしょ……よいしょ……!」

提督「よしそのままちょっと抑えといてな」

川内「めちゃくちゃ嫌がってるけどなにするの?」

提督「これを飲ませます」

川内「なにそれ? [ピーーー]?」

提督「……」ばんっ

川内「いった!? なにすんのさ!?」

提督「お前……言っていいことと悪いことがあるだろ」

龍田「提督の[ピーーー]なら私は飲めますよぉ?」

提督「うん龍田もちょっと黙ってて」

龍田「お口ちゃっく」

提督「そう」

川内「で、それはなに?」

提督「素直にナァールゥー!」

川内「なるほどそれを飲ませるとどんな質問にも嘘偽りなく素直に答えてしまうんだね」

提督「……1を聞いて10を知るとはこのことか」
12 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/27 23:28:33.94 pDBCeg2xo 6/32


川内「でも飲ませるって言っても……んぐぐ、かなりしっかり口閉じてて開かないよ?」

龍田「んうー! んー!」

提督「口を直接開けようとしても無理だから鼻つまめばいい」

川内「わかった」

龍田「……! ……ぷひゅー」

川内「……なんか口の端で呼吸し始めたけど」

提督「そこの隙間に指突っ込んでこじ開けろ」

川内「あいよー……。なんか、慣れてるね?」

提督「粉薬を雪風に飲ませる時大体そんな感じだからな。あと、遊んで欲しい度100点満点の夕立」

川内「雪風はわかるけどなんで遊んで欲しい夕立?」

提督「判子とか仕事の必要なものとか私物を口に入れて逃げるからさ」

川内「犬じゃん」

提督「犬だよ」
22 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/28 04:46:56.39 DPHmKhZpo 7/32


龍田「んぐっ、んぐ」

提督「あ、飲んだ?」

川内「んー、微妙。含んだって感じ……あ、いいこと思いついた。提督顔近づけて」

提督「え? なにに? お前?」

川内「いや、龍田に。なんで私に……めっちゃ龍田睨んでるよ!?」

提督「冗談冗談……で?」

川内「龍田ー、3秒後に脇腹思い切り突くからね。さっさと飲まないと提督にぶっかける事になるよー」

龍田「!? ……ごくん」

川内「あ、飲んだ飲んだ……ていっ」

龍田「げほっ!?」

提督「飲んでも突くのかよ」

川内「一応」

龍田「ごほっ……」

提督「大丈夫か?」

龍田「うぅ、飲んじゃったわ~」

提督「じゃあ龍田ー」

龍田「はい?」

提督「こっち向いて……そそそ。目を合わして……これから質問するけどいいかい?」

龍田「やーです」

提督「質問に答えてくれたら、一個言う事を聞いてあげよう」

龍田「……はい」

提督「よし、これで前提条件はおっけー」
23 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/28 04:53:20.91 DPHmKhZpo 8/32


川内「なにそれ」

提督「あとで説明する。じゃあ質問、龍田がいま一番俺に知られたくない秘密を教えて」

川内「それいいの? 軽い質問じゃなかったの?」

提督「大丈夫だ。多分龍田はウチの鎮守府で一番ピュアだぞ」

龍田「あわわ……て」

提督「て?」

龍田「て、手帳に隠し撮りした提督の写真を入れて……あぁぁぁ!!」

 (駆け足音)

提督「……な? 可愛いだろ?」

川内「部屋に連れて帰りたくなるね。っていうか中学生かなにかなの?」

提督「びっくりするよなー」

川内「一番の隠し事があれか……愛でたいなぁ」

24 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/28 04:59:42.54 DPHmKhZpo 9/32


―――

川内「で、最初のあれやこれやはなんだったの?」

提督「明石の説明そのままになるけどいいか?」

川内「うん」

提督「目を合わせる。名前を呼んで返事をさせる。質問するという事を伝えて許可をさせる。以上の三点はこの薬の効果をきちんと作用させる上で必要らしい」

川内「なんで?」

提督「精神的ボーダーを下げる意味合いがあるらしいぞ。そもそも自白剤って精神を混濁させたりして使いすぎると廃人になったりするだろ?」

川内「そうだね。最悪命にかかわるって聞くけど」

提督「そういうのがない分前提としてある程度の準備が居るらしい」

川内「ふぅん、じゃあ捕虜とかにはまだ使えないね。だんまり決め込まれたら前提条件が満たせないじゃん」

提督「その辺が試作品である理由らしい」

川内「へぇー、にしても十分凄いけどね」

提督「飲む?」

川内「やめとく、くれるっていうなら欲しいけど」

提督「じゃあ一つやるよ、協力してくれたし」

川内「やたー」
25 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/28 07:51:38.59 DPHmKhZpo 10/32


―――

漣「ツールをPゾーンにセット、効果起動LP800払ってサーチしたい」

龍驤「ないわ」

漣「じゃあエイリアスを手札に加える、なにか」

龍驤「ない。ちゅうかクリフォとか聞いてないっちゅうねん」

漣「大丈夫大丈夫。ガチガチの構成じゃないから、スキドレも入ってないですよ」

龍驤「ホンマに? スキドレないだけでも助かるわ」

漣「手札からゲノム通常召喚。カードを二枚セットして終了」

龍驤「……魂の転身があるとみた」

漣「さて?」

龍驤「うちのターンドロー……なぁこれカットしたやんな?」

漣「しましたよー。偏ってるパティーンですか?」

龍驤「偏ってるっちゅうレベルちゃうでこれ……じゃあ手札から黒羽の旋風を三枚起動」

漣「うはwwwなんぞwww」

龍驤「シュラ召喚時なにかある? ちなみに召喚反応なり強脱なりあったらサレするわ」

漣「こういう時に限ってないんですよねぇ」

龍驤「ほなゼピュロス、カルート、ゲイル……は今はえぇか、どうせ効かんしブリーズサーチで」

漣「SSどうぞー」

龍驤「あ、やっぱストップで。カルート戻してゲイルにしたいわ」

漣「……いいですけど、何する気ですか?」

龍驤「ブリーズとゲイルをSS、二体でエクシーズしてリヴァイエールからの黒羽の宝札でゼピュロス除外して二枚ドロー、リヴァイエール効果でゲイルを墓地に送ってゼピュロスSS、手札からブラスト特殊召喚ゼピュロスとブラストでエクシーズ、ホープからのライトニング」

漣「うわぁなんかごちゃごちゃでてきたなぁ……ライトニングってモンスターとの戦闘時のみでしたっけ?」

龍驤「せや」

漣「じゃあ転身起動でゲノムリリースして二枚ドロー、ゲノム効果起動で旋風一枚破壊しておきます」

龍驤「じゃあバトルで、1800ヴァンガード」

漣「ライフで受ける!」

26 : 以下、名... - 2016/03/28 10:15:52.97 X34e5Nbio 11/32

宝札使ったターンSSできぬい

29 : 以下、名... - 2016/03/28 12:06:10.44 Qwx49b5AO 12/32

>>26
黒羽の旋風なんてオリカあるしOCG次元とは多少違うんだろ

30 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/28 23:50:07.76 BmmteMgOo 13/32

アーカイブの効果って破壊じゃなくてバウンスだった気がするなと思い、レスが付いてるから絶対突っ込まれてるなと恐る恐る見に来たらBFの方を突っ込まれてた。

両方持ってるデッキなのにおかしいけど征竜が全滅してから遊戯王離れ激しいから仕方ないね
許してね

31 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/29 06:37:57.89 OsEzoSVzo 14/32


提督「……なんか楽しそうな場面に出くわした」

川内「なにやってんのあれ?」

提督「カードゲームだよ。なんか後半わけわけめになってるけど」

川内「ふぅん? で、二人にやるの?」

提督「そうだな、とりあえず視界に入ってしまったしな」

川内「私は? どうする?」

提督「んー、手伝ってもらう時はまた呼ぶから帰っていいよ」

川内「うぃ。じゃあ本でも読んでようかなぁ」

提督「今なに読んでんだ?」

川内「漂流街」

提督「また暗いのを……」
32 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/29 06:45:20.29 OsEzoSVzo 15/32


―――

提督「うっすざーみー」

漣「あ、ご主人様。ざーっす」

提督「お前は相変わらず適当だなぁ……龍驤もお疲れ」

龍驤「お疲れちゃん」

提督「どうだ調子は」

漣「ぼちぼちですねー。トランポリンクス効果でツール回収してアセンブラ二枚でエクシーズ」

龍驤「システムダウンはよ」

漣「なんで一戦目のメインにシステムダウン入ってるんですかねぇ……?」

提督「君ら割と俺の存在無視して続けるよね……いいけどさ、ほい差し入れ」

漣「おっ。マジすか! あざーっす!」

龍驤「おー! ありがと……なんやこれ、見たことないデザインやね」

提督「最近人気らしくて仕入れさせた」

漣「んぐっ……うわ、変な味。ドクぺみたいですよご主人様」

龍驤「そう? ウチは好きやけど」


36 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/30 06:34:46.50 B2Nxx8+Oo 16/32


提督「でさー漣、龍驤」

漣「プレアデス効果で絶対殺すマンをバウンス」

龍驤「ブレイクスルー」

漣「ふぁっく!」

提督「あのさぁ……こっちを見て返事くらいしてくれよ。流石にシカトはどうかと思う」

漣「んもー、なんですかご主人様」

龍驤「なんや用があるん? お仕事かいな?」

提督「いや、違うけど。質問してもいいか?」

漣「質問? いいですよー」

龍驤「あんま変なんやなければえぇで」

提督「じゃあ漣。いまこの場で言えない隠し事とかある? こっそりやってる日課とか」

漣「え……いや、ありますよ。……あれ!?」

提督「それはなに?」

漣「いえ、なんでも――うしおっぱいを毎日観察してるんですけど最近93cmになってました! ……なんでだー!?」

提督「93……だと?」

龍驤「おい、その流れでこっち見んなや74やけど文句あんのか」

漣「うおー!? なんでー!? この場では、少なくともこの場では絶対に言わないでおかないといけないネタなのに!」

37 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/30 06:36:39.30 B2Nxx8+Oo 17/32


提督「……」

龍驤「15cmの定規じゃ足りひんな、へいへい随分大きいこって羨ましいっちゅうねん。くたばれや、ホンマに」

提督「凹んでる?」

龍驤「そーそー、凹んでる凹んでる。特にこの辺が……ってやかましいわ! 小さくても若干はあるわ!」

提督「間違えた。……龍驤、聞くけど凹んでる?」

龍驤「正直今更凹むほどやないっちゅうねん……あり?」

漣「ご主人様なにか盛りましたね!?」

提督「え? そんな訳ないじゃん」

龍驤「ふぅ、うん?」

提督「漣、龍驤。むしろ聞くけど、俺がなにか盛ると思ってるのか? 」

漣「はい」

龍驤「そりゃおもてるよ」

提督「なんでだ!」

龍驤「胸に手を当てて考えてみぃ」

提督「わかった」

龍驤「そうそうしっかり胸に手を当てて……なんでウチの胸やねん!?」

提督「そこそこやーらかい」

漣「  」

提督「なんでそっち見た瞬間完全防御態勢に移行してるんだ?」

漣「私の胸は龍驤さんのそれと違って触られると痛い成長中の成長痛なので」

龍驤「よし、艦載機だす」

漣「やめてくださいしんでしまいます」
40 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/30 07:57:29.34 B2Nxx8+Oo 18/32


龍驤「ってかキミもいつまで胸触ってんねん」

提督「うむ、服の上からだといまいちだから直接……・」

龍驤「なんでや!?」

漣「あれ、嫌なんですか?」

龍驤「いややっちゅうねん!」

漣「あれ? ……ご主人様聞いてみてくださいよ」

提督「龍驤、俺に触られるの嫌か?」

龍驤「嫌ちゃうわ! ……なんやねんこれさっきから!」

漣「これ素直になるお薬とかですか?」

提督「おう、ついでにいうと盛ったというより正確にはお前らがジュースだと思ってるソレが薬そのものだ」

漣「マジすか。自販機に並んでても違和感ないですよこれ」

龍驤「いい加減手ぇ離してぇや」

提督「すまんすまん」

漣「これいつ抜けるんです?」

提督「……そういえば聞いてないな。まぁそのうち消えるだろ」

龍驤「最悪や……なんやねんこれ、めちゃ恥ずいわ」

提督「じゃあそろそろ俺次行くわ」

漣「ちゃんと聞いて、場合によっては解毒剤的なのお願いしますよ!」

提督「大丈夫だろ。永遠に効く風邪薬はない」
43 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/30 08:23:32.25 B2Nxx8+Oo 19/32


―――

比叡「……はぁ」

提督「……」

比叡「……う~ん」

提督「……」ぴとっ

比叡「ひぇ!? ぬわぁ、なななんですかぁ!?」

提督「ぬわぁて……お前」

比叡「いきなり首筋にそんなもの押し付けられたらそんな声もでます!」

提督「なんかちょっと卑猥な言い方だな」

比叡「どこがですか!?」

提督「あ! 比叡と卑猥って一文字違いだな」

比叡「……死にます?」

提督「じょーだんだって。ほれ」

比叡「……なんですかこれ?」

提督「飲みもんだよ。やる」

比叡「はぁ、ありがとうございます」
44 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/30 08:27:12.73 B2Nxx8+Oo 20/32


提督「漣の反応は微妙だったけど龍驤は結構好きって言ってたからお前も好きなんじゃないか?」

比叡「んっ……あれ?」

提督「お前、どんだけブッキーなんだよ……プルタブも開けられんのか」

比叡「す、すみません。爪切ったばっかりで」

提督「飲んだら感想教えてくれ」

比叡「あぁはい。……んぐっ……あ、好きな味ですね」

提督「そかそか。……で、比叡」

比叡「はい?」

提督「聞きたいことがあるんだけどいいかな?」

比叡「いいですけど」

提督「誰にも言えない秘密とかってある? なんかため息ついてたけど」
49 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/31 00:26:27.33 TRp4UE5Vo 21/32


比叡「実は……私、料理得意なんです」

提督「……お?」

比叡「キャラ付けで失敗を繰り返してましたけど、しんどくなってきて……って信じてくれませんよね?」

提督「いや、信じるよ。比叡は今絶対に嘘を言ってない」

比叡「し、司令! ……ありがとうございます!」

提督「でもなんでそんな嘘を?」

比叡「だって、お姉様は帰国子女で英語ができて紅茶好き。榛名はもう大和撫子の体現ともいえる娘ですし、霧島は頭脳労働担当且つ唯一のメガネですよ? 私も強いキャラクター性が欲しかったんです!」

提督「強いキャラクターねぇ」

比叡「私、これでも炊事洗濯掃除なんでもできまるんですけど。お姉様も榛名も料理は上手ですし、霧島だってレシピ通りにキチッと作りますから失敗しません。私だけのこれって言うのが見つからなくて」

提督「それが嫌だったのか?」

比叡「はい……こんな普通の私が埋もれない為には必要だったんですけど……、夜こっそり夜食を作りに飯場に行った時に【比叡立ち入り禁止】とか書いてあるの見るとなんか……はぁ」

提督「なるほどねぇ……」

比叡「どうすればいいんでしょうか」

提督「まぁ、一つ言わせてもらうとな。炊事洗濯掃除が得意で、可愛くて強くて明るくて楽しい。そんな奴は決して普通ではないぞ」

比叡「か、可愛いですか?」

提督「あぁ。お前みたいな奴が一番老若男女分け隔てなく愛されるんだぞ?」

比叡「そうでしょうか?」

提督「んー、間宮と鳳翔には話を通しておくよ」

比叡「はい?」

提督「今日の晩飯はお前に任せる。楽しみにしてるぞ比叡」

比叡「し、司令……! はい! 気合い! 入れて! 作ります!」

提督「おーう」
50 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/31 00:30:39.38 TRp4UE5Vo 22/32


 (走り去る音)

提督「……しかし、まじか」

提督「薬の事がなければ信じられなかったが……」

比叡「……あの」

提督「うぉっ!? な、なんだ行ったんじゃなかったのか?」

比叡「改めてありがとうございました。……ずっと悩んでたんですけど、なぜか司令にはすっと口にできて」

提督(薬の所為なんだよなぁ)

比叡「それで……あの、司令はなにが食べたいですか? お、お礼って訳じゃないんですけど」

提督「そうだな、揚げ出し豆腐と筑前煮」

比叡「はい! 任せてください!」

 (再び駆けていく音)

提督「……薬の事が比叡の耳に入らないようにしとかないと」
52 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/31 04:20:17.56 TRp4UE5Vo 23/32


川内「……」

提督「……・いつからいた?」

川内「とりあえず提督が薬の効果で素直に答えた比叡に『信じてる』とか抜かした上に薬の所為で口にしただけの彼女に『すっと口にできて……』とか言わせたのは見た」

提督「結果的にそうなっただけだから……わざとじゃないから」

川内「いやぁ、流石提督。そうやって利用できる物を利用して女の子を堕としていくんだね」

提督「悪意に満ちてる言い方だな」

川内「……ま、提督が痛い目みるのは良いけど。あの笑顔見ちゃうとね、泣かせたり怒らせたりするのも可哀想だし、提督はあくまで相談に乗ってあげただけ、という事にしてあげる」

提督「そりゃどうも」

川内「お礼は夜戦でいいよ」

提督「どっちの?」

川内「どっちでも」

提督「……」

川内「……」

提督「っていうか、お前どうやって天井にぶらさがってるの? スカートが手放しマリリンモンローみたいになってるけど」

川内「靴に鈎みたいのつけてるんだー」

提督「……それ、天井に穴空いてね? 修理どうすんの?」

川内「……あでゅー!」
57 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/31 22:25:03.29 TRp4UE5Vo 24/32


―――

提督「ひゅー……こひゅー……」

大淀「なんでそんなに憔悴してるんですか?」

提督「はぁー……・ちょ……ま、……ひゅー」

多摩「すっごい汗にゃ。大淀窓開けるにゃ、曇る」

提督「あ、あのさー……。もう少し……労わる……とか、心配する……とかさ」

多摩「にゃーん」

大淀「あら、可愛らしい猫さん」

提督「聞けよ!」

大淀「はいはい。で、なんでそんなに疲れてるんですか?」

提督「川内と逆さまのパテナみてぇなマンチェイスかます羽目になってさ」

多摩「天井走りにゃ」

提督「あの靴で天井に張り付けるのは認めてもいいけど、あの速度で走るのは納得できん」

大淀「で、どのように決着がついたんですか?」

提督「宿舎の方に走ってったら天井板剥がれて落ちた」

大淀「……補修工事依頼しておきますね」
58 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/31 22:31:53.68 TRp4UE5Vo 25/32


提督「頼んだ」

多摩「しかし多摩は逆に誰かに追いかけられたのかと思ったにゃ」

提督「なんでだ」

多摩「どうせまた変な事しくさって誰かしら怒らせてると思ってたにゃ」

提督「いやいや、むしろ今回びっくりするほど穏やかに進んでるぞ」

大淀「まぁ身体的接触があるわけでもないですしね」

提督「悪戯とも少し違うし……っていうかそもそも発案は明石だしな」

多摩「そういえばそうだったにゃ。ほい冷たいものにゃ」

提督「おうありが……いや、やめた」

多摩「飲めにゃ」

提督「いやだっつの。めちゃ変な色してるぞ」

大淀「流石に疑い深いですね」

提督「この流れで飲むかっての」
59 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/31 22:45:12.62 6AdtoB8Ho 26/32


 (ノックの音)

提督「入れ」

蒼龍「失礼しまーす! 提督提督! 加賀さんが怒ってるよ!」

多摩「あ、やっぱ誰かしら怒らせてたにゃ」

提督「いや、今回加賀にはなにもしてないんだが」

蒼龍「赤城さんからこの間私達が居ない時に的場に立ったって聞きました!」

提督「それか」

蒼龍「ずるいですよ! 普段私達がお願いしても全然やってくれないくせに!」

提督「まぁまぁそうぷんすかするなって、ほらこれでも飲め」

大淀「あ」

蒼龍「なんですかこれ? なんか怖い色してますけど」

提督「龍驤と比叡は好きな味って言ってたジュース」

蒼龍「えー……あの二人と私あんま合わないんですけど……いただきます」

多摩「流れるように騙すにゃ」

提督「人聞きの悪いことを言うな」

蒼龍「うえ、やっぱり苦手な味……」

提督「さて蒼龍」

蒼龍「はい?」

提督「ちょっと質問してもいいかな?」

蒼龍「? いいですよ」

提督「誰にも言ってない最近の日課とか教えてくれ」

蒼龍「最近の日課ですか? ……そうですね実は……んっ」

提督「え、ちょっとなにをごそごそしてんの?」

蒼龍「んんぅ……ふぅ、これです」

提督「……oh」

蒼龍「いまは7cmに挑戦中なんです! ……って、あ……あぁぁぁぁ!!!」

大淀「でかいですね」

多摩「そしてぶってぇにゃ」

提督「えっと……加賀には近々また的場に立つから勘弁してくれと伝えてくれ」

蒼龍「え!? あ、はい! では私はこれで……!」

 (走り去る音)

提督「……これ、なにに見える?」

多摩「プラグ」

大淀「エイナスの5番」

提督「そんなシャネルの5番みたいに言うなよ……」
63 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/31 23:19:20.12 6AdtoB8Ho 27/32


多摩「まさかこんな闇を抱えているとは思ってなかったにゃ」

提督「一応二人に聞くけどさ……俺の質問の仕方悪くなかったよな?」

大淀「そうですね。こんなどでかい爆弾を残して行かれる筋合いはないレベルです」

提督「つかどうするんだよこれ……返すの? 俺が?」

多摩「いまから空母部屋行って『蒼龍の忘れ物』って言って置いてくるにゃ」

提督「俺殺されね?」

大淀「夕食時に食堂で返すのは?」

提督「お前自分がそれされた時のこと考えてみろよ! おら!」

大淀「ちょ! 近づけないでくださいよ! 近い近い! 顔に当たります!」

 (戸が勢いよく開く音)

青葉「失礼しまー……」

 (アナルプラグを片手に大淀に迫る提督)

青葉「……」ぱしゃ

青葉「失礼しまーす」

提督「……おい! 待てこら!」

大淀「青葉さん! それ、私にもダメージが!」

提督「俺だけなら見逃すみたいな言い方ヤメロ!」

多摩「アホくさいにゃ。多摩は寝るにゃ」

提督「追いかけんの手伝えよ! 寝たらこれお前のケツにねじ込むからな!」

多摩「青葉待つにゃー!」



64 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/31 23:21:16.84 6AdtoB8Ho 28/32


後日、鎮守府内に置いて天津風ファッションの青葉が確認されました


おわれ
67 : ◆7SHIicilOU - 2016/03/31 23:29:09.75 6AdtoB8Ho 29/32


【おまけぼの】

曙「なにこれ?」

提督「ジュースジュース」

曙「……」

提督「……にこっ」

曙「どうせまた変な事しようとしてるんでしょ? なによこれ、媚薬? 睡眠薬?」

提督「いの一番に媚薬がでてくるぼのやんマジ淫乱」

曙「さんのーがー」

提督「カウントダウンやめて」

曙「で、なんなのよこれ!」

提督「飲めばわかるから」

曙「……はぁ。まったくもう……んぐんぐ」

提督「両手でリスみたいにもって飲むぼのやん可愛い」

曙「ぶはっ! げほ……ちょ、変な事言わないでよ!」

提督「あっはっはー。……で、曙」

曙「なによ?」

提督「曙に質問があるんだけど、いいかな?」

曙「……いいわよ」

提督「えっと、多摩はなんて言ってたっけな? ……あー、いつか俺に言おうと思ってたけど言えないで居る秘密ってある?」

曙「はぁ? そんなのあるわよ! ……あれ?」

提督「それ、教えて」

曙「ちょ、嫌々! な……あ、あんたの事が好き! ……あぁぁぁぁっ! なんで! なんでよ!?」

提督「知ってた」

曙「あぁぁぁぁ……はぁ?」

提督「知ってた。と言うか隠せてると思ってたの?」

曙「~~!!?」

提督「痛い痛い痛い!」

77 : ◆7SHIicilOU - 2016/04/01 02:38:11.27 QoXFoNsZo 30/32


【おまけのおまけ 那珂ちゃん那珂される】

提督「あー! 那珂ちゃん発見!」

那珂「やっほー! 那珂ちゃんだよー! なんのようかな!?」

提督「俺、実は那珂ちゃんのファンだったんです! 握手してください!」

那珂「いいよー! いっつも応援ありがとー!」

提督「からのー? ていっ!」

 (スカートが捲れる音)

那珂「……」

提督「……」

那珂「……」

提督「……スコートじゃねぇか!」

那珂「ローアングラー対策だよ? ……で、なにしてるのかな?」

提督「スカート捲りだよ?」

那珂「……」 じり

提督「なんで距離取って構えるのん?」

那珂「いきなりスカートめくられたら女の子はみんなこうなるよ!」

提督「うそん、今日初めての対応だけどなぁ」

那珂「それはこの鎮守府には痴女な女の子が多いからだよ! 普通の女の子はこうなの!」

提督「……だが、諦めるわけにはいかない! アンスコで誤魔化される様な童貞ではないのだ!」

那珂「やれるの? いくら提督が人間離れしてても那珂ちゃんはこれでも軽巡で川内ちゃんの次に強いんだよ!」

提督「ふっふっふ……・いま、自分がなんて言ったのかわかってないのか?」

那珂「え?」

提督「こい、俺の忠実なる僕!」

川内「川内さんじょー! 私に任せて!」

那珂「えぇぇぇ!」

提督「さぁ、お前より強いと自分で認めた川内が敵に回って、勝てるかな?」

那珂「そ、そんなー!」
78 : ◆7SHIicilOU - 2016/04/01 02:52:15.93 QoXFoNsZo 31/32


川内「さぁ、那珂神妙にお縄につけ!」

那珂「どう考えてもお縄につくべきなのはそっちだよ!」

提督「いいぞーえらいぞー川内!」

川内「ふふん」

那珂「なんで!? なんでそっちにつくの!?」

提督「パンツ一分で夜戦一回」

那珂「安い! 安いよ!」

川内「那珂? ……夜戦はね、パンツより重いんだ!」

那珂「じゃあ自分の見せればいいじゃん! それで丸く収まるよ!」

川内「そんなこと……二年と十一ヶ月前に通った道だよ!」

那珂「着任一月で!? なにやってるの川内ちゃん!」

提督「今更川内のパンツ程度じゃなぁ」

川内「そう、最初はパンツ見せるだけで夜戦してくれてたのに……私がどっぷり夜戦に依存して、もう抜けられないってなってから段々提督は要求を釣り上げて行って……」

那珂「なんか危ない薬みたいな言い方やめて!」

川内「もう、私の身体は飽きたといって……妹を差し出せと……!」

那珂「本当にお薬目当てで妹を売る中毒者だよその台詞!」

提督「川内の身体は川内以上に知ってると思うわ、俺」

那珂「聞きたくなかったそんな姉の性活!」

川内「ね、ねぇ提督……これで、これで夜戦してくれるんだよね!?」

提督「お前がいい子にしてたらな」

那珂「それ私の知ってる夜戦だよね!? 隠語じゃないよね!? ねぇ!?」

川内「隠語? どういう事かなぁ?」

提督「夜戦に夜戦以外の意味ってあったかなぁ? そのへん詳しく聞きたいぞぉ?」

那珂「あ、あうあう」

川内「へっへっへ、泣いたところで助けはこないぞぉ~」

提督「他の鎮守府なら神通が来るんだろうが、ウチの神通はお前らと比べて格段に練度が低い……。この状況を覆すことは不可能だべぇ~」

那珂「うぅぅぅ、そんな! 那珂ちゃんはこのまま辱めを受けた挙句パンツまでさらす羽目になるの!?」


80 : ◆7SHIicilOU - 2016/04/01 03:03:53.47 QoXFoNsZo 32/32


神通「待ちなさい」

那珂「この声は!」
川内「この声は!」

提督「いや、君ら同じ声じゃん」

神通「二人のその蛮行、これ以上は見過ごせません!」

川内「おっと噂をすれば怖い怖い二水戦の旗艦殿のおでましだー」

提督「だが、今の練度のお前では那珂とコンビを組んでも俺達には勝てないぞ!」

川内 練度98 那珂 練度95
提督 練度80相当 神通 練度47

神通「確かに、私一人では援軍としては力不足でしょう……しかし……お願いします」

愛宕「はいはーい」

提督「ちょ、おま、なんて奴呼んでやがる!」

神通「これで提督は無力化できます、あとは二水戦で姉さん仕留めます」

川内「仕留められんの!?」

那珂「ふぇぇ! 神通ちゃ~ん!」

神通「私の妹を泣かせた罪、後悔してください!」

川内「私の妹でもあるけどね!」


2018/09/17(月) /  SS TB(0) CM(0)

SS9



提督「とりあえず視界に入った艦娘のスカートめくる」



関連SS
提督「金庫って十回言わせてから」
提督「とりあえず視界に入った艦娘に抱きしめる」
提督「ウチの雷と電がおかしい」
提督「死んだふりをしてみたらどうかな?」
提督「とりあえず視界に入った艦娘のスカートめくる」
提督「どんな質問にも素直に答えてしまう薬」

元スレ
全てのレス
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/23(水) 18:36:10.90 :kPIEbInmo

大淀「……帰ってきて早々なんなんですか」

提督「面白そうだから、かな?」

大淀「いやいや、会話してください提督」

提督「つい。……多摩はどう思う?」

多摩「知らんにゃ。多摩はまだ休暇中に無理矢理引っ張りだされたことを根に持ってるにゃ」

大淀「その割に膝の上からは降りないんですね」

多摩「ここは多摩の指定席にゃ」

提督「知らなかった。俺の膝の所有権を俺が有していなかったのか」

多摩「罰と思うにゃ」

提督「全然罰じゃないんだよなぁ……」

多摩「ねー?」
提督「ねー?」

大淀「仲良いですね。とりあえず蹴っ飛ばしていいですか?」

提督「やめろよ。多摩が転がり落ちるぞ」

多摩「それは勘弁にゃ」

大淀「とりあえず視界に入った提督を蹴っ飛ばしてみる」

提督「ヤメロ」


2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/23(水) 18:41:27.87 :kPIEbInmo

大淀「……はぁ。で? 改めてなんでしたっけ?」

提督「スカート捲りをな、しようかなと」

多摩「なぜ?」

提督「初心に帰って」

大淀「どちらかと言えば童心ですね。しかも悪い帰り方です」

多摩「土に還れにゃ」

提督「君ら最近俺に当たり強くない? ってかあれか?
   当時にもそういう風潮と言うかあったのか? スカート捲りっての」

大淀「んーそうですね。あったにはあったみたいですよ? といっても我々も船ですから。
   陸での子供達がどう生活していたかなんて伝聞程度にしか知りませんけど」

提督「ふぅん……」

多摩「ちなみに多摩はいま普通の支給品の下着をつけてるから捲っても面白くないにゃ」

提督「どれどれ?」

多摩「おい」

提督「本当だ。色気ねぇパンツだな」

多摩「……うっせぇにゃ」

提督「大淀は……」

大淀「……な、なんですか?」

提督「捲らなくても……こう、腰の所の穴を広げれば見えるしな」

大淀「あわわわっ!」

多摩「うわぁ、いかがわしさが尋常じゃないにゃ」

大淀「恥ずかしいです! なんかすっごく恥ずかしいんですけど!」

提督「んー、暗くてよく見えない」

多摩「人に見られたら即座に終わる絵面にゃ」

提督「じゃ、とりあえず行ってくるわ」

多摩「仕事は終わってるにゃ?」

提督「例によって終わらしてる!」

大淀「はいはい。留守は任せてくださいな」

提督「さんきゅー!」


4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/23(水) 19:00:46.58 :kPIEbInmo

―――

利根「ふんふんふふーん♪」

提督「……さってどうしようかなぁ」

利根「んに?」

提督「誰にしようかなぁ……」

利根「おぉ! こんな所で暇そうじゃな、なにか困りごとならこの利根が力になるぞ!」

提督(……わざわざ無視してやったのになんで自分から攻めてくるかなぁこの子は)

利根「む? おい提督よ。無視か? 無視なのか? 泣くぞ?」

提督「おっと! 利根じゃないか! 全然気づかなかったよ、あーびっくり!」

利根「なんじゃ気づかなかっただけか、ほっ」

提督(ほっ。とか口頭で言うなよ……)

提督「どうしたんだ利根こんな所で」

利根「うむ。カタパルトの整備をしていたのじゃ! 改二になってからすこぶる調子が良くてのう」

提督「と言うか以前がおかしかったんだ。なんで大事な場面で必ず不調になるんだよ」

利根「吾輩に言うな!」

提督「あ、はい。……じゃ、俺はこっちだから」


5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/23(水) 19:01:59.61 :kPIEbInmo


利根「まぁ待て! 吾輩も整備が終わって暇なのじゃ、構え」

提督「構えってお前……多摩でももう少し低空飛行で来るぞ。上から過ぎてもう見えねえよ」

利根「暇じゃ暇じゃ暇なのじゃー。筑摩の奴も今は哨戒にでてしまっておるし」

提督「他に絡む奴いねぇのかお前」

利根「普段は初春とか鳳翔とか神通とかと遊んだりするのじゃが二人もいまは忙しそうでな」

提督「その面子でなにして遊ぶんだ?」

利根「麻雀とか、ポーカーとか」

提督「やべぇ強そうだ。今度混ぜろよ」

利根「構わんぞ!」

提督「じゃ、俺はこれで」

利根「なんでじゃ!?」 ぐいぐい

提督「お前……なんで俺がわざわざ避けてやろうとしてんのに今日に限ってぐいぐい来るんだよ……見られたいのか?」

利根「どうせお主も仕事がないからぶらついているのであろう? なら吾輩に構ってくれてもいいではないか!」

提督「あー引っ張るな引っ張るな。一張羅が伸びる……ったくしょうがねえなぁ」

利根「おっ! 観念したか?」

提督「よしっこい!」


6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/23(水) 19:02:32.63 :kPIEbInmo

―――

提督「ぉぉぉ……」

利根「す、すまぬ……」

提督「ちげぇから……こいって、かかってこい的な意味で言ったわけじゃねぇから……」

利根「だ、大丈夫か?」

提督「流石に改二になったお前に全力で気の抜けた腹筋ぶち抜かれて大丈夫な訳ねぇだろ……おふっ」

利根「悪気はないのじゃ……許してください」

提督「いいや許さん。俺の『流石にお前にやったらシャレにならない』という色々なアレを不意にした挙句この仕打ち……もう躊躇わん」

利根「どうすれば許してくれるのじゃ?」

提督「万歳しなさい」

利根「? うむ、これでよいか?」

提督「うんうんオーケー。せぇの、よいしょー!」

 (利根の服が盛大に捲れる音)

利根「……?」

提督「……」

利根「……終わりか?」

提督「お前、なんで無反応なん?」

利根「なんでと言われても……なんじゃ見たかったのか?」めくり

提督「うわー!? お前なにやってんだ!」

利根「お主がいまやったことではないか! なにを焦っているのだ!?」

提督「自分で捲るとか……やらしさ当社比五倍じゃねぇか!」

利根「?」

提督「案の定穿いてねぇし! くっそ覚えてろよ!」

利根「あっ! こら、どこへ行く!?」


13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/24(木) 05:23:31.82 :79y4YblSo

―――

提督「ふーあぶねぇあぶねぇ。これはただの悪戯の筈なのに危うくCEROがD判定受ける所だった……」

提督「まぁでも雷と電と違ってただノーパンなだけだからまだマシか……」

愛宕「なにがマシなんですかぁ?」

提督「……チェンジで」

愛宕「張っ倒されたいのかしら?」

提督「だっておかしいだろ。なんで今日に限って絡んでくるんだよ」

愛宕「私は最初からここに居たもの。提督が来たんでしょ?」

提督「居るなよここに!」

愛宕「今日の提督はなんでそんなに好戦的なのかしら? 受けて立つわよ」

提督「しょうがねぇだろ! 今日の俺は健全に反応を見て終わろうと思ってるのに不健全な奴とばっかりエンカウントするんだから!」

愛宕「……せいっ!」

提督「ぶべらっ!」

愛宕「誰のタンクが不健全ですって?」

提督「お、……おっぱいビンタとか初めてされた! いてぇ! なんつー質量のもんぶら下げてんだテメー!」


15: ◆7SHIicilOU:2016/03/24(木) 06:30:05.77 :79y4YblSo

愛宕「肩が凝るのもわかるでしょう?」

提督「文字通り痛感したわ爆弾おっぱい!」

愛宕「もう一発いく?」

提督「やめろ。俺の首がもたない」

愛宕「で? 今日はどんなお馬鹿な事をしてるのかしら?」

提督「んん、なんのことかな?」

愛宕「誤魔化すの下手ねぇ。というかもう鎮守府全体で噂になってるわよ?」

提督「噂?」

愛宕「提督が何かにつけて悪戯をしてくるって」

提督「まったく誰がそんな根も葉もない噂を」

愛宕「根も葉もないって……実際にされたって娘も結構居るわよ?」

提督「……」

愛宕「……」

提督「とりゃ!」

 (スカートが捲れる音)

愛宕「……」

提督「……」

愛宕「愛宕、いっきまーす!」

提督「助走やめろ! 首が折れるから!」


26: ◆7SHIicilOU:2016/03/24(木) 21:33:59.69 :79y4YblSo

―――

提督「なぁ多摩。ブイでの射撃訓練ってどう思う?」

多摩「は?」

提督「ブイを狙った射撃訓練」

多摩「……静止した目標を撃っての訓練が必要な艦は今の所いないにゃ。新入りの初月やらザラとかもそのレベルはもう通り過ぎたにゃ」

提督「だが、銃の練習は定期的に静止目標を対象に行うぞ?」

多摩「どちらにしろわざわざ低い位置のブイを狙わないでちゃんとした的を用意するにゃ。あと一つ言うと愛宕のアレはブイじゃないにゃ」

提督「嘘をつくな。めっちゃ痛かったぞ。硬かったぞ、あれはおっぱいじゃなくてブイだ」

大淀「一般的に成長中の胸は張って硬く、成長が終わって成熟すると柔らかくなるようですよ」

提督「おい、それってつまり愛宕の胸は今尚成長中って事か? 恐怖以外の何物でもないぞ」

多摩「っていうかなにをしたらそこまで愛宕を怒らせるにゃ? スカート捲りだけじゃキャラ的に怒らなそうにゃ」

提督「えーっと確か……」


 提督『なにがぱんぱかぱーんだ。ぱっぱらぱーなのはお前の頭だしぱかぱかなのはお前の股――』


提督「みたいなことを言ったら連続乳ビンタよ」

大淀「自業自得というか、むしろよくそこまでの言葉を口にしようと思いました」

多摩「そりゃそんなこぶとり爺さんの悪い方の爺さんみたいな顔になるにゃ」

提督「あの時は少し荒ぶっていた、反省してる」

大淀「大量のブイの中で沈んでる提督を発見した時は『あれ? 死んだふりに戻った?』 と思いましたよ」

提督「今までで一番死に近づいた気がする」


27: ◆7SHIicilOU:2016/03/24(木) 21:36:59.60 :79y4YblSo

多摩「ちなみに提督は胸は小さい方が好きなんだったかにゃ?」

提督「んー難しい。大きいのも嫌いではないが、手の平に収まるくらいが好きだ。やっぱり柔らかいのが一番」

多摩「じゃあ龍驤は?」

提督「薄いけどちゃんと柔らかいぞ? あいつ」

大淀「つまりさっきの話に戻ると龍驤さんの胸は成長中じゃ――」

提督「ない」

大淀「未来の可能性は――」

提督「ない」

多摩「振りむか――」

提督「ないぞ絶対。俺は決して扉の方を見ないぞ」

多摩「……ま、流石にいないけどにゃ」

提督「なぁーんだ――」

龍驤「  」

提督「いるじゃねぇか!!!!」


28: ◆7SHIicilOU:2016/03/24(木) 21:41:03.17 :79y4YblSo

―――

龍驤「ちゃうねん。うちはな? 別に胸の事を言ったからめぇ三角にしておこてるわけちゃうねん」

提督「はい」

龍驤「実際いままでうち貧乳ネタで弄られてごっつ怒ったりしたことあった? ないやろ? 美味しいからな」

提督「はい」

龍驤「でもな? あかんやん、本人いーひん場面でやったら、そら弄りやのぅてただの蔭口やろ?」

提督「そうですね」

龍驤「そーいうのがアカンゆーてんねん、わかるか?」

提督「すみませんでした」


36: ◆7SHIicilOU:2016/03/25(金) 06:34:31.07 :K6ir3bpBo

―――

龍驤「じゃ、うちはこれで行くけども。あんま陰でこそこそゆぅたらあかんで?」

提督「はいすみませんでした」

龍驤「ほなな」

提督「はいお疲れさまです」

龍驤「……」

提督「……?」

龍驤「……あれなん?」

提督「ん?」

龍驤「今回はうちはえぇの?」

提督「へ?」

龍驤「や、なんでもないわ。ま……あれや、気ぃ向いたら顔出してや」

提督「お、おう」

龍驤「ほな」

 バタン

提督「……ふぅ」

大淀「あ、終わりました?」

多摩「結構長かったにゃ」

提督「お前らさっさと他所行きやがって」

大淀「だって関係ないですもん」

提督「お前らが誘導したんだろが」

多摩「「なーんも知らんにゃ」

提督「ちくしょうめ……。もういい、この憤りは次の奴にぶつける」

多摩「流れ弾が尋常じゃないにゃ」

大淀「ご愁傷さまですね」


37: ◆7SHIicilOU:2016/03/25(金) 07:09:06.99 :K6ir3bpBo

―――

提督「……また破廉恥な奴が来たよ」

青葉「誰の所為だと思ってるんですか!」

提督「お前が余計な法螺をふかなければよかっただけだ」

青葉「元を正せば提督が変に手の込んだ悪戯するからですよ!」

提督「お前なぁ……じゃあ言おうか? いまお前がどうしてそう元気にしていられるのは誰のおかげだと思ってるんだ?」

青葉「……どういう意味ですか」

提督「あの後龍田が出鱈目吹き込んできた青葉を自慢の獲物の錆にしようとしたのをフォローしたのは誰だと思う?」

青葉「え」

提督「大変だったんだからなフォロー。今頃いつぞやの秋刀魚よろしく三枚に下ろされて
    パリッパリに干物にされた挙句深海棲艦に美味しく頂かれててもおかしくないんだからな」

青葉「……どうもすみませんでした」

提督「それを思えばお前、そんな恰好する程度で済んでよかっただろ?」

青葉「いや、これもかなりキッツイですけどね」

提督「……」

青葉「な、なんですかじろじろ見て」

提督「雪風ならともかくそれなりに成熟した身体の奴がその恰好してると誘ってる感が半端ないな」

青葉「隼鷹さんにも言われました」

提督「つか裾引っ張って前を少しでも隠そうとするのやめろ。エロさが上がる」

青葉「丸出しで居ろって言うんですか!?」

提督「丸出し……あぁそういえばその格好だとスカート捲りのしようがないな」

青葉「……今度はなにをしてるんですか……」

提督「仮にそれでも青葉になにかしようとするなら……パンツを脱がすくらいか」

青葉「ちょっ!?」


38: ◆7SHIicilOU:2016/03/25(金) 07:15:26.41 :K6ir3bpBo

―――

青葉「いやぁぁぁ! た、助けてぇぇぇ!!!」

提督「暴れるな、暴れるなよ」


古鷹「……」


青葉「司令官に犯されるぅぅ!!!」

提督「おい! 静かに……大人しくしろ!」



古鷹「……」


青葉「ちょっ! やめ、本当に脱がす気ですか!?」

提督「じっとしてればすぐ終わるから! つか雪風パンツ穿けよ! なんで自前なんだよ!? 余計に絵面がまずいわ!」

青葉「いや……お尻がちょっと」

提督「お前お尻大きいキャラだっけ?」

青葉「最近少し……」

提督「……」

青葉「……」

提督「……おら! お前の青葉をみせんだよ!」

青葉「いやぁぁ! 服装の所為でただでさえ寒いのに余計に寒くなりますぅぅ!!!」


古鷹「……えぇぇ?」

青葉「あっ! 古鷹さん! 重巡みんなのお姉さん古鷹さん! 助けてください!」

提督「良い所にきた古鷹! 青葉抑えつけろ!」

古鷹「えと、えと……」

 どちらにしたがう?

      ていとく
  ニア
      あおば

古鷹「じゃ、じゃあ間を取って青葉が自分で脱ぐというのは」

 ふるたか は こんらんしている !


39: ◆7SHIicilOU:2016/03/25(金) 07:26:43.82 :K6ir3bpBo

青葉「ちょっと古鷹さん一体何をぉぉ!?」

提督「それはダメだ! 流石に不健全だ!」

青葉「この状況が健全だとでも言うんですか!?」

提督「……不健全だ!?」

青葉「えぇぇぇ!? マジですか!?」

鈴谷「なにしてん――」

 すずや が あらわれた !

提督「ん?」

青葉「あ、鈴谷さん!」

鈴谷「そ、そういう事は部屋でやった方がいいし!」

 すずや は にげだした !

青葉「待って! 逃げないでください!」

古鷹「あわわ」

青葉「誰か、誰か頼りになる重巡仲間は……」

加古「ん?」

 かこ が あらわれた !

提督「これは俺が青葉の立場でも手を伸ばすのを躊躇う藁が来たな」

青葉「そ、それでも加古さん! お願いします」

加古「なにやってんの?」

 かこ は ねぼけている !

提督「青葉のパンツを脱がそうとしてんの」

加古「……パンツ」ぺろ

 かこ は じぶん の スカート を めくった !

加古「あ、今日は穿いてるか」

青葉「え、なにしてるんですか?」

加古「寝起きだとたまに穿いてない時あるからさー」

提督「お前黒い悪魔ンかよ」

古鷹「? エーリヒ・ハルトマンですか」

提督「あ、そうか。お前らにこのネタ振っても元ネタがでてくるのか」

足柄「……なんか面白そうなことやってるわね」

青葉「あっ! 重巡最高練度の足柄さん! 助けてください!」

足柄「……んー、眠い」

 あしがら は でいすい している!

青葉「……」

提督「あれ、ウチの重巡ってこんなにポンコツばっかだったっけ?」

青葉「もう、青葉にはわかりません」

提督「ノーパンとおっぱい爆弾と破廉恥とポンコツしかいねぇとかマジか」

愛宕「おっぱい爆弾って誰の事かしら?」

提督「あ」


40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/25(金) 07:38:25.09 :7T1uTAkAO
あっ


42: ◆7SHIicilOU:2016/03/25(金) 07:51:49.30 :K6ir3bpBo

―――

提督「すぅー……はぁー……」

提督「……あー。いい天気だなぁ」

曙「……」

提督「あ、ぼのやんだ。曙ー」

曙「……」

提督「あれ? ……曙ー! ぼのやーん!」

曙「……」ちら

提督「おうおう、こっちおいでー」

曙「……」ぷい

提督「あっれー? あけぼのー、ぼのぼのー!」

曙「……」

提督「……俺の曙ー」

曙「もう、その呼び方やめてって言ってるじゃない」てこてこ

提督「……お前、本当可愛いな」

曙「は、はぁ? なによ急に!」

提督「当たり前のように隣に座るしな」

曙「……なによ。都合悪い?」

提督「いいや?」


44: ◆7SHIicilOU:2016/03/25(金) 08:01:25.34 :K6ir3bpBo

提督「……すぅー」

曙「……」

提督「はぁー……」

曙「で、どうしたのよ」

提督「んあ? なにが?」

曙「なんかあったんでしょ?」

提督「どうしてそう思うんだ?」

曙「わかるわよ。どんだけ付き合いが長いと思ってるのよ。あんた、なにか凹んだ時にはキツい煙草吸うじゃない」

提督「……そうか?」

曙「そうよ。珈琲飲むときはキャスター、こってりしたもの食べた時はメンソール系
   辛いもの食べた後はアークロイヤル。で、凹んだ時はechoかマイルドセブンのオリジナル」

提督「よく見てるな」

曙「ま、ね」

提督「……すぅ」

曙「別に話したくないなら別にいいけど」

提督「はぁ……」

曙「……いい天気ね」

提督「あぁ、雲一つない。春が近いんだな」

曙「……」

提督「……実はな」

曙「うん」

提督「困ってる事があってな」

曙「……私になにかできることある?」

提督「あるといえばある、けど……」

曙「言いなさいよ。なんでもやってあげるわよ」

提督「……どうしてもな、不健全になるんだ。俺は健全に悪戯して笑いたいだけだったのに」

曙「……は?」

提督「スカート捲りしててさ、めちゃ痛い思いもするしさ」

曙「……はぁぁぁ!?」

提督「と言うわけで、困ってたんだ」

曙「心配して損したわ! このクソ提督!」

提督「そんな」


46: ◆7SHIicilOU:2016/03/25(金) 08:38:19.18 :K6ir3bpBo

曙「……」

提督「……すぅー」

曙「……っ」

提督「はぁー……」

曙「……~~!!! もうっ!」

提督「うおっ! どした」

曙「で、私はどうすればいいのよ!?」

提督「え、してくれるの?」

曙「なんでもやってあげるって言ったでしょうが!」

提督「……じゃあスカートめくっていい?」

曙「……ん」


48: ◆7SHIicilOU:2016/03/25(金) 08:56:46.94 :K6ir3bpBo

 グラウンド前。夏場は木々が生い茂り葉鳴りの音が心地よいここも、
今は春に向けて力を蓄えてる途中の寂しい木々が立つばかりの庭。
そんな開けた日の当たる場所にあるベンチに俺は腰かけたまま正面に立つ曙を見つめる。

「ほら、好きにしたらいいじゃない」

 口調はどこまでもぶっきらぼうで、ともすれば蓮っ葉ですらあるけれど。
鬼灯のように紅潮した頬と、少しツンと尖らせた唇が曙の羞恥を現している。

「じゃあ遠慮なく」

 そっぽを向いた曙の横顔に声をかける。
それを聞いて曙はぎゅうと強く目を瞑ってその時を待っている。
ふるふると震えているのは恐怖からではなくて、やはり強い羞恥心で。

 前髪と共に日光に透かされる長い睫毛まで揺れているのをみつめながら
俺はそって彼女に手を伸ばす。

「……っ!」

 指先がスカートに触れる。
触れただけで、けれど曙はびくりと身体を大きく震わせる。
恐らくすぐにでも俺の手首を掴んで止めさせたいのだろう両手は、
腰のあたりで強く拳を握って動かない。

「ゃぁ……」

 悪戯心で敢えてスカートを捲らずそのまま手を進めて
肉付きの薄い曙の太ももに指先を滑らせると彼女の唇から
吐息のような声が僅かに漏れる。

「ちょぉ……ばか、なにしてんのよ……」

 それに調子をよくして、ゆっくりと触れる面積を
指先から手の平へと大きくしていけば、曙は普段よりずっと甘い声で
微かに身体を捩りながら抵抗の言葉を紡ぐ。

「ダメか?」
「……ダメじゃ、ないけど」

 許しの言葉を得て、手はさらに縦横無尽に柔肌の上を滑る。
滑って、統べる。

「んぅ……」

 風にも殺されそうな小さな小さな喘ぎ。
けれどその声は俺の耳朶に確かに届いて、俺をさらに興奮させる。
上へ、上へ。指先でなぞる様に、手の平全体で揉むように。
やがて手首から先が全てスカートの中に隠れる。


49:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/03/25(金) 09:32:41.48 :aOR1MMzwO
!?!?


50: ◆7SHIicilOU:2016/03/25(金) 09:35:39.07 :K6ir3bpBo

 しっとりとした肌が手の平張り付く。

 すっかり手元に行っていた視線をふと気が付いてあげると、
少し潤んだ瞳でこちらを見ていた曙と目が合う。

「……なによ」

 ついとすぐに顔を逸らされて弱くなった語調で問われるも、
俺はなにも言葉を返さず手を再び動かす。
後ろ髪を引かれる思いで曙の太ももから手を離してスカートの裾をつまむ。

「んっ」

 息を詰まらせたような、そんな声を聞きながら
ゆっくりとスカートをまくり上げる。
先程まで隠れて見えなかった太ももの際どい所が、
手が上がるにつれ段々と日に照らされていく。

「おぉ……」

 真っ白な、世の女性が喉から手が出るほど欲しがるであろう。
傷もシミも一つたりとてない美しい肌が日光の中僅かに表面に浮いた汗で光っていて、
思わず感嘆の声が漏れる。それが余計に恥ずかしいのか、
曙は振り返るかのようにさらにそっぽを向いて、真っ赤になった耳たぶだけが髪に見え隠れしている。

「ごくり」と唾を飲んだのは俺か、それとも曙か。
わからないままにスカートはどんどん上がっていき、
遂にその本来の意味を失いただただ曙の羞恥と俺の興奮を煽るだけの物となり果てた。


51: ◆7SHIicilOU:2016/03/25(金) 09:48:14.12 :K6ir3bpBo

 イメージカラーと言うものがある。
曙が属する第七駆逐隊のイメージカラーを考えるなら、
朧は黄色で潮は水色だろうか? 漣は髪の色からピンクで、
となると曙はリーダー的立ち位置や性格から赤か、あるいは漣と同様の理由で薄紫か。

「……」

 けれど長い時間をかけてめくられたスカートの内側から
顔を見せたその下着は淡いパステルの黄色。
あるいはレモン色と表現すれば妥当か? 兎角曙の表面のイメージとは違う、
可愛らしく少女らしい色の下着だった。

「……っ」

 小柄な曙の事。仮に腰かけていても俺の頭より
彼女の腰の方が位置は低く、俺の位置からスカートを捲って下着を見ようと思えば
スカートをかなり、それこそ曙の胸に届くように正反対の方向まで捲らなければならず。
結果下着どころかその上、下腹部あたりまでが見えている現状。
俺は先程の評価を早々に覆すことになる。

 そう、可愛らしく少女らしいのはあくまでも色だけで。
こうして腹部から足先までを俯瞰すればその布地が一般的な少女向けの下着よりも
幾分以上少ない事がわかる。かなりのローライズで恥丘の半分は覆われておらず、
また角度も実に際どい。鮮やかな色合いと艶やかなデザインとでも表現しようか。

 上部に小さく飾り付けられた刺繍の蝶も含め逆に全体としては
むしろ大人びた印象を覚える。それでいて曙自身は恥じらい、
もはや全身を紅く染めているというのがまたそそる。

 そんなものを至近距離で見て、空いている手を伸ばしてしまうのは仕方がない事だろう?


52: ◆7SHIicilOU:2016/03/25(金) 09:51:44.66 :K6ir3bpBo

「捲るだけじゃ、なかったの……?」

 非難するような声。
けれどそのどこかに期待が見え隠れしていると思うのは、
俺の希望的観測か。あるいは……。

「……」

 ダメか? とはもう問わない。
俺は黙ってこちらの様子をうかがう曙の瞳をじいと見つめるだけ。

 一秒、二秒。周囲を伺うように忙しなく動く瞳。
そして「好きに、……すればいいじゃない」と掠れた声。
俺は空いていた手で腰をつかも曙を抱き寄せ――

「なにしてるのかしらぁ?」

 龍田が来た。


62: ◆7SHIicilOU:2016/03/25(金) 14:23:07.00 :K6ir3bpBo

曙「!?」

提督「うおっ!?」

龍田「……そんなに驚いて、どうしたのぉ?」

提督「い、いやいやなんでもない!」

提督(大丈夫大丈夫……龍田は曙の後方に居る……つまり曙の前面、俺の行いは見えてない誤魔化しは、効く)

龍田「ふぅ、うん?」

提督「急に声をかけられるから驚いただけだ」

龍田「……あらあらぁ。それはそうですよねぇ? こんな誰が見てるかわからないお庭であんなことをしてたら、ねぇ?」

提督「な、なんのことだよ」

龍田「覚えてないんですかぁ~? 私、提督が質問して回ってた時も、抱き着いて回ってた時も
    ずっと、ずぅ~っと貴方を見てたのよ? 覚えてない筈ないですよねぇ? ううん、そもそも
    一瞬でも忘れる筈がないわよねぇ~? だってそうでしょ? 私は提督の事を片時も忘れたりしないもの。
    なら相思相愛で将来を約束し合って何度も何度も愛を確かめ合った提督が私の事を
    同じように思ってくれてるのは当然の事で、なら忘れたりする筈ないものねぇ?
    あらあらぁ~? だとするとおかしいわねぇ、提督は私が見ているのをわかっていて
    あんな色んな女の子にいかがわしい事をしていた事になっちゃいますねぇ~?
    それってどういう事かしらぁ? ……あっ! わかったぁ! 提督は私に嫉妬して欲しかったんですよねぇ?
    もぅ、そんなことしなくても私の愛は変わらないのに、提督ったら心配屋さんなんですからぁ。
    でも、そういう事なら許しちゃいますよぉ。私は心が広いので、ただちょぉっと私を不安にさせたり
    した分だけ仕返ししちゃいますけど。それはほら、提督もわかってくれるわよねぇ?
    あっ! むしろ提督ったらそういう事をされたくてわざとやってるのかしらぁ~?
    うふふっ、最初から言ってくれればどんなことでもしてあげますよぉ~? だからそんな所から
    離れて早くこっちに来てくださぁい。『私の提督』」

提督(――相変わらずスイッチがオンになったときは別人の――)

曙「うっさい」

龍田「……なにか言ったかしら?」

曙「うっさいって言ったのよ。ぐちぐち鬱陶しい、しかも言うに事欠いて『私の提督』だぁ?」



曙「こいつは私の提督よ!!」



龍田「駆逐艦の癖に、言ってくれるじゃない――艤装展開――」

曙「はっ! やるっての? ――艤装展開――」

龍田「提督、待っていてくださいねぇ、いまこの子を黙らせちゃいますからぁ」

曙「最近随分と練度上げしたみたいだけど、それでも私に敵うと思ってんの?」

龍田「お子様にはわからないでしょうけど、愛の力って凄いのよ?」


63: ◆7SHIicilOU:2016/03/25(金) 15:54:54.82 :K6ir3bpBo

提督(……なんかめんどくさい事になってるぅ)

曙「アァン?」

龍田「うふふ……」

提督「えーっと……とりあえず龍田を止めるか……」

龍田「じゃあ、行くわよ?」

曙「さっさと来なさいドン亀」

龍田「このっ……!」

提督「はいだめー」 ぎゅう

龍田「ぴぃっ!?」

曙「ちょっとなにしてんのよクソ提督!」

提督「馬鹿たれ! 俺が着任してからちまちま作り上げたこの庭を焼け野原にするつもりかスカタン!」

曙「あう……それは」

龍田「はわわ……て、提督、だ、ダメですよぉ!」

提督「おっ、気絶しない。耐性ついたか……なら!」

 (スカートが勢いよく捲れる音)

提督「白の紐か、良い趣味してるな」

龍田「あ……あ……いやぁぁぁぁ!」

 パァン

提督「いてぇ!?」

龍田「て、提督のおたんこなすー!」

 (龍田がダッシュしていく足音)

曙「……どんな仲裁のしかたよ」

提督「他にやりようなかったんだよ……」

曙「……なんかあんた凹んでる?」

提督「龍田に痛みを伴うなにかをされたのは……初めてだ」

曙「あっそ。悪かったわね粗暴で」

提督「そんなこと言ってないだろぉ。拗ねんなよー」

曙「うっさい!」


65: ◆7SHIicilOU:2016/03/25(金) 16:04:50.23 :K6ir3bpBo

―――

提督「という事で、初めて愛宕におっぱいボンバーされたり龍驤に怒られたり
    愛宕におっぱいビンタされたり龍田に叩かれたり愛宕にバスとアタックされたり散々でした」

多摩「それはそれは、ビッグニュースでびっくりニュースにゃ」

大淀「安易な気持ちで変態行為に勤しむからですよ」

多摩「勤しむという単語をここで使って欲しくなかったにゃ」

提督「まったくだ」

大淀「せいっ」

提督「いたい! なにしやがる!」

多摩「ざまぁ」

提督「今日から執務は体育座りでやろう」

多摩「体育座りした程度で多摩の侵攻を防げると思ったら大間違いにゃ」

提督「なにぃ?」

大淀「で、今回は終わりですか?」

提督「そうだな、那珂ちゃんも泣かせてしまったし、古鷹を混乱させてしまったし。
    曙に拗ねられてしまったし、愛宕に切れられてしまったしな」

多摩「あとに響きそうにゃ」

提督「ってかやっぱり愛宕はおかしい。あいつ実は重巡愛宕じゃなくて
    アフロダイAの転生体なんじゃね?」

大淀「?」
多摩「?」

提督「あー! ジェネレーションギャップが鬱陶しいなぁ!」

大淀「……んと」かたかたったーん

大淀「なるほどアニメにでてくる女性型ロボットですか」

提督「必殺技はおっぱいミサイルだ」

多摩「あー、かもしれんにゃ」

提督「だろ?」

愛宕「そんなわけないじゃない」

提督「……俺、死ぬ?」

愛宕「ふふっ」


66: ◆7SHIicilOU:2016/03/25(金) 16:07:37.79 :K6ir3bpBo
終わり

死んだふりは長々とやってぐだったから勢いでやった
勢いでやったら川内を夜戦で味方につけて那珂ちゃんいじめるシーンを入れ損ねた
仕方ないね

次は素直にさせる薬かチュウかこっそり痴漢かもしくはなにか少し性的な悪戯系を書くよ


68: ◆7SHIicilOU:2016/03/25(金) 16:14:52.65 :K6ir3bpBo

【おまけ】


天龍「ただいま……ってうぇぇぇぇ!? な、なにしようとしてんだよお前!」

龍田「あ、天龍ちゃん。おかえりなさい……」

天龍「おかえりなさいって、なに普通に挨拶してんだ!? とりあえず台から降りてロープを手放せ!」

龍田「ダメ、ダメよ……私は取り返しのつかない事をしてしまったの……」

天龍「わわわ、わかったから! とりあえず話を聞かせろ! なっ!」

龍田「……わかったわよぉ」 スッ

天龍「よしよし……そのまま、そぉっと降りてくるんだ……いいぞ、その調子だ」

龍田「飛び降り自殺じゃないんだからそんな慎重さはいらないんじゃないかしら……」

天龍「自殺とか縁起でもないこというな! な、なにがあったんだ!?」

龍田「天龍ちゃん。わたし、私ね……提督をひっぱたいちゃったの……」

天龍「あ?」

龍田「もう、提督に申し訳なくて……死ぬしかないのよ……」

天龍「いやいやいやいや! そんなことで死のうとするなよ!?
   確かにお前があいつを叩くとか考えらんねーけど……またどうして?」

龍田「提督に抱きしめられてね」

天龍「おう」

龍田「スカートを捲られたの……」

天龍「おう…………、それ、あいつが悪くね?」

龍田「違うのよ! 今日、見られてもいい下着をつけてなかった私が悪いのよぉ……」

天龍「いやいやいやいやいやいや。どう考えてもアイツがわりぃだろ……っつかどっちにしろ
    一回や二回たたいた位で死んでたら俺なんかアイツの事なんかいも蹴ったりしてんぞ」

龍田「……ふぅん? 天龍ちゃん、提督にそんな事してたんだぁ……?」

天龍「へ?」

龍田「これは、お仕置きよねぇ~?」

天龍「なんでだぁぁぁぁ!?」


70: ◆7SHIicilOU:2016/03/25(金) 16:28:16.99 :K6ir3bpBo

【おまけ2】

雷「おかしいわ」

電「なにがなのです?」

雷「最近司令官が私達の事を避けてる気がするのよ」

電「それは気のせいじゃないのです。間違いなく司令官さんは電達の事を避けてるのです」

雷「そうよね!? 今回だって司令官がスカート捲りに精を出してるって聞いて張り切って待ってたのに!」

電「スカートめくりに精を出すってとってもやらしい響(姉ではない)きなのです雷ちゃん」

雷「そうね! でもいまはそこは重要じゃないわ!」

電「重要じゃないのですか!?」

雷「……うーん。少しは大事かもね!」

電「なのです!」

雷「じゃ、なくて! どうすれば司令官の気持ちをこっちに向けられるか、よ!」

電「ちなみに雷ちゃんは具体的にどんな風に今回張り切っていたのです?」

雷「前張り」

電「よかった。被ってないのです、電は絆創膏を選択したのです」

雷「やるわね電!」

電「当然なのです!」ふんす

雷「でも! 司令官に見てもらえなければ意味がないわ!」

電「そこなのです! 今から司令官さんのお部屋に行きますか?」

雷「それもいいんだけど……できれば私は司令官の方から求めて欲しいの!」

電「難しいのです……」

雷「だからこそ成功した暁(姉ではない)にはきっと素敵な未来があるのよ!」

電「電! 頑張るのです!」

雷「えぇ! 二人で頑張りましょう! 司令官のゲットするのよ!」

電「えいえいおー! なのです!」





―――部屋の外

響「……あの二人はまた」

暁「とりあえず二人の作戦を盗み聞きして司令官にまた二人の居る場所を教えておくわよ」

響「そうだね。悪い妹の面倒は姉である私達が見ないと」

暁「まったく困っちゃうわ」



2018/09/17(月) /  SS TB(0) CM(0)

SS8

提督「死んだふりをしてみたらどうかな?」




関連SS
提督「金庫って十回言わせてから」
提督「とりあえず視界に入った艦娘に抱きしめる」
提督「ウチの雷と電がおかしい」
提督「死んだふりをしてみたらどうかな?」
提督「とりあえず視界に入った艦娘のスカートめくる」
提督「どんな質問にも素直に答えてしまう薬」




1: ◆7SHIicilOU 2016/01/15(金) 16:50:24.96 ID:iQFDtyofo


明石「どうかな、と言われましても」

提督「面白そうな反応が見れそうだ」

明石「大淀から聞きましたけど最近色々やってるみたいじゃないですか、いい加減ひっぱたかれますよ?」

提督「多少は覚悟の上だ」

球磨「覚悟って言葉を舐めるなクマ」

提督「いたのか球磨」

球磨「実は居たクマ」

明石「結構前から居ましたよね」

提督「……やるな。多摩より気配消すのが上手い」

球磨「これでも長女クマ! えっへんクマ」

提督「そんなお前にはこれをやろう。鮭の缶詰だ」

球磨「いらねークマ」

提督「まじで? これ1缶1700円する北海道のすごい缶詰なのに」

球磨「貰ったクマー! もう誰にも渡さんクマ」

明石「現金ですね」

提督「で、死んだふりだけど」

明石「本当にするんですか? 四日前には変な問いかけやって昨日は抱き着いたって話工廠に居ても届いてますよ?」


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2: ◆7SHIicilOU 2016/01/15(金) 16:57:33.19 ID:iQFDtyofo


提督「おぉ、みんな楽しんでくれた。そして俺が一番楽しんだ」

球磨「エンターテイナーの鏡クマ」

提督「照れるぜ」

明石「でも死んだふりはスキンシップの延長じゃないですよ? 場合によっては……」

球磨「まぁ確かに人死にが平気の平左で起こり得るこの環境でその悪戯は
 心配されていい反応が見れるだろうけどそのあと軽蔑もされそうクマ」

提督「大丈夫だ。その辺は抜かりない」

明石「と、言いますと?」

提督「死んだふりは死んだふりだけどドッキリとは違うんだ」

球磨「どういう意味クマ?」

提督「明らかに突っ込み所のある死んだふり、とでも言うのかな。
   ここで俺が電柱に腹を貫かれて死んでたらどうする?」

明石「……まぁ、呆気にとられますかね?」

提督「そういう事。絶対におかしい死に方で発見されるんだ。俺は」

球磨「あぁ、それなら悪戯で済みそうクマ。ただ、仕掛けが大がかりになるクマ」

提督「その辺は二人に協力してもらいたい」

球磨「おっけいクマー」

明石「いいですよ。その内容なら確かに問題ありません」

提督「よし! 始めるぞ!」

明石「はい」

球磨「くま」

提督「……で、最後に」

明石「?」

提督「なんでお前らが居るの? 大淀と多摩は?」

球磨「休み取ってベガスに行ってるクマ」



12: ◆7SHIicilOU 2016/01/15(金) 18:36:56.09 ID:iQFDtyofo


―――

明石「とりあえずセットはできました」

球磨「相変わらずの仕事の早さクマ」

明石「と言ってもまだ一つ目だけですけどね」

提督「いや、助かる」

球磨「で、この熊の着ぐるみはなにクマ」

提督「俺がこれを着た状態で死んだ振りする。背中に大量の矢を刺して」

明石「どうなったら起こるんでしょうねそんな事態」

提督「着ぐるみを着てみんなを驚かそうとしたら狩人にしこたま撃ちこまれた体で」

球磨「あほクマ」

提督「矢で撃たれないといけないので外に出ます」

明石「では私は次の制作に入るので、これで」

提督「おうご苦労」



92: ◆7SHIicilOU 2016/02/15(月) 04:41:48.15 ID:i2Swe+Zfo

>>12

―――

大井「ふんふんふふーん」

『ぉぉ……』

大井「……? いま、なにか……」

『ぉぉぃ……』

大井「……こっちかしら?」

提督(着ぐるみ)「ぉぉぃ……」

大井「……」

提督「……」

大井「……!? え、なんですかこれちょっと意味がわからないんですけど?」

提督「……」

大井「ちょ、ちょっと提督! なにして、というかなんなんですかその状況は!?」

提督「き、着ぐるみを着て……驚かそうとしたら……猟師にやられて……」

大井「……」

提督「……」

大井「ダウト」

提督「……げほっ」

大井「……」

提督「……ごほっごほっ」

大井「……え、本当なんですか!?」

提督「いや、嘘だけど。血糊血糊」

大井「……」

提督「……」

大井「じゃあ本物の血も混ぜてあげましょうね」

提督「……にこっ!」だっ

大井「待ちなさい! こら!」

提督「ぜってー嫌だっ! ……ってしまった! 血糊で足が滑って――!」

 (鈍い音)

提督「……」

大井「……だ、大丈夫ですか?」

提督「大井っち……」

大井「は、はい?」

提督「その角度だとパンツ丸見え」

大井「死ね!」






93: ◆7SHIicilOU 2016/02/15(月) 04:49:21.37 ID:i2Swe+Zfo


―――

提督「しこたま魚雷で殴られたよ!」

球磨「馬鹿まるだしクマ」

提督「お前の妹だろ。暴力振るわないようにちゃんと教えておけよ」

球磨「暴力と躾は違うクマ。大井はちゃんとわかってるクマ」

提督「おっ?」

球磨「やるクマ?」

提督「……」

球磨「……」

提督「いや、流石にお前の相手はしんどいからやめておく」

球磨「よかったクマ。クマも提督とサシでやるのはしんどいクマ」

明石「えぇっと突っ込みいれた方がいいですか?」

提督「早くしてくれ」

明石「……ん、んなあほなー」

球磨「落第」

提督「赤点ですな」

明石「わ、私の本業はそういうのじゃないので! こっちなので!」

提督「おぉー! 流石の出来だ」

球磨「室内にランクルがあるとかイカれてるクマ」

提督「よし、じゃあ俺はこれで轢かれとくから誰か呼んできてくれ」

球磨「すげぇ台詞クマ。了解クマ」

明石「じゃあ私は次に言ってますね」

提督「お前なりのアレンジしてもいいからな」

明石「そういう無茶ぶりには答えられません。大淀にお願いします」

球磨「大淀をなんだと思ってるクマ……」



100: ◆7SHIicilOU 2016/03/20(日) 14:37:22.09 ID:eL1zuJzBo


―――

 その日私(霞)は久々の非番だったの。
元々は遠征中心の艦隊に属していたのだけど
改二実装の練度上げからの零号作戦での旗艦と
このところ忙殺されかねない勢いで働いていたから
その分まとまった休みをもらって、その日は二日目。
休み自体はこれまでもあったけど、連休っていうのは
本当に珍しくて、二日目の段階で少し暇を持て余してぷらりと散歩をしていたの。

「……?」

 そうしたら、執務室の扉が開いていて。
ふと……。本当にふと、覗き込んだの。
あいつはちゃんと仕事しているかしら? ってな感じでね。
練度上げから休みをもらうまでしばらくは秘書艦もやっていたし、
そういうのもあって、どうせ暇なんだから場合によっては手伝ってあげてもいいかなって思いながら。

「なにこれ?」

 そしたら、まさかこんな光景が広がっているなんて、誰が想像つく?



102: ◆7SHIicilOU 2016/03/20(日) 14:45:56.51 ID:eL1zuJzBo


(落ち着け、落ち着きなさい霞。今の私はこの鎮守府内でも高練度組。
次のケッコン候補にも上がってるし司令官にもお前は冷静で落ち着いてるから
頼りになると言われたじゃない。そう、今は冷静に冷静に状況を判断するの)

 二度深呼吸をして周りを見渡す。
場所、鎮守府内の執務室。
人、私と……多分司令官。
なんで多分かというと、下半身しか見えてないから。
じゃあ上半身は? ……なんかよくわからない車に隠れてる。
そしてケッコン……違った、血痕。

「……え、なにこれ?」

 結論――わからない。
なんで室内で車に轢かれるのよ。
仮に、100歩譲って室内に車が飛び込んでくるという状況はあり得るとして、
壁もなにも全部無傷なのはなんで? 普通突っ込んで来たら壁をぶち抜いてって
形になる筈よね? ……え、という事は?

「……あっ!? ドッキリね!?」

 ぴこーん!



103: ◆7SHIicilOU 2016/03/20(日) 15:25:33.41 ID:eL1zuJzBo


提督「よく見抜いたな」

霞「ふふん、これくらいよゆ――うわっグロッ!」

提督「おぅ、すごいだろこのクオリティ。明石産だぞ」

霞「いいから仕舞いなさいよ内臓!」

提督「内臓を仕舞えってすげぇ文言だな」

霞「いいから早く!」

提督「うす」

霞「今のが一番びっくりしたわ」

提督「まぁな、俺も明石からこれを素で渡されたときめちゃビビったもんな」

霞「なにやってんのよあの工作艦」

提督「指示通りになんでも作ってくれるよいこだ」

霞「しょうもない事やらせるのやめなさいよ」

提督「あーあーきこえなーい」



104: ◆7SHIicilOU 2016/03/20(日) 15:30:21.91 ID:eL1zuJzBo


―――

提督「普通に諫められた」

多摩「いや、普通に当たり前にゃ。意味わかんねーもん、この企画。にゃ」

提督「うぅむ、ターゲットが悪いのかな?」

多摩「いっそ本当に死ぬというはどうにゃ?」

提督「めちゃドッキリだな」

多摩「ホントに。ホントに」

提督「……あれ? お前もしかして俺の事嫌い?」

多摩「んー、悪ふざけしてる提督は嫌いにゃ」

提督「あっ! じゃあ次はそれで行こう」

多摩「にゃ?」

提督「多摩が俺を殺しちゃったドッキリ」

多摩「……それ、多摩が危険にさらされる恐れがあるにゃ」

提督「大丈夫大丈夫。タイミングみて起き上がるから」

多摩「えー」



110: ◆7SHIicilOU 2016/03/22(火) 05:04:05.32 ID:YTYNZ/Vao


―――

提督「……よし、これでオーケー」

多摩「きめぇにゃ」

提督「おう。なんか明石の張り切り方がおかしいんだ」

多摩「久々に頼りにされたからじゃないかにゃ?」

提督「でもこれはなぁ……」

多摩「いいから早く死ぬにゃ」

提督「言い方」

ガチャ

球磨「おぇ……ただいまク――なんでまたそんな感じクマ!?」

バタンッ

提督「とんぼ返り球磨」

多摩「球磨姉はグロ耐性皆無だからにゃ」



111: ◆7SHIicilOU 2016/03/22(火) 05:21:08.44 ID:YTYNZ/Vao


―――

青葉「ふんふんふふーん♪」

青葉「今日は司令官に突撃取材です! このところ面白い事をやってるのに青葉を巻き込まないなんて……」

青葉「今日は根掘り葉掘り聞いちゃいますよー!」

 ガチャ

多摩「あ」

 (多摩が持った包丁から血が滴る音)

青葉「あ、あわわ」

 (カメラが落ちる音)

提督「」

青葉「あぁぁぁぁ、い、一体なにを……し、司令官」

多摩「見たにゃ?」

青葉「た、多摩さんがやったんですか……?」

多摩「見てのとおりにゃ」

青葉「なんで司令官を!?」

多摩「多摩の昼ごはんにキャットフードをだしてきてカッとなってやったにゃ」

青葉「え、いやそんなのただの悪ふざけじゃないですか!」

多摩「あとねこじゃらしで顔をしばいてくるにゃ」

青葉「微笑ましいじゃないですか」

多摩「えー、結構腹立つにゃよ?」

青葉「だからってそんな、なにも殺す事……」

提督「そうだ、殺す事ないじゃないか」

青葉「うわぁぁぁっ!?」




112: ◆7SHIicilOU 2016/03/22(火) 19:23:51.43 ID:YTYNZ/Vao


 ドコォッ

提督「……ぉぉぉ」

多摩「ちょっ、主砲を仕舞えにゃ」

青葉「こ、殺され……あわわ」

多摩「あ、やべぇスイッチが入ってるにゃ」

青葉「ってぇー!」

提督「やめ――



113: ◆7SHIicilOU 2016/03/22(火) 19:29:48.32 ID:YTYNZ/Vao


―――

提督「明石が居てくれて本当によかった」

明石「なんか久々のまともな仕事な気がします」

球磨「しかし随分と風通しがよくなったクマ。これが噂の開けた指令室って奴クマ」

提督「そんな国会みてぇな文言が付いた事はないし仮についててもこの現状とソレは一致しねぇ」

明石「というか単純にこの季節にこんな大穴あいたら寒さで仕事にならないですよ。
    とりあえず一両日中には直しちゃうんで今日の所は別の所で仕事してください」

提督「わかった……球磨部屋貸して」

球磨「嫌クマ。曙に頼むクマ、喜んで迎え入れてくれるクマ。もしくは雷電」

提督「後者はダメだと俺の第六感が告げている……ってか多摩は?」

球磨「そそくさと帰ったクマ。休暇をくだらねーことで邪魔するなと怒られたクマ」

提督「へぇ。怒られるべきなの俺だと思うんだけどな」

明石「わかってるならやめてください」

提督「そうだな。とりあえず死んだふりはダメだ。大がかりな上にこんな被害がでたら俺の財布と上の評価がマッハだ」




114: ◆7SHIicilOU 2016/03/22(火) 19:34:21.05 ID:YTYNZ/Vao


球磨「評価とか気にする玉クマ?」

提督「多摩?」

球磨「ちげ」

提督「冗談だって。そんな目をするなよおっかねぇな、チビっちまうだろ?」

球磨「HAHAHA」

提督「HAHAHA!」

明石「いいから他所行ってくださいよ! 作業できないんですけど!」

提督「うす……で、次はどうしようかな」

球磨「は?」

提督「いやいや、死んだふりの次の悪戯」

球磨「こりねぇクマ。せめて多摩の休暇が終わってからにして欲しいクマ」

明石「あ、大淀も戻ってきてからにしてください。提督の突っ込み役に私では力不足です」

提督「とりあえず初心に戻ってセクハラ系にしようかと思うんだがどう思う?」

球磨「死ねばいいと思うクマ」

提督「いま死んだらまた振りだと思われて色々と遅れそうだからやめてね」

明石「心配はそこですか……?」



117: ◆7SHIicilOU 2016/03/22(火) 19:56:16.19 ID:YTYNZ/Vao


 バン!

龍田「……」

提督「え、なにごと?」

球磨「あ、嫌な予感がすげぇするクマ。先行ってくるクマ」

龍田「……うあぁぁ」

提督「な、なに!? どうした龍田!? なんで泣いているんだ!? 球磨待て逃げんな!」

球磨「すたこらさっさのさクマ」

提督「お前はお嬢さん側じゃなくてクマ側だろうが!」

龍田「ていとくがぁ……提督が死んじゃったって本当?」

提督「もし本当なら俺はなんなんだよ!?」

明石「生霊じゃないですかね?」

提督「余計な事言わないでくれません!?」

龍田「なんで死んじゃったのよぉ! 提督のばかぁ!」

提督「死んでねぇっての! 誰から聞いた!?」

龍田「青葉」

提督「あの野郎!」



119: ◆7SHIicilOU 2016/03/22(火) 20:28:19.11 ID:YTYNZ/Vao


龍田「あうあう……」

提督「あーあー……落ち着け龍田、ほらぎゅー」

龍田「うぐぅ」

提督「よーしよし。俺は生きてる! 生きてるぞー!」

 バァン

雷「司令官が死んだって本当!?」

電「なんでこんなことになってしまったのです!?」

提督「あおばぁぁぁ!」

明石「提督、龍田さんが抱きしめられて気を失ってますよ」

提督「絶対あとで青葉に雪風の服着させる! サイズそのままでワカメちゃんばりにパンモロで生活させる!」



 結局全員落ち着くまで25分かかりました

2018/09/17(月) /  SS TB(0) CM(0)

SS7

提督「とりあえず視界に入った艦娘に抱きしめる」



関連SS
提督「金庫って十回言わせてから」
提督「とりあえず視界に入った艦娘に抱きしめる」

1 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/08(金) 02:51:30.07 ID:nkbRf852o

大淀「……なぜ?」

提督「面白そうだから、かな」

大淀「この間、そんな愉快犯的行動にでた結果痛い目みたの忘れたんですか?」

提督「大丈夫だ。この間とは違う、ただのスキンシップだ」

大淀「はあ……どうなっても知りませんよ?」

提督「あぁ。それに俺だって学習はする。この間のアウト組には流石にはしないよ」

多摩「抱きしめたが最後別の意味でも抱くことになりそうだにゃ」

大淀「提督なら力技でやられることはないでしょうけど、いかんせん精神面で不安が……」

提督「どういう意味かなぁ……?」

多摩「事実にゃ」

提督「……ていっ」

多摩「な、なにするにゃ!?」

提督「抱きしめてる」

多摩「はーなーせー」

提督「はいはいっと……」

多摩「……あ、意外とあっさりにゃ」

提督「あまり長いこと抱きしめてるとスキンシップの域超えるかなと思って。あと、お前意外といい匂いするな」

多摩「そういうのは黙ってろにゃ」

大淀「……」

提督「……じゃあ行ってくるか」

大淀「ちょ! なんでですか!?」

提督「両手を広げていかにもウェルカムって感じ出されると……な」

大淀「むぅ……そういうものですか」

提督「そういうもんだ。じゃ、行ってきます」

多摩「仕事は?」

提督「終わってる」

大淀「仕事はできる人なんですよね」

11 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/08(金) 18:19:24.62 ID:nkbRf852o

提督「……さってと、どこに行こうかな。ぶっちゃけ完全思い付きのノープランだからなぁ」

響「?」

提督「ま、食堂なり間宮なり行けば誰かしらいるだろうしなんとかなるだろ」

響「司令官」

提督「お、響。なんだ一人か?」

響「さっきまでリべと居たんだけどね」

提督「リベッチオとか? 珍しいな、仲いいのか?」

響「これでも私も海外経験のある駆逐艦だからね。
  レーベとマックスはグラーフとビスマルクの座学に付き合ってるから」

提督「なるほどな、まぁなんにせよ上手くやってるならいいんだ。
    まだ日が浅いしうちにはイタリア艦は他に居ないからさ、頼むな」

響「うん、任せてくれ司令官……じゃあ私はこれで」

提督「……てい」 ぎゅう




響「

15 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/08(金) 18:29:01.86 ID:nkbRf852o

響「……ん?」

提督「……」

響「……んー、司令官」

提督「なんだ?」

響「私はさっき言った通りリべと動き回って正直少々汗をかいているんだ」

提督「別にくさくないぞ? むしろ……うん、なにやら甘いにおいがするな

響「んぅ……そうやって匂いを嗅ぐのはマナー違反だ司令官」

提督「それはすまない」

響「それに、申し訳ないけど今日は三日目なんだ、求めてくれるのは嬉しいけどせめて明日に」

提督「いや、そんなつもりはなかった」

響「おや、そうなのかい? 雷と電が最近色々言っていたからてっきり」

提督「一体あの二人はなにを……いや、いい」

響「……もう終わりかい?」

提督「変な誤解をされたからな」

響「むぅ……失敗したみたいだ。で、違うならどうしてこんなことを?」

提督「べつに、単に反応をみようと思っただけだ」

響「なるほど、司令官らしいといえばらしい。けど、相手は選んだ方がいい」

提督「選んだつもりだったんだけどな」

響「人も船も見かけによらないと言うことかな、じゃあね司令官。気が向いたらまたしてくれたら嬉しい」

提督「おう」

16 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/08(金) 18:30:58.30 ID:OqVhqvqjo
やっぱ響は天使ですわ

20 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/08(金) 19:25:48.44 ID:nkbRf852o

―――

夕立「っぽーい!」

時雨「夕立、そんなにがっついてみっともないよ」

夕立「こうやって食べるのが一番おいしい食べ方っぽい」

時雨「まったく……あ、間宮さんお汁粉もう一杯」

間宮「はいはーい、ちょっと待っててくださいね」

夕立「時雨もちょっと食べすぎじゃないかしら?」

時雨「暖かくて甘くて、お汁粉はついついね」

提督「餅は高カロリーで食べすぎは怖いぞ」

夕立「あっ、提督さん! 提督さんもおやつの時間っぽい?」

提督「んー、ちょっと違くな」

時雨「相変わらず急に出てくるね。それと、提督も知ってのとおりこれでも僕は海域攻略組だからね。
    食べた以上の働きはしてるつもりだよ」

提督「あぁ、二人とも頼りにしてるよ」

夕立「ふふーん。もっと夕立を頼っていいっぽい!」

時雨「こらこら、雷の台詞を取ったらだめだよ。……それで、提督はどうしてここに?」

提督「ん、実はな……時雨、立ってくれるか?」

時雨「? いいけど、はい」

提督「こっちきて」

時雨「はいはい」

提督「ぎゅう」

時雨「!?」

夕立「あー! ずるいずるいずるいっぽい! 夕立も! 夕立も!」



21 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/08(金) 19:44:04.86 ID:nkbRf852o

時雨「……」ぎゅう

提督「おっ?」

時雨「もうちょっと、強くしてくれるかい?」

提督「はいよ」

夕立「あーあー! 時雨、離れるっぽい! 夕立もー!」

時雨「ヤダ」

夕立「んぅー! 提督さん夕立もぎゅーってするっぽい!」

提督「んー時雨が離してくれないと無理かなー」

夕立「しーぐーれー!」

間宮「はいお汁粉……なにやってるんですか?」

提督「見たままだよ」

夕立「ほら時雨お汁粉来たっぽい! 離れないと夕立が食べちゃうっぽい!」

時雨「食べていいよ」

夕立「うぅー! 間宮さんもなんか言ってほしいっぽい!」

間宮「では、私は後でお願いしていいですか?」

提督「……個室じゃなければ」

間宮「大丈夫ですよ、なにもしませんから」

22 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/08(金) 20:16:06.88 ID:nkbRf852o

提督「……」

間宮「……」にこ

夕立「なんか変な空気っぽい?」

提督「……時雨、そろそろ離してくれるか?」

時雨「ヤダ」

夕立「……提督さん。艤装だしていーい?」

提督「ダメに決まってるだろう」

時雨「提督、頭も撫でてくれたら嬉しいな」

夕立「この期に及んでまだそんなことを言うなんてわがままにも程があるっぽい!」

時雨「いいじゃないか! 普段から甘えっぱなしの夕立と違って僕はあんまりこういうのないんだから!」

夕立「夕立だって提督さんから抱きしめてもらったことなんてないもん!」

時雨「はっ」

夕立「むきー! 鼻で笑った! 提督さんこいつ鼻で笑ったっぽいよ!」

提督「こいつとか言うなよ……」

間宮「提督の迂闊な行動の所為で大変なことになってしまいましたね」

提督「お、俺かぁ?」

23 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/08(金) 20:22:55.57 ID:nkbRf852o

間宮「どう考えても提督が急にそんなことをしだした所為ですよ」

提督「ううーん……」


時雨「夕立は諦めて甘いものでも食べてればいいよ。ほらお汁粉覚めちゃうよ?」

夕立「お汁粉は時雨のでしょう! 引っ叩くわよ!」

時雨「わー怖い怖い、怖くて提督から離れられないよ」

夕立「提督さん! 撃っていい!? いいよね!?」

提督「いいわけねーだろ!」

間宮「お店を壊すのだけはやめてくださいね」

時雨「ほら夕立、提督に迷惑をかけちゃダメだよ」

夕立「夕立パーンチ!」

時雨「あいたっ!?」

夕立「艤装がなくても夕立には拳という主砲があるっぽい! 時雨にソロモンの悪夢を見せてあげる!」

28 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/08(金) 21:32:38.35 ID:nkbRf852o

時雨「提督! 見た!? 僕いま夕立にぶたれた!」

夕立「まだまだっぽい!」

時雨「いたっ! 提督! またっ、またぶったよ!? 怒って!」

提督「ゆうだちー、暴力はいかんぞー」

夕立「躾っぽい!」

時雨「なにが躾だ! 普段から犬みたいな夕立には言われたくはないよ!」

夕立「犬っぽいのはお互いさまっぽい!」

時雨「えぇい、僕だってやられっぱなしじゃないんだからね!」

夕立「――!」

時雨「―――!!」

提督「……間宮」

間宮「はい?」

提督「丸いものもってないか?」

間宮「……丸いもの。ステンレスソープでも大丈夫ですか?」

提督「まるけりゃなんでもいいよ」

間宮「じゃあ、はいどうぞ」

提督(ポケットからでてきた……?)

夕立「夕立きーっく!」

時雨「はいバリアー!」

夕立「じゃあバリア破りー!」

時雨「バリア破りじゃ破れないバリアー!」

夕立「そんなのずるいっぽい!」

提督「しぐれー! ゆうだちー!」

夕立「ぽい?」

時雨「?」

提督「とってこーい!」 ぽいー

夕立「ぽーい!」 だっ

時雨「――!」 だっ

提督「……よし、嵐は去った」

間宮「あぁ、ステンレスソープが……」

33 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/08(金) 22:00:50.73 ID:nkbRf852o

―――

多摩「それで?」

提督「しばらく二人と遊んで忘れさせてから戻ってきた」

多摩「なんだそりゃ」

提督「とかいって、多摩も猫として二人に対抗意識が」

大淀「……」そわそわ

多摩「多摩は猫じゃないにゃ!」

提督「じゃあ膝の上で寝たり作業中に手元と視線の間に入ってきたりするのやめてくれ」

多摩「それはできんにゃ」

提督「こいつ……」

大淀「……」 ちらちら

多摩「で、今日は終わりにゃ?」

提督「いや、まだ時間にも精神的にも余裕あるしもうちょいやる」

多摩「ふぅん。ま、好きにするといいにゃ」

提督「……で、大淀はさっきからなんで背中向けて黙々と書類に目を通してるの?」

多摩「ここをでてくときウェルカムだと逆に行き辛いって言ってたから興味ないポーズとってるにゃ」

提督「へぇ……」がたっ

大淀「……」

提督「……」

大淀「……?」

提督「じゃ、行ってくる」

 パタン

大淀「なんでですか!?」

35 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/08(金) 23:31:57.03 ID:nkbRf852o

―――

提督「さぁてと……俺の曙―!」

曙「……」

提督「愛しの曙ちゃーん」

曙「あの馬鹿……!」

提督「俺のあけぼのはどこだー?」

曙「あんたねぇ……それやめてって言ったでしょう」

提督「あ、俺の曙」

曙「えぇえぇ、あんたの曙よ。まったくもう、本当に人の話聞かないんだからこのクソ提督は」

提督「なんだ、そんなに嫌だったか?」

曙「別に嫌っていうか、大声で名前呼ばれたら恥ずかしいじゃない」

提督「ふむ……じゃあ試しに曙が俺を呼んでみてくれよ」

曙「私が? あんたを?」

提督「そうそう、ちょっと離れてるから」

曙「……え、ちょっと待って! それって呼び方は?」

提督「そりゃ俺が呼ぶときに習ってくれれば」

曙「やっぱり私が恥ずかしいだけじゃない! なんであんたをわ、わ、私の提督とか呼ばないといけないわけ!?」

提督「あかんのか?」

曙「あたりまえでしょこのスカタン!」

提督「じゃあしょうがない、この話はここで終わりにしよう。……その代わり」

曙「……なによ?」

提督「抱いていい?」



曙「……はぁぁぁっ!?」

37 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/09(土) 03:36:00.53 ID:GaBwM34jo

曙「え、どういうつもり?」

提督「どういうつもりと言われてもなぁ」

曙「……っていうかなんで急に?」

提督「したいと思ったから」

曙「……」

提督「……」

曙「はぁ、あんたって……べつにいいけどさ」

提督「おっ、じゃあ……」

曙「私の部屋は……今は漣も潮も居るから駄目ね。あんたの部屋にする?」

提督「……ん? 場所を変えるのか?」

曙「……なに? あんたもしかしてこの場でするつもりだったの?」

提督「そうだけど?」

曙「ばっ、あんた馬鹿じゃないの!? 誰かに見られたらどうするつもりよ」

提督「べつに見られて困るものじゃないだろ?」

曙「困るわよ!」

提督「そうか? だって、べつに金剛とかだって別に気にせずどこでもしてくるぞ?」

曙「……ちょ、ちょっと待って。あんた他の奴ともしてるの?」

提督「? おう」

曙「さいってい! あんたがそんな奴だとは思わなかったわ!
  散々私の事を俺のだのなんだの言っといて誰彼構わず手を出すような奴だったなんて!」

提督「えー……別にハグぐらいするだろ」

曙「するわけな――! ……ハグ?」

提督「お? おう、そうだけど」

曙「……抱いてって、そういう事?」

提督「あれ? 俺、抱きしめていい? っていわなかったっけ?」

曙「~~!! こ、このクソ提督! 死ね!」

43 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/09(土) 18:20:09.81 ID:GaBwM34jo

―――

龍驤「……ていっ!」

 バスっ

龍驤「あいたー、また外してもうたー。これむずいわ」

赤城「雑念を捨ててください」

隼鷹「いやぁ、これ難しいよ本当に。よくもまぁポンポンあてるよ」

龍驤「ちゅうか、うちらは弓使わんし別にえぇんちゃう? しんどいわ」

赤城「確かに式神艦載機のお二人には弓を操る技術は必要ないかもしれませんが、
    弓道に限らず柔にせよ剣にせよ華にせよ、道を学べばそこで培った精神は必ず奴に立ちますよ」

龍驤「そんなん言われたらやりきらにゃしゃーないやんか……せいっ」

隼鷹「はずれー」

龍驤「ちゃうねん! この弓明らかにウチの身体に比べてでかいねん! ……誰がチビや!?」

隼鷹「言ってないって」

提督「やってるなー」

赤城「あ、提督。お疲れさまです!」

提督「おう、ご苦労さん」

赤城「珍しいですねここに来るのは、もしかして弓を引くんですか!?」

隼鷹「なんだ? やたら赤城のテンション上がってるな」

赤城「あぁぁ、加賀さん! 加賀さんは!? 二航戦の二人は!?」

龍驤「演習やって最初に言ってたやろ、ってかなんで司令官はずっとお尻抑えてるん?」

赤城「そんなっ!? なんてタイミング……!」

提督「さっきボノに思い切り蹴られてな。まぁ、目的は達成できたからいいんだが」

赤城「くっ……加賀さんがいれば大喜びしたでしょうに……」

隼鷹「目的? ……また、変な事してんの?」

提督「べつに? ただ一言感想を言わせてもらうと、ずっと顔を背けて耳を紅くしてるボノは安定して可愛かった」

隼鷹「……今回は私を巻き込むのはやめてよ?」

提督「んー……振り?」

46 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/09(土) 22:55:47.23 ID:GaBwM34jo

隼鷹「いやいや、違くて……」

提督「ま、わかったよお前には前回随分と可愛らしい反応をみせてくれたからな、今回は免除で」

隼鷹「っし!」

龍驤「ちょちょちょ、まちぃな。話がわからん、なにぃ? なんの話してんの自分ら」

隼鷹「あれ、龍驤はこの間提督にセクハラされなかったのか?」

提督「セクハラとは人聞きの悪い。お前が勝手に勘違いしただけだろ」

龍驤「せやから伝わらるように喋ってぇな」

赤城「提督! 提督の弓持ってきました! 私が、私が手入れしてたんですよ!」

提督「おぉ、良いところに」

赤城「ささっ、どうぞ」

隼鷹「っていうかさっきからなんでそんなテンション高いの?」

赤城「見てればわかります」

提督「あぁ、本当にやる流れか……あんまハードルあげないでくれよ? 久々なんだから」

龍驤「でっかい弓やなぁ」

赤城「大体ウチの空母は半弓を使ってますけど提督のは大弓ですからね」

提督「せい」

 どかっ

隼鷹「おぉ、ど真ん中」

提督「……ふっ」

 どかっ

龍驤「……ん? え、ちょ」

提督「っ! …………っ!」

 どかっ どかっ

赤城「流石です提督。皆中ですね」

隼鷹「いやいやいや。皆中って言うか、え?」

龍驤「なんやあれ、最初の矢に重なって刺さってるで?」

提督「最後が少しずれたけどな」

龍驤「うっわー、なんであんなんできんねん。きもっ」

提督「酷い事を言うな……ま、とにかく赤城ー」

赤城「はいっ!」

提督「皆中したから……ぎゅう」

赤城「…………!?」

49 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/09(土) 23:28:26.76 ID:GaBwM34jo

赤城「なななな」

提督「どうした赤城、落ち着け」

龍驤「えぇぇ!? 急になにしてんの!?」

提督「ハグだハグ」

龍驤「いや、ハグって。君頭おかしいんか?」

赤城「…………暖かいです」

隼鷹「落ちんの早!」

赤城「久しくこんなこと誰かにしてもらったことありませんでしたが……いいものですね」

提督「よーしよしよし」

赤城「あぁぁぁ……ダメになるぅ」

龍驤「いや、とっくにアカン顔してるで」

提督「よし、……次は龍驤! こい!」

龍驤「なんでや!?」

赤城「もう私は終わりですか……?」

提督「一人一分までと決めてるんだ」

赤城「ぐぬぬ……」

提督「さぁこい龍驤!」

龍驤「いやぁ、でも流石にちょっち恥ずかしいっちゅうか。自分から行くのは、なぁ?」

隼鷹「……」

龍驤「え、なんで自分そんな顔してん?」

提督「隙あり!」

龍驤「ほわっ!? ちょ、やめっ、せめて持ち上げんのはやめてぇや! 怖いっちゅうねん!」

52 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/10(日) 00:00:42.96 ID:rVJ/jwyLo

提督「すまんすまん勢い余った」

龍驤「うぅぅ、ちっさいの気にしてんからやめてぇや」

提督「いいじゃないか、可愛らしくて。その癖しっかり改二になってるしお前だけの魅力だぞ?」

龍驤「こ、こっぱずかしいこと言わんといてぇや! 顔あかぁなるやんか!」

提督「すでになってるなってる」

龍驤「見んなや! アホ!」

提督「はいはいごめんごめん。っと、はい終了」

龍驤「あっ……」

提督「ん?」

龍驤「い、いや別になんでもないわ! さっさと腰の手を放しぃな」

提督「あいよ。……じゃ、俺他行くから! 励めよ!」

赤城「あ、はい! ありがとうございました!」

龍驤「あほー!」

 (走り去る音)

隼鷹「……失敗したかな、こりゃ」

53 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/10(日) 00:32:05.85 ID:rVJ/jwyLo

―――

提督「龍驤は可愛かったぞ」

大淀「そーですか」

提督「前回もこの辺を選べばよかったのかな。それともあれか?
    言葉にするのはいいけどボディタッチはダメみたいな子が多いのか?」

大淀「どーでしょうねー」

提督「確認のためにちょっと前回のアカン艦に接触しようかと思うんだがどうだろうか?」

大淀「いーんじゃないでしょーか」

提督「……なんで大淀こんな拗ねてんの?」

多摩「提督が意地悪するからにゃ」

提督「意地悪ぅ~? 覚えてないなぁ」

多摩「めんどくせぇからさっさと抱きしめてやれにゃ。提督出て行ったあと二人で気まずいにゃ」

提督「……はぁ、大淀」

大淀「はいっ!」

提督「こい!」

大淀「行きます!」 

提督「はい、ぎゅー」

大淀「んぅぅ~!」

提督「はっはっは! この寂しがり屋さんめ!」

多摩「なんにゃこの茶番は」

大淀「ふぅ……満足しました!」

提督「そうか、そりゃよかった。じゃあ――」

大淀「あ、でも相手はやっぱり選んだ方がいいですよ? そのまま今夜帰ってこない感じになりそうです」

多摩「一応聞いてたのかにゃ」

提督「大丈夫だろ。広い場所なら」

59 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/10(日) 00:51:40.58 ID:rVJ/jwyLo

大淀「……どうでしょう? 提督から聞いただけですけど……できれば辞めといた方が」

多摩「龍田辺りは逆に大丈夫だと思うけどにゃ。前回の感じだと硬直して終わりそうにゃ」

大淀「そういえば、龍田さんですけど。龍田さんは前回の中では例外的な感じでしたよね?
    ……他にもあんな感じの子っているんでしょうかね?」

多摩「……まぁ、大井とか?」

提督「大井はある意味定番だもんな。まぁいいや、とりあえず行ってきます」

大淀「隠れてついていきましょうか?」

提督「いや、必要ない。なんとかなる」

多摩「キチンと帰ってくるにゃ」

提督「おう」

67 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/10(日) 15:58:47.69 ID:rVJ/jwyLo

―――

暁「……」

19「……」

暁「……え? 露出狂になったの?」

19「ち、違うの。スク水って濡れてると脱ぎ辛いから」

暁「……えっと、ごめんなさいよくわかんないわ」

19「この間提督が誘ってくれた時すぐに脱げなくて居なくなっちゃったの」

暁「……そういえば雷と電も似たようなこと言ってたわね。誘われたって、いつの話?」

19「三日前の夕方なの。わざわざ19のお部屋に来てくれたの!」

暁(……三日前。もしかしてあれの事かしら? どうせまた司令官の子供スイッチだと思うんだけど)

19「だからいつ声をかけられてもいいようにしてるの!」

暁「でもYシャツ一枚はやめた方が……」

19「?」

暁「ううん、なんでもない」

19「ふふ~ん、今日こそは提督と……」 たったった……

暁「……はぁ」

68 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/10(日) 16:12:26.49 ID:rVJ/jwyLo

暁「……司令官。もういいわよ」

提督「おっ、やるな暁」

暁「当然よ! それで司令官はなにをしてるのよ?」

提督「んー、おいでおいで」

暁「……また変な事考えてるんでしょ」

提督「変な事とは心外だな。こうしようと思ってただけだぞ」ぎゅう

暁「んっ、もう……」

提督「ほら、変なことじゃないだろ?」

暁「……いまの話聞いてたでしょ? 司令官はただでさえ誤解とか勘違いされやすいのに、
  こんなことしてたらそのうち痛い目に会っちゃうんだからね」

提督「まじでか。じゃあやめ――」

暁「あ、暁には大丈夫よ? だからもうちょっと」

提督「はいはい」

暁「んー」


69 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/10(日) 16:15:08.89 ID:GwTUOkdp0
この暁はレディーですわ

74 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/10(日) 16:53:33.81 ID:rVJ/jwyLo

提督「……」

暁「……んふー」

提督「あー」

暁「?」

提督「正直予想外の反応だ」

暁「あら、なんで?」

提督「お前は前回の時のアウト艦だったから」

暁「前回のってあれでしょ? 19も言ってた」

提督「そうそう三日前の」

暁「おちんちんでしょ?」

提督「……」そっ

暁「あ、ちょ。なんで距離を取るのよ」

提督「いや、なんか……ごめんな」

暁「大丈夫って言ったじゃない。ちゃんと司令官が自分の口で言ってくれたら喜んで相手するけど
  今はそうじゃないでしょ? これでも私は司令官がどういうつもりなのかわかってるつもりなんだから!」

提督「そ、そうか……」

暁「だからもう一回!」


77 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/10(日) 17:28:36.48 ID:rVJ/jwyLo

―――そして

提督「しかし暁の忠告に従えばよかったな潜水艦があんなことになってるとは……」

提督「……」

提督「さて、もうこんな時間だ。二人とも帰ってしまったし……」

提督「……」

提督「俺もそろそろ切り上げて部屋に帰るとするかな……」

提督「……んー」

龍田「……」じー

提督「…………んー?」

龍田「……さっ」

提督「いやいや、自分で『さっ』っていう奴どこに居んだよ」

龍田「……」

提督「あっこいつ。それでも隠れ続けるか……」

龍田「……」

提督「そーれぃっ!」

龍田「あらー、見つかっちゃったわー」

提督「見つけちゃったぞー」

龍田「うふふー提督にいやらしいことされちゃうわー」

提督「いや、しないけど」

78 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/10(日) 17:44:29.23 ID:rVJ/jwyLo

龍田「えー、なんでしないの」

提督「そんな気分じゃないし」

龍田「……あっ、それはそうよね今日も今日とて提督ったら
他の子に色々悪いことしてたみたいだけど。私が居るんだ
もの他の子じゃいくら抱きしめようとなにしようと例え19ちゃん
に裸で誘惑されてもそんな気分になるわけないわよね?
ごめんなさいね、当たり前の話だったわ。でも、ほら
今はここに、あなたの目の前に私が居るのよ? だから
もう我慢する必要なんてないの、抱きしめていいし抱い
ていいのよ? なんだってしてあげる。どんなお願いだっ
て聞いていあげちゃうわ。私ね子供は最低でも三人は欲
しいの。女の子二人と男の子一人、順番は一姫二太郎っ
て言うし最初は女の子で次に男の子がいいかしら。あれっ
て女の子一人と男の子二人って意味と勘違いしてる人も
結構多いわよね。それでそれで名前はどうしようかしら
私と貴方から一文字ずつ取るのが定番だけど、流石に
三人も子供ができたらそのやり方じゃ難しいわよね。
あ、それとね私できたらでいいんだけどお家はあまり
一軒家がいいの。理由? やっぱりお隣さんに気兼ね
しないでいいからかしら。防音もしっかりして、ね?
やっぱり夫婦になって子供ができてもちゃんと私を見
てほしいというか。最低でも二日に一回、ううん三日で
もいいわ。ちゃんと相手して欲しいの。なんのって……
そんなの私の口からは言えないは恥ずかしいもの。
そしてね――」

提督「落ち着け龍田」ぎゅう

龍田「ぴゃっ!?」

83 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/10(日) 22:49:10.05 ID:rVJ/jwyLo

龍田「    」 

提督「どうした。空気が漏れてるぞ?」

龍田「て、提督……」

提督「ん?」

龍田「わ、私……こんなことされたら……」

提督「なんだ?」

龍田「……だ、ダメになっちゃうのぉ~」

提督「それは、大変だ。すぐにはな――」

 がしっ

提督「……すぐにはな――してくれる?」

龍田「い・や~」

提督「……あ、これんアカン奴や」

86 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/10(日) 23:52:36.12 ID:rVJ/jwyLo

提督(やべぇどうしよ。んー当たり前だけどやっちゃったら曙に殺されるよなぁ……)

龍田「んふ~」

提督「……なぁ龍田離れて」

龍田「……嫌って言ってるじゃない。聞こえなかったかしら~?
ううん。もしかしたら私の耳がおかしくなったのかもしれないわ
ねぇ、だってこの状況で離れてなんておかしいもの。どうせ誰も
居ない執務室。すぐ裏には仮眠室もあって時間だってもう夜よ?
騒がしい軽巡は居るけれど逆にみんな向こうに意識いくから
そういう意味ではむしろありがいたいし。ねぇ? どうしてこんな
状況で離れてなんて言うの? 提督は私を愛してくれてるんじゃ
ないの?」

提督「だってお前……大丈夫か?」

龍田「大丈夫ってどういう意味かしら?」

提督「お前、俺の前で裸になれる?」

龍田「…………はうっ」

提督「たっ、龍田!? 龍田どうした!?」

龍田「てぃ、てぃっしゅを……」

提督「明石ー! 急患だ! 急げ!」

龍田「あ、あのてぃっしゅあれば大丈夫ですから……」

明石「はいはーい! 呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃっ――」

 どかん!

明石「あいたっ!? クレーンが引っかかった!?」

提督「あほー! クレーンだしてんだ!」

「何事?」 「すごい音したけどどしたの?」
「ねむいよー」 「提督さんの部屋のドアが壊れてるっぽい!」

提督「明石はよ!」

明石「はい、おまかせください!」

龍田「大事にしないで~!」

87 : ◆7SHIicilOU 2016/01/10(日) 23:53:09.86 ID:rVJ/jwyLo

終わり

龍田さんオチ要員にしてごめんぬ

2018/09/17(月) /  SS TB(0) CM(0)

SS6

提督「金庫って十回言わせてから」
1: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/06(水) 22:06:49.73 ID:9WUi9Z4co


提督「股間を指さしてここは? って聞いてみようと思う」

大淀「……なぜ?」

提督「楽しそうだから」

大淀「子供ですかあなたは……」

提督「いいじゃねぇか少しくらい。日々多くの艦娘に囲まれて逆セクハラされてるんだし、
    たまにはやり返しても」

多摩「なんで多摩限定にゃ」

提督「……いや、違くて。つかどっからでてきてんのお前」

大淀「さっきから机の下に居ましたよ」

提督「まーじでー」

多摩「おかげさまで下品ないたずらの被害者になる可能性がなくなって万々歳にゃ」

大淀「ちなみに、誰にやるつもりなんです?」

提督「とりあえずは曙」

大淀「…………なぜ?」

提督「紅くなって何言わせようとしてんのよクソ提督! ってなるだろ?」

大淀「まぁ大体そんな感じのイメージですね」

多摩「目に浮かぶにゃ」

提督「で、股間だけどプークスクスってしたい」

大淀「趣味悪いですね」

多摩「というか股間も大概アカンワードにゃ」

提督「まーじでー?」

大淀「お互いの外見年齢で考えると……微妙な所ですね。年の離れた従妹的な感じならギリ……」

提督「ま、とりあえず行ってくる」

多摩「提督は怖いもの知らずにゃ」

提督「なぁに、最悪の事態になっても練度30程度の駆逐艦相手なら艤装つけてても負けん」

大淀「いや、そうでしょうけど……。はぁ、いってらっしゃい」

提督「おう」



2: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/06(水) 22:17:33.19 ID:9WUi9Z4co


提督「俺の曙ー」

曙「……」

提督「可愛い可愛い俺のあけぼのー」

曙「……はぁ」

提督「どこだー俺のあけぼのー」

曙「ったく、はいはい。あんたの曙はここよ」

提督「おぉ、そこにいたのか曙。もっと早く声をかけてくれればよかったのに」

曙「できればスルーしたかったんだけどね。人の名前呼びながらうろうろしないでくれる?」

提督「ははは、すまないすまない。お前に少し用があってな」

曙「でしょうね。用もないのにあんな風に呼ばれたらたまったもんじゃないわ」

提督「流石。話が早い」

曙「で、なによ? 別に忙しいわけじゃないけどあんたに使う時間はないの」

提督「わーお、辛辣ー。じゃあ手っ取り早く、金庫って十回言って」

曙「……え、なにそれ。ピザ的な奴? そんなのの為に呼んで回ってたの?」

提督「いいから、早く」:

曙「金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫」

提督「ここは?」

曙「? ちんぽでしょ?」

提督「……ん?」



7: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/06(水) 22:35:30.12 ID:9WUi9Z4co


曙「あんたなんか間違ってない? それじゃピザって言わせて膝指さしてるようなものじゃない」

提督「いや……え?」

曙「あ、それとも私がチンコって言ったらよかったの?
  でもそれじゃことぽの違いだし……」

提督「ちょっとまって、もう一回言ってくれるか?」

曙「なにを? ちんぽ?」

提督「……」

曙「え、……あっ! も、もしかしてあんた実は女……」

提督「いやいやいや、ちげーよ! こんな無精髭生えた女が居るかよ!?」

曙「あーびっくりした。そうよね、流石にそんな訳ないわよね」

提督「ていうか、えっ、は? ……えぇぇぇ?」

曙「……? なんなのよ」

提督「なんなのって……こっちの台詞だよ。なんでそんなあっけらかんと」

曙「……あー、あーあー。なるほど、あんた私を恥ずかしがらせたかった訳ね?
  でも残念でした。ちんぽ程度いくらでも言えるわよ。ちんぽちんぽちんぽ」

提督(得意げな顔して連呼する曙……なんだろう、逆にエロい気がする)

曙「ふふん」どやっ

提督「……と、とりあえず俺はこれで帰るけど。あんまり連呼すんなよな!」

曙「んべーっだ」


9: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/06(水) 23:02:35.22 ID:9WUi9Z4co


―――

提督「という結果になった」

大淀「……それは……なんといいますか。え? マジですか?」

多摩「インターネットが発展した今の社会が生んだ性知識の低年齢化にゃ」

大淀(そっちよりも問題は羞恥心等の意識面なのでは……?)

提督「一体曙にどんなパラダイムシフトが……あっ」

多摩「どうしたにゃ?」

提督「多摩、ここは?」

多摩「言う訳ねーにゃ」

大淀「私も言いませんからね」

提督「だよな。一瞬自分の常識が火星までかっとんでいった気がして」

大淀「まあいいんじゃないですか? 結果は予想外でしたけどトラブルにならず終わったんですから」

提督「ある意味とんでもねぇトラブルだよ!」

多摩「気にしたら負けにゃ。仕事しろにゃ」

提督「……いや、ちょっとまた行ってくる」

大淀「は? どこにですか?」

提督「電と雷ならきっと俺の望む反応をくれるはずだ」

多摩「仕事しろにゃ」

提督「もう終わってる。じゃ」

多摩「……え、終わってるにゃ?」

大淀「えぇ、仕事はできるのであの人」

多摩「にゃーん」


13: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/07(木) 00:03:48.30 ID:MV/AJIdTo


提督「……さて、あの二人は遠征ローテに入れてないし多分六駆揃って部屋かな?」

暁「あ、司令官。珍しいわねこんなところで」

提督「ありゃ、予想外れたか。よぉ暁、散歩か?」

暁「ううん、熊野さんに誘われて最上型の人達とお茶会するの」

提督「ほぅ、それはそれは。またぞろレディのあり方講座か?」

暁「違うわ。今日は単純にお話しましょって。他にも軽巡とか軽空からも参加してる人も居るのよ?
  司令官も一緒に参加する? きっとみんな喜ぶと思うわ!」

提督「いや、悪いけど今はちょいと立て込んでいてな。また誘ってくれ」

暁「なんだ、残念」

提督「それじゃ……っと、暁。雷と電はいま部屋に居るか?」

暁「うん。二人ともいまは部屋で手品の練習してると思う」

提督「そっか、ありがと……あぁ、あと最後に……金庫って十回言ってみてくれ」

暁「? 金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫」

提督「ここは?」

暁「? おちんちんでしょ?」

提督「oh……」

暁「どうしたの司令官?」

提督「いや、なんでもない……。じゃあな」


22: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/07(木) 00:54:42.12 ID:MV/AJIdTo


提督「あっるぇー……? ウチの駆逐艦もしかしておかしい……?」

 (第六の部屋の前)

提督「……いやいや、きっと曙は強がってただけで、実はあの後顔真っ赤だったんだ……。
    暁はいつものレディ(笑)のなにがしかでバグってただけで……そう、そうに違いない……」

提督「……よしっ! ノックしてもしもーし!」

 (扉の開く音)

雷「はぁーい、ってあら。司令官、どうしたの?」

電「え、司令官さん?」

提督「おう、悪いな二人とも急にやってきて」

電「司令官さんがお部屋にやってくるなんて珍しいのです」

雷「私達になにかよう? お仕事かしら? えぇえぇいいのよ! たっくさん私に頼ってね!」

電「い、電も司令官さんの為にがんばるのです!」

提督「いや、意気込みはありがたいが今回はそんな大層な用事じゃないんだ」

雷「そうなの? でも、どんなに小さなことでもいいから、なにかあったらちゃんと頼ってね?」

提督「あぁありがとう雷。じゃあ早速で悪いんだが、二人とも金庫って十回言ってみてくれるか?」

雷「金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫」
電「金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫」

提督「ここは?」

電「え……?」

雷「それは……」

提督(おっ、やっぱりこの二人なら……!)

雷「……もしかして、司令官溜まってるの?」

電「はわわ、雷ちゃんストレートすぎなのです!」

提督「え」

雷「もうっ! そうならそうと言ってくれればいいのに!」

提督「……え?」

雷「いいのよ? 別にそんな遠回りに言わなくても!
   ほら、私がおちんちん気持ちよくぴゅっぴゅっさせてあげるから!」

電「雷ちゃんはもう少し遠回りに言うべきなのです!」

提督「ちょ、ちょっと待っ」

雷「大丈夫、任せて! いつ司令官に求められても良いように練習してたんだから!
  お口でする? それとも……こっち? もちろんお尻も大丈夫よ!」

電「……せいっ!」

雷「はうぁっ!」

 (倒れる音)

電「雷ちゃん、暴走しすぎなのです」

提督「い、いったいなにが……」

電「司令官さんごめんなさいなのです。この通り雷ちゃんは気を失ってしまったのです」

提督「お、おう」

電「だから司令官さんのおちんぽは電が代わりに気持ちよくしてあげるのです! 電の本気をみるのです!」

提督「……お疲れ!」

 (扉の閉まる音)

電「あっ、司令官さん!? 司令官さーん!?」


28: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/07(木) 01:28:34.00 ID:MV/AJIdTo


―――

多摩「……」

大淀「……」

提督「……」

多摩「なんというか、言葉もないにゃ」

大淀「私は未だに信じられません。まさかそこまで駆逐艦の風紀が乱れていたなんて」

提督「風紀っていうか……なんだろう、なんか……えぇぇ、こわっ」

多摩「もうあきらめるにゃ」

提督「っていうかさ、俺って溜まってるように見える?」

大淀「なんですかその質問……。いえ、意味はわかるんですけど」

多摩「まぁ誰よりも遅く寝て誰よりも早く起きてるし、
    起きてるときは大体誰か傍にいるから発散はしてないイメージはあるにゃ」

大淀「確かにそうですね。……ただ駆逐艦にそんな風に思われるというのはどうかと思いますけど」

提督「俺にどうしろと?」

多摩「週一くらいで夜遊びに街にでてみたらいいにゃ」

提督「俺この一帯で会える友達いねぇし。そもそも俺もお前らと同じで外でるのに認可が必要なんだぞ?
    知らないだろうけど、俺が許可するお前らより大本営に申請しないといけない俺の方が外出られないんだからな」

大淀「あぁ、そういえばそうですね。けれど、それならそれで対策を考えないといけませんね」

多摩「もう面倒にゃ。もうそのまま雷でも電でも抱いたらいいにゃ」

提督「……んーそれもなぁ、なんか。いや、んー……」

大淀「あら、どちらへ?」

提督「ちょっとこうなったら他の連中の確認を、具体的には龍田に会いに行く」

多摩「まーじかにゃー」

提督「大丈夫だ、練度50超えといえど旧式の軽巡洋艦程度艤装ありでも負けん」

大淀「勝ち負けではなくて信頼という面でどうかと思いますけど、嫌われますよ?」

提督「それでもいい。普通の反応がみたいんだ!」

多摩「……逆に龍田が雷電姉妹みたいだったらどうするにゃ?」

提督「……行ってくる!」

(扉の閉まる音)

多摩「……ちなみに大淀と仲のいい明石とかはどうにゃ?」

大淀「さぁ、あまり下の話ってしませんから……球磨型のみなさんは?」

多摩「球磨姉と北上あたりは微妙だにゃ。木曾は大丈夫だと思うけど」

大淀「……龍田さんはどうでしょうね?」

多摩「わからんにゃ」


29: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/07(木) 01:55:54.95 ID:MV/AJIdTo


―――

提督「龍田龍田……んー、あいつは出撃、遠征共になし。
    時間的に食堂にもいないだろうしドックも違う、
    天龍が遠征行ってるから……どこだろう」

陸奥「あら。あらあら。難しい顔してどうしたのかしら?」

提督「んあ? 陸奥か。……陸奥か!」

陸奥「そ、そうだけど……。なによ急に大声だして、驚くじゃないの」

提督「艦種多く人数揃い、様々な個性の強い艦娘が跳梁跋扈するなかで
    大人のお姉さん的立ち位置を不動の物としたレディ陸奥じゃないか!」

陸奥「え、えぇ? どうしたのよ急に」

提督「陸奥、俺はお前に期待してるからな! お前なら、お前は違うって信じてる!」

陸奥「あらあら、よくわからないけど期待されるのは嬉しいわね」

提督「陸奥、金庫って十回いってみてくれ」

陸奥「? きんこきんこきんこきんこきんこきんこきんこきんこきんこきんこ」

提督「……なんか言い方可愛いな」

陸奥「そ、そうかしら?」

提督「うん」

陸奥「……」

提督「……」

陸奥「……え? それで終わりなの?」

提督「あ、違う違う。えぇっと。じゃあここは?」

陸奥「ここ? ……え、あー……ちょっと待ってもらえる?」

提督「おう」

陸奥(え、期待してるとか信じてるとか言ってたわよね? ……私はなんて答えればいいのかしら)

提督「……」

陸奥(というかなんで提督はあんなに真剣な目なの? この問答に深い意味があるの?)

提督「……」

陸奥(考えなさい陸奥。ビッグセブンとして、提督が言った大人のお姉さんとしてここでの正解はなに?)

提督「…………」

陸奥「……提督、ちょっと耳貸してもらえるかしら?」

提督「おう」

陸奥「……優しくしてくれなくちゃいやよ? 今日だけ、私と火遊びしましょ?」 ぼそっ

提督「……もか……」

陸奥「え?」

提督「お前もかー!」

 (走り去る音)

陸奥「え、て、提督!? そんな、なにを間違えたの!? お願い提督! ちょっと待ってー!」


34: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/07(木) 04:34:07.68 ID:MV/AJIdTo


提督「くそっ……英霊達を乗せ大戦を乗り越えた艦の魂を持つ艦娘ともあろうものが、
    ここまで性に奔放になるとは誰が予想できたか……」

提督「いや、むしろ元は男所帯の海軍、彼等を乗せてたからこそ
    反動で、ということなのだろうか……」

提督「……いやいやいや。落ち着け多摩や大淀は普通だったじゃないか!
    全員を確認した訳じゃないんだし、悲観的になるのはまだ早い。と、言うわけで龍田だ!」

龍田「私がなにか~?」

提督「おうっ!?」

龍田「あら~、不思議な動き。提督ったら楽しそうねぇ」

提督「い、居たのか」

龍田「えぇ、ずっと……」

提督「全く、そうならそうともう少し普通に声をかけられないのか?」

龍田「だって、面白そうな事をしているから。
   それで提督がおイタしたらお仕置きしないといけないじゃない?
    だったら、こっそりと見てた方がいいかな~っと思ったの」

提督「……お前。いや、まぁいい。だったら俺がお前になにを言いたいかもわかってるよな?」

龍田「もちろんわかってますよ~? 提督ったら遅いんですもの、
    もう少しで本当にお仕置きしちゃうところだったわ~」

提督「……遅い?」

龍田「だってそうじゃない? 普通ならいの一番に私の所に来るのが道理でしょ?
    なのに曙ちゃんだの暁ちゃんだの雷ちゃんだの電ちゃんだの陸奥さんだの」

提督「お、おい」

龍田「おかしいわよね~? なんで私が一番じゃないのかしら~?
私はあなたを一番に想ってずっと……ずぅっと見てたのに……いつまで経っても
私を呼んでくれないんだもの。もちろんわかってるですよ~? 貴方が一番愛して
くれてるのは私だって、あの子達は、まぁ言ってしまえばただのお遊び、予行演習
みたいなものなのよね?だから提督も誘いに乗らないでいたんでしょ? だってそ
うよね、私達相思相愛なんだもの。え? 天龍ちゃん? 勿論好きよ、貴方の次に。
姉として、同性として、仲間として、家族として、でもそれとこれとはべつじゃない?
やっぱり愛といっても種類が違うっていうか、あ、もしかして天龍ちゃんに嫉妬しち
ゃったかしら? 大丈夫よ、提督が私を一番に想ってくれてるのと同じように私も貴方
をこの世の誰よりも愛しているから。だからこそわからないの、なんで私の元に一番
に来てくれなかったのか。それが例え軽い気持ちでも他の子を先に、なんて許せな
いじゃない。私だってできるだけ束縛したりしたくないのよ?でもやっぱり浮気って人
によってラインが違うじゃない? 貴方が大丈夫と思っても私は、ね?あぁもう、こういう
事はやっぱりお互いちゃんと正面から話し合わないとダメね、だから今回は我慢してあ
げる、ちゃんと予め話をしなかった私にも非があるから、だから明日からはちゃんと私を
優先してね? じゃあ行きましょうか、溜まってるなら私が処理してあげる。疲れたなら
私が癒してあげる。わからないなら私が教えてあげる。だから私を見て、見続けて?」

提督「……」

提督(問答以前にやべぇのでたー!!!!)


51: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/07(木) 15:49:49.60 ID:MV/AJIdTo


(どうしたものか……まさか龍田がこんなことになってるなんて思いもしなかった……)

 鉛筆でぐりぐりと塗りつぶしたような瞳。
深く濁ったそれは闇というよりも沼を想起させる。
ずぶずぶと、足元から喰らい尽くす。深い、不快な沼を。

(逃げ――)

 よう。と思うが早いか。龍田の瞳が一層濁りを増して。

『艤装展開』

 悪霊の怨嗟の声をよりもなお昏い呟きがその艶やかな唇から漏れ、
龍田の身体の周囲にナノマテリアルが光の粒子となって瞬く間に艤装が構築される。
『ぎ』の一文字が出ると同時に展開が始まり。
『い』といい終わるまでに展開が終わるその作業は原理を知らぬ俺には魔法にしか見えない。

 そうして出来上がった艤装を纏う龍田。
リノリウムの床は急激に増加した重量でずどんとわかりやすい音を立てて
クレーターを作りだす。いくら小さくても船は船。その重量は大戦期の頃とは比べ物にならないとはいえ、
床くらいは容易にこの有様だ。だから鎮守府内での艤装展開を禁止しているというのに。

「……なんのつもりだ龍田」

 空気を切る。というよりは裂く音がして、
薙刀のような彼女の獲物が俺の横に鋭く降ろされる。

「だって、提督逃げようとするんですもの。私、悲しいわ~」

 ちらりとその振り降ろされた刃に目をやって、
ため息を一つ。龍田を正面から見つめれば、
不安そうな、困ったような、興奮したような、戸惑ったような。

「逃げる? 俺がなんで龍田から逃げるんだ?」

 心臓が早鐘の様に鳴っている。
ここで選択肢を間違えてはいけないと脳幹辺りがテールランプみてぇに真っ赤に染まってる。

「むしろ聞きたい。龍田、どうして俺が逃げるなんて発想がでたんだ?
 それこそお前が俺を信じてない、疑ってるという事の証左じゃないのか」

 いいながら一歩近づく。瞳が揺れる。
重ねて一歩。龍田が後ずさる、それを許さずさらに一歩。

「て、提督……もしかして、怒ってます?」

 瞳と共に揺れる声。俺はなにも言わずにその肩を掴む。

「ていとくぅ……?」

 小柄な彼女の事。近づき向かいあえば自然彼女は上目遣いになる。
潤んだ瞳を見下ろして……俺は、なにかを言わないとと思って。


52: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/07(木) 15:50:27.91 ID:MV/AJIdTo


「金庫って十回言ってみてくれ」
「え?」

 なにを言ってるんだ俺は。そんな場合じゃないだろ。
っていうか龍田は知ってるんだから……。

「え、えぇっと……金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫」

  きょとんとした顔で俺を見つめてから素直に言いだした。
……あれ? 知ってるんじゃないのか?

「……ここは?」

 先述の通り近い距離に居るため、俺がどこを指しているのかまだわかっていない様で、
少し首を傾げてからゆっくりと視線を下へ、下へやっていって。

「……ふぇ!?」

 ボンと顔が紅くなった。頭の上のよくわからない円盤がぎゅんぎゅんと回り出して
両手で口元を覆い隠して言葉にならないなにかをもごもご喋っている。
同時に後方で薙刀が放り投げられて甲高い音がした。

 ……あれ? あれれれ?

「……龍田?」
「え、あの……な、なにをいわせようとしてるんですか~?」

 もしかして、やり取りは全部聞こえてた訳じゃない……のか?

「いいから、ほら言ってみて」
「あぅあぅ……」

 今にも湯気が上がる勢いで紅くなってしどろもどろになっている。
元が色白だからか紅潮するとよくわかる。

「さぁさぁ」
「うぅ……ち……うぅ、て、提督のおたんこなすー!」

 胸の前で人差し指をもじもじさせた後、龍田はそういって駆けだしてしまった。
おぉ……まじか。まさかこんな展開になるとは誰が予想できたか……。

「龍田ー! 愛してるー!」

 なんかさっきまでの雰囲気はどこへやら、テンションがあがった俺は遠くになった龍田の背中についそういった。

「んもぅ!」

 立ち止まって少し振りむいてから床を踏んでそうぷんすかする龍田は打って変わって異様に可愛かった。


61: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/07(木) 17:32:13.60 ID:MV/AJIdTo


―――

提督「龍田は天使と悪魔の女の子だった」

大淀「はぁ……?」

提督「あれ、くるっと回ってあっかんべーって、知らない?」

多摩「知らんにゃ」

提督「まぁそうか。当時の事と最近の情報は知ってても間の事とか知らないもんなお前ら」

多摩「知識に空白期間があるのは否定せんにゃ」

提督「ジュリアナ東京とか言っても通じないんだもんな」

大淀「はい、なんのことかさっぱりですね」

多摩「で、どうするにゃ?」

提督「なにが?」

多摩「龍田がやべーって事はわかったにゃ。その癖初心というか擦れてないというか。
    そういう反応を返してくれてご満悦なのもわかったにゃ。で、もうやめるにゃ?」

提督「あー、どうしようか。個人的には潮とか夕雲とか如月とか綾波とかやりたい相手はいっぱいいるけど」

大淀「なぜ駆逐艦ばかりなんですか?」

提督「駆逐艦以上で異常な艦が見つかってないからな」

多摩「どうかにゃ? 空母勢とか潜水艦とかノータッチなのはまだいるにゃ」

提督「……え、やれって事?」

大淀「隼鷹さんとか下ネタ強そうですけど飛鷹さんはどうですかね?」

多摩「案外祥鳳とかがばっしばしきたりするかもしれんにゃ」

大淀「蒼龍さんとかには恥じらってほしいですね」

提督「君ら楽しみ始めてない?」


63: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/07(木) 19:43:49.64 ID:MV/AJIdTo


――― そして

提督「まさか隼鷹が意外と純情だったのは驚きだったなぁ……」

提督「……」

提督「それにプリンツ。あんな顔して……まったくけしからんな」

提督「……」

提督「で、大淀も多摩も帰ったのになんでお前いるの?」

龍田「……あら~、気づかれちゃいましたか~」

提督「いや、身体は隠れてたけど頭のソレが丸見えなんだよなぁ」

龍田「あ、あらら……私としたことが」

提督「で、なんのようだ。俺は今日一日の心労が祟って寝込む一歩前なんだが」

龍田「あっ、そ、そうよ。提督ったらあの後私が居なくなったのを良いことに
他の子にちょっかいかけてたって聞いたんですけど……嘘よねぇ? もしそ
れが本当なら私悲しくて悲しくて、もうどうしていいかわからないわ~。つい
うっかり手が滑ってしまうかも……。あ、心配しないで大丈夫よ~、勿論あな
たにはなにもしないから。悪いのは貴方じゃなくて私の提督を誘惑する頭の
わるぅ~いおば艦達ですもの。それに、疲れてるなら尚の事、お昼にもいった
じゃないですか。私が癒して差し上げますよ~って。だからそうね、やっぱり
他の子のお仕置きは後回しにしておきますねぇ。やっぱり思うところはあり
ますけど一番の優先事項は提督ですから。え、天龍ちゃん? 大丈夫よ、
天龍ちゃんだってだってもう大人なんだから一人でも平気。それよりも、ね。
とりあえずお風呂に行きましょう? 今日は色んな子と触れ合ったみたいだから
提督の身体、とっても嫌な匂いがしてますし、隅から隅まで私が洗ってあげますね。
それからそれから――」

提督「そういえば龍田昼の件だけどお前結局答えないままどっか行ったじゃないか」

龍田「……あぅ。そ、それは心の準備が……。で、でもあれからしっかり心の準備してきましたから大丈夫よ~!」

提督「ちなみに答えは股間な。位置的には鼠蹊部とか下腹部でも可」

龍田「え?」

提督「ひっかけだからなぁ」

龍田「……んぅ~! もぅっ!」


64: ◆7SHIicilOU 2016/01/07(木) 19:44:36.53 ID:MV/AJIdTo

なんかよくわからないけど龍田が可愛いから終わろう。
こんな感じになるとは思ってなかったけど龍田が可愛いからいいや

じゃあの


65: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/07(木) 19:49:09.83 ID:UE73YJF50

乙です。
アナタだったのか、確かに珍しいものを見たな、ヤンデレ可愛い龍田とは。


66: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/07(木) 19:50:00.05 ID:Db5VzRegO


お前か


67: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/07(木) 19:52:31.38 ID:kF+Fqp2qo


結局駆逐艦に何が起こっていたのか


68: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/07(木) 20:05:18.03 ID:6Ewny1jDO

那珂ちゃんとか加賀さんの見てみたかったな


70: ◆7SHIicilOU 2016/01/07(木) 21:07:40.57 ID:MV/AJIdTo

>>68

 おまけ

提督「なーかーちゃん!」

那珂「はーあーいー」

提督「今日もアイドル活動略してアイカツ頑張ってるか?」

那珂「モチのロンだよ! 那珂ちゃんのスケジュールは分刻みでチョッパヤでこなさないとケツカッチンなんだから!
    今日だってこの後外タレ(ビス子)の子とカメリハしてブッキングのバーターでテレコテレコなんだよ!」

提督「へぇ、後半無茶苦茶なのはよくわかったよ。じゃあそんな忙しい那珂ちゃんの時間をもらうなんて
    俺にはできないな、呼び込めてすまなかった」

那珂「だいじょーぶい! 那珂ちゃんのファン一号の提督には多少の無理も通しちゃう!
    那珂ちゃんはファンサービスができる子なんだよー!」

提督「ありがとう那珂ちゃん! じゃあ一つ言ってほしい事があるんだ?」

那珂「なになにー?」

提督「金庫って十回言ってくれるか?」

那珂「金庫?」

提督「おう」

那珂「んー……金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫金庫」

提督「じゃあここは?」

那珂「……え」

提督「ここ」

那珂「……っ! わ、わかりました……」

提督「え?」

那珂「那珂ちゃんも……大人だもん、この世界がキラキラしてるだけじゃないって……し、知ってるし……。
    でも……でも、提督だけは、そんな汚い大人とは違うって……し、信じてたのに……」

提督「お、おい那珂?」

那珂「提督、提督まで……うぅっ……ぐすっ」

提督「ち、違うんだ! 那珂、それは誤解で俺はただ!」

那珂「なぁーんちゃってー! 那珂ちゃんは演技派アイドルなんだよー? これで女優の道を目指してもいいかも! キャハ☆」

提督「……」

那珂「ねぇねぇ提督。焦った? ふふーん、でも仕方ないよね。アイドル那珂ちゃんにそんなセクハラしてくるなんて
    提督じゃなかったら――

提督「那珂。工廠、な」

那珂「え」




 かーんかーん

2018/09/17(月) /  SS TB(0) CM(0)

SS5

提督「デレデレウイルスが漏洩した?」【艦これ安価】


1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 20:11:39.03 ID:o/S8cl9g0
明石「はい。このウイルスにかかった者は」

明石「好意を持っている相手に対して文字通り『デレデレ』になるんです」

提督「何でそんな物作ってたんだ……」

明石「作ったというか出来てしまったというか」

提督「?」

明石「実は、金剛さんから惚れ薬を作って欲しいと頼まれまして」

明石「作っていたら薬品をこぼしてしまい……」

提督「偶然の産物、ってやつか」

明石「はい」

提督「金剛も金剛だがお前もお前だな……。というか」

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 20:14:18.31 ID:o/S8cl9g0
提督「どうしてデレデレになると分かってるんだ?」

明石「それは、すでに被害者が……」


???「見つけた!」

明石「!」


大淀「もう明石ったら、何で私から逃げるの?」

大淀「私のこと嫌いなの? なーんてっ」エヘヘ

提督「……あれは本当に大淀か」

明石「大淀ですよ。驚くのも無理はないですけど」

明石「委員長なイメージがある彼女でも、あの有様になってしまうんです」

大淀「明石っ」ダキッ

明石「ひゃっ、ちょっと!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 20:17:31.99 ID:o/S8cl9g0
大淀「一緒にお昼寝しない? ね?」

提督「た、確かにこの変わりようにも驚くが」

提督「やっぱり大淀はお前に気があったんだな」ハハ…

明石「違います! 好意と言ってもラブとライクの二種類あるじゃないですか!」

大淀「あっ、提督もどうですか? 一緒にお昼寝しませんか?」

提督「いや……遠慮しとく」

大淀「えー、いいじゃないですかー! お昼寝気持ちいいですよ?」ニコニコ

提督「そうだな、また今度な」

明石「とにかくそういうことなので……さっき提督に打ったワクチンを何本か渡しておきます」

明石「使い方を教えますね。相手の首に当てて」

プシュッ

大淀「あっ」

バタンッ
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 20:20:03.34 ID:o/S8cl9g0
大淀「……あら? 私、ここで何をして……」

明石「ボタンを押せば一瞬ですから」

提督「分かった。感染してる艦娘がいたら使うよ」


――――


スタスタ

提督「しかし面倒なことになったな。これから昼寝でもしようと思ったのに」

提督「デレデレウイルスか……本当にそんなものが……」


↓2「あ、提督!」

提督「ん?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 20:23:24.03 ID:q5SVzaIlo
加賀
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 20:32:35.85 ID:o/S8cl9g0
加賀「提督、ちょうどいいところに」

提督「加賀か。どうかしたのか?」

加賀「ええ……聞きたいことがあるのだけれど、その前に」


加賀「今日も一段と素敵ね」フフッ

提督「え?」


加賀「ごめんなさい、素敵すぎて言わずにはいられなかったの」

加賀「あなたの姿を見るだけで、とても心が幸せになるわ」

提督「……」

加賀「話が逸れてしまったわね。聞きたいことというのは」

加賀「お昼、もう食べてしまったかしら」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 20:39:11.47 ID:o/S8cl9g0
提督「いや……まだだけど」

加賀「よかった、実はお弁当を作っていたら余ってしまって」

加賀「誰かいないかと探していたところなの。それで、その……よかったら……」

提督「もらうよ」

加賀「!」パァァ

加賀「本当に? 助かるわ」

提督「……」

提督(これは間違いなく感染してるな)


加賀「じゃあ中庭に行きましょうか」

提督「中庭? 食堂じゃダメなのか」

加賀「食堂は……2人きりになれないから……」ボソッ

提督「え?」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 20:44:10.32 ID:o/S8cl9g0

加賀「何でもないわ。たまには外で食べるのも気持ちいいでしょう?」

提督「ああ、なるほど。弁当だしな」

加賀「その通りよ。さあ行きましょう」ギュッ

提督(手まで握ってくるとは)


――――


加賀「どう? おいしい?」

提督「うまいよ。この煮物なんて最高だ」モグモグ

加賀「よかった」

提督(……さて、どうやって首にワクチンを打ち込むかな)
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 20:50:39.82 ID:o/S8cl9g0
提督(今動いたら、弁当が台無しになってしまうし……)

加賀「♪」

提督(というか、加賀はいつも俺に冷めた態度をとってるけど)

提督(何だかんだ好いてくれてたんだな)

加賀「提督」

提督「ん?」

加賀「その……お願いがあるの」モジモジ

加賀「あーんして食べさせる、というのをやってみたいの」

提督「!?」

提督「そ、それって……カップルがやるようなやつか?」

加賀「ダメかしら」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 20:56:17.09 ID:o/S8cl9g0
提督「いいけど……」

加賀「ありがとう。では」スッ


加賀「はい、あーん」

提督「あーん」パクッ


加賀「どう?」

提督「味は変わらず美味しい、けど」

提督「かなり恥ずかしい……」

加賀「……ふふ」

加賀「赤くなってる提督、可愛いわ」ニコッ

提督「!?!?」

提督(か、加賀らしからぬ言動のオンパレードだな)

提督(なんか調子が狂うし、そろそろワクチンを打たないと……!)
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 21:03:39.41 ID:o/S8cl9g0
提督「あれ? 加賀、髪に何かついてるぞ」

加賀「え?」

提督「待ってくれ。俺がとろう」

提督(弁当を安全な場所に移してっと)ササッ

加賀「何かって、何かしら」

提督「俺もよく見ないと分からない。動かないで待ってくれ」

加賀「分かったわ」

提督(こっそり後ろに回って……)


プシュッ

加賀「!」

バタンッ
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 21:22:10.87 ID:o/S8cl9g0
提督「これでいいんだよな? なんか申し訳ないことをした気がするが」

加賀「うっ」ピクッ

加賀「……ここは……何で私、中庭にいるのかしら」

提督「起きたか」

加賀「! 提督、どうしてここに……まさか私に何か……」

提督「そんなわけないだろ。お前は俺に弁当を作ってくれたんだよ」

加賀「私があなたにお弁当を? そ、そんな覚えはないわ。偽造はやめてちょうだい」

提督(大淀の反応もそうだったけど、記憶にないか)

加賀「赤城さんのためになら分かるけど、あなたに作る理由がないし、大体……」グチグチ

提督(……長くなりそうだ)
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 21:29:49.39 ID:o/S8cl9g0
提督「あっ! しまった、そろそろ仕事しないと!」

加賀「え?」

提督「すまん加賀、これで! この弁当はありがたく食べさせてもらうから!」ササッ

スタタタッ

加賀「……」

加賀「……何だったの、一体」


――――


スタスタ

提督「ふぅ、美味しかった」

提督「弁当箱は洗って返すか。また色々言われそうだけど」

提督「しかし、こんなのを繰り返すのか? 大変そうだな……」


↓2「いた! 提督!」

提督「!」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 21:31:17.39 ID:/WL0ajV50

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 21:39:41.17 ID:o/S8cl9g0
霰「やっと見つけた」テクテク

ギュッ

提督「!? あ、霰、どうしたんだ急に」

霰「えへへ……なんとなく、こうしたかったの」ムギュー

提督「そうか……」

提督(これは感染してるのか?)

霰「ねえ司令官……お願いしてもいい?」

提督「お願い?」

霰「うん……えっとね……その……」モジモジ


霰「抱っこ、して欲しいの」

提督「抱っこ……?」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 21:46:08.55 ID:o/S8cl9g0
霰「ダメ?」ウルウル

提督「そのくらいならお安い御用だよ」ヒョイッ

霰「きゃっ」

霰「もう……司令官、だいたん」ポッ

提督(なんだ大胆って)

提督「ごめんごめん、一声かけた方が良かったな」

霰「……」

提督「どうした?」

霰「すきあり」

チュッ

提督「!? お、お前……急に何を……!」

霰「ふふ……司令官の口に、ちゅーしちゃった」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 21:52:51.77 ID:o/S8cl9g0
霰「びっくりした?」

提督「当たり前だ」

霰「ねえ……司令官」

霰「今のって、司令官のふぁーすときす?」

提督「なっ……!」

霰「はじめてだったら、うれしいな」ポッ

提督(確定だ。霰は確実に感染してる)

提督(となれば……ちょうど首にワクチンを打てる状況だし、いけるか?)


霰「司令官」

提督「ど、どうした?」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 21:59:46.78 ID:o/S8cl9g0
霰「あのね……もう一つ、お願いしてもいい?」

提督「……内容によるな」

霰「言うだけ言ってみるね」


霰「霰、司令官のお嫁さんになりたい」

提督「……」


提督「……」

提督「……、っ!?」

提督(逆プロポーズ!?)

霰「だめ?」

提督「そ、それは……さすがに……はは……」

霰「……」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 22:02:44.90 ID:o/S8cl9g0
霰「おろして」

提督「え」

霰「一旦、おろして」

提督「あ、ああ」

スッ

霰「司令官」

提督「?」


霰「だめ?」ウルウル

提督「……あのな。さっきと同じように上目遣いで言ってもダメだ」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 22:08:11.37 ID:o/S8cl9g0
霰「……そっか」

霰「霰、ふられちゃったんだね」

提督「振られたってお前」

霰「泣いちゃうかも」

提督「そんなこと言われても……どうしようも……」オロオロ

霰「……ふふ」


霰「うそだよ」

提督「へ?」

霰「司令官の困ってる顔が見たかったの。大成功」ピース

提督「お、お前な……!」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 22:14:43.23 ID:o/S8cl9g0
霰「でもね、このお願いは聞いてほしいな」

提督「……言ってみてくれ」

霰「ぎゅーって、してほしいの。これならいいでしょ?」

提督「うん……それなら確かに」

霰「じゃあ、はい」スッ

提督(やれやれ)

ギュッ

霰「えへへ……司令官の腕の中、あったかい」

提督「……」

提督(悪いな霰、ワクチンを打たせてもらうぞ)

提督(まあ悪いのは明石なんだけど……)


プシュッ

霰「あう」

グタッ
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 22:21:02.35 ID:o/S8cl9g0
霰「……ん……あれ? 何でこんなところにいるの」キョロキョロ

提督「気を失ったんだよ」

霰「司令官……?」

提督「歩いてたら、急に霰が倒れてな。覚えてないか?」

霰「うん、全く」

提督「そうか……演習や出撃の疲れが残ってるのかもしれないし、ゆっくり休んだらどうだ?」

霰「……そうする」

提督「それがいい。じゃあ俺はこれで」スタスタ

霰「……」

霰「霰……どうしてこんなにどきどきしてるんだろ」ドキドキ
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 22:24:16.08 ID:o/S8cl9g0


――――

提督「心臓に悪かった。まさかあんなに積極的だとは」

提督「加賀よりグイグイきたけど、好意の大きさによって違うのか?」


↓2「提督!」

提督(……息つく暇もないな……)
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 22:24:28.93 ID:LQS12CA7o
阿武隈
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 22:36:32.23 ID:o/S8cl9g0
阿武隈「こんなところにいたんだ! 探したんだよ、もうっ」

提督「どうかしたのか?」


阿武隈「ううん、何でもない!」

提督「……は?」


阿武隈「提督の顔が見たかったの。なーんて!」エヘヘ

提督「何だそれ……」

阿武隈「あっ、そうだ! 提督、今から時間ある?」

阿武隈「私のお部屋に招待したいなー、なんて」

提督「部屋に?」

阿武隈「間宮さんに習って、お菓子を作ってみたの! 紅茶も用意したからどう?」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 22:42:36.54 ID:o/S8cl9g0
提督(用あるじゃないか)

提督「時間はあるけど、さっき昼食を食べたばかりでな」

阿武隈「ならお茶だけでもいいでしょ? お願い!」

提督「……分かったよ」

阿武隈「やったー! ありがとう提督!」ギュッ

提督(普通に抱きついてきたな)

提督(まあ感染してるっぽいし、気を見計らって打つか)


――――


阿武隈「……」ニコニコ

提督「……」ズズズ

阿武隈「……」ニコニコ

提督「……なあ」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 22:46:42.98 ID:o/S8cl9g0
阿武隈「なあに?」

提督「さっきから黙って俺を見てるけど、何でだ」

阿武隈「カッコイイなーって思って」

提督「あ……ありがとう」

阿武隈「ふふっ。紅茶のお味はどう?」

提督「美味しいよ」

阿武隈「よかった!」ニコニコ

提督「……」

提督(何なんだ? これが目的で俺を呼んだのか?)
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 22:51:45.25 ID:o/S8cl9g0
阿武隈「ねえ提督、隣に座ってもいい?」スッ

提督(返答を待たずに立ち上がるか)

提督「ああ」

阿武隈「それじゃ、お邪魔して」

ピトッ

提督「な、なんか近くないか」

阿武隈「そうかな? あたしは気にしないよ!」

提督「俺が気にする」

阿武隈「イヤなの……?」ウルウル

提督「……そうでもない」

阿武隈「えへへ!」

提督(泣きそうな顔に弱い……)
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 22:57:08.28 ID:o/S8cl9g0
阿武隈「……ねえ提督」

提督「?」ズズズ

阿武隈「もし、あたしたちを知らない誰かが、こうやって2人並んでる姿を見たら」

阿武隈「カップルだって思うかな?」

提督「……どうだろうな」

阿武隈「……」

ギュッ

提督「なぜ手を握る」

阿武隈「な、なんとなーく」

提督「……」

阿武隈「……」

提督(ああ……これはマズい。完全にイイ雰囲気だ)
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 23:05:58.79 ID:o/S8cl9g0
提督(すぐにでも回避してワクチンを打たないと)

阿武隈「……て、提督!」ガバッ

提督「!?」

バタンッ

阿武隈「……」ドキドキ

提督「あ、阿武隈? 何で押し倒して……」

阿武隈「……」ゴクリ

チュー

提督「!? 待て待て! キスに持っていこうとするな!」ガシッ

阿武隈「だ、大丈夫! 優しくするから!」グイグイ

提督「意味が分からん! 大体こういうのは男がリードするもんだろ!?」

阿武隈「じゃああたしが下になるから、提督が…」

提督「そういう問題でもないんだ! 言い方が悪かった!」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 23:19:45.27 ID:o/S8cl9g0
提督「そもそも俺は、お前とそういうことをする気はない」

阿武隈「え!? で、でもこういう時はこうしろって、本に書いてあったよ?」

提督「その本がおかしいか、お前が間違った解釈してるかのどっちかだ。とにかくどいてくれ!」

ガバッ

阿武隈「きゃっ!? ま、待って! あたし提督のことが好きです! 付き合ってください!」

提督「このタイミングで!?」

阿武隈「返事は?」

提督「お前いろいろ下手か……いや、下手という言い方もどうかとは思うけど」

阿武隈「返事は!?」グイッ

提督(必死過ぎて聞こえてないな)

提督(仕方ない……多少強引ではあるけど)スッ


提督「すまん阿武隈」

阿武隈「?」

プシュッ

バタンッ
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 23:28:14.02 ID:o/S8cl9g0
提督「好意を持ってくれるのは嬉しいが、今は答えられない」

提督「というか、ウイルスのせいで思いの強さがおかしくなってるかもしれないしな」

阿武隈「うう」ピクッ

阿武隈「……あれ? 確か食堂にいたはずなのに……」

提督「倒れたんだよ」

阿武隈「!!」ビクッ

阿武隈「え? な、何で提督が……私のお部屋にいるんですか……?」

提督「ああ、すまん。混乱するかもしれないけど聞いてくれ、お前は…」

阿武隈「出て行ってください」

提督「待て、話を…」

阿武隈「出て行ってくださーい!!」

提督「分かった! 分かったから!」スタタタッ


バタンッ


阿武隈「……はぁ、危なかった」

阿武隈「天井に貼ってある、提督の写真を加工して作ったアイドル風ポスターを見られたら……私、生きていけないよ……」
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 23:32:59.19 ID:o/S8cl9g0


――――

提督「一気に疲れた」

提督「また艦娘を相手にするのはキツイかも……自室で休もうかな……」


↓2「提督ー」

提督「……マジか」
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/29(水) 23:34:58.87 ID:ZQp9D2fdo
山城
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 00:07:18.03 ID:fIo3ds6z0
山城「やっと見つけました。ここにいらしたんですね」

提督「どうかしたのか」

山城「お疲れですね」

提督「まあな……いろんなことがあってな……」フッ

山城「そ、そんな提督に、いいお話があるんですけど」スッ

提督「……間宮の食べ放題券か」

山城「2人分です。一緒にどうですか?」

提督「悪いけど、今は満腹状態でな。扶桑と行けばいいだろう」

山城「そう、ですか……扶桑姉様とは一週間前に行ったので」

山城「今度は提督と、と思ったんですけど……そういうことなら……」トボトボ

提督「……」
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 00:15:07.54 ID:fIo3ds6z0
提督「待ってくれ山城、それは今日までなのか?」

山城「はい。恥ずかしい話なんですけど」

山城「提督をいつかお誘いしよう、しようと思ってるうちに、期限ギリギリになってしまって」

提督「……デザートなら」

山城「えっ」

提督「デザートなら付き合えるぞ。たくさんは食べられないけどな」

山城「ほ、本当ですか……? ありがとうございます!」パァァ

提督(山城のこんな笑顔、見たことないな)

提督(感染してるんだろうな……普段もこういう表情すればいいのに)

提督(まあ、好意を持ってくれてると分かっただけいいか)

スタスタ


↓2「……あれは、提督と……」
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 00:16:45.29 ID:SeTL7lDd0
山雲
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 00:24:37.22 ID:fIo3ds6z0

山雲「……提督と、山城さん?」


――――


提督「……デカいパフェだな」

山城「2人分ですからね」

提督「2人分にしてもデカいだろ」

山城「ふふっ、そうですね」

提督「あとなんかハートのデコレーションが多いけど」

山城「カップル用ですから」

提督「カップル?」

山城「……さ、さあ! 協力して食べましょう!」

提督「2人で食べるのか」

山城「カップル用なので」

提督(カップルを強調してくるな)
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 00:28:03.40 ID:fIo3ds6z0
提督「うん、美味しいな」モグモグ

山城「ですね」モグモグ

山城「……提督」

提督「ん?」

山城「口、開けてください」

提督「何で」

山城「いいですから」

提督「?」アーン

山城「えいっ」

提督「!?」パクッ

山城「ふふ、あーん成功です」

提督「いきなり何をするかと思ったら……」モグモグ
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 00:34:39.68 ID:fIo3ds6z0
山城「一度でいいからやってみたかったんです」カァァ

提督「俺は構わないけど」

山城「え!? じゃあもう1回いいですか?」

提督「ああ」

山城「あ、待ってください。やっぱり……」

山城「……た、食べさせてもらったりとかは……?」

提督「俺が山城に?」

山城「はい! ぜひ!」キラキラ

提督(キラ付けした時並みに輝いてるな)

提督「分かったよ。ほら、あーん」

山城「あ、あーん……」ドキドキ
62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 00:45:30.38 ID:fIo3ds6z0

パクッ

山城「……」モグモグ

提督「どうだ」

山城「ひあわへでふ……ひあわへふぎまふ」
  (幸せです……幸せすぎます)

提督「わ、悪い……一口が多すぎたな……」


スタスタ

山雲「あら~? 司令さんに山城さん、奇遇ですね~」

山城「!?」

提督「山雲? 遠征から帰って来たのか」

山雲「はい~。あの~、山雲もご一緒していいですか~?」

提督「俺はいいけど。山城は?」

山城「も、もちろん良いですよ!」

山雲「ありがとうござます~」
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 00:52:27.71 ID:fIo3ds6z0
山雲「では失礼して~」

スッ

山城「!!」

提督「お、おい山雲……どうして俺の膝の上に座ってるんだ?」

山雲「ダメでしょうか~?」

提督「そうだな……山城もいるし」

山雲「ダメですか~山城さん?」

山城「ええ」キッパリ

提督(目が鋭くなったぞ……)

山雲「分かりました~。じゃあここに座ります」スッ

提督(俺の隣か)

山城(こ……この娘……!)


山城(私と提督との時間を邪魔する気!?)

山雲(うふふ、思うようにはいかせませんよ~)
64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 01:03:39.34 ID:fIo3ds6z0
提督(おいおい待て待て、まさか山雲も感染してるのか?)

提督(2人にワクチンを打つとなると……考えないといけないな)


山雲「おいしそうなパフェですね~。一口いいでしょうか~」

提督「いいか山城?」

山城「……もちろんいいですよ」

提督(あからさまに機嫌が悪くなってる)

山雲「ありがとございます~。司令さんに食べさせてもらいたいなぁ」

提督・山城「!」

提督「俺にか」

山雲「ダメでしょうか~」

提督「……」チラッ

山城「ど、どうぞ?」ピクピク

提督「……ほら、あーん」
65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 01:15:14.98 ID:fIo3ds6z0

パクッ

山雲「んー、おいしー?」モグモグ

山雲「あっ、口にクリームがついてしまいました~」

山雲「司令さん、拭き取ってくれませんか~?」

山城「なっ!?」

山城(や、山雲……恐ろしい娘……! ドンドン攻めて行くわね)

提督「それくらい自分でやれ」フキフキ

山雲「と言いつつ拭いてくれる司令さんが、山雲はだーい好きです~」

提督「はは……次からは気をつけろよ?」

山城(ぐうっ……! さりげなく好意を伝えるなんて……わ、私も負けてられないわ!)
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 01:25:40.12 ID:fIo3ds6z0
山城「提督、隣失礼します」スッ

ピトッ

提督「すごく近いな」

山城「で、できればずっとくっついていたいんですけどね」ボソッ

提督「え」

山城「さあ提督、まだパフェはたくさんありますから、私が食べさせてあげますよ!」

山城「はい、どーぞ?」

提督(なんか圧を感じるぞ)

提督「ありがとう……」

パクッ

山城「あ、ごめんなさい。口元にクリームが」

提督「気にしないでくれ、拭けばいいから」

山城「……えい」ヒョイッ パクッ

提督「!?」
67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 01:37:42.37 ID:fIo3ds6z0
山雲「……」

山雲(指でクリームを拭き取って、自分の口へ……見せつけますね~)

山城「ご、ごめんなさい。つい」ドキドキ

提督「いや……」ドキドキ

山雲(初々しいカップルみたいですね~……でも)

山雲(山雲も負けませんから~)

山雲「あの~、司令さん」

提督「どうした?」


山雲「今度は~、口移しで食べさせてもらえませんか~?」

提督「……」

提督・山城「は!?」
68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 01:43:08.09 ID:fIo3ds6z0
提督「それはダメだ! さすがに!」

山雲「どうしてもですか~……?」ウルウル

提督「子犬のような目で訴えてもダメだ!!」

山城「そうですよ」


山城「口移しは私がしてもらうんですから」

提督「ッ!?」


提督「山城……お前まで何を……」

山城「提督は渡しませんっ!」

山雲「山雲も譲りませんよ~」

提督(こ、こいつら……エスカレートしてないか?)

提督(阿武隈の時もそうだったけど、やっぱりこのウイルスは思いを強める効果が……!)
69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 01:53:50.82 ID:fIo3ds6z0
提督(となれば、なりふり構ってられないぞ)

提督(これ以上レベルアップしないためにも、すぐにワクチンを打たないと)


山城「それじゃあこういうのはどう? 一人ずつ提督に口移ししてもらって」

山城「どっちが上手かったか答えてもらうの」

山雲「その勝負、乗ります~」

提督(美味いの字が違う気がする……こいつらもうキス感覚か。舌も入れてきそうだぞ)

提督(これ以上引き伸ばすわけにはいかない。まずは……)


提督「山城、すまん!」

プシュッ

山城「!?」

ガクッ
70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 02:00:13.04 ID:fIo3ds6z0
山雲「えっ? し、司令さん……何を……」

提督「誤解しないでくれ。これは治療なんだ」

プシュッ

山雲「うっ」

ガクッ


提督「事情を知らない人が見たら、とんでもないシーンだな」

提督「……俺が何かしたと誤解されないように、立ち去るか」

スタスタ

山城「んっ……ん? わ、私は何をして……」

山雲「zzz」

山城「……どうして隣で山雲ちゃんが寝てるの?」
74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 04:52:40.64 ID:lVY5QxLBo
山城イイ…
75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 09:25:53.51 ID:hrxaM51bo
山城はほんっと可愛いな…
80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 21:03:04.19 ID:fIo3ds6z0

――――

提督「心身共に疲労が溜まる……艦娘に見つからないように、自室に戻って昼寝するか」

提督「……その前に風呂でリフレッシュしたいけど……さすがに今の時間に入る奴はいないよな?」


『大浴場』

提督「念のため、清掃中の看板を立てておこう」ガタッ

提督「というか、風呂がここと入渠ドッグしかないのはいい加減マズい。事件を避けるため対策しないと」

提督「小さくていいから俺専用の風呂を作ってもらおう」

スタスタ


↓2「……い、今のは提督!」
82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 21:05:45.33 ID:Avk2BakJO
愛宕
84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 21:15:51.71 ID:fIo3ds6z0
提督「脱衣所に着替えもなかったし、浴室内も問題なしと」

提督「まずは体を洗おう」ジャー

提督「しかし、こんな時間に入るのは久々だな」


ガタガタ


提督(!! ……今、何か音が……気のせいか?)


スタスタ


提督(気のせいじゃない……脱衣所からこっちに歩いてくる音が……!)

提督(誰だ? 清掃中の看板が見えなかったのか?)


ガラガラ

愛宕「お邪魔しまーす!」

提督「なっ、愛宕!?」
86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 21:28:30.84 ID:fIo3ds6z0
提督「お前、どうしてここに入って……!」

愛宕「提督が暖簾をくぐるのを偶然見かけたんです。で、背中を流してあげようかなぁって」

提督(不覚。もっと周りを警戒すべきだった)

提督「はは……その気遣いは嬉しいんだけどな。1人で大丈夫だから出て行ってくれないか」

愛宕「えー? せっかく脱いだのにー!」ムニュン

提督(バスタオル越しの胸を強調……わざとか)

愛宕「それに、私もちょうど演習から帰ってきて、汗を流したかったところなんですよ」

愛宕「ご一緒しちゃダメですか……?」

提督「……分かった。けど変なことはするなよ」

愛宕「はーい!」

提督(してきそうだなこの返事は)

提督(まあ愛宕の場合、いつもこんな感じだけど)
87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 21:43:05.97 ID:fIo3ds6z0
提督「ふぅ」ザバー

提督(丁寧かつ迅速に洗おう。頭と体を同時に……)ゴシゴシ

愛宕「では、背中を流しますねー」

提督「!?」

提督「待て、変なことはするなと言っただろう」

愛宕「背中を流すことのどこが変なんですかー?」

提督「……」

提督(確かに)

提督「と、とにかく自分でやるから…」

愛宕「遠慮しないでください♪」ゴシゴシ

提督(聞く耳持たず)

提督(もういい、早く他の部位を洗って出よう)ゴシゴシ

愛宕「……」
88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 21:56:27.83 ID:fIo3ds6z0


ムニュ

提督「!?!?」

愛宕「提督の背中、大きいですね……?」

提督「何してるんだ」

愛宕「ふふ、ごめんなさい。思わず抱きつきたくなってしまって」ムニュムニュ

愛宕「たくましくて素敵です」ムニュムニュ

提督「胸を緩急つけて押し付けている理由は?」

愛宕「提督の理性に攻撃中です」

提督「……馬鹿なことやってないで、お前もさっさと体を洗え」ザバー

愛宕「きゃっ! もー! 目に水が入りましたよー!」ゴシゴシ

提督「湯船につかるか」スタスタ

愛宕「あっ、待ってくださいよー!」ザバー ゴシゴシ

提督(あ……危なかった……反応しかけた……)
89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 22:09:50.33 ID:fIo3ds6z0

カポーン

提督「お前、何でそんなに体を洗うのが早いんだよ」

愛宕「最短コースで済ませました。早くしないと、提督逃げちゃうじゃないですか」

提督「人を獲物みたいに言うな」

提督(くっ……愛宕が体を洗い終わる前に出ようと思ったのに、予想外だ)

提督(やっぱりすぐ出ればよかったな)

愛宕「ふー、いい気持ちー」

提督(……そういえばこいつ、感染してるのか?)

提督(愛宕は普段から割とデレデレしてるから分かりにくい)

愛宕「それにしても」

愛宕「まさかこうして提督と裸のお付き合いをすることになるなんて、思いもしませんでした」

提督「俺もだよ。というかお前が一方的に迫って来たんだけどな」
90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 22:19:12.05 ID:fIo3ds6z0
愛宕「……提督?」

提督「何だ」

愛宕「提督って、特別に好きな艦娘はいるんですか?」

提督「特別に?」

愛宕「人としてじゃなく、異性として好きな艦娘です」

提督「……。それを聞いてどうする」

愛宕「もしいるなら」


愛宕「それが、私だったらいいなーって」

提督「……」


愛宕「いつも冗談っぽく、提督にちょっぴりエッチな悪戯しますけど」

愛宕「あれは私なりのアピールというか……その……」
91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 22:29:05.48 ID:fIo3ds6z0
愛宕「他の艦娘たちより、私を見て欲しいっていう気持ちが篭ってるんです」

提督「……しおらしいな。お前らしくない」

愛宕「ほ、本当の私はこんな感じなんですよ」

愛宕「提督……もう少し、近くに寄ってもいいですか……?」

提督「……」


ススス…


ピトッ


提督(返事してないのに。しかもほぼゼロ距離)

愛宕「私、今すごく緊張してます。裸同士だからでしょうか」

提督「……どうだろうな」
92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 22:39:10.13 ID:fIo3ds6z0
愛宕「提督……私たち今、裸ですよ」

提督「ああ」

愛宕「裸なんです。艦娘たちはここに入ってきません」

提督「清掃中の看板があるしな」

愛宕「念を押して、浴室にカギもかけました」

提督「……お前、結局それが目的か」

愛宕「……」

提督「……」


愛宕「しませんか?」

提督「しない」
93: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 22:43:22.58 ID:fIo3ds6z0
愛宕「……こんなにシチュが整ってるのに?」

提督「しない」

愛宕「据え膳食わぬは?」

提督「男の恥」

愛宕「しませんか?」

提督「しない」

愛宕「……提督」

愛宕「私たちは今、裸です。艦娘たちはここに入ってきません」

愛宕「念を押して浴室に鍵もかけました。しませんか?」

提督「催眠術のつもりか。もう出るぞ」ザバッ

愛宕「ああ! 待ってください!」
95: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 22:49:43.72 ID:fIo3ds6z0

ガラガラ

スタスタ

提督(感染してるかどうかは分からないけど、一応)ガサゴソ

愛宕「せっかく仲が進展すると思ったのにー! もったいないですよ提督…」


プシュッ

愛宕「きゃっ!?」

バタンッ


提督「気を失って倒れた。ということは、感染してたのか?」

提督「というか待て、この状況……かなりヤバいんじゃ……」

愛宕「んんっ」ピクッ

愛宕「……あれ? 私、ここで何を……」
96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 23:05:57.09 ID:fIo3ds6z0
提督(マズい! 着替えながら出るしかない!)

スタタタッ


愛宕「え? 今の……誰?」

愛宕「っていうか、どうして私裸なの!? しかも濡れてる!」


――――


提督「ぜぇ、ぜぇ……ギリギリ見られなかったか?」

提督「こんなことになるなら風呂は諦めればよかった! 自室へ直行だ!」


『提督の部屋』

ガチャッ

提督「よし、鍵はかけた。これで安全だ」

提督「濡れたままの体を拭いて、布団敷いて寝よう」

提督「……そういえば明石も、ワクチンを色んな艦娘に打ってるんだよな」

提督「起きる頃には、いつもの鎮守府に戻ってるといいんだが」


ガタッ

提督「!?」

↓2「あ……て、提督」

提督「な、何でお前がここにいるんだ!」
98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 23:07:01.81 ID:jMG2UjzOO
龍田
102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 23:20:03.18 ID:fIo3ds6z0
龍田「……」

提督「龍田……ここで何をしてるんだ?」

龍田「え~っと……お茶の準備よ~」

提督「お茶?」

龍田「提督が帰ってきたら、おつかれさま~の気持ちを込めて」

龍田「お茶を用意しようって考えて」

提督「それで俺の部屋に侵入したのか」

龍田「……ごめんなさい。いけないことだって分かってるの」

龍田「でも、お仕事を頑張ってる提督に何かしてあげたいって思って……それだけなの……」シュン

提督(龍田らしくないな。感染してそうだ)

提督「本当にお茶を用意してただけなのか?」

龍田「え……ええ」

提督「口ごもったな」
103: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 23:31:15.59 ID:fIo3ds6z0
提督「怒らないから、正直に言ってくれ」

龍田「……えっと~」

龍田「引かないでね~?」

提督「引く?」

龍田「……その……あの……実は~」

龍田「提督の……シャツの匂いとか……お布団の匂いとか……」

龍田「ちょっとだけ嗅いでました……ごめんなさい」

提督「……それだけか?」

龍田「ええ、それだけ。興味本位なの……もう二度としないわ~……」

提督(引くって言うくらいだから、もっと凄いのが来るかと予想してた)

提督「そのくらいなら許すよ。あと今後は勝手に部屋に入らないこと」

龍田「はい。ごめんなさい」

提督(すごく素直だ)
104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 23:42:44.15 ID:fIo3ds6z0
提督「それで、お茶の用意はもうできてるのか?」

龍田「え」

提督「せっかく用意してくれたんだ。いただきたいな」

龍田「え、ええ……! 待ってて、今出すから~」スタタッ


――――


龍田「どうかしら~」

提督「うん、美味しいよ」

龍田「よかった♪」

提督(……なんというか)

提督(龍田は比較的おとなしいな。グイグイ来ない)

龍田「ねえ、提督」

提督「ん?」ズズズ
105: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 23:51:18.74 ID:fIo3ds6z0
龍田「実はね~、お願いがあるの~」

提督「……」

提督(来たか)

提督「言ってみてくれ」

龍田「その、ね」


龍田「頭を、撫でて欲しいな~って」

提督「……」


龍田「ほら、遠征から帰ってきた天龍ちゃんにやるように」

龍田「頭を撫でて欲しいの~」

提督「……」

提督(それだけ?)
106: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/30(木) 23:58:45.71 ID:fIo3ds6z0
龍田「は……恥ずかしい」カァァ

龍田「とうとう言っちゃった……ずっと言えなかったこと……」

提督「顔を赤らめるようなことか」

龍田「ええ、とっても恥ずかしい……」

提督(龍田にとってはそうなのか? よく分からん)

龍田「それで、返事を聞かせてもらえるかしら~」

提督「断る理由もないよ」

龍田「! あ、ありがとう」

龍田「じゃあ早速」スッ

スタスタ

龍田「お願いします」グイッ

提督「食い気味だな……これでいいか?」ナデナデ
107: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 00:03:45.49 ID:kyQUgL2X0
龍田「ええ……」

提督「……」ナデナデ

龍田「……♪」

提督(そろそろいいかな)パッ

龍田「えっ」

提督(まだか)

提督「……」ナデナデ

龍田「……♪」

提督(よっぽど撫でられたかったんだな)
108: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 00:16:07.48 ID:kyQUgL2X0

――――


龍田「ふぅ……ありがとう、もう充分よ~」

提督「そうか」

提督(まさか5分もずっと撫でることになるとは)

提督「本当にこれだけでいいのか?」

龍田「これだけって~?」

提督「てっきり、抱きしめるとかキスとか要望されると思ってたよ」

龍田「!」

龍田「……いいの……?」カァァ

提督「えっ」

龍田「キス、して欲しい……」ドキドキ

提督(……しまった。自分で広げてしまった)

提督「すまん。こっちから言っておいてあれだが、キスはちょっと……」

龍田「そ、そうよね~。ビックリしたわ~」
109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 00:21:48.02 ID:kyQUgL2X0
提督「ははは」

龍田「うふふ」

龍田「……あ、あの」

龍田「それじゃあ、抱きしめる……とかは?」

提督「……」

龍田「……」ドキドキ

提督「まあ、それならいいけど」

龍田「!! ウ、ウソ」

提督「本当。ほら」スッ

龍田「じ、じゃあ……お言葉に甘えて……」


ギュッ


龍田「……」ドキドキ

提督(龍田ってこんなに細かったのか)

龍田「……?」
110: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 00:29:31.55 ID:kyQUgL2X0


――――


提督「龍田、そろそろいいか?」

龍田「……」

提督「龍田?」

龍田「……zzz」

提督「寝てる!?」

提督「遠征で疲れてたのか?」

龍田「……てい……とくぅ……zz」

提督「……」ガサゴソ

提督(眠ってる最中にすまん)

プシュッ

龍田「zzz」

提督「さて……どうしたものか」

提督「診察室に行って、ベッドで寝かせるか」
112: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 00:40:53.79 ID:kyQUgL2X0


バタンッ

ガチャッ

提督「よし……艦娘に見つからず龍田を寝かせてきた。今度こそ眠りにつけるぞ」

提督「布団を敷いてっと」テキパキ

提督「そうだな、夕食前には起きるか……ふわぁぁ……」

提督「……zzz」


――――――――

――――――

――――


ピピピピ ピピピピ

提督「……ん……? もう起きる時間か?」

提督「ふあぁ……というか、アラームなんてセットしたっけ」

提督「……?」

提督(な、何だ……何かに抱きつかれてるぞ?)

提督(布団の中に……)

ガバッ


↓2「おはようございます」

提督「う、うわああああッ!?」
114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 00:42:05.95 ID:VR2Z8rA+0

116: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 01:02:28.13 ID:kyQUgL2X0
霞「おはよう司令官」

提督「霞!? お前何し……いつの間に部屋に入った!?」

霞「30分くらい前よ。部屋を訪ねたら、いびきが聞こえてきたから」

霞「一緒に寝ようと思って部屋に入ったのよ」

提督(は? 一緒に寝ようと思って? 霞が?)

霞「なによ?」

提督「いや……というか、どうやって入ったんだ。鍵がかかってたろ」

霞「なんかガチャガチャやってたら開いたわ」

提督「壊したのか!?」

霞「違うったら! 軽く回してただけ! たぶんガタが来てたのよ」

提督(はぁ……妖精さんに苦労をかけるな)

霞「そんなことより、そろそろ起きる時間よ」

霞「司令官のことだから、夕食までにお昼寝しようとしてたんでしょ?」

霞「目覚ましかけておいたから」ニコッ

提督「……」

提督(誰だこの娘)
117: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 01:13:53.72 ID:kyQUgL2X0
提督(いつもの霞なら)

提督(夕食まで昼寝なんて、だらしないわ! しっかりしなさいよクズ!)

提督(くらい言いそうなのに)

霞「司令官の寝顔、写真に撮っちゃった」フフッ

霞「宝物にしよっと♪」

提督(100%感染してるな)

霞「な、なによ。私の顔になんかついてる?」

提督「いいや」

霞「そう……」

ムギュー

提督「……なあ霞、お前の言うとおりだ」

提督「俺は夕食までに起きようと思って、目覚ましのおかげで起きることができた」

霞「次からは気をつけてね」

提督「ありがとうそうする」
118: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 01:26:23.58 ID:kyQUgL2X0
提督「で、布団から出たいんだけどな」

ギュー

提督「お前が離れてくれないと、それができないんだよ」

霞「ふふ、大丈夫よ! 実は1時間の余裕を持ってセットしたのよ」

提督「? じゃあまだ眠れるのか」

霞「それはダメ」

グイッ

提督(顔が近くに)

霞「い、1時間の余裕を持たせたのはね……私のワガママなの……」

提督「?」

霞「司令官と……したいの」

提督「え?」
119: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 01:36:23.20 ID:kyQUgL2X0
霞「だから、新婚さんごっこしたいの」

提督「……何だそれ」

霞「ごっこって言うと子供っぽいけど、要するに」

霞「新婚さんみたいに……い、イチャイチャしたいのよ……」カァァ

提督「具体的にどんなことするんだ?」

霞「そんなこと言わせるの?」

提督(言えないようなことする気か)

霞「えっと、流れに身を任せれば大丈夫」

霞「私が奥さんで、司令官が旦那さんになりきればいいの」

提督「……なんかよく分からないけど、ごっこ遊びをすればいいのか」

霞「そういうこと。ダメ?」

提督(ごっこ遊びなら、まあいいか)
120: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 01:42:17.41 ID:kyQUgL2X0
提督「分かった、付き合おう」

霞「ありがとう。んーと……」

ギュッ

霞「……」

提督「……」

霞「何してるの?」

提督「?」

霞「私がぎゅってしたら、司令官もぎゅってし返すのよ」

提督「あ、ああ」

ギュッ

霞「んっ……そんな感じ」

提督「……」

提督(何だこれ)

霞「司令官」

提督「ん?」
121: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 01:50:37.15 ID:kyQUgL2X0
霞「司令官って……私のこと好き?」

提督(こういう時は、はっきり言葉にした方がいいんだよな)

提督「大好き」

霞「! えへへ……私も大好き」ドキドキ

提督「……」

提督(このやり取り、夫婦というより恋人じゃないか)

霞「し、司令官」

提督「なんだ霞」


霞「……ちゅーしたい」カァァ

提督「……」


提督「……頬に?」

霞「ほっぺじゃイヤ」

提督「額」

霞「おでこも違う」
122: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 01:57:36.29 ID:kyQUgL2X0
提督「手」

霞「違う」

提督「じゃあ…」

霞「察してよ! クイズじゃないんだから」

提督「……口か」

霞「うん」

提督「霞、それはちょっと……」

霞「なんで? 私たち夫婦でしょ?」

提督「いや、でもごっこだし」

霞「ごっこ遊びを甘く見ないで」

提督「ええ……」

霞「……」

チュッ

提督「っ!?」

霞「もう……奥さんからさせるなんて……」カァァ

提督(ふ、不意打ち……)
123: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 02:03:28.57 ID:kyQUgL2X0
霞「し……司令官……」ドキドキ

提督「……?」

霞「今度は司令官から……して?」

提督「あのな霞」

霞「お願い」ウルウル

提督(顔を赤らめ瞳が潤ってる。こんな霞は一生に一度見れるかどうかだ)

提督「目を瞑ってくれ」

霞「うん……!」スッ

提督「……」

チュッ

霞「……司令官?」

提督「おでこが限界だ、すまん」

霞「むー……」
124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 02:14:11.86 ID:kyQUgL2X0

ガバッ

提督「か、霞!?」

提督(マウントポジション!?)

霞「分かったわよ……司令官が攻めてこないなら……!」

チュッ

提督「んむっ!?」

霞「っ……!」

提督「待て霞っ……ぷはっ! やめっ……!」

霞「はぁ、はぁ……ちゅっ……んっ……!」

提督(ヤバい! ヒートアップして我を……!)

提督(ワ、ワクチンを……ん?)

ガサゴソ

提督(なっ!? ワクチンがない!! 確かポケットに入れて……!)

霞「長い棒状のもの、探してるの?」

提督「!!」
125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 02:22:18.61 ID:kyQUgL2X0
霞「残念だけど私が全部ゴミ箱に捨てたわ」

提督「!?」

霞「ふふっ……知ってるのよ」

霞「司令官があれを使って、艦娘のみんなを元に戻してるとこ、見てたの」

提督「なっ……!」

ヌギヌギ

提督「お、おい霞! なに脱いで……もうごっこ遊びはやめだ! 降りろ!」

霞「ダメ……止まらないの。司令官を思う気持ちが……どんどん膨らんで……」ヌギヌギ

提督(くそ、脚の力だけで身動きが!)

霞「司令官、私と一つになりましょ? とても気持いいと思うわ」ハァ ハァ

提督「目を覚ませ霞!」

提督(一体どうすればいいんだ! このままじゃ霞は……)
126: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 02:29:28.73 ID:kyQUgL2X0


ガチャッ!


スタタタッ


明石「えい!」

プシュッ

霞「っ!!」

バタンッ


提督「……あ、明石?」

明石「間に合いましたか! 物音がしたので、まさかとは思ったんですけど」

明石「霞ちゃんと一線を越える寸前だったとは」

提督「はは……た、助かったよ」


――――

127: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 02:38:02.93 ID:kyQUgL2X0


――――


『食堂』

提督「……ということは、艦娘たち全員にワクチンは打ったんだな」モグモグ

明石「はい。正気に戻った艦娘にも手伝ってもらったら、スムーズに進みました」モグモグ

提督「あ……その手があったな……」

明石「まさか一人で頑張ってたんですか」

提督「恥ずかしい限りだ……」

明石「大変だったでしょう。私がもっとワクチンを渡しておけばよかったですね」

提督「もう過ぎた話だ。しかし、恐ろしいウイルスだな」

提督「感染した者の思いを強める効果があるなんて」

明石「え?」

提督「だから、感染した者の好意を強めるんだよ」

提督「おかげで俺は何度か艦娘に襲われた」

明石「へぇ……興味深いですね、それ」
128: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/31(金) 02:42:30.84 ID:kyQUgL2X0
明石「もっと詳しく聞かせてもらえませんか?」

提督「無駄に研究熱心だな……話したくない」

明石「お願いします! 今後何かに役立つかもしれないので!」

提督「……もうこんな騒動を起こさないと誓うか?」

明石「そんなの当たり前じゃないですか!」アハハ

提督「反省してないみたいだな」

明石「いえいえ、とんでもない。ご迷惑をおかけしました」ペコリ

提督「はぁ……そうだな。じゃあまずは加賀の話からするか」


おわり

2018/09/17(月) /  SS TB(0) CM(0)

SS4

提督「そんなに喧嘩するなら比叡とケッコンするぞ!」 比叡「ヒエー!?」


1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 13:53:29.57 ID:SL60t8rH0
ある日一枚の書類が送られて来てから鎮守府の雰囲気は殺伐としていた。

提督「なんなんだお前たち!毎日毎日!!」

提督「こんな書類一枚のせいで喧嘩しやがって!!」

金剛「喧嘩じゃないデース!話し合いデース!」

提督「何が話し合いだ!!明らかに会話が減ってるだろ!!間宮さんも食堂の空気が重苦しいって相談してきたんだぞ!」

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 13:58:13.82 ID:SL60t8rH0
大和「提督、落ち着いてください」

提督「お前たちが1番落ち着け!」

武蔵「しかし話し合いは必要だと思うが」

提督「だから!何が話し合いだ!お前ら外のあの穴どうすんだ!馬鹿でかい穴をあけやがって!!」

大和「ですからそれは話し合いを……」

提督「お前と武蔵が話し合いをすると地形が変わって弾薬と燃料が無くなるのか!!」

武蔵「拳で語り合っただけだ」

提督「ただの喧嘩だろうが!!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 14:03:15.01 ID:SL60t8rH0
提督「あんなにみんな仲良く楽しかったのにこの有様だよ……」

提督「だいたいな、暴力で決めるなら軽巡なんかはノーチャンスじゃないか」

提督「戦艦か空母か、夜戦に持ち込めば重巡にもチャンスはあるかもしれないけどさ」

提督「大和と武蔵が喧嘩してるのを見て」

武蔵「拳での語り合いなのだが」

提督「うるさいよ!」

提督「あんなに派手にやったもんだから自分が最強だと思ってた天龍は泣きながら部屋に閉じこもって出てこなくなったんだぞ」

日向「まあ天龍は軽巡の中でもかなり弱いからな」

提督「やめてさしあげろ!」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 14:07:01.86 ID:SL60t8rH0
提督「もういい。こんな物があるからいけなかったんだ」

提督「これは捨てよう」

霧島「お、お待ちください司令!!そんな事しても誰も喜びませんよ!」

提督「少なくとも争いは無くなるだろう」

提督「この状態で誰か1人を選んでみんなが幸せになる未来が俺には見えない」

提督「誰も喜ばないかもしれないが、これ以上争いが起きないならそれで十分さ」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 14:11:32.90 ID:SL60t8rH0
榛名「ですがケッコンした艦娘は新たな力を得てさらに強くなれると聞きますよ!」

提督「俺は現状に満足してるんだ。これ以上の力なんていらないよ」

榛名「それに燃費も良くなるとか!」

提督「燃費も……?」

武蔵「決まりだな。燃費の悪さならこの武蔵に任せてもらおう!」

加賀「表立った数字だけに惑わされてはいけないわ。私達は数字以上に燃費が悪いですから」

提督「お前ら自覚はあったんだな」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 14:15:53.52 ID:SL60t8rH0
提督「しかし1人を選んでしまうと新たな火種やシコリを生んでしまうだろう」

赤城「確かに……選ばれなかったらやけ食いしてしまいそうですね」

提督「お前はただ食いたいだけだろ。言い訳にケッコンを利用しているな」

伊勢「それならどうやって……」

提督「結論から言うと比叡とケッコンします」

比叡「ヒエー!!なんでそうなるんですかー!!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 14:20:35.78 ID:SL60t8rH0
提督「比叡、お前は俺の事が好きか?」

比叡「いえ、特に」

提督「うっ……、とまぁそういう訳だ」ズキズキ

比叡「どういう訳ですかー!!」

提督「俺の事を特に好きじゃない比叡となら、政略結婚みたいな感じでみんなも恨みっこなしだろ?」

提督「誰も幸せには出来なかったが、恨みや妬み……争いあってみんなが不幸になる事はない」

比叡「私が提督とケッコンして不幸になってるじゃないですかー!!ヒエー!ヒエー!!」

提督「もうこれ以上心をえぐらないで」ズキズキ
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 14:25:58.03 ID:SL60t8rH0
熊野「私は反対ですわ!」

鈴谷「あれ?熊野いたの?」

加賀「提督、私も前々からあなたの事が嫌いだったからケッコンしてもいいのだけれど」

瑞鶴「まったく、いやしい女ズイ……」

加賀「何か言ったかしら?五航戦の運が良いだけの方」

瑞鶴「なによ!?やるの!?」

提督「ほらみろ!またケッコンのせいで争いが!!」

筑摩「提督、ご安心ください。この戦艦もどきと七面鳥はいつも喧嘩してますから」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 14:29:39.67 ID:SL60t8rH0
提督「とにかく比叡とケッコンだ。もう決めた」

比叡「ヒエー!ヒエー!」

大和「まあ出来るものなら構いませんけど……」

武蔵「あの姉妹が黙っていないだろうな。明日には消されて金剛3姉妹になってなければ良いが」

比叡「ヒエー!ちょっと、怖いこと言わないでくださいよー!!」

金剛「比叡……」

比叡「こ、金剛お姉様!?違います、私は、比叡は金剛お姉様一筋で、こんな争いには」

金剛「おめでとうございマース!」

比叡「えっ……?」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 14:33:34.75 ID:SL60t8rH0
金剛「私の妹が提督と結ばれるなんて、姉として鼻が高いネ!」

比叡「金剛お姉様……?」

榛名「おめでとうございます。榛名も嬉しいです」

霧島「これがベストな結果かと」

比叡「2人まで……でも私は金剛お姉様しか愛していませんから!」

金剛「それならそれで良いネ。書面上だけのケッコンをしたら比叡は私を嫌いになるのデスカ?」

比叡「そ、そんな訳ありません!例えケッコンしたとしても私が好きなのは金剛お姉様だけです!!」

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 14:38:44.67 ID:SL60t8rH0
金剛「だったら早くサインしてくだサーイ。それでこの争いも終わりデース」

比叡「……わかりました。お姉様がそこまで言うなら」

かきかき……

扶桑「妙ね……あの金剛があんなにあっさり身を引くなんて……」

山城「はい……。あの三女とメガネも賛同するなんて……まぁ私は姉様一筋ですからどうでも良いですけど……」


提督「よし、これで書類は書き終えたが市役所的な何処かに出さないとダメなのかな?」

キーン!

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 14:42:08.41 ID:SL60t8rH0
比叡「ヒエー!体が、体が急に光り出して!」

提督「うわっ!書類も!!」

ブワッ!

比叡「……っ?あ、あれ?」

提督「契約終了……なのか?」

比叡「確かに体が少し軽くなったような……あと何か指に締め付けが……ヒエー!!ゆ、指輪が!!」

提督「いつの間に。とにかく契約完了みたいだな」

比叡「はぁ……」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 14:45:03.67 ID:SL60t8rH0
金剛「おめでとうございマース!!とってもめでたいネ!」

榛名「榛名、感激しました!」

霧島「これで比叡お姉様が正式に司令とケッコンしたのですね」

比叡「う、うう……金剛お姉様ー!抱きしめてください!私、汚れてしま」

サッ

比叡「ヒエー!!」

どんがらがっしゃん
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 14:54:02.63 ID:SL60t8rH0
金剛「むっふっふーぅ♪」ニヤニヤ

比叡「はらひれほれはれ……」

提督「おい金剛、比叡がひっくり返って昔の漫画みたいに」

金剛「大丈夫デース。提督は何も悪くないネ。さぁ頭ナデナデしてあげマース」ナデナデ

榛名「金剛お姉様、提督のここに寝癖が」さわさわ

霧島「この頑固な寝癖は一筋縄ではいきませんね」

提督「お、おい」

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 14:58:58.84 ID:SL60t8rH0
金剛「仕方ないデスネ。さぁなおしてあげるからお姉ちゃんのベッ……部屋に来るデース♪」

提督「ええい!ベタベタするな!また争いが…………お姉ちゃん?」

榛名「さぁお兄様、お部屋で榛名たちと一緒に遊びましょう♪」

提督「なんでお前達の部屋に!?」

霧島「それは勿論、提督は私達の兄であり、金剛お姉様の弟でもあるのですから」

提督「はあ!?俺は比叡とケッコンしただけで」

金剛「だ・か・ら、提督は私の弟になったじゃないデスカ♪」

提督「そんなの……聞いてないぞ……」

榛名「お兄様、榛名にお勉強を教えてください。少し保健体育で分からない所が……」

霧島「妹としてしっかり提督のマイクチェックを」

比叡「ヒエー!待って下さいよー!!」

バタン!

一同「…………」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 15:00:23.66 ID:SL60t8rH0
金剛五姉妹(男入)の誕生である。



おわり。
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 15:04:43.77 ID:SL60t8rH0
次に書く時は金剛五姉妹初出撃です。
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/01(火) 15:06:04.19 ID:SbCO7yVi0
おわらなかった。よかった
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 09:32:16.69 ID:vNX3/gzI0
提督「また深海生物が暴れているのか。あの辺りは平和だったのに最近増えてきたな」

大淀「提督、深海棲艦です。あの辺りは鎮守府近海で駆逐艦も訓練で使用したりしている海域ですので早く手を打たなければいけませんね」

提督「敵の戦力は?鎮守府前ならイ級辺りか?」

大淀「それが空母は確認されていないものの、タ級のような戦艦クラスが多数目撃されています」

提督「なぜ主力級がこんな所まで……?深海生物の狙いは地上なのか……?」

大淀「深海棲艦です提督」

提督「よし、すぐに深海生物の掃討する!主力を集めてくれ!」

大淀「提督、深海棲艦です。ぶっ殺しますよ」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 09:41:21.49 ID:vNX3/gzI0
提督「という訳で出撃するメンバーを選ぶ訳だが」

金剛「私たち姉妹にまかせてくだサーイ!」

武蔵「いや、ここはこの武蔵が出よう!」

長門「敵戦艦との殴り合いならこの長門に任せてもらおう!」

提督「うーむ……確かに敵も戦艦がいるし……」

榛名「提督、やはりここは燃費の良い高速戦艦が適任かと♪」

霧島「姉妹の連携も完璧ですから。あちらの脳筋ゴリラさんだと殴り合いで被弾も多く修理費もかさむかと」

武蔵「誰が脳筋だ!この脳筋メガネ!」

長門「脳筋とは聞き捨てならんな。脳筋メガネ」

提督「おまえらゴリラを否定しないんだな」

霧島「誰がメガネだコラァ!!」

提督「お前はそっち否定するんだな」
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 09:54:10.42 ID:vNX3/gzI0
提督「よし、今回は資源の節約って事で金剛姉妹に任せよう」

長門「くっ……」

提督「もし金剛型の火力で歯が立たない時は長門と武蔵にも出てもらうから準備はしておくように」

大淀「残りの出撃枠はどうしましょうか?」

提督「そうだな。念の為空母をつけておくか」

金剛「そんなの必要ありまセーン♪私達姉妹だけで十分デース」

提督「まぁ今回は敵に空母もいないみたいし任せるか」

金剛「ハイ!」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 10:04:03.70 ID:vNX3/gzI0
金剛「金剛型1番艦、金剛出撃デース!」←主砲 主砲 主砲 電探

比叡「同じく金剛型2番艦、金剛お姉様の比叡!出撃します!」←主砲 主砲 主砲 電探

榛名「同じく金剛型3番艦、提督の妹榛名、出撃です♪」←主砲 主砲 主砲 電探

霧島「同じく金剛型4番艦、みんなの妹霧島、出撃します!」←主砲 主砲 主砲 主砲

金剛「ノー!みんなだけズルいデース!私ももう1度ネ!!金剛型1番艦、提督の愛するお姉ちゃん金剛デース!さぁ最後は提督ネ!」

提督「なんで俺が……」

金剛「金剛姉妹で出撃なのだから当然デース!3スロットだけど装備もバッチリネ!」

鳩「ホロッホー」

提督「……」←鳥かご 鳩 ホウ酸団子
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 10:09:04.30 ID:vNX3/gzI0
金剛「提督はこのイカダに乗ってくだサーイ」

榛名「さっき榛名達が作ったんですよ♪」

提督「ただの丸太じゃないか……」

霧島「私達がコレに司令を乗せて沖まで引っ張りますね」

提督「ちょっと待て、何のために俺が?完全に足手まといだよな?」

比叡「司令には制空権をお任せします!」

提督「制空権って……」

鳩「ほー……ほー……」
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 10:13:09.41 ID:vNX3/gzI0
金剛「さぁそれじゃー出発デース!」

提督「待て!ゆっくりゆっくり!!」

霧島「ご安心ください。私達は高速戦艦ですから速いですよ」

提督「何言ってんだこの脳筋!」

榛名「榛名が後ろからお尻を支えていますから安心してください♪」

比叡「じゃあ行きますよー。せーのっ」



提督抜錨
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 10:17:43.66 ID:t4vJE/M+o
おつ
なんだこの展開……いいぞもっとやれ
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 10:17:57.37 ID:a2ik3hLVo
装備にツッコミは入れないでおくとしてマジで出撃しやがったwwww
68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 19:39:56.63 ID:vNX3/gzI0
沖合数十キロ

金剛「うぅーん、なかなか敵は見当たらないデース」

提督「お前ら……車と変わらないくらいスピード出てただろバカ……」

比叡「はい?司令はいつも車に乗ってますよね?」

提督「今は丸太にしがみついて波被りまくってんだよ!」

榛名「榛名がしっかりと支えていましたから安心していただいて大丈夫だったんですけど……」ブスリ

提督「榛名、とりあえず指を抜いてくれ」

霧島「なんかもう面倒くさくなっちゃいましたね」

提督「霧島ぁ……!!」
69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 19:45:59.55 ID:vNX3/gzI0
霧島「これは……司令!」

提督「今度は何だろよ。つまんない事だったら流石にお仕置きだぞ」

霧島「わかりました。ではけっこうです」

提督「つまんない事言おうとしたのかよ」

榛名「提督!」

提督「なんだ?」

榛名「つまらない事を言えばお仕置きしていただけるのでしょうか!?」

提督「うるさいよ」

榛名「今日、球磨ちゃんのパンツは猫の柄です!!」

提督「…………くすっ」ププッ
70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 19:49:17.77 ID:vNX3/gzI0
金剛「てーいーとーくぅー」

提督「今度はなんだよ」

金剛「ムゥー!お姉ちゃんに向かってその口のきき方はノーなんだからネッ!!」

提督「はいはい。で?なんだよお姉ちゃん」

金剛「お……おぅふ♪そんな急にお姉ちゃんだなんて、てーいーとーくぅー♪」

提督「なんだこれ……」
71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 19:54:00.38 ID:vNX3/gzI0
比叡「あれ?あっちからなんか飛んできていませんか?」

提督「そうか?何も見えないぞ?」

金剛「んー、確かに飛んできてますネー」

提督「流石艦娘だけあってみんな目が良いな」

榛名「あれは……砲弾ですね。そう言えば発射音も聞こえたような」

提督「砲弾……砲弾!?」

ドーン!!!!

73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 20:00:35.53 ID:vNX3/gzI0
金剛「砲弾が飛んできたっいう事は向こうに敵がいるんデスネ!」

提督「なんで今まで気付かなかったんだ!!」

比叡「無茶言わないでください。偵察機置いてきちゃったんですから」

提督「なんで置いてきたんだよ!」

榛名「提督のお仕事も必要かと思いまして♪さぁ提督、索敵お願いします♪」

提督「……」カタンッ

シャッ!(鳥かご) シャッ!(鳩) シャッ!(鳩)

パサパサパサパサ……

金剛「フゥ~!!さすが提督!ナイスカットインデース!!」

提督「……」鳥かご ホウ酸団子 空スロット

提督「装備も減ってどうすんだよコレ……」
75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 20:07:46.21 ID:vNX3/gzI0
提督「砲弾が飛んで来るまで敵に気付けないなんて……」

霧島「あのー、私はかなり前から……敵が現れた瞬間に気付いてましたけど」

提督「じゃあ言ってくれよ!」

霧島「しかし司令がつまらない事は言うなと」

提督「それは大切な事だよ……って言うかお前ら電探があるだろ?なんで電探持ってない霧島だけ気づいてるんだよ」

金剛「電池が切れてマース」

比叡「私も電池が」

榛名「すみません、電池が」

提督「電池が……電池で動いてるのかそれ」
77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 20:38:56.95 ID:cDgrhV8+O
で、電池は電池でも流石に単3とかじゃないから……
80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 20:57:53.10 ID:zvagUwAiO
提督で自家発電してないからか
82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 21:50:56.37 ID:vNX3/gzI0
金剛「兎にも角にも突撃デース!」

比叡「金剛お姉様!!」

金剛「ハッハー!1番に敵を倒して提督のハートを掴むのは私デース!」

榛名「いえ、ここは榛名におまかせください♪」ギュンッ

金剛「ホワッ!?どうして榛名があんなに早く!?」

提督「榛名!偽装を置いてどこへ行く!!」
83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 21:55:39.21 ID:vNX3/gzI0
榛名「勝利を、提督に♪」

提督「だから武装していけ!」

金剛「シット……!こんな簡単な事に気付かなかったなんて!」ガチャガチャ

提督「あ、こら!金剛!!お前まで艤装を!!主砲を下すなバカ!!」

金剛「主砲ならこの両腕にぶら下げているネ!」拳 拳 電探(電池切れ) 空スロット

提督「ただのゲンコツじゃないか……」
84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 22:01:39.21 ID:vNX3/gzI0
霧島「まったく、仕方のないお姉様方ですね」

提督「本当だよ」

霧島「主砲は海に投げ捨てる物ではありません。攻撃する為の物なんですから」

提督「良いぞ霧島、もっと言ってやれ!」

霧島「距離、速度、よし。全門斉射!」

ドンドンドンッ!!

提督「ブワッ!すっげぇ……こんな所から敵に届くものなんだな」

金剛「ノオォォォー!!」

榛名「きゃー!」

霧島「……よしっ」

提督「お前、嘘だろ……」
85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 22:06:21.92 ID:vNX3/gzI0
金剛「まさか後ろから攻撃されるとは不覚デース……!」

霧島「お姉様方大丈夫でしたか?大丈夫ですよね?」

金剛「大丈夫じゃありまセーン!もうちょっとで直撃するところだったデース!!」

霧島「私の計算だと周囲50メートルくらいを狙ったので当たりませんよ。足止めの為ですから」

榛名「もう、霧島ったら…………霧島ぁぁぁ!!」

霧島「ではお先に失礼します。お姉様方」スイー
86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 22:15:15.89 ID:vNX3/gzI0
提督「あいつらって本当に仲良いのかな?」

比叡「はい、普段は仲良いですよ?司令の事になるとああですけど」

提督「そうか。……ところで比叡は行かなくて良いのか?お前はいつも金剛にべったりだけど」

比叡「行きたいのは山々ですが……私まであちらの方面へ行ってしまうと他方面から敵が現れた際に司令をお守り出来ませんから」

提督「比叡……まさかお前が1番まともだったなんて」

比叡「それに……」

提督「それに?」

比叡「もう、おしっこの我慢が限界で……ひえー」
87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 22:18:23.75 ID:vNX3/gzI0
提督「我慢が限界って、早くトイレ行ってこい!」

比叡「ダメです、そんなに動けません……」プルプル

提督「なんでもっと早く言わないんだ!」

比叡「金剛お姉様の前でそんな事言えるわけないじゃないですかー!!」

提督「それでこの有様だろ!どうするんだ!見渡す限り水平線だぞ!」

比叡「天然の……ウォシュレット……?」

提督「比叡!?しっかりしろ!!」
88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 22:25:21.91 ID:vNX3/gzI0
比叡「もう無理です……司令、あっち向いててください」

提督「金剛の前でトイレに行きたいって言うより恥ずかしい事になってるけど大丈夫かそれ」

比叡「司令!音聞かないでくださいよ!」

提督「すまん、目は逸らしてやれるが丸太にしがみ付くのが必死で耳を塞ぐ余裕がない」

比叡「ひえー……」

提督「いっそ尻を水面につけたらどうだ?水中ですれば音はしないぞ」

比叡「なるほど!さすが司令!」

提督「……あれ?これこのままだと俺は比叡のおしっこが混ざった海水に浸かる事になるんじゃ」

比叡「だ、大丈夫です!なんかこう……潮の流れとかでうまくしますから!」
89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 22:29:22.75 ID:vNX3/gzI0
比叡「それでは……」

ちゃぷんっ

比叡「ヒエー!!」

提督「ど、どうした?」

比叡「冬場の海水にお尻をつけた物ですからお尻が冷たくて……」

提督「それくらい我慢しろ。俺なんて尻どころか胸元まで海に浸かりっぱなしなんだぞ」

比叡「わ、分かりましたよ。我慢しますから!もう……」

チョロチョロ……ジョボボ……

提督「冷たいのじゃなくて音を聞かれる方を我慢するのか……」
90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 22:35:11.69 ID:vNX3/gzI0
提督「真冬の海を引きずり回されて、沖合に放置されて、数メートル後ろではおしっこされて……災難な1日だったな」

ゴゴゴゴ……

提督「なんだ?なんか変な音が……あ、あれ?ちょっと?まさか……」

砲弾「ヒャッハー!!」ギュンッ!

提督「ああああ!!砲弾!?敵襲!?お、おい!これやばいやつだろ!!あっ……」

メキッ!!

比叡「そー……れっ!」

ビュンッ! ……ドーン!!

提督「そ、そんな、撃たれた砲弾を裏拳で吹き飛ばすとか……」

ピチャッ…

提督「ん?しょっぱい?」

比叡「ヒエー!!ち、ちがいます、違いますから!!海水はしょっぱいものですから!!」
91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 22:39:11.35 ID:vNX3/gzI0
比叡「とにかく私は向こうの敵を殲滅してきます!」

提督「あっ、おい!俺を1人にしないでくれ!!」

提督「嘘だろあいつらみんないなくなっちまった……」

プカプカ……

提督「頼む、敵よ来てくれるなよ……」

ちゃぷんっ

イ級「キュッ?」

提督「……」←鳥かご ホウ酸団子 比叡のパンツ
92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 22:46:36.51 ID:vNX3/gzI0
提督「……」

シャッ(ホウ酸団子) シャッ(ホウ酸団子) シャッ(ホウ酸団子)

ベシッ

イ級「キュッ?」

提督「わかった、とにかく話し合おう」鳥かご 比叡のパンツ 空スロット

イ級「キュッ、キュッ!」

提督「なんだ、何を言っているんだ?」

イ級「キューッ……キュッ!キュウゥゥ!!」

提督「なんだかよくわからないけどイルカみたいで可愛く見えてきた……」
94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 22:50:28.66 ID:vNX3/gzI0
提督「触っても大丈夫……かな?」

イ級「キュー?」

提督「おお……なんだかツルツルしてて気持ちいいな」

イ級「キュッ、キュッ」

提督「そんなに悪く見えないし、これなら大丈夫か……?」

イ級「イキューッ」

提督「言葉がわかればもっとコミュニケーションが取れるんだが……そうだ、確か前に明石から貰った翻訳コンニャクが」
96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 22:57:27.19 ID:vNX3/gzI0
提督「これ食べれるかな?」

イ級「キュッキュッ♪」ガブガブ

提督「食べてる食べてる」

イ級「キュッ、キュッ……ア、アア……」

提督「おおっ!喋舌れそうか?」

イ級「イ、キュウ……ハナス……ワカル?」

提督「そうだ、話せてるよ。これで会話が出来」

イ級「私は貴様の喉元を食いちぎり、その腹を裂いて臓物を引きずり出し全て喰らい尽くす為にここへ来た」

イ級「だが不思議な力を与えてくれた貴様には感謝している。特別に自ら命を絶つ事を許してやろう。その後で血肉はいただくがな」

提督「こんなの知りたくなかった……」
97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 22:58:03.34 ID:TEKsejCio
(アカン)
99: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 22:58:28.50 ID:Em0agSKWo
怖いわ!
100: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/02(水) 22:59:57.00 ID:TEKsejCio

ハートフルな展開になるかと思ったらハートフルボッコにされたでござる
119: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/03(木) 12:26:48.74 ID:HS8ynUHi0
提督(慌てるな。ゆっくり打開策を考えるんだ)

提督(敵はイ級……手持ちの武器は鳥かごと比叡のパンツ。丸太もあるにはあるがこれが無くなったら俺が沈んでしまう)

提督(大体イ級とは言え人間が戦って勝てるのか?)

提督(それ以前になんだこの装備は?せめて拳銃とか持っていれば……)

提督(大淀は何故こんな装備を俺に渡したんだ?何か意図があるんじゃないか?)

イ級「どうした?まだ死なないのか?」
120: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/03(木) 12:30:42.67 ID:HS8ynUHi0
提督(そうだ。あの大淀が俺に託した装備だ。何かあるに決まっている)

提督(そう考えるとあの鳩……実は凄い平気だったという事もあり得る)

提督(逃げたと見せかけてゴッドなバードでライディーンした後、背後から攻撃を!?)

パタパタパタパタ

提督「噂をすれば!やっと来たか!!」

イ級「?」

提督「ワハハハ!今こそ奥の手を見せてやる!!こい!!ゴッ……」

ペリカン「?」
121: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/03(木) 12:35:30.49 ID:HS8ynUHi0
提督(ペリカン?ペリカン!?どうしてペリカンに!?戦えるのか!?)

ペリカン「……」モゾモゾ

提督(なんだ?ペリカンの口のペリカンな部分が動いて中から何か……)

鳩「へへっ……ドジッちまったぜ……」ポロッ

提督「鳩!」

鳩「俺はもうダメだ。お前だけでも生き伸びろ」

提督「鳩!!」

鳩「真っ先に戦場から文字通り飛んで逃げちまった俺にはお似合いの最後さ。願わくば俺を、勝ち戦で死んだ男にしてくれ」

パクッ

提督「ゴッドバード!!」
123: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/03(木) 12:39:23.45 ID:HS8ynUHi0
提督「もはや手は無いのか……こんな鳥かごでどうすれば……」

イ級「もう時間切れだ。今からお前は生きたまま調理してやる。お前たちが好きな活け造りというやつだ」

提督「くっ……!こなくそー!!」ブンッ

ガシャンッ!

イ級「ぐわあぁぁぁぁぁ!!!!」

提督「効いた!?」

イ級「おのれぇ……!どこにこんな力を残していた!!」フラフラ

提督(いける……!)
124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/03(木) 12:45:17.50 ID:HS8ynUHi0
提督「俺は生きて帰るんだ……!やってやる!!」ペチング!ペチング!

イ級「ぐおおお!!っめろおおお!!」グワッ

提督「くっ……!やはり素手では不利か……」

イ級「この俺をここまで苦しめた人間はあのマグロ漁船の網に掛かった時以来だ」

提督「へっ、そりゃどうも!(くそっ、もう手がヒリヒリして叩けない)」

イ級「貴様を食うのは止めだ。今すぐバラバラにして海の藻屑にしてやる」ギュイィィン

提督「口から砲門!?そんな……!」
126: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/03(木) 12:50:21.31 ID:HS8ynUHi0
イ級「終わりだ……あ、あああああ!!!!」

提督「なんだ?急に苦しみ出して……」


鎮守府

明石「ねー、提督に何も出せてあげたの?」

大淀「ホウ酸団子をお渡ししましたけど?」

明石「あー、あの対深海棲艦用ホウ酸団子?即効性は無いけど深海棲艦の皮膚に染み込んだら体液を通じて全身を腐らせるんだっけ?」

大淀「大本営からは非人道的だと廃棄処分を命じられていたんですけど残しておいて良かったです」



目の前で溶けて行くイ級を見て、提督は心にトラウマを植え付けられていた。
128: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/03(木) 12:54:58.28 ID:Wkiv+8kSo
怖いww
129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/03(木) 12:55:42.41 ID:HS8ynUHi0
提督「凄い断末魔だった……」

提督「とにかく助かったんだよな……?」

ザバザバザバ……

提督「な、なんだ?地震!?」

ザバッ!!

戦艦棲姫「イ級の声を聞いて来てみれば……とんだ大物がいたものだ」

提督「嘘……だろ……?」

戦艦棲姫「金剛型戦艦、その2番艦の比叡だな」

提督「違う!俺は人間だ!!」

戦艦棲姫「いいや、お前からは奴の匂いがする。そんな変装をしても無駄だ」

提督「だから違うって言っているだろ!」


比叡のパンツは探照灯の様な役割がある。
148: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 03:30:44.68 ID:pVTLwZV90
提督「よく見てみろ!俺は男だ!艦娘じゃない!」

戦艦棲姫「人間の違いなどよく分からない。ただ、金剛型戦艦の2番艦は髪の短い男の様な容姿だったはずだ」

提督「胸も無いだろ!?」

戦艦棲姫「ああ、確かに胸は無かったな」ばいんっ

提督「くそっ、こうなったら丸太に立って……」スクッ

149: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 03:34:13.98 ID:pVTLwZV90
提督「これでどうだ!!」ぽろん

戦艦棲姫「やっとやる気になったか。ではこちらも構えさせて貰おう」ジャキンッ

提督「しまった!俺の主砲があらぬ勘違いを生んでしまった!」

戦艦棲姫「さあ始めようか」

提督「待て!違うんだ!これは主砲ではなくて」カチャカチャ

戦艦棲姫「どうやらその機銃をしまって主砲を出す気になった様だな。さぁ見せてみろ、貴様の主砲を」

提督「あっ……」ずきんっ
150: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 03:37:38.31 ID:pVTLwZV90
提督「もうダメだぁ……おしまいだぁ……」ガクッ←戦意喪失

戦艦棲姫「どうした?何故戦う前にあきらめる?」

提督「もう心はズタズタだよ」

戦艦棲姫「まあ良い。では始末させてもらおう」

提督「こんなところで死んじまうのか……死ぬ前にちゅーくらいしておけばよかったな……」

ドンッ!!
151: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 03:42:44.52 ID:pVTLwZV90
提督「……っ」

提督「…………ん?」

金剛「ヘイ、ヘイヘイヘイ!私の提督に何してるデース!!」ギュルギュルギュル!

提督「金剛!?ええっ!?その砲弾って鷲掴み出来るようなもんなのか!?」

金剛「これはこの出てきた所に詰めマース♪」ギュッ

戦艦棲姫「やめて」

榛名「勝手は、榛名が、背負い投げです!!」ブワッ

戦艦棲姫「やめて」

霧島「距離よし、角度よし。全砲門、斉射!撃てー!」ドンドンドン!

戦艦棲姫「やめて」

ドドーン!!パラパラパラ……
152: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 03:46:38.71 ID:pVTLwZV90
金剛「ふう、とりあえず敵の脅威は去ったデース!」

提督「お前たち……助かったよ」

榛名「そんな、お礼なんて……肉体で支払っていただければ榛名は大丈夫です」

提督「でもお前たちがココに連れてこなければこんな事にならなかったんだけどな」

霧島「あっ、比叡お姉様」

比叡「ヒエー……まさか潜水艦に出くわすなんて……司令、大丈夫でしたか?何か凄い音がしましたけど」
153: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 03:50:54.01 ID:pVTLwZV90
金剛「比叡!提督を1人にして敵陣へ乗り込むとは何事デース!」

榛名「榛名たちが間に合ったから良かったですけど……敵を倒すより提督をお守りするのを優先しなければいけませんよ?」

霧島「比叡お姉様にはもう少し落ち着きを持っていただかなければ」

比叡「いやー、すみません」

提督「真っ先に俺を放置したお前らがよくそのセリフを言えたもんだな」

154: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 03:58:27.53 ID:pVTLwZV90
金剛「それではそろそろ本日のMVPを発表してくだサーイ!」

提督「MVP?」

金剛「モースト・バリアブル・プレーヤーデース!」

榛名「本日1番活躍した榛名を選ぶ事ですよ♪」

霧島「メガネ・ビクトリー・プレーヤーですね」

提督「今日1番活躍したのはそりゃ……」

金剛「提督の命を救ったのはこの金剛デース♪」

榛名「あのままでは爆発に巻き込まれていたかもしれません。敵の脅威から物理的に遠ざけたのは榛名です♪」

霧島「ですがトドメをさしたのはこの霧島だという事をお忘れなく」
155: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 04:03:37.17 ID:pVTLwZV90
提督「MVPは間違いなく比叡だろ」

比叡「ヒエー!!わ、私ですか!?」

提督「ああ。最初から俺を間違いなく守ってくれてのは比叡だからな」

金剛「そんな……っ、提督一晩貸切権がー!!台無しデース!!」

提督「は?なんだそれ?」

榛名「戦闘中に決めていたんですMVPをとった艦が一晩提督を貸し切ってセックス三昧だと……」

霧島「霧島の計算によりますと……18発と計算して妊娠確実ですね」

提督「お前ら頭おかしいんじゃないのか」
157: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 04:10:24.71 ID:iN11Puyao
性能と引き換えに知能が残念なことにでもなっているのかこの子達……
158: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 04:11:18.79 ID:pVTLwZV90
帰宅中

金剛「やっぱり私が1人で倒せば良かったデース」

霧島「まあまあ、金剛お姉様もお歳なんですから。そろそろ金剛姉妹を引退なされては?」

金剛「ヘイ、口は慎まないと後頭部に口とつながる穴があきマース」

榛名「2人とも喧嘩はやめてください!霧島、お姉様に向かってなんて口の利き方ですか!」

榛名「でも霧島の言う事も一理ありますから……ここは霧島にはケジメをつけるためにも金剛型の脱退」

榛名「金剛お姉様にはお目付役という肩書きで金剛型総帥として、引退の後も榛名たち金剛型を外から見守っていただくという事で♪」

金剛「このアバズレは何を言っているデース」

霧島「腹黒どころか腸が腐ってるんじゃないでしょうか?」
159: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 04:17:17.05 ID:pVTLwZV90
榛名「これからの金剛型は榛名と提督と比叡お姉様で頑張ります!」

霧島「いえ、ここは霧島と司令と愉快な仲間達と金剛お姉様で」

提督「もう金剛は愉快な仲間達ですらないのか」

金剛「1人づつ頭を殴って正気に戻してやりマース」

やんややんや

響「アスタナビィチェシ!!!!」
160: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 04:31:39.17 ID:pVTLwZV90
榛名「ひ、響さん、お帰りになっていたんですか」

霧島「遠征お疲れ様です」

響「貴様らの声がうるさくてゆっくり仮眠もとれん。そうだろう?同士暁」

暁「えっ……暁はお姉ちゃんなんだけど……」

響「今日の戦果は?」

金剛「敵を蹴散らしてきたネ!でも潜水艦だけはどうしようも無かったデース」

響「貴様らは鎮守府の面汚しだ。あんな遊び場の制圧一つ出来やしない」

榛名「ですが私たち戦艦では潜水艦には」

響「口は慎め、同士榛名」

榛名「……」

響「私がこの世で我慢ならん物が二つある。一つは冷めたブリヌイ、もう一つが馬鹿な姉妹喧嘩、そしてもう一つがくだらん言い訳だ」

比叡(ひえー……三つ言ったけど誰も突っ込めない……)
163: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 06:01:41.23 ID:MX/ruIMhO
笑顔の絶えない鎮守府
164: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 07:20:33.07 ID:x56arE+3O

まともなのがひえーしかいないwww
166: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 08:34:13.02 ID:pVTLwZV90
響「少し疲れた……部屋で休むとしよう」

響「行くぞ、同士暁」

暁「や、やー!……で良いのかしら?」

響「いいか、私はこれから仮眠をとる。くれぐれも騒ぐ事のないよう」

暁「暁達の部屋でもあるんだけど」

スタスタ

金剛「さてと、私たちも今日はもう休みマース」

提督「いろいろあったが一応……ご苦労さん。助けてくれてありがとうな」ポンッ

金剛「ハアァァァァ……♪ていとくぅ……♪」ジュンッ
167: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 08:38:38.45 ID:pVTLwZV90
廊下

金剛「では名残惜しいですが私たちはここでお別れネ」

提督「なに?お前達の部屋はもう少し向こうだろ?」

榛名「MVPは提督を一晩貸切にできる約束でしたから」

霧島「この辺りはしっかり守っておかないと、いずれ自分の番が来た時に厄介ですから」

提督「でもお前達はどこで寝るんだ?」

榛名「提督……榛名の身体を気遣ってくれているのですね!榛名、感激です!」

霧島「我々はあちらの部屋で寝ますのでお気遣いなく」


第六駆逐隊の部屋
168: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 08:45:21.50 ID:pVTLwZV90
金剛「ヘーイ!ツッキー!ビッキー!雷電!泊まりに来たヨー!」

電「わーい♪いらっしゃいなのですー♪」

雷「今日は3人だけなの?」

榛名「はい♪比叡お姉様は不健全な事をなさっているので♪」

暁「ふけんぜん?そんな事より響をなんとかして欲しいんですけど!」

電「深夜にアニメを見ておかしくなっちゃったのです」

響「同士諸君、知っているか?イタ公のハラワタは豚の餌と同じ臭いがするらしいぞ」

金剛「私は英国生まれデース♪イタリア生まれはリットリオとローマデース♪」

響「なるほど」ポンッ


この後リットリオとローマは部屋に来た響に突然disられたが日本語が上手く伝わらずお菓子を手渡した。
169: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 08:50:27.48 ID:pVTLwZV90
金剛「さぁ今日はもう寝まショー♪」

雷「わーい♪私金剛さんと寝るわ!」

電「電は榛名さんが良いのです!」

暁「暁は大人のレディーだから1人でもへっちゃらだし。……でも1人だけ残っちゃうのは可哀想だから暁が霧島さんと寝てあげても良いけど!」

雷「金剛さんふわふわして良い気持ちー」

電「榛名さんもすごく良い匂いがするのですー」

暁「…………」スヤァ…
170: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 08:57:39.89 ID:pVTLwZV90
ガチャッ

響「なんだ。もう寝ているのか」

雷「あっ、響だ。今日は比叡さんいなくて3人だけしか一緒に寝れないけど響はなんか変な感じだし1人で平気よね?」

響「えっ」

電「近寄りがたい雰囲気を出していたので1人になりたいのかと思って向こうにお布団を用意しておいたのです」

響「そうか……スパシーバ」

金剛「さっきの事を謝るなら一緒に寝てあげても良いデスヨ?」

スポーン

響「さっきは調子に乗ってすまなかった。反省している」

雷「変わり身が早いわね」

金剛「2人とももっと引っ付いてくだサーイ。その方が暖かいネ♪」



暁は真っ先に眠りにつき、響と雷は金剛に抱きしめられながら眠りにつき、電は榛名のおっぱいを吸いながら眠りについた。
173: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/04(金) 09:49:49.15 ID:9+XKIF8sO

これは和みますわ
182: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 18:25:46.93 ID:pVTLwZV90
比叡「どうぞー、お入りくださーい」

ガチャッ

提督「おじゃましまーす」キョロキョロ

比叡「ああっ!あんまり周りを見ないでくださいよ!」

提督「片付けがあるから待って欲しいなんて、意外と女の子っぽい事言うんだな」

比叡「当然です!ここは金剛お姉様のお部屋でもあるんですから!」

提督「うわっ、なんだこれ?めちゃくちゃでかいベッドが2つ引っ付いて」

比叡「キングサイズのベッドを並べているんですよ。夜は4人並んでそこで寝ているんです」

提督「そっか。仲が良いんだな」

183: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 18:30:48.34 ID:pVTLwZV90
比叡「では先にシャワーどうぞ」

提督「シャワー!?」

比叡「だって司令……海水でビショビショになってましたよね?」

提督「確かにそうだけど」

比叡「あまり臭いにおいを振りまかれると部屋の香りが……」

提督「えっ?くさい?」

比叡「はい。くさいです」

提督「シャワー借りるよ」
184: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 18:32:43.93 ID:pVTLwZV90
シャワールーム

提督「うん、確かにくさいな」クンクン

提督「しかしまさか童貞の俺が女の子の部屋でシャワールームに入る事になるとはな……」

提督「なんかもう良い匂いがする」

提督「身体を洗うタオルはこれか?」

提督「これ、使って良いものなのか……?だってこれ、お前、なあ?あれだろ?いつもみんなが身体を」

比叡「司令ー、お着替えここに置いておきますねー」

提督「は、はいい!!」

提督「とりあえずこのままだとおかしな事になった所が元に戻らない。すっきりしていこう」シコシコシコシコ
185: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 18:39:35.58 ID:pVTLwZV90
提督「シャワーお先にありがとうよー」

比叡「サッパリしましたかー?」

提督「ああ、スッキリしたよ」

比叡「服も大丈夫そうですね!」

提督「そうだけど……よく男物の服なんてあったな」

比叡「私寝る時は男性用のTシャツで寝るんですよ」

提督「そっか」

比叡「じゃあ私もシャワー浴びてきますけど……あんまり部屋を触っちゃダメですからね!特にこの金剛お姉様スペースは!」

提督「はいはい。ところでこのトンクスは?さすがにこれは穿かないだろ?」

比叡「はい?それも私がいつもはいている物ですよ?お姉様なはだらしないと言われるんですけど楽で好きなんですよ。あはは」

提督「…………」


息子がまた主張し始めたので比叡がお風呂に入っている間にトイレでスッキリした。
186: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/04(金) 18:46:47.02 ID:pVTLwZV90
提督「なんだこれ……いろんな妄想がはかどりすぎて危険だ……」

提督「あれか?見せパンってやつか!確か下着の上からはくのが昔流行っていたような」

比叡「ひえ~!!」

どすーん!!

提督「なんだ!?って飛び込むわけにも行かないし……比叡、大丈夫かー!?」

比叡「はいー、大丈夫ですー……」


比叡「ってて……なんだかお風呂の床がヌルヌルのベタベタで転んじゃいましたよ」

提督「あっ……」

比叡「お尻痛いし布団に飛び込みますー」ダイブッ

提督「お前なぁ、いくらトランクスはいてるからって俺がいるんだからズボンくらいはけ」

比叡「良いじゃないですかぁー、司令しかいないんですしー」ゴロゴロ

提督「まったく……ん?」


見せパンじゃなかったので隙間から色々見えた
196: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/05(土) 10:40:27.42 ID:uZx7ZgIq0
比叡「し、司令……?いつまでこんな格好を……」

上着を脱ぐように言うと比叡はあっさりそれを承諾し、調子に乗った俺はそのまま四つん這いになる様に命令していた。
トランクス1枚だけで言う通りのポーズをとる比叡を見て、更に自分の中のHENTAIが暴走しだす。

提督「よし、じゃあ次はそのまま猫が伸びをするみたいにお尻を突き出してみろ」

比叡「それは流石に……あ、あの、そんなポーズは司令に失礼ですから!」

提督「そうか。だったら」

俺は比叡の背中に指を置き、背骨をなぞるように指を腰へと下ろしていく。
身体をよじって抵抗する比叡だったが四つん這いの体勢は崩さない。
本人曰く「金剛お姉様が出来る限り司令のいう事は聞くように!」と言ったかららしい。
197: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/05(土) 10:40:54.97 ID:uZx7ZgIq0
比叡「ひえぇ……」

提督「そうそう、やれば出来るじゃないか」

指から逃げようと背中がベッドに近づくほど比叡のお尻は突き出され、指が腰まで来る頃には命令した通りのポーズになっていた。

比叡「酷いですよ司令……」

提督「悪い悪い。つい悪戯したくなっちゃってな」

シーツを掴み振り返りながら涙目で訴える比叡に対しそう言ったが、その姿がより一層俺の中のHENTAIを呼び起こす。
気づくと俺は腰まで下ろした指で比叡のトランクスをずり下げ始めていた。

198: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/05(土) 10:41:20.82 ID:uZx7ZgIq0
比叡「ヒエー!!な、なにしてるんですか!?」

流石に慌てて片手でお尻を抑えて隠す比叡。こんな時でも言われた通り四つん這いのポーズを崩さないとはなんて従順な娘なんだ。
俺は「大丈夫、すぐ終わるから」と言って比叡の手を退かせる。なにが大丈夫かなんて分からない。もう本能の赴くままに突き進んだ。

比叡「ヒエー……」

近くにあった枕を頭に乗せて顔を隠す比叡。文字どおり頭隠して尻丸出し。
俺はゆっくりとお尻の谷を指でなぞる。

比叡「あっ……んんっ!!司令、変な所触らないでください……!」

身体をビクンッと反応させ、初めて明確に拒否反応を示す比叡。
気づけば俺の指はお尻の谷の真ん中にある落とし穴にほんの少しハマっていた。

提督「すまんすまん、比叡が恥ずかしそうだったからさ。穴があったから入りたかったんだ」
199: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/05(土) 10:41:48.83 ID:uZx7ZgIq0
落とし穴を見事に乗り越えた俺はようやくゴール地点のお花畑に辿り着く。
甘い蜜が溢れているお花畑の近くには1本も雑草は生えていない。AVと違う。嬉しい。

比叡「司令……もう疲れてきて……」

提督「何を言っているんだ!突かれるのはこれからだぞ!」

テンションの上がってきた俺はそんなナイスなシャレを言いながら比叡のソレを指で撫でる。
童貞でも分かるくらいに濡れている。喜びを感じながらゆっくりと指を入れていく。

比叡「ひえぇ……」

なんとなく比叡の口からでる言葉も色っぽい。
だが1つ気になることがあり、俺のもう片方の指は来た道を戻り落とし穴へ再びやってきたのだった。
200: ◆uhdpMkcRI. 2015/12/05(土) 10:42:14.77 ID:uZx7ZgIq0
提督「そい」

比叡「やっ……ああッ!司令、ダメ……ですって……!」

やっぱり。こっちを弄る方が余裕のない震えたような喘ぎ声をあげ、そして花畑からは蜜が溢れ出す。
蜜、蜜?いや、これはもう蜜なんてもんじゃない。潮が噴き出すように温かいものが噴き出してくる。
なんという事だ。どうやら俺は温泉を掘り当てたらしい。急いでその穴を掘り進む。

比叡「いっ……ん、司令、やめてください、そんな……司令、司令……!」

司令……司令…………司令……!!



比叡「司令ー、司令ー?」

提督「ふひひ……」

比叡「司令ー?大丈夫ですかー?さっきからボーッとして」

提督「……ハッ!!女の子の部屋の匂いに幻覚を!?」

童貞は夢から目を覚ました。
213: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/05(土) 23:48:56.96 ID:uZx7ZgIq0
比叡「司令はどっちのベッドが良いですか?」

提督「どっちでも良いよ」

比叡「ですがお客様の意見を常に優先するようにと金剛お姉様が!」

提督「わかったわかった。じゃあ左を借りるよ」

比叡「わっかりました!枕はこの部屋にある物で大丈夫ですか?」

提督「ああ。別に枕が変わって眠れないとかは無いよ」

比叡「では直ぐにご用意しますね」テキパキ

214: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/05(土) 23:55:05.82 ID:uZx7ZgIq0
提督「服装はともかく比叡が女の子女の子してるのは何か不思議な感じだな……」

比叡「お待たせしました!枕は私のをお使いください!」

提督「良いのか?」

比叡「はい!私は金剛お姉様の枕をお借りしますから!ふひひ」

提督「なるほど。そっちが目当てだろ」

比叡「では風邪をひく前にベッドに入りましょう!」ゴソゴソ

提督「そうだな…………って、なんでお前がこっちのベッドに入ってくるんだよ!?」

比叡「あれ?司令さっき左のベッドって言いませんでしたか?」

提督「言ったよ」

比叡「もし右がよろしければ私も右に移動しますけど」

提督「一緒に寝るのは確定なんだ……」
215: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/05(土) 23:59:36.68 ID:uZx7ZgIq0
比叡「すみません。毎日金剛お姉様達と寝ているので1人だと落ち着かなくて」

提督「ま、まぁキングサイズだから大きくて余裕もありそうだし良いか……」

比叡「ありがとうございます!」ぴたっ

提督「おおう……結構ぴったりくっつくんだな」

比叡「司令は身体が触れていないとなんだか不安になりませんか?」

提督「俺の場合、触れていると一部分が不安定になるよ」
217: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 01:38:15.51 ID:uPSIOiOyO
比叡かわいいなぁ
218: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 05:15:59.87 ID:BPKGvJZh0
元気になったほうが揺れにくくて安定すると思うんだが
219: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 06:40:40.78 ID:ctWa+A1M0
提督(この状況はヤバい。何がヤバいって……この枕から超良い匂いがする……!)

比叡「司令って意外と筋肉質なんですねー」ペタペタ

提督「そういう比叡はこうして並んで寝ると小さく感じるな」

比叡「ひえー……司令もやっぱりそう思いますか?」

提督「ん?」

比叡「私ってば背丈と言うか、他の戦艦とくらべて色々とパーツが小ぶりなんですよねぇ……」

提督「まぁ確かに他の戦艦連中はグラマーなのが多いからな……」
220: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 06:46:52.84 ID:ctWa+A1M0
比叡「金剛お姉様が女神の様なプロポーションと美貌をお持ちなのは必然なんですが」

比叡「気づけば榛名にも追い抜かれ、霧島にも追い抜かれ……」

比叡「なんなんですか!特に霧島!改二改装でいきなりあんなにも身長が伸びるなんてずるいですよ!」

提督「だ、第二次成長期だろ……」

比叡「ひえー!私なんて気持ち縮んだ様な気がするんですけど!」

提督「でも個性があって良いじゃ無いか」

比叡「こんな個性はいりませんよー!」もにゅもにゅ

提督「乳を揉むな!」
221: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 06:52:17.90 ID:ctWa+A1M0
比叡「はぁ……」

提督「そんなに落ち込む事も無いだろ?小さくて華奢なのが好きな人なんていっぱいいるんだから」

比叡「そんな人知りませんよ」

提督「いやいや、人類の95%はそう言うのが好きなんだ。統計学的にも」

比叡「それって駆逐艦とかのことじゃ無いですか?」

提督「比叡だってその……可愛いと思うけどな。俺は……」

比叡「ひえー!!司令は私を駆逐艦扱いしてたんですか!?」
222: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 06:59:35.55 ID:ctWa+A1M0
提督「違う、そうじゃなくて」

比叡「はうぅ……良いんです、分かってましたから……4人で外を歩いてたら絶対私が末っ子だと思われるし……」

提督「金剛も結構小柄で子供っぽいと思うんだが……4人です

比叡「何言ってるんですか?金剛お姉様はどこに行っても長女だと認識されますよ?オーラが違いますから!」

提督「そうは見えないんだが……」

比叡「司令の前では若干気の緩みがある様に見えますが、それ以外だと気配りが出来て優しくてしっかりしていて聖母の様な優しさと時にーー」

提督「ストップストップ!もう分かったから!」
223: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 07:08:03.40 ID:ctWa+A1M0
提督「これは個人的な意見なんだが、幼く見られるのは体型がどうこうじゃなくて髪型の問題なんじゃ無いかな?」

比叡「髪型ですか?」

提督「ショートがよく似合ってると思うけど、金剛に憧れるなら真似て髪を伸ばしたりしないのか?」

比叡「私が金剛お姉様を真似て髪を伸ばした所で滑稽なだけですから」

提督「でも榛名は髪が長くてもそんな事言われないだろ?」

224: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 07:14:54.68 ID:ctWa+A1M0
比叡「榛名は金剛お姉様まではいきませんけど可愛い子ですから。商店街でもすごい人気なんですよ!」

提督「確かに綺麗でいつもニコニコしてるし年配のオヤジさんウケは良さそうだな……」

比叡「ウケが良いなんてもんじゃありません!司令も前にコロッケパーティーした事を覚えてますよね?」

提督「ああ。なんか急に夕食の一品が増えてたんだよな。献立にはコロッケなんて書いてなかったのに」

比叡「あの日、お肉屋さんでコロッケの特売があったらしくて榛名が私達の為に買いに行ってくれたらしいんですが……」

比叡「4つたのんだらおまけだって言って204個くれたらしいんです!!」

提督「その店のオヤジ頭おかしいだろ」

比叡「ちなみに私が行った時は後ろの子供と一緒に飴をもらいました。ひえー……」
225: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 07:24:07.17 ID:ctWa+A1M0
比叡「霧島は背が伸びてスタイルが良いので街を歩いているとよく雑誌のモデルを頼まれたりしてるし……」

比叡「私が歩いてて寄ってくるのなんて猫くらいですから!なんで餌をやったわけでも無いのに集まってくるんですか!」

提督「そう言えば多摩とか球磨が妙に懐いてるな。なんか特殊なフェロモンでも出てるんじゃ無いか?」

比叡「同じ姉妹なのにこんなのあんまりですよー!ひえー!!」

提督「そうは言ってもこればっかりはなぁ……あまり妹を恨んだりするなよ?」

比叡「恨む?羨ましくはありますけど、2人とも私の可愛い自慢の妹ですよ」

提督「比叡……もし金剛がいなかったらお前はそのポジションにピッタリはまるくらいお姉さんしてたと思うぞ」
226: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 07:35:17.82 ID:ctWa+A1M0
提督「それに俺は比叡が1番金剛に近いと思うけどな」

比叡「そうでしょうか……」

提督「長さは違うけど髪の色はよく似てるぞ?こればっかりは生まれ持ったものだからな」

比叡「色……」

提督「それに外に出たら榛名や霧島はよく金剛の友達と思われるけど、お前だけは絶対に金剛の妹って認識されてるからな」

比叡「それはまぁ……確かに……」

提督「あと前に金剛と話してた時に、世話がやけるけど一番可愛がってるのは比叡だって言ってたぞ」

比叡「ひえ~!!ホントですか!?」

提督「俺があれこれ言うより金剛の一言がずば抜けて嬉しそうで提督ちょっと寂しいよ」
227: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 07:41:08.57 ID:ctWa+A1M0
提督「まあそう言うわけだから元気出せ」

比叡「はい!なんだか元気が溢れてきました!ありがとうございます、司令!」

提督「うむ」

比叡「司令って……本当は良い方だったんですね」

提督「お前は俺を何だと思ってたんだ」

比叡「恋敵です!……でも金剛お姉様が司令を慕う気持ちが少し分かった気がします」

提督「よし!存分に尊敬するがよいぞ!よいぞ!にゃしい!」

比叡「はい!私も司令が大好きになりました!金剛お姉様の次に!」
228: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 07:49:08.13 ID:ctWa+A1M0
提督「えっ、金剛は比叡にとって女神で……その次ってかなり上の方じゃないか」

比叡「あー……でもやっぱり榛名と霧島と同じくらいで!」

提督「それってどれくらいの位置なんだ……」

比叡「そうですね……金剛お姉様を取られる以外なら何をされても良いくらいでしょうか?」

提督(何をされても!?え?なんでも!?)

提督「フハハ!ならばココで抱きしめてチューしてやろうか!!」

比叡「ひえー……!えー……あー、うーん…………金剛お姉様には内緒にしてくれますか……?」

229: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 07:56:01.68 ID:ctWa+A1M0
提督「…………」スタスタ

比叡「司令?」

提督「もう12過ぎだ。俺は部屋に帰って寝る。男女が同じ布団で寝るなんて不健全だからな」

比叡「ええーっ!私1人じゃ寝れないですよー。MVPの約束で金剛お姉様達の所には行けないし……」

ポイッ、ポイッ

球磨「クマー」

多摩「ニャー」

提督「2人を連れてきたから一緒に寝なさい」

比叡「はあ……お二人がよろしければ」

球磨「比叡ちゃんと一緒なら大歓迎クマー。多摩は暖かいからポカポカして気持ちいクマー」

多摩「一晩よろしくにゃ」

バタン

比叡「司令!あ、あのっ……球磨さんと多摩さんも司令と同じくらい好きでした!」




美少女と同じベッドで一夜。道程には荷が重すぎた。
231: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 08:00:37.89 ID:5V6wGpBtO

やっぱり比叡はかわいい
234: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 08:13:22.77 ID:UEKpZjJFO
比叡ってカワイイし話しやすそうだし
そしてなにより体エロいと思うの
243: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 23:04:28.76 ID:ctWa+A1M0
早朝

ガチャ

金剛「てーいーとーくぅー♪グッモーニーング!ダーイブ!!」ガバッ

比叡「ヒェッ!?ね、寝てません!寝てませんからっ!!て、あれ?」

金剛「ホワッ!?提督が2人に分裂してまーす!」

もぞもぞ

球磨「ふぁ~……朝っぱらからやかましいクマー……」

多摩「重たいにゃ……」
244: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 23:08:14.70 ID:ctWa+A1M0
霧島「どうしてケモナーのお二人がココに?」

球磨「けもなあ?褒められてるクマ?」

多摩「それほどでもないにゃ」

金剛「ヘイ!比叡!!あれほど提督と一夜を過ごす様に言ったのにこれはどういう事デース!!」

比叡「ヒェーッ!金剛お姉様、これには深い訳がーー」

球磨「クマ?」

多摩「にゃ?」
245: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 23:14:03.79 ID:ctWa+A1M0
金剛「こういう前例を作ってしまうと次に私がMVPになってもうやむやにされてしまうかも知れないネ!」

比叡「ですからこれは、あの……」

金剛「問答無用デース」ワキワキ

比叡「ヒェーッ」

球磨「提督なら仕事があるって言って金剛達が来るより早く執務室に戻ったクマ」

金剛「それは本当デスカ?」

多摩「多摩達が入れ替わりでさっきここに来たから間違いないにゃ」

榛名「確かに……このベッドから提督の匂いを感じます」クンカクンカ

金剛「そうだったんデスカ……比叡、疑ったりして申し訳なかったデース。許してくだサーイ」

比叡「いえ、そんな!頭を上げてください!」
246: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 23:17:25.46 ID:ctWa+A1M0
球磨「それじゃあ球磨達はおいとまさせてもらうクマー」

比叡「あ、あのっ!さっきはありがとうございました。助けていただいて」ヒソヒソ

多摩「困った時はお互い様にゃ」

球磨「また一緒に寝て欲しいクマー」

比叡「もっちろん!私でよろしければ!」

球磨「比叡ちゃんはいい匂いがするから凄く落ち着くクマー」

多摩「ぽかぽか太陽の匂いだにゃ」
247: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 23:22:02.68 ID:ctWa+A1M0
金剛「比叡ー」

比叡「あっ、はい!では失礼します!」



霧島「では早速ですが……比叡お姉様、提督とは何か進展がありましたか?」

比叡「進展?」

榛名「男女が2人で同じ部屋に一晩いたわけですから……」

比叡「特に何もありませんでしたよ?」

金剛「ふっふーん♪やっぱり私の言った通りネ!比叡なら安心デース!」

比叡「ここに司令が寝て、私は普通にその隣で寝ました」

金剛「となり!?」
248: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/06(日) 23:24:50.78 ID:ctWa+A1M0
金剛「お、同じベッドに寝たんデスカ?」

比叡「はい。提督ああ見えて結構筋肉質なんですよ」

金剛「裸を見たんですか!?」

比叡「いえ、シャツ越しでしたから。
251: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 06:40:22.58 ID:BWZdxG3T0
金剛「なんだ、シャツ越しでしたカ……」

比叡「あっ、司令にシャツと下着を返してもらわないと」

金剛「ヒェーッ!!」

比叡「ヒェーッ!?」

金剛「て、てて、て、提督が比叡のシャツと下着を持って行ったんデスカ!?何に使ったんデース!?」あたふた

比叡「お、お着替えが無かったのでおかししただけなんですが」あたふた

252: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 06:49:22.43 ID:BWZdxG3T0
霧島「落ち着いてください金剛お姉様。比叡お姉様の言っている下着とはいつも寝るときに使用している男性用トランクスでは?」

比叡「はい、そうですよ!」

金剛「それでも比叡の下着を穿いている事には違いありまセーン!間接セックスデース!!」

榛名「いくらトランクスとは言え提督に女性の下着をいつまでも使用させるわけには行きません。榛名が受け取りに行ってきますね♪」

金剛「ヘーイ、ちょっと待つデース」

霧島「霧島の計算によると……提督の使用済みパンツなんて受け取ったら榛名お姉様は産気づいてしまいます」

榛名「霧島、いくらなんでもそれくらいで産気づいたりしませんよ?」

金剛「いつも妊娠どうこう言っているデース!」

榛名「金剛お姉様ったら♪冗談に決まってるじゃないですか♪」にこにこ

比叡「ひえー……なんだかみんな怖いですよぉ……」
253: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 06:55:04.28 ID:BWZdxG3T0
榛名「新しい着替えを、提督に!」

金剛「提督のパンツを被るのは私デース!」

霧島「チェック!パン、ツー!」

ワーワー!!

数時間後……

金剛「いい加減あきらめて私に道を譲るデース!」

榛名「ハァハァ……ここは譲れません……!」

霧島「まさか2人がかりでも押されているなんて……私の計算以上の腕力です……」


259: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 10:20:15.20 ID:BWZdxG3T0
ガチャッ

提督「おーい、比叡いるかー?」

比叡「あっ、司令!ちょうどこちらから伺おうと思ってたんですよ!」

金剛「パンツー!」

提督「なんだいきなり人の顔見てパンツって」

榛名「飛んで火に入る夏の虫とはまさに今の提督ですね!」

提督「え?」

霧島「霧島の計算によると、この場で司令がパンツを剥ぎ取られる確率は100%です」

提督「お前たちの部屋どんだけ物騒なんだよ」
260: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 10:25:34.00 ID:BWZdxG3T0
比叡「待ってください!司令のその服……いつものジャージですよね」

提督「そうだよ。提督指定のジャージだよ」

比叡「私がおかししたシャツと下着は……」

提督「おお、そうだった。それを言いに来たんだ。借りた服とかは洗濯して返しに来るから」

金剛「それを洗うなんてとんでもないデース!」

榛名「提督、お洗濯ならこの榛名におまかせ下さい!」

霧島「ちょっとお待ちくださいお姉様方。今、提督は洗濯して返しに来るから……と仰られましたよね?」

提督「?」

霧島「まるで誰かに頼んだ様な言い方に聞こえたのですが」

提督「ああ、なんか朝っぱらから洗濯するって青葉が」

261: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 10:30:44.50 ID:BWZdxG3T0
金剛「アオバワレエェェ!!デース!!」

比叡「青葉さんが洗濯?珍しいですね」

霧島「比叡お姉様、どこまでピュアなんですか。青葉さんがパンツを手に入れたという事は確実に裏がありますよ」

榛名「こうなったら……提督!榛名は提督を愛しています!」

金剛「こらー!どさくさ紛れに求婚するなデース!!」

比叡「あのー、提督なら逃げる様に帰って行きましたけど」

ガチャッ

金剛「提督ゥ!!」

青葉「ども!青葉デース!なんちゃって!」

262: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 10:36:42.03 ID:BWZdxG3T0
青葉「あのー、どうして青葉は羽交締めにされているんでしょうか?」

金剛「榛名、絶対に離しちゃダメデース」

榛名「はい、お姉様♪」

霧島「チェック入ります」

サッサッ

霧島「金剛お姉様、カバンの中からこんな物が」

金剛「新品のシャツとトランクス?しかもかなり有名なブランドデース」

青葉「はい。司令官から洗濯して比叡さんに返すように言われてましたので♪」

金剛「どうして洗濯したはずの物が新品になっているデース」

青葉「一度とは言え殿方が身につけた下着を渡すのはアレでしたので新品を買った次第です。はい」
263: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 10:43:47.41 ID:BWZdxG3T0
金剛「榛名」

榛名「はい♪」ギリギリ

青葉「痛い痛い!ちょっと絞め過ぎですよお!」

霧島「なぜ青葉さんがそこまでする必要あったんでしょうか?このシャツとトランクスは自腹で購入したんですよね?」

青葉「それは日頃の感謝を込めてですね、青葉なりの気遣いを」

金剛「では質問を変えマース。提督が穿いていたパンツをどこにやったデース!」

青葉「パンツ?なんの事でしょうか?記憶が曖昧で」

金剛「榛名」

榛名「榛名は……もうらめれす……」くてん

比叡「榛名!?」

青葉「ふう。やれやれ、この提督のスメル付きハンカチが効いたようですね」ふぁさぁー
264: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 10:48:36.88 ID:BWZdxG3T0
金剛「こうなったら力づくでもはかせてやりマース」ゴキンッ

比叡「お、お姉様!落ち着いて下さい!青葉さんも大事になる前に早く情報を!」

青葉「これでも青葉はジャーナリストの端くれ。そう易々と情報を渡す事なんて出来ません!」

比叡「ひえー!なに意地を張ってるんですか!」

霧島「とりあえず縄とムチを用意しておきましょうか」

265: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 10:57:17.11 ID:BWZdxG3T0
青葉「おっと!動かないでもらいましょうか!」スッ

比叡「なんですかその怪しげなボタンは……」

青葉「これは自爆スイッチです。青葉もこの仕事をするにあたってそれなりの覚悟はありましたから」

金剛「それは見上げた根性ネ。でも死んでしまっては元も子もないデース」

比叡「ひえー!ちょっとやめて下さいよ!みなさんどうしたんですか!?」

霧島「これは駆け引きですよ。おそらくあのスイッチはハッタリ……ここで引いては負けなんです」

青葉「これは心外ですね。ハッタリじゃありませんよ?このボタンを押せばきっちり自爆して消滅します」

青葉「吹雪さんが!」

比叡「ひえー!!」



夕立「あれ?吹雪ちゃん今日は可愛いチョーカー付けてるっぽい?」

吹雪「うん。今朝青葉さんがくれたんだよ。えへへ、可愛いでしょ♪」

夕立「なんだかピコピコ光ってて可愛いっぽいー」
281: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 15:02:25.96 ID:BWZdxG3T0
青葉「さぁ、どうするつもりですか?」ジリジリ

金剛「ぬうぅ……何故ブッキーにそんな事を!」

青葉「それは分かりません。青葉の本能がそう言っていたんです。犠牲にするなら吹雪さんにすべしと!」

比叡「ひえー!もうやめて下さい!」

青葉「青葉としても無駄な犠牲は出したくありません。なのでこのまま見逃してはいただけないでしょうか?」ジリジリ

霧島「そんな嘘に騙されてはいけません!おそらくあれはただのオモチャ……起爆装置などでは無いはずです!多分!」

282: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 15:09:07.72 ID:BWZdxG3T0
金剛「でも万が一ブッキーの身に何かあったらどうする気デスカ!」

霧島「霧島の計算によると……相手が青葉さんである事を考えてもあれが本当に起爆装置である確率は……50%です!」

金剛「50……それなら……」

比叡「フィフティフィフティじゃないですか!!」

霧島「ですが!いくら青葉さんと言えども提督のものある我々艦娘を勝手に破壊するはずがありません!」

金剛「確かに……艦娘が爆破なんてされたら鎮守府も大変な被害にあってしまうネ……という事は」

青葉「吹雪さんの命がかかっているんですよ?それに比べれば鎮守府の損壊など大した事ではありません!お二人にとって吹雪さんの命はそんなに軽いんですか!!」

金剛「ううぅ……」

比叡「な、なにがなんだか分からなくなってきました……」
283: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 15:13:59.31 ID:Yd4KB/cDO
>>お二人にとって吹雪さんの命はそんなに軽いんですか!!
お前が(ry
284: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 15:15:25.63 ID:BWZdxG3T0
金剛「ブッキー……」

『これ金剛さんが作ったんですか!?すごい、今度私にも作り方教えてください!』

金剛「ブッキー……」

『いつもご迷惑ばかりかけてすみません……でも必ずみなさんの足を引っ張らない様になりますから!』

金剛「ブッキー……」

『金剛さんの髪っていつ見ても綺麗ですよね。何か特別なお手入れとかしているんですか?」

金剛「ブッキー……」

『えーっ、そんな恥ずかしいですよー!……ううーん、わかりました!じゃあいきますよ!はい、ブッキー♪』

金剛「ブッキー……」

『アサリとシジミとハマグリって何か違うんですかね?」

金剛「ブッキー!!」


榛名「ううーん……あれ私はいったい……」
285: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 15:30:49.11 ID:BWZdxG3T0
比叡「榛名!目が覚めたんですね!」

榛名「比叡お姉様……?ハッ!提督のトランクスはどうなったんですか!?」

比叡「それが今大変な事に……」

榛名「えっと……まだ聞き出せていないのでしょうか?」

比叡「はい。青葉さんがとんでもない事を」

榛名「何を言っているんですか?提督のトランクスを前に何を悩むことがあるんです?」

金剛「!」

比叡「いえ、だから恐ろしい人質を」

榛名「榛名なら提督の下着が手に入るなら腕の一本や二本差し出す覚悟もありますよ?」

金剛「フ、フフフ……さすが榛名!よく言ってくれたネ!!そう、私にもその覚悟はありマース!腕の一本や二本くれてやるネ!!」

青葉「ぐぬぬ……」

比叡「ひえー!腕の一本や二本じゃなく、吹雪さんの命がかかってるんですけど!!」
286: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 15:39:03.19 ID:BWZdxG3T0
青葉「ほ、本当に押して良いんですか……」

金剛「退かぬ、媚びぬ、省みぬ!金剛型、その長女であるこの金剛に逃走はありまセーン!!」

霧島「さすが金剛お姉様……!ついに吹雪さんの死を乗り越えたのですね!」

比叡「縁起でもない事言わないでください!吹雪さんはまだ死んでませんよ!」

青葉「ううぅ……っ」

榛名「やはりあのボタンはフェイク。この勝負私たちの勝ちです!」

青葉「し、知りませんよ!吹雪さんに恨まれても!!」

比叡「いえ、多分一番恨まれるのは青葉さんかと」

金剛「さあ観念するデース!」グワッ

青葉「はぁ……仕方ありませんね。ポチッとな」

金剛「えっ?」

ドゴーン!!!!ドカーン!!ドンドン!!!!

吹雪「キャー!!!!」

金剛「ブッキー!?」
287: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 15:42:51.48 ID:BWZdxG3T0
青葉「なんて恐ろしい事を……とうして吹雪さんを助けてあげなかったんですか!チャンスはいくらでもあったのに……!」

霧島「そんな……」

青葉「吹雪さんを見殺しにしたあなた達を青葉はゆるじまぜんん!!うわぁーん!!」ぼろぼろ

金剛「ブッキー……ブッキー!!」ダッ

榛名「金剛お姉様!榛名もお伴します!」

比叡「私も!霧島、いきますよ!!」

ダッダッダッ

がらーん……

青葉「……さてと、それじゃあおいとましましょうかね♪」スタコラサッサ
288: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 15:46:54.60 ID:BWZdxG3T0
金剛「ブッキー!!ブッキーどこデース!!」

夕立「あっ、金剛さん達が来たっぽい」

金剛「ブッキー!ブッキ……」

吹雪「はぁー、ビックリした……あっ、すみません騒がせちゃって」

比叡「あ、あの、大丈夫なんですか……?」

吹雪「はい。突然このチョーカーから大音量で爆発みたいな音がしだしてつい悲鳴を……」

霧島「ハッ!!今部屋には青葉さん1人!?」

榛名「これは一本取られましたね」

金剛「ア……アオバワレエェェ!!」


青葉「ひゃー、怖い怖い。でも私も仕事ですから勘弁してください」
289: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 15:50:33.23 ID:BWZdxG3T0
鳳翔「あら、青葉さん。どうしたんですか?コソコソして」

青葉「これはこれは鳳翔さん。こんにちわです」

鳳翔「さっき何か凄い音が聞こえて来たんですけど……何かあったんでしょうか?」

青葉「いやー、金剛さんたちに捕まっちゃって奥の手を使ったんですよ」

鳳翔「そうだったんですか……それで大丈夫だったんですか?」

青葉「はい!見ての通りピンピンしてますよ!」

290: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 15:55:18.74 ID:BWZdxG3T0
鳳翔「そうじゃなくて……情報の方は?まさか余計な事は言っていませんよね?」

青葉「あ……はい、もちろんですよ!これでもジャーナリストですから!口はかたいんです!」

鳳翔「そうですか。なら良いんですけど」

青葉「……あ、あのー、提督のトランクス」

鳳翔「青葉さん」

青葉「はい!!」

鳳翔「青葉さんは一流のジャーナリストですよね」

青葉「そ、その通りです」

鳳翔「でしたらそれ以上踏み込んだ取材は控えた方が宜しいと思いませんか?……ほら、あまり闇に首を突っ込むと無くなるかもしれませんよ?」

鳳翔「その突っ込んだ首が♪」

青葉「あ、あははは。そうですね!では青葉はこれで!!」
297: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/08(火) 12:47:15.81 ID:JEvJqDrB0
翌日

榛名「うう……ん…………」

比叡「榛名、しっかりしてください!」

霧島「提督の下着が手に入ると思い込んでいたんでしょう。それが叶わずショックから気を失ってしまうなんて……」

金剛「私がもっとしっかりしていれば……榛名、ごめんなさいデース……」

比叡「金剛お姉様は悪くありませんよ!」

金剛「こうなったらもう一度青葉を捕まえて洗いざらい喋らせるしかありまセーン!」
298: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/08(火) 12:47:49.12 ID:JEvJqDrB0
霧島「しかしあそこまで追い詰められて喋らなかったなんて……それにその青葉さんなんですが、今朝から行方不明になっているんです」

比叡「ま、まさか青葉さんにトランクスを持ってくるように命じた誰かが消したのでは!?」

霧島「だと良いんですが……」

比叡「ひえー!よくは無いですよ!」

ガチャッ

夕立「ぽいぽいぽーい」

霧島「吹雪さんですか?ここには来ていませんが」

夕立「ぽい?」

ガチャッ

霧島「吹雪さんまで行方不明だなんて……」

299: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/08(火) 12:55:06.91 ID:JEvJqDrB0
比叡「こうなったら司令に事情を説明して下着を貰いましょう!」

霧島「比叡お姉様、落ち着いてください」

比叡「大丈夫ですよ!司令ならパンツの一枚や二枚くれるはずです!」

金剛「もしそうなら今頃この部屋はパンツまみれデース」

霧島「ケッコン騒動の時もそうでしたが、司令は艦娘同士の争いを心の底から嫌います」

金剛「私物が欲しいと何度言っても1人だけ特別扱いする訳にはいかないと断られてばかりデジタ」

比叡「ご安心ください!私はこれでも司令の奥さんですから!特例が認められるはずです!」

金剛「ぐふっ……!」ズッキーン

霧島「ああっ……金剛お姉様の顔が、嬉しさと悲しみと怒りと嫉妬を混ぜたような顔に」
300: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/08(火) 13:02:19.90 ID:JEvJqDrB0
比叡「ではこの比叡におまかせください!」

バタンッ

金剛「……霧島、私はいまとても複雑な心境デース」

金剛「榛名の為に頑張る比叡を見て嬉しく思う気持ちと、比叡が提督の特別である羨ましさ」

金剛「そしてそれを故意で無いとは言え自慢げに話す比叡への怒り、もしも比叡が提督を好きになったらと言う焦り、そして自分が選ばれなかった悲しみ……」

金剛「霧島、私はいまどんな顔をしていマース……?」

霧島「はい、さながら阿修羅です」

金剛「提督と結婚して特別な存在になるのは私だったはずなのニー!!ぬわああああ!!」
301: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/08(火) 13:10:08.55 ID:JEvJqDrB0
そのころ某レストラン

吹雪「どうしたんですか急に私だけお誘いしてくれるなんて」

青葉「いえいえ、昨日はご迷惑をおかけしたのでそのお詫びに♪」

吹雪「と言っても……ここすっごく高そうなお店ですよ?」

青葉「ご安心ください!臨時収入がありましたから!」

吹雪「臨時収入?」

青葉「あとこれは青葉からプレゼントです!」

吹雪「わあー、可愛い時計ですね!でも良いんですか?」

青葉「もちろんですよお♪普段は普通の時計としても機能しますから♪」

吹雪「普段は??」

青葉「いえいえ、こちらの話です!吹雪さん、またピンチの時は宜しくお願いします!」

吹雪「??」

青葉「さあ、では料理をいただいちゃいましょうか!」


吹雪(青葉さん、そんなに良くしてくれたうえ、プレゼントまでくれるなんて……私の事好きなのかな。どうやら今夜は青葉さんと熱い夜になりそうです!司令官!)
303: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/08(火) 13:28:10.65 ID:JEvJqDrB0
司令室

比叡「失礼しまーす!」

ガチャッ

比叡「司令!お願いがあって来ました!」

提督「なんだいきなり騒々しい」

比叡「司令のパンツをください!」

提督「嫌だよ!」

比叡「良いじゃ無いですか!減るもんじゃあるまいし!」

提督「あのなぁ……お前たちはどうして俺から物を剥ぎ取ろうとするんだ?」

比叡「司令のパンツが無いと榛名が目覚めないんですよお!」

提督「パンツで目覚めるって、そんなきたない眠り姫があってたまるか」
304: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/08(火) 13:34:41.15 ID:JEvJqDrB0
比叡「どうしてもお譲りしていただけないんですか?」

提督「特例は認めない。チームワークが乱れるからな。これはみんなに言っている」

比叡「そこをなんとか!」

提督「ダメだ」

比叡「私は司令の奥さんなんですよ!特例くらいあっても良いじゃ無いですか!司令にとって奥さんは特別じゃ無いんですか!?」

提督「ぬ……」

比叡「ハッ!やっぱり私利私欲の為だけに私とケッコンを!?ひえー……司令は重婚する気か知りませんけど私にとっては一生に一度、1人だけのケッコン相手だったのにぃ……」

提督「……」

比叡「はぁ…………司令、ケッコンってなんなんですかね……」

提督「はわわ……」


提督は人生最大の罪悪感に襲われ比叡に謝りながらパンツを差し出した。
305: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/08(火) 13:38:55.47 ID:JEvJqDrB0
比叡「こうお姉様!司令からパンツをいただいてきました!!」

榛名「……」ピクッ

金剛「ヒェーッ!霧島!いま私はどんな顔をーー」

霧島「司令と比叡お姉様なら形だけのケッコンで愛だの恋だのと言った特別な感情はまず生まれないと過信してたら、まさか……と言う顔をしています」

金剛「うう……」

比叡「さあこの下着で早く榛名をーー」

ブワッ!!!!

比叡「ひえー!!」

榛名「ガルルルル……!」
306: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/08(火) 13:43:31.70 ID:JEvJqDrB0
比叡「榛名、何をしているんですか!」

金剛「その口に咥えたパンツをこっちによこすデース!」

霧島「お待ちください!なんだか様子がおかしくないですか?」

榛名「ガルルルル……!」

金剛「こ、これは……」

霧島「榛名お姉様ってこんな鳴き声でしたか?」

霧島「その前に二足歩行で歩いていた様な気もしマース」

比叡「確かに、こんな飢えた狼みたいな目をしていたでしょうか?」

足柄「!!」ぴーん
308: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/08(火) 13:51:29.89 ID:JEvJqDrB0
金剛「チッチッチッチッ♪さあ榛名こっちデース」すーっ

榛名「ガウッ!!」シュパッ

金剛「シィット!噛み付いてきたネ!」

比叡「まさに野生の榛名ですね!」

霧島「おそらく意識が混濁しているのでしょう。そしてパンツの気に当てられて……」

霧島「榛名お姉様の目には今、私達がパンツを奪いにきた敵に見えている筈です!」

金剛「どうりで攻撃に殺気がこもっているわけデース!」

霧島「お気をつけください!榛名お姉様は我々を殺す気です!!」

金剛「これが提督のパンツの魔力……!!」

叢雲「…………」スタスタ


「またバカなことやってるわね。あの姉妹は……放っときましょ」叢雲はそう思って素通りした。
317: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/10(木) 21:27:57.63 ID:8i4hMAma0
数時間後

榛名「グルルルル……ッ」

金剛「ハァッ……ハァッ……」

比叡「ひえー!金剛お姉様しっかりしてくださーい!!」

霧島「本気で急所を狙う榛名お姉様と、妹を相手にどうしても手加減してしまう金剛お姉様ではやはり……」

比叡「だったら私達も助太刀しましょうよお!」

霧島「ですが何度も言っています様に、我々が入った所で足手まといにしかなりません」

金剛「そうデース。榛名は私が必ず元に戻して見せるネ!」

榛名「……ッ!」

ガチャッ

提督「お前らバタバタ超うるさいよ!!もう夜なんですけど!!」

比叡「司令!!」
318: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/10(木) 21:33:10.00 ID:8i4hMAma0
提督「……で?喧嘩を?」

霧島「喧嘩じゃありません。殺しあいです!」

提督「よっぽど悪いわ」

金剛「だから本当に榛名が提督のパンツを咥えて気がおかしくなってしまったデース!まるで飢えた狼の様だったデース!!」

足柄「!!」ピーン

提督「なるほど。それで襲いかかってきた榛名を取り押さえようとして暴れていたと」

比叡「その通りです!」

提督「この榛名がねぇ……」

榛名「すっきゅーん……♪」ごろごろ

提督「俺には膝に戯れてくる猫にしか見えないんだが」

多摩「!!」ピーン
319: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/10(木) 21:37:22.46 ID:8i4hMAma0
金剛「ぐぬぬぅ……榛名!なんて羨ましい事をしているデース!」

霧島「司令が部屋に入った瞬間に飛びつきましたね」

比叡「匂いで分かるとかあながち嘘じゃなかったんですね」

提督「で、なんで暴れてたんだ?やっぱり喧嘩したんじゃないのか?」

金剛「もう!!どうして私達の言うことを信じてくれないんデスカ!!」

比叡「そうですよ司令!ひどいです!」

霧島「心外ですよ!」
320: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/10(木) 21:43:21.62 ID:8i4hMAma0
提督「信じろって言われても……なぁ?」

榛名「すっきゅーん♪」スリスリ←毎日の様に妊娠したと言う

金剛「な、なんデース?」←提督の気をひくためなら手段を選ばない

霧島「私たちは誠実です」←嘘を付いてはいないが自信満々に霧島の計算とか言ってめちゃくちゃな事を言う


提督「いやいや、無理だろ」

金剛「ていとくぅー!!」

比叡「ひえー!本当の本当なのにー!!」

提督「……ん?」

比叡「ひえー?」←少しおバカだけど嘘はつかない。スパシーバこれは信頼できる


提督「比叡が嘘をつくとも思えないな……」

金剛「なんだか納得いかないデース」
321: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/10(木) 21:46:55.11 ID:8i4hMAma0
提督「分かった。信じるよ」

金剛「わかればよろしいネ」

提督「じゃあ榛名も落ち着いたみたいだし俺は部屋に戻るから」

金剛「5Pはしていかないデスカー?」

バタンッ

金剛「ちぇー」

比叡「とりあえず荒れ果てた部屋を片付けましょうか」

霧島「ですね」

パリンッ

榛名「ガルルルル……!」

323: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/10(木) 21:58:01.76 ID:8i4hMAma0
ドタバタドタバタ!!

提督「おおおおい!!」

ガチャッ

榛名「シズメ……!シズメ……!」グググッ

金剛「やれるもんならやってみろデース!!」グググッ

提督「あれ!?なんか喋りが犬から深海棲艦みたいになってるんだけど!?」

榛名「……テイ、トク」

比叡「榛名!」

霧島「提督の姿が見えなくなってすぐこの有り様に」

提督「榛名はなんとなく分かったけど金剛はどうしたんだよ。あいつまで獣みたいになってるぞ……」

霧島「なかなかどうして顔面に1発良いのを貰ってしまって」
324: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/10(木) 22:05:10.29 ID:8i4hMAma0
提督「はいはい、喧嘩はやめて。榛名はあっち、金剛はそっち」

榛名「すきゅーん……」

金剛「ヘイ!比叡、霧島!!離すデース!!」

提督「金剛、落ち着け」

金剛「提督どいてくだサーイ!そいつ殺せないデース!!」

比叡「ひえー!殺しちゃだめですよー!」

霧島「霧島の計算によれば、恐らく興奮して以前ヤンデレと言うのを学んだ時の言葉が出ただけかと」

金剛「ウガァー!!」グワッ

比叡「ひえー!抑えきれませーん!!」
325: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/10(木) 22:10:40.64 ID:8i4hMAma0
バフッ!!

提督「…………」

金剛「提督ぅー!いくら提督と言えども、今の私は……」

むにゅむにゅ

提督「ふぉふぁふぅふぅ」

金剛「え……えっ……」

比叡「金剛お姉様?」

金剛「エクスタシィー!!!!」


金剛はこの後ファイナルエクスプロージョンと叫んで鼻血を噴き出し倒れた。
326: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/10(木) 22:15:30.13 ID:8i4hMAma0
提督「さてと」

比叡「金剛お姉様、しっかりしてください!」

金剛「ふひひ……」スヤァ…

提督「今度こそ俺は部屋に戻るよ」

霧島「ですが提督がいなくなるとまた榛名お姉様が……金剛お姉様の亡き今、暴れたら手の施しようがありません」

比叡「こら、霧島!死んだみたいな言い方しないでください!」

提督「分かってるよ。榛名は部屋に連れて行くから。この様子なら俺が一緒にいれば安心だろう」

霧島「しかし……」

提督「大丈夫大丈夫、そのうち元に戻るさ」

比叡「ひえー……金剛お姉様が意識を失っていてよかったです……」
327: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/10(木) 22:20:22.05 ID:8i4hMAma0
提督「よーし、榛名いくぞー」

榛名「…………」

提督「榛名?」

霧島「これは……榛名お姉様まで気を失っているみたいですね」

比叡「これならココに寝かせておいても大丈夫じゃないですか?」

提督「しかし暴れて他の部屋とかに行ったら危険だしな……仕方ない、運ぶか」

霧島「運ぶと言いますとーー」

提督「よっと」

比叡「ひえー!!お、お姫様だっ……」チラッ

金剛「ふひひ……提督ぅ、くださーい……」ニヤニヤスヤスヤ

比叡「本当に気を失っててよかった……」

328: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/10(木) 22:28:44.22 ID:8i4hMAma0
執務室

提督「さてどうしたものか」

榛名「……」

提督「風邪をひいても大変だし……仕方ないな」

ガラッ

執務室横、提督寝室

提督「まあ今日は特別だ。お前達のベッドみたいにフワフワしてない煎餅布団だけど我慢してくれ」

榛名「…………」

提督「やれやれ……それじゃあ俺は執務室でもう一仕事するか」

バタンッ

榛名「…………」

榛名(ハアァァァァ……ッ!)
329: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/10(木) 22:36:10.91 ID:8i4hMAma0
榛名(な、なな……何が起こったのでしょう……?)

榛名(しばらく記憶があいまいで、気がついたら提督の腕の中で抱かれそのまま提督の寝室に……!?)

榛名(まさか提督の寝室に入る日が来るなんて……)キョロキョロ

榛名(薄暗くてよく見えませんけど……ここが提督の寝室、通称開かずの間……)


提督の寝室は艦娘立ち入り禁止区域。

特別扱いしないと言う理由もあるが、何より成人男性の部屋と言うのなかなかどうして女性に見られては困るものが多いのである。


330: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/10(木) 22:43:36.17 ID:8i4hMAma0
榛名(部屋全体から提督の匂いが……)クンクン

榛名(それにこの布団……)スーッ

榛名(だ、男性特有の、ハッ……ハアァァ……)

榛名(提督、榛名は!榛名は……このままでは妊娠確実です……ッ!!)

榛名「ハアハア……ハァハァ……」

バタバタバタバタ!

ガチャッ!

提督「榛名!!」

榛名「ハッ……!?」

提督「大丈夫か?苦しそうな息遣いが聞こえてきたが……」

榛名「は、はい、榛名は大丈夫です……」ハァハァ

提督「良かった。意識は戻ったんだな。でもまだ苦しそうだし汗もこんなに……悪かったな、1人にして」

榛名「え、えっと……」

提督「仕事の続きはこっちでするか。一緒にいれば大丈夫だからな」

榛名「はい!」
337: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/10(木) 23:52:02.24 ID:8i4hMAma0
提督「悪いな。寝るときは暖房つけないし布団も夏用のままだから寒いだろ?毛布くらい出すか」

榛名「いえ、榛名はこのままで大丈夫です……♪」

提督「しかしこうやって布団に入りながら書き仕事してると学生時代を思い出すな」

榛名「提督にもそのような頃がおありだったんですね」

提督「いやいや、割とまだ最近だぞ?」

榛名「フフッ」

提督「それで調子はどうだ?しんどかったりしないか?」

榛名「はい、もうすっかり元気です♪」

提督「そうか。ならそろそろ自分の部屋に帰」

榛名「うぅぅ……頭が……」
338: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/10(木) 23:55:19.03 ID:8i4hMAma0
榛名「なんだか頭がまだ痛いような……」

提督「あーあー、あんまり無理するな。ゆっくりしていけば良いから」

榛名「す、すみません」

コンコン

提督「ん?誰だこんな時間に」

榛名「もう夜10時だったんですね」

提督「少し部屋から出ても大丈夫かな?」

榛名「はい、少しくらいなら」

提督「あっ、一応ここに居るのは内緒だから。静かに頼むぞ?」

榛名「は、はい!」

339: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/10(木) 23:58:21.54 ID:8i4hMAma0
コンコンコンコン

提督「はいはーい」

ガチャッ

隼鷹「メリークリスマース!アハハハ」

バタンッ

提督「飲み物持って戻るか」

隼鷹「ちょっ、おおーい!提督ー!!」

提督「…………」

ガチャ

提督「なんだ?」チラッ

ガシッ

提督「うわっ!足を入れてくるな!ドアがしまらん!!」

隼鷹「おじゃますよぉ~」

340: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/11(金) 00:03:13.74 ID:X6WkzR7l0
隼鷹「いやぁ~、実はさぁー今日は軽空母が集まって一杯やってんだよねぇ~」

提督「今日も!の間違いだろ」

隼鷹「でさぁ、提督も一緒にどうかなぁ~ってさ!もちろん来るでしょ?」

提督「お前なぁ、毎回言ってるけどなんでいつもいつも完全にできあがった状態で誘いに来るんだ」

提督「さそうなら最初から呼べ!」

隼鷹「まぁまぁ堅いこと言わずにさあ♪」

提督「いかない。今日は忙しいんだ」

隼鷹「そこをなんとか!」

提督「だーめ」

隼鷹「財布だけでも!」

提督「おま……」
341: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/11(金) 00:08:03.97 ID:X6WkzR7l0
提督「そこは1杯だけでもだろ……」

隼鷹「実は酒代が切れちゃってさー、まだ飲み足りないのに飲めないんだよね~」

提督「もう十分飲んでるだろ」

隼鷹「全然!提督、あたしらにだってねぇ……飲んで忘れたい事がたまにはあるんさ!」

提督「毎日忘れっぱなしだろ。昨日飲んだことまで忘れたか」

隼鷹「あたしだってねぇ!好きでお酒飲んでるわけじゃないんだ!ただ飲まないとさぁ……」

隼鷹「手が震えてい上手く発着艦できないんだよねぇ」

提督「一刻も早く病院いきなさい」

隼鷹「ああん!冗談だってば!」
342: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/11(金) 00:12:29.59 ID:X6WkzR7l0
隼鷹「この通り!瑞鳳に免じて!!」

提督「昨日も同じ事言ってたぞ」

隼鷹「瑞鶴と葛城に免じて!」

提督「一応正規空母なんだが」

隼鷹「んじゃあサービスするからさぁ♪」


むにゅり。パフパフ……

隼鷹「ほらほら、気持ち良いでしょ~?」

提督「バカめ。おれば美乳派だ!こんなもの脂肪の塊にしか見えんわ」
343: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/11(金) 00:18:11.32 ID:X6WkzR7l0
隼鷹「へぇー、でもそんな事言ってもさぁ……」

隼鷹「こっちは正直だったりしてぇ♪」

ニギッ

提督「はうあっ!」

隼鷹「ほらほら、もうギンギンじゃん♪

提督「ちくしょう……美乳貧乳好きなのに胸を押し当てられると激しく反応してしまう……!くやしい、でも感じちゃう!!」

提督「これが童貞の宿命か……」
349: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/11(金) 20:17:35.08 ID:X6WkzR7l0
隼鷹「えっ?」

提督「えっ?」

隼鷹「童貞……?」

提督「あっ」

隼鷹「提督ぅ、もしかして童貞だったりしてー?」

提督「はわわっ……」

隼鷹「そっかぁー、提督は童貞かぁ。童貞提督、略して童貞督!」

提督「おい!あんまり大きい声で童貞童貞言うな!」
350: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/11(金) 20:21:05.86 ID:X6WkzR7l0
隼鷹「そっかそっか♪うんうん♪」

提督「?」

隼鷹「フフフ……」じゅるり

提督「ひっ!」

隼鷹「お酒も良いけどたまにはノンアルコールもいいよねぇ……♪」ギラギラ

提督(や、やばい……なんか知らんが目がギラギラしてる……!これは)

隼鷹「ノンアルコール……童貞一番搾り♪」じゅるり

提督(犯される!!)
351: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/11(金) 20:29:01.27 ID:X6WkzR7l0
提督「や、やめろ!」

隼鷹「ああん、暴れちゃダメだって♪ほらほら、ここ搾って甘酒出すんだから♪」

提督「分かった、払う!お金あげるから!」

隼鷹「いやいやいや、なんか今は甘酒の気分なんだよねぇー……」ジィー

提督「2万出す!!」

隼鷹「に、2万!?2万って……ビール何本分!?」

隼鷹(今まで提督の童貞は守られてた訳だし……提督の甘酒は明日でも大丈夫……?)


隼鷹「よーっし!じゃあこのお金は有難く使わせていただくよぉ♪」

提督(もうちょっとで犯されるところだった……)

隼鷹「提督も時間が出来たらおいでよ。ご馳走するからさ♪」

提督「ご馳走って俺の金だろ」

隼鷹「提督にあげるのは私から出る特製ドブロクだよぉ♪特別に直飲みさせてあげるからさ♪」

提督「?」
352: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/11(金) 20:37:41.06 ID:X6WkzR7l0
提督「くそっ……童貞である事は墓場まで持っていくつもりだったのに」

提督「って言うか、いっそ隼鷹にこんなもの奪って貰えば良かった!」

榛名「うっ、うう……ふうぅぅぅ」

提督「あっ!しまった、榛名を1人にしたままだった!また唸りだして発作が!?」


榛名(提督が童貞?提督が童貞?提督が童貞!提督が童貞!!童貞バンザーイ!!)

榛名「おち、お、落ち着くのよ榛名。今提督の童貞喪失に一番近いのは私なんだから!」

榛名「うぅー……フフ、フフフフフ……」

提督「大丈夫か榛名!酷くうなされていたが……」

榛名「提督……提督、提督、提督、提督!!これが、この匂いが童ーー」くんかくんか

提督「お、おお?」

榛名「…………提督、なんだか酒臭くありませんか?」
354: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/11(金) 20:42:32.45 ID:X6WkzR7l0
提督「え?」クンクン

提督「うわっ!くっせぇ!あいつ酒を浴びてたんじゃないだろうな……」

榛名「これではせっかくの青臭い童貞の香りが……」

提督「ん?」

榛名「いえ、なんでもありません♪」

提督「仕方ない。とりあえず着替えるか」シュルッ

榛名「ほえ!?」

提督「せっかく着替えたばかりだったのに」

榛名「提督の鍛え上げられた広背筋が……ハァッ、なんて熱い胸板……!」

355: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/11(金) 20:46:02.61 ID:X6WkzR7l0
提督「えっと、着替え着替え……」

榛名「て、提督、着替えならこちらに!どうぞ!」ダッ

ガクッ

榛名「きゃっ」

提督「おっと。大丈夫か?まだ足がおぼつかないな」ギュッ

榛名「ぴゃー!!」

酒匂「!!」ピーン

提督「はわわっ!」

電「はわわっ!」ピーン


上半身裸のままの提督に抱きしめられ駆け巡る榛名の脳内物質……!

βエンドルフィン……!チロシン……!エンケファリン……!バリン……!リジン……!ロイシン……!イソロイシン……!!
357: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/11(金) 20:52:44.98 ID:X6WkzR7l0
榛名「提督、榛名はもう……!」

提督「?」

バッキャーン!!!!

金剛「悪い子はいねーがーデース……!!」

提督「金剛?」


金剛「悪い子は…………」

提督「どうした金剛?榛名が心配で様子を見に来たのか?」

榛名「提督、こんな所を見られてしまって榛名は恥ずかしいです……♪」きゅっ

金剛「ヘイ、榛名。何カ言イ残ス事ハ無いデスカ……?」

榛名「はい♪榛名は提督に抱かれてもう何も思い残す事はありません♪」
358: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/11(金) 20:59:54.91 ID:X6WkzR7l0
バッキィィィィン!!

金剛「少しは楽しませてくだサーイ!」

榛名「提督の愛を注いでいただいた榛名は負けません……!」


提督「お、おい!なんか頭突きでなるような音じゃなかったけど!」

比叡「ひえー!」

提督「どうしてこうなった!?」

霧島「それが私にも何が何だか……」

霧島「ただ、榛名お姉様が提督にお姫様抱っこされ、そのまま提督と一晩寝屋を共にするので霧島の計算によると妊娠確実ですね。金剛お姉様完全敗北!と言ったら急に激昂して……」

提督「お前本当にバカだな!!」
362: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/11(金) 23:44:58.45 ID:X6WkzR7l0
比叡「2人ともやめてください!姉妹で争うなんていけません!」

金剛「争い事なんて日常茶飯事デース!」

榛名「今日という今日は引けません!」

比叡「違いますよ!いつもはこんなに本気で争ったりしてないじゃないですか!」

霧島「もはや何人たりとも2人を止める事はできません」

比叡「いいえ、止めさせていただきます!!」

金剛「下手に割って入って怪我をしてもしらないデスヨ!」

榛名「榛名も手加減なんて出来ません!」
363: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/11(金) 23:51:54.11 ID:X6WkzR7l0
バシッ!!ガシッ!!

霧島「やりましたか!?」

金剛「…………」プラーン

榛名「…………」プラーン

霧島「…………」ピシッ

比叡「2人とも喧嘩はやめてくださーい!」ギリギリギリ

金剛「い……っ、いだだだだだだ!!ギブギブギブギブ!ギブアップデース!!」

榛名「比叡お姉様!爪が、爪がこめかみに食い込んで……あああっ!!」

霧島「私のメガネにヒビが……!」

ミシミシミシミシ……ブンッ!!

提督「ダブルアイアンクローからの投げ捨て攻撃……」
369: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/13(日) 15:02:42.42 ID:NrIga4KQ0
比叡「2人ともいい加減にしてください!」

榛名「いたた……」

金剛「うぅー……ケッコン艦の力を甘く見ていたデース……」

比叡「お姉様はいつも言ってたじゃありませんか!金剛4姉妹は清く正しく美しくと!」

榛名「そうですよ金剛お姉様。ここは榛名に清く正しく美しく提督をお譲りください♪」

比叡「榛名、これ以上私を怒らせないでください」

榛名「…………」

霧島「メガネが……」

提督「比叡がどんどんお姉さんっぽくなっていく……!頑張れ比叡!ありがとう比叡!」
370: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/13(日) 15:07:09.19 ID:NrIga4KQ0
比叡「さあ2人とも謝って仲直りの握手をしてください」

榛名「榛名は何も悪い事はしていませんよ?ただアクシデントから半裸の提督と寝室で抱き合っていただけで♪」

金剛「なら私はその馬鹿げたアクシデントから提督を助けに来ただけデース!」

霧島「私のメガネが何をしたと言うんですか!」

比叡「はぁ……わかりました。ではもう私が喧嘩の元を断つしかありませんね」

提督「喧嘩の元を断つ?」

比叡「提督の童貞は私が没収します!」

371: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/13(日) 15:13:21.86 ID:NrIga4KQ0
金剛「そ、そんなの横暴デース!」

榛名「そうですよ!力に任せて提督の童貞を奪うなんて!」

金剛「ケッコンして童貞まで奪うなんて欲張りすぎデース!!」

比叡「それもこれも2人が喧嘩を止めないからですよ」

提督「えっ?えっ??」

比叡「私だって色々覚悟した上で決めた事です。金剛お姉様には一生恨まれるかもしれませんし、嫌われるかもしれません……」

比叡「でもこれ以上金剛お姉様と榛名が喧嘩するなら……元を断って私1人が嫌われた方がマシです!」

霧島「比叡お姉様……私のメガネが……」

比叡「では私は少し支度がありますから!」
372: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/13(日) 15:20:14.11 ID:NrIga4KQ0
金剛「比叡は何処へ行ったデース?」

榛名「シャワーではないでしょうか?」

金剛「今のうちに提督の童貞をいただいちゃいマース?」

榛名「そうですね……しばらくは戻らないと思いますから」

霧島「見つかったら腕の一本くらいは持って行かれそうですね」

金剛「オウ……」

提督「あ、あの、俺の童貞くんが助かる可能性は……」

霧島「もう良いじゃないですか。そんなもの大切にしていても何も得なんてありませんよ?相手はケッコン済みの比叡お姉様、何も問題ありません」

提督「そっか……そうだな!しかたない俺も覚悟を決めて童貞を捨てるか!」ワクワク
373: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/13(日) 15:24:27.97 ID:NrIga4KQ0
比叡「お待たせしましたー!」

提督「早かったな比叡!じゃあ早速、童貞喪失といくか!」

比叡「司令も協力していただけるんですね!」

提督「仕方ないからな!童貞の1つや2つくれてやるぜ!」

比叡「それは助かります!」

提督「……で、そのシザーマンが持ってたような巨大なハサミは一体」

比叡「はい!このハサミで提督の童貞を奪おうかと!」

提督「……ん?」

比叡「ですから、このハサミで提督の童貞をチョキン!です!」

提督「……ん?」
376: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/13(日) 15:30:10.07 ID:NrIga4KQ0
金剛「ひ、比叡?まさかとは思いますけど……提督のアレを物理的に奪う気デスカ?」

比叡「はい。童貞を奪うのは初めてですけど……気合い、入れて、いきます!」

榛名「比叡お姉様、入れるのは気合いではなくて提督のソレですよ!」

比叡「何言ってるんですか。こんなのが付いてるから喧嘩になるんです!この際司令も女の子と同じ様にするのが一番です!」

霧島「ですがそれだとこの部屋が血溜まりになってしまうのでは……」

比叡「それもぬかりありません!ちゃんと絆創膏を持ってきましたから!」

霧島「あー……それなら、はい、大丈夫ですね……」

提督「誰か助けて!!」
377: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/13(日) 15:37:37.65 ID:NrIga4KQ0
比叡「さあ司令、ジッとしててくださーい」

提督「い、嫌だ……!嫌だ!!」ダッ

比叡「あっ、司令!さっきは協力してくれるって言ったじゃないですかー!」

提督「金剛!助けてくれ!調子良いこと言ってるのは分かってる!でもまだ男でいたいんだ!なんでもするから!」

金剛「なんでも!?」

比叡「司令ー……私の目の前で金剛お姉様に欲情するなんて……やはりそれは切り落すしかありませんね」

提督「ひえー!!は、榛名、助けてくれ!」

榛名「はい!提督の為ならこの榛名、命も投げすてる覚悟です!」

提督「ありがとう!!」

榛名「でも多分榛名は死んでしまうと思うのでその後の事はおまもりできませんが」

提督「ああ……すまん、やっぱり自分でなんとかする」
378: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/13(日) 15:43:04.01 ID:NrIga4KQ0
提督「くっ……霧島はまだメガネが割れたショックから立ち直れてないみたいだし……」

比叡「さあ司令、早く終わらせちゃいましょう♪」シャキーン、シャキーン…

提督「なんでこんな事に……元をたどれば青葉にパンツを渡した所からおかしくなったんだ……」

提督「ちくしょう……青葉ぁ……!青葉ー!!」

ガタンッ

青葉「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん♪ども!青葉ですー♪」

提督「その屋根裏から出てくるのやめろ!!」

青葉「まあまあ♪それより司令官、今日は吹雪さんとあちこちお出かけしてお土産買ってきましたよー♪はい、どぞ」
380: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/13(日) 15:48:24.48 ID:NrIga4KQ0
提督「お土産なんて後で良いからとにかく今は助けてくれ!」

青葉「助ける……ですか?」

提督「実はかくかくしかじかで……」


青葉「なるほど。確かに青葉にも少し責任があるかもしれませんね」

提督「少し?」

青葉「わかりました!青葉がなんとかしましょう!30000円で!」

比叡「青葉さん、あまり邪魔をされると困るんですけど。私たち姉妹の今後の為にも」

青葉「青葉も困っちゃいますー。今後のお小遣いの為にも♪」
391: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 14:24:19.31 ID:TceQc+EK0
青葉「とにかく一度クールダウンしましょう!」

金剛「すべての元凶(青葉)が目の前に現れてクールダウンどころかヒートアップしてるくらいデース!」

青葉「それについては青葉も反省して皆さんにもお土産を買ってきたんですよ!(トランクスを売ったお金の一部で)」

榛名「今更お土産くらいで私たちの機嫌を取ろうなんて……榛名はヘソで茶を沸かします!」

青葉「ヘソで茶を?まぁとにかく見るだけでも見てくださいよ♪あちこち足を伸ばして探し回ったんですから♪」ごそっ

霧島「メガネが……」

金剛「そんなもの見る価値も無いネ!!」

青葉「はいどうぞ♪」

比叡「あ、どうも」

392: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 14:27:30.71 ID:TceQc+EK0
金剛「比叡!何あっさり受け取っているデース!!」

比叡「ひえぇぇぇ!!!!」

榛名「!?」ビクッ

比叡「こ、これは……!」

青葉「はい!金剛さん×比叡さんの薄い本です!」

金剛「薄い?別に普通の厚さじゃないデスカ」チラッ

比叡「ひ、ひえぇ……ひえぇー……」パラパラ

金剛「ホワッ!?」
393: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 14:34:08.26 ID:TceQc+EK0
青葉「とある所から手に入れた貴重な1品なんですよそれ!まるで写真の様なカラー大増50ページ!」

榛名「そのような下品な本でごまかそうだなんて」

金剛「そうデース!こんなの全然うれしくないネ!!」

比叡「ひえー……」パラパラ

青葉「金剛さんと榛名さんには提督本を♪」

金剛「フンッ!艦娘は精巧に描かれていても肝心の提督が名前だけのじゃがいもなら必要なひえー!!」

榛名「そんな……!榛名たちの御相手である提督が……」パラパラ

金剛「私たちの提督そっくりデース……!」パラパラ

比叡「ひえー……」ジッ
394: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 14:39:05.84 ID:TceQc+EK0
青葉「実は青葉が独自ルートで以前から作らせていたものが今日完成したんです。言わば青葉の切り札ですね!」←全員分用意している

金剛「こ、こんなもので……!」←ガン見

榛名「提督が榛名を無理やりこのような……」←ガン見

比叡「ひえー……」

霧島「あのー……」

青葉「あっ!もちろん霧島さんにもありますよ!どぞ!」

霧島「こ、これは!!」

青葉「新しいメガネとマイクです♪メガネの淵にはチョコレートが、マイクの中にはラムネが入っているんですよ♪」

霧島「おお……!ありがとうございます!」
397: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 14:47:05.42 ID:TceQc+EK0
青葉「という訳で今回はこれに免じて許してくれないでしょうか?」

比叡「はい!許しました!」ホクホク

霧島「私も気にしておりません」

金剛「と、とりあえず提督のトランクスの事はこれでチャラにしてあげるネ」

榛名「ですがやはり提督の童貞はゆずれません!」

青葉「ではみなさんで提督をシェアすれば♪」
399: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 14:53:52.72 ID:TceQc+EK0
金剛「シェア?」

青葉「はい!誰が独り占めをするかではなく、みなさんで提督を仲良く分け合うんです!」

霧島「つまり提督の身体を4つに切り離して……」キリッ

提督「最高に滑稽な格好で怖いことを言うな。お菓子ガール」

榛名「仮にそうしたとしても童貞を誰が奪うかの問題は解決していません!」

401: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/14(月) 15:01:39.72 ID:TceQc+EK0
比叡「それに私は金剛お姉様一筋ですから!提督とまぐわりたい気持ちはあまり……」

青葉「何を言っているんですか!司令官の身体1つに金剛型の皆さんは4人という事は5Pですよ?」

青葉「つまり金剛さんが司令官と繋がっている最中の悦とした顔を間近で見たり、金剛さんの身体を触ったり吸ったりする事も可!」

比叡「ひえー!!つまりこの本の様な事も……!」パラパラ

青葉「もちろんです!」

霧島「チェック、ワンツー。ワンツー、ワンツー」

青葉「お二人はどうするんですか?司令官とその提督本の様な事をしたくないんですか?」

榛名「ですから、それはとは別に童貞の問題が……」

青葉「そこも青葉におまかせください♪良い考えがあるんですよー♪」
411: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 10:38:20.01 ID:yMWviRid0
青葉「えーっと、確かこのカバンの中に…………あっ、ありました!司令官、どうぞ♪」

提督「アイマスク?」

青葉「はい!どこでも安眠出来るよう張り込み記者の必須アイテムですから♪」

提督「これでいいか?」

青葉「ありがとうございます!ではそのまま布団に寝転がって手をバンザイしてください」

提督「こう?」スッ

ガチャッ

提督「え?何これ?」

青葉「手錠ですよお♪記者としての必需品です!」

提督「へー、そうなのかー」
412: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 10:39:06.84 ID:yMWviRid0
青葉「後は手錠をこの縄でくくりつけて……」ギュッ

金剛「なんだか色々出てきますネ。4次元バッグデース」

カシャン

青葉「おっと失礼。これはしまって……」

榛名「今何か注射器みたいな物が落ちませんでしたか?」

比叡「ヒエー……」

青葉「もう片方をこの柱に固定っと」ギュッ

青葉「同じように足にも手錠と縄で固定して……はい、完了です♪」

提督「青葉ー、見えないんだけど俺今どう言う状態ー?」

青葉「はい!ばっちり身動きが取れない状態ですう♪」

提督「そうか。だろうな」
413: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 10:47:19.38 ID:yMWviRid0
青葉「そうでした。最後にこのヘッドフォンを装着しますね」

提督「ヘッドフォン?何も音楽は流れてないぞ?」

青葉「今から霧島さんの加賀岬が大音量で流れますからご安心ください♪」

霧島「デデンッ!デーデレデー!」

提督「おいこいつイントロから歌い始めたんだけど!!せめて他の音楽にしてくれ!!」

青葉「でも今は持ち合わせが……衣笠ちゃんの司令官を想いながらの就寝前1人エッチ音声しか無いんですけど」ポチッ

『大丈夫?キツくなぁい……?衣笠さんは大丈夫だから、もっと突いてーー」

ダダダダダダッ

衣笠「あーおーばぁー!!」

青葉「ひゃー、いつの間に」


没収された
414: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 10:53:19.35 ID:yMWviRid0
霧島「かーげーひーそめー!ラーイーチせーのびー!!行く当てもーなくうぅぅー!!」

提督「おいこいつ歌詞がもう滅茶苦茶だぞ!!ちょっと!誰か聞いてる!?」

霧島「きりしぃ~まぁ~みぃ~さあぁぁきぃぃぃ~!!」

提督「とうとう霧島岬とか言い出したんだけど!!ちょっとー!?おーい!!」


青葉「では司令官の視覚と聴覚を奪った所で……よいしょっ」

ズリッ

金剛「はぎゃあああ!!!!」

榛名「はわわー!!!!」

比叡「ヒエー!!!!」

霧島「マイクチェック、マイクチェック。なんだか右に傾いていますね」ニギニギ

青葉「ああ、まだ握ったりしちゃダメですよ!」
415: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 10:58:56.00 ID:yMWviRid0
提督「おーい、なんか下半身がスースーするんだけどー」

金剛「ビンビンデース……!」

榛名「15.2……いえ、まさか20㎝砲……?」

比叡「ヒエー!ヒエー!」チラッチラッ

霧島「何やら先さら変な液体が」スッ

青葉「先っぽにラムネを乗せないでください!……と、では説明を始めます!」
416: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 11:16:13.28 ID:yMWviRid0
青葉「今から