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SS17

漣「本当は?」曙「提督を愛してる」


1: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:00:14.62 ID:EhTmhc2eo

~七駆の部屋~


曙「あんのクソ提督! また潮にセクハラして……!」

漣「どーどー。せっかくのボノの可愛い顔が台無しだよ~?」

曙「潮も潮よ! もっとガツンと言い返さないとエスカレートするわよ!?」

潮「う、潮にできるかな……」

朧「出るとこ出たほうが早いんじゃないかな」

漣「ボーロはさらっと凄いこと言うねぇ」

曙「それが出来たら苦労はしないわ。艦娘の意見具申なんて、もみ消されるのがオチよ」

曙「全部クソ提督が悪いわ! 職権乱用でセクハラとか、サイテーもサイテーよ!」

漣「本当は?」

曙「私に構ってほしい」


2: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:01:16.05 ID:EhTmhc2eo
※東京03のパクリやで
他SSのネタ使い回しだけど許せ



曙「なぁっ……!?」

漣「ボノの寝てる時に耳元で呟き続けた甲斐がありましたなぁ(・∀・)」

曙「ちょ、何してくれてるのよ漣!」

潮「えっと、どういうこと?」

漣「ボノにはね、『本当は?』って質問すると逆のことを言っちゃう魔法をかけたのだよ。エッヘン」

朧「それって催眠術って言うんじゃ?」

曙「そんなくだらないことしてる暇があったらしっかり寝て体力回復させなさいよ!」

曙「ホント、七駆の恥さらしなんだから!」

漣「本当は?」

曙「かけがえのない仲間」

3: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:02:08.13 ID:EhTmhc2eo

曙「くぅ……!!!」

漣「ま、ざっとこんなもんですな」

潮「すごーい。あの曙ちゃんを素直にさせちゃうなんて」

曙「素直じゃない! 全部操られてるだけだし、口から出てるのはただの反対語だから!」

朧「本当は?」

曙「恥ずかしくて言えない本音」

4: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:03:01.98 ID:EhTmhc2eo

朧「なるほど、こうやって使うんだね」

漣「うーん、でも今のは50点ってところかな」

曙「朧……あとで見てなさいよ……!」

漣「つまりね、普段聞けないボノの"デレ"の部分が聞けちゃうわけですよ!」

曙「冗談じゃないわ! どうしてあんたたちなんかにイジられなきゃならないのよ!」

漣「本当は?」

曙「七駆のみんなと仲良くなりたい」

5: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:03:48.12 ID:EhTmhc2eo

漣「ktkr!」

潮「ほ、ホントにこれ曙ちゃん?」

朧「なんだか、可愛い……」

曙「~~~~ッ!!!!」

漣「んじゃ早速メインディッシュと行きましょう!」

曙「もう何も言わない!! 何聞かれても反応しないから!!」

朧「メインディッシュって?」

漣「もちろんご主人様について」

曙「んー! んー!」

潮「曙ちゃん、口をぎゅっと閉じてる……」

漣「ボノって実は提督ラブだよね」

曙「ハ、ハァ!? 何をどう間違ったらそうなるのよ!!」

漣「本当は?」

曙「提督を愛してる」

6: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:04:41.93 ID:EhTmhc2eo

曙「ギャーーーーーーー!!!!」

漣「ウマー♪」

曙「イヤーーーー!!! ウワーーーー!!!」

潮「曙ちゃん! 落ち着いて!」

朧「漣はこれがやりたいためだけに一か月毎晩遅くまで起きてたの?」

漣「ふっふーん。貴重なシーンだったでしょ?」

潮「ってことは、本当はやっぱり曙ちゃんって提督のこと嫌いじゃないんだね、よかったー」

曙「やっぱりって何よ!! なんでそうなるのよ!! 何が『よかったー』なのよ!!」

潮「だって仲が悪いよりは良いほうがいいと思って……」

曙「潮は知らないでしょうけど、潮がこの鎮守府に来る前は私にまでセクハラしてきてたのよ!? クソもクソ、クソオブザクソ提督よ!!」

漣「本当は?」

曙「また私にちょっかい出してほしい」

7: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:05:26.13 ID:EhTmhc2eo

曙「無いからぁ!! 一ミリもそんなこと思ってないからぁ!!」

漣「と言うことは、ボノは潮ちゃんに提督を盗られてヤキモキしてたんですねわかります」

曙「ちっがーーーーーーう!!!!」

潮「ご、ごめんね曙ちゃん。そうとは知らなくて……」

曙「なんで謝ってんのよ! ホントに私がクソ提督にセクハラされたいみたいになってんじゃないのよぉっ!」

漣「本当は?」

曙「提督に抱きしめられたい」

8: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:08:08.62 ID:EhTmhc2eo

曙「海の底には……何があるのか、な……」チーン

朧「轟沈しちゃったけど……漣も駆逐棲姫並だね」

漣「いつものボノの言葉の裏を知っておくと、可愛さ10倍増しになってヤバイことを二人にも教えてあげようと思いまして」

潮「うんうん、曙ちゃん可愛いよね」

曙「か、かわいくないし……」

漣「ボノもご主人様には可愛いって言ってもらいたいでしょ?」

曙「有り得ないわっ!!」

漣「本当は?」

曙「言ってもらいたい」

9: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:10:02.60 ID:EhTmhc2eo

朧「曙って、意外と乙女?」

曙「なんなのこの拷問……」

漣「拷問とは失礼な。自白強要してるわけじゃないんだからっ! 勘違いしないでよねっ!」

曙「覚えときなさいよ、漣……!」

朧「たしかにそうだけど、これって誘導尋問だよね?」

潮「鹵獲した敵にも有効かな?」

漣「いやいや、これは漣がボノ用に開発した対ツンデレ戦術だからね?」

曙「○すッ!! 漣、○すッ!!! 漣なんて大ッ嫌い!!!」

漣「本当は?」

曙「心から頼りにしてる」

10: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:10:57.36 ID:EhTmhc2eo

漣「あ、あはは……今のはガチっぽくてちょっとドキっとしたかも」

曙「うぅぅぅ……」

朧「漣は最古参だからね、あたしたちも信頼してるよ」

潮「ねー」

漣「や、やめてよみんなー。漣が照れてもしょうがないじゃん」

朧「次は曙に何を聞く?」

曙「ちょっと!! まだやるの!?」

漣「そりゃ、次はボーロのことをどう思ってるかじゃない?」

朧「そっか。ねえ曙、あたしのことはどう思ってる?」

曙「どうとも思ってない!! うぬぼれんな!!」

朧「本当は?」

曙「朧のことをもっと知りたい」

11: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:14:50.50 ID:EhTmhc2eo

曙「……今のは本音よ。認めてあげるわ」

朧「そ、そっか。こっちまで恥ずかしくなるなぁ……」

漣「ボーロはあんまり自分を前に出さないからね。もっと自分の意見とか気持ちとか言っていいんだよ?」

朧「うん。曙もそう言ってくれたし、ちょっと頑張ってみよっかな」

曙「他人の顔を伺うだけより100倍マシね」

潮「本当は?」

曙「朧は努力家かわいい」

12: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:16:04.04 ID:EhTmhc2eo

朧「あ、ありがと……えへへ」

曙「潮まで何やってんの!? クソ恥ずかしいんだけど!?」

潮「ひゃぁっ……」

漣「もー、ボノ? 潮ちゃんに大声で怒鳴ったらかわいそうでしょ?」

曙「私をおちょくろうなんて、潮のくせに生意気ね」

潮「あ、曙ちゃん、そんなつもりは……」

曙「あんたなんか提督の慰み者になっちゃえばいいんだわ!」

漣「本当は?」

曙「潮のおっぱいがうらやましい」

13: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:16:34.89 ID:EhTmhc2eo

曙「そ、そ、そ、そんなことないからぁっ!!!」

潮「は、恥ずかしいな……」

漣「ボノのちっぱいも素敵だぜ?」

曙「うっさい!!!」

漣「でもね、ご主人様は別におっぱいの大きさとか気にしてないよ?」

曙「え、そうなの?」

漣「お、釣れた」

曙「うがああああああ!!!!!」

14: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:17:33.40 ID:EhTmhc2eo

朧「やっぱり気にしてるんだね」

曙「どうでもいい!! クソ提督とか胸とかどうでもいい!!」

漣「自分にもっと胸があったら潮ちゃんとバトンタッチできるのになー(声真似)」

曙「[ピ―]!!!」

潮「でも、胸なんて無いほうがいいよ……?」

曙「だから私だって要らないって言ってるでしょ!!」

漣「本当は?」

曙「たまにマッサージしてる」

15: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:18:11.55 ID:EhTmhc2eo

曙「フンッ!! フンッ!! フンッ!!」

朧「突然腕立て伏せ始めた!?」

漣「それってむしろ筋肉ついてバストサイズ上がるんじゃない?」

潮「あたしは曙ちゃんがうらやましいよ? 曙ちゃんみたいにスマートになりたいな」

曙「潮……そ、そうね。あんたはもっとダイエットしなさい!」

漣「潮ちゃんは食べても全部胸に行くから必要ないよー」

潮「そ、そんなことないよ! 最近少し太っちゃって……」

漣「ボノのちっぱいもスタイリッシュで素晴らしい」

曙「もう頭に来た!! 一発殴らせなさい!!」

朧「本当は?」

曙「コンプレックスを褒めてもらえて嬉しい」

16: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:20:50.28 ID:EhTmhc2eo

曙「がるるるる……!!! がうがう!!! がうがう!!!」

朧「狂犬になって襲ってくる!?」

漣「夕立ちゃんの専売特許をトレスするなんて、曙恐ろしい子」

曙「がぶっ!!!」

漣「はにゃ~っ!! 痛い、痛いってば!! お尻はやめてッ!!」

潮「で、でも、提督が胸とか気にしないであたしたちのことをちゃんと見てくれてるのはホントだよ?」

曙「だからどうでもいいって言ってんでしょ! そんな情報!」

漣「本当は?」

曙「すっごい安心した」

17: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:22:02.35 ID:EhTmhc2eo

曙「泣くわよ!? キャラとか忘れて全力で泣くわよ!?」

漣「曙が! 泣くまで! いじるのを! やめない!」ドヤァ

朧「なんで漣がどや顔してるの」

潮「漣ちゃん、曙ちゃんがかわいそうだよ。もうやめよう?」

漣「だが断る」

曙「……ふん。潮にフォローされても嬉しくないわ」

曙「だいたい、さっきから胸が無いほうがいいとか、提督の本音を知ってたりとか、上から目線でうざいのよ!」

潮「うぅっ……」

曙「あんた何様のつもり!? 私に勝ってることを自慢したいの!?」

曙「一人だけ改二になるまで練度を上げてもらえて、ホントむかつく!!」

漣「本当は?」

曙「提督と一緒に居る時間が長くて羨ましい」

18: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:23:24.93 ID:EhTmhc2eo

潮「じゃ、じゃぁ曙ちゃんの錬度を上げてもらえるよう具申しておくね?」

曙「やめて……その優しさがつらい……」

朧「結構嫉妬深いんだね、曙って」

曙「だ、誰がクソ提督なんかのことで嫉妬してるって!? そんなわけないから!!」

漣「ついに何もせずとも本音が飛び出し始めましたなぁ」

朧「うん、今のはあたしでもわかった」

曙「もうどうすればいいのよッ!!」

朧「でも、潮のことを曙が嫌いになったらあたし嫌だな」

漣「で、そこんところどうなんですか曙さん?」

曙「大ッ嫌いだって言ってるでしょ!!」

漣「本当は?」

曙「七駆の天使」

19: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:24:08.46 ID:EhTmhc2eo

朧「なんか思考が漣に似てきてない?」

漣「うーん、ちょっとやり過ぎたか」

曙「許さない……っ! 絶対に許さないからぁっ!」

漣「でも良かったね潮ちゃん。ボノね、潮ちゃんのこと大好きだって」

潮「う、うん。でもね、そうなんじゃないかって思ってた」

朧「どういうこと?」

潮「お風呂上がりにタオル置いておいてくれたり、寝る前に布団を整えてくれたりしてるの、潮知ってるよ」

曙「さ、さぁ。一体なんのことかしら?」

朧「ここまで来てシラを切るつもりなんだ……」

曙「べ、べつにあんたたちのことを思ってじゃないから! 私がちょっと潔癖なだけよ!」

漣「本当は?」

曙「いつもひどいこと言ってるせめてもの罪滅ぼし」

20: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:24:47.99 ID:EhTmhc2eo

朧「そ、そうだったんだ……気づかなくてごめんね」

曙「うわぁぁぁぁん……ひぐっ、ぐすっ……」

潮「あ、曙ちゃん! 泣かないで!」

曙「これだけは知られたくなかったよぉ……」

漣「キャラ崩壊した泣き顔もそそられる……!」

朧「いい趣味してるなぁ漣は」

漣「でも、そんなの気にしなくてもいいのにね。ボノがホントは良い子だってみんなわかってるよ」

曙「……それはそれで負けた気がする」

朧「どっちもどっちだなぁ」

曙「私自身、自分が嫌われ者だってわかってるから。嫌われて仕方ないのも自覚してる」

曙「だから、そんな自分をよく見てもらおうなんておこがましいのよ」

漣「本当は?」

曙「みんなに嫌われたくない」

21: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:32:28.15 ID:EhTmhc2eo

曙「」ダキッ

潮「え、えっと、曙ちゃん……? ちょっと苦しいよ……」

漣「今は抱き留めてあげなよ、潮ちゃん」

潮「う、うん……よしよし。曙ちゃんは良い子だね」

曙「…………」グスン

朧「大丈夫だよ曙。この鎮守府に曙を嫌ってる人なんて居ないよ」

曙「……べつに、どうだっていいわよ」ギュッ

漣「鎮守府の全員にアンケート調査してこようか?」

曙「だ、だめ! やめて! あんたが言うとシャレにならないのよ!」

朧「提督に言えばいいんじゃない? 全体に通達するように」

曙「話を大きくしないで!!」

22: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:33:12.31 ID:EhTmhc2eo

漣「そだね、ご主人様にだけは曙の口から言ったほうがいいかも」

潮「そうだよ、きっと提督も曙ちゃんの本音が聞けて嬉しいと思うよ」

曙「……そんなことないわよ。だって、私のことを一番嫌ってるはずだもの」

朧「どうして? いつもクソ呼ばわりしてるから?」

曙「それもあるけど、昔漣が秘書艦だった時にね、ボロクソにこき下ろしちゃったから……」

漣「あー、あれはひどかったなー」

朧「どんな風に?」

漣「『どうせ私の裸が見たいだけなんでしょ!? ホント童貞はキモイわね!! あたしにだけは近づかないでくれる!? あんたと一緒になんて居たくないの!! どうせ脳内であたしのこと考えてるんでしょ!! ホントやめてよね、汚らわしい!! これからは極力接触しないでほしいんだけど!! 名前も呼ばないでくれる!?』」

潮「今思うと、全部反対なんだね」

曙「もう言い返す気力も無いわ……」

23: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:34:11.67 ID:EhTmhc2eo

朧「それで提督は基本大淀さんを中継してあたしたちと連絡取ってるんだ」

漣「第一艦隊の旗艦になる子は秘書艦になるから、レベリングされる子は提督といつも一緒だよね」

潮「う、うん。そうだね」

朧「そう言えば曙が一番錬度低いよね……」

曙「……自業自得よ。自分で蒔いた種だもの、もうあきらめてるわ」

漣「本当は?」

曙「提督に本音を明かしたい」

24: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:35:05.35 ID:EhTmhc2eo

曙「い、いや、そんなことは、ないから……」

朧「じゃぁ今の状態の曙を司令室まで連れて行く?」

曙「やめてッ!! お願いッ!!」

漣「うーん、それはボノのためにならないよ」

漣「自分から進んで言えるようになるまでは、七駆の間で本音を言う訓練しよう?」

曙「うぅ……べ、べつにそんなのしたくない……」

漣「ホ」

潮「ま、待って。漣ちゃん、もうそれを使わなくてもいいんじゃない?」

漣「……ここは潮ちゃんに免じて許してやろう」

曙「あんたに許される謂れが全く理解できないんだけど……」

25: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:35:36.27 ID:EhTmhc2eo

潮「曙ちゃんにはね、たまにでいいから本音でしゃべってほしいな」

朧「そうよ。あたしたち七駆の仲間でしょ?」

曙「……う、うん」

漣「ツンデレも嫌いじゃないけど、ボノが本音を言えなくて悩んでるのはもっと嫌だよ」

曙「……ありがと」

朧「素直が一番だね」

潮「曙ちゃんの良いところ、みんなにも知ってもらいたいなー」

曙「もうやめて……恥ずか死ぬ……」

26: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:36:33.57 ID:EhTmhc2eo

漣「それもこれも漣のおかげです! 感謝してよね」

曙「釈然としないわ……」

朧「この催眠術の効果っていつ頃切れるの?」

漣「え」

曙「え」

漣「……あ、漣、ご主人様に呼ばれてたんだった」タッ

曙「ちょっと待ちなさい」ガシッ

朧「……じゃぁ、『本当は?』って聞くのはあたしたちだけの秘密にしないとね」

潮「秘密を共有するのって嬉しいね、えへへ」

漣「ねぇ今どんな気持ち? ねぇねぇ(^Д^)」

曙「漣ィ!!! 歯ァ食いしばんなさい!!!」

27: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:37:46.36 ID:EhTmhc2eo

~司令室~


コンコン

漣「漣、入室します」ガチャ

大淀「あ、漣さん……って、どうしたんですかその顔? 腫れ上がってますけど」

漣「友情の証です!」

大淀「はぁ。それで、提督に御用ですか?」

漣「ご主人様から特務を預かってまして、遂行したのでご報告にあがりました!」

大淀「特務……?」

漣「コレを届けるよう言われてまして」

大淀「ICレコーダーですか」

漣「あ、あと、漣からご主人様へ伝言があります」

大淀「はい、なんでしょう」

28: ◆/CNkusgt9A 2015/09/26(土) 15:40:25.85 ID:EhTmhc2eo

漣「『いつか本人が自分の口から伝えるので、その時までは胸にしまっておいてください』ってのでお願いします」

大淀「……承りました」

大淀「それで、データの中身を確認しても?」

漣「いいですよん♪」

大淀「それでは失礼して……」


ピッ


『 漣「本当は?」 曙「提督を愛してる」 』





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2018/09/17(月) /  未分類 TB(0) CM(0)

SS16



【艦これ】漣「ご主人様って頼み込めばキスくらいさせてくれそうかも!」




1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/17(火) 00:07:22.19 ID:U+g9xknG0

陽炎「……はあ?」

漣「だーかーらぁー!ご主人様なら頼めばキスくらいさせてくれそうじゃない?」

曙「漣、あんたまたバカになったの?」

漣「ムキー!!」

時雨「提督はすっごく真面目だからね」

長波「そうそう。ありゃー真面目と堅物を具現化した様な人間だぞ」

睦月「にゃはは、確かに笑ってるところを見た事ない気がするにゃしぃ」

黒潮「なんや不知火みたいな感じやもんなぁ」

漣「こうなったら実力行使!目にもの見せてやんよ!!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1484579241




2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/17(火) 00:12:01.77 ID:U+g9xknG0

漣「ご主人様~!」

提督「漣、入ってくるときはノックくらいする様いつも言っているはずだが」

漣「それどころじゃありませんよ~!大変なんです!たーいーへーん」

提督「何がだ」

漣「ご主人様の大切な漣が駆逐艦仲間からバカにされているんです!」

提督「そうか」

漣「リアクション薄っ!はいはい、仕事ストップ!ストーップ!!」



3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/17(火) 00:14:24.22 ID:U+g9xknG0

漣「そんな漣を救えるのはご主人様だけなんです!」

提督「漣」

漣「はい!」

提督「忙しいから後にして貰っていいか。三年後くらいに」

漣「はにゃー!分かりました!すぐ終わりますから!」

漣「漣にキスをしてください!」



4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/17(火) 00:17:35.73 ID:U+g9xknG0

提督「漣」

漣「はい!」

提督「また馬鹿になったのか」

漣「馬鹿じゃありませんから!」

提督「……馬鹿になったのか」

漣「さぁご主人様ー♪ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ♪ちゅーっとして貰えればすーぐ帰りますから」

漣「ちゅっちゅっちゅっちゅっ♪はーやーくー」

提督「漣」

漣「ちゅっちゅっちゅっ♪」

提督「頭がおかしくなったのか」



5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/17(火) 00:21:27.48 ID:U+g9xknG0

ガチャッ

陽炎「あっ、帰ってきた」

漣「ブチュウキター!!」

陽炎「なにあんたやっぱり馬鹿になったの?」

潮「さ、漣ちゃんを悪く言わないでください……!漣ちゃんは元からバカなんです……!」

漣「いやぁ~、ご主人様にもバカになったとか頭がおかしくなったのかとか心配されたけどね~」

漣「鳥の真似してちゅっちゅっ言ってたらチューしてくれましたよ!ええ!」

曙「漣、あんたバカなの?バカなのね」



24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/17(火) 23:59:41.08 ID:U+g9xknG0

漣「もう、なんなのさぁ!漣の言う事が信じられないとでも!?」

陽炎「うん」

漣「はにゃあ!」

曙「私も信じてないわよ」

潮「あ、あの……漣ちゃんもこう言ってますから……」

漣「潮ちゃーん……」

潮「もうそういう事にしてあげれば良いんじゃないでしょうか……」

漣「!」



25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/18(水) 00:04:25.47 ID:usYDIivs0

漣「納得いかない納得いかない納得いかない!何この勝負に勝って試合に負けた感じ!マジありえねぇ!」ジタバタ

陽炎「仕方ないでしょ。あんたの日頃の行いよ」

漣「じゃあ陽炎が行って確かめればいいだしょ!」

陽炎「嫌よ。ってかだしょって何よ」

秋雲「まぁまぁ、みんなここはこの秋雲さんに任せな!ちょーっと行って確かめてくるさぁー♪」

夕雲「それじゃあ夕雲型を代表して行ってきてくれるかしら♪」

陽炎「よし、陽炎型の末妹としてしっかり確認してくるのよ!」





26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/18(水) 00:09:15.61 ID:usYDIivs0

秋雲「提督提督ー」

提督「秋雲、お前にもノックくらいしろといつも言っているだろう」

秋雲「なになに?急に見られちゃまずい事でもしてるとかー?むふふっ」

提督「…………」

秋雲「おっふ……仕事ばっかしてないで何か言ってよ~」

提督「秋雲、ちょっと静かに」

秋雲「ねぇねぇ提督、漣ちゃんとキッスしたりしたー?」

提督「ああ、さっきな」

秋雲「マジで!?」

提督「秋雲、もう少し声のボリューム下げれないのか」

秋雲「えー、じゃあ秋雲さんにもキッスしてみー?ほれほれ♪」



27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/18(水) 00:12:53.60 ID:usYDIivs0

ガチャッ

陽炎「あっ、帰ってきた。どうだったー?」

秋雲「…………へ?」

夕雲「だからどうだったの?」

秋雲「うん……まぁ、普通にキスしてくれた」

陽炎「はあ!?」

漣「だしょ?だしょ!?ほーら、やっぱり頼めばしてくれるんだって!」

漣「あっ、でも漣以外ともあっさりした事に怒りを隠しきれませんけどね!!」





28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/18(水) 00:18:36.32 ID:usYDIivs0

陽炎「でも、ねぇ?」

陽炎「漣と同じで秋雲も信用できないって言うか」

夕雲「秋雲さんも色物枠だから……」

秋雲「あれ?いく前は陽炎型と夕雲型の代表みたいに言われてた筈じゃ」

漣「ちょっとちょっと!まるで私まで信用できないみたいに言われてるんですけど!」

陽炎「それに関してはあんたの姉妹も苦笑いしてるじゃない」





29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/18(水) 00:27:19.96 ID:usYDIivs0

陽炎「仕方ないわねぇ。ぬいぬい!」

不知火「なんでしょう」

陽炎「この子は無愛想で無口で何考えてるのかさっぱり分からないけど嘘だけは言わないわ」

不知火「とりあえず今の言動に対しゲンコツで殴らせてもらいます」ゴチン

陽炎「ぎゃふんっ!……ど、どうかしら?この子はやると言ったらやる!嘘はつかないわ!」

不知火「やれやれ。姉さんがそこまでこうべを垂れて頼み込むのなら協力するしかありませんね」





32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/19(木) 01:06:45.33 ID:3FWZqTWT0

コンコン

提督「ん」

不知火「不知火です。失礼してよろしいでしょうか」

提督「ああ、入ってくれ」

不知火「失礼します」


提督「…………」

不知火「なんでしょうか?……不知火に落ち度でも?」

提督「いや、他の連中と違って不知火はしっかりしていると感心していた」

提督「姉として秋雲にもよく躾けておいてくれると助かる」

不知火「分かりました」

提督「すまんな。本当なら長女に言うところなんだが……どうも秋雲は陽炎に似てしまったらしい」



33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/19(木) 01:10:07.08 ID:3FWZqTWT0

不知火「司令、そろそろ本題に入ってもよろしいでしょうか」

提督「なんだ?」

不知火「司令は漣さんや秋雲とキスをしたんでしょうか?」

提督「ああ。不知火も知ってるって事は罰ゲームか何かだったのか?」

不知火「いえ」

提督「今忙しいから罰ゲームのネタに使うなと伝えておいてくれ」

不知火「了解しました。では失礼します」



34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/19(木) 01:15:15.79 ID:3FWZqTWT0

ガチャッ

陽炎「帰ってきたわね」

秋雲「どうだった!?ちゃんとしたって言ってたでアイタタタ!はひ?はんへふへはれへるほ!?(なに?なんでつねられてるの!?)」

不知火「司令からしっかり躾けるように言われて来ました」

漣「あははっ、怒られてやんのぁたたたたた!!」

不知火「あなたも躾けの対象です」

陽炎「ちょっとまずいわよ。他の姉妹の子に躾けなアイタッ!!あだっ、イタイイタイ!?なに!?なんで頭突き!?」

不知火「あなたの躾けも頼まれました」



35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/19(木) 01:24:09.66 ID:3FWZqTWT0

不知火「さて、一通り躾けが終わったので言いますが、どうやら2人の言っていた事は本当の様です」

陽炎「マジで!?」

不知火「マジです」

漣「ほれほれ!いったじゃん!」

陽炎「うーん……信じられないけどこの子が嘘つくなんて思えないし……」

秋雲「もしかしてぬいぬいちゃんもキスしてきたとか?」

不知火「いえ、不知火はそれだけ聞いて戻ってきました」

陽炎「はあ!?あんたバカァ!?いたいっ、ごめんなさい!」

黒潮「せやけどこれは陽炎の言う通りや。この流れから行って提督は



43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/20(金) 00:54:59.07 ID:mpYXNYUa0

黒潮「司令はんは、なあ!あれやで?」

不知火「なんですか」

黒潮「漣ちゃんや秋雲が同じ様に来てキスして行ったんや。そらもう不知火がそう言う話題出して来たら期待してしまうやろ?」

不知火「つまり司令は不知火がキスをすると思ったと?」

黒潮「それやのになーんも無しで帰って来てしまうやなんて、そらあんまりにも殺生やで」

不知火「そうでしょうか?」

黒潮「せや!わかったら早よぉ行ってキスして来たり」

不知火「不知火が司令に……分かりました」

黒潮「フヒヒ、こりゃおもろい事になってきよったで……」



44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/20(金) 00:58:43.61 ID:mpYXNYUa0

不知火「それでは行ってきます」

黒潮「きーつけてなー」

ガチャッ

不知火「!」

金剛「フッフッフッ…………」

暁「金剛さん?」

金剛「手作りクッキーをたくさん焼いたのでおすそ分けに来たのデスガ……いい事を聞いたデース」

不知火「いい事?」

金剛「とぼけても無駄デース!今なら提督に頼み込めばヤラせてくれると言ってるのたネ!」

不知火「卑猥な言い方はやめてください」



47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/20(金) 01:03:49.71 ID:mpYXNYUa0

金剛「と言うわけで私は今からクッキーをを持って行ってお礼に提督としっぽり子作りキメてやりマース!」

不知火「やはりキスで子供が出来るんですか?」

金剛「ヘイヘイ、そんなお子ちゃまにはクッキーをあげるから部屋で食べていればいいネ!」

金剛「さぁ、提督の待つ執務室へー……ゴー!」

黒潮「ちょっ、まちぃな!!」

金剛「待てと言われて待つバカはいないね!提督のアレをアレするのは私デース!」スタコラサッサ

雷「金剛さん!まって!!」

雷「このクッキー、金剛さんが1人で作ったんですよね!?妹さんは手伝っていませんよねー!?」



48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/20(金) 01:09:34.50 ID:mpYXNYUa0

天津風「匂いは大丈夫みたいね……島風、あんた食べて見なさいよ」

島風「おっふ……」

白露「イッチバーン、イッチバーン、イッチバーンバーン」

白露「あれ?こんな所にクッキーが!白露がイッチバーンにいっただきー♪」

夕立「ぽぽぽ、食べちゃ危……モゴモゴ!」

時雨「夕立、少し静かにしててね……白露、それで味はどうかな?」

白露「うん!おいしいおいしい!」

時雨「そう。じゃあ皆、僕たちもいただこうか」



49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/20(金) 01:14:50.28 ID:mpYXNYUa0

金剛「ノオオォォォォー!!!!」

ガチャッ!

金剛「よくも騙してくれたネ!」

雷「金剛さん、ごちそうさま。とっても美味しかったわ」

時雨「紅茶が欲しくなる味だったね。最高だったよ」

金剛「どういたしましてー……じゃなくて!全然キスとかしてくれなかったデース!」

漣「えっ?」

陽炎「ちょっと、どう言う事?やっぱり嘘だったの?」



50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/21(土) 00:59:01.38 ID:+pBt7Tec0

不知火「不知火は嘘などついていませんが」

漣「その通り!漣達は無実なのです!」

曙「無実ってなによ」

黒潮「でも金剛はんえらいおこっとったしなぁ」

陽炎「そうね。この子ってば嘘はつかないけど変な冗談は言うから」

陽炎「おまけに無表情でわっかりにくい冗談なのよね。無愛想って言うか」

陽炎「未だにシャンプーハットないと頭洗えないし、あと寝るときは指吸ってるし」

陽炎「この前試しに指を口元にやったら朝まで吸われてふやけちゃったし」

陽炎「あー、あと夜に1人でトイーー」

ゴスンッ!!

不知火「いい加減にしないと殴りますよ」



51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/21(土) 01:03:14.20 ID:+pBt7Tec0

不知火「だいたいそこまで信用出来ないなら自分で行けばいいじゃないですか」

陽炎「やーよ。いきなりキスしてなんて馬鹿な事頼めるわけないじゃない」

不知火「本当にぶん殴りますよ」

陽炎「どこかに真面目で絶対に嘘をつかないような子はいないかしら」

大潮「はいはい!それなら大潮いい人を知っていますよー!ほい!」

朝潮「えっ?えっ??」

陽炎「なるほど!朝潮ちゃんの言う事なら間違いなさそうね!」



54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/22(日) 00:10:53.76 ID:k7b4Zozf0

陽炎「朝潮ちゃん、お願い!真実を突き止めるにはあなたの協力が必要なのよ!」

夕雲「確かに朝潮さんなら真面目ですから、真偽に関わらずどう言う結末になったとしても許されそうね」

陽炎「うちの不知火がもっと人徳があって清らかならこんな事にならなかったのに」

陽炎「ごめんなさい、うちの不知火がこんな信頼度しかないばっかりに朝潮ちゃんの手をわずらわせちゃって」

陽炎「ほら、あんた達も姉妹として不知火の不甲斐なさを詫びなさい!」

黒潮「い、いや、うちは不知火は頑張っとると思うで……?なぁ?」

浜風「はい。不知火姉さんは素晴らしい人柄です」

陽炎「はあ!?何言ってんのよ!もっと…………あっ」

ヒュンヒュンヒュン……ッ



55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/22(日) 00:18:11.09 ID:k7b4Zozf0

ヒュンヒュンヒュン……

磯風「あの体を小さく縮こませて頭を振り子のように振りながら∞を描くスタイルはまさか……」

黒潮「ああ、まちがいあらへんよ。アレは古より伝わりし伝説のブロー。ヌイプシーロール……!」

黒潮「左右から連続して放たれるフックは全てが一撃必殺の正に大砲。目標は死ぬ!」

綾波「でしたら止めた方が良いのでは……」

黒潮「せやな。……すぅーっ」

黒潮「しっらぬい!しっらぬい!!」





56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/22(日) 00:28:33.63 ID:k7b4Zozf0

陽炎「ヌイプシーロール?面白い。また返り討ちにしてやるわ!」

不知火「……」

ボッ!!

涼風「いけいけ~!火事と喧嘩はでかい方が良いって言うしよぉ!」

漣「はにゃぁ!確かに凄まじい連打……でも全て両手でブロックしてる!」

時雨「確かに体は殴られてサンドバッグのように左右へ揺れているけど両者ともに腰を落として拮抗状態だね」

陽炎「どうしたのよ不知火!そんな事じゃこの陽炎は倒せないわよ!」

不知火「でしょう、ね!」

バキッ!

陽炎「かはっ……!アッパー……?まさか完成させたと言うの?新型ヌイプシーロール……!」

黒潮「左右の動きにプラス縦の動きまで!?こりゃえらいこっちゃで……!」

朝潮「あの……そろそろ行ってもよろしいでしょうか」

黒潮「ああ、よろしゅう頼むわ」

曙「ってかいい加減止めなさいよ。何これ」



57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/22(日) 00:33:24.72 ID:k7b4Zozf0

黒潮「はいはい、3分経ったから試合終了やでー」

暁「ね、ねぇ……陽炎さんと不知火さんって仲が悪いの?」

黒潮「はい?」

雷「だってあんなボロボロになるまで!」

黒潮「いやいや、あの2人はなんやかんや仲はええよ?多分陽炎型で1番仲ええんちゃうか?」

黒潮「ほれ、見てみぃ」


不知火「新型ヌイプシーロールでも倒しきれないなんて……さすが姉さんといった所ですね」

陽炎「そっちこそ。腕を上げたじゃない」

ダキッ


曙「いやほんと、何この茶番」



58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/22(日) 00:41:22.52 ID:k7b4Zozf0

黒潮「せや、面白いもん見せたるわ。これは前、夜中に撮った動画なんやけどなあ」



陽炎「むにゃむにゃ…………んー……ん?不知火……?」

不知火「はい」

陽炎「はいじゃないわよ。なにそんな所で突っ立ってんの?風邪ひくわよ?」

不知火「姉さんのベッドに入れてもらうタイミングを見計らっていました」

陽炎「バカねぇ。そんなの見計らってないでサッサと入りなさいよ」

不知火「はい」





59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/22(日) 00:46:53.53 ID:k7b4Zozf0

陽炎「わっ、冷たっ……どんだけ突っ立ってたのよ?」

不知火「30分くらいですね。気持ち良さそうに寝ていたので起こすに起こせませんでした」

陽炎「あんたねぇ。ほんとバカ」

陽炎「妹たちにならともかく、なにたった1人の姉に気を使ってんのよ」

不知火「すみません」

陽炎「いい?あんたにとって私だけは姉さんなんだから甘えてりゃいいのよ」

不知火「しかし妹達の手前、いくら姉さんとは言え甘えるわけには」

陽炎「だからみんなが寝静まった深夜に甘えたくて来たんでしょ」

不知火「……はい」



60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/22(日) 00:50:22.10 ID:k7b4Zozf0

陽炎「で?どう甘えさせて欲しいのよ?」

不知火「では冷えてしまった手でも握っていただければ」

陽炎「何言ってんの。冷えてるのは体全体でしょ。ほら、全部あたためてあげるからもっとこっちきなさい」

不知火「はい」





67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 00:54:00.01 ID:HZ6FwX1W0

不知火「何を見ているんですか」

黒潮「不知火の赤裸々な姿やん」

不知火「あなたも殴りますよ」

黒潮「殴れるもんなら殴ってみい!」

不知火「良い度胸ですね」

黒潮「言うとくけどなぁ!うちは陽炎とちごーて打たれつよー無いから骨とかバッキバキに折れるで!!」

黒潮「ここにおる子達の前で一生もんのトラウマを植え付ける気か!ほんまスマンかった!かんにんや!」

不知火「……もう良いです」




68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 01:00:16.64 ID:HZ6FwX1W0

コンコン

提督「はい」

朝潮「朝潮です!失礼してもよろしいでしょうか!」

提督「今度は朝潮か。今日はやけに客が多いな……開いてるから入ってくれ」

朝潮「失礼します!」


朝潮「すごい書類の山ですね……」

提督「そうなんだ。いきなり今日中に仕上げろと。まったく……上もふざけた事を言ってくれる」

朝潮「申し訳ありません。朝潮もお手伝いしたいのですがこれは……」

提督「気にするな。こう言う読み書きだけのくだらないのは大人の仕事だ」

朝潮「そうでしたか。では読み書きだけのくだらない仕事は司令官にお任せします!」





69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 01:04:00.84 ID:HZ6FwX1W0

提督「…………」

朝潮「…………」

提督「……朝潮、何か用があってきたんじゃ無いのか?」

朝潮「はい。ですが司令官のお仕事が終わってからで大丈夫です」

提督「これ、今日中に終わるか怪しいぞ」

朝潮「この朝潮、いつまででも待つ覚悟です!」

提督「ジッと見られてると集中できないんだが」

朝潮「これは失礼しました。では終わるまで壁を見ていますので、終わったら一言かけてください」

提督「はぁ……」



70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 01:07:47.82 ID:HZ6FwX1W0

提督「分かった。じゃあ今から少し休憩しよう」

朝潮「それは良い考えですね。適度な休憩は仕事効率や御身体にも良いと思います!」

提督「ああ。で?朝潮の用はなんなんだ?休憩の合間に聞くぞ?」

朝潮「いえ、せっかくの休息をお邪魔するわけにはいきませんから」

提督「ならコーヒーをいれてくれ。それを飲みながら話を聞こう」

朝潮「了解いたしました!」



71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 01:13:32.81 ID:HZ6FwX1W0

朝潮「ブラックで良かったでしょうか?」

提督「ああ。で?話は?」

朝潮「その、司令官は頼まれればキスをするのでしょうか?」

提督「今日はいったいなんだ?バツゲームじゃないなら駆逐艦全員が思春期か?」

朝潮「それが……キスをして貰えたかどうかでちょっとした揉め事がありまして」

提督「漣か……」

朝潮「えっと……もし本当なら朝潮にもキスをしていただけないでしょうか……!」



72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 01:23:17.68 ID:HZ6FwX1W0

ガチャッ

陽炎「あっ、帰ってきたわよ!どうだった!?」

朝潮「あの…………」

陽炎「ん?」

朝潮「凄くよかったです」

陽炎「え?」

朝潮「以前に本でキスとは甘酸っぱくて爽やかだ、と記載されていましたが……」

朝潮「司令官とのキスはあたたかくて、コーヒーの香りがして……手に力が入ってしまうんですけど身体の力は抜けていて」

朝潮「気付くとキスをいただいたはずのこちら側から司令官の唇を追いかけてしまっていて」

朝潮「朝潮は司令官とのキスが大好きな様です!」

陽炎「どうしようキスしたかどうかを聞いたのにキスの感想を言い始めたわよこの子」



77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 22:55:53.87 ID:tbjEQQ910

陽炎「とにかくこれで司令は頼めばキスさせてくれるってのが本当だって証明されたわね!」

不知火「色々と腑に落ちませんが……では何故金剛さんは断られたのでしょうか」

黒潮「そりゃーやっぱり日頃からアピールし過ぎとるからちゃう?こう言うんはギャップが大事なんよ」

ガチャッ

那珂「話は聞かせて貰ったよ!」

暁「あっ、那珂ちゃんだ」

那珂「恋愛禁止のアイドル那珂ちゃんがぁー、キスして欲しいなんて言ったらギャップありありだよね!キャハッ♪」

那珂「と言う訳で那珂ちゃん行きまーす!」



78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 23:05:28.72 ID:tbjEQQ910

ドタドタドタドタ

那珂「ビェーーン!!」

不知火「あら、那珂ちゃんさん」

那珂「提督にキスしてあげても良いって言ったのに断られたぁー……」

不知火「そうですか」

那珂「アイドルの那珂ちゃんがキスしてあげるって言ったのに断ったんだよ!?ありえないよね?ねっ?」

不知火「そうですね」

那珂「今ならキスし放題って情報も間違ってたし、激おこだよ!」

不知火「そうですね」

那珂「うーん……でもよく考えたらそれもそうか!みんなのアイドルにいきなりキスを迫られたら普通は困っちゃうよね!那珂ちゃん早とちりしちゃった!キャハッ♪」

不知火「そうですね」

那珂「もう、提督ったら見かけによらずウブなんだから♪よーし、部屋に戻ってお肌の手入れしよー」


陽炎「相変わらず賑やかな人ね……不知火、あんたがよく相手してたわね」

不知火「そうですね」

陽炎「なんだ、リピートモードか」



79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 23:11:01.29 ID:tbjEQQ910

夕雲「どうして那珂ちゃんさんはダメだったのかしら?」

黒潮「もしかして司令はんって……ロリコンなんちゃうか?」

陽炎「うーん……」

不知火「それはどうでしょうか」

陽炎「うわビックリした。急に動かないでよ」

不知火「仮にも那珂ちゃんさんは末っ子、見た目も頭の中身も軽巡の中ではかなり幼いです」

陽炎「そうね……それは逆に駆逐艦の私たちにも当てはまるわ」

不知火「はい。色々と幼い軽巡はダメでしたが、色々と大人びた駆逐艦はどうなのかという話です」

浜風「……?いまこちらを見ていましたか?」

長波「あー……なんか見られてる気がするな……」



80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 23:16:16.28 ID:tbjEQQ910

夕雲「長波さんは身長も高くてでるところは出てるわよね」

長波「うえ!?」

夕雲「大人びた長波さんがダメなら提督はロリコンの疑いが……オッケーなら駆逐艦専門って事かしら」

長波「ちょっ、待って。それなら夕雲姉でも良くないか?大人びた感じってだけなら夕雲姉だろ!」

夕雲「長波さん、行ってきてくれるわよね?」

長波「……は、はい」



81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 23:24:10.04 ID:tbjEQQ910

長波「ったく、なんであたしがこんな事……」

コンコン

提督「はい」

長波「あー、提督?あたし、長波だけど。入るぞー」


長波「うーわ、何だこの書類の山」

提督「月末だからな」

長波「へー」

提督「何か用か?」

長波「ん?いや、大した用じゃないんだけどさ。……き、きすとか、してみても良いか?」

提督「お前もか。なんか度胸試しか罰ゲームみたいなのが流行ってるのか?」

長波「そういうんじゃなくて!ただしたくてさ……」



82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 23:32:57.81 ID:tbjEQQ910

ガチャッ

陽炎「あっ、帰ってきた」

夕雲「どうだったかしら?」

長波「いやー、あはは……。いちいち報告するのってなんか恥ずかしいな」

朝霜「おおー、その感じだとやったんだな!」

長波「まあ……一応……」

漣「つまりご主人様は駆逐艦のいう事ならなんでも聞いてくれる!キタコレ!」


風雲「それにしても長波、なんでそんなに汗だくなのよ?」

長波「だってキスって男の膝に乗って身体を擦り付けながら唇を引っ付けて舌を入れたり舐め合ったりするんだろ?密着するわ緊張するわでさー」

風雲「はい!?な、なな、なによその内容!?」

長波「は?だって秋雲がそうするのが普通だって。な?秋雲……あれ?秋雲?…………あいつ!どこ行きやがった!!」



83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 23:39:28.11 ID:tbjEQQ910

漣「これは駆逐艦にのみ与えられた特権!神の権利!」

卯月「わぁーい♪うーちゃんもしれいかんとチュー♪」

潮「わ、私も……」

漣「ノンノン!漣が思うにキスはお願いの一例であって、おそらく何でも言うことを聞いてくれるはずなのです!」

陽炎「な、なんでも……」

漣「そう、例えそれがセックスであっても!!」

曙「馬っ鹿じゃないの?」





84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 23:46:30.49 ID:tbjEQQ910

漣「何も恥ずかしがる事はありません!セックスは恥ずかしい事じゃないんですよ!ぼのたん!」

曙「せっ……せっ、く…………とか言うな!バカ!」

漣「どうして恥ずかしがるんですか!セックスを口に出すのが恥ずかしいみたいな反応は良くないと思うのですが!」

漣「考えてもみなさいなお嬢さん。私たち艦娘は燃料、鋼材、弾薬、ボーキサイトで戦うために作られてるんですよ?」

曙「だからなによ」

漣「じゃあ何故兵器ではなく女の子の形で完成してるんですか!どうしてこんな肉質、体型も多種多様!」

漣「潮ちゃんみたいなボインちゃんからぼのたんみたいなペチャンコまで!」

曙「ぶん殴るわよ」

漣「きっと漣達は海で戦いつつもご主人様とセックスする為に作られたんです。……セックス」

曙「あんたそれ言いたいだけでしょ」



85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/29(日) 23:52:29.21 ID:tbjEQQ910

漣「確かに裸を見られるのは恥ずかしい事かもしれません。ええそりゃもう恥ずかしいですとも!」

漣「でもセックスという行為自体を恥ずかしいと思うのは間違いだと言い切りたい!」

曙「う、うっさい!」

秋雲「そうそう、セックスはなーんにも恥ずかしくないっしょー?」

長波「あいつ!」

秋雲「男女がセックスして、新しい命が生まれる。すっばらしいじゃないさぁ♪」

秋雲「そうそう、艦娘と提督がセックスして、それをネタに私が夏コミで新しい命をーー」

曙「あんた本音が漏れてるわよ」



87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 08:39:07.22 ID:D4I4BcWO0

雪風「なんでもって事はお小遣いが貰えちゃったりするんでしょうか!?」

皐月「ボクは頭撫でてもらいたいなぁー♪」

如月「皐月ちゃんったら、いつも何か言いたそうにしていたもんね♪」

皐月「えへへ、司令官はいつも機嫌悪そうな顔してるから頼み辛くてさ」

夕立「夕立、いーっぱいケーキ食べたいっぽい!」

暁「まったく、みんなお子様なんだから。レディーならもっと大人っぽいお願いしなさいよね」

電「電も司令官さんとケーキ食べたいのです」

雷「せっかくだから私達でケーキを作って司令官と食べましょ!」

響「それはいい考えだね。きっと司令官も喜ぶ。レディーな暁は他のお願いみたいだし代わりに夕立が入ってくれるかい?」

夕立「ぽい~♪」

暁「ふえぇ……ちょ、ちょ、ちょっと、仕方ないから私も付き合ってあげるわよ!」



88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 08:45:37.36 ID:D4I4BcWO0

陽炎「まったく、みんなお子様なんだから」

不知火「大丈夫ですか?さっきの暁ちゃんみたいなセリフを吐いて」

黒潮「陽炎は何をお願いする気なん?」

陽炎「私は部屋を作って貰うわ!」

浜風「自分専用の個室……ですか?それは流石に無理があるんじゃ……」

陽炎「1畳でも2畳でも良いのよ!ベッドさえ置ければ」

黒潮「まさか!その部屋に司令はんを連れ込んで組んず解れつな事を……!」

陽炎「なんで司令を連れ込むのよ?ねぇ、不知火」

不知火「どうして私に話を振るんですか」



89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 09:00:19.42 ID:D4I4BcWO0

陽炎「最近は陽炎型も大所帯になってきたでしょ?だから不知火が私に甘えられる部屋が必要かなって」

不知火「不知火はもう甘えたりしません。妹も沢山できましたし」

黒潮「もう?」

陽炎「陽炎型が私達2人だけの時は凄かったのよ?お風呂は一緒で髪だって私が洗ってあげてたし、外に出る時は必ず手を繋いでたんだから」

如月「あら~」

不知火「あれは後から勝手に入ってきたり無理やり手を握ってきたんじゃないですか」

陽炎「ベッドも一緒で寝る時は手を繋いでたし、不知火はお姉ちゃん大好きって言ってたんだから」

黒潮「なんやそれ、それは流石にちょっと……萌えるなぁ」

不知火「全部無理やりです。姉妹はベッド一つで寝るのが鎮守府の決まりと嘘をつき、その後のも言わないと泣き出すから仕方なく」





90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 09:07:54.25 ID:D4I4BcWO0

黒潮「でも確かに陽炎は不知火の事よー気にかけとるよなぁ」

浦風「確かに。なーんかある毎に不知火はー?不知火はー?言うちょるのう」

陽炎「この子ってば無愛想だから初対面だと勘違いされちゃうでしょ?だから私が付いていてあげなきゃダメなのよ」

不知火「と、勝手に言っているだけです」

黒潮「はあぁー、でもええなぁ。うちも不知火にお姉ちゃん言われてみたいわ」

磯風「私も言われてみたいものだ」

浜風「そうですね。それは……かなり言われてみたいです」

浦風「外出た時に手握って来られたりしたら抱きしめてしまいそうじゃなぁ♪」

不知火「あなた達は私の妹じゃないですか。バカなんですか」

黒潮「うちは今ここに、ぬいぬいに甘えられ隊を結成するで!」



91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/30(月) 09:19:06.70 ID:D4I4BcWO0

夕雲「とにかく提督のいる執務室へ行きましょうか♪」

陽炎「でもこんなに大勢で行ったら大行列になるわね……」

白露「じゃあ1人の持ち時間はいっち……分で交代ね!」

夕雲「1分!?」

巻雲「夕雲姉さま?」

夕雲「1分じゃ服を脱いだら終わりになっちゃうわね……」

巻雲「夕雲姉さま?」

漣「まぁとりあえず並ぼう並ぼう!ほいさっさー♪」

陽炎「あっ、人数が多いし1人1回づつにしましょ。漣はもうやったから終わりね」

漣「マジで!?でもが朝潮ちゃんも行ったのに!?」

陽炎「朝潮ちゃんは可愛いからセーフ。いたたっ!何でつねるのよ!」

不知火「……いえ、別に」プイッ

黒潮「はっわぁ……♪」

長波「あたしと秋雲は1回行ったし2人で話しがあるからパスで良いぞー」

秋雲「はわわわわ……」



101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/31(火) 00:19:45.84 ID:rBMbG19G0

鈴谷「あーあ、今日も暇ー」

熊野「平和な証拠で良いじゃない」

鈴谷「ん?なにあれ?」

熊野「確か提督が駆逐艦のお願いを聞いてくださるとかなんとか」

鈴谷「ええー、いいなー。鈴谷新しいスマホ欲しいんですけどー」

熊野「子供の特権なんでしょ。並んでる子を見てごらんなさい、暁さんに響さん、雷電さんに瑞鳳さん……」

鈴谷「あれ?暁型って四姉妹じゃなかった?」

熊野「さあ……どうだったかしら?」

鈴谷「あーあー、スマホ欲しいなー」





102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/31(火) 00:25:04.97 ID:rBMbG19G0

皐月「司令官、司令官!」

提督「どうした?」

皐月「ボク毎日遠征頑張ってるんだよ!だからね?ね?頭撫でて欲しいなーって」

提督「……」

皐月「……ダメ?」

提督「いや、全然構わないんだがな。いつも避けられてるような気がしてて少し驚いた」

皐月「だって司令官いっつも怖い顔してたからさ」

提督「そうか?」

皐月「ほらほら、時間が無いんだから早く撫でてよー」

提督「うむ……」ゴシゴシ

皐月「いたっ、いたたっ!司令官頭撫でるの下手すぎだよ!」

提督「すまん」

皐月「これは訓練が必要だね。これからは毎日ボクの頭を撫でる事!いい?」

提督「わかった」

皐月「えへへ」



103: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/31(火) 00:30:14.47 ID:rBMbG19G0

雪風「しれぇ!」

提督「ん」

雪風「おこづかいをください!」

提督「小遣いって、いくらいるんだ?」

雪風「二百円です!」

提督「無駄遣いするんじゃ無いぞ」

雪風「はい!大丈夫です!」

提督「何を買うんだ?」

雪風「しれぇの誕生日プレゼントです!あっ、内緒でした!忘れてください!」



時津風「あー、雪風ー。しれーおこづかいくれたー?二百円」

雪風「それがなんだか変な紙を貰いました。一万円札らしいです」

時津風「えー、一万円札ー?こんな紙がー?ありえないよー」



104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/31(火) 00:37:13.34 ID:rBMbG19G0

提督「……全然仕事が進まないな」

瑞鳳「てー、いー、とー、くっ♪」

提督「どうした?」

瑞鳳「お願いがあるんだけどー……日本酒新しいのあけてもいい?」

提督「ダメだ」

瑞鳳「ええー!どうして!?今日は駆逐艦のいう事なんでも聞いてくれるって聞いたのに!」

提督「お前、軽空母だろ」

瑞鳳「今は身も心も駆逐艦です!」

提督「ならジュースにするんだな。うちの鎮守府は駆逐艦アルコール禁止だぞ」

瑞鳳「うぐぅ……。じゃあキスして!」

提督「さすがに鎮守府内で駆逐艦の子供以外とキスなんてしたら問題だろ?」





106: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/31(火) 00:43:54.27 ID:rBMbG19G0

瑞鳳「ただいまー……」

飛鷹「あら、分かりやすい表情で帰ってきたわね」

隼鷹「やーっぱ無理だったかぁ」

瑞鳳「お酒どころか駆逐艦じゃないからってキスも断られたんだから!あーん、ショックなんだけど!」

千代田「なにがよくてあんなのとキスしたがるのよ」

千歳「あら、私は好きよ♪」

飛鷹「でもよかったじゃ無い。大人扱いしてもらえて」

瑞鳳「それは……」

ガチャッ

龍驤「いやー、流石にあかんかったわぁ!」

隼鷹「瑞鳳もダメだってさー」

龍驤「まぁチューはしてくれたけどなぁ♪なんでもいう事聞いてくれる言うんはホンマやったみたいやな!アッハッハ」

飛鷹(龍驤、あんた……瑞鳳以下……)

千代田(駆逐艦……)

龍驤「あ?なんや?みんなうちの顔ジロジロ見て?ん?」



122: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/01(水) 23:32:36.77 ID:6ATZPOJ/0

漣「ふーむ、どうやらみんな一巡して部屋に帰ったかー」

漣「ふむふむ……ふひひっ」

漣「誰もいないって事は2回目行っても問題ないデース♪ほいさっさぁ♪」

漣「ごーしゅじーんさまー♪」

曙「…………」

漣「ヒェッ……」



123: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/01(水) 23:35:47.88 ID:6ATZPOJ/0

漣「ぼ、ぼぼ、ぼのたん?そんな所でなにやってんの!?」

曙「別に。それよりあんたこそこんな所で何やってんのよ?」

漣「漣!?さ、漣さんはねぇ~……散歩!そう、夜のお散歩!」

曙「どうせ自分だけもう一回あのクソ提督に言う事聞いてもらうつもりだったんでしょ」

漣「はうっ……!」



124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/01(水) 23:39:18.25 ID:6ATZPOJ/0

曙「ほんっと、あんたのやりそうな事なんてワンパターンで分かりやすすぎなのよ」

漣「くうぅ……なんも言えねぇ……」

曙「抜け駆けなんてバカな事しないでサッサと部屋に帰りなさい」

漣「ちぇー」

曙「……」

漣「ぼのたん?どったの?」

曙「は、はあ?なにが?」

漣「いやいや、だから早く部屋に帰りましょーって」

曙「あ、あんたは先に帰ってなさいよ。私はまだちょっと……」

漣「ん?んん?んんんんん?ほーん?」グイグイ



125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/01(水) 23:43:49.59 ID:6ATZPOJ/0

曙「うっとうしいわね!!」

漣「そう言えばぼのたんってご主人さまにまだお願いしてなかったよねー?」

曙「別に私は……」

漣「もしかして、もしかして、みんないなくなってからコッソリ来たとか?」

曙「違うわよ!私は別にクソ提督からしてもらいたい事なんてなにも」

漣「キィーッス」

曙「!」ボノッ

漣「ぼのたん、キスしてもらいたくて来たとかー……なーんて、ぼのたんに限ってありえないか」

曙「あ、ああ、あ、あたりまえよ!なんで私がクソ提督なんかと、キ、キキ、キスしなきゃなんないのよ!」

漣(わかりやすいなぁー)



126: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/01(水) 23:47:58.51 ID:6ATZPOJ/0

漣「まぁそれは置いといて。今は執務室行かない方が良いよー?」

曙「はあ?」

漣「実を言うと漣も執務室に用があったんだけどねぇ……先にミッチーがいたわけよ」

曙「ミッチー?って満潮のこと?」

漣「そそっ、ミッチーもぼのたんと同じでご主人さまにお願いしてなかったんだけどね」

漣「やっぱり聞いてもらいたいお願いがあったみたいで」

曙「ふーん、あの満潮がねぇ。いっつもクソ提督にキツくあたってるくせに」

漣「どの口が言うか」



127: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/01(水) 23:53:31.71 ID:6ATZPOJ/0

曙「で?なんで入っちゃダメなのよ?どうせお願いなんて言って2、3発殴らせろとかじゃないの?」

曙「あっ!私もクソ提督を殴らせろって命令しに来たのよ!」

漣「さっきまで執務室に来た事すら否定してたけどまぁいっか」

漣「で、ミッチーなんだけどねぇ……」

曙「なによ」

漣「めっ…………ちゃくちゃ激しいディープキスしてた」

曙「ディープ?な、なによ、満潮ってばキ、キキ、キスしてたわけ?はぁ!?」

漣「ディープキスとは舌を入れたり出したり絡め合う激しいキスの事なのですはい」

曙「クソ提督と、舌を……激しい…………」ボボボボノッ…

曙「ふ、不潔よそんなの!バカみたい!私、部屋に戻るから!!」

漣「はいはーい。ぼのたんってば乙女よのう」



129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/01(水) 23:57:28.25 ID:6ATZPOJ/0

漣「ではではあらためまして♪ごーしゅじんさ」

霞「なにやってんのよ」

漣「おっふ……霞ちん」

霞「おふって無いで質問に答えなさい。こんな所で何やってるのって聞いてんのよ!」

漣「えーっと……特に何も」

霞「はあ!?じゃあ部屋に帰りなさいよ!今何時だと思ってるわけ!?」

漣「もう24時前で……霞ちんはどったの?」

霞「私は別に……とにかくあんたがそこにいちゃ邪魔なのよ!」

漣「ははーん」



130: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/02(木) 00:00:45.22 ID:b2K9KNPO0

漣「さては霞ちん、ご主人さまにお願いしに来たりしたりしちゃったりしたりしてみたり?」

霞「したりしちゃ……はあ?何言ってるのか意味わかんないんですけど?」

漣「霞ちんって行列できた時にいなかったっしょ?」

霞「私はあのクズに頼む事なんて何も無いからよ」

漣「うちのぼのたんも同じ様な事を言ってましてねー。それがいまじゃあのザマです」

霞「あのザマ?」



131: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/02(木) 00:04:42.44 ID:b2K9KNPO0

漣「いやね?実は漣はこっそり抜け駆けして2回目のお願いをしに来たわけですよ」

霞「クズね」

漣「でも来る時、部屋にぼのたんがいない事に気付いて……まさかと思って部屋を覗いたら……」

霞「えっ……もしかして」

漣「そう。執務室にご主人さまとぼのたんが……ね?」

霞「そんな……曙って言ったらクズ司令官をクソ提督とか罵倒してるじゃない!」

漣「え?あ、うーん……ん?」

霞「なによ?私の顔に何かついてる?」



132: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/02(木) 00:09:20.09 ID:b2K9KNPO0

霞「にしても、あの曙がねえ……」

漣「漣もビックリなわけですよ」

霞「フフッ、なんかいつもクソ提督クソ提督言ってるあの子がクズ司令官に甘えてる姿想像したら笑えて来たわ」

漣「…………」

霞「ちょっと、さっきからなに?こっちの顔ジロジロみて」

霞「今ごろクズ司令官に頭撫でてとかお願いしてるんでしょうね」

漣「えっ?」

霞「は?」



133: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/02(木) 00:17:41.49 ID:b2K9KNPO0

霞「ま、まさか、お姫様だっことかさせてたわけ……?」

漣「えーっと、普通にキスを」

霞「キス?キス……キスキス…………魚?」

漣「ノー、フィッシュ!イエス、ベーゼ!」

漣「ご主人の膝へおもむろに座ったぼのたんは……」

霞「曙は……」

漣「おもむろに頬へと手を伸ばし……激しくブチュー!を」

霞「ちゅ、ちゅちゅ……ちゅう!?」

漣「キスか終わっても2人の唇は唾液の糸で繋がり、その糸が途切れる前にまたお互い引き寄せられ」

漣「今度にはご主人さまがキスをしながらぼのたんを押し倒し、そしてその手はぼのたんの服の中へ……」

霞「ひ、ひ……卑猥よ!そんな、まだ早過ぎるに決まってんでしょ!!あーもう寝る!散歩しようと思ったけど寝る!」ダッ

漣「はいはーい♪」



134: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/02(木) 00:22:38.52 ID:b2K9KNPO0

漣「やれやれ、随分と時間を取ってしまいましたがー」

漣「いざ、ご主人さ」

満潮「なにやってんのよ」

漣「おっふ……」

満潮「顔を見るなりおふらないでくれる?」

漣「あー、そう!いま執務室に霞ちんが」

満潮「霞ならさっきすれ違ったわよ?なんか慌ててたみたいだけど」

漣「あー…………」

満潮「なによ?」

漣「ああもうめんどくさい!うちの鎮守府ツンデレ多すぎんよ!!もう寝る!!くぅ~!!」ダッ

満潮「なにあの子?まぁ良いわ……」


コンコン

提督「ん?」

満潮「……入るわよ」





150: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 00:12:04.37 ID:ppNISkFc0

提督「満潮か。こんな時間にどうした?」

満潮「別に。あかりがドアの下から漏れてたから見に来ただけよ」

提督「そうか」

満潮「それにしても汚い机ね。少しは整理すれば?」

提督「この仕事が終わったら考える。と言うかこの書類の山を片付けるのが仕事だ」

満潮「こんな時間まで仕事が残ってるなんてほんと無能なんだから」

提督「そう言われると、ぐうの音もでないな」

満潮「はぁ……」



151: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 00:17:16.10 ID:ppNISkFc0

満潮「仕方ないわね。手伝ってあげるわ」

提督「大丈夫だよ。満潮は早く寝なさい」

満潮「私が早く寝たらあんたが寝れないでしょ」

提督「夜更かしして身体を壊したらどうするんだ」

満潮「その言葉、そっくりそのまま返すわよ」

提督「珍しいな。俺の事を心配してくれてたのか?」

満潮「ハァ?勘違いしないでくれる?」

満潮「あんた一応司令官なのよ?それが風邪でもひいて動けませんーとか言いだしたら私達艦娘が迷惑すんのよ!」

提督「おっふ……」





152: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 00:19:29.26 ID:ppNISkFc0

満潮「は、さっさとその書類を渡しなさいな」

提督「でも」

満潮「ウザい!さっさとよこせって言ってんのよ!」

満潮「いい?私はあんたなんかより全然優秀なの。だからこれくらい楽勝なのよ!まだ何か文句ある!?」

提督「ないです」

満潮「……ったく」



153: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 00:24:09.79 ID:ppNISkFc0

1時間後

提督「驚いたな……徹夜も覚悟していたのに」

満潮「私も驚きよ。この程度の作業で徹夜を覚悟していたあんたの無能っぷりに」

提督「しかしまぁこれで寝れる。助かったよ、ありがとう満潮」

満潮「べ、別に、私は私の為にやっただけよ」

提督「そうか。……で?」

満潮「なによ」

提督「何か用があってここに来たんじゃないのか?」

満潮「だからそれは明かりが漏れてたから……」

提督「これくらいの時間なら仕事が無くてもしょっちゅう明かりをつけて起きてるからな。本当は何か用があって来たんだろ?」

満潮「…………なんかムカつくわね」



154: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/03(金) 00:30:57.35 ID:ppNISkFc0

満潮「ええそうよ!用があって来たわよ!文句ある!?」

提督「文句は無いかけど用は教えてくれないか?」

満潮「……駆逐艦の言う事なら何でも聞いてくれるってホント?」

提督「なんの話だ?」

満潮「とぼけないで!あんたが駆逐艦の言いなりになってるって事は分かってんのよ!」

提督「そういえば今日はやたら駆逐艦が来たな……」

提督「だがそれは違うぞ?俺は子供に頼まれれば出来る限り答えるつもりだが何でもではない。無理なものは無理だからな」

満潮「だったら私の言う事も聞いてくれるって事よね」

提督「俺に出来る範囲ならな。何かあるのか?」

満潮「だったら!私を……私を改二にしなさいよ!」



283: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 00:33:43.25 ID:nlYCFnGN0

提督「改二?」

満潮「そうよ。私を改二にしなさい」

提督「それは無理だな」

満潮「どうしてよ!」

提督「こればっかりは改二の設計図的な物がないとどうにもならないんだよ」

満潮「それをなんとかするのがあんたの仕事でしょ!なんでも言うこと聞くんじゃなかったの!?」

提督「言っただろ?出来る限りって」



286: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 00:41:10.10 ID:nlYCFnGN0

満潮「……っ」

提督「なにもそんなに慌てる事ないだろ?改二になっていない艦なんて他にも沢山いるんだ」

満潮「ふざけないで!朝潮も大潮も……妹の荒潮や霞まで!最初からいた私の姉妹はみんな改二じゃない!!」

提督「霰はまだだろ?」

満潮「あの子はそう言うの興味ないって言うか、最近んちゃしか言わないのよ」

提督「それは深刻だな……」

満潮「話を逸らさないで!!」



291: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 00:49:36.66 ID:nlYCFnGN0

提督「どうしてそんなに改二になりたいんだ?」

満潮「それは……任務とかでも色々差があるのよ。火力的な事とか……」

提督「駆逐艦にそこまでの火力は求めていないから安心していい」

満潮「それに遠征だって!私とあの子達じゃ効率が違いすぎるのよ。大発とか……」

提督「それも気にするな。誰もお前を責めたりしないだろ?今でも十分やってくれてるのは分かっているから」

満潮「嫌よ!私だってみんなと同じくらい、もっと司令官の役に……」

満潮「そ、それに!服だって子供っぽいしダサいのよ!!」

提督「そうか?俺は良く似合ってて可愛いと思うぞ?」

満潮「~ッッ」



293: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 00:56:07.63 ID:nlYCFnGN0

満潮「そ、そういう態度が気に入らないのよ!」

提督「?」

満潮「いっつもそうやって誰にでも、信じらんない!」

提督「そんなに可愛いとか言ってない筈だけどな」

満潮「…………ほんと?」

提督「今日はやたら話し掛けられたけど普段駆逐艦と話す機会もないからな。何故か分からんが」

満潮「いっつも不機嫌そうな顔してるからでしょ……それより、本当に私の事……か、か……」

提督「可愛いと?」

満潮「そうそれ。それ、思ってるわけ?」

提督「ああ」



294: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:03:33.49 ID:nlYCFnGN0

満潮「……どれくらい?」

提督「難しい質問だな。どう例えれば良いのか」

満潮「り、りんごと私だったら……?」

提督「りんご?りんごって果物の?」

満潮「そうよ。あんたりんご好きでしょ」

提督「確かに好きだが…………比べ方が難しいな」

満潮「だったら私とりんご、崖から落ちてどっちかしか助けられないならどっちを助けるのよ!」

提督「そりゃさすがに満潮を助けるけど」

満潮「ふーん……あ、そう。へー」

提督「そんなまんざらでもない顔されても」



295: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:09:21.83 ID:nlYCFnGN0

満潮「じゃあ次は……私と猫、どっちが良い?」

提督「満潮だよ」

満潮「だったら私とお寿司は?」

提督「せっかく生き物と比べるところまで行ったのにまた食べ物か」

満潮「さっさと答えなさいよ!」

提督「寿司は好きだ。特にサーモンとつぶ貝が大好きだ」

満潮「知ってるわよそんな事」

提督「でも満潮の方が好きだよ」

満潮「んっ……」

提督「そのリアクションは?」

満潮「う、うるさいわね!ちょっと頭に血が上ってるだけよ!」



297: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:14:50.40 ID:nlYCFnGN0

満潮「じゃあ次の質問」

提督「これ結構長そう?」

満潮「ううん、これで終わりよ」

提督「それは良かった」

満潮「私と…………私と朝潮、どっちが好き……?」

提督「それはまたりんごや猫より分かりやすいけど答えにくい質問だな」

満潮「答えなさいよ」

提督「うーん……満潮と言ってやりたい所だけどな。みんな同じ様に大切だから」

提督「これが朝潮じゃなくて大潮でも荒潮でも、他の艦娘だったとしても答えられないな」

満潮「……あっそ」



302: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:19:57.92 ID:nlYCFnGN0

提督「機嫌悪くしたか?」

満潮「別に。でも司令官にするお願いは決まったわ」

提督「?」

満潮「私の事、1番好きになって」

提督「おっふ……」

満潮「出来る限りなら何でもいう事聞いてくれるんだったわよね?」

提督「確かにそうは言ったが……」

満潮「それとも私の事、1番好きになる事は出来ないわけ?」

提督「そういう事じゃないけど、こういう形で1番だって言われても満潮だって嬉しくな」

満潮「嬉しいわよ!私は……司令官の1番になれるなら、なんだって……うれしいのよ……」



305: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:24:50.12 ID:nlYCFnGN0

満潮「別に他の子を大事にするななんて言ってないのよ?」

満潮「朝潮の事も第六駆逐や夕雲型とか、他の子を好きでいても良い。でも1番は私じゃなきゃ嫌なの」

提督「どうした満潮、なんかネジが外れたりしていないか?ちょっと様子がおかしいぞ?」

満潮「司令官が……私の事、可愛いとか言うから……」

提督(なんてことだ……)





307: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:30:43.38 ID:nlYCFnGN0

満潮「……なんて、冗談よ」

提督「冗談って、迫真すぎてかなり焦ったぞ」

満潮「キスして」

提督「ジェットコースターみたいに上ったり落ちたりするテンションだな」

満潮「出来る限りで言う事聞いてくれるんじゃ無かったの?」

提督「確かにそう言ったが……」

満潮「なによ、他の子達とはしたんでしょ?」

提督「さすがにこの空気でキスとか言われたら変に意識するだろ?」

満潮「ふーん、意識するんだ。他の子は意識しないでほいほいしてたくせに」

提督「ぐうの音も出ない」

満潮「私の事、意識、してるんだ……」



308: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:36:14.77 ID:nlYCFnGN0

満潮「とにかく!言った事は守りなさいよね」

提督「そうだな……」

満潮「よいしょ……」

提督「満潮?」

満潮「そっちがなかなか動かないから……だから膝の上に座ってあげたのよ」

満潮「これならしやすいでしょ?文句ある!?」

提督「むー……いくら子供とは言えここまでされると足の上に乗ってる尻の感触すら気になるのだが」

満潮「……変態」





310: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:40:29.32 ID:nlYCFnGN0

提督「よし、じゃあサッとキスしようか。とりあえずはそれが頼みなんだよな」

満潮「ええ、そうね」

提督「では」

満潮「んっ…………」


満潮「……」

提督「満潮?」

満潮「良く考えたらあんたは今日みんなとキスしたのよね?これって別に特別でもなんでも無いじゃない」

提督「……?」

満潮「もっと、誰にもしてない……すごい事しなさいよ」

提督「すごい事?」

満潮「……ちょっと暑くなってきたわね」

提督「満潮!?」



311: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:45:56.41 ID:nlYCFnGN0

廊下

曙「よし、漣のやつはいないみたいね。部屋にもいなかったけどトイレかしら?」

曙「まあ良いわ。今のうちにクソ提督にあれこれ命令してやるんだから」

曙「さすがに満潮も帰っーー」

ガタンッガタンッ

曙「なに……?執務室から…………?」ソ-ッ…

曙「えっ……ええっ……!?な、なによあれ……満潮とクソ提督が……」

曙「ど、どうなってるの?満潮はどうしてあんなに真っ赤で……なんか汗かいてて……ゆさゆさ……」

曙「あ、あれ……秋雲の描いてる本で見たことあるやつじゃないの……!?」



312: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:49:07.45 ID:nlYCFnGN0

霞「さ、さすがにこの時間なら曙も帰ってるわよね」

霞「まああのクズに用なんて無いけど?命令出来るならしなきゃ損んん!?」

霞「な、なによ曙ったら……まだあんな所に張り付いて……」

霞「まさかまた入るつもりな訳?漣から曙が部屋にいるって聞いて1時間は経ってるわよ?」

霞「あーもう……」




313: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/05(日) 01:55:39.74 ID:nlYCFnGN0

漣「さーてさて、そろそろミッチーも帰ったかなぁ~♪ご主人さまー、夜食の漣をお届けにーー」

漣「うえ!?あ、あれは霞ちん……?あんな所から執務室を見張ってチャンスを……?」

漣「はあぁ……霞ちんってばシャイガールだし、早く行って済ませてくれないかにゃあ……」


秋雲「ふんふーん♪今の時間なら誰もいないだろうし提督にデッサンモデルしてもらあおーっと♪ちんこー♪」

秋雲「うえああ!?あれ漣ちゃん?あんな所で何を……まさか抜け駆けがいないか見張って?」

秋雲「ぐぬぬ……これじゃあ近づけないよお……」



こうして執務室前の曙を先頭に、深夜まで列は続いていたと言う。

おわり


2018/09/17(月) /  SS TB(0) CM(0)

SS15



【艦これ】提督「またデレデレウイルスが漏洩したのか」


関連SS
【艦これ安価】提督「デレデレウイルスが漏洩した?」
【艦これ】提督「またデレデレウイルスが漏洩したのか」

2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:03:26.14 :f9XQuL720

提督「またデレデレウイルスが漏洩したのか」

明石「はい」

提督「同じ過ちを繰り返したと」

明石「ごめんなさい」

提督「以前の騒動で反省してなかったんだな……」ヤレヤレ

明石「ち、違うんです! デレデレウイルスを何かに利用できないかと考えて、研究してたら」

明石「足を滑らせて、ウイルスや他の薬品が入ってた容器を壊してしまって」

提督「何に利用できるんだあんなもの」

明石「それを探ってたんですよ。でもやめた方がよかったですね……すみません」ペコリ

提督「まあ起きてしまったものはしょうがない。で、ひょっとして今度のはもっと強力なのか」

明石「えっ、何故それを?」

提督「さっき俺にワクチンを打っただろう。前回と同じウイルスなら、そんなことする必要はないし」


3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:05:09.59 :f9XQuL720

明石「はい、仰る通りです。といっても症状自体は変わらないみたいなんですけど」

明石「感染力が凄いらしくて、前に打ったワクチンは効かないんですよ」

提督「進化したのか」

明石「ですね。たぶん他の薬品と混ざってパワーアップしてしまったんだと思います」

提督「……そんなに詳しく分かっているということは、まさかまた被害者が?」

明石「大淀が感染しました。すでにワクチンを打って、今は協力してもらってますけど」

提督(かなり怒っただろうな)

明石「あの、そういうことなので……今回も協力していただけないでしょうか」スッ

提督「分かったよ。使い方は同じなんだろ?」

明石「ええ、首にプスリです。よろしくお願いします」

提督「……」

提督(しかし、パワーアップしたのは本当に感染力だけなんだろうな)


4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:06:40.60 :f9XQuL720
今回のウイルスは、感染すると十分の一の確率でヤンデレになります。
安価でとった艦娘のレスがコンマ90以上だと、デレデレからヤンデレへ移っていきます。


5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:08:07.06 :f9XQuL720

――――


スタスタ

提督「……デレデレウイルスの利用法……か」

提督「考えれば考えるほど思い浮かばない。冷え込んだ夫婦関係を改善させるとか?」

提督「でも記憶が無くなるなら意味がないよな……?」


↓2「提督!!」

提督「!?」ビクッ


7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:09:02.58 :IIugq1Hg0



9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:24:22.65 :f9XQuL720

嵐「司令! こんなところでうろついてたのか」

提督「嵐……か」

嵐「? なんで警戒してんだ?」

提督「そういうわけじゃないが……」

提督(感染してるのか? というか、感染しない艦娘はいるのか?)

嵐「あ、あのさ。ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いいかな」

提督「聞きたいこと?」

嵐「……し」


嵐「し、司令の好みのタイプを教えてくれ!!」

提督「!?」ビクッ


提督「急に大声を出すなよ!」ドキドキ

嵐「あ、ごめん」


10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:32:14.27 :f9XQuL720

提督「で、何だって?」

嵐「もう1回言うのか! 勇気出して言ったのに……ったく」

嵐「だから、司令の好みのタイプを聞きたいんだよ」

提督「好みのタイプって、何の?」

嵐「察しが悪いなぁ、もう……!」

提督「もしかして、女性のタイプか?」

嵐「……うん」

提督「どうしてそんなこと聞きたいんだよ」

嵐「いいから教えてくれ」

提督「……そうだな」

提督「聞かれると悩むけど、優しくて笑顔が素敵な女性かな」

嵐「優しくて、笑顔が素敵」


11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:40:52.54 :f9XQuL720

嵐「……優しいは心がければ大丈夫……笑顔が素敵、か……」ボソッ

嵐「ほ、他にはないのか?」ニコニコ

提督(急に不自然な笑顔を)

提督「それくらいだけど」

嵐「は? もっとあるだろ! ……あっ」

嵐「もっと他にあるんじゃないか?」ニコニコ

提督「……」

提督(こいつもしかして)

提督「ああ、もう一つあった」

嵐「聞かせてくれ!」


提督「壁走りができる」

嵐「!?」


12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:45:23.67 :f9XQuL720

嵐「か、壁……走り……?」

提督「忍者みたいにカッコよくな」

嵐「……そうか」

提督(ちょっと意地が悪いかな)

提督「嘘だよ嘘、そんなの…」

嵐「あー、なんか壁走りたくなってきたな」パキポキ

提督「は?」

嵐「よし、いくぞ!」

提督「おい嵐、ちょっと待て…」


嵐「はあああああ!!」スタタタタッ

提督「待て待て、危ないっ!」スタタタッ


13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 21:52:46.00 :f9XQuL720

ギュッ


嵐「っ!」ドキッ

提督「危なかった……冗談だよ、冗談。変なこと言って悪かった」

提督「というかお前、もしかして俺を……」スッ

嵐「待ってくれ」ガシッ

提督「え?」

嵐「このまま、抱きしめてて欲しい」ドキドキ

提督「……」

提督(やっぱり感染してたか)

嵐「はは……本当はこっそりアピールするつもりだったんだけど」

嵐「こ、こんなことされたら……我慢できないよ……」


14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 22:02:26.41 :f9XQuL720

嵐「あのさ、司令……実は俺」

嵐「司令のことが大好きなんだ」

提督「……」

嵐「司令とデートで色んなとこ行きたい。色んな乗り物乗ったり、綺麗な魚を見たり」

嵐「アイスの交換したり、プリクラ撮ったり」

嵐「一緒に笑い合いたい」

提督「……」

嵐「女の子っぽくない俺が、こんな夢を見るのも変だけど」ヘヘ…

提督「変じゃないよ」

嵐「え?」


15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 22:15:46.98 :f9XQuL720

提督「どんなに男勝りでも、嵐は可愛い女の子だ」

嵐「か、かわ……!?」カァァ

提督「そうやって赤くなるのも、女の子らしくて可愛いと思うし」

嵐「ダメだ!」ガバッ

嵐「や、やめてくれ。可愛いって言われるの……なんか、めちゃくちゃ恥ずかしい……」モジモジ

提督「分かったよ」

嵐「そ、それでその……司令」

嵐「返事は?」

提督(……まあ、こうなるよな)

提督(ウイルスに感染してるとはいえ、嵐が俺にそういう気持ちを抱いてくれているのは事実)

提督(けど、こうして告白するに至ったのは、嵐の意思かと言われたらそうじゃない)


16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 22:24:53.74 :f9XQuL720

提督(どうしたものか)

嵐「……やっぱいいや」

提督「?」

嵐「ごめん、やっぱり今までの無し!」

嵐「よーく考えたら、司令のことが好きな艦娘は大勢いるし」

嵐「その中で、俺以上に魅力的な人は山ほどいる。だからさ」


嵐「俺、今以上にもっと女を磨いて、自信をついたらまた司令に告白するから!」

提督「……」

嵐「もちろん、その間も負けじとアピールして、司令に気に入ってもらえるよう努力する!」

嵐「って、なんか女々しいよな。ごめん」アハハ

提督「いや……お前女だろ」


17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 22:31:00.72 :f9XQuL720

嵐「ああ、そうだった。でもなんか卑怯だよな」

提督「そんなことない。お前らしくていいと思う」

嵐「……ありがとう」

嵐「あの……し、司令官」

提督「なんだ」

嵐「えっと、別れる前にもう1回……抱きしめて欲しい」

提督「……」

嵐「ダメ、かな」


ギュッ


嵐「! ……ふふ」ニコニコ

提督(……決意したとこ悪いんだが)

提督(これを打たなくちゃいけないんだよな……)スッ


18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 22:36:46.65 :f9XQuL720

提督(打たなくていいんじゃないか……いや、でも……)

提督(ごめん、嵐)

プシュッ

嵐「!」

ガクッ


嵐「……zzz」

提督「寝てしまったか。一声かけてやりたかったが」

提督「……診察室に寝かせておこう」

スタスタ


19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 22:42:43.72 :f9XQuL720

――――


提督「デレデレウイルス、色んな意味で罪深い」

提督「もう明石に全てを任せたいな……」


↓2「提督! こんなところに!」

提督(が、そういうわけにはいかない)


21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 22:43:12.39 :I1nrLfo40
文月


23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 22:53:16.67 :f9XQuL720

文月「司令官、やっと見つけた!」

ギュッ

提督「おっと……文月か。俺を探してたのか?」

文月「うん。お願いがあるの」

提督「お願い、か」

提督(もうこのワードが出たら感染してるってことでいいんじゃないか)

提督「どんなお願い?」

文月「えへへ~、あのね~」


文月「今から、司令官をひとり占めさせて欲しいな~って」

提督「……?」


24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:02:27.49 :f9XQuL720

提督「ひとり占め?」

文月「うん」

提督「どういう事だそれ」

文月「お仕事終わってるよね?」

提督「まあ一応」

文月「だから~、ちょっとだけでいいから、文月に司令官を独占させて欲しいの!」

文月「色んなお願い聞いて欲しい! 他の艦娘が来ても、文月だけを見て?」

文月「文月に、提督の時間をちょっとだけちょうだい?」

提督(……何だかよく分からないが、どのみち治療しなきゃいけないからな)

提督「了解」

文月「ほんと!? やったー、嬉しーい!」ピョンピョン


25:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:09:03.41 :f9XQuL720

――――


提督「そういえば、文月の部屋に入るのは初めてだな」

文月「そうだね~」

提督(俺の膝に座り、胸に寄りかかって10分が経過)

提督(まさかこのまま終わる?)

文月「司令官ー」

提督「ん?」

文月「机の上のマシュマロ、食べさせて?」

提督「ああ、ほら」ヒョイッ

パクッ

文月「おいしい~♪」

文月「司令官も、お一つどーぞ」ヒョイッ

提督「ありがとう」パクッ


26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:15:33.68 :f9XQuL720

文月「おいしい?」

提督「うん」モグモグ

文月「えへへ~」ニコニコ

提督(これだけでいいのか。いや、何かありそうだが)

提督(以前、阿武隈に部屋に呼ばれたことを思い出してしまって、警戒が……)

文月「司令官~」

提督「なんだ?」

文月「こちょこちょして~?」

提督「……こちょこちょ……?」

文月「うん、お願い」

提督「くすぐればいいのか」

文月「そうだよ。早く~」


27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:23:41.13 :f9XQuL720

提督(何でそんなこと……まあいいか)


コチョコチョ

文月「きゃっ、ふふ、あはははっ! くすぐったい!」

提督「……」コチョコチョ

文月「あはははっ、や、やめて~!」

提督「」パッ

文月「あっ……なんでやめちゃうの?」

提督「えっ」

文月「今の『やめて』は違うよ~、続けていいんだよ?」

提督「そ、そうなのか」

提督(訳が分からん)

文月「もー1回! もー1回!」ワクワク

提督「アンコールに応えよう」コチョコチョ

文月「きゃー!」アハハハ


28:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:32:25.55 :f9XQuL720

――――

文月「はぁ……はぁ……つかれたぁ~……」グタッ

提督(俺も疲れた……)

文月「ふふ……司令官、てくにしゃんだね」ニコッ

提督「その言い方はやめなさい」

文月「え? どうして~?」

提督「……いや……」

提督(俺が汚れてるだけか?)

文月「うふふ~、それでは~」

文月「今度が文月が、司令官をくすぐり攻撃~!」ワキワキ

提督「え? いや……俺はいいから」

文月「だーめ? 覚悟しなさーい!」

コチョコチョ

提督「待て文月! やめっ……ぷくくっ」

提督「あははははっ! や、やめろこら! あはははははっ!」ジタバタ


29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:34:55.25 :f9XQuL720

提督「あーははははっ!! お、おい文月、怒るぞ!」

文月「怒ることができたらやめてあげるよ~」コチョコチョ

提督「そっ……んなこと………! ひーひひひ」


30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:39:34.52 :f9XQuL720

提督「ひーひひひ!! や、やめろこらぁッ!!」

文月「ぜんぜん怖くないなぁ~?」コチョコチョ

提督「た、頼む! もう本当にやめてくれぇ!! 腹が、壊れるから!!」

文月「ほらほらほら~」

コチョコチョ

アハハハハ!


――――


提督「はぁ……はぁ……はぁ……」グタッ

文月「えへへ、文月もなかなかのものでしょ~」ニコニコ

提督「ああ……お、恐れ入ったよ……」

提督(我ながら、こんなにくすぐりに弱いとは思わなかった)


31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:47:15.30 :f9XQuL720

文月「さてと、それじゃあ最後に」

文月「えーい!」ガバッ

ドサッ

提督「!? 文月……ベッドに押し倒して何を……」

文月「うふふ~。今から司令官は~」


文月「文月と一緒に、お昼寝してもらいます!」

提督「……昼寝?」


文月「というわけで、文月をぎゅーってしててね」

提督「……」

文月「はやく~」

提督「あ、ああ」ギュッ

文月「えへへ。それじゃ、おやすみなさ~い」


32:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:56:15.00 :f9XQuL720

文月「……zzz……zzz」

提督(寝るの早いな!)

提督(けど安心した。襲われることはなかったな)

提督(くすぐりが本当キツかったが……。さて、今のうちだ)

プシュッ

提督「おやすみ文月」ナデナデ

文月「……むにゃ……zzz……」


――――


提督「あー、あんなに笑ったのは久々だ。出したことない声も出てたよな」

提督「たまには思いっきり笑うのもいいかもな。くすぐりはNGだが」


↓2「提督」

提督「ん?」


34:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/04(火) 23:57:20.44 :PXMkKKYv0
木曾


40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 00:36:00.23 :ZrK4T5fj0

提督「木曾か……って、どうしたその格好!?」

木曾「変か?」

提督「いや、似合ってるけど……女の子らしい服を着てるから驚いた」

木曾「姉さんたちが見繕ってくれたものなんだが、そう言ってくれると嬉しいな」

提督「あー、あいつらが。でも意外だな、お前はそういう服を用意されても拒否するイメージだったよ」

木曾「まあな。動きにくいし、こういう服装は好みじゃない」

提督「? じゃあ何で着てるんだよ」

木曾「お前に見せるためだ」

提督「……へ?」

木曾「お前に見せたかった、それだけさ」

提督「……」

提督(まさか木曾、感染してるのか)


42:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 00:45:51.25 :ZrK4T5fj0

木曾「ところで今から時間はあるか? 一緒に海辺を散歩したいんだ」

提督「いいけど」

木曾「よし、決まりだな。行こう」ギュッ

提督「!」

提督(腕まで組むなんて……いつもの木曾じゃ考えられない)


――――


木曾「太陽は煌めき、いい風が吹いている。散歩日和だな」

提督「そうだな」

提督(セリフは木曾っぽいんだが)

提督「なあ木曾」

木曾「?」

提督「いつまで腕を組んでるんだ?」

木曾「……もしかして」


44:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 01:00:38.92 :ZrK4T5fj0

木曾「嫌、だったか……?」

提督「!」


提督(ま、まさかこんな寂しそうな顔をするとは)

提督「嫌じゃないよ。ただ、いつもはこんなことしないから」

木曾「……そうだな」

木曾「今日の俺はどうかしている。こんな気持ちになるなんて」

提督「?」

木曾「ふふ……こんなことを言ったら、もっと驚くだろうが」

木曾「あえて言うぞ。俺はお前と2人きりになりたかった」

提督「!!」

木曾「他の艦娘の目が届かないような場所に行って、話をしたかったんだ」

提督「……」

木曾「何というかな……今日の俺はおかしいんだ。自分で言うのもあれだが」

木曾「この気持ち、どう表そうかな。つまるところ……」

木曾「女が出てしまっている」


45:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 01:13:36.23 :ZrK4T5fj0

提督「女が出てる?」

木曾「ああ、こんなの初めてだ。お前をはっきり男として意識しているんだ」

木曾「そして、男のお前に俺は惹かれている。いや、『いた』と言ったほうが正しいか」

木曾「元より俺はお前に惹かれていたんだ。それが今日という日に抑えきれなくなったのかもしれない」

提督(ウイルスのせいなんだがな)

木曾「お前はとても素晴らしい。艦娘たちに指示を与え、たくさんの結果を残している」

提督「それは艦娘のお前らが頑張ってくれてるからだよ」

木曾「そうやって謙遜する性格も良い」

提督「いやいや、事実だ…」

木曾「認めるんだ。お前は良い提督であり、良い男だ」

提督(何を言っても無駄なパターンか)

提督「ありがとう」

木曾「うん、褒め言葉を素直に受け取るのも良い」

提督(どっちなんだよ)


46:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 01:24:34.93 :ZrK4T5fj0

木曾「ああ、ダメだな……これが惚れるという感情なのか」

木曾「お前のどんな部分も愛おしいと感じてしまう」

提督「そ、そうか」

木曾「自覚したら、余計に気持ちが膨らんでいく」

木曾「くっ……胸が苦しい……い、一体どうすれば……!」ギュッ

提督(胸を抑えてこの言葉。いつもの木曾のようで木曾じゃない)

木曾「……なあ」


木曾「提督?」

提督「!」ドキッ


木曾「この気持ちを抑える方法、知らないか……?」

提督(頬を赤らめて、切なげな顔……普段の木曾なら絶対にしない)

木曾「苦しくてたまらないんだ、お前を見ていると」ドキドキ

木曾「教えてくれ。この胸の高鳴りを静めて欲しい」ドキドキ


47:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 01:34:27.62 :ZrK4T5fj0

提督(静めろと言われてもな……)

木曾「……」ドキドキ

提督「……」


ギュッ


木曾「!」

提督(抱きしめることしか思い浮かばない)

木曾「おい」

提督「?」

木曾「さっきより胸の高鳴りが大きくなったぞ、どうしてくれる」

提督「えっ、わ、悪い」

木曾「……だが」

木曾「とても心地いい気分だ」ギュッ

提督「そ……そうか、よかった」ホッ


48:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 01:47:24.49 :ZrK4T5fj0

木曾「……ところで」

提督「ん?」

木曾「俺を抱きしめたということは、俺の告白を受け入れたということでいいんだな?」フフフ

提督「!? 待て、告白なんていつ…」

木曾「テンプレートを言ってないだけだ。ちゃんと思いを打ち明けただろう」

木曾「それとも何か? お前は覚悟ができていないのに俺を抱き寄せたのか?」

提督「いや、その……」アタフタ

木曾「その反応、やはりか。仕方ない奴だ」

木曾「キスで許してやろう、ほら」グイッ

提督「!!?」

木曾「どうした?」

提督(こ、こいつ積極的になり過ぎじゃないか?)


49:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 01:55:44.99 :ZrK4T5fj0

提督(キスはさすがに……まあ何人かにしたけども)

提督(ここはサッとすませて、ウイルスを打ち込むか)

木曾「言っておくがしないという選択は…」


チュッ


木曾「……おい」

木曾「確かにキスだが、誰が額にしろと言った」

提督「すまん」

プシュッ

木曾「うっ!」

ガクッ

提督「これで許してくれ」

木曾「……き」

提督「!?」

木曾「貴様、何を打っ……た……」

ガクッ


50:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 02:07:36.39 :ZrK4T5fj0

提督「……お、驚いた。まさか起き上がるなんて」

木曾「……zzz」

提督「眠ったか。抱えてっ、と」ヒョイッ

木曾「zzz……んん……」

提督「ひょっとして今回のワクチンは、前のより強力だから必ず眠るのか?」

提督「これは診察室のベッドが埋まるかもしれないぞ」

スタスタ


――――


提督「まだ嵐が寝てた。やっぱりワクチンがパワーアップしたせいか」

グゥゥ…

提督「……腹が減ったな。そろそろ昼食を食べよう」

↓2「提督ー!」スタタタッ


52:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 02:08:26.05 :V+ejRJ1e0
鬼怒


60:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 21:20:01.01 :ZrK4T5fj0

鬼怒「執務室にいなかったから探したよー! どこ行くの?」

提督「鬼怒か。腹が減ったから食堂に行こうかと」

鬼怒「え? 偶然! 鬼怒も今からお昼行こうって思ってたの!」

鬼怒「で、よかったら提督も一緒にどうかなーって」

提督「まだなのか。昼食の時間はとっくに過ぎてるのに」

鬼怒「さっきまで眠っててさー、へへ」

提督「なるほどな……じゃあ行くか」

鬼怒「うん!」ギュッ

提督「……腕に抱きつく意味は?」

鬼怒「えっ、ダメなの?」

提督「いや……いいけど……」

鬼怒「ふふ」ニコニコ

提督(鬼怒も例に漏れず、か)

スタスタ


61:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 21:24:57.13 :ZrK4T5fj0

スタスタ

提督「なあ鬼怒」

鬼怒「何?」

提督「食堂に誰かいると思うか」

鬼怒「んー、いないんじゃない? もうオヤツの時間だし」

提督「だよな」

提督(鬼怒の他に誰かいたら、てんてこ舞いだ)


――――


↓2「こんにちは」

鬼怒「いたね」

提督「……」


63:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 21:26:20.02 :UKBcF7SYo
松風


65:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 21:44:41.26 :ZrK4T5fj0

提督「食事中だったのか松風」

松風「ああ、演習に夢中で時を忘れてしまってね。気がついたらこんな時間さ」

松風「司令官も今から昼食かい?」

鬼怒「こほん」

松風「おっと……ごめん、鬼怒さんもいたんだね」

鬼怒「なっ、その言い方はないでしょ!」

松風「ごめんよ。つい司令官に目が行ってしまって……鬼怒さんも昼食に?」

鬼怒「うん、提督と一緒にね♪」

松風「……そうか」

提督「妖精さんはまだ料理を?」

松風「いるよ。提督をずっと待ってたらしい」

提督「それは申し訳ないことをしたな」

提督「鬼怒、俺が頼んでくるから、ここで待っててくれないか」

鬼怒「え。……うん、分かった。じゃあカレーで」

提督「カレーだな」スタスタ


66:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 21:54:00.24 :ZrK4T5fj0

松風「……」パクッ

鬼怒「……」ジー

松風「……」モグモグ

鬼怒「……」ジー

松風「なんだい? ジーッと僕を見つめて」

松風「もしかして鬼怒さん、僕のことが好きなの?」

鬼怒「!? ち、違うって!」ブンブン

松風「あっは、そうだよね。鬼怒さんが好きなのは司令官だもんね」

鬼怒「!」

松風「いいよね司令官。優しくて素敵な人で」

松風「僕も大好きだよ」ニコッ

鬼怒「!!」

鬼怒(そ、それってどういう……)


67:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 22:07:52.52 :ZrK4T5fj0

スタスタ

提督「お待たせ鬼怒、カレーだ」スッ

鬼怒「あ、ありがとう」

提督「どうした? 目を丸くして」

鬼怒「ううん、何でもない」

松風「司令官のことが大好きだ、って話をしてたのさ」

提督・鬼怒「!?」

提督「なっ……唐突に何なんだ」

松風「ふふ、偽りのない素直な気持ちだよ」

鬼怒(……やっぱりそういう好きなんだ)

提督(ま、まさかつい最近やってきた松風にまで?)


68:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 22:20:15.53 :ZrK4T5fj0

松風「司令官は本当に優しいよね。初めてここに来た僕に付きっきりで鎮守府のことを教えてくれて」

松風「おかげで難なく輪に入ることができて、とても助かったよ」

提督「それは、お前が上手く立ち回ったから…」

松風「ううん。司令官の力が大きいよ、感謝してる」

提督「そ、そうか」

鬼怒(なになに!? この雰囲気!)

松風「ご飯、食べたらどうだい?」

提督「そうだな。いただきます」

鬼怒「……いただきます」

鬼怒(うう、提督と2人っきりのご飯だやったー、って浮かれてたのに)

鬼怒(おのれー!)ジー

松風「?」


69:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 22:33:37.00 :ZrK4T5fj0

鬼怒「あ、そういえば松風ちゃん、もうご飯食べ終わってるよね」

鬼怒「そろそろ次の用事を済ませなくていいのかな?」

松風「遠征までまだ時間はあるし、ご飯が食べ終わったらここから出なきゃいけない決まりもないよね」

鬼怒「……うん」

鬼怒(そりゃそうだ)

提督「……」ガツガツ

松風「……ふーん。なるほどなるほど」ジー

提督「? 何だ松風」

松風「ご飯粒ついてるよ」ヒョイッ パクッ

鬼怒「!!!!」

提督「い、言ってくれれば自分で取ったのに」

松風「ごめん、つい反射的に」

鬼怒(それ鬼怒がやってみたかったやつ!!)


70:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 22:45:02.70 :ZrK4T5fj0

松風「と、僕が納得していたのはご飯粒のことじゃなくて」

松風「司令官のご飯の食べ方さ」

提督「食べ方?」

松風「知ってるかい。食事の仕方はね……男女の交わりの傾向が分かるらしいんだ」

提督・鬼怒「!」ドキッ

松風「僕も聞いた話なんだけど、例えば」

松風「司令官は豪快にガツガツと食べるよね」

松風「そういう人は、行為の時も積極的らしいよ」

鬼怒「……な、なるほど」ドキドキ

提督「何でお前が納得してるんだよ」

鬼怒「いや……提督って意外と強引なんだなって」ドキドキ

提督「決めつけるな!」


71:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 22:53:35.31 :ZrK4T5fj0

鬼怒「じゃあ消極的?」

提督「いや、そうでも……って何でそんなこと明かさなきゃいけないんだよ!!」

松風「あとね。豪快な割には、ご飯を綺麗に、丁寧に食べてるよね」

松風「それはつまり、行為も丁寧だってことらしいよ」

鬼怒「女性を丁寧に扱う……なおかつ強引……へへっ」ドキドキ

提督「もうやめてくれ! 変な話題を持ち出すな松風!」

松風「あっは、ごめんね。ふと思い出したから、つい」

松風「でも、想像が掻き立てられるよね」ドキドキ

鬼怒「……」ドキドキ

提督「こっち見るのやめろ、飯が食えないから」


72:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 23:06:10.82 :ZrK4T5fj0

鬼怒「あの、提督」

提督「?」

鬼怒「今晩、鬼怒と飲みませんか……?」

提督(露骨に誘って来たな)

松風「僕も一緒にいいかな。司令官ともっと仲良くなりたいんだ」

提督(松風も!? いや、こいつはライクなのか? 分からん)

提督(まあ何にしても、ウイルスに感染してる可能性はあるんだ……ワクチンを打たないとな)


――――


提督「ふぅ、食べたな」

鬼怒「ごちそうさまー」

松風「さて、それじゃあ暇つぶしに、僕の部屋に遊びに来ないか司令官」

提督「松風の部屋?」


73:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 23:13:31.94 :ZrK4T5fj0

松風「遠征までまだまだ時間があるんだよ、いいだろう?」ギュッ

鬼怒「待って! 鬼怒も行く!」ギュッ

松風「鬼怒さんも? いいよ」

鬼怒「よっし!」

提督(……話を進めているところ悪いんだが)

提督(他の艦娘を治療しなきゃいけないからな)

提督「すまん2人とも」

松風・鬼怒「え?」


プシュッ プシュッ

松風「うっ」ガクッ

鬼怒「!?」ガクッ


74:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 23:20:44.03 :ZrK4T5fj0

提督「よっと……2人を抱えるのは苦労するな」

妖精「?」

提督「ああ、妖精さん。悪いけど食器を任せてもいいかな」

提督「この2人を診察室に連れて行かないと」

妖精「♪」

提督「ありがとう」スタスタ

提督(というか、妖精さんはウイルスにかからないんだな)

提督(そもそも事情は知ってるのだろうか)


――――


提督「痛たた……ちょっと腰を痛めたかも」

提督「2人一気に担ぐのはキツかったかな……」


↓2「提督?」

提督「……お前か」


76:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 23:21:12.32 :DlqYCK1h0
初霜


79:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 23:34:14.76 :ZrK4T5fj0

初霜「大丈夫ですか? 腰、痛めたんですか?」

提督「ちょっとな……あまり無理をするもんじゃないな」

初霜「どうしましょう、持ち合わせは絆創膏しかなくて」

提督「気にしないでくれ。本当にちょっと痛めただけだから」

初霜「ダメですよ。腰は悪くするとタチが悪いですから」

初霜「診察室に行きましょう! さあ!」グイグイ

提督「診察室!?」


――――


zzz… zzz…

初霜「あら? 大勢の方が眠ってますね」

提督(ウイルスのおかげでな)

初霜「ちょっと待っててくださいね、湿布を探しますから」

提督「ありがとう」


80:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 23:41:23.38 :ZrK4T5fj0

嵐「zzz……zzz……」

提督(しかし本当に起きないな。まだ嵐が眠ってる)

スタスタ

初霜「ありました。さあ、そこのベッドに横になってください」

提督「いいよ、座ったままで」

初霜「ダメですよ。腰に負担のかからない体勢にならないと」

提督「いやいや、そんな…」

初霜「横になってください♪」ニコニコ

提督「……はい」

提督(な、なんか怖いぞ)

初霜「あ、その前に軍服を脱いでください。邪魔ですから」

提督「そうだな」ヌギヌギ


81:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 23:49:01.16 :ZrK4T5fj0

――――

提督「よし、これでいいかな」

初霜「ええ。ではシャツを捲りますね」ピラッ

初霜「……!」ドキッ

提督「? どうかしたのか」

初霜「い、いえ……提督の背中……たくましいなぁって」ドキドキ

提督「……」

初霜「あの……触ってもいいでしょうか」

提督「触らないと貼れないだろう」

初霜「そ、そうですよね!」

初霜「……あ、あの」

提督「何だ?」

初霜「えっと……もしよろしければ、なんですけど」モジモジ


82:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/05(水) 23:58:45.48 :ZrK4T5fj0

初霜「ま……マッサージはどうでしょうか……?」

提督「マッサージ? へえ、できるのか」

初霜「得意です!」

提督「じゃあ頼もうかな」

初霜「はい。で、では……」

モミモミ ギュッ ギュッ

提督「ん……」

初霜「こんな感じでどうですか?」

提督「気持ちいいよ」

初霜「よかった。続けますね」

モミモミ ギュッ ギュッ

提督(痛い……けど気持ちいい。痛気持ちいいというやつだな)

提督(まさか初霜にこんなスキルがあったなんてな)


83:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 00:03:51.96 :kOyfTEVl0

モミモミ ギュッ ギュッ

初霜「……」

提督(気持ちいい……)

初霜「……」

提督(……けど、なんか……)

モミモミ ギュッ ギュッ

初霜「……?」

提督(な、なんか手つきが……どんどん)


初霜「提督」

提督「ん?」

初霜「せっかくなので、全身をマッサージしますね」

提督(決定か!)


84:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 00:11:00.91 :kOyfTEVl0

提督「いいよそこまでしなくて」

初霜「私がやりたいんです、やらせてください」

提督「お、おう」

モミモミ ギュッ ギュッ

提督(何だ、ちょっとおかしくなってきたぞ)

初霜「足、ふくらはぎ、太もも、お尻、腰、背中」

初霜「そして肩、首っと」

提督「も、もういいか?」

初霜「まだです。仰向けになってください」

提督「は?」

初霜「まだマッサージは終わってないので」

提督「……分かった」クルッ

初霜「よいしょっと」

提督「!?」


85:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 00:21:38.42 :kOyfTEVl0

提督「初霜、腹に跨がる必要はないだろ」

初霜「次は手ですね」モミモミ

提督(聞いてない?)

初霜「はぁ……はぁ……とてもたくましいです」

初霜「こ、この手で抱かれたら……私……」ドキドキ

提督「!!」

提督(やっぱり変だ! 間違いなく感染してる!)

提督(早くワクチン……を……)

提督(あ!!)


提督(そうかしまった! ワクチンは軍服のポケットだ!)

初霜「はぁ、はぁ」ペロペロ

提督「初霜!? ゆ、指を舐めるな!」


86:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 00:29:50.12 :kOyfTEVl0

提督(くっ、軍服は……あそこか)

提督(あと少しで手が届くのに、くそ!)

初霜「提督」グイッ

提督「!!」

チュッ

初霜「ん……ちゅっ……」

提督「初霜……! や、やめ……!!」

提督(霞の時と同じだ! 振り払えないし、このままじゃ……)

初霜「はむ……んふ……」

提督(も、もうちょっとだ! ほんのちょっとで……!)


提督(……よし!!)ガシッ


87:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 00:38:59.04 :kOyfTEVl0

提督(これでワクチンを初霜に)ガサゴソ

提督(元に戻れ!!)

ガシッ

提督「!!」

初霜「な、何をする気ですか?」グググ

提督(止められた!)

初霜「これ、何の注射ですか」

提督「……お前を元に戻す薬だ」

初霜「私、どこも変じゃないです!」

提督「そうか? いつもの初霜なら、強引にキスなんてしないと思うが」

初霜「それは……私が胸にしまっていた願望というか」

初霜「提督とこういうことをしてみたいって密かに思ってて」

提督「よく聞け初霜。それはあるウイルスに感染してるからで…」

初霜「とにかくこの注射はしまってください!」


88:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 00:46:27.50 :kOyfTEVl0

提督「そうはいかない! お前に元に戻ってもらうため、これを打たないと!」グググ

初霜「や、やめてください!」

ゴロゴロ ドサッ

提督「うぐっ!」

提督(床に思いっきり……!)

初霜「離してください!」ジタバタ

バキッ

提督「痛いっ!? お、大人しくしろ!」


プシュッ

初霜「きゃっ!」

グタッ


初霜「……zzz」

提督「はぁ……はぁ……な、何とかなった……」

提督「しかし今の絵面こそ、事情を知らないと本当に危ないな」


89:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 00:53:59.29 :kOyfTEVl0

提督「というか、今ので他の艦娘は……」

提督「……起きてないな。よかった、のか?」

提督「とりあえず初霜を寝かせて、次の艦娘を……ん?」

提督「うわっ! う、嘘だろ……軍服が水浸しだ……」

提督「これ、全部ワクチンか?」

ガサゴソ

提督「ぜ……全滅……」

提督「どうする。ワクチンがないと艦娘を元に戻せない」

提督「明石のとこに行って、もらうしかない……」


90:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 01:02:07.37 :kOyfTEVl0

――――


スタスタ

提督「まさかこんな事になるなんて」

提督「油断して服を脱がなければ……軍服を下敷きにするなんてことは……」

提督「……いや、後悔しても意味がない」

提督「こうなったら、なるべく艦娘と出会わないように明石を探さないと」

↓2「……」

提督「ゆっくり、慎重に進むんだ。周囲に気を配って」

↓2「……」ツンツン

提督「っ!!」ビクッ


92:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 01:02:36.37 :I5fn+EUVo
比叡


96:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 01:15:09.26 :kOyfTEVl0

提督「ひ、比叡……っ!」

比叡「なんでこの世の終わりみたいな顔をするんですか」

提督「いや……はは、何でもないんだ」

提督(言ってるそばから見つかってどうするんだ!)

比叡「それにこっそり歩いてましたけど、隠れんぼでも? 私も参加したいです!」

提督「違うよ、何でもないんだ本当」

比叡「そうですか。ちょっとワクワクしたのに」

提督「……じ、じゃあもう行くからな」スタスタ

ガシッ

提督「!」

比叡「待ってください! 実は司令にお願いがあるんです!」

提督「……」


98:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 01:28:42.98 :kOyfTEVl0

提督「どんなお願いだ」

比叡「心の底からのお願いです」

提督「内容を言ってくれ」

比叡「……えっと」モジモジ


比叡「いつもお世話になってる司令に、ケーキを焼いたんです」ポッ

提督「すまん急いでるんだ」スタスタ


ガシッ

提督「ぐえっ!?」

比叡「どうして逃げるんですか!?」

提督(そりゃ逃げるだろ! 比叡の態度からして感染してるっぽいし、今の俺に逃れる術はないんだ!)

提督(仮に感染してなかったとしても、比叡の作ったケーキは……!)

提督「に、逃げたつもりはないんだがな」

比叡「あ、そうなんですか。今回作ったケーキ、すっごく上手く焼けたんですよ」ニコニコ


99:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 01:37:33.97 :kOyfTEVl0

提督「そうか」

比叡「何から何まで完璧にできて!」

提督「あのな比叡」

比叡「もったいないので味見はしてないんですけど」

提督(しろよ)

提督「なあ比叡、俺はこれから明石に会わなきゃ…」

比叡「でもきっと美味しいですよ! ほっぺた落ちちゃいますよ!」

提督(……命の間違いじゃないのか)

提督「比叡、いい加減に話を聞いて…」

比叡「ふふふ……どうですか、食べたくなってきたでしょう!? さっそく私の部屋に行きましょう!!」ガシッ

提督「へ?」

比叡「一名様ご案内!!」スタタタッ

提督「おい! 待てって言ってるだろこら!」スタタタッ


100:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 01:45:43.06 :kOyfTEVl0

――――


比叡「ちょっと待っててくださいね」

提督「……」

提督(比叡の部屋、こんなに女の子らしい感じなのか)

提督(意外ってほどでもないけど……って、呑気に観察してる場合じゃない)

提督(どうする? 比叡に迫られたら成す術がないぞ。良い雰囲気になるのは絶対に阻止しないと)

提督(ケーキを食べて、美味しいと一言感想を述べ)

提督(それから部屋を出る。全てをなるべく迅速に)


スタスタ

比叡「お待たせしましたー!」

提督(来たか)

提督(さて、一体どんなケーキを……)


101:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 01:51:53.91 :kOyfTEVl0

提督「……ん?」

比叡「どうですか! この素晴らしい見た目!」

提督(チョコレートケーキか。綺麗にデコレーションしてあるな)

提督「美味しそうだ」

比叡「でしょう? 切り分けますね!」テキパキ

比叡「はい、どうぞっ」サッ

提督「……いただきます」

比叡「召し上がれ?」ニコッ

提督(が、問題は味だ)

提督(せめて気絶はしないよう祈る!)パクッ

提督「……」

提督「……?」モグモグ


102:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:00:40.06 :kOyfTEVl0

比叡「司令……ど、どうですか……?」

提督「……」


提督「美味しい」ボソッ

比叡「!!」


提督「美味しい! 美味しいぞこれ、比叡!」パクパク

比叡「ほ、本当ですか?」

提督「お前も食べてみろ! 店に出せるレベルだぞ!」

比叡「は、はい」パクッ

提督「美味しいだろ!?」

比叡「ええ、すごく美味しいです」

比叡「本当に……と、とっても……」グスッ

提督「!? な、何で泣くんだ」


103:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:10:36.83 :kOyfTEVl0

比叡「いえ……何というか……」

比叡「やっと司令に、笑顔で美味しいって言ってもらえて……本当に喜んでもらえたんだなって」

比叡「今までは引きつった笑顔だったので……グスッ」

提督「……そうか、引きつってたか」

提督(なんとか笑顔を作ってたんだが、気づいてたんだな)


提督「比叡、すまなかった」ペコリ

比叡「え?」


提督「比叡に誘われた時な、正直嫌な予感しかしなかったんだ」

提督「ほっぺが落ちるなんて言って、本当に落ちるのは命なんじゃないかって」

比叡「ひええ!? ひどい!!」ガーン

提督「でも撤回する、このケーキは美味しい。最高だよ」

提督「こんな美味しいものが作れるなんて、お前には料理の才能があるんだな」ナデナデ

比叡「そ、そこまで言いますか?」


104:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:18:27.34 :kOyfTEVl0

提督「言うよ、文句なしだ。もしよかったら、またこのケーキを作ってくれないか?」

提督「今度は鎮守府のみんなにな。きっと喜ぶぞ」

比叡「はい! ……で、でも」

比叡「鎮守府のみんなに作る時は、こんなに美味しくできるか分かりません」

提督「そんなことはないだろう」

比叡「ありますよ、だって」


比叡「このケーキは司令のために、愛情をたっぷり込めて作ったんですから」

提督「……」


提督「……そ、そうか」

比叡「はい」

提督「俺のためにか」

比叡「愛情を込めました」

提督「……」

比叡「……司令っ」ギュッ


105:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:26:08.05 :kOyfTEVl0

提督「……」

比叡「えへへ」ギュー

提督「……」


提督(良い雰囲気だな、これは)


提督(阻止しなければと意識していたはずが……やってしまった)

比叡「あ、司令」

提督「え」

チュッ

比叡「ほ、ほっぺにチョコがついてましたよ」カァァ

提督「……」

提督(やばい)


106:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:31:55.06 :kOyfTEVl0

提督(この雰囲気はダメだ、何とかしないとダメだ)

比叡「そ、その……司令?」

比叡「もう一つだけ、お願いしてもいいでしょうか」

提督「何だ」

比叡「……」


比叡「恋人ごっこ、しませんか」

提督「……恋人?」


比叡「ごっこです。しばらく恋人みたいに過ごすんですよ」

比叡「とにかくイチャイチャすればいいんです」

提督(この前霞に要求された、新婚ごっこみたいの恋人版か)

比叡「お願いします! 1回だけでいいので!」


107:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:42:52.09 :kOyfTEVl0

提督(また大変な事になりそうだが……)

提督「よし、1回だけだぞ」

比叡「え!? 冗談半分だったのに……ありがとうございます!」

提督(良い事を思いついたぞ)


提督「じゃあ早速だが、恋人隠れんぼをしよう」

比叡「恋人隠れんぼ?」

提督「鬼は、隠れてる方を見つけたらキスをしなければならない」

比叡「き、キス!?」

提督「そうだ。それで攻守交代だ」

比叡「なんて過激なルール!」

提督「やるか?」

比叡「は……はい! 望むところです!」フンス


108:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:49:21.82 :kOyfTEVl0

提督「いい返事だ。じゃあまずは比叡が鬼だ」

比叡「私ですか?」

提督「ああ。だから俺を見つけたら、俺にキスをしなきゃいけないんだ」

提督「恥ずかしがらずにできるかな?」フフフ

比叡「望むところです!!」ブンブン

提督「俺も簡単には見つからないぞ。じゃあ始めよう」

提督「机に伏せて、100秒数えてくれ」

比叡「了解!」

比叡「いーち、にーい、さーん……」

提督(悪いな比叡、今のうちに抜けさせてもらうぞ)

提督(これはお前のためでもあるんだ)コソコソ

スタタタッ

比叡「じゅーう、じゅーいち、じゅーに」


109:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:54:34.86 :kOyfTEVl0

――――


提督「抜け出した、はいいんだが」

提督「明石はどこにいるんだ? 俺と同じようにうろついてるよな、きっと」

提督「歩いて探すのも難儀だし、放送で呼び出しをするか」

提督「いや……そんなことしたら、感染してる艦娘が押し寄せてきそうだな」

提督「地道に足を使って探そう」スタスタ


ドンッ


↓2「!?」ドサッ

提督「す、すまん。前を見てなかった」


111:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 02:57:05.56 :+kmYbLb80
榛名


135:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 22:07:08.15 :kOyfTEVl0

榛名「……あ」

提督「怪我はないか?」

榛名「てっ」

提督「?」


榛名「提督ーーーっ!!???」ギュッ

提督「!?!?」


榛名「やっと見つけましたぁ!? 榛名、ずーっと提督を探し求めていたんですよ??」ムギュー

提督(今までにない食いつき!! こ、これはウイルスの影響か!?)

榛名「執務室から提督のお部屋を、隅から隅まで調べたのに」

榛名「どこにもいないから、榛名とっても寂しくて……?」

提督「はは、は……まあ事情があって歩き回ってたからな」ダラダラ


136:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 22:23:26.89 :kOyfTEVl0

榛名「でもよかったです。こうして見つけることができて」

榛名「不足していた提督成分を補給です?」スリスリスリ

提督「……榛名」

提督「俺は今、すごく急いでるんだ。だから離れてくれると嬉しい」

榛名「えっ」ガーン

榛名「そんな、嫌ですよ! 提督から離れるなんて」

榛名「榛名も一緒に行っちゃダメですか?」ウルウル

提督「榛名も?」

提督(……掴んで離さないのはマズいけど、一緒に連れ添うなら大丈夫か?)

提督(明石と協力して、榛名にワクチンを打てばいい話だ)

提督「分かった」

榛名「本当ですか!? えへへ!?」ギュウウ

提督「首に抱きつくのはやめてくれ、苦しいから……」


139:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 22:33:44.60 :kOyfTEVl0

提督「あと、できるなら榛名にも協力して欲しいんだが」

榛名「はい! 提督の力になれるなら、どんなことでもします!」グッ

提督「助かるよ。明石を探してるんだけど、心当たりはないか?」

榛名「え」

提督「?」

榛名「……提督」ムスッ

榛名「どうして明石さんを探してるんですかっ」

提督「どうしてって……」

榛名「もしかしてデートのお誘いを?」

提督「いやいや、仕事の話だよ。緊急なんだ」

榛名「怪しいです」ジトー

提督「し、信じてくれ」


140:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 22:51:26.09 :kOyfTEVl0

榛名「信じたいですけど……ちなみに、どんなお仕事の話を?」

提督(そこまで説明しないといけないのか)

提督(まあ、ウイルスのことを言っても差し支えはないよな?)

提督「いいか榛名。これは真面目な話だ」

榛名「はい」

提督「実は仕事というのは嘘なんだ。現在この鎮守府には、デレデレウイルスというものが蔓延している」

榛名「……でれでれ、ういるす?」

提督「そうだ。そのウイルスに感染した者は、好意を持っている相手に対してデレデレになってしまうんだ」

提督「榛名、お前も感染者の1人だと俺は踏んでいる」

榛名「……」

提督「俺はお前を治療してやりたい。そのためには明石を探さないといけない」

提督「何故なら明石こそが、この騒動を巻き起こした張本人であり」

提督「この騒動を鎮める唯一の希望、ウイルスを消し去るワクチンを所持しているから」


141:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 23:01:26.94 :kOyfTEVl0

提督「頼む榛名。鎮守府のためなんだ」

提督「明石を探してくれないか」

榛名「……んー」


榛名「どうしてですか?」

提督「えっ……」


榛名「別にいいじゃないですか。好意を持っている相手にデレデレになるなんて」

榛名「榛名は素晴らしいと思います」

提督「なっ! 本気で言ってるのか!?」

榛名「だって言い方を変えれば、好きな相手に素直になれるってことですよね?」

榛名「加賀さんや曙ちゃんみたいに、素直じゃない艦娘もハッキリと愛情表現をすることができますし」

榛名「笑顔が絶えない素敵な鎮守府になると思いますよ?」ニコッ

提督「……」


142:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 23:16:10.11 :kOyfTEVl0

提督(まさか反論されるとは。これはウイルスによる思考の変化……みたいなものなのか?)

榛名「そう! そうですよ! きっと素敵な鎮守府になります!」

榛名「なので提督、ワクチンなんか探すのをやめて、榛名と遊びましょう?」

提督「!」

榛名「場所を移しませんか? できれば2人っきりになれるところがいいです」グイグイ

提督「ま、待ってくれ榛名。俺はいつも通りの鎮守府がいいんだ、だから…」

榛名「提督のお部屋なら、誰にも邪魔はされませんよね? 行きましょう?」グイグイ

提督(急に聞く耳を持たなくなった! 結局こうなるのか!)

提督「離してくれ榛名! 俺は……」



比叡「しぃぃぃぃぃぃれぇぇぇぇぇぇい!!!!」ズドドドドド



提督「っ!?」

榛名「あれは……比叡お姉様!?」


144:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 23:26:35.18 :kOyfTEVl0

比叡「みぃぃぃぃぃぃつけ……」



比叡「たっ!!!!」チュッ

提督「んむっ!?!?!?」

榛名「」



比叡「んーー……ぷはっ」

比叡「もう、まさか部屋を出るなんて予想外でしたよ!」

比叡「策士ですね、このこのー!」グイグイ

提督「……」

提督(ま、まさか追いかけてくるなんて)

比叡「どうですか? 恥ずかしがらずにキスできましたよ?」

比叡「褒めてくださいっ」ニコッ

提督「ああ、そうだな……」ナデナデ

比叡「えへへー」


145:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 23:42:46.12 :kOyfTEVl0

榛名「……提督」

提督「!」

榛名「これはどういうことか、説明してもらえますか」

提督「え……っとな。比叡もウイルスに…」

比叡「あれ? 榛名いたんだ。何で司令と一緒にいるの?」

榛名「一緒にいたらダメなんですか?」

比叡「そういうわけじゃないけど……私と司令は、恋人ごっこをしてる最中だったから」

榛名「恋人ごっこ?」

比叡「そう! 恋人みたいにイチャイチャするの! で、今は『恋人隠れんぼ』をやってるとこで……」

榛名「恋人隠れんぼ」

比叡「これが楽しくてさー! 鬼は隠れてる方を見つけたらキスをして」

榛名「キスを」

比叡「うん、キスをして攻守交代なの。だから今度は司令が鬼ー!」

榛名「へぇ……なるほど」


148:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/06(木) 23:50:58.42 :kOyfTEVl0

提督(……こ、これはどうなるんだ?)

提督(比叡と榛名は、俺に好意を持ってくれている。でも)

提督(比叡と榛名も、お互いに好意を持っているから……)


ツンツン


提督「!」

明石「しっ……黙ってついて来てください」

提督「あ、明石」

コソコソ

明石「よし、物陰に隠れれば大丈夫ですね」

提督「会えて良かった。偶然通りかかったのか?」

明石「声が聞こえたので探りに来たんです」

明石「にしても、厄介なことになりますねこれ」

提督「え?」


149:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 00:06:53.14 :XouApFww0

明石「比叡さんと榛名さんですよ。提督を思う気持ちの衝突が起きます」

提督「衝突って……でも、あいつらはお互いに好意を持ってるだろ?」

明石「そうですね。けど提督にも好意を持ってる、この場合どっちの好意が大きいかが重要になってきます」

提督「?」

明石「つまり、比叡さんと榛名さん、両者共に1番好きな人が提督だったら」

明石「このままぶつかり合いが起きます」

提督「……」

明石「もしどちらか片方の中で、提督よりも姉妹に対する好意が大きかったら」

明石「姉妹愛が上回ることになって、もう片方に譲る形で事無きことを得ると思います」

提督「ややこしいな」

明石「まあウイルス云々関係なく、心の働きはそういうものですよ」

明石「ただ私の推測からすると、2人とも提督のことが大好きなので」

提督「そ、そうか? 榛名はともかく比叡は……」

明石「金剛さんに愛を注いでるイメージはありますけど、提督への愛もなかなかですよ」

明石「それにライクかラブかで言ったら、ラブですからね」

提督「……」


150:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 00:18:48.25 :XouApFww0

提督「というか、ワクチンを打てば争いを回避できるだろ」

提督「俺のは訳あって全滅でな。明石の持ってるワクチンを使って、2人がかりで治療しよう」

明石「……実は」

明石「私も全滅なんです」

提督「マジか」

明石「マジです。だから提督を探してたんですよ、ワクチンを分けてもらうため」

提督「今回も治療した艦娘に渡したのか?」

明石「いいえ。1人目を治療する前に転んで全部割っちゃったので」

提督「……お前……」

明石「分かってますごめんなさい……でも」

明石「まだ大淀に分けたものがありますし、研究室に行けば予備がたくさんありますよ」

提督「本当か?」


151:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 00:34:31.17 :XouApFww0

明石「はい、ただ」

明石「そこに行くまでに、すごく厄介な相手が数人いて……ふ、」


明石「服を脱がされかけたんです」ガタガタ

提督「……は?」


明石「嘘じゃないですよ、本当のことです」

提督「それはつまり……お前にラブを抱いてる艦娘が?」

明石「そういう考え方もできますけど、私は工廠に篭ってばかりなので、接する艦娘も限られてきますし」

明石「それに、出会う度に襲われたんですよ? 考えられますか?」

提督「……まあ何にしても、大淀を探すより研究室に行った方が確実だろう」

明石「やめた方がいいと思いますけど」

提督「仕方ないだろう。あの2人だって、早く元に戻してやらないと」


比叡「な、なんか榛名……怒ってない?」

榛名「……多分」

比叡「多分って何!?」


152:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 00:58:16.65 :XouApFww0

榛名「分かりません。ただ」

榛名「比叡お姉様が提督とキスしたり、イチャイチャしてるシーンを想像したら」

榛名「……ムカっときます……」

比叡「だから、怒ってるってことでしょ?」

榛名「多分」

比叡「怒ってるよね?」

榛名「ええそうですよ! 怒ってるんです! 私だって提督とチューしたいのに!」

榛名「比叡お姉様は、そんな榛名をよそにイチャイチャして!」プンプン

比叡「うっ……し、仕方ないでしょ。私だって司令と……色々したいもん……」ボソッ

榛名「色々ってなんですか! えっちな事ですか!?」

比叡「なっ! そんなこと言えるわけ……!!」カァァ

榛名「やっぱりそうなんですね!? 顔が真っ赤で隠しきれてませんよ!!」


提督「ヒートアップしてきたな」

明石「やっぱりぶつかり合いになりそうですね」

提督「見てられん……そろそろ行くよ。お前はどうする?」

明石「周囲を警戒しつつ2人を見守ってます」

提督「……もし殴り合いにでもなったら、仲裁を頼むな」

明石「はい」


153:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 01:08:30.01 :XouApFww0

スタスタ

提督「……出会う度に襲われた、か」

提督「ひょっとして、ウイルスがパワーアップしてるのか?」

提督「感染源に近ければ近いほど強力になってるとか……」

提督「まあそんな単純じゃないか」

提督「さて、気をつけて進もう」スタスタ


154:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 01:13:05.33 :XouApFww0
ここから安価を取る艦娘は、コンマ10以上でヤンデレになります。


155:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 01:17:47.02 :XouApFww0

――――


提督「……何だ? なんか寒気がしてきた、気のせいだよな?」ブルッ

提督「艦娘と出会いませんように……」


↓2「見つけた!」

提督「!?」ドキッ


157:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 01:18:13.41 :8vDdKxJn0
満潮


160:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 01:34:12.28 :XouApFww0

満潮「司令官! こんなとこで何サボってんの?」

提督(満潮……)

満潮「仕事は終わったんでしょうね?」

提督「もちろん」

満潮「ふぅん……まあ」

満潮「司令官なら当然よね」ギュッ

提督「!!」

満潮「仕事が終わったんなら、私とたくさん遊びましょ?」

提督「お、お前」

満潮「拒否しないでよね。私も色々終わらせて時間を作ったんだから」

満潮「し……司令官のために、さ」

提督(……どうやって切り抜けよう)


161:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 01:45:33.82 :XouApFww0

満潮「ね、何する? 司令官のしたいこと言って?」

提督「……」

満潮「黙ってちゃ分かんないじゃない。早く言いなさいよ」

満潮「……た、多少は……大人っぽいことしても、いいのよ……?」モジモジ

提督「満潮、すまない」

満潮「?」

提督「俺にはやらなきゃいけないことがあるんだ。お前と遊んでる暇はないんだよ」

満潮「え……」

提督「本当にすまない。それじゃ」スタスタ

提督(言い方はキツイが、これもみんなのため、満潮のためだ)


ガシッ


満潮「ま、待ってよ」

提督「……」


162:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 01:53:48.24 :XouApFww0

満潮「そんな言い方しなくてもいいでしょ!? かなり傷ついたんだけど!」プンプン

満潮「あ、そうだ! 今から間宮に行かない? 一緒にパフェ食べたい!」ニコニコ

提督「……」

満潮「ねえ、お願いっ。いいでしょ司令官?」ギュッ

満潮「こんなに頼んでるのよ? 折れてよ、ねえ」

提督(心を鬼にするぞ)

提督「すまん。また今度な」

満潮「今度じゃイヤなの! 今がいいの!」

提督「今はダメなんだよ……悪いな……」

満潮「……そう」


満潮「ほんっとウザい」

提督「!」


163:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 02:05:31.96 :XouApFww0

提督(え?)

満潮「なによ、せっかく私から誘ってるのに」

満潮「少しは素直になろうって決めて、思い切って声かけたのに」

満潮「それを平気で、簡単にあしらうんだ」

提督(な、何だこれ)

満潮「思えば当然かもね。私、いつも嫌な態度取ってるし」

満潮「それが頭に浮かんで、同じことしてやろうって思ったんでしょどうせ」

提督「違う。そんなことは…」

満潮「じゃあ何で突き放すのよッ!!」

提督「っ!?」ビクッ

満潮「どうして断るのよ! 私の勇気を踏みにじらないでよ!」

満潮「おかしなこと言ってるのは分かってる……けど、受け入れてよ……グスッ」

提督「……」


164:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 02:16:34.36 :XouApFww0

満潮「……どうして……どうして……」ポロポロ

提督(どうすればいいんだ。というか、これはウイルスのせいなのか?)

提督(それともすでに大淀がワクチンを打っていて……)


満潮「……ああ、そっか」

提督「!」

満潮「簡単なことだった」

満潮「司令官の中の私がそんなに嫌な奴なら、そのイメージを壊しちゃえばいいのよ」

提督「へ?」


ガバッ


提督「うっ!?」ドサッ

提督「み、満潮……何を……」

満潮「ごめんね司令官。私、今日からいい子になる」

満潮「どんな命令も素直に聞く、従順ないい子になるわ」

満潮「だから、たくさん愛して?」ニコォ…

提督「っ……!!」ゾクッ


165:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 02:27:32.59 :XouApFww0

満潮「さあ司令官、どんなことでもいいから」

満潮「私に命令して?」

提督(何だ……何なんだこれ。明らかにいつもの満潮じゃないし、デレデレウイルスでもない?)

満潮「……何にも言わないね。もしかして恥ずかしいの?」

満潮「ふふっ、そうなのね。分かってる……男の人が女の子にして欲しいことなんて」

満潮「大体決まってるもんね」

提督「は……?」

満潮「初めてで上手くできるか分からないけど、頑張るからね」ヌギヌギ

提督「まっ!? 待て待て待て! 何してるんだ満潮!」

満潮「何って、脱いだほうがいいでしょ?」

満潮「それとももしかして、着てた方が興奮する?」

提督「お、お前……とにかくやめるんだ!!」ガバッ

満潮「きゃっ!?」ドサッ


166:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 02:38:19.22 :XouApFww0

提督(あ……しまった、強すぎたか?)

満潮「……ふふ」

満潮「強引なのが好きなの? いいよ、どんな形も受け止めるから」

満潮「司令官、大好き……?」ユラァ…

提督「み……満潮……」

提督(ウイルスだ、ウイルスに違いない。やっぱり感染力だけじゃなく、症状まで……)

提督(となれば、やることは一つだ)

提督「待ってろ。すぐにワクチンを打ってやるからな!」

スタタタッ

満潮「司令官! どこに行くの?」

満潮「……やっぱり、今更遅いの……?」


167:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 02:43:00.06 :XouApFww0

――――


提督「ぜぇ、ぜぇ……追っては来ない、か」

提督「一体何なんだ……目に光が宿ってなかったし……」

提督「まさか、この付近にいる艦娘はみんな……!」

提督「いや、深く考えるのはよそう。ただワクチンを入手することだけを考えればいい」



↓2「提督……」

提督「ッ!!」ゾクッ


169:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 02:43:26.84 :RhG4ph820
飛龍


177:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 22:15:52.80 :XouApFww0

提督「飛龍か」

飛龍「どうしたの? ビクビクしちゃって」

提督「……」

飛龍「?」

スタスタ

飛龍「ち、ちょっと! 何で無視するの!?」グイッ

提督「放してくれ、急を要するんだ。話なら後でしよう」

飛龍「なんか冷たくない? せっかく良いこと教えてあげようと思ったのに」

提督「良いこと?」

飛龍「お、食いついた。気になる?」ニヤニヤ

提督「……後で聞くよ」スタスタ

飛龍「わっ、ストップ! 言うから止まって!」グイッ


178:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 22:29:30.15 :XouApFww0

提督「なるべく手短に済ませてくれよ」

飛龍「むー、やっぱり冷たい。傷つくなぁ」

飛龍「えっとね? 最近本土で話題になってる、超人気のテーマパークがあるでしょ」

飛龍「なんと! そのプレミアムペアチケットを入手することに成功したのです!」ジャーン

提督「おお、良かったな」

飛龍「反応が薄い!」

提督「蒼龍と行くのか?」

飛龍「んー、まあそれも考えたんだけど」

飛龍「言ったでしょ? 良いことを教えてあげるって」

飛龍「わ、私としてはね……提督と一緒に行きたいなって思ってるの」

提督「……」

飛龍「提督も行きたいでしょ? 超人気なんだよ! 超!」

提督「まあ、興味はあるけど」


179:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 22:47:24.42 :XouApFww0

飛龍「じ、じゃあ……!」

提督「でも蒼龍がすごく行きたがってただろ」

飛龍「へ?」

提督「目をキラキラさせて熱弁してたし、俺よりも楽しんでくれると思うから」

提督「蒼龍を誘ってやってくれ」

飛龍「い、いやいや! 私は提督を誘ってるんだよ?」

提督「それは嬉しいんだけどな。遠慮しとくよ」

飛龍「なっ……あーもう! わからず屋っ!」ギュッ

提督「!?」

飛龍「私は提督と行きたいのっ! 他の誰かじゃダメなの!」

飛龍「お願い! いいでしょ? どうしても提督とじゃなきゃ嫌なのぉー!」ギュー

提督「わ、分かったよ! お言葉に甘えるよ!」

飛龍「ホント!? やったぁー!!」ピョンピョン


180:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 22:55:00.80 :XouApFww0

提督「はぁ……やれやれ」

飛龍「提督とデートっ♪ でっ、えとっ♪」ニコニコ

提督(こんなにはしゃいで、子供みたいだな)フフ


提督「しかし、そうなったら蒼龍に何かお土産を買ってやらないとな」

飛龍「」ピクッ


提督「俺と飛龍で行ったら、きっと不貞腐れるぞ」

提督「機嫌を治すために良い物を……」

飛龍「なんで」

提督「……?」

飛龍「何で蒼龍の名前を出すの」

提督「えっ」


182:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 23:04:26.90 :XouApFww0

提督「何でって、だからあいつはテーマパークに行きたがってたから」

飛龍「違う」

飛龍「提督ってさ、いつも私と話してる時に蒼龍の名前を出すよね」

飛龍「なんでなの?」

提督「そうか? 自分ではそんなつもりはないが」

提督「もし事実なら、お前と仲が良いから…」

飛龍「どうしてなの私と話してるのに、なんで蒼龍の名前を出すの」ブツブツ

飛龍「私を見てくれてないの? 提督は私より蒼龍がいいの? なんでなんでなんで……」ブツブツ

提督「ひ……飛龍?」

飛龍「ねえ提督、一つ聞いていい?」

提督「ああ」

飛龍「もしもね」


184:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 23:17:27.28 :XouApFww0

飛龍「もしも、私か蒼龍のどちらかが轟沈しなきゃいけないってなったら」

飛龍「どっちを選ぶ?」

提督「は……?」


飛龍「答えて」

提督「そ、そんなこと」

飛龍「早く!!」

提督「……答えられない」

飛龍「いいよ、私にはお見通しだから」

飛龍「提督は蒼龍のことが大好きだから、絶対に蒼龍を選ぶ」

提督「いや…」

飛龍「そうに決まってる! 私のことなんてどうでもいいんでしょ?」

飛龍「いつも蒼龍のことを気にかけてるもんね、蒼龍が大好きだから」

飛龍「私より蒼龍のことが好きな提督は間違いなく蒼龍を選ぶ!」


186:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 23:29:07.36 :XouApFww0

提督「き、聞いてくれ飛龍、俺は…」

飛龍「また蒼龍の話? 聞き飽きたわよ!! その名前が出てくるたびに」

飛龍「私がどんな思いだったか分かる!? 笑顔の裏でどんなに心が締め付けられてたか分かる!?」

提督「……」


提督「すまなかった」ペコリ

飛龍「……」


提督「俺はお前を傷つけてしまったんだな」

提督「反省するよ、そして謝らせて欲しい。本当にすまなかった」

飛龍「今更謝ったところで私の心は晴れないよ」

提督「そうだな……だが、もうお前の前で蒼龍の名前は出さないと誓おう」

提督「それと、せめてもの罪滅ぼしだが……お前の言うことは何でも聞く」

飛龍「……何でも?」


190:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 23:39:31.35 :XouApFww0

提督「ああ、何でもだ」

飛龍「本当に何でもいいの?」

提督「言ってくれ、頼む」

飛龍「……ふふっ」

飛龍「うふふふっ。じゃーあー」


飛龍「提督は、これからずーっと私のもの」

飛龍「私の奴隷」

提督「ど、どれ……!?」

飛龍「何でも言うこと聞くんでしょ?」

提督「……分かった」

飛龍「やった♪ じゃあ奴隷さん? 早速」

飛龍「私の足、舐めて?」スッ


192:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 23:49:34.42 :XouApFww0

提督「あ、足を……」

飛龍「舐めて。ワンちゃんみたいに」

提督「……」ペロッ

提督「……」ペロペロ

飛龍「ん、あはっ……くすぐったい」

飛龍「いい子いい子♪」ナデナデ

提督「も、もういいか?」

飛龍「勝手に話さないこと」

提督「……」

飛龍「そうねー、じゃあ今から言うこと復唱して」

飛龍「私は飛龍の足を舐めるのが大好きです。とっても興奮します」

提督「!!」

飛龍「どうしたの? 早く言ってよ」

提督「……わ」

提督「私は飛龍の足を舐めるのが大好きです。とっても興奮します」


193:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/07(金) 23:58:50.19 :XouApFww0

飛龍「あははは! ホントに言った! おかしい!」

提督「……」

飛龍「じゃあ、次はね」


飛龍「足からどんどん上に舐めていって」

提督「!」

飛龍「聞こえなかったの?」

提督「……」ペロッ

ペロペロ

飛龍「んん……そんな感じ……」ゾクゾク

飛龍「ふふ、あの提督が私の足を舐めてるなんて、他の艦娘が知ったらどうなるんだろう」

提督「……」ペロペロ

飛龍「そう……どんどん上に……」

提督「……」ピタッ

飛龍「なんで止まるの」


194:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 00:06:15.87 :RhiaR/8S0

提督「……太腿もか」

飛龍「当たり前でしょ。どんどん上にって言ったじゃない」

提督「……」

提督(こ、これ以上いくと……マズいことにならないか)

飛龍「奴隷さん、何してるの」

飛龍「何でも言うこと聞くって、嘘なの?」

提督「……」

ペロッ

飛龍「きゃっ……それでいいのよ、ふふ」

提督(……飛龍には申し訳ないことをした)ペロペロ

提督(俺にできる精一杯のことをしたい。だが)ペロペロ


ピタッ


飛龍「また止まったね」

提督「……」


195:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 00:21:21.95 :RhiaR/8S0

飛龍「ご主人様の命令が素直に聞けないのかなぁ、この奴隷さんは……」ハァ ハァ

提督「も……もう太腿は舐めた」

飛龍「見てたから分かるよ。早くして」ハァ ハァ

提督「太腿から上にもいくのか」

飛龍「しつこいなぁ。どんどん上に、これだけ守ればいいの」ハァ ハァ

提督「でもこれ以上は……これより上へ行くと……!」

飛龍「そうだよ……? 早く舐めて……提督……?」ニコォ…

提督「っ……!」



満潮「みーつけた」



提督・飛龍「!?」


196:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 00:37:26.03 :RhiaR/8S0

提督「み、満潮!?」

満潮「司令官……さっき私が言ったこと、疑ってるんでしょ?」

満潮「そんなにすぐ信じてもらえるはずないもんね。でもね」

満潮「これからの私を見てて欲しいの。どれだけ本気か分かってくれると思うから」

飛龍「……ごめん満潮ちゃん。今、ちょっと取り込み中なの」

飛龍「提督に用があるなら後にしてくれる?」

満潮「そうはいかないの。司令官の頭の中から、少しでも早く酷い私を追い出さないと」

満潮「飛龍さんこそ、邪魔だからどっか行って」

飛龍「は?」

提督「……」

提督(これは抜け出すチャンスか。しかし飛龍の命令を……)

提督(いや……この騒動が終わってから、もう一度謝って……そして償いをさせてもらおう……)


飛龍「邪魔なのは満潮ちゃんよ。提督と私の時間を奪わないで」

満潮「……」


提督(本当にすまない!)スタタタッ


197:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 00:44:59.27 :RhiaR/8S0

――――


提督「空気が重く感じられるのは、ウイルスのせいなのか」

提督「……一刻も早くワクチンを入手しないとな」

提督「研究室までは、もう少しか?」



↓2「だーれだ」ササッ

提督「っ!?」


199:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 00:46:19.87 :SAsIoPEU0
敷波


201:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 01:05:12.83 :RhiaR/8S0

提督「その声は敷波か?」

敷波「お、当たり。声だけで分かるなんてすごいね」

提督「まあ艦娘たちと何年も一緒に過ごしていればな」

敷波「……そこは、艦娘たちじゃなくて敷波って言ってよ……」ボソッ

提督「ん?」

敷波「な、何でもない! そうだ司令官、今から用事ある?」

敷波「無いなら…」

提督「悪い、急いでるんだよ」

敷波「えっ」

提督(そんな悲しそうな顔をされると……)

提督「後じゃダメか」

敷波「うん」

提督(即答)


202:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 01:16:51.18 :RhiaR/8S0

敷波「あのね、司令官のためにね」

敷波「クッキー……焼いたんだ」

提督「クッキー? それなら後でもいいんじゃないか?」

敷波「焼きたてを食べて欲しい」

提督「んー……すまん。一大事なんだ」

提督「焼きたてを食べて欲しいなら、また作ってくれると…」

敷波「初めて作った焼きたてを食べて欲しい」

提督「……」

敷波「ダメなの?」

提督「すまん」ペコリ

敷波「……ふん!」


204:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 01:26:19.70 :RhiaR/8S0

敷波「いいよ、もう。好きにすれば」

敷波「焼いたの全部赤城さんにあげるし! もう作って上げないから!」プイッ

提督(……怒らせてしまったか。でもしょうがない)

提督「埋め合わせは、必ずする」ナデナデ

スタスタ

敷波「……」


ギュッ


敷波「待って」

提督「!」

敷波「今の嘘……司令官のために作ったのに、あげるわけないし」

敷波「美味しいって言ってくれるなら何度も作ってあげるから……だから一緒に来て」

提督「……」


206:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 01:39:23.57 :RhiaR/8S0

提督(……少しくらいならいいか……しかし)

敷波「お願い」

提督「……よし」


提督「ちょっとだけだぞ」

敷波「!」

提督「どこで作ったんだ?」

敷波「食堂! はやくはやく! 冷めちゃうから!」グイグイ

提督(まあそうだよな……研究室が遠のくが……)


――――


敷波「どう? これ、司令官の顔の形なんだけど」

提督「上手いもんだな」

敷波「えっへん!」

提督「ふふ。で、どれも食べてもいいのか?」

敷波「もちろん!」


207:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 01:45:52.56 :RhiaR/8S0

提督「じゃあ、俺の顔を模したクッキーを」

敷波「……」

提督「いただきます」パクッ

提督(ん? なんか違和感があるが)モグモグ

敷波「どう司令官、おいしい?」

提督「んん! とても美味し……い?」グラッ

提督(な……何だ……体に力が……)


ドサッ


敷波「あれ? どうしたの司令官、急に倒れちゃって」

提督(体が痺れて動かない!?)

提督「……敷波……ま、まさか……クッキーに……」

敷波「効果あったみたいだね、痺れ薬」ニコッ


209:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 01:54:18.96 :RhiaR/8S0

提督「痺れ薬……? 何でそんなものを……」

敷波「何でって、司令官とイチャイチャするためだよ」

提督「イチャイチャ?」

敷波「だって、キスとか絶対にさせてくれないでしょ?」

敷波「それが痺れ薬を使えば……」

チュッ

提督「!」

敷波「……ちゅっ……ん」

敷波「ほら、こんな風に簡単にできるし」

提督「そ、それだけのために、こんな……」

敷波「え? キスだけじゃないよ?」

敷波「もっとすごいこと、するつもりだもん♪」

提督「なっ……!」


210:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 02:06:13.66 :RhiaR/8S0

敷波「まずはー」

ギュッ

敷波「へへ……抱きついちゃえっ」

敷波「……心臓の音、とくとく鳴ってる……」

提督「……っ」

敷波「じゃ、服を脱がしてあげるね?」

ヌギヌギ

提督(ダメだ……どれだけ頑張っても、指先が微かに動くだけ)

提督(逃げようにも逃げられない)

敷波「さっきから指がピクピクしてるけど」

敷波「それ、100パーセントの力なの?」

提督「……」

敷波「もしかして喋れなくなっちゃった? それは予想外……」


211:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 02:17:54.67 :RhiaR/8S0

敷波「明石さんのとこから持ち出したのが間違いだったかなぁ」

敷波「お喋りはしたいのに……ちょうどいいのって無いのかな」

提督(明石が作ったのか。痺れ薬なんてどういう……あっ)

提督(そうだ! 榛名と霧島が喧嘩している場所は、この近くのはずだ)

提督(物音を立てれば、明石が不思議に思って探りに来るかもしれない!)

提督(何かないか、何か……)

敷波「あれ? ということは」

敷波「……あれも反応しないのかな……」ボソッ

提督(あった! このテーブルクロスを引っ張れば……!)

提督(ぐっ……!! くそ、全然上がらない。もっと死ぬ気で……)

敷波「……確かめてみよ」ポッ

カチャカチャ

提督(!? な、何してるんだ!!)

提督(チャックを……くっ、ヤバいぞこれ!)


212:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 02:26:27.98 :RhiaR/8S0

グッ

敷波「あれ? 引っかかった」

提督(ナイス! 今のうちに!!)グググ

敷波「ふぬー! んんー! もう、面倒だなぁ」

敷波「……あっ、そうだ」


敷波「ベルトを外して、丸ごと脱がせればいいんだ?」ニコッ…

提督(!!)


敷波「そのままジッとしててね、司令官♪」カチャカチャ

敷波「といっても動けないかー?」カチャカチャ

提督(くそっ! 動け動け! 動いてくれぇ!!)グググ



敷波「よし、取れた!!」スッ

提督(……動い……た……!!)ガシッ


213:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 02:32:33.19 :RhiaR/8S0

提督(あとは、これを引っ張れば!)

敷波「そーれーじゃーあー」

敷波「降ろしちゃえ!」スッ


ガシャーーーン!!


敷波「きゃっ!?」ビクッ

提督(よし)

敷波「食器が……! 司令官の仕業?」

提督(あとは、頼むぞ明石! 気づいてくれ!)

敷波「……司令官、まだ動けたんだね」


敷波「もっとクッキー、食べさせないと」

提督(!!)


214:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 02:38:42.69 :RhiaR/8S0

敷波「一個じゃ足りない、もっともっと」

敷波「口に詰め込んであげるから、味わってね司令官?」

提督「……!!」

敷波「はい、あーん……」



明石「誰かいるの?」

提督・敷波「!!」


明石「ん? 敷波ちゃん……そこで何してるの?」

敷波「い、いえ……お菓子を焼いてて……」

敷波(これが狙いだったのね! でも)

敷波「ちょっと食器を床に落としてしまったんです」

明石「大丈夫?」

敷波「はい! 一人で片付けますから!」


215:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 02:45:43.29 :RhiaR/8S0

明石「ならいいけど……気をつけてね?」

敷波「はーい」

敷波(残念! ここからじゃ司令官は見えないし)

敷波(助けを呼ぶこともできない。全てが水の泡だよ)ニヤッ

提督「……」


提督「明石!」

敷波(えっ!?)


明石「提督?」

提督「助けてくれ! 体が痺れて動けないんだ!」

明石「体が痺れ……まさか、敷波ちゃん!?」

敷波「……なーんだ。喋れたんだ、司令官」


216:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 02:59:37.45 :RhiaR/8S0

敷波「せっかく上手くいくと思ったのになぁ」

明石(……まだ感染してるのね)スタスタ

敷波「明石さん。この薬、どこまで痺れて動けなくなるのか書いといてくださいよ!」

明石「そんなものまで盗んで……全く」


プシュ

敷波「!」

ガクッ


提督「! その音は、ワクチンか?」

明石「ええ……大淀と会ったんですよ。少しワクチンを分けてもらいました」スタスタ

明石「榛名さんと比叡さんにも打って、喧嘩は収まりま……きゃあ!? 何でパンツ丸出しなんですか!?」

提督「!? 敷波の奴、結局降ろしたのか!」

提督「聞いてくれ明石、これは…」

明石「だ、大丈夫です。今なんとなく事情が掴めましたから」


217:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 03:06:03.24 :RhiaR/8S0

提督(どうする。穿かせてくれなんて頼めないし)

提督「なあ明石、この痺れはどれだけ長引くんだ」

明石「……そうですね。5分くらいですよ」

提督「そんなに短いのか?」

明石「ええ、まだ試作段階なので」

提督「ということは、そろそろ……」

グッ グッ

提督「本当だ、少しずつ動かせるようになってきた」

明石「戻ったらすぐ穿いてくださいね」

提督「当たり前だ」


225:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 20:52:10.72 :RhiaR/8S0

――――


提督「ふぅ……一時はどうなることかと」

明石「研究室に向かったのに、何でここに?」

提督「敷波がクッキーを焼いてくれたんだよ。断ることができなかった」

明石「なるほど」

提督「というか、やっぱりデレデレウイルスは、感染力だけじゃなく症状も悪化してるみたいだぞ」

明石「はい……それは気づいてます。性欲も強まってヤンデレ化してますね」

提督「大丈夫なのか? ワクチンは効くんだろうな」

明石「敷波ちゃんは無事に眠ったので、起きてどうなるか。神のみぞ知るです」

提督「まだ分からないってことか」

提督「ところで、ワクチンはまだ手元に? あるなら分けて欲しい」

明石「すみません、今ので最後なんですよ。大淀が持っていた数も少なくて、もらったのは2本程度で……」

提督「その大淀は?」

明石「研究室に行きました。提督と同じでワクチンを入手するために」

提督「……果敢というか、頼もしいなあいつ」


226:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 21:07:13.02 :RhiaR/8S0

提督「俺もまた行くよ。襲われてないか不安だ」

明石「襲われて危機に直面してた提督が言いますか」

提督「面目ない……でも誰かが行かないと。明石は?」

明石「比叡さんと榛名さんを看てますよ」

提督「そうか、頼むぞ」スタスタ


――――


提督「よし、敷波と会ったところまで戻って来たぞ」

提督「……静まり返ってるのが不気味だな。大淀はもう辿り着いたかな」


↓2「提督!!!!」ギュッ

提督「!!!!」ドキッ


228:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 21:08:46.54 :TTaHC62xo
北上


234:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 21:19:50.01 :RhiaR/8S0

提督「き、北上!? 脅かすなよ!」

北上「ふふふ、作戦成功」ニヤリ

提督「何の作戦だよ……」

北上「提督をびっくりさせる作戦だよ。いやー、面白いくらい体が跳ね上がったね」

提督「心臓もな」

北上「うんうん、大成功♪」

提督「……目的は何なんだ」

北上「そんなのイタズラに決まってるじゃん」クスクス

提督「イタズラ……」

提督(こいつはいつも通りだな)

北上「ねーねー、何してたの?」

提督「ん? ああ、ちょっとワクチンを取りにな」

北上「ワクチン?」


235:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 21:32:32.32 :RhiaR/8S0

提督「今、鎮守府にはあるウイルスが蔓延してるんだ」

提督「それに感染した艦娘を治療するため、研究室にあるワクチンが必要なんだよ」

北上「ふーん……よく分かんないや」

提督「お前も感染してる可能性はあるんだぞ」

北上「どうでもいいよ、それよりさー」

北上「あたしと良いことしない?」

提督「……何だよ良いことって」

北上「エッチなこと」

提督「直球だな!」

北上「そう? もっと具体的に言うなら、提督の…」

提督「言うな。それはいけない北上」

北上「? 変な提督」

提督(お前が言うか)


236:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 21:51:37.37 :RhiaR/8S0

北上「今、お前が言うなって思ったでしょ」

提督「えっ」

北上「んー……だよねぇ。なんかさ、あたし変なのよ」

北上「いつもなら冗談で済ますんだけど、これ本気だからね」

提督「……」

北上「こういう誘いを平気でするのって、ふしだらでしょ」

北上「曲がりなりにも女だし、節操を持った方がいいんだろうけど」

北上「でもそんなのどうでもいいっていうか……」ギュッ

提督「!」

北上「とにかく、提督と一緒になりたいって気持ちが溢れて来て、止まらないの」

提督「……」

提督(感染してる。しかもこれは……)


237:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 22:04:28.83 :RhiaR/8S0

北上「こうやって抱きついて、提督の匂いを嗅いでるだけでね」クンクン

北上「すごく幸せな気持ちになる」

北上「どんな変態だって話だよね」フフッ

提督「……」

北上「今なら大井っちの気持ち……分かるかも」

北上「……提督」


北上「ダメ?」

提督「……」


提督(飛龍の時にようやく気づいたんだが、俺はウイルスを消し去ることに必死になりすぎて)

提督(艦娘の気持ちを蔑ろにしすぎていたのかもしれない)

提督(ウイルスに感染したにせよ、これは艦娘たちの本音なんだ)

提督(だったら無視をせず、気持ちに応えてやってから、ワクチンを取りに行ってもいいんじゃないか)

提督(……と思ったんだが)


238:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 22:19:03.68 :RhiaR/8S0

提督(しかし一方で、ウイルスに感染したから行き過ぎた行動に走る場合もあるわけで)

提督(両者とも納得のいく落としどころを見つけるのが最善策なんだろう)

提督(……上手くいくかは分からないが)

北上「あたしと一線越えてみないかい?」

北上「って、冗談っぽくも言ってみたり」

提督「なあ、北上」

北上「?」


提督「キスじゃダメか」

北上「……え?」


提督「すまん、まずお前の誘いに返事をしよう」

提督「そういう行為はできない」

北上「……」

提督「けどな、キスとか抱きしめるとかはできる。いや、しよう」

提督「違う、させてくれ! 俺はお前を抱きしめてキスがしたいんだ!」

北上「……」

提督(我ながら何を言ってるんだ)


239:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 22:32:08.12 :RhiaR/8S0

北上「抱きしめてキスはしたいのに、エッチはできないの?」

提督「……ああ」

北上「つまり、あたしのこと都合のいい女みたいに捉えてるんだ」

提督「っ!?」

提督(そ、そうなるのか……しまった……)

提督「言い方が悪かったよ! 俺は…」

北上「あれ?」

北上「あれって何だろう、ほら」

提督「へ?」

北上「提督の後ろ。あれがワクチン?」

提督(ワクチンだと!)

提督「どこだ!?」クルッ

北上「……」ガサゴソ


ガチャッ


240:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 22:46:05.95 :RhiaR/8S0

提督「え……」

提督「な、何だ。足首に何かが」

提督「……手錠?」ジャラッ

ガチャッ

提督「!? て、手首にも」

北上「提督さー、それでも軍人? 簡単に騙されちゃって」

提督「北上、これは……!」

北上「拒否された時の最終手段だよ」

北上「そして足を引っ張れば……えいっ」グイッ

ドサッ

提督「ぐっ!?」

北上「あ、ごめん。まともに受身取れなかったね」

北上「でも……これで準備は整ったね?」ニヤリ…


241:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 23:01:02.19 :RhiaR/8S0

提督「何をする気だ」

北上「そんなの分かりきってるでしょ?」

北上「あたし、提督と一つになりたいんだよ。キスなんかじゃ物足りない」

提督「……俺の意思は無視してもいいのか」

北上「大丈夫。今は乗り気じゃなくても、あたしがその気にさせてあげる」

北上「で、そのうちあたしじゃないと満足できない体にしてあげるから?」ニコッ…

提督「っ……!」ゾクッ

提督(説得は無理だった……いや、仕方が間違ってたのか)

提督(何にしても、また身動きができない状況に!)グググ

北上「手錠を力ずくで? 無理だと思うけどなー」

北上「さてと」ヌギヌギ

スー…

提督「!!」

北上「スカート穿いたままパンツ下ろすの、ドキドキするでしょ」フフッ


242:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 23:11:24.21 :RhiaR/8S0

北上「かーらーのー」

北上「はい、プレゼント?」スッ

提督「なっ……!」

北上「あはははっ、頭にパンツ被った提督おもしろーい!」

北上「写真撮ろっと。はい笑顔ー」

提督「待て、やめっ」

パシャッ

北上「うん、なかなか良いね」

提督「……」

北上「じゃあ始めよっか。まずは提督を……」

提督「くっ!」グイッ グイッ

北上「……必死だねぇ。イモムシみたいに床を這ってさ」

北上「そんなにあたしとするのが嫌だなんて、傷つくなー」

ノシッ

提督「うっ!」

北上「のしかかっちゃえば、もう逃げられないよね?」


243:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 23:25:31.52 :RhiaR/8S0

提督「……違う」

北上「は? 何が?」

提督「お前とするのが嫌だとか、そういう問題じゃないんだよ」

北上「意味分かんないよ……もう、ガムテープも持ってこればよかった」

北上「そうすれば口封じもできて、興奮する…」


提督「俺はお前を大切にしたいんだ」

北上「!」


提督「だから、こんなことをするのはやめて欲しいんだ」

提督「頼む。手錠を外してくれ」

北上「……嫌」

提督「北上!」

北上「それよりさ提督。スカートの中、見たくない?」

北上「見たいでしょ。男だもん、見たいに決まってるよね?」

提督「……やめてくれ」


244:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/08(土) 23:33:36.01 :RhiaR/8S0

北上「いいよ? 提督にだけ見せてあげる」

北上「あたしは提督のもの、提督はあたしのものだから。ね?」スー…

提督「……!」



プシュッ

北上「!!」

ガクッ



提督「……?」

???「こっちに来て正解でしたよ、提督」

提督「お……大淀!」

大淀「はぁ、こんな場所で性行為を始めようとするなんて、とんでもないですね」

提督「それはウイルスのせいで……」

大淀「知ってます、私もウイルスに対して言ったんですよ」


246:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 00:28:22.30 :5QRMiqLL0

大淀「待っててください、手錠外しますね」

提督「その前に頭のパンツを頼む」

大淀「あ、はい」スッ

提督「鍵は北上が持ってると思うが」

大淀「……はい、ありました」

カチャカチャ

ガチャッ

提督「助かったよ」

大淀「偶然ここを通らなかったら、モザイク処理がかかるようなことされてましたね」

提督「感謝する。ところで明石に聞いたんだが」

提督「もうワクチンは入手できたのか」

大淀「いえ、まだですよ。他の艦娘に追い掛け回されてたところでして」

提督「追い掛け回された?」

大淀「ええ……誰かは言いませんけど」

大淀「このウイルス、どうやらライクをラブに変えてしまう力も持ってるみたいです」

提督「……厄介だな」


247:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 00:36:21.39 :5QRMiqLL0

提督「で、ワクチンの本数は? あと何本だ」

大淀「北上さんに使ったので最後でした」

大淀「できれば研究室に行くまで、とっておきたかったんですけどね」

提督「そうなのか。それはすまないことを……」

大淀「仕方ないですよ。では、一緒に行きましょうか」

提督「? 一緒にか」

大淀「はい。またどっちかが襲われたら、2人がかりで逃げられるじゃないですか」

北上「zzz……zzz……」

提督「……いや」

提督「大淀、お前は北上を連れて診察室で待機しててくれ」

提督「北上に好意を寄せる艦娘が来たら、大変なことになる」

大淀「……確かにそうですね」

大淀「けど提督が1人になってしまいますよ?」

提督「任せてくれ。必ずワクチンを持って帰ってくるから」


248:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 00:44:35.00 :5QRMiqLL0

大淀「北上さんに、いい様にされたのに大丈夫ですか?」

提督(明石の時とダブるな)

提督「大丈夫だよ。もし捕まっても自力で何とかする」

大淀「大前提で捕まらないでくださいよ」

提督「もちろんだ」


――――


提督(……とは言ったものの)

↓2「提督?」

提督(不安になってきた。有言実行できるといいが)


250:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 00:44:57.86 :E+RvdsNL0
朝雲


255:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 01:01:29.51 :5QRMiqLL0

提督「朝雲、聞いてくれないか」

提督「俺に頼みたいこととかある……んだよな?」

朝雲「なんで分かったの?」

提督「経験だ」

朝雲「経験?」

提督「何でもない。で、どんな頼みなんだ」

朝雲「うん……言いにくいんだけど、ね」


朝雲「キス、してみたいの」

提督「……」


朝雲「か、勘違いしないでよ? 司令とキスしたいわけじゃなくて」

朝雲「テレビでキスシーンやってて、どんな感じなんだろうなぁって気になっただけで」モゾモジ

提督(気になっただけで、キスなんて求めるか普通)


256:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 01:11:59.84 :5QRMiqLL0

朝雲「まあ、嫌なら嫌でいいけどさ」プイッ

提督(嫌かどうかで返事を求めるか。言いにくいな)

朝雲「どうなの? 私とキスするの嫌?」

提督「ちなみに口か」

朝雲「そうよ。10秒以内に答えないと、私が勝手に決めるからね」

朝雲「10987654…」

提督(早っ!!)

提督「嫌じゃない!」

朝雲「……ほ、ホントに?」ドキドキ

提督「ああ、嫌じゃない、が」

提督「どうしても口じゃないとダメか?」

朝雲「うん」

提督「……よし」


257:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 01:19:47.79 :5QRMiqLL0

提督「来い」

朝雲「! いいの?」

提督「ああ」

提督(口にキスなんて今更だ、いくらでもしよう)

朝雲「ありがとう。でも、あの……」

朝雲「できれば……司令から来て欲しいな」モジモジ

提督「俺から?」

朝雲「そう。私に詰め寄って、壁ドンして」

朝雲「耳元で『俺色に染めてやるよ』って囁いた後に……そっとキスして?」

提督「……」

提督(これは違う意味で恥ずかしい)

提督(だが、今までに比べたらお安い御用の注文だぞ)


258:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 01:24:52.65 :5QRMiqLL0

提督「よし行くぞ。壁を背にしてくれ」

朝雲「う、うん」

提督「コホン……」

提督「……」ジリジリ

朝雲「……っ」ドキドキ

ドンッ

朝雲「きゃ?」

提督「……」



提督「俺色に染めてやるよ」ボソッ

朝雲「!!」キュンッ


チュッ


259:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 01:31:46.53 :5QRMiqLL0

提督「……こ、こんな感じでどうだ」カァァ

朝雲「へ……へへへ……」ニヤニヤ

朝雲「はっ! ま、まあまあね。及第点よ」

提督「そうか、それは良かった」ホッ

提督「じゃあ、俺はもう行くよ。実は用があってな」スタスタ

朝雲「……?」


ギュッ


提督「朝雲?」

朝雲「……司令」

朝雲「もうちょっとだけ、私と一緒にいて……?」

提督「……」

提督(これはマズい方向に向かってるのか)


260:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 01:45:30.94 :5QRMiqLL0

朝雲「お願い」

提督「そうしてやりたいのは山々なんだが」

朝雲「ダメなの?」

提督「ダメじゃないよ。ただ、俺も行かなきゃならない場所があって」

朝雲「行かなくていいわ。私と一緒に過ごして?」

提督(何だ……急に積極的に。まさかとは思うが)

提督(今のキスで、朝雲の中の好意が膨らんだ?)

朝雲「司令、お願い? もし私と居てくれるなら……」

朝雲「司令の望むようなこと、何でもしてあげるから?」ニコッ…

提督「!」

提督(目から光が消えていく!? これは……!)


262:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 01:54:07.87 :5QRMiqLL0

朝雲「何でもいいの、何でも。司令のしたいこと、やりたいこと」

朝雲「私、何でも受け入れるから」

朝雲「ね? ね? お願い?」

提督「……っ!!」


提督「すまん朝雲!」スタタタッ

朝雲「あっ」


朝雲「……私の思い、足りなかったのかなぁ?」



――――


提督「な、なるほど……元々の好意を上げてしまったら」

提督「それだけウイルスも反応するのか……」

↓2「提督」

提督(!? 油断していた!)


264:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 01:55:52.19 :dc1swly50



266:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 02:03:37.66 :5QRMiqLL0

提督(今度は潮か)

潮「汗をいっぱいかいてますけど、具合が悪いんですか?」

提督「いや、そんなことはないよ」

潮「そうですか……」

提督「……」

潮「……」

提督「何かお願いがあるのか」

潮「えっ。すごい……どうしてそれを?」

提督(だよな)

提督「何となくだよ。言ってみてくれ」

潮「はい。実は……」


267:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 02:12:23.76 :5QRMiqLL0

潮「ずっと前から、龍驤さんからの視線が痛いんです」

提督「……は?」

潮「な、何というか……グラウンドでトレーニングしてる時とか」

潮「ご飯食べてる時とかもそうですけど、潮の胸ばっかり見てきて」

潮「やらしいんです」

提督「……」

提督(これは普通の相談じゃないか)

提督「それで?」

潮「提督から注意していただけないでしょうか」

潮「もう潮を性的な目で見るのはやめてくれって」

提督「……あー、何というかな」

提督「あいつは別に、お前を性対象として見てるわけじゃないと思うぞ」

潮「そうなんですか?」


268:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 02:20:28.44 :5QRMiqLL0

潮「じゃあ何で」

提督「それは触れないでやってくれ」

提督「ただハッキリ言えるのは、下心はこれっぽっちもない」

潮「そうなんですか……よかった」

提督「一応龍驤にも言っておくよ、あまりジロジロ見るなって」

潮「はい、ありがとうございます」ペコリ

提督(これで解決か? よかった)

潮「……でも」


潮「やっぱり提督は頼りになります」ギュッ

提督「……」

潮「いつも潮の相談に乗ってくれて。力になってくれて」

潮「潮……提督のこと、大好きです……?」

提督「……」

提督(まあ、こうなるな)


270:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 02:28:06.39 :5QRMiqLL0

潮「潮……提督になら……」

潮「性的な目で見られても、嫌じゃないですよ」

潮「むしろ……?」ポッ

提督「……」

潮「提督になら、潮……」

潮「何されても喜ぶと思いますし」モジモジ

提督「な、なあ潮? もうお願いは終わったんだよな?」

提督「実は研究室に向かわないといけなくて……」

潮「……お願い」


潮「終わってないです」

提督「え」

潮「……」


273:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 02:40:05.58 :5QRMiqLL0

潮「提督」


潮「潮の胸、触ってください」

提督「!?」


提督「……何だって?」

潮「お、男の人は、女の子の胸が大好きですよね」

提督「人によるとは思うがな」

潮「提督も、大好きですか?」

提督(好きならまだしも)

提督「好きか嫌いかで言えば、好きだ」

潮「触りたいですよね?」

提督「……」

潮「潮は触って欲しいです。提督に喜んでもらいたいです」

提督「……」

潮「どうぞ」ポヨン


274:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 02:48:10.45 :5QRMiqLL0

提督「……触れば、もうお願いは終わりなんだな」

潮「はい」

提督「……」


モニュン

潮「んっ」

提督「……これでいいか」

潮「だめです。提督、喜んでません」

提督「よ、喜んでるぞ」

潮「それ苦笑いじゃないですか。予想してたのと違います」

潮「もしかして提督、胸は好きじゃないんですか?」

提督「好きだよ。ただ……」

提督(悪い気持ちが先行してしまうんだよな)

潮「?」


275:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 02:55:09.80 :5QRMiqLL0

潮「とにかく、好きならもっと感情をあらわにすべきです」

提督「分かったよ」

潮「もう1回どうぞ」ポヨン

提督「……」


ムニュン

潮「あっ」

提督「……」ニコニコ

潮「ふふ……提督、やらしい笑顔です」

提督「お、お前がしろと言ったんだろう」

潮「そうですね。でも……」


潮「そんな提督も大好きです?」ガシッ

提督(!? て、手を……!)


276:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 03:07:48.40 :5QRMiqLL0

ムニュムニュ

潮「あっ……はぁ……」

提督「潮、何をしてるんだお前!」

提督(無理やり動かして、胸を……!)

潮「提督……大好き?」ムニュムニュ

潮「潮のこと、もっといじめて? はぁ、はぁ……乱暴にして……」ムニュムニュ

提督「や、やめろ潮!」ササッ

潮「ああ……嫌です提督」

潮「もっと、もっともっともっともっと、潮を好きにしてください」ギュッ

潮「胸じゃないところも触って欲しいです。たくさん触ってください、お願いします」

潮「お願いします、提督……?」ニコッ…

提督(またまたこうなるのか!)

提督(でも拘束されるわけにはいかないんだ)

提督「放してくて潮!」グイグイ

潮「じゃあもっと潮を触ってくれますか?」

提督「……よ、よし!」


277:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 03:16:54.63 :5QRMiqLL0

提督「お前がそう言うなら触るよ! だから放してくれ!」

潮「ホントですか? 分かりました」スッ

提督「……」

潮「さあ提督、どうぞ? 潮のこと可愛がってください?」

提督「……すまん」


提督「許せっ!!」スタタタッ

潮「!!」


潮「……提督のウソつき……」ボソッ

潮「でも……こうやってあしらわれるのも……?」ポッ


――――


提督「け、研究室はそろそろか……?」ハァ ハァ

提督「確かあの角を曲がれば……」

提督「!」


↓2「……」スタスタ

提督「あいつか……見つからないように慎重に進もう」


279:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 03:19:18.89 :FVGZhBJQ0
吹雪


289:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 21:13:27.03 :5QRMiqLL0

ガタッ

提督(しまっ……!)

吹雪「? 司令官、何でこんな場所に?」

提督「はは……研究室に忘れ物をしてな」

提督「取りに行くところだったんだよ」

吹雪「ひょっとして、お仕事ですか? 頑張りすぎは良くないですよ」

提督「休憩はちゃんとしてるから大丈夫だ」

吹雪「とか言って、この前熱を出して倒れたじゃないですか」

提督「あれは風邪を引いただけだよ」

吹雪「免疫力が弱まったからじゃないんですか」

吹雪「……まあいいです。私も協力しますよ」

提督「え?」

吹雪「たまには頼ってください。何をすればいいですか?」

提督「いや、いいって。俺1人で片付けられるから」


290:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 21:26:55.10 :5QRMiqLL0

吹雪「はぁ……そうやっていつも1人で抱え込んで」スタスタ

ギュッ

提督「!」

吹雪「わ、私は司令官と1番長くお付き合いしてる艦娘ですし」

吹雪「昔みたいに、私に泣きついてもいいんですよ……?」

提督「いつ俺がお前に泣きついたんだ……」

吹雪「さ、何でも言いつけてください。期待に応えますから」

提督(聞いてないな)

提督(ここで吹雪と協力して、ワクチンを取りに行くのもありか?)

提督(だが、初霜を治療しようとした時、ワクチンを見て嫌がったのが引っかかる)

提督(急に注射器を見せられて怖がっただけなのか。それとも)

提督(ウイルスが拒絶反応を起こしたのか)

吹雪「黙ってないで、何とか言ってくださいよー」


291:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 21:36:23.74 :5QRMiqLL0

提督「……悪い、吹雪。やっぱり1人で大丈夫だから」

提督「心配してくれてありがとう」

吹雪「……」

提督(もし後者だったら、ワクチンを見た途端に壊してしまうかもしれない)

提督(その可能性を考えて、感染してる誰かと協力するのはやめた方がいい)

吹雪「……そんな」


吹雪「そんなこと、言わないでください」

提督「……?」


吹雪「私、絶対に司令官のお役に立ちますから」

吹雪「お役に立てる自信があるんですっ! だから申し付けてください!」

提督「ふ、吹雪?」

吹雪「どうしてですか? どうして前みたいに私を……!」


292:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 21:50:18.38 :5QRMiqLL0

吹雪「わ、私を、頼って……くれないんですか」ポロポロ

吹雪「私のこと、嫌いになったんですか? 一緒にいたくないんですか?」グスッ

提督「何も泣かなくても……お前を嫌いになんてならないよ。大好きだし、鎮守府で1番信頼してるさ」ナデナデ

吹雪「ホントですか?」グスン

提督「ああ」

吹雪「じゃあ何で最近、秘書艦にしてくれないんですか」

提督「吹雪も羽を伸ばしたいだろうと思ってな。ずっと秘書艦をしてくれて、疲れただろう」

吹雪「疲れませんよ! 司令官の側にいるだけで元気になります!」

提督「そ、そうなのか。ありがとう」

吹雪「秘書艦は、私の場所なんです。司令官の1番近くにいられる……心安らぐ場所」

吹雪「それなのに、それなのに、あの人が……」


吹雪「……ああ……そっか、分かった……」

提督「ふ……吹雪?」


293:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 22:01:44.32 :5QRMiqLL0

吹雪「金剛さんですね」

提督「え」

吹雪「私を大好きって言ってくれた司令官が、私を遠ざけるわけないもん」

吹雪「金剛さんが司令官を脅して、秘書艦の座を奪い取ったんだ」

提督「何を言ってるんだ。金剛はそんなことしてないぞ」

吹雪「じゃあ色気ですか? 色気で司令官をたぶらかしたんでしょう」

吹雪「許さない。司令官と私を引き離すなんて、絶対に許せない」

提督「違う! 金剛はお前を気遣って…」

吹雪「というか、司令官も司令官ですよ」

吹雪「色気にあっさり負けてしまうような精神力で、司令官が務まるんですか!?」

提督「いや、だからな……」


294:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 22:11:06.95 :5QRMiqLL0

吹雪「あ……ご、ごめんなさいっ!」ペコリ

吹雪「私、感情に身を任せて酷いことを……!」

提督「……」

吹雪「そうですよね。司令官は司令官である前に、1人の男性です」

吹雪「女性の体に興味を持つのは当然ですよね?」

提督「いいか吹雪、俺は…」

吹雪「司令官」


吹雪「私じゃ……物足りませんか……?」

提督「は?」


吹雪「戦艦みたいな良い体じゃないですけど」

吹雪「く、駆逐艦には駆逐艦の良さがあると思うんです」

吹雪「私、頑張りますから……金剛さんよりも、司令官の欲望を満たせるようたくさん努力しますから……?」ヌギ


295:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 22:19:41.45 :5QRMiqLL0

提督(もうこれは……説得できるような状態じゃないぞ)

吹雪「司令官……私を、抱いてください」ハァ ハァ

吹雪「司令官の……司令官好みの女性になります。私に色んなこと教えてください……?」ハァ ハァ

提督「ふ、吹雪……」


提督「後で必ず治してやるからなっ!」スタタタッ

吹雪「!」


ガシッ


提督「!?」

吹雪「どこへ行くんですか」

吹雪「まさか……金剛さんのところ?」ゴゴゴゴ

提督「ち、違う! さっき言っただろ!」ブンッ


スタタタタッ


吹雪「……研究室?」


296:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 22:25:26.14 :5QRMiqLL0

提督「よし、この角を曲がれば!」

提督「!? まだ通路? ここじゃなかったか……いや、こっちで間違いない!」

スタタタッ


――――


提督「あった! 研究室だ!」

ガチャッ バタンッ

提督「鍵をかけて……ひとまず安心だ」フゥ…


↓2「何が?」

提督「!?!?」


298:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 22:26:01.48 :pxwkcNHDO
大井っち


300:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 22:44:47.01 :5QRMiqLL0

大井「何が安心なんですか?」

提督「大井!? 何でここに……」

大井「居ちゃマズいんですか」

提督「そ、そういうわけじゃないが……驚いたよ」

提督「研究室に用が?」

大井「ええ、まあ……明石さんに貸したものを返してもらおうと思って」

提督「何を貸したんだ?」

大井「そこまで言う必要はないと思うんですけど」

提督「……そうだな、すまん」

提督(この反応、大井は感染してない?)

大井「提督こそ必死になってここに入って来ましたけど」

大井「何ですか? 猛獣にでも襲われてるんですか?」

提督(それに近い恐怖感はあるかもしれない)


301:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 22:55:42.05 :5QRMiqLL0

提督「そんなわけあるか。探し物だよ」

大井「女性の部屋に入って探し物……まさか下着を…」

提督「何でそうなるんだ。というかここは鎮守府の施設だろう、明石の私物なんてあるはずない」

大井「ありますよ。あの人、開発か何かに没頭してて、ほとんどここで生活してるようなもんですし」

提督「……マジか」

大井「下着もそこの棚の中にあります」

提督(あ、あいつ)

大井「まさか確認なんてしませんよね」

提督「しない! ある物を見つけたらすぐ出て行く」スタスタ

提督(帰ったら説教だな。さて、ワクチンの箱は……)

提督(あった! あれか?)スタスタ

大井「……」


302:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 23:06:00.17 :5QRMiqLL0

パカッ

提督(? 注射器のみ? でもこれ以外にそれらしい物は……)

大井「あれですよ」

提督「!!?」ビクッ

提督「お、お前……いつの間に後ろに……」

大井「提督が探してるもの、あれだと思います」スッ

提督「え? あれって、ドリンクバーの機械みたいなやつか」

大井「はい」

提督「……あのな。俺は喉は乾いてないし、大体お前、俺が何を探してるか知らないだろ」

大井「ワクチンですよね」

提督「ああそうだ、ワクチ…」


提督「!?」

大井「ふふ、正解ですか?」


303:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 23:19:00.93 :5QRMiqLL0

提督「どうしてそれを……!」

大井「聞いてたんです、全部」

提督「……?」

大井「明石さんと提督の会話を。だから、ここで待ち伏せしてれば」

大井「提督は必ずやってくるって、確信してました」

提督「……感染してるのか」

大井「見れば分かるでしょう?」ギュッ

提督「……」

提督(最後の最後でこうなるとはな)

提督(何とかして、あのワクチン製造機を……)

大井「ちなみに」


304:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 23:29:14.95 :5QRMiqLL0

大井「あのドリンクバーを動かすには、私が持ってる鍵が必要ですよ」

提督「……お前が持ってるんだな?」

大井「正確に言えば、私がある場所に隠しました」

大井「提督が見つけられないような場所ですよ」フフ

提督「……」

大井「探すのはオススメしません、明日になってしまいますから」

大井「あの機械も、壊してしまったらワクチンが台無しになってしまうことくらい分かりますよね」

提督「……どうすればいい」

大井「うふふ、物分りが良いですね?」

大井「そうですね。今から私の言うこと聞いてくれたら、大人しく鍵を返します」

提督「……」


305:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 23:38:50.30 :5QRMiqLL0

提督「よし、約束だぞ」

大井「ええ……それじゃあ、まず」

提督(まず?)


大井「キスしてください」

提督「……分かった」


チュッ


大井「ん……ちゃんと口にしてくれましたね」

大井「色んな艦娘とキスしてきたんですから、こんなの朝飯前ですか?」

提督「まさか、見てたのか」

大井「全部じゃないですけどね。どれだけ気持ちを堪えるのに必死だったか」

大井「……北上さんの時は、ずっと見てました」

提督「!」


306:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 23:51:13.72 :5QRMiqLL0

大井「すごく驚きました。北上さん、いつもは提督にヘラヘラしてるのに」

大井「あんな大胆な事するなんて」

提督「ウイルスのせいだ」

大井「ですね。でも提督を好いている気持ちは偽りじゃないですよね」

大井「正直、事が始まったら乱入するつもりでしたけど、非常に残念ながら大淀さんが来てしまって」

提督(本当にありがとう大淀)

大井「でも今からひとり占めできるのでいいです♪ 北上さんには悪いですけど」

大井「さて、次は……私の服を脱がしてください」

提督「!?」

大井「はやく?」ニコッ…

提督「……」

ヌギヌギ

パサッ

大井「ふふ」

提督「……」ヌギヌギ


307:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/09(日) 23:58:22.51 :5QRMiqLL0

提督「……!」ピクッ

大井「どうしたんですか?」

提督「……いや、大井の肌に見とれてしまったんだ」

大井「何ですか急に」

提督「本当のことだよ。綺麗だ」

大井「……ありがとうござます」

大井「この下着はどうですか? 提督が好きそうなものを買ったんですけど」

提督「すごく良いよ」

大井「ふふっ、我慢できなくなっても『待て』ですからね?」

大井「それじゃあ、この下着も脱がしてください」

提督「……」

大井「どうしました? 手が止まってますよ」

提督「……」

大井「……提督……まさか……」


308:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 00:05:47.61 :X9TM8q0+0

提督「すまん大井」

ササッ

大井「っ!?」

大井「……提督。私の服、返してもらえますか」

提督「そうはいかない」

大井「もしかして本当に女性の衣服を集める趣味を? 変態ですね」

提督「必死だな。やっぱり、さっき服を脱がした時に感じた違和感は……」ガサゴソ


提督「これか」キラーン

大井「……」

提督「ワクチンの鍵だろう。どこかに隠したなんて言って、自分の服に忍ばせていたとは」

提督「見事に意表を突かれたよ。ただ、俺に服を脱がせたのが間違いだったな」

大井「……なるほど」


309:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 00:17:06.02 :X9TM8q0+0

大井「つまり」

大井「つまり提督のさっきの言葉は、取り繕いだったんですね」

提督「?」

大井「肌が綺麗だとか、見とれてしまったとか」

提督「いや、それは本音だ」

大井「嘘つき」ユラァ…

提督(!! め、目から光が……)

提督「嘘じゃない! 正真正銘、心からの言葉だ!」

大井「私の気持ちを踏みにじるなんて……少しでも喜んだのが馬鹿みたいじゃないですか」スッ

提督(包丁!? 一体どこから?)

提督「聞いてくれ大井。早くしないと、診察室で待ってる明石たちのもとに」

提督「感染した艦娘たちがやってくるかもしれないんだ」

提督「だから、あまり長居はできなくて……」

大井「そんなことどうでもいいです」


310:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 00:31:21.18 :X9TM8q0+0

大井「問題なのは、提督が嘘を吐いたということ!」スタタッ

ヒュンッ

提督「危っ……!?」

提督「ほ、包丁を置いてくれ! 嘘じゃないと言ってるだろう!」

大井「嘘つき嘘つき嘘つき」ブツブツ

提督(聞こえていない!? くっ……誤解させてしまったままだが……仕方ないか)

提督(注射器にワクチンを入れて、打つしか……!)スタタッ

大井「逃がしません」ヒュンッ

提督「うっ!?」スパッ

提督(か、間一髪……。まずは注射器だ! そして、ワクチンを!)ガシッ

スタタタッ

大井「嘘つき嘘つき嘘つき……!」ヒュンヒュン

提督「ど、どこに鍵を差せばいいんだ……ここか?」カチャッ

提督「よし! ビーカーに液を入れて……」ウィーン


311:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 00:40:16.04 :X9TM8q0+0

提督「そして注射器に……!」



ドスッ



提督「ぐっ……ぅ……!?」

大井「……あ」

大井「あ、ああ……わ……わた、し……何をして……!」

提督(せ、背中が……)ジワァ…

大井「ごめんなさい……ごめんなさい、ごめんなさい……」

大井「提督にこんなことして、最低……死んだ方がいいわ、私……!」ポロポロ

提督「は? な、何を言って……」

大井「包丁、包丁は? ハサミでもいいわ、鋭利なものを」キョロキョロ



ギュッ


313:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 00:50:19.46 :X9TM8q0+0

大井「!」

提督「落ち着け大井、俺は大丈夫だから」ナデナデ

大井「て……提督……?」

提督「少しは落ち着いてくれたか。良かった……改めて言うけど、」

提督「お前に言ったこと、全部本当だよ」

大井「え……」

提督「肌も綺麗で見とれてしまった。それに」

提督「恐らくこれはセクハラに該当する発言だろうが……少し起立した」

大井「……?」

提督「下半身の辺りが」

大井「……な」

大井「なっ……!?」カァァ

提督「そ、そういうことだ。証拠を見せようものなら、大変なことになるからできないけど」


314:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 00:56:46.15 :X9TM8q0+0

大井「……いえ」

提督「?」

大井「う……嬉しい、です……とっても」ポッ

大井「何なら見せてもらいたいくらい……?」

提督「……」


プシュッ

大井「あっ?」

ガクッ


提督「……痛てて」

提督「背中、どうなってるんだ……傷口は浅いといいが……」

提督「ふー……よし……」

ズボッ

提督「ッ!!」

提督「はぁ、はぁ……ほ、包帯は無いか……?」


315:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 01:09:59.99 :X9TM8q0+0

提督「あった、救急箱」パカッ

提督「軍服を脱ぎ、大井に被せて……包帯を巻いて……」

提督「注射器1本ずつにワクチンを入れて……診察室へ……」



ドンッ



提督「!?」

吹雪『司令官……怪我をしてるんですか?』

吹雪『大変、早く治療しないと……ここを開けてください』ドンドン

提督(吹雪、やっぱりついて来たか)

提督(こっちこそ治療してやりたいが……ん?)


ドンッ


潮『提督、血が出てるじゃないですか』

潮『潮が治して、介抱してあげます。出てきてください』


提督「……!!」


317:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 01:19:18.28 :X9TM8q0+0

飛龍『いなくなったと思ったら、こんなとこにいたんだ』


ドンドン


満潮『司令官、私が傷口を舐めてあげる。早く良くなるおまじない?』

朝雲『ここを開けて、司令。ねえ?』

吹雪『私を使ってください? きっと役に立ちます』


ドンドンドンドン


潮『お願い』

飛龍『開けてよ』


ドンドンドンドンドンドンドン



満潮『司令官?』

飛龍『提督?』

朝雲『司令?』

潮『提督?』

吹雪『司令官?』



ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン


318:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 01:27:34.13 :X9TM8q0+0

提督(ガ……ガラス張りの壁一面に……5人が張り付いて……!)

提督「あいつらは後で治療しよう……出て行ったら、また違う赤を見そうだ」

提督「確かここは、避難経路で外に繋がる道があったな。そこから出よう」



――――


明石「……」

大淀「提督、遅いわね」

明石「やっぱり私もついていけばよかったなぁ」

明石「今頃感染した艦娘に食べられてたりして」

大淀「2回も捕まったんだし、可能性は充分あるわね」


ガチャッ


提督「安心してくれ、無事に帰ってきたから」

明石・大淀「!!」


319:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 01:35:23.46 :X9TM8q0+0

明石「提督!」

大淀「ワクチンは?」

提督「研究室にあった注射器に詰めて来たぞ。あとどれだけ感染してる艦娘がいるか分からないが」

提督「今眠ってる艦娘にも手伝ってもらえば、大丈夫だろう」

大淀「そうですね……ん?」

大淀「て、提督!? なんかシャツに血がついてませんか!?」

提督「ああ……ちょっとな」

明石「ま、まさかヤンデレ化した艦娘に?」

提督「誰かは聞かないでくれ」

大淀「と、とにかく治療しますね!」

明石「私もついて行けば良かったですね、すみません!」

提督「いいよ。お前にはお前の役割があっただろ」


321:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 01:41:16.18 :X9TM8q0+0

嵐「……ん? あれ、なんで俺ここに……」

提督「!」

提督(ようやく嵐が起きた。ということは、他の艦娘もそろそろ)

提督「聞いてくれ嵐、話はあるんだ」

嵐「?」



――――――

――――

――



コンコン

提督「どうぞ」

明石「失礼します」ガチャッ

吹雪「明石さん、司令官に何か用事が?」

明石「はい。あの……席を外してもらないかな」

吹雪「? いいですけど」

明石「ごめんね!」


323:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 01:51:19.84 :X9TM8q0+0

バタンッ

明石「……秘書艦、吹雪ちゃんに戻したんですか」

提督「ああ、とても助かってるよ」

明石「働き者ですからねぇ」

提督「で、何だ?」

明石「はい……先日の騒動について、もう一度謝罪したいと思いまして」

提督「何度目だ。同じ過ちをしなければいいと言っただろう」

明石「でも、提督に怪我をさせてしまいましたし」

明石「本当にすみませんでした!!」ペコリ

提督「気にしなくてもいいのに。分かった、許そう」

明石「ははあ!」

提督(許したのも何度目か分からん)

提督「ところで、もうウイルスは除去したんだな?」

明石「は、はい! 綺麗さっぱり。もうあんなの研究しません」

提督「そうしてくれ」


325:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 01:59:16.90 :X9TM8q0+0

明石「……あの」

提督「?」

明石「その、ですね? 実は嘘なんです」

提督「何が」


明石「ウイルスが入ってたビンが、一本見当たらないんですよねー」アハハー

提督「……はあ!?」ガタッ


明石「あ、でも! 一本だけじゃ空気感染までは及ばないと思いますし」

明石「まあ直に嗅げば、1人くらい感染しちゃうかもなー、みたいな感じなんで!」

提督「探せ」

明石「えっ」

提督「早く探し出せ! 何が起こるか分からんだろ!」

明石「は、はい! ですよね、失礼しました!」

提督「……はぁ。やれやれ……」


326:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 02:05:51.11 :X9TM8q0+0

――――――

――――

――


夕張「……ふっふっふ」

夕張「明石さんが偶然完成させた、このデレデレウイルス」

夕張「盗んできちゃった! てへっ☆」

夕張「だってこんな面白そうなもの、研究しないわけにはいかないでしょ!」

夕張「さーて、まずは徹底的に調べてから……」


ツルッ


夕張「あ」



ガシャーンッ




おわり


327:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 02:08:07.44 :X9TM8q0+0
続きそうな終わり方ですが、たぶん続きません…

お付き合いありがとうございました!
安価じゃなく、リクエスト方式でやれば良かったかもしれない

依頼出してきます


328:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 02:17:47.00 :qq6FmHFqo
おつでした。面白かったよ
提督の本命がいたのかいないのか

ハーレムって夢だけど、精力回復用入渠施設でもないと提督死んじゃうよね


329:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 02:37:22.89 :X9TM8q0+0
>>328
しまった、それ書くの忘れてた…
少し続きます


330:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 02:47:15.75 :X9TM8q0+0

――――

明石「ところで提督」

提督「何だ」

明石「デレデレウイルスで、色んな艦娘から好意を向けられてるって分かりましたよね」

明石「誰か選ばないんですか? ケッコンカッコガチしないんですか?」ニヤニヤ

提督「……そうだな」

提督「何というか、俺は艦娘のことを家族と思ってるんだ」

明石「……」

提督「だから、仮に告白されても断るだろうな」

提督「そういう目で見ることはできないと」

明石「……なるほど」


明石「覚悟した方がいいですよ提督」

提督「?」

明石「残念ながらこの鎮守府の艦娘、打ちのめされても這い上がってきますから」

明石「提督が誰か1人を決めるまでアタックし続けると思います」

提督「断ってるのにか?」


331:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/10(月) 02:49:14.26 :X9TM8q0+0

明石「だって、家族と思ってるなんて言われたら諦めきれないですよ」

明石「家族の壁を越えて結ばれたい! と思いますよ?」

提督「それはおかしい。というか禁断の愛ってやつだろそれ」

明石「でも、家族だなんて親密度かなり高いじゃないですか」

明石「提督の心の向け方次第では、艦娘の誰かを好きになる可能性、ありますよね?」

提督「……まあ、そうかもしれないな」


ピッ

提督・明石「ん?」

青葉「今の全部、録音させてもらいましたよ!」

青葉「なるほど……提督が艦娘のアピールを物ともしない理由が分かって、青葉すっきりしました!」

提督「あ、青葉……お前……!」

青葉「早速記事にして、艦娘たちを焚きつけちゃいますよ!」スタタタッ

提督「待て!」

明石「無駄ですよ、スクープ魂が燃えたら、何が何でも記事にするのが青葉ちゃんですから」

提督「……」

明石「頑張ってくださいね、提督」ポン

提督「……」



おわり




2018/09/17(月) /  SS TB(0) CM(0)

SS14



曙「クソ提督がパワポケをしていて構ってくれない」

1: ◆FFa.GfzI16 2017/10/15(日) 06:04:55.05 ID:45fz52RhO

・一応パワポケと艦これのクロスSSです
・すぐ終わります
・提督、曙、明石しか登場しません
・曙は天使






2: ◆FFa.GfzI16 2017/10/15(日) 06:07:46.25 ID:45fz52RhO

曙「ねえ」
 
提督「んー」ピコピコ
 
曙「ねえってば」
 
提督「うーん」ピコピコ
 
曙「...ちゃんと私に構いなさいよ クソ提督!」
 
提督「大きい声出すなよ 今彼女攻略してるんだから」
 
曙「ふん 私が居るのにギャルゲー?いいご身分ね」
 
提督「お前パワポケの事舐めてるな?」
 
曙「そ、それが何だって言うのよ」
 
提督「...まあ、やれば分かるさ 明石
 明石はいるか!」




3: ◆FFa.GfzI16 2017/10/15(日) 06:08:23.95 ID:45fz52RhO

明石「何ですか?提督」
 
提督「パワポケの良さを伝えるためにオリジナルを作って曙にプレイさせろ」
 
明石「そういう事ならお安い御用です!」
 
曙「...」
私はパワポケとか興味は何も無かった
ただ、提督に構って欲しいだけ
でも、明石がそれを持ってきたことでその考えは変わった
 
明石「出来ました提督!パワプロクンポケットver.提督です!」
 
提督「そうか良くやった!明石、褒美にパワポケ14をやろう!」
 
明石「いいんですか?!最新作を貰えるなんて!」
 
曙「調べたけど最新作なのに2011年発売のものなのね しかもまだDS...」
 
明石「♪」
 
提督「そう言ってやるな 明石にとっては嬉しいことなんだ」
 
曙「はあ...で、それやればいいの?」



4: ◆FFa.GfzI16 2017/10/15(日) 06:08:55.15 ID:45fz52RhO

パワポケ「ああ、1作やるだけで世界が変わるぞ?」
 
曙「どうだか...じゃあやるわよ」
 
~プレイ後~
 
曙「提督...うぅどうして死んじゃったのよ... 大好きだったのに...」
 
提督「やべぇやり過ぎた 明石!明石!!」
 
明石「何ですか提督!今真ルート攻略が忙しいんですよ!」
 
提督「いや、それどころじゃなくて... ってかどんなペースでやったらそうなんるだよ」
 
明石「えへへ、そこはちょっと...」
 
提督「よし聞かなかったことにしよう それで明石」
 
明石「はい」
 
提督「幾ら何でもさらbadをそのまま使うのはトラウマだろ...」
 
明石「仰る通りです...」



5: ◆FFa.GfzI16 2017/10/15(日) 06:09:30.95 ID:45fz52RhO

提督「ハッピーエンドかと思いきやいきなり別れを告げ投身自殺だよ?これをトラウマと言わずなんと呼ぶか」
 
明石「そうですね...今は曙ちゃんのケアをしてあげてください」
 
提督「ああ 曙、パワポケはどうだった?」
 
曙「うぅ...あれ?提督生きてる...良かった...」
 
提督「没頭しすぎて現実とゲームをごっちゃにしてたんだな どうだった?」
 
曙「...提督がハマるのも無理ないわね 提督が死ぬのなんて耐えられないもの」
 
提督「ああ、パワポケは命の大切さを訴えるゲームなんだ」
 
明石「あれ、パワポケって野球バラエティってジャンルじゃありませんでした?」ピコピコ
 
提督「お前さっきから水指すなよ!」



6: ◆FFa.GfzI16 2017/10/15(日) 06:10:56.73 ID:45fz52RhO

提督「まあいい、これでパワポケの良さが伝わったか?曙」
 
曙「ええ...とっても素敵なゲームね!」
 
~しばらく後~
 
曙「ふふっ、提督ハッピーエンドよ!」
 
明石「曙ちゃんもすっかりパワポケにハマっちゃいましたね」
 
提督「ああ、とても微笑ましいな」
 
提督「でも、曙がパワポケをしていて構ってくれない...」
 
明石「現実は非情ですね」
 
曙「ふふっ♪またハッピーエンドよ!クソ提督!」
 




7: ◆FFa.GfzI16 2017/10/15(日) 06:12:00.13 ID:45fz52RhO

以上です
これからも機会があったらパワポケクロスSSを書いていければと思ってます!






【艦これ】曙「クソ提督、パワポケの新作はいつ出るのよ?」


1: ◆FFa.GfzI16 2017/11/28(火) 21:28:46.25 ID:w0vMg6iDO

・曙「クソ提督がパワポケをしていて構ってくれない」
の続き的なもの
・パワポケ×艦これ
・提督、曙、明石が主要キャラ
・ほのぼのSS



2: ◆FFa.GfzI16 2017/11/28(火) 22:51:49.54 ID:w0vMg6iDO

曙「~♪」
 
提督「おっ、曙パワポケやってるか?」

曙「もちろんよ!今はパワポケ14の裏サクセスをやっているわ」
 
提督「もう14まで行ったのか?!」
 
曙「いや、とりあえず最新作だけやっておこうと思っただけよ」
 
提督「そ、そうだよな...(パワポケシリーズの総プレイ時間が3000を有に超えるなんて言えない)」
 
曙「それにしてもこの札侍はいいわね 野球が苦手な人でも出来るし」
 
提督「そうだな、普通に札侍単体でゲーム化して欲しいほどの出来だ」
 
曙「そうね...ところでクソ提督」
 
提督「どうした?」
 
曙「パワポケの新作はいつ出るのよ?」
 
提督「?!」


7: ◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:39:46.24 ID:gZZ36pWzO

曙「最新作の14が6年前に出たのが最後よね?」
 
提督「あ、ああ」
 
曙「毎年出てたものがここ6年も出てないって...一体制作チームは何やってるのよ!」
 
提督「そ、そうだな」
 
曙「まさかもうパワポケの新作は...」
 
提督「確かに本家パワポケはもう出ないかもしれない」
 
曙「そう...」シュン
 
提督「だけど曙のためにパワポケの新作を作ってやるぞ!」
 
曙「ホント?!」パァァァ
 
提督「ああ、任せとけ!」
 




8: ◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:40:35.61 ID:gZZ36pWzO

提督「って訳で明石さんパワポケの新作を作ってくださいお願いします」
 
明石「いや、土下座されても...私は今全チーム巨人でペナント回してるから忙しいんですよ!」
 
提督「なにそれ楽しいの?」
 
明石「いえ全く。」
 
提督「なら、やるなよ...それで頼めるか?」
 
明石「んー、流石に本格的なゲームを作るなら私1人じゃ力不足ですね」
 
提督「それなら心配ない 俺が精鋭に声を掛けておいた」
 
明石「なるほど、そういう事なら是非やらせてください!」
 
提督「ああ、こちらこそ頼んだぞ!」
 
 
鈴谷「熊野、提督がパワポケの新作を作るんだってさ なんか楽しそうだね」
 
熊野「鈴谷、大変ですわ!ペナントで阪神が最下位になってしまいましたの!」
 
鈴谷「いや、全チーム阪神でやったらそうなるよね」



9: ◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:41:04.30 ID:gZZ36pWzO

提督「それでは俺を含めた4人で極秘会議を始める」
 
明石「はい」
 
夕張「はい!」
 
大淀「あの、提督少し宜しいですか?」
 
提督「ん?どうした大淀」
 
大淀「明石に夕張さんそれに私まで呼ぶなんてそれほど重要なことなんですか?」
 
提督「ふっ、愚問だな これ程のメンバーを読んでおいて重要じゃないわけが無かろう」
 
大淀「そうですね...失礼しました」


10: ◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:41:56.41 ID:gZZ36pWzO

大淀「それでは教えて貰ってよろしいですか?何の会議なのかを...」
 
提督「うむ、発表しよう 今回の会議内容は...」
 
大淀「...」ゴクリ
 
提督「パワポケ好きの曙のためにパワポケの新作を作ろう! 会議だ!!」
 
明石「よっ、大統領!」
 
夕張「カッコイイ!」
 
提督「よせよせ、俺はただの提督だぜ?で、どうだ大淀...」
 
大淀「は?」
 
提督「いや、だから曙のためにパワポケの新作を...」
 
大淀「書類は?」
 
提督「あの...今日の分はいつかちゃんと終わらせるんでご勘弁を...」
 
大淀「△〇∀??×◎ピー†▼◇!?」
 
夕張「聞いたことのないような罵詈雑言浴びせられてますけど大丈夫なのあれ...」
 
明石「提督なら大丈夫大丈夫」ピコピコ


11: ◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:42:22.78 ID:gZZ36pWzO

~大淀は説得しました~
 
提督「それでは...会議を始めます...」
 
夕張「大分提督元気無くなってるんだけど」ヒソヒソ

明石「大分大淀に絞られたから」ヒソヒソ
 
明石「まあ、こんな時は 提督、そんなテンションで大丈夫か?」
 
提督「大丈夫だ、問題ない。テンション上げてくぜヒャッハー!」
 
明石「ほら!提督も元気になったし始めましょ」
 
大淀「ヤケクソになってるだけじゃないですか...」
 
提督「それでは会議を始める前にメンバー紹介を行う」
 
大淀「何ですか、その学生バンド的なノリ...」


12: ◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:42:49.01 ID:gZZ36pWzO

提督「まずは俺 パワポケを愛しパワポケに愛された男 提督!」
 
大淀「そのネタ古いですし寒いのですが...」
 
提督「パワポケ愛は誰にも負けない俺の右腕明石!」
 
明石「提督を全力でサポートします!」
 
提督「パワポケ初心者ながらも陰ながら明石を支える夕張!」
 
夕張「全力で頑張らせていただきます!」
 
提督「そして、なんか頭が良さそうだから呼んだ大淀!」
 
大淀「私だけ説明雑過ぎませんか?!」
 
提督「それでは1人ずつ新作パワポケのプレゼンを行ってもらう」


13: ◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:43:17.83 ID:gZZ36pWzO

~夕張編~
 
提督「では、夕張前へ!」
 
夕張「はい!私が推す新作パワポケは恋愛ゲームの色を濃くしたものです!」
 
提督「ほう、と言うと?」
 
夕張「はい、主人公を美男美女にして胸キュンな展開を多くするんです!」
 
明石「夕張、少女漫画とか好きだものね」
 
大淀「なるほど、流行りの壁ドン等を用い女子人気を図ると 提督、かなりいい案じゃないですか?」
 
提督「...違う」 
 
大淀「提督?」

提督「それではただの恋愛ゲームになってしまうじゃないか!更に今まで以上に野球の要素も薄れてしまう」
 
明石「確かに男子受けは悪くなるかも.しれないわね..」
 
夕張「なるほど、この夕張一生の不覚です」
 
提督「いやいいんだ、次は大淀!」


14: ◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:17:31.04 ID:T3iAXZqqO

~大淀編~
大淀「はい、私はパワポケの事はあまり知らないのですが野球というものを活かした案を」
 
提督「ほう、と言うと?」
 
大淀「まず、サクセスは全てプロ野球編にするんです そして、実在するプロ野球チームに入団」
 
大淀「そして、1年まるまるペナントが出来る という物です!」
 
明石「まさに、本格野球ゲームって感じね でも…」
 
大淀「でも?」
 
提督「大淀…それパワプロじゃね?」
 
大淀「えっ」
 
提督「パワポケ要素ゼロじゃね?」 
 
大淀「い、言われてみれば…」

明石「大淀が落ち込んでるので次は私の案ですね」


15: ◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:18:03.06 ID:T3iAXZqqO

~明石編~
明石「さっきの大淀の案は全くパワポケ要素が無かった、なので私の案は」
 
明石「少しでも選択肢をミスると人が大勢死ぬ、鬱ポケです!」
 
提督「おお!それはきっとパワポケファンを今まで以上に絶望に貶めるな!やる事がエグいぜ!」
 
明石「それだけではありません、彼女候補のバッドエンドも今までより重くするんです!」
 
提督「例えば?」
 
明石「さらがナオを刺殺した上主人公と投身自殺」
 
明石「茜が主人公も鬱に陥らせ兄妹と思い込ませつつ心中」
 
明石「パカがジオットをメロンパンにした後対立してきた主人公もメロンパンに それと…」
 
提督「待て!もういい重いエグい、でも好き…」
 
明石「ふふふ、提督の趣味は把握済みです」
 
提督「それでは、明石の案を採用…」
 
大淀「それって、CERO引っかかりませんか?」
 
提督「あっ」
 
大淀「しかも、曙ちゃんがやるんですよね?泣き出すだけじゃ済まないですよそれ」
 
明石「言われてみれば…」
 
提督「面白そうだからいいんじゃんか!やろうぜ!」 
 
大淀「いや、子供ですか…ってか提督の案を教えて下さいよ」
 
提督「仕方ないな、最高の案を提示して見せよう」
 



16: ◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:18:40.16 ID:T3iAXZqqO

~提督編~
 
提督「俺は思い出した、これはパワポケの新作もとい曙のための物なのだと」
 
大淀「ええ、そうですね」
 
提督「そこで俺が提案するのは…カンコレクンポケットだ!」
 
明石「提督!それって…」
 
提督「ああ、パワポケと艦これを合わせた物だ 二次創作とかも多い」
 
大淀「それでどう言った内容なんですか?」
 
提督「ああ、艦これのキャラとパワポケのキャラを融合 シナリオは艦これ基準とする」
 
夕張「それ面白そうですね!」
 
提督「そうだろ?それと曙用に作るためバッドエンドも軽目(当社比)にする」
 
大淀「本当に大丈夫ですかそれ…」
 


17: ◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:19:17.72 ID:T3iAXZqqO

提督「って事で俺の案であるカンコレクンポケットでいいか?」
 
一同「はい!」
 
提督「よし、それでは制作を開始する!」
 
~1ヶ月後~
 
提督「皆集まってくれてありがとう 今日は俺の作ったパワポケ新作を曙にプレイしてもらう」
 
曙「望むところよ!」
 
提督「じゃあ、曙存分にプレイしてくれ」
 
曙「分かってるわ、って…これ私達じゃない!」
 
提督「そう、これはカンコレクンポケット お前らも全員出てるぞ!」
 
電「やった、電がいるのです!」
 
夕立「夕立もいるっぽい!」
 
時雨「僕もちゃんといるみたいだね、嬉しいよ提督」
 
提督「ああ、ほら曙」
 
曙「あっこれ…うっうう…」
 
提督「どうした曙?なんか嫌なことでもあったか?」
 


18: ◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:19:58.65 ID:T3iAXZqqO

曙「違うの…クソ提督が私のためにこんな良い物を作ってくれたのが嬉しくて嬉しくて…」
 
提督「曙…それはお前に贈る だから、いつでも楽しんでくれ!」
 
曙「ありがとう…提督」
 
提督「そして、お前らにも1人1本ずつ配るぞ!並んでくれ!」
 
鈴谷「熊野、やったね!パワポケの新作だって!」
 
熊野「鈴谷やりましたわ!阪神がリーグ優勝しましたの!」
 
鈴谷「良かったね!まあ、全チーム阪神でやってるから当たり前なんだけど」
 
 
 


19: ◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:20:30.31 ID:T3iAXZqqO

~しばらく後~
 
提督「おっ、曙今日もカンコレクンポケットやってるか?」
 
曙「ええ、もう真ルートを10回はクリアしたわ!」
 
提督「そうかそうか楽しんでくれて何よりだ」
 
曙「ところで最近明石の姿を見ないけどどうしたの?」
 
提督「ああ…ゲーム制作の疲れからかインフルエンザにかかってな」
 
明石「私もカンコレクンポケットしたい…ズズッ」
 
大淀「明石、早く寝ないと!」
 
提督「って言う始末だ」
 
曙「へえ、それじゃしばらくゲーム制作は出来ないわね」
 
提督「はは、そうだな」
 
曙「あっ、ところでクソ提督」
 
提督「なんだ?」
 
曙「パワポケのアプリはいつ出るのよ?」
 
提督「…えっ」
 
~END~


20: ◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:21:12.31 ID:T3iAXZqqO

以上です、次はパワポケアプリ編に続くかも知れません
HTML化依頼してきます!


2018/09/17(月) /  未分類 TB(0) CM(0)

SS13



【艦これ】俺の鎮守府が修羅場…?

1:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:11:43.06 ID:HOCoSYDWo


※艦これのドタバタ系SSです。

※若干のエロを含みます。

※SSどころか創作自体が初めてですので、どうぞ生温かく見守って下さい。





2:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:12:28.17 ID:HOCoSYDWo

---居酒屋鳳翔

鳳翔「はぁ、すごいプレッシャーを感じる…ですか?」

提督「はい、なんというか、鎮守府全体に、こう…圧迫感のようなものを…」

鳳翔(ニュータイプですかっ)

提督「あと、艦娘たちが全体的に様子がおかしいようで…」
提督「その様子がおかしい一部の艦娘から、強烈なオーラというかプレッシャーを感じるんですよ」

鳳翔「あー、なるほど、それの件でしたか。」

提督「何かご存知なんですか!?」

3:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:15:00.64 ID:HOCoSYDWo

鳳翔「それは、おそらく一週間前くらいからではありませんか?」

提督「ズバリそうです。鳳翔さん、なんか探偵みたいですね」

鳳翔「からかわないでください。推理したわけでなく、原因を知らないのは提督ぐらいですよ」

提督「!!!」

鳳翔「一週間前のある出来事以来、みんな大騒ぎなんですから」

提督「俺の知らないところで何か大事件が…。何かの陰謀ですか!イベントですか!?」

鳳翔「いえ、そういうわけでは…」

鳳翔「事の発端は青葉さんで……もっと元をたどれば、提督が原因なんですよ…?」

提督「ぇ……?」




4:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:15:53.18 ID:HOCoSYDWo

提督「そんなわけで、青葉を引っ張ってきた」

青葉「いたた、司令官、ちょっとなんですかもー、引っ張らないで下さいよ~」

鳳翔「青葉さん、こんばんは」

青葉「あ、鳳翔さん、どもー。何事ですか一体っ!」

鳳翔「提督が、ここのところみんなの様子がおかしいと言われるので事情のご説明を…」

提督「一週間前、青葉が何かしたと聞いてな!」

青葉「げっ! た、確かに何かはしたけど、真実を報道しただけですよ!取材の成果です!」

提督「こんな大騒ぎになるような報道ってなんだよっ!俺はなんも知らんぞ!」

青葉「提督が読んでない新聞だからそりゃ当然ですね」




5:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:16:25.19 ID:HOCoSYDWo


提督「…この提督倶楽部っていうのはなんだ……」

青葉「提督の動向をつぶさに伝える、艦娘御用達の会員制新聞ですよ!稼ぎ頭ですエッヘン」

提督「『提督、野良猫にメロメロ』『提督、しまかぜに負けないようこっそりジョギング』」

提督「なんだよこの記事は!俺のプライバシーはどこにっ!」

青葉「ふふ…司令官知らないんですか?アイドルにプライバシーは無いんですよ(ニッコリ)」

提督「俺はアイドルじゃないんだけど…。那珂じゃあるまいし…」

青葉「ちなみに、最近一番人気があったのはこの記事ですよ」

『風呂あがりに鏡前でマッチョポーズをしてみる提督。意外と良い体!』(写真付き)

提督「」




6:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:16:51.87 ID:HOCoSYDWo


青葉「痛いよー、げんこつは痛いですよー」

提督「うるさいわっ! って、これがなんで騒動の原因なんだ?」

鳳翔「いえ、原因になったのはこっちの記事なんです」

『提督、ついにケッコンカッコカリを決意!(か?)』
 先日、ついに我々鎮守府にも複数のLV98到達者が現れた。
 その際、提督は「長い間目標にしていたLV99がついに見えてきたな」と遠くを見る目で独白
 したという。
 LV99でできることといえば唯一つ、ケッコンカッコカリ!
 どうやら提督は、そのためにLV99を目指してきたようだ。
 とはいえ、我が鎮守府は、古参のほぼ全員がLV97以上。提督の本命が誰なか判然とせず、
 そのお相手が注目されている。
 本命に一番近いと思われるLV98組のメンバーに匿名インタビューを敢行したところ、以下の
 コメントが得られた。

艦娘K「テートクは間違いなく、常に先陣で活躍してきたある戦艦と結婚するつもりネー」

 果たして、この謎の人物の予想通りなのか!? 今後の動向に注目したい。




7:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:17:59.31 ID:HOCoSYDWo


提督「」

提督「トースポかっ!」

青葉「痛いです痛いです、グリグリは痛いですー」

鳳翔「提督、この記事は本当なのですか?」

提督「いやまぁ、こう言ったことは本当です。ここまで長かったですからね」

鳳翔「在籍するほぼ全員の艦娘のレベルを平等に上げてきてますから、時間がかかるのは…」

提督「まぁ、でものんびりとですがここまで来ましたから、感慨深かったというか…」

青葉「で、で、誰が本命なんですか!?」

提督「反省が足りん反省が」

青葉「痛いです~痛いです~」




8:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:18:55.90 ID:HOCoSYDWo


鳳翔「提督倶楽部は、艦娘みんなが読んでますから、あっという間に広がってしまって…」
鳳翔「そわそわしたり焦ったり、反応はみんなまちまちですけど、平静でいられない子が多くて」

提督「でも、この記事も憶測ですし、結婚といってもカッコカリですし、なぜそんな騒ぎに?」

鳳翔(はぁ…)
青葉(はぁ…)

青葉「女心がわからない上に鈍いのはわかっていたけど、ここまでとは…」

鳳翔「提督、女にとって、好きな男性と『特別な関係になる』というのはとても大切なんですよ」

提督「はあ……。じゃあ今のこの騒ぎは、誰とケッコンカッコカリするか?で揉めてるわけですか」

提督「その割には、誰もそんなこと聞きに来なかったですけど…ほんとなんですか?」

鳳翔(はぁぁぁぁ…)
青葉(はぁぁぁぁ…)

提督「な、なんですか。二人してその深い溜息は…」

青葉「とにかく原因は間違いないです」

鳳翔「そうですよ、皆さんそれで毎日そわそわして、見ていてかわいそうなぐらいですから」

鳳翔「例えば、今日のお昼のことですが…」





9:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:19:48.91 ID:HOCoSYDWo


瑞鶴(LV98)「ふう、間宮さんのアイスは元気がでるわ。これでまたすぐ戦えそう!」

翔鶴「瑞鶴、そんなに無理しなくても…」

瑞鶴「あんなやつでもね、ずっと待っていたなら、これ以上待たせるわけにはいかないからね…」
瑞鶴「って、別に何でもないよ。ちょっとやる気が溢れてるだけだからっ!」

翔鶴「ふふっ、瑞鶴ったら」

加賀(LV98)「頑張るのは良いけど、冷静さを欠いて足を引っ張ったりはしないで」

瑞鶴「な、なによ、わたしはいつだって冷静よっ!」

加賀「冷静なのであれば、もっとちゃんと見えるはずよ」
加賀(そう、あの人は、わたしがLV99になるのを待っていることとか)

瑞鶴「あなたなんて、疲労で真っ赤なのに出撃しまくりじゃない!冷静じゃないのはあなたでしょ!」

加賀「この海域ならこれで十分ですから。あなたこそ貴重なアイスをドカ食いしないでね」

赤城「そうそう、食べるならボーキサイトのほうが美味しいわよ。おかわり!」





10:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:24:54.48 ID:HOCoSYDWo


提督「なんかすごいハイペースで出撃してると思ったら…」

鳳翔「ほんとうに一生懸命がんばってますよ」

青葉「良い記事が書けそうだわメモメモ」

提督「人様のプライバシーを侵害するんじゃないっ(ビリビリ)」

青葉「冗談ですよー、プライバシーを踏みにじる相手は司令官だけにしてますから」
青葉「実際わたしも、いろいろ見てますけど、記事にはしてませんよ?」

提督「なぜ俺だけ踏みにじられるか納得行かないが、青葉も何かみたのか?」

青葉「もう、あちこちで!」
青葉「そうですね、例えば…」





11:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:25:41.84 ID:HOCoSYDWo


龍驤(LV98)「提督は、駆逐艦の子たちをいつもかわいがっとるやろ?」
龍驤「つまり、そういう好みやっちゅーことや!」
龍驤「だから、この三人に当てはめるなら」
龍驤 ×千歳>>>瑞鳳>龍驤◎
龍驤「こういうこっちゃ!」

千歳(LV98)「甘いわね!」
千歳「提督の駆逐艦の子たちへの接し方は、子どもへの愛情!」
千歳「そして、提督が敬語になる特別な相手は、愛宕さんや高翌雄さん」
千歳「やっぱり、母性への強い憧れがあるのよ!」
千歳「つまり、この三人に当てはめるなら」
千歳 ◎千歳>>>瑞鳳>龍驤×
千歳「こうしかありえないわ!」

龍驤「絶対、小さいのが好きなんや!」

千歳「絶対、大きいのが好きなのよ!」

瑞鳳(LV98)「え、玉子焼きじゃなくてわたしが食べたいって…?」(ぽわーん)
瑞鳳「そ、そんな、心の準備が……、あ、提督……格納庫まさぐっちゃ…」(くねくね)





12:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:34:04.98 ID:HOCoSYDWo


提督「」

鳳翔「正規空母も軽空母もヒートアップしてしまってますね…」

青葉「LV97以下の子はまだ冷静だけど、LV98の子たちはひとごとじゃいられないみたいですね」

鳳翔「青葉さん、そうでも無いんですよ」

青葉「そうなんですか?」

鳳翔「ええ、提督が大好きだけどまだLV97っていうのをすごく重く受け止めちゃって」
鳳翔「わたしは対象外なんじゃ…?みたいな不安を感じているようです」

青葉「あー、それはわかりますね」

鳳翔「ええ、これは昨夜のことなのですが…」





13:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:35:49.98 ID:HOCoSYDWo


足柄(LV97)「うー、どうしてなのよー、なんでわたしじゃないのーヒック」

準鷹(LV97)「せっかくの酒、楽しく飲みなよー。まだ決まったわけじゃ無いんだしさー」

暁(LV97)「一人前のレディーであるわたしを置いてけぼりとか、ひどいしヒック」

準鷹「暁はオレンジジュースで酔えるのか。なかなか筋がいいねぇ。さ、もう一杯トクトク」

暁「ありがとヒック。お礼はちゃんとヒック」

足柄「しかも妹に先をこされるなんて…ヒック。なんでよーヒック」

準鷹「羽黒ちゃんは、またそわそわして赤くなったり青くなったり、見てて気の毒だよ」

足柄「幸せな悩みでしょーヒック。わたしなんて最終候補に残れなかったんだからヒック」

準鷹「でもさ、LV98の子も続々と増えてるし、まだわっかんねーよー?」

足柄「ふん、そんな楽観的な気持ちにはなれないわヒック。もういっそ既成事実を…ギラリ」

暁「足柄さん目が怖いし。ていうか既成事実って?」

足柄「お子様にはわからないかー。夫婦だけに許される男女の夜戦のことよっ!」
足柄「これを先にしちゃえば、(さらにいろいろ仕掛ければ)、すぐ結婚よ!」

暁「/// お子様ゆーな!わ、わかってるし! 二人で裸で同衾だしっ!」

準鷹「お、暁はもう大人のことを知ってるのか。さすがおねえちゃんだな!」

暁「子ども扱いするなー!」





14:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:36:39.46 ID:HOCoSYDWo


鳳翔「足柄さんの背後に、狼のオーラが見えました」

青葉「こわいわー」

提督「俺、身を隠したほうがいいんだろうか…」

青葉「あはは、足柄さんはああ見えてほんとは子犬ちゃんだから、そんな度胸ないって!」

提督「しかし意外だな…。駆逐艦みたいな小さい子は結婚なんて興味ないと思ったが」
提督「今の話に出た暁もそうだが、駆逐艦や軽巡の様子がおかしいのも同じ原因なのか…」

鳳翔「提督…、女の子なら、三歳ぐらいでもうお嫁さんに憧れるんですよ…」

青葉「ほんっと、カッコカリとはいえ結婚の重みをわかってないわねー、司令官は!」

提督「(たじっ)あ、不勉強すみません…」

青葉「ていうか、身を隠すなら、足柄さんよりもっと他の人から隠れるべきよね」

提督「どういうことだ…?」

青葉「いとしのお姉さまが提督に夢中で、イライラしてる子がいっぱいっていうことです!」

提督「な、なんだよそれは…」

鳳翔「いえ、青葉さんの言うとおりかもしれません。先日も筑摩さんから相談があると言われて…」





15:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:37:43.47 ID:HOCoSYDWo


鳳翔「おまたせしました筑摩さん。ご相談とはなんでしょう…」

筑摩「鳳翔さん…。実は…実は利根姉さんの様子がおかしいんです!!」

鳳翔「利根さんが…。今日も普通に晩御飯を食べていらしたような…」
鳳翔「でも、確かにすこしぼんやりされていたでしょうか?」

筑摩「はい、ここ数日どこか上の空だったのですが」
筑摩「今朝、姉さんを起こしに部屋に行ったらですね、一人鏡の前でつぶやいていて…」

利根(LV98)「そうだ、吾輩の艦載機がそこでっ…え、どうしたのだ提督、真面目な顔で」
利根「な、なんじゃと! 突然何を言い出すのじゃ」
利根「へ、返事じゃと…、こ、こんな突然では…」
利根「あ、違う、待つのじゃ…」
利根「吾輩はここぞという場面でいつもこうじゃ。カタパルト不調だったり…」
利根「本当は心のうちなど決まっておるのじゃ…ただ突然で慌ててしもうてな」
利根「こんな吾輩が本当に良いのか? なんと、我輩でなければダメだと言うのか…」
利根「し、しかたのないやつじゃの。そこまで言われては断れん…。その、よろしく頼むぞ?」
利根「ああああああーーーーーー、なんてな!なんてな!(悶悶)

筑摩(ね、姉さん…)

鳳翔「それはまた…、利根さんはあまりそういうタイプではないと思っていましたが…」
鳳翔「でも、利根さんの乙女心を止めたりできませんし、相談と言っても…」

筑摩「いえ、そこで相談なのですが、悪の元凶たる提督を社会的に、あるいは物理的に」
筑摩「かつ合法的に抹[ピーーー]る良い方法はないでしょうか?」

千代田「わたしも知りたいです!」
大井「魚雷一斉掃射でいいんじゃないでしょうかフフフ」
比叡「35.6cm砲一斉掃射も良いですよ」

鳳翔「」





16:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:40:56.71 ID:HOCoSYDWo


提督「ふるさとの父さん、母さん、俺は帰れそうにありません…」

青葉「ま、自業自得ですけどね!」

提督「おまえがっ!おまえがっ!余計なっ!記事をっ!グリグリ」

青葉「痛いです~痛いです~」

鳳翔「でも提督、LV99となればいずれ訪れる問題だったのでは無いでしょうか?」

青葉「そうですよー、そもそも提督がはっきりしないのが悪いんじゃん」

提督「はっきりって…。俺は司令官として日々戦いを…」

鳳翔「お仕事を果たすのは立派ですが、ともに戦う子たちの好意とどう向き合うかも」
鳳翔「ちゃんと考えないとダメですよ。みんな女の子なんですから」

青葉「そうそう。ていうか司令官、そもそも誰かと結婚する気あるんですか?」

提督「ぇ……」

鳳翔「そこは是非わたしも聞きたいですね」

提督「ぇ、まさかの無援護…」

青葉「そこがはっきりすれば、状況も変わりますよ!」

提督「そ、そういうものか…?」





17:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:42:17.46 ID:HOCoSYDWo


提督「ケッコンカッコカリは…。もちろん考えていた」
提督「そもそも、そうしなければ先に進めないからな(強さ的な意味で)」

青葉「おお!先に進むために結婚を考えていたのですね!(男女関係的な意味で)」

提督「ああ、俺だって男だ。しっかり前進していきたい(海域的な意味で)」

鳳翔「まぁ、そこまでの決意でしたか…ぽっ(カッコカリ→結婚的な意味で)」

提督「だがそれで問題が起きているなら…俺なりに対処を考えてみる」
提督「二人共ありがとう、状況は大体飲み込めた」

鳳翔(LV98)「いえ、お役にたてたなら何よりです。これからもずっとお役にたてるよう」
鳳翔「がんばりますね!」ぐっ!

提督「は、はぁ、ありがとうございます」

青葉(LV98)「いやー、提督も思ったより情熱的だったんだね!仕事バカかと思ってたよ!」
青葉「そんなにしっかり見てくれるなら、わたしも司令官だけを…って、何てね!」

提督「あ、ああ、ありがとう」

提督「それじゃあ今日は帰るよ。二人共また明日」





18:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:43:30.09 ID:HOCoSYDWo


---翌日

提督倶楽部号外!
『提督、ケッコンカッコカリからさらに前進していきたいと語る』
提督への独占インタビューの結果、提督はケッコンカッコカリをきっかけに、さらなる先に進んで
行きたいという考えを示した。ケッコンカッコカリを最終目的だと捉えてきた艦娘の皆様には驚き
のことと思うが、どうやら提督はそれで終わらせるつもりは無いらしい。
現在、ケッコンカッコカリから前進するなにかといえば…もうこれはカッコカリではなく…という
ことしかありえない。どうやらそれほどの想いを秘めているお相手が居るようだ。
提督は、とても情熱的な目でじっとわたしを見つめながら、熱く語っていた。
これはもしかするとインタビュアーこそが本命なのかもしれない。





19:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 15:44:46.97 ID:HOCoSYDWo


金剛「ヘーイ提督! まずは一度ヴィッカースに行ってご挨拶しなきゃネ!」
金剛「だいジョーブ!提督みたいな紳士なら、イギリスでもちゃんと認めてもらえるネ!」

加賀「上手く言えないけど…これでもとても幸せな気持ちなんですよ?」
加賀「人生の秘書まで任せてもらえるなんて…」

瑞鶴「そ、そこまで考えていたなら、ちゃんと言ってくれれば良かったのに!」
瑞鶴「そうすれば、もっと優しくできたのに…。って、調子に乗っちゃダメだからね!」

龍驤「うちのこと、そこまで大切に思ってくれてるん?テレテレ」
千歳「うふふ…千代田に怒られちゃうけど、もう黙っているのも無理ね。義妹になるんだし…ね?」
瑞鳳「えへへー、99式艦爆みたいな赤ちゃんがほしいなー。きゃっ!」

足柄「わたしの夢がすぐそこに…もうなりふりかまっていられないわ…」
暁「既成事実…既成事実……そしたら念願のお嫁さん…ぶつぶつ」

利根「な、なんじゃと、我輩をそこまで…。だ、大丈夫、これは武者震いじゃ。覚悟はできておる…」
利根「じゃが、や、優しくな……? って、あああああーーーー、なんてな!なんてな!」

筑摩「[ピーーー]」
千代田「[ピーーー]」
大井「[ピーーー]」
比叡「[ピーーー]」


提督「あ、あ、青葉ーーーー!!!てめぇえええええ!」


とりあえずおわり




32:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 20:06:14.51 ID:HOCoSYDWo


提督「ふう…ただいま。まぁ、誰も居ないわけだが」

提督「士気が高くて戦いは良い感じなのだが…、とにかく疲れる…」

提督「地雷原の中を裸足で歩くような緊張感だ…」

提督「とにかく疲れた…風呂はいって寝るか…」

提督「ん……なんかベッドが盛り上がってるような……」

提督(べ、ベッドに人の気配……まさか足柄さんか…)

提督(そんな…、ほんとに実力行使だと…!ど、どうすれば……)

提督「べ、ベッドにどなたかいらっしゃいますか…?」(おそるおそる)

ごそごそ

暁「し、司令官・・・ご、ごきげんようです・・・」

提督「」

提督「はぁぁぁぁぁぁ・・・・、なんだ、暁か…」

暁「な、何だとはなによっ!ぷんすか」




34:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 20:13:47.68 ID:HOCoSYDWo


提督「で、暁はいったいなんでまた俺のベッドにいるんだ……?」

暁「それはその……きせーじじつというか実力行使というか大人の夜戦というか…」

提督「この鎮守府は駆逐艦の教育に良くないな……」

暁「ちゃ、ちゃんと覚悟を決めて来たんだから!子ども扱いしないでよね!」

暁「ちゃんとシャワー浴びて……その、服脱いで待ってたんだから……」

提督「ぇ・・・。まずい、それはまずい。ちょ、裸なら布団から出るなっ出るなっ!」

暁「で、でも…、裸はどうしても恥ずかしくて、水着で…」

提督「・・・潜水艦?」

暁「水着着てるだけよ!ぷんすか」
暁「やっぱり同衾するのは水着じゃだめなの…?裸じゃないときせーじじつにならない?」

提督「いや、別にそういう趣味の人もいっぱいいるだろうから…って、ん?」
提督「暁、お前の言う「きせーじじつ」ってどんなだ?」

暁「へ、変態! は、恥ずかしいこと言わせようとするしっ!」

提督「いや、なんかちょっと違和感がな」

暁「な、なによ。あれでしょ、男女が裸になって、一つのお布団で一緒に寝ることでしょ!」
暁「恋愛映画とかでそういうのちゃんと勉強してるしっ!」

提督「うーん……」






35:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 20:25:38.23 ID:HOCoSYDWo


提督「まー、今日は大人しく部屋に帰れ。大人の男女はそんな簡単に同衾しないものだぞ?」

暁「そ、そういうものなの?」

提督「そうだぞー。元に、今まで誰一人として俺のベットに忍び込んだ人はいない」
提督「みんな立派なレディだからな」

暁「そ、そうね。わたしはレディだから今日はもう失礼するわ」

提督(やっぱり暁はちょろいなぁ…)

提督「それじゃあお休み。そのカッコでウロウロするなよー」

暁「わかってるわよ!ぷんすか」

---廊下

暁「・・・なんだか上手くごまかされた気がしてきたし…」

伊58「あ、知らない子でち。新しい仲間でちか?」

暁「あ、ごーやちゃん。えと、これは違くて…」

伊58「白い水着ということは、まるゆちゃんの友達でちか」
伊58「みんな今は海底の方で遊んでるでち。案内するでち」

暁「え、ちょ、ちょっとまって、違うし!わたしはあかつk」

伊58「新しい仲間がきて、みんな喜ぶでち、さ、潜行するでちよー」

暁「ほ、ほんとにちょっとまって、あ、沈む、沈むぅぅぅぅぅ」






36:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 20:39:01.68 ID:HOCoSYDWo


提督「うーん、ちょろい暁でよかった…。足柄さんだったら俺は今頃どうなっていたか…」

提督「部屋の鍵、ちゃんと掛けるようにしよう、うん。」

提督「しかし、既成事実の認識があんな感じだと、駆逐艦たちが気軽に忍び込んでくるとか」
提督「今後もあるかもしれないな…。ただ寝るだけで結婚できると思ったら…」

提督「とはいえ俺が性教育などしようものなら、すぐに憲兵さんのご厄介だ」

提督「とりあえず暁には…。大人っぽい響ならちゃんと知識もあるだろうから」

提督「響(Верныйだけど)からさり気なく話してもらうか…」

提督「しかし、根本的な解決もしないとな…。どうするべきか…」

提督「zzzzz……」






37:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 20:50:33.76 ID:HOCoSYDWo


---翌日

響「司令官、暁姉さんに内密で話ってなんだい?」

提督「ああ、来てくれたか。暁にはばれなかったか?」

響「姉さんなら、轟沈しかけたとかで入渠中だよ。ぐったりしていた」

提督「昨夜会った時はピンピンしてたんだが…。一体何があったんだ……?」

響「何でも、潜水艦の子たちと遊ぼうと思って深海まで潜ったとか」

提督「あいつ・・・何やってるんだ・・・」

響「それで、姉さんがどうしたんだい?」

提督「あー、それでな、ちょっと言いにくいんだが」

提督「暁って大人ぶってるけどすごい子どもだろ? それでな、いわゆる大人の男女の」
提督「夜の営みというか夜戦というか、それを誤解しているみたいなんだ」

響「こ、こういう話題はさすがにちょっと…恥ずかしいな…」

提督「か、勘弁してくれっ。それでな、俺から説明するのもあれだし、響から」
提督「さり気なく教えてやってほしいんだよ。誤解したままなのも可哀想だしな」

響「了解…。説明するのはいいんだが、司令官、どうして突然そんなことを?」

提督「ぇ! いやまぁそのあれだ! そろそろ知らないと困るかなーとかな!」






38:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 20:51:21.07 ID:HOCoSYDWo


提督(あれ……なんか空気が冷たい…シベリアのような…)

響(LV98)「暁姉さんと…ケッコンカッコカリするつもりなのかい…?」

提督(俺の本能が危険を告げている・・・!何かまずい!)
提督「あぁぁぁ、違う違う、仕方ない、ちゃんと説明する!」
提督「実は昨夜な…(かくかくしかじか)」

響「なるほど、そんなことがあったのか」

提督「それでな、ちゃんと知っておかないとまた気軽に部屋に来ちゃうかもしれないから」
提督「きちんと本当のことを知っておけば、そうそうは来ないだろうと」

響「わかった、わたしからちゃんと説明しておく」

提督「助かるよ…」

響「水着を着ていたら同衾したって男女の営みとは呼べないからね。さすがに裸になるのは」
響「姉さんも、恥ずかしくてそうそうはできなはずだ」

提督「えーと…」

響「一緒に恋愛映画で勉強したのに、姉さんもそんな勘違いをするなんて…」

提督(意外にもこの子もか…)






39:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 21:09:46.67 ID:HOCoSYDWo


提督「さてどうしたものか…。いっそ鳳翔さんに保健体育でもお願いするか…?」

ばたーん(ドアの開く音)

雷「司令官、こういうのはもっとわたしを頼ってよ!」
電「なのです!」

提督「な、なんだ一体…」

雷「なんだじゃないわよ!響姉さんに特別任務を頼んだでしょ!」

電「暁姉さんを教育する秘密任務なのです!」

提督「なんだ、お前たちにも伝わってるのか」

雷「さっき、響姉さんがわたしたちのところに来たのよ」

電「それで、真剣な顔でお話していったのです」

---

響「実は、提督から暁姉さんの間違った知識を正してほしいと言われてね」

響「二人ももしかしたら誤解しているかもしれないからと思ってね」

響「好きあった男女が、裸になって同衾することが恋人の証みたいなものらしいんだ」

響「でも、恥ずかしいからと言って水着を着ていたりすると意味が無いからね」

---

提督「うーん…」

雷「意外よね、暁姉さんはともかく、大人っぽい響姉さんまでそんな誤解してるなんて!」

電「夜の営みとは、そんなロマンチックなだけでなく、もっと激しいものなのです!」

提督「」

提督「ちょ、ちょっとまて、そっちのほうが意外だ!お前たちが知ってるのか!?」





40:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 21:21:31.74 ID:HOCoSYDWo


雷「それはまぁ、ねぇ」チラ

電「なのです…」チラ

提督「人の!股間を!見るな!」

雷「そこに隠された単装砲でねぇ」チラ

電「貫くなんて…司令官さん、鬼畜なのです…」チラ

提督「」

提督「ま、まぁ、酔っぱらいみたいな例え方はともかく、意外にもちゃんと知っているようだ…」

雷「ふーんだ、だから最初からわたしに頼ればいいのよっ!」

雷「わたしだってお役にたつのです!」

提督「まあ、それなら話は早い。悪いんだが暁と響に、それとなく教えてやってくれないか?」

雷「まかせておいて!」
電「了解なのです!」






41:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 21:39:02.64 ID:HOCoSYDWo


---夜、廊下にて

提督「さて、今日も疲れた…。今日はちゃんと鍵をかけたから安心して部屋に帰れるな」
提督「お、響じゃないか、よお、こんばんは!」

響「ひっ!」後ずさりっ

提督「え、どうしたんだ真っ青な顔して?何かあったのか?」寄り

響「ひぃぃ!」後ずさりりりりっ

提督「ぇ……?」

響「や、やあ司令官、Добрый вечер(こんばんは)」
響「いや、あの、イヤというわけではないんだ」
響「ただ、いくら不死鳥と呼ばれるわたしでも、お腹を貫かれたらタダではすまない」
響「そ、そもそも、単装砲を槍のように使うなんて間違っているな」
響「だ、だから、その、もう少し覚悟を決める時間がほしい」
響「そ、それじゃあまた!」走り去りっ!

提督「」





42:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 21:53:30.98 ID:HOCoSYDWo


---提督執務室

雷「司令官。こ、こんな夜更けにどうしたの」
電「眠いのです…」

提督「おーまーえーらーにー! きーきーたーいーこーとーがーあーるー!」

雷「お、怒っていることはわかったわ。どうしたの?」

電「目が覚めたのです」

提督「さっき響に会ったぞ。そして…(かくかくしかじか)」

雷「さっき説明した時も青い顔してたし、やっぱり怖いのね」
雷「正直言えばわたしも怖いしね。」

電「いなづまも想像するとちょっと怖いのです…」

提督「…お前たちに悪気が無いことは分かった(ぐったり)」

提督「それで、その知識が、どこから、どういう話で入ってきたか、それを聞かせてもらおうか」

雷「えーと、わたしたちもつい最近までは響姉さんと同じように思ってたんだけど」

電「先日、鳳翔さんのお店でですね」





43:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 21:54:39.42 ID:HOCoSYDWo


---居酒屋鳳翔

鈴谷「(提督倶楽部を見ながら)ふーん、提督って意外と男らしい体してるのね」

愛宕「ふふっ、かわいらしいのに男らしいなんて、提督って罪な人ですね♪」

如月「えー、でも後ろ姿だけじゃわからないじゃん!」

愛宕「そうですね、提督自慢の単装砲もこれじゃ見えないですしね♪」

鈴谷「!」
如月「!」

愛宕「あらあら、お二人とも、そこは気にならないのかしら?ニコニコ」

鈴谷「そ、そうよね! やっぱり男は立派な単装砲を持ってないとね!」

如月「そ、そうそう! そうじゃなきゃいくら男らしくても満足できないわね!」

愛宕「そうよねー、やっぱり夜戦が得意じゃないとね♪ニコニコ」

---通りかかった雷電
電「あの…提督は艦娘じゃないですけど、単装砲を装備しているのですか?」

雷「わたしは装備しているの見たことないわ」

愛宕「あら、二人ともこれからご飯なの? ふふふ…提督だけじゃなくて男の人は」
愛宕「股間の部分に、単装砲を常に装備してるのよ」

雷電「ほへー」





44:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:04:39.40 ID:HOCoSYDWo


電「でも、そんなところに単装砲を隠して、一体何に使うのですか?」

雷「提督は海戦に出るわけじゃないしね」

愛宕「うふふ、この単装砲は戦い用じゃなくて、男女の愛の営み用なのよ」

電「男女の営みっていうと、は、裸になって一緒に寝るのですよね///」

愛宕「うふふ、実はね、寝るだけじゃなくて、特別なことをするのよ」

雷「特別なこと!? なになに、どんなことをするの!?」

愛宕「それは、そこの経験豊富なお二人が詳しく教えてくれるわニッコリ」

鈴谷「!!」
如月「!!」

雷「教えて!」
電「ほしいのです!」

鈴谷「あ、え、えーとね。ま、まずは、そう!キス!キスしたりするの!」

如月「そ、そうそう!愛しあう男女はまずキスよね!」

愛宕「ニコニコ」

鈴谷「え、えーとそれでね、そのあとは…。その、提督の単装砲を」
鈴谷「手で触ってると、だんだん熱くなって…」

如月「単装砲を、その、なめたりすると、徐々に発射準備が進むというか」

雷「なんだか不思議な単装砲ね…」

鈴谷「それでね、準備完了になった単装砲を…そ、その」

如月「お、お腹に突き刺すのよ!!」

電「!!! そ、そんなことをしたら大変なのです!!」

鈴谷「こ、これでわかったわね!じゃあ、わたしは用事があるから!!」だだー

如月「わたしも用事があるんだった!それじゃあまたね!」だだー

愛宕「ニコニコ」





45:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:13:23.39 ID:HOCoSYDWo


電「愛宕さん、ほんとうにそんなことをするのですか…?」

雷「愛って暴力的なのね…」

愛宕「ふふっ、そんなに怖がることはないわ。確かに最初はちょっと痛いけど」
愛宕「これは愛の行為で、男女ともすごく幸せな気持ちになれるし、とっても気持ちいいのよ」

雷「うう、痛そうなだけにしか聞こえないわ…」

愛宕「二人は体が小さいから、最初は小破ぐらいになっちゃうかもだけど、本当に最初だけよ」
愛宕「慣れてくると、もっともっと夜戦がしたいって思うようになるわよニコニコ」

雷「そういうものなの…?」
電「奥が深いのです…」

雷「愛宕さんも…もっともっと夜戦したいの…?」

愛宕「ええ、こう見えて夜戦は得意なのよニッコリ」

愛宕(LV98)「できたら提督と毎日夜戦できたら嬉しいわニッコリ」

電「愛宕さん、川内さんみたいなのです」

愛宕「えっと、彼女とは違うわ…」

雷「じゃあ……、愛宕さんも、提督とケッコンカッコカリを目指してるの……?」

愛宕「うふふ、それはできたら嬉しいけど、でももし仮にケッコンカッコカリできても」
愛宕「提督は独り占めできるような人じゃないわ♪」

電「なんだか難しいのです…」





46:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:19:13.74 ID:HOCoSYDWo


提督「なるほど、中途半端なたとえ話をストレートに受け止めたか」ズキズキ

雷「何よその頭が痛いって顔!」

電「何か…まちがっていたですか…?」

提督「いや、たとえ話としてなら間違っていないが…」

雷「何か間違っていたならちゃんと教えてよ!」

電「ちゃんと教えて欲しいのです!」

提督(ああ、俺にエロ同人の主人公みたいな勇気があれば、実地で教えるところだが…)
提督(ヘタレの俺は一体どうしたら…)

提督「あー、わかった!もう、たとえ話は抜きにして、ストレートに話す!」
提督「ただ、お前たちにこんな話をしたってなったら俺の立場がやばいから内密にだぞ!」

雷「た、立場が危なくなるような話なの…?」
電「さいこうきみつなのです!」

提督「いや、そういう訳じゃなくてな…、こう、憲兵さん的な意味合いでな…」

提督「それはまあいい! ではちゃんと説明するぞ!まず単装砲というのはだな…」





47:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:28:07.24 ID:HOCoSYDWo


提督「-----というわけだ。これらの行為をセックスという」

雷電「ほへー…」

提督「どうだ、ちゃんと理解できたか?」

雷「う、うん。ちゃんとわかったわ。赤ちゃんを作る行為なのね」

電「確かに、思っていたのとちょっと違ったのです…」

提督「わかってくれて嬉しい。最初からこうすればよかった…」
提督「じゃあ、それを上手く暁と響にだな・・・」

雷「ちょっと待って!」

提督「?」

雷「話はわかったんだけど、イマイチ実感が湧かないのよね」

電「なのです」

雷「そもそも、普段は7.7mm機銃なのに興奮すると15.2cm単装砲になるとかどういうこと?」

提督「えーと、ごめんなさい見栄はりました。ほんとは12.7cm単装砲です」

電「浸水したわけでもないのに濡れるっておかしいのです」

提督「あのですね」

雷「というわけで、電っ」

電「はいなのです!」カチャリ

提督「あれ、どうして鍵かけてるのかなー……?」





48:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:32:28.12 ID:HOCoSYDWo


電「実物を見てみるのが早いと思うのです!」

雷「大丈夫!敵兵を救助した時に、念のため縛ったりしたから慣れてる!痛くないように縛るわね!」

提督「いつの間にか椅子に縛り付けられている…だと……!」

電「ベルトって難しいのです。こうすればはずれるかな…えいえいっ」

雷「さ、脱ぎ脱ぎしましょうねー」

提督「ちょ、おまえら、怒るぞ!やめろほんとに!!」

雷「うわ、ほんとだ、機銃がある」

電「不思議です…歩くのに邪魔になりそうなのです」

提督「うわーーー、やめろーー見るなーーー」

雷「じゃあ触ってみようかしら。って、うわっ!生き物みたい!」

電「あれ、ほんとにだんだん大きく…」

提督「やめてーー、ほんとにやめてーーーー」

雷「うわ、ほんとに単装砲だ!ふにゃっとして機銃っぽくないなーとは思ったけど」

電「大きくなると、ほんとに立派な単装砲なのです」

提督「うわーん、やめてくれー、見ないでくれー」

雷「確か、手で刺激したり、なめたりするのよね」

電「お姉ちゃんばかりずるいのです!わたしもやるのです!」

提督「うわーーーーん」






49:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:33:27.64 ID:HOCoSYDWo


提督「ぐすん、ぐすん、もうお婿にいけない…。お父さん、お母さん、俺は汚されました…」

雷「ほんとに不思議な単装砲ねー、これ」

電「発射したら、機銃に戻ってしまったのです」

雷「でも、今の機銃ならともかく、さっきの単装砲が本当に入るのかしら」

電「絶対無理なのです。お腹に穴が開いてしまうのです」

提督「しくしく……さっき話した通り、女の子は股間に穴があるだろ?」
提督「興奮するとそこが広がって、あとヌルヌル濡れて、ちゃんと入るんだ…しくしく」

雷電「ほへー」

電「お姉ちゃん、実はわたし、なんだか変な気持ちになってるのです…」
電「それでその、わたしのそこも、ほんとにその、濡れてるみたいなのです…」

雷「やっぱり電もそうなのね…。実はわたしもなの…。これは、愛の営みの準備が…」
雷「できているっていうことなのです!」

提督(なんだろう……更に雲行きが悪くなっているような…」

雷(LV98)「ここで愛の営みをすれば、もうケッコンすることになるのよね」
電(LV98)「きせーじじつなのです!」

提督「」

雷「じゃあ、早速また機銃を単装砲にしないとね!」

電「がんばるのです!」

提督「ま、まったまったまったーーー!」






50:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:45:47.33 ID:HOCoSYDWo


提督「これはほんとに気軽にしていいものじゃないんだ!ちゃんとケッコンしないと!」

提督「そ、そうだ!それにお前たちはまだLV99になってないだろ? だからまだ準備出来てないんだ」
提督「今無理にしちゃうと、大破…最悪、轟沈なんてことになるかもしれないぞ!」

雷「こ、怖いこと言わないでよね!」
電「はわわ、怖いのです」

提督「今日のところは、俺に心の傷を作ったところで勘弁してくれ……しくしく」

雷「? 変なの。大丈夫よ、わたしが居るじゃない」ほどきほどき

提督「ふー、やっと開放されたか…しくしく」

電「? よくわかりませんが、よしよしなのです」

提督「二人とも悪気がないのが本当にこまる…」

提督「それでな、暁と響にちゃんと説明して欲しいという話だが」
提督「説明はして欲しいが、さっきの行為は絶対に内緒だからな」

雷「?? どうして、せっかく実地でいろいろわかったのに」

提督「こういう行為はな、本来『秘め事』といって、内緒にして二人でこっそりやるんだ」
提督「何をしたーなんて、人に言うのは、すごく恥ずかしいことなんだぞ」
提督(そして最悪の場合、俺は憲兵さんによろしくされてしまう…)

電「不思議なのです」

提督「だから、二人が鳳翔さんの店で聞いたのも『たとえ話』だっただろ?」

雷「そういえばそうね。秘め事だから、具体的な話はしなかったということね」

電「具体的な経験とかお話はしてもらえなかったのです」

提督「な、だから二人とも、ちゃんと秘め事は守るんだぞ」

雷電「はーい」

提督「ぐったり」




52:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:56:09.63 ID:HOCoSYDWo

---翌日。提督執務室
バーン!(扉の開く音)

暁(LV98)「司令官!帰還したわよ!しっかりレベルアップしたし!」

提督「入室のしかたはともかく…おめでとう」

暁「なんだかね、潜水艦の気持ちがわかるようになって、いっぱい当ててきたわ!」

提督「死にかけたかいはあったのか…」

暁「これでやっと妹達に追いついたわ!」

提督「バケツ不足でお前だけレベルアップが遅れてしまって。辛かっただろう」
提督「できれば姉妹みんなで一緒にレベルを上げてやりたいんだが…不甲斐なくてすまん」

暁「そ、そんな、いいのよ!これでもうみんな揃ったんだし!」

ガヤガヤ

響「姉さん、レベルアップおめでとう」
雷「おめでとう!やったわね!」
電「おめでとうなのです!」

暁「ありがとうー!これでまたおそろいね!」

提督(姉妹仲良しで微笑ましい。やっぱり駆逐艦は癒される…)

雷「あとはみんなでLV99になるだけね!」

電「そしてみんなでケッコンカッコカリなのです!」

暁「そして、みんなで夜の営みね…。レディとしてしっかり、提督の単装砲をかわいがるわ!」

響「少し怖いけど、もう覚悟はできた。小破ぐらいなら泣いたりしないで耐えられる…」

提督「……ぇ?」

雷「LV99になったら夜の営みができるんでしょ? せっかくだからみんなで一緒にしたいわねって!」

電「昨夜4人で話して、4人共LV99になったら一緒にって約束したのです!」

響「一人でも平気だと思ったけど……やっぱりみんなと一緒だと心強いな…」

暁「お姉ちゃんとして、ちゃんとみんなをリードするんだから!」

提督「…どうしてこうなった?」

青葉(ぷるぷるぷるぷる)





54:◆8sA8xtnAbg:2015/03/09(月) 22:56:51.78 ID:HOCoSYDWo


提督倶楽部号外
『提督、ロリコン変態疑惑!』
 提督のケッコンカッコカリが注目されている昨今だが、予想もつかなかった方向に進展して
 いるようだ。なんと、幼い駆逐艦に手を出している提督が目撃されたのだ!
 駆逐艦と夜の営みの約束をするばかりか、姉妹全員とジュウコンカッコカリの約束をしている
 というから驚きだ!
 無垢な駆逐艦を騙し、自らの変態的欲求を満たそうとするのは許されることではない。
 提督を犯罪に駆り立てないためにも、しっかりした大人の女性が手綱を握ることが求められて
 いるのかもしれない。

加賀「提督、少しお話があります」
金剛「提督ぅー、子どもはダメネ!わたしがちゃ~んと、大人の魅力を教えてあげるネ!」
榛名「榛名は……だ、大丈夫です……」ひきっ
龍驤「ふふーん、やっぱりね。ウチはわかってたで!」
千歳「提督を間違った道からお救いしないと…」

わいのわいの…

提督「あ、青葉ぁぁぁっぁぁっぁあああああぁぁあ」


おしまい




67:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 19:46:01.25 ID:nBWSK95fo

---鎮守府内の怪しい部屋 夜

筑摩「それでは、AAI同盟(姉を愛する妹同盟)の緊急会合を開催いします」
筑摩「なお、同志大井さんは、北上さんと夜戦出撃中で欠席です」
筑摩「我らの追い詰められた現状を打破するため、みなさんで力を合わせましょう!」

筑摩「Love利根姉さん」
比叡「Love金剛お姉さま!」
山城「Love扶桑姉さま」
千代田「Love千歳お姉~」
龍田「Love天龍ちゃん」


筑摩「さて、議題は先日に引き続き『提督の魔の手からいかに姉を守るか』です」
筑摩「まずは現状報告から、各自お願いします」

比叡「ではわたしから、現状、報告、します…」

龍田「比叡ちゃん、元気ないわね~」

比叡「これは昨夜のことですが…」

---
金剛「比叡のブラッシングは、本当にGreatね!、キモチイイデース」

比叡「へへー!ありがとうございますっ!」
比叡(自然にお姉さまの髪に触れ放題のこの時間、まさに天国…!」

金剛「でも、もうすぐブラッシングも自分でしないとネー」

比叡「!!! どうしてですかっ。わたしは毎日OKなのにっ!」

金剛「ThankYouデース。でも、ケッコンして提督と暮らすようになったら無理ですからネー」
金剛「OH! Good idea!提督にしてもらえばいいのデース! 就寝前にゆっくりブラッシング…」
金剛(そのまま抱っこされてベッドに………。素敵デース!)

比叡「お姉さま…よだれ…」
比叡「提督……許しませんっ!許しませんっ!許しませんっ!」
---





68:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:00:42.78 ID:nBWSK95fo


千代田「姉との大切なスキンシップが奪われるなんて、なんてかわいそう…」

比叡「この時、※予想TO値は、101.5%でした…」
 ※TO値 提督汚染値。100%で一生を捧げるレベル。AAI同盟メンバーの気分で適当に数値化される。

筑摩「!!! そんな、100%を超えるなんて理論上ありえない…!提督は化け物なの…!?」

比叡「うう、金剛お姉さまぁぁぁ、行かないでー……」


筑摩「最初から気の重い報告でしたが、次に行きましょう…。山城さんお願いします」

山城「扶桑姉さまも…すっかり汚染されてしまいました…。先日のことですが…」

---
扶桑「山城、MVPおめでとう。LVも上がってすっかり立派な超弩級航空戦艦ね!」

山城「姉さま、見ててくれたのね…? ありがとう! もう誰にも欠陥戦艦なんて言わないわね!」

扶桑「ふふふ、もう火力だけなんて笑われることも無いわね。こんなに幸せでいいのかしら」

山城(ああ、扶桑姉さまの良い笑顔…!影のある笑顔も素敵だけど、やっぱりこっちのほうが!)

扶桑「こんなに幸せなのも、みんな提督のおかげね…。山城もちゃんと感謝するのよ?」

山城「も、もちろん感謝しています!」

扶桑「提督は本当に素晴らしい人よ? 不幸だ欠陥だと言われたわたしたちを、伊勢日向に負けない」
扶桑「これほどの航空戦艦(改二)に育ててくださって…」

扶桑(LV98)「ご恩返しに、わたしにできることなら何でもして差し上げたいのだけど……」
扶桑(できることならわたしのすべてを捧げたい……って、なんてはしたない!きゃぁ)

山城「姉さまが砲塔の代わりにお花(大量の)を背負って夢見る乙女モードに……」
山城「大切な姉さまが遠くに……不幸だわぁぁぁぁ」
---

山城「この時のTO値は…やはり大台超えの102.2%でした…ぐすん、不幸だわ……」

筑摩「そんな……100%超えが二人も……!」

ドヨドヨドヨ






69:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:06:38.51 ID:nBWSK95fo


筑摩「せ、静粛にお願いします。厳しい現実ですが、まずは報告を続けましょう。次は千代田さん」

千代田「はい…航空母艦千代田…報告します……」

---
千代田(千歳お姉の部屋に呼ばれた……二人の部屋でナニをするつもりなのっ!きゃー!)
千代田「お姉、来たよー」

千歳「千代田、いらっしゃい。さ、いろいろ用意してあるから飲みましょ!」

千代田(日本酒と焼酎がずらり…とことん飲むつもりかぁ…がっかり…)

千代田「あ、これ美味しい」

千歳「あ、千代田もこれが好き? 大吟醸天狗舞よ。提督もこれが大好きなのよー」

千代田「そ、そうなんだ…」

千歳「もうすぐ、3人で仲良く飲めるかと思うと、楽しみだわ。お酒の取り合いとかはダメよ?」

千代田「ぇ? 3人?」

千歳「だって、もうすぐ提督が千代田のお義兄さんになるんだから、そうしたら…ね?」
千歳「でも、提督に膝枕してもらうのはわたしだけよ? たとえ家族でも…ね?」
千歳(わたしは毎日提督の膝枕…。そしてわたしはお礼に…ご奉仕したり……うふふ……)

千代田「提督・・・そろそろトドメをさしちゃおっかなー!」

千歳「うふ、千代田ったら酔っ払っちゃって。攻撃するのは提督じゃないでしょ♪」

千代田「うわあぁぁぁぁぁ、艦爆隊、艦攻隊、出番よーーー!」
---





70:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:13:21.50 ID:nBWSK95fo


千代田「やっぱり大台超えで、予想TO値100.7%でした…。」

龍田「みなさん、もう提督と結婚する前提で考えてるのねー」

筑摩「そ、それを変えるのがこの会合の目的です!と、利根姉さんなんて…」

---
利根「うう、だめじゃ、さわるでないっ!」
利根「なぜじゃと? そ、それは…わ、吾輩のは、愛宕や高雄のように立派ではないっ!」
利根「大きさなど関係なく、吾輩のが一番じゃと……提督よ、そのような気障なセリフで…」
利根「こ、今度は見たいじゃと!なんという破廉恥な…。そ、そんな目をしてもダメじゃ!」
利根「し、仕方のないやつじゃな…。お、おぬしが初めてなのじゃぞ…。向こうを向いておれ」
利根「な! 脱がしたいじゃと! な、なんと…破廉恥すぎるぞ! ま、まぁそこまで言うなら…」
利根「あああーーーー!!!なんてな!なんてな!!(悶々)」

筑摩(妄想がどんどんエスカレートしてる…)

筑摩「こ、こ、こ、このままでは、利根姉さんの純潔が!提督に奪われてしまいますっ」
筑摩「と、止めなくては!止めなくては! 今からみんなで提督を闇討ちしましょう!!」

龍田「まぁまぁ、妄想でエッチなことするぐらいいいじゃない。みんなしてることよ?」

筑摩「だめですっ!だめですっ!」

龍田「ここにいるみなさんも、姉とエッチなことする妄想ぐらいするでしょ~?」

筑摩「!」
比叡「!」
山城「!」
千代田「!」

筑摩「で、でもイヤなんです~~~~」

千代田「その気持、すっごくわかるよ!」

筑摩「ううううう……。次は龍田さん、お願いします…」






73:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:25:01.46 ID:nBWSK95fo


龍田「天龍ちゃんも利根さんと全く同じパターンでね~」

---
天龍「お、俺を守りたいだと! 俺は強い、守られる必要なんてないっ!」
天龍「そりゃ、弱気になることもあるけど…なんで俺なんかを守りたいなんて!」
天龍「!!! ばっかやろう、からかってんじゃねぇ!」
天龍「ほ、本気なのか…、お、俺はガサツで、全然女らしくねぇ。そんなの信じられねぇ」
天龍「え……。ばか、突然なにを……ん……」
天龍「そ、そんな…。俺、信じていいのか…?」

龍田「天龍ちゃーん、一人でなにをブツブツ言ってるの~ニコニコ」

天龍「う、うわああああああ、龍田!いつからそこに!!」

龍田「『お、俺を守りたいだと!』のあたりからよ~」

天龍「!!!」

龍田「天龍ちゃん、まっすぐ迫られるのがいいのね~。確かに素敵よね~(ドSの微笑み)」

天龍「ご、誤解してんじゃねー!今のはそんなんじゃねー!」

龍田「妄想のお相手は誰だったのかな~。って、提督に決まってるわよね~」

天龍「!!!(疲労MAX並に真っ赤)」

龍田「提督に情熱的に迫られている妄想をして、にやにやしちゃってたんだ~」
龍田「とってもかわいいけど、妬けちゃうわ~。いっそ、代わりにわたしが迫っちゃう?」

天龍「う、う、う、うわぁぁっぁぁぁああ」

龍田「あらあら、天龍ちゃん、恥ずかしがり屋さんなんだから♪」
---

龍田「こんな感じでねー。内容は利根さんよりずいぶん大人しいけど、本気度はすごいわね~」

筑摩(ドSだ)
比叡(ドSです)
山城(ドS怖いです…)
千代田(いぢめられるのもちょっといいかも…)






74:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:31:06.22 ID:nBWSK95fo


筑摩「全員から報告頂きましたが、状況は最悪と言っていいでしょう!」

筑摩「この状況を打破するためには、もはや提督を亡き者にするしか無いかと思われます!」

千代田「異議なし!」
比叡「異議なし!」
山城「異議ありません!」
龍田「え~」

筑摩「龍田さんは反対ですか!?」

龍田「うーん、反対というかね。みんな、本気で提督を亡き者にとか考えて無いでしょ?」

千代田「そ、そ、そんなことないよ!」

比叡「そ、そうです、38cm連装砲が火を吹きます!」

山城「瑞雲さん、出番です!」

龍田「だってみんな、姉のことを除けば、提督が大好きでしょ~?」

千代田「そ、そんなことないよっ!」
比叡「ひえー! 何を突然!」
山城「い、いえ、そんな、すごく感謝なんて…してませんっ」
筑摩「な、な、な、何を根拠に!」

龍田「だってね~」

龍田「千代田ちゃんは、深夜に、提督に膝枕してもらってニコニコしてるし」
千代田「う゛、なぜそれをっ」

龍田「比叡ちゃんは、提督とウキウキランチして、次はTV収録見に行くデートみたいだし」
比叡「!!! ど、どうしてそれをっ」

龍田「山城さんは『提督も姉さまと同じくらいいい人だと思います…感謝してます…』って言ってたし
山城「!!! 聞かれていたっ! ふ、不幸だわ……」

龍田「筑摩さんは、最近、提督に触られても、嫌がるどころか『利根姉さんみたい』って嬉しそうだし」
筑摩「!!! そ、それは…」






76:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:40:03.29 ID:nBWSK95fo


筑摩「で、でも、だからといって、姉さんを提督に取られちゃうのは話が別です!」

千代田「そ、そうそう。千歳お姉はわたしとずっと一緒なんだからっ!」

山城「一人ぼっちになるのは…不幸すぎです……」

龍田「うーん、それでね~、わたしの提案は~」

龍田「姉と自分、二人まとめてケッコンカッコカリしちゃうっていうのはどう~」
龍田「そうすれば、三人で仲良く過ごせるわよ~」

筑摩「!!!」
千代田「!!!」
比叡「ひえー!」
山城「それは不幸……じゃないかも…?」

龍田「わたしはそれがいいわね~。天龍ちゃんと提督と仲良くしてるのを見るのも楽しいし~」
龍田「それに、さ・ん・に・ん・で♪ エッチなことするのも、とっても素敵そうだもの~~」

筑摩(ご、ごくり…ということはわたしも利根姉さんをすみずみまで…)
千代田(ということは、夢にまで見た、千歳お姉と夜戦で飛ぶことも…ハァハァ)
比叡(金剛お姉さまの白い肌、切なげな潤んだ目……はぁはぁ)
山城(扶桑姉さまの豊満な、どこまでも豊満な……ごくり…)

龍田「どお~?」

筑摩「そ、そうですね。提督への反逆は重罪ですし、龍田さんの案が現実的かもしれません」

比叡「そ、そうですね。主砲ぶっ放して鎮守府破壊するとまずいし!」

山城「そ、そうね、扶桑姉さまを悲しませないためにはそれが一番ですね」

千代田「ハァハァハァハァ」

龍田「じゃあ、ケッコンカッコカリは姉妹まとめてでお願いするということで~」

筑摩「では、明日からの作戦行動を具体的に検討しましょう!」






77:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:52:18.74 ID:nBWSK95fo


---翌日 提督執務室
バーーーン(扉が開く音)
ぞろぞろ

比叡「司令、おはようございます!」
山城「おはようございます、提督」
筑摩「提督、おはようございます」
龍田「提督、おはようございます♪」
千代田「提督、おはよう…」

提督「お、おはよう、朝から賑やかだな。千代田はなんか元気ないな」

千代田「昨夜はちょっとインスピレーションが湧いて、夜戦シミュレーションが忙しくて…」

提督「そ、そうか…。なんか大変だな…」

筑摩「提督、ちょっとお聞きしたいのですが、ケッコンカッコカリ用の指輪と書類は1組だけですか?」

提督(なんか嫌な予感……)
提督「あ、ああ。一つだけ戦果の褒美に支給されたからな」

筑摩「そうなると、LV99になったら、ほとんどの子はもう強くなれないですね…。ひどい…(チラ)」

山城「ケッコンカッコカリした子だけが強くなって、わたしは置いてけぼり…。不幸だわ…(チラ)」

龍田「強くなった天龍ちゃんに『龍田は足手まといだから置いてきた』なんて言われちゃうかも…(チラ)」

比叡「この先、深海棲艦がどんどん強くなって…LV99までのわたしたちは轟沈かな…(チラ)」

提督「ま、待て待て待て! 差別なんてするつもりはない、これまでどおりみんなで強くなろう!」
提督「ケッコンカッコカリも含めて、ちゃんと考えるから! な?」

比叡「さっすが提督!ちゃんと考えてくれているんですね!(計画通り!)」

山城「そういえば提督、提督倶楽部で読みましたが、第六駆逐隊の四姉妹とはまとめてケッコンされるとか…」

提督「!!! あ、あれは、あいつらがそう希望してるだけで、俺が言ったわけじゃないんだっ!(ダラダラ)」

山城「あら、言い訳なさらなくても…とても素敵なお考えだと思いますよ?」

提督「ぇ?」

山城「だって、姉妹なのに置いてけぼりなんてとても不幸だわ……。一緒なのが幸せです…ね?」

提督「あ、ああ。仲の良い姉妹ばかりだし、確かに一緒なのがいいのかもな(ダラダラ)」

山城「姉妹の気持ちを理解してくださるなんて、さすが提督ですね……(計画通り!)」

提督(あれ、なんかどんどん追い詰められてる気がするのはどうしてだろう…)






78:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:53:05.51 ID:nBWSK95fo


筑摩「現状、LV99より強くなるにはケッコンカッコカリしかないのに、必要なセットは一つだけ…」
筑摩「どうしたらいいのでしょう……(棒読み)」

提督「お金かかるけど買えるんだよ。だからお金さえあれば、理論上はいくらでも手に入る……よ?」

筑摩「まぁ、さすが提督! もうそこまで調べてあるんですね!」

提督「あ、うん、まぁ…」

筑摩「そうですかー、買えるんですかっ(計画通り!)」

龍田「じゃあ、提督はもう、購入用にしっかり貯金を進めてるのね~、偉いわ~」

提督「!!! え、いや別にそんな訳じゃ…」

龍田「以前『執務室と自室の往復ばかりで、お金を使うヒマがないから、貯まるいっぽうだ』」
龍田「なーんてぼやいてたけど、本当はこのために貯めていたのね♪」

提督「」

龍田「みんなでLV99になるのが楽しみね~♪(計画通り!)」

提督「」

青葉(駆逐艦のみならず……まさか提督が姉妹丼フェチだったなんて……)






79:◆8sA8xtnAbg:2015/03/10(火) 20:54:01.83 ID:nBWSK95fo


提督倶楽部号外!
『提督は姉妹まとめてがお好き?』
 提督の変態疑惑がさらに深まりそうだ。
 本日、提督は「ケッコンカッコカリは姉妹まとめてが望ましい、そのための資金は用意済み」
 といった意味合いの発言を、複数の艦娘を前にして断言。事実上の姉妹丼宣言だ。
 昨日は駆逐艦姉妹とのジュウコンカッッコカリ疑惑により、ロリコンの疑いが強くささやかれて
 いたが、どうやら年齢の問題ではなく姉妹丼のほうが重要だったようだ。
 提督が変態を貫くのか、誰かが彼を更生させるのか! 今後が注目される。

龍驤「提督…姉妹がいないウチは、いらない子なん……?」
島風「提督ひっどーい! 一人っ子差別はんたーい!はんたーい!」
 ※当鎮守府では島風はまだ一人っ子です
鳳翔「そうですか……そっちの問題だったのですか……」
明石「まぁ、ロリコンよりはまだこちらのほうが望みが…ある…かも?」


提督「ああああ、青葉ぁぁぁぁああ、いい加減にせえよぉぉぉぉ」


おしまい





92:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 11:32:52.98 ID:uxe1LQjdo


アドバイス頂いたことをなるべく活かして継続します。
皆様どうぞお付き合い下さい。

【ご注意】
この章は、北上・大井ペアの話です。
大井さんはボイス変更やアニメで、性格解釈がすごくもめているように思います。
自分なりの大井さん像にこだわりのある方は読まないことおすすめ致します。
なお、筆者の大井さん像は、旧ボイス・軽巡時代寄りです。

また、今回はシリアス分が多めです。ごめんなさい。

また、他の作品を参考にさせて頂いて、若干書き方を変えました。
・2行に渡るセリフは、無理に改行で区切らないことにします。
 →変な場所で勝手に改行が入らないように…と思ってのことでしたが、そんなことないようなので。

・早口なところ、みんなが一斉にしゃべるところは空行を入れないようにしていましたが、読みやすさ優先で、空行を入れることにしました。


筆者の環境(PCにて閲覧・JaneStyle)では問題なさそうですが、またご意見いただけると嬉しいです。





93:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 11:45:23.66 ID:uxe1LQjdo


-----AAI同盟の会合が行われていた頃  港

北上「いやー、おつかれおつかれ。夜のお仕事はつらいわ~」

大井「ふふ、北上さん、お疲れ様です♪」

北上「大井っちもおつかれ~。戦闘なかったから楽だったけどね~」

大井「でも、おかげで魚雷満載のまま。肩こりが大変です。こんな仕事をさせる提督には、この余った魚雷を撃ちこむしかないですね♪」

北上「大井っちもかぁ。もー、肩凝って大変だわ~」

大井「(キラーン!)あ、お部屋で肩もみしますよ♪」

北上「あー、嬉しいね~。お腹も空いたし、わたしの部屋行こ~」

大井「はいっ!おやつもお持ちしますっ!(ウキウキ) 提督執務室にあった、提督にはもったいないお菓子をくすねてきたのがあるんです♪」

北上「いいね~。じゃあ部屋いこー。駆逐艦'sもおつかれさまー、早く寝るんだよ~」

如月「もー、ひどい略し方~」

文月「おつかれさま~」

如月「あーあ、夜の任務はいやねー。髪は痛むしお肌は荒れるし。ちゃんとケアしないと寝れないわ~」

文月「おお~、如月お姉ちゃん、大人の人みたい。スキンケアっていうやつ~?」

如月「そうよ~。教えてあげるから一緒にやりましょ」

文月「わーい。でも起きてられるかなぁ……うとうと」


北上「仲良し姉妹、ほほえましくてかわいいね~」

大井「わたしたちも仲良し姉妹しましょ♪ ケアしますね♪」

北上「してもらってるうちに寝ちゃうよ~」

大井「ふふふ♪」






94:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 11:46:39.47 ID:uxe1LQjdo


-----北上の部屋

北上「ぁ~、生き返った~」

大井「喜んでもらえて嬉しいです♪」

北上「じゃあ、お腹も空いたし、つまみながらちょっと飲もうか! 前に隼鷹にもらった酒があったはず…(ごそごそ)」

大井(北上さんからお酒のお誘いなんて初めて!!)

北上「じゃ、かんぱーい!」

大井「かんぱ~い♪」

北上「ぷは~~~、パーッといこうぜ~。パーッとな!」

大井「北上さん、隼鷹さんのものまね上手です♪ 声までそっくり♪」

わいわい

北上「しっかしさー、ここ最近、鎮守府が大騒ぎで、みんな大変そうだなー」

大井「そうですね♪ 困った提督さんのせいで、大騒ぎしたり、青くなったり赤くなったり、みなさん大忙しです♪ ま、わたしたちはいつもどおりですけどね♪」

北上「そっかなー? そうでもないんじゃないかなー?」

大井「……ぇ……? まさか北上さん……」

北上「うんにゃー、わたしじゃなくて、大井っちがさ」

大井「えっ? わたしが……ですか? わたしはいつも通りですけど……」

北上「これだけ毎日一緒にいるとさー。わたしみたいなのでも、大井っちの様子が違うのぐらいわかっちゃうよー」

大井「………」






95:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 11:50:17.51 ID:uxe1LQjdo


北上「お酒の席だしさ、言いにくいことでも勢いで吐き出しちゃいなよ~。わたしだって聞くくらいならできるからさ~」

大井「北上さん、わたしのこと心配してくれてるんですね♪(キラキラ)」

北上「もちろんだよー。今の反応だって、ちょっと無理してるっしょ? やっぱ気になる~」

大井「あ……」

北上「いつもわたしを大事にしてくれてるじゃん。たまにはわたしに世話やかせてほしいな~」

大井「えっと……(ごくごく)」

北上「お、いい飲みっぷり! さ、もう一杯(トクトク)」

大井「頂きます…(こくこく)……ヒック」

北上「みんなと一緒で、提督のケッコンカッコカリのことでしょ~」

大井「そ、そ、そ、そうです!ヒック」

大井「北上さんが、わたしの北上さんが!提督とケッコンしちゃうんじゃないかって! 北上さんは他の子みたいに積極的にアタックしないけど、きっと提督のこと好きだって!ヒック!」

北上「そだねー、提督のことは好きだよー。だから、ケッコンカッコカリ申し込まれたら、喜んで受けるよ~」

大井「や、やっぱり! そんなの、そんなの……」

北上「でもさー、大井っち。提督がいきなりわたしにケッコン申し込むって、ほんとに思ってる…?」

大井「それは………………………思ってないです」

北上「だよねー、提督はきっと、最後は大勢とケッコンカッコカリすると思うけど、最初のひとりはきっとわたしじゃないよ」

大井「わたしも………………………そう思います」






96:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 11:51:21.33 ID:uxe1LQjdo


北上「やっぱりねー、大井っちもそう考えてると思った~」

大井「(ゴクゴク)……でもれすね、もしそんなことになったら、ぎょらいいっせいそうしゃで亡き者にしてやりますよ……ヒック」

北上「大井っちらしいや~。でも、だから変だなーって思ってたんだー」

大井「なにが変なのれすか……ヒック」

北上「普段の大井っちなら、もっともっと提督を追い回して魚雷ってやってるはずでしょ~? なのに、妙に大人しいじゃん。……なにか違う悩みなんだよね?」

大井「!!!」

北上「親友に隠し事はよくないぞー、さ、もっと飲んで飲んで(トクトク)」

大井「……(こくこく)………」


大井「……わたしも……ヒック……自分でよく分からないんですけど……」

北上「うんうん」

大井「最初はほんとに、提督と北上さんがケッコンなんて!!!ってカッとなって…魚雷撃つぞーって行って…」

大井「…でも、きっとそれは無いなーって……ヒック……安心して……」

大井「じゃあ提督は誰とケッコンカッコカリするかなーって考えて……ヒック」

大井「その誰かを特別に大事にして仲良くしてる提督……ヒック……もう北上さんに手を出す心配のない安心できる提督………ヒック………」

大井「それなのに……それを想像すると……ヒック……」






97:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 11:52:46.12 ID:uxe1LQjdo


北上「はは~、なるほどね~~~」

大井「なにがなるほどなんですかっ!…ヒック」

北上「この先はもっと飲まないと話せないでしょ。さ、もう一杯(トクトク)」

大井「も~、もったいぶって、なんれすかっ(ゴクゴク)ヒック」

北上「大井っちさー、提督とケンカしたり、わたしのこと取り合いしたりしてるけど、そういうの…………結構楽しいよね。ワイワイとさ」

大井「ヒック…楽しいにきまってるじゃないれすか……」

北上「大井っち、提督に結構ひどいこと言ったり、秘書艦仕事放り出してわたしのところに遊びに来たり…。でも、喧嘩しながらも結局許してもらってるよねー」

大井「そうれす…提督は、北上さん大好きで突っ走るわたしを、笑って許してくれるすてきなひとなのれす…ひっく」

北上「大井っちは、その大好きな提督が誰かに取られるのがイヤで不安なんだよね…?」

大井「そう、そうなのれすー! だれかとケッコンして、わたしの相手をしてくれない提督なんてみたくないのれす、さみしいのれす……ヒック」

北上「そうだよねー、さ、それを忘れるためにももっと飲もう!(トクトク)」

大井「(ゴクゴク)…もー、飲まずにはやってられないれすね、そもそもあの提督がー………」






98:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 12:03:31.44 ID:uxe1LQjdo


-----翌朝

チュンチュン…

大井(頭…痛い……あれ、なんで……わたしなにして……」

北上「ぐーーーー、ぐーーーー」

大井(あれ、北上さんが添い寝してくれてる……これって!朝チュン!朝チュン!!)

大井(って、その前に、このひどいお酒の匂いはなに……………お酒……?)

大井(そうだ、昨夜は北上さんが飲みに誘ってくれて…それで…どうしたんだっけ…?)

大井(とりあえず、換気して、朝ごはんつくって、北上さんを起こさなきゃ)

ガラガラ(←窓開けた音)

トントントン、じゅーじゅー、コトコト


大井「北上さん、起きて下さい、朝ですよ~。起きてくれないとチューしちゃいますよチュー!」

北上「んぁ~…大井っち~~。おはよー……」

大井「朝ごはんできてますよ♪ さ、顔洗って目を覚ましましょうね~」

北上「うー、わかった~」






99:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 12:04:33.12 ID:uxe1LQjdo


北上「いただきまーす」

大井「はい、召し上がれ♪ニコニコ」

北上「大井っち、頭とか痛くない?ゆうべはいっぱい飲んだからね~」

大井「す、すこし…。わたし、あんなにお酒飲んだの初めてです。北上さんは大丈夫なんですか?」

北上「わたしは、どれだけ飲んでも、寝るとすっきりしちゃうんだー」

大井「お酒に強いってカッコイイです♪」

北上「軽い二日酔いだろうから、お味噌汁とか飲むといいよ~」

大井「はい、ありがとうございます♪」

北上「やーでも、たまには二人で飲むのもいいねー」

大井「はい、とっても楽しかったです♪」

北上「そっかー、それなら良かった!悩みも吐き出せて、少しスッキリした?」

大井「あ……(そっか、酔った勢いでいろいろ……)」

大井「はい……(真っ赤)」

北上「そっかー、よかったよー。わたしからは見え見えのことなのに、必死に一人で悩んでるのみてらんなくてさー」

大井「!!! え、え、え、え…。見え見えって…ど、どうして……!」

北上「変なのー、やっぱり本人にはわからないのかなー」

大井「どういうことですかっ!」

北上「大井っちさー、提督と二人でいるとき、どんな話してる??」

大井「??? それはもう、北上さんの話に決まってるじゃないですか!大好きですからっ!」

北上「だよねー、そうだと思ってた~」

大井「?? それが何か…?」

北上「大井っちさー、わたしと居るとき、ずっと提督の話ばっかりしてるんだよねー」

大井「………あ…………」






100:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 12:05:42.39 ID:uxe1LQjdo


北上「朝ごはんごちそうさま~」

大井「お粗末さまでした♪ 昨夜はそのまま寝ちゃいましたから、わたしは一回お部屋に帰りますねっ」

北上「ほーい、今日は出撃無いし、わたしもお風呂はいって二度寝しよ…」

大井「くすくす。ゆっくり休んでくださいね♪」

北上「ほーい、おやすみ~」


大井「はぁー………。いろいろ整理できたけど…やっぱりモヤモヤしますね…」

筑摩「あ、大井さんいたいた。お部屋にいらっしゃらないのできっと北上さんのところだと思いました」

大井「筑摩さんおはようございます。昨夜は参加できなくてすみませんでした」

筑摩「いえいえ、出撃お疲れ様でした。昨夜の内容を簡単にお話して良いですか?」

大井「あ、じゃあわたしの部屋で…」


-----大井の部屋

筑摩「とまぁ、こういう議論の結果、このような方針となりました…」

大井「な、なるほど……」

筑摩「この後、計画実行のため、みなで提督執務室に行きますが、大井さんはご一緒しますか?」

大井「………わたしは議論に参加していませんし、今日はやめておきます…」

筑摩「そうですか…。では戦果を期待していて下さい!」

バタン


大井(そんな話になったなんて、びっくりしたなー……みんなどういう考えでそうなったんだろう…) コロン←ベットに横になった

大井(うーん…姉妹まとめてケッコンカッコカリかぁ…。北上さんとわたしは姉妹のような親友のような関係だけど……。なんだろう、しっくり来ない…)

大井(わたしは一体、どんな未来を望んでるんだろう……。北上さんも提督も大切……誰にも取られたくない……)

大井(ああ、だめ、寝る前にいろいろやらないとなのに……寝ちゃう……zzzz)






101:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 12:07:25.92 ID:uxe1LQjdo


-----???

北上「大井っち…大井っち…」

大井「あれ……北上さん、どうしたの?」

北上「大井っち……大好き……(ギュー)」

大井「え! あ、え! どどど、どうして突然……!」

北上「大井っちがかわいすぎるから、抱きしめずにはいられないよ…」

大井「(真っ赤)……そ、そんな……嬉しい、北上さん」

提督「おいおい、北上、大井の独り占めはずるいなぁ」

大井「あれ、提督さん、どうして……」

提督「抱きしめるのは取られてるから、唇は俺がもらうか…(チュッ)」

大井「え……あれ……キス……?」

北上「あ、提督ずるーい。わたしもー(チュッ)」

大井「あれ、あれ、え、え、え?」

北上「あー、もう我慢しないっ。えいっ…(押し倒し)……チュッチュッ」

提督「あー、北上せっかちすぎ」

大井「あ、あ、北上さん、だめだよ、提督が見てる……」

提督「見てるだけじゃないぜ。大井は北上と俺の二人のものだからな…当然参加だ」

北上「しょうがないなー。じゃあ二人で一緒に責めようか」

大井「え、そ、そんな、待って、まだ心の準備がーーーー」


ガバッ

大井「はぁはぁはぁはぁ」

大井「え、え……ゆ、夢……?」

大井「わ、わたしったら…なんて夢を……(真っ赤)」

大井「………………………」

大井「でも……でも……、見えた!わたしの進むべき未来が見えた!!」






102:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 12:08:39.43 ID:uxe1LQjdo


---提督執務室(AAI同盟が提督をハメたしばらく後)
バーーーン(扉が開く音)

大井「提督!!」

提督「今度は大井か……。入室するときは扉はちゃんとノックしてだな…」

大井「わたしと北上さんは姉妹のような親友だから姉妹丼は不可なのよ!」

提督「お、おま! なんだ、お前もグルなのかっ。いきなり何を言い出すんだ」

大井「何を言い出すも、大事なことです! わたしと北上さんと提督のケッコン生活のことなんですから!!」

提督「」

大井「わたしたちの理想の関係はこれです!!!」

大井「 提督 - 大井 - 北上さん 」

大井「つまり、提督と北上さんが、それぞれわたしと愛しあう関係!三角関係ではなくV字関係です!」

提督「」

大井「ですから、わたしとケッコンカッコカリして、北上さんと三人で仲良く暮らしましょう!」

提督「お、おまえな……、勝手なことを言うなぁぁぁぁぁ!」

大井「ちっ…この完璧な計画が理解できないなんて……魚雷……撃ち込みますよ?全弾?」

提督「露骨に脅迫するなぁぁぁぁぁあああっぁぁぁぁ」

ぎゃあぎゃあ


-----青葉の部屋(提督倶楽部執筆中)

青葉「はっ! ジャーナリストのカンが、スクープの予感を感じる…」

青葉「でも、今はこの記事を書き上げることが大事…!スクープよ許して…」



おしまい




103:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 12:11:00.83 ID:uxe1LQjdo

この章は以上となります。
注意書きにも書いた通り、この解釈の大井さんは好き嫌いが分かれると思いますが、どうぞご容赦下さい。

次は今夜投下予定です。

当初予定通りなら、あと2章+外伝話1で終了となります。

よろしければもう少しお付き合い下さい(o_ _)oペコリ




108:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 21:46:41.02 ID:uxe1LQjdo


続きになります。

【ご注意】
この章は如月と鈴谷が中心となります。ここでは、如月・鈴谷ともに、経験豊富風だけど実は無知で純情という設定です。お二人の性格解釈にこだわりのある方はご注意ください。

それでは始めます。




109:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 21:48:09.33 ID:uxe1LQjdo


-----睦月の部屋

文月「司令官のケッコンカッコカリ、すご~いもりあがってるね!」

卯月「だって、司令官のお嫁さんになれるんでしょ! うーちゃんも花嫁さんになりたいぴょ~ん!」

睦月「うーちゃん、みーんながそう思ってるからたいへんなんだよぉー」

如月「普段クールな加賀さんまでそわそわしてて、おもしろいね」

文月「お姉さんたちもみんないっしょうけんめいだし、あたしたちじゃ無理かなぁ~」

卯月「えー、ダメなのー? うーちゃん悲しいぴょん…」

睦月「わからないけど、ライバルがいっぱいだよ~。きれいなお姉さんがいっぱいいるもん」

文月「そうだよねー。あたしは自信ないなぁ~」

睦月「わたしたち姉妹で、お姉さんたちに対抗できるのは、如月ちゃんだけじゃないかな~」

如月「え~、そんなことないよ~」

文月「そうだね! 如月おねえちゃんは大人っぽいこあくま系なんでしょ~」

卯月「こあくまってなんかかっこいいぴょん!」

睦月「そうそう!前にね~、司令官が如月ちゃんにからかわれてるのを加賀さんが見ててね~。司令官、加賀さんに叱られてたよ~『小さな子にほんろうされて情けない』って」

文月「大人の男の人をほんろうしちゃうんだ~。おねえちゃんすごい!」

如月「ふふっ…。司令官がこどもっぽいだけよ♪」

卯月「か、かっこいいぴょん! わたしも大人っぽくするぴょん!」

睦月「ふみゅ、そのためにはまず『ぴょん』をそつぎょうしなきゃね~」

卯月「えええ! 卯月はいつもぴょんだぴょん!」

文月「うーちゃんのぴょんはかわいいよ~。こころがぴょんぴょんするよ~」

睦月「そういえばね~、今朝の提督倶楽部みたらね~。ケッコンカッコカリは、姉妹まとめてするって書いてあったよ~」

如月「わたしも見たよー。もう、司令官も好きなんだから♪」

卯月「みんなで一緒になんてうれしいぴょん!」

文月「じゃあ、如月おねえちゃんが司令官とケッコンしたら、わたしたちもみんなケッコンできるね~。楽しみ~」

睦月「いちばんケッコンに近いのはきっと如月ちゃんね!がんばってねぇ~」

如月「うふふ…じゃあ、大事な姉妹のために、ちょっと頑張ってみようかな~」






110:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 21:49:24.36 ID:uxe1LQjdo


-----少し後 如月の部屋

如月(ふう…、やっぱりあの子達もケッコンには憧れてるのね…)

如月(期待には応えたいとは思うんだけど…)

如月(わたしの小悪魔系は、あくまで『ふり』で…。実際は男の人とお付き合いしたこととか全くないわけで…)

如月(本とかで知った、ちょっときわどいことを言うと、司令官が慌てるのが楽しくて、ずっとそうやってきたけど…。いざお付き合いとかケッコンカッコカリってなったら…。どうなっちゃうんだろう)

如月(ケッコン申し込まれて、恋人になって……キスしたりとか……その、夜のこともしちゃったりなんてなったら……ちゃんと小悪魔っぽくできるか自信ないなぁ…)

如月(でも司令官は、如月のことをずっと小悪魔だと思ってた訳で、その小悪魔の如月にケッコンを申し込んで…。実はそれが『ふり』だなんて知ったら…騙されたって思うかな…)

如月(それに、小悪魔じゃなくなった如月じゃ、ほんとの天使や悪魔みたいに魅力的な大人の人たちには全然太刀打ち出来ないよね…)

如月(やっぱり、小悪魔系で上手に誘惑して……『ふり』がばれないように上手に…。でも、本で読んでもうまく出来る自信がないのよね…)

如月(そういう経験が豊富そうな人に、さり気なく聞いてみるのがいいかな…)

如月(鳳翔さん…は、ちょっと路線が違うよね。愛宕さんは……なんだか何もかも見透かされてるみたいで怖いし…)

如月(同じようなタイプで経験豊富っていうと、やっぱり鈴谷さんかな…。ちょっと頑張って聞き出してみちゃおうかな!)






111:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 21:50:42.95 ID:uxe1LQjdo


-----最上の部屋

熊野「まぁ、このお茶はとっても良い香り。最上さん、少し見直しましたわ」

最上「ボクじゃなくて、くまりんこが持ってきてくれたお茶だよ」

三隈「くまりんこの秘蔵のお茶ですわ♪」

熊野「それなら納得ですわ…。おいしい…」

鈴谷「もがみん、たまには姉妹でお茶でも、なんてどうしたの?」

最上「ああ、それそれ。今朝の提督倶楽部は読んだかい?」

鈴谷「あっはっは、傑作だよね!提督がどんどん変態扱い!」

熊野「わたしくも読みましたが…姉妹丼ってどういう意味でしょう…?」

鈴谷「あっはっは! それはねー、姉妹全員といっぺんにエッチなことすることだよ! 私たちでいえば、提督と、この4人で…ね?」

熊野「な、な、な、な、な、なんという破廉恥な!!! 不潔です変態です!!」

三隈「く、く、く、く、く、くまりんこ!くまりんこ!」

最上「あはっ! まぁ、また青葉さんの暴走だろうね!」

鈴谷「そうそう。あのヘタレの提督がそんなこと言う訳ないじゃん!」

熊野「な、なんだ、そうなのですか…。」

三隈「く、くまりんこ…。びっくりしましたわ…」

最上「おおかた、姉妹の一人だけとケッコンカッコカリすると不公平だから、姉妹全員と平等にケッコンするとか言ったんだと思うよ」

鈴谷「そんなところよね。ほんっと、おばかさんなんだから♪」

熊野「は、はぁ。では、その姉妹丼はともかく、姉妹みんなとケッコンというのは本当なのですか…」

三隈「確かに提督さんらしいですね。姉妹のなかで、ずっとあとからここに来たわたしも、今では同じレベルですし…。できるだけみんな一緒にって考えているんですね」

最上「ボクもそう思う。それでね…、この中の誰かが提督とケッコンしたら、残り三人もケッコンすることになるけど……それでOKか確認したくてね。それで集まってもらったんだ」

熊野「そ、そうですわね…そういうことになりますわね」






112:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 21:52:11.84 ID:uxe1LQjdo


最上「ちなみに、ボクはもちろんOK。提督のことは大好きだしね」

三隈「私ももちろん…。提督にはほんとに感謝してますし………く、くまりんこ」

熊野「わたくしも…まぁ、提督は洗練された殿方とは言えませんが……それでも素敵な方ですし…」

鈴谷「えー、わたしはどうしよっかなー」

最上「なんだ、鈴谷が一番、提督と仲がいいと思ったのに、違うのかい?」

三隈「いつも提督と仲良くおしゃべりしてて…うらやまくまりんこだったのですが…」

鈴谷「えー、提督が不器用でこどもっぽいから、ついつい、からかいたくなるだけよー」

熊野「そのやりとりをされているのが、お二人ともとっても楽しそうに見えてますのに…」

鈴谷「え、提督もわたしも楽しそう…?」

最上「ああ、二人で良い笑顔で冗談言い合って、お似合いだなって思ってたよ。ちょっと妬けるくらいにね」

鈴谷「そ、そっか、提督もわたしの魅力に参っちゃってたか! もー、わたしも罪な女ね♪」

最上「ま、だからボクの予想では、この中でケッコンカッコカリを最初に申し込まれるのは鈴谷だね。だから、ボクたちはその時におまけでケッコンかな」

熊野「おまけ扱いとはひどいですわ」

三隈「提督はきっとおまけなんて思わないですわ。みんなまとめて優しくまりんこしてくれます」

最上「うん、きっかけは鈴谷だけど、ボクたち4人まとめてかわいがってくれるさ」

熊野「か、かわいがる…(ドキドキ)」

三隈「く、くまりんこ…(くまくま)」

鈴谷「え、ちょ、ちょっと待って。わたしと提督は馬鹿な冗談言い合ってるだけで、ほんと、なんでもないんだよ? いきなりケッコンとかそんな、わかんないよ」

最上「青葉さんの予想でも、鈴谷は『大本命組』だったよ。まぁ、いち早くLV98になってたしね」

熊野「わたしたち姉妹の意思は問題ありませんでしたし、申し込まれたら受けて頂いて大丈夫ですわよ」

三隈「だいじょうぶくま! …これでは球磨さんとかぶってしまいますね」

鈴谷「あ、え、う、うん、わかったわ。ま、提督がどうしてもって言ってきたら、しょうがないから受けてあげようかな!」






113:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 21:53:54.39 ID:uxe1LQjdo


-----少し後 鈴谷の部屋

鈴谷(正直言えば嬉しい。にやけちゃうくらい…)

鈴谷(で、でも、ケッコンとなったら…。提督だって男な訳だし、当然あんなことやこんなことをするわけだけど…)

鈴谷(わたしも、ビデオで見ただけで経験なんてまるでなし…。モザイクの向こう側は何も知らないんだよねー)

鈴谷(ギャルっぽい言動で提督とじゃれるのが楽しくてずっとやってきたけど…。提督的には、わたしは『遊んでるギャル』だよね…)

鈴谷(だから、ケッコンなんてしたら…提督も堅物だけど相当なむっつりスケベだと思うし…)

鈴谷(エッチ慣れした私には、どんな要求でもして良いって思って………。きっと、きっと……、あ、あんなこととか……そ、そんなことまで………)

鈴谷(そんな、いきなりそんなこと……で、でも実は経験ないってバレたら困るから、無理でもやらなきゃ……恥ずかしくて死にそう……)

鈴谷(そんな!そんな要求してくるなんてどんな変態よ! う、うそ、わたしそんな……)

鈴谷(はぁはぁはぁはぁ……ああ!)

鈴谷(ぐったり)

鈴谷(zzzzz)


………

提督「鈴谷…、もしかしてお前……経験ないのか?」

鈴谷「な、何言ってるのよ!そ、そんなわけないでしょっ」

提督「はぁ…。がっかりだな。せっかく他の艦娘とは違う遊べるギャル系だと思ってたのに、騙されてただけだとは…。そうじゃないなら、もっと魅力的な艦娘はいくらでもいる」

鈴谷「え………?」

提督「無理な要求を聞いてくれる子も、もっとスタイルが良い子も、小さな子も、よりどりみどりだ。お前である必要はないな。じゃあな」

鈴谷「そ、そんな。待って……待ってーーー!」

………

がばっ!

鈴谷「はぁはぁ。ゆ、夢ね…。」

鈴谷(うう、こんな夢見るなんて。やっぱり、後ろめたくて怖いんだ、わたし…)

鈴谷(実際、ちゃんとエッチなことできるか、正直自信ないし……。くそー、せめてモザイクがなければもっと勉強できるのに……)

鈴谷(で、でも、バレるわけにはいかない! ビデオがないならせめて、実地経験がある人に詳しく聞くしかない…)

鈴谷(でも誰に……。鳳翔さんは…うう、さすがに聞きにくい。他にそういう経験がありそうな人というと……愛宕さんや龍田さん…? うう、どっちも、弱みを握られたら怖そうね…)

鈴谷(駆逐艦の子なら口止めしたら黙っててくれそうかな…? しっかりものの雷ちゃんとか…? って、経験あるわけないよね…。そだ、如月ちゃんなら!間違いなく経験ありそうっ)

鈴谷(まずは探りをいれて…。場合によっては、恥を偲んでレクチャーしてもらうしかないかも…)

鈴谷(うう、自業自得とはいえ情けない~~)






114:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 21:54:59.52 ID:uxe1LQjdo


-----鳳翔さんのお店

鈴谷(もしかしたら会えるかなと出てきたけど、ちょうど一人でうろうろしてる……。誰か探してるっぽいけど、声かけてみようかな)

鈴谷「おーい、如月ちゃーん」

如月(あ、ナイスタイミング!向こうから声をかけてきてくれた!)

如月「あ、鈴谷さん。こんにちはっ」

鈴谷「暇してるんだけど、お姉さんとお茶でもしなーい?」

如月「うふふ、ええ、喜んで」

鈴谷「ナンパ成功♪」

如月「ふふふ」

鈴谷(ナンパされてなんという落ち着き……、やっぱりこの子は経験豊富ね…)

如月(流れるような誘い方…本当に慣れてるのね…)

鈴谷「ちょっとゆっくりお話したいから、飲み物はそうだねぇ…、ちょっと甘めのコーヒーとかでいいかな?」

如月「はい、お任せします」

鈴谷「では、鳳翔さん、ハニーカフェオレを2つお願いします」

鳳翔「あらあら、珍しいご注文ですね」


鳳翔「はい、お待たせしました」

如月「良い香り…。それに甘い…。飲みやすくて素敵ですね」

如月(ナンパから飲み物のチョイスまで…流れるような…すごい…)

如月「ふふ、こんな素敵なナンパして、わたしのことどうしちゃうつもりなんですか♪」

鈴谷(うお、小悪魔スマイル…。ナンパされるのもおごられるのも当たり前という笑顔…。一体どれほどの場数を踏んでるのかな…)

鈴谷「うふ、ここまでは成功だね♪ このまま落としちゃおうかな♪」

如月(そんな、ナンパしたその場でそこまで…。恋愛ってそんなスピードなの…?)






115:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 22:04:28.34 ID:uxe1LQjdo


-----1時間後

鈴谷「じゃあ、お互いに相手のことを過大評価してただけなのね…」

如月「そうみたいですね…」

鈴谷「じゃあ、ここだけの話、如月ちゃんもほんとに経験ゼロ…?」

如月「そうです。そういう鈴谷さんも…ゼロなんですよね?」

鈴谷「うん…、デートすらしたこと無い…」

如月「とてもそんな風に見えませんでした…」

二人「はぁ……」


如月「鈴谷さん、本当に経験豊富に見えていましたが…、一体どうやって知識とか経験をつまれたのですか?」

鈴谷「わたしはほとんど女性誌かなー。それで、そのギャルっぽい言動をするとね、提督がなんかドギマギするから、それが楽しくて…つい癖にねー。如月ちゃんは?」

如月「わたしはティーンズ雑誌ですね…。小悪魔系メイクとか好きで…。それで、メイクに似合う小悪魔風の言動をすると、提督がなんか緊張するのが楽しくて…つい癖に…」

鈴谷「このへんも同じかぁ…。あのさ、じゃあその……エッチなことは……?」

如月「そ、それは…。ティーンズ雑誌って、大体エッチのHowToコーナーがあったり、あとは読者のエッチな体験投稿コーナーがあって、それで…」

鈴谷「そ、そっか。わたしはビデオでいろいろ見たけど、どうにも…」

如月「!! ビデオなんてあるんですか!?」

鈴谷「う、うん。でも肝心な部分が隠されちゃってるんだけど…。見てみる?」

如月「は、はい。よろしければぜひっ」

鈴谷「あ、じゃあわたしも、如月ちゃんの読んでた雑誌とか見せて~」






116:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 22:07:37.20 ID:uxe1LQjdo


-----2時間後 鈴谷の部屋

如月「なんというか…こう……文字で読むのと違って生々しいですね……」

鈴谷「なんというか、こう…心理描写とか赤裸々にかかれると……生々しいわ…」

如月「でも、すごく勉強になりました。こんなに激しく動くものだなんて…」

鈴谷「ううん、こちらこそ。ビデオと違って、実際はいろいろ失敗とかあるみたいね…」

二人「はぁぁぁ……」

鈴谷「もし、もしも、ケッコンしちゃったら…。ちゃんとできるか…提督の期待にこたえられるか…不安なの…。おかしいでしょ? 普段からエロいこといって提督をからかってるのにさ」

如月「わたしもです…。わたしはほんとは、第六駆逐隊の子たちみたいに、提督に甘えてなでてもらって自然に一緒にいられるような…そんな関係に憧れるんです。でも、きわどいこと言って提督をからかってきちゃったから…いまさらそんなの無理だし…」

鈴谷「今更だけど…どうしてこんなことになっちゃったんだろ…」

如月「はぁ……」

鈴谷「とりあえず気分変えに、もう一度お茶飲みに行こっか?」

如月「はい…」






119:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 22:33:21.93 ID:uxe1LQjdo


-----鳳翔さんのお店

二人「はぁぁぁぁ………」


鳳翔「はい、おごり。元気でますよ?」

如月「ホットミルク…これもはちみつ入り…」

鈴谷「甘い…。鳳翔さん、ありがとう…」

鳳翔「昼間からずっと二人で熱心に話し込んで、二人してしょんぼりして…どうしちゃったの?」

鈴谷「いやー、ケッコンなんて騒ぎで、ちょっとブルーなんですよ!あははぁ」

如月「カッコカリなんだし、そんな大騒ぎすることじゃないんですけどね…ふふ」

鳳翔「あらあら、経験豊富な風にしてたのに、実は経験がなにもなくて、いざケッコンが見えて慌てたり落ち込んだりしてるのかと思ったけど、違ったのかしら♪」

二人「!!!」

鈴谷「え、ど、どうして…?」

鳳翔「提督は肝心なところが抜けてるから気がついてないけど、知ってる人はみんな知ってるわ♪」

如月「そ、そんなに見え透いていましたか?」

鳳翔「見え透いているもなにも…。二人とも、この鎮守府の工廠で生まれて、そのままここに居るんだもの。提督以外の男性と出会う機会すらないでしょ?」

二人「あ・・・」

鳳翔「それで…? 改めて聞くけれど、なにを落ち込んでいたの?」

鈴谷「いえその…言われたとおりです……」

如月「提督から経験豊富だと思われてるのに、ケッコンして、実は経験が無いってばれたらどうしよう…って」

鳳翔「あら、そんなことで悩んでいたのですか」

ガタン

鈴谷「そ、そんなことって!! わ、わたしにはとても深刻で……!」

鳳翔「落ち着いて…? そうね、まずゆっくりミルクを飲んで?」

鈴谷「そ、そんな、わ、わたしはっ!」

鳳翔「いいから…ね? 如月ちゃんも」

如月「はい…」






120:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 22:35:17.25 ID:uxe1LQjdo


鳳翔「どう、落ち着いた?」

鈴谷「は、はい…。ごめんなさい、大きな声だして」

鳳翔「わたしの方こそちょっと言い方がわるかったですね。そもそも悩む必要が無いって言えば良かったかしら」

如月「悩む必要がない…ですか?」

鳳翔「ええ、今から証明しますね。まず、お二人共、落ち着いて静かな心で目を閉じて」

鈴谷「え、は、はい」

如月「は、はい」

鳳翔「そうしたら、自分の目の前に提督が立っているところを思い浮かべて…」

鳳翔「提督は、まっすぐにあなたの目を見て、あなたとケッコンしたい。そう言ってる」

鳳翔「あなたは、そんな提督に何を伝えたい…?どんな話をしたい…?」


鈴谷(……ありがとう。嬉しい。でもわたしは経験豊富なギャルのフリして、いつもあなたをからかったりしてた…。でもそのやりとりが楽しくて…そんなにふざけてたわたしを大事に育ててくれて…。でも本当は全然なにも知らなくて…それでも許してくれる…?)

如月(嬉しいです…。ちょっとエッチなことを言うとすぐ動揺する司令官がかわいくて…。でも本当は何も知らなくて…。エッチなことより、ただ一緒に静かに散歩したりするほうが大好きなんです…。そんなわたしでも良いですか…?)


鳳翔「じゃあ、あなたの提督は…。そのあなたの話を聞いて、怒ったり、離れていったり…そんなことをする人かしら………?」

………

鈴谷「あ、あれ、なんで泣いてるの、わたし……ぐす」

如月「ぐすん…ぐすん…」

鳳翔「あなたの知っている提督は…なんて言っていた…?」

鈴谷「……ぐす…俺も大概鈍いなって…、にかって笑って…俺も経験ゼロだから、じゃあ早速ゼロからはじめるかって冗談めかして……ほんと馬鹿…気を使っちゃって…ぐす」

如月「気が付かなくてすまなかった……ぐすん…寂しい思いさせてごめんな、これからゆっくり散歩行こうって……司令官は全然悪くないのに慰めてくれて…抱きしめてくれました……ぐすん」

鳳翔「ね、心配する必要なんてないでしょ?」

鈴谷「はい、ほんとでした…。悩んでたのが馬鹿みたい…」

如月「鳳翔さん、ありがとうございました…」

鳳翔「さ、また温かい飲み物でも作りましょうか♪」





121:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 22:36:10.74 ID:uxe1LQjdo


-----夜 鳳翔さんのお店

愛宕「見てましたよ。鳳翔お母さん、お疲れ様です♪」

鳳翔「ふふ。わたしもそんな歳ではないのに、ここにいるとすっかりお母さん気分になってしまいますね」

愛宕「お気持ち、とってもわかりますわ♪」

鳳翔「よろしければ、久し振りにご一緒しますか? コトン(←日本酒)」

愛宕「ええ、喜んで♪」


-----同時刻 鈴谷の部屋

鈴谷(ほんと…空回りしてバタバタして…馬鹿みたい…)

鈴谷(あああああぁぁぁ、恥ずかしい………バタバタ)

鈴谷(でも、でも、もう不安は無い…。鳳翔さん、ほんとにありがとう…)

鈴谷(あとは…、提督の気持ち…。提督は誰にケッコンを申し込むんだろう…)

鈴谷(最近、なんとなく提督を避けちゃってたし、明日は提督のところに行こっと!)



---同時刻 如月の部屋

如月(ふふ、ほんと、何を悩んでだんだろう…)

如月(鳳翔さん、ありがとう。今日はゆっくり眠れそうです…)

如月(司令官のことばっかり考えていたら、すごく会いたくなっちゃった…。明日は朝から会いに行こう…)






122:◆8sA8xtnAbg:2015/03/11(水) 22:38:01.54 ID:uxe1LQjdo


-----翌朝 提督執務室

ガチャ

提督「………鈴谷、なんで俺の椅子に座ってるんだ…?」

鈴谷「あ、提督、おっはよーん」

提督「ああ、おはよう。てか、なんで朝っぱらから鈴谷がいるんだ…?」

鈴谷「いやー、ケッコン問題でお疲れの提督をからか…じゃなかった、手伝おうと、今日の秘書艦を志願してきました!」

提督「てめぇ…本音が駄々漏れしてたぞ…」

鈴谷(ふふふ、そうそう、これでいいんだよね)

鈴谷「まぁまぁ。こうして、提督の椅子に、わたしの暖かさと香りをつけて、朝から元気にしてあげようって、早速秘書っぽい仕事がんばってるんだから~♪」

提督「お、おまえなぁ…」

ガチャ

如月「失礼しまぁ~す♪ 司令官、おはようございます。あら、鈴谷さん、おはようございます♪」

鈴谷「おはよー! あらら、考えることは一緒だったか♪」

如月「うふ♪ そうみたいですね」

提督「おはよう如月。お前ら仲良かったんだなぁ」

如月「あらあら、お二人ほどではないわぁ~。そんな、朝から一つ椅子に二人で座るなんて…」

提督「な! そんなことするかっっっ!」

如月(うふふ、このままでいいんですよね…)

鈴谷「そうそう提督!昨日、もがみんと、くまりんこと、くまのんと話してさ~。みんなで姉妹丼おっけーだって!よかったね~♪さ、いつでもケッコン申し込んでいいからね!姉妹了解済みっ!」

提督「お、おま、なんてことを!」

如月「ふふ…うちの姉妹でもその話をしましたよ。みんな提督のお嫁さんになりたいそうです♪ 無垢な少女9人で姉妹丼ですよ~。提督の体が持つか、今から心配です♪」

提督「そ、そんな罪なことするかぁぁぁ。第一、そんなことを言う『無垢な少女』がどこにいるぅぅぅ」

鈴谷「今日は秘書艦二人にからかわれるんだね…。提督も大変だね☆」

如月「幸せすぎて泣いてしまうかもですね♪」

提督「お、おまえら、からかうのもいいかげんにせええぇぇぇぇぇぇぇえええぇぇ」



おしまい




129:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 17:58:19.60 ID:93J4sf83o


―― 夜 鳳翔さんのお店

愛宕「うふっ、でも鈴谷さんと如月ちゃんは本当に可愛かったわ~」

鳳翔「本人は必死なんですよ。でも……わたしもそう思います♪」

愛宕「『恋は盲目』ですね~」

明石「あれ、お二人でお酒ですか。いいですね~」

鳳翔「明石さん、お疲れ様です♪ ご一緒にいかがですか?」

明石「ぜひっ」

愛宕「さ、まずは一杯どうぞ~」

明石「ふぁー、幸せです~」

鳳翔「ふふ、最近、ケッコンカッコカリ問題で大騒ぎですけど、明石さんは変わりませんね」

明石「いえー、もう、無茶な出撃を繰り返す人がいて大変ですよ! 加賀さんとか瑞鶴さんとか…。すこし心配です」

愛宕「あらあら、そのしわ寄せが明石さんにいってるのね。大変ね~」

鳳翔「お疲れの明石さんには、とっておきをお出ししますね♪」

明石「うわぁ、灘の生一本ですか!なんて贅沢~幸せ~~」






130:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 17:59:11.51 ID:93J4sf83o


愛宕「ケッコンカッコカリ問題で忙しいのは大変だけど、明石さんは他の子みたいに、赤くなったり青くなったりはしてないのね~」

明石「あ、あははは! それはまぁ、わたしも憧れないこともないですけど……。でも、提督がああですから……」

鳳翔「ああ……明石さんはちゃんとわかってしまっているのですね」

愛宕「ほんとー、真面目なのも堅物なのも良いけど、もう少しロマンもほしいわよね~」

明石「提督にとっては多分、ケッコンカッコカリって『限界突破アイテム』みたいなものなんでしょうね」

鳳翔「実際そのようなものですが、でも「ケッコン」とついてしまっている以上、女としてはそう簡単なものではないですね」

愛宕「まぁ、この大騒ぎで、少しは女心を思い知るとよいわねぇ~」

鳳翔「ふふふ…、そうですね、少しは女心を勉強していただかないと♪」






131:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:00:28.09 ID:93J4sf83o


明石「提督って、本当にマメに、修理状況を確認しに来るんです。誰かが怪我していないか、疲れていないか…。いつもいつも気にされてます……」

鳳翔「ふふ、提督らしいですね……。提督は艦娘みんなを大事な家族…もしかしたら娘みたいに感じているのかもしれないですね」

明石「先程も、加賀さんや瑞鶴さんを心配して様子見に来て…。二人に詰め寄られて逃げ帰ってましたけど♪」

鳳翔「ふふふ親の心子知らずって感じでしょうか♪」

愛宕「自分は相手のことを想っているのに、その相手は、自分のことを家族とか娘のようにしか見てないって、カチンと来るのはわかるわぁ~」

明石「しかも、自分たちがなぜ怒っているかわかってくれないのが、また腹立たしいみたいで……♪」

鳳翔「優柔不断は罪ですね♪」


愛宕「提督は艦娘みんなが大切で、どうせ全員とケッコンカッコカリするってわかっているから、わたしはイマイチもりあがらないのよね~」

明石「みんな、なんとなくそれは感じていても、やっぱり一番になりたい!っていう気持ちが強いみたいです。必死に頑張りすぎていて心配ですけど……」

鳳翔「ふふふ、その頑張りも、あまり報われそうにありませんけど♪」

愛宕「提督のことだもん、どうせ『一人とケッコンすると不公平だから、指輪を一定揃えてからまとめて』とか『機械的に、LV99になった子から順番に』とか言い出すわよ~」

明石「少なくとも、最初の指輪を特別に誰かに!っていうのは想像ができないですね♪」

鳳翔「そんなロマンチックな事があるなら、わたしもがんばるんですけどね♪」

愛宕「ま、頑張った子たちががっかりするのを慰めるのが、わたしたちの役割になりそうね~」

明石「鳳翔お母さんと、愛宕お姉さんですね! わたしは心の修理は専門外ですからお任せします!」






132:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:01:36.67 ID:93J4sf83o


―― 同時刻 提督執務室

赤城(さすがに……緊張する……そんなわけないってわかってるのに……)

コンコン

赤城「赤城、参りました」

提督「ああ、すまんな、入ってくれ」

ガチャリ

赤城「失礼します……あ……」

翔鶴「赤城さん、こんばんは……」

提督「すまんな、二人とも、夜分に呼び立てて」

赤城「ぷっ……。ふふふ……、あははははは」

翔鶴「うふふ……くすくすくす……」

提督「な、なんだ二人とも……いきなり笑って、なんか変なこと言ったか、俺?」

翔鶴「全く困った提督ですねー、赤城さん」

赤城「あははは……ほんとですねー、翔鶴さん」

提督「な、なんだよ二人とも……」

赤城「にぶーい提督でもわかるように、ちゃーんとお話しましょう。今、鎮守府はケッコンカッコカリ問題で大騒ぎです。呼ばれた理由もその件ですよね?」

提督「あ、ああ、関係あると思う」

翔鶴「この大騒ぎって、要は『提督が誰とケッコンカッコカリするのか』っていう話でもめている、これはお分かりですね?」

提督「ああ、イマイチ納得できないけど、どうやらそうらしいというのはわかってる」

赤城「そんな中、こんな夜更けに、『内密で一人で来てくれ』なんて呼び出されたらねー」

翔鶴「そんなことは無いと思いつつ、まさか?もしかして?なーんて考えてしまいますよ」

提督「あ、ああ……そういう……ものか?」

赤城「で、来てみたら翔鶴さんがいるし」

翔鶴「あ、やっぱりこういうオチなのね、って感じで、つい笑ってしまいました。ごめんなさい、お話の前に」

赤城「謝る必要ないですよー。紛らわしい提督が悪いですっ!」

提督「は、はぁ、なんかすまない」

翔鶴「ふふふ……」






133:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:02:38.62 ID:93J4sf83o


翔鶴「わたしたちが呼ばれたのは、瑞鶴と、加賀さんのことですよね?」

提督「ああ、よくわかるな。そのとおりだ」

赤城「わからないほうがおかしいです。二人に、無茶な出撃をやめるように説得してくれっていうことですよね?」

提督「そうなんだ。俺が言っても、なんか二人とも怒ってしまって、全然聞いてくれなくてな」


赤城「……提督は……あの二人がなぜ無茶な出撃を繰り返すか、考えましたか?」

提督「それは……早くLV99になって、ケッコンカッコカリをしようとしているから、だよな……?」

翔鶴「その答えでは20点しか差し上げられませんね。それが何故なのかをおっしゃっていただかないと……」

提督「それは……、ケッコン指輪には限りがあるから、早くしないとケッコンできなくなってしまうから……かな?」

赤城「35点。ケッコンできないとイヤだー!って必死になるのは何故っ!」

翔鶴「ここだけのお話にしますから、どうぞ思ったことを正直に話して下さい」

提督「……わかった。……これは自意識過剰かもしれないが……、その……俺のことが好きだから、なんとしてもケッコンしたいと頑張ってくれている……?」

翔鶴「うーん、ぎりぎり50点でしょうか。提督にしてはよくがんばりました♪」

提督「な! こ、これでも50点なのかっ!」

赤城「まぁでも、提督が好きだっていう気持ちが伝わっただけでもよしとしないとですよ!」

翔鶴「そうですね、あの不器用な二人も、少しは報われたかもしれませんね」






134:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:04:30.44 ID:93J4sf83o


赤城「あの二人はよく似てるんですよ。二人が聞いたら『そんなこと無い!』って叫びそうですけどね♪」

提督「ああ、そうだな。確かに似ている」

赤城「『好き』とか『愛してる』とか、そういうのを上手に口に出せないところとか……」

翔鶴「そういう時に、頭に血が上って、逆にきついこと言ってしまって、後ですごく後悔するところなんかも似てますね」

赤城「上手に口に出せないから、必死にがんばって愛されようとしちゃうのかなあ」

翔鶴「そういう点では、瑞鶴は、瑞鳳ちゃんが羨ましいみたいですよ。やわらかくて可愛らしくて、自分が愛されてるって自然に信じられて……」

赤城「加賀さんは、口には出さないけど金剛さんが羨ましいみたいですね。自分の気持ちを迷いなく相手にぶつけていける積極性と明るさとかが……」

提督「二人とも、あんなに『できる女』なのに、瑞鳳や金剛を羨ましいとか…不思議なもんだな」


赤城「さて、結論ですが、加賀さんを止めるのは、わたしでは無理だと思います」

翔鶴「同じく、瑞鶴を止めるのはわたしには無理ですね」

提督「お前たちでもだめかぁ……困ったな」

赤城「……提督、これまでのお話聞いてましたか? 止められるとしたら提督しかないっていう結論なんですけど」

翔鶴(うんうん)

提督「えっ?」

赤城「だーかーらー! 二人とも提督が大好きでケッコンを申し込まれたい。でも性格的に、積極的にアピールしたり口に出したりできない、これはOKですかっ!?」

提督「お、おーけー(怖い)」

翔鶴「誰よりも早くLV99になってしまえば、『LV99になったから』という理由でケッコンを申し込まれる可能性がでてきます、OKですか!?」

提督「お、おーけー(こっちも怖い)」

赤城「だから……、二人の必死の出撃は……。言うなれば、提督へのプロポーズみたいなものなんですよ……」

翔鶴「だから、あの二人を……瑞鶴を……安心させて、無茶をやめさせられるのは提督だけなんです……わかってあげて下さい」


提督「あ……う……、正直、俺も自信ない……。だけど、二人の話は良くわかった……と、思う。ありがとう……よく考えてみる」





135:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:05:51.59 ID:93J4sf83o


―― 深夜 提督私室

提督(これまで、少しづつ仲間が増え、みんなで少しずつ強くなり、そして少しずつ前進してきた……)

提督(ここまで辿りつけたみんなを誇りに思う。だが、戦いはまだまだ続く……。だから、これまでどおり、少しずつみんなで前進して行きたい……)

提督(だが、まさかこんな問題に直面するとは……。ケッコンか。あくまで『カッコカリ』だし、レベル上限開放契約みたいなものだと思っていたんだが……)

提督(しかも、俺に好意をもってくれて、特別な意味でケッコンを意識してくれるとか……。俺も男だ、嬉しくないわけがない)

提督(でもなぁ……。じゃあ大勢とケッコンして、その相手とはあれこれし放題か? どんなハーレムだよ! 俺にはそんな甲斐性はないよ……)

提督(結局のところ、ケッコン相手を一人に絞ることはできない。ケッコンしたところで夫婦として特別な関係を築くつもりもない。あくまでカッコカリだからな)

提督(し、しかし……。『ケッコンしたんだから遠慮しないで……?』とか迫られたら……)

提督(俺、絶対我慢できる自信無いぞ!)

提督(い、いや、落ち着け俺。まずは現状の把握と解決だ)

提督(今の問題は、ケッコンカッコカリを意識しすぎて、様々な無茶な行われていることだ。俺は何があっても艦娘を一人たりとも死なせたくない。まずは無茶を止めなければ)

提督(それを止めるためには……俺が何とかするしか無い、そうだったな)

提督(無茶が行われるのは、LV99到達競争が行われているからだ……。要はそれが終わればいいんだ)

提督(よし、明日、全員に集まってもらって、きちんと話をしよう)

提督(大丈夫だ、あいつらならきっとわかってくれる……)






136:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:07:30.71 ID:93J4sf83o


――翌日 鎮守府大広間

がやがやがやがや

霧島「えー、テステス、マイクテス」

青葉「録音準備おーけーでーす。録画も準備できてまーす」


鳳翔「全員集合とは、なかなか思い切りましたね」

提督「いえ、結局みんな、青葉のバカがまき散らした情報に振り回されてるわけですから。全員にちゃんと伝えれば落ち着くかなと」

愛宕「うふふ、そう上手くいくかしら~♪」

提督「い、いぢめないでくださいっ。何とかしますよ」


霧島「提督、マイクおーけーです。いつでもはじめられます」

提督「ありがとう。では早速……」


提督「あーあー」

提督「みな、突然すまない。今日は皆に、今後のことで伝えたい大事な事があって集まってもらった」

提督「伝えたいのはケッコンカッコカリのことだ。みな、青葉の『バ・カ・!』が広めたおかしな情報に振り回されていることと思う」

どっ(笑)

青葉「ひ、ひどいですよ~~」

提督「やかましいっ! 順番に説明するから静かに聞いて欲しい」


提督「俺達は今、安定した戦いができていて、仲間を一人も失っていない。しかし、戦いはまだまだ続く。この先も同じように戦っていけるとは限らない」

提督「だから、俺もみんなも、少しずつでも強くなって行きたい……そう思っている。……誰も失わないために」

しーん……

提督「だが、知っての通り、LVは99で打ち止めだ。我が鎮守府所属艦のレベルは、ほとんどがLV97以上。もう限界が近づいている」

提督「だが、提督と艦娘がケッコンカッコカリという契約をすることで、LVは150まであげられる。まだ強くなることができるんだ」

提督「これからも戦いぬくために……。俺は、このケッコンカッコカリは絶対に必要だと思っている。だから……俺は、全員とケッコンカッコカリをするつもりだ」


どよどよどよどよどよどよ………

愛宕「予想通りすぎてつまらないわー」

鳳翔「ふふ、他のみなさんもそういう顔ですね♪」





137:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:08:31.57 ID:93J4sf83o


提督「もちろん、イヤだという相手に無理強いはしない。また、ケッコンという名はついているが、あくまで『強くなるための契約』だ。ケッコンの名のもとにあれこれ強制したりもしない」

提督「それから、ケッコンカッコカリに必要なケッコン指輪は1つしか無い。少しずつ購入していくが、全員分揃うのはかなり先になる」

提督「とりあえず以上だ。これでもう、ケッコンのために大騒ぎしたり無茶をしたりというのはなくなると思うが、どうかそのつもりでいて欲しい」


龍田「あーあ、提督はやっぱりわかってないですね♪」

提督「へ?」

龍田「お話はよくわかりましたよー。とても納得です。でも、そのお話で、みんなが落ち着くなんてとてもとてもですよ♪」

提督「え、だって全員とケッコンカッコカリするんだぞ? それでいいんじゃないのか?」

龍田「だって~♪ 『どういう順番で』ケッコンするのかがわからないじゃないですか~」

愛宕「みんな、最初の一人になりたいんですよ♪ だから、最初にLV99になるとか、最初に既成事実とか、みんないろいろ考えてるんじゃないですか♪」

提督「あ、すまん、最初の一人はもう決めてるんだ。だから、他の誰かが先にLV99になっても、待ってもらうことになってしまう。すまんな」


愛宕「え?」

龍田「え?」

鳳翔「まぁ!」

金剛「OH!」

加賀「!」

瑞鳳「やん♪」

全員「えええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」






138:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:09:03.87 ID:93J4sf83o


提督「ど、ど、どうした、何がどうした!?」

鳳翔「い、意外です。提督に本命がいたなんて……」

愛宕「え、ええ。びっくりしました。そんな素振り少しもなかったのに……」

提督「え、本命?」

青葉「なんで今まで教えてくれなかったんですか! 空前のスクープだったのにっ!」

明石(一人だけ特別扱いなんて……もしかして……わたし……だったりして……)

龍田「これは大事件ね~。血の雨が降るかもしれないわね~♪」

提督「な! 縁起でもないこと言うな! なんでそんなことが……」

龍田「ほんとよ~♪ ほら、まず最初の惨劇がそこに♪」

提督「ぇ?」






139:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:09:46.56 ID:93J4sf83o


大井「てい……とく…さん……?」

提督「お、大井。なんか目が怖いけど、ど、どうした……?(びくびく)」

大井「百歩譲って、他の子ともケッコンカッコカリするのはしかたないですね……。お話はよく分かりました……」

提督「あ、ああ。譲ってもらえたならよかった(びくびく)

大井「……でも……最初の一人は……当然……わたしですよ……ね?」

提督「え、あ、えっと」

金剛「ヘーイ!提督、こっちネー!」

提督「うわ(だだだっ)」

金剛「大丈夫ネー、最初はみんな怒っても、すぐワタシたちのこと認めてくれるネ! 一番お似合いなんだから当然ネ!」

提督「え、えっと……」

加賀「逃がしません」

金剛「へぶっ(転ばされた)」

加賀「提督……(腕引っ張る)」

提督「え、えっと…」

瑞鶴「提督さん、捕まえた!(反対の腕)」

加賀「放しなさい。提督が困っているわ」

瑞鶴「あなたこそ! 提督さんはわたしと話したいんだから!」

加賀「寝言を言っていないで、さっさと放しなさい(ぎゅうぎゅう)」

瑞鶴「わからない人ねっ(ぎゅうぎゅう)」

提督「左右から引っ張らないで……ち、ちぎれる……」

加賀「提督が苦しそうよ、提督が大切なら早く放しなさい」

瑞鶴「それはあなたの方よ! 提督さんを苦しめないでっ」

提督「大岡裁きかっ!」






140:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:10:39.91 ID:93J4sf83o


雷「司令官、苦しそうね。よしよし、わたしがついているわ!」

電「司令官さん、お話があるのです」

提督「あ、ああ。見ての通り苦しみ中だが、なんだ?」

響「わたしたちは4人まとめてケッコンという約束をしてしまったんだ」

暁「だから、悪いんだけど、まず指輪4つ揃えてからにしてね!」

雷「最初の1人じゃなくて、最初の4人になっちゃうけど、しょうがないわ!」

加賀「放しなさいっ(ぎゅー)」

瑞鶴「そっちこそ放せ~(ぎゅー)」

提督「ち、ちぎれ……る……」

??「そこまでだ!」ドーン!

提督「げほげほ、助かった…」

長門(LV35)「提督……、すまない、わたしが遅れたばっかりに」

提督「い、いや、助かった、ありがとう、長門」

長門「いや、そのことではない」

提督「へ?」

長門「わたしがもっと早く配属されて、もっとレベルが上がっていれば、みなを待たせることもなかったのだが……。わたしはまだLVが低い。99になるまで皆を待たせてしまうな」

金剛「後発に遅れは取らないネー!(ドーン)」

長門「ぐはぁ」

提督「と、とりあえず逃げる~~~~」(だだっ)

金剛「Oh!提督、どこいくネー!」


ぎゃーぎゃーぎゃー!






141:◆8sA8xtnAbg:2015/03/12(木) 18:11:37.45 ID:93J4sf83o


提督「ほ、鳳翔さん……助けて……」

鳳翔「大切なことを黙っていた罰です♪ 皆さんの気が済むまで取り合いされて下さい♪」

愛宕「ほら~、みんなすごい勢いで向かってきてますよ~♪」

提督「死んじゃう! 今日が俺の命日になります!」

龍田「ほらね~♪ 血の雨が降るって言ったでしょ~。て・い・と・く・の♪」

提督「ど、ど、どうすればいいんだー!」

鳳翔「簡単ですよ。その『一人目』を発表してしまえばいいんです♪」

愛宕「みんなー、提督がその一人目を発表するってー」

ピタ

愛宕「ほら、みんな静かになったでしょ♪」

青葉「はい、マイク良し、インタビュー準備よし!」

提督「え?」

青葉「さて、では改めまして司令官にお聞きします! ケッコンカッコカリの最初の指輪、わたす相手はもうお決まりだそうですね?」

提督「あ、ああ。もうだいぶ前から決めてあったが…」

どよどよどよどよ……

青葉「さて、それではこの場で発表していただきましょう! そのお相手は!」

提督「え、いや、そんな、こんな風に発表することじゃ…。なんか緊張するし」

青葉「はい、司令官、見えますかー? みんな殺気立って、武器をこっちに向けてますねー」

提督「ひぃっ」

青葉「今更逃げられるなんて思わないでくださいねー。さ、諦めてどうぞ……。あ、理由もちゃんとね♪」

提督「はぁ……、わ、わかった。仕方ない……」

提督「俺が選んだ人は……」



おしまい



2018/09/17(月) /  SS TB(0) CM(0)

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プロフィール

ノワール

Author:ノワール
最近オセロニアはまってます。
あと猫好きです。猫可愛いですよね?
課金力はデレステと
パズドラに入れてます。
財布がヤバい・・・


Twitter:@Airtos25

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